JP2016186153A - 錠前用端末キーの施・解錠情報通知システム及び建物の錠前用端末キー - Google Patents

錠前用端末キーの施・解錠情報通知システム及び建物の錠前用端末キー Download PDF

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利泰 関岡
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正邦 齋藤
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知征 大久保
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Abstract

【課題】システムの構築費用を可能な限り抑えることができる錠前用端末キーの施・解錠情報通知システム及建物の錠前用端末キーを提供すること。
【解決手段】錠前と、該錠前の鍵穴に挿入可能なブレードを有する錠前用端末キーと、該錠前用端末キーと無線可能な第1通信端末と、該第1通信端末から通信網を介して錠前用端末キーの最新の施錠状態又は解錠状態のいずれかを取得する第2通信端末とから成る錠前用端末キーの施・解錠情報通知システムであって、錠前は建物の出入り口の扉に取付けられ、少なくとも外筒に回転可能に設けられかつ鍵穴を有する内筒と、内筒を施錠位置又は解錠位置に保持する複数の可動障害子と、これらの可動障害子を錠前用端末キーのブレードに設けた解錠用溝と係合する方向に付勢する付勢手段とを備える錠前用端末キーの施・解錠情報通知システム。
【選択図】図1

Description

本発明は、普通一般に建物の出入り口の扉に取付けられた機械的錠前(例えば玄関錠)をそのまま利用できる、錠前用端末キーの施・解錠情報通知システムに関する。
まず特許文献1は、例えば住宅の玄関扉に取付けられ、鍵の操作によって機械的に施・解錠することができる錠前が記載されている。いわゆる当業者に「メカキー」と称されている合鍵のブレードを錠前の内筒の鍵穴に差し込み、メカキーの摘み部を回転操作することにより施・解錠することができる機械的錠前は、例えば本明細書及び図面の図3及び図4で記載するとおりである。
次に特許文献2、特許文献3、特許文献4は、いずれも錠前(例えば玄関錠)の内筒の鍵穴にブレード(ステム)を挿入して左右いずれかの方向に回すと、前記内筒が機械的に施錠又は解錠状態となり、操作した者が該錠前の施・解錠状態を摘み部に設けた表示部(窓部)で視認することができるものである。
現在、機械的錠前を利用することができることを前提として、例えば特許文献2、特許文献3、特許文献3等の施・解錠表示機能を有する、又は有しない錠前用端末キーとを組み合わせ、ユーザの自宅、会社、事務所、ビル等の出入り口に設けられた扉(ゲート)の開閉状態を、通信網を介して知ることができるシステムの出現が望まれている。例えばブレードを有する錠前用キーを装着端末(所持端末)にし、該装着端末を所持する者の帰宅情報を、例えば会社勤務中や買い物中の親族等に通知できるならば非常に便利である。しかも、前記ブレードを有する錠前用キーは、単なる端末(通信機能)を有するのみではなく、例えば住宅の玄関扉に取付けられ、鍵の操作によって機械的に施・解錠することができるならば、尚更既存の錠前をシステムの中に組み入れて利用することができるものであるから、システムの構築費用を可能な限り抑えることができる。そこで、本発明が出現した。
特開2008−38466号公報 特開2011−174265号公報 特開2012−246638号公報 特開2013−7238号公報
本願発明の主たる目的は、システムの構築費用を可能な限り抑えることができる錠前用端末キーの施・解錠情報通知システム及建物の錠前用端末キーを提供することである。従たる目的は、通信端末に対する錠前用端末キーを所持するユーザの利便性の向上を図ることである。
本発明の錠前用端末キーの施・解錠情報通知システムは、建物の出入り口の扉に取付けられた錠前と、該錠前の鍵穴に挿入可能なブレードを有する錠前用端末キーと、該錠前用端末キーと無線可能な第1通信端末と、該第1通信端末から通信網を介して前記錠前用端末キーの最新の施錠状態又は解錠状態のいずれかを取得する第2通信端末とから成る錠前用端末キーの施・解錠情報通知システムである。
また本発明の建物の錠前用端末キーは、建物の扉に設けられた錠前の鍵穴に挿入可能なブレードに続く摘み状操作部と、該摘み状操作部に内蔵され、自己の識別ID及び記摘み状操作部の回転操作に基づいて検知部に検出された最新の施・解錠ログ情報とを記憶する記憶部と、前記記憶部に記録されている前記識別ID及び最新の施・解錠ログ情報を第1通信端末に近距離無線通信で自動送信するように通信端末用通信部に指示制御する制御部を有することを特徴とする。
なお、ここでの錠前は、ブレードを有する錠前用端末キーで機械的に施・解錠できる物であって、該錠前は、少なくとも外筒に回転可能に設けられかつ前記鍵穴を有する内筒と、内筒又は外筒乃至内筒に配設され、かつ施錠位置乃至解錠位置に位置変位可能な複数の可動障害子と、これらの可動障害子を前記錠前用端末キーのブレードに設けた解錠用溝(ブレードの側部に形成された谷形状の切欠溝、ブレードの平坦面に形成された窪み形状の溝、ブレードの平坦面に形成された線状の長溝等)と係合する方向に直接又は間接的に付勢する付勢手段(バネ、永久磁石等)を備える。
(a)請求項1に記載の発明は、普通一般の建物の扉に設けられた錠前をシステムに組み入れたものであるから、システムの構築費用を可能な限り抑えることができる。付言すると、既設の機械的錠前又は新たに建物の扉に設ける機械的錠前をそのまま通知システムに利用することができる。
(b)請求項2に記載の発明は、錠前用端末キーは手動でなく、自動送信するので、第1通信端末及び錠前用端末キーの両方を所持するユーザの利便性の向上を図ることができる。
(c)請求項3に記載の発明は、第1通信端末の自己の記憶部に唯一のペアーとなる錠前用端末キーの登録情報を記憶し、また自己の制御部は、前記自己の記憶部に錠前用端末キーからの最新の施・解錠情報を記憶することを条件として自動的に前記最新の施・解錠情報をメールにして通信網に送信するので、第2通信端末は電話による通知の煩わしさから解放される。また第1通信端末の制御部は、錠前用端末キーが通信圏内に存在すると、該錠前用端末キーを唯一のペアーとして認証のやり取りができものであり、錠前用端末キーからの識別IDを認証する認証部の認証が成立すると、自動的に通信網を介して自己の通信部に錠前用端末キーからの最新の施・解錠情報を送信するように制御するので、防犯効果を高めることができる。付言すると、他人が第1通信端末のみ所持している場合には通信のロック機能が働いているので、送信することができない。
(d)請求項4に記載の発明は、第1通信端末から第2通信端末への施・解錠情報は、錠前用端末キーを所持するユーザの扉を通過する時刻を含む情報であるから、例えば離れた場所にいる親が、何時何分に子供が学校、塾等から帰宅したか等の情報を知ることができる。
(e)請求項5に記載の発明は、建物の扉に設けられた機械的錠前を施・解錠することができる、自己の所持する第1通信端末に唯一の対(ペアー)となることができるので、防犯性に役立つ等の利点がある。
(f)請求項6に記載の発明は、制御部は、自動送信指示部からの報知に基づいて直ちに、又は所定時間経過後のいずれかに最新の施・解錠ログ情報を第1通信端末に送信するので、前記(b)と同様に錠前用端末キーを所持するユーザの利便性が向上する。
図1乃至図11は本発明の一実施形態を示す各説明図。
システム全体構成を概略的に示すブロック図。 図1のシステムを漫画的に示した概略説明図。 機械的錠前の内部構造の一例を示す説明図。 機械的錠前の内部構造の他の例を示す説明図。 要部(錠前用端末キー)の外観斜視図。 図5に於いて、錠前用端末キーの表面ケースを外した斜視図。 錠前用端末キーの構成を示すブロック図。 錠前用端末キーのブレードを錠前の鍵穴に挿入して操作する場合の説明図。 第1通信端末のブロック図(第2通信端末も同様)。 錠前用端末キーの処理順序を示すフローチャート。 錠前用端末キーと第1通信端末の通信確立のフローチャート。
図1乃至図11は、本発明の錠前用端末キーの施・解錠情報通知システムX(以下、「本システム」という)及び錠前用端末キーK(以下、単に「キーK」ともいう)の構成をそれぞれ示すものである。
図1システム全体構成を概略的に示すブロック図で、1は扉2に取付けられた機械的な錠前、Kは前記錠前1の鍵穴4に挿入可能なブレード12を有する錠前用端末キー、11は錠前用端末キーKと無線可能な第1通信端末、そして、51は第1通信端末11及び通信網Nを経由して、前記キーKを所持する者の情報と共に、該キーKの最新の施錠状態又は解錠状態のいずれかを取得する単数又は複数の第2通信端末である。
図2は図1のシステムを漫画的に示した概略説明図で、本システムXは、図面上方の建物の出入り口の扉2に取付けられた錠前1と、該錠前をブレード12でもって施・解錠することができると共に、後述する機械的なスイッチ部材S、検知部15、記憶部16、制御部17、通信端末用通信部18等を有する所持型のキーKと、該キーKが取得した最新の施・解錠情報aを無線bで取得することができる所持型の第1通信端末11と、該第1通信端末11を所持している扉2の場所Pから通信網Nを介して前記第1通信端末11の最新の施・解錠情報aを無線(メール)cで取得することができる単数又は複数の所持型の第2通信端末51とから構成されている。
機械的錠前1は、不動産としての建物の出入り口の扉2に取付けられ、例えば図3及び図4で示すように、少なくとも外筒3と、該外筒3に回転可能に設けられかつ鍵穴4を有する内筒5と、内筒又は外筒乃至内筒に配設され、かつ施錠位置乃至解錠位置に位置変位可能な複数の可動障害子6と、これらの可動障害子を前記錠前用端末キーKのブレード12に設けた解錠用溝13と係合する方向に付勢する付勢手段7とを備えている。なお、図3に示す可動障害子6は、例えば上端部が軸支された略C字形状或いは略環状であり、その下端部寄りの部位に下向きの解錠用切欠があり、該解錠用切欠に逆T字形状のロッキングバーが係脱するものである。また、図4に示す可動障害子6は、付勢手段7の付勢力により内筒の鍵穴4(軸方向)と直交する方向に外端部側のドライバーピンと内端部側のタンブラーピンが常時付勢されたものである。これらの錠前の構造及び作用は周知事項なので、詳細な説明は割愛する(例えば特許文献1、実開平6−51443号公報、実開平7−14041号公報、特開平9−144398号)。
図5は錠前用端末キーKの外観斜視図。図6は図5に於いて、錠前用端末キーKの表面ケースを外した斜視図、図7は錠前用端末キーKの構成を示すブロック図である。
この錠前用端末キーKの電気的構成は、図7で示す通りである。すなわち、錠前用端末キーKは、解錠用溝13を有するブレード12に続く摘み状操作部14と、該摘み状操作部に内蔵され、自己の識別ID及び記摘み状操作部の回転操作に基づいて検知部15に検出された最新の施・解錠ログ情報aとを記憶する記憶部16と、該記憶部に格納されている情報を処理する制御部17と、この制御部に制御されかつ前記記憶部16に記録されている前記識別ID及び最新の施・解錠ログ情報aを第1通信端末11に近距離無線bで自動送信する通信端末用通信部18を有する。
一方、この錠前用端末キーKは、付加的な窓部(表示部)22を有するが、該機械的構成は特許文献3に記載のとおりである。ここでは図5及び図6を参照にして説明する。
すなわち、この錠前用端末キーKは、鍵としてのブレード12を支持すると共に、スイッチ部材Sを含む施解錠表示機構21を有する握り部(摘み状操作部)14を備え、図5で示す長孔状の窓部22から、例えば色彩(白、橙、文字など)を視認することによって当該鍵Kの現在の情報を知ることができる施・解錠状態の表示鍵であって、前記握り部14の後端部にスイッチ部材Sを構成するスライダー23の検出アームが進入又は後退するための内部空間24を設け、該内部空間に表示切替え用可動障害子25を組み込み、該表示切替え用可動障害子25は、回転可能に支持されたシーソー式の長尺状ガイドと、該長尺状ガイドに組み込まれた重心移動体のニ物品とから成り、鍵Kの使用時、該鍵のブレード12を錠前1の鍵穴4に水平状態に挿入して前記スイッチ部材Sが前記錠前1の前面から反力を受けて作動すると、該スイッチ部材Sが、前記内部空間24から退く方向へと移動して前記表示切替え用可動障害子25が回転可能な状態となり、この回転可能な状態で握り部14が水平状態乃至回転途中の場合に、前記表示切替え用可動障害子25は、少なくとも前記重心移動体が長尺状ガイドの一端部側に位置したまま傾倒状態であり、一方、前記握り部14が回転して垂直状態になった場合には、前記重心移動体はその重力により前記長尺状ガイドの一端部側から他端部側へ落下して、該長尺状ガイドは垂直状態となるものである。
そして、前記構成に於いて、前記握り部14の内部空間24には、長尺状ガイドをそれぞれ点対称の状態で保持する規制突起が対向状態に設けられている。またスイッチ部材Sは、少なくともトリガー26と、動力変換手段27と、検出アーム23a、23aを有するスライダー23を含み、握り部14の内部空間24に対して、前記検出アーム23a、23aは、前記トリガー26の進退動に対応して、かつ動力変換手段27を介して進入・退出する。
さらに、施・解錠標識Mは握り部14に形成された長孔状窓部22に現れ、該施・解錠標識Mの表示切替えは、鍵を錠前1の鍵穴4から抜き取って、スイッチ部材Sを構成するスライダー23の検出アーム23a、23aが握り部14の内部空間24に進入した時、該検出アームは、移動体を案内部との間で挟持する態様か、それとも、その進入端が長尺状ガイドに衝突するかによって実行される。
なお、該キーKの機械的構成の部分は、出願人が「checkey、チェッキー(登録商標)」と称する商品として既に大量販売し、いわゆる当業者に周知事項なので、具体的部材の符号及び細部的事項の説明は割愛する。
しかして、キーK(表示鍵)の操作態様は、図8で示す通りである。すなわち、図8の(a)は、キーKのブレードを錠前1の内筒5の鍵穴に挿入した状態を示し(長孔状窓部22には、例えば白色或いは「しめた」又は「あけた」の文字が見えている)、図8の(b)は、摘み状操作部14を指で摘まんだ状態で該キーKを略90度回して施錠又は解錠操作することを示し、図8の(c)は、該表示鍵Kを錠前1の内筒5の鍵穴4から抜くと、長孔状窓部22の情報が変わった(例えば橙色になる又は文字が「あけた」又は「しめた」となる)ことを示す。
図7に戻って、キーKの電気的構成の説明をする。ここではスイッチ部材Sが作動し、例えばキーKが解錠状態になったものと仮定する。この解錠状態は磁石又は可動接片或いは又光電素子等を採用した検知部15によって検出される。つまり、前記スイッチ部材SはキーKの操作信号を物理的に検出するものであるが、前記検知部15はキーKの操作信号を電気的に検出する。検知部15によって検出された解錠信号は、最新の施・解錠情報aとして記憶部16の特定領域に一時的に格納される。前述したように該記憶部16は、自己のキーKを識別できる識別IDを有している。
そこで、制御部17は、直ちに、又は所定時間(例えば9秒)経過後のいずれかに前記識別IDと共に最新の解錠情報aを通信端末用通信部18に自動送信するように指示する。つまり、第1通信端末11に対して解錠情報等を送信するようにとの動作指示コマンドを与える。したがって、通信端末用通信部18は動作指示コマンドを受けると、第1通信端末11に対して解錠情報等を送信する。
好ましい実施形態としては、キーKと第1通信端末11は、ユーザ(例えば子供)Uが所持するので、第1通信端末11の制御部は、キーKが通信圏内に存在すると、該キーKを唯一のペアーとして認証のやり取りができものであり、該キーKからの識別IDを認証する認証部の認証が成立すると、自動的に通信網Nを介して自己の通信部にキーKからの最新の施・解錠情報等をメールにして通信網Nに送信するように制御する。
図9は第1通信端末11のブロック図(第2通信端末も同様)を示す。第1通信端末11は、通信・データ通信用の送受信部としての入出力部31と、情報を処理する制御部32と、少なくとも一つ以上のアプリケーション33を有すると共に、認証用PINコード34、通信端末の製造番号、端末番号、個人識別情報等のID(識別情報)35、それにキーKの識別情報、その他の情報nをそれぞれ記憶する記憶部36と、前記アプリケーション33を実行して前記入出力部31の表示画面31aに文字、数字、記号、絵柄、音楽、写真等のアプリケーション情報を出力するアプリケーション実行部37と、該アプリケーション実行部37によってアプリケーションが起動したことを検出するイベント検出部38と、このイベント検出部38の検出に基づいてPIN認証フラグを立てるフラグ設定部39と、キー用の送受信部40と、該キー用送受信部が受信したキーK用の識別情報等を認証する認証部41とを備えている。
前記入出力部31は前記制御部(IC)32の制御に基づき多数の基地局を有する通信網Nを介して第2通信端末51に通信することができる。また前記キー用送受信部40は、無線圏内ならばキーKとの間でBluetooth(ブルートゥース:登録商標)等の近距離無線通信が可能である。
しかして、前述したように、入出力部31は、数字や文字、操作指示などの情報をユーザUが、例えば表示画面31aを介して入力する部分であり、複数のアイコンを有する。また制御部32は情報を処理する演算処理部である。記憶部36は、キーKの識別ID(識別情報)、PIN(Personal/Identification/Number;暗証番号)等の必要な情報を記憶している部分である。
実施形態では、記憶部36には、購入時に既に格納されている或いはインターネットを介してダウンロードした単数又は複数のアプリケーションが格納され、その中にユーザが特に選定した所定(特定)のアプリケーション33が登録されている。また記憶部36には、所定のアプリケーション33の一例である、例えば音楽ソフトには、複数個のメニュー(例えばA曲、B曲、C曲等)のいずれか一つが登録されている。
イベント検出部38はアプリケーション実行部37によって前記所定アプリケーション33の特定のメニューが作動したことを検知する。フラグ設定部39は、前記イベント検出部38がイベント(入力)を検出した時にPINコード34を解除するフラグ(所定のフラグ;イベント認証済みフラグ)を立てる部分である。
制御部32は、少なくとも「主たる認証条件(通信端末と唯一のキーの存在)」が成立したならば、認証用PINコード34を解除すると共に、第2通信端末51側に入出力部31を介してキーKから取得した最新の解錠情報等に送信時間等を適宜に付与して、直ちに、又は所定時間(例えば5秒)経過後にメールを自動送信する。
図10はキーKの処理順序を示すフローチャートである。電源ONのキーKは制御部17により、常にその状態が監視されている。そこで、キーKが、例えば解錠状態(S1)になると、該解錠状態は検知部15によって検出される(S2)。この状態は制御部17で判断されるので、該キーKの解錠状態は最新の施・解錠ログ情報aとして記憶部16に格納される(S3)。記憶部16に格納された前記最新の施・解錠ログ情報aは、直ちに、又は所定時間経過後(S4)に制御部17が通信部に対して動作コマンドの指示が出る(S5)。前述したように、動作コマンドの指示を受けた通信部は最新のログ情報(実施形態では解錠情報)を送信する(S6)。
図11はキーKと第1通信端末11の通信確立のフローチャートである。この図11では、図面左側に第1通信端末11、図面右側に装着端末としてのキーKを示す。第1通信端末11に電源を入れると、例えば特開2007−251565号公報、特開2004−102682号公報に記載されているように、第1通信端末11は、自己の制御部32により、セキュリティロックが掛かっている(ステップS1)。セキュリティロックを掛けるのは、第1通信端末11が無断で他人に使用されないようにするためである。そこで、正規のユーザUは、パスワード、指紋、網膜等の認証により、好きな時にセキュリティロックを解くことができる。ここでは、正規のユーザUが自己の意思でセキュリティロックを解く前に、第1通信端末11はセキュリティロックが掛かっている状態で自己のペア(装着端末としてのキーK)を探す(ステップS2)。
その時、第1通信端末11とキーKとの無線が確立しない場合には、第1通信端末11はセキュリティロックのままであり、少なくとも他人はセキュリティロックを解くことができない。そこで、図面右側に示したように、キーKは電源ONの状態であり、かつ通信が確立できる無線圏内に存在している(正規のユーザUがキーKを身に付けている)と、キーKと通信端末11のやり取りは可能であるから、キーKは自己の識別ID及び最新のログ情報等を送信する(応答:ステップS3)。第1通信端末11はキーKからの応答を受け取ったならば、認証部41で認証する。認証の結果、唯一の識別情報である場合には対(ペアー)を探し当てたということになる(主たる認証成立:ステップS4)。そこで、第1通信端末11は自己のセキュリティロックを解く(ステップS5)。これにより、誰でも使用可能な通常の使用状態となる(ステップS6)。そこで、第1通信端末11はキーKから取得した最新のログ情報等を、例えばE−mailとして通信を開始する(ステップS7)。
なお、実施形態に於いて、通信端末1とキーKの通信が確立する「対(ペアー)」は、単数又は複数の組み合わせでも良い。また近距離無線通信機能は、省電力のBluetooth(ブルートゥース:登録商標)、無線LAN、RFタグ通信等のいずれかの無線インタフェース規格によるものである。
ところで、ここでの「錠前は」建物の出入り口の扉に取付けられた錠前を基本的なものとし、その構造は、少なくとも外筒に回転可能に設けられかつ前記鍵穴を有する内筒と、内筒又は外筒乃至内筒に配設され、かつ施錠位置乃至解錠位置に位置変位可能な複数の可動障害子と、これらの可動障害子を前記錠前用端末キーのブレードに設けた解錠用溝と係合する方向に付勢する付勢手段とを備えるものである。
したがって、(a)前記可動障害子は、ドライバーピンとタンブラーピンとの組み合わせからなり、内筒の鍵穴に錠前用端末キーKのブレードを差し込むと、前記ドライバーピンとタンブラーピンが付勢手段の付勢力に抗して半径外方向に引っ込む普通一般の類型、(b)可動障害子が環状に形成され、内筒の鍵穴に錠前用端末キーKのブレードを差し込むと、該環状の可動障害子が内筒の内周面に支持された状態で摩擦回転する類型:例えば特開昭62−189269号公報、英国公開完成明細書1417054号、米国特許明細書3,928,992号等、(c)可動障害子が環状に形成され、内筒の鍵穴に錠前用端末キーKのブレードを差し込むと、該環状の可動障害子が内筒の内周面に支持された状態で直線方向に移動する類型:例えば実公平6−28626号公報、付勢手段が間接的なものとして特開2011−74613号公報、(d)可動障害子がC形状又は環状に形成され、内筒の鍵穴に錠前用端末キーKのブレードを差し込むと、該環状の可動障害子が支軸に支持された状態で微妙に揺動する類型:例えば特許第4008302号公報等である。
しかしながら、特別な類型として、屋外に設置された自動販売機の把手に組み込まれた扉のシリンダ錠(例えば特開2013−159906号公報)であっても、該シリンダ錠の構造が建物の出入り口の扉に取付けられた錠前になる場合には、ここでの「錠前」の概念に含まれる。なお、該自動販売機のシリンダ錠は、可動障害子が第1タンブラーと該第1タンブラーに一体的に接続する第2タンブラーとから成り、プラグを構成する第2プラグを付勢する付勢手段(該公開公報の図2のコイルスプリング36)は、可動障害子を間接的に(第2プラグを介して)錠前用端末キーKのブレードに設けた解錠用溝(ブレードの平坦面に形成された線状の長溝)と係合する方向に付勢する構成となる。
本発明は、例えば建物の扉に設けられた最新の施・解錠ログ情報を、例えば帰宅通知として利用することができる。
X…施・解錠情報通知システム、
K…錠前用端末キー、
a…最新の施・解錠ログ情報、
b…無線、
12…ブレート、13…コード、14…操作部、
15…検知部、16…記憶部、17…制御部、
18…通信端末用通信部、
S…物理的なスイッチ部材、23…スライダー、
N…通信網、
1…錠前、
2…扉、
3…外筒、
4…鍵穴、5…内筒、
6…可動障害子、
7…付勢手段、
11…第1通信端末、
51…第2通信端末。

Claims (6)

  1. 建物の出入り口の扉に取付けられた錠前と、該錠前の鍵穴に挿入可能なブレードを有する錠前用端末キーと、該錠前用端末キーと無線可能な第1通信端末と、該第1通信端末から通信網を介して前記錠前用端末キーの最新の施錠状態又は解錠状態のいずれかを取得する第2通信端末とから成る錠前用端末キーの施・解錠情報通知システム。
  2. 請求項1に於いて、錠前用端末キーは、ブレードに続く摘み状操作部と、該摘み状操作部に内蔵され、自己の識別ID及び該摘み状操作部の回転操作に基づいて検知部に検出された最新の施・解錠ログ情報とを記憶する記憶部と、前記記憶部に記録されている前記識別ID及び最新の施・解錠ログ情報を第1通信端末に近距離無線通信で自動送信する通信端末用通信部を有することを特徴とする錠前用端末キーの施・解錠情報通知システム。
  3. 請求項1に於いて、第1通信端末の制御部は、錠前用端末キーが通信圏内に存在すると、該錠前用端末キーを唯一のペアーとして認証のやり取りができものであり、錠前用端末キーからの識別IDを認証する認証部の認証が成立すると、自動的に通信網を介して自己の通信部に錠前用端末キーからの最新の施・解錠情報をメールにして通信網に送信するように制御することを特徴とする錠前用端末キーの施・解錠情報通知システム。
  4. 請求項1に於いて、第1通信端末から第2通信端末への施・解錠情報は、錠前用端末キーを所持するユーザの扉を通過する時刻或いは錠前を解錠した時刻を含む帰宅情報であることを特徴とする錠前用端末キーの施・解錠情報通知システム。
  5. 建物の扉に設けられた錠前の鍵穴に挿入可能なブレードに続く摘み状操作部と、該摘み状操作部に内蔵され、自己の識別ID及び前記摘み状操作部の回転操作に基づいて検知部に検出された最新の施・解錠ログ情報とを記憶する記憶部と、前記記憶部に記録されている前記識別ID及び最新の施・解錠ログ情報を第1通信端末に近距離無線通信で自動送信するように通信端末用通信部に指示制御する制御部を有し、自己が所持する第1通信端末に唯一の対(ペアー)となることを特徴とする建物の錠前用端末キー。
  6. 請求項5に於いて、制御部は最新の施・解錠ログ情報が記憶部に記憶されたならば、直ちに、又は所定時間経過後のいずれかに最新の施・解錠ログ情報を第1通信端末に送信するように通信端末用通信部に指示制御することを特徴とする建物の錠前用端末キー。
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