JP2016170713A - 情報処理装置、方法及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】相関解析や類似度マッチングを使用せずに異常ログの分析を行う情報処理装置を提供する。
【解決手段】本発明の情報処理装置は、レコードが含まれるログを読み込み、前記ログを正常なログであると判定した場合、前記ログを正常ログとして送信し、前記ログを正常なログでないと判定した場合、前記ログを異常ログとして送信するログ読み込み手段と、前記正常ログに含まれるレコードの出現順序であるパターンと、前記異常ログとを比較し、前記異常ログが前記パターンと部分的に一致している場合、パターンと部分的に一致しているレコードを未完了パターンに分類し、前記異常ログが前記パターンと一致していない場合、前記異常ログを不一致レコードに分類し、前記未完了パターン及び前記不一致レコードの分析を行うログ分類手段とを備える。
【選択図】 図21

Description

本発明は、ITシステムにおけるデータの加工を行うコンピュータ装置に関する。
IT(Infomation Technology)システムにおいて、データ管理またはデータ監視のための、データ加工方法及びデータ分析方法が開示されている。
例えば、特許文献1には、機密ファイルにクライアントがアクセスしたというログを、時間と共に収集し、そのログが複写されたか否かを判定し、ログ情報、時間情報、複写されたか否かをマトリクス構造で表示させるログ表示システムが記載されている。
また、特許文献2には、ITシステムのアクセスログを監視し、ITシステムが行う複数の業務の割合(業務パターン)を算出し、その業務パターンに応じてネットワーク構成の最適化を行う方法が記載されている。
また、特許文献3には、結合元データ及び結合先データに含まれる識別項目の値及びキー項目の値をそれぞれ比較し、条件に応じて結合先データを結合元データに結合させることで、データ結合の成功率を向上させるデータ結合方法が記載されている。
また、特許文献4には、データの集計レベルに応じて、集計対象を定義する集計管理表を用いて、データ内から集計対象データを読み出し、集計対象データを、集計レベルに応じ、階層構造で出力するデータ集計方法が記載されている。
データ分析方法の中でも、例えば、障害検出のためのシステム監視を行う際、相関解析や類似度マッチングを使用して分析を行う方法が知られている。
例えば、特許文献5には、相関解析ルール情報と、ITシステムのネットワーク構成とに基づき、障害の解析を行うことで、障害情報を取得できない装置での障害も解析し表示することができるITシステムの管理方法が記載されている。
また、特許文献6には、監視対象のトランザクションの構成要素と、とトランザクション・モデルの構成要素との非類似度を求め、その非類似度に基づき、マッチ率を判定し、マッチ率に基づき、システムの処理状況の分析を行うシステム監視方法が記載されている。
また、特許文献7には、システムを構成している要素の情報と、システムのログ情報とを統合させた統合ログ情報から、パターンを抽出し、そのパターンと比較対象のパターンとを比較し、差異を検出し、システムの障害の原因箇所として提示する障害分析方法が記載されている。
特開2007−200047号公報 特開2005−99973号公報 国際公開第2010/134440号 特開平06−309343号公報 国際公開第2010/038327号 特開2010−231825号公報 国際公開第2014/196129号
上述した特許文献1に記載されたログ表示方法または特許文献2に記載されたアクセスログの監視技術においては、ログを集計すること、あるいはログの監視によって業務パターンを算出することが記載されている。しかしながら、ログの情報の内容を相関解析や類似度マッチング技術を使用せずに解析し、ログの異常ログを分析する技術は、いずれにも記載されていない。
特許文献3及び特許文献4において、データの結合方法及び集計データを階層化する技術が記載されている。しかしながら、ログの情報の内容を相関解析や類似度マッチング技術を使用せずに解析し、ログの異常パターンを分析する技術は記載されていない。
特許文献5に記載された相関解析や、特許文献6に記載された類似度マッチングの判定を用いた場合、同一のエラーを示すものの、含まれている情報が異なる異常ログを分析することは、難しい。
また、特許文献7には、システム障害の原因となるログのパターンを検出しているものの、異常ログを分析する技術は記載されていない。
そこで、本発明の目的は、相関解析や類似度マッチングを使用せずに異常ログの分析を行う情報処理装置を提供することである。
本発明の情報処理装置は、レコードが含まれるログを読み込み、前記ログを正常なログであると判定した場合、前記ログを正常ログとして送信し、前記ログを正常なログでないと判定した場合、前記ログを異常ログとして送信するログ読み込み手段と、前記正常ログに含まれるレコードの出現順序であるパターンと、前記異常ログとを比較し、前記異常ログが前記パターンと部分的に一致している場合、パターンと部分的に一致しているレコードを未完了パターンに分類し、前記異常ログが前記パターンと一致していない場合、前記異常ログを不一致レコードに分類し、前記未完了パターン及び前記不一致レコードの分析を行うログ分類手段とを備えることを特徴とする。
本発明の情報処理方法は、レコードが含まれるログを読み込み、前記ログを正常なログであると判定した場合、前記ログを正常ログとして送信し、前記ログを正常なログでないと判定した場合、前記ログを異常ログとして送信し、前記正常ログに含まれるレコードの出現順序であるパターンと、前記異常ログとを比較し、前記異常ログが前記パターンと部分的に一致している場合、パターンと部分的に一致しているレコードを未完了パターンに分類し、前記異常ログが前記パターンと一致していない場合、前記異常ログを不一致レコードに分類し、前記未完了パターン及び前記不一致レコードの分析を行うことをコンピュータに実行させることを特徴とする。
本発明の情報処理プログラムは、レコードが含まれるログを読み込み、前記ログを正常なログであると判定した場合、前記ログを正常ログとして送信し、前記ログを正常なログでないと判定した場合、前記ログを異常ログとして送信し、前記正常ログに含まれるレコードの出現順序であるパターンと、前記異常ログとを比較し、前記異常ログが前記パターンと部分的に一致している場合、パターンと部分的に一致しているレコードを未完了パターンに分類し、前記異常ログが前記パターンと一致していない場合、前記異常ログを不一致レコードに分類し、前記未完了パターン及び前記不一致レコードの分析を行うことをコンピュータに実行させることを特徴とする。
上記構成によって、相関解析や類似度マッチングを使用せずにログ分析を行うことができる。
本発明の第1実施形態に係る情報処理装置1の構成を示すブロック図である。 本発明の第1実施形態に係る情報処理装置1のハードウェア構成を示すブロック図である。 本発明の第1実施形態に係る情報処理装置1が行う動作を示すフローチャートである。 本発明の第1実施形態に係る正常ログ一覧311の例示的概念図である。 本判明の第1実施形態に係る異常ログ一覧321の例示的概念図である。 本発明の第1実施形態に係るモジュール情報一覧331の例示的概念図である。 本発明の第1実施形態に係るパターン一覧341の例示的概念図である。 本発明の第1実施形態に係る情報処理装置1が行う処理Aのフローチャートである。 本発明の第1実施形態に係る表示装置5が表示するメッセージの例示図である。 本発明の第1実施形態に係るパターン比較部23が行うパターン比較処理のフローチャートである。 本発明の第1実施形態に係るモジュール関連付け部24が行うモジュール関連付け処理を示すフローチャートである。 本発明の第1実施形態に係るモジュール関連付け部24が行う処理Bのフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係る情報処理装置10の構成を示すブロック図である。 本発明の第2実施形態に係る未完了パターン集約部25の未完了パターン集約処理のフローチャートである。 未完了集約部25が行う集約処理を示す例示図である。 本発明の第3実施形態に係る情報処理装置20の構成を示すブロック図である。 本発明の第3実施形態に係る情報処理装置20が行う動作を示すフローチャートである。 本発明の第3実施形態に係る情報処理装置20が行う処理Cのフローチャートである。 本発明の第3実施形態に係るモジュール関連付け部24が行うモジュール関連付け処理を示すフローチャートである。 本発明の第3実施形態に係るモジュール関連付け部24が行う処理Dのフローチャートである。 本発明の第4実施形態に係る情報処理装置30の構成を示すブロック図である。 本発明の第5実施形態に係る情報処理装置40の構成を示すブロック図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照し、詳細に説明する。
<第1実施形態>
図1は、本発明の第1実施形態における情報処理装置1の構成を示すブロック図である。図1において情報処理装置1は、制御部2と、記憶部3と、パターン生成部4と、表示装置5と、ログ記憶部6によって構成される。制御部2は、情報処理装置1の動作を制御する。さらに、制御部2は、ID付与部21と、ログ判定部22と、パターン比較部23と、モジュール関連付け部24とを含む。
ID付与部21は、ログを読み込み、読み込んだログの各レコードに対応したレコードIDとモジュールIDを付与する。ここで付与されるモジュールIDは、例えば、ログのファイル名や、SyslogのFacilityのように各レコードに存在するログの種類の識別子を用いてもよい。どのような基準でモジュールを設定し、モジュールIDを付与するかは、当業者において適宜選択できる。ログ判定部22は、入力されたログが正常なログかどうかを判定する。正常なログならば、ログ判定部22は、正常ログとして記憶部3の正常ログ記憶部31に送信しそこに格納する。また、正常なログでないならば、ログ判定部22は、異常ログとして記憶部3の異常ログ記憶部32に送信しそこに格納する。パターン比較部23は、パターン生成部4によって生成された正常ログに含まれる各レコードIDの出現順序であるパターンと、異常ログを比較し、パターンと一致しているかどうか判定する。そして、パターン比較部23は、パターンと一致していない異常ログをモジュール関連付け部24へ送信する。モジュール関連付け部24は、異常ログをモジュールと関連付ける。
記憶部3は、正常ログ記憶部31と、異常ログ記憶部32と、モジュール情報記憶部33と、パターン記憶部34とを含む。正常ログ記憶部31は、ログ判定部22が正常なログだと判定した正常ログの一覧である正常ログ一覧311を含む。異常ログ記憶部32は、異常ログの一覧である異常ログ一覧321を含む。モジュール情報記憶部33は、どのモジュールにどのレコードが含まれるのかを表すモジュール情報一覧331を含む。パターン記憶部34は、パターン生成部4が生成したパターンの一覧であるパターン一覧341を記憶する。
パターン生成部4は、正常ログに基づいて、各レコードIDの出現順序をパターンとして生成する。また、表示装置5は、モジュール関連付け部24で関連付けた結果を表示する。さらに、ログ記憶部6は、ログを記憶する。
<ハードウェア構成>
図2は、本発明の情報処理装置1のハードウェア構成を示すブロック図である。情報処理装置1は、CPU(Central Processing Unit)61と、ROM(Road Only Memory)62と、RAM(Random Access Memory)63と、ネットワークインタフェース64と、記憶部65と、入力装置66と、出力装置67とによって構成可能である。
ID付与部21は、ネットワークインタフェース64と、入力装置66と、ROM62及び記憶装置65に記憶されたコンピュータプログラムをRAM63に書き込み、書き込まれたコンピュータプログラムを実行するCPU61によって構成される。パターン生成部4と、ログ判定部22と、パターン比較部23と、モジュール関連付け部24とは、ROM62及び記憶装置65に記憶されたコンピュータプログラムをRAM63に書き込み、書き込まれたコンピュータプログラムを実行するCPU61によって構成される。また、正常ログ記憶部31と、異常ログ記憶部32と、パターン記憶部33と、モジュール情報記憶部33とは、記憶装置65によって構成される。表示装置5は、出力装置67によって構成される。
後述の第2及び第3及び第4実施形態における情報処理装置10及び情報処理装置20及び情報処理装置30も同様に、上記ハードウェア構成を有することが可能であり、情報処理装置10及び情報処理装置20及び情報処理装置30が有する各機能をハードウェア的又はソフトウェア的に実現する。なお、上記ハードウェア構成は例示であり、上記構成には限定されない。
図3は、本発明の第1実施形態に係る情報処理装置1が行う動作を示すフローチャートである。以下、図3を用いて第1実施形態に係る情報処理装置1の動作を具体的に説明する。
まず、ID付与部21はログ記憶部6からログを読み込み(ステップS101)、読み込んだログの各レコードに対応するレコードIDを付与する(ステップS102)。例えば、ID付与部21は、クラスタリングの手法であるK平均法など公知の方法を使用することによって、付与するべきレコードIDを生成する。レコードIDは、レコードごとに付与される。さらに、ID付与部21は、各レコードに、モジュールIDを付与する(ステップS103)。付与されるモジュールIDは、例えば、ログのファイル名や、SyslogのFacilityのように各レコードに存在するログの種類の識別子を用いてもよい。どのような基準でモジュールを設定し、モジュールIDを付与するかは、当業者において適宜選択できる。そして、ID付与部21は、レコードIDとモジュールIDとの対応関係をモジュール情報一覧331として、モジュール情報記憶部33に送信し、そこに格納する(ステップS104)。
次に、ログ判定部22にログが入力されると、ログ判定部22は入力されたログが、正常かどうか判定する(ステップS105)。たとえば、国際公開第2014/196129号(特許文献7)に記載された発明により、その判定が実施されてもよい。入力されたログが正常でない場合、ログ判定部22は、入力されたログを異常ログと判定し、異常ログを異常ログ一覧321として異常ログ記憶部32に送信し、そこに格納する(ステップS106)。そして処理はステップS110へ進む。
一方で、入力されたログが正常である場合、ログ判定部22は、入力されたログを正常ログと判定し、正常ログを正常ログ一覧311として正常ログ記憶部31に送信し、そこに格納する(ステップS107)。
パターン生成部4は、正常ログ記憶部31から正常ログを取り出し、取り出した正常ログに基づき、正常ログの各レコードが出現する順序をパターンとして、パターンを生成する(ステップS108)。さらに、パターン生成部14は、生成したパターンをパターン一覧341としてパターン記憶部34に送信し、そこに格納する(ステップS109)。なお、パターンの生成手法としては、例えば、Aprioriやバックトラック法等の公知のアルゴリズムを使用し、パターンを生成してもよい。そして、ID付与部21は、ログ記憶部6のすべてのログの読み込みをしたかどうか判定する(ステップS110)。すべてのログの読み込みをしていない場合、ステップS101へ進み、すべてのログの読み込みをした場合、後述する処理Aへ進む。
以上説明した動作によって、制御部2が、異常ログ及び正常ログの識別を行うことによって、パターン生成部4が正常ログに基づきパターンを生成することができる。
図4は、本発明の第1実施形態に係る正常ログ一覧311の例示的な概念図である。正常ログはログ判定部22によって判定され、入力された順に正常ログ1(311_1)、正常ログ2(311_2)、正常ログ3(311_3)、…、正常ログn(311_n(n:自然数))として記憶される。1つのレコードIDについて、レコードの時刻、レコードの内容、モジュールIDが関連付けされ、正常ログの複数のレコードが記憶される。レコードの内容は、例えばシステムで行われた処理が記載されている。
図5は、本発明の第1実施形態に係る異常ログ一覧321の例示的な概念図である。異常ログは、ログ判定部22によって判定され、入力順に異常ログ1、異常ログ2、…、異常ログn(n:自然数)として記憶される。1つのレコードIDについて、レコードの時刻、レコードの内容、モジュールIDが関連付けされ、異常ログの複数のレコードが記憶される。
図6は、本発明の第1実施形態に係るモジュール情報一覧331の例示的な概念図である。レコードIDごとにモジュールIDが対応して記憶される。例えば、レコードIDが1の場合は、モジュールIDがModule1となり、レコードIDが2の場合は、モジュールIDがModule2となり、レコードIDがm(m:自然数)の場合は、モジュールIDは、Modulen(n:自然数)となる。
図7は、パターン一覧341の例示的概念図である。パターン生成部4によって生成されたパターンは、生成された順にパターン1(341_1)、パターン2(341_2)、パターン3(341_3)、…、パターンn(341_n(n:自然数))となる。これらパターンは、パターン記憶部34に順次記憶される。レコードIDの出現順序は、1つのパターンの配列順序となり、出現順にレコードIDが配列されて記憶される。図7において、パターン341_nにおけるa、b、c、d、eは任意のレコードIDを示す自然数を表す。パターン341_1及びパターン341_2は、レコードIDが5つの構成となり、パターン341_3は、レコードIDが4つの構成となっているが、1つのパターンを構成するレコードIDの数は、当業者において適宜選択できる。
図8は、上述した処理Aのフローチャートを表す。まず、パターン比較部23は異常ログとパターン一覧341に含まれるパターンとを比較するパターン比較処理を行い(ステップS201)、比較の結果により、異常ログを、一致ログと、未完了パターンと、不一致レコードとに分類する。このパターン比較処理の詳細は後述する。
次に、モジュール関連付け部24は、未完了パターンと、不一致レコードとについて、モジュール関連付け処理を行う(ステップS202)。このモジュール関連付け処理は後述する。そして、ログ表示部である表示装置5は図9に示すようにメッセージを表示する(ステップS203)。図9は、第1実施形態に係る表示装置5が表示するメッセージの例示的な概念図である。完了パターンには、モジュール関連付け部24による処理が完了したパターンが格納され、パターン1、パターン2、パターン3、パターン4、…、パターンm(m:自然数)となっている。例えば、表示させたいパターン(図9の場合、パターンm)を選択すると、選択されたパターンに含まれるレコードID及びレコードの内容が表示される。異常メッセージ及び関連メッセージには、モジュール関連付け部24によってパターンと比較された不一致レコードが格納される。なお、この表示画面には限定されない。
モジュール関連付け部24が、未完了パターンと不一致レコードとをモジュールIDを使用して関連付けることで、分析対象データと比較させるための比較対象となる情報または前記情報に基づく独自のルールを定義せず、かつ分析対象データ同士の関連性を分析し、表示することができる。
図10は上述したパターン比較部23が行うパターン比較処理のフローチャートである。
まず、パターン比較部23は、パターン記憶部34からパターンを取り出し、送信された異常ログと一致するパターンがあるかどうか判定する(ステップS301)。異常ログと一致するパターンがある場合、パターン比較部23は、異常ログを一致ログとして正常ログ記憶部31へ送信し、それを格納する(ステップS302)。そしてステップS306へ進む。
一方で、異常ログと一致するパターンがない場合、パターン比較部23は、異常ログと部分一致するパターンがあるかどうか判定する(ステップS303)。異常ログと部分的に一致するパターンがある場合、パターン比較部23は、パターンに一致しているレコードを未完了パターンとして、モジュール関連付け部24へ送信し、パターンに一致していない異常ログ及び未完了パターンの一致していないレコードを、不一致レコードとしてモジュール関連付け部24へ送信する(ステップS304)。異常ログがパターンと部分一致していない場合(パターンとすべて不一致の場合)、パターン比較部23は、不一致レコードとしてモジュール関連付け部24へ送信する(ステップS305)。そして、パターン比較部23は、異常ログ記憶部31の異常ログがすべて処理されたかどうか判定する(ステップS306)。異常ログがすべて処理されていない場合、ステップS301へ進み、異常ログがすべて処理された場合、ステップS202へ進む。
以上説明した動作によって、パターン比較部23は、異常ログとパターンを比較し、パターンとの一致度合いに応じて、異常ログを一致ログと、未完了パターンと、不一致レコードとに分類することができる。
図11は、上述したモジュール関連付け部24が行うモジュール関連付け処理のフローチャートである。
まず、モジュール関連付け部24は、送信された未完了パターンの先頭のレコードの時刻をこの未完了パターンの先頭時刻として記録する(ステップS401)。次に、未完了パターンに含まれる最後尾のレコードの時刻から一定時間経過した時刻を終了時刻として記録する(ステップS402)。
例示的に未完了パターンの先頭時刻は、αとし、未完了パターンの終了時刻はβとする。ここで一定時間は、例えば、パターン生成時に各パターンの完了する平均時間や、最長時間を使用してもよい。また、モジュール関連付け部24は、未完了パターンの各レコードのモジュールIDを取得し(ステップS403)、取得したモジュールIDがモジュール情報一覧331に登録されているかどうか判定する(ステップS404)。取得したモジュールIDがモジュール情報一覧331に登録されている場合、ステップS406へ進む。
一方で、取得したモジュールIDがモジュール情報一覧331に登録されていない場合、モジュール関連付け部24は、取得したモジュールIDをモジュール情報一覧331に登録する(ステップS405)。そして、モジュール関連付け部24は、未完了パターンの一致レコードを処理したかどうか判定する(ステップS406)。未完了パターンの一致レコードを処理している場合、ステップS407へ進み、未完了パターンの一致レコードを処理していない場合、ステップS404へ進む。さらにモジュール関連付け部24は、すべての未完了パターンを処理したかどうか判定する(ステップS407)。すべての未完了パターンを処理していない場合、ステップS401へ進み、すべての未完了パターンを処理している場合、処理Bへ進む。
以上説明した動作によって、未完了パターンの先頭時刻と終了時刻を記録し、未完了パターンの各レコードのモジュールIDが、モジュール情報一覧に登録されているかどうか確認することができる。
図12は、上述したモジュール関連付け部24が行う処理Bのフローチャートである。
まず、モジュール関連付け部24は、送信された不一致レコードの時刻を記録する(ステップS501)。ここでは例示的に不一致レコードの時刻をγとする。そして、モジュール関連付け部24は、不一致レコードの時刻(γ)と、未完了パターンの先頭時刻(α)と、未完了パターンの終了時刻(β)とを比較する。具体的には、モジュール関連付け部24は、未完了パターンの先頭時刻が、不一致レコードの時刻より前にあり、かつ未完了パターンの終了時刻が、不一致レコードの時刻より後にある未完了パターンが存在するかどうか、つまりα<γ<βとなる未完了パターンが存在するかどうか判定する(ステップS502)。α<γ<βとなる未完了パターンが存在しない場合、ステップS507へ進む。
一方で、α<γ<βとなる未完了パターンが存在する場合、モジュール関連付け部24は、不一致レコードのモジュールIDを取得する(ステップS503)。そして、モジュール関連付け部24は、取得したモジュールIDが、モジュール情報一覧331に登録されているかどうか判定する(ステップS504)。取得したモジュールIDがモジュール情報一覧331に登録されていない場合、モジュール関連付け部24は、取得したモジュールIDを、表示装置5が表示するメッセージの異常メッセージの項目に登録する(ステップS505)。取得したモジュールIDがモジュール情報一覧331に登録されている場合、モジュール関連付け部24は、取得したモジュールIDを、表示装置5が表示するメッセージの関連メッセージの項目に登録する(ステップS506)。
そして、モジュール関連付け部24は、すべての不一致レコードを処理したかどうかを判定する(ステップS507)。すべての不一致レコードを処理していない場合、ステップS501進み、すべての不一致レコードを処理した場合は、ステップS203へ進む。
以上、上述した動作によって、未完了パターンに含まれる不一致レコードのモジュールIDが、モジュール一覧に登録されているか否かで、関連メッセージと、異常メッセージに分類することで、未完了パターンに含まれる不一致レコードが、どのモジュールと関連しているのか、または関連していないのか理解することができる。
そして、異常ログを分類した未完了パターン及び不一致レコードをモジュールIDに基づき分析を行うことで、相関解析や類似度マッチングを用いた分析を行うことなく、異常ログの分析を行うことができる。
<第2実施形態>
次に本発明の第2実施形態に係る情報処理装置10について、図13を用いて説明する。本実施形態に係る情報処理装置10は、第1実施形態の構成に、新たに未完了パターン集約部21が追加されている。なお、本実施形態の説明において参照する各図面において、他の実施形態と同様な構成及び同様に動作するステップには、同一の符号を付し、本実施形態において重複する説明は省略する(他実施形態においても同様)。
本実施形態において新たに加わった未完了パターン集約部25は、複数の未完了パターンを一つの未完了パターンに集約する処理を行う。なお、実施形態に係る情報処理装置10は、実施形態1に係る情報処理装置1と同様の処理を行い、さらにログ集約部25が上記集約する処理を行う。なお、未完了パターン集約部25は、図8においてステップS201のパターン比較処理の前に上記集約する処理を実行する。
図14は上述した未完了パターン集約部25が行う未完了パターン集約処理を示すフローチャートである。
まず、未完了パターン集約部25は、送信された未完了パターンに含まれる先頭のレコードの時刻を未完了パターンの先頭時刻として記録する(ステップS601)。次に、未完了パターン集約部25は、未完了パターンに含まれる最後尾のレコードの時刻から一定時間経過した時刻を終了時刻として記録する(ステップS602)。例示的に未完了パターンの先頭時刻をxとし、未完了パターンの終了時刻をyとする。ここで一定時間は、例えば、パターン生成時に各パターンの完了する平均時間や、最長時間を使用してもよい。また、未完了パターン集約部25は、次の未完了パターンの先頭時刻を記録する(ステップS603)。ここでは例示的に次の未完了パターンの先頭時刻をzとする。そして、未完了パターン集約部25は、次の未完了パターンの先頭時刻(z)と、未完了パターンの先頭時刻(x)と、未完了パターンの終了時刻(y)とを比較する。具体的には、次の未完了パターンの先頭時刻が、未完了パターンの時刻より後ろにあり、かつ次の未完了パターンの先頭時刻が、未完了パターンの終了時刻より前にあるかどうか、つまりx<z<yとなるかどうか判定する(ステップS604)。x<z<yとならない場合、ステップS606へ進む。一方で、x<z<yとなる場合、未完了パターン集約部25は、最初の未完了パターンと、次の未完了パターンを集約する(ステップS605)集約の処理は図15を用いて詳細に説明する。
図15は、集約する未完了パターン及び集約した未完了パターンを例示的に示した概念図である。
ここでは、未完了パターン201と未完了パターン202とを集約する。また、終了時刻を算出するために用いる一定時刻を15秒と設定する。もちろん一定時刻は、この数字に限定されることはない。
まず、未完了パターン201の先頭時刻は、14:00:00であり、最後尾のレコード時刻は14:00:03であるため、ここから算出される終了時刻は、14:00:18となる。ここで未完了パターン202の先頭時刻は、14:00:08であるため、未完了パターン201の先頭時刻から終了時刻の間に含まれるため、未完了パターン201及び未完了パターン202は集約される。そして集約された未完了パターン204となる。また、例えば、未完了パターン201と未完了パターン203とを集約しようとした場合、未完了パターン203の先頭時刻は、14:00:34であるため、未完了パターン201の先頭時刻と終了時刻との間には含まれず、集約することはできない。
そして、未完了パターン集約部25は、すべての未完了パターンについて処理をしたかどうか判定する(ステップS606)。すべての未完了パターンを処理していない場合、ステップS601へ進み、すべての未完了パターンを処理した場合、処理を終了する。なお、上述した未完了パターン集約処理以外に情報処理装置10が行う処理については、図3−図12を用いて説明した本発明の第1実施形態に係る情報処理装置1と同様であるため、本実施形態における説明を省略する。
上記説明した動作によって、モジュール関連付け処理の前に、予め未完了パターンを集約することで、モジュール関連付け処理に掛かる工数を削減することができる。
<第3実施形態>
図16は、本発明の第3実施形態に係る情報処理装置20の構成を示すブロック図である。
情報処理装置20は、パターン生成部4と、ID付与部21と、ログ判定部22と、パターン比較部23と、モジュール関連付け部24とモジュール情報記憶部33とを含む。モジュール情報記憶部33はモジュール情報一覧331を含む。本実施形態は、第1実施形態とは異なり、ログ記憶部6と、正常ログ記憶部31と、異常ログ記憶部32と、モジュール情報記憶部33と、パターン記憶部34とを含まない構成となっている。
図17は、本発明の第3実施形態に係る情報処理装置20が行う動作を示すフローチャートである。以下、図16を用いて第3実施形態に係る情報処理装置20の動作を具体的に説明する。
まず、ID付与部21はログを読み込み(ステップS701)、読み込んだログの各レコードに対応するレコードIDを付与する(ステップS702)。例えば、ID付与部21は、クラスタリングの手法であるK平均法など公知の方法を使用することによって、付与するべきレコードIDを生成する。レコードIDは、レコードごとに付与される。さらに、ID付与部21は、各レコードに、モジュールIDを付与する(ステップS703)。付与されるモジュールIDは、例えば、ログのファイル名や、SyslogのFacilityのように各レコードに存在するログの種類の識別子を用いてもよい。どのような基準でモジュールを設定し、モジュールIDを付与するかは、当業者において適宜選択できる。そして、ID付与部21は、レコードIDとモジュールIDが付与されたログをログ判定部22に送信し、レコードIDとモジュールIDとの対応関係をモジュール情報一覧331として、モジュール情報記憶部33に送信し、そこに格納する(ステップS704)。
次に、ログ判定部22にログが入力されると、ログ判定部22は入力されたログが、正常かどうか判定する(ステップS705)。たとえば、国際公開第2014/196129号(特許文献7)に記載された発明により、その判定が実施されてもよい。入力されたログが正常でない場合、ログ判定部22は、入力されたログを異常ログと判定し、異常ログをパターン比較部23に送信する(ステップS706)。そして処理はステップS709へ進む。
一方で、入力されたログが正常である場合、ログ判定部22は、入力されたログを正常ログと判定し、正常ログをパターン生成部4に送信する(ステップS707)。パターン生成部4は、送信された正常ログに含まれる各レコードIDの出現順序を、パターンとして生成する(ステップS708)。なお、パターンの生成手法としては、例えば、Aprioriやバックトラック法等の公知のアルゴリズムを使用し、パターンを生成してもよい。そして、ID付与部21は、すべてのログの読み込みをしたかどうか判定する(ステップS709)。すべてのログの読み込みをしていない場合、ステップS701へ進み、すべてのログの読み込みをした場合、後述する処理Cへ進む。例えば、ID付与部21は、一定時間ログが入力されないことを検知し、処理Cへ進んでもよい。
以上説明した動作によって、ID付与部21がレコードID及びモジュールIDを付与し、モジュール情報一覧を生成することで、レコードIDとモジュールIDの対応関係が明確になり、ログ判定部22が、異常ログ及び正常ログの識別を行うことによって、パターン生成部4が正常ログに基づきパターンを生成することができる。
図18は、上述した処理Cのフローチャートを表す。
まず、パターン比較部23は、送信された異常ログと完全に一致するパターンがあるかどうか判定する(ステップS801)。送信された異常ログと完全に一致するパターンがある場合、ステップS805へ進む。
一方で、送信された異常ログと完全に一致するパターンがない場合、パターン比較部23は、異常ログと部分的に一致するパターンがあるかどうか判定する(ステップS802)。送信された異常ログと部分的に一致するパターンがある場合、パターン比較部23は、送信された異常ログのうちのパターンに一致しているレコードを未完了パターンとして、モジュール関連付け部24へ送信し、パターンに一致していないレコードを、不一致レコードとしてモジュール関連付け部24へ送信する(ステップS803)。送信された異常ログがパターンと部分的に一致していない場合、パターン比較部23は、不一致レコードとしてモジュール関連付け部24へ送信する(ステップS804)。そして、パターン比較部23は、異常ログがすべて処理されたかどうか判定する(ステップS805)。異常ログがすべて処理されていない場合、ステップS801へ進み、異常ログがすべて処理された場合、ステップS806へ進む。また、パターン比較部23は、例えば、一定時間異常ログが送信されない場合、ステップS806へ進んでもよい。そして、モジュール関連付け部24は、モジュール関連付け処理を行う(ステップS806)。この処理は後述する。
以上説明した動作によって、パターン比較部23は、異常ログを一致パターンと、未完了パターンと、不一致レコードとに分類することができる。
図19は前述したモジュール関連付け部24が行うモジュール関連付け処理を示すフローチャートである。
まず、モジュール関連付け部24は、送信された未完了パターンの先頭のレコードの時刻をこの未完了パターンの先頭時刻として記録する(ステップS901)。次に、未完了パターンに含まれる最後尾のレコードの時刻から一定時間経過した時刻を終了時刻として記録する(ステップS902)。例示的に未完了パターンの先頭時刻は、αとし、未完了パターンの終了時刻はβとする。ここで一定時間は、例えば、パターン生成時に各パターンの完了する平均時間や、最長時間を使用してもよい。また、モジュール関連付け部24は、未完了パターンの各レコードのモジュールIDを取得し(ステップ903)、取得したモジュールIDがモジュール情報一覧331に登録されているかどうか判定する(ステップS904)。取得したモジュールIDがモジュール情報一覧331に登録されている場合、ステップS906へ進む。
一方で、取得したモジュールIDがモジュール情報一覧331に登録されていない場合、モジュール関連付け部24は、取得したモジュールIDをモジュール情報一覧331に登録する(ステップS905)。そして、モジュール関連付け部24は、すべての未完了パターンの一致レコードを処理したかどうか判定する(ステップS906)。すべての未完了パターンの一致レコードを処理している場合、処理Dへ進み、すべての未完了パターンの一致レコードを処理していない場合、ステップS903へ進む。
以上説明した動作によって、すべての未完了パターンの先頭時刻と終了時刻を記憶し、未完了パターンの各レコードのモジュールIDがモジュール情報一覧に登録されているかどうか確認することができる。
図20は、上述したモジュール関連付け部24が行う処理Dのフローチャートである。
まず、モジュール関連付け部24は、不一致レコードの時刻を記録する(ステップS1001)。ここでは例示的に不一致レコードの時刻をγとする。そして、モジュール関連付け部24は、不一致レコードの時刻(γ)と、未完了パターンの先頭時刻(α)と、未完了パターンの終了時刻(β)とを比較する。具体的には、未完了パターンの先頭時刻が、不一致レコードの時刻より前にあり、かつ未完了パターンの終了時刻が、不一致レコードの時刻より後にある未完了パターンが存在するかどうか、つまりα<γ<βとなる未完了パターンが存在するかどうか判定する(ステップS1002)。α<γ<βとなる未完了パターンが存在しない場合、ステップS1007へ進む。
一方で、α<γ<βとなる未完了パターンが存在する場合、モジュール関連付け部24は、不一致レコードのモジュールIDを取得する(ステップS1003)。そして、モジュール関連付け部24は、取得したモジュールIDが、モジュール情報一覧331に登録されているかどうか判定する(ステップS1004)。取得したモジュールIDがモジュール情報一覧331に登録されていない場合、モジュール関連付け部24は、取得したモジュールIDを、異常メッセージとして送信する(ステップS1005)。取得したモジュールIDがモジュールID一覧171に登録されている場合、モジュール関連付け部24は、取得したモジュールIDを、関連メッセージとして送信する(ステップS1006)。
さらに、モジュール関連付け部24は、すべての不一致レコードを処理したかどうかを判定する(ステップS1007)。すべての不一致レコードを処理していない場合、ステップS1001へ進み、すべての不一致レコードを処理した場合は、ステップS1008へ進む。そして、モジュール関連付け部24は、すべての未完了パターンを処理したかどうか判定する(ステップS1008)。すべての未完了パターンを処理していない場合、処理Eへ進む。一方で、すべての未完了パターンを処理している場合、処理を終了する。モジュール関連付け部24は、例えば、一定時間未完了パターンが送信されない場合、処理を終了してもよい。
以上、説明した動作によって、未完了パターンに含まれる不一致レコードのモジュールIDがモジュール一覧に登録されているか否かで、関連メッセージと、異常メッセージとに分けることで、未完了パターンに含まれる不一致レコードが、どのモジュールと関連しているのか、または関連していないのかがわかる。つまり、異常ログについての分析を行うことができる。
<第4実施形態>
図21は、本発明の第4実施形態に係る情報処理装置30の構成を示すブロック図である。
なお、本実施形態に係る情報処理装置30の構成は、その他の実施形態の基本的な構成に対応する。
情報処理装置30は、ログ読み込み部301と、ログ分類部302とを備える。なお、第1乃至第3の実施形態におけるID付与部21及びログ判定部22の代わりに、ログ読み込み部301が使用される。また、第1乃至第3の実施形態のパターン生成部4と、パターン比較部23及びモジュール関連付け部24の代わりに、ログ分類部302が使用される。
ログ読み込み部301は、情報処理装置30での情報処理の過程で発生するデータ及び命令を含むログを読み込む。そして読み込んだログが正常である場合、ログ読み込み部301は、正常ログとしてログ分類部302へ送信し、読み込んだログが正常でない場合、異常ログとしてログ分類部302へ送信する。
ログ分類部302は、正常ログに基づいてログに含まれるレコードの出現順序のパターンと、異常ログを比較する。比較の結果、パターンと部分的に一致している場合、ログ分類部302は、パターンと部分的に一致しているレコードを未完了パターンに分類し、パターンと一致しない場合、異常ログを不一致レコードに分類する。そして、ログ分類部302は、未完了パターンと不一致レコードの分析を行う。
上述した動作によって、ログを正常ログまたは、異常ログに分類し、正常ログに基づいたパターンによって、異常ログを未完了パターンまたは不一致レコードに分類し、異常ログの分析を行うことで、相関解析や類似度マッチングを用いた分析を行うことなく、異常ログを分析することができる。
<第5実施形態>
図22は、本発明の第5実施形態に係る情報処理装置40の構成を示すブロック図である。
情報処理装置40は、ログ読み込み部301と、ログ分類部302と、パターン記憶部34を備える。パターン記憶部34は、パターン一覧341を含む。
ログ読み込み部301は、情報処理装置30での情報処理の過程で発生するデータ及び命令を含むログを読み込む。そして読み込んだログが正常である場合、ログ読み込み部301は、正常ログとしてログ分類部302へ送信し、読み込んだログが正常でない場合、異常ログとしてログ分類部302へ送信する。
ログ分類部302は、正常ログに基づいてログに含まれるレコードの出現順序をパターンとして生成し、生成されたパターンをパターン一覧341としてパターン記憶部34に格納する。そして、ログ分類部302は、生成されたパターンと異常ログを比較する。比較の結果、パターンと部分的に一致している場合、ログ分類部302は、パターンと部分的に一致しているレコードを未完了パターンに分類し、パターンと一致しない場合、異常ログを不一致レコードに分類する。そして、ログ分類部302は、未完了パターンと不一致レコードの分析を行う。
以上、実施形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記実施形態に限定されものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
1 情報処理装置
2 制御部
3 記憶部
4 パターン生成部
5 表示装置
6 ログ記憶部
10 情報処理装置
20 情報処理装置
30 情報処理装置
21 ID付与部
22 ログ判定部
23 パターン比較部
24 モジュール関連付け部
25 未完了パターン集約部
31 正常ログ記憶部
32 異常ログ記憶部
33 モジュール情報記憶部
34 パターン記憶部
61 CPU
62 ROM
63 RAM
64 ネットワークインタフェース
65 記憶装置
66 入力装置
67 出力装置
201 未完了パターン
202 未完了パターン
203 未完了パターン
204 集約された未完了パターン
301 ログ読み込み部
302 ログ分類部
311 正常ログ一覧
321 異常ログ一覧
331 モジュール情報一覧
341 パターン一覧

Claims (10)

  1. レコードが含まれるログを読み込み、前記ログを正常なログであると判定した場合、前記ログを正常ログとして送信し、前記ログを正常なログでないと判定した場合、前記ログを異常ログとして送信するログ読み込み手段と、
    前記正常ログに含まれるレコードの出現順序であるパターンと、前記異常ログとを比較し、前記異常ログが前記パターンと部分的に一致している場合、パターンと部分的に一致しているレコードを未完了パターンに分類し、前記異常ログが前記パターンと一致していない場合、前記異常ログを不一致レコードに分類し、前記未完了パターン及び前記不一致レコードの分析を行うログ分類手段と
    を備える情報処理装置。
  2. 前記ログは、前記ログに含まれるレコードに対応する時刻を含み、
    前記ログ読み込み手段は
    前記ログを読み込んだ時に、前記ログに含まれるレコードに対し、レコードID及び前記ログの種類に対応するモジュールIDを付与するID付与手段を備える
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記レコードID及び前記モジュールIDとの対応関係を示すモジュール情報一覧を格納する記憶手段を備え、
    前記記憶手段は、
    前記正常ログの一覧である正常ログ一覧と、前記異常ログの一覧である異常ログ一覧と、前記パターンを格納する
    ことを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記ログ分類手段は、
    前記未完了パターンに含まれる先頭のレコードの時刻を未完了パターンの先頭時刻として記録し、前記未完了パターンの最後尾のレコードの時刻から一定時刻経過した時刻を未完了パターンの終了時刻として記録し、前記未完了パターンに含まれるレコードのモジュールIDが前記モジュール情報一覧に登録されていない場合、前記未完了パターンに含まれるレコードのモジュールIDを、前記モジュール情報一覧に登録する
    ことを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 前記ログ分類手段は、
    前記不一致レコードの時刻を取得し、前記不一致レコードの時刻が、前記未完了パターンの先頭時刻と前記未完了パターンの終了時刻との間に存在する場合、前記不一致レコードのモジュールIDを取得し、前記不一致レコードのモジュールIDが前記モジュール情報一覧に登録されている場合、前記不一致レコードを関連メッセージとして出力し、前記不一致レコードのモジュールIDが前記モジュール情報一覧に登録されていない場合、前記不一致レコードを異常メッセージとして出力する
    ことを特徴とする請求項4に記載の情報処理措置。
  6. 他方の未完了パターンの先頭時刻が、一方の未完了パターンの先頭時刻と終了時刻との間に存在する場合、前記一方の未完了パターンと前記他方の未完了パターンを集約する未完了パターン集約手段を備える
    ことを特徴とする請求項5に記載の情報処理装置。
  7. 前記関連メッセージ及び前記異常メッセージを表示する表示手段を備える
    ことを特徴とする請求項6に記載の情報処理装置。
  8. 前記ログ分類手段は、
    前記正常ログに含まれるレコードの出現順序である前記パターンを生成する
    ことを特徴とする請求項1乃至7に記載の情報処理装置。
  9. レコードが含まれるログを読み込み、前記ログを正常なログであると判定した場合、前記ログを正常ログとして送信し、前記ログを正常なログでないと判定した場合、前記ログを異常ログとして送信し、
    前記正常ログに含まれるレコードの出現順序であるパターンと、前記異常ログとを比較し、前記異常ログが前記パターンと部分的に一致している場合、パターンと部分的に一致しているレコードを未完了パターンに分類し、前記異常ログが前記パターンと一致していない場合、前記異常ログを不一致レコードに分類し、前記未完了パターン及び前記不一致レコードの分析を行う
    ことをコンピュータに実行させる情報処理方法。
  10. レコードが含まれるログを読み込み、前記ログを正常なログであると判定した場合、前記ログを正常ログとして送信し、前記ログを正常なログでないと判定した場合、前記ログを異常ログとして送信し、
    前記正常ログに含まれるレコードの出現順序であるパターンと、前記異常ログとを比較し、前記異常ログが前記パターンと部分的に一致している場合、パターンと部分的に一致しているレコードを未完了パターンに分類し、前記異常ログが前記パターンと一致していない場合、前記異常ログを不一致レコードに分類し、前記未完了パターン及び前記不一致レコードの分析を行う
    ことをコンピュータに実行させる情報処理プログラム。
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