JP2016168075A - ボール洗浄器 - Google Patents

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Abstract

【課題】サッカーボールのような大きさのボールを効率よく洗浄することができ、単純な構造で安価に製造でき、持ち運びも容易なボール洗浄器を提供する。【解決手段】ボール洗浄器1は、内面が略半球状の容器20と、容器20の上面を開閉し、内面が略半球状の上蓋10とによりボールの洗浄室を構成し、その洗浄室内にボールと水を収容して洗浄するボール洗浄器1であって、上蓋10を貫通し、洗浄室内に収容されるボールの表面に当接する回転棒30と、容器20内に設置され、ボールの表面を摺接する洗浄体と、を備える。この上蓋10には、回転棒30が貫通する貫通穴が、ボールの大きさに対応した所定の位置に複数個設けられる。また、上蓋10は、透明な材質により形成される。回転棒30のボールの表面に当接する先端部に、回転部材が取り付けられている。さらに回転棒30にクランクハンドルが取り付けられている。【選択図】図1

Description

本発明は、ボール洗浄器に関し、特にサッカーボールのような大きさのボールを手動で洗浄するのに適したボール洗浄器に関する。
ボールの洗浄は一般に水を使用してブラシで洗う単調かつ面倒な作業である。服を汚さないためにもボールの洗浄は必要な作業であるが、特に小学生にとってはボールの洗浄は単調かつ面倒な作業のため、途中で飽きてしまうことが多い。また、社会人のサッカーチームなども会社の勤務等の都合でボールの洗浄に時間がとれない場合がある。以上の点から、ボールを簡便に楽しく洗うことができるボール洗浄器が求められている。
特許文献1(実用新案3161571号公報)には、洗浄室のボールが乗る底面に水平回転するターンテーブルを設け、それを駆動モータで駆動回転させてボールを動かし、洗浄室内の洗浄用部材でボールを洗浄するボール洗浄装置が開示されている。そのボール洗浄装置によると、簡素な構造でボールを効率よく洗浄することができるとされている。
また、特許文献2(特開2010−104548号公報)には、ボールの表面を被うことができるようにした中空体の内周部に、ボールの表面に均等に接触可能とした洗浄体を設けたボール洗浄具が開示されている。そのボール洗浄具によると、持ち運びが便利で、野球用ボールやテニスボール等を効率良く洗浄できるとされている。
実用新案3161571号公報 特開2010−104548号公報
特許文献1のボール洗浄装置は、洗浄時間までに長時間必要であり、また駆動モータの電気が必要なためコストが高くなる。さらに大型なので持ち運びが容易ではなく、電気で稼働するため、野外での使用が限られてしまう。また、ボールの洗浄を手動ではなく、電気の駆動で行うため、ボールを楽しく洗浄することができるという面に欠けている。
また、特許文献2のボール洗浄具は、持ち運びが容易ではあるが、野球ボールやテニスボール等の比較的小さな大きさのボールしか洗うことができない。そのため、サッカーボールのような比較的大きいボールを洗うことができ、簡単な構造でかつ持ち運びが容易な洗浄器が望まれている。
本発明は、上記課題に鑑み、サッカーボールのような大きさのボールを効率よく楽しく洗浄することができ、単純な構造で安価に製造でき、持ち運びも容易なボール洗浄器を提供することを目的とする。
本発明に係るボール洗浄器は、内面が略半球状の容器と、該容器の上面を開閉し、内面が略半球状の上蓋とによりボールの洗浄室を構成し、前記洗浄室内にボールと水を収容して洗浄するボール洗浄器であって、前記上蓋を貫通し、前記洗浄室内に収容されるボールの表面に当接する回転棒と、前記容器内に設置され、前記ボールの表面を摺接する洗浄体と、を備える。
また、前記上蓋には、前記回転棒が貫通する貫通穴が、ボールの大きさに対応した所定の位置に複数個設けられていてもよい。
さらに、前記上蓋は、透明な材質により形成されてもよい。
また、前記回転棒のボールの表面に当接する先端部に、回転部材が取り付けられていてもよい。
さらに、前記回転棒にクランクハンドルが取り付けられていてもよい。
また、前記容器は、少なくとも1つの補助ボールを回転可能に備えることができる。
さらに、前記容器は、少なくとも1つの穴が形成されている略半球状の補助容器を、前記容器の上に重ね合わさるように備えることができる。
本発明のボール洗い器具は、サッカーボールのような大きさのボールを効率よく楽しく洗浄することができ、単純な構造で安価に製造でき、持ち運びも容易である。
本発明の一実施形態であるボール洗浄器が開いている状態の模式図(A)と閉じている状態の模式図(B)である。 本発明の一実施形態であるボール洗浄器の分解断面図である。 本発明の一実施形態であるボール洗浄器の補助ボールを固設した容器及び補助容器の拡大断面図である。 本発明の一実施形態であるボール洗浄器の補助容器を開けた状態の断面図である。 本発明の一実施形態であるボール洗浄器の容器内の平面図である。 本発明の一実施形態であるボール洗浄器の上蓋の模式図(A)と、ボールの大きさを示す説明図である。 本発明の一実施形態であるボール洗浄器の上蓋に挿入する回転棒の分解斜視図である。 本発明の一実施形態であるボール洗浄器の上蓋の回転棒が挿入された部分の拡大断面図(A)と挿入口の形状を示す説明図(B)である。 図7に示す回転棒のグリップ部の断面図である。 本発明の一実施形態であるクランクハンドルが取り付けられた回転棒の使用方法を示す説明図である。 本発明の一実施形態であるボール洗浄器を使用して、汚れたボールを洗浄する場合の説明図である。 図11(C)に示す容器に入れる水の割合を示す説明図である。
以下、本発明の実施の形態(以下実施例と記す)を、図面に基づいて説明する。なお、以下の図において、共通する部分には同一の符号を付しており、同一符号の部分に対して重複した説明を省略する。
[全体構成]
まず、本発明の一実施例であるボール洗浄器の全体構成を図1と図2を用いて説明する。図1は、ボール洗浄器の全体構成を示す模式図であり、図1(A)はボール洗浄器が開いている状態の模式図、図1(B)は閉じている状態の模式図である。図2は、ボール洗浄器の分解断面図である。図1(A)、(B)に示すように、本実施例のボール洗浄器1は、容器20と、上蓋10と、回転棒30と、を少なくとも備える。図1(B)に示すように、容器20の上に上蓋10が閉じて、ボールの洗浄室40を構成する。
また、図2に示すように容器20には、洗浄室内40に収容されるボールの表面に摺接するように、スポンジやブラシ等の洗浄体23を設置する。さらに、容器20は、補助容器21と、ボールを円滑に回転させるために複数の補助ボール22を備えることが好ましい。
[容器]
容器20は、内面が略半球状になっており、サッカーボールのような比較的大きいボールが入る大きさで形成される。このようにすることで、洗浄時に、ボールが転がりやすくなる。本実施例では、図1(A)、(B)に示すように、容器20の内面も外面も半球状の容器を使用するが、本発明の容器はこの形状に限定されず、内面が略半球状であれば、外面は角状であってもよい。
容器20の材質は特に限定しないが、例えばプラスチック材を用いることができる。プラスチック材を使用することで軽くなり、持ち運びが容易になる。また、容器20には市販の調理用容器などを使用することもできる。特に、容器20に透明な材質を使用することにより、洗浄時に中のボールの洗浄具合を視認できる。
また、図2に示すように、容器20にはブラシ、スポンジまたは起毛状の布地からなる洗浄体23を設置する。洗浄体23を設置する位置は特に限定されないが、ボールの表面が摺接されやすいように、容器20の底部の中心部に設置することが好ましい。また、洗浄体23は、ボールの汚れを落とすために設置するものであるが、大きすぎ又は厚すぎると洗浄時にボールの回転を阻害し、小さすぎ又は薄すぎると洗浄効果が低くなるため、適度な大きさがよい。洗浄体23の形状は特に限定せず円形としてもよいが、本実施例では一辺が3cm〜5cm程度の正方形で、厚さは5〜10mm程度のスポンジを使用する。
図2に示すように、容器20は、さらに補助容器21と、ボールを円滑に回転させるために複数の補助ボール22を備えてもよい。補助容器21と補助ボール22はボール洗浄器1に必ずしも必要とするものではないが、本実施例ではそれらを備えたボール洗浄器1を説明する。
容器20が備える補助ボール22は、洗浄するボールを円滑に回転させるローラーの役割を果たすものであり、少なくとも1つ備え、複数個備えることが好ましい。本実施例では図2に示すように3個の補助ボール22を備える。また、補助ボール22の大きさは、ボールを円滑に回転させるため、大き過ぎるものは使用できず、例えばビー玉程度の大きさ(1.5cm程度)の小さなボールを使用する。また、補助ボール22は柔らかすぎるとボールによって潰されてしまうため、ある程度の堅さを持ったものがよいが、ビー玉のようにガラス製だと割れてしまう場合があるため、プラスチック製又は堅いゴム製の補助ボール22を使用することが好ましい。
また、補助ボール22は容器20に回転可能に固設することが好ましい。補助ボール22を回転可能に固設することで、洗浄時に洗浄するボールの回転が安定し、また、補助ボール22が容器20内を自由に転がらないため、管理しやすくなる。特に、補助ボール22が洗浄時に水を入れると浮いてしまうような軽い材質である場合には、容器20に回転可能に固設する必要がある。
補助ボール22を容器20に回転可能に固設する方法としては、容器20に補助ボール22が半分以上嵌るような孔を形成する方法がある。また、後述する補助容器21に穴を形成して補助ボール22を回転可能に固設する方法があり、本実施例ではその方法を使用する。補助ボール22を容器20に回転可能に固設する方法はこれらの方法に限らず、いかなる方法を用いてもよい。
また、容器20は、少なくとも1つの穴が形成されている略半球状の補助容器21を、容器20の上に重ね合わさるように備えてもよい。補助容器21には複数の穴が形成されることが好ましく、本実施例では補助ボール22の数と同じ3個の穴が形成されている。補助容器21に穴が形成されていることで、補助ボール22を容器20に回転可能に容易に固設することができる。補助容器21には、補助ボール22を嵌める穴の他に複数の穴を形成されていてもよいが、洗浄するボールの回転を阻害しない程度の大きさであることが必要である。
補助容器21の材質も容器20と同様に、特に限定しないが、例えばプラスチック材を用いることができる。また、補助容器21は、容器20の上に重ね合わせることができる形状であればよいため、例えば市販の調理用の網ザルを使用することもできる。ただし、網ザルを使用する場合には、砂等の汚れで網目が目詰まりしないような大きさの網目のものを使用することが好ましい。
図3は、補助ボール22を固設した容器20及び補助容器21の拡大断面図である。図3に示すように、本実施例では補助容器21に補助ボール22が半分以上嵌るような穴(図3の円弧線よりも下部に補助ボール22の中心がくるような穴)を形成する。それにより、補助ボール22が補助容器21から外れないように回転させることができる。また、容器20にも補助ボール22の形状に合わせて凹部が形成されているため、補助ボール22が容器20に嵌り、安定して回転できる。容器20に凹部が形成されていない場合には、補助容器21に補助ボール22が半分以上嵌るような穴が形成されていても、補助ボール22が外れやすくなってしまうため、容器20にも凹部を形成することが好ましい。
図4は、ボール洗浄器1の上蓋10と補助容器21を開けた状態の断面図である。補助容器21を開けやすくするために、補助容器21に突起部24を設けてもよい。ボールをある程度洗浄した後は、図4に示すように、上蓋10と補助容器21を開けることで、補助容器21の補助ボール22が嵌っていた穴の隙間から汚れた水や砂などを、ボールを取り出さずに排出することができる。また、補助容器21の補助ボール22は取り外し可能であり、補助ボール22の汚れを容易に洗うことができる。
図5は、ボール洗浄器1の容器20内の平面図である。容器20が補助容器21を備える場合には、容器20の底部に設置した洗浄体23がボールの表面に摺接するように、補助容器21に洗浄体23を通す穴を設けてもよい。あるいは、容器20の底部に相当する補助容器21の底部に洗浄体23を設置してもよい。本実施例では、図5に示すように、補助容器21の底部に洗浄体23を設置する。
また、洗浄されるボールが洗浄体23にまんべんなく摺接するように、補助ボール22を洗浄体23の周囲に固設することが好ましい。本実施例では図5に示すように、3個の補助ボール22を洗浄体23の周囲にバランス良く固設する。
[上蓋]
上蓋10は略半球状の形状で、図1(A)に示すように容器20の上面を開閉し、図1(B)に示すように容器20の上面を閉じることにより、ボールの洗浄室40を構成する。上蓋10は、容器20と共に洗浄室40を構成するため、洗浄時に水が漏れないよう、密封できることが好ましく、容器20の上面と上蓋10の下面が同じ形状であることが好ましい。
上蓋10の材質は特に限定しないが、例えば容器20と同様にプラスチック材を用いることができる。また、上蓋10においても市販の調理用容器などを使用することができる。特に、上蓋10に透明な材質を使用することにより、洗浄時に中のボールの洗浄具合を容易に視認できる。さらに、上蓋10と容器20の両方に透明な材質を使用すると、よりボールの洗浄具合が確認し易くなる。また、上蓋10と容器20の両方にプラスチック材を使用することでボール洗浄器1の全体が軽くなり、持ち運びが容易になる。それに加え、ボール洗浄器1の加工や組み立てが容易であり、安価に製造できる。
図6(A)は上蓋10の模式図、図6(B)はボールの大きさを示す説明図である。上蓋10には回転棒30が貫通する貫通穴が設けられている。貫通穴の数はいくつあってもよいが、本実施例では図6(A)に示すように3個の貫通穴11、12、13が設けられている。この貫通穴11、12、13は、洗浄するボールの大きさに対応した所定の位置に設けられ、それぞれ4号球、5号球、6号球のボールを洗う際に使用する。
4号球、5号球、6号球の大きさは図6(B)に示す通りであり、それぞれ直径が20.5cm、22cm、23.2cmである。サッカーボールの4号球は小学生用に使用され、5号球は中学・高校・大学・一般用に使用されている。また、バスケットボールの5号球は小学生用に使用され、6号球は一般女子・大学女子・高校女子・中学校女子用に使用される。上蓋10には、それよりも大きい7号球(直径24.5cm)や小さい3号球(直径19cm)のボールを洗えるような貫通穴を設けてもよい。なお、バスケットボールの7号球は一般男子・大学男子・高校男子・中学校男子用に使用され、サッカーボールの3号球は小学生用に使用されている。
3個の貫通穴11、12、13は、上蓋10が容器20の上に閉じてボールを洗浄する際に、回転棒30がボールに確実に当接し、ボールが容器20の底部に入れられている水にまんべんなく触れながら回転できるような位置に設けられる。本実施例では、ボールの大きさが大きくなるに従って、容器10に入れられる水の水面から垂直方向に離れた位置に貫通穴を設けられている。すなわち、6号用ボールの貫通穴13は、それよりも小さい5号用及び4号用ボールの貫通穴12、11よりも容器10に入れられる水の水面から垂直方向に離れた位置に設けられている。
ボールが容器20の底部の水にまんべんなく触れながら回転するためには、ボールの回転軸が水面(水平方向)に対して垂直方向にあるのではなく、垂直方向から水平方向にずれていることが好ましい。ボールの回転は、回転棒30の当接によるものと、補助ボール22によるものがあるため、ボールの回転軸は回転棒30の位置だけに依存するものではないが、ボールの回転軸が水面と平行な方向(水平方向)とある角度を有するように貫通穴が設けられていれば、ボールが水にまんべんなく触れながら回転しやすくなる。従って、図6(A)に示すように、ボールの回転軸が水面に対して水平方向と垂直方向との間になるように、上蓋10に貫通穴11、12、13が設けられる。このようにすることで、様々な大きさのボールを効率よく洗浄することができる。
[回転棒]
回転棒30は、上蓋10を貫通するように設置され、その先端部が洗浄室40内に収容されるボールの表面に当接して、ボールを回転させる役割を持つ。先端部には、ボールの表面に当接して、ボールを確実に回転させるために、着脱可能な回転部材34を取り付けることが好ましい。回転棒30の形状は特に限定されないが、本実施例では、図1、図2に示すように、回転棒30を回転させやすくするために、回転棒30にクランクハンドルを取り付けている。クランクハンドルは、グリップ部31とアーム部32で構成され、ハンドル軸(アーム部33)を中心に回転棒30を容易に回転させることができる。
図7は、本実施例の回転棒30の分解斜視図である。図2と図7に示すように回転棒30は、クランクハンドルの部分31、32と、回転部材34を含むアーム部分33で分離できることが好ましい。回転棒30を分離することで、異なる大きさのボールに対応した貫通穴11、12、13に入れ替えることが容易にできる。また、回転部材34とアーム部33の汚れを掃除しやすくなり、上蓋10の掃除も容易になる。
図8(A)は、上蓋10の回転棒30が挿入された部分の拡大断面図である。回転棒30のクランクハンドルの部分31、32と、回転部材34を含むアーム部分33の接合は、いかなる方法を用いてもよいが、本実施例では図8(A)に示すように、アーム部33の接合部分の外径を小さくして、上蓋10の貫通穴に貫通させ、アーム部32に差し込んで接合する。アーム部33には弾性的に突出するバネ突起331を設け、アーム部32には、アーム部33が差し込まれる凹部と、その凹部内にバネ突起331が係合する係合凹部を形成する。バネ突起331はバネの作用で突出し、押されるとアーム部33内に引っ込む。
図8(B)は、アーム部32のA−A断面図である。図8(B)に示すように、アーム部32にバネ突起331が係合する係合凹部が形成され、係合凹部のアーム部32の外周にバネ突起331が突出するように構成される。このように構成することで、アーム部33がアーム部分32から抜けることなく確実に接合される。また、アーム部32の外周に突出するバネ突起331を押して、アーム部33を外せば簡単に取り外しが可能である。アーム部32とアーム部33の接合方法はこの方法に限らず、例えば、アーム部32にバネ突起を設けてアーム部33に差し込むようにして接合してもよい。
図9は、図7に示す回転棒30のグリップ部31の断面図である。回転棒30の材質は特に限定しないが、アーム部32、33は、金属製又はステンレス製などの堅い材質であることが好ましい。また、回転棒30のグリップ部31は、アーム部32、33と同様に、金属製又はステンレス製などの材質で形成されてもよいが、図9に示すように、プラスチック部材等でアーム部32を覆うようにしてもよい。グリップ部31をプラスチック部材で覆うことで握りやすくなり、例えば冬季に金属製のアーム部32が冷えても、グリップ部31は金属製のアーム部32ほどには冷えないため、クランクハンドルを回し易くなる。
先端部の回転部材34には、例えばゴム材を含む弾力性のある非金属部材を使用する。回転部材34を簡単に製造するために、市販の風呂用ゴム栓を使用することもできる。また、回転部材34は、ボールを回転させ易く、ボールを傷つけないものであれば、いかなる材質でもよく、例えば洗浄体23と同様にブラシやスポンジ等でもよい。ブラシやスポンジ等を使用することで、より洗浄効果が高まる。
また、回転部材34の形状は、ボールを回転させやすければ、いかなるものでもよく、例えば球形や円柱形であってもよい。本実施例では、直径が3cm程度、高さが1.5cm程度の略円柱形の回転部材34を使用する。
図10は、クランクハンドルが取り付けられた回転棒30の使用方法を示す説明図である。図10に示すように、クランクハンドルのアーム部32を矢印の方向に回転させることで、その回転軸であるアーム部33が回転し、先端部の回転部材34が矢印の方向に回転する。また、それにより、回転部材34が当接するボールを回転させることができる。
[使用方法]
次に本実施例のボール洗浄器1の使用方法について図11と図12を用いて説明する。図11は、ボール洗浄器を使用して、汚れたボールを洗浄する場合の説明図であり、図
12は、図11(C)に示す容器20に入れる水の割合を示す説明図である。
まず、図11(A)に示すように、ボール洗浄器1の上蓋10を開ける。このとき、回転棒30を上蓋10の貫通穴に差し込んでいてもよいし、後で差し込んでもよい。次に図11(B)に示すように、ボールを入れる。この段階で回転棒30を上蓋10の貫通穴に差し込んでいてもよい。ボール洗浄器1に入れることができるボールは、サッカーボールやバスケットボール程の大きさのボールである。本発明のボール洗浄器1を用いてテニスボールや野球ボールなどの小さなボールを洗うことも可能ではあるが、ボールを、回転棒30で効率的に回転させ、洗浄することが難しい。
また、サッカーボール程度の大きさのボールであっても、ボーリングのボールのように重たいボールは、水を入れた際に浮かず、回転させづらいため、効率的に洗浄することが難しい。従って、本発明のボール洗浄器1で洗浄するのに適したボールは内部に空気が入ったサッカーボール程の大きさのボールである。
次に図11(C)に示すように、ボール洗浄器1の容器20に水を入れる。水の量は、ボールの種類によって適宜変更可能であるが、図12に示すように容器20の半分程度、もしくは半分未満が好ましい。水の量を多くし過ぎると、ボールが必要以上に浮いてしまい、効率よく回転させることが難しくなるからである。また、ボールの汚れがひどい場合には、水と共に少量の洗剤を入れてもよい。
容器20に水を入れて上蓋10を閉じた後、図11(D)に示すように回転棒30を用いて、中のボールを回転させて洗浄する。回転棒30の回転は、前述のようにクランクハンドルを回すことで行う。また、ボールの回転は、回転棒30の当接によるものと、補助ボール22によるものがあるため、回転軸は一定とならず、少しずつずれていく。このようにして、ボールを容器20の底部の水にまんべんなく触れながら回転させることができる。
そして、ある程度ボールを回転させた後、ボールの洗浄具合を確認し、汚れが落ちていない場合には、汚れが落ちるまでボールを回転させる。上蓋10が透明な材質により形成されている場合には、ボールの洗浄具合を確認することが容易にでき、また、ボールの洗浄を視認することで、楽しむこともできる。
ボールの汚れが落ちた場合には、ボールの洗浄が完了する。前述の方法で上蓋10と補助容器21を開け(図4参照)、途中で汚れた水や砂等を排出してもよいし、最後に汚れた水や砂等を排出してもよい。以上のようにして、本実施例のボール洗浄器1でボールを簡単かつ楽しんで洗浄することができる。
以上説明してきた様に、本実施例のボール洗浄器は、上蓋と容器、回転棒から構成される簡単な構造であるため、安価に製造でき、持ち運びも容易である。また、回転棒の手回しによる力のみでボールを回転させるため、簡単に効率よくボールを洗浄できる。さらに、上蓋に複数の貫通穴が形成されているため、様々な大きさのボールを効率よく洗浄することができる。また、上蓋を透明な材質により形成することにより、ボールの洗浄具合を視認できる。ボールの洗浄を楽しむことができる。
また、回転棒には、回転部材とクランクハンドルを取り付けることで、ボールを回転させやすくなる。容器には補助ボールを回転可能に備えることで、洗浄するボールを円滑に回転させることができる。さらに容器が補助容器を備えることで、補助ボールを容器に簡単に固設でき、洗浄で汚れた水を、ボールを取り出さずに排出できる。
なお、上述した実施例のボール洗浄器は一例であり、その構成は、発明の趣旨を逸脱しない範囲で、適宜変更可能である。
本発明のボール洗浄器は、多様な大きさのボールを手回しで素早く洗浄でき、低年齢の児童・生徒でも簡便に使用できるので、学校教育分野やボールを使用するスポーツ団体・クラブでの利用価値が高い。また、スイカやメロン等の球体の野菜を洗うのにも使用できる。
10 上蓋
20 容器
21 補助容器
22 補助ボール
23 洗浄体
30 回転棒
34 回転部材
本発明に係るボール洗浄器は、内面が略半球状の容器と、該容器の上面を開閉し、内面が略半球状の上蓋とによりボールの洗浄室を構成し、前記洗浄室内にボールと水を収容して洗浄するボール洗浄器であって、前記上蓋を貫通し、前記洗浄室内に収容されるボールの表面に当接し、その先端部に回転部材が取り付けられている回転棒と、前記容器内に設置され、前記ボールの表面を摺接する洗浄体と、を備える。
また、前記上蓋には、前記回転棒が貫通する貫通穴が、ボールの大きさに対応した所定の位置に複数個設けられていてもよい。
さらに、前記上蓋は、透明な材質により形成されてもよい。
さらに、前記回転棒にクランクハンドルが取り付けられていてもよい。
また、前記容器は、少なくとも1つの補助ボールを回転可能に備えることができる。
さらに、少なくとも1つの補助ボールを回転可能に備えた前記容器は、少なくとも1つの穴が形成されている略半球状の補助容器を、前記容器の上に重ね合わさるように備えることができる。

Claims (7)

  1. 内面が略半球状の容器と、該容器の上面を開閉し、内面が略半球状の上蓋とによりボールの洗浄室を構成し、前記洗浄室内にボールと水を収容して洗浄するボール洗浄器であって、
    前記上蓋を貫通し、前記洗浄室内に収容されるボールの表面に当接する回転棒と、
    前記容器内に設置され、前記ボールの表面を摺接する洗浄体と、
    を備えることを特徴とするボール洗浄器。
  2. 前記上蓋には、前記回転棒が貫通する貫通穴が、ボールの大きさに対応した所定の位置に複数個設けられることを特徴とする請求項1に記載のボール洗浄器。
  3. 前記上蓋は、透明な材質により形成されることを特徴とする請求項1又は2に記載のボール洗浄器。
  4. 前記回転棒のボールの表面に当接する先端部に、回転部材が取り付けられていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のボール洗浄器。
  5. 前記回転棒にクランクハンドルが取り付けられていることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のボール洗浄器。
  6. 前記容器は、少なくとも1つの補助ボールを回転可能に備えることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載のボール洗浄器。
  7. 前記容器は、少なくとも1つの穴が形成されている略半球状の補助容器を、前記容器の上に重ね合わさるように備えることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載のボール洗浄器。
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