JP2016166747A - 光学検出システム - Google Patents

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Abstract

【課題】被検体が検出平面に鏡面を有しても、また、画像が異なる位置に陰影を有しても、画像キャプチャユニットに反射させることができる光学検出システムを提供する。
【解決手段】第1の光モジュール10と、第2の光モジュール12と、を備える光学検出システム。第1の光モジュール10は、第1の光軸A1を有する第1の光源100と、被検体における検出平面の法線に対して第1の光軸と対称になり、第1の光軸との間に第1の角度Φを形成する第1の画像キャプチャ軸B1を有する第1の画像キャプチャユニット102と、を含む。第2の光モジュール12は、第2の光軸A2を有する第2の光源120と、法線に対して第2の光軸A2と対称となり、第2の光軸A2との間に第1の角度Φと異なる第2の角度Θを形成する第2の画像キャプチャ軸B2を有する第2の画像キャプチャユニット122と、を含む。
【選択図】図1

Description

本発明は、光学検出システムに関し、特にステレオ計測システムに関する。
一般的には、被検体(Device Under Test;DUT)の三次元形状を測定するための方法は、接触式と非接触式に分けられる。非接触式方法は、通常は被検体にレーザスポット、レーザー光線又は構造(例えば、ストライプ)光を投影して、スポットごとに走査、光線ごとに走査する又はストライプ歪みの状況を走査することに関する。光源、物体及び結像位置の三角幾何関係に基づいて、被検体の三次元形状の高さを推算することができる。
図7は、従来の光学検出システム7を示す模式図である。図7に示すように、光学検出システム7は、2つの光源70及びビデオカメラ72を具備する。2つの光源70は、それぞれ被検体2の両側に位置し、被検体2に向かって発光する。ビデオカメラ72は、被検体2の真上に位置し、被検体2の反射した光を受光することに用いられ、それによって被検体2に対応する画像を生じる。
しかしながら、従来の光学検出システム7は、ある被検体、例えば鏡面を有する物体に適用されない。鏡面を有する物体については、物体からの反射光が反射の法則に準じるため、大量の光がビデオカメラ72に反射されない。このため、ビデオカメラ72の受けた反射光の強度が弱すぎるため、画像のコントラストが悪く、更に後続のアルゴリズムの解読に影響を与える。光学検出システム7は、優れた画像のコントラストを取得し反射の法則に符合するように修正されても、キャプチャされた画像に陰影(shadow)と画像歪み(image distortion)等という問題が発生する。画像歪みの問題は、アルゴリズムによって補償されるが、陰影の問題は、解決されない。
このため、如何に上記の問題を解決する光学検出システムを提供するかは、現在の業界において研究資源を投入して研究するプロジェクトの一つとなっている。
本発明は、第1の光モジュールと、第2の光モジュールと、を備える被検体(Device Under Test;DUT)を検出するための光学検出システムを提供する。第1の光モジュールは、第1の光軸を有する第1の光源と、被検体における検出平面の法線に対して第1の光軸と対称になり、第1の光軸との間に第1の角度を形成する第1の画像キャプチャ軸を有する第1の画像キャプチャユニットと、を含む。第2の光モジュールは、第2の光軸を有する第2の光源と、第2の光軸と法線に対して対称となり、第2の光軸との間に第1の角度と異なる第2の角度を形成する第2の画像キャプチャ軸を有する第2の画像キャプチャユニットと、を含む。
本発明の一実施形態において、上記第1の光源と第2の画像キャプチャユニットとは、法線の一側に位置し、第2の光源と第1の画像キャプチャユニットとは、法線の他側に位置する。
本発明の一実施形態において、上記第1の角度と第2の角度とは、10度〜95度である。尚、本明細書において、「〜」はその前後の数字を範囲に含むものとする。
本発明の一実施形態において、上記第1の光源と第2の光源とは、非偏光又は偏光を発光する。
本発明の一実施形態において、上記第1の光源の発光した光は、被検体において第1のストライプ間隔を有する第1のストライプパターンを形成する。第2の光源の発光した光は、被検体において第1のストライプ間隔と同様な第2のストライプ間隔を有する第2のストライプパターンを形成する。
本発明の一実施形態において、上記第1の光源の発光した光は被検体において第1のストライプ間隔を有する第1のストライプパターンを形成する。第2の光源の発光した光は被検体において第1のストライプ間隔と異なる第2のストライプ間隔を有する第2のストライプパターンを形成する。
本発明は、第1の光モジュールと、第2の光モジュールと、を備える被検体を検出するための光学検出システムを更に提供する。第1の光モジュールは、第1の光軸を有する第1の光源と、被検体における検出平面の法線に対して第1の光軸と対称となり、第1の光軸との間に第1の角度を形成する第1の画像キャプチャ軸を有する第1の画像キャプチャユニットと、第1の画像キャプチャ軸に位置し、第1の透過スペクトルを有し、第1の光源の発光した光の大部分を伝達し、且つ第2の光源の発光した光の大部分を反射するための第1のフィルターと、を含む。第2の光モジュールは、第2の光軸を有する第2の光源と、法線に対して第2の光軸と対称となり、第2の光軸との間に第1の角度と異なる第2の角度を形成する第2の画像キャプチャ軸を有する第2の画像キャプチャユニットと、第2の画像キャプチャ軸に位置し、第1の透過スペクトルから外れる第2の透過スペクトルを有し、第1の光源の発光した光の大部分を反射し、且つ第2の光源の発光した光の大部分を伝達するための第2のフィルターと、を含む。
本発明の一実施形態において、上記第1の光源の発光した光は、実際に第1の透過スペクトルにマッチする第1の三重線(triplet)を有する。第2の光源の発光した光は、実際に第2の透過スペクトルにマッチする第2の三重線を有する。
本発明の一実施形態において、第1の光源、第2のフィルター及び第2の画像キャプチャユニットは、法線の一側に位置する。第2の光源、第1のフィルター及び第1の画像キャプチャユニットは、法線の他側に位置する。
本発明は、第1の光モジュールと、第2の光モジュールと、を備える被検体を検出するための光学検出システムを更に提供する。第1の光モジュールは、第1の画像キャプチャ軸を有する第1の画像キャプチャユニットと、第1の画像キャプチャ軸に位置し、第1の透過スペクトルを有する第1のフィルターと、第1のフィルターに向かって光を発光することに用いられ、また、反射された光が実際に第1の画像キャプチャ軸に重なり合う第1の光軸を有する第1の光源と、を含む。第2の光モジュールは、被検体における検出平面の法線に対して第1の画像キャプチャ軸と対称となる第2の画像キャプチャ軸を有する第2の画像キャプチャユニットと、第2の画像キャプチャ軸に位置し、第1の透過スペクトルから外れる第2の透過スペクトルを有する第2のフィルターと、第2のフィルターに向かって光を発光することに用いられ、また、反射された光が実際に第2の画像キャプチャ軸に重なり合う第2の光軸を有する第2の光源と、を含む。第1のフィルターは、第1の光源の発光した光の大部分を反射し、且つ第2の光源の発光した光の大部分を伝達することに用いられ、第2のフィルターは、第1の光源の発光した光の大部分を伝達し、且つ第2の光源の発光した光の大部分を反射することに用いられる。
本発明の一実施形態において、上記第1の光源の発光した光は、実際に第2の透過スペクトルにマッチする第1の三重線を有する。第2の光源の発光した光は、実際に第1の透過スペクトルにマッチする第2の三重線を有する。
本発明の一実施形態において、上記第1の光モジュールは、法線の一側に位置し、第2の光モジュールは、法線の他側に位置する。
本発明の一実施形態において、上記第1の画像キャプチャ軸と第2の画像キャプチャ軸との間に第1の角度を形成する。光学検出システムは、第3の光モジュールと、第4の光モジュールと、を更に備える。第3の光モジュールは、第3の画像キャプチャ軸を有する第3の画像キャプチャユニットと、第3の画像キャプチャ軸に位置し、第1の透過スペクトルを有する第3のフィルターと、第3のフィルターに向かって光を発光することに用いられ、また、反射された光が実際に第3の画像キャプチャ軸に重なり合う第3の光軸を有する第3の光源と、を含む。第4の光モジュールは、法線に対して第3の画像キャプチャ軸と対称となり、第3の画像キャプチャ軸との間に第1の角度と異なる第2の角度を形成する第4の画像キャプチャ軸を有する第4の画像キャプチャユニットと、第4の画像キャプチャ軸に位置し、第2の透過スペクトルを有する第4のフィルターと、第4のフィルターに向かって光を発光することに用いられ、また、反射された光が実際に第4の画像キャプチャ軸に重なり合う第4の光軸を有する第4の光源と、を含む。第3のフィルターは、第3の光源の発光した光の大部分を反射し、且つ前記第4の光源の発光した光の大部分を伝達することに用いられ、第4のフィルターは、第4の光源の発光した光の大部分を反射し、且つ前記第3の光源の発光した光の大部分を伝達することに用いられる。
本発明の一実施形態において、上記第3の光源の発光した光は、実際に第2の透過スペクトルにマッチする第1の三重線を有する。第4の光源の発光した光は、実際に第1の透過スペクトルにマッチする第2の三重線を有する。
本発明の一実施形態において、上記第3の光モジュールは、法線の一側に位置し、第4の光モジュールは、法線の他側に位置する。
本発明の一実施形態において、上記第3の光源と第4の光源とは、非偏光又は偏光を発光する。
以上のように、本発明の光学検出システムは、各光源のそれぞれの光軸と対応する画像キャプチャユニットの画像キャプチャ軸を検出平面の法線に対して対称にさせるように並べられるため、被検体が検出平面に鏡面を有しても、各光源のそれぞれが発光した光の大部分を依然として対応する画像キャプチャユニットに反射させることができる。また、本発明の光学検出システムは、光源をそれぞれ被検体の法線に対して対向する側に配置するため、画像キャプチャユニットのキャプチャした画像が異なる位置に陰影を有しても、画像が更に分析され合成されて陰影のない合成画像を取得することができることによって、陰影問題を解決できる。更に、本発明の光学検出システムは、光モジュールにおける光軸と対応する画像キャプチャ軸との間の角度を他の光モジュールの角度と異ならせるように配置することによって、粒子と短絡等という問題の検出能力を向上させる。なお、上記の角度を調整することによって、光学検出システムの測定範囲を拡大できる。また、対応する光源の発光した光の大部分だけを伝達することを許可するフィルターを使用することによって、すべての画像キャプチャ装置は同時に画像をキャプチャでき、更に光学検出システムの検出効率を向上させることができる。
本発明の一実施形態による光学検出システムを示す模式図である。 第1のストライプパターンと第2のストライプパターンの測定原理を示す模式図である。 本発明の別の実施形態による光学検出システムを示す模式図である。 図3における第1のフィルターに関する相対透過率−波長線グラフである。 図3における第2のフィルターに関する相対透過率−波長線グラフである。 図3における第1の光源に関する相対放射電力-波長線グラフである。 図3における第2の光源に関する相対放射電力-波長線グラフである。 本発明の更に1つの実施形態による光学検出システムを示す模式図である。 従来の光学検出システムを示す模式図である。
以下、図面で本発明の複数の実施形態を開示し、明らかに説明するために、下記叙述で多くの実際の細部を合わせて説明する。しかしながら、理解すべきなのは、これらの実際の細部が、本発明を制限するためのものではない。つまり、本発明の実施形態の一部において、これらの実際の細部は、必要ないものである。また、図面を簡略化するために、ある従来慣用の構造及び素子は、図面において簡単で模式的に示される。
図1は、本発明の一実施形態による光学検出システム1を示す模式図である。図1に示すように、被検体2(Device Under Test;DUT)を検出するための光学検出システム1は、第1の光源100と第1の画像キャプチャユニット102を含む第1の光モジュール10と、第2の光モジュール12と、を備える。第1の光源100は、被検体2に揃う第1の光軸A1を有する。つまり、第1の光源100の出光面は、実際に被検体2に向かう。第1の画像キャプチャユニット102は、被検体2に揃う第1の画像キャプチャ軸B1を有する。つまり、第1の画像キャプチャユニット102の受光面は、実際に被検体2に向かう。第1の光軸A1と第1の画像キャプチャ軸B1とは、被検体2における検出平面Pの法線Nに対して対称となる。第1の光軸A1と第1の画像キャプチャ軸B1との間に第1の角度Φを形成する。
第2の光モジュール12は、第2の光源120と第2の画像キャプチャユニット122を含む。第2の光源120は、被検体2に揃う第2の光軸A2を有する。つまり、第2の光源120の出光面は、実際に被検体2に向かう。第2の画像キャプチャユニット122は、被検体2に揃う第2の画像キャプチャ軸B2を有する。つまり、第2の画像キャプチャユニット122の受光面は、実際に被検体2に向かう。第2の光軸A2と第2の画像キャプチャ軸B2とは、法線Nに対して対称となる。第2の光軸A2と第2の画像キャプチャ軸B2との間に第1の角度Φと異なる第2の角度Θを形成する。
本実施形態において、被検体2が検出平面Pに鏡面を有しても、第1の光軸A1と第1の画像キャプチャ軸B1との配列が反射の法則に準じるため、第1の光源100の発光した光の大部分を第1の画像キャプチャユニット102に反射させることができる。同様に、第2の光軸A2と第2の画像キャプチャ軸B2との配列も反射の法則に準じるため、第2の光源120の発光した光の大部分を第2の画像キャプチャユニット122に反射させることができる。
更に、本実施形態の光学検出システム1は、第1の光モジュール10における第1の光軸A1と第1の画像キャプチャ軸B1との間の第1の角度Φを第2の光モジュール12における第2の光軸A2と第2の画像キャプチャ軸B2の間の第2の角度Θと異ならせるように配置することによって、被検体2における粒子と短絡等の問題の検出能力を向上させる。
本実施形態において、第1の角度Φと第2の角度Θは10度〜95度であるが、本発明はこれらに制限されない。
一実施形態において、第1の光源100と第2の画像キャプチャユニット122とは、法線Nの一側(即ち、法線Nの右側)に位置し、第2の光源120と第1の画像キャプチャユニット102とは、法線Nの他側(即ち、法線Nの左側)に位置する。つまり、第1の光源100と第2の光源120とは、法線Nに対してそれぞれ被検体2の両側に配置される。その他の実施形態において、第1の画像キャプチャユニット102と第2の画像キャプチャユニット122とは、順次に画像をキャプチャする。例えば、第1の光源100は、光を被検体2に発光して第1の画像キャプチャユニット102が同時に被検体2の画像をキャプチャし、次に、第2の光源120は、光を被検体2に発光して第2の画像キャプチャユニット122が同時に被検体2の他の画像をキャプチャする。この操作によって、第1の画像キャプチャユニット102のキャプチャした画像の左半部及び第2の画像キャプチャユニット122のキャプチャした画像の右半部には陰影を有しても、これらの画像が更に分析され合成されて陰影のない合成画像を取得することができる。被検体2の三次元形状は、続いてアルゴリズムによって合成画像から算出される。このため、陰影問題は、本実施形態の光学検出システム1によって解決される。
一実施形態において、第1の光源100と第2の光源120とは、非偏光を発光する。第1の光源100と第2の光源120とは、異なる入射角で被検体2に向かって非偏光を発光するが、優れた均一性を取得することができる。
一実施形態において、第1の光源100と第2の光源120とは、偏光を発光する。ある欠陥又は斜面を分析する時に優れた画像コントラストを取得するために、偏光を使用してもよい。
一実施形態において、第1の光源100の発光した光は、被検体2に数多くのストライプからなる第1のストライプパターンを形成する。第2の光源120の発光した光は、被検体2には数多くのストライプからなる第2のストライプパターンを形成する。第1のストライプパターンと第2のストライプパターンとは、何れも等間隔のマルチラインパターンである。異なる点(即ち、第1の画像キャプチャユニット102と第2の画像キャプチャユニット122)から、第1のストライプパターンと第2のストライプパターンとは、被検体2の表面形状によって幾何歪みが発生する。観察されたストライプパターンには、数多くの奥行き手掛かりが含まれる。ストライプの変位は、被検体2の表面における何れ細部の三次元座標を取得することを許可する。この目的のために、個別のストライプが鑑定されなければならず、これは、例えばストライプを追跡又はカウントすることによって完成することができる(パターン識別方法)。
図2は、第1のストライプパターンと第2のストライプパターンの測定原理を示す模式図である。図2に示すように、第1のストライプ間隔P1を有する第1のストライプパターンの投影と第2のストライプ間隔P2を有する第2のストライプパターンの投影とは、いずれも個別に最小測定単位としてもよく、且つこの最小測定単位で位相シフト法(phase-shift method)によって空間高さ(即ち被検体2の三次元形状)を解析することができる。現在、被検体2の三次元形状は、位相シフト法に基づいて反射画像により再構成してもよい。位相シフト法において、少なくとも3つ(普通は10)のわずかな変位を伴うストライプの反射画像を取る。この方法の第1の理論は正弦波形を有する強度に基づいて変調されたストライプを除くが、この方法が「矩形」変調ストライプ、例えば液晶モニター又はデジタル光処理(Digital Light Processing;DLP)の発光したものに対しても実行できる。位相シフトによって、ストライプ間隔の1/10倍の表面細部を解析することができる。第1の光源100と第2の光源120との発光した構造光の形態及び検出平面Pの高さを考えて、これらの反射画像を分析して被検体2の三次元形状に再構成される。
本実施形態において、第2のストライプ間隔P2は、第1のストライプ間隔P1と異なる。別の実施形態において、第2のストライプ間隔P2は、第1のストライプ間隔P1と同じである。異なる入射角(即ち、図2における角度Φ/2、Θ/2)で光を発光し、光学検出システム1の測定範囲を拡大できる。
図3は、本発明の別の実施形態による光学検出システム3を示す模式図である。図3に示すように、被検体2を検出するための光学検出システム3は、第1の光源300、第1の画像キャプチャユニット302及び第1のフィルター304を含む第1の光モジュール30と、第2の光モジュール32と、を備える。第1の光源300は、被検体2に揃う第1の光軸A1を有する。第1の画像キャプチャユニット302は、被検体2に揃う第1の画像キャプチャ軸B1を有する。第1の光軸A1と第1の画像キャプチャ軸B1とは、被検体2における検出平面Pの法線Nに対して対称となる。第1の光軸A1と第1の画像キャプチャ軸B1との間に第1の角度Φを形成する。第1のフィルター304は、第1の画像キャプチャ軸B1に位置し、第1の透過スペクトルを有する。
第2の光モジュール32は、第2の光源320、第2の画像キャプチャユニット322及び第2のフィルター324を含む。第2の光源320は、被検体2に揃う第2の光軸A2を有する。第2の画像キャプチャユニット322は、被検体2に揃う第2の画像キャプチャ軸B2を有する。第2の光軸A2と第2の画像キャプチャ軸B2とは、被検体2における検出平面Pの法線Nに対して対称となる。第2の光軸A2と第2の画像キャプチャ軸B2との間に第2の角度Θを形成する。第2のフィルター324は、第2の画像キャプチャ軸B2に位置し、第1の透過スペクトルから外れる第2の透過スペクトルを有する。
第1のフィルター304は、第1の光源300の発光した光の大部分を伝達し、且つ第2の光源320の発光した光の大部分を反射することに用いられる。第2のフィルター324は、第1の光源300の発光した光の大部分を反射し、且つ第2の光源320の発光した光の大部分を伝達することに用いられる。つまり、第1の光源300の発光した光が第1のフィルター304を透過する透過率は、第2の光源320の発光した光が第1のフィルター304を透過する透過率よりも大きく、第1の光源300の発光した光が第2のフィルター324を透過する透過率は、第2の光源320の発光した光が第2のフィルター324を透過する透過率よりも小さい。
図4Aは、図3における第1のフィルター304に関する相対透過率−波長線グラフである。図4Bは、図3における第2のフィルター324に関する相対透過率−波長線グラフである。図4Aと図4Bに示すように、第2の透過スペクトルは、第1の透過スペクトルから外れることが明らかである。例えば、第1のフィルター304と第2のフィルター324とは、何れも39層のフィルム(図示せず)を有する。各層のフィルムは、特定の材料と厚さによって、特定の透過スペクトルを有する。このため、第1の透過スペクトルは、第1のフィルター304のフィルムの材料と厚さを調整することによって制御され、且つ第2の透過スペクトルは、第2のフィルター324のフィルムの材料と厚さに対する調整によって制御される。
図5Aは、図3における第1の光源300に関する相対放射電力-波長線グラフである。図5Bは、図3における第2の光源320に関する相対放射電力-波長線グラフである。図5Aと図5Bに示すように、第1の光源300の発光した光は、実際に第1のフィルター304の第1の透過スペクトルにマッチする第1の三重線(triplet)R1、G1、B1を有する。第2の光源320の発光した光は、実際に第2のフィルター324の第2の透過スペクトルにマッチする第2の三重線R2、G2、B2を有する。このため、第1のフィルター304に、第1の光源300の発光した光の大部分を伝達させ、第2の光源320の発光した光の大部分を反射させ、そして、第2のフィルター324に、第1の光源300の発光した光の大部分を反射させ、第2の光源320の発光した光の大部分を伝達させる目的を達成できる。
上記の配置によれば、第1の光源300と第2の光源320とは、同時に被検体2に向かって光を発光でき、第1の画像キャプチャユニット302と第2の画像キャプチャユニット322とは、同時に被検体2の画像をキャプチャでき、更に光学検出システム3の検出効率を向上させることができる。
本実施形態において、第1の光軸A1と第1の画像キャプチャ軸B1との配列が反射の法則に準じるため、被検体2が検出平面Pに鏡面を有しても、第1の光源300の発光した光の大部分は依然として第1の画像キャプチャユニット302に反射される。同様に、第2の光軸A2と第2の画像キャプチャ軸B2との配列も反射の法則に準じるため、第2の光源320の発光した光の大部分は依然として第2の画像キャプチャユニット322に反射される。
更に、本実施形態の光学検出システム3は、第1の光モジュール30の第1の光軸A1と第1の画像キャプチャ軸B1との間の第1の角度Φを、第2の光モジュール32の第2の光軸A2と第2の画像キャプチャ軸B2との間の第2の角度Θと異ならせるように配置することによって、更に被検体2における粒子と短絡等の問題の検出能力を向上させることができる。
一実施形態において、第1の角度Φと第2の角度Θとは、10度〜95度であるが、本発明はこれらに制限されない。
本実施形態において、第1の光源300、第2のフィルター324及び第2の画像キャプチャユニット322は、法線Nの一側(即ち、法線Nの右側)に位置し、第2の光源320、第1のフィルター304及び第1の画像キャプチャユニット302は、法線Nの他側(即ち、法線Nの左側)に位置する。つまり、第1の光源300と第2の光源320とは、法線Nに対してそれぞれ被検体2の両側に配置される。以上に言及したように、第1の画像キャプチャユニット302と第2の画像キャプチャユニット322とは、同時に画像をキャプチャできる。この配置によって、第1の画像キャプチャユニット302のキャプチャした画像の左半部及び第2の画像キャプチャユニット322のキャプチャした画像の右半部に陰影(第1のフィルター304と第2のフィルター324とはそれぞれ第1の光源300と第2の光源320との発光した光だけ透過することを許可するわけである)を有しても、これらの画像が更に分析され合成されて陰影のない合成画像を取得することができる。被検体2の三次元形状は、続いてアルゴリズムによって合成画像から算出される。このため、陰影問題も本実施形態の光学検出システム3によって解決される。
一実施形態において、第1の光源300と第2の光源320とは、非偏光を発光する。第1の光源300と第2の光源320とは、異なる入射角で被検体2に向かって非偏光を発光するが、優れた均一性を取得できる。
一実施形態において、第1の光源300と第2の光源320とは、偏光を発光する。ある欠陥又は斜面を分析する時に優れた画像コントラストを取得するために、偏光を使用してもよい。
一実施形態において、第1の光源300の発光した光は、被検体2に数多くのストライプからなる第1のストライプパターンを形成する。第2の光源320の発光した光は、被検体2に数多くのストライプからなる第2のストライプパターンを形成する。被検体2の三次元形状は、上記のパターン識別方法と位相シフト法に基づいて反射画像により再構成されるが、ここで贅言しない。
図6は、本発明の更に1つの実施形態による光学検出システム5を示す模式図である。図6に示すように、被検体2を検出するための光学検出システム5は、第1の画像キャプチャユニット500、第1のフィルター502及び第1の光源504を含む第1の光モジュール50と、第2の光モジュール52と、を備える。第1の画像キャプチャユニット500は、被検体2に揃う第1の画像キャプチャ軸B1を有する。第1のフィルター502は、第1の画像キャプチャ軸B1に位置し、第1の透過スペクトルを有する。第1の光源504は、第1のフィルター502に向かって光を発光することに用いられる。第1のフィルター502は、第1の光源504の発光した光の大部分を反射することに用いられる。第1の光源504の反射された光は、実際に第1の画像キャプチャ軸B1に重なり合う第1の光軸A1を有する。
第2の光モジュール52は、第2の画像キャプチャユニット520、第2のフィルター522及び第2の光源524を含む。第2の画像キャプチャユニット520は、被検体2に揃う第2の画像キャプチャ軸B2を有する。第2の画像キャプチャ軸B2と第1の画像キャプチャ軸B1とは、被検体2における検出平面Pの法線Nに対して対称となる。第2のフィルター522は、第2の画像キャプチャ軸B2に位置し、第1の透過スペクトルから外れる第2の透過スペクトルを有する。第2の光源524は、第2のフィルター522に向かって光を発光することに用いられる。第2のフィルター522は、第2の光源524の発光した光の大部分を反射することに用いられる。第2の光源524の反射される光は、実際に第2の画像キャプチャ軸B2に重なり合う第2の光軸A2を有する。
また、第1のフィルター502は、第2の光源524の発光した光の大部分を伝達することに用いられ、第2のフィルター522は、第1の光源504の発光した光の大部分を伝達することに用いられる。つまり、第1の光源504の発光した光が第2のフィルター522を透過する透過率は、第2の光源524の発光した光が第2のフィルター522を透過する透過率よりも大きく、第1の光源504の発光した光が、第1のフィルター502を透過する透過率は第2の光源524の発光した光が第1のフィルター502を透過する透過率よりも小さい。
図4Aと図4Bに示すように、第2の透過スペクトルが第1の透過スペクトルから外れることが明らかである。図5Aと図5Bに示すように、第1の光源504の発光した光は、実際に第2の透過スペクトルにマッチする第1の三重線R1、G1、B1を有する。第2の光源524の発光した光は、実際に第1の透過スペクトルにマッチする第2の三重線R2、G2、B2を有する。このため、第1のフィルター502に、第2の光源524の発光した光の大部分を伝達させ、第1の光源504の発光した光の大部分を反射させ、そして、第2のフィルター522に、第2の光源524の発光した光の大部分を反射させ、第1の光源504の発光した光の大部分を伝達させる目的を達成できる。
上記の配置によれば、第1の光源504と第2の光源524とは、同時に被検体2に向かって光を発光でき、第1の画像キャプチャユニット500と第2の画像キャプチャユニット520とは、同時に被検体2の画像をキャプチャでき、更に光学検出システム5の検出効率を向上させることができる。
本実施形態において、第1の光軸A1と第2の画像キャプチャ軸B2との配列は反射の法則に準じるため、被検体2が検出平面Pに鏡面を有しても、第1の光源504の発光した光の大部分は依然として第2の画像キャプチャユニット520に反射される。同様に、第2の光軸A2と第1の画像キャプチャ軸B1との配列も反射の法則に準じるため、第2の光源524の発光した光の大部分は依然として第1の画像キャプチャユニット500に反射される。
一実施形態において、第1の光モジュール50は、法線Nの一側(即ち、法線Nの左側)に位置し、第2の光モジュール52は、法線Nの他側(即ち、法線Nの右側)に位置する。つまり、第1の光源504と第2の光源524とは、法線Nに対してそれぞれ被検体2の両側に配置される。以上に言及したように、第1の画像キャプチャユニット500と第2の画像キャプチャユニット520とは、同時に画像をキャプチャできる。この配置によって、第1の画像キャプチャユニット500のキャプチャした画像の左半部及び第2の画像キャプチャユニット520のキャプチャした画像の右半部に陰影(第1のフィルター502と第2のフィルター522はそれぞれ第2の光源524と第1の光源504が発光した光だけを透過することを許可するわけである)を有しても、これらの画像が更に分析され合成されて陰影のない合成画像を取得することができる。被検体2の三次元形状は、続いてアルゴリズムによって合成画像から算出される。このため、陰影問題も本実施形態の光学検出システム5によって解決される。
一実施形態において、第1の光源504と第2の光源524とは、非偏光を発光する。第1の光源504と第2の光源524とは、異なる入射角で被検体2に向かって非偏光を発光するが、優れた均一性を取得できる。
一実施形態において、第1の光源504と第2の光源524とは、偏光を発光する。ある欠陥又は斜面を分析する時に優れた画像コントラストを取得するために、偏光を使用してもよい。
図6に示すように、光学検出システム5は、第3の画像キャプチャユニット540、第3のフィルター542及び第3の光源544を含む第3の光モジュール54と、第4の光モジュール56と、を更に含む。第3の画像キャプチャユニット540は、被検体2に揃う第3の画像キャプチャ軸B3を有する。第3のフィルター542は、第3の画像キャプチャ軸B3に位置し、第1の透過スペクトルを有する。第3の光源544は、第3のフィルター542に向かって光を発光することに用いられる。第3のフィルター542は、第3の光源544の発光した光の大部分を反射することに用いられる。第3の光源544の反射された光は、実際に第3の画像キャプチャ軸B3に重なり合う第3の光軸A3を有する。第4の光モジュール56は、第4の画像キャプチャユニット560、第4のフィルター562及び第4の光源564を含む。第4の画像キャプチャユニット560は、被検体2に揃う第4の画像キャプチャ軸B4を有する。第4の画像キャプチャ軸B4と第3の画像キャプチャ軸B3とは、法線Nに対して対称となる。第4のフィルター562は、第4の画像キャプチャ軸B4に位置し、第2の透過スペクトルを有する。第4の光源564は、第4のフィルター562に向かって光を発光することに用いられる。第4のフィルター562は、第4の光源564の発光した光の大部分を反射することに用いられる。第4の光源564の反射された光は、実際に第4の画像キャプチャ軸B4に重なり合う第4の光軸A4を有する。
注意すべきなのは、また、第3のフィルター542は、第4の光源564の発光した光の大部分を伝達することに用いられ、且つ第4のフィルター562は、第3の光源544の発光した光の大部分を伝達することに用いられる。つまり、第3の光源544の発光した光が第4のフィルター562を透過する透過率は、第4の光源564の発光した光が第4のフィルター562を透過する透過率よりも大きく、第3の光源544の発光した光が第3のフィルター542を透過する透過率は、第4の光源564の発光した光が第3のフィルター542を透過する透過率よりも小さい。
図4Aと図4Bに示すように、第2の透過スペクトルは第1の透過スペクトルから離れることが明らかである。図5Aと図5Bを併せて参照されたく、第3の光源544の発光した光は実際に第2の透過スペクトルにマッチする第1の三重線R1、G1、B1を有する。第4の光源564が発光した光は実際に第1の透過スペクトルにマッチする第2の三重線R2、G2、B2を有する。このため、第3のフィルター542に、第4の光源564の発光した光の大部分を伝達させ、第3の光源544が発光した光の大部分を反射させ、そして、第4のフィルター562に、第4の光源564の発光した光の大部分を反射させ、第3の光源544が発光した光の大部分を伝達させる目的を達成できる。
上記の配置によれば、第3の光源544と第4の光源564とは、同時に被検体2に向かって光を発光でき、第3の画像キャプチャユニット540と第4の画像キャプチャユニット560とは、同時に被検体2の画像をキャプチャでき、更に光学検出システム5の検出効率を向上させることができる。
本実施形態において、第3の光軸A3と第4の画像キャプチャ軸B4の配列は反射の法則に準じるため、被検体2が検出平面Pに鏡面を有しても、第3の光源544の発光した光の大部分は依然として第4の画像キャプチャユニット560に反射される。同様に、第4の光軸A4と第3の画像キャプチャ軸B3の配列も反射の法則に準じるため、第4の光源564の発光した光の大部分は依然として第3の画像キャプチャユニット540に反射される。
一実施形態において、第3の光モジュール54は、法線Nの一側(即ち、法線Nの右側)に位置し、第4の光モジュール56は、法線Nの他側(即ち、法線Nの左側)に位置する。つまり、第3の光源544と第4の光源564とは、法線Nに対してそれぞれ被検体2の両側に配置される。以上に言及したように、第3の画像キャプチャユニット540と第4の画像キャプチャユニット560とは、同時に画像をキャプチャできる。この配置によって、第3の画像キャプチャユニット540のキャプチャした画像の右半部及び第4の画像キャプチャユニット560のキャプチャした画像の左半部に陰影(第3のフィルター542と第4のフィルター562はそれぞれ第4の光源564と第3の光源544が発光した光だけを透過することを許可するわけである)を有しても、これらの画像が更に分析され合成されて陰影のない合成画像を取得することができる。被検体2の三次元形状は、続いてアルゴリズムによって合成画像から算出される。このため、陰影問題も本実施形態の光学検出システム5によって解決される。
一実施形態において、第1の画像キャプチャ軸B1と第2の画像キャプチャ軸B2との間に第1の角度Φを形成する。第3の画像キャプチャ軸B3と第4の画像キャプチャ軸B4との間に第1の角度Φと異なる第2の角度Θを形成する。本実施形態の光学検出システム5は、第1の光モジュール50の第1の画像キャプチャ軸B1と第2の光モジュール52の第2の画像キャプチャ軸B2との間の第1の角度Φを、第3の光モジュール54の第3の画像キャプチャ軸B3と第4の光モジュール56の第4の画像キャプチャ軸B4との間の第2の角度Θと異ならせるように配置することによって、更に被検体2における粒子と短絡等の問題の検出能力を向上させることができる。
一実施形態において、第1の角度Φと第2の角度Θとは10度〜95度であるが、本発明はこれらに制限されない。
一実施形態において、第3の光源544と第4の光源564とは、非偏光を発光する。第3の光源544と第4の光源564とは、異なる入射角で被検体2に向かって非偏光を発光するが、優れた均一性を取得できる。
一実施形態において、第3の光源544と第4の光源564とは、偏光を発光する。ある欠陥又は斜面を分析する時に優れた画像コントラストを取得するために、偏光を使用できる。
注意すべきなのは、本実施形態の光学検出システム5は、4組の光モジュールを使用するため、図3の実施形態と比べて、本実施形態はより多くの情報を取得することができることである。
以上の本発明の具体的な実施例に対する詳しい説明によって、本発明の光学検出システムは、各光源のそれぞれの光軸と対応する画像キャプチャユニットの画像キャプチャ軸とを検出平面の法線に対して対称にさせるように並べられるため、被検体が検出平面に鏡面を有しても、各光源のそれぞれが発光した光の大部分が依然として対応する画像キャプチャユニットに反射されることが明らかである。また、本発明の光学検出システムは、光源をそれぞれ被検体の法線に対して対向する側に配置するため、画像キャプチャユニットのキャプチャした画像が異なる位置に陰影を有しても、画像が更に分析され合成されて陰影のない合成画像を取得することができるため、陰影問題を解決できる。更に、本発明の光学検出システムは、光モジュールにおける光軸と対応する画像キャプチャ軸との間の角度を他の光モジュールの角度と異ならせるように配置することによって、粒子と短絡等という問題の検出能力を向上させる。更に、上記の角度を調整することによって、光学検出システムの測定範囲を拡大できる。また、対応する光源の発光した光の大部分だけを伝達することを許可するフィルターを使用することによって、すべての画像キャプチャ装置は同時に画像をキャプチャでき、更に光学検出システムの検出効率を向上させることができる。
本発明の実施形態を前述の通りに開示したが、これは、本発明を限定するものではなく、当業者であれば、本発明の精神と範囲から逸脱しない限り、多様の変更や修正を加えることができ、したがって、本発明の保護範囲は、後の特許請求の範囲で指定した内容を基準とする。
1、3、5、7 光学検出システム
10、30、50 第1の光モジュール
100、300、504 第1の光源
102、302、500 第1の画像キャプチャユニット
12、32、52 第2の光モジュール
120、320、524 第2の光源
122、322、520 第2の画像キャプチャユニット
2 被検体
304、502 第1のフィルター
324、522 第2のフィルター
54 第3の光モジュール
540 第3の画像キャプチャユニット
542 第3のフィルター
544 第3の光源
56 第4の光モジュール
560 第4の画像キャプチャユニット
562 第4のフィルター
564 第4の光源
70 光源
72 ビデオカメラ
A1 第1の光軸
A2 第2の光軸
A3 第3の光軸
A4 第4の光軸
B1 第1の画像キャプチャ軸
B2 第2の画像キャプチャ軸
B3 第3の画像キャプチャ軸
B4 第4の画像キャプチャ軸
N 法線
P 検出平面
P1 第1のストライプ間隔
P2 第2のストライプ間隔
Φ 第1の角度
Θ 第2の角度

Claims (20)

  1. 被検体を検出するための光学検出システムであって、
    第1の光軸を有する第1の光源と、前記被検体における検出平面の法線に対して前記第1の光軸と対称になり、前記第1の光軸との間に第1の角度を形成する第1の画像キャプチャ軸を有する第1の画像キャプチャユニットと、を含む第1の光モジュールと、
    第2の光軸を有する第2の光源と、前記法線に対して前記第2の光軸と対称となり、前記第2の光軸との間に前記第1の角度と異なる第2の角度を形成する第2の画像キャプチャ軸を有する第2の画像キャプチャユニットと、を含む第2の光モジュールと、
    を備える光学検出システム。
  2. 前記第1の光源と前記第2の画像キャプチャユニットとは、前記法線の一側に位置し、前記第2の光源と前記第1の画像キャプチャユニットとは、前記法線の他側に位置する請求項1に記載の光学検出システム。
  3. 前記第1の角度と前記第2の角度とは、10度〜95度である請求項1又は請求項2に記載の光学検出システム。
  4. 前記第1の光源と前記第2の光源とは、非偏光又は偏光を発光する請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の光学検出システム。
  5. 前記第1の光源の発光した光は、前記被検体に第1のストライプ間隔を有する第1のストライプパターンを形成し、前記第2の光源の発光した光は、前記被検体に前記第1のストライプ間隔と同様な第2のストライプ間隔を有する第2のストライプパターンを形成する請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の光学検出システム。
  6. 前記第1の光源の発光した光は、前記被検体に第1のストライプ間隔を有する第1のストライプパターンを形成し、前記第2の光源の発光した光は、前記被検体に前記第1のストライプ間隔と異なる第2のストライプ間隔を有する第2のストライプパターンを形成する請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の光学検出システム。
  7. 被検体を検出するための光学検出システムであって、
    第1の光軸を有する第1の光源と、前記被検体における検出平面の法線に対して前記第1の光軸と対称となり、前記第1の光軸との間に第1の角度を形成する第1の画像キャプチャ軸を有する第1の画像キャプチャユニットと、前記第1の画像キャプチャ軸に位置し、第1の透過スペクトルを有する第1のフィルターと、を含む第1の光モジュールと、
    第2の光軸を有する第2の光源と、前記法線に対して前記第2の光軸と対称となり、前記第2の光軸との間に前記第1の角度と異なる第2の角度を形成する第2の画像キャプチャ軸を有する第2の画像キャプチャユニットと、前記第2の画像キャプチャ軸に位置し、前記第1の透過スペクトルから外れる第2の透過スペクトルを有する第2のフィルターと、を含む第2の光モジュールと、
    を備え、
    前記第1のフィルターは、前記第1の光源の発光した光の大部分を伝達し、且つ前記第2の光源の発光した光の大部分を反射することに用いられ、前記第2のフィルターは、前記第1の光源の発光した光の大部分を反射し、且つ前記第2の光源の発光した光の大部分を伝達することに用いられる光学検出システム。
  8. 前記第1の光源の発光した光は、実際に前記第1の透過スペクトルにマッチする第1の三重線を有し、前記第2の光源の発光した光は、実際に前記第2の透過スペクトルにマッチする第2の三重線を有する請求項7に記載の光学検出システム。
  9. 前記第1の光源、前記第2のフィルター及び前記第2の画像キャプチャユニットは、前記法線の一側に位置し、前記第2の光源、前記第1のフィルター及び前記第1の画像キャプチャユニットは、前記法線の他側に位置する請求項7又は請求項8に記載の光学検出システム。
  10. 前記第1の角度と前記第2の角度とは、10度〜95度である請求項7乃至請求項9のいずれか一項に記載の光学検出システム。
  11. 前記第1の光源と前記第2の光源とは、非偏光又は偏光を発光する請求項7乃至請求項10のいずれか一項に記載の光学検出システム。
  12. 被検体を検出するための光学検出システムであって、
    第1の画像キャプチャ軸を有する第1の画像キャプチャユニットと、前記第1の画像キャプチャ軸に位置し、第1の透過スペクトルを有する第1のフィルターと、前記第1のフィルターに向かって光を発光することに用いられ、また、反射された光が実際に前記第1の画像キャプチャ軸に重なり合う第1の光軸を有する第1の光源と、を含む第1の光モジュールと、
    前記被検体における検出平面の法線に対して前記第1の画像キャプチャ軸と対称となる第2の画像キャプチャ軸を有する第2の画像キャプチャユニットと、前記第2の画像キャプチャ軸に位置し、前記第1の透過スペクトルから外れる第2の透過スペクトルを有する第2のフィルターと、前記第2のフィルターに向かって光を発光することに用いられ、また、反射された光が実際に前記第2の画像キャプチャ軸に重なり合う第2の光軸を有する第2の光源と、を含む第2の光モジュールと、
    を備え、
    前記第1のフィルターは、前記第1の光源の発光した光の大部分を反射し、且つ前記第2の光源の発光した光の大部分を伝達することに用いられ、前記第2のフィルターは、前記第2の光源の発光した光の大部分を反射し、且つ前記第1の光源の発光した光の大部分を伝達することに用いられる光学検出システム。
  13. 前記第1の光源の発光した光は、実際に前記第2の透過スペクトルにマッチする第1の三重線を有し、前記第2の光源の発光した光は、実際に前記第1の透過スペクトルにマッチする第2の三重線を有する請求項12に記載の光学検出システム。
  14. 前記第1の光モジュールは、法線の一側に位置し、前記第2の光モジュールは、前記法線の他側に位置する請求項12又は請求項13に記載の光学検出システム。
  15. 前記第1の光源と前記第2の光源とは、非偏光又は偏光を発光する請求項12乃至請求項14のいずれか一項に記載の光学検出システム。
  16. 前記第1の画像キャプチャ軸と前記第2の画像キャプチャ軸との間に第1の角度を形成し、前記光学検出システムは、
    第3の画像キャプチャ軸を有する第3の画像キャプチャユニットと、前記第3の画像キャプチャ軸に位置し、前記第1の透過スペクトルを有する第3のフィルターと、前記第3のフィルターに向かって光を発光することに用いられ、また、反射された光が実際に前記第3の画像キャプチャ軸に重なり合う第3の光軸を有する第3の光源と、を含む第3の光モジュールと、
    前記法線に対して前記第3の画像キャプチャ軸と対称となり、前記第3の画像キャプチャ軸との間に前記第1の角度と異なる第2の角度を形成する第4の画像キャプチャ軸を有する第4の画像キャプチャユニットと、前記第4の画像キャプチャ軸に位置し、前記第2の透過スペクトルを有する第4のフィルターと、前記第4のフィルターに向かって光を発光することに用いられ、また、反射された光が実際に前記第4の画像キャプチャ軸に重なり合う第4の光軸を有する第4の光源と、を含む第4の光モジュールと、
    を更に備え、
    前記第3のフィルターは、前記第3の光源の発光した光の大部分を反射し、且つ前記第4の光源の発光した光の大部分を伝達することに用いられ、前記第4のフィルターは、前記第4の光源の発光した光の大部分を反射し、且つ前記第3の光源の発光した光の大部分を伝達することに用いられる請求項12乃至請求項15のいずれか一項に記載の光学検出システム。
  17. 前記第3の光源の発光した光は、実際に前記第2の透過スペクトルにマッチする第1の三重線を有し、前記第4の光源の発光した光は、実際に前記第1の透過スペクトルにマッチする第2の三重線を有する請求項16に記載の光学検出システム。
  18. 前記第3の光モジュールは、前記法線の一側に位置し、前記第4の光モジュールは、前記法線の他側に位置する請求項16又は請求項17に記載の光学検出システム。
  19. 前記第1の角度と前記第2の角度とは、10度〜95度である請求項16乃至請求項18のいずれか一項に記載の光学検出システム。
  20. 前記第3の光源と前記第4の光源とは、非偏光又は偏光を発光する請求項16乃至請求項19のいずれか一項に記載の光学検出システム。
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