JP2016171615A - 電動モータ - Google Patents

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光男 中澤
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光男 中澤
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Abstract

【課題】磁石を適切に配置できることで効率良く駆動できる電動モータを提供する。
【解決手段】向い合わせて配された同極の磁石の磁極間11に、磁性体を吸引する強い吸引磁界が生じることを利用する電動モータであって、磁石の一方が永久磁石20で構成されると共にその永久磁石20に向い合わせて配される磁石が電磁石30で構成される磁性体吸引部10を円周等分の複数位置に備え、その磁性体吸引部10と同数か異なる数の板状磁性体55が磁極間11を回転通過できるように円周等分位置に配設された回転体50を備える。
【選択図】図1

Description

この発明は、向い合わせて配された同極の磁石の磁極間に、磁性体を吸引する強い吸引磁界が生じることを利用する電動モータに関する。
従来から、電動モータの構造は、様々なものが提案されてきており、例えば、超電導磁気軸受を使用したモータにおいて、前記超電導磁気軸受に使用される冷却部材内に前記モータコイルを配置して前記モータの低損失を図るとともに、前記モータの出力軸に直接、または伝達部を介して慣性体を設けて、小型、高寿命な蓄電装置を構成するモータとこれを用いた蓄電装置(特許文献1参照)が、開示されている。
しかしながら、従来の電動モータでは、向い合わせて配された同極の磁石の磁極間に生じる吸引作用を合理的に利用したものが提案されておらず、より効率を高めることや、サーボ機能やブレーキ機能をより合理的に構成することが提案されていない。
特開平10−136609号公報(第1頁)
電動モータに関して解決しようとする問題点は、向い合わせて配された同極の磁石の磁極間に生じる吸引作用を合理的に利用したものが提案されていないことである。
そこで本発明の目的は、磁石を適切に配置できることで効率良く駆動できる電動モータを提供することにある。
本発明は上記目的を達成するために次の構成を備える。
本発明に係る電動モータの一形態によれば、向い合わせて配された同極の磁石の磁極間に強い吸引磁界が生じることと、容量の大きな電磁石の磁性体と向い合わせの磁石の間には吸引磁界が弱くなることを利用して、該電磁石の磁性体に設けたコイルに流す電流をON・OFFすることによって吸引磁界力の強弱を導き出すと共に、前記電磁石の単体の磁力発生力より強い磁界力を生み出し、前記磁石と前記電磁石の間における回転軸に固設された磁性体の吸引・通過の運動を回転力として取り出すことを特徴とする。
また、本発明に係る電動モータの一形態によれば、向い合わせて配された同極の磁石の磁極間に、磁性体を吸引する強い吸引磁界が生じることを利用する電動モータであって、前記磁石の一方が永久磁石で構成されると共に該永久磁石に向い合わせて配される磁石が電磁石で構成される磁性体吸引部を円周等分の複数位置に備え、該磁性体吸引部と同数か異なる数の板状磁性体が前記磁極間を回転通過できるように円周等分位置に配設された回転体を備える。
また、本発明に係る電動モータの一形態によれば、前記磁極間が前記回転体の回転軸に直交する方向に開いた間隙であり、前記板状磁性体が前記回転体の回転軸に直交する方向に張り出すように配設されていることを特徴とすることができる。
また、本発明に係る電動モータの一形態によれば、前記複数の磁性体吸引部が前記回転体の回転軸の方向に2ヶ所設けられ、これに対応して前記複数の板状磁性体が前記回転体の回転軸の方向に2ヶ所設けられることを特徴とすることができる。
また、本発明に係る電動モータの一形態によれば、前記磁極間が前記回転体の回転軸と平行となる方向に開いた間隙であり、前記板状磁性体が前記回転体の回転軸と平行となる方向に張り出すように配設されていることを特徴とすることができる。
また、本発明に係る電動モータの一形態によれば、前記電磁石の通電にかかる入切を、ブラシを介して行うことを特徴とすることができる。
本発明に係る電動モータによれば、磁石を適切に配置できることで効率良く駆動できるという特別有利な効果を奏する。
磁石による吸引効果の原理を説明する説明図である。 永久磁石と電磁石とによる吸引効果の原理を説明する説明図である。 本発明に係る電動モータの形態例を模式的に示す断面図である。 図3の形態例を模式的に示す正面図である。 図3の他の形態例を模式的に示す正面図である。 本発明に係る電動モータの第2の形態例を模式的に示す断面図である。 図6の形態例を模式的に示す正面図である。 本発明に係る電動モータの第3の形態例を模式的に示す断面図である。
以下、本発明に係る電動モータの形態例を図面(図1〜8)に基づいて説明する。この電動モータは、向い合わせて配された同極の磁石の磁極間11に、磁性体を吸引する強い吸引磁界が生じることを利用するものである。なお、磁性体としては、残留磁気が残らない材質の板状磁性体55である電磁鋼板を用いるとよい。
図1(a)に示すように、向い合わせて配された同極の磁石の磁極間には磁性体を吸引する強い吸引磁界が生じる。図1(a)はN極同士が向い合わせて配されるように、一対の永久磁石20、20を示してあり、その一対のN極の磁極間11に、板状磁性体55(図3以下を参照)などの磁性体を吸引する力が強く生じる。なお、S極同士が向い合わせて配された場合も同様に磁性体を吸引する力が強く生じるのは勿論である。
これに対して、図1(b)及び図1(c)に示すように、向い合わせて配された磁石の磁極が反対の場合(図1(b))や、一方だけが磁石で他方が単なる磁性体(図示の形態例では巻線31に通電されていない電磁石30の鉄芯32)である場合(図1(c))は、磁性体を吸引する力が極めて小さい。
また、図2に示すように、磁石の一方が永久磁石20で構成されると共にその永久磁石20に向い合わせて配される磁石が電磁石30で構成される磁性体吸引部10となっている場合についても、図1に示すものと同様の原理で同様の作用を奏する。すなわち、向い合わせて配された磁石の磁極が同一の場合、その磁極間11には磁性体を吸引する強い吸引磁界が生じる(図2(a))。また、向い合わせて配された磁石の磁極が反対の場合、その磁極間11には磁性体を吸引する力が小さい(図2(b))。なお、磁性体としては、単純な板状磁性体55(図3以下を参照)に限らず、他の形態であっても良いのは勿論である。
以上に説明した原理を、電動モータに適用すると、例えば図2(a)に示すように、永久磁石20がN極のとき電磁石30を同極のN極になるように通電すると、電磁石30の磁力と対面する永久磁石の磁力との相乗効果により、電磁石30単体の磁力より大きな磁力・吸引力を得ることができる。また、図1(c)に示すように、磁性体の吸引を完了した時点で電磁石30の通電を止めると、磁性体は強い引き戻しの力を受けることなく磁力圏を抜け出すことができる。
すなわち、本発明に係る電動モータによれば、向い合わせて配された同極の磁石の磁極間に強い吸引磁界が生じることと、容量の大きな電磁石30の磁性体(鉄芯32)と向い合わせの磁石の間には吸引磁界が弱くなることを利用して、その電磁石30の磁性体(鉄芯32)に設けたコイル(巻線31)に流す電流をON・OFFすることによって吸引磁界力の強弱を導き出すと共に、電磁石30の単体の磁力発生力より強い磁界力を生み出し、前記磁石と電磁石30の間における回転軸に固設された磁性体の吸引・通過の運動を回転力として取り出すことを特徴とする。なお、電磁石30と向い合わせの磁石としては、永久磁石と電磁石のどちらかを用いることができる。また、向い合わせて配された同極の磁石の間隔(磁極間)が狭いほど、より強い吸引磁界が生じる。
本発明に係る電動モータでは、図3〜8に示すように、磁石の一方が永久磁石20で構成されると共にその永久磁石20に向い合わせて配される磁石が電磁石30で構成される磁性体吸引部10を円周等分の複数位置に備え、その磁性体吸引部10と同数か異なる数の板状磁性体55が磁極間11を回転通過できるように円周等分位置に配設された回転体50を備える。なお、60は軸受部であり、例えばボールベアリングによって構成できる。
これによれば、永久磁石20を適切に配置することができ、回転体50を効率良く回転駆動させることができる。また、向い合わせて配された同極の磁石の磁極間11に生じる吸引作用によって駆動させるため、サーボ機能やブレーキ機能を合理的に備えることができる。なお、本形態例の回転体50の本体軸部(回転軸51)は、全体的に非磁性体によって設けられ、板状磁性体55が固定されている。
また、本発明に係る電動モータでは、向い合わせて配された同極の磁石の磁極間11に生じる吸引作用を積極的に利用したもので、磁石が持つ反発作用を積極的に利用したものではない。このために、電磁石30への通電状態を切換える状態を止める制御を行い、所定の状態を維持する操作をすることで、回転を止めて、その回転角度状態を維持・固定することができる。すなわち、サーボ機能とブレーキ機能とを適切に発揮させることができる。
なお、他の電動モータと同様の構成を適宜選択的に採用することができるのは勿論であり、例えばはずみ車を用いることで、回転の始動や、回転自体をスムースに行うことができる。また、円周の反対位置にある一対の磁性体(板状磁性体55)同士を一体化することで、より吸引される力を高めることができ、より効率的な回転駆動を得ることが可能である。
そして、図3及び4に示す形態例では、磁極間11が回転体50の回転軸51に直交する方向に開いた間隙であり、板状磁性体55が回転体50の回転軸51に直交する方向に張り出すように配設されている。これによれば、簡易な形態で、吸引作用を駆動力として合理的に用いる電動モータを好適に構成できる。
図5に示す形態例は、図4に示す形態例と比較して磁性体吸引部10と板状磁性体55の数を3倍としたもので、これによれば、より回転トルクが高く、スムースな回転が可能な電動モータを実現できる。このように、磁石の極数は、適宜選択的に増やすことが可能であり、より多くすることで、回転性能を向上させてサーボ機能を高めることができる。
また、図6に示す形態例では、複数の磁性体吸引部10が回転体50の回転軸51の方向に2ヶ所設けられ、これに対応して複数の板状磁性体55が回転体50の回転軸51の方向に2ヶ所設けられる。これによれば、回転体50の回転力を倍増できる共に、力のバランスを好適に取ることができ、より効率のよい回転駆動を実現できる。なお、70はケーシングであり、非磁性体で構成され、永久磁石20及び電磁石30を保持・固定している。
また、図7及び8に示す形態例では、磁極間11が回転体50の回転軸51と平行となる方向に開いた間隙であり、板状磁性体55が回転体50の回転軸51と平行となる方向に張り出すように配設されている。これによれば、簡易な形態で、吸引作用を駆動力として合理的に用いる電動モータをコンパクトに構成できる。
さらに、電磁石30の通電にかかる入切を、ブラシ40を介して行うように構成することで、電磁石30によって生じる磁極をタイミング良く適正に切換えることができる。なお、本発明にかかる電動モータの制御方法については、ブラシを用いる方法に限定されず、エンコーダによる制御、パルス信号による制御や、インバータ制御を用いるなど、他の電動モータで使用されている制御方法を適宜選択的に利用できるのは勿論である。
以上、本発明につき好適な形態例を挙げて種々説明してきたが、本発明はこの形態例に限定されるものではなく、発明の精神を逸脱しない範囲内で多くの改変を施し得るのは勿論ことである。
10 磁性体吸引部
11 磁極間
20 永久磁石
30 電磁石
31 巻線
32 鉄芯
40 ブラシ
50 回転体
51 回転軸
55 板状磁性体
60 軸受部
70 ケーシング

Claims (6)

  1. 向い合わせて配された同極の磁石の磁極間に強い吸引磁界が生じることと、容量の大きな電磁石の磁性体と向い合わせの磁石の間には吸引磁界が弱くなることを利用して、該電磁石の磁性体に設けたコイルに流す電流をON・OFFすることによって吸引磁界力の強弱を導き出すと共に、前記電磁石の単体の磁力発生力より強い磁界力を生み出し、前記磁石と前記電磁石の間における回転軸に固設された磁性体の吸引・通過の運動を回転力として取り出すことを特徴とする電動モータ。
  2. 向い合わせて配された同極の磁石の磁極間に、磁性体を吸引する強い吸引磁界が生じることを利用する電動モータであって、
    前記磁石の一方が永久磁石で構成されると共に該永久磁石に向い合わせて配される磁石が電磁石で構成される磁性体吸引部を円周等分の複数位置に備え、
    該磁性体吸引部と同数か異なる数の板状磁性体が前記磁極間を回転通過できるように円周等分位置に配設された回転体を備えることを特徴とする電動モータ。
  3. 前記磁極間が前記回転体の回転軸に直交する方向に開いた間隙であり、前記板状磁性体が前記回転体の回転軸に直交する方向に張り出すように配設されていることを特徴とする請求項2に記載の電動モータ。
  4. 前記複数の磁性体吸引部が前記回転体の回転軸の方向に2ヶ所設けられ、これに対応して前記複数の板状磁性体が前記回転体の回転軸の方向に2ヶ所設けられることを特徴とする請求項3に記載の電動モータ。
  5. 前記磁極間が前記回転体の回転軸と平行となる方向に開いた間隙であり、前記板状磁性体が前記回転体の回転軸と平行となる方向に張り出すように配設されていることを特徴とする請求項2に記載の電動モータ。
  6. 前記電磁石の通電にかかる入切を、ブラシを介して行うことを特徴とする請求項2〜5のいずれかに記載の電動モータ。
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