JP2016174865A - エアロゾル粒子捕集装置及びバイアルアダプタ - Google Patents

エアロゾル粒子捕集装置及びバイアルアダプタ Download PDF

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Abstract

【課題】通気性を確保しつつ、薬剤の曝露の可能性を低減できるエアロゾル粒子捕集装置及びバイアルアダプタを提供する。
【解決手段】本発明のエアロゾル粒子捕集装置100は、バイアルアダプタが備える通気フィルタ211を通過したエアロゾル粒子を捕集するためのエアロゾル粒子捕集装置であって、前記通気フィルタを通過した前記エアロゾル粒子が壁面に沿って螺旋状に流れる流路113を設けたことを特徴とする。
【選択図】図5

Description

本発明は、バイアルアダプタが備える通気フィルタを通過したエアロゾル粒子を捕集するためのエアロゾル粒子捕集装置、及びそのようなエアロゾル粒子捕集装置を備えるバイアルアダプタに関する。
従来、バイアル瓶を用いて薬剤を調合する際に、バイアルアダプタをバイアル瓶に取り付けて調合を行う方法が知られている。例えば特許文献1に記載のバイアルアダプタは、バイアル瓶の内部と外部との圧力差を低減するための通気路と、バイアル瓶の内部から薬剤が飛び出すことやバイアル瓶の外部から細菌や粒子状物質等が内部に流入することを防ぐための通気フィルタと、バイアル瓶の内部で揮発した薬剤のエアロゾル粒子が通気路を介してバイアル瓶の外部に排出されることを防ぐためのエアロゾル粒子捕集用のフィルタを備える。
特表2010−506659号公報
しかしながら、揮発した薬剤のエアロゾル粒子の一部は、バイアルアダプタが備えるエアロゾル粒子捕集用のフィルタを通過して、バイアル瓶の外部に排出される場合がある。バイアルアダプタで調合している薬剤が被曝性の薬剤である場合、例えば薬剤を調合している医療従事者が、排出されたエアロゾル粒子により被曝するおそれがある。また、孔径の小さいフィルタを用いることやフィルタ体積を大きくしてエアロゾル粒子を捕集しようとすると、通気性が低下することでバイアル瓶の内部と外部の圧力差が均等になるまでに時間がかかり、使い勝手が悪くなるおそれがある。
従って、本発明は、上記のような従来技術の問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、通気性を確保しつつ、薬剤の曝露の可能性を低減するエアロゾル粒子捕集装置及びバイアルアダプタを提供することにある。
本発明のエアロゾル粒子捕集装置は、バイアルアダプタが備える通気フィルタを通過したエアロゾル粒子を捕集するためのエアロゾル粒子捕集装置であって、前記通気フィルタを通過した前記エアロゾル粒子が壁面に沿って螺旋状に流れる流路を設けたことを特徴とする。
ここで、本発明のエアロゾル粒子捕集装置において、前記流路は螺旋形状の線条流路であってもよい。
また、本発明のエアロゾル粒子捕集装置において、前記流路は、下流側に向けて縮径する円筒状流路であってもよい。
本発明のエアロゾル粒子捕集装置において、前記円筒状流路は、下流側に向けて流路断面積が漸減していることが好ましい。
また、本発明のエアロゾル粒子捕集装置は、前記円筒状流路の中心軸線に沿って設けられた直線状流路と、前記円筒状流路の下流側端部と前記直線状流路とを連通させる円柱状の連通路とを備えることが好ましい。
また、前記円筒状流路は、前記エアロゾル粒子を、該円筒状流路の中心軸線に向かう方向に対して接線方向に傾斜した方向に流入させる流入口を備えることが好ましい。
また、本発明のエアロゾル粒子捕集装置は、前記バイアルアダプタが備える前記通気フィルタを収容するフィルタハウジングに着脱可能な係合部を備えていてもよい。
また、本発明のエアロゾル粒子捕集装置は、前記バイアルアダプタが備える前記通気フィルタを収容するフィルタハウジングと一体に設けられていてもよい。
また、本発明のバイアルアダプタは、前述した本発明のいずれかのエアロゾル粒子捕集装置を備える。
本発明によれば、通気性を確保しつつ、薬剤の曝露の可能性を低減できる。
本発明の第1実施形態に係るエアロゾル粒子捕集装置を備えるバイアルアダプタと、該バイアルアダプタが適用されるバイアル瓶の一例とを、取付け前の状態で模式的に示す図である。 図1のバイアル瓶の断面図である。 図1のバイアルアダプタ本体の断面図である。 図1のエアロゾル粒子捕集装置の外観斜視図である。 図1のエアロゾル粒子捕集装置の断面図である。 図1のエアロゾル粒子捕集装置の上流側から見た分解組立図である。 図1のエアロゾル粒子捕集装置の下流側から見た分解組立図である。 図1のバイアルアダプタの一変形例の断面図である。 本発明の第2実施形態に係るエアロゾル粒子捕集装置を備えるバイアルアダプタと、該バイアルアダプタが適用されるバイアル瓶の一例とを、取付け前の状態で模式的に示す図である。 図9のエアロゾル粒子捕集装置の断面図である。 図9のエアロゾル粒子捕集装置の分解組立図である。
以下、図を参照して、本発明に係るエアロゾル粒子捕集装置を備えるバイアルアダプタの実施形態について詳細に例示説明する。各図において共通の部材には、同一の符号を付している。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態に係るエアロゾル粒子捕集装置を備えるバイアルアダプタと、該バイアルアダプタが適用されるバイアル瓶の一例とを、取付け前の状態で模式的に示す図である。バイアル瓶300を用いて、例えば薬剤の調合を行う場合、バイアル瓶300の上部の口部310に、バイアルアダプタ1が取り付けられる。バイアルアダプタ1は、バイアルアダプタ本体200とエアロゾル粒子捕集装置100とを備える。また、本実施形態では、バイアルアダプタ本体200が備えるフィルタハウジング210に、エアロゾル粒子捕集装置100が取り付けられる。なお、エアロゾル粒子とは、空気等の気体中に懸濁された固体又は液体粒子を意味する。本実施形態に係るエアロゾル粒子捕集装置100は、抗がん剤の調剤時に発生するエアロゾル粒子を捕集するのに特に適している。
バイアル瓶300は、内部に薬剤を収容する。収容された薬剤は、バイアル瓶300の内部で調合される。調合される薬剤は、粉状若しくは粒状の固体、又は液体である。薬剤は、固体である場合、溶解液等に溶解されるようにして調合され、液体である場合、希釈用の他の液体(例えば蒸留水等)と混合されるようにして調合される。バイアル瓶300内で調合された薬剤は、バイアル瓶300からシリンジにより吸い出された後、使用に供される。
図2は、図1のバイアル瓶300の模式的な断面図である。図2に示すように、バイアル瓶300は、容器本体320と、封止部材330と、口部310及び封止部材330の外周を覆うキャップ340とを備える。
容器本体320は、例えば硬質なガラス又は樹脂等の材料により、有底円筒形状に形成されている。容器本体320は、内部の視認性を確保するために、実質的に透明又は半透明になっている。
封止部材330は、口部310を気密に封止する。封止部材330は、例えばゴム栓等の弾性部材により構成される。封止部材330は、封止部331とフランジ部332とを有する。封止部331の外径は、口部310の内径と同じか又は口部310の内径よりもやや大きくなっており、これによりバイアル瓶300を確実に封止する。フランジ部332の外径は、口部310の内径よりも大きくなっており、封止部材330がバイアル瓶300の内部に入り込むことを防止する。
キャップ340は、例えばアルミニウム等の軟金属により構成され、バイアル瓶300の上面側には、口部310の内径よりも小さい径の円形の開口341が形成されている。つまり、開口341から上部に封止部材330が露出している。キャップ340は、封止部材330のフランジ部332の外周面及び上面縁部、並びに口部310の外周面及び下面縁部を覆うことにより、封止部材330をバイアル瓶300に固定している。
バイアルアダプタ本体200は、接続ポート220に接続されたシリンジをバイアル瓶300に接続する。バイアルアダプタ本体200によりバイアル瓶300とシリンジとが接続された状態で、バイアル瓶300内で調合された薬剤を、接続ポート220に接続されたシリンジに注入できる。
図3は、図1のバイアルアダプタ本体200の模式的な断面図であり、バイアルアダプタ本体200が備えるアーム部230の断面を含む断面図である。バイアルアダプタ本体200は、一端側(図3における上部)にシリンジを接続するための接続ポート220が設けられ、接続ポート220から下方に外形が円柱形状の本体ハウジング240が延在している。本体ハウジング240からは、延在方向に直交する方向にアーム部230が延びており、アーム部230の先端には、フィルタハウジング210が形成されている。本体ハウジング240において、接続ポート220が存在する一端側とは反対の他端側には、バイアル瓶300に係合する係合部250と、バイアル瓶300への係合時に封止部材330に穿刺されてバイアル瓶300の内部に挿入される針部260が形成されている。
フィルタハウジング210は、中空の扁平な円柱形状であり、通気フィルタ211を内部に収容する。フィルタハウジング210は、アーム部230から連続して構成されており、アーム部230の反対側には円柱形状のフィルタハウジング210の中心軸線と同軸に開口212が設けられている。また、フィルタハウジング210には、開口212の周囲に、エアロゾル粒子捕集装置100への嵌込み用の凸部213が形成されている。
接続ポート220の外面には螺合溝221が設けられており、螺合溝221が、シリンジの先端に設けられた螺合溝と螺合することにより、接続ポート220とシリンジとが接続される。接続ポート220には、シリンジと接続された場合にシリンジとバイアルアダプタ本体200との間で液体を流通させるための開口222が設けられている。
接続ポート220は、内部に弁体223を備える。弁体223は、弾性変形可能な弾性部材で構成されており、開口222側の頭部224と、係合部250側の胴部225とを有する。弁体223の内部は、薬剤流路280の一部を構成する。頭部224において、開口222を塞ぐ先端226には、スリット227が形成されている。胴部225は、蛇腹状をなす筒状体で構成されており、弁体223の頭部224を係合部250側から開口222側に付勢している。接続ポート220にシリンジが接続されると、頭部224に対して係合部250側への力が加わり、スリット227が開くことによって、薬剤流路280とシリンジ内部とが連通する。
係合部250は、爪部251を有する。爪部251がバイアル瓶300の口部310の周囲を覆うキャップ340に係合することにより、バイアルアダプタ本体200はバイアル瓶300に接続される。
針部260は、略円錐形状の鋭利な先端部261を有する。先端部261は、バイアルアダプタ本体200がバイアル瓶300に接続される際に、封止部材330を貫通し、バイアル瓶300の内部に進入する。先端部261の先端側には、開口262が形成される。また、針部260は先端部261に隣接するスロット265を有し、スロット265上に開口263が形成される。
バイアルアダプタ本体200は、開口262から、針部260及びアーム部230の内部を通って開口212まで通じる通気路270を有する。通気路270はバイアル瓶300の内部と外部との間で気体を流通させるため、バイアル瓶300の内部の圧力と外部の圧力とが同一に保たれる。バイアル瓶300の内部と外部との間で気体が流通する場合、当該気体は、通気フィルタ211を通過する。したがって、バイアル瓶300の内部から薬剤が飛び出すことやバイアル瓶300の外部から細菌や粒子状物質等が内部に流入することが防止される。通気路270は、例えば円形の断面を有する。
また、バイアルアダプタ本体200は、開口263から、針部260及び本体ハウジング240の内部を通って開口222まで通じる薬剤流路280を有する。バイアルアダプタ本体200によりシリンジとバイアル瓶300とを接続した状態で、シリンジとバイアル瓶300との間で薬液等の液体を移動させる場合、かかる液体は、薬剤流路280を通過して、シリンジとバイアル瓶300との間を移動する。薬剤流路280は、例えば円形の断面を有する。
次に、エアロゾル粒子捕集装置100について、図4から図7を用いて説明する。図4は、図1のエアロゾル粒子捕集装置100の外観斜視図である。図5は、図1のエアロゾル粒子捕集装置100の断面図である。図5では、エアロゾル粒子捕集装置100がフィルタハウジング210に係合した状態におけるフィルタハウジング210も示している。図6及び図7は、図1のエアロゾル粒子捕集装置100の分解組立図である。図6は上流側から、図7は下流側から見た、エアロゾル粒子捕集装置100を示している。
エアロゾル粒子捕集装置100は、バイアルアダプタ本体200が備える通気フィルタ211を通過したエアロゾル粒子を捕集する。図6及び図7に示すように、本実施形態に係るエアロゾル粒子捕集装置100は、嵌合部材140と、上流側ハウジング120と、下流側内ハウジング130と、下流側外ハウジング111とを備える。また、エアロゾル粒子捕集装置100は、図5に示すように螺旋形状の線条流路113を備えるエアロゾル粒子捕集部110と、該エアロゾル粒子捕集部110をフィルタハウジング210に係合させる係合部122とを有する。エアロゾル粒子捕集部110は、上流側ハウジング120と、下流側内ハウジング130と、下流側外ハウジング111とによって構成されている。また、係合部122は、上流側ハウジング120に設けられた複数(本例では5つ)の爪部として構成されている。
線条流路113は、上流側の第1の面110aの中央に形成された第1の開口112aと、下流側の第2の面110bの中央に形成された第2の開口112bとの間に形成されている。また、線条流路113は、下流側外ハウジング111の内周壁面に沿って螺旋形状に形成されている。
係合部122がフィルタハウジング210に係合することにより、エアロゾル粒子捕集装置100がフィルタハウジング210に接続された状態において、フィルタハウジング210の開口212と、エアロゾル粒子捕集装置100の開口141とが連通する。そのため、フィルタハウジング210内部の通気フィルタ211を通過した気体が開口212から第1の開口112aを介して、エアロゾル粒子捕集装置100内部の線条流路113に流れる。
第1の開口112aからエアロゾル粒子捕集部110の内部に流れ込んだ気体は、上流側ハウジング120と下流側内ハウジング130との間に形成される空間126に入り、線条流路113の最も上流側に位置する流路第1開口131から螺旋状の線条流路113に流れ込む。そして、気体は、下流側外ハウジング111の内周壁面114に沿った螺旋形状の線条流路113に従って、螺旋状に下流側(つまり、第2の面110b側)に流れる。気体は、線条流路113の最も下流側に位置する流路第2開口132から、下流側内ハウジング130と下流側外ハウジング111との間に形成された空間116に流れ込み、下流側外ハウジング111の第2の開口112bからエアロゾル粒子捕集装置100の外部に排出される。
このように、エアロゾル粒子捕集部110の内部に流れ込んだエアロゾル粒子を含む気体は、螺旋形状の線条流路113に従って、下流側外ハウジング111の内周壁面114に沿って螺旋状に流れる。気体が螺旋形状の線条流路を流れている際に、気体には、下流側外ハウジング111の半径方向外側に向かう遠心力がかかる。そのため、気体中のエアロゾル粒子は、遠心力によって内周壁面114に押し付けられて、内周壁面114に付着する。つまり、気体が線条流路113を下流方向に流れるに従って、内周壁面114に押し付けられたエアロゾル粒子が気体から取り除かれ、気体に含まれるエアロゾル粒子の量が少なくなる。このようにして、第2の開口112bから排出される気体の単位体積当たりに含まれるエアロゾル粒子は、第1の開口112aから流れ込む気体の単位体積当たりに含まれるエアロゾル粒子よりも少なくなる。そのため、エアロゾル粒子捕集装置100によれば、排出される気体による医療従事者等に対する薬剤の曝露の可能性を低減することができる。
なお、本実施形態において、前述した嵌合部材140、上流側ハウジング120、下流側内ハウジング130及び下流側外ハウジング111の各部材構成及び組立て要領は以下のとおりである。
嵌合部材140、上流側ハウジング120、下流側内ハウジング130及び下流側外ハウジング111は、円柱形状又は円筒形状をなしている。エアロゾル粒子捕集装置100は、エアロゾル粒子がバイアルアダプタ本体200から流れ込む上流側からこれらの各部材を順に、中心軸線A上で組み立てることにより構成される。なお、エアロゾル粒子捕集装置100は、本実施形態では、嵌合部材140、上流側ハウジング120、下流側内ハウジング130及び下流側外ハウジング111を嵌合によって組み付けることで構成しているが、接着剤や熱溶着等によって接合して構成してもよい。
下流側外ハウジング111は、有底円筒形状であり、底部117の中央には、第2の開口112bが形成されている。底部117の上流側の面117aには、底部117の半径方向に沿った複数の凸部115が形成されている。下流側内ハウジング130が下流側外ハウジング111に係合された際に、凸部115の上流側の端部が下流側内ハウジング130の下流側の面130bと接することにより、下流側内ハウジング130と下流側外ハウジング111との間に空間116が形成される。
下流側外ハウジング111の円筒形状の外壁は、外側の第1の外壁150aと、内側の第2の外壁150bとにより構成される。第2の外壁150bは、第1の外壁150aよりも上流側に突出している。
下流側内ハウジング130は、円柱形状であり、円周上に中心軸線Aを中心とする螺旋状の溝133を有する。下流側内ハウジング130の外径は、下流側外ハウジング111の第2の外壁150bの内径と等しくなっている。下流側内ハウジング130が下流側外ハウジング111に係合された状態において、溝133は、第2の外壁150bの内周壁面114との間に、線条流路113として機能する空間を形成する。また、溝133の最も上流側の部分は、第2の外壁150bと合わさって流路第1開口131を形成し、溝133の最も下流側の部分は、第2の外壁150bと合わさって流路第2開口132を形成する。
上流側ハウジング120は、外径が下流側外ハウジング111の外径と等しい有底円筒形状に形成されている。上流側ハウジング120の底部124の下流側の面124bには、底部124の半径方向に沿った複数の凸部125が形成されている。上流側ハウジング120が下流側内ハウジング130に係合された際に、凸部125の下流側の端部が下流側内ハウジング130の上流側の面130aと接することにより、上流側ハウジング120の下流側部分と下流側内ハウジング130の上流側の面130aとの間に空間126が形成される。
また、上流側ハウジング120は、フィルタハウジング210の保持状態を維持するための係合部(爪部)122を有する。上流側ハウジング120の下流側の底部124の上流側には、嵌合部材140を嵌込み可能な凹部123が形成されている。また、底部124の下流側の面には、下流側外ハウジング111において突出した第2の外壁150bを係合するための溝127が形成されている。
嵌合部材140は、外径が上流側ハウジング120の円筒形状部分の内径に略等しい扁平な円柱形状に形成されている。嵌合部材140は、下流側の面に、上流側ハウジング120の底部124の凹部123に嵌込み可能な円柱形状の凸部143を有する。また、嵌合部材140には、上流側の面に、フィルタハウジング210の凸部213を嵌込み可能な凹部142が形成されている。嵌合部材140は、中央に開口141を有する。エアロゾル粒子捕集装置100がフィルタハウジング210に接続された状態において、フィルタハウジング210の開口212と、開口141とが連通し、エアロゾル粒子を含む気体が、バイアルアダプタ本体200から開口141を通してエアロゾル粒子捕集装置100に流れ込む。開口141の直径は、例えば第1の開口112aの直径よりも大きくなっている。
以上説明したように、本実施形態に係るエアロゾル粒子捕集装置100は、バイアルアダプタ1が備える通気フィルタ211を通過したエアロゾル粒子を捕集するためのエアロゾル粒子捕集装置100であって、通気フィルタ211を通過したエアロゾル粒子が壁面(本例では、内周壁面114)に沿って螺旋状に流れる流路(本例では、線条流路113)を設けたものである。
従って、本実施形態に係るエアロゾル粒子捕集装置100によれば、螺旋状の流路を流れているエアロゾル粒子に壁面に向かう遠心力がかかる。遠心力により、エアロゾル粒子は壁面に付着する。したがって、エアロゾル粒子を含む気体が単位体積当たりに含むエアロゾル粒子の量は、気体が下流側に進むほど少なくなる。その結果、エアロゾル粒子捕集装置100によれば、排出される気体による医療従事者等に対する薬剤の曝露の可能性を低減することができる。また、本実施形態に係るエアロゾル粒子捕集装置100はフィルタによってエアロゾル粒子を捕集するものではないため、通気性を損なうことなく確保できる。
また、本実施形態に係るエアロゾル粒子捕集装置100において、流路は螺旋形状の線条流路113である。
従って、本実施形態に係るエアロゾル粒子捕集装置100によれば、エアロゾル粒子を確実に螺旋状に流すことが可能となる。そのため、エアロゾル粒子に遠心力がより確実に働きやすくなり、気体に含まれるエアロゾル粒子を減らしやすくなる。
また、本実施形態に係るエアロゾル粒子捕集装置100は、バイアルアダプタ1が備える通気フィルタ211を収容するフィルタハウジング210に着脱可能な係合部122を備える。
従って、本実施形態に係るエアロゾル粒子捕集装置100は、必要に応じてフィルタハウジング210に取り付けて使用することができる。
なお、本実施形態に係るエアロゾル粒子捕集装置100において、線条流路113の内周壁面114側に、エアロゾル粒子を捕集可能な捕集材を設けてもよい。捕集材は、エアロゾル粒子を吸着等により捕集可能な物質を用いて構成されており、例えば、捕集材として、活性炭、帯電不織布、ゼオライト、カーボンナノチューブ又はメソポーラスシリカ等を使用することができる。線条流路113に捕集材を設けることにより、エアロゾル粒子は、内周壁面114において捕集材に捕集される。そのため、線条流路113において、エアロゾル粒子がさらに捕集されやすくなり、第2の開口112bから排出される気体の単位体積当たりに含まれるエアロゾル粒子は、さらに減少しやすくなる。その結果、排出される気体による医療従事者等に対する薬剤の曝露の可能性をより一層低減することができる。
また、上記実施形態では、エアロゾル粒子捕集装置100は、フィルタハウジング210に係合可能な係合部122を備えると説明したが、エアロゾル粒子捕集装置100は、必ずしも係合部122を備えていなくてもよい。例えば、エアロゾル粒子捕集装置100は、フィルタハウジング210と一体に設けられていてもよい。
図8は、図1のバイアルアダプタ1の一変形例の断面図であり、バイアルアダプタ本体200と一体に形成されたエアロゾル粒子捕集装置400を示す図である。つまり、図8に示すバイアルアダプタ2は、上記実施形態で示したエアロゾル粒子捕集装置100を一体に備えている。図8において、上記実施形態と同様の部材には同一の符号を付している。図8に示すように、バイアルアダプタ2は、フィルタハウジング210と一体に形成されたエアロゾル粒子捕集部110を備える。上記実施形態におけるフィルタハウジング210の開口212とエアロゾル粒子捕集部110の第1の開口112aとは、本変形例では1つの開口410として形成されている。従って、通気フィルタ211を通過したエアロゾル粒子を含む気体は、開口410からエアロゾル粒子捕集部110に流れ込む。エアロゾル粒子捕集部110におけるエアロゾル粒子の捕集要領は、上記実施形態と同様である。
(第2実施形態)
第1実施形態では、通気フィルタ211を通過したエアロゾル粒子が壁面に沿って螺旋状に流れる流路が螺旋形状の線条流路113である場合について説明した。第2実施形態では、前記流路が下流側に向けて縮径する円筒状流路である場合について説明する。なお、第1実施形態と同じ点については説明を省略し、異なる点について説明を行う。
図9は、本発明の第2実施形態に係るエアロゾル粒子捕集装置を備えるバイアルアダプタと、該バイアルアダプタが適用されるバイアル瓶の一例とを、取付け前の状態で模式的に示す図である。本実施形態において、バイアルアダプタ3は、バイアルアダプタ本体200とエアロゾル粒子捕集装置500とを備える。図9に示すように、第2実施形態に係るエアロゾル粒子捕集装置500は、円形の開口501を有する。エアロゾル粒子捕集装置500は、開口501が鉛直上向きとなる向きに、バイアルアダプタ本体200に係合させることが好ましい。本実施形態では、以下、開口501が、エアロゾル粒子捕集装置500において鉛直上方向に存在するとして説明する。なお、バイアルアダプタ本体200及びバイアル瓶300の構成は、それぞれ第1実施形態と同様である。
図10は、図9のエアロゾル粒子捕集装置500の断面図である。図10では、エアロゾル粒子捕集装置500がフィルタハウジング210に係合した状態におけるフィルタハウジング210も示している。また、図11は、図9のエアロゾル粒子捕集装置500の分解組立図である。
図11に示すように、本実施形態に係るエアロゾル粒子捕集装置500は、嵌合部材540と、上流側ハウジング520と、下流側内ハウジング530と、流路形成部材560と、下流側外ハウジング511とを備える。また、エアロゾル粒子捕集装置500は、図10に示すように、下流側に向けて縮径する円筒状流路531を備えるエアロゾル粒子捕集部510と、該エアロゾル粒子捕集部510をフィルタハウジング210に係合させる係合部522とを有する。エアロゾル粒子捕集部510は、上流側ハウジング520と、下流側内ハウジング530と、流路形成部材560と、下流側外ハウジング511とによって構成されている。エアロゾル粒子捕集部510の第1の面510aの中央には、開口512aが形成されている。係合部522の構成は、第1実施形態における係合部122と同様である。
第2実施形態において、エアロゾル粒子捕集部510は、その内部に、エアロゾル粒子が壁面に沿って螺旋状に流れる流路として、下流側に向けて縮径する円筒状流路531を備える。つまり、エアロゾル粒子捕集部510は、内部に、流路形成部材560と合わさって、下流側に向けて縮径する円筒状流路531を形成する円錐台形状の凹部532を有する。円筒状流路531は、凹部532を形成する下流側内ハウジング530の内周壁面570と、流路形成部材560の外周壁面とにより形成されている。円筒状流路531は、円形の開口501の中心軸線Bと同軸上に形成されている。円筒状流路531は、エアロゾル粒子捕集部510において開口501が存在する鉛直上側が上流となり、開口501が存在しない鉛直下側が下流となる。従って、円筒状流路531は、鉛直上側から鉛直下側に向かって縮径している。
円筒状流路531は、下流側に向けて流路断面積が漸減している。ここで、流路断面積は、中心軸線Bに直交する平面に沿って円筒状流路531を切断した場合における断面積を意味する。本実施形態では、内周壁面570が鉛直下側に向かって縮径している一方、流路形成部材560の外周壁面が鉛直上下方向に沿って同径であるため、円筒状流路531の流路断面積は、下流側に向けて一定の割合で減少している。
さらに、本実施形態に係るエアロゾル粒子捕集部510は、円筒状流路531の中心軸線Bに沿って設けられた直線状流路533と、円筒状流路531の下流側端部531aと直線状流路533とを連通させる円柱状の連通路534とを備える。直線状流路533は、流路形成部材560の円筒状をなす胴部561の内面側に形成される。連通路534は、鉛直上側から鉛直下側に向かって縮径している。なお、連通路534は、このような構成に代えて、鉛直上下方向に沿って同径をなす構成としてもよいし、鉛直上側から鉛直下側に向かって拡径する構成としてもよい。直線状流路533の鉛直上側の開口533bは、エアロゾル粒子捕集部510の開口501に連通している。
エアロゾル粒子捕集部510には、円筒状流路531の上流側に、エアロゾル粒子が流入する流入口535が設けられている。本実施形態では、流入口535は、エアロゾル粒子を、円筒状流路531の中心軸線Bに向かう方向に対して接線方向に傾斜した方向に流入させるように構成されている。開口512aと流入口535とは、直線状をなす上流側流路536で連通されている。
ここで、上記のように形成された流路を有するエアロゾル粒子捕集部510内における、気体の流れについて説明する。開口512aからエアロゾル粒子捕集部510の内部に流れ込んだ気体は、上流側流路536を通って流入口535から円筒状流路531に流れ込む。円筒状流路531に流れ込んだ気体は、下流側内ハウジング530の内周壁面570に沿って、螺旋を描きながら鉛直下方向に流れ、連通路534に達した後、直線状流路533に流れ込む。そして、気体は直線状流路533内を鉛直上方向に流れ、開口501からエアロゾル粒子捕集装置100の外部に排出される。
このように、エアロゾル粒子捕集部510の内部に流れ込んだエアロゾル粒子を含む気体は、円筒状流路531において、内周壁面570に沿って螺旋状に流れる。気体が螺旋状に円筒状流路531を流れている際に、気体には、円筒状流路531の半径方向外側の遠心力がかかる。そのため、気体中のエアロゾル粒子は、遠心力によって内周壁面570に押し付けられて、内周壁面570に付着する。つまり、気体が円筒状流路531の内部の凹部532を下流方向に流れるに従って、内周壁面570に押し付けられたエアロゾル粒子が気体から取り除かれ、気体に含まれるエアロゾル粒子の量が少なくなる。このようにして、開口501から排出される気体の単位体積当たりに含まれるエアロゾル粒子は、開口512aから流れ込む気体の単位体積当たりに含まれるエアロゾル粒子よりも少なくなる。そのため、エアロゾル粒子捕集装置500によれば、排出される気体による医療従事者等に対する薬剤の曝露の可能性を低減することができる。
なお、本実施形態において、前述した嵌合部材540、上流側ハウジング520、下流側内ハウジング530、流路形成部材560及び下流側外ハウジング511の各部材構成及び組立て要領は以下のとおりである。
嵌合部材540、上流側ハウジング520、下流側内ハウジング530及び下流側外ハウジング511は、円柱形状又は円筒形状をなしている。エアロゾル粒子捕集装置500は、下流側内ハウジング530に流路形成部材560を組み付けた後、中心軸線C上で、エアロゾル粒子が流れ込む上流側から順に、嵌合部材540、上流側ハウジング520、下流側内ハウジング530及び下流側外ハウジング511を配置し組み立てることにより構成される。なお、エアロゾル粒子捕集装置500は、本実施形態では、嵌合部材540、上流側ハウジング520、下流側内ハウジング530、流路形成部材560及び下流側外ハウジング511を嵌合によって組み付けることで構成しているが、接着剤や熱溶着等によって接合して構成してもよい。
下流側外ハウジング511は、有底円筒形状である。下流側外ハウジング511の円筒形状の外壁は、外側の第1の外壁550aと、内側の第2の外壁550bとにより構成される。第2の外壁550bは、第1の外壁550aよりも上流側に突出している。下流側外ハウジング511を上流側ハウジング520に係合させる場合、第2の外壁550bにおいて第1の外壁550aよりも突出している部分が、上流側ハウジング520の底部524の下流側の面に設けられた溝に係合する。また、下流側外ハウジング511は、円筒形状の外壁の一部に、第1の外壁550a及び第2の外壁550bを貫通する円形の開口501を有する。
下流側内ハウジング530は、外径が、下流側外ハウジング511の第2の外壁550bの内径に等しい円柱形状である。下流側内ハウジング530は、内部に、円筒状流路531を形成する円錐台形状の凹部532を有する。下流側内ハウジング530の凹部532内には、流路形成部材560が組み付けられる。流路形成部材560は、下流側内ハウジング530の外周上の凹部532に繋がる開口部532aから挿入されることにより凹部532内に保持される。
流路形成部材560は、円筒形状の胴部561と、胴部561よりも大きな直径を有する頭部562と、頭部562から半径方向に突出する係止部563とを有する。頭部562の直径は、凹部532の開口部532aの直径と同じである。また、図11に示すように、流路形成部材560は、頭部562の対向する位置に、係止部563を2つ有している。
下流側内ハウジング530は、開口部532aにおいて、凹部532に隣接する位置に、受容部537を有する。受容部537は、流路形成部材560を凹部532に挿入した際に係止部563を挿入可能な位置に設けられる。受容部537の深さは、係止部563の高さと同じか、僅かに大きくなっており、凹部532内における流路形成部材560の位置を確定させる。
また、下流側内ハウジング530は、上流側の端面530a側に、中心軸線Bと平行に延在する直線状の溝538を有する。下流側内ハウジング530と上流側ハウジング520とが係合された状態において、溝538は、上流側ハウジング520の下流側の底面と合わさって上流側流路536を形成する。また、溝538は、円筒の中心側の端部とは反対側の端部538bにおいて、凹部532に連通する孔539を有する。孔539は、流入口535として機能する。
以上説明したように、第2実施形態に係るエアロゾル粒子捕集装置500において、通気フィルタ211を通過したエアロゾル粒子が壁面に沿って螺旋状に流れる流路は、下流側に向けて縮径する円筒状流路531である。
従って、本実施形態に係るエアロゾル粒子捕集装置500によれば、円筒状流路531の壁面(本例では、内周壁面570)に沿って螺旋状に流れるエアロゾル粒子に、円筒状流路531の半径方向外側の遠心力がかかる。また、円筒状流路531が下流側に向けて縮径しているため、エアロゾル粒子が下流側に進むにつれてその軌道の曲率半径が小さくなり、遠心力が増加していくことになる。このような遠心力によりエアロゾル粒子が内周壁面570に付着するため、エアロゾル粒子を含む気体が単位体積当たりに含むエアロゾル粒子の量は、気体が下流側に進むほど効果的に減少していく。そのため、開口501から排出される気体が単位体積当たりに含むエアロゾル粒子の量は、開口512aから流れ込む気体が単位体積当たりに含むエアロゾル粒子の量と比較して大幅に少なくなる。その結果、エアロゾル粒子捕集装置500によれば、排出される気体による医療従事者等に対する薬剤の曝露の可能性を効果的に低減することができる。
また、本実施形態に係るエアロゾル粒子捕集装置500において、円筒状流路531は、下流側に向けて流路断面積が漸減している。
従って、本実施形態に係るエアロゾル粒子捕集装置500において、上流側と比較して下流側ほど、気体の流速が速くなる。そのため、下流側ほど気体に対してかかる遠心力が強くなり、エアロゾル粒子が内周壁面570に付着しやすくなる。その結果、気体に含まれるエアロゾル粒子をさらに減らしやすくなる。
また、本実施形態に係るエアロゾル粒子捕集装置500は、円筒状流路531の中心軸線Bに沿って設けられた直線状流路533と、筒状流路の下流側端部531aと直線状流路533とを連通させる円筒状の連通路534とを備える。
従って、本実施形態に係るエアロゾル粒子捕集装置500によれば、気体に含まれるエアロゾル粒子を円筒状流路531で捕集しきれなかった場合でも、円柱状の連通路534の外周側部分にエアロゾル粒子を蓄積させつつ、気体を、連通路534の内周側部分から直線状流路533を通じて排出することが可能となる。そのため、エアロゾル粒子捕集装置500の外部に排出される気体に含まれるエアロゾル粒子の量をさらに減らすことができる。
また、本実施形態に係るエアロゾル粒子捕集装置500において、円筒状流路531は、エアロゾル粒子を、円筒状流路531の中心軸線Bに向かう方向に対して接線方向に傾斜した方向に流入させる流入口535を備える。これにより、流入口535から円筒状流路531に流入する気体は、円筒状流路531内において螺旋状に流れやすくなる。そのため、エアロゾル粒子に対して遠心力が働きやすくなり、より確実にエアロゾル粒子を内周壁面570に付着させやすくなる。
さらに、第2の実施形態に係るエアロゾル粒子捕集装置500においても、第1の実施形態の場合と同様に、流路を形成する円筒状流路531の内周壁面570に捕集材を設けてもよい。また、第2の実施形態に係るエアロゾル粒子捕集装置500も、第1の実施形態で述べた場合と同様に、フィルタハウジング210と一体に形成されていてもよい。
前述したところは本発明の一実施形態を示したにすぎず、特許請求の範囲において、種々の変更を加えることができる。従って、これらの変形や修正は本発明の範囲に含まれることに留意されたい。
1、2、3 バイアルアダプタ
100、400、500 エアロゾル粒子捕集装置
110、510 エアロゾル粒子捕集部
110a 第1の面
110b 第2の面
111、511 下流側外ハウジング
112a 第1の開口
112b 第2の開口
113 線条流路
114、570 内周壁面
115、125、143、213 凸部
116、126 空間
117、124、524 底部
120、520 上流側ハウジング
122 係合部
123、142、532 凹部
127、133、538 溝
130、530 下流側内ハウジング
131 流路第1開口
132 流路第2開口
140、540 嵌合部材
141、212、222、262、263、341、410、501、512a、533b 開口
150a、550a 第1の外壁
150b、550b 第2の外壁
200 バイアルアダプタ本体
210 フィルタハウジング
211 通気フィルタ
220 接続ポート
221 螺合溝
223 弁体
224、562 頭部
225、561 胴部
226 先端
227 スリット
230 アーム部
240 本体ハウジング
250 係合部
251 爪部
260 針部
261 先端部
265 スロット
270 通気路
280 薬剤流路
300 バイアル瓶
310 口部
320 容器本体
330 封止部材
331 封止部
332 フランジ部
340 キャップ
530a 端面
531 円筒状流路
532a 開口部
533 直線状流路
534 連通路
535 流入口
536 上流側流路
537 受容部
539 孔
560 流路形成部材
563 係止部

Claims (9)

  1. バイアルアダプタが備える通気フィルタを通過したエアロゾル粒子を捕集するためのエアロゾル粒子捕集装置であって、
    前記通気フィルタを通過した前記エアロゾル粒子が壁面に沿って螺旋状に流れる流路を設けたことを特徴とするエアロゾル粒子捕集装置。
  2. 前記流路は螺旋形状の線条流路である、請求項1に記載のエアロゾル粒子捕集装置。
  3. 前記流路は、下流側に向けて縮径する円筒状流路である、請求項1に記載のエアロゾル粒子捕集装置。
  4. 前記円筒状流路は、下流側に向けて流路断面積が漸減している、請求項3に記載のエアロゾル粒子捕集装置。
  5. 前記円筒状流路の中心軸線に沿って設けられた直線状流路と、
    前記円筒状流路の下流側端部と前記直線状流路とを連通させる円柱状の連通路と
    を備える、請求項3又は請求項4に記載のエアロゾル粒子捕集装置。
  6. 前記円筒状流路は、前記エアロゾル粒子を、該円筒状流路の中心軸線に向かう方向に対して接線方向に傾斜した方向に流入させる流入口を備える、請求項3乃至請求項5のいずれか一項に記載のエアロゾル粒子捕集装置。
  7. 前記バイアルアダプタが備える前記通気フィルタを収容するフィルタハウジングに着脱可能な係合部を備える、請求項1乃至請求項6のいずれか一項に記載のエアロゾル粒子捕集装置。
  8. 前記バイアルアダプタが備える前記通気フィルタを収容するフィルタハウジングと一体に設けられている、請求項1乃至請求項6のいずれか一項に記載のエアロゾル粒子捕集装置。
  9. 請求項1乃至請求項7のいずれか一項に記載のエアロゾル粒子捕集装置を備えるバイアルアダプタ。
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