JP2016162080A - ネットワーク切替方法、ネットワーク切替プログラム、及び情報処理装置 - Google Patents

ネットワーク切替方法、ネットワーク切替プログラム、及び情報処理装置 Download PDF

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Kazuo Sasaki
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Abstract

【課題】ネットワークの切替えに要する時間を短縮させる。【解決手段】 1又は複数のアプリケーションと、該アプリケーションの通信先とに応じたネットワークに切り替えて通信を行うネットワーク切替方法において、前記ネットワークの切替え処理に関する履歴情報を保存し、前記1又は複数のアプリケーションの何れもが通信していない間に、前記履歴情報に含まれる前記アプリケーションの通信に必要なネットワーク構成に変更する時間情報に基づいて決定されるネットワークに接続しておく、処理を情報処理装置に実行させる。【選択図】図6

Description

本発明は、ネットワーク切替方法、ネットワーク切替プログラム、及び情報処理装置に関する。
近年では、タブレット端末やスマートフォン等の可搬型の端末装置が普及すると共に、ネットワークインフラも整備されており、端末装置用のアプリケーション(以下、必要に応じて「アプリ」という)を使用して、どこにいても様々なサービスが利用可能になっている。
また、従来では、端末装置用のアプリ(端末アプリ)も多様化し、端末アプリやそのアプリが利用する通信先のサービス等の様々な要因に応じて最適なネットワークが異なる。また、利用可能なネットワークインフラについても、場所や環境によって異なる。
したがって、使用アプリ、通信先、端末装置のネットワーク環境等に応じて、使用するネットワークを切替える必要がある。そこで、例えば、使用アプリと通信先とに応じて、どのネットワークを使用するかの定義情報(ネットワーク要件)を端末装置に与え、アプリの通信時に、その定義にしたがって自動的にネットワークを切替えるという方法が考えられる。
特開2002−112347号公報 特開2008−312067号公報
しかしながら、従来手法では、アプリによる通信接続の開始を契機としてネットワークの切替え処理を行うため、アプリが通信リクエストを送信し始めてから、応答を受けるまでに時間がかかり、使い勝手が低下する。
一つの側面では、本発明は、ネットワークの切替えに要する時間を短縮させることを目的とする。
一つの態様では、1又は複数のアプリケーションと、該アプリケーションの通信先とに応じたネットワークに切り替えて通信を行うネットワーク切替方法において、前記ネットワークの切替え処理に関する履歴情報を保存し、前記1又は複数のアプリケーションの何れもが通信していない間に、前記履歴情報に含まれる前記アプリケーションの通信に必要なネットワーク構成に変更する時間情報に基づいて決定されるネットワークに接続しておく、処理を情報処理装置に実行させる。
一つの側面として、ネットワークの切替えに要する時間を短縮させることができる。
第1実施例における通信システムの概略構成の一例を示す図である。 第1実施例における端末装置のハードウェア構成の一例を示す図である。 ネットワーク要件管理テーブルの一例を示す図である。 ネットワーク制御ログ管理テーブルの一例を示す図である。 第1実施例におけるアプリ通信時のネットワーク切替処理の一例を示すフローチャートである。 第1実施例におけるアプリ未通信時のネットワーク切替処理の一例を示すフローチャートである。 第2実施例におけるアプリ未通信時のネットワーク切替処理の一例を示すフローチャートである。 第3実施例における通信システムの概略構成の一例を示す図である。 アプリ利用ログ管理テーブルの一例を示す図である。 第3実施例におけるアプリ通信時のネットワーク切替処理の一例を示すフローチャートである。 第3実施例におけるアプリ未通信時のネットワーク切替処理の一例を示すフローチャートである。 第4実施例における通信システムの概略構成の一例を示す図である。 アプリ実行時刻の分析処理の一例を示すフローチャートである。 アプリ利用時刻管理テーブルの一例を示す図である。 第4実施例におけるネットワーク切替処理の一例を示すフローチャートである。 第5実施例における通信システムの概略構成の一例を示す図である。 第5実施例におけるアプリ利用ログ管理テーブルの一例を示す図である。 第5実施例におけるアプリ通信時のネットワーク切替処理の一例を示すフローチャートである。 第5実施例におけるアプリ利用統計情報管理テーブルの一例を示す図である。 第5実施例におけるアプリ利用状況の統計処理の一例を示すフローチャートである。 第5実施例におけるアプリ未通信時のネットワーク切替処理の一例を示すフローチャートである。
以下、図面に基づいて実施形態を説明する。
<第1実施例>
<第1実施例における通信システムの概略構成例>
図1は、第1実施例における通信システムの概略構成の一例を示す図である。図1に示す通信システム10aは、情報処理装置の一例としての端末装置11aと、1又は複数のサーバ12−1,12−2(以下、必要に応じて「サーバ12」と総称する)とを有する。なお、サーバ12の数については、図1の例に限定されるものではない。また、端末装置11aと、サーバ12とは、所定の通信網(例えば、セルラ網、WiFi網)等に代表される1又は複数の通信ネットワーク13(図1の例では、通信ネットワーク13−1,13−2)によりデータの送受信が可能な状態で接続されている。なお、通信ネットワーク13の数や種類は、図1の例に限定されるものではなく、少なくとも1つの通信ネットワーク13を有していればよい。1つのネットワーク(以下、「ネットワーク」を必要に応じて「NW」という)においても、例えば端末装置11aとサーバ12との間でVPN通信を行うか否かにより本実施形態におけるネットワーク切替処理が行われるからである。
本実施形態では、アプリと通信先(例えば、サーバ12)に応じてどのネットワークを使用するかの定義情報(ネットワーク要件)を端末装置11aに設定しておき、アプリの通信時にその定義に基づいて自動的にネットワークを切替える。例えば、端末装置11aは、使用アプリ、通信先、ネットワーク環境等の条件に応じてネットワークを自動的に切替える場合に、履歴情報等を用いて、アプリを使用する前にネットワーク環境を構築しておくことで、ユーザの待ち時間(ネットワークの切替えに要する時間)を短縮する。
端末装置11aは、予め基本Operating System(OS)がインストールされている。基本OSとしては、例えばAndroid(登録商標)、Windows(登録商標)等であるが、これに限定されるものではない。また、端末装置11aは、所定の処理を実行する1又は複数のアプリがインストールされており、ユーザの操作や時刻等をトリガにして、少なくとも1つのアプリが選択され、選択したアプリが実行される。また、端末装置11aは、実行しているアプリを通じて、各サーバ12に対応する各種サービスの提供を受け付け、受け付けた内容を画面に表示する。端末装置11aは、例えば、タブレット端末やスマートフォン、ゲーム機器、音楽再生装置等であるが、これに限定されるものではない。
サーバ12は、それぞれの通信ネットワーク13を用いて端末装置11aとデータの送受信を行う。サーバ12は、端末装置11aからのリクエストに対応する情報を抽出し、抽出した情報を含むサービスをリクエストのあった端末装置11aに提供する。なお、サービスの種類としては、ブラウザを用いた情報の閲覧や、画像、映像、文字情報の提供、データの登録、更新、削除等であるが、これに限定されるものではない。サーバ12は、例えば、Personal Computer(PC)等でもよく、少なくとも一以上の情報処理装置を有するクラウドコンピュータを用いたクラウドサーバでもよい。
ここで、図1に示す端末装置11aは、アプリ通信中継部21と、アプリ未通信検出部22と、NW構成決定部23と、NW制御部24と、NW制御ログ管理部(管理部)25と、セルラ通信部26と、WiFi通信部27と、VPN通信部28とを有する。また、端末装置11aには、予め1又は複数のアプリ29がインストールされている。
アプリ通信中継部21は、端末装置11aにインストールされている端末用のアプリ29からサービス(サーバ12)へのリクエスト(例えば、通信リクエスト)を受け付ける。また、アプリ通信中継部21は、そのリクエストからアプリ識別子と通信先サービスのUniform Resource Locator(URL)を取得する。上述したアプリ識別子は、例えばAndroid OSにおけるアプリのパッケージ名やWindows OSにおけるプログラム名等を利用することができる。
また、アプリ通信中継部21は、これらの情報をNW構成決定部23に出力し、通信しようとしているアプリ用の通信ネットワーク13を構成するように指示する。また、アプリ通信中継部21は、アプリ未通信検出部22に対してアプリ29からのリクエストを受信したことを通知する。
また、アプリ通信中継部21は、セルラ通信部26又はWiFi通信部27を経由して各サービスを提供するサーバ12−1,12−2にリクエスト等を出力する。また、アプリ通信中継部21は、VPN通信部28経由でセルラ通信部26又はWiFi通信部27にリクエストを出力し、セルラ通信部26又はWiFi通信部27からリクエストを各サービスを提供するサーバ12−1,12−2に出力してもよい。
また、アプリ通信中継部21は、送信したリクエストに対応するレスポンス(サービス)をセルラ通信部26又はWiFi通信部27等から受け取り、受け取ったレスポンスをアプリ29に出力する。
アプリ未通信検出部22は、アプリ29の未通信時間を検出してネットワーク構築を行うため、アプリ通信中継部21からの通知により、アプリ未通信時間をリセットする。また、アプリ未通信検出部22は、リセットしてから一定時間経過した場合に、その旨を示す情報をイベントとしてNW構成決定部23に通知する。
NW構成決定部23は、アプリ29毎に使用するネットワークの定義(ネットワーク要件)を管理する。例えば、NW構成決定部23は、アプリ29と通信先との組毎に使用するネットワークの定義を管理情報(例えば、ネットワーク要件管理テーブル)の一つとして管理する。
また、NW構成決定部23は、上記の管理情報を用いて、通信しようとしているアプリ29用のネットワーク構成を決定したり、アプリ29の通信終了一定時間後に、NW制御ログ管理部25が管理するログから、どのようなネットワークを事前に構成しておくとよいか等を決定する。また、NW構成決定部23は、例えばアプリ29の利用ログ(履歴情報)等を用いて、現在の時間帯に基づく統計処理を行い、その統計結果からアプリ及び通信先を抽出してもよい。
NW制御部24は、NW構成決定部23が決定したネットワーク構成に基づいて、通信ネットワーク13の切断や接続等を制御する。例えば、NW制御部24は、1又は複数のアプリの何れもが通信していない間に、NW制御ログ管理部25により管理された履歴情報に含まれるアプリの通信に必要なネットワーク構成に変更する時間情報に基づいて、NW構成決定部23で決定されるネットワークに接続しておく。また、NW制御部24は、ネットワークの切替え処理に関する履歴情報(ログ)を、NW制御ログ管理部25で管理させる。
NW制御ログ管理部25は、NW制御部24におけるネットワーク制御のログ(ネットワーク制御ログ管理テーブル)を管理する。
セルラ通信部26は、3G(第3世代の通信規格)やLong Term Evolution(LTE)等のキャリア通信網(セルラ通信網)による通信ネットワーク13−1を利用して通信を行う。
WiFi通信部27は、例えばIEEE802.11規格を使用したデバイス間の相互接続により、WiFi網による通信ネットワーク13−2を利用して無線LANによる通信(例えば、近距離通信等)を行う。
VPN通信部28は、Virtual Private Network(VPN)による通信を行う。例えば、VPN通信部28は、端末装置11aと各サーバ12との間で、専用の接続方法や暗号化等を用いることで仮想的な接続を構成する。これにより、例えばセルラ網やWiFi網等のパブリックな通信ネットワーク13−1,13−2を跨ってプライベートネットワークを拡張することができる。
第1実施例では、通信ネットワーク13−1,13−2の切替え処理におけるログ(履歴情報)を保存しておく。また、第1実施例では、その保存したログを用いて、端末装置11aのアプリ29が通信していない間(未通信時)に、ネットワーク要件に指定されているネットワークで切替えに要する時間が少なくなるような(時間が掛からない)ネットワークを決定する。また、第1実施例では、その決定したネットワークを事前に構築しておく。これにより、アプリ29が実際に通信しようとする時点で、既にネットワークに接続しているため、通信時のネットワーク切替え時間に対するユーザの待ち時間を短縮することができる。また、すぐに目的のアプリ29を使用することができ、アプリ29の使用感が向上することになる。
<端末装置11aのハードウェア構成例>
図2は、第1実施例における端末装置のハードウェア構成の一例を示す図である。図2の例において、端末装置11aは、マイクロフォン(以下、マイクという)31と、スピーカ32と、表示部33と、操作部34と、センサ部35と、電力部36と、無線部37と、近距離通信部38と、補助記憶装置39と、主記憶装置40と、Central Processing Unit(CPU)41と、ドライブ装置42とを有し、これらはシステムバスBで相互に接続されている。
マイク31は、ユーザが発した音声や、その他の音を入力する。スピーカ32は、通話相手先の音声を出力したり、着信音等の音を出力する。マイク31及びスピーカ32は、例えば、通話機能等により通話相手と会話するとき等に用いられる。
表示部33は、例えばLiquid Crystal Display(LCD)や有機Electro Luminescence(EL)等のディスプレイである。また、表示部33は、例えばディスプレイとタッチパネルとを有するタッチパネルディスプレイ等でもよい。
操作部34は、操作ボタン、タッチパネル等である。操作ボタンは、例えば電源ボタン、音量調整ボタン、その他の操作ボタンである。また、タッチパネルは、例えばディスプレイ(表示部33)とタッチパネルとが重畳されたタッチパネルディスプレイとして構成される。タッチパネルは、例えば抵抗膜方式や静電容量方式、光学式、電磁誘導方式等を利用することができ、例えばソフトウェアキーボードへのタッチ入力が行える程度のサンプリングレート及び分解能があれば方式は問わない。
センサ部35は、端末装置11aのある時点又は継続的な動作を検出する。例えば、センサ部35は、端末装置11a自体の傾き角度、加速度、方向、位置等を検出するが、これに限定されるものではない。なお、センサ部35としては、例えばアナログ出力の加速度センサを有するが、これに限定されるものではなく、例えば傾きセンサやジャイロセンサ、Global Positioning System(GPS)等を有していてもよい。
電力部36は、端末装置11aの各構成に対して電力を供給する。電力部36は、例えばバッテリ等の内部電源であるが、これに限定されるものではない。電力部36は、電力量を常時又は所定の時間間隔で検出し、電力量の残量等を監視することもできる。
無線部37は、例えばアンテナ等を用いて基地局等からの無線信号(通信データ)を受信したり、アンテナを介して無線信号を基地局に送信する通信データの送受信部である。
近距離通信部38は、例えば赤外線通信やBluetooth(登録商標)、Wi−Fi(登録商標)等の通信手法を用いて、他の端末装置11aや外部装置との近距離通信を行う。上述した無線部37及び近距離通信部38は、外部装置等との間でデータの送受信を可能とする通信インターフェースである。
補助記憶装置39は、例えばHard Disk Drive(HDD)やSolid State Drive(SSD)等のストレージ手段である。補助記憶装置39は、各種のプログラム(ネットワーク切替プログラム、VPNクライアントプログラム等)、アプリ29等の応用ソフトウェア、本実施形態におけるログ(履歴情報)、各種管理テーブル(例えば、ネットワーク要件管理テーブル、ネットワーク制御ログ管理テーブル)等を記憶し、必要に応じてデータの入出力を行う。
主記憶装置40は、CPU41からの指示により補助記憶装置39から読み出された実行プログラム等を格納したり、プログラム実行中に得られる各種情報等を記憶する。主記憶装置40は、例えばRead Only Memory(ROM)やRandom Access Memory(RAM)等であるが、これに限定されるものではない。
CPU41は、OS等の制御プログラム(基本ソフトウェア)、及び主記憶装置40に格納されている実行プログラム(応用ソフトウェア等)に基づいて、各種演算や各ハードウェア構成部とのデータの入出力等、コンピュータ全体の処理を制御することで、ネットワーク切替処理における各処理を実現する。
具体的には、CPU41は、例えば表示部33や操作部34等から得られるプログラムの実行指示等に基づき、補助記憶装置39にインストールされたプログラムを実行させることにより、主記憶装置40上でプログラムに対応する処理を行う。例えば、CPU41は、ネットワーク切替プログラムを実行させることで、アプリ通信中継部21によるアプリ29における通信の中継、アプリ未通信検出部22による未通信状態の検出、NW構成決定部23によるNW構成の決定等の処理を行う。また、CPU41は、ネットワーク切替プログラムを実行させることで、NW制御部24によるNW制御、NW制御ログ管理部25によるログ管理、セルラ通信部26及びWiFi通信部27による通信制御、VPN通信部28によるVPN通信制御等の処理を行う。
CPU41における処理内容は、上述した内容に限定されるものではない。CPU41により実行された内容は、必要に応じて補助記憶装置39等に記憶される。
ドライブ装置42は、例えば記録媒体43等を着脱自在にセットすることができ、セットした記録媒体43に記録された各種情報を読み込んだり、所定の情報を記録媒体43に書き込むことができる。ドライブ装置42は、例えば媒体装填スロット等であるが、これに限定されるものではない。
記録媒体43は、上述したように実行プログラム等を格納するコンピュータで読み取り可能な記録媒体である。記録媒体43は、例えばフラッシュメモリ等の半導体メモリであってもよい。また、記録媒体43は、Universal Serial Bus(USB)メモリ等の可搬型記録媒体であってもよいが、これに限定されるものではない。
本実施形態では、上述したコンピュータ本体のハードウェア構成に実行プログラム(例えば、ネットワーク切替プログラム等)をインストールすることで、ハードウェア資源とソフトウェアとが協働して本実施形態における画像処理等を実現することができる。また、ネットワーク切替プログラムは、例えば装置上で常駐している状態であってもよく、起動指示により起動させてもよい。
上述した端末装置11aは、一態様として、例えば表示装置一体型のタッチパネルディスプレイを搭載したデバイスと、その上で動作するソフトウェアとを用いて実装される。ソフトウェアの部分は、等価な働きをするハードウェアによって実現されていてもよい。また、端末装置11aは、例えばPC等のハードウェア構成により実現されていてもよい。
<第1実施例に用いられるデータ例>
次に、第1実施例に用いられるデータ例についても図を用いて説明する。図3は、ネットワーク要件管理テーブルの一例を示す図である。図3の例に示すネットワーク要件管理テーブルは、NW構成決定部23で管理される情報である。図3の例において、ネットワーク要件管理テーブルの項目としては、例えば「アプリ識別子」、「通信先」、「優先度」、「NW定義」等があるが、これに限定されるものではない。
「アプリ識別子」は、アプリ29の種類を識別するための識別情報である。「アプリ識別子」は、例えばアプリプログラムの名前やパッケージ名等であるが、これに限定されるものではない。
図3の例において、「通信先」は、アプリ29の通信先を表す情報である。「通信先」としては、例えばURL等のアドレス情報が入力されるがこれに限定されるものではない。なお、図3の「通信先」に示す"*"は任意の通信先であることを示す。また、「通信先」に格納される情報に正規表現を利用してもよい。
「優先度」は、他のアプリや通信先に対する優先度を意味する。「優先度」としては、例えば0から100までの範囲で、値が大きいものを優先的に通信させるように設定してもよい。図3の例では、優先度を数値で設定しているが、これに限定されるものではなく、例えば業務用か私用か等を識別する識別情報(例えば、フラグ)等を設け、どちらを優先させるかを設定してもよい。また、アプリの利用履歴から利用頻度の高いアプリを優先させるように設定してもよい。
「NW定義」は、使用する通信ネットワーク13の定義情報である。「NW定義」において、物理接続はWiFi又はセルラ網等のネットワークの候補を指定する。なお、「NW定義」の項目には、例えばリスト形式で複数指定することができ、例えば先頭から順に利用可能なネットワークに接続させることができる。また、「NW定義」において、論理接続は、上述した物理接続に加えて、VPN接続が必要な場合に、物理接続に応じたサーバアドレス等を指定することができる。
例えば、図3に示す1行目の設定内容は、「業務アプリ」が任意のサイトを通信先として通信する際に、service set identifier(ssid)が会社(office)のWiFi Access Point(AP)を利用できる場合には、WiFi APに接続し、WiFi APを利用できない場合には、LTE経由でアドレスx.x.x.xのVPNサーバにVPN接続することを示している。
また、図3の例において、上述した「業務アプリ」の優先度は「100」で他のアプリよりも一番優先される。「優先度」は、例えば予めアプリ毎に、業務用、私用、共用等のうち、何れかに分類しておき、業務優先のようなポリシに基づいて判断させてもよい。また、「優先度」は、アプリ29の利用履歴から、よく利用するものを優先するように値を設定してもよい。
例えば、NW構成決定部23は、アプリ通信中継部21から得られる「アプリ識別子」及び「通信先」に基づいて、図3に示すネットワーク要件管理テーブルを参照し、それに一致するネットワーク要件を取得する。なお、ネットワーク要件管理テーブルに該当するネットワーク要件が存在しない場合、NW構成決定部23は、アプリ29に対してエラー等の情報を出力してもよい。
また、NW構成決定部23は、一致するネットワーク要件があった場合に、現時点で優先度が高いアプリが通信中であるかを判定する。仮に、現時点で優先度が高いアプリが通信中である場合に、NW構成決定部23は、そのアプリの通信が終了するまで待機するか、その時点で通信できないと判断して、アプリ29にエラーを出力する。
また、リクエストしたアプリ29が通信できる場合、NW構成決定部23は、現状のネットワーク構成と、構築すべきネットワーク構成との差分を判定する。差分がある場合、NW構成決定部23は、NW制御部24に指示し、未構成のネットワークをセルラ通信部26、WiFi通信部27、VPN通信部28等を利用して構成する。その際、ネットワーク構成処理の開始や終了時刻を抽出し、NW制御ログ管理部25に通知する。NW制御ログ管理部25は、その結果をログ(ネットワーク制御ログ管理テーブル)として保存する。
図4は、ネットワーク制御ログ管理テーブルの一例を示す図である。図4の例に示すネットワーク制御ログ管理テーブルの項目としては、例えば「時刻」、「切替え前NW」、「切替え後NW」、「切替え時間」等があるが、これに限定されるものではない。
図4の例において、「時刻」は、例えばネットワーク切替え処理を開始した時刻である。「切替え前NW」は、ネットワーク切替え前に接続していたネットワークの名称等である。「切替え後NW」は、切替えた先のネットワークの名称等である。「切替え時間」は、切替え処理に要した時間である。
例えば、図4の1行目のログは、「2014/10/1 20:00:01」にssidが企業(office)のWiFiからLTEへのネットワークの切替えを行い、その時の所要時間が1秒(1sec)だったことを示している。NW制御部24は、ネットワークの構成処理を終了すると、通信のためのネットワークが構成できたことをアプリ通信中継部21に通知する。
なお、NW制御ログ管理部25は、図4に示すネットワーク制御ログ管理テーブルに対し、例えば予め設定された一定時間(例えば、1週間)単位で、一定時間分(例えば、1年分)のログを読み出して、切替え後のネットワーク毎の切替え所要時間の平均値を算出してもよい。また、NW制御ログ管理部25は、算出した結果をネットワーク制御ログ管理テーブルに書き込んでもよく、ネットワーク名と平均接続処理時間とを対応付けたテーブルを新たに管理してもよい。また、NW制御ログ管理部25は、ネットワーク制御ログ管理テーブルから一定時間経過した古いデータを削除してもよい。
NW制御部24は、端末装置11aに予め設定された画面上の通知領域等に、ネットワーク構成が変わったことを表示してもよい。アプリ通信中継部21は、アプリ29からのリクエストをセルラ通信部26、WiFi通信部27、VPN通信部28等を経由して通信ネットワーク13からサーバ12の各サービスに送信し、そのレスポンスをアプリ29に出力する。
<第1実施例におけるネットワーク切替処理例>
次に、第1実施例におけるネットワーク切替処理例について説明する。なお、第1実施例におけるネットワーク切替処理は、「アプリ通信時のネットワーク切替処理」と、「アプリ未通信時のネットワーク切替処理」との2種類のフェーズがある。以下、必要に応じてそれぞれの処理を説明する。
<第1実施例におけるアプリ通信時のネットワーク切替処理例>
次に、第1実施例におけるアプリ通信時のネットワーク切替処理例について、フローチャートを用いて説明する。図5は、第1実施例におけるアプリ通信時のネットワーク切替処理の一例を示すフローチャートである。第1実施例におけるアプリ通信処理の一例を示すフローチャートである。図5の例において、アプリ通信中継部21は、端末装置11aにインストールされたアプリ29の通信リクエストを待ち受け、その通信リクエストからアプリ(例えば、アプリ識別子)と、通信先(例えば、通信先サービスのURL)とを取得する(S01)。
次に、NW構成決定部23は、上述したネットワーク要件管理テーブルを参照し、S01の処理で取得した「アプリ」と「通信先」とに対応するNW要件を取得する処理を行う(S02)。
ここで、NW構成決定部23は、NW要件が取得できたか否かを判断し(S03)、取得できた場合(S03において、YES)、優先度の高いアプリが通信中か否かを判断する(S04)。優先度の高いアプリが通信中である場合(S04において、YES)、通信が終わるまで待機する(S05)。
次に、S05の処理後、又はS04の処理において、優先度の高いアプリが通信中でない場合(S04の処理において、NO)、NW制御部24は、現状のネットワーク構成と、S02の処理により取得したネットワーク構成の要件との差分を判定する(S06)。NW制御部24は、差分があるか否かを判断し(S07)、差分がある場合(S07において、YES)、ネットワーク構成を変更し(S08)、ネットワーク制御ログ管理テーブルに処理結果を追加する(S09)。処理結果の情報としては、上述した図4に示すネットワーク制御管理テーブルの項目と同様の内容であるが、これに限定されるものではない。
次に、NW制御部24は、ネットワーク構成が変更されたことを端末装置11aの所定の通知領域(例えば、画面の上部等)に表示する(S10)。S10の処理後、又はS07の処理において、差分がない場合(S07において、NO)、この時点でのネットワーク構成を用いて、S01の処理で取得した通信リクエストを対象のサービス(サーバ12)に送信し、対応するレスポンスを受け付けてアプリ29に出力する(S11)。また、S03の処理において、NW要件が取得できなかった場合(S03において、NO)、アプリ29にエラーを出力する(S12)。
S11又はS12の処理後、処理を終了するか否かを判断し(S13)、処理を終了しない場合(S13において、NO)、S01の処理に戻る。また、アプリの終了させる等のユーザ操作等により処理を終了する場合(S13において、YES)、第1実施例におけるアプリ通信処理を終了する。
<第1実施例におけるアプリ未通信時のネットワーク切替処理例>
次に、第1実施例におけるアプリ未通信時のネットワーク切替処理について、フローチャートを用いて説明する。図6は、第1実施例におけるアプリ未通信時のネットワーク切替処理の一例を示すフローチャートである。図6の例において、端末装置11aのアプリ未通信検出部22は、一定時間毎にアプリ29の通信終了後の経過時間をチェックし(S21)、アプリの通信終了からの経過時間が閾値以上であるか否かを判断する(S22)。
経過時間が閾値以上の場合(S22において、YES)、アプリ未通信検出部22は、NW構成決定部23に対して未通信状態であることを通知し、NW構成決定部23は、登録されているネットワーク要件管理テーブル内の各NW要件の中から,実際にインストールされているアプリのNW要件を抽出する(S23)。
次に、NW制御ログ管理部25は、例えば上述した図4に示すネットワーク制御ログ管理テーブル等の履歴情報(ログ)を参照し、利用する可能性のある各ネットワークへの切替え時間を取得する(S24)。次に、NW制御ログ管理部25は、S24の処理で求めた切替え時間が最長のネットワークを判定する(S25)。つまり、第1実施例では、NW制御部24は、S25の処理で得られたネットワークを接続しておくことにより、仮に他のネットワークに切替えることになっても、短い時間で他のネットワークに切替えられるため、ネットワークの切替えに要する時間を短縮させることができる。
例えば、上述した図4の例では、LTEから会社(office)のWiFiに接続するのに時間が掛かっている(5sec)。そのため、第1実施例では、会社の環境を利用したWiFi通信によるネットワークの構築を行う。なお、S25の処理において、切替え所要時間の平均値を算出してある場合には、その平均値が最大のネットワークを判定してもよい。また、上記の例では、端末装置11aから会社のWiFi通信(ネットワーク環境)が利用可能であることが前提である。したがって、もし会社のWiFi通信が利用不可能である場合には、次に切替え時間が長いネットワークを判定する。
次に、NW構成決定部23は、ネットワークを一意に決定できたか否かを判断し(S26)、一意に決定できないと判断した場合(S26において、NO)、すなわち切替え時間が最長のネットワークが複数ある場合は、予め設定された判断基準により切替えるネットワークを決定する(S27)。S27の処理では、例えば対応するアプリの優先度の高いネットワークを選択する等の処理を行ってもよい。
次に、NW制御部24は、S27の処理で決定されたネットワークの構成と、現状のネットワーク構成との差分を判定する(S28)。ここで、差分があるか否かを判断し(S29)、差分がある場合(S29において、YES)、上述した図5に示すようなアプリ通信時の処理と同様に、ネットワーク構成を変更し(S30)、ネットワーク制御ログに処理結果を追加する(S31)。また、ネットワーク構成が変更されたことを端末装置11aの通知領域等に表示する(S32)。
次に、S32の処理後、S22の処理において、アプリの通信終了からの経過時間が閾値以上でない場合(S22において、NO)、S29の処理において、差分がない場合(S29において、NO)、処理を終了するか否かを判断する(S33)。処理を終了しない場合(S33において、NO)、S21の処理に戻る。また、アプリの終了させる等のユーザ操作等により処理を終了する場合(S33において、YES)、アプリ未通信時のネットワーク切替処理を終了する。
<第2実施例>
次に、第2実施例におけるネットワーク切替処理例について説明する。なお、第2実施例では、上述した第1実施例における通信システム10aの概略構成をそのまま適用することができる。そのため、通信システム10a、端末装置11a、サーバ12等の具体的な説明は省略する。また、第2実施例は、第1実施例と比較すると、アプリ未通信時のネットワーク切替処理が異なる。従って、以下の説明では、第2実施例におけるアプリ未通信時のネットワーク切替処理例について説明する。
図7は、第2実施例におけるアプリ未通信時のネットワーク切替処理の一例を示すフローチャートである。上述した第1実施例におけるアプリ未通信時のネットワーク切替処理では、NW構成決定部23において、構成すべきネットワークを判定する際に、利用する可能性のあるネットワークを全て同等に扱い、切替え時間が最長となるネットワークを選択している。この場合、例えばある特定のアプリだけしか利用しないネットワークを切替え時間が長いという理由だけで選択すると、それ以外のアプリを利用する場合に、ネットワークの切替え頻度が多くなり、待ち時間が長くなるためユーザの使い勝手が低下する。
そこで、第2実施例において、NW構成決定部23は、切替えるネットワークを決定する際に、なるべく多くのアプリが利用可能なネットワークを選択することで、ネットワークの切替えが必要となる確率を下げることができる。
なお、図7に示すにネットワーク切替処理において、第2実施例の処理(S41〜S54)と上述した図6に示す第1実施例の処理(S21〜S33)とを比較すると、S44の処理が追加されている。そのため、ここでは、S44の処理に関する部分を説明し、それ以外の処理のここでの説明は、省略する。
第2実施例において、NW構成決定部23は、S43の処理において、登録されているNW要件の中から、実際にインストールされているアプリのNW要件を抽出した後、アプリの多くが共通に使用するネットワークの候補を抽出する(S44)。なお、S44の処理では、例えば2以上の異なるアプリで共通に使用するネットワークの候補を抽出するが、これに限定されるものではない。例えば、使用できるアプリの数が最も多いネットワークを抽出してもよい。次に、NW構成決定部23は、S44で抽出したネットワークの候補に対して、NW要件で定義されているネットワークへの切替え時間を取得し(S45)、その後は、第1実施例と同様に処理を行う(S46〜S54)。
なお、第2実施例では、S44の処理において最も多くのアプリが使用する1つのネットワークが選択できた場合に、S45〜S48の処理を行わずに、S49以降の処理を行ってもよい。
例えば、上述した図3に示すネットワーク要件管理テーブルを参照すると、全てのアプリがセルラ網(LTE)を共通に利用できる。そのため、NW構成決定部23は、事前にセルラ網を選択し、事前に接続しておく。これにより、例えば図3に示す業務アプリやブラウザ等を利用する場合に、ネットワークの切替えが不要となる。
また、一般には、複数のネットワークが多くのアプリで共通に利用可能な場合が想定できる。そのため、NW構成決定部23は、複数のアプリが利用可能な複数のネットワークから、切替え時間の短いものを選択すればよい。
これにより、第2実施例では、ネットワーク切替え方式において、各アプリが共通に利用可能なネットワークがある場合には,そのネットワークに接続しておくことができる。
<第3実施例>
次に、第3実施例におけるネットワーク切替処理例について説明する。上述した第1実施例では、アプリ未通信時に構成するネットワークとして、インストールされている複数のアプリを同等に扱っている。しかしながら、例えば時間や場所等の状況と、使用するアプリに相関がある場合が考えられる。例えば、勤務時間中であれば、業務関連のアプリの使用頻度が高くなるため、そのアプリ用のネットワークを事前に構築しておくことで、ネットワークの切替え頻度を低下させることができ、ユーザの使い勝手も向上する。また,勤務時間内であるが,休暇等で自宅にいる場合には、私用アプリの利用頻度が高くなると考えられる。また、第3実施例では、時間帯毎のアプリの利用状況を鑑みて、事前に構築するネットワークを決定する。
<通信システムの概略構成例>
次に、第3実施例における通信システムの概略構成例について、図を用いて説明する。なお、以下の説明では、上述した第1実施例における構成と同様の構成の場合に、同一の符号を付するものとし、ここでの具体的な説明は省略する。
図8は、第3実施例における通信システムの概略構成の一例を示す図である。図8に示す通信システム10bは、端末装置11bと、サーバ12とを有する。また、端末装置11bと、サーバ12とは、第1実施例と同様に、通信ネットワーク13によりデータの送受信が可能な状態で接続されている。
ここで、図8に示す端末装置11bは、アプリ通信中継部21と、アプリ未通信検出部22と、NW構成決定部23と、NW制御部24と、NW制御ログ管理部25と、セルラ通信部26と、WiFi通信部27と、VPN通信部28と、アプリ利用ログ管理部51とを有する。
第1実施例の端末装置11aの構成と、第3実施例の端末装置11bの構成とを比較すると、第3実施例の端末装置11bには、アプリ利用ログ管理部51を有する点が異なる。アプリ利用ログ管理部51は、例えばアプリ29が通信する際に、いつどのサービス(サーバ12)と通信を行ったかを示す情報(利用履歴)をログ(アプリ利用ログ管理テーブル)に保存する。また、アプリ利用ログ管理部51は、アプリ未通信時に、保存したログを参照して、時間帯毎に利用する可能性の高いアプリを判定する。
図9は、アプリ利用ログ管理テーブルの一例を示す図である。図10に示すアプリ利用ログ管理テーブルの項目としては、例えば「時刻」、「アプリ識別子」、「通信先」等があるが、これに限定されるものではない。「時刻」は、アプリ29が通信を開始したときの日時情報である。「アプリ識別子」は、通信を行ったアプリ29を識別するための識別情報である。「通信先」は、「アプリ」の通信先のアドレス情報(例えば、URL等)である。
例えば、図9の例において、1行目のログは、時刻「2014/10/1 10:00:01」に「業務アプリ」が「http://a.a/a」と通信したことを示している。
<第3実施例におけるアプリ通信時のネットワーク切替処理例>
次に、第3実施例におけるアプリ通信時のネットワーク切替処理例について、フローチャートを用いて説明する。図10は、第3実施例におけるアプリ通信時のネットワーク切替処理の一例を示すフローチャートである。図10に示すアプリ通信時のネットワーク切替処理の各処理(S61〜S74)と、上述した図5に示す第1実施例におけるアプリ通信時のネットワーク切替処理(S01〜S13)とを比較すると、図10に示す第3実施例の場合には、S64が追加されている。したがって、以下の説明では、上記の相違点に関連する説明を行うこととし、その他の処理に関するここでの説明は、省略する。
S64の処理において、アプリ利用ログ管理部51は、アプリがサービス(サーバ12)と通信したときに、いつどのサービスと通信を行ったかを示すアプリの利用ログ(履歴情報)として保存する(S64)。なお、S64の処理では、例えば、上述した図9に示すような情報を保存するが、これに限定されるものではない。これにより、アプリ未通信時のネットワーク切替処理において、NW構成決定部23は、保存されたアプリ利用ログを用いて適切なネットワーク構成を決定することができる。
<第3実施例におけるアプリ未通信時のネットワーク切替処理例>
次に、第3実施例におけるアプリ未通信時のネットワーク切替処理について、フローチャートを用いて説明する。図11は、第3実施例におけるアプリ未通信時のネットワーク切替処理の一例を示すフローチャートである。図11に示すアプリ未通信時のネットワーク切替処理の各処理(S81〜S97)と、上述した図7に示す第2実施例におけるアプリ未通信時のネットワーク切替処理(S41〜S54)とを比較すると、図11に示す第3実施例の場合には、S83〜S85が追加されている。したがって、以下の説明では、上記の相違点に関連する説明を行うこととし、その他の処理に関するここでの説明は、省略する。
図11に示すS82の処理において、アプリの通信終了からの経過時間が閾値以上の場合(S82において、YES)、NW構成決定部23は、上述したアプリ利用ログ管理部51で管理されたアプリ利用ログ管理テーブル等を参照し、現在の時間帯(例えば、現時刻を含む所定の時間帯(例えば、1時間、3時間等)において、利用頻度が他と比べて高いアプリ及び通信先を抽出する(S83)。S83の処理において、NW構成決定部23は、例えば上述したアプリ利用ログ管理テーブルの情報を用いて、現在の時間帯に基づく統計処理を行い、その統計結果から利用頻度が最も高い又は閾値(例えば、利用率が全体の30%)以上のアプリ及び通信先を抽出する。なお、上述した統計処理は、アプリ利用ログ管理部51が行ってもよい。また、統計処理は、例えば所定の一定時間(例えば、一週間)単位で、過去一定時間(例えば、一年分)分のログを用いて行ってもよく、平日、休日、曜日等で区別して統計処理してもよいが、これに限定されるものではない。
次に、NW構成決定部23は、S83の処理結果から該当するアプリがあるか否かを判断し(S84)、該当するアプリがある場合(S84において、YES)、構成するネットワークを、そのアプリ及び通信先用のネットワークとする(S85)。また、S84の処理において、該当するアプリが存在しない場合(S84において、NO)、S86以降の処理を行う。
また、S92の処理では、S90において、一意に決定できた場合(S90において、YES)、S91の処理後、又はS85の処理後に、決定したネットワーク構成と、現状のネットワーク構成との差分を判定する。
上述したように、第3実施例では、例えば現在の時間帯において、例えば一番利用する可能性の高いアプリを判定し、そのアプリ用のネットワークを構成する。また、例えば、アプリの利用頻度に著しい特徴を見い出せない場合には、上述した第2実施例を適用してネットワークを構築する。
上述した第3実施例におけるハードウェア構成例は、上述した図2と同様の構成を適用することができる。この場合、上述した第3実施例におけるアプリ利用ログ管理テーブルは、補助記憶装置39に記憶される。また、CPU41は、ネットワーク切替プログラムを実行させることで、アプリ利用ログ管理部51によるアプリ利用ログの管理等の処理を行う。
<第4実施例>
次に、第4実施例におけるネットワーク切替処理例について説明する。例えば、第3実施例では、アプリによって一定時間通信が行われなかったことを契機として、ネットワークの事前構築を行っている。そこで、第4実施例では、アプリ実行ログから,アプリが実行される時刻を分析し、その時刻の直前にネットワークを構築することで、アプリ通信の応答時間を短縮することができ、ユーザの使用感の低下を更に防止することができる。
<通信システムの概略構成例>
次に、第4実施例における通信システムの概略構成例について、図を用いて説明する。なお、以下の説明では、上述した第4実施例における構成と同様の構成の場合に、同一の符号を付するものとし、ここでの具体的な説明は省略する。
図12は、第4実施例における通信システムの概略構成の一例を示す図である。図12に示す通信システム10cは、端末装置11cと、サーバ12とを有する。また、端末装置11cと、サーバ12とは、第1実施例と同様に、通信ネットワーク13によりデータの送受信が可能な状態で接続されている。
ここで、図12に示す端末装置11cは、アプリ通信中継部21と、アプリ未通信検出部22と、NW構成決定部23と、NW制御部24と、NW制御ログ管理部25と、セルラ通信部26と、WiFi通信部27と、VPN通信部28と、アプリ利用ログ管理部51と、アプリ利用時刻分析部52と、計時手段の一例としてのタイマ53とを有する。
第3実施例の端末装置11bの構成と、第4実施例の端末装置11cの構成とを比較すると、第4実施例の端末装置11cには、アプリ利用時刻分析部52と、タイマ53とを有する点が異なる。アプリ利用時刻分析部52は、アプリ利用ログ管理部51が管理するアプリ利用ログ管理テーブルを予め設定された時間間隔で定期的に分析し、どのアプリがいつ(例えば、平日の何時頃、何曜日の何時頃)、実行される傾向があるかを分析する。
例えば、アプリ利用時刻分析部52は、「業務アプリ」は,「平日の9:00頃に利用される頻度が非常に高い」という傾向を分析する。また、アプリ利用時刻分析部52は、その傾向が顕著な場合にタイマ53にアプリ識別子と時刻情報とを出力し、所定の時刻(実際によく利用される時刻よりも一定時間分だけ前の時刻)に、イベントを通知するように設定する。
タイマ53は、日時や曜日、平日、休日、祝日等を管理し、所定の時刻になった場合に、どのアプリが利用される傾向にあるかを、NW構成決定部23にタイマイベントとして通知する。
<アプリ実行時刻の分析処理例>
ここで、図13は、アプリ実行時刻の分析処理の一例を示すフローチャートである。図13の例において、アプリ利用時刻分析部52は、一定時間待機し(S101)、アプリの利用ログを分析する(S102)。また、アプリ利用時刻分析部52は、保存してあるアプリの利用時刻情報を取得し(S103)、前回の分析結果と差分があるかを判断する(S104)。
前回の分析結果と差分がある場合(S104において、YES)、アプリ利用時刻分析部52は、アプリの利用時刻情報を更新し(S105)、タイマ53に対してイベント通知設定を差分の結果に応じて新規登録、変更、又は削除等の処理を行う(S106)。S106の処理では、例えば新たなアプリがあればその時刻のイベント通知の新規登録を行い、アプリの利用時間が変更されていればイベント通知の変更を行い、アプリが利用されなくなった場合にはイベント通知の削除を行う。
S106の処理後、又はS104の処理において、前回の分析結果と差分がない場合(S104において、NO)、処理を終了するか否かを判断し(S107)、処理を終了しない場合(S107において、NO)、S101の処理に戻る。また、S107の処理において、処理を終了する場合(S107において、YES)、アプリ実行時刻の分析処理を終了する。
図14は、アプリ利用時刻管理テーブルの一例を示す図である。図14に示すアプリ利用時刻管理テーブルは、アプリ利用時刻分析部52で管理される。図14の例において、アプリ利用時刻管理テーブルの項目としては、例えば「アプリ識別子」、「通信先」、「利用時刻」であるが、これに限定されるものではない。
「アプリ識別子」は、利用する時刻が顕著なアプリの識別子である。「通信先」は、アプリの通信先のアドレス情報(例えば、URL等)である。また、「利用時刻」は、アプリが通信する時刻情報である。
例えば、図14の例に示す1行目のレコードにおいて、「業務アプリ」は、平日の9:00と17:00に,任意の通信先と通信する傾向が強いことを示している。なお、アプリ利用時刻管理テーブルは、図14の例に限定されるものではなく、例えば時間帯、曜日、アプリ、通信先の組毎の利用頻度を計算して、計算した利用頻度を含むテーブルをアプリ利用時刻管理テーブルとしてもよい。
また、図15は、第4実施例におけるネットワーク切替処理の一例を示すフローチャートである。図15の例は、タイマ53のタイマイベントの発生契機によるネットワーク切替処理の一例である。この処理は、例えば、アプリ未通信状態検知によるネットワーク構成処理と並行して実行される。
図15の例において、アプリ利用時刻分析部52は、タイマ53によるタイマイベントを待ち受け(S111)、タイマイベントが発生したか否かを判断する(S112)。タイマイベントが発生した場合(S112において、YES)、現在アプリが通信中か否かを判断する(S113)。アプリが通信中である場合(S113において、YES)、通信が終わるまで待機する(S114)。
S114の処理後、又はS113の処理において、現在アプリが通信中でない場合(S113において、NO)、NW制御部24は、タイマイベントで設定されたネットワーク構成と、現状のネットワーク構成との差分を判定する(S115)。次に、NW制御部24は、S115の判定により現状のネットワーク構成との差分があるか否かを判断し(S116)、差分がある場合(S116において、YES)、ネットワーク構成を変更する(S117)。
次に、NW制御部24は、ネットワーク制御ログ管理テーブルに処理結果を追加し(S118)、ネットワーク構成が変更されたことを端末装置11cの通知領域に表示する(S119)。
S119の処理後、S112の処理において、タイマイベントが発生していない場合(S112において、NO)、S116の処理において、差分がない場合(S116において、NO)、処理を終了するか否かを判断し(S120)、処理を終了しない場合(S120において、NO)、S111の処理に戻る。また、処理を終了する場合(S120において、YES)、第4実施例におけるタイマイベントの発生契機によるネットワーク切替処理を終了する。
上述した第4実施例におけるハードウェア構成例は、上述した図2と同様の構成を適用することができる。この場合、上述した第4実施例におけるアプリ利用ログ管理テーブル、利用時刻情報管理テーブルは、補助記憶装置39に記憶される。また、CPU41は、ネットワーク切替プログラムを実行させることで、アプリ利用ログ管理部51によるアプリ利用ログの管理、アプリ利用時刻分析部52によるアプリ利用時刻の分析、タイマ53による日時等の管理等の処理を行う。
<第5実施例>
次に、第5実施例におけるネットワーク切替処理例について説明する。上述した第3実施例では、アプリが通信する際に、いつどのサービスと通信を行ったかをログとして蓄積し、アプリ未通信時に時間帯毎に利用する可能性の高いアプリと通信先サービスを判定してネットワークを構築する。ここで、利用するアプリは、時間だけでなく、ユーザの現在地とも深い関係があると考えられる。例えば、事務所にいる場合は、業務に関係するアプリの利用が圧倒的に多い。また、自宅にいる場合は、私用アプリの利用が多くなる傾向がある。したがって、第5実施例では、ユーザの現在地も考慮して、事前に構築するネットワークを決定する。
<通信システムの概略構成例>
次に、第5実施例における通信システムの概略構成例について、図を用いて説明する。なお、以下の説明では、上述した第3実施例における構成と同様の構成の場合に、同一の符号を付するものとし、ここでの具体的な説明は省略する。
図16は、第5実施例における通信システムの概略構成の一例を示す図である。図16に示す通信システム10dは、端末装置11dと、サーバ12とを有する。また、端末装置11dと、サーバ12とは、第1実施例と同様に、通信ネットワーク13によりデータの送受信が可能な状態で接続されている。
ここで、図16に示す端末装置11dは、アプリ通信中継部21と、アプリ未通信検出部22と、NW構成決定部23と、NW制御部24と、NW制御ログ管理部25と、セルラ通信部26と、WiFi通信部27と、VPN通信部28と、アプリ利用ログ管理部51と、場所検出部54とを有する。
第3実施例の端末装置11bの構成と、第5実施例の端末装置11dの構成とを比較すると、第5実施例の端末装置11dには、場所検出部54を有する点が異なる。場所検出部54は、例えばGPS測位や基地局測位、WiFi電波強度等を用いた測位等の手段を用いて、端末装置11dの現在地を検出し、住所或いは会社や自宅といった論理的な場所名を場所情報として提供する。これにより、構築するネットワークを決定する際に、現在地と照合し、現在地で所定の時間帯に良く利用されるアプリを判定した上で、切替え時間の短いネットワークを判定し、切替え処理を行うことができる。
また、アプリ利用ログ管理部51は、アプリが通信を行う際、いつどのサービス(サーバ12)と通信を行ったかをログに保存する場合に、場所検出部54から場所情報を取得し、
、取得した場所情報もログとして保存する。
図17は、第5実施例におけるアプリ利用ログ管理テーブルの一例を示す図である。図17の例に示すアプリ利用ログ管理テーブルの項目としては、例えば「時刻」、「アプリ識別子」、「通信先」、「場所」等があるが、これに限定されるものではない。
「時刻」は、アプリ29が通信を開始したときの日時情報である。「アプリ識別子」は、通信を行ったアプリ29を識別するための識別情報である。「通信先」は、「アプリ」の通信先のアドレス情報(例えば、URL等)である。「場所」は、アプリ29を実行した場所情報である。「場所」は、例えばGPS等で取得した緯度・経度等の位置情報でもよく、また位置情報に対応して予め設定された企業名、建物名、地名、施設名等でもよい。
<第5実施例におけるアプリ通信時のネットワーク切替処理例>
次に、第5実施例におけるアプリ通信時のネットワーク切替処理例について、フローチャートを用いて説明する。図18は、第5実施例におけるアプリ通信時のネットワーク切替処理の一例を示すフローチャートである。図18に示すアプリ通信時のネットワーク切替処理の各処理(S121〜S134)と、上述した図10に示す第3実施例におけるアプリ通信時のネットワーク切替処理(S61〜S74)とを比較すると、図18に示す第5実施例の場合には、S124が追加されている。したがって、以下の説明では、上記の相違点に関連する説明を行うこととし、その他の処理に関するここでの説明は、省略する。
S123の処理において、NW要件が取得できた場合(S123において、YES)、場所検出部54は、端末装置11dの現在の場所情報を取得する(S124)。次に、アプリ利用ログ管理部51は、取得した場所情報も含めてアプリ利用ログを保存する(S125)。S125の処理では、例えば、上述した図17に示すような情報を保存するが、これに限定されるものではない。これにより、アプリ未通信時のネットワーク切替処理において、NW構成決定部23は、保存された第5実施例におけるアプリ利用ログを用いて適切なネットワーク構成を決定することができる。
なお、第5実施例において、アプリ利用ログ管理部51は、例えば上述したアプリ利用ログを定期的に場所毎の利用アプリの統計処理を行い、場所毎の利用頻度を管理してもよい。図19は、第5実施例におけるアプリ利用統計情報管理テーブルの一例を示す図である。図19の例に示すアプリ利用統計情報管理テーブルの項目としては、例えば「場所」、「アプリ識別子」、「通信先」、「利用頻度」等であるが、これに限定されるものではない。
「場所」は、アプリを実行した場所である。「アプリ識別子」、「通信先」は、上述したアプリ利用ログ管理テーブルの情報である。「利用頻度」は、アプリを利用する割合である。なお、「利用頻度」は、同じ場所において、どのアプリ・通信先がどれぐらいの割合で利用されているかを示す。また、「利用頻度」は、利用回数が記録されていてもよい。なお、図19に示すアプリ利用統計情報管理テーブルは、アプリ利用ログ管理部51で管理される。
図20は、第5実施例におけるアプリ利用状況の統計処理の一例を示すフローチャートである。図20の例において、アプリ利用ログ管理部51は、一定時間(例えば、約1週間、10日間等)待機し(S141)、アプリ利用ログ管理テーブルを用いて、現在時刻から過去に一定時間分(例えば、1年)のログを読み出す処理を行う(S142)。
アプリ利用ログ管理部51は、ログがあるか否かを判断し(S143)、ログがある場合(S143において、YES)、場所毎のアプリの利用頻度を計算する(S144)。また、アプリ利用ログ管理部51は、計算結果をアプリ利用統計情報管理テーブルに書き込む(S145)。また、アプリ利用ログ管理部51は、アプリ利用ログ管理テーブルから、一定時間経過した古いレコードを削除し、記憶するデータ量を調整する(S146)。
S146の処理後、又はS143の処理において、ログがない場合(S143において、NO)、処理を終了するか否かを判断し(S147)、処理を終了しない場合(S147において、NO)、S141の処理に戻る。また、S147の処理において、処理を終了する場合(S147において、YES)、統計処理を終了する。
<第5実施例におけるアプリ未通信時のネットワーク切替処理例>
次に、第5実施例におけるアプリ未通信時のネットワーク切替処理について、フローチャートを用いて説明する。図21は、第5実施例におけるアプリ未通信時のネットワーク切替処理の一例を示すフローチャートである。図21に示すアプリ未通信時のネットワーク切替処理の各処理(S151〜S167)と、上述した図11に示す第3実施例におけるアプリ未通信時のネットワーク切替処理(S81〜S97)とを比較すると、第5実施例の場合には、S83の処理がS153の処理になっている。したがって、以下の説明では、上記の相違点に関連する説明を行うこととし、その他の処理に関するここでの説明は、省略する。
図21に示すS152の処理において、アプリの通信終了からの経過時間が閾値以上の場合(S152において、YES)、NW構成決定部23は、アプリ利用ログ管理部51で管理された図19に示すようなアプリ利用統計情報管理テーブルを参照し、現在の場所において、利用頻度が高いアプリ(アプリ識別子)及び通信先を抽出する(S153)。
上述した第5実施例におけるハードウェア構成例は、上述した図2と同様の構成を適用することができる。この場合、上述した第5実施例におけるアプリ利用統計情報管理テーブルは、補助記憶装置39に記憶される。また、CPU41は、ネットワーク切替プログラムを実行させることで、アプリ利用ログ管理部51によるアプリ利用ログの管理、場所検出部54による端末装置11dの場所の検出等の処理を行う。
上述したように、本実施形態によれば、ネットワークの切替えに要する時間を短縮させることができる。これにより、例えば使用アプリ、通信先、端末装置のネットワーク環境等に応じて、自動的にネットワークを切替え、ユーザの利便性の向上とセキュリティを担保することができる。
以上、実施例について詳述したが、特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された範囲内において、種々の変形及び変更が可能である。また、上述した各実施例の一部又は全部を組み合わせることも可能である。
なお、以上の実施例に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
1又は複数のアプリケーションと、該アプリケーションの通信先とに応じたネットワークに切り替えて通信を行うネットワーク切替方法において、
前記ネットワークの切替え処理に関する履歴情報を保存し、
前記1又は複数のアプリケーションの何れもが通信していない間に、前記履歴情報に含まれる前記アプリケーションの通信に必要なネットワーク構成に変更する時間情報に基づいて決定されるネットワークに接続しておく、処理を情報処理装置に実行させるためのネットワーク切替方法。
(付記2)
前記決定されるネットワークは、前記履歴情報から得られる切替時間が最長のネットワークであることを特徴とする付記1に記載のネットワーク切替方法。
(付記3)
前記決定されるネットワークは、所定数以上のアプリケーションで共通に利用可能なネットワークであることを特徴とする付記1又は2に記載のネットワーク切替方法。
(付記4)
前記1又は複数のアプリケーションの利用履歴を保存し、
保存した前記利用履歴に基づいて、現在の時間帯における利用頻度に対応するアプリケーションを抽出し、
抽出した前記アプリケーションの通信に必要なネットワークに切替えることを特徴とする付記1乃至3の何れか1項に記載のネットワーク切替方法。
(付記5)
予め設定されたタイマイベントに基づいて、該タイマイベントに対応するアプリケーション及び該アプリケーションの通信先とに応じたネットワークに切り替えることを特徴とする付記1乃至4の何れか1項に記載のネットワーク切替方法。
(付記6)
前記アプリケーションを利用した場所の情報を保存し、
保存した前記場所の情報に基づいて、現在の場所に対応するアプリケーションを抽出し、
抽出した前記アプリケーションの通信に必要なネットワークに切替えることを特徴とする付記1乃至5の何れか1項に記載のネットワーク切替方法。
(付記7)
切替えるネットワークが一意に決定できない場合に、前記ネットワークに対応するアプリケーションに設定された優先度に基づいて、前記ネットワークを決定することを特徴とする付記1乃至6の何れか1項に記載のネットワーク切替方法。
(付記8)
1又は複数のアプリケーションと、該アプリケーションの通信先とに応じたネットワークに切り替えて通信を行う際、
前記ネットワークの切替え処理に関する履歴情報を保存し、
前記1又は複数のアプリケーションの何れもが通信していない間に、前記履歴情報に含まれる前記アプリケーションの通信に必要なネットワーク構成に変更する時間情報に基づいて決定されるネットワークに接続しておく、処理をコンピュータに実行させるためのネットワーク切替プログラム。
(付記9)
1又は複数のアプリケーションと、該アプリケーションの通信先とに応じたネットワークに切り替えて通信を行う情報処理装置において、
前記ネットワークの切替え処理に関する履歴情報を保存する管理部と、
前記1又は複数のアプリケーションの何れもが通信していない間に、前記管理部により管理された履歴情報に含まれる前記アプリケーションの通信に必要なネットワーク構成に変更する時間情報に基づいて決定されるネットワークに接続しておくネットワーク制御部とを有することを特徴とする情報処理装置。
10 通信システム
11 端末装置(情報処理装置)
12 サーバ
13 通信ネットワーク
21 アプリ通信中継部
22 アプリ未通信検出部
23 NW構成決定部
24 NW制御部
25 NW制御ログ管理部(管理部)
26 セルラ通信部
27 WiFi通信部
28 VPN通信部
29 アプリ
31 マイクロフォン
32 スピーカ
33 表示部
34 操作部
35 センサ部
36 電力部
37 無線部
38 近距離通信部
39 補助記憶装置
40 主記憶装置
41 CPU
42 ドライブ装置
43 記録媒体
51 アプリ利用ログ管理部
52 アプリ利用時刻分析部
53 タイマ
54 場所検出部

Claims (8)

  1. 1又は複数のアプリケーションと、該アプリケーションの通信先とに応じたネットワークに切り替えて通信を行うネットワーク切替方法において、
    前記ネットワークの切替え処理に関する履歴情報を保存し、
    前記1又は複数のアプリケーションの何れもが通信していない間に、前記履歴情報に含まれる前記アプリケーションの通信に必要なネットワーク構成に変更する時間情報に基づいて決定されるネットワークに接続しておく、処理を情報処理装置に実行させるためのネットワーク切替方法。
  2. 前記決定されるネットワークは、前記履歴情報から得られる切替時間が最長のネットワークであることを特徴とする請求項1に記載のネットワーク切替方法。
  3. 前記決定されるネットワークは、所定数以上のアプリケーションで共通に利用可能なネットワークであることを特徴とする請求項1又は2に記載のネットワーク切替方法。
  4. 前記1又は複数のアプリケーションの利用履歴を保存し、
    保存した前記利用履歴に基づいて、現在の時間帯における利用頻度に対応するアプリケーションを抽出し、
    抽出した前記アプリケーションの通信に必要なネットワークに切替えることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載のネットワーク切替方法。
  5. 予め設定されたタイマイベントに基づいて、該タイマイベントに対応するアプリケーション及び該アプリケーションの通信先とに応じたネットワークに切り替えることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載のネットワーク切替方法。
  6. 前記アプリケーションを利用した場所の情報を保存し、
    保存した前記場所の情報に基づいて、現在の場所に対応するアプリケーションを抽出し、
    抽出した前記アプリケーションの通信に必要なネットワークに切替えることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載のネットワーク切替方法。
  7. 1又は複数のアプリケーションと、該アプリケーションの通信先とに応じたネットワークに切り替えて通信を行う際、
    前記ネットワークの切替え処理に関する履歴情報を保存し、
    前記1又は複数のアプリケーションの何れもが通信していない間に、前記履歴情報に含まれる前記アプリケーションの通信に必要なネットワーク構成に変更する時間情報に基づいて決定されるネットワークに接続しておく、処理をコンピュータに実行させるためのネットワーク切替プログラム。
  8. 1又は複数のアプリケーションと、該アプリケーションの通信先とに応じたネットワークに切り替えて通信を行う情報処理装置において、
    前記ネットワークの切替え処理に関する履歴情報を保存する管理部と、
    前記1又は複数のアプリケーションの何れもが通信していない間に、前記管理部により管理された履歴情報に含まれる前記アプリケーションの通信に必要なネットワーク構成に変更する時間情報に基づいて決定されるネットワークに接続しておくネットワーク制御部とを有することを特徴とする情報処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN107317818A (zh) * 2017-07-11 2017-11-03 浙江远望信息股份有限公司 一种基于dns劫持技术的网络曾联探测方法

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