JP2016171982A - Warmer - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、モグサ等の灸材を燃焼させて熱源とし、灸材の燃焼熱による温熱効果を利用して治療を行うために用いられる温熱器に関するものである。 The present invention relates to a heater used for burning a firewood material such as prickly grass as a heat source, and performing treatment using the thermal effect of the heat of combustion of the firewood material.
従来から、温灸療法として、金属製容器等の中にモグサ等の灸材を入れて燃焼させることによって経穴部を温熱刺激することが行われている。また、モグサ等の灸材に代わりに、電気ヒーターを利用した方法によって経穴部を温熱刺激することも行なわれている。電気ヒーターを利用した方法は、モグサ等の使用、充填が不要で取扱いが容易であり、且つ、一定の発熱温度を得ることが可能で加熱のおそれがないという利点を有する。しかしながら、モグサの香りによるリラックス効果、モグサに含まれる成分による自律神経やホルモンの調整効果等を得たいというニーズに対しては、モグサ等の灸材を燃焼させる方法が利用されている。 2. Description of the Related Art Conventionally, as an acupuncture therapy, acupuncture points are heated and stimulated by putting a firewood material such as mogusa in a metal container or the like and burning it. In addition, instead of using a cage material such as mogusa, the acupuncture point is also thermally stimulated by a method using an electric heater. The method using an electric heater has the advantage that it is easy to handle because it does not require the use or filling of mogusa or the like, and it is possible to obtain a constant heat generation temperature and there is no fear of heating. However, for the need to obtain a relaxing effect by the scent of mogusa and an effect of adjusting the autonomic nerves and hormones by the components contained in the moss, a method of burning firewood such as moss is used.
モグサ等の灸材の燃焼による温灸器としては、様々な方式が提案されている(例えば、特許文献1〜3を参照)。
Various methods have been proposed as a warmer by burning firewood such as mogusa (see, for example,
前記特許文献1には、第1従来例として、図5において金属製の外筒の先端側に多数の放熱小孔を有する放熱体を嵌着すると共に、該筒の後端部に空気孔を有する筒栓を嵌着する構造を有する温灸器が開示されている。前記特許文献1では、前記第1従来例の温灸器が有する「人体の部位を変えたとき、加熱されている放熱体を急激に当接することになるので、恐怖心を与え火傷等の危険性がある」という問題を解決するため、把持部の前端から前方に突出した碗状の放熱体と、該放熱体の後端部外面に後端部が嵌め合わされ、かつ前端が放熱体より前方にのびたつる巻きバネと、該つる巻きバネの前端に取付けられた布体とを備える熱放熱部を有する温灸器が提案されている。
In
前記特許文献2には、内側筒状体に支持ビスを介して支持されるコイルバネ(収容体)と、通気口を有する金網(先端支持部材)と、外側筒状体の先端側開口から突出する熱コイルバネ(伝達部材)と、前記コイルバネの先端に取り付られ、底部中心に通気口としての丸穴が形成された押圧部材と、外側筒状態の後端側開口に取付けられた通気口を備えた蓋体とを具備する温灸器が提案されている。前記特許文献2に記載の温灸器は、人体の肌に当てる押圧部材が、前記金網(先端支持部材)から灸材を囲む位置に配置したコイルバネ(熱伝達部材)を介して前記コイルバネの先端に取り付けられる構造を有しており、灸材から発生する熱を前記押圧部材へ十分に伝達でき、しかも短時間で押圧部が温まるという効果を奏するものである。
In
また、前記特許文献3には、外筒、及び外筒の内側にあって自在に回転する内筒、及び内筒の内側にあって棒もぐさの一方を挟持し自在に移動する弾性挟持移動子より構成する温灸具が提案されている。前記特許文献3に記載の温灸具は、内筒外端のツマミを回わすと移動子の2個の突起が外筒内周の螺線凹条溝にそって旋回しながら、内筒に打ち抜かれた2条の案内溝を前方又は後方に向けて直進移動する機能を有し、人体のつぼに対する温灸棒モグサの着火発熱部位置を自在に調整することができるというものである。
Further, in
燃焼させた灸材を熱源として利用する温灸器(又は温熱器)としては、火傷や火災等のおそれがなく安全に使用することができ、人体のどの部位に対しても適合し、温熱を効率的よく伝達できるものが求められる。また、使い勝手が良く、携帯性を兼ね備えることができるように、構成及び構造がシンプルなものが望ましい。 As a heating device (or heating device) that uses burnt firewood as a heat source, it can be used safely without the risk of burns or fire, and it can be used with any part of the human body and efficiently uses heat. What can be communicated appropriately is required. In addition, it is desirable to have a simple configuration and structure so that it is easy to use and has portability.
前記特許文献1に記載されている第1従来例の温灸器は、先端が凸面に形成され斜め方向から当接が可能な放熱体を有するものの、前記放熱体がモグサの加熱部分から固定された構造であるため、発熱温度の制御が困難であり、熱損失が多くなるという問題だけでなく、放熱体が過度に加熱される場合は火傷等の危険性がある。そのため、前記特許文献1には、つる巻きバネの前端に取付けられた布体を備える温灸器が提案されている。しかしながら、この温灸器は、棒モグサの燃焼によって発生した熱を人体部位に放射させるとともに、前記布体に所望の薬液を含浸させ、加熱することにより薬液を蒸発させて使用するものである。したがって、モグサ等の灸材の燃焼だけで所望の温熱効果が得られる温灸器とは構成及び構造が異なる。また、前記特許文献1に提案されている温灸器は、金属網及び布体等の余分な部材等が必要となるだけでなく、放熱体と保護筒の間で前記布体が先端に装着されたつる巻バネを装着する構成であるため、構成及び構造がシンプルなものと言えず、使い勝手及び携帯性に劣るという問題があった。加えて、この温灸器を製造するには、つる巻バネ及び布体の装着と固定等の煩雑な工程を行う必要がある。
Although the first conventional example described in
前記特許文献2に記載の温灸器は、コイルバネの弾性変形等を利用することにより灸材から発生する熱を押圧部材に十分に伝達することができるものの、前記金網の取付を行うだけでなく、前記コイルバネと押圧材との間に接触部材を貼って、コイルバネ、接触部材及び押圧部材とがお互いに接触するように各部材を配置する必要がある。また、外側筒条体に収容された内側筒状体の内周面との間に隙間を開けて備えられるコイルバネ(収容体)も、内側筒状体に支持ビスを介して支持する構造を有する。したがって、この温灸器は構成部品が多くなり、構造がやや複雑となっている。さらに、温灸器の製造において、前記収容体の取付及び前記接触部材の貼り合せ等の煩雑な工程を高精度に行う必要があり、作業に熟練を要し、コスト的にも安価なものを得ることが難しかった。
Although the heating device described in
また、前記特許文献3に記載の温灸器は、棒モグサの位置を自在に調整できる手段を有するものの、一方で、皮膚当接部は、断熱及び吸気口としての効果を得るためコイル状の隙間が形成された構造が開示されているだけである。しかしながら、この皮膚当接部の構造では棒モグサ材から発生する熱を皮膚当接部に効率的に十分に伝達させることが難しいという問題がある。また、棒モグサを無段階に前後移動する手段が、弾性挟持移動子及び一対の案内条溝を切込んだ内筒を備えるため、構成及び構造が複雑なものとなっている。
In addition, the warming device described in
本発明は、係る問題を解決するためになされたものであり、温熱の熱源としてモグサの燃焼から発生する熱を利用する温灸器について、押圧部と灸材の燃焼部分との距離を自在に調整できる方法及び手段、並びに前記押圧部及びその支持部材の構造及び形状について根本から見直しを行い、従来の温灸器と比べてよりシンプルとなるような新たな構成、構造及び形状を採用することによって、人体のどの部位に対しても適合し、温熱を効率的よく伝達できるだけでなく、使い勝手が良く、携帯性を兼ね備える温灸器として使用できる温熱器を提供することを目的とする。 The present invention has been made to solve such a problem, and for a hot water heater that uses heat generated from the burning of moxa as a heat source of warm heat, the distance between the pressing portion and the burning portion of the firewood is freely adjusted. By fundamentally reviewing the method and means that can be used, and the structure and shape of the pressing part and its support member, by adopting a new configuration, structure and shape that is simpler than conventional hot water heaters, An object of the present invention is to provide a warmer that can be used as a warmer that is suitable for any part of the human body and not only can efficiently transmit heat, but also is easy to use and has portability.
本発明者は、押圧部と一体化した筒状支持部材を、握り部に相当する外側筒状体にコイルバネを介して挿嵌を行う手段、並びに前記押圧部及び前記筒状支持部材について、それぞれ温熱伝達のための複数の放熱小孔及び散熱又は空気通風のための複数の孔を設けた構造及び形状を採用することによって、上記の課題を解決できることを見出して本発明に到った。 The inventor has a cylindrical support member integrated with the pressing portion, a means for inserting the cylindrical support member into an outer cylindrical body corresponding to the grip portion via a coil spring, and the pressing portion and the cylindrical support member, respectively. It has been found that the above-mentioned problems can be solved by adopting a structure and shape provided with a plurality of small heat dissipation holes for heat transfer and a plurality of holes for heat dissipation or air ventilation.
すなわち、本発明の構成は以下の通りである。
[1]本発明は、燃焼させた灸材を熱源として利用する温熱器であって、外側筒状体と、前記外側筒状体の内側に収納され、前記灸材を支持するための内側支持体又は前記灸材を挿嵌するための内側筒状体と、前記外側筒状体の最先端部及び前記外側筒状体の先端部に近い外壁又は内壁に設けた段差部分の何れかに第1のコイルバネを介して挿嵌される筒状支持部材と、前筒状支持部材の先端部に複数の放熱小孔を有する有孔放熱体を突出して設けた押圧部とを具備し、前記押圧部は前記筒状支持部材に一体化されており、且つ、前記筒状支持部材の周辺には散熱又は空気の吸入及び排出を行うための孔が複数個形成されていることを特徴とする温熱器を提供する。
[2]本発明は、前記筒状支持部材が、前記外側筒状体の最先端部及び前記外側筒状体の先端部に近い外壁又は内壁に設けた段差部分の何れかに前記第1のコイルバネを介して挿嵌された後、所望の位置で前記外側筒状体に固定するためのストッパー手段を1又は2以上備えることを特徴とする前記[1]に記載の温熱器を提供する。
[3]本発明は、前記外側筒状体の先端部に近い部分の周囲外壁に段差部分を設け、該段差部分に前記ストッパー手段の一部を当接することによって前記筒状支持部材を前記外側筒状体に確実に固定することを特徴とする前記[2]に記載の温熱器を提供する。
[4]本発明は、前記内側支持体において前記灸材を支持する側の先端部断面に、針状体が形成された突起部を有することを特徴とする前記[1]〜[3]の何れかに記載の温熱器を提供する。
[5]本発明は、前記筒状支持部材と前記押圧部との境界外周面又は前記筒状支持部材の先端近傍部の外周面の全部又は一部に、結束部材が嵌合する溝又は孔が形成されていることを特徴とする前記[1]〜[4]の何れかに記載の温熱器を提供する。
[6]本発明は、前記内側支持体又は内側筒状体を前記外側筒状体の内部で所望の位置に移動させる移動操作手段を備え、前記内側支持体又は内側筒状体の移動距離を前記移動操作手段によって前記外側筒状体の外部から調整することを特徴とする前記[1]〜[5]の何れかに記載の温熱器を提供する。
[7]本発明は、前記移動出段が、前記外側筒状体に切込んだ一対の案内溝と、前記内側支持体又は内側筒状体を抱合するように配置する第2のコイルバネと、前記内側支持体又は内側筒状体の外部に設けた一対の突起とを具備し、前記一対の突起を、前記外側筒状体に切込んだ一対の案内溝の内部、且つ、前記第2のコイルバネの螺旋状ピッチを形成するバネ間の隙間で、少なくともどちらか一方のバネに当接するように配置させ、前記第2のコイルバネと接続又は接合した底部をつまみ部分として回し前記第2のコイルバネを回転させることによって、前記一対の突起を前記外側筒状体に切込んだ一対の案内溝に沿って無段階に前後移動させ、前記内側支持体又は内側筒状体を前記外側管状体の長手方向で所望の位置に調整して配置することを特徴とする前記[6]に記載の温熱器器を提供する。
[8]本発明は、前記移動操作手段が、前記内側支持体又は内側筒状体の下部に配置するコイルバネと、前記内側支持体又は内側筒状体を所望の位置で前記外側筒状体に固定するためのストッパー手段とを備えることを特徴とする前記[6]に記載の温熱器を提供する。
[9]本発明は、前記移動操作手段が、前記内側支持体又は内側筒状体に一対の突起を設け、該一対の突起を前記外側筒状体の内壁に形成した一対の螺旋凹条溝に螺合した構造を有するものであり、前記内側筒状体と接続又は接合したつまみを回すことによって前記内側支持体又は内側筒状体を軸方向に無段階に前後移動させることを特徴とする前記[6]に記載の温熱器を提供する。
[10]本発明は、前記外側管状体と前記内側支持体又は内側管状体との間に管状回転体が収納され、且つ、前記移動操作手段が、前記内側支持体又は内側管状体に一対の突起を設け、該一対の突起を前記管状回転体に切込んだ一対の前記案内溝を介して前記外側筒状体の内壁に設けた一対の螺旋凹条溝に螺合して前記内側支持体又は内側筒状体、前記管状回転体及び前記外側筒状体の三者を結合した構造を有するものであり、前記管状回転体と接続又は接合したつまみを回すことによって前記移動子を長手方向に無段階に前後移動させることを特徴とする前記[6]に記載の温熱器を提供する。
That is, the configuration of the present invention is as follows.
[1] The present invention is a heater using the burnt firewood as a heat source, and is housed inside the outer tubular body and the outer tubular body, and is supported inside for supporting the firewood. The inner cylindrical body for inserting the body or the saddle member, and the stepped portion provided on the outer wall or the inner wall near the distal end portion of the outer cylindrical body and the distal end portion of the outer cylindrical body. A cylindrical support member inserted through a coil spring, and a pressing portion provided with a perforated heat radiator having a plurality of heat dissipation small holes at the front end portion of the front cylindrical support member. The portion is integrated with the cylindrical support member, and a plurality of holes are formed around the cylindrical support member to dissipate heat or to suck and discharge air. Provide a bowl.
[2] In the present invention, the cylindrical support member may be configured such that the first end portion of the outer cylindrical body and the stepped portion provided on the outer wall or the inner wall near the distal end portion of the outer cylindrical body are the first portion. The heater according to the above [1], comprising one or more stopper means for fixing the outer cylindrical body at a desired position after being inserted through a coil spring.
[3] In the present invention, a step portion is provided on a peripheral outer wall of a portion near the tip of the outer cylindrical body, and a part of the stopper means is brought into contact with the step portion so that the cylindrical support member is moved to the outer side. The heater according to [2], wherein the heater is securely fixed to a cylindrical body.
[4] The present invention according to any one of [1] to [3], wherein the inner support includes a protrusion having a needle-like body formed on a cross-section of a tip of the inner support that supports the saddle member. A heater according to any one of the above is provided.
[5] The present invention provides a groove or hole in which a bundling member is fitted to all or part of the outer peripheral surface of the boundary between the cylindrical support member and the pressing portion or the vicinity of the tip of the cylindrical support member. Is provided, The heater according to any one of the above [1] to [4] is provided.
[6] The present invention includes a movement operation means for moving the inner support body or the inner cylindrical body to a desired position inside the outer cylindrical body, and the moving distance of the inner support body or the inner cylindrical body is increased. The heater according to any one of [1] to [5], wherein adjustment is performed from the outside of the outer cylindrical body by the moving operation means.
[7] In the present invention, the moving step includes a pair of guide grooves cut into the outer cylindrical body, a second coil spring disposed so as to tie the inner support body or the inner cylindrical body, A pair of protrusions provided outside the inner support body or the inner cylindrical body, the pair of protrusions inside the pair of guide grooves cut into the outer cylindrical body, and the second The gap between the springs forming the helical pitch of the coil spring is disposed so as to contact at least one of the springs, and the bottom connected to or joined to the second coil spring is turned as a knob portion to rotate the second coil spring. By rotating, the pair of protrusions are moved back and forth steplessly along a pair of guide grooves cut into the outer tubular body, and the inner support body or the inner tubular body is moved in the longitudinal direction of the outer tubular body. Adjust the position to the desired position with Above, wherein the door to provide a thermal device as claimed in [6].
[8] In the present invention, the moving operation means may be arranged such that a coil spring disposed at a lower portion of the inner support body or the inner cylindrical body, and the inner support body or the inner cylindrical body are placed on the outer cylindrical body at a desired position. The heater according to [6] is provided, comprising stopper means for fixing.
[9] In the present invention, the moving operation means includes a pair of spiral grooves provided on the inner support body or the inner cylindrical body, and the pair of protrusions are formed on the inner wall of the outer cylindrical body. The inner support body or the inner cylindrical body is moved back and forth stepwise in the axial direction by turning a knob connected to or joined to the inner cylindrical body. The heater according to [6] is provided.
[10] In the present invention, a tubular rotating body is accommodated between the outer tubular body and the inner support body or the inner tubular body, and the moving operation means is paired with the inner support body or the inner tubular body. Protrusions are provided, and the pair of protrusions are screwed into a pair of spiral grooves provided on the inner wall of the outer cylindrical body through a pair of guide grooves cut into the tubular rotating body, and the inner support body Alternatively, it has a structure in which the inner cylindrical body, the tubular rotating body, and the outer cylindrical body are combined, and the slider is moved in the longitudinal direction by turning a knob connected to or joined to the tubular rotating body. The heater according to [6], wherein the heater is moved back and forth steplessly, is provided.
本発明の温熱器は、前記押圧部とモグサ等の灸材の燃焼部分との距離をコイルバネによる弾性変形を利用して自在に調整できることができるだけでなく、前記筒状支持部材の先端部に突出して設け、複数の放熱小孔を有する有孔放熱体からなる押圧部と、前記筒状支持部材に形成した複数の孔とによって、モグサ等の灸材の燃焼によって得られる温熱が、前記押圧部を介して、人体の肌に均一且つ十分に伝達することができる。加えて、温熱による温度制御が容易であり、安全性にも優れる。特に、前記筒状支持部材に形成した複数の孔は、前記押圧部を人体の肌に接触した状態であっても、モグサ等の灸材の燃焼部への空気の吸入又は排出を助ける効果があり、前記灸材の燃焼による温熱効果を使用中でも一定に保つことができる。 The heater of the present invention can not only be able to freely adjust the distance between the pressing portion and the burning portion of the firewood material such as moss using elastic deformation by a coil spring, but also protrudes from the tip of the cylindrical support member. The pressing part made of a perforated heat radiator having a plurality of heat dissipation small holes and the plurality of holes formed in the cylindrical support member, the hot heat obtained by burning firewood material such as mogusa is used for the pressing part. Can be transmitted uniformly and sufficiently to the skin of the human body. In addition, temperature control by heat is easy, and safety is also excellent. In particular, the plurality of holes formed in the cylindrical support member has an effect of assisting inhalation or discharge of air to the burning portion of the firewood material such as moss even when the pressing portion is in contact with the human skin. Yes, it is possible to keep the thermal effect due to the burning of the firewood even during use.
また、本発明の温熱器は、前記コイルバネの反発力による前記外側筒状体の移動を止めるためのストッパー手段を備えることによって、使用中でも前記灸材の燃焼部分を所定の位置に固定して使用することができる。そのため、人体のどの部位に対しても温熱効果が安定して得られ、同時に安全性を十分に確保することができる。このとき、前記ストッパー手段の一部を、前記外側筒状体の先端部に近い部分の周囲外壁に設けた段差部分に当接することにより、前記筒状支持材の固定を容易に、且つ、確実に行うことができる。さらに、内側支持体の先端部断面に針状体が形成された突起部、並びに筒状支持部材と押圧部との境界外周面又は筒状支持部材の先端近傍部の外周面の全部又は一部に、結束部材が嵌合する溝又は孔を形成することにより、使い勝手が良く、かつ利便性の高い温熱器を得ることができる。 In addition, the heater of the present invention is provided with a stopper means for stopping the movement of the outer cylindrical body due to the repulsive force of the coil spring, so that the burning portion of the firewood is fixed at a predetermined position even during use. can do. Therefore, the thermal effect is stably obtained for any part of the human body, and at the same time, sufficient safety can be ensured. At this time, a part of the stopper means is brought into contact with a stepped portion provided on a peripheral outer wall of a portion close to the tip of the outer cylindrical body, so that the cylindrical support member can be fixed easily and reliably. Can be done. Furthermore, the protrusion part in which the needle-like body was formed in the front-end | tip part cross section of an inner side support body, and all or one part of the outer peripheral surface of the boundary outer peripheral surface of a cylindrical support member and a press part, or the front-end | tip vicinity part of a cylindrical support member Furthermore, by forming a groove or a hole into which the bundling member is fitted, a user-friendly and highly convenient heater can be obtained.
また、本発明の温熱器は、前記内側支持体又は内側筒状体を前記外側筒状体の内部で所望の位置に移動させる移動操作手段を備えることによって、前記押圧部とモグサ等の灸材の燃焼部分との距離の調整を広範囲で行うことができる。その場合、モグサ等の灸材が燃焼によって短くなった場合でも、前記灸材の位置の調整によってそのまま使用し続けることができるため、灸材の使用量及び交換回数の低減が図れる。加えて、前記内側筒状体の移動距離は、前記移動操作手段によって前記外側筒状体の外部から調整することができるため、使い勝手にも優れる。 In addition, the heater of the present invention is provided with a moving operation means for moving the inner support body or the inner cylindrical body to a desired position inside the outer cylindrical body, so that the pressing portion and the scissors such as moss. It is possible to adjust the distance from the combustion portion of the wide range. In this case, even when the brazing material such as the moss is shortened by combustion, it can be used as it is by adjusting the position of the brazing material, so that the amount of the brazing material used and the number of replacements can be reduced. In addition, since the movement distance of the inner cylindrical body can be adjusted from the outside of the outer cylindrical body by the movement operation means, it is excellent in usability.
このように、本発明の温熱器は、従来の温灸器と比べて、モグサ等の灸材による温熱を効率的よく伝達するための構成と構造がシンプルであるため、人体のどの部位に対しても適合し、且つ、使い勝手が良く、携帯性を兼ね備える温灸器として使用することができる。 As described above, the heater of the present invention has a simple configuration and structure for efficiently transmitting the heat generated by the firewood material such as mogusa compared to the conventional hot water heater. Can also be used as a warmer that is easy to use and has portability.
本発明は、モグサ等の灸材を燃焼させて熱源とし、その燃焼熱による温熱効果を利用する温熱器であり、該温熱器に備わる押圧部を人体の肌等に当接させて使用する。本発明による温熱器の実施形態を図面を用いて説明するが、本発明は以下に示す実施形態に限定されない。 The present invention is a heater that burns firewood such as prickly grass as a heat source and uses the thermal effect of the combustion heat, and uses the pressing portion provided in the heater in contact with the skin of the human body. Embodiments of a heater according to the present invention will be described with reference to the drawings, but the present invention is not limited to the embodiments shown below.
<第1の実施形態>
図1は本発明の温熱器の一例を示す図であり、(a)、(b)、(c)及び(d)は、それぞれ正面図、A−A’断面図、左側面図及び右側面図である。 図1の(b)は、(c)に示す左側側面図のA−A’位置の断面図である。また、図2には、図1に示す温熱器を用いてモグサ等の灸材を使用するときの使用形態の一例を正面図で示す。
<First Embodiment>
FIG. 1 is a view showing an example of a heater according to the present invention. (A), (b), (c) and (d) are respectively a front view, a cross-sectional view along AA ′, a left side view and a right side view. FIG. FIG. 1B is a cross-sectional view taken along the line AA ′ in the left side view shown in FIG. FIG. 2 is a front view showing an example of a usage pattern when using a firewood such as mogusa using the heater shown in FIG.
図1に示すように、本実施形態の温熱器1は、外側筒状体2と、外側筒状体2の内側に収納される内側支持体3と、外側筒状体2と第1のコイルバネ(又はツル巻きバネ)4を介して挿嵌される筒状支持部材5と、筒状支持部材5の先端部に突出して設けた有孔放熱体からなる押圧部6とを有する。図1は、内側支持体3が内部空洞を有しており、第1のコイルバネ4が外側筒状体2の先端部に近い外壁に設けた段差部分7に配置された温熱器の例である。ここで、内側支持体3は空洞を有しない内実のものであってもよい。また、第1のコイルバネ4は着脱可能にしても良いし、一端部を外側筒状体2の周辺外壁に設けた段差部分7に接着又は整合によって固定してもよい。押圧部6は筒状支持体5の先端部に加締められ、両者が一体化している。筒状支持体5と押圧部6との一体化は、接続又は接合によって行ってもよい。また、筒状支持部材5と押圧部6とを、一つの材料を用いて成形した一体化構造とすることもでき、前記材料が金属の場合はプレス成形によって、また、プラスチックの場合は射出成形又はトランスファ成形によって作製する。
As shown in FIG. 1, the
図1に示す押圧部6は、複数の放熱小孔8を有する有孔放熱体として筒状支持部材5の先端部から突出した構造を有する。また、筒状支持部材5の周辺には、先端部に向けて押圧部6に近い部分に複数個の孔9が並列して2段で形成されている。放熱小孔8及び孔9は、モグサ等の灸材を熱源として燃焼させて得られる温熱を、人体の所望の押圧場所に効率的かつ十分に伝達するために必須の構成である。また、筒状支持部材5は、外側筒状体2と第1のコイルバネ4を介して挿嵌された後、所望の位置で外側筒状体2に固定することによって、コイルバネ4の反発力によって起きる移動を止めるためのストッパー手段10を有する。さらに、外側筒状体2は先端部が開口しており、その先端部近くの周囲には外壁に段差部分11が設けられている。図1に示す放熱小孔8、孔9、ストッパー手段10及び段差部分11のそれぞれの機能と作用については、図2を用いて説明する。
The
また、図1に示す温熱器1は、外側筒状体2に案内溝12が設けられており、内側筒状体3の底部に備えるツマミ13が案内溝12の溝に沿って外側筒状体2の長手方向に移動できる構造を有する。外側筒状体2は底部14を有し、内部空洞部分には第1のコイルバネ4とは異なる第2のコイルバネ15が挿入されており、コイルバネ15によってモグサ等の灸材を挿嵌した内側支持体3を底部から支持する構造となっている。ここで、第2のコイルバネ15は、内側支持体3を外側筒状体2に収納するときの緩衝材として機能する。それだけでなく、モグサ等の灸材が所定の長さに規定されている場合に内側支持体3を長くできず、他方で、温熱器1の把持部として機能する外側筒状体2を所望の長さで作製する必要がある場合、外側筒状体2の長手方向で内側支持体3の取付位置を調整するための治具として使用できる。また、モグサ等の灸材の燃焼熱が外側筒状体2の把持部に相当する部分へ伝達することによって起こる温度の上昇は、内側支持体3の存在により抑制できるという効果が得られる。本実施形態の温熱器1は、図1に示す構造に限定されない。灸材又は構造内側支持体3の少なくともどちらかの長さを調整できる場合には第2のコイルバネ15を使用しない構造を採用してもよい。
Further, in the
本実施形態の温熱器1は、図2に示すように、まず、内部支持体3及びモグサ等の灸材16が、この順でそれぞれ外側筒状体2の内部に挿入される(図2の(a))。灸材16としては、例えば、デンプン等の糊剤が添加されたモグサスティックを使用することができる。次いで、灸材16の一端部を着火燃焼し、燃焼部分17を形成した後、押圧部6と一体化された筒状支持部材5が外側筒状体2の先端部から挿嵌される。このとき、押圧部6と一体している筒状支持部材5は、コイルバネ4の弾性変形を利用して人体肌の所望の場所(例えば、ツボ等)に押圧部6を押し当てることによって矢印(→)の方向に徐々に挿嵌される(図2の(b))。そして、外側筒状体2の外壁に設けた段差部分7に配置するコイルバネ4の反発力によって先端部へ飛び出そうとする筒状支持部材5の移動を利用者による押付け力で止め、筒状支持部材5を長手方向の所望の位置、すなわち、使用者が適度な温熱と感じる位置に配置し、その状態で温熱器1を使用する(図2の(c))。
In the
このように、本実施形態の温熱器1は、コイルバネ4によって灸材16の燃焼部分17から人体の肌までの距離を利用者の好みに応じて利用者の人力で自由に調整することができるだけでなく、灸材16の燃焼部分17が人体の肌に不用意に近づくことによって受ける火傷等の損傷を未然に防止することができる。また、コイルバネ4の反発力によって、押圧部6が人体の肌に確実に押付けられる効果が生まれ、高い温熱効果を得ることができる。さらに、温熱器1を図2の(c)に示す位置に保持した状態のままで人体の他の場所にも継続的に使用したい場合は、ストッパー手段10によって押圧部6と一体化している筒状支持材5を外側筒状体2に締め付け固定する。ストッパー手段10としては、例えば、図1の(b)に示すようにツマミとネジとを有するものを使用することができる。その場合、図2の(c)に示すように、外側筒状体2の先端部近くの外壁に段差部分11を設け、ストッパー手段10のツマミを回して段差部分11にネジの先端部を当接することによって外側筒状体2の固定をより確実に行うことが好ましい。ここで、段差部分11は、ストッパー手段10の一部であるネジのすべりによって起こる筒状支持部材5の予期しない移動や脱離を防止する機能を有する。
Thus, the
本実施形態の温熱器1において、モグサ等の灸材16の燃焼部分17から発生する温熱は筒状支持部材5の先端部に向けて流れ、押圧部6に設けた複数の放熱小孔8から、押圧部6を当接した人体の肌の押圧部分に到達する。押圧部6は、複数の放熱小孔8を有する有孔放熱体が筒状支持材5の先端部に円又は楕円形状の曲面で突出して設けてあるため、人体の肌の所望の場所に均等に押圧することができる。さらに、放熱小孔8は円又は楕円形状の曲面に複数で均等に設けられるため、温熱の伝達を均一に行うことができる。本発明において、放熱小孔8の径は0.1〜10mmの範囲で設けるのが実用的であるが、作製のし易さ及び放熱効率の点から0.5〜5mmが好ましい。また、放熱小孔8の形状は、円、楕円形、矩形及び3角形以上の多角形の何れでもよいが、作製のし易さ及び放熱効率の点から円が好ましい。本発明において、筒状支持部材5の先端部に突出して設ける押圧部6は、円又は楕円形状の曲面に限定されず、平面状や三角形状を有する面でも良いが、人体の肌への追随性が良好であるという点から円又は楕円形状の曲面で設けることが好ましい。本実施形態においては、複数の放熱小孔8の部分が網状のメッシュ構造であってもよい。
In the
また、筒状支持部材5に設ける複数の孔9は、図2の(c)に示すように、灸材16の燃焼部分17に相当する位置から筒状支持部部材5の先端部に向けて配列して設けることによって散熱又は空気の吸入及び排出を効率的に行うことができる。本発明において複数の孔9を設ける位置は、筒状支持部材5において押圧部に当接する先端部から2/3、好ましくは1/2の長さの範囲が好ましい。先端部から2/3の長さを超える範囲で複数の孔9を設けても、散熱又は空気の吸入及び排出の効果に対してほとんど影響を与えない。複数の孔9を有する筒状支持部材5は、灸材の燃焼によって生まれる温熱を外部へ均一に伝達することに役立つ。加えて、複数の孔9による空気の吸入及び排出は、温熱器1の使用中に灸材の継続的な燃焼を均一に維持するために不可欠である。特に、押圧部6を人体の肌に接触させたときは、押圧部6に設けた放熱小孔8のすべて又は一部が閉塞されるため、空気の滞留により灸材16の燃焼が低下することがある。そこで、筒状支持部材5に複数の孔9を設けることによって、灸材16の燃焼部分への空気の吸入又は排出を促進する効果が得られ、灸材16の燃焼による温熱効果を使用中でも一定に保つことができる。孔9の径は0.5〜20mmの範囲で設けるのが実用的であるが、作製のし易さ及び放熱効率の点から1〜10mmが好ましい。また、孔9の形状は、円形、楕円形、矩形及び3角形以上の多角形の何れでもよいが、作製のし易さ及び放熱効率の点から円形が好ましい。
Further, as shown in FIG. 2C, the plurality of
本発明において、押圧部6に設ける放熱小孔8及び筒状支持部材5に形成する孔9は複数個であることが、散熱及び空気の吸入又は排出を効率的に行うために必要である。仮に、散熱及び空気の吸入又は排出のための穴又は孔が1個の場合は、それが大きな径を有するものであっても熱及び空気の滞留が起きやすく、本発明の目的を達成することができない。さらに、放熱小孔8及び孔9は、それぞれ押圧部6及び管状支持部材5の表面で均等に配置することが好ましい。
In the present invention, it is necessary for the heat dissipation
前記で述べたように、本発明の温熱器は先端部近くの周囲外壁に段差部分11を設けることが好ましい。図1及び図2には段差部分11が1個である例を示しているが、本発明においては段差部分11を外側筒状体2の周辺外壁に断面点対称で2個以上設けてもよい。その場合はストッパー手段も段差部分11と同じ数で設ける。それによって、ストッパー手段の一部を段差部分11に当接する箇所が複数となり、段差部分11が1個の場合と比べて外側筒状体2の固定をより確実にでき、温熱器の使用中に外側筒状体2の不用意な移動又は脱離が防止されるため、安全性及び安心の点から好ましい。
As described above, the heater of the present invention is preferably provided with the
図1及び図2に示す温熱器1は、モグサ等の灸材16の底部を支持する内側支持体3を有するものであるが、本実施形態の温熱器は、内側支持体3に代えて、灸材16を内部に挿入できる内側筒状体を有する構成としてもよい。その構造を有する温熱器を図3に示す。図3に示す温熱器18は、内側支持体3に変えて内側筒状体19を有する以外は、構成が図1及び図2に示すものと基本的に同じである。
The
図3に示す温熱器18は、まず、モグサ等の灸材16が内側筒状体19の内部に挿入され、灸材16の一端部を着火燃焼して燃焼部分17を形成する(図3の(a))。次いで、押圧部6と一体化された筒状支持部材5が外側筒状体2の先端部から挿嵌される。このとき、押圧部6と一体している筒状支持部材5は、第1のコイルバネ4の弾性変形を利用して人体肌の所定望の場所(例えば、ツボ等)に押圧部6を押し当てることによって矢印(→)の方向に徐々に挿嵌される(図3の(b))。そして、外側筒状体2の外壁に設けた段差部分7に配置するコイルバネ4の反発力によって先端部へ飛び出そうとする筒状支持部材5の移動を利用者による押付け力で止め、筒状支持部材5を長手方向の所望の位置、すなわち、使用者が適度な温熱と感じる位置に配置し、その状態で温熱器18を使用する(図3の(c))。図3の(b)及び(c)の工程は、図2の(b)及び(c)に示すものと同じであり、温熱器18は温熱器1と同じ機能と効果が得られる。
In the
図3に示す温熱器18は、図2に示す温熱器1とは異なり、灸材16を内側筒状体19の内部に挿入した状態で使用するため、灸材16の燃焼部分17によって生じる高熱が外側筒状体2には直接伝わらず、内側筒状体19及び内側筒状体19と外側筒状体2との隙間を介して伝わる。したがって、温熱器18を使用する場合には外側筒状体2の温度上昇を抑えるという効果が得られる。外側筒状体2の握り部に相当する部分の温度上昇は隙間の間隔に応じて変わることから、必要に応じて、外側筒状体2の内径及び内側筒状体19の外径を最適化することによって、外側筒状体2を断熱性に優れる構造とすることができる。
Unlike the
本実施形態の温熱器1、18を構成する外側筒状体2、内側支持体3又は内側筒状体19、筒状支持部材5及び押圧部6は、灸材16の燃焼による温熱効果を利用するため、材質として耐熱性を有するアルミ、銅、鉄、マグネシウム等の金属を使用するのが実用的であるが、それ以外にも、耐熱性のプラスチック材料や繊維強化プラスチック材料、セラミックス、木材の何れかの材料を適用してもよい。それらの構成部品の中で、外側筒状体2は使用者の手に直接触れるものであり、温熱器1の使い勝手を向上させるため、外側筒状体2の全部又は一部を相対的に熱伝導性の小さな金属を選んで使用してもよい。また、外側筒状体2、特に、握り部に相当する部分については外側を断熱性のプラスチック材料、布材及び木材の少なくとも何れかで被覆してもよい。一方、押圧部6については、散熱性及び熱伝導性を良くする必要があるため熱伝導性に優れる金属を使用することが好ましい。
The outer
<第2の実施形態>
図4は本発明の温熱器の変形例を示す図であり、(a)及び(b)にそれぞれ正面図及び断面図を示す。図4に示す温熱器20は、第1のコイルバネ4を外側筒状体2の先端部に近い内壁に設けた段差部分21に配置する温熱器の例であり、それ以外の構成は図1及び図2に示す温熱器1と基本的に同じである。ここで、コイルバネ4は着脱可能にしても良いし、一端部を外側筒状体2の周辺内壁に設けた段差部分21に接着又は整合によって固定してもよい。
<Second Embodiment>
FIG. 4 is a view showing a modification of the heater of the present invention, and (a) and (b) show a front view and a cross-sectional view, respectively. The
本実施形態の温熱器は、図2に示す方法と同じようにして、まず、内部支持体3及びモグサ等の灸材16が、この順でそれぞれ外側筒状体2の内部に挿入され、灸材16の一端部が着火燃焼され燃焼部分17を形成する。次いで、押圧部6と一体化された筒状支持部材5が外側筒状体2の先端部から挿嵌され、人体の肌の所望の場所(例えば、ツボ等)に押し当てるとともに、第1のコイルバネ4の弾性変形を利用して押圧部6と一体化している筒状支持部材5が矢印(→)の方向に徐々に挿嵌される。このとき、外側筒状体2の内壁に設けた段差部分21に配置する第1のコイルバネ4の反発力によって先端部へ飛び出そうとする筒状支持部材5の移動を、利用者の押付け力で止め、筒状支持部材5を長手方向の所望の位置、すなわち、使用者が適度な温熱と感じる位置に配置し、その状態で温熱器20を使用する。本実施形態で使用する第1のコイルバネ4は、前記第1の実施形態の場合と同じ機能と効果を有する。さらに、温熱器20を所望の位置に保持した状態で人体の他の場所にも継続的に使用したい場合は、ストッパー手段10によって押圧部6と筒状支持部材5とを外側筒状体2に締め付け固定する。必要であれば、ストッパー手段10の一部を段差部分11に当接することによって、外側筒状体2に対する締め付け固定を確実に行う。
In the heater of this embodiment, in the same manner as the method shown in FIG. 2, first, the
図4に示す温熱器20は、第1のコイルバネ4を着脱可能にする場合に、コイルバネ4を外側筒状体2の内側に収納した状態で使用することができるため、図1及び図2に示す温熱器1と比べて取扱い性にやや優れる。しかしながら、第1のコイルバネ4の外径及び内径の寸法精度を、外側筒状体2への収納性の点から温熱器1と比べて高くすることが求められる。したがって、温熱器の製造コストの低減を最優先にする場合は前記第1の実施形態による温熱器1を使用することが好ましい。
The
<第3の実施形態>
図5は本発明の温熱器の別の変形例を示す図であり、(a)及び(b)にそれぞれ正面図及び断面図を示す。図5に示す温熱器22は、図1に示す温熱器1とは異なり、コイルバネ4を外側筒状体2の最先端部23に配置する温熱器の例である。それ以外の構成は、図1に示す温熱器1と同じであるが、筒状支持部材5がやや長く、且つ、外側筒状体2の周辺外壁に形成する段差部分11が押圧部6の先端部からやや遠い位置に設けられている。これは、構造上、第1のコイルバネ4の長さ分を加えた形で筒状支持体5の長さ及び段差部分11の位置を決める必要があるためである。ここで、コイルバネ4は着脱可能にしても良いが、コイルバネ4の外側筒状体2からの離脱を防ぐため、一端部を外側筒状体2の最先端部21に接着又は整合によって固定することが好ましい。
<Third Embodiment>
FIG. 5 is a view showing another modification of the heater of the present invention, and a front view and a cross-sectional view are shown in (a) and (b), respectively. Unlike the
本実施形態の温熱器22は、図2及び図4に示す方法と同じようにして、まず、内部支持体3及びモグサ等の灸材16が、この順でそれぞれ外側筒状体2の内部に挿入される。次いで、灸材16の一端部を着火燃焼し、燃焼部分17を形成した後、押圧部6と一体化された筒状支持部材5が外側筒状体2の先端部から挿嵌される。このとき、押圧部6と一体している筒状支持部材5は、第1のコイルバネ4の弾性変形を利用して人体肌の所望の場所(例えば、ツボ等)に押圧部6を押し当てることによって矢印(→)の方向に徐々に挿嵌される。そして、外側筒状体2の外壁に設けた段差部分23に配置する第1のコイルバネ4の反発力によって先端部へ飛び出そうとする筒状支持部材5の移動を利用者による押付け力で止め、筒状支持部材5を長手方向の所望の位置、すなわち、使用者が適度な温熱と感じる位置に配置し、その状態で温熱器22を使用する。本実施形態で使用する第1のコイルバネ4は、前記第1及び第2の実施形態の場合と同じ機能と効果を有する。さらに、温熱器22を所望の位置に保持した状態で人体の他の場所にも継続的に使用したい場合は、ストッパー手段10によって押圧部6と筒状支持部材5とを外側筒状体2に締め付け固定する。必要であれば、ストッパー手段10の一部を段差部分11に当接することによって、外側筒状体2に対する締め付け固定を確実に行うことができる。
In the
図5に示す温熱器22は、取扱い性と使い勝手を向上させるため、第1のコイルバネ4の一端部を外側筒状体2の最先端部21に接着又は整合によって固定して使用することが好ましい。その場合、図1及び図4に示す温熱器1及び温熱器20と比べて、温熱器の製造コストがやや高くなる傾向にあり、加えて、コイルバネ4の固定強度に細心の注意を払う必要がある。これらの点を考慮すると、本発明は、第1のコイルバネ4を外側筒状体2の最先端部23に配置するよりも、外側筒状体2の先端部に近い外壁又は内壁に設けた段差部分に配置し、コイルバネ4を介して筒状支持体5を挿嵌する構成及び構造を採用することが好ましい。
The
<第4の実施形態>
図1〜図5に示す本発明の温熱器は、モグサ等の灸材16を内実の内側支持体3又は内側筒状体19によって支持する構造を有するが、灸材16の外径と外側筒状体2の内径との差が大きい場合は、灸材16が外側筒状体2の内部片側に偏って位置することがある。その場合には灸材16の燃焼によって押圧部6から出てくるときの温熱に局所的な偏りが生じ、使用者に違和感を感じさせることがある。また、灸材16を内実の内側支持体3の先端部断面又は内側筒状体19の内部底面に搭載しただけの状態では、筒状支持体5の取付前に灸材16が外側筒状体2から脱落することがあり、使い勝手がやや悪くなる。加えて、温熱器を傾けたり、誤って横にしたときには、外側筒状体2の内部で灸材16が長軸方向に勝手に動き、灸材16の燃焼部分が急に押圧部6に近寄ることがある。その場合、温熱効果が安定的に得られないばかりか、最悪の場合には使用者が患部に火傷を負うという安全性の点でも問題となる。これらの問題を解決するには、図6に示す温熱器の構成と構造を採用することが好ましい。
<Fourth Embodiment>
The heater of the present invention shown in FIG. 1 to FIG. 5 has a structure in which the
図6は、内側支持体の先端部断面に針状体が形成された突起部を有する温熱器の例であり、(a)及び(b)に、それぞれ温熱器39の様態を示す正面図及び(a)に示すB−B’位置の断面図を示す。また、図6の(c)は、灸材16の1種であるモグサを外側筒状体2の内部に挿入し、灸材16を針状体が形成された突起部40に突き刺すことにより支持及び固定し、押圧部の取付及び位置調整を行った後の温熱器39を様態を示す正面図である。図6には、針状体が形成された突起部40が内側筒状体3の先端部断面に3本で形成された例を示している(図6の(b)を参照)。温熱器の構成は、針状体が形成された突起部40を除けば、図1に示す温熱器と基本的に同じ構成である。針状体が形成された突起部40は、先端部が灸材19を突き刺せる針状体であることが必要である。針状体としては円錐針、角錐針及び剣山針を用い、内側支持体3の先端部断面に単独又は混成で形成する。また、突起部は、内側支持体3の先端部断面の面積及び針状体を有する突起部40の外径に応じて、1又は2以上の数で形成することができる。針状体が形成された突起部40は、突き刺した後の灸材19が使用中に容易に離脱しないように、針に相当する部分を除く胴体部分にネジ状又は螺旋状の溝を形成することが好ましい。それ以外にも、針状体が形成された突起部40を、内側筒状体3の先端部断面に対して垂直方向からやや傾けて斜めに設けてもよい。さらに、両者の構成を組み合わせることにより、灸材19の支持及び固定をより確実に行うことができる。
FIG. 6 is an example of a heater having a protrusion having a needle-like body formed on the tip section of the inner support, and FIGS. 6A and 6B are a front view and a front view showing the state of the
図6に示すように、灸材19は、針状体が形成された突起部40の突き刺しによって取付位置が変動しないように保持及び固定されるため、押圧部6を取付けを行うときの灸材19の脱落と取付位置の偏り、及び温熱器39の使用時に起きやすい灸材19の位置変動を防止又は抑制できるという利点を有する。また、温熱器39は、使用頻度とともに燃焼の進行により短くなっていく灸材19を針状体が形成された突起部40によって固定できる。そのため、灸材19が短くなっても押圧部6の先端部と灸材19の燃焼部分17との間の距離の調整が容易になる。このように、針状体が形成された突起部40を設けることにより、温熱器39の使い勝手を向上できるだけでなく、均一な温熱効果を長い間維持することが可能になる。
As shown in FIG. 6, the
本実施形態は、温熱器の基本構成として図1に示すものを引用して説明したが、図3に示す温熱器18が有する内側筒状体19にも針状体が形成された突起部40を設けることができる。その場合、針状体が形成された突起部40は、内側筒状体19の内部底面に形成すればよい。また、針状体が形成された突起部40は内側筒状体19の内部底面から先端部までの距離を長くして灸材16の据付け位置を底上げすることにより、内側支持体3と同じような使い方をすることができる。さらに、本実施形態の針状体が形成された突起部40は、図4及び図5に示す温熱器20、22においても、図6に示すものと同じように形成して適用することができる。
Although the present embodiment has been described with reference to the basic configuration of the heater shown in FIG. 1, the
<第5の実施形態>
図7に本実施形態による温熱器を正面図で示す。図7は、筒状支持部材と押圧部との境界外周面又は筒状支持部材の先端近傍部の外周面の全部に、結束部材が嵌合する溝又は孔を有する本発明の温熱器の例を示す図である。図7において、(a)、(b)、及び(c)は、温熱器41を使用するときの各操作方法を図示したものであり、モグサ等の灸材19を外側筒状体2に内部に挿入する操作、筒状支持部材5の挿嵌操作、及び筒状支持部材5を使用者の所望の位置に移動する操作にそれぞれ対応する。図7の(a)には、本実施形態の代表的なものとして、押圧部6との境界外周面の全部に溝又は孔42を形成した筒状支持部材5を示している、また、図7の(a)において点線で囲んだ枠内には、筒状支持部材5のもう一つの例、すなわち先端近傍部の外周面に溝又は孔42が形成された筒状支持部材5を示している。
<Fifth Embodiment>
FIG. 7 is a front view of the heater according to the present embodiment. FIG. 7 shows an example of the heater of the present invention having a groove or a hole into which a bundling member is fitted on the entire outer peripheral surface of the boundary between the cylindrical support member and the pressing portion or the vicinity of the tip of the cylindrical support member. FIG. In FIG. 7, (a), (b), and (c) illustrate each operation method when using the
図7の(c)に示すように、本実施形態の温熱器41は、使用時に押圧部6を布、織物、不織布、レース、フェルト等の柔軟性を有する押圧部カバー43で覆った状態で使用するときに好適である。押圧部カバー43は、使用者が温熱を直に感じるのを嫌がるとき、又は患部に押圧部6の先端が直に接触するのを嫌がるときに一般的に使用される。また、押圧部6の先端から出てくる温熱が使用者の患部に火傷を負わせるという最悪の場合を避けるために使用する場合もある。しかしながら、温熱部カバー43は使用中に筒状支持部材5から容易に離脱する場合が多く、その度に押圧部6を温熱部カバー43で覆わなければならない。それでは温熱器の使い勝手が非常に悪く、押圧部カバー43を使用するときに得られる前記の効果が十分に活かされない。そのため、通常は押圧部6を温熱部カバー43で覆った後、結束部材44を用いて温熱部カバー43が押圧部6の先端から離脱しないようにしているが、温熱器41の使用中に結束部材44が滑り又は抜けにより外れやすいという問題がある。
As shown in FIG. 7C, the
図7に示す溝又は孔42は、結束部材44が嵌合する凹部として機能し、結束部材44の滑り又は抜けを防止する効果を有する。結束部材44としては、温熱部カバー43が動かないように拘束できる部材であれば何でもよく、例えば、軟質プラスチック製の結束バンド、結束ゴムバンド、輪ゴム、金属線、金属クランプ等を使用することができる。
The groove or
図7には、溝又は孔42が、筒状支持部材5と押圧部6との境界外周面又は筒状支持部材5の先端近傍部の外周面の全部、すなわち外周面全領域にわたって形成される例を示しているが、本実施形態においてはこの形態には限定されず、前記各部の外周面の一部に溝又は孔42を形成してもよい。例えば、前記各部の外周面において点対称の位置に、結束部材44が嵌合できる程度の幅と深さで複数個の溝又は孔42を形成する。また、結束部材44の滑り又は抜けを防止できるのであれば、溝又は孔42を前記各部の外周面の1箇所に形成してもよい。そのようにして、温熱部カバー43が押圧部6の先端から離脱するのを抑制又は防止することができる。
In FIG. 7, the groove or
本実施形態の温熱器41が有する溝又は孔42は、温熱器の基本構成として図2に示すものを引用して説明したが、図3〜6に示す温熱器18、20、22及び39においても筒状支持部材5と押圧部6との境界外周面又は筒状支持部材5の先端近傍部の外周面の全部又は一部に形成することができる。それにより、結束部材44を溝又は孔42に嵌合させれば、図7に示す温熱器41の場合と同じ効果を得ることができる。
Although the groove | channel or the
<第6の実施形態>
本発明の温熱器は、押圧部6とモグサ等の灸材の燃焼部分との距離の調整を広範囲で行うために、内側支持体体3又は内側筒状体19を外側筒状体2の内部で所望の位置に移動させる移動操作手段を備えることが好ましい。図8は、内側筒状体3を所望の位置に移動するための移動操作手段を有する本発明の温熱器の一例を示す図である。図8において、(a)は内側筒状体3を移動する前の温熱器24の様態を示す図であり、上段及び下段にはそれぞれ正面図及びA−A’位置の断面図を示している。また、図8の(b)は移動操作手段によって内側筒状体3を移動した後の温熱器24の様態を示す図であり、上段及び下段にはそれぞれ正面図及びA−A’位置の断面図を示している。ここで、図8に示すA−A’位置は、図1の(c)に示すA−A’位置と同じである。
<Sixth Embodiment>
In the heater of the present invention, the
図8に示す温熱器24は、移動操作手段が、外側筒状体2に切込んだ一対の案内溝12と、内側支持体3を抱合するように配置する第2のコイルバネ15と、内側支持体3の外部に設けた一対の突起25とを具備し、一対の突起25を外側筒状体2に切込んだ一対の案内溝12の内部、且つ、第2のコイルバネ15の螺旋状ピッチを形成するバネ間の隙間で、少なくともどちらか一方のバネに当接するように配置させた構成と構造を有する。
8 includes a pair of
内側筒状体3の移動前を示す図8の(a)において、押圧部6と一体化されている筒状支持部材5を、外側筒状体2の外壁に設けた段差部分7に配置する第1のコイルバネ4を介して外側筒状体2に挿嵌し、第1のコイルバネ4の弾性変形を利用しながら、外側筒状体2の長手方向の任意の位置でストッパー手段10を用いて固定する。必要であれば、ストッパー手段10の一部を段差部分11に当接することによって、外側筒状体2に対する締め付け固定を確実に行う。その時点で、灸材16の先端部の燃焼部分17は、外側筒状体2の先端部からわずかに突出した位置に配置される。
In FIG. 8A showing the state before the movement of the inner
次いで、図8の(b)に示すように、第2のコイルバネ15と接続又は接合した底部14をつまみ部分として回し、第2のコイルバネ15を回転させることによって、一対の突起25を外側筒状体2に切込んだ一対の案内溝12に沿って無段階に前後移動させ、内側支持体3を外側管状体2の長手方向の先端部方向に向けて移動させることができる。このようにして、灸材16の燃焼部分17を所望の位置に調整して配置することが可能になる。内側筒状体3の移動後は、図8の(b)に示すように、灸材16の燃焼部分17が押圧部6により近い位置、すなわち、利用者の人体肌により近づけて配置されるようになる。
Next, as shown in FIG. 8B, the
図8に示す温熱器24が有する移動操作手段の動作機構を次に説明する。図8に示す温熱器24は、第2のコイルバネ15と底部14とが、加締め、接続及び接合の何れかの手段によって接続又は接合されているだけでなく、第2のコイルバネ15の前方最先端部分が外側筒状体2の内壁に形成した段差部分26によって前方に動かないで固定されている。ここで、第2のコイルバネ15の前方とは、温熱器24において押圧部6の側を意味する。そのため、底部14を回しコイルバネ15を同時に回転させたとき、コイルバネ15そのものの位置は不変の状態で、コイルバネ15の螺旋状ピッチが前後方向で移動するだけである。内側支持体3の外部に設けた一対の突起25は、第2のコイルバネ15の螺旋状ピッチを形成するバネ間の隙間で少なくともどちらか一方のバネに当接するように配置されているため、螺旋状ピッチの前後方向の動きに伴い、外側筒状体2に切込んだ一対の案内溝12の内部で前後方向に移動する。ここで、一対の突起25は、バネの螺旋状ピッチに沿った動きに従って一対の案内溝12の内部で前後方向に移動できるように、螺旋状ピッチを形成するバネ間の少なくともどちらかに確実に当接させることが必要となる。そこで、一対の突起25は、底部14をつまみ部分として回転させている間に、螺旋状ピッチを形成するバネ間で容易に動いたり脱離しないようにするため、螺旋状ピッチを形成するバネ間の少なくともどちらかに固定することが好ましい。固定化の方法は、例えば、加締め、ロウ又はハンダ付けや溶接等の接合、及び接着剤等による接着の何れかの方法によって行うことができる。図8には、内側支持体3と有する温熱器24の例を示したが、本実施形態においては内側支持体3に代えて、図3に示す内側筒状体19を有する温熱器の場合でも、本実施形態と同じ移動操作手段を適用することができる。
Next, the operation mechanism of the moving operation means of the
以上のように、本実施形態の温熱器は、押圧部6とモグサ等の灸材16の燃焼部分17との間の距離の調整が、第1のコイルバネ4の弾性変形を利用して外側支持部材5を外側筒状体2に挿嵌するときだけでなく、第2のコイルバネ15の回転によって内側支持体3又は内側筒状体19の移動によっても行うことができる。したがって、使用者の好きなときに、灸材16の位置調整を広範囲で行うことが可能になる。また、長期間の使用によって灸材16の燃焼が進み短くなった場合でも、移動操作手段の一部である底部14をつまみ部分として回転させ、内側支持体3又は内側筒状体19を前後方向(外側通常体の長手方向)に移動することによって、灸材16の位置を最適な位置に変え、そのまま使用し続けることができる。それにより、灸材の使用量及び交換回数の低減が図れる。加えて、内側筒状体3の移動距離は前記移動操作手段によって外側筒状体2の外部から調整することができるため、温熱器24の使い勝手にも優れる。
As described above, in the heater of the present embodiment, the adjustment of the distance between the
さらに、本実施形態の温熱器24は、上記のように様々な利点を有するだけでなく、内側支持体又は内側筒状体の移動操作手段として、外側筒状体の内壁に螺旋凹状溝等を形成する必要がないため、構造がシンプルとなり、携帯性に優れ、同時に製造コストの低減を図ることができる。
Furthermore, the
<第7の実施形態>
図9は、内側筒状体を所望の位置に移動するための移動操作手段を有する本発明の温熱器の変形例を示す図である。図9において、(a)は内側支持体3を移動する前の温熱器27の様態を示す図であり、上段及び下段にはそれぞれ正面図及びA−A’位置の断面図を示している。また、図9の(b)は移動操作手段によって内側支持体3を移動した後の温熱器27の様態を示す図であり、上段及び下段にはそれぞれ正面図及びA−A’位置の断面図を示している。ここで、図9に示すA−A’位置は、図1の(c)に示すA−A’位置と同じである。
<Seventh Embodiment>
FIG. 9 is a view showing a modification of the heater of the present invention having a moving operation means for moving the inner cylindrical body to a desired position. In FIG. 9, (a) is a figure which shows the aspect of the
図9の(a)に示すように、内側支持体3の移動前において、押圧部6と一体化されている筒状支持部材5を、外側筒状体2の外壁に設けた段差部分7に配置するコイルバネ4を介して外側筒状体2に挿嵌し、コイルバネ4の弾性変形を利用しながら、外側筒状体2の長手方向の任意の位置でストッパー手段10を用いて固定する。必要であれば、ストッパー手段10の一部を段差部分11に当接することによって、外側筒状体2に締め付け固定を確実に行う。その時点で、灸材16の先端部の燃焼部分17は、外側筒状体2の先端部から大きく離れた位置、すなわち押圧部6に近い位置に突出した状態で配置される。
As shown in FIG. 9 (a), the
次いで、図9の(b)に示すように、内側支持体3の底部に設けたツマミ13によって、外側筒状体2に設けた案内溝12に沿って、外側筒状体2の内部空洞部分に挿入した第2のコイルバネ15を押して弾性圧縮させながら、灸材16の燃焼部分17が外側筒状体2の先端部からわずかに突出する位置まで内側支持体3を下方へ移動させる。内側支持体3の移動後、その位置でツマミ13に付属して設けたストッパー手段28によって内側支持体3を外側筒状体2に固定する。ここで、ストッパー手段28は、図1に示すストッパー手段10とは構成と構造がやや異なっており、例えば、ツマミ13にネジ29と、ネジ29を介して連結するワッシャ30とを有する。図9の(b)の[A−A’断面図]に示すように、ストッパー手段28を回して矢印(↓)の方向へネジ締めを行うことによってワッシャ30を外側筒状体2に当接させ、強く押し付けることにより内側支持体3を固定する。本実施形態においては、外側筒状体2の案内溝12の外側周囲に、ワッシュ30の径よりもやや広い幅で段差をつけたワッシャ固定用の溝を形成してもよい。このように、本実施形態の移動操作手段は、外側筒状体2に設ける案内溝12、ツマミ13、及びネジ29とワッシュ30とからなるストッパー手段28を含み、内側支持体3の移動距離を外側筒状体2の外部から調整できる機能を有する。
Next, as shown in FIG. 9B, the inner hollow portion of the outer
図9の(b)に示す方法によって内側支持体3が外側筒状体2に固定された後、さらに、押圧部6と灸材16の燃焼部分17との距離を適度の温熱を感じる位置まで上方向(押圧部6の方向)に微調整したい場合は、ストッパー手段10による固定を解放し、押圧部6と一体化している筒状支持部材5を下方向(底部14の方向)に移動する。所望の位置に移動後、再び、筒状支持部材5を外側筒状体2にストッパー手段10を用いて固定する。図9の(b)には、筒状支持部材5の下端が外側筒状体2の外壁に設けた段差部分7からやや離れた位置で外側筒状体2に固定された状態を示しているが、前記で説明したように、筒状支持部材5を固定する位置は、利用者が適度の温熱を感じる位置まで任意に選択することができる。そのとき、筒状支持部材5は、外側筒状体2の外壁に設けた段差部分7に到達する位まで第1のコイルバネ4を変形圧縮してもよい。さらに、押圧部6と灸材16の燃焼部分17との距離を上下どちらかの方向で確実に固定したいときは、ストッパー手段10、又はストッパー手段10及び段差部分11を使用する。
After the
以上のように、図9に示す温熱器27は、前記第6の実施形態と同じように、押圧部6とモグサ等の灸材16の燃焼部分17との距離の調整を広範囲で行うことができる。さらに、長期間の使用によって灸材16の燃焼が進み短くなった場合でも、ストッパー手段28による移動操作手段によって灸材16の燃焼部分17の位置を最適な位置に変えることによって、そのまま使用し続けることができるため、灸材の使用量及び交換回数の低減が図れる。加えて、内側筒状体3の移動距離を前記移動操作手段によって外側筒状体2の外部から調整することができるため、使い勝手にも優れる。また、本実施形態の温熱器は、内側支持体又は内側筒状体の移動操作手段として、外側筒状体の内壁に螺旋凹状溝等を形成する必要がないため、構造がシンプルとなり、携帯性にも優れ、製造コストの低減が図れる。
As described above, the
<第8の実施形態>
本実施形態において、内側筒状体を所望の位置に移動するための移動操作手段を有する本発明の温熱器の別の変形例を説明する。図10に、移動操作手段として、前記内側筒状体に一対の突起を設け、該突起を前記外側筒状体の内壁に形成した一対の螺旋凹条溝に螺合した構造を有する温熱器を示す。
<Eighth Embodiment>
In this embodiment, another modified example of the heater of the present invention having a moving operation means for moving the inner cylindrical body to a desired position will be described. FIG. 10 shows a heater having a structure in which a pair of protrusions are provided on the inner cylindrical body, and the protrusions are screwed into a pair of spiral grooves formed on the inner wall of the outer cylindrical body, as movement operation means. Show.
図10に示すように、温熱器31は、外側筒状体2と、外側筒状体2の内側に収納される内側筒状体19と、外側筒状体2と第1のコイルバネ4を介して挿嵌される筒状支持部材5と、筒状支持部材5の先端部に突出して設け、筒状支持部材と一体化された押圧部6とを有する。ここで、モグサ等の灸材16は内側筒状体19の内部に挿嵌される。また、外側筒状体2の先端部近くの外壁には、外側支持部材5の固定をより確実に行うため、ストッパー手段10の一部を当接するための段差部分11が設けられている。
As shown in FIG. 10, the
温熱器31において、内側筒状体19には一対の突起32を設け、外側筒状体2の内壁には一対の螺旋凹条溝33が形成されている。内側筒状体19に設けた一対の突起32は外側筒状体2の内壁に形成した一対の螺旋凹条溝33に螺合されており、外側筒状体2の底部に接続するツマミ34を回転することによって、螺旋凹条溝33に沿って内側筒状体19が無段階に前後移動する。同時に、灸材16が挿嵌された内側筒状体19が、外側筒状体2の内部で所望の位置に前後移動し、押圧部6と灸材16の燃焼部分17との距離を自由に制御して調整することができる。ここで、内側筒状体19の前後移動とは、内側筒状体19が外側筒状体2の長手方向に移動することを意味する。本実施形態の移動操作手段は、内側筒状体19に設ける一対の突起32、外側筒状体2の内壁に形成する一対の螺旋凹条溝33、及び外側筒状体2の底部に接続するツマミ34を含み、内側筒状体19の移動距離を外側筒状体2の外部から調整できる機能を有する。
In the
図10に示す温熱器31は、外側筒状体2、内側筒状体19及びツマミ34からなる比較的シンプルな構成によって、押圧部6とモグサ等の灸材16の燃焼部分17との距離の調整を外側筒状体2の外部から容易に行うことができる。さらに、前記第6及び第7の実施形態において説明した温熱器24及び27と同じように、灸材16の使用量及び交換回数の低減を図ることができる。ただし、一対の螺旋凹条溝33のストローク長を外側筒状体2の長手方向に長くすると、ツマミ34が外側筒状体2の底部から突出する部分が長くなり、温熱器31の使い勝手が悪くなってくることがある。このように、図10に示す構成では一対の螺旋凹条溝33として形成できるストローク長には限界があるため、押圧部6とモグサ等の灸材16の燃焼部分17との距離の調整幅が限られる。しかしながら、距離の調整幅が少なくても使用に差し支えが無い場合は、温熱器の構成及び構造がシンプルであることから、本実施形態の温熱器31を使用することができる。
The
<第9の実施形態>
前記第8の実施形態による温熱器31は、押圧部6とモグサ等の灸材16の燃焼部分17との距離の調整幅が限られるが、その課題を解決する構成及び構造を本実施形態において図11を用いて説明する。図11は、内側筒状体を所望の位置に移動するための移動操作手段を有する本発明の温熱器において、さらに別の変形例を示す図である。
<Ninth Embodiment>
The
図11に示すように、温熱器35は、外側筒状体2と、外側筒状体2の内側に収納される内側筒状体19と、外側筒状体2と第1のコイルバネ4を介して挿嵌される筒状支持部材5と、筒状支持部材5の先端部に突出して設け、筒状支持部材と一体化された押圧部6とを有し、さらに、外側筒状体2と内側筒状体3との間に収納される管状回転体36を有する。ここで、モグサ等の灸材16は内側筒状体19の内部に挿嵌される。また、外側筒状体2の先端部近くの外壁には、外側支持部材5の固定をより確実に行うため、ストッパー手段10の一部を当接するための段差部分11が設けられている。
As shown in FIG. 11, the
温熱器35において、内側管状体19には一対の突起32を設け、外側筒状体2の内壁には一対の螺旋凹条溝33が形成されており、管状回転体36には一対の案内溝37が切込んである。突起32は、管状回転体36に切込んだ一対の案内溝37を介して外側筒状体2の内壁に設けた一対の螺旋凹条溝33に螺合しており、内側筒状体19、管状回転体36及び外側筒状体2の三者は互いに結合した構造を形成する。そして、管状回転体36の底部に加締め、接続又は接合されたツマミ38を回すことによって管状移動体36が回転する。その回転により、螺旋凹条溝33に螺合している突起32が、案内溝37に沿って外側筒状体2の長手方向に無段階に前後移動する。同時に、灸材16が内部に挿嵌された内側筒状体19も管状移動体36の内部で前後移動する。それにより、押圧部6とモグサ等の灸材16の燃焼部分17との距離を自由に制御することができ、所望の位置に移動を調整することができる。ここで、内側筒状体19の前後移動とは、内側筒状体19が外側筒状体2の長手方向に移動することを意味する。本実施形態の移動操作手段は、内側筒状体19に設ける一対の突起32、外側筒状体2の内壁に形成する一対の螺旋凹条溝33、管状回転体36、及び管状回転体36の底部に加締め、接続又は接合されたツマミ38を含み、内側筒状体19の移動距離を外側筒状体2の外部から調整できる機能を有する。
In the
図11に示す温熱器35は、管状回転体36を有する点で、図10に示す温熱器31と比べて、やや複雑な構成及び構造を有するが、一対の螺旋凹条溝33として形成できるストローク長を長くできるという利点がある。そのため、押圧部6とモグサ等の灸材16の燃焼部分17との距離の調整を、外側筒状体2の外部から広範囲で容易に行うことができる。それによって、図8、図9及び図10に示す温熱器24、27及び31と同じように、灸材16の使用量及び交換回数の低減を図ることができる。したがって、押圧部6とモグサ等の灸材16の燃焼部分17との距離の調整を広範囲で行いたい場合は、本実施形態の温熱器35を使用することが好ましい。
The
以上のように、本発明の温熱器は、モグサ等の灸材の燃焼によって得られる温熱が、押圧部を介して、人体の肌に、均一且つ十分に伝達することができるだけでなく、温熱による温度を制御することが容易であるとともに安全性にも優れる。また、前記外側筒状体の移動を止めるためのストッパー手段又はストッパー手段とストッパー手段の一部を当接するための段差部分とによって、使用中でも前記灸材の燃焼部分を所定の位置に固定して使用することができるため、人体のどの部位に対しても温熱効果が安定して得られ、同時に安全性を十分に確保することができる。 As described above, the heater of the present invention can not only transmit the heat obtained by burning firewood such as mogusa uniformly and sufficiently to the human skin through the pressing part, but also by the heat. It is easy to control the temperature and is excellent in safety. Further, by using a stopper means for stopping the movement of the outer cylindrical body or a step portion for contacting a part of the stopper means with a part of the stopper means, the burning portion of the brazing material is fixed at a predetermined position even during use. Since it can be used, the thermal effect can be stably obtained for any part of the human body, and at the same time, sufficient safety can be ensured.
さらに、本発明の温熱器は、外側筒状体の外部から内側筒状体を所望の位置に移動させる移動操作手段を備えるため、押圧部とモグサ等の灸材の燃焼部分との距離の調整を広範囲で行うことができるだけでなく、灸材の使用量及び交換回数の低減が図れる。本発明の温熱器は、従来の温灸器と比べて、モグサ等の灸材による温熱を効率的よく伝達するための構成と構造がシンプルであり、人体のどの部位に対しても適合し、且つ、使い勝手が良く、携帯性を兼ね備える温灸器として使用することができる。そのため、本発明の温熱器は有用性が極めて高い。 Furthermore, since the heater of the present invention includes moving operation means for moving the inner cylindrical body from the outside of the outer cylindrical body to a desired position, adjustment of the distance between the pressing portion and the burning portion of the firewood material such as moss Can be performed over a wide range, and the amount of brazing material used and the number of replacements can be reduced. The heater of the present invention has a simple structure and structure for efficiently transmitting the heat generated by the firewood such as mogusa compared to the conventional heater, and is suitable for any part of the human body, and It is easy to use and can be used as a warming device with portability. Therefore, the heater of the present invention is extremely useful.
1・・・温熱器、2・・・外側筒状体、3・・・内側支持体、4・・・第1のコイルバネ、5・・・筒状支持部材、6・・・押圧部、7・・・外側筒状体の先端部に近い外壁に設けた段差部分、8・・・放熱小孔、9・・・孔、10・・・ストッパー手段、11・・・開口部、12・・・案内溝、13・・・ツマミ、14・・・外側筒状体の底部、15・・・第2のコイルバネ、16・・・灸材、17・・・灸材の燃焼部分、18・・・温熱器、19・・・内側筒状体、20・・・温熱器、21・・・外側筒状体の先端部に近い内壁に設けた段差部分、22・・・温熱器、23・・・外側筒状体の最先端部、24・・・温熱器、25・・・突起、26・・・外側筒状体の内壁に形成した段差部分、27・・・温熱器、28・・・ストッパー手段、29・・・ネジ、30・・・ワッシャ、31・・・温熱器、32・・・突起、33・・・螺旋凹状溝、34・・・ツマミ、35・・・温熱器、36・・・管状回転体、37・・・案内溝、38・・・ツマミ、39・・・温熱器、40・・・針状体が形成された突起部、41・・・温熱器、42・・・溝又は孔、43・・・押圧部カバー、44・・・結束部材。
DESCRIPTION OF
Claims (10)
外側筒状体と、
前記外側筒状体の内側に収納され、前記灸材を支持するための内側支持体又は前記灸材を挿嵌するための内側筒状体と、
前記外側筒状体の最先端部及び前記外側筒状体の先端部に近い外壁又は内壁に設けた段差部分の何れかに第1のコイルバネを介して挿嵌される筒状支持部材と、
前筒状支持部材の先端部に複数の放熱小孔を有する有孔放熱体を突出して設けた押圧部とを具備し、
前記押圧部は前記筒状支持部材に一体化されており、且つ、前記筒状支持部材の周辺には散熱又は空気の吸入及び排出を行うための孔が複数個形成されていることを特徴とする温熱器。 A heater that uses fired firewood as a heat source,
An outer cylindrical body,
An inner cylindrical body that is housed inside the outer cylindrical body, and that supports the ribbed material or an inner cylindrical body that fits the ribbed material;
A cylindrical support member that is inserted via a first coil spring into either the outermost portion of the outer cylindrical body and the stepped portion provided on the outer wall or the inner wall near the tip of the outer cylindrical body;
A pressing portion provided by projecting a perforated heat radiator having a plurality of heat radiation small holes at the front end portion of the front cylindrical support member;
The pressing portion is integrated with the cylindrical support member, and a plurality of holes are formed around the cylindrical support member for performing heat dissipation or air suction and discharge. Heater to be used.
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