JP2016178365A - Device for heat discoloring recording agent use determination and determination device for heat discoloring recording agent use - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、加熱消色記録剤使用判定用装置及び加熱消色記録剤使用判定装置に関するものである。 The present invention relates to a heat-decoloring recording agent use determination apparatus and a heat-decoloring recording agent use determination apparatus.
従来から、加熱により発色状態から消色状態に移行する加熱消色記録剤たる加熱消色インクを用いたボールペンなどの筆記具が知られている。 2. Description of the Related Art Conventionally, writing tools such as a ballpoint pen using a heat-erasable ink that is a heat-erasable recording agent that shifts from a colored state to a decolored state by heating are known.
例えば、特許文献1には、室温(25[℃])では、発色しており、60[℃]以上で無色となる加熱消色インクを用いたボールペンが記載されている。このボールペンのキャップ部には、摩擦体が設けられており、加熱消色インクでシートである紙に書かれた文字を摩擦体で数回擦ることで、摩擦熱により文字を加熱して60[℃]以上にすることにより文字を消すことができるようになっている。また、このように文字を消した後、加熱消色インクが室温まで冷やされても、加熱消色インクは発色せず文字が消えたままである。
For example,
加熱消色インクを用いたボールペンで記載されたインク文字は消せるため、文書の承認後に文字を消して書き直すなどの行為が行われるおそれがある。 Since ink characters written with a ballpoint pen using heat-erasable ink can be erased, there is a risk that actions such as erasing and rewriting the characters after approval of the document may be performed.
本願出願人は、シート置き部に置かれたシート上の画像を、加熱手段によるシートの加熱前後で画像読取手段によって読み取り、加熱前後の画像を比較して加熱消色記録剤が使用されているか否かの判定を行う加熱消色記録剤使用判定装置の開発を行っている。しかしながら、画像読取手段によって加熱前後の画像を読み取るときに、シート置き部に置かれたシートの位置が加熱前後でずれていると、画像読取手段で読み取った比較すべき加熱前後の画像の位置もずれてしまい、適切な前記判定を行えなくなってしまう。 The applicant of the present application reads the image on the sheet placed in the sheet holder by the image reading unit before and after heating the sheet by the heating unit, and compares the images before and after heating to determine whether a heat-erasable recording agent is used. We are developing a heat-decoloring recording agent usage determination device that determines whether or not it is used. However, when the image reading unit reads the image before and after the heating, if the position of the sheet placed on the sheet placing portion is shifted before and after the heating, the position of the image before and after the heating read by the image reading unit is also compared. It will shift | deviate and the said determination cannot be performed appropriately.
上記課題を解決するために、本発明は、シートが載置されるシート載置部と、少なくともシートの一部を加熱する加熱手段と、前記加熱手段による加熱前後のシート上の画像を読み取る画像読取手段とを備えた加熱消色記録剤使用判定用装置において、前記シート載置部に対してシートを固定するシート固定手段を有することを特徴とする。 In order to solve the above-described problems, the present invention provides a sheet placement unit on which a sheet is placed, a heating unit that heats at least a part of the sheet, and an image that reads an image on the sheet before and after heating by the heating unit. An apparatus for determining the use of a heat-erasable recording agent comprising a reading means, comprising: a sheet fixing means for fixing a sheet to the sheet placement portion.
以上、本発明によれば、加熱消色記録剤が使用されているか否かを適切に判定することができるという優れた効果がある。 As described above, according to the present invention, there is an excellent effect that it is possible to appropriately determine whether or not a heat-erasable recording agent is used.
[実施形態1]
以下、本発明を、加熱消色記録剤使用判定装置である加熱消色インク使用判定装置に適用した一実施形態について説明する。図2は、実施形態1に係る加熱消色インク使用判定装置1の概略構成図である。加熱消色インク使用判定装置1は、シート保持台11に対して回動軸13を中心に開閉可能な上蓋12を備えている。シート保持台11の上蓋12と対向する上面は、シートPを置くための透明な板状部材で構成されたシート置き部14となっている。
[Embodiment 1]
Hereinafter, an embodiment in which the present invention is applied to a heat-erasable ink use determination apparatus which is a heat-decoloration recording agent use determination apparatus will be described. FIG. 2 is a schematic configuration diagram of the heating / decoloring ink
シート保持台11内には、シート置き部14に置かれたシートP上の画像を読み取る画像読取部16が設けられており、この画像読取部16の下には、シート置き部14に置かれたシートPを加熱するための加熱部15が設けられている。また、シート保持台11内には、画像読取部16で読み取った加熱前後の画像情報に基づいて加熱消色インクが使用されているか否かを判定する判定部6aが設けられている。なお、本実施形態においては、シート保持台11に判定部6aを設けたが、必ずしもシート保持台11に判定部6aを設ける必要は無い。
An
加熱消色インクが使用されているか否かの判定結果を報知する報知手段として、上蓋12の上面にランプ17や操作表示部50が設けられており、シート保持台11の側面にスピーカー18が設けられている。なお、加熱消色インク使用判定装置1とパーソナルコンピュータとを接続し、ランプ17やスピーカー18や操作表示部50などの報知手段の機能をパーソナルコンピュータ側に持たせても良い。
As notification means for notifying the determination result of whether or not the heat-erasable ink is used, the
本実施形態に係る加熱消色インク使用判定装置1においては、加熱部15と画像読取部16とをシート保持台11に設けることで、加熱部15と画像読取部16との少なくとも一方を上蓋12に設けた場合よりも、上蓋12の軽量化を図ることができる。これにより、ユーザーによる上蓋12の開閉動作を行い易くしたり、シート保持台11に対する上蓋12の可動部分(回動軸13)にかかる負荷を小さくし壊れ難くしたりすることができる。
In the heating / decoloring ink
[構成例1]
図1は、構成例1に係る加熱消色インク使用判定装置1の斜視図である。本構成例に係る加熱消色インク使用判定装置1においては、シート置き部14に対してシートPを固定するシート固定手段として、図1に示すように、シートPの一部分を押さえる押さえ部材であるベルト状の押さえバンド2a,2bを有している。押さえバンド2a,2bは、シート置き部14上におけるシートPの対角線上にある二隅の角部と対応する位置に設けられている。この押さえバンド2a,2bは、長手方向両端部がシート置き部14に固定されており、シート置き部14と対向する側の側面である内面がシート置き部14の表面と接触している。そして、この押さえバンド2a,2bとシート置き部14との間にシートPの角部を差し込むことで、シートPの前記角部が押さえバンド2a,2bによって押さえられシート置き部14にシートPが固定される。なお、シート置き部14上におけるシートPの四隅と対応する位置に前記押さえバンドをそれぞれ設けても良い。
[Configuration example 1]
FIG. 1 is a perspective view of a heating / decoloring ink
このように、シートPの前記角部を押さえバンド2a,2bで押さえて、シート置き部14にシートPを固定することにより、画像読取部16によってシートPの加熱前後の画像を読み取るときに、加熱前後でシートPの位置がずれてしまうのを抑制することができる。これにより、画像読取部16によって読み取った加熱前画像と加熱後画像との比較を適切に行うことができ、加熱消色インクが使用されているか否かの判定精度を高めることができる。
As described above, when the corners of the sheet P are pressed by the
また、シート置き部14に対してシートPを固定するために、シートPの角部を押さえる押さえ部材としては、例えば板状のマグネットを用いてもよい。この場合、少なくともシート置き部14の周縁を磁性を有する金属板で構成しておく。これにより、シート置き部14上にシートPを置いた後、そのシートPの角部にマグネットを載せることで、シートPを挟んでマグネットがシート置き部14の金属板に貼り付き、シート置き部14に対してシートPを固定することができる。
Further, in order to fix the sheet P to the
[構成例2]
図3は、構成例2に係る加熱消色インク使用判定装置1の斜視図である。図3に示す加熱消色インク使用判定装置1においては、透明な長方形のシート状部材であるクリアシート3における2つの長辺と回動軸側の短辺それぞれの縁を、シート置き部14に固定している。そして、クリアシート3におけるシート置き部14に固定されていない回動軸13とは反対側の短辺側から、シート置き部14とクリアシート3との間にシートPを入れ、シート置き部14とクリアシート3とでシートPを挟み込む。これにより、シート全体がクリアシート3によって押さえられ、より確実にシート置き部14に対してシートPを固定することができる。
[Configuration example 2]
FIG. 3 is a perspective view of the heating / decoloring ink
なお、前述したようなクリアシート3の代わりに、クリアファイル状の透明な固定部材をシート置き部14上に設置し、クリアファイル内にシートPを入れる要領で前記固定部材にシートPを入れることで、シートPを固定する構成も採用することができる。
Instead of the
図4は、加熱消色インク使用判定の制御ブロック図である。図4に示すように、加熱消色インク使用判定装置1は、不揮発性記憶手段たるメモリ5が設けられている。このメモリ5には、画像読取部16が読み取った加熱前画像データが保存される加熱前画像情報保存部5aと、画像読取部16が読み取った加熱後画像が保存される加熱後画像情報保存部5bとを有している。
FIG. 4 is a control block diagram for determining whether to use the heat decoloring ink. As shown in FIG. 4, the heating / decoloring ink
加熱消色インクが使用されていないと判定されたときは、加熱前画像情報保存部5aに保存された加熱前画像データと、加熱後画像情報保存部5bに保存された加熱後画像データとが消去される。一方、加熱消色インクが使用されていると判定されたときは、加熱前画像データと加熱後画像データとが、そのまま保存される。このように、加熱消色インクが使用されていると判定されたとき、加熱前画像データと加熱後画像データとが消去されずにメモリ5に保存されるので、このメモリ5に保存されたこれら画像データを、加熱消色インクが使用された証拠として用いることができる。
When it is determined that the heat-erasable ink is not used, the pre-heating image data stored in the pre-heating image information storage unit 5a and the post-heating image data stored in the post-heating image
また、加熱消色インクで記載された文字は、加熱することで消えてしまうが、加熱消色インクが使用されていると判定されたとき、加熱前画像データを消去せずにメモリ5に保存しておくことで、加熱で消えた画像を確認することができる。また、加熱して消えた文字などを、加熱消色インク以外のインクを用いた筆記具で再度、記載しなおす必要が生じることもある。特に、加熱消色インクを用いて、長文を記載した場合は、加熱消色インク以外のインクを用いた筆記具で再度、記載しなおすのは、大変な手間となる。しかし、消去せずにメモリ5に加熱前画像データを保存しておくことで、この加熱前画像データをプリンタなどに送信してプリントすることができる。これにより、加熱消色インク以外のインクを用いた筆記具で再度、記載しなおすなどの手間が生じることがない。また、プリンタで形成された画像は、加熱に消色することがない。
In addition, characters written in the heat-erasable ink disappear when heated, but when it is determined that the heat-erasable ink is used, the image data before heating is stored in the
また、加熱消色インク使用判定装置1は、加熱部15の加熱制御などの装置全体の制御を行う制御部6を有している。この制御部6には、加熱前画像と加熱後画像とを比較して、加熱消色インクが使用されたか否かの判定を行う判定部6aを有している。制御部6は、判定部6aで判定した結果に基づいて、判定結果報知部としての操作表示部50を制御して、後述するような結果表示を行う。また、判定結果報知部としてのランプ17を点灯させたり、発音手段たるスピーカー18で警告音を発生させたりする。
Further, the heat-erasable ink
図5は、実施形態1に係る加熱消色インク使用判定装置1における加熱消色インク使用判定制御の一例を示すフローチャートである。まず、ユーザーが、加熱消色インク使用判定を行うシートPを、判定対象の画像が形成された面をシート置き部14側に向けて、前述したように押さえバンド2a,2bまたはクリアシート3によって押さえてシート置き部14に固定する(S1)。そして、シート保持台11に対し上蓋12を閉じた後、シートP上の画像を画像読取部16で読み取る(S2)。このように画像読取部16で読み取られた加熱前画像データが、メモリ5の加熱前画像情報保存部5aに保存される(S3)。
FIG. 5 is a flowchart illustrating an example of the heat decoloring ink use determination control in the heat decoloring ink
その後、加熱部15をONし加熱部15によってシートPを加熱する(S4)。この加熱部15は、加熱消色インクが消色する温度(例えば、60[℃])以上でシートPを加熱できるように制御されている。これにより、シートPに加熱消色インクを用いて記載された画像は、加熱部15の加熱で消色する。加熱部15によるシートPの加熱が開始されてから、予め設定された加熱消色インクが熱により消色し得る所定時間が経過したタイミングで、シートP上の画像を画像読取部16で読み取る(S5)。画像読取部16により読み取られた加熱後画像データは、メモリ5の加熱後画像情報保存部5bに保存される(S6)。また、画像読取部16が加熱後画像を読み取ったら、加熱部15をOFFする。
Thereafter, the
制御部6は、画像読取部16が加熱前画像を読み取ったら、判定部6aで読み取った加熱前画像データを色分解する。分解するモードとしては、RGBモード、CMYKモードのどちらのモードでもよい。次に、色分解された各色の画像データについて、2値化して黒(画素値1)の画素数を算出する。また、画像読取部16が加熱後画像を読み取ったら、判定部6aで読み取った加熱後画像データを色分解し、各色の画像データについて、2値化して黒の画素数を算出する。そして、判定部6aで各色毎に加熱前画像データの黒の画素数から加熱後画像データの黒の画素数を差し引いて各色について、差分Sを算出する(S7)。この差分Sは、黒(画素値1)から白(画素値0)に変化した画素数であり、加熱前後で変化した画素数を表している。
When the
次に、判定部6aは各色について、差分Sと、加熱前の画像データの黒の画素数とを用いて変化度R(%)を算出する(変化度R(%)=(差分S/加熱前の画像の黒の画素数)×100)。この変化度Rは、加熱前後で黒(画素値1)から白(画素値0)へと変化した画素の割合である。算出した各色の変化度Rが設定された判定閾値Tを越えているか否かをチェックする(S8)。本実施形態では、判定閾値Tを5[%]とした。
Next, the
加熱消色インクで記載された画像は、加熱部15により加熱されたことで消えている。よって、加熱消色インクが使用されていた場合は、加熱後画像データの黒の画素数が、加熱前画像データの黒の画素数よりも少なくなっている。したがって、変化度Rが大きくなり、変化度Rが判定閾値Tを超える。一方、加熱消色インクが使用されていない場合は、加熱前後で同じ画像である。したがって、加熱後画像データの黒の画素数は、加熱前画像データの黒の画素数とほぼ同じである。よって、変化度Rは≒0であり、判定閾値T以下となる。よって、算出した各色の変化度Rのうち、ひとつでも判定閾値Tを越えている場合(S8でYes)、判定部6aは加熱消色インクが使用されていると判定する(S9)。一方、算出した各色の変化度Rすべてが判定閾値T以下の場合(S8でNo)、判定部6aは加熱消色インクが使用されていないと判定する(S10)。
The image described with the heat-erasable ink disappears by being heated by the
また、判定閾値Tを、ユーザーにより任意に設定可能としてもよい。例えば、報告書など、加熱消色インクが用いられる可能性がある箇所が全体画像の半分以上あるような場合は、判定閾値Tを大きくしても精度のよい判定を行うことができる。一方、請求書や契約書など、全体の画像に対して、加熱消色インクが使用される可能性がある箇所が占める割合が少ない場合、判定閾値Tを小さく設定しないと、正しく判定できないおそれがある。そのため、判定閾値Tを、ユーザーにより任意に設定可能とすることで、判定する書類に応じた最適な判定閾値Tを設定することができ、より利便性の高い装置を提供することができる。 The determination threshold T may be arbitrarily set by the user. For example, when there are more than half of the entire image where there is a possibility that the heat-erasable ink is used, such as a report, the determination can be made with high accuracy even if the determination threshold T is increased. On the other hand, if the proportion of the entire image, such as invoices and contracts, where there is a possibility of using the heat-erasable ink is small, there is a possibility that the determination cannot be made correctly unless the determination threshold T is set small. is there. Therefore, by making the determination threshold T arbitrarily settable by the user, the optimum determination threshold T according to the document to be determined can be set, and a more convenient device can be provided.
また、本実施形態では、加熱前後の画像データをそれぞれ色分解して各色毎に加熱消色インクの使用を判定しているが、色分解は行わずに、2値化して黒の画素数を算出してもよい。また、本実施形態では、変化度R(差分Sが加熱前の画像の画素数に対する割合)を用いて、加熱消色インクの使用を判定しているが、変化した画素数を示す差分Sに基づいて加熱消色インクの使用を判定してもよい。また、本実施形態では、2値化した画像データのうち黒(画素値1)の画素数に基づいて、変化した画素数を把握しているが、2値化した画像データのうち白(画素値0)の画素数に基づいて、変化した画素数を把握してもよい。この場合は、加熱後の白の画素数から加熱前の白の画素数を差し引くことで、差分S(加熱前後で変化した画素数)を算出することができる。 In this embodiment, the image data before and after heating is color-separated and the use of the heat-erasable ink is determined for each color. However, binarization is performed and the number of black pixels is determined without performing color separation. It may be calculated. In this embodiment, the degree of change R (difference S is the ratio of the number of pixels of the image before heating) is used to determine the use of the heat-erasable ink. However, the difference S indicating the number of changed pixels is used. Based on this, use of the heat decoloring ink may be determined. In this embodiment, the number of changed pixels is grasped on the basis of the number of pixels of black (pixel value 1) in the binarized image data, but white (pixel) in the binarized image data. The number of changed pixels may be grasped based on the number of pixels of value 0). In this case, the difference S (number of pixels changed before and after heating) can be calculated by subtracting the number of white pixels before heating from the number of white pixels after heating.
制御部6は、加熱消色インクが使用されていないと判定部6aが判定した場合、メモリ5の各画像情報保存部に保存された判定したシートPに対応する加熱前画像データと、加熱後画像データとを消去する。一方、加熱消色インクが使用されていると判定部6aが判定した場合は、操作表示部50を制御して使用者に加熱消色インクが使用されていることを報知する。また、ランプ17を点灯制御したり、スピーカー18で警告音を発生させたりして、使用者に加熱消色インクが使用されていることを報知する。また、加熱前画像情報保存部5aに保存された加熱前画像データと、加熱後画像情報保存部5bに保存された加熱後画像データとを消去せずに、そのままメモリ5に保存しておく。
When the
本実施形態では、シートPに記載された文字などの画像が、加熱消色インクにより記載されたものか否かを判定することができる。そのため、例えば、書類に記載された内容の承認を行う承認者は、書類を承認する前に書類を加熱消色インク使用判定装置1にセットして、加熱消色インクを使用されたか否かの判定を行う。そして、加熱消色インクが使用されていないと判定された書類のみ承認するようにすることができる。
In the present embodiment, it is possible to determine whether or not an image such as a character written on the sheet P is written with heat-erasable ink. Therefore, for example, an approver who approves the contents described in the document sets the document in the heating / decoloring ink
なお、加熱消色インクが使用されたか否かは、記載された文字などを擦って文字に摩擦熱を加えることで、加熱消色インクで記載された文字は消え、加熱消色インクが使用されたか否かを判定することができる。しかし、承認者が、書類一枚一枚について、記載された文字を擦って加熱消色インクが使用されたか否かを調べるのは煩雑であり、手間がかかる作業である。特に、大量の書類を承認する場合には、大変煩雑な作業となる。これに対し、加熱消色インク使用判定装置1を用いることで、承認者は、承認する書類をシート置き部14に置いて上蓋12の開閉を行うだけで、承認する書類に加熱消色インクが使用されたか否かを把握することができる。よって、手間をかけずに加熱消色インクが使用されたか否かを把握することができる。
Whether or not the heat-erasable ink has been used is determined by rubbing the written characters and applying frictional heat to the characters, so that the characters written with the heat-erasable ink disappear and the heat-erasable ink is used. It can be determined whether or not. However, it is troublesome and troublesome for the approver to check whether or not the heat-erasable ink has been used for each document by rubbing the written characters. In particular, when approving a large amount of documents, it is a very complicated operation. On the other hand, by using the heating / decoloring ink
[実施形態2]
以下に、本発明を、加熱消色記録剤使用判定装置である加熱消色インク使用判定装置に適用した第二の実施形態(以下、実施形態2という)について説明する。なお、実施形態2に係る加熱消色インク使用判定装置1の基本的な構成のうち、実施形態1に係る加熱消色インク使用判定装置1と共通する構成については、その説明は省略する。
[Embodiment 2]
The second embodiment (hereinafter referred to as “embodiment 2”) in which the present invention is applied to a heat-erasable ink use determination device that is a heat-erasable recording agent use determination device will be described below. Note that, among the basic configurations of the heating / decoloring ink
図6は、実施形態2に係る加熱消色インク使用判定装置1の斜視図である。図6に示すように、本実施形態に係る加熱消色インク使用判定装置1においては、シート置き部14にシートPを固定するためのシート固定手段4がシート保持台11内に設けられている。上蓋12の上面には、ランプ17やスピーカー18や操作表示部50などの報知手段が設けられている。また、上蓋12の回動軸側に加熱部15を設けており、上蓋12の先端側にカメラなどの画像読取部16を設けている。加熱部15によるシートPの加熱は、シート保持台11に対して上蓋12を閉じた状態で行われる。また、シート保持台11に対して上蓋12が開かれた状態で、シート保持台11のシート置き部14に置かれたシートPの画像を、画像読取部16によって撮影し読み取る。
FIG. 6 is a perspective view of the heating / decoloring ink
なお、上蓋12に設けた画像読取部16でシート全面を撮影し画像を読み取る場合には、画像読取部16によるシートP上の画像の読取位置が一定していないと、画像の読み取り精度が悪化してしまう。そこで、図6に示すように、シート保持台11に対する上蓋12の位置(シート保持台11に対する上蓋12の開閉角度θ)を検知する位置検知センサ20を、回動軸13近傍に設ける。これにより、シート保持台11に対する上蓋12の位置を位置検知センサ20で検知して、シート保持台11に対して上蓋12が一定の位置(例えば前記開閉角度θが70度になった位置)で、画像読取部16によりシート全面を撮影し画像を読み取る。このことで、画像読取部16によるシートP上の画像の読取位置が一定出ない場合よりも、画像の読み取り精度を向上させることができる。なお、位置検知センサ20としては、例えば、ロータリーエンコーダを用いることができるが、これに限るものではなく、シート保持台11に対する上蓋12の位置(シート保持台11に対する上蓋12の開閉角度θ)を検知できるものであれば良い。
When the
また、加熱消色インク使用判定装置1においては、図6に示すようにシート保持台11に対する上蓋12の開閉状態を検知する上蓋開閉検知センサ30を設けても良い。この上蓋開閉検知センサ30は、シート保持台11に対して上蓋12が開いた状態では、上蓋12と接触しておらずシート置き部14から上方に突出しており、シート保持台11に対して上蓋12が開いた状態であると検知している。一方、シート保持台11に対して上蓋12が閉じられると、上蓋12により上蓋開閉検知センサ30がシート保持台11内に押し込まれ、シート保持台11に対して上蓋12が閉じた状態であると検知される。そして、上蓋開閉検知センサ30により上蓋12が閉じた状態を検知したら、加熱部15による加熱を開始する。これにより、シート保持台11に対して上蓋12が閉じた状態以外で加熱部15による加熱が開始されないようにすることができる。
Further, in the heating / decoloring ink
本実施形態に係る加熱消色インク使用判定装置1においては、シート保持台11に対して上蓋12を開いた状態で、シート保持台11のシート置き部14に置かれたシートPと、上蓋12に設けられた加熱部15との間の距離を稼ぐことができる。これにより、連続して異なるシートPに対して加熱消色インク使用判定を行う場合、先のシートPの判定後に加熱部15が熱くなっていても、シート置き部14に置かれた次のシートPの画像が、その熱の影響を受けない。そのため、次のシートPの加熱前画像が、画像読取部16で読み取られる前に消色するのを抑制することができる。
In the heating / decoloring ink
[構成例3]
図7は、構成例3に係る加熱消色インク使用判定装置1の概略構成図である。図7に示す加熱消色インク使用判定装置1においては、シート固定手段4として電極41と電源42とを有している。電極41はシート保持台11に設けられており、その電極41にプラス電圧を電源42から印加することでシート置き部14の表面をプラス電荷で帯電させる。そして、このようにプラス電荷で帯電させたシート置き部14の表面上にシートPを置くことで、誘電体であるシートPのシート置き部14側の表層に誘電分極によってマイナス電荷が誘起される。これにより、シート置き部14のプラス電荷と、シートPのマイナス電荷とによって発生しうる静電的な力によって、シート置き部14にシートPが吸着し固定される。よって、シート置き部14にシートPを置くだけ、静電的な力によりシートPがシート置き部14に吸着し固定されるため、シート置き部14にシートPを固定する作業の簡便化を図ることができる。
[Configuration example 3]
FIG. 7 is a schematic configuration diagram of the heating / decoloring ink
[構成例4]
図8に示す加熱消色インク使用判定装置1においては、シート固定手段4として、シート置き部14に沿って3つの吸気ファン43a,43b,43cがシート保持台11内に設けられている。そして、シート置き部14にあけられ複数の通気孔14aを通して空気を吸い込むような吸い込み気流を吸気ファン43a,43b,43cによって発生させる。これにより、シート置き部14にシートPを置くことで、吸気ファン43a,43b,43cにより発生させた吸い込み気流によって、シート置き部14にシートPが吸着し固定される。よって、シート置き部14にシートPを置くだけ、前記吸い込み気流によりシート置き部14にシートPが吸着し固定されるため、シート置き部14にシートPを固定する作業の簡便化を図ることができる。
[Configuration Example 4]
In the heating / decoloring ink
図9は、実施形態2に係る加熱消色インク使用判定装置1における加熱消色インク使用判定制御の一例を示すフローチャートである。まず、ユーザーが、加熱消色インク使用判定を行うシートPを、判定対象の画像が形成された面を上蓋12側に向けてシート置き部14に置き、前述したような静電的な力または吸い込み気流によって、シート置き部14にシートPを固定する(S1)。そして、ユーザーが上蓋12を閉じていき、位置検知センサ20によってシート保持台11に対する上蓋12の開閉角度θが所定角度(70度)となった位置で、シートP上の画像を画像読取部16で読み取る(S2)。このように画像読取部16で読み取られた加熱前画像データが、メモリ5の加熱前画像情報保存部5aに保存される(S3)。
FIG. 9 is a flowchart illustrating an example of heating / decoloring ink use determination control in the heating / decoloring ink
その後、上蓋12が閉じられていき、シート保持台11に対して上蓋12が閉じた状態であると上蓋開閉検知センサ30によって検知されたら(S4)、加熱部15をONし加熱部15によってシートPを加熱する(S5)。この加熱部15は、加熱消色インクが消色する温度(例えば、60[℃])以上でシートPを加熱できるように制御されている。これにより、シートPに加熱消色インクを用いて記載された画像は、加熱部15の加熱で消色する。加熱部15によりシートPが加熱された後、上蓋12を開いていき、位置検知センサ20によって前記開閉角度θが所定角度(70度)となった位置で、シートP上の画像を画像読取部16で読み取る(S6)。画像読取部16により読み取られた加熱後画像データは、メモリ5の加熱後画像情報保存部5bに保存される(S7)。なお、上蓋12を開いていき、シート保持台11に対して上蓋12が開いた状態であると上蓋開閉検知センサ30によって検知されたら、加熱部15をOFFする。
Thereafter, when the
制御部6は、画像読取部16が加熱前画像を読み取ったら、判定部6aで読み取った加熱前画像データを色分解する。分解するモードとしては、RGBモード、CMYKモードのどちらのモードでもよい。次に、色分解された各色の画像データについて、2値化して黒(画素値1)の画素数を算出する。また、画像読取部16が加熱後画像を読み取ったら、判定部6aで読み取った加熱後画像データを色分解し、各色の画像データについて、2値化して黒の画素数を算出する。そして、判定部6aで各色毎に加熱前画像データの黒の画素数から加熱後画像データの黒の画素数を差し引いて各色について、差分Sを算出する(S8)。
When the
次に、判定部6aは各色について、差分Sと、加熱前の画像データの黒の画素数とを用いて変化度R(%)を算出する(変化度R(%)=(差分S/加熱前の画像の黒の画素数)×100)。そして、算出した各色の変化度Rが設定された判定閾値Tを越えているか否かをチェックする(S9)。本実施形態では、判定閾値Tを5[%]とした。算出した各色の変化度Rのうち、ひとつでも判定閾値Tを越えている場合(S9でYes)、判定部6aは加熱消色インクが使用されていると判定する(S10)。一方、算出した各色の変化度Rすべてが判定閾値T以下の場合(S9でNo)、判定部6aは加熱消色インクが使用されていないと判定する(S11)。
Next, the
制御部6は、加熱消色インクが使用されていないと判定部6aが判定した場合、メモリ5の各画像情報保存部に保存された判定したシートPに対応する加熱前画像データと、加熱後画像データとを消去する。一方、加熱消色インクが使用されていると判定部6aが判定した場合は、操作表示部50を制御して使用者に加熱消色インクが使用されていることを報知する。また、ランプ17を点灯制御したり、スピーカー18で警告音を発生させたりして、使用者に加熱消色インクが使用されていることを報知する。また、加熱前画像情報保存部5aに保存された加熱前画像データと、加熱後画像情報保存部5bに保存された加熱後画像データとを消去せずに、そのままメモリ5に保存しておく。
When the
[実施形態3]
以下に、本発明を、加熱消色記録剤使用判定装置である加熱消色インク使用判定装置に適用した第三の実施形態(以下、実施形態3という)について説明する。なお、実施形態3に係る加熱消色インク使用判定装置1の基本的な構成のうち、実施形態1に係る加熱消色インク使用判定装置1と共通する構成については、その説明を適宜省略する。
[Embodiment 3]
Hereinafter, a third embodiment (hereinafter referred to as Embodiment 3) in which the present invention is applied to a heat-erasable ink use determination device that is a heat-decoloring recording agent use determination device will be described. Note that, among the basic configurations of the heat-erasable ink
図10は、実施形態3に係る加熱消色インク使用判定装置1の概略構成図である。加熱消色インク使用判定装置1のシート保持台11の上面は、シートPを置くためのシート置き部14となっている。シート保持台11内でシート置き部14の下には、シート置き部14に置かれたシートPを加熱するための加熱部15が設けられている。また、シート保持台11からシート置き部14の上方に延びた上部筐体12には、シート置き部14に置かれたシートPの画像を上から読み取る画像読取部16が設けられている。
FIG. 10 is a schematic configuration diagram of the heating / decoloring ink
ここで、本実施形態に係る加熱消色インク使用判定装置1のように、シートPの上方(離れた場所)から画像読取部16によって画像を読み取る構成では、加熱前後の画像の比較を行うために、シート置き部14に対するシートPの位置を特定する必要がある。シート置き部14に対するシートPの位置を特定する方法の一例としては、画像読取部16によりシート置き部14上に置かれたシートPのエッジ部分を検知して、シート置き部14に対するシートPの位置を特定する。
Here, in the configuration in which an image is read by the
なお、シート置き部14の表面の色を予めメモリ5などに登録しておくことで、シート置き部14の表面の色とシートPの色との違いから、シートPのエッジ部分を容易に検知することができる。一方、シート置き部14の表面の色と、シートPの色とが同一である場合でも、後述するようにシートPがシート置き部14に固定されていれば、加熱前後での画像比較を精度良く行うことができる。
In addition, by registering the color of the surface of the
また、シート保持台11内には、画像読取部16で読み取った加熱前後の画像情報に基づいて加熱消色インクが使用されているか否かを判定する判定部6aを有する制御部6が設けられている。なお、本実施形態においては、シート保持台11に判定部6aを設けたが、必ずしもシート保持台11に判定部6aを設ける必要は無い。
Further, a control unit 6 having a
加熱消色インクが使用されているか否かの判定結果を報知する報知手段として、シート保持台11の上部筐体12には操作表示部50が設けられており、シート保持台11の側面にランプ17とスピーカー18とが設けられている。なお、加熱消色インク使用判定装置1とパーソナルコンピュータとを接続し、ランプ17やスピーカー18や操作表示部50などの報知手段の機能をパーソナルコンピュータ側に持たせても良い。
An
図11は、実施形態3に係る加熱消色インク使用判定装置1の斜視図である。図11に示すように本実施形態に係る加熱消色インク使用判定装置1においても、図1に示した加熱消色インク使用判定装置1と同様に、シート置き部14上におけるシートPの対角線上にある二隅の角部と対応する位置にベルト状の押さえバンド2a,2bを設けている。そして、この押さえバンド2a,2bとシート置き部14との間にシートPの角部を差し込むことで、シートPの前記角部が押さえバンド2a,2bによって押さえられシート置き部14にシートPが固定される。
FIG. 11 is a perspective view of the heating / decoloring ink
このように、シートPの前記角部を押さえバンド2a,2bで押さえて、シート置き部14にシートPを固定することで、画像読取部16によってシートPの加熱前後の画像を読み取るときに、加熱前後でシートPの位置がずれてしまうのを抑制することができる。よって、画像読取部16によって読み取った加熱前画像と加熱後画像との比較を適切に行うことができ、加熱消色インクが使用されているか否かの判定精度を高めることができる。
Thus, when the corners of the sheet P are pressed by the holding
なお、本実施形態に係る加熱消色インク使用判定装置1において、シート置き部14にシートPを固定するシート固定手段としては、実施形態1で説明したような、クリアシート3によりシート全体を押さえて固定する構成を採用してもよい。また、静電的な力によりシートPをシート置き部14に吸着させ固定する構成や、吸い込み気流によってシート置き部14にシートPを吸着させ固定する構成なども採用することができる。
In the heating / decoloring ink
図12は、実施形態3に係る加熱消色インク使用判定装置1における加熱消色インク使用判定制御の一例を示すフローチャートである。まず、ユーザーが、加熱消色インク使用判定を行うシートPを、判定対象の画像が形成された面を画像読取部16側に向けてシート載置部14に置き、シートPの前記角部を押さえバンド2a,2bによって押さえて、シート置き部14にシートPを固定する(S1)。そして、ユーザーが操作表示部50に表示された読み取り開始ボタン50aを押すことで、シートP上の画像が画像読取部16によって読み取られる(S2)。このように画像読取部16で読み取られた加熱前画像データが、メモリ5の加熱前画像情報保存部5aに保存される(S3)。
FIG. 12 is a flowchart illustrating an example of heat decoloring ink use determination control in the heat decoloring ink
その後、加熱部15をONし加熱部15によってシートPを加熱する(S4)。この加熱部15は、加熱消色インクが消色する温度(例えば、60[℃])以上でシートPを加熱できるように制御されている。これにより、シートPに加熱消色インクを用いて記載された画像は、加熱部15の加熱で消色する。加熱部15によるシートPの加熱が開始されてから、予め設定された加熱消色インクが熱により消色し得る所定時間が経過したタイミングで、シートP上の画像を画像読取部16で読み取る(S5)。画像読取部16により読み取られた加熱後画像データは、メモリ5の加熱後画像情報保存部5bに保存される(S6)。また、画像読取部16が加熱後画像を読み取ったら、加熱部15をOFFする。
Thereafter, the
制御部6は、画像読取部16が加熱前画像を読み取ったら、判定部6aで読み取った加熱前画像データを色分解する。分解するモードとしては、RGBモード、CMYKモードのどちらのモードでもよい。次に、色分解された各色の画像データについて、2値化して黒(画素値1)の画素数を算出する。また、画像読取部16が加熱後画像を読み取ったら、判定部6aで読み取った加熱後画像データを色分解し、各色の画像データについて、2値化して黒の画素数を算出する。そして、判定部6aで各色毎に加熱前画像データの黒の画素数から加熱後画像データの黒の画素数を差し引いて各色について、差分Sを算出する(S7)。
When the
次に、判定部6aは各色について、差分Sと、加熱前の画像データの黒の画素数とを用いて変化度R(%)を算出する(変化度R(%)=(差分S/加熱前の画像の黒の画素数)×100)。そして、算出した各色の変化度Rが設定された判定閾値Tを越えているか否かをチェックする(S8)。本実施形態では、判定閾値Tを5[%]とした。算出した各色の変化度Rのうち、ひとつでも判定閾値Tを越えている場合(S8でYes)、判定部6aは加熱消色インクが使用されていると判定する(S9)。一方、算出した各色の変化度Rすべてが判定閾値T以下の場合(S8でNo)、判定部6aは加熱消色インクが使用されていないと判定する(S10)。
Next, the
制御部6は、加熱消色インクが使用されていないと判定部6aが判定した場合、メモリ5の各画像情報保存部に保存された判定したシートPに対応する加熱前画像データと、加熱後画像データとを消去する。一方、加熱消色インクが使用されていると判定部6aが判定した場合は、操作表示部50を制御して使用者に加熱消色インクが使用されていることを報知する。また、ランプ17を点灯制御したり、スピーカー18で警告音を発生させたりして、使用者に加熱消色インクが使用されていることを報知する。また、加熱前画像情報保存部5aに保存された加熱前画像データと、加熱後画像情報保存部5bに保存された加熱後画像データとを消去せずに、そのままメモリ5に保存しておく。
When the
図13は、操作表示部50の表示の一例を示す図である。図13(a)は、加熱消色インク判定開始前の表示の一例を示す図であり、図13(b)は、加熱消色インク判定後の表示の一例を示す図である。
FIG. 13 is a diagram illustrating an example of a display on the
実施形態1、2及び3に係る加熱消色インク使用判定装置1において、例えば、ユーザーがシートPをシート置き部14に置くと、図13(a)に示すような画像が操作表示部50に表示され、加熱消色インク判定動作が開始可能となる。そして、読み取り開始ボタン50aを押すことで、または、上蓋12の開閉動作を行うことで、上述したようにして、加熱前画像と加熱後画像とが画像読取部16により読み取られ、上述した判定部6aで加熱消色インクが使用されたか否かが判定される。上述した判定部6aで判定が行われると、図13(b)に示すように、操作表示部50に判定結果が表示される。消色インクが使用されていた場合は、「消色あり」と表示するとともに、読み取られた加熱前画像と加熱後画像とが表示される。このように、操作表示部50に加熱前画像と加熱後画像とを表示することにより、加熱前画像と加熱後画像との差異を確認でき、シートPのどこの部分に加熱消色インクが使用されていたかを把握することができる。この図13(b)に示す例では、金額の記載に加熱消色インクが使用されていたことが確認できる。
In the heating / decoloring ink
また、図13(b)に示す例では、消色部分拡大ボタンを表示し、ユーザーがそのボタンにタッチすると、図14に示すように、操作表示部50の加熱前画像と加熱後画像とを表示する箇所に、加熱消色インクが使用された部分が拡大表示される。例えば、加熱消色インクが使用された箇所が一部で、図13(b)に示す加熱前画像と、加熱後画像の全体表示からでは、加熱消色インクが使用された箇所を把握するのが困難な場合がある。このとき、ユーザーは、消色部分拡大ボタン50bにタッチして、図14に示すように、加熱消色インクが使用された部分を拡大表示させることで、加熱消色インクが使用された箇所を容易に把握することができる。
Further, in the example shown in FIG. 13B, when the decolored portion enlargement button is displayed and the user touches the button, the pre-heating image and the post-heating image on the
また、加熱消色インクが使用されていた場合、読み取った加熱前画像データや加熱後画像データは、メモリ5から消去されず、そのまま保存される。そして、操作表示部50を操作することにより、メモリ5に保存された加熱前画像データや加熱後画像データを表示して内容を確認することができる。しかし、加熱消色インクが使用されているか否かを判定する書類が機密文書などであり、第3者に見られると問題となる場合もある。よって、図15に示すように、操作表示部50に、保存設定画像を表示し、ユーザーに読み取った画像をメモリ5に保存するか否かを設定できるようにしてもよい。
When the heat-erasable ink is used, the read pre-heat image data and post-heat image data are not erased from the
判定する書類が機密文書などで、第三者に見られると問題となる書類の場合は、ユーザーは、保存設定画像50cの「OFF」ボタンをタッチする。これにより、判定部6aで加熱消色インクが使用されたと判定された場合でも、判定後にメモリ5の各画像情報保存部に保存された加熱前画像データや加熱後画像データが消去される。これにより、文書の機密を、保持して、加熱消色インクが使用されたか否かを判定することができる。また、加熱消色インクの使用を判定する範囲を指定できるようにしてもよい。
If the document to be determined is a confidential document or the like and is a problem that can be seen by a third party, the user touches the “OFF” button of the save setting
図16は、画像範囲を指定できるようにした加熱消色インク使用判定の制御フロー図である。まず、ユーザーが、操作表示部50を操作して画像範囲指定モードを実行する。また、加熱消色インク使用判定装置1がパーソナルコンピュータに接続して使用される場合は、パーソナルコンピュータにインストールされたアプリケーションソフトから画像範囲指定モードを実行する。画像範囲指定モードが実行されたら、制御部6は、操作表示部50やパーソナルコンピュータの画面に、範囲指定するシートPをシート置き部14に置いて上蓋12を閉じる旨の指示を表示する。ユーザーがシート置き部14に範囲指定するシートPを置いて上蓋12を閉じると、シートP上の画像が画像読取部16に読み取られる。なお、このとき、加熱部15はOFFとなっている。そして、画像読取部16で読み取られた画像が、操作表示部50やパーソナルコンピュータの画面に表示される。
FIG. 16 is a control flow diagram for determining whether to use the heat decoloring ink so that the image range can be specified. First, the user operates the
図17は、操作表示部50に表示される範囲設定画面の一例である。図17に示すように、読み取られた範囲指定する画像が表示されるとともに、指定範囲設定画面50dが表示される。読み取られた範囲指定する画像上には、指定枠50fも表示されている。ユーザーは、指定範囲設定画面50dの『□』に数値を入力して、範囲指定を行う。指定範囲設定画面の『上』は、指定枠50fの上端の位置に対応し、指定範囲設定画面の『下』は、指定枠50fの下端の位置に対応する。また、指定範囲設定画面の『右』は、指定枠50fの右端の位置に対応し、指定範囲設定画面の『左』は、指定枠50fの左端の位置に対応する。例えば、指定範囲設定画面の『上』の『□』に表示されている『98』よりも大きな数値を入力すると、指定枠50fの上端の位置が上方へと移動し、指定枠50fの上下方向範囲が広がる。
FIG. 17 is an example of a range setting screen displayed on the
図16に戻って、範囲指定する画像と指定枠50fとを確認しながら、指定範囲設定画面『□』に数値を入力し、判定する画像範囲を指定する(S11)。判定する画像範囲の指定が終わったら、ユーザーは指定終了ボタン50eをタッチする。制御部6は、指定終了ボタン50eが押されたら、範囲指定する画像と、指定範囲(入力された上下左右の値)とを関連づけて、不揮発性メモリに記憶する。これにより、次回、同じ書類について、加熱消色インクの使用判定を行う場合は、範囲設定の作業を省略できる。 Returning to FIG. 16, while confirming the image for which the range is designated and the designation frame 50f, a numerical value is input to the designated range setting screen “□” to designate the image range to be judged (S11). When the designation of the image range to be determined is finished, the user touches the designation end button 50e. When the designation end button 50e is pressed, the control unit 6 associates the image for which the range is designated with the designated range (the input up / down / left / right values) and stores them in the nonvolatile memory. Thus, the range setting operation can be omitted when the use of the heat-erasable ink is determined next time for the same document.
なお、図17では、画素数(ピクセル)で位置を指定しているが、用紙基準端部からの長さ(mm)で位置を指定するようにしてもよい。また、画素で設定するか、長さで設定するかを、ユーザーが選択できるようにしてもよい。 In FIG. 17, the position is designated by the number of pixels (pixels), but the position may be designated by a length (mm) from the paper reference end. Also, the user may be able to select whether to set the pixel or the length.
このように、判定する画像範囲を指定したら、上述したようにして画像読取部16により加熱前画像と加熱後画像とを読み取る(S12、S13)。この際、画像読取部16によって読み取られる画像範囲は、指定した画像範囲である。これにより、読み取り画像のデータを少なくすることができる。次に、判定部6aで、各色の差分Sを算出する(S14)。この場合、加熱前後の画像データを色分解したり、2値化して画素数を算出したりする所定の画像処理を行うが、画像データが少ないため、演算負荷が少なくてすみ、すばやく差分Sを算出することができる。
When the image range to be determined is specified in this way, the
次に、算出した差分Sに基づいて変化度Rを算出し、変化度Rが判定閾値Tを超えるか否かをチェックする(S15)。この場合も判定する画像範囲を指定しているため、加熱使用インクの検出の感度を上げることができる。先の図17に示すように、指定した画像範囲は、全体の画像データの10[%]に満たない範囲である。しかも、図17に示した画像においては、加熱消色インクが使用されるおそれがあるのは、『¥』の横の金額を記入する欄であり、指定した画像範囲よりも全体の画像データに占める割合は小さい。その結果、書類の記載内容によっては、加熱消色インクが使用されていたとしても、その変化度Rが数[%]となるおそれもある。 Next, the degree of change R is calculated based on the calculated difference S, and it is checked whether the degree of change R exceeds the determination threshold T (S15). Also in this case, since the image range to be determined is designated, it is possible to increase the sensitivity of detecting the heat-use ink. As shown in FIG. 17, the designated image range is a range that is less than 10% of the entire image data. In addition, in the image shown in FIG. 17, there is a possibility that the heat-erasable ink may be used in the column for entering the amount of money next to “¥”, and the entire image data is larger than the designated image range. The share is small. As a result, depending on the contents of the document, even if heat-erasable ink is used, the degree of change R may be several [%].
一方、判定する画像範囲を指定することにより、加熱消色インクが使用されるおそれがある箇所が占める割合を大きくすることができる。その結果、加熱消色インクが使用されていた場合、その変化度Rが大きくなる。これにより、加熱使用インクの検出の感度を高めることができ、精度のよい判定を行うことができる。 On the other hand, by designating the image range to be determined, it is possible to increase the proportion of the portion where the heat-erasable ink may be used. As a result, when the heat-erasable ink is used, the degree of change R increases. Thereby, the sensitivity of detection of the heat-use ink can be increased, and an accurate determination can be performed.
算出した各色の変化度Rのうち、ひとつでも判定閾値Tを越えている場合(S15でYes)、判定部6aは加熱消色インクが使用されていると判定する(S16)。一方、算出した各色の変化度Rすべてが判定閾値T以下の場合(S15でNo)、判定部6aは加熱消色インクが使用されていないと判定する(S17)。
If even one of the calculated degrees of change R of the colors exceeds the determination threshold T (Yes in S15), the
以上に説明したものは一例であり、本発明は、次の態様毎に特有の効果を奏する。
(態様A)
シートPなどのシートが載置されるシート置き部14などのシート載置部と、少なくともシートの一部を加熱する加熱部15などの加熱手段と、前記加熱手段による加熱前後のシート上の画像を読み取る画像読取部16などの画像読取手段とを備えた加熱消色記録剤使用判定用装置において、前記シート載置部に対してシートを固定する押さえバンド2a,2bなどのシート固定手段を有する。
(態様A)においては、シート固定手段によってシート載置部にシートを固定するので、加熱手段によるシートの加熱前後で、シート載置部に置かれたシートの位置がずれるのを抑制することができる。これにより、画像読取手段によって加熱前後のシート上の画像を読み取るときに、画像読取手段で読み取った比較すべき加熱前後の画像の位置がずれるのを抑制することができる。よって、画像読取手段で読み取った加熱前後の画像を比較して、加熱消色記録剤が使用されているか否かを適切に判定することが可能となる。
(態様B)
(態様A)において、前記シート載置部に固定したシートの位置を検知する画像読取部16などを用いたシート位置検知手段を有する。これによれば、上記実施形態について説明したように、シート位置検知手段として画像読取部16などを用いてシート載置部上に置かれたシートのエッジ部分を検知することで、加熱前後のシートの画像を比較をするために、シートの位置を特定することができる。
(態様C)
(態様A)または(態様B)において、前記画像読取手段で読み取った画像情報を保存するメモリ5などの画像情報保存手段を有する。これによれば、上記実施形態について説明したように、加熱前画像情報や加熱後画像情報の内容を後で確認することが可能となる。
(態様D)
(態様A)乃至(態様C)のいずれかにおいて、押さえバンド2a,2bなどの前記シート固定手段は、前記シート載置部にシートの一部分を押さえつけて、当該シート載置部に対しシートを固定する。これによれば、上記実施形態について説明したように、簡易な構成でシート載置部に対しシートを固定することができる。
(態様E)
(態様A)乃至(態様C)のいずれかにおいて、クリアシート3などの前記シート固定手段は、前記シート載置部にシート全体を押さえつけて、当該シート載置部に対しシートを固定する。これによれば、上記実施形態について説明したように、より確実にシートをシート載置部に固定することができる。
(態様F)
(態様A)乃至(態様C)のいずれかにおいて、電極41や電源42などを用いた前記シート固定手段は、静電気によりシートを前記シート載置部に吸着させて固定する。これによれば、上記実施形態について説明したように、シート載置部にシートを固定する作業の簡便化を図ることができる。
(態様G)
(態様A)乃至(態様C)のいずれかにおいて、吸気ファン43a,43b,43cなどの前記シート固定手段は、気流によりシートを前記シート載置部に吸着させて固定する。これによれば、上記実施形態について説明したように、シート載置部にシートを固定する作業の簡便化を図ることができる。
(態様H)
加熱消色インク使用判定装置1などの加熱消色記録剤使用判定装置において、(態様A)乃至(態様G)のいずれかの加熱消色記録剤使用判定用装置と、前記画像読取手段で読み取った加熱前後の画像情報に基づいて、加熱消色記録剤が使用されているか否かを判定する判定部6aなどの判定手段とを備える。これによれば、上記実施形態について説明したように、加熱消色記録剤の使用判定を適切に行うことができる。
What has been described above is merely an example, and the present invention has a specific effect for each of the following modes.
(Aspect A)
A sheet placement unit such as a
In (Aspect A), since the sheet is fixed to the sheet placement unit by the sheet fixing unit, it is possible to suppress the displacement of the position of the sheet placed on the sheet placement unit before and after the heating of the sheet by the heating unit. it can. Thereby, when the image on the sheet before and after heating is read by the image reading unit, it is possible to suppress the displacement of the position of the image before and after heating read by the image reading unit. Therefore, it is possible to appropriately determine whether or not the heat-erasable recording material is used by comparing the images before and after heating read by the image reading means.
(Aspect B)
In (Aspect A), a sheet position detecting unit using an
(Aspect C)
In (Aspect A) or (Aspect B), image information storing means such as a
(Aspect D)
In any one of (Aspect A) to (Aspect C), the sheet fixing means such as the holding
(Aspect E)
In any one of (Aspect A) to (Aspect C), the sheet fixing means such as the
(Aspect F)
In any one of (Aspect A) to (Aspect C), the sheet fixing means using the
(Aspect G)
In any one of (Aspect A) to (Aspect C), the sheet fixing means such as the
(Aspect H)
In a heating / decoloring recording agent usage determining apparatus such as the thermal decoloring ink
1 加熱消色インク使用判定装置
2a 押さえバンド
2b 押さえバンド
3 クリアシート
4 シート固定手段
5 メモリ
5a 加熱前画像情報保存部
5b 加熱後画像情報保存部
6 制御部
6a 判定部
11 シート保持台
12 上蓋
13 回動軸
14 シート置き部
14a 通気孔
15 加熱部
16 画像読取部
17 ランプ
18 スピーカー
19 上部筐体
41 電極
42 電源
43a 吸気ファン
43b 吸気ファン
43c 吸気ファン
50 操作表示部
50a 読み取り開始ボタン
50b 消色部分拡大ボタン
50c 保存設定画像
50d 指定範囲設定画面
50e 指定終了ボタン
50f 指定枠
DESCRIPTION OF
Claims (8)
少なくともシートの一部を加熱する加熱手段と、
前記加熱手段による加熱前後のシート上の画像を読み取る画像読取手段とを備えた加熱消色記録剤使用判定用装置において、
前記シート載置部に対してシートを固定するシート固定手段を有することを特徴とする加熱消色記録剤使用判定用装置。 A sheet placement section on which the sheet is placed;
Heating means for heating at least a part of the sheet;
In the heating / decoloring recording agent use determination apparatus comprising image reading means for reading images on the sheet before and after heating by the heating means,
An apparatus for determining the use of a heat-erasable recording agent, comprising sheet fixing means for fixing a sheet to the sheet placement portion.
前記シート載置部に固定したシートの位置を検知するシート位置検知手段を有することを特徴とする加熱消色記録剤使用判定用装置。 In the apparatus for determining use of a heat-erasable recording agent according to claim 1,
An apparatus for determining the use of a heat-erasable recording agent, comprising sheet position detecting means for detecting the position of a sheet fixed to the sheet placing portion.
前記画像読取手段で読み取った画像情報を保存する画像情報保存手段を有することを特徴とする加熱消色記録剤使用判定用装置。 In the apparatus for determining the use of the heat decoloring recording agent according to claim 1 or 2,
An apparatus for determining use of a heat-erasable recording agent, comprising image information storage means for storing image information read by the image reading means.
前記シート固定手段は、前記シート載置部にシートの一部分を押さえつけて、該シート載置部に対しシートを固定することを特徴とする加熱消色記録剤使用判定用装置。 In the heat-decoloring recording agent use determination apparatus according to any one of claims 1 to 3,
The apparatus for determining the use of a heat erasable recording agent, wherein the sheet fixing means presses a part of the sheet against the sheet placement section and fixes the sheet to the sheet placement section.
前記シート固定手段は、前記シート載置部にシート全体を押さえつけて、該シート載置部に対しシートを固定することを特徴とする加熱消色記録剤使用判定用装置。 In the heat-decoloring recording agent use determination apparatus according to any one of claims 1 to 3,
The apparatus for determining use of a heat erasable recording agent, wherein the sheet fixing means presses the entire sheet against the sheet placement section and fixes the sheet to the sheet placement section.
前記シート固定手段は、静電気によりシートを前記シート載置部に吸着させて固定することを特徴とする加熱消色記録剤使用判定用装置。 In the heat-decoloring recording agent use determination apparatus according to any one of claims 1 to 3,
The apparatus for determining the use of a heat erasable recording agent, wherein the sheet fixing means adsorbs and fixes a sheet to the sheet placement portion by static electricity.
前記シート固定手段は、気流によりシートを前記シート載置部に吸着させて固定することを特徴とする加熱消色記録剤使用判定用装置。 In the heat-decoloring recording agent use determination apparatus according to any one of claims 1 to 3,
The apparatus for determining the use of a heat-erasable recording agent, wherein the sheet fixing means fixes the sheet by adsorbing the sheet to the sheet placement portion with an air flow.
前記画像読取手段で読み取った加熱前後の画像情報に基づいて、加熱消色記録剤が使用されているか否かを判定する判定手段とを備えたことを特徴とする加熱消色記録剤使用判定装置。 An apparatus for determining the use of a heat-erasable recording agent according to any one of claims 1 to 7,
A heating / decoloring recording agent use determination apparatus comprising: a determination unit that determines whether or not a heating / decoloring recording agent is used based on image information before and after heating read by the image reading unit. .
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