JP2016181994A - クレードル機器、携帯機器、及び機器システム - Google Patents

クレードル機器、携帯機器、及び機器システム Download PDF

Info

Publication number
JP2016181994A
JP2016181994A JP2015061144A JP2015061144A JP2016181994A JP 2016181994 A JP2016181994 A JP 2016181994A JP 2015061144 A JP2015061144 A JP 2015061144A JP 2015061144 A JP2015061144 A JP 2015061144A JP 2016181994 A JP2016181994 A JP 2016181994A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power supply
power
cradle
portable device
supplied
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2015061144A
Other languages
English (en)
Inventor
弘毅 佐野
Koki Sano
弘毅 佐野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Platforms Ltd
Original Assignee
NEC Platforms Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Platforms Ltd filed Critical NEC Platforms Ltd
Priority to JP2015061144A priority Critical patent/JP2016181994A/ja
Publication of JP2016181994A publication Critical patent/JP2016181994A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)

Abstract

【課題】携帯機器からクレードル機器に供給される電力と、給電機器からの電力の供給を受けてクレードル機器から携帯機器に供給される電力との衝突の発生を抑えること。【解決手段】本発明のクレードル機器は、給電機器への接続による前記給電機器からの電力の供給と、携帯機器への接続による、前記携帯機器からの電力の供給と、前記給電機器からの電力の供給が行われている場合における前記携帯機器への電力の供給とが可能である。前記携帯機器は、接続されたクレードル機器に対し前記給電機器の接続がされたことに相当する情報、によりそのクレードル機器への電力の供給を停止する。本発明のクレードル機器は、前記給電機器からの電力の供給を受けて、前記携帯機器からの電力の供給及び前記携帯機器への電力の供給のいずれをも停止し、その後に、前記携帯機器への電力の供給を行う。【選択図】 図1

Description

本発明は、クレードル機器又は携帯機器における給電に関する。
クレードル機器は、携帯機器とは異なり、持ち運びを行う想定で設計されていることは少なく、その動作に十分な容量を持つ電池を内蔵しない場合が多い。そのため、クレードル機器を動作させるためには、AC(alternating current)アダプタ等の電源経路機器や携帯機器からの電力の供給が必要な場合が多い。
携帯機器が備える電池からの電力の供給は、携帯機器の電池の電力供給可能時間の減少につながるので、クレードル機器は、給電機器から供給される電力と、携帯機器から供給される電力の両方により動作させられることが望ましい。
特許文献1に開示された方法は、USB(Universal Serial Bus)インタフェースによって接続可能な2つの機器が、接続されたUSBケーブルのプラグ形状によって、マスターもしくはスレーブとして動作する方法である。そして、同方法は、マスター側の機器からスレーブ側の機器へと給電することを可能にする。それにより、同方法においては、マスター側の機器を介して、スレーブ側の機器に、給電機器を接続することができる。
特開2004−104998号公報
しかしながら、特許文献1に開示された方法においては、スレーブ側の機器に対して、マスター側の機器からの給電と、給電機器からの給電とが同時に行われた場合が考慮されていない。ここで、スレーブ側の機器は、本発明においてはクレードル機器に相当し、マスター側の機器は本発明においては携帯機器に相当すると考えられる。そのため、特許文献1に開示された方法においては、スレーブ側の機器に対して、マスター側の機器と給電機器からの給電が同時に行われた場合には、給電される電力の衝突が生じる。
クレードル機器に対して、携帯機器及びクレードル機器から同時に電力が供給された場合、携帯機器と給電機器とで電力を供給する電源に電位差があると、電位がより低い方への電流が生じることにより、電源回路が破壊される危険性がある。
通常、電源を出力する機能を持つICや機器は、電流逆流防止用の保護回路が出力回路に内蔵されているが、電源の電位差が大きい場合はその保護機能自体の破壊の危険性がある。
本発明は、上記課題を解決し、クレードル機器に対し、携帯機器及び給電機器から同時に電力が供給されることを抑えることのできる、クレードル機器等を提供することを目的とする。
本発明のクレードル機器は、給電機器への接続による前記給電機器からの電力の供給と、携帯機器への接続による、前記携帯機器からの電力の供給と、前記給電機器からの電力の供給が行われている場合における前記携帯機器への電力の供給とが可能である。
前記携帯機器は、接続されたクレードル機器に対し前記給電機器の接続がされたことに相当する情報、によりそのクレードル機器への電力の供給を停止する。
本発明のクレードル機器は、前記給電機器からの電力の供給を受けて、前記携帯機器からの電力の供給及び前記携帯機器への電力の供給のいずれをも停止し、その後に、前記携帯機器への電力の供給を行う。
本発明のクレードル機器は、携帯機器からクレードル機器に供給される電力と、給電機器からの電力の供給を受けてクレードル機器から携帯機器に供給される電力との衝突の発生を抑えることができる。従い、本発明のクレードル機器は、給電機器及び携帯機器から同時に給電されることによる障害の発生確率を低減することができる。
第一実施形態のクレードル機器の構成を表わす概念図である。 第二実施形態の携帯機器の構成を表わす概念図である。 第三実施形態の機器システムの構成を表わす概念図である。 第三実施形態のクレードル機器検出回路、及び携帯機器検出回路の構成を表わす概念図である。 第三実施形態の携帯機器給電部、及びクレードル機器給電部の構成を表わす概念図である。 第三実施形態の機器システムの電源経路を表わす概念図(その1)である。 第三実施形態の機器システムの電源経路を表わす概念図(その2)である。 第三実施形態の機器システムの電源経路を表わす概念図(その3)である。 第三実施形態の機器システムの動作フロー(その1)の例を表わす概念図である。 第三実施形態の機器システムの動作フロー(その2)の例を表わす概念図である。 第三実施形態の機器システムの動作フロー(その3)の例を表わす概念図である。 第四実施形態の機器システムの構成を表わす概念図である。 第五実施形態の機器システムの構成を表わす概念図である。 第五実施形態の、クレードル機器検出回路、及び携帯機器検出回路の構成を表わす概念図である。 第五実施形態の、クレードル機器検出回路部、及び携帯機器検出回路部の構成を表わす概念図である。
<第一実施形態>
本実施形態は、本発明の最小限のクレードル機器についての実施形態である。
図1は、本実施形態のクレードル機器の構成を表わす概念図である。
本実施形態のクレードル機器0200は、図示しない給電機器、及び、図示しない携帯機器に接続することができる。
前記携帯機器は、クレードル機器0200に前記給電機器が接続されたことに相当する情報により、クレードル機器への電力の供給を停止する携帯機器である。
クレードル機器給電部0200は、前記給電機器からの電力の供給により、一度、クレードル機器0200と前記携帯機器との間で電力が供給されないようにし、その後、クレードル機器0200は、携帯機器に対して電力を供給する。
[効果]
本実施形態のクレードル機器は給電機器からの給電により、一度、クレードル機器と前記携帯機器との間で電力の供給がされないようにする。前記携帯機器は、クレードル機器に前記給電機器が接続されたことに相当する情報により、クレードル機器への電力の供給を停止する。その後、クレードル機器は前記携帯機器に対して電力を供給するが、その時には、携帯機器からクレードル機器への電力の供給は停止している。そのため、本実施形態のクレードル機器は、携帯機器からクレードル機器に供給される電力と、給電機器からの電力の供給を受けてクレードル機器から携帯機器に供給される電力との衝突を抑えることができる。従い、本実施形態のクレードル機器は、給電機器及び携帯機器から同時に給電されることによる障害の発生確率を低減することができる。
<第二実施形態>
本実施形態は、本発明の携帯機器についての実施形態である。
[構成]
図2は、本実施形態の携帯機器の構成を表わす概念図である。
本実施形態の携帯機器0100は、図示しない電池を備え、図示しない給電機器に接続でき、前記給電機器に接続した場合には、前記給電機器からの給電が可能な図示しないクレードル機器に接続可能である。前記クレードル機器は、前記給電機器を接続した場合には、携帯機器0100への接続により、携帯機器0100への給電が可能である。
携帯機器0100は、前記クレードル機器に給電機器が接続されたことに相当する情報により、前記クレードル機器への給電を停止する。
[効果]
本実施形態の携帯機器は、クレードル機器に給電機器が接続されたか否かに相当する内容により、クレードル機器への給電を停止する。クレードル機器に給電機器が接続された場合には、クレードル機器から携帯機器に電力が供給されることが想定される。クレードル機器から携帯機器に電力が供給された場合に、携帯機器がクレードル機器に電力を供給すると、電力の衝突が生じる危険性がある。本実施形態の携帯機器は、クレードル機器が携帯機器に電力を供給する可能性が高いことを予測し、その前に、携帯機器からクレードル機器へ電力を供給するのを停止する。そのため、本実施形態の携帯機器は、クレードル機器から携帯機器へ供給される電力と、携帯機器からクレードル機器へ供給される電力の衝突を抑えることができ、電力の衝突による障害の発生確率を低減することができる。
<第三実施形態>
本実施形態は、携帯機器とクレードル機器との接続及びクレードル機器と給電機器との接続にUSBコネクタを使用した、携帯機器とクレードル機器とを備える機器システムの具体的な例についての実施形態である。
[構成]
図3は、本実施形態の機器システムの構成を表わす概念図である。
本実施形態の機器システム1000は、携帯機器100と、クレードル機器200とを備える。
携帯機器100は、第一接続部1と、携帯機器給電部2と、クレードル機器検出回路部3とを備える。
クレードル機器200は、第二接続部4と、クレードル機器給電部5と、携帯機器検出回路部6と、第三接続部7とを備える。
第一接続部1と、第二接続部4は、携帯機器100とクレードル機器200との間で、信号経路を通じての信号の送受や電源経路を通じての電力の送受を行うための、図示しないマイクロUSBコネクタにより接続可能な接続部である。
以下においては、第一接続部1と第二接続部4とをマイクロUSBコネクタにより接続した状態について説明する。
第一接続部1と第二接続部4との間では、VBUS電源経路21、USB_D−信号経路22、USB_D+信号経路23、USB_ID信号経路24を備えるUSBインタフェースを使用する。
また、第三接続部7は、図示しないマイクロUSBコネクタにより給電機器90に接続可能である。そして、その接続を行った場合には、給電機器90からの信号経路を通じての信号の受信や電源経路を通じての電力の供給が可能な、マイクロUSBコネクタ用の接続部である。
第三接続部7は、給電機器90から、電源経路27を通じて電力を、信号経路28を通じて信号を、それぞれ受け取る。受け取った電力及び信号は、クレードル機器給電部5に送られる。
クレードル機器給電部5は、給電機器90から信号経路28を通じて送られた信号により給電機器90がクレードル機器200に接続されているかを判定する。
クレードル機器給電部5は、給電機器90がクレードル機器200に接続されていると判定した場合には、電源経路27を通じてクレードル機器200の各部に電力を供給する。供給された電力は、さらには、電源経路27を通じて、VBUS電源経路21を通じて、携帯機器100の第一接続部1に供給される。
一方、第三接続部7に給電機器90が接続されていない場合は、携帯機器給電部2は、後述の方法により、クレードル機器200に給電部90が接続されていないことに相当する内容を判定する。そして、携帯機器給電部2が、VBUS電源経路21を通じて電力をクレードル機器200に供給する。これにより、クレードル機器200に給電機器90が接続されていない状態でも、クレードル機器200は動作することが可能となる。
USB_D−信号経路22及びUSB_D+信号経路23は、携帯機器給電部2とクレードル機器給電部5間の通信用の信号経路であり、携帯機器100とクレードル機器200が接続された場合に、両信号経路を使用してUSB通信を行う。
また、本実施形態では詳細な説明を省くが、クレードル機器200を介さず、直接携帯機器100に給電機器90が接続される場合もありえる。その場合は、携帯機器給電部2は、USB_D−信号経路22の信号、及びUSB_D+信号経路23の電圧レベルを測定することで、給電機器90の種類を判定する場合がある。
一方、クレードル機器検出回路部3及び携帯機器検出回路部6は、USB_ID信号経路24の信号により互いの接続有無を判定する。その接続有無に関する情報を含む信号は、クレードル機器検出回路部3からクレードル機器給電部5へは信号経路30を通じて、携帯機器検出回路部6から携帯機器給電部2へは信号経路25を通じて、それぞれ送られる。なお、クレードル機器給電部5から携帯機器検出回路部6及びその他クレードル機器構成10へは電源経路31を通じて、携帯機器給電部2からクレードル機器検出回路部3及びその他携帯機器構成11へは電源経路26を通じて電力が供給される。
ここで、その他クレードル機器構成10は、クレードル機器200の、USBコネクタ4、クレードル機器給電部5、携帯機器検出回路部6及び給電用USBコネクタ7以外の、その動作に電力の供給を必要とする構成の一部又は全部である。
また、その他携帯機器構成11は、携帯機器100の、第一接続部1、携帯機器給電部2及びクレードル機器検出回路部3以外の、その動作に電力の供給を必要とする構成の一部又は全部である。
携帯機器給電部2は、クレードル機器検出回路部3から送られる信号経路25の電圧レベルを測定し、携帯機器100にクレードル機器200が接続されているか否かを判定する。また、クレードル機器検出回路部3及びその他携帯機器構成11に電源経路26を通じて電力を供給する。
クレードル機器検出回路部3は、USB_ID信号経路24の電圧レベルを測定することで、携帯機器100にクレードル機器200が接続されたか否かを判定する。携帯機器100にクレードル機器200が接続された場合は、信号経路25の電圧レベルが表わす論理状態を変化させ、その信号を携帯機器給電部2に送る。信号経路25の電圧レベルが表わす論理状態は、例えば、携帯機器100にクレードル機器200が接続されている場合はHigh、クレードル機器200が接続されていない場合はLowである。また、クレードル機器検出回路部3は、携帯機器給電部2から電源経路26を通じて供給される電力によって動作する。
クレードル機器給電部5は、クレードル機器200に給電機器90が接続されている場合、給電機器90から電源経路27を通じて供給される電力によって動作する。クレードル機器給電部5と給電機器90は、信号経路28、及び信号経路29によって接続されており、クレードル機器給電部5は、信号経路28の信号、及び信号経路29の電圧レベルを測定することで、接続された給電機器90の種類を判定する。クレードル機器200に給電機器90が接続されておらず、かつ携帯機器100が接続されている場合、携帯機器100からVBUS電源経路21を通じて供給される電力によって、クレードル機器給電制御部5は動作する。クレードル機器200は電池を有していない場合は、VBUS電源経路21もしくは電源経路27のどちらかを通じて電力が供給されている場合にのみ、クレードル機器給電部5は動作することが可能である。また、クレードル機器給電部5は、携帯機器検出回路部6から送られる信号経路30の電圧レベルを測定し、クレードル機器200に携帯機器100が接続されているか否かを判定する。また、携帯機器検出回路部6及びその他クレードル機器構成10に電源経路31を通じて電力を供給する。携帯機器検出回路部6及びその他クレードル機器構成10は、電源経路31を通じて供給される電力により動作する。
携帯機器検出回路部6は、USB_ID信号経路24の電圧レベルを測定することで、クレードル機器200に携帯機器100が接続されたか否かを判定する。そして、クレードル機器200に携帯機器100が接続された場合、信号経路30の電圧レベルが表わす論理状態を変化させ、クレードル機器給電部5にその電圧レベルの電圧を送る。信号経路30の電圧レベルが表わす論理状態は、例えば、クレードル機器200に携帯機器100が接続されている場合はHigh、携帯機器100が接続されていない場合はLowである。また、携帯機器検出回路部6は、クレードル機器給電部5から電源経路31を通じて供給される電力によって動作する。
第三接続部7は、ACアダプタ等の給電機器90とクレードル機器200を接続するための物理インタフェースである。クレードル機器200に給電機器90が接続されたことに相当する内容が判定された場合、給電機器90からクレードル機器給電制御部5に、電源経路27を通じて電力が供給される。また、信号経路28と信号経路29とを、クレードル機器給電制御部5と給電機器90の間で接続するための構造を有する。
次に、クレードル機器検出回路部3、及び携帯機器検出回路部6の構成例について、図4を参照して説明する。
図4は、クレードル機器検出回路部3及び携帯機器検出回路部6の構成例を表わす概念図である。
クレードル機器検出回路部3は、電圧監視IC51と、抵抗52とを備える。また、携帯機器検出回路6は、電圧監視IC53と、抵抗54とを備える。
同図では、携帯機器100、及びクレードル機器200がそれぞれ有する第一接続部1、及び第二接続部4を省略している。
電圧監視IC51は、USB_ID信号経路24の電圧レベルを測定し、USB_ID信号経路24の電圧レベルが、電源経路26の電圧レベルよりも低い場合に、信号経路25の論理状態をHighとする。そして、電圧監視IC51は、USB_ID信号経路24の電圧レベルが、電源経路26の電圧レベルと同等である場合に、信号経路25の論理状態をLowとする。また、電圧監視IC51は、携帯機器給電部2から電源経路26を通じて供給される電力によって動作する。
抵抗52は、USB_ID信号経路24と電源経路26の間で接続されるプルアップ抵抗である。携帯機器100にクレードル機器200が接続されていない場合、USB_ID信号経路24の電圧レベルは、抵抗52によって電圧26とほぼ同電位となる。そして、携帯機器100にクレードル機器200が接続された場合、抵抗54によってUSB_ID信号経路24の電圧レベルは低下する。
電圧監視IC53は、USB_ID信号経路24の電圧レベルを測定し、USB_ID信号経路24の電圧レベルが電源経路31の電圧レベルよりも低い場合に、信号経路30の論理状態をLowとする。そして、電圧監視IC53は、USB_ID信号経路24の電圧レベルが電源経路31の電圧レベルと同等である場合には、信号経路30の論理状態をHighとする。また、電圧監視IC53は、クレードル機器給電制御部5から電源経路31を通じて供給される電力によって動作する。
抵抗54は、USB_ID信号経路24と、クレードル機器の基準電位であるGNDとの間で接続されるプルダウン抵抗である。クレードル機器200に携帯機器100が接続されていない場合、USB_ID信号経路24の電圧レベルは電源経路31よりも低くなる。クレードル機器200に携帯機器100が接続された場合、USB_ID信号経路24の電圧レベルは、抵抗52によって電源経路31とほぼ同等になる。
次に、携帯機器給電部2、及びクレードル機器給電部5の構成例について、図5を参照して説明する。
図5は、携帯機器給電部2、及びクレードル機器給電部5の構成例を表わす概念図である。
携帯機器給電部2は、充電回路部55と、電池56と、携帯機器給電制御部57と、電流測定回路部58とを備える。
クレードル機器給電部5は、給電機器検出回路部59と、FET60と、FET61と、FET62と、クレードル機器給電制御部63とを備える。ここで、FETは電界効果トランジスタをいい、以下においても同じである。
なお、同図においては、携帯機器100、及びクレードル機器200がそれぞれ有する第一接続部1、第二接続部4、及び第三接続部7については、その記述を省略している。
充電回路部55は、電池56、電流測定回路部58、携帯機器給電制御部57と接続し、電池56から電源経路32を通じて供給される電力によって動作し、さらに携帯機器給電制御部57に対して、電源経路35を供給する。携帯機器100にVBUS電源経路21を通じて供給される電力が供給されている場合、電流測定回路部58を介して、充電回路部55に電源経路37を通じて供給される電力が供給される。この時、電池56に対して電源経路32を通じて供給される電力を供給することで、電池56の充電を行う。充電回路部55と携帯機器給電制御部57は、電源経路35以外に、信号経路33、及び信号経路34が接続され、充電回路部55に電源経路37を通じて電力が供給されている。すなわち、携帯機器100にVBUS電源経路21を通じて電力が供給されている場合に、充電回路部55は、信号経路33の電圧レベルが表わす論理状態を変化させ、携帯機器給電制御部57に送る。なお、充電回路部55は、USB_OTG規格に基づく動作として、携帯機器100がUSBホストとして動作する際に、電源経路37を通じて電力を供給することが可能である。充電回路部55は、電流測定回路部58を介して、VBUS電源経路21を通じて供給される電力をUSBデバイス機器、すなわちクレードル機器200に対して供給する。充電回路部55が電源経路37を通じて電力を供給するための制御信号経路として信号経路37を通じて携帯機器給電制御部57から信号が送られる。また、充電回路部55は、携帯機器給電制御部57、及びクレードル機器給電制御部63と、USB_D−信号経路22、及びUSB_D+信号経路23によって接続されている。この接続は、携帯機器100に接続された給電機器90の種類を、充電回路部55が判定するためのものであり、USB通信のインタフェースとしては使用しない。
電池56は、携帯機器100が備える充電可能な電池であり、携帯機器100にVBUS電源経路21を通じて供給される電力が供給されている場合、充電回路部55から供給される電源経路32によって、電池56は充電される。携帯機器100にVBUS電源経路21を通じて電力が供給されていない場合、電池56は、充電回路部55に電源経路32通じて供給される電力を供給する。
携帯機器給電制御部57は、充電回路部55から電源経路35を通じて供給される電力によって動作し、クレードル機器検出回路部3に対して電源経路26を通じて電力を供給する。また、携帯機器給電制御部57は、充電回路部55から送られる信号経路33の電圧レベルを測定することで、携帯機器100にVBUS電源経路21を通じて電力が供給されているか否かを判定する。携帯機器給電制御部57は、クレードル機器検出回路部3から送られる信号経路25の電圧レベルを測定することで、クレードル機器200の接続有無を判定する。クレードル機器200が携帯機器100と接続されており、かつVBUS電源経路21を通じて電力が携帯機器100に供給されている場合、携帯機器給電制御部57は、クレードル機器給電制御部63と通信を行う。この通信は、USB_D−信号経路22、及びUSB_D+信号経路23によって行われる。クレードル機器200が携帯機器100と接続されており、かつVBUS電源経路21を通じて電力が携帯機器100に供給されていると判定する場合、クレードル機器200にVBUS電源経路21を通じて電力の供給を行う。この電力の供給は、クレードル機器200を動作させるためのものであり、信号経路34を通じて信号を充電回路部55に送り、充電回路部55から電源経路37を通じて電力を供給させることにより行う。この時、携帯機器給電制御部57は、電流測定回路部58から送られる信号経路36の電圧レベルを測定する。そして、携帯機器給電制御部57は、信号経路36の電圧レベルが変化した場合に、信号経路34の電圧レベルの論理状態を変化させてその電圧レベルの電圧を充電回路部55に送り、電源経路37を通じての電力の供給を停止させる。
電流測定回路部58は、VBUS電源経路21と、電源経路37の間に位置し、VBUS電源経路21を、携帯機器100からクレードル機器200へ流れる電流を測定する。電流値を含む信号は、信号経路36を通じて、携帯機器給電制御部57に送られる。
携帯機器給電制御部57は、電流測定回路部58から送られた電流値が予め設定した閾値よりも低くなった場合、クレードル機器200がVBUS電源経路21を通じて供給される電力を使用しなくなったと判断する。電力を使用しなくなったのは、クレードル機器200に給電機器90が接続されたためと想定されるためである。そして、携帯機器給電制御部57は、信号経路34の電圧レベルの論理状態を変化させ、充電回路部55にその電圧レベルの電圧を送る。
充電回路部55は、信号経路34の電圧レベルの論理状態を変化により、電池56から供給された電力を、電源経路37を通じて、電流測定回路部58を経由し、VBUS電源経路21を通じて200に供給するのを停止する。
給電機器検出回路部59は、電源経路27と、信号経路28と、信号経路29によって給電機器90と接続され、給電機器90から電源経路27を通じて電力が供給された場合に、信号経路38の論理状態を変化さる。その電圧レベルの電圧はFET60に送られ、FET60はOFF(以下、電力を供給しない状態をいう。)になる。また、給電機器検出回路部59は、信号経路28の電圧レベル、及び信号経路29の電圧レベルを測定することで、接続された給電機器90の種類を判定する。そして、給電機器検出回路部59は、給電機器90がクレードル機器200にて使用することが可能である場合、信号経路39の電圧レベルの論理状態を変化さる。その電圧レベルの電圧はFET61に供給され、FET61はON(以下、電流を流す状態をいう。)になる。なお、給電機器検出回路部59は、電源経路27を通じて供給される電力によって動作するため、クレードル機器200に給電機器90が接続されている場合のみ、動作することが可能である。
FET60は、VBUS電源経路21と、電源経路41の間に位置し、給電機器検出回路部59から送られる信号経路38の電圧レベルの論理状態によって、ONもしくはOFFにする。FET60がONの場合、VBUS電源経路21を通じて供給される電力は、FET60を介して、電源経路41を通じてクレードル機器給電制御部63に供給される。FET60がOFFの場合、FET60には電流が流れ無い為、VBUS電源経路21と電源経路41の間の電源経路は遮断される。
FET61は、給電機器90から供給される電源経路27と、電源経路41の間に位置し、給電機器検出回路部59から送られる信号経路39の電圧レベルの論理状態によって、ONもしくはOFFにする。FET61がONの場合、電源経路27を通じて供給される電力は、FET61を介して、電源経路41を通じて、クレードル機器給電制御部63に供給される。FET61がOFFの場合、FET61には電流が流れ無い為、電源経路27と電源経路41の間の電源経路は遮断される。
FET62は、VBUS電源経路21と、電源経路41の間で接続され、クレードル機器給電制御部63から信号経路40を通じて送られる信号によって、ONもしくはOFFになる。FET62がONの場合、電源経路41を通じて供給される電力は、FET62を介して、VBUS電源経路21を通じて携帯機器100に供給される。FET62がOFFの場合、FET62には電流が流れ無い為、VBUS電源経路21と電源経路41の間の電源経路は遮断される。
クレードル機器給電制御部63は、FET60、もしくはFET61から電源経路41を通じて供給される電力によって動作し、携帯機器検出回路部6に対して電源経路31通じて電力を供給する。また、携帯機器検出回路部6から送られる信号経路30の電圧レベルを測定することで、携帯機器100の接続有無を判定し、給電機器検出回路部59から送られる信号経路38の電圧レベルを測定することで、給電機器90の接続有無を判定する。クレードル機器200に、携帯機器100、及び給電機器90が接続されている場合、クレードル機器給電制御部63は、信号経路40の電圧レベルの論理状態を変化させ、FET62にその電圧レベルの電圧を供給し、FET62をONになる。携帯機器100がクレードル機器200と接続されており、かつ電源経路41がクレードル機器給電制御部63に供給されている場合、クレードル機器給電制御部63は、携帯機器給電制御部57と通信を行う。その通信は、USB_D−信号経路22、及びUSB_D+信号経路23によって行われる。
次に、クレードル機器給電部5内の電源経路について、図6を参照して説明する。
図6a乃至図6cは、クレードル機器給電部5内の電源経路を表わす概念図である。
図6aは、クレードル機器200に、携帯機器100、及び給電機器90が接続されている状態を示しており、この時、FET61、及びFET62がONになる。電源経路を通じて、給電機器90から、FET61を介してクレードル機器給電制御部63に電力が供給され、さらにFET62を介して、携帯機器100に電力が供給される。この時、FET60はOFFであり、FET60を介する経路は遮断される。
図6bは、クレードル機器200に、携帯機器100が接続されており、かつ給電機器90が接続されていない状態を示しており、この時、FET60がONになる。電源経路を通じて供給される電力は、携帯機器100から、FET60を介してクレードル機器給電制御部63に供給される。この時、FET61、FET62はOFFであり、FET61、FET62を介する経路は遮断される。そのため、第三接続部7には電流が流れず、クレードル機器200に給電機器90が接続された場合でも、携帯機器100から供給される電力が、給電機器90に流れることは無い。
図6cは、図6bの状態から、クレードル機器200に、給電機器90を接続した状態を示している。この時、全てのFETがOFFになり、各FETを介する電源経路は遮断される。その場合、クレードル機器給電制御部63は、携帯機器100、及び給電機器90から、同時に電力が供給されることは無く、両電源経路から供給される電力が衝突することも無い。
[動作フロー]
次に、本実施形態の機器システムにおける動作フローの例について説明する。
図7は、本実施形態の機器システムにおける動作フロー(その1)の例を表わす概念図である。
同図は、接続されていなかったクレードル機器200を、携帯機器100に接続してからの動作フローを表わしたものである。
なお、初期状態において、携帯機器100は、電池56からの電力によって動作しているものとする。
まず、クレードル機器200に携帯機器100を接続する。(スタート)
次に、携帯機器100の電圧監視IC51は、USB_ID信号経路24の電圧レベルが信号経路25の電圧レベルよりも低くなっていることを検出する。(S001)
そして、電圧監視IC51は、信号経路25の電圧レベルの論理状態を変化させ、その電圧レベルの電圧を、携帯機器給電部2の携帯機器給電制御部57に送る。(S002)
次に、携帯機器給電制御部57は、携帯機器100にクレードル機器200が接続されていることを検出する。(S003)
そして、携帯機器給電制御部57の電流測定回路部58は、その動作中は、VBUS電源経路21の電流を測定している。電流の測定値は信号経路36を通じて携帯機器給電制御部57に送られる(S004)
次に、携帯機器給電制御部57は、VBUS電源経路21の電流値が、正であるかについて判定する。ここで、電流値が正とは、VBUS電源経路21を通じて、携帯機器給電部2からクレードル機器給電部5に電力が供給されている場合をいう。これは、以下においても同じである。(S005)
S005において、電流測定回路部58から送られた電流値が正であると判定しなかった場合は、S005に移行する。
一方、S005において、電流測定回路部58から送られた電流値が正であると判定した場合は、その電流値が、予め定めた閾値より小さいかを判定する。この判定は、クレードル機器200に、給電機器90が接続されているか否かに相当する内容について判定である。判定結果を含む信号は、信号経路36を通じて、携帯機器給電制御部57に送られる。(S006)
S006において、VBUS電源経路21の電流が、予め設定した閾値より小さいと判定しなかった場合は、携帯機器給電制御部57は、S005に移行する。
一方、S006において、VBUS電源経路21の電流が、予め設定した閾値より小さいと判定した場合は、携帯機器給電制御部57は、充電回路部55から電源経路37を通じて電力を供給させる必要がないと判断される。そのため、携帯機器給電制御部57は、信号経路34の電圧レベルの論理状態を変化させて、充電回路部55にその電圧レベルの電圧を送る。(S007)
そして、信号経路34の電圧レベルの変化を受けて、充電回路部55は、電池56からの電力の供給を停止する。(S008)
次に、給電機器検出回路部59は、信号経路38を通じて、FET60をONにする論理状態を表わす電圧レベルの電圧を、FET60に印加する。(S009)
そして、FET60はONになり、電源経路27を通じて、FET61を経由し、電源経路41を通じて供給された電力を、VBUS電源経路21を通じて電流測定回路部58を経由し、電源経路37を通じて、充電回路部55に供給される。(S010)
次に、充電回路部55は、供給された電力を、電池56に供給し、電池56の充電を行う。(S011)
そして、充電回路部55は、供給された電力を、電源経路35を通じて、携帯機器給電制御部57を経由し、電源経路26を通じてクレードル機器検出回路部3及びその他携帯機器構成11に供給する。これにより、クレードル機器検出回路部3及びその他携帯機器構成11は、給電機器90からクレードル機器200を経由して供給された電力により動作する。(S012)
そして、終了する。なお、本動作フローにおける終了とは、携帯機器検出回路部6及びその他クレードル機器構成10、クレードル機器検出回路部3及びその他携帯機器構成11が、給電機器90から供給される電力により動作する状態である。この状態は、給電機器90から供給される電力により電池56が充電されている状態でもある。
次に、クレードル機器200が携帯機器100に接続され、携帯機器100からクレードル機器200に電力が供給されている状態において、給電機器90がクレードル機器200に接続された場合の動作フローを説明する。
図8は、本実施形態の機器システムにおける動作フロー(その2)の例を表わす概念図である。同図は上記場合についての動作フローである。
まず、給電機器90がクレードル機器200に接続される。これにより、給電機器90から、電源経路27を通じて、給電機器検出回路部59に電力が供給される。(スタート)
携帯機器100の電流測定回路部58は、その動作中は常に、VBUS電源経路21を通じて携帯機器給電部2からクレードル機器給電部5に供給される電力の電流値を測定している。その測定結果は信号経路36を通じて携帯機器給電制御部57に送られる。
携帯機器給電制御部57は、その動作中は常に、電流測定回路部58から送られた電流値が正であり、かつ、予め設定された閾値より小さいかについて判定している。ここで、電流値が正とは、VBUS電源経路21を通じて、携帯機器給電部2からクレードル機器給電部5に電力が供給されている場合をいう。
次に、電源経路27を通じての電力の供給を受けて、クレードル機器200の給電機器検出回路部59は、FET60をOFFにする論理状態を表わす電圧レベルの電圧を、信号経路38を通じてFET60に印加する。これによりFET60はOFFになる。その電圧は、信号経路38を通じて、クレードル機器給電制御部63に送られる。(S101)
そして、給電機器検出回路部59から送られた電圧を受けて、クレードル機器給電制御部63は、信号経路40を通じて、FET62をOFFにするための論理状態を表わす電圧レベルの電圧を、FET62に印加する。これによりFET62はOFFになる。VBUS電源経路21を通じての、携帯機器100からクレードル機器200への電力の供給はOFFのFET60及びFET62により遮断される。この段階において、給電機器90からの電力供給はOFFのFET61により遮断されているので、電源経路31を通じての携帯機器検出回路部6及びその他クレードル機器構成10への電力の供給は停止する。(S102)
次に、携帯機器検出回路部6及びその他クレードル機器構成10はその動作を停止する。(S103)
そして、給電機器検出回路部59は、FET61をONにする論理状態を表わす電圧レベルの電圧を、信号経路39を通じてFET61に印加する。FET61はONになり、電源経路27を通じて供給された電力を、電源経路41を通じて、FET60、FET62及びクレードル機器給電制御部63に供給される。クレードル機器給電制御部63に供給された電力は、クレードル機器給電制御部63を経由し、電源経路31を通じて携帯機器検出回路部6及びその他クレードル機器構成10に供給される。(S104)
次に、携帯機器検出回路部6及びその他クレードル機器構成10は、給電機器90から供給された電力により、その動作を再開する。(S105)
そして、電流測定回路部58は、電力の供給停止にともない低下したVBUS電源経路21の電流値を測定する。その電流値は、信号経路36を通じて、携帯機器給電制御部57に送られる。(S106)
次に、携帯機器給電制御部57は、電流測定回路部58から送られた電流値が、正であり、かつ、予め設定された閾値よりも小さいことを判定する。(S107)
携帯機器給電制御部57は、信号経路34を通じて充電回路部55に信号を送り、電池56から充電回路部55を経由し、電源経路35を通じて、携帯機器給電制御部57及びに電力が送られないようにする。また、携帯機器給電制御部57は、信号経路34を通じて充電回路部55に信号を送り、電源経路37を通じて、電流測定回路部58を経由して、VBUS電源経路21を通じて、クレードル機器給電部5に電力が供給されないようにする。(S108)
そして、クレードル機器検出回路部3及びその他携帯機器構成11は、電力が供給されなくなるため、その動作を停止する。(S109)
次に、クレードル機器給電制御部63は、FET62に、信号経路40を通じて、FET62をONにする論理状態を表わす電圧レベルの電圧を印加する。(S110)
そして、FET62がONになり、FET62に電源経路41を通じて供給された電力は、FET62を経由し、VBUS電源経路21を通じ、電流測定回路部58を経由し、電源経路37を通じて、充電回路部55に供給される。充電回路部55に供給された電力は、さらに携帯機器給電制御部57を経由し、電源経路26を通じて、クレードル機器検出回路部3及びその他携帯機器構成11に供給される。
次に、クレードル機器検出回路部3及びその他携帯機器構成11は、給電機器90から供給された電力で動作を再開する(S111)
一方、充電回路部55は、電源経路37を通じて供給された電力を電池56に供給し、電池56の充電を行う。(S112)
そして、終了する。なお、本動作フローにおける終了とは、携帯機器検出回路部6及びその他クレードル機器構成10、クレードル機器検出回路部3及びその他携帯機器構成11が、給電機器90から供給される電力により動作する状態である。この状態は、さらに、給電機器90から供給される電力により電池56が充電されている状態である。
次に、給電機器90が接続されたクレードル機器200が携帯機器100に接続されており、給電機器90から、クレードル機器200及び携帯機器100に電力が供給されている状態において、給電機器90が取り外された場合の動作フローを説明する。
図9は、本実施形態の機器システムにおける動作フロー(その3)の例を表わす概念図である。同図は上記場合についての動作フローである。
本フローの前提として、電力が供給されていない状態ではFET60はONに、FET62はOFFになるように設定されている。この設定は、例えば、クレードル機器給電部5に図示しない電池を設けることにより行う。その電池により、給電機器検出回路部59から信号経路38を通じてFET60に、クレードル機器給電制御部63から信号経路40を通じてFET62に、それぞれ印加される電圧の電圧レベルの表わす論理状態を上記のように設定する。この場合の電池は、携帯機器100からの電力の供給があるまでの短時間のあいだFETを動作させるだけのものなので、小容量のもので構わない。
まず、給電機器90が、クレードル機器200から取り外される。これにより、電源経路27を通じてクレードル機器給電部5に、さらにVBUS電源経路21を通じての携帯機器給電部2への電力の供給が停止する。(スタート)
次に、携帯機器検出回路部6及びその他クレードル機器構成10は、給電機器90からの電力供給の停止により、その動作を停止する。(S201)
そして、クレードル機器検出回路部3及びその他携帯機器構成11は、給電機器90からの電力供給の停止により、その動作を停止する。(S202)
次に、充電回路部55は、電源経路37を通じての電力の供給が停止したのを検出し、電池56に電力の供給を行わせる。(S203)
そして、電池56から供給された電力は、携帯機器給電制御部57、及び携帯機器給電制御部57を経由して、電源経路26を通じて、クレードル機器検出回路部3及びその他携帯機器構成11に供給される。
次に、クレードル機器検出回路部3及びその他携帯機器構成11は、電池56からの電力供給を受けて、その動作を再開する。(S204)
電池56から供給された電力は、電源経路37を通じて、電流測定回路部58を経由し、VBUS電源経路21を通じてFET60及びFET62に送られる。前述のように、FET60はONであり、FET62はOFFであるので、VBUS電源経路21を通じて供給された電力は、FET60を経由して、電源経路41を通じて、クレードル機器給電制御部63に供給される。クレードル機器給電制御部63に供給された電力は、電源経路31を通じて、携帯機器検出回路部6及びその他クレードル機器構成10に供給される。
そして、携帯機器検出回路部6は、給電機器90からの電力供給の停止により一旦できなくなっていた、クレードル機器検出回路部3との間でのUSB通信を再開する。(S205)
また、その他クレードル機器構成10は、給電機器90からの電力供給の停止により一旦できなくなっていた動作を再開する。(S206)
そして、終了する。なお、本動作フローにおける終了とは、携帯機器検出回路部6及びその他クレードル機器構成10、クレードル機器検出回路部3及びその他携帯機器構成11が、電池56から供給される電力により動作する状態をいう。
[効果]
本実施形態の機器システム等は、クレードル機器に対し給電機器からの給電があると判定されるときには携帯機器からクレードル機器へは給電されない。ここで、「機器システム等」は、機器システム、それを構成するクレードル機器及び携帯機器のうちのそれぞれをいい、以下においても同じである。また、本実施形態の機器システムは、給電機器からの給電があると判定されない時に、携帯機器から給電される。
そのため、本実施形態の機器システム等は、クレードル機器に対し、給電機器及び携帯機器から同時に給電される確率を低減することができる。従い、本実施形態の機器システムは、給電機器及び携帯機器から同時に給電されることによる障害の発生確率を低減することができる。
それに加えて、本実施形態の機器システム等は、携帯機器とクレードル機器間を接続する物理インタフェースとして、特殊なコネクタを使用せず、標準インタフェースであるマイクロUSBコネクタを使用している。端子数の多い特殊なコネクタを用いれば、携帯機器からクレードル機器に対して給電を行うための回路を構成するのは困難ではないが、携帯機器のサイズが大きくなるデメリットがある。また、マイクロUSBコネクタが、給電機器と接続するための標準的なインタフェースであることを考えると、クレードル接続用の特殊コネクタに加え、マイクロUSBコネクタが必要になる可能性もあり、携帯機器のサイズはさらに肥大化する。本実施形態の機器システムでは、携帯機器が有するのはマイクロUSBコネクタだけであっても、クレードル機器と接続することが可能であり、さらに携帯機器からクレードル機器に対して給電を行うことも可能としている。
さらに加えて、本実施形態の機器システム等は、携帯機器とクレードル機器が、互いの接続有無を判定するために、専用のインタフェースを用いず、USBインタフェースだけで実施することが可能である。本実施形態の機器システムにおいては、USB_ID信号経路を使用することで、携帯機器とクレードル機器は、互いに接続有無を判定することが出来るため、サイズに関して大きなメリットがある。本効果は、本実施形態の機器システムだけでなく、それを構成するクレードル機器及び携帯機器のそれぞれに共通の効果である。
さらに加えて、本実施形態の機器システムは、大規模な回路や部品を追加する必要が無い。本実施形態の機器システムは、汎用的な部品によって構成することが可能であり、特殊なICを用いなくても上記効果を得ることが可能である。
<第四実施形態>
[構成]
本実施形態の機器システム1000の構成は、第三実施形態の図3にその概念図を表わした機器システム1000の構成と同じであるので、その説明は省略する。
図10は、本実施形態の機器システムにおける、携帯機器給電部2と、クレードル機器給電部5の構成を表わす概念図である。
携帯機器給電部2の構成は、図にその概念図を表わした、第三実施形態の携帯機器給電部2の構成と同じであるので、その説明は省略する。
本実施形態のクレードル機器給電部5aは、給電機器検出回路部59と、FET60と、FET61と、FET62と、クレードル機器給電制御部63とを備える。
クレードル機器給電部5aは、第三実施形態のクレードル機器給電部5とは、FET61がなく、ダイオード64、及びダイオード65が追加されている点が異なる。また、信号経路39は、FET61の代わりに、クレードル機器給電制御部63に接続され、クレードル機器給電制御部63が、信号経路39の電圧レベルを測定する。
ダイオード64、及びダイオード65は、ダイオードの特性上、アノード側からカソード側に電流を流し、逆方向には電流を流さない。そのため、例えば、FET60から電力が供給されていない状態で、カソード側に電源経路41を通じて電力が供給された場合、ダイオード64は、アノード側、すなわち、FET60に電力を供給しない。ダイオード65も同様で、電源経路27を通じて電力がダイオード65のアノード側に供給されている場合、電源経路41を通じてカソード側に電力を供給する。一方、電源経路27を通じて電力が供給されていない状態で、カソード側に電源経路41を通じた電力が供給された場合、ダイオード65は、アノード側、すなわち給電機器検出回路部59に電源経路27を通じた電力を供給しない。
[効果]
本実施形態の機器システム等は、まず第三実施形態の機器システム等と同様の効果がある。
本実施形態の機器システム等は、それに加えて、以下において説明する効果を得ることができる。
図4に表わした第三実施形態の機器システム1000の構成において、携帯機器100からクレードル機器200に対して、VBUS電源経路2を通じて電力を供給している状態を想定する。その状態において、クレードル機器200に給電機器90が接続された場合、FET60、FET61、及びFET62がOFFになる。そのため、クレードル機器給電制御部63に、電力が供給されない状態が存在し、携帯機器100とクレードル機器200がUSB通信を行っている場合に、その通信が一度切れてしまうという制限がある。
それに対し、図10に表わした本実施形態の機器システム1000bの構成では、FET61の代わりに、ダイオード64、及びダイオード65を追加する。そのため、FET60及びFET62がOFFになり、携帯機器100から供給されるVBUS電源経路21の電源経路が遮断されても、給電機器90からクレードル機器200に電源経路27を通じて電力が供給される。そして、ダイオード65を介して電源経路41を通じてクレードル機器給電制御部63に電力が供給される。クレードル機器給電制御部63には電力が供給され続けるため、携帯機器100とクレードル機器200の間のUSB通信が中断されることが無い。
また、ダイオード64、及びダイオード65によって、携帯機器100、及び給電機器90からクレードル機器200に対して同時に供給される電力が、クレードル機器200内で衝突することも無い。そのため、図4に表わした第三実施形態構成における、FET61の動作により得られる効果と上記利点とを両立させることが可能である。
<第五実施形態>
図11は、本実施形態の機器システム1000cの構成を表わす概念図である。
携帯機器100の構成は、図3にその概念図を表わした、第三実施形態の機器システム1000の携帯機器100の構成と同じであるので、その説明を省略する。
一方、クレードル機器200cは、クレードル機器給電部5をクレードル機器給電部5Cで、携帯機器検出回路部6を携帯機器検出回路部6cで、それぞれ置き換える点が、第三実施形態の機器システム1000のクレードル機器200の構成と異なる。また、クレードル機器200cは、クレードル機器給電部2と携帯機器検出回路部6cの間に、信号経路42が追加される点が、第三実施形態のクレードル機器200の構成と異なる。上記以外の構成は第三実施形態の機器システム1000のクレードル機器200の構成と同じである。
図12は、本実施形態の機器システム1000cにおける、携帯機器給電部2cと、クレードル機器給電部5cの構成を表わす概念図である。
携帯機器給電部2cが、図4に表わした第三実施形態の携帯機器給電部2と異なる点は、電流測定回路部58が削除され、それに伴って信号経路36、電源経路37も削除されている点である。一方、クレードル機器給電部5cが図4に表わした第三実施形態のクレードル機器給電部5と異なる点は、FET61を削除し、ダイオード64、ダイオード65、及び信号経路42を追加している点である。また、信号経路39は、FET61の代わりに、クレードル機器給電制御部63cに接続される。
クレードル機器給電制御部63cは信号経路39の電圧レベルを測定する。クレードル機器給電制御部63cは、クレードル機器200cに給電機器90が接続された場合、信号経路42の電圧レベルが表わす論理状態を変化させる。この論理状態の変化は、クレードル機器200cが、携帯機器100cから、VBUS電源経路21を通じて電力供給されている状態で行われる。その電圧レベルの電圧は、携帯機器検出回路部6に送られる。電流測定回路部58が削除されたため、携帯機器給電部2は、クレードル機器200cに外部電源経路機器が接続されたことに相当する内容を、VBUS電源経路21を流れる電流によっては検出することは出来ない。
図13は、本実施形態のクレードル機器検出回路部3、及び携帯機器検出回路部6cの構成例を表わす概念図である。クレードル機器検出回路部3は図3にその概念図を表わした第一実施形態のクレードル機器検出回路部3と同じ構成である。一方、携帯機器検出回路部6cは、同図に表わしたように、FET66、及び信号経路42を追加している。FET66は、USB_ID信号経路24の途中に挿入され、クレードル機器給電部5から送られる信号経路42の電圧レベルが表わす論理状態によって、ONもしくはOFFになる。FET66がONの場合、USB_ID信号経路24は、電圧監視IC51と、電圧監視IC53に接続され、OFFの場合、USB_ID信号経路24は、FET66の電圧監視IC51側と、電圧監視IC53側とで分離される。電圧監視IC51は、抵抗54が接続されなくなるため、携帯機器100とクレードル機器200が接続している場合でも、USB_ID信号経路24の電圧レベルは、電源経路26とほぼ同電位のままとなる。
この時、電圧監視IC51は、信号経路25の電圧レベルが表わす論理状態を変化させない。そのため、携帯機器100は、クレードル機器200cが接続されていないと判定する。そして、携帯機器給電部2が、VBUS電源経路21を通じてクレードル機器給電制御部5に電力を供給している場合、携帯機器給電部2は、VBUS電源経路21を通じての電力の供給を停止する。同様に、電圧監視IC53は、抵抗52が接続されなくなるため、USB_ID信号経路24の電圧レベルは、電源経路31の電圧レベルよりも低いままとなる。この時、電圧監視IC53は、信号経路30の電圧レベルが表わす論理状態を変化させないが、クレードル機器給電制御部63cは、自ら信号経路42の電圧レベルを制御することで、FET66をOFFにする。そのため、クレードル機器給電制御部63cは、信号経路30の電圧レベルが表わす論理状態によらず、携帯機器100が、クレードル機器200と接続していると認識する。そして、クレードル機器給電制御部63cは、信号経路40の電圧によってFET62をONにし、VBUS電源経路21を通じて電力を供給させる。その後、クレードル機器給電制御部63cは、信号経路42の電圧によってFET66をOFFにする。そして、クレードル機器給電制御部63cは、クレードル機200に、携帯機器100が接続されたままである場合、VBUS電源経路21を通じて電力を供給させ続ける。一方、携帯機器100が接続されていない場合、クレードル機器給電制御部63cは、信号経路40の電圧によってFET62をOFFにして、VBUS電源経路21を通じての電力の供給を停止させる。
FET66をOFFにすることにより携帯機器100にもたらされる上記状態により表わされた情報が、クレードル機器200cに給電機器90が接続されたことに相当する情報である。
なお、本実施形態の機器システム等においては、上述のように、USB_ID信号経路24をクレードル機器200側において遮断し、携帯機器100とクレードル機器200Cとの接続が遮断されたことに相当する内容を携帯機器100に判定させる。このUSB_ID信号経路24の遮断により携帯機器100にもたらされる、携帯機器100に判定させるための情報は、クレードル機器200Cから送られた情報であると考えることもできる。この携帯機器100に判定させるための情報は、あるいは、クレードル機器200Cから送られた情報が送られなくなったことによりもたらされた情報であると考えることもできる。
[効果]
第三実施形態の構成では、携帯機器からクレードル機器にVBUS電源経路を通じて電力を供給している場合、クレードル機器に給電機器90が接続されているかに相当する情報を、携帯機器100内の電流測定回路部58での測定により得ていた。この場合は、VBUS電源経路21に電流測定回路部58を接続することで、電圧レベルの垂下や、多大な電流が流れた際に発生する発熱が懸念される。また、電流測定回路部58を搭載することで、携帯機器100の機器サイズが大きくなる可能性がある。
これに対し、本実施形態の構成では、携帯機器100に、携帯機器100からクレードル機器200に供給する電力の電流を測定する構成を設けない。そして、クレードル機器200が給電機器90の接続を検出した場合、クレードル機器200は、USB_ID信号経路24の接続を遮断する。それにより、クレードル機器200は、携帯機器100に対して、クレードル機器200との接続が解除されたように見せる。このように、クレードル機器200が、携帯機器100からのVBUS電源経路21の給電を停止させることで、本実施形態の機器システム1000cは、第三実施形態の機器システム1000と同様の効果が得られる。
さらに加えて、本実施形態の機器システム1000cは、携帯機器100から、電流測定回路部58を削除することで、機器サイズやコスト等への利益を得ることが出来る。
以上好ましい実施形態をあげて本発明を説明したが、本発明は必ずしも上記実施形態に限定されるものではなく、その技術的思想の範囲内において様々に変形し実施することが出来る。
また、上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記述され得るが、以下には限られない。
(付記A1)
給電機器への接続による前記給電機器からの電力の供給と、
接続されたクレードル機器に対し前記給電機器の接続がされたことに相当する情報、によりそのクレードル機器への電力の供給を停止する、携帯機器への接続による、前記携帯機器からの電力の供給と、
前記給電機器からの電力の供給が行われている場合における前記携帯機器への電力の供給と、
が可能なクレードル機器であって、
前記給電機器からの電力の供給を受けて、前記携帯機器からの電力の供給及び前記携帯機器への電力の供給のいずれをも停止し、その後に、前記携帯機器への電力の供給を行う、
クレードル機器。
(付記A2)
前記情報が、前記携帯機器から供給された電力の電流値である、付記A1に記載されたクレードル機器。
(付記A3)
前記情報が、前記給電機器が接続されたクレードル機器から送られた情報である、付記A1に記載されたクレードル機器。
(付記A4)
前記情報が、前記給電機器が接続されたクレードル機器から信号が送られなくなったことによりもたらされる情報である、付記A1に記載されたクレードル機器。
(付記A5)
前記情報により、クレードル機器と携帯機器とが接続が遮断されたことに相当する内容を携帯機器が判定する、付記A3又はA4に記載されたクレードル機器。
(付記A6)
前記携帯機器への接続が、USBコネクタを通じての接続である、付記A1乃至A5のうちのいずれか一に記載されたクレードル機器。
(付記A7)
前記USBコネクタが、マイクロUSBコネクタである、付記A6に記載されたクレードル機器。
(付記A8)
前記携帯機器から前記クレードル機器給電部への前記給電を、前記USBコネクタを通じて行う、付記A6又はA7に記載されたクレードル機器。
(付記A9)
前記USBコネクタを通じての前記給電がVBUS電源経路を通じての給電である、付記A6乃至A8のうちのいずれか一に記載されたクレードル機器。
(付記A10)
前記クレードル機器が電界効果トランジスタを含み、
前記クレードル機器から前記携帯機器への給電の有無を、電界効果トランジスタに印加する電圧の電圧レベルの表わす論理状態を変更することにより行う、付記A1乃至A9のうちのいずれか一に記載されたクレードル機器。
(付記A11)
前記クレードル機器が一対のダイオードと電界効果トランジスタとを含み、
前記クレードル機器から前記携帯機器への給電の有無を、電界効果トランジスタに印加する電圧の電圧レベルの表わす論理状態を変更することにより行う、付記A1乃至A9のうちのいずれか一に記載されたクレードル機器。
(付記B1)
接続された給電機器からの給電と、
前記給電機器からの給電が行われている場合における接続された携帯機器への給電と、
接続された携帯機器からの給電と
が可能であり、
前記給電機器への接続を受けて、前記携帯機器への電力の供給及び前記携帯機器からの電力の供給のいずれをも停止し、その後に前記携帯機器への給電を行う、接続されたクレードル機器に対し、給電機器が接続されたことに相当する情報、により、そのクレードル機器への電力の供給を停止する、
携帯機器。
(付記B2)
前記情報が、前記携帯機器から供給される電力の電流値である、付記B1に記載された携帯機器。
(付記B3)
前記情報が、前記給電機器が接続されたクレードル機器から送られた情報である、付記B1に記載された携帯機器。
(付記B4)
前記情報が、前記給電機器が接続されたクレードル機器から信号が送られなくなることによりもたらされた情報である、付記B1に記載された携帯機器。
(付記B5)
前記情報により、クレードル機器と携帯機器とが接続が遮断されたことに相当する内容を判定する、付記B3又はB4に記載された携帯機器。
(付記B6)
前記クレードル機器への前記接続が、USBコネクタを通じての接続である、付記B1乃至5のうちのいずれか一に記載された携帯機器。
(付記B7)
前記USBコネクタが、マイクロUSBコネクタである、付記B6に記載された携帯機器。
(付記B8)
前記クレードル機器から前記携帯機器給電部への前記給電が、USBコネクタを通じての給電である、付記B6又は付記B7に記載された携帯機器。
(付記B9)
前記USBコネクタを通じての前記給電がVBUS電源経路を通じての給電である、付記B8に記載された携帯機器。
(付記B10)
前記携帯機器から前記クレードル機器への前記給電が、USBコネクタを通じての給電である、付記B1乃至付記B9のうちのいずれか一に記載された携帯機器。
(付記B11)
前記USBコネクタを通じての前記給電がVBUS電源経路を通じての給電である、付記B10に記載された携帯機器。
(付記B12)
前記クレードル機器からの前記給電を受けて、前記電池への充電を行う、付記B1乃至付記B11のうちのいずれか一に記載された携帯機器。
(付記C1)
携帯機器と、前記携帯機器への接続が可能なクレードル機器とを備え、
前記クレードル機器は、
給電機器への接続による、前記給電機器からの電力の供給と、
携帯機器への接続による、前記携帯機器からの電力の供給と、
前記給電機器からの電力の供給が行われている場合における、前記携帯機器への電力の供給と、
が可能であり、
前記給電機器からの電力の供給を受けて、前記携帯機器からの電力の供給及び前記携帯機器への電力の供給のいずれをも停止し、その後に、前記携帯機器への電力の供給を行う、
クレードル機器であり、
前記携帯機器は、接続された前記クレードル機器に対し前記給電機器の接続がされたことに相当する情報、により前記クレードル機器への電力の供給を停止する、携帯機器である、
機器システム。
(付記C2)
前記情報が、前記携帯機器から前記クレードル機器に供給された電力の電流値である、付記C1に記載された機器システム。
(付記C3)
前記情報が、前記給電機器が接続された前記クレードル機器から、前記携帯機器に、送られた情報である、付記C1に記載された機器システム。
(付記C4)
前記情報が、前記給電機器が接続された前記クレードル機器から、前記携帯機器に、信号が送られなくなったことによりもたらされる情報である、付記C1に記載された機器システム。
(付記C5)
前記情報により、前記クレードル機器と前記携帯機器とが接続が遮断されたことに相当する内容を前記携帯機器が判定する、付記C3又はC4に記載された機器システム。
(付記C6)
前記携帯機器への接続が、USBコネクタを通じての接続である、付記C1乃至C5のうちのいずれか一に記載された機器システム。
(付記C7)
前記USBコネクタが、マイクロUSBコネクタである、付記C6に記載された機器システム。
(付記C8)
前記携帯機器から前記クレードル機器給電部への前記給電を、前記USBコネクタを通じて行う、付記C6又はC7に記載された機器システム。
(付記C9)
前記USBコネクタを通じての前記給電がVBUS電源経路を通じての給電である、付記C6乃至C8のうちのいずれか一に記載された機器システム。
(付記C10)
前記クレードル機器が電界効果トランジスタを含み、
前記クレードル機器から前記携帯機器への給電の有無を、電界効果トランジスタに印加する電圧の電圧レベルの表わす論理状態を変更することにより行う、付記C1乃至C9のうちのいずれか一に記載された機器システム。
(付記C11)
前記クレードル機器が一対のダイオードと電界効果トランジスタとを含み、
前記クレードル機器から前記携帯機器への給電の有無を、電界効果トランジスタに印加する電圧の電圧レベルの表わす論理状態を変更することにより行う、付記C1乃至C9のうちのいずれか一に記載された機器システム。
1 第一接続部
2、2c 携帯機器給電部
3 クレードル機器検出回路部
4 第二接続部
5、5a、5c クレードル機器給電部
6、6c 携帯機器検出回路部
7 第三接続部
10 その他クレードル機器構成
11 その他携帯機器構成
21 VBUS電源経路
22 USB_D−信号経路
23 USB_D+信号経路
24 USB_ID信号経路
25 信号経路
26、27、31、41 電源経路
28、29、30、36、38、40 信号経路
51、53 電圧監視IC
52、54 抵抗
55 充電回路部
56 電池
57 携帯機器給電制御部
58 電流測定回路部
59 給電機器検出回路部
60、61、62、66 FET
63 クレードル機器給電制御部
64、65 ダイオード
100、0100 携帯機器
200、200c、0200 クレードル機器
1000、1000c 機器システム

Claims (10)

  1. 給電機器への接続による前記給電機器からの電力の供給と、
    接続されたクレードル機器に対し前記給電機器の接続がされたことに相当する情報、によりそのクレードル機器への電力の供給を停止する、携帯機器への接続による、前記携帯機器からの電力の供給と、
    前記給電機器からの電力の供給が行われている場合における前記携帯機器への電力の供給と、
    が可能なクレードル機器であって、
    前記給電機器からの電力の供給を受けて、前記携帯機器からの電力の供給及び前記携帯機器への電力の供給のいずれをも停止し、その後に、前記携帯機器への電力の供給を行う、
    クレードル機器。
  2. 前記情報が、前記携帯機器から供給された電力の電流値である、請求項1に記載されたクレードル機器。
  3. 前記情報が、前記給電機器が接続されたクレードル機器から送られた情報である、請求項1に記載されたクレードル機器。
  4. 前記情報が、前記給電機器が接続されたクレードル機器から信号が送られなくなったことによりもたらされる情報である、請求項1に記載されたクレードル機器。
  5. 前記情報により、クレードル機器と携帯機器とが接続が遮断されたことに相当する内容を携帯機器に判定させる、請求項3又は4に記載されたクレードル機器。
  6. 接続された給電機器からの給電と、
    前記給電機器からの給電が行われている場合における接続された携帯機器への給電と、
    接続された携帯機器からの給電と
    が可能であり、
    前記給電機器への接続を受けて、前記携帯機器への電力の供給及び前記携帯機器からの電力の供給のいずれをも停止し、その後に前記携帯機器への給電を行う、接続されたクレードル機器に対し、給電機器が接続されたことに相当する情報、により、そのクレードル機器への電力の供給を停止する、
    携帯機器。
  7. 前記情報が、前記携帯機器から供給される電力の電流値である、請求項6に記載されたクレードル機器。
  8. 前記情報が、前記給電機器が接続されたクレードル機器から送られた情報である、請求項6に記載された携帯機器。
  9. 前記情報が、前記給電機器が接続されたクレードル機器か信号が送られなくなることによりもたらされた情報である、請求項6に記載された携帯機器。
  10. 携帯機器と、前記携帯機器への接続が可能なクレードル機器とを備え、
    前記クレードル機器は、
    給電機器への接続による、前記給電機器からの電力の供給と、
    携帯機器への接続による、前記携帯機器からの電力の供給と、
    前記給電機器からの電力の供給が行われている場合における、前記携帯機器への電力の供給と、
    が可能であり、
    前記給電機器からの電力の供給を受けて、前記携帯機器からの電力の供給及び前記携帯機器への電力の供給のいずれをも停止し、その後に、前記携帯機器への電力の供給を行う、
    クレードル機器であり、
    前記携帯機器は、接続された前記クレードル機器に対し前記給電機器の接続がされたことに相当する情報、により前記クレードル機器への電力の供給を停止する、携帯機器である、
    機器システム。
JP2015061144A 2015-03-24 2015-03-24 クレードル機器、携帯機器、及び機器システム Pending JP2016181994A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015061144A JP2016181994A (ja) 2015-03-24 2015-03-24 クレードル機器、携帯機器、及び機器システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015061144A JP2016181994A (ja) 2015-03-24 2015-03-24 クレードル機器、携帯機器、及び機器システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2016181994A true JP2016181994A (ja) 2016-10-13

Family

ID=57132121

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015061144A Pending JP2016181994A (ja) 2015-03-24 2015-03-24 クレードル機器、携帯機器、及び機器システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2016181994A (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005078180A (ja) * 2003-08-28 2005-03-24 Denso Wave Inc 携帯端末装置の載置台および携帯端末装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005078180A (ja) * 2003-08-28 2005-03-24 Denso Wave Inc 携帯端末装置の載置台および携帯端末装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6320544B2 (ja) 電源アダプター、端末及び充電回路のインピーダンス異常の処理方法
EP3312969B1 (en) Charging method and electronic devices
US9774207B2 (en) Time-domain multiplexing of power and data
JP4842531B2 (ja) バッテリー駆動デバイス
EP3148031B1 (en) Bus interfaces with unpowered termination
WO2016019498A1 (en) Methods, electronic devices, and charger apparatus for quick usb charging
EP3534167A1 (en) Method and device for detecting charging abnormality and power adapter
US20170294832A1 (en) Semiconductor device, control method of semiconductor device, and feeding system
EP3068004A1 (en) Vehicle charging device and method for protecting internal circuit of the same
US11482764B2 (en) Technique of determining first, second, and third potentials at communication terminal of battery pack
EP3985819A1 (en) Battery pack
US20160091940A1 (en) Over voltage protection for a communication line of a bus
JP2017016656A (ja) インテリジェント型電力配置機能を備えたネットワーク設備
CN103959592A (zh) 电源适配器和使电力适配于电子设备的方法
JP6681292B2 (ja) 電子機器および電子機器の制御方法
CN108321858B (zh) 充电保护装置及其方法
US20160365805A1 (en) Power transfer systems
JP6804892B2 (ja) 電気機器
US20150054669A1 (en) Encoder input device
JP2016181994A (ja) クレードル機器、携帯機器、及び機器システム
CN110768315B (zh) 一种充电接口的保护方法及系统、存储介质
CN101741053B (zh) 供电装置
CN105099716A (zh) 包括故障保护的数字信息传输系统
CN213402555U (zh) 供电路径管理电路及真无线耳机
US11936180B2 (en) Overvoltage protection for data communication path

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160715

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170523

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170530

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170728

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20170829