JP2016165053A - 局側装置および光伝送システム - Google Patents

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勇輝 有川
智明 川村
Tomoaki Kawamura
智明 川村
伸幸 田中
Nobuyuki Tanaka
伸幸 田中
智志 重松
Satoshi Shigematsu
智志 重松
健治 川合
Kenji Kawai
健治 川合
直樹 三浦
Naoki Miura
直樹 三浦
彩希 八田
Saki Hatta
彩希 八田
奈美子 池田
Namiko Ikeda
奈美子 池田
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Abstract

【課題】光伝送システムにおけるONU1台あたりのシステムコストを低減する。【解決手段】N個の光トランシーバ11と1個のPON制御回路12との間に選択・分配回路13を設け、選択・分配回路13が、時分割で到来する上りフレームに対応する光トランシーバ11を選択することにより、当該トランシーバ11で光電変換された上りフレームをPON制御回路12に転送するとともに、PON制御回路12からの下りフレームを各光トランシーバ11に分配し、電源制御回路23が、各光スプリッタ2からの光信号の有無を示す各光トランシーバからのLOS出力に基づいて、選択・分配回路13のうち、当該上りフレームの転送に使用されない回路の一部または全部に対する電源供給を停止する。【選択図】 図1

Description

この発明は、PON(光通信網:Passive Optical Network)を介して接続された複数のONU(加入者側装置:Optical Network Unit)と上位装置との間でフレームを転送処理する光伝送システムにおけるOLT(局側装置:Optical Line Terminal)及び光伝送システムに関し、特に、多数のONUとの効率的な通信を可能とするOLT及び光伝送システムに関するものである。
近年、FTTH(Fiber To The Home)などの光アクセスシステムで利用されるPONとして、2009年にIEEE802.3avにおいて10G−EPON(10 Gigabit Ethernet Passive Optical Network:Ethernetは登録商標)の標準化が完了した。10G−EPONの特徴は、既に広く普及しているGE−PON(Gigabit Ethernet Passive Optical Network:非特許文献1参照)の10倍の高速伝送が可能なことである。さらに、既存のGE−PONと10G−EPONを混在させて利用できるという特徴がある。
GE−PONと10G−EPONを混在させて利用する場合は、1G下り信号と10G下り信号で異なる波長を使用するWDM(Wavelength Division Multiplexing)技術を用い、1G下り信号間と10G下り信号間のそれぞれにおいてTDM(Time Division Multiplexing )技術を用いる。上り信号においては、1G上り信号と10G上り信号で同一の波長を使用し、1G上り信号と10G上り信号をまとめてTDMA(Time Division Multiple Access)技術を用いる。すなわち、1G下り信号、10G下り信号、および、上り信号で異なる3種類の波長を用いる。
このようなGE−PONや10G−EPONを用いた光伝送システムを、GE−PONシステムや10G−EPONシステムと呼ぶ。
図9は、従来のGE−PONシステムを示す構成例である。このGE−PONシステムは、OLT(局側装置)50、光スプリッタ2、および複数のONU(加入者側装置)3から構成されており、光スプリッタ2を介して接続された複数のONU3がOLT50に収容されている。
GE−PON用のOLT50は、光トランシーバ51とPON制御回路52とを内蔵している。OLT50において、光トランシーバ51は、光トランシーバ51に接続されたONU3への下りフレームの電気光変換とONU3からの上りフレームの光電気変換を行う。PON制御回路52は、光トランシーバ51で受信したONU3からの上りフレームを上位装置(図示せず)へ転送し、上位装置から受信した下りフレームを光トランシーバ51へ転送する。
図10は、従来のGE−PONシステムを示す他の構成例である。OLT50において、1個の光トランシーバ51に接続可能なONU3の台数は最大で32台とIEEE規格で規定されている。そのため、ONU3を収容する局として、33台以上のONU3を接続する必要がある場合は、図10に示すように、OLT50とONU3との間に複数の光スプリッタ2を設け、複数の光トランシーバ51と、複数のPON制御回路52とを使用する構成が一般的な構成となる。
特開2012−19353号公報
「技術基礎講座〔GE−PON技術〕第1回 PONとは」、NTT技術ジャーナル、Vol.17、No.8、pp.71-74、2005.
10G−EPONシステムにおいても1個の光トランシーバ51に接続可能なONU3の台数は最大で32台とIEEE規格で規定されているが、10G−EPON用のPON制御装置はGE−PON用のPON制御装置より高性能(10倍のデータ転送速度)が要求され、装置コスト(装置の購入価格等)も高くなる。したがって、10G−EPONシステムを採用するための課題として、ONU1台あたりのシステムコストをできるだけ小さくすることが課題となっている。
上記の課題の対策の1つとして、1個の光トランシーバに接続可能なONUの台数を拡大することにより、光トランシーバとPON制御回路の使用個数を減らすことが考えられる。例えば、光増幅器を使用することにより33台以上のONUを接続可能とする技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
しかし、光増幅器は装置のコスト(装置の購入価格等)が電気回路用の部品(LSI等)と比較すると高くなるという課題がある。また、電気回路の規模増大に応じてONUにおける消費電力も増大して、装置コストだけでなく運用コストも増大するため、光伝送システムにおけるONU1台あたりのシステムコストが増加するという課題がある。
本発明は、このような課題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、光伝送システムにおけるONU1台あたりのシステムコストを低減することにある。
このような目的を達成するために、本発明にかかる局側装置は、N(Nは2以上の整数)個の光スプリッタと、これら光スプリッタを介して接続された複数の加入者側装置と上位装置との間でフレームを転送処理する局側装置とを備える光伝送システムで用いられる前記局側装置であって、前記光スプリッタと1対1で接続されて、当該光スプリッタに接続された前記加入者側装置から前記上位装置への上りフレームの光電気変換を行うとともに、前記上位装置から前記加入者側装置への下りフレームの電気光変換を行うN個の光トランシーバと、前記上位装置との間で前記上りフレームおよび前記下りフレームをやり取りするとともに、前記各加入者側装置から異なる時刻に前記上りフレームが送信されるよう、これら各加入者側装置に対して上りフレーム送信用の通信帯域を時分割で割り当てるPON制御回路と、時分割で到来する前記上りフレームに対応する前記光トランシーバを選択することにより、当該トランシーバで光電変換された前記上りフレームを前記PON制御回路に転送するとともに、前記PON制御回路からの下りフレームを前記各光トランシーバに分配する選択・分配回路と、前記各光スプリッタからの光信号の有無を示す前記各光トランシーバからのLOS(Loss of Signal)出力に基づいて、前記選択・分配回路のうち、当該上りフレームの転送に使用されない回路の一部または全部に対する電源供給を停止する電源制御回路とを備えている。
また、本発明にかかる上記局側装置の一構成例は、前記選択・分配回路が、前記光トランシーバごとに設けられたN個のバッファ回路により、当該光トランシーバで光電気変換された前記上りフレームの信号を増幅出力し、これらバッファ回路から出力された前記上りフレームの信号の論理和出力を、前記PON制御回路に出力する選択回路を有し、前記電源制御回路は、前記光トランシーバごとに設けられて、当該光トランシーバから出力された前記LOS出力に基づいて、当該光トランシーバに対応する前記バッファ回路への電源供給を制御するN個の電源スイッチを有するものである。
また、本発明にかかる上記局側装置の一構成例は、前記選択・分配回路が、前記光トランシーバからのLOS出力に基づいて複数のセレクタを切替制御することにより、時分割で到来する前記上りフレームに対応する前記光トランシーバを選択し、当該光トランシーバで光電気変換された当該上りフレームを前記PON制御回路へ転送する選択回路を有し、前記電源制御回路は、前記セレクタの切替制御状態に基づいて、これらセレクタのうち前記上りフレームが通過しないセレクタの一部または全部に対する電源供給を制御する複数の電源スイッチを有するものである。
また、本発明にかかる上記局側装置の一構成例は、前記光トランシーバが、前記光電変換により得られた前記上りフレームを出力する出力ポートとして、複数の異なる伝送速度ごとに複数の出力ポートとを備え、前記選択回路は、前記光トランシーバごとに設けられて、当該光トランシーバでのフレーム送受信に関する前記PON制御回路からの伝送速度設定出力に基づいて、当該光トランシーバのうち対応する伝送速度に応じた出力ポートを選択し、当該出力ポートから出力された前記上りフレームを当該光トランシーバと対応する前記バッファ回路へ出力するN個のセレクタをさらに備えるものである。
また、本発明にかかる光伝送システムは、N(Nは2以上の整数)個の光スプリッタと、これら光スプリッタを介して接続された複数の加入者側装置と上位装置との間でフレームを転送処理する局側装置とを備える光伝送システムであって、前記局側装置が、上記したいずれかの局側装置からなるものである。
本発明によれば、OLTにおいて、最大N×32台のONUが収容されるとともに、これらONUから送信された上りフレームの転送に使用されない回路の一部または全部に対する電源供給が停止される。したがって、光伝送システムにおけるONU1台あたりの装置コストを削減することができるとともに、OLTにおける消費電力の低減により運用コストを削減することができ、結果として、これら装置コストと運用コストを含む、光伝送システムにおけるONU1台あたりのシステムコストを低減することが可能となる。
第1の実施の形態にかかる光伝送システムおよびOLTの構成を示すブロック図である。 第1の実施の形態にかかる選択回路の構成例である。 第1の実施の形態にかかる分配回路の構成例である。 第1の実施の形態にかかる選択回路(電源制御回路)の構成例である。 第1の実施の形態にかかる選択回路(セレクタ)の構成例である。 第1の実施の形態にかかる選択回路(セレクタ・電源制御回路)の構成例である。 第1の実施の形態にかかる選択回路(10G/1G切替方式)の構成例である。 第1の実施の形態にかかる分配回路(10G/1G切替方式)の構成例である。 第1の実施の形態にかかる選択回路(10G/1G切替方式・電源制御回路)の構成例である。 第1の実施の形態にかかる選択回路(10G/1G並列方式)の構成例である。 第2の実施の形態にかかる選択回路の構成例である。 第3の実施の形態にかかる光伝送システムおよびOLTの構成を示すブロック図である。 第3の実施の形態にかかる選択回路の構成例である。 第3の実施の形態にかかる分配回路の構成例である。 従来のGE−PONシステムを示す構成例である。 従来のGE−PONシステムを示す他の構成例を示す図である。
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
[第1の実施の形態]
まず、図1を参照して、本発明の第1の実施の形態にかかる光伝送システム100およびOLT(局側装置)1について説明する。図1は、第1の実施の形態にかかる光伝送システムおよびOLTの構成を示すブロック図である。
光伝送システム100は、例えばFTTH(Fiber To The Home)で利用される光通信システムであり、光通信網4を介してOLT(局側装置:Optical Line Terminal)1に接続された複数のONU(加入者側装置:Optical Network Unit)を、OLT1により上位装置(図示せず)と中継接続することにより、各ONU3と上位装置との間でフレームを相互に転送する機能を有している。
このような光伝送システム100では、OLT1とONU3との間については、光スプリッタ2および光ファイバF1,F2を介して光信号を送受信することによりフレーム通信を行い、OLT1と上位装置との間については、例えばインターネットなどの上位ネットワーク(図示せず)を介してフレーム通信を行うものとなっている。
光通信網4の具体例としては、IEEE 802.3ahで標準化されているGE−PONやIEEE802.3avで標準化されている10G−EPONなどのPON(Passive Optical Network)システムがある。
本発明では、光伝送システム100が、光通信網4としてGE−PONや10G−EPONなどのPONを用いたGE−PONシステムや10G−EPONシステムからなる場合を例として説明するが、これらに限定されるものではなく、他の光通信網を用いた光伝送システムに適用することも可能である。
[光伝送システム]
図1に示すように、本発明にかかる光伝送システム100は、OLT(局側装置)1、光スプリッタ2、およびONU(加入者側装置)3から構成されている。
OLT1には、光スプリッタ2および光ファイバF1,F2を介して接続された複数のONU3が収容されている。このうち、1つの光トランシーバ11(TR#1〜TR#N)は、光ファイバF1を介して対応する1つの光スプリッタ2(SP#1〜SP#N)に接続され、1つの光スプリッタ2(SP#1〜SP#N)には光ファイバF2を介して最大で32台のONU3が共通接続される。これにより、N個の光トランシーバ11(TR#1〜TR#N)を有するOLT1には、全体で最大N×32台のONU3が接続できることになる。
[OLT]
図1に示すように、OLT1には、主な回路部として、N(N≧2:Nは2以上の整数)個の光トランシーバ11(TR#1〜TR#N)と、1個のPON制御回路12と、1つの選択・分配回路13とが設けられている。
光トランシーバ11(TR#1〜TR#N)は、光ファイバF1を介して光スプリッタ2(SP#1〜SP#N)と1対1で接続されて、対応する光スプリッタ2(SP#1〜SP#N)に接続されたONU3から上位装置(図示せず)への上りフレームの光電気変換を行う機能と、上位装置からONU3への下りフレームの電気光変換とを行う機能とを有している。
PON制御回路12は、上位ネットワークとの間で電気信号を送受信することにより、上位装置との間で上りフレームおよび下りフレームをやり取りする機能と、各ONU3から異なる時刻に上りフレームが送信されるよう、これら各ONU3に対して上りフレーム送信用の通信帯域を時分割で割り当てる機能とを有している。
選択・分配回路13は、各ONU3から時分割で到来する上りフレームに対応する光トランシーバ11(TR#1〜TR#N)を選択することにより、選択したトランシーバ11で光電変換された上りフレームをPON制御回路12に転送する機能と、PON制御回路12で受信した上位装置からの下りフレームを各光トランシーバ11(TR#1〜TR#N)に分配する機能とを有している。
本実施の形態にかかる光伝送システム100と、前述の図11に示した従来のGE−PONシステムとの構成上の違いは、PON制御回路12が1個とされ、この1個のPON制御回路12とN個の光トランシーバ11(TR#1〜TR#N)との間に1つの選択・分配回路13が設けられていることである。
図1に示すように、本実施の形態にかかる選択・分配回路13には、主な回路部として、選択回路21、分配回路22、および電源制御回路23が設けられている。
選択回路21は、各光トランシーバ11(TR#1〜TR#N)から出力された上りフレーム出力RXのいずれか1つを選択してPON制御回路12へ出力する機能を有している。
分配回路22は、PON制御回路12から出力された下りフレームを各光トランシーバ11(TR#1〜TR#N)へ分配する機能を有している。
電源制御回路23は、各光スプリッタからの光信号の有無を示す各光トランシーバ11(TR#1〜TR#N)からのLOS(Loss of Signal)出力に基づいて、選択回路21のうち、上りフレームの転送に使用されない回路の一部または全部に対する電源供給を停止する機能を有している。
なお、本実施の形態では、選択回路21と分配回路22とが独立した回路として説明するが、これらは一体の回路として実現してもよい。また、電源制御回路23は、選択・分配回路13内であって、かつ、選択回路21とは独立した回路として説明するが、これらは一体の回路として実現してもよい。
[選択・分配回路の構成例1]
次に、図2A,2Bを参照して、本実施の形態にかかる選択・分配回路13の構成例1について説明する。
図2Aは、第1の実施の形態にかかる選択回路の構成例である。この選択回路21には、主な回路部として、N個の光トランシーバ11(TR#1〜TR#N)にそれぞれ対応するN個のAND回路(AND#1〜AND#N)およびバッファ回路(BUF#1〜BUF#N)と、1つのN入力OR回路(OR)とが設けられている。
AND回路(AND#1〜AND#N)は、一般的なANDゲートからなり、対応する光トランシーバ11(TR#1〜TR#N)から出力された、上りフレーム出力RXとLOS出力(反転値)とを入力として、これら上りフレーム出力RXとLOS出力の反転値との論理積を出力する機能を有している。
ここで、LOS出力は、光トランシーバ11(TR#1〜TR#N)に光スプリッタ2からの光信号が入力されているか否かを示す負論理の信号であり、光信号が入力されていない場合は「1」となり、光信号が入力されている場合は「0」となる。
これにより、LOS出力が「0」であり光信号が入力されている場合、入力された上りフレーム出力RXがAND回路(AND#1〜AND#N)から出力され、LOS出力が「1」であり光信号が入力されていない場合、AND回路(AND#1〜AND#N)により上りフレーム出力RXの出力が停止されて「0」が出力される。
したがって、各AND回路(AND#1〜AND#N)では、対応する光トランシーバ11(TR#1〜TR#N)から出力された上りフレーム出力RXが、LOS出力(反転値)でマスク(ゲーティング)されることになる。
OR回路(OR)は、一般的なN入力のORゲートからなり、AND回路(AND#1〜AND#N)からのN個の論理積出力の論理和を上りフレーム出力RDとしてPON制御回路12に対して出力する機能を有している。
これにより、光トランシーバ11(TR#1〜TR#N)のうち、光信号が入力されているTR#i(iは1〜Nの整数)からの上りフレーム出力RXが、いずれか対応するAND回路(AND#1〜AND#N)を介してOR回路(OR)に入力され、その論理和が上りフレーム出力RDとして出力されることになる。
したがって、各上りフレーム出力RXを正しく受信するためには、OR回路(OR)に対して、複数の光トランシーバ11(TR#1〜TR#N)からの上りフレーム出力RXが同時に入力されないよう、各AND回路(AND#1〜AND#N)でこれら上りフレーム出力RXを時分割でマスクする必要がある。
これについては、PON制御回路12が、各光スプリッタ2を介してOLT1とセッションを接続確立しているすべてのONU3に対して、同時に発光(上りフレーム送信)しないように、時分割制御することにより実現できる。
従来のPONシステムでは、1つの光スプリッタに接続されている複数のONUが同時に発光(上りフレーム送信)しないように、例えば動的帯域割当(DBA:Dynamic Bandwidth Allocation)などのアルゴリズムにより、OLTが各ONUに対して上り帯域割当(grant割当)を行うものとなっている。
本実施の形態のOLT1では、このようなアルゴリズムを応用して、PON制御回路12において、N個の光スプリッタ2(SP#1〜SP#N)に接続されている最大N×32個のONU3のうち、OLT1とセッションを接続確立しているすべてのONU3に対して、これらONU3から異なる時刻に発光(上りフレーム送信)されるよう、上りフレーム送信用の通信帯域を時分割で割り当てる上り帯域割当(grant割当)を行う。
これにより、各ONU3のうち1台のONU3だけが発光(上りフレーム送信)し、当該ONU3を収容する1つの光トランシーバ11からのLOS出力のみが「0」となる。
なお、新しいONUの接続の要求等に使用される制御用フレームである登録要求(Register Request)フレームについては、IEEE規格で、複数のONUが同時に発光(上りフレーム送信)することを許容しているため、登録要求(Register Request)フレームの送信が許可されている期間(Discovery Window)については、複数の光トランシーバ11のLOS出力が同時に0になる可能性が有り、同時に0になった場合にはPON制御回路12で登録要求(Register Request)フレームを正常に受信できないことがある。
しかし、登録要求(Register Request)フレームの送信が許可されている期間(Discovery Window)については、従来のPONシステムでも、同じ光スプリッタに接続されている複数のONUが同時に登録要求(Register Request)フレームを送信する可能性があり、そのような場合、OLTは正常受信できない登録要求(Register Request)フレームを無視(破棄)して良いという仕様となっている。本実施の形態のOLT1においても、PON制御回路12において正常受信できない登録要求(Register Request)フレームを無視(破棄)して良いという仕様とする。
図2Bは、第1の実施の形態にかかる分配回路の構成例である。この分配回路22には、主な回路部として、PON制御回路12から出力された下りフレーム出力TDを、N個の光トランシーバ11(TR#1〜TR#N)に対して並列的に下りフレーム出力TXとして分配するバッファ回路BUFが設けられている。これにより、PON制御回路12から下りフレーム出力TDが、バッファ回路から各光トランシーバ11(TR#1〜TR#N)に対して並列的に下りフレーム出力TXとして分配される。
この際、各光トランシーバ11(TR#1〜TR#N)を介して各ONU3に対し、下りフレームが同時に分配されるが、各ONU3では、OLT1から受信した下りフレームの宛先を確認し、自己宛てではない下りフレームを破棄する。このため、各ONU3に下りフレームが同時に分配されても、誤って受信処理されることはない。この仕組みについては、従来のPONシステムと同様である。
PON制御回路12は、上述した様に、各光スプリッタ2(SP#1〜SP#N)に接続されているすべてのONU3に対して、複数のONU3が同時に発光(上りフレーム送信)しないように、上り帯域割当(grant割当)を行う機能のほか、従来のPON制御回路と同様、上りフレームおよび下りフレームの転送処理を行う機能を有している。
また、光トランシーバ11として従来のPONシステムと同様のものを用いた場合、本実施の形態のOLT1は、最大で「N×32」台のONU3との通信が可能となる。例えば、N=4の場合は最大128台、N=16の場合は最大512台のONU3との通信が可能となる。
[選択・分配回路の構成例2]
次に、図2Cを参照して、本実施の形態にかかる選択・分配回路13の構成例2について説明する。
図2Aの選択回路21に、電源制御回路23を設けた場合、光スプリッタ2からの光信号が入力されていない光トランシーバ11(TR#1〜TR#N)に対応する回路部への電源供給を停止することができ、消費電力を削減できる。
図2Cは、第1の実施の形態にかかる選択回路(電源制御回路)の構成例であり、図2Aの選択回路21に対して電源制御回路23を設けた構成例が示されている。なお、分配回路22は、図2Bに示した構成例でよい。
すなわち、この選択回路21は、光トランシーバ11(TR#1〜TR#N)ごとに設けられたN個のバッファ回路(BUF#1〜BUF#N)により、当該光トランシーバ11(TR#1〜TR#N)で光電気変換された上りフレームの信号を増幅出力し、これらバッファ回路(BUF#1〜BUF#N)から出力された上りフレームの信号の論理和出力を、PON制御回路12に出力する機能を有している。
電源制御回路23は、電源スイッチ(SW#1〜SW#N)により、光トランシーバ11(TR#1〜TR#N)から出力されたLOS出力に基づいて、当該光トランシーバ11(TR#1〜TR#N)に対応するバッファ回路(BUF#1〜BUF#N)への電源供給を制御する機能を有している。
図2Cに示すように、この電源制御回路23には、主な回路部として、各光トランシーバ11(TR#1〜TR#N)にそれぞれ対応するN個の電源スイッチ(SW#1〜SW#N)が設けられている。
電源スイッチ(SW#1〜SW#N)は、対応する光トランシーバ11(TR#1〜TR#N)から出力されたLOS出力(反転値)に基づき、動作電位Vccと接地電位GNDのいずれかを、選択回路21のうち当該光トランシーバ11(TR#1〜TR#N)と対応する回路部、例えばバッファ回路(BUF#1〜BUF#N)に切替供給する機能を有している。
バッファ回路(BUF#1〜BUF#N)は、オペアンプなどの増幅回路からなり、電源スイッチ(SW#1〜SW#N)から動作電位Vccが供給された場合、光トランシーバ11(TR#1〜TR#N)から入力された上りフレームの信号を増幅して、対応するAND回路(AND#1〜AND#N)に出力する機能と、電源スイッチ(SW#1〜SW#N)から接地電位GNDが供給された場合、増幅動作を停止する機能とを有している。
これにより、LOS出力が「0」であり光信号が入力されている場合、電源スイッチ(SW#1〜SW#N)からバッファ回路(BUF#1〜BUF#N)に対して動作電位Vccが供給され、LOS出力が「1」であり光信号が入力されていない場合、電源スイッチ(SW#1〜SW#N)からバッファ回路(BUF#1〜BUF#N)に対して動作電位Vccの供給が停止される。
したがって、光信号が入力されていないバッファ回路(BUF#1〜BUF#N)に対しては、動作電位Vccの供給が停止されるため、無駄な電力消費が抑止され、選択回路21における消費電力が削減される。また、図2AのAND回路(AND#1〜AND#N)に代えて、バッファ回路(BUF#1〜BUF#N)により、上りフレーム出力RXが、LOS出力(反転値)でマスク(ゲーティング)されることになる。
[選択・分配回路の構成例3]
次に、図3Aを参照して、本実施の形態にかかる選択・分配回路13の構成例3について説明する。
図2Aに示した選択回路21では、AND回路およびOR回路を用いた構成例を説明したが、これらAND回路およびOR回路に代えてセレクタ(SEL)を用いて選択回路21を構成することもできる。
図3Aは、第1の実施の形態にかかる選択回路(セレクタ)の構成例であり、ここには、多段接続された2入力のセレクタ(SEL)を用いた選択回路21の構成例が示されている。なお、分配回路22は、図2Bに示した構成例でよい。
この選択回路21は、OLT1に8個の光トランシーバ11(TR#1〜TR#8)を設けた場合を前提としており、いずれか一方の入力を選択出力する7個の2入力のセレクタ(SEL#1〜SEL#7)がツリー形状に3段接続されている。AND回路(#1〜#4)は、各光トランシーバ11(TR#1〜TR#4,TR#6〜TR#8)からのLOS出力に基づいて、SEL#5〜#7の切替信号を生成する。
これらセレクタ(SEL#1〜SEL#7)のうち、最下段のセレクタ(SEL#1〜SEL#4)が光トランシーバ11(TR#1〜TR#8)からの上りフレームを入力とし、次段以降のセレクタ(SEL#5〜SEL#6)がその直前段のセレクタ(SEL#1〜SEL#4)からの選択出力を入力とし、最上段のセレクタ(SEL#7)がその直前段の2つのセレクタ(SEL#5〜SEL#6)のうちいずれか一方の選択出力を選択してPON制御回路12に出力するものとなっている。
具体的には、TR#1〜TR#8からの上りフレーム出力RXを2つずつ入力とするSEL#1〜SEL#4が1段目、SEL#1〜SEL#4からの選択出力を2つずつ入力とするSEL#5〜SEL#6が2段目、SEL#5〜SEL#6からの2つの選択出力を入力とするSEL#7が3段目に接続されている。
このうち、TR#2,TR#4,TR#6,TR#8のLOS出力がSEL#1〜SEL#4に切替信号として入力されている。また、AND#2から出力されたTR#3〜TR#4からのLOS出力の論理積出力がSEL#5に切替信号として入力されている。
また、AND#3から出力されたTR#7〜TR#8からのLOS出力の論理積出力がSEL#6に切替信号として入力されている。また、AND#1から出力されたTR#1〜TR#2からのLOS出力の論理積出力と、AND#2からの論理積出力とを入力とするAND#4からの論理和出力がSEL#7に切替信号として入力されている。
前述したPON制御回路12の上り帯域割当により、いずれか1つのONU3のみが時分割で発光(上りフレーム送信)するため、TR#1〜TR#8からのLOS出力は、いずれか1個が「0」となるか、あるいはすべてが「1」となる。
したがって、例えば、TR#5のLOS出力のみが「0」の場合、TR#5の出力がPON制御回路12に対して出力される。また、TR#4のLOS出力のみが「0」の場合は、SEL#2,SEL#5、SEL#7が「0」側の入力を選択して出力するので、TR#4からの上りフレーム出力RXが、SEL#2,SEL#5,SEL#7を通過し、PON制御回路12に上りフレーム出力RDとして出力される。
その他のTR#1〜TR#3,TR#6〜TR#8についても、いずれか1個のTRのLOS出力のみが0になった場合には、それぞれ対応するSEL#1〜SEL#7が「0」側の入力を選択して出力することにより、LOS出力が「0」となっているTRの出力がPON制御回路12に対して出力される。
一方、TR#1〜TR#4,TR#6〜TR#8のLOS出力が1の場合、各SEL#1〜SEL#7は「1」側の入力を選択出力する。このため、TR#5からの上りフレーム出力RXが、SEL#3,SEL#6,SEL#7を通過し、PON制御回路12に上りフレーム出力RDとして出力される。この場合、TR#5に光信号が届いていないため、上りフレーム出力RXは有効データではない「0」または「1」に固定される。
[選択・分配回路の構成例4]
次に、図3Bを参照して、本実施の形態にかかる選択・分配回路13の構成例4について説明する。
前述した図2Cと同様、図3Aの選択回路21に対して電源制御回路23を設けた場合、光スプリッタ2からの光信号が入力されていない光トランシーバ11(#1〜#N)に対応する回路部への電源供給を停止することができ、消費電力を削減できる。
図3Bは、第1の実施の形態にかかる選択回路(セレクタ・電源制御回路)の構成例であり、図3Aの選択回路21に対して電源制御回路23を設けた構成例が示されている。なお、分配回路22は、図2Bに示した構成例でよい。
選択回路21は、OLT1に8個の光トランシーバ11(TR#1〜TR#8)を設けた場合を前提としており、光トランシーバ11(TR#1〜TR#8)からのLOS出力に基づいて複数のセレクタ(SEL#1〜SEL#7)を切替制御することにより、時分割で到来する上りフレームに対応する光トランシーバ11(TR#1〜TR#8)を選択し、当該光トランシーバ11(TR#1〜TR#8)で光電気変換された当該上りフレームをPON制御回路12へ転送する機能を有している。
電源制御回路23は、セレクタ(SEL#1〜SEL#7)の切替制御状態に基づいて、複数の電源スイッチ(SW#0〜SW#1)により、これらセレクタ(SEL#1〜SEL#7)のうち上りフレームが通過しないセレクタの一部または全部に対する電源供給を停止する機能を有している。
図3Bに示すように、この電源制御回路23には、主な回路部として、電源スイッチ#0〜#1が設けられている。
電源スイッチ(SW#0)は、セレクタ(SEL#7)に入力されるAND回路(AND#4)からの切替信号(反転値)に基づき、動作電位Vccと接地電位GNDのいずれかを、セレクタ(SEL#1〜SEL#2,SEL#5)に切替供給する機能を有している。電源スイッチ(SW#1)は、セレクタ(SEL#7)に入力されるAND回路(AND#4)からの切替信号に基づき、動作電位Vccと接地電位GNDのいずれかを、セレクタ(SEL#3〜SEL#4,SEL#6)に切替供給する機能を有している。
これにより、例えば、SEL#7で「0」側の入力が選択された場合、SW#0がSEL#1〜SEL#2,SEL#5に動作電位Vccを供給し、SW#1がSEL#3〜SEL#4,SEL#6への電源供給を停止する。一方、SEL#7で「1」側の入力が選択された場合、SW#0がSEL#1〜SEL#2,SEL#5への電源供給を停止し、SW#1がSEL#3〜SEL#4,SEL#6に動作電位Vccを供給する。
したがって、SEL#1〜SEL#6のうちの半分に対し、動作電位Vccの供給が停止されるため、無駄な電力消費が抑止され、選択回路21における消費電力が削減される。
[選択・分配回路の構成例5]
次に、図4A,図4Bを参照して、本実施の形態にかかる選択・分配回路13の構成例5について説明する。
図1に示したOLT1の構成を10G−EPONシステムに適用する場合は、以下の点を考慮する必要が有る。(1)10G−EPON用の光トランシーバ11が、上りフレーム出力RXとして、10Gbit/sの出力と1Gbit/sの出力の2つの出力を持っている場合が有る。(2)10G−EPON用のONUとGE−PON用のONUの両方を同じOLTに接続する場合、PON制御回路12は下りフレーム出力TDとして、10Gbit/sの出力と1Gbit/sの出力の2つの出力を持ち、両方の出力をすべての光トランシーバ11に対して出力(分配)する必要がある。
図4Aは、第1の実施の形態にかかる選択回路(10G/1G切替方式)の構成例であり、ここでは、図2Aの選択回路21を10G−EPONシステムに適用する場合の構成例が示されている。
この選択回路21には、主な回路部として、図2AのAND回路(AND#1〜AND#N)、バッファ回路(BUF#1〜BUF#N)、およびN入力のOR回路(OR)に加え、N個の光トランシーバ11(TR#1〜TR#N)にそれぞれ対応するN個のセレクタ(SEL#1〜SEL#N)が設けられている。セレクタ(SEL#1〜SEL#N)は、PON制御回路12から出力された10G/1G選択信号に基づいて、対応する光トランシーバ11(TR#1〜TR#N)から出力された10Gbit/s用の上りフレーム出力RX_10Gと1Gbit/s用の上りフレーム出力RX_1Gのいずれか一方を選択して、対応するバッファ回路(BUF#1〜BUF#N)へ出力する機能を有している。
この場合、OLT1の各光トランシーバ11(TR#1〜TR#N)は、上りフレームの出力ポートとして、10Gbit/s用出力ポートと1Gbit/s用出力ポートとを備え、下りフレームの入力ポートとして、10Gbit/s用入力ポートと1Gbit/s用入力ポートとを備えているものとする。また、LOS出力は、10Gbit/sおよび1Gbit/sにかかわらず、光スプリッタ2からの光信号の入力有無に応じて出力されるものとする。
また、OLT1のPON制御回路12は、上りフレーム入力が10Gbit/sと1Gbit/sの両方の入力に対応可能な構成とされており、下りフレームの出力ポートとして、10Gbit/s用出力ポートと1Gbit/s用出力ポートとを備えているものとする。また、PON制御回路12は、各ONU3に対して上り帯域割当時に10Gbit/sでのフレーム送信を許可するのか、1Gbit/sでのフレーム送信を許可するのかを認識しており、その伝送速度設定出力(10G/1G)を選択・分配回路13に出力する機能を有しているものとする。
これにより、ONU3から送信された10Gbit/sの上りフレームは、光トランシーバ11(TR#1〜TR#N)の10Gbit/s用出力ポートから出力され、セレクタ(SEL#1〜SEL#N)を介して対応するバッファ回路(BUF#1〜BUF#N)へ出力された後、対応するAND回路(AND#1〜AND#N)およびOR回路(OR)を介して、PON制御回路12へ出力される。また、ONU3から送信された1Gbit/sの上りフレームは、光トランシーバ11(TR#1〜TR#N)の1Gbit/s用出力ポートから出力され、セレクタ(SEL#1〜SEL#N)を介して対応するバッファ回路(BUF#1〜BUF#N)へ出力された後、対応するAND回路(AND#1〜AND#N)およびOR回路(OR)を介して、PON制御回路12へ出力される。
図4Bは、第1の実施の形態にかかる分配回路(10G/1G切替方式)の構成例であり、ここでは、図2Bの分配回路22を10G−EPONシステムに適用する場合の構成例が示されている。
この分配回路22には、主な回路部として、PON制御回路12から出力された10Gbit/s用の下りフレーム出力TD_10Gを、N個の光トランシーバ11(TR#1〜TR#N)に対して並列的に10Gbit/s用の下りフレーム出力TX_10Gとして分配するバッファ回路BUF#1と、PON制御回路12から出力された1Gbit/s用の下りフレーム出力TD_1Gを、N個の光トランシーバ11(TR#1〜TR#N)に対して並列的に1Gbit/s用の下りフレーム出力TX_1Gとして分配するバッファ回路BUF#2とが設けられている。
これにより、PON制御回路12の10Gbit/s用出力ポートから出力された下りフレーム出力TD_10Gは、BUF#1から各TR#1〜TR#Nの10Gbit/s用入力ポートに対して並列的に下りフレーム出力TX_10Gとして分配される。また、PON制御回路12の1Gbit/s用出力ポートから出力された下りフレーム出力TD_1Gは、BUF#2から各TR#1〜TR#Nの1Gbit/s用入力ポートに対して並列的に下りフレーム出力TX_1Gとして分配される。
[選択・分配回路の構成例6]
次に、図4Cを参照して、本実施の形態にかかる選択・分配回路13の構成例6について説明する。
前述した図2Cと同様、図4Aの選択回路21に対して電源制御回路23を設けた場合、光スプリッタ2からの光信号が入力されていない光トランシーバ11(TR#1〜TR#N)に対応する回路部への電源供給を停止することができ、消費電力を削減できる。
図4Cは、第1の実施の形態にかかる選択回路(10G/1G切替方式・電源制御回路)の構成例であり、図4Aの選択回路21に対して電源制御回路23を設けた構成例が示されている。なお、分配回路22は、図4Bに示した構成例でよい。
すなわち、光トランシーバ11(TR#1〜TR#N)は、複数の異なる伝送速度ごとに複数の出力ポートを有し、光電変換により得られた上りフレームを、当該上りフレームの伝送速度に対応する出力ポートから出力する機能を備えている。
また、選択回路21は、光トランシーバ11(TR#1〜TR#N)ごとに設けられたN個のセレクタ(SEL#1〜SEL#N)により、当該光トランシーバ11(TR#1〜TR#N)でのフレーム送受信に関するPON制御回路12からの伝送速度設定出力(10G/1G)に基づいて、当該光トランシーバ11(TR#1〜TR#N)のうち対応する伝送速度に応じた出力ポートを選択し、当該出力ポートから出力された上りフレームを当該光トランシーバ11(TR#1〜TR#N)と対応するバッファ回路(BUF#1〜BUF#N)へ出力する機能を備えている。
この電源制御回路23には、主な回路部として、各光トランシーバ11(TR#1〜TR#N)にそれぞれ対応するN個の電源スイッチ(SW#1〜SW#N)が設けられている。
電源スイッチ(SW#1〜SW#N)は、対応する光トランシーバ11(TR#1〜TR#N)から出力されたLOS出力の反転値に基づき、動作電位Vccと接地電位GNDのいずれかを、選択回路21のうち当該光トランシーバ11(TR#1〜TR#N)と対応する回路部、例えばバッファ回路(BUF#1〜BUF#N)に切替供給する機能を有している。
これにより、LOS出力が「0」であり光信号が入力されている場合、電源スイッチ(#1〜#N)からバッファ回路(BUF#1〜BUF#N)に対して動作電位Vccが供給され、LOS出力が「1」であり光信号が入力されていない場合、電源スイッチ(SW#1〜SW#N)からバッファ回路(BUF#1〜BUF#N)に対して動作電位Vccの供給が停止される。
したがって、光信号が入力されていないバッファ回路(BUF#1〜BUF#N)に対しては、動作電位Vccの供給が停止されるため、無駄な電力消費が抑止され、選択回路21における消費電力が削減される。また、図2AのAND回路(AND#1〜#N)に代えて、バッファ回路(BUF#1〜BUF#N)により、上りフレーム出力RX_10G,RX_1Gが、LOS出力(反転値)でマスク(ゲーティング)されることになる。
[選択・分配回路の構成例7]
次に、図5を参照して、本実施の形態にかかる選択・分配回路13の構成例7について説明する。
図1に示したOLT1の構成を10G−EPONシステムに適用する場合、選択回路21としては、前述した図4A,4Bの構成例に代えて、前述の図2Aに示した選択回路21からなる、10Gbit/s用および1Gbit/s用の独立した2つの選択回路21を並列的に設けてもよい。
図5は、第1の実施の形態にかかる選択回路(10G/1G並列方式)の構成例であり、ここでは、前述の図2Aに示した選択回路21からなる10Gbit/s用選択回路21Aと、前述の図2Aに示した選択回路21からなる1Gbit/s用選択回路21Bとが並列的に設けられている。なお、分配回路22は、図4Bに示した構成例でよい。
10Gbit/s用選択回路21Aは、各光トランシーバ11(TR#1〜TR#N)から出力された10Gbit/s用の上りフレーム出力RXのいずれか1つを選択してPON制御回路12へ出力する機能を有している。1Gbit/s用選択回路21Bは、各光トランシーバ11(TR#1〜TR#N)から出力された1Gbit/s用の上りフレーム出力RXのいずれか1つを選択してPON制御回路12へ出力する機能を有している。
この場合、OLT1の各光トランシーバ11(TR#1〜TR#N)は、上りフレームの出力ポートとして、10Gbit/s用出力ポートと1Gbit/s用出力ポートとを備え、下りフレームの入力ポートとして、10Gbit/s用入力ポートと1Gbit/s用入力ポートとを備えているものとする。また、LOS出力は、10Gbit/sおよび1Gbit/sにかかわらず、光スプリッタ2からの光信号の入力有無に応じて出力されるものとする。
また、OLT1のPON制御回路12は、上りフレーム入力が10Gbit/sと1Gbit/sの両方の入力に対応可能な構成とされており、下りフレームの出力ポートとして、10Gbit/s用出力ポートと1Gbit/s用出力ポートとを備え、上りフレームの入力ポートとして、10Gbit/s用入力ポートと1Gbit/s用入力ポートとを備えているものとする。また、PON制御回路12は、各ONU3に対して上り帯域割当時に10Gbit/sでのフレーム送信を許可するのか、1Gbit/sでのフレーム送信を許可するのかを認識しており、そのフレームの伝送速度設定出力(10G/1G)を選択・分配回路13に出力する機能を有しているものとする。
これにより、ONU3から送信された10Gbit/sの上りフレームは、TR#1〜TR#Nの10Gbit/s用出力ポートから出力され、10Gbit/s用選択回路21Aへ入力されて、各TR#1〜TR#NからのLOS出力に基づき選択された後、PON制御回路12の10Gbit/s用入力ポートへ入力される。また、ONU3から送信された1Gbit/sの上りフレームは、TR#1〜TR#Nの1Gbit/s用出力ポートから出力され、1Gbit/s用選択回路21Bへ入力されて、各TR#1〜TR#NからのLOS出力に基づき選択された後、PON制御回路12の1Gbit/s用入力ポートへ入力される。
[第1の実施の形態の効果]
このように、本実施の形態は、N個の光トランシーバ11と1個のPON制御回路12との間に選択・分配回路13を設け、選択・分配回路13が、時分割で到来する上りフレームに対応する光トランシーバ11を選択することにより、当該トランシーバ11で光電変換された上りフレームをPON制御回路12に転送するとともに、PON制御回路12からの下りフレームを各光トランシーバ11に分配し、電源制御回路23が、各光スプリッタ2からの光信号の有無を示す各光トランシーバ11からのLOS出力に基づいて、選択・分配回路13のうち、当該上りフレームの転送に使用されない回路の一部または全部に対する電源供給を停止するようにしたものである。
これにより、OLT1において、最大N×32台のONU3が収容されるとともに、これらONU3から送信された当該上りフレームの転送に使用されない回路の一部または全部に対する電源供給が停止される。
したがって、光伝送システム100におけるONU1台あたりの装置コストを削減することができるとともに、OLT1における消費電力の低減により運用コストを削減することができ、結果として、これら装置コストと運用コストを含む、光伝送システムにおけるONU1台あたりのシステムコストを低減することが可能となる。
ここで、上述した第1の実施の形態のOLT1を用いた光伝送システム100のONU1台あたりのシステムコストを、図10に示した従来のPONシステムと比較する。
N個のPON制御回路を使用する従来のPONシステムのOLTの構成と比較すると、本実施の形態のOLT1の構成の方が、選択・分配回路13が追加されてはいるが、PON制御回路12の数は少ない。
選択・分配回路13の装置コスト(必要な部品の価格、部品数の増加に伴うボード面積の増加に伴うボード価格の増加分等)をPON制御回路12の装置コストと比較した場合、選択・分配回路13のコストの方がPON制御回路12の装置コストよりも小さいため、本実施の形態のOLT1の構成の方が、装置コストは低い。特に、図3Aの構成を用いた場合には、低価格で小さい部品を使用することができるため、より装置コストを低減することができる。
また、10G−EPONシステムの場合は、PON制御回路12の価格がGE−PON用のPON制御回路12より大きくなることが想定されるので、選択・分配回路13の装置コスト上の優位性がより大きくなる。
また、このような回路の小規模化に伴って、回路で消費される消費電力も削減される。さらに、従来のOLT構成では、上りフレーム転送時に使用されない回路部でも電力が無駄に消費されていたが、本実施の形態のOLT1によれば、上りフレーム転送時に使用されない回路部の一部または全部での消費電力も削減されるため、本実施の形態のOLT1の構成の方が、運用コストは低い。
これにより、本実施の形態のOLT1のような構成とすることにより、ONU1台あたりのシステムコストを従来のPONシステムよりも小さくすることが可能となる。
[第2の実施の形態]
次に、図6を参照して、本発明の第2の実施の形態にかかるOLT1について説明する。図6は、第2の実施の形態にかかる選択回路の構成例である。
前述した図3の構成との差分は、光トランシーバ11のLOS出力ではなく、PON制御回路12からの上り帯域割当状況USを用いてセレクタ(SEL#1〜SEL#7)を制御している点である。このため、選択・分配回路13の選択回路21には、SEL#1〜SEL#7の動作を制御するセレクタ制御回路SCを設けている。本実施の形態にかかるOLT1におけるこのほかの構成は、第1の実施の形態と同様である。
PON制御回路12はONU3毎に上り帯域割当(フレーム送信許可)を行うので、ONU3がどの光トランシーバ11に接続されているのかが分かれば、フレーム送信を許可したONU3からの信号をPON制御回路12に対して出力するように、SEL#1〜SEL#7の動作を制御することができる。
例えば、ONU3を設置する際に、ONU3の個別ID(MACアドレス、もしくは、その他のシリアル番号等)と接続する光トランシーバ11との対応をセレクタ制御回路SCに対して設定することができる。
ONU3がどの光トランシーバ11に接続されているのかを設定する別の方法として、以下のような方法もある。(1)登録要求(Register Request)フレームの送信を許可する期間(Discovery Window)において、特定の1個の光トランシーバ11からの入力のみをPON制御回路12に対して出力するようにSEL#1〜SEL#7を設定する。(2)上記の設定の期間に登録要求(Register Request)フレームを送信したONU3のMACアドレスを上記の特定の光トランシーバ11のIDに対応させる。(3)登録要求(Register Request)フレームの送信を許可する期間(Discovery Window)におけるSEL#1〜SEL#7の設定を周期的に変えることにより、すべての光トランシーバ11に接続されるONU3からの登録要求(Register Request)フレームの受信と、各ONU3のMACアドレスを接続している光トランシーバ11のIDに対応させることが可能となる。
選択回路21において、セレクタ制御回路SCは、ONU3と光トランシーバ11との接続関係の設定に従い、PON制御回路12からの上り帯域割当状況USに基づいて、SEL#1〜SEL#7の動作を制御し、TR#1〜TR#8から1つの光トランシーバ11の上りフレーム出力RXを選択し、PON制御回路12へ出力する機能を有している。
上り帯域割当状況USは、各ONU3に対して時分割で割り当てた上りフレーム送信用通信帯域の割当状況に基づいて、光トランシーバ11(TR#1〜TR#N)ごとにPON制御回路12が生成した、当該光トランシーバ11に接続されている各ONU3から時分割で到来する上りフレームの到来期間を示す情報である。この上り帯域割当状況USは、例えば、各ONU3からの上りフレーム到着時刻と上りフレーム長とからなり、光トランシーバ11(TR#1〜TR#N)ごとに出力される。
この第2の実施の形態においても、第1の実施の形態と同様に、光トランシーバ11として従来のPONシステムと同様のものを用いた場合、最大で「N×32」台のONU3との通信が可能となる。例えば、N=4の場合は最大128台、N=16の場合は最大512台のONUとの通信が可能となる。
また、この第2の実施の形態の構成を10G−EPONシステムに適用することも可能である。ONU1台あたりのシステムコストについても、第2の実施の形態の構成は、第1の実施の形態の構成と同等であり、従来の構成よりコストが小さくなる。
[第3の実施の形態]
次に、図7、図8A、および図8Bを参照して、本発明の第3の実施の形態にかかるOLT1について説明する。
図7は、第3の実施の形態にかかる光伝送システムおよびOLTの構成を示すブロック図である。図1の構成との差分は、PON制御回路12が2個、選択・分配回路13に接続されている点である。この例では、PONC#1が運用用のPON制御回路12として、PONC#2が予備用のPON制御回路12として設けられている。
図8Aは、第3の実施の形態にかかる選択回路の構成例である。図8Bは、第3の実施の形態にかかる分配回路の構成例である。図2A,図2Bの構成との差分は、OR回路(OR)から出力された1つの上りフレーム出力RDを2個のPON制御回路12(PONC#1,PONC#2)に対して上りフレーム出力RD(RD1,RD2)として分配出力している点と、2個のPON制御回路12(PONC#1,PONC#2)からの下りフレーム出力TD1,TD2の何れか一方を光トランシーバ11(TR#1〜TR#N)への下りフレームTDとして選択するセレクタSELと、PON制御回路12(PONC#1,PONC#2)からの動作状況ST1,ST2に応じてセレクタSELの動作を制御するセレクタ制御回路SCとを備える点である。本実施の形態にかかるOLT1におけるこのほかの構成は、第1の実施の形態と同様である。
本実施の形態のOLT1は、2個のPON制御回路12(PONC#1,PONC#2)を搭載しており、片方を予備用としている。この例では、PONC#2を予備用とする。
これにより、PONC#1は、ST1により運用中であることをSCに通知し、予備用のPONC#2は、ST2により待機中であることをSCに通知する。
SCは、運用中であるPONC#1の下りフレーム出力TD1を選択するように、SELの動作を制御する。これにより、SELで選択されたPONC#1の下りフレーム出力TD1が光トランシーバ11(TR#1〜TR#N)へ分配される。
この状態で、PONC#1に不具合が発生した場合、PONC#1は、SCへ不具合が発生したことをST1により通知するとともに、PONC#2に対して待機中から運用中への変更をST3により指示する。PONC#2は、PONC#1からのST3により運用中への変更の指示を受けて、SCへ待機中から運用中に変更されたことをST2により通知する。
SCは、ST2によりPONC#2が運用中に変化したことを確認した後、運用中に変更されたPONC#2の下りフレーム出力TD2を選択するように、SELの動作を制御する。これにより、SELで選択されたPONC#2の下りフレーム出力TD2がTR#1〜TR#Nへ分配される。
このようにして、本実施の形態のOLT1では、運用中のPONC#1から予備用のPONC#2に切り替えられるので、PONC#2で運用中に、PONC#1を搭載したボードの交換を行うことができるようにシステムを構成しておくことにより、PONC#1の故障等により通信が停止する期間を極力小さくすることができる。
また、本実施の形態のOLT1は、その基本構成が第1の実施の形態のOLT1と同じとされているので、第1の実施の形態のOLT1と同様の効果を有している。
[実施の形態の拡張]
以上、実施形態を参照して本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。本発明の構成や詳細には、本発明のスコープ内で当業者が理解しうる様々な変更をすることができる。また、各実施形態については、矛盾しない範囲で任意に組み合わせて実施することができる。
1…OLT(局側装置)、2,SP…光スプリッタ、3…ONU(加入者側装置)、11,TR…光トランシーバ、12,PON…PON制御回路、13…選択・分配回路、21…選択回路、21A…10Gbit/s用選択回路、21B…1Gbit/s用選択回路、22…分配回路、23…電源制御回路、23A…電源スイッチ制御回路、AND…AND回路、OR…OR回路、BUF…バッファ回路、SEL…セレクタ、SC…セレクタ制御回路、F1,F2…光ファイバ、RX,RD…上りフレーム出力、TX,TD…下りフレーム出力、LOS…LOS出力、US…上り帯域割当状況、ST…動作状況。

Claims (5)

  1. N(Nは2以上の整数)個の光スプリッタと、これら光スプリッタを介して接続された複数の加入者側装置と上位装置との間でフレームを転送処理する局側装置とを備える光伝送システムで用いられる前記局側装置であって、
    前記光スプリッタと1対1で接続されて、当該光スプリッタに接続された前記加入者側装置から前記上位装置への上りフレームの光電気変換を行うとともに、前記上位装置から前記加入者側装置への下りフレームの電気光変換を行うN個の光トランシーバと、
    前記上位装置との間で前記上りフレームおよび前記下りフレームをやり取りするとともに、前記各加入者側装置から異なる時刻に前記上りフレームが送信されるよう、これら各加入者側装置に対して上りフレーム送信用の通信帯域を時分割で割り当てるPON制御回路と、
    時分割で到来する前記上りフレームに対応する前記光トランシーバを選択することにより、当該トランシーバで光電変換された前記上りフレームを前記PON制御回路に転送するとともに、前記PON制御回路からの下りフレームを前記各光トランシーバに分配する選択・分配回路と、
    前記各光スプリッタからの光信号の有無を示す前記各光トランシーバからのLOS(Loss of Signal)出力に基づいて、前記選択・分配回路のうち、当該上りフレームの転送に使用されない回路の一部または全部に対する電源供給を停止する電源制御回路と
    を備えることを特徴とする局側装置。
  2. 請求項1に記載の局側装置において、
    前記選択・分配回路は、前記光トランシーバごとに設けられたN個のバッファ回路により、当該光トランシーバで光電気変換された前記上りフレームの信号を増幅出力し、これらバッファ回路から出力された前記上りフレームの信号の論理和出力を、前記PON制御回路に出力する選択回路を有し、
    前記電源制御回路は、前記光トランシーバごとに設けられて、当該光トランシーバから出力された前記LOS出力に基づいて、当該光トランシーバに対応する前記バッファ回路への電源供給を制御するN個の電源スイッチを有する
    ことを特徴とする局側装置。
  3. 請求項1に記載の局側装置において、
    前記選択・分配回路は、前記光トランシーバからのLOS出力に基づいて複数のセレクタを切替制御することにより、時分割で到来する前記上りフレームに対応する前記光トランシーバを選択し、当該光トランシーバで光電気変換された当該上りフレームを前記PON制御回路へ転送する選択回路を有し、
    前記電源制御回路は、前記セレクタの切替制御状態に基づいて、これらセレクタのうち前記上りフレームが通過しないセレクタの一部または全部に対する電源供給を制御する複数の電源スイッチを有する
    ことを特徴とする局側装置。
  4. 請求項2に記載の局側装置において、
    前記光トランシーバは、前記光電変換により得られた前記上りフレームを出力する出力ポートとして、複数の異なる伝送速度ごとに複数の出力ポートとを備え、
    前記選択回路は、前記光トランシーバごとに設けられて、当該光トランシーバでのフレーム送受信に関する前記PON制御回路からの伝送速度設定出力に基づいて、当該光トランシーバのうち対応する伝送速度に応じた出力ポートを選択し、当該出力ポートから出力された前記上りフレームを当該光トランシーバと対応する前記バッファ回路へ出力するN個のセレクタをさらに備える
    ことを特徴とする局側装置。
  5. N(Nは2以上の整数)個の光スプリッタと、これら光スプリッタを介して接続された複数の加入者側装置と上位装置との間でフレームを転送処理する局側装置とを備える光伝送システムであって、
    前記局側装置が、請求項1〜請求項4のいずれかに記載の局側装置からなることを特徴とする光伝送システム。
JP2015044715A 2015-03-06 2015-03-06 局側装置および光伝送システム Pending JP2016165053A (ja)

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