JP2016186806A - 入力デバイスセット及び複合入力デバイスセット - Google Patents

入力デバイスセット及び複合入力デバイスセット Download PDF

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Abstract

【課題】多くの固有情報を識別でき、かつ操作性に優れた入力デバイスセットを提供する。
【解決手段】タッチパネル9に載置され、個別に識別可能な複数の入力デバイス11、29が集合して成る入力デバイスセット1であって、入力デバイス11、29は、基体から突出してタッチパネル9に座標を入力する接触子を備える。前記接触子は、タッチパネル9の載置面7に接触して前記座標を入力する接触面と、該接触面にあり、該接触面の重心を含む座標認識領域とを有し、前記座標認識領域が、入力デバイス11、29同士において、互いに重ならないように配置され、前記接触面の領域が、少なくとも2の入力デバイス11、29において、重なるように配置されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、タッチパネルに座標情報を入力する入力デバイスセット及び複合入力デバイスセットに関する。
複数の接触座標を検出するタッチパネルを備えた端末が知られている。この様なタッチパネルとしては、例えば、静電容量の変化を検出する静電容量方式のタッチパネルがある。
また、タッチパネルに載置され、タッチパネルに座標を入力するための入力デバイスセットが特許文献に記載されている。この入力デバイスセットは、"あ"、"い"、"う"、"え"、"お"・・・の固有情報が付与された入力デバイスが複数個集合したものであり、固有情報が集合してひらがな等の体系を成している。各入力デバイスは、その底面にタッチパネルの載置面に接する複数の接部を備えている。この接部は、底面を所定の領域毎に区分けして成る複数の区分領域から選択された所定の区分領域内に配設される。入力デバイス間において接部の配置パターンは異なっている。端末は、接部の配置パターンによって入力デバイスを識別し、その入力デバイスに付与された固有情報を取得することができる。
ここで、タッチパネルに座標を入力するには、指先等の所定面積の接触面がタッチパネルの載置面に接触する必要がある。このため、固有情報の数を増やす場合には、入力デバイスの底面の面積を拡張して上記区分領域の数を増やす必要があり、これに伴って入力デバイスの形状も大きくなる。しかし、入力デバイスの操作性を考慮すると、入力デバイスは片手で扱える程度の大きさが好ましい。例えば、子供が入力デバイスを使用する場合には、極力入力デバイスを小さくする方が良い。よって、従来の入力デバイスでは、固有情報の数を増やすことと、入力デバイスの操作性の両立が困難であった。
特開2012−99093号公報
本発明は、多くの固有情報を有し、かつ操作性に優れた入力デバイスセット及び複合入力デバイスセットを提供することを目的とする。
本発明の入力デバイスセットは、タッチパネルに載置され、個別に識別可能な複数の入力デバイスが集合して成る入力デバイスセットであって、
前記入力デバイスは、基体から突出して該タッチパネルに座標を入力する接触子を備え、
前記接触子は、前記タッチパネルの載置面に接触して前記座標を入力する接触面と、該接触面にあり、該接触面の重心を含む座標認識領域とを有し、前記座標認識領域が、入力デバイス同士において、互いに重ならないように配置され、前記接触面の領域が、少なくとも2の入力デバイスにおいて、重なるように配置されていることを特徴とする。
また、本発明の入力デバイスセットは、前記接触子が、基準接触子と識別接触子とから成り、
前記識別接触子は、前記基準接触子に対する該識別接触子の座標認識領域が、入力デバイス同士において、互いに重ならないように配置され、前記基準接触子に対する該識別接触子の接触面の領域が、少なくとも2の入力デバイスにおいて、重なるように配置されていることを特徴とする。
さらに、本発明の入力デバイスセットは、前記基準接触子が、前記基体に複数個設けられたことを特徴とする。
さらにまた、本発明の入力デバイスセットは、前記基準接触子が、前記基体の3カ所に設けられたことを特徴とする。
本発明の複合入力デバイスセットは、上記の入力デバイスセットを複数備え、
前記各入力デバイスセットを構成する入力デバイスの基準接触子の配置位置は同一であり、各入力デバイスセット間では基準接触子の配置位置が異なることを特徴とする。
また、本発明の複合入力デバイスセットは、前記各入力デバイスセットに異なる体系の固有情報が付与されることを特徴とする。
本発明は、少なくとも2つの入力デバイスにおいて、識別接触子の接触面の領域が重なるように配置されている。このため、入力デバイスの対向面を拡張することなく、識別接触子の配列パターンをより多く設けることができる。すなわち、本発明の入力デバイスセットは、多くの固有情報を有することができ、かつ操作性に優れている。また、接触面の面積を縮小する必要がないので、接触面の認識率も高い。
本発明の実施の形態を示す斜視図である。 本発明の他の実施の形態を示す斜視図である。 入力デバイスを示す斜視図である。 入力デバイスを示す斜視図である。 入力デバイスの底面図である。 他の入力デバイスの底面図である。 一の入力デバイスと他の入力デバイスの識別接触子の位置関係を示した図である。 入力デバイスをタッチパネルに載置した状態を示す側面図である。 本発明の入力デバイスセットが用いられる端末のブロック図である。 端末の処理部のフロー図である。 識別接触子の配置パターンを示した図である。 本発明のさらに他の入力デバイスの底面図である。 本発明のさらに他の入力デバイスの使用例を示す図である。
本発明の入力デバイスセット及び複合入力デバイスセットを説明する。なお、本明細書において、各図にわたって示される同じ符号は同一または同様のものを示す。
本発明の入力デバイスセット1は、図1に示すように、タッチパネル9を備えた端末3に用いられる。この端末3は、例えばタブレット端末であり、表示パネル5(図9)と、この表示パネル5に積層され、載置面7に接触する複数の接触子の座標を示す信号を出力する、いわゆるマルチタッチ式のタッチパネル9と、このタッチパネル9からの座標情報を受信し、表示パネル5を制御する処理部39(図9)を備えている。本実施例の端末3は、静電容量方式のタッチパネル9を備えたものである。
本発明の入力デバイスセット1は、タッチパネル9に載置され、個別に識別可能な複数の入力デバイス11が集合したものである。各入力デバイス11には固有情報が付される。この固有情報は、例えば"あ"、"い"、"う"、"え"、"お"・・・のひらがな、"A"、"B"、"C"、"D"・・・のアルファベット、"0"、"1"、"2"、"3"、"4"・・・の数字の情報、この情報に関連する画像情報、及び/又は音情報等である。また、固有情報は、車、船、飛行機、電車等の乗り物の情報等であっても良い。この固有情報は、後述するように、端末がタッチパネル9に載置された入力デバイス11を識別することにより、表示パネル5に表示される。表示される固有情報は一定のものに限定されず、適宜変更可能である。すなわち、後述する端末の記憶部が固有情報を変更可能に記憶している。これにより、例えば、犬の絵が表示された入力デバイス11を載置した場合に、この犬の絵を表示したり、図2に示すように"dog"を表示したり、"犬"と表示することもできる。
この入力デバイス11は、基体13に形成され、タッチパネル9に座標を入力する識別接触子Dと基準接触子A,B,Cを備えている。(図4〜図6)
基体13は、例えば図3及び図4に示すように立方体形状である。この基体13の形状は、立方体形状に限定されず、円柱形状、多角柱形状等や、円錐台、多角錐台の錐台形状であってもよい。また、入力デバイス11に付与された固有情報が示す形状に成形されたものであってもよい。例えば、固有情報"A"が付与された入力デバイス11の基体13は、"A"を立体的に成形したものであっても良い。この基体13は、対向面17と、把持部19を備える。
基体13の対向面17は、図4に示すように、タッチパネル9の載置面7に対向して設けられる。対向面17の形状は特に限定されないが、代表的には方形である。この形状は方形に限定されず他の多角形、又は円形であっても良い。方形及び多角形の形状には角に丸みを帯びたものも含まれる。本実施例の対向面17は電気導電性を有する。この対向面17は、例えば、樹脂にカーボン等の導電材を混ぜてなる導電性樹脂から形成される。また、対向面17は、後述する把持部19、識別接触子D、基準接触子A,B,Cと共に一体成型しても良い。
基体13の把持部19は、使用者が把持する部分である。例えば、把持部19は、図3及び図4に示すように対向面17の周縁から立設して設けられた基体13の側壁21に形成されている。また、使用者が把持し易いように、把持部19は側壁21を凹状に形成して成るものでも良い。さらに、本実施例の把持部19は電気伝導性を有し、対向面17と電気的に導通している。
識別接触子Dは、図4及び図5に示すように、対向面17から突出して形成されており、タッチパネル9の載置面7に接触する接触面23を先端に有するものである。識別接触子Dは、各入力デバイス11を識別するためのものであり、各入力デバイス11の対向面17の面内において、識別接触子Dは互いに異なる位置に配置される。識別接触子Dは、対向面17から円柱形状に突出して形成されているが、これに限定されず多角柱形状、錐台形状であっても良い。なお本願発明において、載置面7に接触するとは、載置面7に貼り付けられたシートに接触することも含まる。また、タッチパネル9に座標が入力される程度に接触面23が載置面7に近接していることも含まれる。
基準接触子A,B,Cは、図4及び図5に示すように、対向面17から円柱状に突出して形成され、タッチパネル9の載置面7に接触する接触面25を先端に有する3つの基準接触子A,B,Cから成る。基準接触子A,B,Cの形状は円柱状に限定されず、多角柱形状、錐台形状であっても良い。また、基準接触子A,B,Cの配置位置は特に限定されないが、一の入力デバイスセット1を構成する各入力デバイス11において、基準接触子A,B,Cは同一の位置に配置されている。載置された入力デバイス11の姿勢を安定させるため、基準接触子A,B,Cは対向面17の縁部に形成するのが好ましい。また、この基準接触子A,B,Cは、各接触面25の重心を頂点とする二等辺三角形を形成するように配置されるのが好ましい。
識別接触子D及び基準接触子A,B,Cの接触面23,25は、タッチパネル9が接触を認識するために必要な面積を有している。この接触面23,25の形状は円形であるが、これに限定されず、多角形等であっても良い。また、本実施例の接触面23,25は電気伝導性を有しており、この接触面23,25は対向面17及び把持部19と導通している。
また、識別接触子D及び基準接触子A,B,Cの接触面23,25内には、図5に示すように、接触面23,25の重心を含む座標認識領域a,b,c,dを有している。この座標認識領域a,b,c,dは、タッチパネル9に対する識別接触子D及び基準接触子A,B,Cの接触座標として、端末3の処理部39に認識され得る領域である。すなわち、座標認識領域a,b,c,dは、処理部39が各接触面23,25の重心として認識する誤差の範囲である。座標認識領域a,b,c,dの範囲は、タッチパネル分解能や処理部39の処理等、使用する端末の性能に応じて、拡大、縮小、又は変
形する。なお、本願において接触面23,25の重心とは、接触面23,25の外形が円形又は正多角形においては、接触面23,25の中心である。また、接触面23,25が歪な形状の多角形等においては、その多角形等の形成する領域に一定の厚みを与えた場合の質量中心を多角形の接触面23,25の重心という。
ここで、識別接触子Dは、一の入力デバイスセット1を構成する全ての入力デバイス11において、基準接触子A,B,Cに対する座標認識領域dが、互いに重ならないように配置されており、かつ、識別接触子Dは、少なくとも2つの入力デバイス11において、基準接触子A,B,Cに対する接触面23の領域が一部重なるように配置されている。
具体例を図6及び図7に基づいて説明する。図6は、他の入力デバイス29の対向面17、基準接触子A,B,C、及び識別接触子E(以下、他の識別接触子Eという。)の接触面23,25を示したものである。なお、一点鎖線で示すのは上記入力デバイス11(以下、一の入力デバイス11という。)の識別接触子D(以下、一の識別接触子Dという。)の接触面23である。他の入力デバイス29の基準接触子A,B,Cの配置位置は一の入力デバイス11と同一である。図7は一の識別接触子Dの接触面23と他の識別接触子Eの接触面23の拡大図を示したものである。図7に示すように、一の識別接触子Dと他の識別接触子Eは、各接触面23の一部が互いに重なり、かつ、一の識別接触子Dの座標認識領域dと他の識別接触子Eの座標認識領域eが重ならないように配置されている。この一の識別接触子Dと他の識別接触子Eの配置位置の違いに基づいて、一の入力デバイス11と他の入力デバイス29は判別される。さらに、端末による識別精度を向上させるため、一の識別接触子Dの座標認識領域dと他の識別接触子Eの座標認識領域eの外縁は、基準接触子A,B,Cの座標認識領域a,b,cの半径以上離れていることが好ましい。
上記の構成を備えた入力デバイス11が、タッチパネル9の載置面7に載置されたとき、図8に示すように、識別接触子Dの接触面23がタッチパネル9の載置面7に接触する。これにより、タッチパネル9は識別接触子Dの座標を示す信号を出力する。また、基準接触子A,B,Cの接触面25もタッチパネル9の載置面7に接触し、タッチパネル9は3つの基準接触子A,B,Cの座標を示す信号を出力する。本実施例においては、識別接触子D及び基準接触子A,B,Cの接触面23,25がタッチパネル9の載置面7に接することにより、接触位置におけるタッチパネル9の静電容量が変化する。この静電容量の変化に伴う信号の変化を解析して、識別接触子D及び基準接触子A,B,Cの座標が得られる。
次に本発明の入力デバイスセット1が用いられる端末3について説明する。この端末3は、例えばタブレット端末であり、上記の通り、表示パネル5、タッチパネル9、及び入出力部37を介して表示パネル5とタッチパネル9と通信可能に接続された処理部39を有しており、さらに記憶部41を備えている(図9)。
記憶部41は、識別接触子Dと基準接触子A,B,Cの距離情報(以下、識別接触子距離情報という。)を固有情報に対応付けて記憶する抽出テーブル43を有している。この記憶部41は、例えば、端末3内に設けられた外部メモリである。識別接触子距離情報は、例えば、識別接触子Dと基準接触子A,B,Cの各接触面23,25の重心間距離である。また、記憶部41は、基準接触子A,B,Cの各接触面25の重心間の距離情報(以下、基準接触子距離情報という。)を記憶する領域(基準接触子距離記憶領域45)を有しても良い。
処理部39は、記憶部41と通信可能に接続されており、タッチパネル9から出力される信号を受信して座標を特定する座標特定手段47と、この座標に基づいて、識別接触子Dと基準接触子A,B,Cの距離を求め、この距離に基づいて、載置された入力デバイス11の固有情報を記憶部41から抽出する抽出手段49とを備えている。この処理部39は、中央処理装置である。
処理部39が入力デバイス11の固有情報を取得する流れを説明する。取得方法は、図10に示すように、座標特定ステップ(S01)と、抽出ステップ(S02)が含まれる。
座標特定ステップ(S01)は、座標特定手段47がタッチパネル9から出力される信号を受信して、この信号が示す座標を特定するステップである。このステップにより得られる座標情報は、各座標認識領域a,b,c,d内に含まれる点(以下、Pa、Pb、Pc、Pdという。)の座標である。
抽出ステップ(S02)は、抽出手段49が、座標特定ステップ(S01)で得た座標に基づいて識別接触子D及び基準接触子A,B,Cの距離を算出し、この距離情報を記憶部41に記憶された距離情報と比較して一致度の高い距離情報に対応した固有情報を抽出する。
この抽出ステップは、例えば、距離算出ステップ(S02a)、認定ステップ(S02b)、検索ステップ(S02c)とから成る。
距離算出ステップ(S02a)は、抽出手段49が、座標特定ステップ(S01)で得た各座標間の距離(Pa‐Pb、Pa‐Pc、Pa‐Pd、Pb‐Pc、Pb‐Pd、及びPc‐Pd間の距離)を算出するステップである。
認定ステップ(S02b)は、これらの算出値を記憶部41に記憶された基準接触子距離情報と比較するステップである。これにより、算出値に含まれる各基準接触子間の距離(Pa‐Pb、Pa‐Pc、Pb‐Pc間の距離)と、算出値に含まれる基準接触子‐識別接触子間の距離(Pa‐Pd、Pb‐Pd、Pc‐Pd間の距離)とが認定される。
検索ステップ(S02c)は、この基準接触子‐識別接触子間の距離を抽出テーブル43の距離情報と比較し、一致又は最も近似している距離情報に対応して記憶された固有情報を検索するステップである。
上記のステップにより、タッチパネル9に載置された入力デバイス11の固有情報が抽出される。
処理部39は、図9に示すように、画像についての固有情報を表示パネル5に表示させる表示制御手段51と、音についての固有情報をスピーカー31等から出力する再生手段53を備えている。表示制御手段51は、抽出ステップ(S02)で得た固有情報である画像Bを、図1に示すように、表示パネル5に表示する。この表示位置は、例えば、載置された入力デバイス11の近傍である。また、音再生手段53は、抽出ステップで得た固有情報である音"ビィ"を、スピーカー31から出力する。
本発明の入力デバイスセット1は、図6及び図7に示すように、入力デバイスセット1を構成する少なくとも2つの入力デバイス11,29において、各識別接触子D,Eは、各接触面23の領域が一部重なるように配置される。図11は、入力デバイスセット1を構成する複数の入力デバイスの識別接触子の配置パターンを破線で示したものであり、このように対向面17の面積を拡張することなく、識別接触子の配列パターンをより多く設けることができる。すなわち、本発明の入力デバイスセット1は、多くの固有情報を有することができ、かつ操作性に優れている。また、接触面23,25の面積を縮小する必要がないので、基準接触子A,B,C、及び識別接触子Dの接触面23,25の座標の認識に優れている。なお、図11に示した配置パターンは一例に過ぎず、他の配置パターンを採用しても良い。
ここで、各入力デバイス11に設けられる識別接触子の数は1つに限定されず、複数個であっても良い。識別接触子を複数個設けることにより、対向面の面積を拡張することなく、識別接触子の配列パターンをより多く設けることができる。
また、本発明の入力デバイス11に設けられる基準接触子の個数は限定されず、基準接触子は1つであっても良い。また、基準接触子を複数個設けてもよい。
例えば、2つの基準接触子A,Bを方形の対向面17の角部に設けてもよい。この場合には、2つの基準接触子A,Bに対する識別接触子Dの距離情報(識別接触子距離情報)が得られる。よって、上記基準接触子が1つの場合に比べると、より多くの識別接触子Dの配列パターンの組合せを同一対向面17内に設けることができ、より多くの固有情報を付与することができる。また、載置された入力デバイス11の姿勢を安定させるため、対向面17から突出し、載置面7に接する突起を、基準接触子が設けられていない角部に設けても良い。突起により座標が入力されないように、突起は先細の円錐形状、多角錘形状であることが好ましい。
また、上記実施例のように3つの基準接触子A,B,Cを方形の対向面17の角部に設けた場合には、多くの識別接触子Dの配列パターンの組合せを同一対向面17内に設けつつ、後述するように、タッチパネル9に載置された入力デバイス11の向きの検出ができる。また、基準接触子は4つ以上設けても良いが、識別接触子Dを配置する領域が減少するため、基準接触子は3つが好ましい。
本発明の複合入力デバイスセットは、上記の入力デバイスセット1を複数備えたものである。この入力デバイスセット1は、基準接触子の配置位置が同一である入力デバイス11の集合であり、各入力デバイスセット1間では基準接触子の配置位置が異なる。例えば、複合入力デバイスセットは、図5に示す基準接触子A,B,Cの配置パターンを有する入力デバイス11が集合して成る一の入力デバイスセット1と、図12に示す基準接触子A,B,Fの配置パターンを有する入力デバイス35が集合して成る他の入力デバイスセットとから構成される。
また、各入力デバイスセット1には異なる体系の固有情報が付されても良い。例えば、一の入力デバイスセット1の各入力デバイス11には"A"、"B"、"C"、・・・の固有情報が付されており、一の入力デバイスセット1の固有情報は全体でアルファベットの体系を形成している。また他の入力デバイスセットの各入力デバイス35には"あ"、"い"、"う"、・・・の固有情報が付されており、他の入力デバイスセットの固有情報は全体でひらがなの体系を形成している。
また、上述の通り対向面17に3つの基準接触子A,B,Cを有する入力デバイス11を用いて、タッチパネル9に載置された入力デバイス11の向きを検出しても良い。
処理部39は、上記座標取得ステップ(S01)で得た各座標情報に基づいて、タッチパネル9に載置された入力デバイス11の向きを検出する向き検出手段を備えている。この向き検出手段による向きの検出方法の一例としては、向き検出手段が、上記座標取得ステップ(S01)で得た座標情報に基づいて、各座標の距離(Pa‐Pb、Pa‐Pc、Pa‐Pd、Pb‐Pc、Pb‐Pd、及びPc‐Pd間の距離)を算出し、この中から各基準接触子間の距離を上記基準接触子距離情報と比較して選択する。そして、選択された各基準接触子間の距離から基準接触子が形成する三角形の底辺の線分を選択し、この線分の中心座標を原点とし、この原点と対頂点の座標とを結ぶ線分の傾きを求めることにより入力デバイス11の傾きが求められる。向き検出手段による入力デバイス11の向きの検出方法は、この例に限定されず、他の検出方法を用いても良い。
上記のように、対向面17に3つの基準接触子A,B,Cを有する入力デバイス11は、タッチパネル9に対する向きが検出される。これにより、入力デバイス11の向きに対応させて表示パネル5に画像を表示させることができる。
以下に本発明の具体的な実施例を示す。図5に示す一の入力デバイス11は、固有情報"A"が付与されたものであり、対向面17の一辺が40mmの正方形であり、各基準接触子A,B,Cおよび識別接触子Dの接触面23,25が直径8mmの円形とするものである。各基準接触の中心間距離はAB間が30.1mm、AC間が30.1mm、BC間が45.3mmである。各基準接触子A,B,Cと識別接触子Dの中心間距離はADが26.1mm、BD間が17.9mm、CD間が28.8mmである。また、各基準接触子A,B,C及び識別接触子Dの接触面23,25の座標認識領域a,b,c,dは各接触面23,25の中心点から半径1mmの円状の領域であった。
図6に示す他の入力デバイス29は、固有情報"B"が付与されたものであり、対向面17の形状、各基準接触子A,B,C及び識別接触子Eの接触面23,25の形状、対向面17における各基準接触子A,B,Cの配置位置が一の入力デバイス11と共通しており、識別接触子Eの配置位置が異なるものである。各基準接触子A,B,Cと識別接触子Eの中心間距離はAEが29.5mm、BE間が16.5mm、CE間が32.3mmである。また、各基準接触子A,B,C及び識別接触子Eの接触面23,25の座標認識領域a,b,c,dは各接触面23,25の中心点から半径1mmの円状の領域であった。
一の入力デバイス11と他の入力デバイス29は、識別接触子D,Eの接触面23の中心が距離4mm離れている。よって、各座標認識領域d,eの外縁は最短距離で2mm離れている。そして、識別接触子D,Eの接触面23は図7に示すように一部重なるものである。これらの入力デバイス11をタッチパネル9の載置面7に載置したとき、一の入力デバイス11からは固有情報"A"が認識され、他の入力デバイス29からは固有情報"B"が認識された。
本実施例の入力デバイス11においては、対向面17の一辺が40mmの正方形の中に、50通り以上の識別接触子Dの配列パターンを採用し得るので、50以上の固有情報の集合である入力デバイスセット1を実現できた。
本発明において、入力デバイスセットは、基準接触子を有しない複数の入力デバイスが集合して成るものであっても良い。
図13に示すように、この入力デバイスセットを構成する各入力デバイス55は、タッチパネル9の載置面7に対向する対向面17から突出し、タッチパネル9に座標を入力する接触子Gを備えている。この接触子Gは上記識別接触子Dと同一の構成であり、載置面7に接触して座標を入力する接触面59を有し、この接触面59はその重心を含む座標認識領域gを有している。なお、この対向面17の形状は全ての入力デバイス55で同一である。
この入力デバイス55の接触子Gは、対向面17に対する座標認識領域gが、図7に示すように、全ての入力デバイス55において、互いに重ならないように配置され、対向面17に対する接触面59の領域の一部が、少なくとも2の入力デバイス55において、重なるように配置されている。なお、本発明において、対向面17に対する接触面59及び座標認識領域gとは、対向面17をタッチパネル9の載置面7への対向面17の投影領域における接触面59及び座標認識領域gの位置および範囲をいう。
端末3が、本実施例の入力デバイス55の固有情報を取得するための一例を以下に記載する。
この入力デバイス55が使用される端末3の記憶部41の抽出テーブル43は、対向面17に対する接触子Gの座標認識領域gの座標情報を固有情報と対応付けて記憶している。
端末3の処理部39は、表示パネル5に載置情報57を出力する載置情報出力手段を備える。載置情報57は、入力デバイス55の載置範囲及び載置向きを示す情報である。例えば、入力デバイス55の対向面17の外縁と対向面17の向きを示す情報である。
本実施例の入力デバイスセットが用いられる端末3の処理部39が入力デバイス55の固有情報を取得する流れを説明する。固有情報の取得は、載置情報出力ステップと、座標特定ステップと、抽出ステップが含まれる。
載置情報出力ステップは、載置情報出力手段が載置情報57を表示パネル5に出力するステップである。このステップにより、使用者に入力デバイス55の載置位置と載置向きが指定される。
本実施例の座標特定ステップは、座標特定手段がタッチパネル9から出力される信号を受信して、この信号が示す座標を特定するステップである。このステップにより、接触子Gの座標がえられる。
本実施例の抽出ステップは、載置情報に含まれる載置範囲における座標と抽出テーブルの座標情報とを比較して、一致又は最も近似している座標情報に対応して記憶された固有情報を抽出する。このように、基本接触子を有しない入力デバイスであっても、識別可能である。
以上、本発明の入力デバイスセット及び複合入力デバイスセットについて説明したが、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲で、当業者の知識に基づき種々の改良、修正、変形を加えた態様で実施し得るものであり、これらの態様はいずれも本発明の範囲に属するものである。
例えば、本発明の入力デバイスセット1は、静電容量方式のタッチパネルを備えた端末3に限定されず、透明電極からなる金属薄膜を対向して積層して電圧変化を検出する抵抗膜方式のタッチパネル、ガラス基板に圧電素子を取り付けて圧電素子の電圧発生によって検出する表面弾性波方式のタッチパネル、又は電池ペンを用いる電磁誘導方式のタッチパネル等を備えた端末に用いることができる。
1 … 入力デバイスセット
3 … 端末
5 … 表示パネル
7 … 載置面
9 … タッチパネル
11 … 入力デバイス
13 … 基体
17 … 対向面
19 … 把持部
21 … 側壁
23 … 識別接触子の接触面
25 … 基準接触子の接触面
29 … 他の入力デバイス
31 … スピーカー

Claims (1)

  1. タッチパネルに載置され、個別に識別可能な複数の入力デバイスが集合して成る入力デバイスセットであって、
    前記入力デバイスは、基体から突出して該タッチパネルに座標を入力する接触子を備え、
    前記接触子は、
    前記タッチパネルの載置面に接触して前記座標を入力する接触面と、該接触面にあり、該接触面の重心を含む座標認識領域とを有し、
    前記座標認識領域が、入力デバイス同士において、互いに重ならないように配置され、
    前記接触面の領域が、少なくとも2の入力デバイスにおいて、重なるように配置されていることを特徴とする入力デバイスセット。
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