JP2016184810A - 同期メッセージ送出装置、時刻同期システム、同期メッセージ送出方法およびプログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】時刻情報を含む同期メッセージを送出する同期メッセージ送出装置であって、前記同期メッセージ、及び、前記同期メッセージ以外のメッセージである一般メッセージを送出する送出部と、前記同期メッセージの送出タイミングか否かを判定するスケジューラ部と、を備え、前記送出部は、前記スケジューラ部が同期メッセージの送出タイミングであると判定すると、前記一般メッセージを送出中である場合は、当該一般メッセージの送出を中断して、前記同期メッセージを送出する。
【選択図】図18
Description
これらのうち、ネットワークにおける伝送時間の遅延及び揺らぎに関しては、IEEE1588v2にてトランスペアレントクロック(Transparent Clock、TC)やバウンダリークロック(Boundary Clock、BC)を用いた対応策が提案されている。
特許文献1では、かかる構成により、パケットが集中したときでも、ネットワーク遅延のバラツキを減少させることで、時刻同期精度を向上させる、とされている。
かかる同期パケットの送信遅延及び送信間隔の揺らぎへの対策として、特許文献1に記載の技術を用いて、同期パケットと同期パケット以外のパケットとを別々のIPアドレスにて送信する方法が考えられる。しかしながら、この方法では、GMCに複数のIPアドレスを割り当てる必要があり、IPアドレスの管理が煩雑になる。
図1は、本発明の一実施形態における時刻同期システムの装置構成を示す概略構成図である。同図において、時刻同期システム1は、グランドマスタークロック(Grandmaster Clock)装置100と、アンテナ200と、トランスペアレントクロック(Transparent Clock)装置300と、1つ以上のスレーブ(Slave)装置400とを備える。
また、アンテナ200は測位システム900から得られる測位情報を受信し、アンテナ200はグランドマスタークロック装置100に接続されている。
測位システム900は、衛星を用いた測位システム(Global Navigation Satellite System;GNSS、全地球航法衛星システム)である。測位システム900の例として、GPS(Global Positioning System)、QZSS(Quasi Zenith Satellite System)又はGLONASS(Global Navigation Satellite System)を上げることができるが、これに限らない。測位システム900は、測位の原理として高精度の時刻と衛星の航法情報を元に三角測量を行うシステムであり、地上に設置された数台のセシウム原子時計と時刻が一致するように、常に時刻情報の補正を行っている。時刻同期システム1では、測位システム900を時刻源として利用する。具体的には、時刻同期システム1は、測位システム900の人工衛星が送信する高精度の時刻情報を利用して時刻を検出する。
グランドマスタークロック装置100は、時刻同期システム1の中枢となる時刻同期源であり、アンテナ200を介して測位システム900から受信した測位情報に基づいて時刻を検出し、検出した時刻に基づいて、時刻同期パケットの形式による時刻情報を生成してスレーブ装置400の各々へ送信する。グランドマスタークロック装置100は、時刻同期対象であるスレーブ装置400の時刻を測位システム900の時刻に同期させることを目的として、時刻情報のスレーブ装置400への送信を行う。なお、送信を送出とも称する。グランドマスタークロック装置100は、同期メッセージ送出装置の例に該当する。
トランスペアレントクロック装置300は、グランドマスタークロック装置100からの時刻同期パケットを受信して送信先のスレーブ装置400へ送信する。その際、トランスペアレントクロック装置300は、送信時刻から受信時刻を減算してトランスペアレントクロック装置300内での遅延時間を算出し、算出した遅延時間を時刻同期パケット内に書き込む(打刻する)。当該時刻同期パケットを受信したスレーブ装置400では、時刻同期パケット内に書き込まれた遅延時間に基づく補正を行うことで、時刻同期に対するトランスペアレントクロック装置300における伝送時間の遅延(Delay)や揺らぎ(Jitter)の影響を低減させることができる。
一方、L2スイッチ820は、一般的な多ポートスイッチであり、時刻同期パケットの識別等の処理は行わない。時刻同期パケットがL2スイッチ820を通過するのに要する時間は、通信経路800における伝送時間の遅延や揺らぎの一因となる。
また、時刻同期対象であるスレーブ装置400を識別するために、グランドマスタークロック装置100がスレーブ装置400にSMID(SYNC mesage ID)を付与する。SMIDは、スレーブ装置400毎に固有の値を有する整数の通し番号である。
但し、SMIDはスレーブ装置400内に保管されるものではなく、グランドマスタークロック装置100が、スレーブ装置400を識別するためにグランドマスタークロック装置100内部に記憶しておく。
但し、グランドマスタークロック装置100に登録可能なスレーブ装置400の台数は500台以下に限らない。グランドマスタークロック装置100が、1000台のslaveに対し時刻同期を実施する場合は、500台の場合よりもSMIDビットを1ビット増やすことで、SMIDを容易にスケールアップすることができる。なお、一台のグランドマスタークロック装置100が大量のスレーブ装置400を時刻同期する場合、通信経路800構成が複雑になり、トランスペアレントクロック装置300など時刻同期をサポートしたスイッチ以外のL2スイッチ820が多段に挟まる可能性がある点について留意が必要である。
図2は、IEEE1588v2時刻同期プロセスにおける階層構造を示す説明図である。同図において、グランドマスタークロック装置1100とスレーブ装置1400とが示されており、グランドマスタークロック装置1100とスレーブ装置1400とは通信経路1800で接続されている。
MAC層は、PTP層、UDP層およびIP層のプロトコルスタックによってカプセル化されたPTPパケットにMACアドレス情報の付与、FCS(Frame Check Sequence)演算処理等の処理を行い、また、物理層とのインタフェースとして機能する。また、MAC層に含まれるタイムスタンプユニットは、PTP層の重要な要素であるタイムスタンプを実施する。
一方、従来のグランドマスタークロック装置では、パケットの送信タイミングについて、PTP層、UDP層およびIP層における遅延(Delay)や揺らぎ(Jitter)の影響を受ける。この点について図3を参照して説明する。
同図において、グランドマスタークロック装置1100は、GNSS同期型周波数発振器(GNSSDO)1110と、物理層チップ(PHY)1120と、メディアアクセスコントローラ(Media Access Controller;MAC)部1130と、水晶振動子1150と、メインメモリ1160と、CPU(Central Processing Unit、中央処理装置)1170とを備える。GNSS同期型周波数発振器1110は、GNSS受信機1111と、クロック調整器1112と、水晶振動子1113とを備える。MAC部1130は、受信タイムスタンプユニット(Receive Timestamp Unit;RTSU)1131と、受信FIFO(First-in First-out)1132と、送信FIFO1133と、送信タイムスタンプユニット(Transmit Timestamp Unit;TTSU)1137と、プレシジョンタイムカウンターユニット(Precision Time Counter Unit;PRTCU)1142とを備える。CPU1170は、ハードウェア(HW)アクセス部1171と、ドライバ1172と、OS(Operating System)カーネル1173と、GNSS管理デーモン(GNSSD)1174と、プロトコルスタック1175と、Delayreq送出処理部1176と、Sync送出処理部1177と、スケジューラ(Scheduler)1178とメモリコントローラ1181とを備える。
また、物理層チップ1120が物理層の処理を実行し、MAC部1130がMAC層の処理を実行し、CPU1170が、IP層、UDP層及びPTP層の処理を実行する。
GNSS同期型周波数発振器1110は、アンテナ1200から得たGNSSの信号から、ToD(Time Of Day、年・月・日・時・分・秒の時刻情報)、1PPS(正確な毎一秒を通知するパルス信号)、及び、125メガヘルツ(MHz)周波数信号を取得してグランドマスタークロック装置1100内部に提供する。
受信FIFO1132は、受信パケットを一時的に格納する。
送信FIFO1133は、送信パケット(グランドマスタークロック装置1100が送信するパケット)を一時的に格納する。
送信タイムスタンプユニット1137は、送信パケットに送信時刻を書き込む(送信タイムスタンプを打刻する)。
メインメモリ1160は、グランドマスタークロック装置1100が備える記憶デバイスを用いて構成され、各種情報を記憶する。
CPU1170は、ハードウェアアクセス部1171を経由してToDの取得及び送受信パケットのハンドリングを行う。送受信パケットのハンドリングにおいて、CPU1170は、送信パケットについては、OSカーネル1173から指示のあったメインメモリアドレスをメインメモリコントローラ1181に出力して、メインメモリ1160から送信パケット情報を読み込む。そして、CPU1170は、読み込んだ送信パケット情報をMAC部1130に出力する。CPU1170は、受信パケットについては送信パケットの場合と逆に、MAC部1130から受信したパケットを、メインメモリ1160の、OSカーネル1173が指示したメインメモリアドレスに蓄積する。
GNSSD1174は、GNSS同期型周波数発振器1110を制御する制御デーモンであり、GNSSから得たToD情報を元に、MAC部1130のプレシジョンタイムカウンターユニット1142の秒粒度以上の時刻合わせ、および、GNSS同期型周波数発振器1110の状態監視を実施する。具体的には、GNSSD1174は、GNSS同期型周波数発振器1110が前回行った時刻合わせ(水晶振動子1113の発振の補正)に基づいて時刻合わせを行う。そして、GNSSD1174は、GNSS電波の受信状況などによりGNSS同期型周波数発振器1110内の水晶振動子1113が自走状態(Holdover)になったことなどの状態変化を管理し、各プロセスからの被参照処理を実施する。
Sync送出処理部1177は、スレーブ装置1400とPTPプロトコルにて事前に取り決め(ネゴシエーション)を行った同期間隔(Sync間隔、Sync interval)を基に、スケジューラ1178に対し、送信対象となるスレーブ装置のID(以下、スレーブIDと称する)を登録する。スケジューラ1178は、一定の粒度(例えば500us)にてスレーブID領域(スレーブ装置のIDが登録された領域)を参照し、スレーブIDが存在すれば、Sync送出処理部1177にスレーブIDを伝達する。Sync送出処理部1177は、当該スレーブIDに関する同期メッセージ(Synchronous message(Sync message))を時刻同期パケットにて生成し、プロトコルスタック1175に対して付加情報と共に出力する。
ここで、一般メッセージは、例えば、CPU1170において送出処理を実施する、例えば管理メッセージや後述するdelayrespメッセージなど、同期メッセージ以外のメッセージを示す。
物理層チップ(PHY)1120は、ネットワークを介してスレーブ装置1400と通信を行う。
図4において、Sync送出処理部1177は、毎正秒(1PPS)等間隔で同期メッセージを送出するものとしてスレーブ装置1400とネゴシエーションしており、スケジューラ1178に対して1秒毎のタイミングで同期メッセージIDを書き込む。
なお、図4では、同期メッセージの送出間隔が1PPSである場合の例を示しているため、図3を参照して説明した粒度の問題については言及しない。
次に、スケジューラ1178が同期メッセージの送出タイミングを検出すると、Sync送出処理部1177が送出タイミングとなった同期メッセージをメインメモリ1160へと書き込む。この際、メインメモリ1160への書込による遅延が生じる。また、同期メッセージの書込中に他のプロセスが同一のメインメモリに対してアクセスすると、揺らぎ(Jitter)が発生し得る。
また、図3を参照して説明した粒度の問題の問題が生じると、同期メッセージのスレーブ装置1400への到着間隔の精度がさらに低下する。
一方、グランドマスタークロック装置100は、同期メッセージの送出処理を、CPUからプロファイルで指定された間隔、及び、スレーブ装置400に関する情報などに基づいて、MAC層内のプロセスにて実行する。このように、グランドマスタークロック装置100は、同期メッセージの送出処理をCPUから分離して実行する。
そして、グランドマスタークロック装置100はMAC層において、GNSSを起源とする極めて高精度のクロックによってスケジュールされた時刻に同期メッセージを送出することで、CPU層での処理による送出タイミングの揺らぎを排除し、一定の遅延のみで同期メッセージ送出を実現する。
同図において、グランドマスタークロック装置100は、GNSS同期型周波数発振器(GNSSDO)110と、物理層チップ(PHY)120と、メディアアクセスコントローラ(Media Access Controller;MAC)部130と、水晶振動子150と、メインメモリ160と、CPU(Central Processing Unit、中央処理装置)170とを備える。GNSS同期型周波数発振器110は、GNSS受信機111と、クロック調整器112と、水晶振動子113とを備える。MAC部130は、受信タイムスタンプユニット(Receive Timestamp Unit;RTSU)131と、受信FIFO(First-in First-out)132と、送信FIFO133と、Syncプロファイル記憶部134と、Sync生成部135と、Sync送出部136と、送信タイムスタンプユニット(Transmit Timestamp Unit;TTSU)137と、スケジューラ(Scheduler)141と、プレシジョンタイムカウンターユニット(Precision Time Counter Unit;PRTCU)142とを備える。なお、MAC部130の、より詳細な構成については後述する。
CPU170は、ハードウェア(HW)アクセス部171と、ドライバ172と、OS(Operating System)カーネル173と、GNSS管理デーモン(GNSSD)174と、プロトコルスタック175と、Delayreq送出処理部176と、Sync登録処理部177と、メモリコントローラ181とを備える。
また、物理層チップ120が物理層の処理を実行し、MAC部130がMAC層の処理を実行し、CPU170が、IP層、UDP層及びPTP層の処理を実行する。
MAC部130において、受信タイムスタンプユニット131、送信タイムスタンプユニット137の機能は、それぞれ図3の受信タイムスタンプユニット1131、送信タイムスタンプユニット1137の機能と同様であり、説明を省略する。
また、水晶振動子150、メインメモリ160の機能も、それぞれ図3の水晶振動子1150、メインメモリ1160の機能と同様であり、説明を省略する。
CPU170は、図3のSync送出処理部1177及びスケジューラ1178に代えてSync登録処理部177を備える点以外は、図3のCPU1170と同様である。なお、CPU170もOSのスケジューラ機能を実行するが、同期メッセージの送出において、当該機能を直接には使用しないので、図6にはCPUのスケジューラを記載していない。CPU170は、一般メッセージ生成部の例に該当し、図6のCPU1170と同様、一般メッセージを生成する。
またCPU170が、定期的な同期メッセージ送出処理から解放されることによりGNSSD処理,Delayreq送出処理など他処理に多くの時間を割くことが可能となり装置のパフォーマンス向上が期待できる。Delayreq送出処理部176の機能は、図3のDelayreq送出処理部1176の機能と同様であり、説明を省略する。
スケジューラ141は、スケジューラ部の例に該当する。
Sync送出部136は、後述する3方式のいずれかにより、同期メッセージの送出を行う。Sync送出部136は、送出部の例に該当する。
図7において、Sync登録処理部177は、毎正秒(1PPS)等間隔で同期メッセージを送出するものとしてスレーブ装置400とネゴシエーションしており、MAC部130のSyncプロファイル記憶部134に、送信間隔、同期メッセージを構成する各要素を登録する。CPU170が同期メッセージの送出に関して行う処理は、Syncプロファイル記憶部134への登録処理に限定される。これにより、CPU170は、その他のPTP処理並びに装置管理に必要なプロセスの実行に専念することができる。
また、同図の下方向に向けては、32ビットの集合が連続したデータとして表しており、上の行のデータから下の行のデータへと順に、回線に送信される。
また、同図の左端に記載している1、5、9、・・・は、32ビットの集合の左端、すなわち、ネットワークに最初に送出されるバイト位置を示している。例えば、上から1行目の左端のビットは、1バイト目に含まれており、上から2行目の左端のビットは、5バイト目に含まれている。
同期メッセージは複数のプロトコルにて構成される。
グローバルプロファイルは、図8に示す各領域のうち、同一のグランドマスタークロック装置から送信する全ての同期メッセージで同一の値になる領域(第1の領域)のデータを纏めたものである。
例外は、ID(random value)領域であり、ID(random value)領域の値は毎パケット異なる。ID(random value)領域の値は文字通りランダムであり一意の値をGloval profile内に保持する必要は無い。ただし、図9の例では、ランダム値を生成するseed値(初期値)を設定するなどの利用のために領域を確保している。なお、ID(random value)領域のランダム値生成方式として、公知のランダム値生成方式を用いることができる。
SMIDプロファイルは、図8に示す各領域のうち、同一のグランドマスタークロック装置から送出され、かつ、同一のスレーブ装置に送出される同期メッセージで同一の値となる領域(第2の領域)のデータを纏めたものである。なお、図10に示すように、リザーブ領域(RSVD)を含んでいる。
Syncプロファイル記憶部134は、スレーブ装置400毎にSMIDプロファイルを記憶する。図10に示すSMIDプロファイルは、28バイトで構成されている。500個のスレーブ装置400を時刻同期する場合、Syncプロファイル記憶部134は、28×500=14,000バイトの領域を用いてSMIDプロファイルを記憶する。
SMIDテーブルは、図8に示す各領域のうち、同期メッセージ毎に異なる値を有する領域(第3の領域)のデータを纏めたものである。なお、図11に示すように、リザーブ領域(RSVD)を含んでいる。
図11に示すSMIDテーブルは、8バイトで構成されている。500個のスレーブ装置400を時刻同期する場合、Syncプロファイル記憶部134は、8×500=4,000バイトの領域を用いてSMIDテーブルを記憶する。
Syncプロファイル記憶部134へのアクセスでは、CPU170が、アドレス(ADDR)およびデータ(DATA)を指定して各データの書込を行う。CPU170が書き込んだデータは、MAC部130の各プロセスからは固定値として扱われる。また、リード機能を利用することで現在の同期メッセージの送出状態を監視することが可能である。
Sync送出部136は、同期メッセージが存在しない場合にはReadPulse(FIFOからデータを読み込むための信号)を出力し、送信DATAの読み込みを実行する。
また、スケジューラ141は、SYNCIDの1サイクルをさらに500に分割したタイミングでカウントアップするカウンターであるSMIDを備える。
さらに、スケジューラ141は、スレーブ装置400毎にSyncプロファイル記憶部134に格納しているsyncIntervalから次回の送出タイミングを算出しnextIntervalに書き込む。128PPSが規格上の最小間隔であるため、算出式を128÷SyncIntervalとし、現在のnextInterval値に上記算出結果を加算することとする。
例えば、同期メッセージ送出間隔が64PPSに設定されているスレーブ装置400の場合、128÷64=2となり、nextIntervalに記憶されていた値に2を加算しnextInterval領域への書き込み(更新)を行う。
また、同期メッセージ送出間隔が32PPSに設定されているスレーブ装置400の場合、128÷32=4となり、nextIntervalに記憶されていた値に4を加算しnextInterval領域への書き込み(更新)を行う。
Sync生成部135は、同期メッセージの組み立てが完了すると、直ちに当該同期メッセージをSYNCメッセージFIFO139へ出力する。
相手装置はエラーを検知するが上位層による再送が期待できる場合に、特に有効な方式である。
(2)高優先送出方式では、同期メッセージの送出タイミングが到来すると、現在送信中のCPUパケットが完了するのを待ち、次回の送出では必ず同期メッセージを送出する。仮にCPUパケットが連続して発行されている場合においても最優先で同期メッセージを送信する。
(3)送信時刻予約方式では、CPUパケットの最大値がEthernet(登録商標)の規定で1518バイトと決まっていることに着目して、同期メッセージの送出タイミングから1518バイト分前(実際にはIFGやFCSが存在するため1542オクテット(octet)時間前)の時刻になると、新たなCPUパケットの送出を抑制する。これにより、1542オクテット経過後に、確実に同期メッセージを送出することができる。なお、1542オクテットは一般メッセージの送出に要する時間として規定されている規定時間の例に該当する。また、CPUパケットは、同期メッセージ及び一般メッセージの例に該当する。
送信時刻予約方式では、1542オクテット時間が経由した時点で同期メッセージの送出を開始することで、メッセージの送出間隔は常に一定となる。時刻同期においては、メッセージの到着速度は問題ではなく、メッセージの間隔ならびにメッセージ内のタイムスタンプの正確度が重要であるため、送信時刻予約方式が有効である。また、送信時刻予約方式では同期メッセージが存在する場合にのみCPUパケットの送出を停止するため、スレーブ装置400の台数が少ない場合など、同期メッセージの送出間隔(Sync interval)が長い場合でも、CPUメッセージを効率的に送出することができる。
なお、ここでは一般メッセージの送出に要する最長時間を規定時間としているが、これに限らず、規定時間は一般メッセージの送出に要する時間であればよい。この場合でも、同期メッセージの送出間隔は一定となる。
送信タイムスタンプユニット137は、送信する時刻同期パケットに対し、プレシジョンタイムカウンターユニット142から得た時刻情報を打刻する処理を行う。
受信タイムスタンプユニット131、送信タイムスタンプユニット137共に、時刻同期パケットを認識して時刻情報を打刻する。同期メッセージも時刻同期パケットであることから、送信タイムスタンプユニット137は、同期メッセージにも正確な時刻情報を打刻する。
preamble+FSDは7オクテットのpreambleと1オクテットのFSD(フレームスタートデリミタ)にて構成されている。preamble+FSDは、それ以後、Etherパケットのペイロードがスタートすることを示すフラグ領域である。
SMIDは0〜499の正整数の値をとり、15,625ナノ秒でカウントアップする構成とする。なお、同一のスレーブ装置400に対する同期メッセージ情報には、必ず同一のSMIDを対応付ける必要がある。どのSMIDを利用するかは例えば、グランドマスタークロック装置100の管理者が決定する。同期メッセージ間隔を一定にするために1つのスレーブ装置400に対応するSMIDは一意である必要がある。
なお、SyncIDは、第1カウンターの例に該当する。SMIDは、第2カウンターの例に該当する。
SMIDテーブルはSMIDを登録する11ビットの領域と、同期メッセージの送信間隔であるSyncInterval領域と、当該SMIDに該当する同期メッセージを送出した際に次回の送出タイミングを決定するためのNextIntervalと、1ずつデータがインクリメントされるsequenceIDとを含んで構成される。NextIntervalは、128÷SyncIntervalによって決定される値であり同期メッセージの送出後にアップデートされる。sequenceIDは読み込んだ値に1インクリメントして書き込まれるだけである。スレーブ装置400では、このsequenceIDを用いてSYNC messgeの抜けや順序逆転が生じていないことを確認するために利用する。
プレシジョンタイムカウンターユニット142からの毎秒パルスを取得すると、スケジューラ141は、ステップS101を実行する。ステップS101では、スケジューラ141は、SyncID、SMID、SMID.counterの3つのカウンターの0クリアを実行する。SMID.counterは、SMIDを1インクリメントするタイミングを検出するためのカウンターである。
時刻境界であると判定した場合(ステップS102:YES)、ステップS103にて、スケジューラ141は、SMIDを1インクリメントする。これにより、次のSMIDの処理へと移行する。
ステップS104では、スケジューラ141は、SMID.counterを0クリアし、ステップS120での処理のためにSMIDpulseを発生させる。このSMIDpulseは同期メッセージを送出する最小周期(128PPS)が経過したことを示している。ステップS104の後、ステップS105へ遷移する。
ステップS105では、スケジューラ141は、SMIDがその最大値である499に達したか否かを判定する。
一方、SMIDが499に達していると判定した場合(ステップS105:YES)、全てのSMID処理を完了したことを意味するので、スケジューラ141は、ステップS106にて、SMID=0つまり初期値に設定する。
ステップS108では、スケジューラ141は、全てのSyncID処理が完了したか否かを判定する。具体的には、スケジューラ141は、SyncIDが127か否かを判定する。
SyncIDが127であると判定した場合(ステップS108:YES)、ステップS109にて、スケジューラ141は、SyncID=0とする。ステップS109の後、ステップS102へ遷移する。
一方、ステップS108において、SyncIDが127以外であると判定した場合(ステップS108:No)、処理すべきSyncIDが存在するため、ステップS102へ遷移する。
同期メッセージ送出タイミングが到来していると判定した場合(ステップS120:YES)、ステップS121へ遷移する。
ステップS121では、スケジューラ141は、DPRAMのアドレスを、該SMIDが格納されている先頭アドレスへと変換する。
ステップS123では、スケジューラ141は、ステップS122で取得したNextIntervalとSyncIDとが同じか否かを判定する。同じではないと判定した場合(ステップS123:No)、ステップS120へ遷移する。これにより、SMIDpulse待ち状態になる。
ステップS124では、スケジューラ141は、SMIDテーブルよりSyncIntervalを読み込む。
ステップS125では、スケジューラ141は、現在のNextIntervalを更新するために128÷SyncIntervalを演算する。
ステップS127では、スケジューラ141は、SMIDテーブルからsequenceIDを読み込む。
sequenceIDは1ずつインクリメントされることがIEEE1588v2にて規定されているため、ステップS128では、スケジューラ141は、sequenceIDのインクリメント処理を行う。
以上で一連の同期メッセージに関する処理が完了したので、ステップS130において、スケジューラ141は、同期メッセージ送信PulseをSync生成部に送信し、ステップS120へ遷移する。
同図において、送信FIFO133は、グランドマスタークロック装置100からの全ての送信パケットのうち同期メッセージ以外のパケット(CPUパケット)が一時格納されるFIFOメモリである。
各パケットでは、パケット情報に加えてSOF(スタートオブフレーム)、EOF(エンドオブフレーム)を前後に付けることでパケット間の切れ目を明確にしている。
TFIFO.EmptyFlagは送信FIFO133が空の状態を通知するフラグである。
TFIFO.DATAは、TFIFO.ReadPulseのパルス信号の1サイクル後に出力される、EOF、SOFもしくは同期メッセージ以外のパケットデータである。
SFIFO.EmptyFlagは、同期メッセージの有無を示すフラグである。
SFIFO.ReadPulseは、TFIFO.ReadPulseと同一の動作をSYNCメッセージFIFOに対して行うリードパルスである。
Sync送出部136は、(1)強制廃棄方式、(2)高優先送出方式、(3)送信時刻予約方式のいずれかを選択するSync Transmit rule ID領域を有する。そして、SYNC送出部136は、Sync Transmit rule ID領域に設定されているルールに従って送信FIFO133もしくはSYNCメッセージFIFO139の何れかからパケットデータを読み出す。そして、Sync送出部136は、送信データと、送信データが有効であることを示すDataEnableとを、後段の処理ブロックである送信タイムスタンプユニット137へ出力する。
ステップS201では、Sync送出部136は、カウンター等のリセットを行い、OSからのSYNC送信開始信号を待ち受ける。
次に、ステップS202へ遷移し、SYNC送出部136は、DataEnable=0を設定する。以上が前処理である。
S205にて、SYNC送出部136は、DataEnable=1を設定する。
その後、ステップS203へと進み、同期メッセージの送出完了まで送出処理を継続する。
送信FIFO133が空であると判定した場合(ステップS210:Empty)、ステップS202へ遷移する。
ステップS212では、SYNC送出部136は、DATAEnable=1とし同期メッセージ以外のパケット送信処理(すなわち、CPUパケットの送信処理)を実行する。
同期メッセージが存在しないと判定した場合(ステップS213:Empty)、SYNC送出部136は、同期メッセージ以外のパケット送出処理を継続する。
一方、同期メッセージが存在すると判定した場合(ステップS213:Not Empty)、ステップS204とステップS213とに処理を分岐する。なお、ステップS204以降の処理とステップS213以降の処理をと同時並行処理にて実行する。
ステップS215において、SYNC送出部136は、送信FIFO133からのデータリードは継続処理する。
ステップS216において、SYNC送出部136は、送信FIFO133から読み出したデータがEOF(TFIFO.DATA=EOF)か否かを判定する。
一方、EOF以外であったと判定した場合(ステップS216:Not EOF)、ステップS214へ遷移する。この場合、送信FIFO133から1パケットのデータを読み出すまで(EOFまで)、ステップS214〜S216のループにて廃棄処理を継続する。
ステップS301では、Sync送出部136は、カウンター等のリセットを行い、OSからのSYNC送信開始信号を待ち受ける。
ステップS302では、SYNC送出部136は、DataEnable=0とする。
一方、ステップS303において同期メッセージが存在しないと判定した場合(ステップS303:Empty)、ステップS310へ遷移する。
一方、送信FIFO133にデータが存在すると判定した場合(ステップS310:Not Empty)、ステップS311、S312及びS313にて一般メッセージを送出処理する。
一方、EOF以外であると判定した場合(ステップS313:Not EOF)、ステップS310へ遷移する。
送信時刻予約方式では、同期メッセージを、IPv4の最大パケットサイズである1542オクテット時間待ちの後に送出開始する。同期メッセージが存在するwait状態ではWaitFlag=1となる。WaitFlagは、通常パケット(CPUパケット)の送出開始時にのみ評価が実施され、WaitFlag=1の場合は、通常パケットは送信抑制状態となる。一方、通常パケットの送信中にはWaitFlagの評価は行われない。また、送信時刻予約方式では、同期メッセージの状態監視と、WaitFlagの操作とを行う第1のルーチンと、通常パケットの送信開始時にWaitFlag=0であれば送出を開始する第2のルーチンとが同時に実行される。
ステップS403では、SYNC送出部136は、WaitFlag=0とする。
ステップS404では、SYNC送出部136は、SFIFO.EmptyFlagを参照し、同期メッセージが存在するか否かを判定する。
同期メッセージが存在すると判定した場合(ステップS404:Not Empty)、ステップS405へ遷移する。
ステップS406では、SYNC送出部136は、WaitFlag=1をセットし処理をステップS407へと進める。
ステップS407では、SYNC送出部136は、SendWaitを1減算する。
ステップS408では、SYNC送出部136は、SendWaitが0か否かを判定する。SendWaitが0でないと判定した場合(ステップS408:No)、ステップS407へ遷移する。この場合、SendWait=0となるまでステップS407〜S408のループ処理を実行する。
ステップS409では、SYNC送出部136は、送信データとして同期メッセージを選択する(送信データ=SFIFO.DATA)。
ステップS410では、SYNC送出部136は、DataEnable=1とする。
送信FIFO133が空であると判定した場合(ステップS411:Empty)、ステップS402遷移する。
一方、送信FIFO133が空でない(同期メッセージが存在する)と判定した場合(ステップS411:Not Empty)、ステップS408へと遷移する。この場合、同期メッセージの送信を継続する。
送信FIFO133が空であると判定した場合(ステップS421:Empty)、ステップS421へ遷移する。すなわち、ステップS421を再評価するループ処理を実行する。
ステップS422では、SYNC送出部136は、WaitFlagが0か否かを判定する。WaitFlagが0でない(WaitFlag=1)と判定した場合(ステップs422:No)、すなわち同期メッセージの送出待ち時間となっている場合、ステップS421へ遷移する。
WaitFlag=0であると判定した場合(ステップS422:Yes)、すなわち同期メッセージの送出待ち時間ではないと判定した場合、ステップS423へと進む。
ステップS423において、SYNC送出部136は、送信データとして、一般メッセージであるTFIFO.DATAを選択する。
ステップS424において、DataEnable=1とする。
その後、ステップS425において、SYNC送出部136は、TFIFO.DATA=EOFか否かを判定する。
EOFであると判定した場合(ステップS425:EOF)、ステップS426へ遷移する。一方、EOF以外であると判定した場合(ステップS425:Not EOF)、ステップS423へ遷移する。この場合、CPUパケット(同期メッセージ以外のパケット)の送出を継続する。
ステップS426では、SYNC送出部136は、DataEnable=0をセットし、ステップS421へ遷移する。
同図に示すパケットの構成要素は図13の場合と同様であり、説明を省略する。
図21において、SMIDslot長とは、秒間128発の同期メッセージを500台のslaveに送信することを想定した場合に、1つの同期メッセージに割り当てることが可能な時間間隔である。SMIDslot長=15,625nsは、同期メッセージ送信間隔の最小値が15,625ナノ秒であることを表す。
また1542オクテットのパケットはIPv4の最大パケット長を有するパケットを示している。1542オクテットは、12336ビットであり、回線速度が10Gbpsの場合、送信に要する時間は1234ナノ秒である。また、回線速度が10Gbpsの場合、当該パケットの送信に要する時間は12336ナノ秒である。いずれも、15625ナノ秒よりも短く、同期メッセージ送信間隔にて送信可能である。
これにより、Sync送出部136は、同期メッセージの送出タイミング到来時に、一般メッセージを送出中であっても直ちに同期メッセージを送出することができる。この点において、グランドマスタークロック装置100は、同期メッセージ(例えば、時刻同期パケット)の送信と一般メッセージ(例えば、時刻同期パケット以外のパケット)の送信とで別々のネットワークアドレス(例えば、IPアドレス)を用いる必要無しに、同期メッセージの送出間隔の揺らぎを低減させることができる。
これにより、スケジューラ141は、SyncIDの値と、SMIDが示すスレーブ装置400に対応付けられた値とを比較するという簡単な処理で、同期メッセージ送出タイミングを検出することができる。
あるいは、当該一般メッセージのFCSをあえて正確なFCSとすることにより、当該一般メッセージの送信先の装置の上位層(IP層)にて当該一般メッセージを破棄するようにしてもよい。この場合、当該一般メッセージが正常なものとして送信先の装置まで到達するため、当該一般メッセージを中継するスイッチのエラーカウンタがカウントアップされることが無くなる。これにより、広域Ethernet(登録商標)などでエラーパケットが頻発してキャリアから苦情を申告されるといった事態を回避し得る。
1.携帯基地局間の時刻同期、周波数同期に用いる本願記載のGMC装置
2.センサーネットワークの各センサの時刻、周波数同期に用いる本願記載のGMC装置
3.電力変電所の保護リレー装置の作動時刻同期に用いる本願記載のGMC装置
4.オーディオ、ビデオなどAV分野におけるカメラ、記録機器、映像、ビデオ信号伝送装置、管理コンソール、サーバ群の時刻と、周波数の同期に用いつ本願記載のGMC装置
5.自動車内ネットワークにおける時刻、周波数同期に用いる本願記載のGMC装置
7.SDN,NFVなど複数装置で構成され中央集権設定が実行される環境における時刻、周波数同期に用いる本願記載のGMC装置
また、「コンピュータシステム」は、WWWシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよい。
110 GNSS同期型周波数発振器
111 GNSS受信機
112 クロック調整器
113 水晶振動子
120 物理層チップ
130 メディアアクセスコントローラ部
131 受信タイムスタンプユニット
132 受信FIFO
133 送信FIFO
134 Syncプロファイル記憶部
134−1 グローバルプロファイル記憶部
134−2 SMIDプロファイル記憶部
134−3 SMIDテーブル記憶部
135 Sync生成部
136 Sync送出部
137 送信タイムスタンプユニット
139 Sync message FIFO
141 スケジューラ
142 プレシジョンタイムカウンターユニット
150 水晶振動子
160 メインメモリ
170 CPU
171 ハードウェアアクセス部
172 ドライバ
173 OSカーネル
174 GNSS管理デーモン
175 プロトコルスタック
176 Delayreq送出処理部
177 Sync登録処理部
181 メモリコントローラ
Claims (5)
- 時刻情報を含む同期メッセージを送出する同期メッセージ送出装置であって、
前記同期メッセージ、及び、前記同期メッセージ以外のメッセージである一般メッセージを送出する送出部と、
前記同期メッセージの送出タイミングか否かを判定するスケジューラ部と、
を備え、
前記送出部は、前記スケジューラ部が同期メッセージの送出タイミングであると判定すると、前記一般メッセージを送出中である場合は、当該一般メッセージの送出を中断して、前記同期メッセージを送出する、
同期メッセージ送出装置。 - 同一の時刻同期対象機器に対する同期メッセージ送信間隔の最小値として規定されている間隔毎にカウントする第1カウンターと、
前記同一の時刻同期対象機器に対する同期メッセージ送信間隔の最小値を時刻同期対象機器の数でさらに分割した間隔毎にカウントする第2カウンターと
を備え、
前記スケジューラ部は、前記第2カウンターが示す時刻同期対象機器に対して同期メッセージを送出するタイミングか否かを前記第1カウンターの値に基づいて判定し、
前記送出部は、前記スケジューラ部が同期メッセージを送出するタイミングであると判定すると当該同期メッセージを送出する、
請求項1に記載の同期メッセージ送出装置。 - 同期メッセージ送出装置と、時刻同期対象装置とを備え、
前記同期メッセージ送出装置は、
時刻情報を含む同期メッセージを送出する同期メッセージ送出装置であって、
前記同期メッセージ、及び、前記同期メッセージ以外のメッセージである一般メッセージを送出する送出部と、
前記同期メッセージの送出タイミングか否かを判定するスケジューラ部と、
を備え、
前記送出部は、前記スケジューラ部が同期メッセージの送出タイミングであると判定すると、前記一般メッセージを送出中である場合は、当該一般メッセージの送出を中断して、前記同期メッセージを送出し、
前記時刻同期対象装置は、
前記同期メッセージ送出装置が送出する前記同期メッセージに基づいて、当該同期メッセージ送出装置との時刻同期を行う、
時刻同期システム。 - 時刻情報を含む同期メッセージを送出する同期メッセージ送出装置の同期メッセージ送出方法であって、
前記同期メッセージ、及び、前記同期メッセージ以外のメッセージである一般メッセージを送出する送出ステップと、
前記同期メッセージの送出タイミングか否かを判定する判定ステップと、
を有し、
前記送出ステップでは、前記判定ステップにて前記同期メッセージの送出タイミングであると判定すると、前記一般メッセージを送出中である場合は、当該一般メッセージの送出を中断して、前記同期メッセージを送出する、
同期メッセージ送出方法。 - 時刻情報を含む同期メッセージを送出する同期メッセージ送出装置を制御するコンピュータに、
前記同期メッセージ、及び、前記同期メッセージ以外のメッセージである一般メッセージを送出する送出ステップと、
前記同期メッセージの送出タイミングか否かを判定する判定ステップと、
を実行させ、
前記送出ステップでは、前記判定ステップにて前記同期メッセージの送出タイミングであると判定すると、前記一般メッセージを送出中である場合は、当該一般メッセージの送出を中断して、前記同期メッセージを送出させる
ためのプログラム。
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