JP2016164453A - ディスクブレーキロータ、ディスクブレーキ装置、および車両 - Google Patents

ディスクブレーキロータ、ディスクブレーキ装置、および車両 Download PDF

Info

Publication number
JP2016164453A
JP2016164453A JP2015107776A JP2015107776A JP2016164453A JP 2016164453 A JP2016164453 A JP 2016164453A JP 2015107776 A JP2015107776 A JP 2015107776A JP 2015107776 A JP2015107776 A JP 2015107776A JP 2016164453 A JP2016164453 A JP 2016164453A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotor member
outer rotor
brake
disc brake
recess
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2015107776A
Other languages
English (en)
Inventor
田中 隆
Takashi Tanaka
隆 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Corp
Original Assignee
Kyocera Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Corp filed Critical Kyocera Corp
Publication of JP2016164453A publication Critical patent/JP2016164453A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Braking Arrangements (AREA)

Abstract

【課題】 高い制動性を比較的長い期間確保する。【解決手段】 内側ロータ部材と、前記内側ロータ部材を挟み込むように配置された、第1外側ロータ部材および第2外側ロータ部材とを備え、前記内側ロータ部材は金属を主成分とし、前記第1外側ロータ部材および前記第2外側ロータ部材がセラミック焼結体を主成分とすることを特徴とするディスクブレーキロータを提供する。【選択図】 図1

Description

本発明はディスクブレーキロータ、ディスクブレーキ装置、および車両に関する。
自転車やオートバイや自動車などの車両に用いられているディスクブレーキ装置は、車輪とともに回転するディスクロータにブレーキパッドを当接させ、ディスクロータとブレーキパッド間の摩擦力によりディスクロータの回転を抑えることで車輪の回転を抑えて、自転車やオートバイの動きを制動する。
車輪の慣性モーメントを低減して制動性能を高めたり、サスペンションにかかるバネ下荷重を低減して運動性能を高めたり、車両の総重量を低減して動力性能を高める観点で、ディスクロータは軽量であることが求められている。例えば下記特許文献1には、比較的軽量なアルミニウム製ロータ部材と、このアルミニウム製ロータ部材を挟み込んだ2枚のステンレスロータ部材とからなるディスクブレーキロータが開示されている。
特開平02−113134号公報
近年では、特許文献1に記載されたような従来のディスクブレーキロータを上回る制動性と、高い制動性を長期間確保できるディスクブレーキロータが求められている。本願はかかる課題を解決するためになされたものである。
本願は、内側ロータ部材と、前記内側ロータ部材の一部を挟み込むように配置された、第1外側ロータ部材および第2外側ロータ部材とを備え、前記内側ロータ部材は金属を主成分とし、前記第1外側ロータ部材および前記第2外側ロータ部材がセラミック焼結体を主成分とすることを特徴とするディスクブレーキロータを提供する。
また、上記ディスクブレーキロータと、前記第1外側ロータ部材および前記第2外側ロータ部材にそれぞれ当接する複数のブレーキパッドとを備えたことを特徴とするブレーキ装置を提供する。また、このブレーキ装置が取り付けられた車輪を備えたことを特徴とする車両を併せて提供する。
本発明によれば、高い制動性を比較的長い期間確保できる。
本発明のディスクブレーキロータの一実施形態の側面図である。 図1のA−A線における断面図である。 図1に示すディスクブレーキロータを備えて構成された、本発明のブレーキ装置の一実施形態の一部を拡大して示す断面図である。 図3に示すブレーキ装置を備えて構成された、本発明の車両の一実施形態である自転車の一部を示す側面図である。 図4の一部を拡大した図である。 図4に示す自転車の車輪の制動時における、第1外側ロータ部材とブレーキパッドとの当接部分を拡大して示す断面図である。 (a)〜(c)は、ディスクブレーキロータの他の実施形態の断面図である。 (a)〜(c)は、ディスクブレーキロータの他の実施形態の断面図である。 (a)は図8(a)の部分拡大図であり、(b)〜(c)はディスクブレーキロータの他の実施形態の部分拡大図である。
図1は、本発明のディスクブレーキロータの一実施形態である、ディスクブレーキロータ22(以降、単にブレーキロータ22ともいう)の側面図である。なお図1では、一方側(後述する第1外側ロータ部材91が配置されている側)の側面のみを示しているが、他方側(後述する第2外側ロータ部材92が配置されている側)の側面も、図1と同様の構成を有している。
ブレーキロータ22は、内側ロータ部材90と、内側ロータ部材90の一部を挟み込むように配置された、第1外側ロータ部材91および第2外側ロータ部材92とを備え、内側ロータ部材90は金属からなり、第1外側ロータ部材91および第2外側ロータ部材92がセラミック焼結体からなる。
図3に示すように、ブレーキ装置12は、ブレーキロータ22と、第1外側ロータ部材91および第2外側ロータ部材92にそれぞれ当接する複数のブレーキパッド76とを備えている。また、図4に示すように自転車10は、フレーム14と、フロントフォーク16およびリアフォーク(図示せず)と、ブレーキ装置12が取り付けられた車輪(前輪17)および後輪(図示せず)と、スプロケットやチェーン等からなる駆動手段(図示せず)とを備えた自転車である。以降、車両の例として自転車10を用いて説明するが、車両は自転車に限定されず、いわゆるオートバイや自動車等の発動機付きの車両であってもよく、車輪の数や取り付けられているブレーキ装置の数等も特に限定されない。
まず、図3〜図5等を参照し、ブレーキ装置12について説明しておく。ディスクブレーキ装置12は、フロントフォーク16に取り付けられたブレーキキャリパー21と、前輪17と一体で回転するように前輪17に装着されたブレーキロータ22とを備えている。ブレーキキャリパー21は、ブレーキロータ22に近い位置でフロントフォーク16に装着されたハウジング78と、ハウジング78に収容されたブレーキパッド76と、ブレーキ操作機構23(ブレーキハンドルやブレーキワイヤ等を含む機構)の動作に応じて、ブレーキパッド76の位置を変えるためのピストン74とを備えている。ピストン74は、自転車10が備えるブレーキ操作機構23の操作に応じて、ブレーキ開放位置と制動位置との間で移動する。ブレーキパッド76は、ピストン74と一体で移動する。したがって、ピストン74がブレーキ開放位置から制動位置へと移動すると、ブレーキパッド76もブレーキ開放位置から制動位置へと移動する。
ブレーキパッド76は、ブレーキ開放位置にある際、ブレーキロータ22から間隔をおいて離されるので、ブレーキロータ22及び前輪17が自由に回転可能になる。一方ブレーキパッド76は、制動位置にある際、ブレーキロータ22に当接して押し当てられる。これにより、ブレーキパッド76とブレーキロータ22との間で摩擦力が生じ、それによって、ブレーキロータ22及び前輪17の回転速度が減じられる(車輪17が制動される)。
ブレーキロータ22は、内側ロータ部材90に取付孔90c(図1)が設けられており
、この取付孔90cに配置された固定ピン22c(図5)によって、車輪17のブレーキ取付部17aに固定されている。
図3に示すように、ディスクブレーキ装置12では、第1外側ロータ部材91および第2外側ロータ部材92それぞれに対して、ブレーキパッド76が押し当てられる構成とされている。すなわち自転車10では、第1外側ロータ部材91とブレーキパッド76との摩擦力と、第2外側ロータ部材92とブレーキパッド76との摩擦力とで、車輪17が制動される。ブレーキロータ22の内側ロータ部材90、第1外側ロータ部材91、および第2外側ロータ部材92は外周が円形状であり、第1外側ロータ部材91および第2外側ロータ部材92は周方向に沿って連続した円環状となっている。すなわち、第1外側ロータ部材91および第2外側ロータ部材92は、車輪17の回転にともなって回転し、回転の最中、ブレーキパッド76は、第1外側ロータ部材91および第2外側ロータ部材92に連続して当接し続ける。
一般的なブレーキロータは、例えばアルミニウムやステンレス鋼などの金属のみで構成されているが、金属のみでは耐摩耗性が比較的低く、高い制動性を長期間確保し難い。また、例えばセラミック焼結体は耐摩耗性が比較的高い一方、金属に比べると衝撃を受けた際に割れ易い。本実施形態のブレーキロータ22は、ブレーキパッドが押し当てられる第1外側ロータ部材91および第2外側ロータ部材92をセラミック焼結体で構成して耐摩耗性を向上させるとともに、第1外側ロータ部材91および第2外側ロータ部材92とを、金属からなる内側ロータ部材90と積層させて配置することで、セラミック焼結体のみでブレーキロータを構成した場合に比べて、耐衝撃性を高くしている。
図6は、車輪17の制動時における、第1外側ロータ部材91とブレーキパッド76との当接部分を拡大して示す断面図である。なお第2外側ロータ部材92とブレーキパッド76との当接状態も、図6と同様の状態であるが、ここでは第1外側ロータ部材91とブレーキパッド76との当接状態のみを代表して図示している。
ブレーキパッド76は、広く用いられている一般的なブレーキパッド部材であり、例えば樹脂や金属からなるベース体77に、金属粉末の圧粉体78が混合されている。
セラミック焼結体からなる第1外側ロータ部材91は、隣接する複数のセラミック粒子910が、互いに接合(凝着や融着)して構成されている。このような第1外側ロータ部材91の表面には、微視的には、セラミック粒子910の配置状態が反映された凹凸が表れている。このように第1外側ロータ部材91の表面に微小な凹凸があるので、ブレーキパッド76が第1外側ロータ部材91の表面に押し付けられた際、ブレーキパッド76とブレーキパッド76表面との機械的な係合作用が比較的強く働くので、車輪17の制動の際も、ブレーキパッド76と第1外側ロータ部材91の表面との摩擦力が比較的大きく、制動性が高い。
また、ブレーキパッド76が第1外側ロータ部材91の表面に押し付けられて、第1外側ロータ部材91の回転を制動する際、ブレーキパッド76による摩擦力によって、セラミック粒子910が少しずつ剥がれるように研削される。ブレーキロータ22では、このようにセラミック粒子910が剥がれるように研削が進むので、長期間にわたって研削が進んでも、第1外側ロータ部材91の表面には、元々のセラミック粒子910の配置状態が反映された微小な凹凸が常に表れている。このため、第1外側ロータ部材91および第2外側ロータ部材92がセラミック焼結体からなるブレーキロータ22は、比較的高い制動性が長期間にわたって継続する。
例えばブレーキロータが、金属のみで形成されている場合や、金属体にセラミック粉末
等が混合されたセラミック複合体や、多孔質セラミック体に金属が含浸されたセラミック構造体からなる場合、ブレーキパッドによって、ディスクブレーキロータの表面の金属部分がブレーキパッドの表面に対応する形状に削られるように摩耗し易い。この場合、ブレーキパッド76の表面とディスクブレーキロータの表面との機械的係合が生じ難く、制動性が比較的低くなり、また水等の液体の付着によって制動性能が変化(低減)し易い。また、ブレーキパッドの金属成分とブレーキロータの金属成分とが互いに溶着し易く、ブレーキ部分の温度の変化に応じて、車両の制動性能が変化し易い。
これに対し、本実施形態のブレーキロータ22は、図6に示すように、第1外側ロータ部材91および第2外側ロータ部材92のブレーキパッド76と摺動する面が、複数のセラミック粒子910が互いに接合した状態となっている。セラミック焼結体からなる第1外側ロータ部材91および第2外側ロータ部材92は、個々のセラミック粒子910が互いに強い強度で接合し、かつ1つ1つのセラミック粒子910が硬いので、すなわち、ブレーキパッド76によってセラミック粒子910が剥がれ難く、かつセラミック粒子910自体も削れ難いので、ブレーキパッド76による摩耗の進行が遅く、かつ上述のように、長期間にわたって研削が進んでも、第1外側ロータ部材91の表面には、元々のセラミック粒子92の配置状態が反映された微小な凹凸が常に表れており、制動性も長期間にわたって強くすることができる。
また図2に示すように、ブレーキロータ22では、内側ロータ部材90は、一方主面90Aに第1凹部93を有し、他方主面90Bに第2凹部94を有しており、第1外側ロータ部材91が第1凹部93に配置され、第2外側ロータ部材92が第2凹部94に配置されており、第1外側ロータ部材91の外周面91αが、第1凹部93の内側側面93βに対向し、第2外側ロータ部材92の外周面92αが、第2凹部94の内側側面94βに対向している。図2に示す実施形態では、より詳しくは、第1外側ロータ部材91の外周面91α全体が、第1凹部93の内側側面93βに当接し、第2外側ロータ部材92の外周面92α全体が、第2凹部94の内側側面94βに当接している。
セラミック焼結体からなる第1外側ロータ部材91および第2外側ロータ部材92は、金属からなる内側ロータ部材90に比べて耐衝撃性が低いが、このような構成とすることで、第1外側ロータ部材91の外周面91αが金属からなる内側ロータ部材90によってカバーされ、第2外側ロータ部材92の外周面92αも金属からなる内側ロータ部材90によってカバーされる。これにより、第1外側ロータ部材91の外周面91αや、第2外側ロータ部材92の外周面92αへ衝撃が加わること自体が抑制される。例えば、路面から跳ね飛んできた石などが、第1外側ロータ部材91の外周面91αや第2外側ロータ部材92の外周面92αへ衝突する等が抑制されており、自転車10の走行時でもブレーキロータ22は割れ難い。また、第1外側ロータ部材91および第2外側ロータ部材92は、ステンレス等の金属よりも硬度が高く固有振動数も高いので、従来の金属性のディスクブレーキロータにおける振動程度では共振による共鳴が発生しがたく、いわゆるブレーキの鳴きも生じ難い。
図2に示す実施形態では、内側ロータ部材90の最大厚みt1は約0.5mmから約1.5mm程度であり、第1凹部93および第2凹部94の深さは約0.2mm〜約0.4mm程度であり、第1外側ロータ部材91の厚みt2および第2外側ロータ部材92の厚みt3も約0.2mm〜約0.4mm程度となっており、内側ロータ部材90の一方主面90Aと第1外側ロータ部材91の外側主面91A、および内側ロータ部材90の他方主面90Bと第2外側ロータ部材92の外側主面92Aが、いずれも面一となっている。
車輪17にブレーキロータ22を取り付けるための取付孔90c周辺部も、車輪17からの振動等の衝撃が伝わりやすく比較的大きな衝撃を受ける部分であるが、本実施形態の
ブレーキロータ22では、この取付孔90cを金属からなる内側ロータ部材90に設けており、車輪17からの振動等の衝撃は、耐衝撃性の比較的高い金属からなる内側ロータ部材に伝わる構成となっており、これにより、自転車10の走行時でもブレーキロータ22は割れ難くなっている。
本実施形態では、内側ロータ部材20はアルミニウムを主成分とする金属からなる。アルミニウムは比重が軽いので、ブレーキロータ22が取り付けられる自転車10の車輪17の重量を低減させる点で好適である。アルミニウムはまた熱伝導率が比較的高いので、第1外側ロータ部材91および第2外側ロータ部材92の表面で発生した、ブレーキ動作時の摩擦による熱が伝わり易く、この内側ロータ部材20を介してこの摩擦熱が放熱され易い点で好適である。なお主成分とは、着目する部材を構成する成分の合計100質量%に対して、70質量%以上を占める成分である。部材が金属からなる場合には、ICP発光分光分析装置または蛍光X線分析装置を用いて各金属の含有量を求め、その部材を構成する成分の合計100質量%に対して、70質量%以上を占める成分が主成分である。また、部材がセラミックス焼結体からなる場合には、X線回折装置(XRD)を用いてそのセラミック焼結体を構成する化合物を同定した上で、ICP発光分光分析装置または蛍光X線分析装置を用いて化合物を構成する金属の含有量を求め、同定された化合物に換算すればよい。内側ロータ部材90は、例えばアルミニウム合金からなる部材であっても好ましく、またステンレス鋼であってもよく、特に限定されない。アルミニウムやアルミニウム号機、ステンレス鋼などは比較的腐食し難く錆などが発生し難いので、比較的長期間にわたって安定した性能を維持できる点でも好ましい。
また、第1外側ロータ部材91および第2外側ロータ部材92のセラミック焼結体は、例えば炭化珪素質焼結体を主成分とする。炭化珪素質焼結体は、耐摩耗性が高いので、ブレーキ動作時の摩擦によって減少し難く、耐久性が高い点で好ましい。また炭化珪素質焼結体は、熱伝導率も比較的高いので、表面部分で発生した熱が、内側ロータ部材20まで伝わりやすく、この発生した熱が放熱され易い点でも好ましい。
図7(a)〜(c)および図8(a)〜(c)は、ディスクブレーキロータの他の実施形態の断面図である。また、図9(a)は図8(a)の部分拡大図であり、図9(b)〜(c)はディスクブレーキロータの他の実施形態の部分拡大図である。図7(a)〜(c)、図8(a)〜(c)および図9(a)〜(c)では、図2と同様の構成部分については、図2と同じ符号を用いて示している。図2に示す実施形態では、第1外側ロータ部材91の外周面91α全体が、第1凹部93の内側側面93βに当接し、第2外側ロータ部材92の外周面92α全体が、第2凹部94の内側側面94βに当接しているが、図7(a)に示すように、外周面91αと内側側面93βとが当接せず、また、外周面92αと内側側面94βとが当接していなくてもよい。図7(a)に示すように、第1外側ロータ部材91の外周面91αが第1凹部93の内側側面93βに対向し、第2外側ロータ部材92の外周面92αが、第2凹部94の内側側面94βに対向していれば、外周面91αや外周面92αに小石等の異物が衝突することを抑制できる。外周面91αや外周面92αに小石等の異物が衝突することをより確実に抑制するには、また、内側ロータ部材20に対して第1外側ロータ部材91と第2外側ロータ部材92とをより強固に接合するには、図2や図7(b)(c)のように、第1外側ロータ部材91の外周面91αが第1凹部93の内側側面93βに当接し、第2外側ロータ部材92の外周面92αが第2凹部94の内側側面94βに当接していることが好ましく、図2や図7(c)のように、第1外側ロータ部材91の外周面91αの全体が第1凹部93の内側側面93βに当接し、第2外側ロータ部材92の外周面92αの全体が第2凹部94の内側側面94βに当接していることが好ましい。
また、図2に示す実施形態では、内側ロータ部材90の側面と第1外側ロータ部材91
の側面、および内側ロータ部材90の側面と第2外側ロータ部材92の側面が、いずれも面一となっているが、図7(b)に示すように、内側ロータ部材90の側面から第1外側ロータ部材91の側面が突出していてもよく、また、内側ロータ部材90の側面から第2外側ロータ部材92の側面が突出していてもよい。また、図7(c)に示すように、内側ロータ部材90の側面に対して第1外側ロータ部材91の側面が凹んでいてもよく、また、内側ロータ部材90の側面から第2外側ロータ部材92の側面が凹んでいてもよい。外周面91αや外周面92αに小石等の異物が衝突することをより確実に抑制するには、図7(c)のように、内側ロータ部材90の側面に対して、第1外側ロータ部材91の側面および第2外側ロータ部材92の側面が凹んでいてもよい。外周面91αや外周面92αに小石等の異物が衝突することを抑制しつつ、内側ロータ部材の90の厚さをなるべく薄くしてブレーキロータ22の重量を低減させたい場合などは、図2に示すように、内側ロータ部材90の側面と第1外側ロータ部材91の側面、および内側ロータ部材90の側面と第2外側ロータ部材92の側面を、いずれも面一とすることが好ましい。
図8(a)(b)に示す実施形態では、第1外側ロータ部材91および第2外側ロータ部材92の外周部から内側ロータ部材90の外周部にかけて被覆部材97で覆われている。第1外側ロータ部材の外周部とは、外周面91αから外側主面91Aの周縁線の近傍領域にかけての部分をいい、第2外側ロータ部材の外周部とは、外周面92αから主面の周縁線の近傍領域(外縁周辺部90Cおよび外縁周辺部90D)にかけての部分をいう。図8(a)および(b)に示す実施形態では、被覆部材97は、第1外側ロータ部材および第2外側ロータ部材それぞれの外周部のうち、外周面91αおよび外周面92αの範囲のみを覆っている。被覆部材97は、第1外側ロータ部材91および第2外側ロータ部材92の外周部のうち、少なくとも外周面91αおよび外周面92αを覆っていればよい。また被覆部材97は、内側ロータ90のうち少なくとも一方主面90Aの周縁線の近傍領域の一部(外縁周辺部90C)、および他方主面90Bの周縁線の近傍領域の一部(外縁周辺部90D)を覆っていればよい。
図8(a)の実施形態では、より詳しくは、第1外側ロータ部材91が内側ロータ部材90の一方主面90Aに当接し、第2外側ロータ部材92が内側ロータ部材90の他方主面90Bに当接し、第1外側ロータ部材91の外周面91αが、内側ロータ部材90の一方主面90Aから突出するように配置され、第2外側ロータ部材92の外周面92αが、内側ロータ部材90の他方主面90Bから突出するように配置されている。
被覆部材97は、一方主面90Aの一部(外縁周辺部90C)を経て第1外側ロータ部材91の外周面91αまで覆って、外縁周辺部90Cと外周面91αとも固着するとともに、他方主面90B(外縁周辺部90D)の一部を経て第2外側ロータ部材92の外周面92αまで覆って、外縁周辺部90Dと第2外側ロータ部材92の外周面92αとも固着している。ディスクブレーキロータはこのように、内側ロータ部材90に第1凹部93や第2凹部94を設けずに、第1外側ロータ部材91や第2外側ロータ部材92を当接させて固定してもよい。図8(a)に示すように、内側ロータ部材90の外周面90αを覆う被覆部材97を、第1外側ロータ部材91や第2外側ロータ部材92まで固着させることで、内側ロータ部材90と第1外側ロータ部材91、および内側ロータ部材90と第2外側ロータ部材92との接合を比較的強固にすることができる。また、このような被覆部材97を設けておくことで、セラミック焼結体からなる第1外側ロータ部材91および第2外側ロータ部材92それぞれの外周面に、例えば路上にあった石等が直接ぶつかることを抑制され、第1外側ロータ部材91および第2外側ロータ部材92の割れ等が抑制される。
被覆部材97は、第1外側ロータ部材91および第2外側ロータ部材92に比べて軟らかく衝撃を吸収し易い材質で構成されることが好ましく、例えばプラスチック等の樹脂材
料を主成分とすればよく、例えば繊維強化プラスチックであることが好ましい。なかでも、強度や耐久性および熱伝導率の向上等の点で、炭素繊維を用いた炭素繊維強化プラスチックであることが好ましい。
なお、第1外側ロータ部材91および第2外側ロータ部材92の外周部は凹部95を有しており、被覆部材97は凹部95内に入り込んでいる。図8(a)(b)に示す実施形態では、第1外側ロータ部材91の外周部には、第1外側ロータ部材91の外側主面91Aの周縁線の一部を切り欠いた凹部を有している。同様に、第2外側ロータ部材92の外周部には、第2外側ロータ部材92の外側主面92Aの周縁線の一部を切り欠いた凹部96を有している。凹部95および凹部96を有することで、外周面91αおよび外周面92αそれぞれの面積が比較的大きくなるとともに、被覆部材97と第1外側ロータ部材91との機械的な引っ掛かりの作用や、被覆部材97と第2外側ロータ部材92との機械的な引っ掛かりの作用が比較的大きくなり、被覆部材97と第1外側ロータ部材91との接合強度および被覆部材97と第2外側ロータ部材92との接合強度が比較的大きくなる。
図9(b)(c)は、凹部の形状が異なる実施形態を示している。図9(b)に示すように第1外側ロータ部材91や第2外側ロータ部材92の外周面に溝状の凹部を設けてもよい、第1外側ロータ部材91や第2外側ロータ部材92の、内側ロータ部材90と対向する面の周縁線近傍の一部を切り欠いた凹部であってもよい。また図示していないが、凹部95や凹部96が、第1外側ロータ部材91の外側主面91Aの周縁線の近傍領域や、第2外側ローラ部材92の外側主面92A周縁線の近傍領域に、周方向に沿って延びた溝状に形成されていてもよい。凹部の位置や形状等は特に限定されない。
また図8(a)〜(c)に示す実施形態では、図1〜図7に示す実施形態と同様に第1外側ロータ部材91および第2外側ロータ部材92は円環状である。図8(a)(b)に示す実施形態では、第1外側ロータ部材91および第2外側ロータ部材92の内周部から内側ロータ部材90にかけて、被覆部材(第1側面被覆部材120および第2側面被覆部材130)で覆われている。第1外側ロータ部材91の内周部とは、第1外側ロータ部材91の内周面101βから外側主面91Aの周縁線の近傍領域にかけての部分をいい、第2外側ロータ部材92の内周部とは、内周面102βから外側主面92Aの周縁線の近傍領域にかけての部分をいう。図8(a)および(b)に示す実施形態では、第1側面被覆部材120が、第1外側ロータ部材91の内周部のうち内周面101βの範囲を覆い、第2側面被覆部材130が、第2外側ロータ部材92の内周部のうち内周面102βの範囲を覆っている。第1被覆部材120は、第1外側ロータ部材91の内周部のうち少なくとも内周面101βを覆っていればよく、第2外側ロータ部材92の内周部のうち少なくとも内周面102βを覆っていればよい。
より詳しくは、第1外側ロータ部材91は中央部に第1穴部101を備え、第2外側ロータ部材92は中央部に第2穴部102を備えている。図8(a)および(b)に示す実施形態では、内側ロータ部材90の第1穴部101に対応する領域103から第1穴部101の内周面101βまでを覆って、領域103および内周面101βと固着した第1側面被覆部材120を有する。また、内側ロータ部材90の第2穴部102に対応する領域104から第2穴部102の内周面102βまでを覆って、領域104および内周面102βと固着した第2側面被覆部材130とをさらに備える。第1側面被覆部材120および第2側面被覆部材130を備えることで、内側ロータ部材90と第1外側ロータ部材91との接合強度、および内側ロータ部材90と第2外側ロータ部材92との接合強度を比較的高くすることができる。なお、図8に示す実施形態では、第1外側ロータ部材91の内周部は凹部を有し、第1側面被覆部材120はこの凹部内に入りこんでおり、また第2外側ロータ部材92の内周部は凹部を有し、第2側面被覆部材130はこの凹部内に入りこんでいる。これにより、第1側面被覆部材120と第1外側ロータ部材91との機械的な引っ掛かりの作用や、第2側面被覆部材130と第2外側ロータ部材92との機械的な引っ掛かりの作用が比較的大きくなり、第1外側ロータ部材91と内側ロータ部材90の接合強度や、第2外側ロータ部材92と内側ロータ部材90の接合強度が比較的大きくしている。
被覆部材97や第1側面被覆部材120および第2側面被覆部材130は、例えばプラスチック等の樹脂よりも熱伝導率の大きい金属やセラミック等のフィラーを混合させていてもよい。この場合、被覆部材97や第1側面被覆部材120および第2側面被覆部材130を比較的高くし、放熱性を比較的高くすることができる。
図8(b)に示す実施形態では、図8(a)に示す実施形態のディスクブレーキロータにおいて、第1外側ロータ部材91と内側ロータ部材90と第2外側ロータ部材92とを連通する貫通孔Hと、この貫通孔Hに挿通されて固定された固定ピン150とを備えている。固定ピン150は例えば樹脂や金属やセラミック焼結体であればよく、特に限定されない。図8(b)のように、貫通孔Hに固定された固定ピン150を備えることで、ブレーキの動作時においても、第1外側ロータ部材91と内側ロータ部材90と第2外側ロータ部材92との相対位置のずれを抑制することができる。なお、貫通孔Hや固定ピン150は、図8(c)に示すように、図2に示す実施形態のように被覆部材97を備えていないディスクブレーキロータに設けられてもよく、この場合も同様の効果を奏する。
ブレーキロータ20の製造方法については特に限定されない。例えば、アルミニウムやステンレス鋼を主成分とする金属部材を機械加工して内側ロータ部材90を形成し、別途形成した第1ロータ部材91と第2外側ロータ部材92とを、この内側ロータ部材90の表面に貼り付けてブレーキロータ20を形成してもよい。
例えばステンレス鋼やアルミニウム等からなる金属板に打ち抜き加工や加圧成型加工を施すことで、内側ロータ部材90を形成することができる。また、マシンニングセンタ装置を用いて表面を切削加工することで、表面に第1凹部93や第2凹部94を形成してもよい。
第1外側ロータ部材91と第2外側ロータ部材92は例えば以下のように形成することができる。まず、炭化珪素粉末に、例えば焼結助剤としての炭化硼素粉末およびフェノール樹脂を混合した原料粉末を得る。原料粉末をボールミルに投入した後、48時間混合してスラリー化し、このスラリーに成形助剤としてバインダーを添加して混合した後、噴霧乾燥することにより平均粒径が例えば80μmの炭化珪素の顆粒を作製する。次に、この顆粒を成形型に充填し、厚み方向に98MPaの圧力で加圧し成形してリング状の成形体を得る。得られた成形体を、窒素雰囲気中、20時間で昇温し、600℃で5時間保持後、自然冷却して脱脂して脱脂体とし、この脱脂体を2030℃にて5時間保持して焼成することにより、リング形状の炭化珪素質焼結体を得る。そして、各炭化珪素質焼結体の表面を平面研削盤にて研削し、例えば平均粒径3μmのダイヤモンド砥粒を用いて、アルミナ製のラップ盤にて研磨して第1外側ロータ部材91(および第2外側ロータ部材92)を形成する。なお、ブレーキバッド76を押し当てた際の摩擦力を向上させたり、逆に滑り性を良くする等の観点で、第1外側ロータ部材91や第2外側ロータ部材92の表面に微細な開気孔を設けたい場合など、原料粉末の作成の際、焼結材とともに例えば樹脂ビーズからなる気孔形成剤を混合させておけばよい。
また、内側ロータ部材90と、第1外側ロータ部材91および第2外側ロータ部材92との接合方法は特に限定されない。例えば、接合材として、樹脂等の接着剤を用いてもよく、また金属を主成分とするろう材等を用いてもよい。また、接合材を介さず、ネジ止め等の機械的手段によって、第1ロータ部材91と第2ロータ部材92とを、内側ロータ部
材90に取り付けてもよい。また、図8(b)および(c)に示すような固定ピン150のみで接合してもよい。 また、例えばブレーキロータ22に対応する形状の型部材の中に、予め形成した第1ロータ部材91と第2ロータ部材92とを配置しておき、この型部材に例えばアルミニウムを主成分とする金属(溶融金属)を流し込んで冷却して固化することで、アルミニウムを主成分とする内側ロータ部材90の表面に第1ロータ部材91と第2ロータ部材92とが固着したブレーキロータ20を製造してもよい。内側ロータ部材90がアルミニウムなどの比較的融点が低材質からなる場合、このように溶融金属を型部材に流し込む方向を用いると、例えば図1〜7に示したような、内側ロータ部材90が第1凹部93や第2凹部94を備える実施形態のディスクブレーキロータを比較的容易に製造することができる。
また、例えばブレーキロータ22に対応する形状の型部材の中に、予め形成した内側ロータ部材90を配置しておき、この型部材に例えばカーボンコンポジット等のプラスチックを主成分とする樹脂を射出して固化(いわゆるインジェクション成形)して被覆部材97や第1側面被覆部材120や第2側面被覆部材130を形成することで、例えば図8(a)に示す実施形態のディスクブレーキロータを製造してもよい。ブレーキロータ20の製造方法については特に限定されない。
以上、本発明の実施形態および実施例について説明したが、本発明は上述の実施形態や実施例に限定されるものでない。本発明は、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、各種の改良および変更を行なってもよいのはもちろんである。
10 自転車
12 ブレーキ装置
14 フレーム
16 フロントフォーク
22 ディスクブレーキロータ
76 ブレーキパッド
90 内側ロータ部材
91 第1外側ロータ部材
92 第2外側ロータ部材

Claims (9)

  1. 内側ロータ部材と、
    前記内側ロータ部材の一部を挟み込むように配置された、第1外側ロータ部材および第2外側ロータ部材とを備え、
    前記内側ロータ部材は金属を主成分とし、
    前記第1外側ロータ部材および前記第2外側ロータ部材がセラミック焼結体を主成分とすることを特徴とするディスクブレーキロータ。
  2. 前記内側ロータ部材は、一方主面に第1凹部を有し、他方主面に第2凹部を有しており、
    前記第1外側ロータ部材が前記第1凹部に配置され、前記第2外側ロータ部材が前記第2凹部に配置されており、
    前記第1外側ロータ部材の外周面が、前記第1凹部の内側側面に対向し、
    前記第2外側ロータ部材の外周面が、前記第2凹部の内側側面に対向していることを特徴とする請求項1記載のディスクブレーキロータ。
  3. 前記第1外側ロータ部材および前記第2外側ロータ部材の外周部から前記内側ロータ部材の外周部にかけて被覆部材で覆われていることを特徴とする請求項1または2記載のディスクブレーキロータ。
  4. 前記第1外側ロータ部材および前記第2外側ロータ部材の外周部は凹部を有しており、前記被覆部材は前記凹部内に入り込んでいることを特徴とする請求項3記載のディスクブレーキロータ。
  5. 前記第1外側ロータ部材および前記第2外側ロータ部材は円環状であり、前記第1外側ロータ部材および前記第2外側ロータ部材の内周部から前記内側ロータ部材にかけて、被覆部材で覆われていることを特徴とする請求項3または4に記載のディスクブレーキロータ。
  6. 前記第1外側ロータ部材および前記第2外側ロータ部材の内周部は凹部を有しており、前記被覆部材は前記凹部内に入り込んでいることを特徴とする請求項5記載のディスクブレーキロータ。
  7. 前記セラミック焼結体が、炭化珪素質焼結体を主成分とすることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のディスクブレーキロータ。
  8. 請求項1〜7のいずれかに記載のディスクブレーキロータと、前記第1外側ロータ部材および前記第2外側ロータ部材にそれぞれ当接する複数のブレーキパッドとを備えたことを特徴とするブレーキ装置。
  9. 請求項8記載のブレーキ装置が取り付けられ車輪を備えたことを特徴とする車両。
JP2015107776A 2015-02-26 2015-05-27 ディスクブレーキロータ、ディスクブレーキ装置、および車両 Pending JP2016164453A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015036422 2015-02-26
JP2015036422 2015-02-26

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2016164453A true JP2016164453A (ja) 2016-09-08

Family

ID=56876830

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015107776A Pending JP2016164453A (ja) 2015-02-26 2015-05-27 ディスクブレーキロータ、ディスクブレーキ装置、および車両

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2016164453A (ja)

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5924542U (ja) * 1982-08-05 1984-02-15 臼井国際産業株式会社 デイスク・ブレ−キ装置におけるデイスク構造体
JPH06185550A (ja) * 1992-12-15 1994-07-05 Akebono Brake Res & Dev Center Ltd アルミ基複合材ディスクロータとその製造方法
JPH08326802A (ja) * 1995-05-30 1996-12-10 Gkn Sankey Ltd ブレーキディスク及びその製造方法
JP2000240697A (ja) * 1999-02-24 2000-09-05 Kurimoto Ltd 鉄道車両用ブレーキディスクの締結方法
JP2002097080A (ja) * 2000-09-21 2002-04-02 Mazda Motor Corp 複合化用予備成形体の製造方法
JP2007205428A (ja) * 2006-01-31 2007-08-16 Sumitomo Metal Ind Ltd 鉄道車両用ブレーキディスク
US20140374201A1 (en) * 2011-12-12 2014-12-25 Faiveley Transport Witten Gmbh Assembled undular brake disc

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5924542U (ja) * 1982-08-05 1984-02-15 臼井国際産業株式会社 デイスク・ブレ−キ装置におけるデイスク構造体
JPH06185550A (ja) * 1992-12-15 1994-07-05 Akebono Brake Res & Dev Center Ltd アルミ基複合材ディスクロータとその製造方法
JPH08326802A (ja) * 1995-05-30 1996-12-10 Gkn Sankey Ltd ブレーキディスク及びその製造方法
JP2000240697A (ja) * 1999-02-24 2000-09-05 Kurimoto Ltd 鉄道車両用ブレーキディスクの締結方法
JP2002097080A (ja) * 2000-09-21 2002-04-02 Mazda Motor Corp 複合化用予備成形体の製造方法
JP2007205428A (ja) * 2006-01-31 2007-08-16 Sumitomo Metal Ind Ltd 鉄道車両用ブレーキディスク
US20140374201A1 (en) * 2011-12-12 2014-12-25 Faiveley Transport Witten Gmbh Assembled undular brake disc

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7823763B2 (en) Friction welding method and products made using the same
JP6347790B2 (ja) ブレーキディスクを作製する方法、ディスクブレーキ用ブレーキディスク、およびディスクブレーキ
JP2017519160A (ja) ブレーキ系統のブレーキ用部材及びそれを作成する方法
JP7309921B2 (ja) 自動車の摩擦ブレーキ用の摩擦制動体、摩擦ブレーキおよび摩擦制動体を製造する方法
US20050217950A1 (en) Lightweight reinforced brake drum and method for making same
US9227342B2 (en) Abrasive article having abrasive segments with shaped gullet walls
US20090035598A1 (en) Product with metallic foam and method of manufacturing the same
CN104154147B (zh) 制动转子和制造其的方法
JP6625371B2 (ja) ドラムインハットブレーキディスク及びその製造方法
KR101803704B1 (ko) 형상화 편들을 가지는 연마물품
CN101749340A (zh) 具有嵌体的减振部件
CN201519910U (zh) 一种散热减振铸铝金刚石磨轮
EP3034298B1 (en) Method for manufacturing vehicle brake disc
KR101610131B1 (ko) 자동차 브레이크 디스크 제조 방법
JPH10202538A (ja) 銑鉄鋳物または鋼切断用多孔性ダイヤモンドカッター
WO2014005079A1 (en) Abrasive article having reversible interchangeable abrasive segments
JP2016164453A (ja) ディスクブレーキロータ、ディスクブレーキ装置、および車両
JP4996761B2 (ja) ディスクブレーキ用ディスクロータ
WO2016019306A2 (en) Abrasive article including z-shaped abrasive segments
JP5967514B2 (ja) ディスクブレーキロータ
KR101893990B1 (ko) 알루미늄 브레이크 디스크의 제조방법 및 상기 방법에 의해 구현된 알루미늄 브레이크 디스크
KR200166442Y1 (ko) 디스크타입브레이크용경량디스크
KR20170065348A (ko) 브레이크 디스크 및 그 제조방법
TWI826411B (zh) 摩擦構件及煞車片
JPH0886324A (ja) 軽量複合ブレーキディスク及びその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180410

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190322

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190402

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190530

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20191015