JP2016174872A - 生体情報の信号源特定装置及び生体情報の信号源特定方法 - Google Patents

生体情報の信号源特定装置及び生体情報の信号源特定方法 Download PDF

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Abstract

【課題】周囲の環境振動に影響されることなく、電波型の非接触電波センサを用いて正確に信号源の特定をすることができるようにする。
【解決手段】第1の非接触センサにより検出した生体情報に関連する第1の環境情報と第2の非接触センサにより検出した生体情報に関連する第2の環境情報を第1の減算器により減算し、第1の減算器からの信号を第1の適応フィルタに加えて雑音源として取り出す。そして、第1の非接触センサにより検出した生体情報に関連する第1の環境情報から適応フィルタにより取り出した雑音源の信号を第2の減算器により減算しり、この第2の減算器からの信号の大小に応じて、対象物の位置を特定する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、生体情報の信号源である被測定者(対象者)の位置を特定するための生体情報の信号源特定装置及び生体情報の信号源特定方法に関する。
近年、被測定者における運動時の脈拍数などの生体情報を監視して、被測定者の健康管理を行うための生体情報処理装置が開発されている。
通常、人体の脈拍を検出するためには、光電脈拍センサや心電計のように、人体にセンサを接触させた状態で測定する。
例えば、人間の手に装着される脈波測定装置から異なる波長の複数の光を手に照射して脈波を測定する光電脈拍センサの技術が提案されている(特許文献1参照)。特許文献1に記載の技術は、複数の異なる波長の光が生体内の異なる部位に照射されることによって生じる誤差を減らすことを目的として開発されたものである。
また、運動の種類によってノイズ成分が異なり、これによって算出する脈拍数が不正確となる虞があるため、これらのノイズ成分が異なることによる影響を低減するための技術も提案されている(特許文献2参照)。
また、電波を用いた非接触式心肺機能監視装置のセンサも提案されている(特許文献3参照)。
特開2013−150707号公報 特許第5076962号公報 特許第3057438号公報
しかしながら、上記先行技術文献に記載された技術では、人体等の生体情報を発生する信号源が電場型センサと離れている場合に、その信号源の位置を正確に特定することは難しいという問題があった。
また特許文献3に開示される非接触センサはドプラーセンサであり、高速フーリエ変換と計算機による演算処理を用いるため、装置の規模が大きくなって、価格が高価になるという問題があった。
また、非接触センサからの信号は電波で送られるため、エアコンやカーテンなどの微小振動を検出して誤動作するという問題もあった。
本発明の目的は、少なくとも2個以上の複数のセンサを用いることにより、外部環境による微小振動の影響を低減化した上で信号源である被測定者(対象物)の位置を特定する信号源特定装置及びその方法を提供することにある。
上記課題を解決し、本発明の目的を達成するため、本発明の生体信号の信号源特定装置の第1の形態は、生体情報を非接触で検出する第1の非接触センサと、第1の非接触センサと所定距離離れた位置に設けられ、生体情報を非接触で検出する第2の非接触センサを備える。また、第1の非接触センサからの信号をデジタル変換した後に、DCオフセットを調整する第1のDCオフセット調整部と、第2の非接触センサからの信号をデジタル変換した後にDCオフセットを調整する第2のDCオフセット調整部を備える。
更に、第1のDCオフセット調整部の信号から第2のDCオフセット調整部の信号を減算する第1の減算器と、第1の減算器からの信号を雑音源として取り出す第1の適応フィルタと、第1の非接触センサからの信号をデジタル変換した信号から雑音源として取り出された第1の適応フィルタの出力を減算する第2の減算器と、を備える。
また、本発明の生体信号の信号源特定方法は、以下のステップを含む。
(1)第1の非接触センサにより検出した生体情報に関連する第1の環境情報と第2の非接触センサにより検出した生体情報に関連する第2の環境情報を第1の減算器により減算するステップ、
(2)第1の減算器からの信号を第1の適応フィルタに加えて雑音源として取り出すステップ、
(3)第1の非接触センサにより検出した生体情報に関連する第1の環境情報から第1の適応フィルタにより取り出した雑音源の信号を第2の減算器により減算するステップ、
(4)第2の減算器からの信号の大小に応じて、対象物の位置を特定するステップ。
また、本発明の生体情報の信号源特定装置の第2の形態として、第1〜第3の3個の非接触センサを用いるものが考えられる。この第2の形態では、上述した第1の形態に加えて、第2の非接触センサにより検出した生体情報に関連する第2の環境情報と第3の非接触センサにより検出した生体情報に関連する第3の環境情報を第3の減算器により減算し、第3の減算器の出力信号を第2の適応フィルタに加えて雑音源として取り出す。
そして、第1の形態で、第2の減算器から得られる、第1の非接触センサにより検出した生体情報に関連する第1の環境情報から、第2の適応フィルタにより取り出した雑音源の信号を第4の減算器により減算する。その後、第4の減算器からの信号の大小に応じて、被測定者(対象物)の位置を特定する。
上述した本発明の生体情報の信号源特定装置及びその装置を使った信号源の特定方法によれば、複数の電波型センサを用いたことで、生体情報の信号から同位相の信号を強調させることができるので、周囲の環境雑音をキャンセルすることが可能となる。
このため、周囲の環境振動に影響されるという電波型の非接触センサの欠点を抑制することができ、従来のものに比べて極めて正確に信号源の特定をすることができるようになる。
本発明の生体情報の信号源特定方法の概念を説明するための図である。 本発明の第1の実施形態例を示すブロック構成図である。 本発明の第2の実施形態例を示すブロック構成図である。
[本発明の生体情報の信号源特定方法の概要]
以下、図面を参照して、本発明の生体情報の信号源特定方法及び信号源特定装置について説明する。
図1は、本発明の生体情報の信号源特定装置及び方法の原理を示す概念図である。センサaとセンサbは、いずれも電波型の非接触センサである。
この電波型の非接触センサとしては、例えば特許文献3に記載されるようなドプラーセンサや、発明者が他の特許出願(特願2007−217093号)で提案した脈拍センサ等がある。この脈拍センサは、被測定者に電波を照射し、反射又は通過した電波の周波数の変化を検出することにより被測定者の脈拍を検出するというものである。
しかしながら、上述の電波型センサは、VHF(Very High Frequency)帯の電波を使用する。このVHF帯の電波は無指向で広がるため、一つのセンサでは信号源である被測定者(対象物)の位置を特定することは困難であった。
図1Aは、第1のセンサaが被測定者X(以下、「対象者X」という)の近くに配置され、第2のセンサbが対象者Xから比較的遠く離れた位置に配置されている例である。つまり対象者Xが第1のセンサaに近づいた状態の配置図である。
これに対して、図1Bは、第1のセンサaと第2のセンサbが対象者Xからほぼ等距離に配置されている例である。つまり、対象者Xがセンサaとセンサbのほぼ中央にいるときの図である。
一般に、センサaあるいはセンサbのような電波型の非接触センサは、電波の発信源である対象者Xが近づくにつれて大きな信号を出力する。つまり図1Aのように対象者Xに近いセンサaは大きな出力信号を発生し、対象者Xから遠く離れたところにあるセンサbは小さい出力信号を発生する。
一方、図1Bに示すように、対象者Xがセンサa及びセンサbとほぼ等距離にある場合には、センサaからの出力信号とセンサbからの出力信号はほぼ等しい大きさになる。このことは、電波型の非接触センサの出力が、人間の動きの信号を変換した出力となることを意味している。つまり、センサaとセンサbからの信号は対象者Xである人の動き信号を表していることになる。
本発明の生体情報の信号源特定装置及び信号源特定方法は、この原理を利用するものである。
[本発明の第1の実施形態例(信号源特定装置)の構成]
以下、本発明の生体情報の信号源特定装置に係る実施形態例について図面を参照して説明する。
図2は、本発明の生体情報の信号源特定装置の第1の実施形態例(以下、「本例」と称する)を示すブロック図である。
まず、本例の生体情報の信号源特定装置(以下、簡単に「信号源特定装置」と称する)の構成を、図2を参照して説明する。
図2に示すように、本例の信号源特定装置は、センサaとセンサbからなる2個の電波型センサを備える。
センサaは、AD変換器10に接続され、アナログデジタル(AD)変換器10は加算器12に接続されている。また、加算器12の出力は積分器14と、減算器16(第1の減算器に相当する)と、遅延回路17に接続されている。加算器12でAD変換器10の出力(センサaの出力)と積分器14(第1のDCオフセット調整部に相当する)の出力がデジタル加算される。
センサbはAD変換器11に接続され、AD変換器11は加算器13に接続されている。加算器13の出力は、積分器15と減算器16に接続されている。そして、加算器13においてAD変換器11の出力(センサbの出力)と積分器15(第2のDCオフセット調整部に相当する)の出力がデジタル加算される。
減算器16は、適応フィルタ18に接続される。適応フィルタ18はFIRフィルタ(Finite Impulse Response Filter)18aとLMS(Least Mean Square)係数調整器18bから構成される。適応フィルタ18の出力は減算器19(第2の減算器に相当)に接続される。減算器19の出力は出力端子20に接続されるとともに、適応フィルタ18のLMS係数調整器18bに接続されている。
[本発明の第1の実施形態例(信号源特定装置)の動作]
次に、本例の信号源特定装置の動作について、図2を参照して説明する。図2の例では、電波型のセンサaとセンサbからの信号は、AD変換回路10、11でデジタル信号に変換され、それぞれ加算器12、13の第1の端子に供給される。一方、加算器12、13の第2の端子には、それぞれ積分器14、15の出力が供給されている。積分器14,15もデジタル信号を処理するデジタル積分回路であり、加算器14、15は、デジタル化されたセンサa、bからの信号とその積分信号をそれぞれ加算する。つまり、加算器12,13及び積分器14、15はいずれもデジタル信号を取り扱う回路として構成されている。
一般に、脈波や心電波形等の生体情報は、その基準電位に対する上下の信号波形が対称とならない。つまり、コヒーレンシー(+の成分と−の成分)が同じではない。
積分器14、15は、このようなプラス(+)とマイナス(−)が非対称の波形を面積的に対称にする働きをしている。
この処理によってセンサaとセンサbからの出力波形を減算する場合に、残渣が少なくなる。なぜなら、プラス(+)とマイナス(−)の面積が同じ信号同士の減算をすれば、少なくともオフセットのような誤差は減少するからである。
そして、加算器14の出力と加算器15の出力は、減算器16に供給され、一方の加算器13の出力から他方の加算器12の出力が減算される。減算器16から出力される信号は、ある種の雑音信号である。例えば、図1Bに示すように、センサaとセンサbが対象者Xから等距離にあれば、センサaの信号出力とセンサbの信号出力はほぼ等しくなる。つまり、減算器16から出力される信号は“0”に近い雑音源の信号になる。
この減算器16からの出力信号は、適応フィルタ18のFIRフィルタ18aに供給される。ここでLMS係数調整器18bによって減算器19の出力の大きさに依存した係数調整がなされる。この適応フィルタ18の出力は、減算器19に供給され、遅延回路17からのセンサaに依存した信号から、減算される。上述したように、センサaとセンサbが対象者Xからほぼ等距離にあれば、減算器16からの信号は“0”に近い雑音源の信号となるから、センサaからの信号出力に相当する遅延回路17からの出力からLMS適応フィルタ18の出力を減算器19で減算しても、減算器19から出力端子20に出力される信号は、センサaから実際に得られる生体情報の信号に近い大きな信号となる。
一方、図1Aのように、対象者Xがセンサaに近づいた場合、つまりセンサaと対象者Xの距離がセンサbと対象者Xの距離よりも大きくなると、センサaからの信号がセンサbからの信号より大きくなる。この場合、減算器16から得られる雑音源の信号は、センサaから得られる生体情報に近い、比較的大きな出力信号になる。そうすると、減算器19において、センサaからの信号(これを雑音源の信号に対して「環境音の信号」という)から、LMS適応フィルタ18からの信号を減算すると、出力端子20に取り出される出力は“0”に近い出力となる。つまり、対象者Xがセンサaとセンサbの中央から少しでも移動してどちらかのセンサに近づくと、出力端子20からの信号が“0”に近くなって取り出されなくなるので、センサに指向性を持たせることが可能となる。
[本発明の第2の実施形態例(信号源特定装置)の構成及び動作]
上述のように、本発明の第1の実施形態例では、2個のセンサa、センサbを用いて、対象者Xの位置を、センサaからの出力信号とセンサbからの出力信号の差分として検出するものであった。
図3は、センサa、センサbに加えてセンサcを付加した本発明の第2の実施形態例の構成を示している。センサcに関係する信号処理以外の部分は、図2に示した第1の実施形態例と同じなので、同一符号を付して説明は省略する。
図3の例では、センサcが追加されることによって、センサa、センサb及びセンサcと対象者Xの距離が全て同じになった時のみ、出力端子20から大きな出力が得られる。しかし、対象者Xがセンサaとセンサbから等距離の位置にあっても、センサcからの距離が異なると、その出力は“0”に近いものとなってしまう。つまり、対象者Xが3つのセンサの全てから等距離に存在するときのみ、対象者Xの位置が特定されるので、より正確に特定することができる。
図3に示すように、第2の実施形態例では、図2に示す第2の実施形態例の構成に加えて、第3のセンサcと、AD変換器22と、積分器24と、減算器25(第3の減算器に相当する)と、適応フィルタ26と、減算器27(第4の減算器に相当する)が設けられている。それ以外の構成は、図2の実施形態例と同じなので、同一符号を付している。
第3のセンサcからの信号は、AD変換回路22でデジタル信号に変換され、加算器23で積分器24の出力と加算される。そして、加算器23の出力は、減算器25において、加算器13の出力らから減算される。加算器13の出力は、第2のセンサbからの信号をデジタル信号に変換された信号と積分器15の出力を加算したものである。ここで減算器25の出力は、第2のセンサbと第3のセンサcからの信号が同じ値のときは“0”に近い値となる。つまり、センサbとセンサcが対象者Xから等距離にあるときに、減算器25の出力は“0”に近い値になる。一方、対象者Xとセンサbとの距離と、対象者Xとセンサcとの距離が異なるときは、センサbとセンサcのいずれかのセンサの出力が大きくなるから、減算器25からの信号が第2の適応フィルタ26に提供されることになる。
第2の適応フィルタ26の出力は減算器27に供給され、ここで減算器19の出力から減算される。ここで、対象物Xが3つのセンサa、b、cのいずれのセンサからも等距離にあるとすれば、第1の減算器16及び第3の減算器25の出力はいずれも“0”に近い値となるから、第1の適応フィルタ18及び第2の適応フィルタ26の出力も“0”出力に近いものとなり、第2の減算器19の出力及び第4の減算器27の出力は、いずれも遅延回路17の出力がそのまま取り出される。したがって、出力端子20には、第1のセンサaから検出される生体情報の信号がそのまま取り出されることになる。
一方、第2のセンサbと第3のセンサcが対象物Xから等距離にない場合には、減算器25から対象物に近い方の信号が出力され、適応フィルタ26経由で第4の減算器27に供給される。すると、第2の減算器19からの信号から、適応フィルタ25の出力信号が減算されて、出力端子20には“0”に近い信号が出力されることになる。すなわち、図3の回路で構成される実施形態例では、対象物Xが3つのセンサa、b、cのいずれのセンサからも等距離にあるときだけ、出力端子20にセンサからの信号が出力され、それ以外のときには出力が取り出せない。したがって、2つのセンサを設けることにより、より正確に対象物Xの位置を特定することが可能となる。
以上、第1,第2の本実施形態例では、LMS適応フィルタを用いたが、本発明の適応フィルタとしては、特にその形式が限定されない。LMSアルゴリズムを用いたLMS適応フィルタ以外のフィルタも適用される。例えば複素LMSアルゴリズム(Complex Least Mean Square Algorithm)やノーマライズドLMSアルゴリズム (Normalized Least Mean Square Algorithm)などを用いたフィルタも適用することもできる。
更に、これらのLMSアルゴリズム以外にも、射影アルゴリズム (Projection Algorithm)、SHARFアルゴリズム (Simple Hyperstable Adaptive Recursive Filter Algorithm)、RLSアルゴリズム (Recursive Least Square Algorithm)、FLMSアルゴリズム(Fast Least Mean Square Algorithm)、DCTを用いた適応フィルタ (Adaptive Filter using Discrete Cosine Transform)、SANフィルタ (Single Frequency Adaptive Notch Filter)、ニューラルネットワーク (Neural Network) 、遺伝的アルゴリズム (Genetic Algorithm)のような他の適応型フィルタでも同様な処理を行うことができる。
なお、本発明は、明細書で説明した実施の形態例に限られるものではなく、特許請求の範囲の記載を逸脱しない範囲において、種々の変形例、応用例を含むことは言うまでもない。
10、11、22・・・電波型センサ、12、13、23・・・加算器、14,15、24・・・積分器、16、19,25、27・・・減算器、18、26・・・適応フィルタ

Claims (6)

  1. 生体情報を非接触で検出する第1の非接触センサと、
    前記第1の非接触センサと所定距離離れた位置に設けられ、生体情報を非接触で検出する第2の非接触センサと、
    前記第1の非接触センサからの信号をデジタル変換した後に、DCオフセットを調整する第1のDCオフセット調整部と、
    前記第2の非接触センサからの信号をデジタル変換した後にDCオフセットを調整する第2のDCオフセット調整部と、
    前記第1のDCオフセット調整部からの信号から前記第2のDCオフセット調整部の信号を減算する第1の減算器と、
    前記第1の減算器の信号が供給され、前記第1の減算器からの信号を雑音源として取り出す第1の適応フィルタと、
    前記第1の非接触センサからの信号をデジタル変換した信号から前記雑音源として取り出された前記第1の適応フィルタの出力を減算する第2の減算器と、を備える
    生体情報の信号源特定装置。
  2. 更に、生体情報を非接触で検出する第3の非接触センサと、
    前記第3の非接触センサからの信号をデジタル変換した後に、DCオフセットを調整する第3のDCオフセット調整部と、
    前記第2のDCオフセット調整部の信号から前記第3のDCオフセット調整部の信号を減算する第3の減算器と、
    前記第3の減算器の信号が供給され、前記第3の減算器からの信号を雑音源として取り出す第2の適応フィルタと、
    前記第2の減算器からの信号から、前記雑音源として取り出された前記第2の適応フィルタの出力を減算する第4の減算器と、を備える
    生体情報の信号源特定装置。
  3. 前記適応フィルタはLMS適応フィルタである、請求項1または2に記載の生体情報の信号源特定装置。
  4. 前記第1〜第3のDCオフセット調整部は、デジタル信号の積分器と加算器によって構成される、請求項1〜3のいずれかに記載の生体情報の信号源特定装置。
  5. 第1の非接触センサにより検出した生体情報に関連する第1の環境情報と第2の非接触センサにより検出した生体情報に関連する第2の環境情報を第1の減算器により減算するステップと、
    前記第1の減算器からの信号を第1の適応フィルタに加えて雑音源として取り出すステップと、
    前記第1の非接触センサにより検出した生体情報に関連する前記第1の環境情報から前記適応フィルタにより取り出した前記雑音源の信号を第2の減算器により減算するステップと、
    前記第2の減算器からの信号の大小に応じて、対象物の位置を特定するステップと、
    を含む生体情報の信号源特定方法。
  6. 更に、前記第2の非接触センサにより検出した生体情報に関連する第2の環境情報と第3の非接触センサにより検出した生体情報に関連する第3の環境情報を第3の減算器により減算するステップと、
    前記第3の減算器からの信号を第2の適応フィルタに加えて雑音源として取り出すステップと、
    前記第2の減算器から得られる、前記第1の非接触センサにより検出した生体情報に関連する前記第1の環境情報から前記第2の適応フィルタにより取り出した前記雑音源の信号を第4の減算器により減算するステップと、
    前記第4の減算器からの信号の大小に応じて、対象物の位置を特定するステップと、
    を含む請求項5に記載の生体情報の信号源特定方法。
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