JP2016173945A - スライド操作装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】塵埃に対する耐久性を高め、ケース内を省スペース化する。【解決手段】上板を備える箱状のケースと、上板の下面に配置され、一方向に延びる固定電極板33と、固定電極板の下方に、固定電極板に沿って配置されたガイドシャフト40と、ガイドシャフトに沿って、固定電極板に下方から可動電極板60が摺動シート61を介して圧着しながら移動する移動体50と、移動体から起立して、ケースに形成されたスリット32aから上方に突出する操作レバー51とを備える。スリットは、ケースの上板30の側部に、位置検出板の側縁に沿って形成される。【選択図】図2
Description
本発明は、手動操作やモータ駆動によって操作子がスライド移動するスライド操作装置に関する。
この種のスライド操作装置は、例えばオーディオミキサーや電子ピアノにおいて、音量などの調整を行うためのフェーダとして用いられる。例えば特許文献1には、つまみをスライドさせることによって、抵抗体上に接触させた摺動子をスライド移動させてボリュームを調整するスライド型可変抵抗器が記載されている。特許文献1に記載のスライド型可変抵抗器は、枠体の底部に抵抗体基板を上向きに配置し、抵抗体基板上を上方から摺動子を接触しながらスライドするスライダを備える。スライダの上部から起立してつまみが設けられている。つまみは枠体の上面に形成されたスリットから上方に突出し、上方から指でスライド操作できるようになっている。
しかしながら、上述した従来のスライド型可変抵抗器では、底部に上向きに抵抗体基板を配置するので、その上方のスリットから入り込んだ塵や埃等の塵埃が抵抗体基板上に堆積し易いという問題がある。塵埃が抵抗体上に堆積すると、摺動子と抵抗体基板との接触不良が生じ易くなる。本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的の一つは、塵埃に対する耐久性を高めることができるスライド操作装置を提供することにある。
以上の課題を解決するために、本発明に係るスライド操作装置の一態様は、上板を備える箱状のケースと、上板の下面に配置され、一方向に延びる位置検出板と、位置検出板の下方に、位置検出板に沿って配置されたガイドシャフトと、ガイドシャフトに沿って、位置検出板に下方から接触しながら移動する移動体と、移動体から起立して、ケースの上板に形成されたスリットから上方に突出する操作レバーとを備え、スリットは、ケースの上板の幅方向における一方の側端部に、位置検出板の側縁に沿って形成される。
このような本発明によれば、位置検出板が上板の下面にに配置され、移動体が位置検出板に下方から接触しながら移動するように構成されるので、上方のスリットからケース内に塵埃が入り込んだとしても、入り込んだ塵埃が位置検出板の移動体との接触面に堆積し難くなる。これにより、塵埃による移動体と位置検出板との接触不良を抑えることができるので、塵埃に対するスライド操作装置の耐久性を高めることができる。また、スリットをケースの上板の幅方向における一方の側端部に、位置検出板の側縁に沿って形成するので、スリットを中央部に配置する場合と比較して位置検出板にスリットの穴を開けなくても済むという利点がある。
上記態様において、位置検出板は、下面に電極が形成された固定電極板であり、移動体には、上面に電極が形成された可動電極板が設けられ、移動体は、可動電極板の電極が絶縁体を介して固定電極板の電極に圧着しながら移動し、固定電極板の電極は、移動体が移動するときの可動電極板の電極の位置に応じて、固定電極板の電極と可動電極板の電極との間の静電容量が変化する電極パターンを有する。これによれば、固定電極板の電極と可動電極板の電極との間の静電容量の変化により可動電極の位置を検出することで、移動体の位置を検出できる。また、高さ方向には固定電極板と可動電極板を重ねる構成になるので、抵抗体に板バネなどの摺動子を接触させる場合に比較して、ケースの高さ方向において省スペース化できる。これにより、装置全体を小型化することができる。
上記態様において、ガイドシャフトは、ケースの幅方向における一方の側端部に配置され、移動体は、ケースの幅方向における一方の側端部でガイドシャフトに支持されて、ケースの幅方向における他方の側端部に向けて延在し、操作レバーは、ガイドシャフトの上方に配置される。これによれば、移動体がガイドシャフトから幅方向に離間して延在し、操作レバーはガイドシャフトの軸に近づけて配置される。このため、ガイドシャフトの軸周りに操作レバー(移動体)を回転させる力(ガイドシャフトの軸周りのモーメント)を小さくできる。これにより、ガイドシャフトの軸周りの操作レバーのガタツキを抑えることができ、移動体をガイドシャフトに沿って滑らかにスライド移動させ易くなる。
上記態様において、ケースの幅方向における他方の側端部に、長手方向に沿ってケースの内側に突出するガイド爪が設けられ、移動体には、ガイド爪に挿入されるガイド溝が形成されている。これによれば、移動体は、ケースの幅方向における一方の側端部でガイドシャフトにガイドされるとともに、ケースの幅方向における他方の側端部でガイド爪にガイドされながら移動可能となる。これにより、ガイドシャフトの軸周りに操作レバー(移動体)が回転することを抑制できる。また、ケースの側壁にガイド爪を設けることで、2本のシャフトを設ける場合に比較して、ケースの幅方向においても省スペース化できる。
上記態様において、ガイド溝は、移動体のガイド爪に対向する端面の一部に形成される。これによれば、移動体においてガイド爪に対向する端面全体にガイド溝を形成する場合に比較して、スライド方向においてガイド溝がガイド爪と接触する面積を少なくすることができる。これにより、操作レバーで移動体をスライド移動させる際に、スライド方向に傾いてスライド移動させ難くなることを抑制できる。
また、本発明は、上述したいずれかのスライド操作装置を備えた電子機器であってもよい。電子機器の一例として、例えば、オーディオミキサー、電子楽器、照明の光量調整装置等が挙げられる。
以下、本発明に係るスライド操作装置の実施形態を図面を参照しながら説明する。本実施形態に係るスライド操作装置は、例えばオーディオミキサーの操作パネルに複数並べて使用されるフェーダとして用いられる。図1は、本発明に係るスライド操作装置を適用可能なオーディオミキサー1を説明するための図であって、その操作パネル2の一部(フェーダ・セクション)を示す平面図である。オーディオミキサー1は、N個のチャンネルCH1〜CHNを有するデジタルミキサーである。例えば、チャンネルCH1にはボーカルの音響信号が入力され、チャンネルCH2にはピアノの音響信号が入力され、チャンネルCHNにはギターの音響信号が入力される。オーディオミキサー1は、外部から入力されるN個の音響信号に対し、チャンネル毎に音量調整やパニング、イコライジング等の信号処理を施してミキシング処理を行う。
図1に示す操作パネル2には、N個のスライド操作装置10がチャンネルCH1〜CHNの音量調整に用いられるフェーダとして並べて設けられている。具体的には、操作パネル2には、図中上下方向(Y軸正負の方向)に沿って延在するN個のスリット3が形成されており、各スライド操作装置10の操作子4がこれらのスリット3に沿って移動可能に設けられている。ここでのスライド操作装置10はそれぞれ、同図に破線で示すように、操作パネル2の裏面側(オーディオミキサー1の筐体内)に並べて配置されている。操作者は、操作子4を図中上下方向にスライド操作することで、対応するチャンネルの音響信号を任意の音量に調整することができる。
なお、ここでは本実施形態に係るスライド操作装置を、オーディオミキサー1の各チャンネルの音量を調整するためのボリュームフェーダとして備えた場合について説明したが、これに限定されるものではなく、例えばピッチフェーダやクロスフェーダとしてオーディオミキサー1に備えてもよい。
(スライド操作装置の構成例)
次に、各スライド操作装置10の構成例について、図面を参照しながら説明する。各スライド操作装置10は同様の構成であるため、1つのスライド操作装置10を代表して説明する。図2は、本実施形態に係るスライド操作装置10の上面図であり、図3はその側面図である。図4は、本実施形態に係るスライド操作装置10の分解斜視図である。ここでのスライド操作装置10は、手動操作で操作子4を動かすだけでなく、モータ駆動で操作子4を自動的に動かすこともできるモータフェーダとして構成される。
次に、各スライド操作装置10の構成例について、図面を参照しながら説明する。各スライド操作装置10は同様の構成であるため、1つのスライド操作装置10を代表して説明する。図2は、本実施形態に係るスライド操作装置10の上面図であり、図3はその側面図である。図4は、本実施形態に係るスライド操作装置10の分解斜視図である。ここでのスライド操作装置10は、手動操作で操作子4を動かすだけでなく、モータ駆動で操作子4を自動的に動かすこともできるモータフェーダとして構成される。
図2と図3に示すように、スライド操作装置10は、一方向(Y軸方向)に延びるケース11を備える。ケース11は、上面が開放した箱状のケース本体20と、このケース本体20の開放を閉じて、ケース本体20の上面を構成する上板30とを備える。具体的には図4に示すように、ケース本体20は、薄い金属板からなり、長手方向(Y軸方向)に延びた矩形の底板21と、この底板21の各辺から上方(Z軸正側)にそれぞれ起立するように折り曲げられた第1側面22、第2側面23、第1端面24、第2端面25を備える。
ケース本体20の第1側面22と第2側面23は互いに対向しており、Y軸に平行である。第1端面24と第2端面25は互いに対向しており、X軸に平行である。第1側面22の高さ(Z軸方向の寸法)は、第2側面23よりも高くなっている。これにより、第1側面22の上部22aは、ケース本体20の上面を上板30で閉じたときに、ケース本体20よりも上方に延出する。
上板30は、矩形の薄い金属板からなり、長手方向に沿った一方の側縁(X軸正側の側縁)から上方(Z軸正側)に起立するように折り曲げられた側面31を有する。側面31は、ケース本体20の上面を上板30で閉じたときにケース本体20よりも上方に延出した第1側面22の上部22aと互いに対向する。上板30の他方の側縁(X軸負側の側縁)には、長手方向に沿って形成された切欠32を有する。これにより、図2に示すように、ケース本体20の上面を上板30で閉じたときに、ケース本体20の上面(上板30)の一方の側部(X軸負側の側部)に、切欠32の端面と第1側面22とで囲まれてY軸方向に延在するスリット32aが形成される。操作子4はこのスリット32aに沿って移動する。
図3と図4に示すように、ケース本体20内には、ケース11の長手方向(Y軸方向)に沿って延びるガイドシャフト40が設けられている。ガイドシャフト40には、移動体50が長手方向にスライド可能に支持されている。ガイドシャフト40は、円柱状の金属棒である。ガイドシャフト40の一端(Y軸負側)は、第1端面24に形成された穴24aにブッシュ41を介して固定され、ガイドシャフト40の他端(Y軸正側)は、第1端面25に形成された穴25aにブッシュ42を介して固定されている。ブッシュ41、42は例えば樹脂などの絶縁体で構成される。
移動体50は、上方(Z軸正側)に起立する操作レバー51を備える。操作レバー51は移動体50をスライド操作するためのものであり、上板30のスリット32aから上方に突出するように配置される。操作レバー51の先端部51aには、上述した操作子4が装着される。操作子4は、図3の点線で示すように、手指等により操作し易い形状に形成される。
このようなガイドシャフト40、移動体50、操作レバー51の位置関係をまとめると以下のようになる。ガイドシャフト40はケース本体20の幅方向における一方の側端部(X軸負側の側端部)に配置される。移動体50は、ケース本体20の幅方向における一方の側端部(X軸負側の側端部)でガイドシャフト40に支持されて、ケース本体20の幅方向における他方の側端部(X軸正側の側端部)に向けて延在する。操作レバー51は、ガイドシャフト40の上方(Z軸正側)に配置される。
このような配置によれば、移動体50がガイドシャフト40から幅方向に離間して延在し、操作レバー51はガイドシャフト40の軸に近づけて配置される。このため、ガイドシャフト40の軸周りに操作レバー51(移動体50)を回転させる力(ガイドシャフト40の軸周りのモーメント)を小さくできる。これにより、ガイドシャフト40の軸周りの操作レバー51のガタツキを抑えることができ、移動体50をガイドシャフト40に沿って滑らかにスライド移動させ易くなる。
なお、操作レバー51は、スリット32aから上方に突出する部分に、ケース本体20の幅方向(X軸方向)の内側に傾斜する傾斜部51bを設けることによって、操作レバー51の先端部51aが基端部51cからずれるように構成している。これによれば、図1に示すように、操作レバー51の基端部51cが挿入されるスリット32aと、先端部51aが挿入されるオーディオミキサー1の操作パネル2のスリット3とを幅方向(X軸方向)にずらすことができる。これにより、操作パネル2のスリット3から入り込んだ塵埃が、スリット32aからスライド操作装置10のケース本体20内に入り込み難くすることができる。
また、ここでは操作子4を操作レバー51とは別に設けた場合を例に挙げたが、これに限られるものではない。例えば操作レバー51の上部を操作子4として機能させるようにしてもよい。このような移動体50の具体的な構成例については後述する。
図2と図3に示すように、操作レバー51は、上板30の上側に長手方向に沿って駆動可能に配置された環状のベルト35に装着されている。ベルト35は、合成樹脂やゴム等の可撓性を有する材料で形成されており、上板30に設けられた駆動プーリ36と受動プーリ37との間に回動可能に張架されている。駆動プーリ36は、モータ38に取り付けられている。このような構成によれば、モータ38を回転させてベルト35を移動させると、これに伴って操作レバー51が移動体50とともに長手方向に移動する。これにより、モータ38によって、移動体50をガイドシャフト40に沿ってスライド移動させることができる。
本実施形態に係るスライド操作装置10は、移動体50の長手方向のスライド位置を検出する位置検出機能を備える。ここでの位置検出機能としては、移動体50のスライド移動に伴う静電容量の変化によって移動体50の位置を検出する静電型センサを利用する場合を例に挙げる。具体的には図3と図4に示すように、位置検出板としての固定電極板33をその検出面(移動体50に対向して移動体50の位置を検出するための面であり、ここでは電極が形成される面)が下向きになるように、上板30の下面に固定し、この固定電極板33に絶縁体を介して圧着しながら(押しつけられながら)摺動する可動電極板60を移動体50に設ける。
固定電極板33は、一方向(ここではケース11の長手方向(Y軸方向))に延びる長尺の矩形板である。固定電極板33は、プリント基板に平面電極が形成されたものであり、絶縁体で覆われている。固定電極板33はその平面電極が下向きになるように配置されている。
可動電極板60は、矩形板であり、固定電極板33の下面の平面電極に、絶縁体の摺動シート61を介して圧着しながら(例えば磁力で押しつけられながら)摺動するように、移動体50に上向きに配置される。可動電極板60は、プリント基板に平面電極が形成されたものであり、絶縁体で覆われている。摺動シート61は、絶縁体の表面のうち、固定電極板33側(Z軸正側)の面に貼り付けられている。摺動シート61は、摩擦係数が低く耐久性の高いもの(例えば発泡高分子ポリエチレン)が用いられる。
固定電極板33は、上板30の下面に固定されるので、移動体50の移動をガイドするガイドシャフト40は、固定電極板33の下方に、固定電極板33に沿って配置されることになる。これにより、移動体50がガイドシャフト40に沿ってスライド移動することで、可動電極板60が摺動シート61を介して固定電極板33の平面電極に圧着しながら摺動する。このとき、可動電極板60と固定電極板33との間の静電容量が変化するので、これを検出することで移動体50の位置を検出することができる。なお、このような移動体50の位置検出についての詳細は後述する。
次に、移動体50の具体的な構成例について説明する。図5は、移動体50の構成を示す分解斜視図であり、図6は、移動体50の構成を説明するための図であって、図3に示すA−A断面図である。移動体50は、上記操作レバー51に連設するベース52を備える。ベース52上には板バネ80とガイドシャフト40が配置され、これらは上方から支持部材70で挟み込むようにして、ネジNa、Nbで固定される。
操作レバー51とベース52は一体であり、金属板からなる。操作レバー51はガイドシャフト40に対して上方(Z軸正側)に向けて垂直に延び、ベース52はガイドシャフト40に対して幅方向(X軸方向)に向けて垂直に延びるように、金属板を直角に折り曲げて構成されている。なお、ベース52と操作レバー51とは別体で構成してもよい。ベース52は、長手方向(Y軸方向)に離間してX軸方向に延びる2つのベース部52a、52bで構成される。
支持部材70は、ベース部52a、52b上にそれぞれ対応して長手方向(Y軸方向)に離間して配置される2つの支持部71a、71bと、これらの支持部71a、71bを連結する連結部71cとからなる。支持部71a、71bの幅方向の一方の側端面(X軸負側の側端面)72a、72bにはそれぞれ、ガイドシャフト40に回転自在に挿入された筒状部材43a、43bを覆う曲面が形成されている。これら支持部71a、71bの端面72a、72bによって、ベース部52a、52bと操作レバー51との角部に配置した筒状部材43a、43bがそれぞれ固定される。なお、筒状部材43a、43bは接着剤で結合してもよい。これにより、ガイドシャフト40は、操作レバー51のほぼ真下に、筒状部材43a、43bを介してスライド自在に支持される。なお、筒状部材43a、43bの内側はフッ素樹脂(PTFE、FEP、PFA等)などで加工されている。これにより、ガイドシャフト40を滑らかにスライドさせることができ、筒状部材43a、43bとガイドシャフト40とを絶縁することができる。
一方の支持部71aには、幅方向の他方の端面(X軸正側の側端面)から突出する回転止め部73が形成されている。なお、回転止め部73は、他方の支持部71bに設けてもよい。回転止め部73は、移動体50がスライド移動する際に、移動体50がガイドシャフト40の軸周りに回転することを抑制するものである。回転止め部73には、ガイド溝74が形成されている。ガイド溝74は、ケース本体20の第2側面23の内側に突出して長手方向に渡って設けられたガイド爪23aに挿入される。ここでのガイド爪23aは、ケース本体20の第2側面23から切り起こして内側に突き出すように折り曲げられて形成される。
このような構成によれば、移動体50は、幅方向の一方の側端部(X軸負側の側端部)でガイドシャフト40にガイドされ、幅方向の他方の側端部(X軸正側の側端部)でガイド溝74に挿入されながらガイド爪23aに沿って移動可能となる。これにより、移動体50がどのスライド位置にあっても、ガイドシャフト40の軸周りに操作レバー51(移動体50)が回転することを抑制できる。
なお、図5に示すように、ガイド溝74は、回転止め部73の端面において、スライド方向(Y軸方向)の一部に短く形成することで、移動体50の端面全体にガイド溝を形成する場合に比較して、スライド方向においてガイド溝74がガイド爪23aと接触する面積を少なくすることができる。これにより、操作レバー51で移動体50をスライド移動させる際に、スライド方向に傾いてスライド移動させ難くなることを抑制できる。
図5に示すように、支持部材70の上方(Z軸正側)には、支持体64に支持されたマグネット62を備える。マグネット62は、直方体形状のフェライト磁石である。マグネット62は、支持体64に支持されて可動電極板60の下面に固定されている。支持体64は、支持部材70の上面に上下動できるように支持される。具体的には、支持部71a、71bの上面には支持ピン75a、75bが形成され、支持ピン75a、75bは支持体64に形成された支持孔64a、64bにそれぞれ挿入されている。こうして、図6に示すように、マグネット62は支持体64に支持された状態で、可動電極板60と一体となって、支持部71a、71bに対して上下動できるように支持される。
上板30は、磁石が吸着する磁性体材料、例えば亜鉛めっき鋼板で構成され、ケース本体20は、磁石が吸着しない材料、例えばSUS304などの軽量で強度の高い材料で構成される。これによれば、可動電極板60がマグネット62の磁力によって上板30に吸着されることにより、固定電極板33に圧着される。このとき、可動電極板60は支持ピン75a、75bによりスライド方向に規制されつつ、上下には自由に動くことができるように支持される。
このため、可動電極板60がその上方の固定電極板33に常に圧着していても、支持体64に支持されたマグネット62と可動電極板60とが一体で上方に移動するので、移動体50自体が持ち上がることはない。これにより、可動電極板60が固定電極板33に摺動シート61を介して圧着しながらも、移動体50を滑らかにスライド操作させることができる。なお、上板30を磁石とし、マグネット62を磁性体としてもよいが、本実施形態ではケース本体20の内側に磁石が配置される構造であるため、ケース本体20の外部には磁束が漏れず、他の部品への影響を抑えることができる。
図3に示す操作子4と、図5と図6に示す操作レバー51、板バネ80、ガイドシャフト40はそれぞれ導電性であって、電気的に導通しており、操作子4で操作レバー51を操作する際に、操作子4に操作者の指が触れたこと(タッチしたこと)を検出するタッチ検出機能のための導通経路を構成している。なお、ここでいう導電性の操作子4と操作レバー51は、全体が導電体(例えば金属製)であってもよく、または一部に導電材が含まれていて、その導電材の部分が電気的に導通するようになっていてもよい。例えば非導電体の表面に導電メッキなどが施されるなど、一部に導電材が含まれるものであってもよい。タッチ検出機能は、図1に示すオーディオミキサー1に設けられる複数のスライド操作装置10のうち、現在どれが操作されているかをオーディオミキサー1の制御装置(図示しない)に把握させる機能である。この機能により、例えばオーディオミキサー1において、操作者が操作子4に接触して操作しているスライド操作装置10に対応するチャンネルを能動的にしたり、操作に応じたデータを書き換えたりするものである。
(タッチ検出機能)
次に、このようなタッチ検出機能について図面を参照しながら説明する。図7は、図6に示すB−B断面図であり、図8は、図7に示すC−C断面図である。本実施形態によるタッチ検出機能では、操作者の指が操作子4(操作レバー51)に触れたときと、離れたときとで、操作者の指と操作子4との間に形成される静電容量が相違することを利用する。操作子4に指が接近するほど静電容量は増加するので、操作子4(操作レバー51)と導通する導通経路を設け、その導通経路の静電容量の変化(例えば電圧または電流の変化)を検出することで、操作子4に指が接触したか否かを検出する。
次に、このようなタッチ検出機能について図面を参照しながら説明する。図7は、図6に示すB−B断面図であり、図8は、図7に示すC−C断面図である。本実施形態によるタッチ検出機能では、操作者の指が操作子4(操作レバー51)に触れたときと、離れたときとで、操作者の指と操作子4との間に形成される静電容量が相違することを利用する。操作子4に指が接近するほど静電容量は増加するので、操作子4(操作レバー51)と導通する導通経路を設け、その導通経路の静電容量の変化(例えば電圧または電流の変化)を検出することで、操作子4に指が接触したか否かを検出する。
本実施形態におけるタッチ検出の導通経路は、操作子4を装着する操作レバー51をガイドシャフト40に導通させて、ガイドシャフト40の電圧または電流を検出することで、操作子4に操作者の指が触れたことを検出する。これによれば、タッチ検出用のリード線などが不要になる。
ところが、この場合、もし仮に操作レバー51とガイドシャフト40との間の摺動が金属同士の摺動になると、金属同士が擦れるときに異音が発生したり、機械的な耐久性が低下したりする不具合が考えられる。そこで、本実施形態では、操作レバー51とガイドシャフト40とを、例えば炭素系導電性材料などの非金属導電性材料からなる摺動子を介して導通する。
具体的には図5乃至図7に示すように、操作レバー51のベース52上に板バネ80を設け、この板バネ80の上に炭素系導電性材料(例えばグラファイトなど)で構成された摺動子90を配置し、摺動子90を介してガイドシャフト40に接触するようにしている。これによれば、操作レバー51は、ベース52と板バネ80に電気的に接続され、さらにガイドシャフト40に円柱状の摺動子90を介して電気的に接続される。これにより、操作子4で操作レバー51をスライド操作する際に、金属同士が摺動することがないため、異音は発生せず、機械的な耐久性も向上させることができる。
ここで、上記板バネ80の具体的構成例について説明する。図7に示すように、板バネ80は、金属製の薄い弾性板からなり、摺動子90が配置されるバネ部81と、ベース部52a、52bに支持される支持部82a、82bとを備える。バネ部81は、ベース部52a、52bの間に、ガイドシャフト40に対向して配置される。バネ部81には、摺動子90の位置を、ガイドシャフト40の下方(Z軸負側)の所定位置からずれないように規制する位置規制孔83が形成されている。位置規制孔83は、例えば略長方形であり、円柱状の摺動子90を位置規制孔83の縁部に載置したときに、上方に突出する程度の大きさである。これにより、摺動子90がガイドシャフト40を摺動する際に動いてしまうことを防止できる。なお、位置規制孔83は、孔ではなく、凹部であってもよい。また、摺動子90の形状は、円柱状に限られるものではなく、例えば円筒状であってもよい。
バネ部81の位置規制孔83が形成されている部位の両側には、腕部84a、84bが形成されている。腕部84a、84bは、ガイドシャフト40の軸方向(Y軸方向)とは交差する方向(例えば直交するX軸方向)に沿って折り返してなる。このような板バネ80によれば、摺動子90を弱い弾性力で安定してガイドシャフト40に接触するように付勢させることができる。これにより、機械的な耐久性をより高めることができる。
なお、板バネ80の弾性力を弱くするためには、板バネ80のバネ定数を小さくすればよいので、腕部84a、84bをX軸方向に折り返さずに、Y軸方向に長くすることも考えられる。ところが、腕部84a、84bの長さをY軸方向に長くするほど、移動体50もY軸方向に大きくしなければならなくなるので、スライド移動できる距離が短くなってしまう。この点、本実施形態のように、腕部84a、84bをX軸方向に沿って折り返して構成することで、移動体50もY軸方向に大きくすることなく、板バネ80の弾性力を弱くすることができる。
また、摺動子90は、ガイドシャフト40に交差(ここでは直交)するように配置されている。具体的には、摺動子90は、摺動子90の軸線がガイドシャフト40の軸線と交差し、摺動子90の側面がガイドシャフト40の側面と接触するように配置される。これによれば、ガイドシャフト40と摺動子90とは、円柱の軸線同士が交差して側面同士(曲面同士)が接触(点接触)することになるので、接触面積を非常に小さくすることができる。このため、摩擦係数も少なく、滑らかに摺動させることができる。また、ガイドシャフト40と摺動子90の接触面積が小さいので、これらの接触部に塵埃が付着しても、操作レバー51を移動させて摺動子90をガイドシャフト40に摺動させることで除去され易くなる。このような自己クリーニング作用により、耐久性をより高めることができる。
また、摺動子90を構成する炭素系導電材料は、摩擦係数が低く、電気的安定性も高い。このため、このような炭素系導電材料で摺動子90を構成することで、摺動子90をガイドシャフト40に接触させながらも操作レバー51をより滑らかに移動させることができ、操作レバー51とガイドシャフト40との導電性も良好となる。また、板バネ80には、固有振動による音の発生を抑えるためのダンパとして、例えば薄いゴムを取り付けてもよい。このようなダンパは、バネ部81の摺動子90の近傍に取り付けられる。
このような構成によれば、図8に示すように、板バネ80が少し下方(Z軸負側)に撓み、摺動子90がガイドシャフト40と接触するように付勢される。これにより、摺動子90は板バネ80の付勢力によって、ガイドシャフト40に常に押し当てられる。これにより、操作子4から操作レバー51と板バネ80と摺動子90とガイドシャフト40とを介して接続端子44に至るタッチ検出機能の導通経路が形成される。ガイドシャフト40には、接続端子44が接続されており、接続端子44はタッチ検出部45に接続される。
タッチ検出部45は、上述したタッチ検出機能の導通経路を介して、操作子4の静電容量の変化(例えば接続端子44の電圧または電流の変化)を検出することで、操作子4に対する指の接触を検出する。なお、ガイドシャフト40は、上述したように樹脂などの絶縁体で構成されるブッシュ41、42を介してケース本体20に固定されるので、ガイドシャフト40はケース本体20と電気的に導通されていない。これにより、上述したタッチ検出機能の導通経路は、ケース本体20の電位の影響を受けることはない。
(位置検出機能)
次に、本実施形態に係るスライド操作装置10における移動体50の位置検出機能について図面を参照しながら、より詳細に説明する。図9は、移動体50の位置検出機能をブロック図で示したものである。本実施形態では、上述した固定電極板33と可動電極板60からなる静電型センサを利用して移動体50の位置を検出する場合を例に挙げる。
次に、本実施形態に係るスライド操作装置10における移動体50の位置検出機能について図面を参照しながら、より詳細に説明する。図9は、移動体50の位置検出機能をブロック図で示したものである。本実施形態では、上述した固定電極板33と可動電極板60からなる静電型センサを利用して移動体50の位置を検出する場合を例に挙げる。
スライド操作装置10は、固定電極板33に給電を行う給電部65と、固定電極板33と可動電極板60との間の静電容量に基づいて可動電極板60の位置を、移動体50の位置として検出する解析部66と、モータ38に駆動信号を送出するモータ駆動部67と、制御部68とを備える。
制御部68は、スライド操作装置10の各部を統括的に制御するものであり、CPU、ROM、RAMなどを備える。制御部68は、モータ駆動部67によってモータ38を駆動制御することによって、ベルト35を駆動させて、操作レバー51の位置、すなわち移動体50の位置を制御することができる。
固定電極板33は、第1誘導電極33a、第2誘導電極33b、電位検出電極33c、および電位検出電極33dを備える。第1誘導電極33aおよび第2誘導電極33bは、それぞれスライド操作装置10の長手方向に長く、長方形状に形成された平面電極である。電位検出電極33cおよび電位検出電極33dは、第1誘導電極33aと第2誘導電極33bの間の領域に配置される。
電位検出電極33cおよび電位検出電極33dは、スライド操作装置10の長手方向に沿って電極パターンが変化する平面電極であり、点対称に近接して配置されている。図9では、直角三角形状の電極パターンを例に挙げている。電位検出電極33cおよび電位検出電極33dの長手方向の長さは、第1誘導電極33aおよび第2誘導電極33bの長手方向の長さと同じである。
第1誘導電極33aおよび第2誘導電極33bは、それぞれ給電部65に接続されている。電位検出電極33cおよび電位検出電極33dは、それぞれ解析部66に接続されている。制御部68によって例えばパルス状に電圧が変化する送信信号(矩形波)を給電部65から出力させることで、誘導電極33aおよび誘導電極33bに電圧を印加することができる。誘導電極33aおよび誘導電極33bに給電部65から電圧が印加されると、静電誘導の作用によって、可動電極板60に電荷が誘導される。
そして、可動電極板60に電荷が誘導されると、さらに静電誘導の作用によって、電位検出電極33cおよび電位検出電極33dに電荷が誘導される。電位検出電極33cおよび電位検出電極33dに誘導される電荷量は、それぞれ可動電極板60に対向している部分の面積に依存する。従って、例えば可動電極板60がモータ38側に近い位置であるほど電位検出電極33cに誘導される電荷量が大きくなり、可動電極板60がモータ38から遠い位置であるほど電位検出電極33dに誘導される電荷量が大きくなる。
解析部66は、電位検出電極33cおよび電位検出電極33dに誘導された電荷量に基づく電流の大きさの差分値を取得することにより、可動電極板60の現在の位置(絶対位置)を検出する。検出した位置の情報は、制御部68に出力され、制御部68からオーディオミキサー1の制御部(不図示)に出力される。こうして、可動電極板60のスライド位置、すなわち移動体50のスライド位置を検出することができる。
本実施形態における静電型センサは、固定電極板33と可動電極板60は、上述した図6に示すようにマグネット62の磁力で圧着されているため、広い面積で均一な圧力をかけることができる。これにより、精密機構部品や複雑な形状の部品を使うことなく、電極間の距離を一定にしながら可動電極板60を摺動させることができる。
なお、本実施形態では、直角三角形状の2つの電位検出電極33cおよび電位検出電極33dを配置する例を示したが、電位検出電極の配置パターンはこれに限られるものではない。
以上詳述したように、本実施形態によれば、ケース本体20内に固定電極板33が下向きに配置され、移動体50の可動電極板60が固定電極板33に下方から摺動シート61を介して圧着しながら移動するように構成される。これによれば、上方のスリット32aからケース本体20内に塵埃が入り込んだとしても、入り込んだ塵埃が固定電極板33の移動体50の可動電極板60との摺動面に堆積し難くなる。これにより、塵埃による移動体50と固定電極板33との接触不良を抑えることができるので、塵埃に対するスライド操作装置10の耐久性を高めることができる。また、スリット32aをケース本体20の上板30の一方の側部に、固定電極板33の側縁に沿って形成するので、スリットを中央部に配置する場合と比較して固定電極板33にスリットの穴を開けなくても済むという利点がある。
また、本実施形態における移動体50は、可動電極板60が固定電極板33に摺動シート61を介して圧着しながら移動する。これによれば、高さ方向には固定電極板33と可動電極板60を重ねる構成になるので、抵抗体に板バネなどの摺動子を摺動させる場合に比較して、ケースの高さ方向において省スペース化できる。これにより、装置全体を小型化することができる。
なお、本実施形態では、本発明を、固定電極板33と可動電極板60による静電型センサを利用して移動体50の位置を検出するスライド操作装置に適用した場合を例に挙げ、移動体50の位置検出板として固定電極板33を設けた場合を説明したが、これに限られるものではない。例えばスライド型の可変抵抗器として構成したスライド操作装置に適用してもよい。この場合、移動体の位置検出板としては、例えば絶縁基板の下面に抵抗体を備えた抵抗体基板を用いることができる。位置検出板としての抵抗体基板をその検出面(ここでは抵抗体が形成される面)が下向きになるように、上板30の下面に固定し、この抵抗体基板に接触する摺動子を移動体50に設けるようにしてもよい。
また、本発明に係るスライド操作装置を電子ピアノや電子オルガン等の電子楽器に搭載し、音量やピッチ等を連続的に変更できるようにしてもよい。また、本発明に係るスライド操作装置を照明の光量調整装置に搭載し、照明の明るさを連続的に変更できるようにしてもよい。また、これらの電子機器に搭載するスライド操作装置の数は、複数に限らず1つでもよい。
1…オーディオミキサー、2…操作パネル、3…スリット、4…操作子、10…スライド操作装置、11…ケース、20…ケース本体、21…底板、22…第1側面、22a…上部、23…第2側面、23a…ガイド爪、24…第1端面、24a…穴、25…第2端面、25a…穴、30…上板、31…側面、32…切欠、32a…スリット、33…固定電極板、33a…第1誘導電極、33b…第2誘導電極、33c…第1電位検出電極、33d…第2電位検出電極、35…ベルト、36…駆動プーリ、37…受動プーリ、38…モータ、40…ガイドシャフト、41、42…ブッシュ、43a、43b…筒状部材、44…接続端子、45…タッチ検出部、50…移動体、51…操作レバー、51a…先端部、51b…傾斜部、51c…基端部、52…ベース、52a、52b…ベース部、60…可動電極板、61…摺動シート(絶縁体)、62…マグネット、64…支持体、64a、64b…支持孔、65…給電部、66…解析部、67…モータ駆動部、68…制御部、70…支持部材、71a、71b…支持部、71c…連結部、72a、72b…端面、73…回転止め部、74…ガイド溝、75a、75b…支持ピン、80…板バネ、81…バネ部、82a、82b…支持部、83…位置規制孔、84a、84b…腕部、90…摺動子。
Claims (5)
- 上板を備える箱状のケースと、
前記上板の下面に配置され、一方向に延びる位置検出板と、
前記位置検出板の下方に、前記位置検出板に沿って配置されたガイドシャフトと、
前記ガイドシャフトに沿って、前記位置検出板に下方から接触しながら移動する移動体と、
前記移動体から起立して、前記ケースの上板に形成されたスリットから上方に突出する操作レバーと、を備え、
前記スリットは、前記ケースの上板の幅方向における一方の側端部に、前記位置検出板の側縁に沿って形成される、
ことを特徴とするスライド操作装置。 - 前記位置検出板は、下面に電極が形成された固定電極板であり、
前記移動体には、上面に電極が形成された可動電極板が設けられ、
前記移動体は、前記可動電極板の電極が絶縁体を介して前記固定電極板の電極に圧着しながら移動し、
前記固定電極板の電極は、前記移動体が移動するときの前記可動電極板の電極の位置に応じて、前記固定電極板の電極と前記可動電極板の電極との間の静電容量が変化する電極パターンを有する、
ことを特徴とする請求項1に記載のスライド操作装置。 - 前記ガイドシャフトは、前記ケースの幅方向における一方の側端部に配置され、
前記移動体は、前記ケースの幅方向における一方の側端部で前記ガイドシャフトに支持されて、前記ケースの幅方向における他方の側端部に向けて延在し、
前記操作レバーは、前記ガイドシャフトの上方に配置される、
ことを特徴とする請求項1または2に記載のスライド操作装置。 - 前記ケースの幅方向における他方の側端部に、前記ケースの内側に突出するガイド爪が長手方向に沿って設けられ、
前記移動体には、前記ガイド爪に挿入されるガイド溝が形成されている、
ことを特徴とする請求項3に記載のスライド操作装置。 - 前記ガイド溝は、前記移動体の前記ガイド爪に対向する端面の一部に形成される、
ことを特徴とする請求項4に記載のスライド操作装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015053736A JP2016173945A (ja) | 2015-03-17 | 2015-03-17 | スライド操作装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2015053736A JP2016173945A (ja) | 2015-03-17 | 2015-03-17 | スライド操作装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2016173945A true JP2016173945A (ja) | 2016-09-29 |
Family
ID=57009706
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2015053736A Pending JP2016173945A (ja) | 2015-03-17 | 2015-03-17 | スライド操作装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2016173945A (ja) |
-
2015
- 2015-03-17 JP JP2015053736A patent/JP2016173945A/ja active Pending
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