JP2016185228A - 気腹装置、気腹装置の作動方法 - Google Patents

気腹装置、気腹装置の作動方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2016185228A
JP2016185228A JP2015066726A JP2015066726A JP2016185228A JP 2016185228 A JP2016185228 A JP 2016185228A JP 2015066726 A JP2015066726 A JP 2015066726A JP 2015066726 A JP2015066726 A JP 2015066726A JP 2016185228 A JP2016185228 A JP 2016185228A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gas
air supply
relief valve
valve
humidifying
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2015066726A
Other languages
English (en)
Inventor
弘治 山岡
Hiroharu Yamaoka
弘治 山岡
上杉 武文
Takefumi Uesugi
武文 上杉
侑磨 糟谷
Yuma Kasuya
侑磨 糟谷
古川 喜之
Yoshiyuki Furukawa
喜之 古川
都敏 平賀
Kuniharu Hiraga
都敏 平賀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Corp filed Critical Olympus Corp
Priority to JP2015066726A priority Critical patent/JP2016185228A/ja
Publication of JP2016185228A publication Critical patent/JP2016185228A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Surgical Instruments (AREA)

Abstract

【課題】加湿装置の温度を効果的に低減する気腹装置等を提供する。
【解決手段】炭酸ガスボンベ1から供給されたガスを送気管路10により送気する送気装置2と、送気装置2に着脱式に配置され、加湿ヒータ33により滅菌水を加温して送気管路10から送気されるガスを加湿する加湿装置3と、送気装置2内において送気管路10から分岐されており、ガス排出口19aが加湿装置3に対向するように構成された分岐管路19と、分岐管路19上に設けられた開閉可能なリリーフ弁18と、を有する気腹装置。
【選択図】図1

Description

本発明は、ガスを加湿して体腔内へ送気する気腹装置、気腹装置の作動方法に関する。
気腹装置は、従来より、腹腔等の体腔内に医療用ガス(例えば二酸化炭素)を供給して腹壁を拡張させ、体腔内部に検査および作業を行う空間を形成するために用いられている。
このような技術として、例えば、特開2003−153912号公報には、温水供給源から供給される加温した温水を、送水管路を介して噴霧ノズルへ送水して腹腔内に噴霧する手術システムが記載されている。
また、特開2004−159688号公報には、被検体の体腔内に挿入されて使用される医療機器の動作状態に応じて、注入するガスの温度を変更することにより、医療機器からの熱的な影響に依ることなく体腔内のガスの温度を一定に保ち、被検体の体温の上昇あるいは低下を防止する技術が記載されている。
さらに、特表2005−537083号公報には、ガスを加湿する加湿器と、加湿されたガスを所望のかつ正確な湿度レベルで患者に送り出すようにした加熱回路と、を有する加湿システムが記載されている。
特開2003−153912号公報 特開2004−159688号公報 特表2005−537083号公報
ところで、ガスを加湿するためには、加湿装置内の加湿ヒータによりチャンバ等に収容されている滅菌水を加熱して気化させることになるが、加湿ヒータやチャンバは、電力供給を停止した直後にすぐに冷却されるわけではないために、停止してから雰囲気温度程度に冷却されるまでの間に加湿ヒータやチャンバに触れると熱を感じてしまい、ユーザが不快感を感じることがある。そこで、こうしたユーザの不快感を、できるだけ軽減することが望ましい。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、加湿装置の温度を効果的に低減することができる気腹装置、気腹装置の作動方法を提供することを目的としている。
本発明のある態様による気腹装置は、ガスを供給するガス供給源と、前記ガス供給源から供給されたガスを送気管路により送気する送気装置と、前記送気装置に着脱式に配置され、前記送気管路と気体的に連通して該送気管路から送気される前記ガスを滅菌水により加湿する加湿装置と、前記加湿装置内に設けられ、前記滅菌水を加温する加湿ヒータと、前記送気装置内において前記送気管路から分岐されており、ガス排出口が前記加湿装置に対向するように構成された分岐管路と、前記分岐管路上に設けられた、開閉可能なリリーフ弁と、を有している。
本発明のある態様による気腹装置の作動方法は、ガス供給源が、ガスを供給し、送気装置が、前記ガス供給源から供給されたガスを送気管路により送気し、前記送気装置に着脱式に配置された加湿装置が、前記送気管路と気体的に連通して該送気管路から送気される前記ガスを滅菌水により加湿し、前記加湿装置内に設けられた加湿ヒータが、前記滅菌水を加温し、制御部が、前記送気管路上に設けられた開閉弁を閉状態にすると共に、前記開閉弁よりも上流側において前記送気管路から分岐され、ガス排出口が前記加湿装置に対向するように構成された分岐管路上に設けられた開閉可能なリリーフ弁を開状態にして、前記リリーフ弁を介してガスを排出する方法である。
本発明の気腹装置、気腹装置の作動方法によれば、加湿装置の温度を効果的に低減することができる。
本発明の実施形態1において、トラカールを介して被検体に接続された気腹装置の構成を示す図。 上記実施形態1の気腹装置における送気装置および加湿装置の一部等の構成を示す図。 上記実施形態1の気腹装置における加湿装置の他の一部等の構成を示す図。 上記実施形態1の気腹装置における終了時の作用を示すフローチャート。 上記実施形態1の気腹装置において、表示画面に電源オフ処理ボタンが表示されている様子を示す図。 上記実施形態1の気腹装置において、表示画面にボンベバルブ閉じ表示および完了ボタンの表示を行っている様子を示す図。 上記実施形態1の気腹装置において、表示画面にガス排出の経過表示を行っている様子を示す図。 本発明の実施形態2の気腹装置における終了時の作用を示すフローチャート。 上記実施形態2の気腹装置において、表示画面にチャンバ取外表示を行っている様子を示す図。 本発明の実施形態3の気腹装置における送気終了時の作用を示すフローチャート。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
[実施形態1]
図1から図7は本発明の実施形態1を示したものであり、図1はトラカールを介して被検体に接続された気腹装置の構成を示す図である。
気腹装置は、ガスを供給するガス供給源である炭酸ガスボンベ1と、炭酸ガスボンベ1から供給されたガスを送気する送気装置2と、送気装置2に着脱式に配置され、送気装置2から送気されたガスを加湿する加湿装置3と、加湿装置3と体腔内に挿入されるトラカール5とを接続する加温チューブ4と、を備えている。
そして、加温チューブ4により伝送された加温および加湿されたガスは、トラカール5を介して、被検体9の体腔である腹腔9a内に導入されるようになっている。
炭酸ガスボンベ1は、医療用ガスとして例えば炭酸ガス(二酸化炭素(CO2 )ガス)を供給するものであり、炭酸ガスボンベ1から供給されるガス圧は例えば6MPaである。この炭酸ガスボンベ1は、バルブ(図6参照)を備えており、このバルブを操作することにより開閉可能となっている。
送気装置2は、送気管路10と、1次減圧器11と、電空比例弁12と、流量センサ13と、電磁弁14と、第1管路圧センサ15と、第2管路圧センサ16と、装填室17と、リリーフ弁18と、分岐管路19と、電気回路21と、表示画面25と、を有している。
送気管路10は、炭酸ガスボンベ1から供給されたガスを加湿装置3へ送気する管路である。この送気管路10上に、ガスの流れにおける上流から下流へ向かって順に、上述した1次減圧器11、電空比例弁12、流量センサ13、電磁弁14、第1管路圧センサ15、第2管路圧センサ16が配置されている。
1次減圧器11は、炭酸ガスボンベ1から供給されたガスの圧力6MPaを、例えば0.4MPaまで1次減圧する。
電空比例弁12は、1次減圧器11により減圧されたガスの圧力0.4MPaを、0〜80mmHgの範囲に減圧して送気流量を調節する。ここに、電空比例弁12を通過後のガスの圧力は、電空比例弁12に与える電気信号の例えば電圧値によって制御される。
流量センサ13は、電空比例弁12を介して供給されるガスの流量を測定する。
電磁弁14は、送気管路10上の、分岐管路19との分岐よりも下流側に設けられ、電気信号によって制御可能な開閉弁である。この電磁弁14が開のときには送気装置2からの送気管路10を介した送気が行われ、電磁弁14が閉のときには送気装置2からの送気管路10を介した送気が停止される。
第1管路圧センサ15は、電磁弁14が開のときに送気されるガスの、高圧側の範囲の圧力を測定する。
第2管路圧センサ16は、電磁弁14が開のときに送気されるガスの、第1管路圧センサ15により測定される高圧側の範囲よりも低圧側の範囲の圧力を測定する。
装填室17は、加湿装置3を着脱可能に装填するためのものである(図2および図3も参照)。
分岐管路19は、送気管路10における上述した流量センサ13と電磁弁14との間から分岐して設けられている。そして、この分岐管路19の開口であるガス排出口19aは、加湿装置3に対向する位置(特に、後述する加湿ヒータ33やチャンバ31内の滅菌水32を収容する部分に対向する位置)に配置されている。
リリーフ弁18は、分岐管路19上に設けられており、電気信号によって開閉を制御することが可能となっていて、本実施形態においては気腹装置の使用が終了した際に、管路(送気管路10の電磁弁14よりも上流側および分岐管路19のリリーフ弁18よりも上流側)内に残存するガスを排出するのに用いられる。このような構成を採用することにより、リリーフ弁18を介してガスを排出すると、加湿装置3が冷却されるようになっている。
また、このリリーフ弁18は、リリーフ弁18よりも上流側の分岐管路19内のガスの圧力が、所定値以下の場合には閉状態、所定値よりも大きくなった場合に開状態となることにより、電磁弁14を介して被検体9側へ送気されるガスが所定圧力を超えないように制御する安全弁としても機能するようになっている。
電気回路21は、CPU22と、ドライバ(DRV)23と、A/D変換部24と、を備えている。
CPU22は、上述した電空比例弁12、流量センサ13、電磁弁14、第1管路圧センサ15、第2管路圧センサ16、リリーフ弁18と電気的に接続されていて、所定の処理プログラムに基づいて、各センサから測定結果を取得し、各弁を制御する制御部である(従って、CPU22は、電磁弁14およびリリーフ弁18の開閉を制御する制御部である)。
また、CPU22は、表示画面25と接続されていて、後述するように各種の情報を表示画面25に表示させる。
さらに、CPU22は、加湿装置3の後述する温度センサ34の測定結果に基づいて、加湿装置3の後述する加湿ヒータ33を制御し、あるいはさらに加温チューブ4の後述するチューブヒータ42を制御するようになっている。こうして、CPU22の制御に基づいて、適切な温度かつ適切な湿度のガスが、被検体9へ送気されるように構成されている。
ドライバ23は、CPU22からの指令に基づいて、加湿ヒータ33およびチューブヒータ42に電力をそれぞれ供給して駆動する。
A/D変換部24は、温度センサ34に接続されていて、温度センサ34から出力されたアナログ信号をデジタル信号に変換してCPU22へ出力する。これにより、CPU22は、デジタル化されたセンサ測定結果を受信するようになっている。
表示画面25は、タッチパネルを備えていて操作部としても機能するようになっており、CPU22の制御に基づいて、気腹装置に係る各種の情報を表示し、気腹装置への操作入力画面等も表示する(図5〜図7等を参照)。
次に、加湿装置3は、上述した送気装置2の装填室17に対して着脱可能に装填されて送気管路10と気体的に連通し、送気管路10から送気されるガスを、滅菌水32により加湿するものである。
この加湿装置3は、滅菌水32を収容するチャンバ31と、CPU22の制御に基づきドライバ23から電力の供給を受けて滅菌水32を加温する加湿ヒータ33と、加湿ヒータ33の温度を測定する温度センサ34と、加湿ヒータ33および温度センサ34を送気装置2の電気回路21へ接続するための加湿コネクタ35と、を備えている。
ここに、図2は気腹装置における送気装置2および加湿装置3の一部等の構成を示す図、図3は気腹装置における加湿装置3の他の一部等の構成を示す図である。
加湿装置3は、図2および図3に示すように、滅菌水32を収容するチャンバ31と、チャンバ31を加熱するための加熱部(加湿ヒータ33、温度センサ34、および加湿コネクタ35を含む加熱部)と、が分離可能となるように構成されている。
図2に示す加熱部は、装填室17内に装填されると加湿コネクタ35を介して送気装置2に接続され、加湿ヒータ33がドライバ23に、温度センサ34がA/D変換部24に、それぞれ電気的に接続される。なお、ここでは加熱部を加湿コネクタ35を介して送気装置2に着脱可能としたが、送気装置2に固定して設けるようにしても構わない。
図3に示すチャンバ31は、装填室17内に装填されると、送気装置2の送気管路10がチャンバ31内に連通されると共に、滅菌水32を収容している容器外面、例えば容器の底面に、上述した加湿ヒータ33が接触して熱を伝達するようになっている。
加温チューブ4は、加湿装置3により加湿されたガスが雰囲気温度により結露することがないように、加温を行いながら伝送するものである。この加温チューブ4は、加温チューブ4内のガスを加温するチューブヒータ42と、チューブヒータ42を加湿装置3を介して送気装置2の電気回路21へ接続するための加温コネクタ41と、を備えている。
図4は気腹装置における終了時の作用を示すフローチャートである。
この処理を開始すると、CPU22が表示画面25に、電源オフ処理へ進む操作を行うための電源オフ処理操作部である電源オフ処理ボタン54を表示する(ステップS1)。ここに、図5は、表示画面25に電源オフ処理ボタン54が表示されている様子を示す図である。この表示画面25には、その他に、気腹装置と共に使用される機器が表示されており、ここでは洗浄シース表示51、蛍光(EL)内視鏡表示52、接続デバイス表示53が表示されている。
次に、CPU22は、電源オフ処理ボタン54が押下されたか否かを判定する(ステップS2)。
ここで、電源オフ処理ボタン54が押下されていないと判定した場合には、CPU22は、他のボタンの押下を判定して(ステップS3)、他のボタンが押下されたと判定した場合には他の処理へ移行し、他のボタンが押下されていないと判定した場合にはステップS2へ戻ってボタンの押下を待機する。
こうして、ステップS2において、電源オフ処理ボタン54が押下されたと判定した場合には、CPU22は、表示画面25に、炭酸ガスボンベ1のバルブを閉じる操作を促す表示56、およびバルブを閉じる操作が完了したことを入力するための完了ボタン57を図6に示すように表示する(ステップS4)。
ここに、図6は、気腹装置において、表示画面25にボンベバルブ閉じ表示56および完了ボタン57の表示を行っている様子を示す図である。この図6に示す表示画面25には、さらに、電源オフ処理を行っていることを示す電源オフ処理中表示55、および上位の表示メニューに戻るための復帰ボタン58も表示されている。
ユーザは、ボンベバルブ閉じ表示56を見て、炭酸ガスボンベ1のバルブを閉じる操作を行い、操作が完了したところで完了ボタン57を押下して次の処理に進むようになっている。
こうして、CPU22は、完了ボタン57が押下されるのを待機する(ステップS5)。
そして、完了ボタン57が押下されたところで、CPU22は、電磁弁14を閉状態に移行させると共に、リリーフ弁18を開状態に移行させ、炭酸ガスボンベ1から電磁弁14までの間の送気管路10およびリリーフ弁18よりも上流側の分岐管路19に残存しているガスを分岐管路19のガス排気口19aを介して排出する(ステップS6)。
CPU22は、図7に示すように、このガスの排出状態、つまりガスの排出プロセスがどの程度の段階まで進行しているかを示す経過表示59を、表示画面25に行う(ステップS7)。ここに図7は、気腹装置において、表示画面25にガス排出の経過表示59を行っている様子を示す図である。この図7に示す表示画面25には、さらに、電源オフ処理中表示55も表示されている。
その後、CPU22は、ガスの排出が終了したか否かを判定し(ステップS8)、終了したと判定するまではステップS7のガスリリーフ状態表示を行う。
こうして、ステップS8においてガスの排出が終了したと判定した場合には、この処理から図示しないメイン処理にリターンする。
このような実施形態1によれば、送気管路10から分岐管路19を分岐してガス排出口19aが加湿装置3に対向するようにし、分岐管路19上にリリーフ弁18を設けたために、リリーフ弁18を開状態にすることで、加湿装置3を冷却することが可能となる。
このとき、電磁弁14を閉状態にすると共にリリーフ弁18を開状態にして、リリーフ弁18を介してガスを排出するために、電磁弁14からガスが流れることはなく、全てのガスを加湿装置3側へ排出して、冷却を高効率化することができる。
そして、炭酸ガスボンベ1が閉状態になった後に、リリーフ弁18を開状態にすることにより、送気管路10の電磁弁14よりも上流側および分岐管路19のリリーフ弁18よりも上流側に残存するガスを排出するようにしているために、炭酸ガスボンベ1の残量低下を抑制しながら、管路内に残存するガスを加湿装置3の冷却のために有効に利用することができる。
さらに、電源オフ処理ボタン54により電源オフ処理へ進む操作が行われた後に、リリーフ弁18を開状態にしてガスを排出するようにしたために、電源オフ後にチャンバ31の取り外しを行うときに、ユーザが熱により感じる不快感を軽減することができる。
こうして本実施形態によれば、加湿装置3の温度を効果的に低減することができる。
[実施形態2]
図8および図9は本発明の実施形態2を示したものであり、図8は気腹装置における終了時の作用を示すフローチャートである。
この実施形態2において、上述の実施形態1と同様である部分については同一の符号を付すなどして説明を適宜省略し、主として異なる点についてのみ説明する。
本実施形態の気腹装置の構成は、上述した実施形態1の図1に示した構成と同様であるが、作用が異なるものとなっている。
図8に示す処理を開始すると、CPU22が、上述したステップS1およびステップS2の処理を行い、必要に応じてステップS3に処理を行う。
ここで、ステップS2において、電源オフ処理ボタン54が押下されたと判定した場合には、CPU22は、温度センサ34から加湿ヒータ33の温度を取得する(ステップS21)。
次に、CPU22は、取得した温度が規定値未満であるか否かを判定する(ステップS22)。
ここで、規定値以上であると判定した場合には、CPU22は、電磁弁14を閉状態に移行させると共に、リリーフ弁18を開状態に移行させ(ステップS23)、炭酸ガスボンベ1から供給されるガスを加湿装置3へ向けて排出する(ステップS24)。
そして、ステップS22へ戻り、取得した温度の判定を行う。こうして、ステップS22において、取得した温度が規定値未満であると判定した場合には、CPU22は、上述したステップS4,S5,S7,S8の処理を行う。
その後、CPU22は、表示画面25に、チャンバ31の取り外しを促す案内表示61を、図9に示すように行う(ステップS25)。ここに、図9は、気腹装置において、表示画面25にチャンバ取外表示を行っている様子を示す図である。この図9に示す表示画面25には、さらに、電源オフ処理中表示55も表示されている。
ステップS25の処理を行ったら、この処理から図示しないメイン処理にリターンする。
このような実施形態2によれば、上述した実施形態1とほぼ同様の効果を奏するとともに、加湿ヒータ33の温度を測定し、測定結果が規定値未満になるまでリリーフ弁18を開状態にして、炭酸ガスボンベ1から供給されるガスを加湿装置3へ向けて排出するようにしたために、加湿装置3を規定値未満の温度まで確実に冷却することができる。
そして、加湿装置3が規定値未満の温度まで冷却されたことが確認されているために、チャンバ31の取り外しを促す案内表示61を適切なタイミングで表示することができる。
[実施形態3]
図10は本発明の実施形態3を示したものであり、気腹装置における送気終了時の作用を示すフローチャートである。
この実施形態3において、上述の実施形態1,2と同様である部分については同一の符号を付すなどして説明を適宜省略し、主として異なる点についてのみ説明する。
上述した実施形態1,2は、気腹装置の使用が終了したときに加湿装置3を冷却するものであったが、この実施形態3は、気腹装置による送気が終了したときに加湿装置3を冷却するものとなっている。
こうして、本実施形態の気腹装置の構成は、上述した実施形態1の図1に示した構成と同様であるが、作用が異なるものとなっている。
まず、表示画面25のタッチパネルは、本実施形態においては、送気を開始する操作を行うための送気開始操作部と、送気を停止する操作を行うための送気停止操作部と、を兼ねたものとなっている。
また、CPU22は、図示しない検出部等の検出結果に基づいて、加湿装置3が送気装置2に接続されているか否かを判定することができるようになっている。
そして、加湿装置3の接続が検出されている状態において、送気開始操作部として機能する表示画面25から送気を開始する操作が行われたと判定すると、CPU22は、加湿を行いながらの送気を自動的に実行する制御を行う。
その後、送気停止操作部として機能する表示画面25から、送気を停止する操作が行われたと判定すると、CPU22は、この図10に示す処理を開始する。
この処理を開始すると、CPU22が、電磁弁14を閉状態に移行させ(ステップS31)、温度センサ34から加湿ヒータ33の温度を取得する(ステップS32)。
次に、CPU22は、取得した温度が規定値未満であるか否かを判定する(ステップS33)。
ここで、規定値以上であると判定した場合には、CPU22は、リリーフ弁18を開状態に移行させ(ステップS34)、炭酸ガスボンベ1から供給されるガスを加湿装置3へ向けて排出する(ステップS35)。
そして、ステップS33へ戻り、取得した温度の判定を行う。こうして、ステップS33において、取得した温度が規定値未満であると判定した場合には、CPU22は、リリーフ弁18を閉状態に移行させてから(ステップS36)、この処理から図示しないメイン処理にリターンする。
このような実施形態3によれば、上述した実施形態2と同様に、加湿装置3を規定値未満の温度まで確実に冷却することができる。
しかも、この実施形態3によれば、送気を停止する操作が行われた後に、リリーフ弁18を開状態にしてガスを排出するために、気腹装置からの送気が終了した段階で加湿装置3の冷却が開始されることになる。このために、気腹装置の電源オフ処理に進む時点で、冷却が既にある程度まで進んでいるか、または冷却が完了していることになり、電源オフ処理に要する時間を短縮することができる。
なお、上述では主として気腹装置について説明したが、気腹装置を上述したように作動させる作動方法であっても良いし、コンピュータに気腹装置を上述したように制御させるための制御プログラム、該制御プログラムを記録するコンピュータにより読み取り可能な一時的でない記録媒体、等であっても構わない。
また、本発明は上述した実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化することができる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明の態様を形成することができる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除しても良い。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせても良い。このように、発明の主旨を逸脱しない範囲内において種々の変形や応用が可能であることは勿論である。
1…炭酸ガスボンベ
2…送気装置
3…加湿装置
4…加温チューブ
5…トラカール
9…被検体
9a…腹腔
10…送気管路
11…1次減圧器
12…電空比例弁
13…流量センサ
14…電磁弁
15…第1管路圧センサ
16…第2管路圧センサ
17…装填室
18…リリーフ弁
19…分岐管路
19a…ガス排出口
21…電気回路
22…CPU
23…ドライバ(DRV)
24…A/D変換部
25…表示画面
31…チャンバ
32…滅菌水
33…加湿ヒータ
34…温度センサ
35…加湿コネクタ
41…加温コネクタ
42…チューブヒータ
51…洗浄シース表示
52…蛍光(EL)内視鏡表示
53…接続デバイス表示
54…電源オフ処理ボタン
55…電源オフ処理中表示
56…ボンベバルブ閉じ表示
57…完了ボタン
58…復帰ボタン
59…経過表示
61…案内表示

Claims (7)

  1. ガスを供給するガス供給源と、
    前記ガス供給源から供給されたガスを送気管路により送気する送気装置と、
    前記送気装置に着脱式に配置され、前記送気管路と気体的に連通して該送気管路から送気される前記ガスを滅菌水により加湿する加湿装置と、
    前記加湿装置内に設けられ、前記滅菌水を加温する加湿ヒータと、
    前記送気装置内において前記送気管路から分岐されており、ガス排出口が前記加湿装置に対向するように構成された分岐管路と、
    前記分岐管路上に設けられた、開閉可能なリリーフ弁と、
    を有することを特徴とする気腹装置。
  2. 前記送気管路上の、前記分岐管路との分岐よりも下流側に設けられた開閉弁と、
    前記開閉弁および前記リリーフ弁の開閉を制御する制御部と、
    をさらに有し、
    前記制御部は、前記開閉弁を閉状態にすると共に前記リリーフ弁を開状態にして、前記リリーフ弁を介してガスを排出することを特徴とする請求項1に記載の気腹装置。
  3. 前記ガス供給源は、開閉可能であり、
    前記制御部は、前記ガス供給源が閉状態になった後に、前記リリーフ弁を開状態にすることにより、前記送気管路の前記開閉弁よりも上流側および前記分岐管路の前記リリーフ弁よりも上流側に残存するガスを排出することを特徴とする請求項2に記載の気腹装置。
  4. 前記ガス供給源は、開閉可能であり、
    前記加湿ヒータの近傍に設けられた、該加湿ヒータの温度を測定する温度センサをさらに有し、
    前記制御部は、前記ガス供給源が閉状態になる前に、前記温度センサの測定結果が規定値未満になるまで前記リリーフ弁を開状態にしてガスを排出することを特徴とする請求項2に記載の気腹装置。
  5. 電源オフ処理へ進む操作を行うための電源オフ処理操作部をさらに有し、
    前記制御部は、前記電源オフ処理操作部により電源オフ処理へ進む操作が行われた後に、前記リリーフ弁を開状態にしてガスを排出することを特徴とする請求項3または請求項4に記載の気腹装置。
  6. 送気を停止する操作を行うための送気停止操作部をさらに有し、
    前記制御部は、前記送気停止操作部により送気を停止する操作が行われた後に、前記リリーフ弁を開状態にしてガスを排出することを特徴とする請求項4に記載の気腹装置。
  7. ガス供給源が、ガスを供給し、
    送気装置が、前記ガス供給源から供給されたガスを送気管路により送気し、
    前記送気装置に着脱式に配置された加湿装置が、前記送気管路と気体的に連通して該送気管路から送気される前記ガスを滅菌水により加湿し、
    前記加湿装置内に設けられた加湿ヒータが、前記滅菌水を加温し、
    制御部が、前記送気管路上に設けられた開閉弁を閉状態にすると共に、前記開閉弁よりも上流側において前記送気管路から分岐され、ガス排出口が前記加湿装置に対向するように構成された分岐管路上に設けられた開閉可能なリリーフ弁を開状態にして、前記リリーフ弁を介してガスを排出することを特徴とする気腹装置の作動方法。
JP2015066726A 2015-03-27 2015-03-27 気腹装置、気腹装置の作動方法 Pending JP2016185228A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015066726A JP2016185228A (ja) 2015-03-27 2015-03-27 気腹装置、気腹装置の作動方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015066726A JP2016185228A (ja) 2015-03-27 2015-03-27 気腹装置、気腹装置の作動方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2016185228A true JP2016185228A (ja) 2016-10-27

Family

ID=57202803

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015066726A Pending JP2016185228A (ja) 2015-03-27 2015-03-27 気腹装置、気腹装置の作動方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2016185228A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112057122A (zh) * 2020-09-18 2020-12-11 西安交通大学医学院第一附属医院 内科胸腔镜自动充气装置
JP2021533887A (ja) * 2018-08-17 2021-12-09 フィッシャー アンド ペイケル ヘルスケア リミテッド 患者にガスを提供するための加熱式手術用カニューレ

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021533887A (ja) * 2018-08-17 2021-12-09 フィッシャー アンド ペイケル ヘルスケア リミテッド 患者にガスを提供するための加熱式手術用カニューレ
JP7451493B2 (ja) 2018-08-17 2024-03-18 フィッシャー アンド ペイケル ヘルスケア リミテッド 患者にガスを提供するための加熱式手術用カニューレ
CN112057122A (zh) * 2020-09-18 2020-12-11 西安交通大学医学院第一附属医院 内科胸腔镜自动充气装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7278994B2 (ja) 呼吸器加湿システム
JP7401509B2 (ja) 患者へガスを送給するための方法およびシステム
US7981072B2 (en) Method and apparatus for supplying predetermined gas into body cavities of a patient
EP1940501B1 (en) Insufflating system and computer program product for controlling the supply of a distending media to an endoscopic device
JP5566340B2 (ja) 内視鏡の送気システム
US20160101251A1 (en) Ventilator with integrated blower to provide negative or positive pressure in a ventilator system
JP4624707B2 (ja) 内視鏡外科手術システム
JP2011521705A5 (ja)
CA2424647A1 (en) Improvements to apparatus used for the humidification of gases in medical procedures
JP6416111B2 (ja) 湿度制御された液体を最大限に利用する圧補助デバイス
CN106390263A (zh) 用于向患者供应气体的装置
RU2631185C2 (ru) Система и способ определения целевой температуры средства взаимодействия с субъектом на основании базовой температуры
JP2011152256A (ja) 理美容用加圧蒸気発生装置
JP2016185228A (ja) 気腹装置、気腹装置の作動方法
US10625038B2 (en) Medico-surgical apparatus and methods
JP6411263B2 (ja) 気腹装置、気腹装置の作動方法
JP2005245772A (ja) 気腹システム
JP4643246B2 (ja) 腹腔鏡下外科手術システム
JPH11178787A (ja) 内視鏡システム
JP2004159687A (ja) 送気装置
RU176788U1 (ru) Инсуффлятор с микропроцессорным управлением
JP2004159688A (ja) 送気装置
JPWO2020188803A1 (ja) 送気装置、送気量制御方法及び送気システム
JP2003153912A (ja) 手術システム
JP2003250886A (ja) 気腹装置