JP2016181988A - ケーブル設置方法、およびケーブルの位置検出方法 - Google Patents

ケーブル設置方法、およびケーブルの位置検出方法 Download PDF

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剛士 多田
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【課題】ケーブルの立ち上げをともなうケーブル設置工事では、潜水士が水中に潜ってケーブルの線形を監視しながら、ケーブル保護管にケーブルを引き込む作業を行っていたので、潜水士が潜水できないような状況では、ケーブル設置工事を進めることができない場合があった。【解決手段】本発明は、洋上設備の基礎1の部分にケーブル保護管2を縦向きに取り付けるとともに、ケーブル保護管2を用いてケーブル3を立ち上げるケーブル立ち上げ工程を有するケーブル設置方法である。ケーブル立ち上げ工程では、海底に布設されるケーブル3に対して、ケーブル3の長さ方向の異なる位置に予め複数の水中音波反射体4を取り付けておく。そして、ソナー12が水中に放射した音波が複数の水中音波反射体4に当たって反射した際の、当該音波を前記ソナーで受信することにより、水中におけるケーブル3の位置を検出する。【選択図】図1

Description

本発明は、ケーブル設置方法、およびケーブルの位置検出方法に関する。
たとえば、海底などに布設されるケーブルを、洋上設備の機器類に接続する場合は、海底側から海面側に向かってケーブルを立ち上げる必要がある。その場合、ケーブルの立ち上げ部分が波や潮流などで揺らされてダメージを受けないように、洋上設備の基礎の部分にケーブル保護管を縦向きに固定し、このケーブル保護管を用いてケーブルを立ち上げている。具体的には、ケーブル保護管の内部にケーブルを通すことにより、ケーブル保護管に沿ってケーブルを立ち上げるとともに、そのケーブルの立ち上げ部分をケーブル保護管で保護している。
図4は従来のケーブル設置方法を説明する図である。
図4においては、洋上設備の基礎51の部分が海底に着床して設置されている。基礎51の上部は、海面よりも上方に配置されている。ケーブル保護管52は、基礎51に固定して取り付けられている。ケーブル保護管52の上部は、海面よりも上方に配置されている。ケーブル保護管52の下端部は、海底に臨むように配置されている。
ケーブル53は、海上に浮かぶ布設船54から繰り出されている。布設船54から繰り出されたケーブル53は、海底付近まで引き込まれている。一方、基礎51の上方にはウィンチ55が搭載され、このウィンチ55からワイヤ56が繰り出されている。ワイヤ56は、ケーブル保護管52の内部を通して、ケーブル保護管52の下端部から引き出され、その引き出し端がケーブル53の端部に接続されている。
このような状況のもとで、従来では、ウィンチ55の駆動によりワイヤ56を引き込む一方、布設船54からケーブル53を繰り出すことにより、ケーブル保護管52の内部にケーブル53を引き込んでいる。その際、海中におけるケーブル53の線形は、ケーブル53が適度に弛んだ状態に維持されているかどうかを判断する指標になる。このため、従来では、ケーブル53をケーブル保護管52に引き込む場合に、潜水士57が海中に潜ってケーブル53の線形を監視している。
従来においては、ケーブル保護管52を用いてケーブル53を立ち上げる場合に、ケーブル保護管52に引き込まれるケーブル53の線形を監視するために潜水士57が潜水する必要がある。このため、たとえば波が荒くて潜水士が潜水できないような状況では、ケーブルの立ち上げをともなうケーブル設置工事を進めることができない場合があった。
本発明の主な目的は、潜水士が潜水できないような状況でも、ケーブルの立ち上げをともなうケーブル設置工事を進めることができる技術を提供することにある。
本発明の第1の態様は、
水上設備にケーブル保護管を縦向きに取り付けるとともに、前記ケーブル保護管を用いてケーブルを立ち上げるケーブル立ち上げ工程を有するケーブル設置方法であって、
前記ケーブル立ち上げ工程では、前記ケーブルに対して、当該ケーブルの長さ方向の異なる位置に予め複数の水中音波反射体を取り付けておき、ソナーが水中に放射した音波が複数の水中音波反射体に当たって反射した際の、当該音波を前記ソナーで受信することにより、水中における前記ケーブルの位置を検出する
ことを特徴とするケーブル設置方法である。
本発明の第2の態様は、
水中に配されたケーブルに対して、当該ケーブルの長さ方向の異なる位置に複数の水中音波反射体を取り付け、ソナーが水中に放射した音波が複数の水中音波反射体に当たって反射した際の、当該音波を前記ソナーで受信することにより、水中における前記ケーブルの位置を検出する
ことを特徴とするケーブルの位置検出方法である。
本発明によれば、潜水士が潜水できないような状況でも、ケーブルの立ち上げをともなうケーブル設置工事を進めることが可能となる。
本発明の実施形態に係るケーブル設置方法を説明する図である。 ケーブルの布設状態の一例を示す平面図である。 ケーブルに対する水中音波反射体の取付構造の一例を説明する図である。 従来のケーブル設置方法を説明する図である。
本発明に係るケーブル設置方法は、水上設備にケーブル保護管を縦向きに取り付けるとともに、ケーブル保護管を用いてケーブルを立ち上げるケーブル立ち上げ工程を有するものである。このケーブル立ち上げ工程では、ケーブルに対して、当該ケーブルの長さ方向の異なる位置に予め複数の水中音波反射体を取り付けておき、ソナーが水中に放射した音波が複数の水中音波反射体に当たって反射した際の、当該音波をソナーで受信することにより、水中における前記ケーブルの位置を検出する。ケーブル立ち上げ工程の詳細については後述する。
本発明の実施形態においては、水上設備が洋上設備(たとえば、洋上風力発電設備、洋上変電設備など)である場合を例に挙げて説明する。ただし、本発明を実施する場所は、海に限らず、たとえば、湖や川などでもよい。また、本発明の実施形態においては、設置の対象となるケーブルが、海底に布設されるケーブル(海底ケーブル)である場合を例に挙げて説明するが、本発明はこれに限らず、水の底に布設される水底ケーブルを含めて、種々の用途(電力用、通信用など)のケーブルを設置の対象にすることができる。
以下に、本発明の実施形態に係るケーブル設置方法について説明する。
まず、ケーブル設置工事を始める前の状況について、図1を用いて説明する。図1においては、洋上風力発電設備等の洋上設備が、着床式の基礎1を土台に構築されるようになっている。着床式の基礎には、たとえば、モノパイル式、重力式、ジャケット式などがあるが、本発明はいずれの方式にも適用可能である。洋上設備の基礎1の部分は、たとえば海底への杭打ちにより、海底から垂直に起立している。基礎1の上には、たとえば、図示しない風車タワーが設置されるようになっている。
洋上設備の基礎1には、ケーブル保護管2が縦向きに取り付けられている。ケーブル保護管2は、図示しない固定部材を用いて基礎1の外周部に固定されている。ケーブル保護管2は、後述するケーブルを保護するものである。ケーブル保護管2は、たとえば、鉄鋼などの金属によって構成されている。ケーブル保護管2は、中空構造を有するものであって、たとえば、断面円形の筒状に形成されている。ケーブル保護管2の両端は、それぞれ開口している。
一方、海底には、たとえば図2に示すように、複数の基礎1が所定の間隔で設置されている。各々の基礎1には、2つずつケーブル保護管2が取り付けられている。また、海底には、複数(図例では2つのみ表示)のケーブル3が布設されている。各々のケーブル3は、上記立ち上げ工程を行うにあたって、事前に海底に布設されたものである。複数のケーブル3は、複数の基礎1に対して千鳥状に配置されている。
海底に布設されたケーブル3には、それぞれ複数の水中音波反射体4が取り付けられている。ケーブル3は、たとえば図示しない布設船上で複数の水中音波反射体4を取り付けた状態で、海上から海底に向けて投下されるものである。複数の水中音波反射体4は、ケーブル3の長さ方向に所定の間隔(たとえば、5〜10mの間隔)をあけて、ケーブル3の長さ方向の異なる位置に取り付けられている。また、複数の水中音波反射体4は、ケーブル3の一端側と他端側にそれぞれ複数個(図例では5個)ずつ取り付けられている。
水中音波反射体4は、無動力の水中音波反射体であって、後述するソナーが海中に放射した音波(たとえば、超音波)が当該水中音波反射体に当たったときに、特定の音波を反射するものである。水中音波反射体4としては、たとえば、その形状が球形であって、無指向性を有する「SonarBell」(登録商標)を用いることができる。この水中音波反射体4は、ソナーから放射された音波が当たったときに、球の外表面に沿って伝搬する音波と、球の内部を伝搬する音波により、二重の反射を生み出すものである。
ここで、ケーブル3に対する水中音波反射体4の取付構造の一例について、図3を用いて説明する。
水中音波反射体4は、水中切り離し装置5を用いてケーブル3に取り付けられている。水中切り離し装置5は、海中に発せられる特定の音響信号に反応して動作することにより、水中音波反射体4をケーブル3から切り離すものである。水中切り離し装置5は、たとえば、リチウム電池により2年程度作動が可能である。ケーブル3の所定部位(水中音波反射体4の取付部位)にはロープ6が縛り付けられている。ロープ6は、たとえば、水中切り離し装置5が備える可動式のフック(不図示)に係止されている。水中切り離し装置5は、上記特定の音響信号に反応して動作することにより、上記のフックがロープ6から外れるようになっている。
水中切り離し装置5には、浮きの一例として、2つの耐圧ブイ7が取り付けられている。これらの耐圧ブイ7は、水中切り離し装置5によって水中音波反射体4をケーブル3から切り離したときに、耐圧ブイ7自身の浮力により水中音波反射体4を水面に浮上させるためのものである。
再び図1に戻って、海面から突出した基礎1の上部には、2つのウィンチ8,9が搭載されている。これらのウィンチ8,9は、基礎1の上部に設けられた架台10に搭載されている。ウィンチ8は、ワイヤ11を用いて、ソナー12を昇降させるために設けられたものである。ウィンチ9は、ワイヤ14を用いて、ケーブル保護管2の内部にケーブル3を引き込むために設けられたものである。
ウィンチ8から延びるワイヤ11は、ソナー12を支持する支持部材13に接続されている。ソナー12は、支持部材13の下端部に取り付けられている。ソナー12としては、好ましくは、パンアンドチルト機構付きのソナーを用いるとよい。支持部材13は、図示しないガイド部材を用いて、基礎1の外周部に上下動自在に支持されている。
ケーブル設置工事に際しては、ソナー12が次のような手順で海中に沈められる。
まず、ウィンチ8を駆動してワイヤ11を引き込むことにより、海面上に支持部材13を引き上げる。次に、支持部材13の下端部にソナー12を取り付ける。次に、ウィンチ8を駆動してワイヤ11を繰り出す。そうすると、ワイヤ11の繰り出しにともなって支持部材13が下降し、この支持部材13と一緒にソナー12が海中に沈められる。このとき、ワイヤ11の繰り出し量を適宜調整することにより、ソナー12を所定の深さに沈める。
一方、ウィンチ9から延びるワイヤ14は、ケーブル保護管2の上端部から、ケーブル保護管2の内部に通されている。また、図示はしないが、ワイヤ14の端部は、ケーブル3の端部に接続されている。ウィンチ9は、ワイヤ14の張力を検出する機能(以下、「張力検出機能」という。)を有している。ウィンチ9は、ワイヤ14と一緒にケーブル3をケーブル保護管2の内部に引き込むときに、ワイヤ14の張力が異常に高くならないように、上記張力検出機能によりワイヤ14の張力を常時監視する。具体的な監視内容については、後述する。
海底に打ち込まれた基礎1の周囲には洗掘防止15が施されている。洗掘とは、たとえばモノパイル(基礎)を海底に打ち込んだときに、海底の砂等の移動により、モノパイル周辺の砂が削られて凹状に掘れる現象であり、これを防止するために基礎1の周囲に洗掘防止15が施されている。
以上のような状況のもとで、ケーブル設置工事は、下記のケーブル立ち上げ工程を経て行われる。
(ケーブル立ち上げ工程)
まず、上述のように海中に沈めたソナー12から海底のケーブル3に向かって音波を放射する。こうしてソナー12が放射した音波は、海中を伝搬してケーブル3の布設場所に達する。海底に布設されたケーブル3には予め複数の水中音波反射体4が取り付けられている。このため、ソナー12が海中に放射した音波は、複数の水中音波反射体4に当たって反射する。その際、ソナー12は、各々の水中音波反射体4で反射した音波を受信することにより、海中における水中音波反射体4の位置を検出し、その検出信号を図示しない信号線を通して出力する。
ここで、一つのケーブル3には複数の水中音波反射体4が取り付けられているため、各々の水中音波反射体4の位置を把握できれば、それを基にケーブル3の位置を検出することができる。つまり、ソナー12が出力する検出信号は、ケーブル3の位置を特定する信号になる。そこで、たとえば、ソナー12から出力される検出信号を、図示しない作業船等に搭載された信号処理装置で処理してモニターに入力し、そのモニターの画面にケーブル3の位置情報を表示する。これにより、ケーブル設置工事に携わる作業員は、作業船に乗船したまま、モニターの画面に表示されるケーブル3の位置情報を基に、ケーブル3の線形を監視することができる。
次に、上述のようにソナー12を用いてケーブル3の線形を監視しながら、ケーブル3の引き込みを行う。ケーブル3の引き込みは、ケーブル保護管2の内部を通してケーブル3の端部に接続したワイヤ14を、ウィンチ9の駆動によって引き込むことにより行う。これにより、ワイヤ14と一緒にケーブル3がケーブル保護管2の内部に引き込まれる。
その際、各水中音波反射体4ごとに設けられている水中切り離し装置5を、それぞれ所定のタイミングで動作させる。具体的には、図示しない作業船上でモニターの画面により各々の水中音波反射体4の位置を把握し、ケーブル保護管2の下端部に所定の距離まで水中音波反射体4が近づいたタイミングで、作業船から特定の音響信号を発する。このとき、各々の水中切り離し装置5は、それぞれ異なる音響信号に反応して動作するように構成しておく。そして、上述したケーブル3の引き込みにより、ケーブル保護管2の下端部にいずれかの水中音波反射体4が近づいたら、この水中音波反射体4に対応する水中切り離し装置5を動作させる。
これにより、ケーブル保護管2の下端部に近い側の水中音波反射体4から順に、水中切り離し装置5の動作によって水中音波反射体4がケーブル3から切り離される。その際、水中切り離し装置5の動作によってフック(不図示)がロープ6から外れると、耐圧ブイ7の浮力により、水中音波反射体4が水中切り離し装置5とともに海面に浮上する。このため、作業船に乗船している作業員は、耐圧ブイ7を目印にして水中音波反射体4や水中切り離し装置5を発見し、これらを船上に回収することができる。
一方、ウィンチ9は、ワイヤ14と一緒にケーブル3を引き込んでいる途中に、上記張力検出機能によりワイヤ14の張力を監視する。具体的には、張力検出機能により検出した張力の検出値と予め設定された所定値とを比較する。そして、検出値が所定値を超えると、ワイヤ14の引き込みを中断する。
これに対して、ウィンチ9による張力の検出値が所定値以下に維持されたまま、ワイヤ14と一緒にケーブル3の端部を所定の高さまで引き上げると、その段階でウィンチ9がワイヤ14の引き込みを終了する。これにより、ケーブル3は、ケーブル保護管2に沿って、海底側から海面側に向かって立ち上がった状態になる。
以上で、ケーブル設置工事におけるケーブル立ち上げ工程が終了となる。
ちなみに、ケーブル立ち上げ工程を終えた後は、ウィンチ8の駆動によりワイヤ11を引き込んで支持部材13を海面上に上昇させ、支持部材13の下端部からソナー12を取り外して回収しておく。
(実施形態の効果)
本実施形態によれば、以下に示す1つまたは複数の効果が得られる。
(1)本実施形態においては、ケーブル3に複数の水中音波反射体4を取り付けて、水中におけるケーブル3の位置をソナー12を用いて検出するため、従来のように潜水士が海中に潜ってケーブルの線形を監視する必要がなくなる。したがって、潜水士が潜水できないような海象状況でも、ケーブルの立ち上げをともなうケーブル設置工事を進めることができる。
(2)本実施形態においては、複数の水中音波反射体4をそれぞれ水中切り離し装置5を用いてケーブル3に取り付け、所定のタイミングで水中切り離し装置5により水中音波反射体4をケーブル3から切り離す。これにより、各々の水中音波反射体4がケーブル保護管2内に引き込まれる前(直前)に、水中音波反射体4をケーブル3から切り離すことができる。
(3)本実施形態においては、水中切り離し装置5によって水中音波反射体4をケーブル3から切り離したときに、耐圧ブイ7の浮力によって水中音波反射体4を海面に浮上させる。このため、水中音波反射体4や水中切り離し装置5を作業船上に回収することができる。
(4)本実施形態においては、ケーブル3と一緒に引き込むワイヤ14の張力が所定値を超えた場合に、ワイヤ14の引き込みを中断する。このため、ケーブル3が何らかの原因で引き込みの途中に引っ掛かった場合でも、ケーブル3に過剰な力が加わることを未然に回避することができる。
(変形例等)
本発明の技術的範囲は上述した実施の形態に限定されるものではなく、発明の構成要件やその組み合わせによって得られる特定の効果を導き出せる範囲において、種々の変更や改良を加えた形態も含む。
たとえば、上記実施形態においては、水中切り離し装置5に2つの耐圧ブイ7を取り付けているが、耐圧ブイ7の個数は、必要に応じて変更可能である。
また、上記実施形態においては、水中切り離し装置5に耐圧ブイ7を取り付けているが、水中切り離し装置5に代えて、水中音波反射体4に耐圧ブイ7を取り付けてもよい。
また、水中音波反射体4自身が十分な浮力を有する場合は、耐圧ブイ7を取り付けなくてもよい。
また、本発明は、上述したケーブル設置方法に限らず、以下に付記する「ケーブルの位置検出方法」として実現することもできる。
(付記)
水中に配されたケーブルに対して、当該ケーブルの長さ方向の異なる位置に複数の水中音波反射体を取り付け、ソナーが水中に放射した音波が複数の水中音波反射体に当たって反射した際の、当該音波を前記ソナーで受信することにより、水中における前記ケーブルの位置を検出する
ことを特徴とするケーブルの位置検出方法。
1…基礎(洋上設備)
2…ケーブル保護管
3…ケーブル
4…水中音波反射体
5…水中切り離し装置
6…ロープ
7…耐圧ブイ
8,9…ウィンチ
11,14…ワイヤ
12…ソナー

Claims (6)

  1. 水上設備にケーブル保護管を縦向きに取り付けるとともに、前記ケーブル保護管を用いてケーブルを立ち上げるケーブル立ち上げ工程を有するケーブル設置方法であって、
    前記ケーブル立ち上げ工程では、前記ケーブルに対して、当該ケーブルの長さ方向の異なる位置に予め複数の水中音波反射体を取り付けておき、ソナーが水中に放射した音波が複数の水中音波反射体に当たって反射した際の、当該音波を前記ソナーで受信することにより、水中における前記ケーブルの位置を検出する
    ことを特徴とするケーブル設置方法。
  2. 前記ケーブル立ち上げ工程では、前記複数の水中音波反射体をそれぞれ水中切り離し装置を用いて前記ケーブルに取り付けておき、所定のタイミングで前記水中切り離し装置により前記水中音波反射体を前記ケーブルから切り離す
    ことを特徴とする請求項1に記載のケーブル設置方法。
  3. 前記ケーブル立ち上げ工程では、前記水中音波反射体または前記水中切り離し装置に浮きを取り付けておき、前記水中切り離し装置により前記水中音波反射体を前記ケーブルから切り離したときに、前記浮きの浮力で前記水中音波反射体を水面に浮上させる
    ことを特徴とする請求項2に記載のケーブル設置方法。
  4. 前記ケーブル立ち上げ工程では、前記ケーブル保護管に通したワイヤをケーブルに接続し、前記ワイヤと一緒に前記ケーブルを前記ケーブル保護管の内部に引き込むことにより、前記ケーブル保護管に沿って前記ケーブルを立ち上げる
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のケーブル設置方法。
  5. 前記ケーブル立ち上げ工程では、前記ワイヤの張力を検出し、その検出値が所定値を超えた場合に、前記ワイヤの引き込みを中断する
    ことを特徴とする請求項4に記載のケーブル設置方法。
  6. 水中に配されたケーブルに対して、当該ケーブルの長さ方向の異なる位置に複数の水中音波反射体を取り付け、ソナーが水中に放射した音波が複数の水中音波反射体に当たって反射した際の、当該音波を前記ソナーで受信することにより、水中における前記ケーブルの位置を検出する
    ことを特徴とするケーブルの位置検出方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN114008880A (zh) * 2019-07-03 2022-02-01 西门子歌美飒可再生能源公司 安装传输电缆装置的方法

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