JP2016180708A - 距離計測装置、距離計測方法、およびプログラム - Google Patents

距離計測装置、距離計測方法、およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 表面の反射光量分布が局所的に異なる場合においても、精度の高い距離計測を行うことができる。【解決手段】 計測用パターンが投影された計測対象物を撮像した第1の撮像画像と、略均一な照明が照射された前記計測対象物を撮像した第2の撮像画像を取得する画像取得手段と、前記第2の撮影画像に基づいて、前記第1の撮像画像に適用するべき平滑化フィルタを決定する平滑化フィルタ決定手段と、前記平滑化フィルタ決定手段で決定された平滑化フィルタを、前記第1の撮像画像に適用する平滑化フィルタ適用手段と、前記平滑化フィルタ適用手段により前記平滑化フィルタが適用された画像に基づいて、前記計測対象物までの距離を計測する計測手段。【選択図】 図1

Description

本発明は、計測対象物の三次元的な距離を非接触で計測する距離計測装置に関する。
従来から距離計測方法としては種々の手法が提案されている。大きく分類すると、照明装置を用いずに撮像装置だけで距離計測を行うパッシブ型と、照明装置と撮像装置を組み合わせて用いるアクティブ型がある。アクティブ型では照明装置によりパターン光を計測対象物に投影し、撮像装置で画像撮像をするので、計測対象物の表面テクスチャが少ない場合でもパターン光を手がかりにして距離計測を行うことができる。アクティブ型の距離計測法としては空間符号化法、位相シフト法、グリッドパターン投影法、光切断法など種々の手法が提案されている。これらの手法は三角測量法に基づくため、パターン光の投影装置からの出射方向をもとに距離計測を行う。
計測対象物が様々な方向を向く場合や、計測対象物が様々な反射率を有する部材から構成される場合、撮影画像には画像輝度が高い領域と低い領域が混在することとなる。画像輝度が高い領域においては、パターン光のコントラストが高く、ノイズ成分も小さいため、良好な距離計測が実施できる。一方で、画像輝度が低い領域においては、パターン光のコントラスが低くなり、相対的にノイズ成分が大きくなる。ノイズ成分が大きくなると、計測精度が低下したり、空間符号化法においてはデコードに失敗して投影装置からの出射方向を誤り、大きな計測誤差を生じる。計測誤差を低減するためには、ノイズ低減をすることが必要となる。その一つの手段が空間的な平滑化処理である。
特許文献1には、計測用のパターン光が投影された対象物の画像に対してエッジ検出を行い、検出されたエッジの数に基づき、ノイズ低減フィルタのサイズを変更する方法が開示されている。
特開2004−191198号公報
特許文献1の方法を用いる場合には、パターン光の境界部分のエッジのみを検出し、その数をカウントすることが望ましい。しかしながら、計測シーンに面の境界があり、それぞれの面の向きが異なることにより反射光量が異なる場合や、対象物にテクスチャがある等により表面の反射光量分布が局所的に異なる場合など、パターン光の境界部分以外にエッジが検出される。そのため、エッジの数を適切にカウントすることができない。そしてそのような場合には適切なフィルタサイズを決定することが難しい。
上記の課題に鑑み、本発明は、表面の反射光量分布が局所的に異なる場合においても、画像に適切なフィルタを適用することにより精度良く距離計測を行うことを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の距離計測装置は、例えば、計測用パターンが投影された計測対象物を撮像した第1の撮像画像と、略均一な照明が照射された前記計測対象物を撮像した第2の撮像画像を取得する画像取得手段と、前記第2の撮影画像に基づいて、前記第1の撮像画像に適用するべき平滑化フィルタを決定する平滑化フィルタ決定手段と、
前記平滑化フィルタ決定手段で決定された平滑化フィルタを、前記第1の撮像画像に適用する平滑化フィルタ適用手段と、前記平滑化フィルタ適用手段により前記平滑化フィルタが適用された画像に基づいて、前記計測対象物までの距離を計測する計測手段とを有することを特徴とする。
本発明によれば、表面の反射光量分布が局所的に異なる場合においても、画像に適切なフィルタを適用することにより精度良く距離計測を行うことができる。
第1の実施形態にかかる距離計測装置の概略構成を示した図。 空間符号化法による距離計測処理のフロー図。 4ビットの空間符号化法における投影パターンを示した図。 4ビットグレイコードを示した図。 三角測量に基づく距離計測原理を示した図。 第1の実施形態の平滑化フィルタ決定処理のフロー図。 第1の実施形態の平滑化フィルタ適用処理のフロー図。 第2の実施形態の平滑化フィルタ決定処理のフロー図。 第3の実施形態の平滑化フィルタ決定処理のフロー図。 第4の実施形態の平滑化フィルタ決定処理のフロー図。 第4の実施形態の平滑化フィルタ適用処理のフロー図。 対象シーン、および、注目画素に応じて決定される平滑化フィルタの例。 本発明の情報処理装置のハードウェア構成の例を示す図。
以下、本発明にかかる実施形態の情報処理装置を詳細に説明する。
本発明にかかる実施形態を説明するのに先立ち、各実施形態に示す情報処理装置が実装されるハードウェア構成について、図13を用いて説明する。
図13は、本実施形態における距離計測装置3のハードウェア構成図である。同図において、CPU1310は、バス1300を介して接続する各デバイスを統括的に制御する。CPU1310は、読み出し専用メモリ(ROM)1320に記憶された処理ステップやプログラムを読み出して実行する。オペレーティングシステム(OS)をはじめ、本実施形態に係る各処理プログラム、デバイスドライバ等はROM1320に記憶されており、ランダムアクセスメモリ(RAM)1330に一時記憶され、CPU1310によって適宜実行される。また、入力I/F1340は、外部の装置(撮像装置や、表示装置や操作装置など)から距離計測装置3で処理可能な形式で入力信号として入力する。また、出力I/F1350は、外部の装置(表示装置)へ表示装置が処理可能な形式で出力信号として出力する。
(第1の実施形態)
図1に本発明の第1の実施形態にかかる距離計測装置3を用いたシステムの基本構成概略図を示す。
距離計測装置3は、パターン光を計測対象物に投影する投影部1と、パターン光が投影された計測対象物を撮像する撮像部2とに接続される。距離計測装置3は、投影部1と撮像部2を制御し、撮像された画像データを計算処理して計測対象物の3次元的な距離を計測するなる。計測対象物は51、52、および、53から構成され、それらをまとめて計測対象シーン5と呼ぶ。
投影部1は、光源11、照明光学系12、表示素子13、投影光学系14から構成される。光源11にはハロゲンランプ、LEDなど各種の発光素子を用いることができる。照明光学系12は光源11から出射した光を表示素子13へと導く機能を持つ光学系である。このとき、光源から出射した光を表示素子13に入射させる際、入射輝度分布が均一であることが望ましい。そのため、例えば、ケーラー照明や拡散板など輝度分布の均一化に適した光学系が用いられる。表示素子13には、透過型LCDや反射型のLCOS・DMDなどが用いられる。表示素子13は、照明光学系12からの光を投影光学系14に導く際に、透過率、または、反射率を空間的に制御する機能を持つ。投影光学系14は表示素子を計測対象物の特定位置に結像させるように構成された光学系である。
撮像部2は、撮像レンズ21、撮像素子22から構成される。撮像レンズ21は計測対象物の特定位置を撮像素子22上に結像させるよう構成された光学系である。撮像素子22には、CMOSセンサ、CCDセンサなど各種光電変換素子を用いる。
投影パターン制御部31は後述する投影パターンを生成して、記憶装置に予め記憶する。
また、必要に応じて記憶した投影パターンのデータを読み出し、例えば、DVIのような汎用的なディスプレイ用インターフェースを介して投影パターンのデータを投影部1に伝送する。さらにRS232CやIEEE488などの汎用の通信インターフェースを介して投影部1の動作を制御する機能を有している。この場合、ディスプレイ用インターフェースや通信インターフェースは、出力I/F1350の一例である。なお、投影部1では投影パターンデータに基づいて表示素子13に投影パターンを表示する。
画像取得部32は、撮像部2で標本化ならびに量子化されたディジタルの画像信号を取り込む。さらに、取り込んだ画像信号から各画素の画像輝度値(濃度値)で表される画像データを取得してメモリに記憶する機能を有している。なお、画像取得部32はRS232CやIEEE488などの汎用の通信インターフェースを介して撮像部2の動作(撮像のタイミングなど)を制御する機能を有する。
画像取得部32と投影パターン制御部31は互いに連携した動作をする。表示素子13へのパターン表示が完了すると、投影パターン制御部31は画像取得部32に信号を送る。画像取得部32は投影パターン制御部31から信号を受信すると撮像部2を動作させ、画像撮像を実施する。画像撮影が完了すると画像取得部32は投影パターン制御部31に信号を送る。投影パターン制御部31は画像取得部32から信号を受信すると、表示素子13に表示する投影パターンを次の投影パターンに切り替える。これを順次繰り返すことで、全ての投影パターンの撮像を実施する。
平滑化フィルタ決定部33は、略均一な照明が照射された計測対象物の画像をもとに、平滑化フィルタを決定する。平滑化フィルタ適用部34は、平滑化フィルタ決定部33で決定された平滑化フィルタを計測用のパターン光が投影された計測対象物の撮影画像に適用する。平滑化フィルタ決定部34と平滑化フィルタ適用部34の詳しい説明は後述するが、本発明で決定される平滑化フィルタは、画像内のエッジ(境界)をできるだけ保存する平滑化フィルタである。すなわち、画像内のエッジをまたがないようにサイズが決定される。
距離計算部35は、平滑化フィルタ適用部34により平滑化フィルタが適用されたパターン画像をもとに計測対象物までの距離を計算する。第1の実施形態では図3に示すように、明部と暗部とを含む投影パターンにより距離計測を行う公知の空間符号化法と呼ばれる計測手法を用いる。図3に示すように、投影パターンは周期性を有している。ただし、本発明が適用できる計測手法は空間符号化法に限られるものではない。
パラメータ記憶部36は、計測対象物の3次元的な距離を算出するのに必要なパラメータを格納する。パラメータとしては、投影部1と撮像部2の機器パラメータ、投影部1と撮像部2の内部パラメータ、投影部1と撮像部2の外部パラメータ、平滑化フィルタ情報がある。機器パラメータは、具体的には表示素子の画素数、撮像素子の画素数である。投影部1と撮像部2の内部パラメータは、焦点距離、画像中心、ディストーションによる画像歪みの係数などである。これらは、内部パラメータのキャリブレーションにより算出される。投影部1と撮像部2の外部パラメータは、投影部1と撮像部2の相対位置関係を表す並進ベクトルと回転行列である。これらは、外部パラメータのキャリブレーションにより算出される。
平滑化フィルタ情報は平滑化フィルタ決定部33により決定されたものが格納される。この情報は、平滑化フィルタ適用部34により参照される。
距離計測装置3を構成する各機能部は、CPU1310が、ROM1320に格納されたプログラムをRAM1330に展開し、後述する各フローチャートに従った処理を実行することで実現されている。また例えば、CPU1310を用いたソフトウェア処理の代替としてハードウェアを構成する場合には、ここで説明する各機能部の処理に対応させた演算部や回路を構成すればよい。
次に空間符号化法による距離計測の原理について説明する。
図2に示すように空間符号化法による距離計測は大きく4つのステップに分かれる。投影撮像ステップS1、平滑化フィルタ適用ステップS2、デコードステップS3、距離計測ステップS4である。
投影撮像ステップS1は、S101〜S103からなる。
S101では、投影部1は、図3(a)〜図3(j)に示した投影パターンを順にパターン投影する。この例では4ビットの空間符号化法のグレイコードパターン(空間符号化パターン)であるため、プロジェクタからの出射光を2(=16)分割することができる。ビット数を増加させると投影枚数は増加するが、出射光の分割数を増加させることができる。例えば10ビットの場合には、210(=1024)分割することが可能となる。
S102では、撮像部2は、S101の投影パターンが投影された計測対象物の画像撮影を行う。そして、画像取得部32は、撮像部2が撮像した画像を順次取得する。
S103では、画像取得部32は、全投影パターンの画像撮影が終了したか否かを判定する。終了している場合には、S2の平滑化フィルタ適用ステップに進む。終了していない場合には、S101のパターン投影に戻る。
平滑化フィルタ適用ステップS2はS201〜S202からなる。
S201では、平滑化フィルタ決定部33は、平滑化フィルタを決定する。通常の空間符号化法では、ノイズ低減のために投影パターンのビット数や撮影画像位置に依らず一定サイズの平滑化フィルタが選ばれる。しかしながら本実施形態では、撮影画像の画素ごと(所定の領域ごと)に適した平滑化フィルタを決定する。具体的な処理は後述する。平滑化フィルタ決定部33は、選ばれた平滑化フィルタをパラメータ記憶部36に記憶させる。
S202では、平滑化フィルタ適用部34は、平滑化フィルタを撮影画像に適用し、撮像素子ノイズの低減を行う。具体的には、パラメータ記憶部36に記憶された平滑化フィルタを読み出し、平滑化フィルタを画像取得部32から取得した画像に適用する。
デコードステップS3はS301〜S306からなる。
S301では、距離計算部35は、制御変数iを1に設定する。
S302では、距離計算部35は、制御変数iに対応するiビット目の画像の2値化判定を行う。例えば、i=1の場合、図3(b)の1ビットポジティブパターンを投影した時の撮影画像と図3(g)の1ビットネガティブパターンを投影した時の撮影画像をもとに1ビットパターンの2値化を行う。2値化判定処理では、ポジティブ画像とネガティブ画像とで画像輝度値の比較を行い、ポジティブ画像の方が画像輝度値が大きい画素を1、ネガティブ画像の方が画像輝度値が大きい画素を0と判定する。
S303では、距離計算部35は、制御変数iがNよりも小さいか否かの判定を行う。Nは空間符号化法の最下位ビット数であり、ここではNが4である場合の説明をする。iが4よりも小さい場合、S304に進み、制御変数iに1を加算し、S302に戻る。iがN以上となった場合、ループを抜け、S305に進む。
S305では、距離計算部35は、4ビットのグレイコードを生成する。S305に進むまでに、1ビットから4ビットまで2値化が実施されている。これを順に並べることで、図4に示すように4ビットのグレイコードが生成される。
S306では、距離計算部35は、S305で生成された4ビットグレイコードを4ビットの空間コードに変換する。空間コードに変換されることで、投影部1からの出射方向を把握できるようになる。続いて、距離計測ステップS4に進む。
距離計測ステップS4は、S401からなる。
図5に示すように投影部1からの出射方向と、撮像部2への入射方向をもとに三角測量の原理で距離計測を行う。撮影画像内の画素の情報から撮像部2への入射方向を求めるために、撮像部2の内部パラメータが使用される。同様に表示素子の画素の情報から出射方向を求めるために、投影部1の内部パラメータが利用される。三角測量の原理で、距離計測を行う際に、撮像部2と投影部1の外部パラメータも利用される。詳細は割愛する。
以上が、空間符号化法を用いた距離計測の原理である。
空間符号化法では、各ビットでポジティブパターンとネガティブパターンの大小関係をもとに、2値化を実施した。投影パターンの画像輝度波形の大きさに対して、撮像素子のノイズが大きい場合、2値化判定に誤りを生じることがある。2値化判定に誤りが生じると投影部からの出射方向を誤ることになり、大きな距離計測誤差となる。
また、ポジティブパターンとネガティブパターンの画像輝度波形の交点位置をもとに距離計測方法では、その交点位置の計算精度がノイズにより悪化する。本発明ではノイズによる2値化判定の誤りや、交点位置の計算精度の悪化を低減するための平滑化フィルタに関するものである。
本発明の特徴的な構成である平滑化フィルタ決定部33と平滑化フィルタ適用部34について、詳しく述べる。先ほど図2を用いて空間符号化法の原理を説明した際には、平滑化フィルタが一定サイズであると述べた。本実施形態では、S201の平滑化フィルタ決定処理で、撮影画像の画素ごとに適した平滑化フィルタを決定する。S202においてはS201で決定した画素ごとに適した平滑化フィルタを適用する。
S201の平滑化フィルタ決定処理は、平滑化フィルタ決定部33で実施される。平滑化フィルタ決定部33では、略均一な照明が照射された計測対象物の画像をもとに、平滑化フィルタを決定する。投影部1から図2(a)に示した全点灯画像を照射することで、略均一な照明を実現することができる。略均一な照明を実現する他の手段としては、図示しない計測装置の周囲に存在する環境光源からの光を利用する方法がある。環境光源からの光が略均一であるとみなせる場合には、略均一な照明として用いることが可能である。
第1の実施形態では、エッジ保存平滑化フィルタと呼ばれる平滑化フィルタを用いる。一般的な平滑化フィルタは、画像に含まれるノイズ成分等を軽減することができるが、同時に、画像にもともと存在するエッジも滑らかにしてしまう。エッジ保存平滑化フィルタでは、画像中のエッジは保ちつつ、ノイズ成分等による細かな変動を平滑化することができる。
距離計測用の画像に対して一般的な平滑化フィルタ適用すると、画像中のエッジが滑らかになるだけでなく、物体の境界を越えて平滑化をかけてしまうことがある。このようなケースでは、高さの異なる物体の間で平滑化フィルタが実施されるため、空間コードに誤りを生じ、計測結果に偽の形状を生じることがある。
第1の実施形態では、物体と物体との境界で平滑化フィルタが実施されるのを防ぐために、略均一な照明が照射された画像を利用する。物体と物体との境界は、反射光量分布の変化、すなわち、画像輝度値の変化として観測される。画像輝度値の変化は、画像エッジとして表出する。つまり、略均一な照明が照射された画像を利用して、エッジ保存平滑化フィルタを求め、それを計測用パターン光画像に適用することで、物体と物体の境界を越えて、平滑化フィルタが適用されることを軽減することができる。それにより、距離計測結果に偽形状が含まれることを軽減できる。
図6に第1の実施形態の平滑化フィルタ決定フローのフロー図を示す。
S601では、平滑化フィルタ決定部33は、画像座標のy座標値を1に設定する。
S602では、平滑化フィルタ決定部33は、画像座標のx座標値を1に設定する。
S603では、平滑化フィルタ決定部33は、画像座標(x、y)における画像輝度値Ibを取得する。
S604では、平滑化フィルタ決定部33は、フィルタ制御変数fyを−Fyに設定する。本実施形態のフィルタサイズは画像のy方向が(2×Fy+1)画素、画像のx方向が(2×Fx+1)画素である。
S605では、平滑化フィルタ決定部33は、フィルタ制御変数fxを−Fxに設定する。
S606では、平滑化フィルタ決定部33は、画像座標(x、y)の周囲画素の画像座標(x+fx、y+fy)における画像輝度値Inを取得する。x+fx、または、y+fyが画像の外側にはみ出す場合には、その画素は無視する。
S607では、平滑化フィルタ決定部33は、画像座標(x、y)における画像輝度Ibと、周囲画素の画像座標(x+fx、y+fy)における画像輝度Inの差分の絶対値Idを以下の式(1)で算出する。
Id=abs(In−Ib)・・・式(1)
ここで、abs()はカッコ内の数値の絶対値を返す関数である。
S608では、平滑化フィルタ決定部33は、S607で算出した画像輝度の差分の絶対値Idと予め設定された閾値との大小比較を行う。Idが閾値よりも小さい場合、S609に進む。Idが閾値よりも大きい場合、S610に進む。
S609では、平滑化フィルタ決定部33は、IbとInの差が小さいため、計測対象物の境界等ではないと判断されるため、(fx、fy)を平滑化算出対象画素とする。
S610では、平滑化フィルタ決定部33は、S609とは逆にIbとInの差が大きいため、計測対象物の境界等であると判断されるため、(fx、fy)を平滑化算出対象画素から除外する。
S611では、平滑化フィルタ決定部33は、fxがx方向のフィルタサイズの最終位置であるFxに達したかどうかを判定する。fx<Fxが成立する、すなわち、fxがFxに達していない場合、S612に進み、fxに1を加算する。一方、fx<Fxが成立する、すなわち、fxがFxに達している場合、S613に進む。
S613では、平滑化フィルタ決定部33は、fyがy方向のフィルタサイズの最終位置であるFyに達したかどうかを判定する。fy<Fyが成立する、すなわち、fyがFyに達していない場合、S614に進み、fyに1を加算する。一方、fy<Fyが成立する、すなわち、fyがFxに達している場合、S615に進む。
S615では、平滑化フィルタ決定部33は、画像座標(x、y)における平滑化フィルタが決定する。すなわちフィルタサイズ(2×Fx+1)×(2×Fy+1)のどの画素が平滑化フィルタ算出対象であるかが判明している。平滑化フィルタ算出対象画素数がMであるとすると、平滑化フィルタ算出対象画素のカーネルの値は1/Mとなる。この各画素の平滑化フィルタについての情報はパラメータ記憶部36に記憶される。続いて、S616に進む。
S616では、平滑化フィルタ決定部33は、xが横方向の画像サイズであるWに到達したかを判定する。x<Wが成立する、すなわち、xがWに到達していない場合、S617に進み、xに1を加算する。xがWに到達している場合には、S618に進む。
S617では、平滑化フィルタ決定部33は、画像座標のx座標値に1を加算する。そして、S603に戻る。
S618では、平滑化フィルタ決定部33は、yが縦方向の画像サイズであるHに到達したかを判定する。y<Hが成立する、すなわち、yがHに到達していない場合、S619に進み、yに1を加算する。yがYに到達している場合には、処理を終了する。
S619では、平滑化フィルタ決定部33は、画像座標のy座標値に1を加算する。そして、S602に戻る。
以上が、エッジ保存平滑化フィルタ決定処理S201のフローである。
図12に対象シーン、および、注目画素に応じて決定される平滑化フィルタの例について説明した図を示す。図12(a)、(c)、(e)が対象計測シーン5を撮影した画像における注目画素位置とその周辺画素範囲を表している。図12(b)、(d)、(f)がそれぞれの注目画素位置で決定されたエッジ保存平滑化フィルタである。
図12(a)の場合、注目画素を含む周辺画素領域が計測対象物52の中に全て収まっている。このような場合、一般的な平滑化フィルタを適用しても、計測対象物52の中での反射光量の変化は小さいため、大きな問題は生じない。エッジ保存平滑化フィルタを求めても、注目画素と周辺画素の画像輝度値の変化量が小さいため、図12(b)に示すように周辺画素の全画素が平滑化算出対象画素とみなされる。一般的な平滑化フィルタと変わらないものとして求められる。
図12(c)の場合、注目画素、および、右側の周辺画素は計測対象物51上にあるが、左側の周辺画素については、計測対象物52上にある。このような場合、一般的な平滑化フィルタを適用すると、平滑化フィルタが計測対象物を超えて適用されることになるため、計測結果に偽形状を生じさせる恐れがある。一方で、本発明のエッジ保存平滑化フィルタ決定フローを用いると、注目画素と計測対象物52上の周辺画素とでは、画像輝度値の変化量が大きくなるため、左側の周辺画素は、平滑化フィルタ算出対象から除外される。従って、エッジ保存平滑化フィルタは、図12(d)に示すように注目画素から右側の画素のみを平滑化フィルタ算出対象画素とするものとして決定される。つまり、計測対象物51と計測対象物52という高さの異なる物体の境界を越えて、平滑化フィルタが適用されることはなくなるため、計測結果が偽形状となることを抑制できる。
図12(e)の場合、注目画素、および、左上側の周辺画素は計測対象物52上にあるが、右上の周辺画素については、計測対象物51上に、下側の周辺画素については計測対象物53上にある。このような場合、一般的な平滑化フィルタを適用すると、平滑化フィルタが計測対象物を超えて適用されることになるため、計測結果に偽形状を生じさせる恐れがある。一方で、注目画素の画像輝度値と、計測対象物51上の画素の画像輝度値の変化量は大きくなる。同様に注目画素の画像輝度値と、計測対象物53上の画素の画像輝度値の変化量も大きくなる。従って、本発明のエッジ保存平滑化フィルタ決定フローを用いると、エッジ保存平滑化フィルタは、図12(f)に示すように注目画素から左上側の画素のみを平滑化フィルタ算出対象画素とするものとして決定される。つまり、計測対象物52の範囲内でのみ平滑化フィルタが適用されることになるため、物体の境界を越えて平滑化フィルタが適用されることはなく、計測結果に偽形状が発生することを抑制できる。
エッジ保存平滑化フィルタと呼ばれる平滑化フィルタであれば上述した方法以外の方法も本発明に適用することができる。例えばk最近平均化フィルタ、バイラテラルフィルタを用いることができる。k最近平均化フィルタとは、注目画素の画像輝度値に対し、注目画素の近傍領域の中で、近い輝度値をもつ画素を一定個数選択し、その選択された画素の画像輝度値の平均値を出力とする。バイラテラルフィルタとは、着目画素と周辺画素の画像輝度値の差に応じて、ガウス分布に従う重みを付けた平均化を行うフィルタである。
以下、通常のエッジ保存平滑化フィルタと本発明のエッジ保存平滑化フィルタの違いについて述べる。通常のエッジ保存平滑化フィルタでは、フィルタを決定する画像と、フィルタを適用する画像は同一である。本発明は、フィルタを決定する画像(第2の撮像画像)とフィルタを適用する画像(第1の撮像画像)が異なる点に特徴がある。平滑化フィルタを適用する画像は計測用のパターン画像である。
アクティブ方式の3次元計測においては、濃度変化を含む計測用パターン光を計測対象物に投影する。前述したように計測対象物の境界の段差に起因する画像中のエッジは、反射光量分布の変化により発生する。しかし、計測用パターン光が投影された状況下で、エッジ保存平滑化フィルタを求めようとすると、計測パターン光の濃度変化も含まれるため、計測対象物の反射光量分布に起因する変化を適切に求めることは困難となる。本発明では略均一な照明が照射された測定対象物の画像をもとにエッジ保存平滑化フィルタを求め、そこで求めたエッジ保存平滑化フィルタを計測用パターン光が投影された対象物の撮影画像に適用する。このようにすることで、計測用パターン光の濃度変化の影響を受けずに平滑化フィルタを決定することができる。
S202の平滑化フィルタ適用処理は平滑化フィルタ適用部34で実施される。図7に第1の実施形態の平滑化フィルタ適用フローのフロー図を示す。
S701では、平滑化フィルタ適用部34は、制御変数jを1に設定する。
S702では、平滑化フィルタ適用部34は、平滑化対象をj枚目のパターン画像に設定する。
S703では、平滑化フィルタ適用部34は、画像座標のy座標値を1に設定する。
S704では、平滑化フィルタ適用部34は、画像座標のx座標値を1に設定する。
S705では、平滑化フィルタ適用部34は、画像座標(x、y)における平滑化フィルタを取得する。画素ごとの平滑化フィルタは、平滑化フィルタ決定部33で決定され、パラメータ記憶部36に格納されている。
S706では、平滑化フィルタ適用部34は、S705で取得した平滑化フィルタに基づき、画像座標(x、y)における平滑化処理が実施される。画像座標(x、y)の画像輝度値と、周辺画素の画像輝度値とが平滑化フィルタのカーネル値に基づき積和演算される。
S707では、平滑化フィルタ適用部34は、xが横方向の画像サイズであるWに到達したかを判定する。x<Wが成立する、すなわち、xがWに到達していない場合、S708に進み、平滑化フィルタ適用部34は、xに1を加算する。xがWに到達している場合には、S709に進む。
S709では、平滑化フィルタ適用部34は、yが縦方向の画像サイズであるHに到達したかを判定する。y<Hが成立する、すなわち、yがHに到達していない場合、S710に進み、yに1を加算する。yがHに到達している場合には、S711に進む。
S711では、平滑化フィルタ適用部34は、j枚目の画像全画素に対して平滑化フィルタの適用を終了する。続いて、S712に進む。
S712では、平滑化フィルタ適用部34は、全パターン画像に対して平滑化フィルタの適用が終了したかの判定を行う。終了していない場合、S713に進みjに1を加算し、次の画像に平滑化フィルタを適用する。全パターン画像に対する処理が終了した場合、処理を終了する。
以上が平滑化フィルタ適用処理S202のフローである。
第1の実施形態では、略均一照明が照射された計測対象物の撮影画像をもとに、エッジ保存平滑化フィルタを決定し、その平滑化フィルタを計測用パターン光が投射された撮影画像に適用する。これにより、物体と物体との境界を含まない範囲で平滑化処理を実施することができるため、ノイズを低減することと、計測結果に偽形状を生じさせないことの両立が可能になるため、高精度な距離計測を実現できる。
第1の実施形態では、空間符号化法に適用する例を述べたが、前述したように本発明が適用できる計測手法は空間符号化法に限られるものではない。
位相シフト法では投影パターンの強度を正弦波状に変調し、位相を変えながら複数枚のパターン光を投光する。例えばπ/2ずつ位相を変える場合には、4枚のパターンが投影される。複数枚のパターン光を撮影した画像から画素ごとに、輝度を正弦波近似し、位相を算出する。この位相の情報をもとに距離計測を行う。このとき、SNが悪いと正弦波近似誤差が大きくなるため、算出される位相に誤差が発生し、距離計測結果にも誤りを生じる。
位相シフト法に本発明を適用する場合、この正弦波状に強度変調された投影パターンを撮影した画像にエッジ保存平滑化フィルタを適用する。画素ごとに同じフィルタが適用されるので、位相の計算に悪影響はなく、かつ、ノイズ低減を実現できる。
(第2の実施形態)。
第2の実施形態にかかる形状計測装置の基本構成概略図は図1に示した第1の実施形態と同様であるが、平滑化フィルタ決定部33の処理に違いがある。
第2の実施形態の平滑化フィルタ決定部33では、略均一な照明が照射された対象物の画像の画像輝度値をもとに計測用のパターン画像に適用する平滑化フィルタのサイズを決定する。
一般に画像輝度値が低いほどSNは低い。すなわち、画像輝度値が低いエリアほどより強いノイズ低減処理を適用する必要があるため、平滑化フィルタのサイズを大きくすることが求められる。逆に画像輝度が高いエリアではSNも高い。そのため、サイズの平滑化フィルタでも十分なノイズ低減効果が得られる。逆にSNが高いエリアで大きな平滑化フィルタをかけることは偽形状を生じさせる原因ともなりうる。
すなわち、第2の実施形態では、画像輝度値の絶対値に基づき、平滑化フィルタのサイズを変更する。
図8に平滑化フィルタを決定する処理のフローチャートを示す。
S801、S802、S803は第1の実施形態のS601、S602、S603と同様であるため、説明は割愛する。
S820では、平滑化フィルタ決定部33は、S803で取得した画像座標(x、y)における画像輝度値Ibに基づきFxとFyを決定する。前述したようにIbが大きいほどSNは高いのでFx、Fyを小さくする。Ibが小さいほどFx、Fyを大きくする。FxとFyが決定されると、S615に進む。
S815では、平滑化フィルタ決定部33は、S820で決定されたFxとFyをもとに画像座標(x、y)における平滑化フィルタを決定し、パラメータ記憶部36に格納する。パラメータ記憶部への格納が終了すると、S816に進む。
S816〜S819は第1の実施形態のS616〜S619と同様であるため、詳しい説明は割愛するが、画像をラスタスキャンしながら平滑化フィルタを決定していくので、画像の全画素における平滑化フィルタが決定される。
以上が、第2の実施形態の平滑化フィルタを決定するフローである。
上記では、説明の簡略化のためにフィルタの形状を矩形形状として説明したが、本発明が有効なフィルタ形状は矩形形状に限らない。例えば、矩形形状の頂点付近の画素を除外してもよいし、フィルタ形状を略円形形状としても構わない。
また、均一照明画像の画像輝度値をもとに平滑化フィルタのサイズを決定する例を説明したが、全点灯画像と全消灯画像の差分値から算出されるパターン光強度値をもとに平滑化フィルタのサイズを決定してもよい。この場合、パターン光強度が高い領域はSNが高いので、平滑化フィルタのサイズを小さくする。パターン光強度が低い領域はSNが低いので、平滑化フィルタのサイズを大きくする。
さらに、全消灯画像の画像輝度値は、環境光成分を表わす。環境光成分は、ノイズをバイアス的に増加させるため、環境光成分をフィルタのサイズを決定する要素として、加えるとより効果的にフィルタサイズを決定できる。
第2の実施形態においても、略均一画像の画像輝度値の大小にもとづき、平滑化フィルタのサイズが決定されるので、ノイズを低減することと、計測結果に偽形状を生じさせないことの両立が可能になる。
(第3の実施形態)
第3の実施形態にかかる形状計測装置の基本構成概略図は図1に示した第1の実施形態と同様であるが、平滑化フィルタ決定部33による処理に違いがある。
第3の実施形態の平滑化フィルタ決定部33では、略均一な照明が照射された対象物の画像の注目画素の画像輝度をもとに平滑化フィルタのサイズを決定し、さらに周辺画素の画像輝度値からエッジ保存平滑化フィルタを求める。
図9に平滑化フィルタを決定する処理のフローチャートを示す。図7で説明した第2の実施形態のフローとの差異はS920が追加されている点である。
S903で取得した画像座標(x、y)における画像輝度値Ibに応じて、S920で、平滑化フィルタのサイズに関するパラメータであるFxとFyを決定する。
第2の実施形態で述べたように、画像輝度値の絶対値が高い画素においては、SNが高いためエッジ保存平滑化フィルタを決定するための探索範囲に相当するFxとFyを小さくすることができる。そのため、平滑化フィルタを決定する際の処理手順を省略することができる。処理手順の省略により、第1の実施形態に比べて高速に平滑化フィルタを決定することができる。
以上が第3の実施形態のエッジ保存平滑化フィルタを決定するフローである。
第3の実施形態においても、略均一画像の画像輝度値の大小にもとづき、平滑化フィルタのサイズが決定されるので、ノイズを低減することと、計測結果に偽形状を生じさせないことの両立が可能になる。さらにエッジ保存平滑化フィルタの決定処理の処理時間短縮も実現できる。
(第4の実施形態)投影パターン画像の周期に応じて適用する平滑化フィルタのサイズを変更。
第4の実施形態にかかる形状計測装置の基本構成概略図は図1に示した第1の実施形態と同様であるが、平滑化フィルタ決定部33と平滑化フィルタ適用部34の処理に違いがある。
第1の実施形態から第3の実施形態では、平滑化フィルタ決定部33で決定された平滑化フィルタは、計測用パターン光の有する縞パターンの周期に依らず一定であった。平滑化フィルタのサイズが、縞パターンの明暗の1周期よりも大きい場合、パターン光のコントラストは著しく低下する。そこで、第4の実施形態では、平滑化フィルタのサイズが計測用パターン光の有する縞パターンの周期に対して、大きい場合に、縞パターンの周期に合わせて平滑化フィルタのサイズを縮小する。具体的には計測用パターン光の画像上での縞パターン1周期に相当するサイズを平滑化フィルタサイズの上限値とする。
平滑化フィルタ決定部33においては、縞パターンの周期に応じて、平滑化フィルタを複数決定する。一般に、計測用パターン光の縞の方向は縦方向か、横方向のいずれかである。縞パターンが画像中で縦方向の場合、横方向の平滑化フィルタのサイズに上限値を設ける。逆に縞パターンが画像中で横方向の場合、縦方向の平滑化フィルタのサイズに上限値を設ける。
式で表現すると縞の方向が縦方向の場合以下の式(2)、縞の方向が横方向の場合以下の式(3)である
2×Fx+1=T・・・式(2)
2×Fy+1=T・・・式(3)
式(2)と式(3)を変形すると、以下の式(4)、式(5)となる。
Fx=(T−1)/2・・・式(4)
Fy=(T−1)/2・・・式(5)
図10に平滑化フィルタを決定する処理のフローチャートを示す。図9で説明した第3の実施形態のフローとの差異はS1021が追加されたこと、S1015の処理がS9015から変更されたことの2点である。フローの説明はこの2点のみ行い、他の部分については割愛する。
S1021では前述のように計測用パターン光の周期Tと縞の方向に基づき、式(4)と式(5)を用いてFxとFyの上限値を設定する。
S1015では、計測用パターン光の周期によって平滑化フィルタが異なるので、平滑化フィルタの情報を周期ごとにパラメータ記憶部に格納する。
以上が、第4の実施形態のエッジ保存平滑化フィルタを決定するフローである。
なお、計測用パターン光の周期Tが、FxとFyの初期値から決まるフィルタサイズ(2×Fx+1)×(2×Fy+1)に対して、十分大きい場合には、適用される平滑化フィルタのサイズは一定サイズとなる。計測用パターン光の周期Tがフィルタサイズに対して小さい下位ビットの投影パターンのときのみ、平滑化フィルタを複数求めればよい。
続いて第4の実施形態の平滑化フィルタ適用部34の説明を行う。
図11に第4の実施形態の平滑化フィルタ適用処理のフローを示す。図7に示した第1の実施形態との違いは、S1114が追加されている点と、S1105の処理がS705から変更されている点の2点である。
第4の実施形態の平滑化フィルタ決定部では、計測用パターン光画像の周期Tによって平滑化フィルタを変更している。そのため、S1114ではj枚目のパターン画像の周期Tを取得しておく。そして、S1105で画像座標(x、y)と取得した周期Tに基づいて、パラメータ記憶部から平滑化フィルタを取得する。S1106では取得した平滑化フィルタに基づき平滑化フィルタを適用する。
以上が第4の実施形態の平滑化フィルタ適用処理のフローである。
第4の実施形態では、空間符号化法に適用する例を述べたが、位相シフト法にも適用できる。位相シフト法の場合、正弦波状のパターン光の撮影画像上での1周期に相当するサイズを、平滑化フィルタサイズの上限値とする。
すなわち、投影するパターン光の1周期に相当するサイズを平滑化フィルタサイズの上限値とすることで、様々な投影パターン光を用いる3次元計測手法に適用できる。
第4の実施形態を利用することで、計測用パターン光の周期Tが小さいケースにおいても投影パターン光の輝度波形のコントラスト低下を抑えた状態で、ノイズ低減を実施可能となる。
(その他の実施形態)
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。
即ち、上述した各実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
このプログラム及び当該プログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、本発明に含まれる。

Claims (11)

  1. 計測用パターンが投影された計測対象物を撮像した第1の撮像画像と、略均一な照明が照射された前記計測対象物を撮像した第2の撮像画像を取得する画像取得手段と、
    前記第2の撮影画像に基づいて、前記第1の撮像画像に適用するべき平滑化フィルタを決定する平滑化フィルタ決定手段と、
    前記平滑化フィルタ決定手段で決定された平滑化フィルタを、前記第1の撮像画像に適用する平滑化フィルタ適用手段と、
    前記平滑化フィルタ適用手段により前記平滑化フィルタが適用された画像に基づいて、前記計測対象物までの距離を計測する計測手段とを有することを特徴とする距離計測装置。
  2. 前記平滑化フィルタ決定手段は、前記第2の撮像画像の所定の領域ごとに前記平滑化フィルタをそれぞれ決定し、
    前記平滑化フィルタ適用手段は、前記第2の撮像画像の所定の領域に対応する前記第1の撮像画像の領域ごとに、前記平滑化フィルタをそれぞれ適用することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記平滑化フィルタ決定手段は、前記第2の撮像画像における注目画素の輝度値と該注目画素の周辺画素の輝度値とに基づいて、前記平滑化フィルタを決定することを特徴とする請求項1または2に記載の距離計測装置。
  4. 前記平滑化フィルタ決定手段は、前記第2の撮像画像における注目画素の輝度値と該注目画素の周辺画素の輝度値との差分値に基づいて、前記平滑化フィルタを決定することを特徴とする請求項3に記載の距離計測装置。
  5. 前記平滑化フィルタ決定手段は、前記平滑化フィルタのサイズを決定することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の距離計測装置。
  6. 前記計測用パターンは周期性を有しており、
    前記平滑化フィルタ決定手段は、前記第1の撮影画像内の前記計測用パターンの有する周期に基づいて、前記平滑化フィルタのサイズの上限値を設定することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の距離計測装置。
  7. 前記計測用パターンは、明部と暗部とが所定の周期で繰り返される空間符号化パターンであり、
    前記平滑化フィルタ決定手段は、前記第2の撮像画像の前記計測用パターンの明部と暗部の1周期よりも小さいサイズに成るように、前記平滑化フィルタのサイズを決定することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の距離計測装置。
  8. 前記計測用パターンと前記略均一な照明光とが同一の装置によって投影または照射されることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の距離計測装置。
  9. 前記第1の撮像画像と前記第2の撮像画像とが同一の撮像装置によって撮像されることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の距離計測装置。
  10. 計測用パターンが投影された計測対象物を撮像した第1の撮像画像と、略均一な照明が照射された前記計測対象物を撮像した第2の撮像画像を取得する画像取得工程と、
    前記第2の撮影画像に基づいて、前記第1の撮像画像に適用するべき平滑化フィルタを決定する平滑化フィルタ決定工程と、
    前記平滑化フィルタ決定工程で決定された平滑化フィルタを、前記第1の撮像画像に適用する平滑化フィルタ適用工程と、
    前記平滑化フィルタ適用工程で前記平滑化フィルタが適用された画像に基づいて、前記計測対象物までの距離を計測する計測工程とを有することを特徴とする距離計測方法。
  11. コンピュータを、請求項1乃至9のいずれか1項に記載の距離計測装置の各手段として機能させるためのプログラム。
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