JP2016172291A - 電子装置及び電子装置の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】保護膜にクラックが発生することを防止することが可能な電子装置を提供する。
【解決手段】実施形態に係る電子装置は、下地領域10上に設けられたMEMS素子20と、第1の層31と、第1の層上に設けられた第2の層32と、第2の層上に設けられた第3の層33とを備え、MEMS素子を覆い、その内側にキャビティ40を形成する保護膜30とを備え、下地領域の表面に対して垂直な方向から見て、第2の層の外周がキャビティの外周よりも内側に位置する。
【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、電子装置及び電子装置の製造方法に関する。
半導体基板上にMEMS(micro electro mechanical systems)素子が設けられた電子装置が提案されている。この電子装置では通常、MEMS素子は複数の層を有する保護膜によって覆われている。
しかしながら、上述した電子装置では、保護膜にクラックが発生する場合がある。クラックが発生すると、MEMS素子の特性や信頼性に悪影響を与える。
したがって、保護膜にクラックが発生することを防止することが可能な電子装置及び電子装置の製造方法が望まれている。
特開2014−184513号公報
保護膜にクラックが発生することを防止することが可能な電子装置及び電子装置の製造方法を提供する。
実施形態に係る電子装置は、下地領域上に設けられたMEMS素子と、第1の層と、前記第1の層上に設けられた第2の層と、前記第2の層上に設けられた第3の層とを備え、前記MEMS素子を覆い、その内側にキャビティを形成する保護膜と、を備え、前記下地領域の表面に対して垂直な方向から見て、前記第2の層の外周が前記キャビティの外周よりも内側に位置する。
第1の実施形態に係る電子装置の構成を模式的に示した断面図である。 第1の実施形態に係り、保護膜の構成の一部を模式的に示した断面図である。 第1の実施形態に係り、保護膜の第2の層とキャビティとの平面的な位置関係を模式的に示した図である。 第1の実施形態に係る電子装置の製造方法の一部を模式的に示した断面図である。 第1の実施形態に係る電子装置の製造方法の一部を模式的に示した断面図である。 第1の実施形態に係る電子装置の製造方法の一部を模式的に示した断面図である。 第1の実施形態に係る電子装置の製造方法の一部を模式的に示した断面図である。 第1の実施形態に係り、保護膜の応力のシミュレーション結果を示した図である。 第1の実施形態に係り、図8の応力のシミュレーション箇所等を示すための図である。 第2の実施形態に係る電子装置の製造方法の一部を模式的に示した断面図である。 第2の実施形態に係る電子装置の製造方法の一部を模式的に示した断面図である。 第2の実施形態に係る電子装置の製造方法の一部を模式的に示した断面図である。 第2の実施形態に係る電子装置の製造方法の一部を模式的に示した断面図である。 第2の実施形態に係る電子装置の製造方法の一部を模式的に示した断面図である。 第2の実施形態に係り、下地領域の形状を模式的に示した図である。 第2の実施形態に係り、半導体ウェハの反り量と保護膜のクラック不良率との関係を示した図である。
以下、図面を参照して実施形態を説明する。
(実施形態1)
図1は、第1の実施形態に係る電子装置の構成を模式的に示した断面図である。
下地領域10上にMEMS素子20が設けられ、MEMS素子20はドーム状の保護膜30によって覆われている。
下地領域10は、半導体基板11と、半導体基板11上に設けられた絶縁領域12と、半導体基板11の表面領域に設けられたトランジスタ13と、絶縁領域12内に設けられた配線14とを含む。
MEMS素子20は、可変キャパシタとして用いられる。具体的には、MEMS素子(可変キャパシタ)20は、下部電極21と、上部電極22と、アンカー部23と、上部電極22とアンカー部23とを接続するバネ部24とを含む。下部電極21と上部電極22との間に電圧を印加すると、静電力によって下部電極21と上部電極22との間の距離が変化し、MEMS素子(可変キャパシタ)20のキャパシタンスが変化する。
保護膜30は、第1の層31と、第1の層31上に設けられた第2の層32と、第2の層32上に設けられた第3の層33とを備えている。保護膜30はMEMS素子20を覆い、保護膜30の内側にはキャビティ40が形成されている。
図2は、図1に示した保護膜30の構成の一部を模式的に示した断面図である。図3は、図1に示した保護膜30の第2の層32とキャビティ40との平面的な位置関係を模式的に示した図である。
図1、図2及び図3に示すように、下地領域10の表面に対して垂直な方向から見て、保護膜30の第2の層32の外周32pがキャビティ40の外周40pよりも内側に位置している。図2に示すように、第2の層32の外周32pは、第2の層32の終端位置に対応する。キャビティ40の外周40pは、キャビティ40の終端位置に対応する。
また、保護膜30の第1の層31は、下地領域10上に固定された第1の部分31aと、下地領域10の上方に位置し且つ下地領域10の表面に略平行な第2の部分31bと、第1の部分31aと第2の部分31bとの間に位置し且つ傾斜した第3の部分31cとを含んでいる。上述した第2の層32の外周32pは、第2の部分31b上に位置している。第1の層31の第2の部分31bには複数の穴31hが設けられ、第2の層32はこれらの複数の穴31hを塞いでいる。また、第3の層33は、第2の層32の外周32pを覆っている。
図2に示すように、第1の層31の第2の部分31bの高さをHとし、第3の部分31cの傾斜角度をφとすると、第2の層32の外周32pとキャビティ40の外周40pとの水平方向の距離Dは、H/tanφよりも大きい。例えば、第2の部分31bの高さHが10μmであり、第3の部分31cの傾斜角度が45度であるとすると、距離Dは10μmよりも大きくなる。また、第2の層32の外周32pが確実に第2の部分31b上に位置するように、第2の層32の外周32pは、第2の部分31bと第3の部分31cとの境界から1μm以上離れていることが好ましい。また、第3の部分31cの両端はラウンドしているため、距離Dは15μmよりも大きいことが好ましい。
第1の層31は、シリコン及び酸素を含有する材料で形成されている。具体的には、第1の層31は、シリコン酸化物で形成されている。第1の層31に設けられた複数の穴31hは、後述する犠牲膜を除去してキャビティ40を形成するために設けられている。
第2の層32は、有機物で形成されている。具体的には、第2の層32は、ポリイミドで形成されている。第2の層32は、キャビティ40を形成した後、第1の層31に設けられた複数の穴31hを塞ぐために用いられる。
第3の層33は、シリコン及び窒素を含有する材料で形成されている。具体的には、第3の層33は、シリコン窒化物で形成されている。第3の層33は、防湿性に優れており、キャビティ40への水分の侵入を防止することが可能である。すなわち、第3の層33は、第2の層32よりも水分の透過率が低い。
次に、本実施形態に係る電子装置の製法方法を、図4〜図7及び図1を参照して説明する。
まず、図4に示すように、下地領域10上にMEMS素子20を形成する。具体的には、まず、絶縁領域12上に金属膜(例えば、アルミニウム合金膜)を形成する。続いて、異方性エッチングによって金属膜をパターニングして、下部電極21のパターン及びアンカー部23の下部パターンを形成する。
次に、下部電極21上にキャパシタ用の絶縁膜(図示せず)としてシリコン窒化膜を形成する。続いて、下部電極と上部電極との間にスペースを設けるために犠牲膜51を全面に形成し、さらに犠牲膜51をパターニングする。
次に、全面に上部電極用の金属膜を形成し、この金属膜をパターニングする。続いて、上部電極とアンカー部とを接続するバネ部を形成するために、シリコン窒化膜等の脆性材料を全面に形成し、この脆性材料をパターニングする。このようにして、上部電極22のパターン、アンカー部23の上部パターン及びバネ部24のパターンが形成される。
次に、図5に示すように、キャビティを形成するために犠牲膜52を全面に形成し、さらに犠牲膜52をパターニングする。続いて、保護膜30の第1の層31を全面に形成する。第1の層31には、シリコン酸化膜が用いられる。
次に、図6に示すように、第1の層31をパターニングして、第1の層31に複数の穴31hを形成する。図1及び図2で示したように、複数の穴31hは全て、第1の層31の第2の部分31bに形成される。続いて、犠牲膜51及び52をアッシングによって除去する。具体的には、複数の穴31hを通してアッシングガスを供給することで、犠牲膜51及び52が除去される。その結果、第1の層31の内側にキャビティ40が形成される。
次に、図7に示すように、保護膜30の第2の層32を全面に形成し、第2の層32をパターニングする。第2の層32には、ポリイミドが用いられる。第2の層32により、第1の層31に形成された複数の穴31hが全て塞がれる。本工程では、第2の層32のパターンの外周がキャビティ40の外周よりも内側に位置するように、第2の層32をパターニングする。第2の層32は、第1の層31上に形成されており、穴31h内にも形成されている。
最後に、図1に示すように、保護膜30の第3の層33を全面に形成し、第3の層33をパターニングする。第3の層33には、シリコン窒化膜が用いられる。第3の層33は防湿性に優れており、キャビティ40への水分の侵入を防止することが可能である。
このようにして、第1の層31、第2の層32及び第3の層33を備えた保護膜(薄膜ドーム)30が形成される。
以上のように、本実施形態では、下地領域10の表面に対して垂直な方向から見て、保護膜30の第2の層32の外周32pがキャビティ40の外周40pよりも内側に位置している。このような構成により、保護膜30の応力を低減することができ、保護膜30にクラックが発生することを防止することが可能となる。その結果、MEMS素子20の特性や信頼性の悪化を防止することが可能となる。
図8は、保護膜30の応力のシミュレーション結果を示した図である。図9は、図8の応力のシミュレーション箇所等を示すための図である。
図9において、P1点は、キャビティ40の外周上の点であり、図8の横軸の原点に対応する。P2点は、保護膜30の第2の層32の外周上の点ある。P1点を原点としたP2点の横方向の距離Xが、図8の横軸に対応する。図9のXの矢印の方向が、図8の横軸の正方向に対応する。P3点は、応力シミュレーション箇所を示している。
なお、図8では、第3の層(シリコン窒化膜)33の成膜後の20℃の常圧での応力のシミュレーション結果を示している。
図8に示すように、X値がゼロから正方向に増加すると応力も増加するが、X値が負の場合には大きな応力は生じていない。したがって、X値が負の場合、すなわち、保護膜30の第2の層32の外周がキャビティ40の外周よりも内側に位置している場合に、保護膜30の応力が低減されることがわかる。
したがって、本実施形態の構成を用いることにより、保護膜30の応力を低減することができ、保護膜30にクラックが発生することを防止することが可能となる。
また、本実施形態では、保護膜30の第2の層32の外周32pがキャビティ40の外周40pよりも内側に位置しているため、保護膜30の面積を小さくすることができる。したがって、コンパクトな電子装置を得ることが可能である。
(実施形態2)
次に、第2の実施形態について説明する。なお、基本的な事項は上述した第1の実施形態と同様であるため、第1の実施形態で説明した事項の説明は省略する。
図10〜図14は、本実施形態に係る電子装置の製法方法を模式的に示した断面図である。
まず、図10の工程では、図15に示すように、凸状の上面を有する下地領域10を形成する。下地領域10は、半導体基板(半導体ウェハ)11と、半導体基板11上に設けられた絶縁領域12とを含み、絶縁領域12に含まれる絶縁膜が圧縮応力を有している。この絶縁膜は、シリコン及び酸素を含有する材料で形成されている。具体的には、この絶縁膜は、シリコン酸化物で形成されている。成膜条件を制御することで、圧縮応力を有する絶縁膜を形成することができる。圧縮応力を有する絶縁膜により、絶縁領域12全体も圧縮応力を有している。その結果、凸状の上面を有する下地領域10を形成することができる。
次に、第1の実施形態の図4の工程と同様にして、凸状の上面を有する下地領域10上にMEMS素子20及び犠牲層51を形成する。
次に、図11に示すように、第1の実施形態の図5の工程と同様にして、犠牲膜52及び保護膜30の第1の層31を形成する。
次に、図12に示すように、第1の実施形態の図6の工程と同様にして、第1の層31に複数の穴31hを形成し、第1の層31の内側にキャビティ40を形成する。
次に、図13に示すように、第1の実施形態の図7の工程と同様にして、保護膜30の第2の層32を形成する。ただし、本実施形態では、第2の層32のパターンの外周がキャビティ40の外周よりも外側に位置している。第1の実施形態と同様に、第2の層32のパターンの外周がキャビティ40の外周よりも内側に位置していてもよい。
最後に、図14に示すように、保護膜30の第3の層33を形成する。
このようにして、第1の層31と、第1の層31上に設けられた第2の層32と、第2の層32上に設けられた第3の層33とを備え、MEMS素子20を覆い、その内部にキャビティ40を形成する保護膜(薄膜ドーム)30が形成される。
図16は、半導体基板(半導体ウェハ)11上に絶縁領域12の絶縁膜としてシリコン酸化膜を形成した後の、半導体ウェハの反り量と保護膜30のクラック不良率との関係を示した図である。絶縁膜の厚さは5μmである。
図16に示すように、反り量が負の場合(半導体ウェハ及び絶縁膜が凹状の上面を有する場合)には、クラック不良率が大きくなっているのに対し、反り量が正の場合(半導体ウェハ及び絶縁膜が凸状の上面を有する場合、本実施形態の場合)には、クラック不良率が非常に小さくなっている。したがって、本実施形態のように、凸状の上面を有する下地領域10を形成しておくことで、保護膜30の応力が低減され、保護膜30のクラック不良率を大幅に減少させることが可能である。
以上のように、本実施形態では、凸状の上面を有する下地領域10上にMEMS素子20及び保護膜30を形成する。このような方法により、保護膜30の応力を低減することができ、保護膜30にクラックが発生することを防止することが可能となる。その結果、MEMS素子20の特性や信頼性を向上させることが可能となる。
なお、上述した第1及び第2の実施形態では、可変キャパシタ(MEMS素子)は、静電力で電極を駆動する方式であったが、圧電力で電極を駆動する方式でもよい。
また、上述した可変キャパシタの構成を部分的に変更してスイッチとして用いることも可能である。具体的には、キャパシタ用の絶縁膜の一部を除去して下部電極を露出させる。このような構成により、上部電極と下部電極とを直接接触させることができ、スイッチを構成することができる。
また、上述した第1及び第2の実施形態では、下部電極は固定され上部電極のみ可動であったが、下部電極及び上部電極の両方が可動であってもよい。
また、上述した第1及び第2の実施形態では、下部電極及び上部電極の2つの電極を用いてMEMS素子を構成したが、3つ以上の電極を用いてMEMS素子を構成してもよい。例えば、下部電極及び上部電極を固定し、下部電極と上部電極との間に可動な中間電極を設けてもよい。
また、図1等では、トランジスタ13とMEMS素子20との接続については示されていないが、トランジスタ13とMEMS素子20とがコンタクトによって接続されていてもよい。
また、図1等では、絶縁領域12内のシールド層が全面に設けられているが、例えば図1等の中央部分でシールド層が分断されていてもよい。
また、図1等では、MEMS素子20の信号出力配線は示されていないが、実際には信号出力配線及び端子も設けられている。
以下、上述した実施形態の内容を付記する。
[付記1]
下地領域上に設けられたMEMS素子と、
第1の層と、前記第1の層上に設けられた第2の層と、前記第2の層上に設けられた第3の層とを備え、前記MEMS素子を覆い、その内側にキャビティを形成する保護膜と、
を備え、
前記下地領域の表面に対して垂直な方向から見て、前記第2の層の外周が前記キャビティの外周よりも内側に位置する
ことを特徴とする電子装置。
[付記2]
前記第1の層は、前記下地領域上に固定された第1の部分と、前記下地領域の上方に位置し且つ前記下地領域の表面に略平行な第2の部分と、前記第1の部分と前記第2の部分との間に位置し且つ傾斜した第3の部分とを含み、
前記第2の層の外周は前記第2の部分上に位置する
ことを特徴とする付記1に記載の電子装置。
[付記3]
前記第2の層は、前記第1の層の前記第2の部分に設けられた複数の穴を塞ぐ
ことを特徴とする付記2に記載の電子装置。
[付記4]
前記第3の層は、前記第2の層の外周を覆っている
ことを特徴とする付記1に記載の電子装置。
[付記5]
前記第1の層は、シリコン及び酸素を含有する
ことを特徴とする付記1に記載の電子装置。
[付記6]
前記第2の層は、有機物で形成されている
ことを特徴とする付記1に記載の電子装置。
[付記7]
前記第2の層は、ポリイミドで形成されている
ことを特徴とする付記1に記載の電子装置。
[付記8]
前記第3の層は、シリコン及び窒素を含有する
ことを特徴とする付記1に記載の電子装置。
[付記9]
前記下地領域は、半導体基板と、前記半導体基板上に設けられた絶縁領域とを含む
ことを特徴とする付記1に記載の電子装置。
[付記10]
前記MEMS素子は、可変キャパシタとして用いられる
ことを特徴とする付記1に記載の電子装置。
[付記11]
凸状の上面を有する下地領域上にMEMS素子を形成する工程と、
第1の層と、前記第1の層上に設けられた第2の層と、前記第2の層上に設けられた第3の層とを備え、前記MEMS素子を覆い、その内部にキャビティを形成する保護膜を形成する工程と、
を備えることを特徴とする電子装置の製造方法。
[付記12]
前記下地領域は、半導体基板と、前記半導体基板上に設けられた絶縁領域とを含む
ことを特徴とする付記11に記載の電子装置の製造方法。
[付記13]
前記絶縁領域に含まれる絶縁膜は、圧縮応力を有する
ことを特徴とする付記12に記載の電子装置の製造方法。
[付記14]
前記絶縁領域に含まれる絶縁膜は、シリコン酸化膜を含む
ことを特徴とする付記13に記載の電子装置の製造方法。
[付記15]
前記第1の層は、シリコン及び酸素を含有する
ことを特徴とする付記11に記載の電子装置の製造方法。
[付記16]
前記第2の層は、有機物で形成されている
ことを特徴とする付記11に記載の電子装置の製造方法。
[付記17]
前記第2の層は、ポリイミドで形成されている
ことを特徴とする付記11に記載の電子装置の製造方法。
[付記18]
前記第3の層は、シリコン及び窒素を含有する
ことを特徴とする付記11に記載の電子装置の製造方法。
[付記19]
前記MEMS素子は、可変キャパシタとして用いられる
ことを特徴とする付記11に記載の電子装置の製造方法。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10…下地領域 11…半導体基板 12…絶縁領域
13…トランジスタ 14…配線
20…MEMS素子 21…下部電極 22…上部電極
23…アンカー部 24…バネ部
30…保護膜 31…第1の層 31h…穴
32…第2の層 32p…第2の層の外周 33…第3の層
40…キャビティ 40p…キャビティの外周
51…犠牲膜 52…犠牲膜

Claims (6)

  1. 下地領域上に設けられたMEMS素子と、
    第1の層と、前記第1の層上に設けられた第2の層と、前記第2の層上に設けられた第3の層とを備え、前記MEMS素子を覆い、その内側にキャビティを形成する保護膜と、
    を備え、
    前記下地領域の表面に対して垂直な方向から見て、前記第2の層の外周が前記キャビティの外周よりも内側に位置する
    ことを特徴とする電子装置。
  2. 前記第1の層は、前記下地領域上に固定された第1の部分と、前記下地領域の上方に位置し且つ前記下地領域の表面に略平行な第2の部分と、前記第1の部分と前記第2の部分との間に位置し且つ傾斜した第3の部分とを含み、
    前記第2の層の外周は前記第2の部分上に位置する
    ことを特徴とする請求項1に記載の電子装置。
  3. 前記第2の層は、前記第1の層の前記第2の部分に設けられた複数の穴を塞ぐ
    ことを特徴とする請求項2に記載の電子装置。
  4. 前記第3の層は、前記第2の層の外周を覆っている
    ことを特徴とする請求項1に記載の電子装置。
  5. 前記第2の層は、有機物で形成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の電子装置。
  6. 凸状の上面を有する下地領域上にMEMS素子を形成する工程と、
    第1の層と、前記第1の層上に設けられた第2の層と、前記第2の層上に設けられた第3の層とを備え、前記MEMS素子を覆い、その内部にキャビティを形成する保護膜を形成する工程と、
    を備えることを特徴とする電子装置の製造方法。
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