JP2016172602A - 自動ワインダ - Google Patents
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Abstract
【課題】ロットチェンジを行う際に巻取りが中断されることを防止し、ロットチェンジを迅速に行うことが可能な自動ワインダを提供する。【解決手段】自動ワインダは、第1トレイ搬送路41と、複数の糸巻取ユニットと、複数の第2トレイ搬送路42と、規制装置60と、を備える。第1トレイ搬送路41は、ボビン装着トレイ5aと、ボビン無しトレイ5bと、を搬送する。第2トレイ搬送路42は、第1トレイ搬送路41から分岐して複数の糸巻取ユニットのそれぞれに向かう経路を有する。規制装置60は、第1トレイ搬送路41から第2トレイ搬送路42が分岐する箇所に設けられ、ロットチェンジを実行する際に、旧ロットのパッケージの巻取りが完了した、又は、旧ロットのパッケージの巻取りの進行状況が所定以上である糸巻取ユニットにおいて、ボビン無しトレイ5bのみを第2トレイ搬送路42へ搬送する。【選択図】図3
Description
本発明は、主として、トレイに装着された給糸ボビンを糸巻取ユニットへ供給する自動ワインダに関する。
従来から、複数の糸巻取ユニットを備える自動ワインダにおいて、給糸ボビンが装着されたトレイを搬送路に沿って搬送し、それぞれの糸巻取ユニットへ供給する構成が知られている。特許文献1は、この種の繊維機械を開示する。
特許文献1の繊維機械には、コップ(給糸ボビン)を供給する経路であるコップ供給区間と、巻取りが終わったコップ(巻管)を戻す経路である巻管戻し案内区間と、が設けられている。また、この2つの区間の間には、コップを巻取位置まで案内するとともに巻管を巻管戻し案内区間まで案内する経路である横方向搬送区間が複数設けられている。横方向搬送区間の入口には、当該入口を遮断可能な遮断部材が配置されている。遮断部材が入口を遮断した状態では、コップが装着されたトレイの進行が妨げられるが、コップが装着されていないトレイの進行は妨げられない。この構成により、コップが装着されていないトレイを横方向搬送区間に貯めることができる。これにより、コップが装着されていないトレイを搬送路から迅速に取り除くことができる。
ところで、自動ワインダでは、形成するパッケージの種類を変更するロットチェンジが行われることがある。ロットチェンジを行う場合、全ての糸巻取ユニットで旧ロットのパッケージの形成が完了した後に、新ロットの給糸ボビンを供給する必要がある。そのため、旧ロットのパッケージの形成が完了していない糸巻取ユニットに、給糸ボビンが装着されていないトレイが供給されると、巻取りが中断されてしまう。その結果、ロットチェンジに掛かる時間が長くなってしまう。
ここで、特許文献1の目的は、コップが装着されていないトレイを迅速に取り除くことにあり、ロットチェンジについては記載も示唆もされていない。
本発明は以上の事情に鑑みてされたものであり、その主要な目的は、ロットチェンジを行う際に巻取りが中断されることを防止し、ロットチェンジを迅速に行うことが可能な自動ワインダを提供することにある。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段とその効果を説明する。
本発明の観点によれば、以下の構成の自動ワインダが提供される。即ち、この自動ワインダは、第1トレイ搬送路と、複数の糸巻取ユニットと、複数の第2トレイ搬送路と、規制装置と、を備える。前記第1トレイ搬送路は、給糸ボビンが装着されるトレイを搬送する。前記糸巻取ユニットは、前記第1トレイ搬送路により搬送された前記トレイに装着された前記給糸ボビンから糸を解舒してパッケージを形成する。前記第2トレイ搬送路は、前記第1トレイ搬送路から分岐して複数の前記糸巻取ユニットのそれぞれに向かう経路を有する。前記規制装置は、前記第1トレイ搬送路から前記第2トレイ搬送路が分岐する箇所に設けられ、前記トレイが前記第1トレイ搬送路から前記第2トレイ搬送路へ移動することを規制する。前記規制装置は、前記トレイに前記給糸ボビンが装着されたボビン装着トレイの前記給糸ボビンに接触することで当該ボビン装着トレイの移動を規制するとともに前記トレイに前記給糸ボビンが装着されていないボビン無しトレイの移動を規制しない位置である規制位置に移動可能な接触部材と、前記接触部材を移動させる駆動源と、で構成される。前記規制装置は、前記糸巻取ユニットが形成するパッケージが旧ロットから新ロットへ変更するロットチェンジを実行する際に、旧ロットのパッケージの巻取りが完了した、又は、旧ロットのパッケージの巻取りの進行状況が所定以上である前記糸巻取ユニットにおいて、前記駆動源により前記接触部材を前記規制位置へ移動させる。
これにより、ボビン装着トレイを新たに供給する必要のない糸巻取ユニットの第2トレイ搬送路に、ボビン無しトレイを貯留することができる。従って、ボビン無しトレイが第1トレイ搬送路及び第2トレイ搬送路を周回することを防止できる。
前記の自動ワインダにおいては、以下の構成とすることが好ましい。即ち、この自動ワインダは、ガイド板と、コンベア部材と、を備える。前記ガイド板は、当該第1トレイ搬送路に沿って前記トレイを案内する。前記コンベア部材は、当該ガイド板が形成した前記第1トレイ搬送路に沿って前記トレイを搬送する。前記規制装置は、前記接触部材を前記規制位置に移動させることによって、鉛直方向で見たときに、前記第1トレイ搬送路から前記第2トレイ搬送路へ向かう前記ボビン装着トレイが、当該第1トレイ搬送路に沿って搬送され続けるように当該ボビン装着トレイの進路を遮る。
これにより、第1トレイ搬送路から第2トレイ搬送路への移動が遮られたボビン装着トレイを第1トレイ搬送路に沿って継続して搬送することができる。
前記の自動ワインダにおいては、前記第1トレイ搬送路のうち、前記規制位置の前記接触部材と前記ガイド板とで形成される経路の幅は、前記ガイド板同士で形成される経路の幅よりも広いことが好ましい。
これにより、接触部材はトレイではなく給糸ボビンに接触して案内するため、経路の幅を広くすることで、ボビン装着トレイを適切に第1トレイ搬送路に沿って案内することができる。
前記の自動ワインダにおいては、前記駆動源は、ソレノイドであることが好ましい。
これにより、エアシリンダ等と比較して、部品点数が少なく、かつ既存の自動ワインダに増設することが容易となる。
前記の自動ワインダにおいては、前記駆動源は、ロータリソレノイドであることが好ましい。
伸縮式のソレノイドだけではボビン装着トレイを規制するほど案内部材を移動させることは困難である。この点、ロータリソレノイドを用いることで、シンプルな構成で接触部材を規制位置まで案内することができる。
前記の自動ワインダにおいては、前記規制装置は、前記接触部材が前記規制位置にある場合において、前記ボビン装着トレイが前記接触部材に力を及ぼしたときに当該接触部材が前記規制位置からズレることを防止することが好ましい。
これにより、接触部材が規制位置からズレにくくなるため、ボビン無しトレイのみを確実に第2トレイ搬送路へ案内することができる。
前記の自動ワインダにおいては、前記駆動源がエアシリンダであることが好ましい。
これにより、エアシリンダは大きなトルクを発生させることができるので、トレイが詰まって滞留してしまうことを防止できる。
前記の自動ワインダにおいては、以下の構成とすることが好ましい。即ち、前記糸巻取ユニット毎に、前記第2トレイ搬送路及び前記規制装置が設けられている。前記駆動源は、前記糸巻取ユニット毎に設けられた制御部によって制御される。
これにより、糸の巻取状態を把握している制御部で規制装置を制御することができるので、例えば旧ロットの巻取りが完了した直後に接触部材を動作させることができる。
前記の自動ワインダにおいては、以下の構成とすることが好ましい。即ち、この自動ワインダは、複数の前記糸巻取ユニットをまとめて制御する機台制御装置を備える。前記機台制御装置が複数の前記糸巻取ユニットにロットチェンジを指示する。
これにより、複数の糸巻取ユニットに対してロットチェンジを一斉に指示できる。
次に、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。初めに、本実施形態の自動ワインダ1の概要について図1を参照して説明する。図1は、自動ワインダ1の概略的な構成を示す平面図である。
本実施形態の自動ワインダ1は、並べて配置された複数の糸巻取ユニット4と、糸巻取ユニット4に給糸ボビン21を供給するトレイ5を搬送するためのトレイ搬送路6と、複数の糸巻取ユニット4が並べられた方向の一端に配置された機台制御装置7と、を備えている。
糸巻取ユニット4は、供給された給糸ボビン21の糸20を巻き取ってパッケージ29を形成する。
トレイ搬送路6は、第1トレイ搬送路41と、第2トレイ搬送路42と、第3トレイ搬送路43と、を備える。
第1トレイ搬送路41は、糸巻取ユニット4が並べられた方向に沿うように形成されている。精紡機等で製造された給糸ボビン21は、トレイ5に装着された後に、第1トレイ搬送路41に沿って搬送される。
第2トレイ搬送路42は、第1トレイ搬送路41から分岐するように形成されている。第2トレイ搬送路42は、糸巻取ユニット4毎に形成されており、それぞれの糸巻取ユニット4が巻取りを行う位置までトレイ5を搬送する。なお、第1トレイ搬送路41はループ状に構成されており、トレイ5は、第2トレイ搬送路42に搬送されるまで第1トレイ搬送路41を周回し続ける。
第3トレイ搬送路43は、糸巻取ユニット4を挟んで第1トレイ搬送路41の反対側に、かつ、第1トレイ搬送路41と平行に形成されている。第3トレイ搬送路43は、第2トレイ搬送路42と合流するように構成されている。糸巻取ユニット4で巻取りが完了した給糸ボビン21(即ち芯管21a)が装着されたトレイ5は、第3トレイ搬送路43に沿って搬送される。
第3トレイ搬送路43に沿って搬送されたトレイ5は、芯管21aが取り外された後に新たな給糸ボビン21が装着されて、再び第1トレイ搬送路41に沿って搬送される。
機台制御装置7は複数の糸巻取ユニット4と通信可能に構成されており、機台制御装置7によって複数の糸巻取ユニット4の動作をまとめて管理することが可能となっている。また、機台制御装置7は、各糸巻取ユニット4に対して巻取条件等を指示したり、形成するパッケージの種類を切り替えるロットチェンジを指示したりする。
次に、図2を参照して、糸巻取ユニット4について詳細に説明する。図2は、糸巻取ユニット4の模式的な側面図である。糸巻取ユニット4は、給糸ボビン21の糸を巻取ボビン22に巻き取ってパッケージ29を形成するための装置である。以下、この糸巻取ユニット4の各部について説明する。
上述のように第2トレイ搬送路42によって糸巻取ユニット4に供給された給糸ボビン21は、巻取部16等によって巻き取られる。また、図2に示すように、糸巻取ユニット4は、糸走行経路に配置される主要な装置として、給糸部10側からパッケージ29側へ向かって順に、解舒補助装置12と、テンション付与装置13と、糸継装置14と、クリアラ(糸品質測定器)15と、が配置されている。
解舒補助装置12は、給糸ボビン21から解舒される糸20が遠心力によって振り回されて外側に膨らんだ部分(バルーン)に対して接触するバルーン抑制部材27を有している。解舒補助装置12は、バルーン抑制部材27を給糸ボビン21に近づけるように下降させることができる。これにより、糸20が過度に振り回されることを抑制し、当該バルーンを一定の大きさに保つことができる。従って、糸巻取ユニット4は、給糸ボビン21からの糸20の解舒を一定のテンションで行うことができる。なお、バルーン抑制部材27はユニット制御部(制御部)30によって制御されている。
テンション付与装置13は、ユニット制御部30の指示に応じて、走行する糸20に所定のテンションを付与するものである。本実施形態のテンション付与装置13は、固定の櫛歯に対して可動の櫛歯を配置するゲート式に構成されている。可動側の櫛歯は、櫛歯同士が噛合せ状態又は解放状態になるように回動可能に構成されている。
解舒補助装置12とテンション付与装置13との間には下糸検出センサ31が配置されている。下糸検出センサ31は、配置される位置において糸が走行しているか否かを検出可能に構成されている。
クリアラ15は、糸20の糸太さを監視することにより、スラブ等の糸欠陥(糸欠点)を検出するように構成されている。また、クリアラ15よりも糸道の上流側(下方)には、当該クリアラ15が糸欠陥を検出したときに直ちに糸20を切断するためのカッタ39が配置されている。
糸継装置14は、クリアラ15が糸欠陥を検出してカッタ39で糸を切断する糸切断時、給糸ボビン21からの解舒中の糸の糸切れ時、又は給糸ボビン21の交換時等に、給糸ボビン21側の下糸と、パッケージ29側の上糸とを糸継ぎするものである。このような糸継装置14としては、圧縮空気等の流体を用いるものや、機械式のものを使用することができる。
糸継装置14の下側及び上側には、給糸ボビン21側の下糸を捕捉して案内する下糸案内パイプ25と、パッケージ29側の上糸を捕捉して案内する上糸案内パイプ26と、が設けられている。下糸案内パイプ25の先端には吸引口32が形成され、上糸案内パイプ26の先端にはサクションマウス34が備えられている。下糸案内パイプ25及び上糸案内パイプ26には適宜の負圧源がそれぞれ接続されており、前記吸引口32及びサクションマウス34に吸引力を生じさせることができる。
この構成で、給糸ボビンの交換時等においては、下糸案内パイプ25の吸引口32が下方へ回動して下糸を吸引捕捉し、その後、軸33を中心にして上方へ回動することで糸継装置14まで下糸を案内する。また、これと略同時に、上糸案内パイプ26が図2の位置から軸35を中心として上方へ回動するとともにパッケージ29を逆回転させ、当該パッケージ29から解舒される上糸をサクションマウス34によって捕捉する。続いて、上糸案内パイプ26が軸35を中心として下方へ回動することで、糸継装置14に上糸を案内するようになっている。そして、糸継装置14において、下糸と上糸の糸継ぎが行われる。
また、糸巻取ユニット4は、クリアラ15の更に下流側に、クレードル23と、綾振ドラム24と、を備える。クレードル23は、巻取ボビン22を装着可能に構成されている。綾振ドラム24は、糸20をトラバースさせるとともに前記巻取ボビン22を駆動して糸20の巻取りを行う。
以上の構成で、自動ワインダ1の各糸巻取ユニット4は、給糸ボビン21から解舒された糸20を巻取ボビン22に巻き取ってパッケージ29を形成することができる。
次に、第1トレイ搬送路41から第2トレイ搬送路42が分岐する箇所の近傍に配置される部材について図3及び図4を参照して説明する。図3及び図4は、第1トレイ搬送路41から第2トレイ搬送路42が分岐する箇所の近傍の平面図及び斜視図である。
図3及び図4に示すように、自動ワインダ1は、ガイド板51〜54と、コンベア部材55と、ターンテーブル56と、搬送ガイド57と、を備える。
ガイド板51〜54は、第1トレイ搬送路41及び第2トレイ搬送路42を形成しており、トレイ5をガイドする。トレイ5は、図4に示すように、円板状のベース部91と、ベース部91から上側に突出する円板状の突出部92と、突出部92から更に上側に突出しする棒状のペッグ93と、から構成される。ガイド板51〜54は、突出部92に接触してトレイ5の移動を規制することでトレイ5を案内する。
ガイド板51は、第1トレイ搬送路41の奥側(糸巻取ユニット4の反対側)を形成する。ガイド板51には、第2トレイ搬送路42との接続箇所の近傍(詳細には直上流)において、ガイド板52が取り付けられている。
ガイド板52は、第1トレイ搬送路41の奥側を形成する。ガイド板52には、下流に向かうにつれて糸巻取ユニット4に近づく第1傾斜部52aと、下流に向かうにつれて糸巻取ユニット4から離れる第2傾斜部52bと、が形成されている。
ガイド板53は、第1トレイ搬送路41の手前側(糸巻取ユニット4側)及び第2トレイ搬送路42の一側(内側)を形成する。ガイド板53には、第1傾斜部52aに対して略平行な直線部53aと、湾曲する第2トレイ搬送路42を形成するための湾曲部53bと、が形成されている。
ガイド板54は、第2トレイ搬送路42の他側(外側)と第1トレイ搬送路41の手前側を形成する。ガイド板54には、第2トレイ搬送路42を形成するための湾曲部54aと、第1トレイ搬送路41を形成するための、直線部54bと、が形成されている。
このように、第1トレイ搬送路41において、第2トレイ搬送路42との分岐箇所より上流には、下流に向かうにつれて糸巻取ユニット4側に傾斜する部分があること等により、第1トレイ搬送路41に沿って搬送されるトレイ5は、別の部材によって進路が遮られない限り、第2トレイ搬送路42へ搬送される。
コンベア部材55は、載置されたトレイ5を機台制御装置7側へ(図3の矢印の方向へ)搬送する。コンベア部材55に沿って搬送されるトレイ5はガイド板51〜54に接触することで搬送方向が調整されつつ搬送される。
ターンテーブル56は、円板状に形成されており、その上面は略水平となっている。ターンテーブル56は、図略のラッチ式の駆動伝達機構を介してモータの駆動力が伝達されることにより、一方向(図3の反時計回り方向)に回転駆動される。第1トレイ搬送路41から第2トレイ搬送路42に搬送されたトレイ5は、ターンテーブル56の上に乗せられる。ターンテーブル56によって回転されるトレイ5は、ガイド板53,54に接触することで搬送方向が調整されつつ搬送される。
なお、第2トレイ搬送路42には、所定数(本実施形態では2個)のトレイ5を貯留することができる。第2トレイ搬送路42に所定数のトレイ5が貯留されている場合、第1トレイ搬送路41に沿って搬送されてきたトレイ5は、第2トレイ搬送路42に貯留されているトレイ5に接触することで、第2トレイ搬送路42には入らず、第1トレイ搬送路41の更に下流へ搬送される。
搬送ガイド57は、第2トレイ搬送路42に配置されている。搬送ガイド57は、第2トレイ搬送路42に沿って搬送されるトレイ5に接触する係止部57aを有している。また、搬送ガイド57は、図略の回転軸を中心に回転可能に構成されている。この構成により、搬送ガイド57は、係止部57aによってトレイ5を堰き止める状態と、堰止めを解除してトレイ5を下流側(糸巻取ユニット4側)へ搬送可能にする状態と、を切り替えることができる。
具体的には、搬送ガイド57は、通常はトレイ5を堰き止めておく。そして、糸巻取ユニット4が給糸ボビン21を排出した際に、次の給糸ボビン21を糸巻取ユニット4に供給するために、トレイ5の堰止めを解除してトレイ5を下流側へ搬送する。
また、第1トレイ搬送路41から第2トレイ搬送路42が分岐する箇所の近傍には、規制装置60が配置されている。規制装置60は、第1トレイ搬送路41に沿って搬送されるトレイ5が第2トレイ搬送路42に入らないように規制したり、その規制を解除したりすることができる。
以下、主に図5を参照して、規制装置60について説明する。図5は、規制装置60の斜視図である。図5に示すように、規制装置60は、取付板61と、ロータリソレノイド(駆動源)62と、動力伝達部63と、接触レバー部材(接触部材)64と、を備えている。
取付板61は、2つの水平面部61a、61bと、それらを接続する垂直面部61cと、から構成されるクランク状の板である。水平面部61aは、ガイド板53に接続される。水平面部61bの下面には、ロータリソレノイド62が取り付けられるとともに、水平面部61bの上面には、動力伝達部63が取り付けられる。ロータリソレノイド62は、ユニット制御部30によって制御されており、ユニット制御部30が指示したタイミングで出力軸62aを回動させる。
動力伝達部63は、ケース70と、位置切替部材71と、回動板72と、ベアリング73,74と、ストッパ75,76と、回動軸部77と、を備えている。なお、図5では、ケース70を鎖線で示し、当該ケース70の内部に配置されている部材を表示している。
位置切替部材71は、所定の長さを有する板状の部材である。位置切替部材71は、ロータリソレノイド62の出力軸62aと一体的に回動するように構成されている。
回動板72は、略三角状の板状の部材である。回動板72は、回動軸部77を回動中心として回動可能となるようにケース70に取り付けられている。回動板72には、ベアリング73,74が取り付けられている。位置切替部材71が回動することで、位置切替部材71がベアリング73又はベアリング74を押圧する。これにより、回動板72を回動させることができる。
ストッパ75は、ベアリング73が位置切替部材71に押圧されて回転した際に、当該ベアリング73と接触する。これにより、回動板72(ひいては接触レバー部材64)の過剰な回動を防止することができる。ストッパ76は、ベアリング74が位置切替部材71に押圧されて回転した際に、当該ベアリング74と接触する。これにより、回動板72(ひいては接触レバー部材64)の過剰な回動を防止することができる。
接触レバー部材64は、回動軸部77と一体的に回転するように、当該回動軸部77に取り付けられている。この構成により、ロータリソレノイド62を回動させることで、接触レバー部材64を回動させることができる。図3に示すように、接触レバー部材64は、実線で示す規制位置と、鎖線で示す解除位置と、の間で移動可能に構成されている。
また、図4等に示すように、接触レバー部材64は、トレイ5のペッグ93よりも高い位置に配置されている。従って、接触レバー部材64はトレイ5の突出部92ではなく給糸ボビン21に接触して規制を行う。具体的には、接触レバー部材64が規制位置にある場合、給糸ボビン21が装着されたトレイ5については、当該給糸ボビン21と接触レバー部材64が接触するため、このトレイ5が第2トレイ搬送路42に入らないように規制される。なお、給糸ボビン21ではなく芯管21aが装着されたトレイ5についても同様である。
このように、接触レバー部材64が規制位置にある場合、接触レバー部材64は第1トレイ搬送路41の一部を構成している。上述のように、接触レバー部材64は突出部92ではなく給糸ボビン21に接触して規制を行う。従って、第1傾斜部52aと直線部53aで構成される部分の幅をL1とし、接触レバー部材64と第2傾斜部52bで構成される部分の幅をL2としたとき、L2>L1となる。このように接触レバー部材64が形成する第1トレイ搬送路41の幅を広くすることで、給糸ボビン21が装着されたトレイ5をスムーズに搬送することができる。なお、接触レバー部材64の下流に置いては、経路の幅が徐々に狭くなってL1と同等となる。
また、接触レバー部材64が規制位置にある場合において、ベアリング74は、ストッパ76と位置切替部材71の間に挟まれるように配置される。従って、給糸ボビン21が接触レバー部材64に接触した場合であっても、ベアリング74の移動が規制されるため、接触レバー部材64の位置を維持することができる。
次に、糸巻取ユニット4が形成するパッケージ29の種類を切り替える処理(ロットチェンジ)を行う際にユニット制御部30が行う制御について図3から図6を参照して説明する。図6は、ロットチェンジの際にユニット制御部30が行う処理を示すフローチャートである。
ロットチェンジを行う際には、異なる糸種の給糸ボビン21がトレイ搬送路6上に混在することを防止するために、旧ロットのパッケージ29の巻取りが完了するまで、新たな糸種の給糸ボビン21の供給が開始されない。従って、給糸ボビン21(芯管21aを含む)が装着されていないトレイ5が第1トレイ搬送路41等に沿って搬送されることとなる。以下の説明では、給糸ボビン21(芯管21aを含む)が装着されたトレイ5をボビン装着トレイ5aと記し、給糸ボビン21(芯管21aを含む)が装着されていないトレイ5をボビン無しトレイ5bと記す。
ロットチェンジを開始する際には、初めに機台制御装置7がそれぞれの糸巻取ユニット4に対して指示を行う。糸巻取ユニット4のユニット制御部30は、この指示が入力されると(S101)、旧ロットのパッケージ29の巻取りが完了したか否かを判断する(S102)。
ユニット制御部30は、旧ロットのパッケージ29の巻取りが完了していると判断した場合、接触レバー部材64を規制位置に移動する(S103)。これにより、該当する糸巻取ユニット4の第2トレイ搬送路42にボビン装着トレイ5aが搬送されることを規制できる。従って、該当する糸巻取ユニット4の第2トレイ搬送路42には、ボビン無しトレイ5bのみが搬送される。
一方、ユニット制御部30は、旧ロットのパッケージ29の巻取りが完了していない場合、巻取りの進行状況が所定以上か否かを判断する(S104)。この進行状況とは、どれくらい糸20を巻けばパッケージ29が完成するかを示している。「所定以上」の判断基準は任意であるが、例えば新たな給糸ボビン21を糸巻取ユニット4(又は第2トレイ搬送路42)に供給することなくパッケージ29が完成する場合、「所定以上」に該当すると判断することができる。
ユニット制御部30は、旧ロットのパッケージ29の巻取りの進行状況が所定以上であると判断した場合、接触レバー部材64を規制位置に移動する(S105)。これにより、該当する糸巻取ユニット4の第2トレイ搬送路42には、ボビン無しトレイ5bのみが搬送される。糸巻取ユニット4は、この状態で旧ロットのパッケージ29の巻取りを継続する。ユニット制御部30は、旧ロットのパッケージ29の巻取りが完了したか否か判断している(S106)。
ユニット制御部30は、旧ロットのパッケージ29の巻取りが完了したと判断した場合(具体的には、S102でYesの場合でS103の後、又は、S106でYesの場合)、搬送ガイド57を駆動して、第2トレイ搬送路42に現在貯留されているトレイ5を第3トレイ搬送路43へ搬送する(S107)。これにより、該当する糸巻取ユニット4の第2トレイ搬送路42にボビン装着トレイ5aが貯留されていた場合であっても、当該ボビン装着トレイ5aを排出することができる。
S103(S105)及びS107の処理が行われることにより、該当する糸巻取ユニット4の第2トレイ搬送路42には、ボビン無しトレイ5bのみが供給されて貯留されることとなる。これにより、トレイ搬送路6に沿って搬送されるボビン無しトレイ5bを減らすことができる。
ここで、巻取りを継続中の糸巻取ユニット4に対してボビン無しトレイ5bが供給された場合、トレイ5を糸巻取ユニット4に供給し、当該トレイ5に給糸ボビン21が装着されていないことを確認した後に、当該トレイ5を排出する必要がある。従って、糸巻取ユニット4にボビン無しトレイ5bが供給された場合、巻取りが中断し、時間のロスが大きくなる。
この点、本実施形態では、巻取りが完了した糸巻取ユニット4の第2トレイ搬送路42にボビン無しトレイ5bを貯留することができるので、トレイ搬送路6に沿って搬送されるボビン無しトレイ5bを減らすことができる。そのため、上記の時間のロスを抑えることができる。
次に、ユニット制御部30は、搬送ガイド57によってボビン無しトレイ5bを巻取位置に搬送することで、巻取位置にボビン無しトレイ5bを貯留する(S108)。これにより、ボビン無しトレイ5bの貯留数を増やすことができるので、トレイ搬送路6を搬送されるボビン無しトレイ5bの数を更に減らすことができる。
旧ロットのパッケージ29の巻取りが完了した場合、ユニット制御部30は、その旨を機台制御装置7へ送信する。機台制御装置7は、全ての糸巻取ユニット4で巻取りが完了した場合、その旨を全ての糸巻取ユニット4へ通知する。ユニット制御部30は、機台制御装置7からの通知を受けた場合(S109)、接触レバー部材64を待機位置へ移動させるとともに(S110)、ボビン無しトレイ5bを第3トレイ搬送路43へ搬送する(S111)。その後、ボビン無しトレイ5bに新ロットの給糸ボビン21が装着されて、新ロットのパッケージ29の巻取りが開始される。
以上に説明したように、本実施形態の自動ワインダ1は、第1トレイ搬送路41と、複数の糸巻取ユニット4と、複数の第2トレイ搬送路42と、規制装置60と、を備える。第1トレイ搬送路41は、ボビン装着トレイ5aと、ボビン無しトレイ5bと、を搬送する。糸巻取ユニット4は、第1トレイ搬送路41により搬送されたトレイ5に装着された給糸ボビン21から糸20を解舒してパッケージ29を形成する。第2トレイ搬送路42は、第1トレイ搬送路41から分岐して複数の糸巻取ユニット4のそれぞれに向かう経路を有する。規制装置60は、第1トレイ搬送路41から第2トレイ搬送路42が分岐する箇所に設けられ、ボビン装着トレイ5aが第1トレイ搬送路41から第2トレイ搬送路42へ移動することを規制する。規制装置60は、ボビン装着トレイ5aの給糸ボビン21に接触することで当該ボビン装着トレイ5aの移動を規制するとともにボビン無しトレイ5bの移動を規制しない位置である規制位置に移動可能な接触レバー部材64と、接触レバー部材64を移動させる駆動源と、で構成される。規制装置60は、糸巻取ユニット4が形成するパッケージ29が旧ロットから新ロットへ変更するロットチェンジを実行する際に、旧ロットのパッケージ29の巻取りが完了した、又は、旧ロットのパッケージ29の巻取りの進行状況が所定以上である糸巻取ユニット4において、ロータリソレノイド62により接触レバー部材64を規制位置へ移動させる。
これにより、ボビン装着トレイ5aを新たに供給する必要のない糸巻取ユニット4の第2トレイ搬送路42に、ボビン無しトレイ5bを貯留することができる。従って、ボビン無しトレイ5bが第1トレイ搬送路41及び第2トレイ搬送路42を周回することを防止できる。
また、本実施形態の自動ワインダ1は、ガイド板51〜54と、コンベア部材55と、を備える。ガイド板51〜54は、当該第1トレイ搬送路41に沿ってトレイ5を案内する。コンベア部材55は、当該ガイド板51〜54が形成した第1トレイ搬送路41に沿ってトレイ5を搬送する。規制装置60は、接触レバー部材64を規制位置に移動させることによって、鉛直方向で見たときに、第1トレイ搬送路41から第2トレイ搬送路42へ向かうボビン装着トレイ5aが、当該第1トレイ搬送路41に沿って搬送され続けるように当該ボビン装着トレイ5aの進路を遮る。
これにより、第1トレイ搬送路41から第2トレイ搬送路42への移動が遮られたボビン装着トレイ5aを第1トレイ搬送路41に沿って継続して搬送することができる。
また、本実施形態の自動ワインダ1において、第1トレイ搬送路41のうち、規制位置の接触レバー部材64とガイド板52で形成される経路の幅は、ガイド板51〜54同士で形成される経路の幅よりも広い。
これにより、接触レバー部材64はトレイ5ではなく給糸ボビン21に接触して案内するため、経路の幅を広くすることで、ボビン装着トレイ5aを適切に第1トレイ搬送路41に沿って案内することができる。
また、本実施形態の自動ワインダ1において、規制装置60は、接触レバー部材64が規制位置にある場合において、ボビン装着トレイ5aが接触レバー部材64に力を及ぼしたときに、ベアリング74を位置切替部材71とストッパ76で挟み込むことで、接触レバー部材64が規制位置からズレることを防止する。
これにより、接触レバー部材64が規制位置からズレにくくなるため、ボビン無しトレイ5bのみを確実に第2トレイ搬送路42へ案内することができる。
また、本実施形態の自動ワインダ1においては、糸巻取ユニット4毎に、第2トレイ搬送路及び規制装置60が設けられている。ロータリソレノイド62は、糸巻取ユニット4毎に設けられたユニット制御部30によって制御される。
これにより、糸20の巻取状態を把握しているユニット制御部30で規制装置60を制御することができるので、例えば旧ロットの巻取りが完了した直後に接触レバー部材64を動作させることができる。
また、本実施形態の自動ワインダ1は、複数の糸巻取ユニット4をまとめて制御する機台制御装置7を備える。機台制御装置7は複数の糸巻取ユニット4にロットチェンジを指示する。
これにより、複数の糸巻取ユニット4に対してロットチェンジを一斉に指示できる。
次に、図7を参照して上記の実施形態の変形例を説明する。図7は、変形例に係る規制装置60を示す斜視図である。なお、本変形例の説明においては、上記の実施形態と同一又は類似の部材には図面に同一の符号を付し、説明を省略する場合がある。
上記の実施形態では、接触レバー部材64を駆動する駆動源としてロータリソレノイド62を用いたが、本変形例では、エアシリンダ80を駆動源として用いている。具体的には、エアシリンダ80は、シリンダ本体81と、シリンダ本体81に対して伸縮可能なシリンダロッド82と、を備える。シリンダロッド82の先端には、連結部材83を介して、接触板部材(接触部材)65が回動可能に取り付けられている。
接触板部材65は、クランク状に構成されており、水平面部65a,65bと、垂直面部65cと、を備えている。水平面部65aには、連結部材83を介してシリンダロッド82が取り付けられる。また、接触板部材65は、回転軸部66を中心に回動可能に構成されている。水平面部65bは、トレイ5のペッグ93より高い位置に形成されている。
この構成により、エアシリンダ80のシリンダロッド82を伸縮させることで、回転軸部66を中心として接触板部材65を回動させることができる。これにより、ボビン装着トレイ5aが第2トレイ搬送路42へ搬送されることを規制する状態と、それが解除された状態と、を切り替えることができる。
また、エアシリンダ80は大きなトルクを発生させることができ、トレイ搬送路6にトレイ5が引っ掛かっても滞留することなく当該トレイ5を押し出すことができる。
なお、駆動源は上記のロータリソレノイド及びエアシリンダに限られず、適宜変更できる。例えば伸縮式のソレノイドを用いても良い。この場合、ソレノイドの伸縮だけでは規制位置と解除位置の切換えが困難であれば、ソレノイドの伸縮運動を回転運動に変換する伝達機構を用いても良い。
以上に本発明の好適な実施の形態を説明したが、上記の構成は例えば以下のように変更することができる。
上記で説明したフローチャートは一例であり、処理の順序の変更、処理の内容の変更、処理の追加、及び処理の削除等を行うことができる。
機台制御装置7が行っている制御の一部をユニット制御部30で行っても良いし、ユニット制御部30で行っている制御の一部を機台制御装置7で行っても良い。例えば上記では、ロータリソレノイド62は、ユニット制御部30によって制御されているが、機台制御装置7によって制御されていても良いし、規制装置60が専用の制御部を備えていても良い。
1 自動ワインダ
5 トレイ
5a ボビン装着トレイ
5b ボビン無しトレイ
7 機台制御装置
21 給糸ボビン
21a 芯管
30 ユニット制御部(制御部)
41 第1トレイ搬送路
42 第2トレイ搬送路
43 第3トレイ搬送路
51〜54 ガイド板
60 規制装置
62 ロータリソレノイド(駆動源)
64 接触レバー部材(接触部材)
65 接触板部材(接触部材)
80 エアシリンダ(駆動源)
5 トレイ
5a ボビン装着トレイ
5b ボビン無しトレイ
7 機台制御装置
21 給糸ボビン
21a 芯管
30 ユニット制御部(制御部)
41 第1トレイ搬送路
42 第2トレイ搬送路
43 第3トレイ搬送路
51〜54 ガイド板
60 規制装置
62 ロータリソレノイド(駆動源)
64 接触レバー部材(接触部材)
65 接触板部材(接触部材)
80 エアシリンダ(駆動源)
Claims (9)
- 給糸ボビンが装着されるトレイを搬送する第1トレイ搬送路と、
前記第1トレイ搬送路により搬送された前記トレイに装着された前記給糸ボビンから糸を解舒してパッケージを形成する複数の糸巻取ユニットと、
前記第1トレイ搬送路から分岐して複数の前記糸巻取ユニットのそれぞれに向かう経路を有する複数の第2トレイ搬送路と、
前記第1トレイ搬送路から前記第2トレイ搬送路が分岐する箇所に設けられ、前記トレイが前記第1トレイ搬送路から前記第2トレイ搬送路へ移動することを規制する規制装置と、
を備え、
前記規制装置は、
前記トレイに前記給糸ボビンが装着されたボビン装着トレイの前記給糸ボビンに接触することで当該ボビン装着トレイの移動を規制するとともに前記トレイに前記給糸ボビンが装着されていないボビン無しトレイの移動を規制しない位置である規制位置に移動可能な接触部材と、
前記接触部材を移動させる駆動源と、
で構成され、
前記規制装置は、前記糸巻取ユニットが形成するパッケージが旧ロットから新ロットへ変更するロットチェンジを実行する際に、旧ロットのパッケージの巻取りが完了した、又は、旧ロットのパッケージの巻取りの進行状況が所定以上である前記糸巻取ユニットにおいて、前記駆動源により前記接触部材を前記規制位置へ移動させることを特徴とする自動ワインダ。 - 請求項1に記載の自動ワインダであって、
当該第1トレイ搬送路に沿って前記トレイを案内するガイド板と、
当該ガイド板が形成した前記第1トレイ搬送路に沿って前記トレイを搬送するコンベア部材と、
を備え、
前記規制装置は、前記接触部材を前記規制位置に移動させることによって、鉛直方向で見たときに、前記第1トレイ搬送路から前記第2トレイ搬送路へ向かう前記ボビン装着トレイが、当該第1トレイ搬送路に沿って搬送され続けるように当該ボビン装着トレイの進路を遮ることを特徴とする自動ワインダ。 - 請求項2に記載の自動ワインダであって、
前記第1トレイ搬送路のうち、前記規制位置の前記接触部材と前記ガイド板とで形成される経路の幅は、前記ガイド板同士で形成される経路の幅よりも広いことを特徴とする自動ワインダ。 - 請求項1から3までの何れか一項に記載の自動ワインダであって、
前記駆動源は、ソレノイドであることを特徴とする自動ワインダ。 - 請求項4に記載の自動ワインダであって、
前記駆動源は、ロータリソレノイドであることを特徴とする自動ワインダ。 - 請求項5に記載の自動ワインダであって、
前記規制装置は、前記接触部材が前記規制位置にある場合において、前記ボビン装着トレイが前記接触部材に力を及ぼしたときに当該接触部材が前記規制位置からズレることを防止することを特徴とする自動ワインダ。 - 請求項1から3までの何れか一項に記載の自動ワインダであって、
前記駆動源がエアシリンダであることを特徴とする自動ワインダ。 - 請求項1から7までの何れか一項に記載の自動ワインダであって、
前記糸巻取ユニット毎に、前記第2トレイ搬送路及び前記規制装置が設けられており、
前記駆動源は、前記糸巻取ユニット毎に設けられた制御部によって制御されることを特徴とする自動ワインダ。 - 請求項1から8までの何れか一項に記載の自動ワインダであって、
複数の前記糸巻取ユニットをまとめて制御する機台制御装置を備え、
前記機台制御装置が複数の前記糸巻取ユニットにロットチェンジを指示することを特徴とする自動ワインダ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015052257A JP2016172602A (ja) | 2015-03-16 | 2015-03-16 | 自動ワインダ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015052257A JP2016172602A (ja) | 2015-03-16 | 2015-03-16 | 自動ワインダ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016172602A true JP2016172602A (ja) | 2016-09-29 |
Family
ID=57009497
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015052257A Pending JP2016172602A (ja) | 2015-03-16 | 2015-03-16 | 自動ワインダ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2016172602A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107954271A (zh) * | 2016-10-18 | 2018-04-24 | 村田机械株式会社 | 托盘输送装置 |
EP3326946A1 (en) | 2016-11-29 | 2018-05-30 | Murata Machinery, Ltd. | Yarn winding machine and spinning machine |
-
2015
- 2015-03-16 JP JP2015052257A patent/JP2016172602A/ja active Pending
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CN107954271A (zh) * | 2016-10-18 | 2018-04-24 | 村田机械株式会社 | 托盘输送装置 |
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