JP2016173808A - 著作権流通システム - Google Patents

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卓也 宮瀬
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Abstract

【課題】 アーティスト等に著作権を残したまま、使用権(支分権)を容易かつ柔軟に流通できるようにし、権利の流通自体を活性化させ、また権利の流通状況のデータ化と流通状況に応じた課金、さらにその還元を行えるようにする著作権流通システムを得る。【解決手段】 著作権の権利の評価にあたって、原則として、事前に権利そのものを簡略化、権利者が譲渡するもの、残しておくものとを明確にする。その内容を評価システムとして、対象内容を明確化して整理し、登録内容の登録範囲毎に複数にコース分けしてメニュー化することにより、フォーマット化し、それぞれを設定、選択可能なパッケージとして構成する。また、著作権の価値化のためのマネタイズ手法を使うことにより、権利価値を写真、絵を使って見える化のコンテンツを作成する。このコンテンツを数値化とリンクさせ、売上が記録できるようにし、それを公開化することで、売買の実態を明確化する。【選択図】図1

Description

本発明は、アーティスト等の著作者における著作権、その使用権(支分権)、又はその他当該著作物に関連する権利等の流通ビジネスに用いて好適な著作権流通システムに関する。
近年、ディジタル化、ネットワーク化により、ディジタルコンテンツ等を、簡単に、かつ自由に入手できる環境が整ってきている。そして、この種のコンテンツ等を利用したり、複製して編集したりするには、著作権者との契約を結び、コンテンツ等の著作権の権利譲渡あるいは利用許諾を得る必要がある。
ところで、この種の著作権を流通させるうえで、現状では、法的に権利内容、法律用語解釈次第で拡張されたり、定義次第で使いづらく、さらにその内容を色々な商品との組み合わせをしたりして、流通サービスが行われている。
このような観点のもとに、著作権者の私的自治を目的に施行された著作権管理事業法に則り、著作権者の権利を維持しながら、著作権契約に関して素人であっても、著作権契約を結ぶことが簡単にできる環境を作る契約処理処理支援サーバを、先に提案している(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−346057号公報
しかし、上述した従来既に提案されている著作権の契約等の処理支援システムでは、システムの運用にあたっての構成が複雑であり、その支援処理も煩雑となり易いといった不具合がある。
特に、著作権を流通させるには数値的価値化が難しく、特にいろいろな分野の発掘された著作権は価値化が困難であり、売買するのが難しい現状である。
また、著作権の譲渡段階では、著作権の内容をデータ化したり、定義化して見える化し、契約書を作成することが大切であり、煩雑さが避けられない。
このため、法律上の概念に過ぎない著作権が本質的に抱える「分かりにくさ」や「流通させづらさ」といった問題を、ITシステム上に載せることで解消できるような何らかの対策を講じることが望まれている。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、アーティスト等の著作権者に著作権を残したまま、使用権(支分権)を容易かつ柔軟に流通できるようにし、権利の流通自体を活性化させる著作権流通システムを得ることを目的とする。
また、本発明は、著作権、その使用権(支分権)の決済・商品化・公衆送信等の付随機能をシステム内包することにより、権利の流通状況のデータ化と流通状況に応じた課金、さらに権利が流通するごとに継続的にアーティストに還元を行えるようにする著作権流通システムを得ることを目的とする。
このような目的に応えるために本発明(請求項1記載の発明)に係る著作権流通システムは、著作権者が著作物を登録する著作物登録機能部と、当該著作物の権利評価を行う権利評価部と、登録された著作物の著作権に関する情報を記録する作品データベースと、登録された著作物の著作権に基づき当該著作権の譲渡、使用権又はその他著作物に関連する権利の設定を行う著作権使用権設定部と、当該使用権による対価を決済し著作権者への還元を行う決済機能部とを備え、著作権の権利そのものを簡略化し、著作権者が権利譲渡するもの、使用権を設定するもの等を明確にするとともに、マネタイズ手法を用いて著作権の価値化を図るマネタイズ機能部とを設けたことを特徴とする。
本発明(請求項2記載の発明)に係る著作権流通システムは、請求項1において、前記権利評価部は、著作物の著作権の権利そのものを事前に簡略化し、権利者が譲渡するもの、権利譲渡を行わないものを明確にするとともに、対象内容を明確化して整理し、登録内容の登録範囲毎に複数にコース分けしてメニュー化することにより、フォーマット化し、それぞれを設定、選択可能なパッケージとして構成されていることを特徴とする。
本発明(請求項3記載の発明)に係る著作権流通システムは、請求項1または請求項2において、前記マネタイズ機能部は、権利価値を著作物を使って見える化のコンテンツを作成し、これを数値化とリンクさせ、売上が記録できるようにし、それを公開化して、売買の実態を明確化するように構成されていることを特徴とする。
本発明(請求項4記載の発明)に係る著作権流通システムは、請求項1、請求項2または請求項3において、前記著作権使用権設定部は、当該著作権、使用権、その他当該著作物に関連する権利を複数に分割して譲渡又は使用権設定を行う機能を備えていることを特徴とする。
本発明(請求項5記載の発明)に係る著作権流通システムは、請求項4において、前記著作権使用権設定部は、当該著作権、使用権、その他当該著作物に関連する権利を、予め指定される特定の数に分割する機能と、分割された各権利を象徴化して表現する機能と、象徴化された権利を保有する者が行使できる権利の内容を設定する機能の全部又は一部を、さらに備えていることを特徴とする。
ここで、象徴化された権利を保有する者が行使できる権利の内容の一例としては、「登録された著作物を創作したアーティストとメッセージ交換ができる権利」や「登録された著作物が実演されるイベントに参加できる権利」などがある。
そして、このような権利が設定されることで、当該著作物を愛好する者にとって経済価値のみにとどまらない付加価値を提示することができ、著作権流通システムにおける権利の売買流通をより促進させることが可能となる。また、設定された権利の行使に特定の条件(例えば「他の特定の著作物についての権利も保有していること」や、「当該著作物の著作権者が提供する他の著作物についての権利を一定個数保有していること」など)を設定することにより、より多くの権利の購入するように促すこともできる。
以上説明したように本発明に係る著作権流通システムによれば、著作権、その使用権(支分権)等の権利内容を予め定義してシステムに登録し、その登録内容から選択し権利内容を確定するようにしているので、簡単な構成であるにもかかわらず、権利内容を明確にすることができる。
また、本発明によれば、権利内容をマネタイズ(印刷、配信等)する機能や、各権利のマネタイズ実績の集計、公表機能を備えているから、著作権等の権利価値を明確にすることができる。
そして、このような本発明によれば、アーティスト等の著作権者に著作権を残したまま、使用権(支分権)を容易かつ柔軟に流通できるようにし、権利の流通自体を活性化させることができる。
さらに、本発明によれば、システム内で著作権等の権利の流通を完結することができ、またシステム内に仮想通貨、その他の決済機能を備えて、アーティスト等の著作権者への還元機能を備えているから、著作権等の権利の流通を容易に行うことができる。
そして、このような本発明によれば、決済・商品化・公衆送信等の付随機能をシステム内包することにより、権利の流通状況のデータ化と流通状況に応じた課金、さらに権利が流通するごとに継続的にアーティスト等の著作権者への還元を行うことができる。
また、本発明によれば、著作権又は使用権などの権利を分割して取引することで取引単価を下げることができ、譲受入は取引への参入が容易になる。しかも、譲渡人にとっても、分割数(すなわち購入可能な人間の数)が特定の数に設定されることから、取引対象のプレミアム感をあおることで取引促進につなげることができる。
さらに、本発明によれば、取引対象たる権利が象徴化されることで、法律に明るくない人間にとっても心理的に取引に算入しやすくなる。
また、権利の内容を著作権法の概念にとらわれず自由に設定できることで、取引対象をより価値のあるものに定義できる。さらに、著作権者との交流というファン心理の要素や、権利の組み合わせというコレクション要素など、従来にない形の取引促進の要素を生み出せる。
本発明に係る著作権流通システムの一実施形態を示すシステム全体の概略構成図である。 本発明に係る著作権流通システムの概略構成を示すブロック図である。 本発明に係る著作権流通システムにおいて、著作権の登録時のステップを説明するための図である。 本発明に係る著作権流通システムにおいて、著作権使用権のマネタイズ機能についての概要を説明するための図である。 本発明に係る著作権流通システムにおいて、権利を複数に分割して流通させる場合を説明するための図である。
図1は本発明に係る著作権流通システムの一実施形態を示すものであり、図において、全体を符号1で示す著作権流通システムは、以下のような構成となっている。
即ち、著作権流通システム1は、アーティスト等の著作権者が著作物を登録する著作物登録機能部11と、当該著作物の権利評価を行う権利評価部12と、登録された著作物の著作権に関する情報を記録する作品データベース13と、登録された著作物の著作権に基づき当該著作権の譲渡又は使用権の設定を行う著作権使用権設定部14と、当該使用権による対価を決済し著作権者への還元を行う決済機能部15とを備えている。そして、この決済機能部15には、著作権の権利そのものを簡略化し、著作権者が権利譲渡するもの、使用権を設定するもの等を明確にするとともに、マネタイズ手法を用いて著作権の価値化を図るマネタイズ機能部18を設けている。
前記権利評価部12では、著作物の著作権の権利そのものを事前に簡略化し、権利者が譲渡するもの、権利譲渡を行わないものを明確にするとともに、対象内容を明確化して整理し、登録内容の登録範囲毎に複数にコース分けしてメニュー化することにより、フォーマット化し、それぞれを設定、選択可能なパッケージとして構成されている。
即ち、上述した著作権流通システム1では、著作権の権利の評価を、当該権利をパッケージ化することで行っている。そして、これにより、著作権の法律的な側面を整理し、明確化することが可能となる。
また、前記マネタイズ機能部18は、権利価値を著作物を使って見える化のコンテンツを作成し、これを数値化とリンクさせ、売上が記録できるようにし、それを公開化して、売買の実態を明確化するように構成されている。
即ち、この著作権流通システム1によれば、著作権の価値化のためのマネタイズ手法を使用し、これを有効に利用している。これにより、コンテンツの数値化が可能となる。
ここで、図1では、始めに、著作物を作品として登録している。この場合に、取引条件など、例えば作品データ(画像・音楽・映像etc)、使用権対価の金額、許諾する権利内容etcを登録する。これは、所謂二次創作の場合も同様である。
次いで、著作権使用権を一定の条件で取得したり使用権譲渡を受けるオーナーを募集し、それらに権利に応じた使用権行使を認める。それに応じてマネタイズ機能部18でグッズ製造・販売、動画・音楽配信etcを行い、それぞれの権利行使から生じる対価、つまり代金の支払いが決済機能部15で行われる。
そして、最終的に、アーティスト等の著作権者に対し所要の対価が還元されることになる。
この著作権流通システム1では、始めの登録段階での権利条件のフォーマットに対する同意により、スタートする。そして、このフォーマット化により、著作権の権利関係や権利評価が明確となり、結果として、決済機能部15での仮想通貨による流通決済が、明確にかつスピーディに行われ、所要の権利者に対しての対価の還元が行える。
なお、決済機能部15において、ポイント制による仮想通貨を用いることで、明細が明確となり、またお金としての記載の複雑さを省くことで、流通のスピード、明確さ、取扱さが容易化できるものである。
ここで、この著作権流通システム1の最大のポイントとしては、著作権を使用権として取り扱うことで、著作権を渡すものと、著作権を売ったら終わりではなく流通段階でロイヤリティーを支払ったり、その過程で取引手数料を取るというように流通プロセス価値として捉えることである。
即ち、この著作権流通システム1では、流通上での法律的な同意取得、仮想通貨使用、使用権としての取扱いによるプロセス価値としての扱いによって、所要の流通効果を期待することができる。
図3は上述した著作権流通システム1において、登録機能部11等での登録のステップを示しており、著作権者は、絵、所業(パフォーマンス)等の著作物を登録することによって、画像、所要の動画を表現し、その他、使用権としての対価の取り扱い、各権利内容等の必要情報を公開するようになっている。
ここで、使用権情報登録にあたっては、複数コースを予め設定し、その中から選択したコースに応じて使用権登録が行われる。
このような著作権使用権を購入する買手(オーナー)は、使用権を買うことにより、
1.キャラクター等の集客ビジネス活動
2.所有者となるオーナー権をリース化して販売権活動
3.デザインをプリント化して、グッズ等とするビジネス
4.オーナーが別のオーナーに譲渡する販売
等を行うようになっている。
図4はマネタイズ機能部18での動きを示しており、作品データベース13に記録されている作品に応じて、グッズの製造・販売、動画のネット配信等を行う状態を示している。
なお、上述した著作権流通システム1において、アーティスト、オーナーには、IDコードを予め振り分け、またコンプライアンスが守られる仕組みとして、特にアーティストへの盗作かどうかの詮議提起のチェックシステムとその同意書が備えられる。
また、このようにIDコードを用いると、取引にあたって、外部に名前が出ないようにすることができる。
さらに、決済機能部15で仮想通貨を用いているから、手続きが簡単であり、アーティスト等への対価支払も容易に行える。このような仮想通貨を最終支払いの段階で手数料を取るようにすれば、システム運用にあたって有利となる。
以上のように、上述したような著作権流通システム1では、著作権、その使用権(支分権)等の権利内容を予め定義してシステムに登録し、その登録内容から選択し権利内容を確定するようにしているので、簡単な構成であるにもかかわらず、権利内容を明確にすることができる。
また、権利内容をマネタイズ(印刷、配信等)する機能や、各権利のマネタイズ実績の集計、公表機能を備えているから、著作権等の権利価値を明確にすることができる。
そして、このようにすれば、アーティスト等の著作権者に著作権を残したまま、使用権(支分権)を容易かつ柔軟に流通できるようにし、権利の流通自体を活性化させることができる。
さらに、著作権流通システム1内で著作権等の権利の流通を完結することができ、またシステム内に仮想通貨、その他の決済機能を備えて、アーティスト等の著作権者への還元機能を備えているから、著作権等の権利の流通を容易に行うことができる。
そして、このような構成によれば、決済・商品化・公衆送信等の付随機能をシステム内包することにより、権利の流通状況のデータ化と流通状況に応じた課金、さらに権利が流通するごとに継続的にアーティスト等の著作権者への還元を行うことができる。
図5は本発明に係る著作権流通システム1の他の実施形態を示す。
この実施形態では、著作権、使用権、その他当該著作物に関連する権利を複数に分割して譲渡又は使用権設定を行う場合である。
即ち、著作権又は使用権を1個の権利として取引する場合、譲渡人又は使用者は当該取引のみによって収益を確保する必要があることから、その取引価格を高額に設定せざるを得ないことがある。この場合、譲受入又は使用者も高額の費用を用意することを強いられることから、初心者や十分な資金の無い者が気軽に取引に参加できない状況がしばしば生じる。
さらに、法律上の著作権の概念は、伝統的な権利観念、すなわち特定人による独占的な権利行使を前提として構成されているところ、現代においては、不特定多数の一般人が、高性能化したネットワークやパソコンを活用し、著作物に対して法律的には著作権の侵害に当たる使用・改変・拡散を行っていくことで、当該著作物の認知度や魅力が高まり、結果として当該著作物の価値を高める現象が生じている。そのため、著作権の取引においても、このような著作物の流通の現状に簡易に対応できる機能が求められる。
このため、本発明によれば、著作権使用権設定部14は、著作権、使用権、その他著作物に関連する権利を複数に分割して譲渡又は使用権設定を行う機能を備えるように構成している。これを詳述すると、著作権使用権設定部14は、譲渡又は使用設定の対象となる著作権、使用権、その他著作物に関連する権利を、運営者、譲渡人などが予め指定する特定の数に分割する機能と、分割された各権利を象徴化(例:ロット番号、画像、文章等の情報の付加)して表現する機能と、象徴化された権利を保有する者が行使できる権利の内容(例:当該権利を自由に行使できる、著作者と交流する機会が与えられる、特定の組み合わせの権利を保有している者だけが購入できる支分権を設ける等)を設定する機能の全部又は一部を備えている。
上述した構成による流通システム1において、例えば著作物としての楽曲登録の著作権の流通化手法として、楽曲登録を100分割したサービス券を発行(例えばバッジと称する。)する場合、図5に示すようになる。
始めに、楽曲登録をすると募集をかけ、限定100人までのパートナーを募集する。この場合において、そのサービス券は100円であったり、1000円であったりと不特定とする。また、応募者のパートナーにその楽曲を配信サービスを受ける。
楽曲配信以外にも、例えば種々のイベントを企画したり、握手会、サイン会、メッセージ交流会を行うようにしてもよい。
上述したよな応募者(パートナー)には、所定の特性数、例えば100人までと限定することにより、権利がプレミアム化され、価値が増幅する工夫がされる。
この場合、先着順というルールの中であるが、楽曲次第であれば、10万件、20万件ということもあり、そのプレミアム状況を掲示板でシグナルを送るようにすることができる。
また、特定数、例えば100人までの応募者が入ることで、購入希望するプロダクション、プロモーター等の要請があれば、その権利を譲渡する交渉をするプロセスにアップすることができる。
ここで、上述したサービス券(パッジ)は、
1)100個までは、楽曲登録者に販売手数料10%を引いた90%の利益を支払い、
2)100人のパートナーが、購入希望者(プロダクション、プロモーター、他のパートナー)に販売されるごとに、その販売価格の10%を楽曲登録者に還元する。
等で用いるようにすればよい。
また、応募者(パートナー)が、何件もの楽曲登録をした場合には、システム1の事務局は応募者(パートナー)に優待ポイントを設定し、例えば10件毎にプロモーションポイントを提供し応募者へ優遇するようにしてもよい。
以上のようにすれば、著作権、使用権、その他著作物に関連する権利などの権利を分割して取引することで取引単価を下げることができ、譲受入は取引への参入が容易になる。しかも、譲渡人にとっても、分割数(すなわち購入可能な人間の数)が特定の数に設定されることから、取引対象のプレミアム感をあおることで取引促進につなげることができる。
さらに、上述した構成によれば、取引対象たる権利が象徴化されることで、法律に明るくない人間にとっても心理的に取引に算入しやすくなる。
また、権利の内容を著作権法の概念にとらわれず自由に設定できることで、取引対象をより価値のあるものに定義できる。さらに、著作権者との交流というファン心理の要素や、権利の組み合わせというコレクション要素など、従来にない形の取引促進の要素を生み出せる。
ここで、上述した著作物に関連する権利の一例としては、「登録された著作物を創作したアーティストとメッセージ交換ができる権利」や「登録された著作物が実演されるイベントに参加できる権利」などがある。
そして、このような権利が設定されることで、当該著作物を愛好する者にとって経済価値のみにとどまらない付加価値を提示することができ、著作権流通システムにおける権利の売買流通をより促進させることが可能となる。
また、設定された権利の行使に特定の条件(例えば「他の特定の著作物についての権利も保有していること」や、「当該著作物の著作権者が提供する他の著作物についての権利を一定個数保有していること」など)を設定することにより、より多くの権利の購入するように促すこともできる。
なお、本発明は上述した実施の形態で説明した構造には限定されず、著作権流通システム1を構成する各部の形状、構造等を適宜変形、変更し得ることはいうまでもない。
たとえば決済機能部15において、ポイントを利用した仮想通貨を使用した場合を例示したが、適宜の決済方法を適宜採用してもよい。
1 著作権流通システム
11 著作物登録機能部
12 権利評価部
13 作品データベース
14 著作権使用権設定部
15 決済機能部
18 マネタイズ機能部

Claims (5)

  1. 著作権者が著作物を登録する著作物登録機能部と、当該著作物の権利評価を行う権利評価部と、登録された著作物の著作権に関する情報を記録する作品データベースと、登録された著作物の著作権に基づき当該著作権の譲渡使用権(支分権)又はその他当該著作物に関連する権利の設定を行う著作権使用権設定部と、当該使用権による対価を決済し著作権者への還元を行う決済機能部とを備え、
    著作権の権利そのものを簡略化し、著作権者が権利譲渡するもの、使用権を設定するもの等を明確にするとともに、マネタイズ手法を用いて著作権の価値化を図るマネタイズ機能部とを設けたことを特徴とする著作権流通システム。
  2. 請求項1記載の著作権流通システムにおいて、
    前記権利評価部は、著作物の著作権の権利そのものを事前に簡略化し、権利者が譲渡するもの、権利譲渡を行わないものを明確にするとともに、対象内容を明確化して整理し、登録内容の登録範囲毎に複数にコース分けしてメニュー化することにより、フォーマット化し、それぞれを設定、選択可能なパッケージとして構成されていることを特徴とする著作権流通システム。
  3. 請求項1または請求項2記載の著作権流通システムにおいて、
    前記マネタイズ機能部は、権利価値を著作物を使って見える化のコンテンツを作成し、これを数値化とリンクさせ、売上が記録できるようにし、それを公開化して、売買の実態を明確化するように構成されていることを特徴とする著作権流通システム。
  4. 請求項1、請求項2または請求項3記載の著作権流通システムにおいて、
    前記著作権使用権設定部は、当該著作権、使用権、その他当該著作物に関連する権利を複数に分割して譲渡又は使用権設定を行う機能を備えていることを特徴とする著作権流通システム。
  5. 請求項4記載の著作権流通システムにおいて、
    前記著作権使用権設定部は、当該著作権、使用権、その他当該著作物に関連する権利を、予め指定される特定の数に分割する機能と、分割された各権利を象徴化して表現する機能と、象徴化された権利を保有する者が行使できる権利の内容を設定する機能の全部又は一部を、さらに備えていることを特徴とする著作権流通システム。
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