JP2016182014A - パワーコンディショナ - Google Patents
パワーコンディショナ Download PDFInfo
- Publication number
- JP2016182014A JP2016182014A JP2015062028A JP2015062028A JP2016182014A JP 2016182014 A JP2016182014 A JP 2016182014A JP 2015062028 A JP2015062028 A JP 2015062028A JP 2015062028 A JP2015062028 A JP 2015062028A JP 2016182014 A JP2016182014 A JP 2016182014A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- power
- battery
- power supply
- electric vehicle
- external
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Stand-By Power Supply Arrangements (AREA)
- Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)
- Inverter Devices (AREA)
Abstract
【課題】系統電源が停電したときに、より確実に動作させることができ、より確実に電気自動車から電力を取り出して、家庭内負荷などの外部の負荷に供給することができるパワーコンディショナを提供する。
【解決手段】パワーコンディショナ1は、電気自動車2の蓄電池21から入力される直流電圧を、異なる直流電圧に変換するDCDC変換器11と、変換された直流電圧を交流電圧に変換して、外部の家庭内負荷4に与えるDCAC変換器12と、DCDC変換器11およびDCAC変換器12を制御する制御回路13と、系統電源3から入力される電力を電源として制御回路13に供給する電源回路14と、入力部である外部電源入力端子16とを備える。外部電源入力端子16は、外部の電源、たとえば電気自動車2の内部の別系統電源電池22から入力される電力を制御回路13に供給する。
【選択図】図1
【解決手段】パワーコンディショナ1は、電気自動車2の蓄電池21から入力される直流電圧を、異なる直流電圧に変換するDCDC変換器11と、変換された直流電圧を交流電圧に変換して、外部の家庭内負荷4に与えるDCAC変換器12と、DCDC変換器11およびDCAC変換器12を制御する制御回路13と、系統電源3から入力される電力を電源として制御回路13に供給する電源回路14と、入力部である外部電源入力端子16とを備える。外部電源入力端子16は、外部の電源、たとえば電気自動車2の内部の別系統電源電池22から入力される電力を制御回路13に供給する。
【選択図】図1
Description
本発明は、系統電源が停電したときに電気自動車から電力を取り出し、家庭内負荷に電力を供給することができるパワーコンディショナに関する。
パワーコンディショナは、たとえば、電気自動車の電気モーターに供給する電力を蓄える駆動用電池として使用される蓄電池に充電して余剰電力を蓄える場合、および、蓄えた余剰電力を放電して、放電された電力を家庭内機器に用いる場合に使用される。
パワーコンディショナは、系統電源が停電したときには、補助電池を電源として制御回路を動作させることによって、家庭内機器に電力を供給することができる。これによって、災害が発生したときに、電力を確保することが可能である。
補助電池は、たとえば、パワーコンディショナの内部、または電気自動車の内部に備えられる。パワーコンディショナの内部に補助電池を備える場合の例としては、たとえば、特許文献1に開示される充放電装置がある。また電気自動車の内部に補助電池を備える場合の例としては、たとえば特許文献2に開示される充放電システムがある。
特許文献1に開示される充放電装置のように、パワーコンディショナの内部に補助電池を備える場合、補助電池の電力は、動作時には満充電状態であったとしても、停電が発生した時点から一定時間しか保持することができない。停電が発生して系統電源が遮断されて、系統電源から充電回路を介して補助電池を充電することができないようになると、補助電池の電力が、パワーコンディショナの待機電力によって消費されるためである。
したがって、パワーコンディショナの内部に補助電池を備える場合には、補助電池が放電してしまうと、電力不足によって、パワーコンディショナを動作させることができないという問題がある。
また、補助電池は、製品出荷当初は満充電状態であったとしても、出荷後長い間、客先に納入設置されずに倉庫などで保管されて、系統電源に接続されない状態が続くと、系統電源から充電することができない。
パワーコンディショナを一切動作させていなくても、補助電池は放電して、電力が低下してしまうので、系統電源から充電できない状態が続くと、補助電池の電力を保持することができない。したがって、パワーコンディショナが客先に納入設置されて動作を開始した後、補助電池が十分に充電されるまでに停電が発生した場合、補助電池の電力不足でパワーコンディショナを動作させることができないという問題がある。
以上のような問題があるので、補助電池をパワーコンディショナの内部に備える場合には、補助電池の電力の残量が、出荷時にできるだけ十分であるように気を付けておく必要がある。したがって、補助電池をパワーコンディショナに組み込む前に十分に充電を行う必要がある。また、パワーコンディショナの出荷までに時間がかかる場合には、追加の充電を行う必要がある。
また、パワーコンディショナの外部に補助電池を備える場合の例としては、前述の特許文献2に開示される充放電システムがある。特許文献2に開示される充放電システムでは、補助電池は、電気自動車に内蔵され、1本のケーブルで充放電器と接続される。
電気自動車と充放電器との間の接続については、電気自動車(Electric Vehicle;略称:EV)の急速充放電規格、たとえばCHAdeMO(チャデモ)(登録商標)によって決められている。しかし、現時点では、実際に補助電池と充放電器とを接続するケーブルは規格化されておらず、存在していない。したがって、特許文献2は、現存する電気自動車に対応する方法を開示していない。
本発明の目的は、系統電源が停電したときに、より確実に動作させることができ、より確実に電気自動車から電力を取り出して、家庭内負荷などの外部の負荷に供給することができるパワーコンディショナを提供することである。
本発明のパワーコンディショナは、電気自動車から入力される直流電圧を、異なる直流電圧に変換する直流直流変換器と、前記直流直流変換器によって変換された直流電圧を交流電圧に変換して、外部の負荷に与える直流交流変換器と、前記直流直流変換器および前記直流交流変換器を制御する制御回路と、系統電源から入力される電力を前記制御回路に供給する電源回路と、外部の電源から入力される電力を前記制御回路に供給する入力部とを備えることを特徴とする。
本発明のパワーコンディショナによれば、入力部は、外部の電源から入力される電力を制御回路に供給する。これによって、系統電源が停電したときに、外部の電源から入力される電力を制御回路に供給することができるので、内部に電池を備える必要がなく、内部の電池の充電量に関わらず、パワーコンディショナを動作させることができる。したがって、内部に電池を備える場合に比べて、系統電源が停電したときに、より確実に動作させることができるので、より確実に電気自動車から電力を取出して、外部の負荷に与えることができるパワーコンディショナを得ることができる。
<前提技術>
図5は、前提技術のパワーコンディショナ50を含む充放電システム100の構成を示すブロック図である。充放電システム100は、系統電源3、家庭内負荷4、パワーコンディショナ50および電気自動車60を備えて構成される。パワーコンディショナ50は、系統電源3、家庭内負荷4および電気自動車60と接続されている。
図5は、前提技術のパワーコンディショナ50を含む充放電システム100の構成を示すブロック図である。充放電システム100は、系統電源3、家庭内負荷4、パワーコンディショナ50および電気自動車60を備えて構成される。パワーコンディショナ50は、系統電源3、家庭内負荷4および電気自動車60と接続されている。
パワーコンディショナ50は、DCDC変換器(「DCDCコンバータ」ともいう)51、DCAC変換器(「DCACインバータ」ともいう)52、制御回路53、電源回路54、逆流防止用ダイオード55、内蔵電池56および充電回路57を備えて構成される。電気自動車60は、蓄電池61を備えて構成される。
DCDC変換器51は、電気自動車60の動力源である蓄電池61から供給される直流(DC)電圧を、異なる直流電圧に変換する。DCAC変換器52は、DCDC変換器51で変換された直流(DC)電圧を交流(AC)電圧に変換する。DCAC変換器52で変換された交流電圧は、外部の負荷である家庭内負荷4に供給される。
制御回路53は、DCDC変換器51およびDCAC変換器52を制御する。制御回路53は、ハードウェアの電気回路によって構成される。
電源回路54は、制御回路53に電力を供給する電源である。電源回路54は、系統電源3から供給される交流電圧を整流して直流電圧を発生させる。電源回路54は、発生させた直流電圧を制御回路53に与える。
逆流防止用ダイオード55のアノードは、内蔵電池56と接続される。逆流防止用ダイオード55のカソードは、電源回路54と制御回路53との接続点に接続される。逆流防止用ダイオード55は、電源回路54から制御回路53に与えられる直流電圧によって内蔵電池56に電力が逆流することを防止する。
内蔵電池56は、充電回路57に接続される。充電回路57は、内蔵電池56を充電する。充電回路57は、系統電源3から供給される交流電圧を整流して直流電圧を発生させ、発生させた直流電圧を内蔵電池56に与える。内蔵電池56は、逆流防止用ダイオード55を介して、制御回路53に電力を供給する。
図5に示す前提技術のパワーコンディショナ50では、系統電源3の停電が発生したときには系統電源3から電力を受け取ることはできないが、パワーコンディショナ50に内蔵する内蔵電池56から供給される電力によって制御回路53を動作することができる。しかし、パワーコンディショナ50は、停電時には系統電源3から電力を受け取ることができないので、充電回路57によって内蔵電池56を充電することはできない。停電の間、パワーコンディショナ50の待機電力の消費によって、内蔵電池56の放電が続く。放電によって、内蔵電池56の電圧が低下すると、制御回路53に電力を供給することができなくなる。
以上の問題を解決するために、本発明では、以下の各実施の形態の構成を採用している。
<第1の実施の形態>
図1は、本発明の第1の実施の形態であるパワーコンディショナ1を含む充放電システム10の構成を示すブロック図である。充放電システム10は、パワーコンディショナ1、電気自動車2、系統電源3および家庭内負荷4を備えて構成される。パワーコンディショナ1は、電気自動車2、系統電源3および家庭内負荷4と接続されている。
図1は、本発明の第1の実施の形態であるパワーコンディショナ1を含む充放電システム10の構成を示すブロック図である。充放電システム10は、パワーコンディショナ1、電気自動車2、系統電源3および家庭内負荷4を備えて構成される。パワーコンディショナ1は、電気自動車2、系統電源3および家庭内負荷4と接続されている。
パワーコンディショナ1は、DCDC変換器(「DCDCコンバータ」ともいう)11、DCAC変換器(「DCACインバータ」ともいう)12、制御回路13、電源回路14、逆流防止用ダイオード15および外部電源入力端子16を備えて構成される。電気自動車2は、蓄電池21、蓄電池21とは別系統の電源の電池(以下「別系統電源電池」という場合がある)22、および電池出力端子23を備えて構成される。
DCDC変換器11は、電気自動車2の動力源である蓄電池21から供給される直流(DC)電圧を、異なる直流(DC)電圧に変換する。DCDC変換器11は、直流直流変換器に相当する。DCAC変換器12は、DCDC変換器11で変換された直流(DC)電圧を交流(AC)電圧に変換する。DCAC変換器12で変換された交流電圧は、外部の負荷である家庭内負荷4に供給される。DCAC変換器12は、直流交流変換器に相当する。
制御回路13は、DCDC変換器11およびDCAC変換器12を制御する。制御回路13は、ハードウェアの電気回路によって構成される。
電源回路14は、制御回路13に電力を供給する電源である。電源回路14は、系統電源3から供給される交流電圧を整流して直流電圧を発生させる。電源回路14は、発生させた直流電圧を制御回路13に与える。
逆流防止用ダイオード15のアノードは、外部電源入力端子16に接続される。逆流防止用ダイオード15のカソードは、電源回路14と制御回路13との接続点に接続される。逆流防止用ダイオード15は、電源回路14から制御回路13に与えられる直流電圧によって、外部電源入力端子16および電池出力端子23を介して別系統電源電池22に電力が逆流することを防止する。
外部電源入力端子16は、パワーコンディショナ1に対して外部電源から電力を供給するときに使用される外部電源の入力端子である。外部電源入力端子16は、電気自動車2の充放電とは別の不図示のケーブルで、電気自動車2の電池出力端子23と接続される。外部電源入力端子16は、入力部に相当する。
電気自動車2の蓄電池21は、電気自動車2の動力源である。蓄電池21は、電力を充放電可能な直流電源であり、たとえば、ニッケル水素電池またはリチウムイオン電池などの二次電池によって実現される。
別系統電源電池22は、電池出力端子23に接続される。電池出力端子23は、別系統電源電池22の電圧を電気自動車2の外部へ出力する出力端子である。電池出力端子23は、たとえば電気自動車2のシガーソケットによって実現される。別系統電源電池22は、電気自動車2の電池出力端子23、パワーコンディショナ1の外部電源入力端子16および逆流防止用ダイオード15を介して、制御回路13に接続される。
このように構成されたパワーコンディショナ1は、系統電源3が停電したときには、系統電源3から電力を受け取ることができないので、電源回路14を動作させることができない。電源回路14が動作しなければ、電源回路14から制御回路13に電力を供給することができないので、制御回路13も動作せず、制御回路13によって制御されるDCDC変換器11およびDCAC変換器12も動作しない。したがって、系統電源3が停電したときには、パワーコンディショナ1は動作しないことになる。
本実施の形態では、電気自動車2の電池出力端子23とパワーコンディショナ1の外部電源入力端子16とが、電気自動車2の充放電とは別のケーブルで接続される。これによって、電気自動車2の別系統電源電池22の電力が、逆流防止用ダイオード15を介して制御回路13に供給されるので、パワーコンディショナ1は動作できる状態になる。
以上のとおり、本実施の形態のパワーコンディショナ1は、電気自動車2から入力される直流電圧を、異なる直流電圧に変換するDCDC変換器11と、DCDC変換器11によって変換された直流電圧を交流電圧に変換して、外部の負荷に与えるDCAC変換器12と、DCDC変換器11およびDCAC変換器12を制御する制御回路13と、系統電源3から入力される電力を制御回路13に供給する電源回路14と、外部の電源である別系統電源電池22から入力される電力を制御回路13に供給する外部電源入力端子16(入力部)とを備える。
したがって、本実施の形態のパワーコンディショナ1では、パワーコンディショナ1の内部に、前述の図5に示す前提技術のような内蔵電池56を備える必要がなく、内蔵電池56の充電量に関わらず、パワーコンディショナ1を動作させることができる。すなわち、本実施の形態のパワーコンディショナ1は、前述の前提技術のようにパワーコンディショナ50の内部に内蔵電池56を備える場合に比べて、系統電源3が停電したときに、より確実に動作させることができるので、より確実に電気自動車2から電力を取り出して、家庭内負荷4に供給することができる。
また本実施の形態では、パワーコンディショナ1は、入力部として外部電源入力端子16を備える。外部電源入力端子16は、電池出力端子23を介して、電気自動車2の内部に設けられる別系統電源電池22に接続される。これによって、前述のように優れた効果を有するパワーコンディショナ1を、簡単な構成で実現することができる。
<第2の実施の形態>
図2は、本発明の第2の実施の形態であるパワーコンディショナ1を含む充放電システム10Aの構成を示すブロック図である。本実施の形態における充放電システム10Aは、前述の第1の実施の形態における充放電システム10と同一の構成を含むので、同一の構成については同一の参照符号を付して、共通する説明を省略する。
図2は、本発明の第2の実施の形態であるパワーコンディショナ1を含む充放電システム10Aの構成を示すブロック図である。本実施の形態における充放電システム10Aは、前述の第1の実施の形態における充放電システム10と同一の構成を含むので、同一の構成については同一の参照符号を付して、共通する説明を省略する。
本実施の形態では、充放電システム10Aは、パワーコンディショナ1、電気自動車2A、系統電源3、家庭内負荷4および外部電池30を備えて構成される。電気自動車2Aは、蓄電池21を備える。外部電池30は、電気自動車2Aの蓄電池21とは別系統の外部電源の電池である。パワーコンディショナ1は、電気自動車2A、系統電源3、家庭内負荷4および外部電池30と接続されている。
本実施の形態では、第1の実施の形態と異なり、パワーコンディショナ1の外部電源入力端子16が接続する電池は、電気自動車2Aの内部の電池ではなく、電気自動車2Aの外部に設けられる外部電池30である。このように、パワーコンディショナ1の外部電源入力端子16に接続される電池は、電気自動車2Aの内部の電池ではなく、電気自動車2Aの外部の外部電池30であってもよい。
このように外部電源入力端子16に接続される電池として、電気自動車2Aの外部に設けられる外部電源30を用いることによって、外部電源入力端子16に電力を供給する電源を、電気自動車2Aの内部の電池に限定されないようにすることができる。これによって、外部電源入力端子16に電力を供給する電源の選択の幅を広げることができる。
本実施の形態のようにパワーコンディショナ1の外部電源入力端子16が、電気自動車2Aの外部の外部電池30に接続される場合であっても、前述の第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。具体的には、本実施の形態においても、パワーコンディショナ1は、前述の前提技術のようにパワーコンディショナ50の内部に内蔵電池56を備える場合に比べて、系統電源3が停電したときに、より確実に動作させることができるので、より確実に電気自動車2Aから電力を取り出して、家庭内負荷4に供給することができる。
<第3の実施の形態>
図3は、本発明の第3の実施の形態であるパワーコンディショナ1Aを含む充放電システム10Bの構成を示すブロック図である。本実施の形態における充放電システム10Bは、前述の第1の実施の形態における充放電システム10と同一の構成を含むので、同一の構成については同一の参照符号を付して、共通する説明を省略する。
図3は、本発明の第3の実施の形態であるパワーコンディショナ1Aを含む充放電システム10Bの構成を示すブロック図である。本実施の形態における充放電システム10Bは、前述の第1の実施の形態における充放電システム10と同一の構成を含むので、同一の構成については同一の参照符号を付して、共通する説明を省略する。
本実施の形態では、充放電システム10Bは、パワーコンディショナ1A、電気自動車2、系統電源3および家庭内負荷4を備えて構成される。パワーコンディショナ1Aは、電気自動車2、系統電源3および家庭内負荷4と接続されている。
本実施の形態では、パワーコンディショナ1Aは、DCDC変換器11、DCAC変換器12、制御回路13、電源回路14、逆流防止用ダイオード15および接続用ケーブル17を備えて構成される。接続用ケーブル17は、電気自動車2の電池出力端子23に接続するためのケーブルである。接続用ケーブル17は、入力部に相当する。
本実施の形態では、前述の第1の実施の形態と異なり、パワーコンディショナ1Aは、接続用ケーブル17を備える。本実施の形態では、パワーコンディショナ1Aの接続先である電気自動車2の電池出力端子23は、シガーソケットによって実現される。接続用ケーブル17は、パワーコンディショナ1Aから、電池出力端子23であるシガーソケットに直接接続できるようなコネクタを有するように構成される。
このような接続用ケーブル17を備えることによって、電気自動車2の内部の別系統電源電池22との接続を容易に行うことができる。
また、シガーソケットは、電気自動車2側の出力電圧および出力電流が、定格値、たとえば12V、約5Aに決まっている。したがって、電気自動車2の電池出力端子23を、シガーソケットによって実現することによって、出力電圧および出力電流が明確でない電池を接続する場合に比べて、より安全に接続することができる。これによって、パワーコンディショナ1A側の設計をより容易に行うことができる。
また本実施の形態においても、前述の第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。具体的には、本実施の形態においても、パワーコンディショナ1Aは、前述の前提技術のようにパワーコンディショナ50の内部に内蔵電池56を備える場合に比べて、系統電源3が停電したときに、より確実に動作させることができるので、より確実に電気自動車2から電力を取り出して、家庭内負荷4に供給することができる。
<第4の実施の形態>
図4は、本発明の第4の実施の形態であるパワーコンディショナ1Bを含む充放電システム10Cの構成を示すブロック図である。本実施の形態における充放電システム10Cは、前述の第1の実施の形態における充放電システム10と同一の構成を含むので、同一の構成については同一の参照符号を付して、共通する説明を省略する。
図4は、本発明の第4の実施の形態であるパワーコンディショナ1Bを含む充放電システム10Cの構成を示すブロック図である。本実施の形態における充放電システム10Cは、前述の第1の実施の形態における充放電システム10と同一の構成を含むので、同一の構成については同一の参照符号を付して、共通する説明を省略する。
本実施の形態では、充放電システム10Cは、パワーコンディショナ1B、電気自動車2、系統電源3および家庭内負荷4を備えて構成される。パワーコンディショナ1Bは、電気自動車2、系統電源3および家庭内負荷4と接続されている。
本実施の形態では、パワーコンディショナ1Bは、DCDC変換器11、DCAC変換器12、制御回路13、電源回路14、逆流防止用ダイオード15、外部電源入力端子16およびスイッチ18を備えて構成される。スイッチ18は、外部電源入力端子16と逆流防止用ダイオード15との間に設けられる。スイッチ18は、外部電源入力端子16と逆流防止用ダイオード15との接続を、切断状態と導通状態との間で切替える。スイッチ18を開放状態にすることによって、外部電源入力端子16と逆流防止用ダイオード15との接続が切断されて、切断状態となる。スイッチ18を閉鎖状態にすることによって、外部電源入力端子16と逆流防止用ダイオード15とが接続されて、導通状態となる。スイッチ18は、入力部に相当する。
本実施の形態では、前述の図1に示す第1の実施の形態とは異なり、パワーコンディショナ1Bは、スイッチ18を備える。スイッチ18を開放状態にすることによって、外部電源入力端子16と逆流防止用ダイオード15との接続を切断し、外部電源である別系統電源電池22からの電力を遮断することができる。
具体的には、系統電源3が停電したときは、パワーコンディショナ1Bを動作させるために、外部電源である別系統電源電池22に制御回路13を接続する必要があるので、スイッチ18を閉鎖状態として、外部電源入力端子16と逆流防止用ダイオード15とを導通状態とする。
その後、停電が終了して復電したときには、外部電源である別系統電源電池22と制御回路13との接続は不要になるので、スイッチ18を開放状態として、外部電源入力端子16と逆流防止用ダイオード15との接続を切断し、制御回路13から別系統電源電池22を切り離す。これによって、別系統電源電池22の電力の消耗を抑えることができる。
また本実施の形態においても、前述の第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。具体的には、本実施の形態においても、パワーコンディショナ1Bは、前述の前提技術のようにパワーコンディショナ50の内部に内蔵電池56を備える場合に比べて、系統電源3が停電したときに、より確実に動作させることができるので、より確実に電気自動車2から電力を取り出して、家庭内負荷4に供給することができる。
なお、本発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態を自由に組み合わせることが可能である。また、各実施の形態の任意の構成要素を適宜、変更または省略することが可能である。
1,1A,1B,50 パワーコンディショナ、2,2A,60 電気自動車、3 系統電源、4 家庭内負荷、10,10A,10B,10C,100 充放電システム、11,51 DCDC変換器、12,52 DCAC変換器、13,53 制御回路、14,54 電源回路、15,55 逆流防止用ダイオード、16 外部電源入力端子、17 接続用ケーブル、18 スイッチ、21,61 蓄電池、22 別系統電源電池、30 外部電池、56 内蔵電池、57 充電回路。
Claims (5)
- 電気自動車から入力される直流電圧を、異なる直流電圧に変換する直流直流変換器と、
前記直流直流変換器によって変換された直流電圧を交流電圧に変換して、外部の負荷に与える直流交流変換器と、
前記直流直流変換器および前記直流交流変換器を制御する制御回路と、
系統電源から入力される電力を前記制御回路に供給する電源回路と、
外部の電源から入力される電力を前記制御回路に供給する入力部とを備えることを特徴とするパワーコンディショナ。 - 前記入力部は、前記外部の電源から電力を供給するための外部電源入力端子を含み、
前記外部電源入力端子は、前記電気自動車の内部に設けられる電池に接続されることを特徴とする請求項1に記載のパワーコンディショナ。 - 前記入力部は、前記外部の電源から電力を供給するための外部電源入力端子を含み、
前記外部電源入力端子は、前記電気自動車の外部に設けられる外部電池に接続されることを特徴とする請求項1に記載のパワーコンディショナ。 - 前記入力部は、前記電気自動車の電池出力端子に接続するための接続用ケーブルを含み、
前記電池出力端子は、前記電気自動車の内部に設けられる電池に接続され、
前記接続用ケーブルは、前記電池出力端子を介して、前記電気自動車の内部に設けられる電池に接続されることを特徴とする請求項1に記載のパワーコンディショナ。 - 前記入力部は、外部の電源から入力される電力の前記制御回路への供給を遮断可能なスイッチを含むことを特徴とする請求項1から4のいずれか1つに記載のパワーコンディショナ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015062028A JP2016182014A (ja) | 2015-03-25 | 2015-03-25 | パワーコンディショナ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015062028A JP2016182014A (ja) | 2015-03-25 | 2015-03-25 | パワーコンディショナ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016182014A true JP2016182014A (ja) | 2016-10-13 |
Family
ID=57132125
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015062028A Pending JP2016182014A (ja) | 2015-03-25 | 2015-03-25 | パワーコンディショナ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2016182014A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPWO2017126047A1 (ja) * | 2016-01-20 | 2018-04-12 | 三菱電機株式会社 | パワーコンディショナ |
CN112970164A (zh) * | 2018-11-20 | 2021-06-15 | 三菱电机株式会社 | 直流供配电系统 |
CN112970164B (zh) * | 2018-11-20 | 2024-06-04 | 三菱电机株式会社 | 直流供配电系统 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012005313A (ja) * | 2010-06-21 | 2012-01-05 | Mitsubishi Motors Corp | 電力管理システム及び車載電力管理装置 |
JP2012070536A (ja) * | 2010-09-24 | 2012-04-05 | Mitsubishi Electric Corp | 電力システム |
JP2013074720A (ja) * | 2011-09-28 | 2013-04-22 | Mitsubishi Motors Corp | 電力供給装置の起動用電源確保構造 |
JP2014027826A (ja) * | 2012-07-30 | 2014-02-06 | Mitsubishi Electric Corp | 電力変換装置、電源切替装置、住宅及び電力変換方法 |
-
2015
- 2015-03-25 JP JP2015062028A patent/JP2016182014A/ja active Pending
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012005313A (ja) * | 2010-06-21 | 2012-01-05 | Mitsubishi Motors Corp | 電力管理システム及び車載電力管理装置 |
JP2012070536A (ja) * | 2010-09-24 | 2012-04-05 | Mitsubishi Electric Corp | 電力システム |
JP2013074720A (ja) * | 2011-09-28 | 2013-04-22 | Mitsubishi Motors Corp | 電力供給装置の起動用電源確保構造 |
JP2014027826A (ja) * | 2012-07-30 | 2014-02-06 | Mitsubishi Electric Corp | 電力変換装置、電源切替装置、住宅及び電力変換方法 |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPWO2017126047A1 (ja) * | 2016-01-20 | 2018-04-12 | 三菱電機株式会社 | パワーコンディショナ |
CN112970164A (zh) * | 2018-11-20 | 2021-06-15 | 三菱电机株式会社 | 直流供配电系统 |
CN112970164B (zh) * | 2018-11-20 | 2024-06-04 | 三菱电机株式会社 | 直流供配电系统 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US9000612B2 (en) | Energy storage system | |
CN106464006B (zh) | 不间断供电电源装置 | |
US20150203060A1 (en) | Power supply management system and power supply management method | |
US9748796B2 (en) | Multi-port energy storage system and control method thereof | |
JP2011151952A (ja) | 電源装置 | |
KR20200048913A (ko) | 폐배터리 기반의 독립형 가정용 에너지 저장 시스템 | |
CN106471705B (zh) | 不间断电源装置 | |
JP2015033234A (ja) | 電源システム | |
JP6159368B2 (ja) | 充放電装置 | |
JP5938679B2 (ja) | 双方向コンバータ | |
US20220297552A1 (en) | Energy storage system and control method thereof | |
CN113595173A (zh) | 充电设备及其功率配置方法、装置和电子设备 | |
JP2014117083A (ja) | 蓄電装置の入力電源切り替え方法 | |
JP2014027856A (ja) | 系統連系装置 | |
JP2009148110A (ja) | 充放電器とこれを用いた電源装置 | |
JP6145777B2 (ja) | 電力変換装置 | |
JP2018085780A (ja) | 電力変換システム | |
JP2016182014A (ja) | パワーコンディショナ | |
CN110061559A (zh) | 离线式不间断电源及其控制方法 | |
CN213185554U (zh) | 一种电池管理电路及电池管理控制系统 | |
WO2020157922A1 (ja) | 直流電源及び電力システム | |
JP2016025797A (ja) | 電力制御装置及び蓄電装置 | |
JP3813090B2 (ja) | 無瞬断直流供給システム | |
CN105409088A (zh) | 电池能量存储系统和控制方法 | |
CN221126915U (zh) | 电池管理系统的直流供电电路、高压箱和储能系统 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20171220 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20180912 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20180918 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20190319 |