JP2016177511A - 検出装置及び検出方法 - Google Patents

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Yasuyuki Nakamura
康行 中村
千貴 渡部
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Abstract

【課題】より簡便に包装物が開封されたことを検出できる検出装置及び検出方法を提供する。
【解決手段】包装物に取り付けられる検出装置1であって、包装物が開封されたことを検出する検出部106と、包装物が開封された場合に、包装物が開封されたことを示す情報を表示する表示部103と、を備える。検出部は、包装物の開封部に取り付けられ、第1の接点部及び第2の接点部が包装物に接触していることにより開封部が閉じていることを検出する。
【選択図】図6

Description

本発明は検出装置及び検出方法に関する。
物品を運搬する段ボール等の包装物が、不正に開封されたことを検出する技術が求められている。例えば医薬品業界では、これまで、より良い物を安定的に作ることに関して改善をしてきた。しかし、近年になって、医薬品の流通過程において医薬品の保存環境が守られていなかったり、偽造品が混入したりする問題が発生していた。
例えば特許文献1には、開封部が開封されると、開封部に貼られた開封検出用ラベルの配線が断線し、この配線の導通をチェックすることで開封部が開封されたことを検出する発明が開示されている。また特許文献2には、開封部が開封されると、2つのRFIDの内、1方のアンテナが断線し、他方のアンテナを短絡させる線が断線することで、開封前後でタグの情報を変える発明が開示されている。また特許文献3には、開封部が開封されると、可変抵抗器が動くことで抵抗値が変わる発明が開示されている。
しかしながら従来の技術では、検出装置が開封されたことを検出すると、配線が切断されるために再利用が出来なかったり、専用の包装資材を使用する必要があったり、開封を検出するために、リーダ及びテスタ等の別の装置が必要だったりした。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、より簡便に包装物が開封されたことを検出できる検出装置及び検出方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、包装物に取り付けられる検出装置であって、前記包装物が開封されたことを検出する検出部と、前記包装物が開封された場合に、前記包装物が開封されたことを示す情報を表示する表示部と、を備える。
本発明によれば、より簡便に包装物が開封されたことを検出できるという効果を奏する。
図1Aは第1実施形態の検出装置を取り付ける場所の例1を示す図である。 図1Bは第1実施形態の検出装置を取り付ける場所の例2を示す図である。 図1Cは第1実施形態の検出装置を取り付ける場所の例3を示す図である。 図2Aは第1実施形態の検出装置の取り付け方の例1を示す図である。 図2Bは第1実施形態の検出装置の取り付け方の例2を示す図である。 図3は第1実施形態の検出装置の利用形態の例を示す図である。 図4は第1実施形態の検出装置の筐体の例を示す図である。 図5は第1実施形態の検出装置のハードウェア構成の例を示す図である。 図6は第1実施形態の検出装置の機能ブロックの例を示す図である。 図7は第1実施形態の表示情報の例を示す図である。 図8は第1実施形態の表示情報(開封された場合)の例を示す図である。 図9は第1実施形態の検出装置の温度表示に係る動作方法の例を示すシーケンス図である。 図10は第1実施形態の検出装置の開封検出に係る動作方法の例を示すシーケンス図である。 図11は第2実施形態の検出装置を取り付ける場所の例を示す図である。 図12Aは第2実施形態の検出装置の光センサの位置の例1を示す図である。 図12Bは第2実施形態の検出装置の光センサの位置の例2を示す図である。 図13は第2実施形態の検出装置のハードウェア構成の例を示す図である。 図14は第2実施形態の開封判断照度の例を示す図である。 図15は第2実施形態の変形例の検出装置の光センサの位置の例を示す図である。 図16Aは第2実施形態の変形例の開封判断照度(包装物100の外部の光量が増加した場合の問題点)について説明するための図である。 図16Bは第2実施形態の変形例の開封判断照度(包装物100の外部の光量が増加した場合の対処方法)について説明するための図である。
以下に添付図面を参照して、検出装置及び検出方法の実施形態を詳細に説明する。
(第1実施形態)
はじめに第1実施形態の検出装置1を取り付ける場所の例について説明する。
図1Aは第1実施形態の検出装置1を取り付ける場所の例1を示す図である。図1Aの例は、包装物100の上面に開封部200があるときに、検出装置1を取り付ける場合を示す。開封部200が開封された場合、検出装置1は開封部200が開封されたことを検出する。
図1Bは第1実施形態の検出装置1を取り付ける場所の例2を示す図である。図1Bの例は、包装物100の側面に開封部200があるときに、検出装置1を取り付ける場合を示す。開封部200が開封された場合、検出装置1は開封部200が開封されたことを検出する。
図1Cは第1実施形態の検出装置1を取り付ける場所の例3を示す図である。図1Cの例は、包装物100の端部に開封部200があるときに、検出装置1を取り付ける場合を示す。開封部200が開封された場合、検出装置1は開封部200が開封されたことを検出する。開封部200が包装物100の端部にある場合は、検出装置1の形状は、例えば図1Cに示されるようなL字状になる。
次に第1実施形態の検出装置1の取り付け方の例について説明する。
図2Aは第1実施形態の検出装置1の取り付け方の例1を示す図である。図2Aの例は、検出装置1が第1の接点部2a及び第2の接点部2bを備える場合を示す。第1の接点部2a及び第2の接点部2bは、例えば金属製のピンである。検出装置1は、第1の接点部2a及び第2の接点部2bにより開封部200を跨ぐようにして包装物100に取り付けられる。第1の接点部2a及び第2の接点部2bは、検出装置1が開封部200に取り付けられると、第1の接点部2a及び第2の接点部2bが検出装置1内に押し込まれる。また開封部200が開封されると、第1の接点部2a及び第2の接点部2bの少なくとも一方が包装物100と接触しなくなる。これにより検出装置1内に押し込まれていた第1の接点部2a及び第2の接点部2bの少なくとも一方が検出装置1外に突き出て、開封部200が開封されたことが機械的に検出される。なお図2Aの場合は、検出装置1を開封部200に接着する方法は任意の方法を用いてよい。
図2Bは第1実施形態の検出装置1の取り付け方の例2を示す図である。図2Bの例は、検出装置1が第1の接点部2aを1つ備える場合を示す。図2Bの例では、検出装置1は、包装物100に接着する第1の接着部3aと、第1の接着部3aよりも接着力が強い第2の接着部3bと、により開封部200に取り付けられる。第1の接点部2aと第1の接着部3aとの間隔は、第1の接点部2aと第2の接着部3bとの間隔よりも小さい。このため検出装置1が包装物100からはがされるときに、接着強度の関係から接着力が弱い第1の接着部3aがはがされるため、第1の接点部2aにより機械的に開封部200が開封されたことが検出される。
なお検出装置1は、機械的な仕組みを利用せずに、開封部200が開封されたことを検出してもよい。例えば検出装置1は近接センサ、光学的に距離を計測するセンサ、及び光センサ等を用いて開封部200が開封されたことを検出してもよい。包装物100内部の照度を利用して開封部200が開封されたことを検出する場合については、第2実施形態で説明する。
次に第1実施形態の検出装置1の利用形態の例について説明する。
図3は第1実施形態の検出装置1の利用形態の例を示す図である。図3の例は、物流過程の包装物100−1及び包装物100−2に取り付けられた検出装置1が、ベルトコンベアで搬送される様子を表す。検出装置1は、RFID(Radio Frequency Identification)タグのような無線タグを有し、図3に示されるように、RFIDライタ7及びRFIDリーダ9等と通信する。
次に第1実施形態の検出装置1の筐体及びハードウェア構成の例について説明する。
図4は第1実施形態の検出装置1の筐体の例を示す図である。第1実施形態の検出装置1は、ディスプレイ11、温度センサ12、LED13及びソーラーパネル14を備える。ディスプレイ11は情報を表示する。ディスプレイに表示される情報は、例えばRFIDライタ7により書き込まれた情報である。ディスプレイ11は、例えば電子ペーパーディスプレイである。ディスプレイ11は、低電力で動作し、太陽光を受けても劣化することがなく、また屋内外を問わず高い視認性を有する。温度センサ12は包装物100の内部及び外部の少なくとも一方の温度を計測する。LED13はアラーム等を報知する発光部品である。ソーラーパネル14は外部光を電力に変換し、検出装置1を駆動する電力の一部を生成する。
図5は第1実施形態の検出装置1のハードウェア構成の例を示す図である。検出装置1は、ディスプレイ11、温度センサ12、LED13、ソーラーパネル14、接触センサ15、アンテナ16、制御基板21、フラッシュメモリ22、RFIDタグ23及びバッテリ24を備える。
ディスプレイ11、温度センサ12、LED13及びソーラーパネル14の説明は、図4と同じなので省略する。接触センサ15は、包装物100の外面との接触状態を検出するセンサである。
上述の図2Aの例の場合、接触センサ15は、第1の接点部2a及び第2の接点部2bの両方が検出装置1内に押し込まれた場合、検出装置1と包装物100とが接触していることを示すオン状態になる。また接触センサ15は、第1の接点部2a及び第2の接点部2bの少なくとも一方が検出装置1外に突き出た場合、検出装置1と包装物100とが接触していないことを示すオフ状態になる。
上述の図2Bの例の場合、接触センサ15は、第1の接点部2aが検出装置1内に押し込まれた場合、検出装置1と包装物100とが接触していることを示すオン状態になる。また接触センサ15は、第1の接点部2aが検出装置1外に突き出た場合、検出装置1と包装物100とが接触していないことを示すオフ状態になる。
アンテナ16は、RFIDタグ23に電波を受信させる受信素子である。
制御基板21は、マイクロプロセッサ、RAM及びROM等を搭載し、検出装置1の動作を制御する。フラッシュメモリ22は、各種の情報を記憶するメモリである。RFIDタグ23は、ISO14443A又はISO18000−TypeC等の規格に準拠した無線通信を行うことのできるタグである。RFIDタグ23は、アンテナ16を介して受信した電波により電力を生成し、当該電力により駆動する。RFIDタグ23は、内部にメモリ領域を有する。バッテリ24は、検出装置1を動作させる電力を蓄える電池である。
なおLED13、ソーラーパネル14及びフラッシュメモリ22等は任意の構成要素である。例えば検出装置1がフラッシュメモリ22を備えていない場合、外部から受信した情報をRFIDタグ23に記憶してもよい。
また検出装置1は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)及びメモリカード等を備えるコンピュータにより構成されてもよい。すなわちCPUがメモリカード等の記憶媒体から読み出したプログラムを実行することにより、検出装置1の動作を制御してもよい。
次に第1実施形態の検出装置1の機能ブロックの例について説明する。
図6は第1実施形態の検出装置1の機能ブロックの例を示す図である。実施形態の検出装置1は、通信部101、表示制御部102、表示部103、測定部104、取得部105、検出部106及び記憶部150を備える。記憶部150は、例えばフラッシュメモリ22及びRFIDタグ23に対応する。記憶部150は物品データ151及び検出日時データ152等を記憶する。
表1は物品データ151の例を示す表である。
Figure 2016177511
物品データ151はID及び名称を有する。IDは、検出装置1、検出装置1が取り付けられる包装物100、及び、検出装置1が取り付けられる包装物100によって包装される物品等を識別する識別情報である。名称は、検出装置1、検出装置1が取り付けられる包装物100、及び、検出装置1が取り付けられる包装物100によって包装される物品等の名称である。物品データは、例えばRFIDライタ7から提供される。なお物品データは、例えば物品の詳細な説明、及び、物品データが書き込まれた日時等の任意の追加情報を含んでいてもよい。
表2は検出日時データ152の例を示す表である。
Figure 2016177511
検出日時データ152は、変化後の状態、及び、日時を有する。変化後の状態、及び、日時は、検出装置1と包装物100との接触状態が「接触」又は「非接触」に変化したことを検出した日時を示す。接触状態の変化は、接触センサ15により検出される。
通信部101は、RFIDライタ7及びRFIDリーダ9等の他の装置と無線通信する。通信部101は、例えばRFIDタグ23及びアンテナ16に対応する。通信部101は、例えばRFIDライタ7から、物品に係るID及び名称を受信し、物品に係るID及び名称を、物品データ151(表1参照)として、記憶部150に記録する。
表示制御部102は、表示部103に表示させる表示情報の制御を行う。表示制御部102は、例えば制御基板21に対応する。表示部103は、表示制御部102の制御に従って表示情報を表示する。表示部103は、例えばディスプレイ11に対応する。
図7は第1実施形態の表示情報の例を示す図である。図7の例は、記憶部150に記憶されている物品データ151(ID及び名称)、及び、温度を表示する場合を示す。
測定部104は温度を測定する。測定部104は、例えば温度センサ12に対応する。取得部105は、定期的に、又は、外部からの命令に応じて、測定部104により測定された温度を取得する。
検出部106は、検出装置1と包装物100とが接触しているか否かを検出する。検出部106は、例えば接触センサ15に対応する。検出部106は、接触センサ15がオン状態からオフ状態に変化したことを検出することにより、包装物100が開封されたことを検出する。検出部106は、接触センサ15の状態の変化を検出すると、変化後の状態(接触又は非接触)と、変化を検出した日時とを、検出日時データ152(表2参照)として記憶部150に記憶する。
上述の表2に示される例の場合、検出部106が、日時「2014/1/24 10:00:00」に、検出装置1が包装物100に取り付けられたこと(オフ状態→オン状態)を検出したことを示す。また検出部106が、日時「2014/1/25 01:37:00」に、包装物100が開封されたこと(オン状態→オフ状態)を検出したことを示す。
検出部106は、包装物100が開封されたことを検出すると、表示制御部102を介して、包装物100が開封されたことを示す情報と、包装物100が開封された日時と、を表示部103に表示する。
図8は第1実施形態の表示情報(開封された場合)の例を示す図である。図8の例は、日時「2014/1/25 01:37:00」に、包装物100が開封された場合を示す。
なお上述の検出装置1の機能ブロックにより行われる処理のうち、プログラムにより実現できる処理については、CPUがプログラムを実行することにより当該処理を行ってもよい。
検出装置1で実行されるプログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、メモリカード、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記憶媒体に記憶されてコンピュータ・プログラム・プロダクトとして提供される。
また検出装置1により実行されるプログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成してもよい。また検出装置1により実行されるプログラムを、ダウンロードさせずにインターネット等のネットワーク経由で提供するように構成してもよい。
また検出装置1により実行されるプログラムを、ROM等に予め組み込んで提供するように構成してもよい。
次に第1実施形態の検出装置1の動作方法の例について説明する。
図9は第1実施形態の検出装置1の温度表示に係る動作方法の例を示すシーケンス図である。物流過程の作業者等により包装物100の開封部200に取り付けられた検出装置1の場合を例にして、検出装置1の温度表示に係る動作方法を具体的に説明する。
はじめに、通信部101が、RFIDライタ7から、包装物100により包装して搬送される物品に係るID及び名称を含む無線信号を受信する(ステップS1)。次に、通信部101は、ステップS1で受信したID及び名称を、物品データ151(表1参照)として、記憶部150に記憶する(ステップS2)。
次に、取得部105が、測定部104により検出された温度を取得する(ステップS3)。次に、取得部105は、ステップS3で取得された温度を示す温度情報を、表示制御部102に入力する(ステップS4)。次に、表示制御部102が、ステップS2で記憶部150に記憶された物品データ151を読み込む(ステップS5)。次に、表示制御部102が、ステップS4で受け付けた温度情報と、ステップS5で読み込んだ物品データ151と、を含む表示情報(図7参照)の表示を表示部103に指示する(ステップS6)。次に、表示部103が、ステップS6の指示に応じて表示情報(図7参照)を表示する(ステップS7)。
その後、ステップS3〜S7の処理と同様に、取得部105が、定期的、又は不定期的に測定部104から温度を取得し、表示部103が、更新された温度を表示する(ステップS8〜S11)。なお物品データ151は更新されないため、表示制御部102は、ステップS5で物品データ151を一度読み込んだ後に、再度読み込む処理を実行しなくてもよい。ステップS8〜S11の処理は、繰り返し実行される。
次に、通信部101が、RFIDリーダ9から、物品データ151の読み取り信号を受信する(ステップS12)。次に、通信部101が、記憶部150に記憶された物品データ151を読み込む(ステップS13)。次に、通信部101は、読み込んだ物品データ151を、RFIDリーダ9に送信する(ステップS14)。
上述した動作を行う検出装置1により、作業者、又は、包装物100により包装された物品の受領者は、表示部103に表示された表示情報から、包装物100が開封されていないこと、物品の情報及び温度等を確認することができる。
図10は第1実施形態の検出装置の開封検出に係る動作方法の例を示すシーケンス図である。図10に示されるシーケンスは、図9に示されるシーケンスと並行して実行される。
はじめに、物流過程の作業者等により包装物100の開封部200に検出装置1が取り付けられると、検出部106が、接触センサ15がオフ状態からオン状態に変化したことを示す接触状態を検出する(ステップS21)。次に、検出部106が、現在の日時を取得する(ステップS22)。次に、検出部106が、ステップS21で検出された接触状態と、ステップS22で取得された日時と、を検出日時データ152として、記憶部150に記憶する(ステップS23)。
次に、検出部106が、接触センサ15がオン状態からオフ状態に変化したことを示す非接触状態を検出する(ステップS24)。これにより検出装置1は包装物100の開封部200から検出装置1が取り外されたことを検出する。次に、検出部106が、現在の日時を取得する(ステップS25)。次に、検出部106が、ステップS24で検出された非接触状態と、ステップS25で取得された日時と、を検出日時データ152として、記憶部150に記憶する(ステップS26)。
次に、検出部106が、包装物100の開封部200が開封されたことを示すメッセージ「開封されました」と、取得した日時とを含む表示情報(図8参照)を表示部103に表示することを表示制御部102に指示する(ステップS27)。次に、表示制御部102は、ステップS27で指示された表示情報(図8参照)を表示部103に表示させる(ステップS28)。次に、表示部103が、ステップS28の指示に応じて表示情報(図8参照)を表示する(ステップS29)。
次に、通信部101が、RFIDリーダ9から、検出日時データ152の読み取り信号を受信する(ステップS30)。次に、通信部101が、記憶部150に格納された検出日時データ152を読み込む(ステップS31)。次に、通信部101が、ステップS31で読み込んだ検出日時データ152を、RFIDリーダ9に送信する(ステップS32)。次に、RFIDリーダ9が、例えば携帯電話通信網等を利用して、包装物100の不正な開封がなされた旨を、外部の管理システムに通報する(ステップS33)。
以上説明したように、第1実施形態の検出装置1では、検出部106が、包装物100が開封されたことを検出すると、表示部103が、包装物100が開封されたことを示す情報を表示する。これにより第1実施形態の検出装置1によれば、専用の包装資材又は他の装置を用いることなく、包装物100の開封を検出することができる。また一度使用された検出装置1を、他の包装物100に取り付けて再度利用することができる。
また包装物100により包装された物品の受領者は、表示部103に表示された表示情報を確認することにより、包装物100を受け取る前に、包装物100の開封部200が既に開封されていたか否かを確認することができる。
また物流過程の作業員等が、表示部103に表示された表示情報を確認することにより、搬送の過程で、包装物100の開封部200が開封されたか否かを把握することができる。また作業員が、開封された日時を確認することにより、不正に開封された時点を特定することが可能となる。これにより物流過程等における包装物100に包装された物品を適正に管理することができる。
(第2実施形態)
次に第2実施形態について説明する。第2実施形態の検出装置1では、検出部106が、包装物100の内部の照度を利用して包装物100が開封されたことを検出する点が、第1実施形態の検出装置1と異なる。第2実施形態の説明では、第1実施形態の説明と同様の説明については省略し、第1実施形態と異なる箇所について説明する。
図11は第2実施形態の検出装置1を取り付ける場所の例を示す図である。図11の例は、包装物100の側面に検出装置1を取り付ける場合を示す。図11に示されるように、第2実施形態の検出装置1は、開封部200に取り付けなくてもよい。
図12Aは第2実施形態の検出装置1の光センサ17の位置の例1を示す図である。図12Aの例は、穴の開いた包装物100に検出装置1を取り付ける場合を示す。光センサ17により包装物100の内部の照度を検出する。なお包装物の内部の温度を検出する場合、例えばこの光センサ17の近くに温度センサ12を設置してもよい。
図12Bは第2実施形態の検出装置1の光センサ17の位置の例2を示す図である。図12Bの例は、検出装置1を包装物100の上面に取り付ける場合を示す。この場合、包装物100は穴又は透明の窓を有し、光センサ17は、当該穴又は透明の窓から包装物100の内部の照度を検出する。
図13は第2実施形態の検出装置1のハードウェア構成の例を示す図である。検出装置1は、ディスプレイ11、温度センサ12、LED13、ソーラーパネル14、アンテナ16、光センサ17、制御基板21、フラッシュメモリ22、RFIDタグ23及びバッテリ24を備える。すなわち第2実施形態の検出装置1は、接触センサ15の代わりに光センサ17を備える。ディスプレイ11、温度センサ12、LED13、ソーラーパネル14、アンテナ16、制御基板21、フラッシュメモリ22、RFIDタグ23及びバッテリ24の説明は、第1実施形態の説明と同様なので省略する。
光センサ17は、光エネルギーを、当該光エネルギーの強度に応じた電気エネルギーに変換する受光素子である。
次に第2実施形態の検出装置1の機能ブロックの例について説明する。第2実施形態の検出装置1の機能ブロックは、第1実施形態の検出装置1の機能ブロックと同じである。第2実施形態の検出装置1では、検出部106が、包装物100の内部の照度を利用して包装物100が開封されたことを検出する点が、第1実施形態と異なる。
検出部106は、包装物100の内部の照度が変化した場合に、当該包装物100が開封されたことを検出する。具体的には、検出部106は、包装物100の内部の照度と、包装物100が開封された場合の照度を示す開封判断照度(第1の閾値)と、に基づいて包装物100が開封されたことを検出する。このとき検出部106は、変化後の状態(閾値以上)と、変化を検出した日時と、を検出日時データ152として記憶部150に記憶する。
図14は第2実施形態の開封判断照度205の例を示す図である。照度201は、検出装置1を包装物100に取り付ける前の照度を示す。検出装置1が包装物100に取り付けられると、照度201が照度202に下がり、開封判断照度205より小さくなる。なお検出装置1をリセットして開封検出処理を開始する方法は任意でよい。例えば物流過程の作業員等により検出装置1のリセットが行われてもよいし、検出装置1が出荷時のRFIDのゲートを通過する時に、当該ゲートからの信号で検出装置1をリセットしてもよい。
検出部106は、包装物100の輸送中に、包装物100の内部の照度203が開封判断照度205以上になると、包装物100が開封されたことを検出する。このとき検出部106は、変化後の状態(閾値以上又は閾値未満)と、変化を検出した日時と、を検出日時データ152として記憶部150に記憶する。また検出部106は、表示制御部102を介して、包装物100が開封されたことを示す表示情報(図8参照)を表示部103に表示する。
検出部106は、包装物100の輸送中に、再び包装物100の内部の照度203が開封判断照度205以下(照度204)になると、包装物100が閉じられたことを検出する。このとき検出部106は、変化後の状態(閾値未満)と、変化を検出した日時と、を検出日時データ152として記憶部150に記憶する。
以上説明したように、第2実施形態の検出装置1では、検出部106が、包装物100の内部の照度が第1の閾値以上であることを検出することにより、包装物100が開封されたことを検出する。これにより第2実施形態の検出装置1によれば、第1実施形態の検出装置1と同様に、包装物100の開封をより簡便に検出することができる。また一度使用された検出装置1を、他の包装物100に取り付けて再度利用することができる。また第2実施形態の検出装置1は、包装物100の任意の位置に取り付けることができる。
なお第2実施形態では、包装物100は透明でない方がよいが、包装物100の内部と外部との光量の差が、少なくとも特定の波長で生じる包装物100であればよい。
(第2実施形態の変形例)
次に第2実施形態の変形例について説明する。第2実施形態の変形例の検出装置1は、更に包装物100の外部の照度に基づいて、包装物100が開封されたことを検出する点が、第2実施形態と異なる。第2実施形態の変形例の説明では、第2実施形態の説明と同様の説明については省略し、第2実施形態と異なる箇所について説明する。
図15は第2実施形態の変形例の検出装置1の光センサ17a及び17bの位置の例を示す図である。図15の例は、検出装置1を包装物100の上面に取り付ける場合を示す。光センサ17aは、包装物100の外部の照度を検出する。光センサ17bは、包装物100の穴又は透明の窓から包装物100の内部の照度を検出する。
図16Aは第2実施形態の変形例の開封判断照度(包装物100の外部の光量が増加した場合の問題点)について説明するための図である。照度206は、包装物100の外部の明るさ(光量)が大きくなることにより、包装物100の内部の照度が上昇した場合の照度を示す。例えば包装物100の隙間等から外部の光がより強く入ることにより、包装物100の内部の照度が、照度204から照度206に上昇する。これにより包装物100が開封されていない場合であっても、照度206が開封判断照度205以上になるので、検出部106が、包装物100が開封されたと誤検出する可能性がある。なお包装物100の外部の明るさ(光量)が増加した状態から元に戻ると、包装物100の内部の照度は、開封判断照度205より小さい照度207になる。
そのため第2実施形態の変形例では、検出部106は、包装物100の外部の照度と、包装物100の内部の照度と、の差が第2の閾値(開封判断照度205)以下である場合、包装物100が開封されたことを検出する。また検出部106は、包装物100の外部の照度と、包装物100の内部の照度と、の差が第2の閾値より大きい場合、包装物100が閉じられている(封止されている)ことを検出する。
図16Bは第2実施形態の変形例の開封判断照度(包装物100の外部の光量が増加した場合の対処方法)について説明するための図である。照度201〜204、206及び207は、包装物100の内部の照度を示す。照度301〜304は、包装物100の外部の照度を示す。照度401〜407は、外部照度と内部照度との差を示す。照度401及び照度404の場合、検出部106は、包装物100が開封されたことを検出する。ただし照度401の場合は、検出装置1が包装物100に設置されていない状態である。照度402、403、405、406及び407の場合、検出部106は、包装物100が閉じられていることを検出する。これにより図16Aで説明した検出部106の誤検出を防ぐことができる。
以上説明したように、第2実施形態の変形例の検出装置1では、検出部106が、包装物100の外部の照度と、包装物100の内部の照度と、の差を判定する。具体的には、検出部106は、包装物100の外部の照度(第1の照度)と、包装物100の内部の照度(第2の照度)と、の差が第2の閾値以下である場合に、包装物100が開封されたことを検出する。これにより検出装置1が、包装物100の外部の明るさの変化により、包装物100の開封を誤検出することを防ぐことができる。
1 検出装置
2 接点部
3 接着部
11 ディスプレイ
12 温度センサ
13 LED
14 ソーラーパネル
15 接触センサ
16 アンテナ
17 光センサ
21 制御基板
22 フラッシュメモリ
23 RFIDタグ
24 バッテリ
100 包装物
101 通信部
102 表示制御部
103 表示部
104 測定部
105 取得部
106 検出部
150 記憶部
151 物品データ
152 検出日時データ
200 開封部
特開平11−95668号公報 特開2007−183938号公報 特開2007−261664号公報

Claims (7)

  1. 包装物に取り付けられる検出装置であって、
    前記包装物が開封されたことを検出する検出部と、
    前記包装物が開封された場合に、前記包装物が開封されたことを示す情報を表示する表示部と、
    を備える検出装置。
  2. 前記検出装置は、前記包装物の開封部に取り付けられ、
    前記検出部は、第1の接点部及び第2の接点部が前記包装物に接触していることにより前記開封部が閉じていることを検出し、前記第1の接点部及び前記第2の接点部の少なくとも一方が、前記包装物と接触していないことにより、前記開封部が開封されたことを検出する、
    請求項1に記載の検出装置。
  3. 前記検出装置は、前記包装物に接着する第1の接着部と、前記第1の接着部よりも接着力が強い第2の接着部と、により前記包装物の開封部に取り付けられ、
    前記検出部は、前記開封部が開封されたか否かを、第1の接点部が前記包装物に接触しているか否かにより検出し、
    前記第1の接点部と前記第1の接着部との間隔は、前記第1の接点部と前記第2の接着部との間隔よりも小さい、
    請求項1に記載の検出装置。
  4. 前記検出部は、前記包装物の内部の照度が第1の閾値以上の場合に、前記包装物が開封されたことを検出する、
    請求項1に記載の検出装置。
  5. 前記検出部は、前記包装物の外部の照度を示す第1の照度を検出する第1のセンサと、前記包装物の内部の照度を示す第2の照度を検出する第2のセンサと、を備え、前記第1の照度と、前記第2の照度と、の差が第2の閾値以下である場合に、前記包装物が開封されたことを検出する、
    請求項1に記載の検出装置。
  6. 前記包装物の内部及び外部の少なくとも一方の温度を測定する測定部、
    を更に備える請求項1乃至5のいずれか1項に記載の検出装置。
  7. 包装物に取り付けられる検出装置の検出方法であって、
    検出装置が、前記包装物が開封されたことを検出するステップと、
    検出装置が、前記包装物が開封された場合に、前記包装物が開封されたことを示す情報を表示するステップと、
    を含む検出方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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