JP2016168165A - バックボード用医療機械器具等着脱具 - Google Patents

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【課題】バックボードの端部に差し込んで連結するのではなく、バックボートを床面に置いた状態のままでもバックボードに載せるように連結することができ、着脱のためのスペースも省スペースで済み、取り付け後もバックボードを含めた全体が長くならず、軽量コンパクトなバックボード用医療機械器具等着脱具を提供する。【解決手段】バックボード10の周囲に形成されている把持部13に対して上方から嵌合できる凹部132cを備えたベース部132と、バックボード10を床面に置いた場合でも把持部13の下に潜り込む事が可能なサイズの爪部138を備え且つベース部132に対して水平方向にスライド可能に接続されるスライド部134と、ベース部132とスライド部134とのスライド位置を固定可能なロック機構136と、を備えたジョイント部130によりバックバックボード10と連結する。【選択図】図5

Description

本発明は、救命救急の場において使用されるバックボード(患者固定用板状体)の技術分野に関し、特に詳しくは、バックボードに対して各種医療機械器具等(呼吸器、モニター、輸液、シリンジポンプなど。)を取り付け取り外しする為の着脱具に関する。
近年、救急患者、特に外傷患者の現場からの救急搬送や、病院での初期診療において、図9に示しているようなバックボード10を使用することが多い。その理由として、バックボード10に患者を固定することで、脊椎損傷の可能性がある場合でも搬送中に二次損傷をきたさないよう全脊柱軸を安定化したまま搬送しやすい点がある。更に、X線透過性を有するため、そのままレントゲン撮影やCT撮影が可能な点がある。更に、軽量且つ浮力が大きいので水難事故現場でも使用可能な点もあげられる。
一般的にバックボードには、図9にも示しているように、その外周近傍に把持する際のグリップとして機能したり、身体固定用のベルトを挿通させる為の大小の孔部12(孔部の大きさや形状、数、位置はバックボードにより異なる。)が多数備わっている。また、図9に示しているバックボード10のように、孔部12の中に、ベルト等のアンカーを固定する為の金属製ピン14が備わっているタイプのバックボードも多い。
また、バックボード10は、床面等においた状態で患者等をバックボード10上に載置し、その後バックボード10と共に患者を持ち上げて運ぶ必要がある。よって、図9(b)に示しているように、バックボード10の底面側は周囲に向かって例えばテーパに成形される等、バックボード10を床面に置いた状態でも、握り部13が床面から浮いた状態となるように工夫されているものが多い。
バックボード10は救命救急の現場等において広く利用されているが、患者をバックボード10に載置した後は、患者の状態に応じて各種医療機械器具が患者に接続されることが通常である。例えば人工呼吸器であったり、心拍数などを可視化する生体情報モニターであったり、更には酸素、輸液、シリンジポンプ、尿バッグ等(以下これらを単に「医療機械器具等」と表現する。)が患者に接続される。
また、バックボード10には、特段これら医療機械器具等を取り付けておくための専用の構造は備わっておらず、従来から空きスペース(バックボード上に患者を載置固定した際に生じる空きスペース:例えば頭部脇、腰脇、足首脇などのスペース。)にこれら患者に接続した医療機械器具等を置いていたのが現状であった。
しかしながら、患者をバックボード10に固定したままレントゲン撮影やCT撮影をしたり、異なるストレッチャーへの載せ替え等の際には、これら接続した医療機械器具等をわざわざ取り外したり、一つずつ置き場所を変える等の作業が必要となる。多発外傷をはじめとするショック(血圧などの循環動態が不安定)や呼吸状態が悪い患者では一刻も早く診断し治療が開始されないと、生命の危険におよぶことも稀ではない。しかし従来のように空きスペースに各種医療機械器具等を置く場合、患者と接続するラインが複雑に交差してしまうことも多く取り扱いが煩雑で、これにより移動に長時間を要することも多かった。
そこで出願人は、バックボード10の長手方向一端側に差し込む形式のバックボード用医療機械器具等着脱具を提案している(特許文献1)。
特開2014−171762号公報
しかしながら、従来のバックボード用医療機械器具等着脱具は、差し込み型であるため、バックボードへの着脱にあたって、差し込む側に相応のスペースが必要となり、狭い場所(特にバックボードの長手方向に狭い場所)での着脱に改善の余地があった。また、差し込み型であるので、取り付けてバックボードと一体となると、全体として本来のバックボード以上の長さとなってしまうため、設置場所が限定される(例えば救急車等で使用できない。)場合もあった。また、差し込んだ状態で取り付け強度を確保するために、基台部(ベース部)に使用する部材の量が多くなり、重量面での改善の余地があった。更に、装着にあたっては、僅かではあるがバックボード自体を持ち上げて装着する必要があり、着脱のし易さという観点からも改善の余地があった。
そこで本発明は、これら問題点を一度に解決できるようなバックボード用医療機械器具等着脱具を提供する事をその課題としている。
上記問題点を解決する為に、本発明は、バックボードの周囲に形成されている把持部に対して上方から嵌合できる凹部を備えたベース部と、前記バックボードを床面に置いた場合でも前記把持部の下に潜り込む事が可能なサイズの爪部を備え且つ前記ベース部に対して水平方向にスライド可能に接続されるスライド部と、前記ベース部と前記スライド部とのスライド位置を固定可能なロック機構と、を備えたジョイント部により前記バックボードと連結することを特徴とする。
このような構成のジョイント部を採用したことによって、バックボード用医療機械器具等着脱具をバックボードの長手方向一端に差し込んで取り付けるのではなく、バックボードの上に載せるように取り付けることが可能となった。しかもバックボード用医療機械器具等着脱具をバックボードに取り付けたり取り外したりする際に、バックボードを持ち上げる必要がなく、例えば、バックボードを床面に置いたままでも容易に取り付け取り外しが可能となっている。
また、前記ベース部は、前記バックボードの把持部を形成する為に設けられている孔部に入り込む嵌入部を備え、更に、当該嵌入部の底面に、前記バックボードの孔部に架設されたピンに嵌合するピン嵌合凹部を形成してもよい。
このように構成すれば、ピンとピン嵌合凹部によってジョイント部が位置決め固定されるので、バックボードの周囲に形成された孔部の長さに対してジョイント部のサイズが小さい場合でも、バックボード用医療機械器具等着脱具が位置ズレ(特に孔部の長手方向への位置ズレ)することがない。
また、前記ジョイント部を前記バックボードに取り付けた際、前記爪部の底面を、前記バックボートの底面と略同平面上の位置となるように構成し、装着する医療機械器具等の重量を直接床面に分散可能としてもよい。
バックボード用医療機械器具等着脱具に取り付ける各種医療機械器具(酸素、輸液、シリンジポンプ、尿バッグ等)は相当程度の重さになるため、これら重量がバックボードの把持部に全て掛かると、場合によってバックボードの把持部を損傷させてしまう。そこで、上記の通り、ジョイント部をバックボードに取り付けた際、爪部の底面が、バックボートの底面と略同平面上の位置となるように構成することによって、装着する医療機械器具等の重量を全てバックボードの把持部に負担させるのはなく、この爪部を介して直接床面に分散可能とし、把持部の損傷を防止しているのである。
本発明を適用することで、バックボードの端部に差し込んで連結するのではなく、バックボートを床面に置いた状態のままでもバックボードに載せるように連結することができ、着脱のためのスペースも省スペースで済み、取り付け後もバックボードを含めた全体が長くならず、軽量コンパクトなバックボード用医療機械器具等着脱具を提供することができる。
本発明に係るバックボード用医療機械器具等着脱具の正面図である(一部省略)。 本発明に係るバックボード用医療機械器具等着脱具の背面図である(一部省略)。 本発明に係るバックボード用医療機械器具等着脱具の右側面図である。 (a)がメインロック部の正面側拡大図、(b)がメインロック部の底面側拡大図である。 バックボードに本発明に係るバックボード用医療機械器具等着脱具を装着した際のバックボードとメインロック部の位置関係を示した断面図である。 本発明に係るバックボード用医療機械器具等着脱具をバックボードに取り付ける状態を示した図であって、ロック前の状態を示した図である。 本発明に係るバックボード用医療機械器具等着脱具をバックボードに取り付ける状態を示した図であって、ロック後の状態を示した図である。 本発明に係るバックボード用医療機械器具等着脱具をバックボードに取り付ける状態を示した全体図。 (a)がバックボードの一例を示した全体斜視図、(b)がA−A線に沿うバックボードの断面図である。
以下、添付図面を参照しつつ、本発明の実施形態の一例であるバックボード用医療機械器具等着脱具100について説明を加える。なお、図面理解容易の為、各部の大きさや寸法を誇張して表現している部分があり、実際の製品と必ずしも一致しない部分があることを付記しておく。また各図面は符号の向きに見るものとし、当該向きを基本に上下左右、手前、奥と表現する。
〈バックボード用医療機械器具等着脱具の構成〉
図1〜3に示しているように、本発明にかかるバックボード用医療機械器具等着脱具100は、2本の主支柱102が、一定の間隔を空けて第1連結棒104及び第2連結棒106によって連結されると共に、それぞれの主支柱102の下端近傍からは補助支柱103が延び、その補助支柱103の下端にそれぞれジョイント部130が備わるという基本的構成をなしている。
2本の主支柱102は、一定の間隔(略バックボードの幅の間隔)を空けて立てて配置され、丁度高さ方向中程の位置に2本の主支柱102を繋ぐように第1連結棒104が水平方向に設けられている。また、この第1連結棒104より高い場所に2本の主支柱102を繋ぐように第2連結棒106が水平方向に設けられている。
更に、この第1連結棒104及び第2連結棒106を繋ぐように、2本の第3連結棒108が一定間隔をおいて設けられ、この2本の第3連結棒108に跨がるように、医療機械器具取付アタッチメント110が備わっている。この医療機械器具取付アタッチメント110は、例えば、体外式膜型人工心肺装置(ECMO)などを取り付ける為のアタッチメントである。
2本の主支柱102は中空の部材で構成されており、自身より細い伸縮棒112が内蔵されている。この伸縮棒112は、調整ネジ116を緩めて所望の位置にまで引き出す等し、調整ネジ116を締めることで、所望の位置で固定することが可能となっている。また、伸縮棒112の先端には、それぞれ、輸液バック等を吊り下げるための輸液用フック114が備わっている。
なお、符号120は医療機械等の電源コード等を巻いて束ねておくためのフックであり、クランプ部118によって、主支柱102の所望の高さ位置で位置決めしておくことが可能とされている。
それぞれの主支柱102の下端より少し上の位置からは、水平方向に延びてから下方に(即ち「L」字状に)屈曲し、主支柱の102の下端と概ね同じ位置にまで補助支柱103が延在している。補助支柱103の下端には、それぞれ、ジョイント部130が備わっている(ジョイント部130の詳細は後述する。)。また、主支柱102の下端には、第1支持部140及び第2支持部150が備わっている(第1支持部140及び第2支持部150の詳細は後述する。)。
図1及び図4に記載している通り、ジョイント部130は、補助支柱103下端に直接固定されたベースブロック132と、このベースブロック132に対して水平方向にスライド可能な正面視「コ」字状のスライドブロック134を主たる構成要素としている。
ベースブロックの底面略中央には、前後方向(正面―背面方向)に沿った溝が形成されており、この溝(把持部嵌合凹部132c)が、当該バックボード用医療機械器具等着脱具100をバックボード10に取り付けた際に、バックボート10の把持部13(図9参照)が嵌合する部分として機能する。そうすると、この溝(把持部嵌合凹部132c)よりも内側の部分が、バックボート10の孔部に嵌入する嵌入部132aとなる。また、この溝(把持部嵌合凹部132c)よりも外側の部分が、バックボード10の把持部13の外周側を支える外周側支持部132bとなる。
嵌入部132aの底面には、更に、左右方向に沿う溝(ピン嵌合凹部132d)が形成されている。この溝(ピン嵌合凹部132d)は、バックボード10の孔部12内に備わる金属製のピン(図9参照)が丁度嵌合することができるサイズとなっている。
スライドブロック134は、ベースブロック132に対して水平方向にスライド可能に取り付けられている。スライドブロック134にはガイド溝135が形成されており、このガイド溝135に、ベースブロック132の上部に固定されたピン133が嵌合している。即ち、ガイド溝135に沿って、スライドブロック132は(幅方向に)スライド可能となっている。
スライドブロックの下方は、バックボード10の把持部13を下方から支える事ができる爪部138である。爪部138の上には、樹脂製の緩衝材137が配置され、バックボード10の把持部13へのアタリを和らげることができるよう構成されている。なお、爪部138の底面は、バックボード用医療機械器具等着脱具100をバックボードに10に取り付けた際に、丁度、バックボード10の底面と略同じ位置(高さ位置)となるように構成され、装置類の荷重を、床面に分散して逃がすことが可能に構成されている(図5参照)。
なお、符号136は、ベースブロック132とスライドブロック134を閉じた状態(図1の状態)で、両者をロックすることができるロック機構である。
なおジョイント部130は、2本の補助支柱103それぞれ下端に設けられており、構造は同じであるが、スライドブロック134がそれぞれ外側に広がるような方向で(要するに反対向きに)取り付けられている。
一方の主支柱102の下端に備わる第1支持部140は、水平に並置された抑え板141とこの抑え板141の下方にクランク部材144を備えて構成される。クランク部材144は抑え板141とは独立しており、抑え板141を貫通するように形成されたガイド溝141aにそって、左右方向にスライド可能に構成されている。このクランク部材144のスライドは、ロック機構142を解除すればスライドできる構成とされている。なお、クランク部材144の底面は、バックボード用医療機械器具等着脱具100をバックボードに10に取り付けた際に、丁度、バックボード10の底面と略同じ位置(高さ位置)となるように構成され、装置類の荷重を、床面に分散して逃がすことが可能に構成されている。
もう一方の主支柱102の下端に備わる第2支持部150は、水平に配置された抑え板151と、この抑え板の一端から下方に延びる荷重逃がし部152とから構成される。なお、荷重逃がし部152の底面も、バックボード用医療機械器具等着脱具100をバックボードに10に取り付けた際に、丁度、バックボード10の底面と略同じ位置(高さ位置)となるように構成され、装置類の荷重を、床面に分散して逃がすことが可能に構成されている。
〈バックボード用医療機械器具等着脱具の作用・機能〉
本発明にかかるバックボード用医療機械器具等着脱具100のバックボード10への取り付け取り外しは極めて簡単である。まず、図6に示しているように、ジョイント部130に備わるロック機構136及び第1支持部140に備わるロック機構142を緩め、スライド部134及びクランク部材144を外側(バックボード10の幅方向外側)にスライドさせて広げた状態で、バックボード10に載せる。この時、2つのジョイント部130はバックボード10に外周近傍に形成された孔部13に、ベースブロック132の嵌入部132aを入れるような形で載せる。そうすると、丁度バックボード10の把持部13がベースブロック132の底面に形成された溝(把持部嵌合凹部132c)が嵌まることになる。更に、ベースブロック132の嵌入部132aの底面に形成された溝(ピン嵌合凹部132d)に、バックボード10の孔部13に備わる金属製のピン14が嵌めるように載せる。
上記2つのジョイント部130を上記のように位置決めすれば、自動的に、第1支持部140の抑え板141、及び第2支持部150の抑え板151が、バックボード10の把持部13上に当たることになる。
その後、ジョイント部130のスライド部134を内側へスライドさせ、ロック機構136によりロックする。また、第1支持部140のクランク部材144を内側へスライドさせ、ロック機構142によりロックする。以上の作業のみで、バックボード用医療機械器具等着脱具100のバックボード10への取り付けが完了する。取り外しの際はこの逆の手順により取り外せば良い。
このように、本発明の実施形態の一例であるバックボード用医療機械器具等着脱具100は、バックボード10の周囲に形成されている把持部13に対して上方から嵌合できる溝(把持部嵌合凹部132c)を備えたベース部132と、バックボード10を床面に置いた場合でも把持部13の下に潜り込む事が可能なサイズの爪部138を備え且つベース部132に対して水平方向にスライド可能に接続されるスライド部134と、ベース部132とスライド部134とのスライド位置を固定可能なロック機構136と、を備えたジョイント部130によりバックボード10と連結するという構成を採用している。
このような構成のジョイント部130を採用したことによって、バックボード用医療機械器具等着脱具100をバックボード10の長手方向一端に差し込んで取り付けるのではなく、バックボード10の上に載せるように取り付けることが可能となった。しかもバックボード用医療機械器具等着脱具100をバックボード10に取り付けたり取り外したりする際に、バックボード10自体を持ち上げる必要がなく、例えば、バックボード10を床面に置いたままでも容易に取り付け取り外しが可能となっている。
また、ベース部132は、バックボード10の把持部13を形成する為に設けられている孔部12に入り込む嵌入部132aを備え、更に、この嵌入部132aの底面に、バックボード10の孔部12に架設されたピン14に嵌合する溝(ピン嵌合凹部132d)が備わっているので、ピン14とこの溝(ピン嵌合凹部132d)によってジョイント部130が位置決め固定されるので、バックボード10の周囲に形成された孔部12の長さに対してジョイント部130のサイズが小さい場合でも、バックボード用医療機械器具等着脱具100が位置ズレ(特に孔部12の長手方向への位置ズレ)することもない。
また、ジョイント部130をバックボード10に取り付けた際、爪部138の底面を、バックボート10の底面と略同平面上の位置となるように構成し、装着する医療機械器具等の重量を直接床面に分散可能とている。
バックボード用医療機械器具等着脱具100に取り付ける各種医療機械器具(酸素、輸液、シリンジポンプ、尿バッグ等)は相当程度の重さになるため、これら重量がバックボード10の把持部13に全て掛かると、場合によってバックボード10の把持部13を損傷させてしまう。そこで、上記の通り、ジョイント部130をバックボード10に取り付けた際、爪部138の底面が、バックボート10の底面と略同平面上の位置となるように構成することによって、装着する医療機械器具等の重量を全てバックボード10の把持部13に負担させるのはなく、この爪部138を介して直接床面に分散可能とし、把持部13の損傷を防止しているのである。
10・・・バックボード
12・・・孔部
13・・・把持部
14・・・ピン
100・・・バックボード用医療機械器具等着脱具
102・・・主支柱
103・・・補助支柱
104・・・第1連結棒
106・・・第2連結棒
108・・・第3連結棒
110・・・医療機械器具取付アタッチメント
112・・・伸縮部
114・・・輸液用フック
116・・・調整ネジ
118・・・クランプ部
120・・・フック
130・・・ジョイント部
132・・・ベースブロック
132a・・・嵌入部
132b・・・外周支持部
132c・・・把持部嵌合凹部
132d・・・ピン嵌合凹部
133・・・ガイドピン
134・・・スライドブロック
135・・・ガイド溝
136・・・ロック機構
137・・・緩衝材
138・・・爪部
140・・・第1支持部
141・・・抑え板
141a・・・ガイド溝
142・・・ロック機構
144・・・クランク部材
145・・・緩衝材
150・・・第2支持部
151・・・抑え板
152・・・荷重逃がし部

Claims (3)

  1. バックボードの周囲に形成されている把持部に対して上方から嵌合できる凹部を備えたベース部と、
    前記バックボードを床面に置いた場合でも前記把持部の下に潜り込む事が可能なサイズの爪部を備え且つ前記ベース部に対して水平方向にスライド可能に接続されるスライド部と、
    前記ベース部と前記スライド部とのスライド位置を固定可能なロック機構と、
    を備えたジョイント部により前記バックバックボードと連結する
    ことを特徴とするバックボード用医療機械器具等着脱具。
  2. 請求項1において、
    前記ベース部は、前記バックボードの把持部を形成する為に設けられている孔部に入り込む嵌入部を備え、
    更に、当該嵌入部の底面には、前記バックボードの孔部に架設されたピンに嵌合するピン嵌合凹部が形成されている
    ことを特徴とするバックボード用医療機械器具等着脱具。
  3. 請求項1又は2において、
    前記ジョイント部を前記バックボードに取り付けた際、前記爪部の底面は、前記バックボートの底面と略同平面上の位置となるように構成され、装着する医療機械器具等の重量を直接床面に分散可能とされている
    ことを特徴とするバックボード用医療機械器具等着脱具。

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