JP2016162052A - ソフトウェア配信システム、ソフトウェア配信方法、プログラム、サーバ、および端末装置 - Google Patents

ソフトウェア配信システム、ソフトウェア配信方法、プログラム、サーバ、および端末装置 Download PDF

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Abstract

【課題】端末装置においてソフトウェアを快適に取得することが可能な技術を提供する。【解決手段】ソフトウェア配信システムは、サーバ、1以上の第1端末装置、および第2端末装置を備えている。ここで、第2端末装置は、サーバおよび1以上の第1端末装置との通信が可能である。各第1端末装置は、ソフトウェアの少なくとも一部分に係る送信用データおよび該ソフトウェアのうちの少なくとも一方を記憶する第1記憶部を有している。1以上の第1端末装置のうちの少なくとも1つの第1端末装置が、第1通信部によって、送信用データを第2端末装置に送信する。また、サーバは、サーバ通信部によって、送信用データを用いてソフトウェアの利用を可能とするための追加データを、第2端末装置に送信する。そして、第2端末装置が、送信用データおよびソフトウェアのうちの少なくとも一方を記憶する第2記憶部を有している。【選択図】図2

Description

本発明は、ソフトウェアを配信する配信システム、ソフトウェアを配信する配信方法、ならびに配信システムを実現するためのプログラム、サーバ、および端末装置に関する。
従来、端末装置において、サーバからコンテンツおよびプログラム等の各種ソフトウェアをダウンロードするシステムが存在している。
このようなシステムでは、人気のあるソフトウェアをダウンロードするために、サーバに対して多数の端末装置からのアクセスが集中する場合がある。この場合、サーバおよびネットワークに負荷が掛かるため、端末装置においてソフトウェアをサーバから快適にダウンロードすることが難しい。
そこで、例えば、コンテンツの配信の開始日の前に予約数が所定数を上回れば、配信の開始日よりも前に、コンテンツ本体が暗号化されて端末装置に送信され、配信の開始日に、コンテンツを復号化する鍵が端末装置に送信される技術が提案されている(例えば、特許文献1等)。また、事前にコンテンツの一部が端末装置にダウンロードされ、コンテンツの再生時に、端末装置においてリアルタイムにコンテンツの残り部分がサーバから取得されながら再生される技術が提案されている(例えば、特許文献2等)。
特開2008−134992号公報 特開2005−184472号公報
しかしながら、上記特許文献1,2の技術では、事前に暗号化されたコンテンツまたはコンテンツの一部がダウンロードされる際に、端末装置からサーバに対するアクセスが集中する虞がある。また、上記特許文献2の技術では、端末装置において、コンテンツを再生する目的でリアルタイムにコンテンツの残り部分がサーバから取得される際に、端末装置からサーバに対するアクセスが集中する虞がある。さらに、上記特許文献1,2の技術では、端末装置のユーザが所望のタイミングでコンテンツをダウンロードすることが難しい。すなわち、上記特許文献1,2の技術では、コンテンツの快適なダウンロードを可能とする環境が実現されているとは言い難い。そして、このような問題は、端末装置においてサーバからソフトウェアを取得する技術一般に共通する。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、端末装置においてソフトウェアを快適に取得することが可能な技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、第1の態様に係るソフトウェア配信システムは、サーバと、1以上の第1端末装置と、前記サーバおよび前記1以上の第1端末装置との通信が可能な第2端末装置と、を備えている。ここで、各前記第1端末装置が、ソフトウェアの少なくとも一部分に係る送信用データおよび該ソフトウェアのうちの少なくとも一方を記憶する第1記憶部を有している。また、1以上の第1端末装置のうちの少なくとも1つの第1端末装置が、前記送信用データを前記第2端末装置に送信する第1通信部を有する。また、サーバが、前記送信用データを用いて前記ソフトウェアSf1の利用を可能とするための追加データを、前記第2端末装置に送信するサーバ通信部を有する。そして、前記第2端末装置が、送信用データTd2および前記ソフトウェアのうちの少なくとも一方を記憶する第2記憶部を有している。
第2の態様に係るソフトウェア配信システムは、第1の態様に係るソフトウェア配信システムであって、前記送信用データが、前記ソフトウェアの一部が削除された形態、前記ソフトウェアの少なくとも一部が暗号化された形態、および前記ソフトウェアの利用に許可データを要する形態のうちの少なくとも1つの形態の前記ソフトウェアに係るデータを含んでいる。
第3の態様に係るソフトウェア配信システムは、第2の態様に係るソフトウェア配信システムであって、前記追加データが、前記ソフトウェアのうちの削除された一部、前記ソフトウェアのうちの暗号化された少なくとも一部を復号するための復号鍵、および前記許可データのうちの少なくとも1つを含む。
第4の態様に係るソフトウェア配信システムは、第1から第3の何れか1つの態様に係るソフトウェア配信システムであって、前記少なくとも1つの第1端末装置が、前記第1通信部によって、該少なくとも1つの第1端末装置に係る第1識別情報、前記第2端末装置に係る第2識別情報、および前記ソフトウェアに係る第3識別情報のうちの少なくとも1つの識別情報、を前記サーバに送信する。そして、前記サーバが、前記少なくとも1つの第1端末装置からの前記少なくとも1つの識別情報の受信に応じて、前記少なくとも1つの第1端末装置に対し、前記第2端末装置への前記送信用データの送信を許可する送信許可部、を有する。
第5の態様に係るソフトウェア配信システムは、第4の態様に係るソフトウェア配信システムであって、前記第2端末装置が、前記少なくとも1つの第1端末装置に係る前記第1識別情報を前記サーバに送信し、前記サーバが、前記第2端末装置からの前記第1識別情報の受信に応じて、前記少なくとも1つの第1端末装置に対する報酬を示す報酬データを生成する報酬データ生成部、を有する。
第6の態様に係るソフトウェア配信システムは、第1から第3の何れか1つの態様に係るソフトウェア配信システムであって、前記第2端末装置が、該第2端末装置に係る第2識別情報および前記ソフトウェアに係る第3識別情報、を前記サーバに送信し、前記サーバが、前記第2端末装置から受信した前記第2識別情報と前記第3識別情報とに応じて、前記サーバ通信部によって前記第2端末装置に対して前記追加データを送信するサーバ通信制御部、を有する。
第7の態様に係るソフトウェア配信システムは、第6の態様に係るソフトウェア配信システムであって、前記サーバが、前記第2端末装置から受信した前記第2識別情報と前記第3識別情報とに応じて、前記第2端末装置に対する課金を示す課金データを生成する課金データ生成部、を有する。
第8の態様に係るソフトウェア配信システムは、第6または第7の態様に係るソフトウェア配信システムであって、前記少なくとも1つの第1端末装置が、前記第2端末装置に係る第2識別情報、および前記ソフトウェアに係る第3識別情報、を前記サーバに送信し、前記サーバ通信制御部が、前記少なくとも1つの第1端末装置から受信した前記第2識別情報と、前記第2端末装置から受信した前記第2識別情報とが対応していることに応じて、前記サーバ通信部によって前記第2端末装置に対して前記追加データを送信する。
第9の態様に係るソフトウェア配信システムは、第1から第8の何れか1つの態様に係るソフトウェア配信システムであって、前記第2端末装置が、前記少なくとも1つの第1端末装置からの前記送信用データの受信が中断されたことに応答して、前記送信用データのうちの受信が中断された中断箇所および受信が完了した受信完了データ領域のうちの少なくとも一方に係る位置情報を前記第2記憶部に記憶させる位置特定部と、前記1以上の第1端末装置のうちの前記少なくとも1つの第1端末装置または該少なくとも1つの第1端末装置とは異なる他の少なくとも1つの第1端末装置に対して、前記位置情報を送信することで、前記送信用データの前記中断箇所または前記受信完了データ領域以降の受信の再開を要求する再開要求部と、を有する。
第10の態様に係るソフトウェア配信システムは、第1から第9の何れか1つの態様に係るソフトウェア配信システムであって、前記第2端末装置が、前記第2記憶部から前記送信用データを削除する際に、前記第2記憶部に前記追加データを残存させる削除制御部、を有する。
第11の態様に係るソフトウェア配信システムは、第1から第10の何れか1つの態様に係るソフトウェア配信システムであって、前記少なくとも1つの第1端末装置が、N(Nは2以上の整数)台の第1端末装置を含む。ここで、前記第2端末装置が、前記送信用データをN個の領域に区分し、該N個の領域を前記N台の第1端末装置に割り振る分担設定部、を有する。そして、前記N台の第1端末装置が、前記分担設定部による領域の割り振りの結果に従って、前記第1通信部によって前記送信用データを前記第2端末装置に送信する。
第12の態様に係るソフトウェア配信システムは、第11の態様に係るソフトウェア配信システムであって、前記分担設定部が、前記N台の第1端末装置から、該N台の第1端末装置それぞれの使用状態に係る情報を取得し、該N台の第1端末装置それぞれの使用状態に係る情報に応じて、前記送信用データを前記N個の領域に区分して、前記N個の領域を前記N台の第1端末装置に割り振る。
第13の態様に係るソフトウェア配信システムは、第1から第12の何れか1つの態様に係るソフトウェア配信システムであって、各前記第1端末装置が、該第1端末装置に固有の情報によって前記ソフトウェアの一部を該第1端末装置にバインドさせた状態で、前記ソフトウェアを前記第1記憶部に記憶する。そして、前記送信用データが、前記ソフトウェアのうちの前記第1端末装置にバインドされた一部が削除されたデータ、および前記ソフトウェアのうちの一部がバインドされたデータのうちの少なくとも一方のデータを含む。
第14の態様に係るソフトウェア配信システムは、第1から第12の何れか1つの態様に係るソフトウェア配信システムであって、各前記第1端末装置の前記第1記憶部が、前記ソフトウェアとは別に、該ソフトウェアに基づいて生成される前記送信用データを記憶する。
第15の態様に係るソフトウェア配信方法は、(a)1以上の第1端末装置が、それぞれ第1記憶部にソフトウェアに係るデータを記憶するステップと、(b)前記1以上の第1端末装置の少なくとも1つの第1端末装置が、前記ソフトウェアの少なくとも一部分に係る送信用データを第2端末装置に送信するステップと、(c)サーバが、前記ステップ(b)で送信された前記送信用データを用いて前記ソフトウェアの利用を可能とするための追加データを、前記第2端末装置に送信するステップと、を有する。
第16の態様に係るプログラムは、端末装置に含まれるプロセッサで実行されることで、前記端末装置を第1から第14の何れか1つの態様に係る第1端末装置として機能させる。
第17の態様に係るプログラムは、端末装置に含まれるプロセッサで実行されることで、前記端末装置を第1から第14の何れか1つの態様に係る第2端末装置として機能させる。
第18の態様に係るプログラムは、サーバに含まれるプロセッサで実行されることで、前記サーバを第1から第14の何れか1つの態様に係るサーバとして機能させる。
第19の態様に係るサーバは、ソフトウェアの利用を可能とするための追加データを記憶する記憶部と、少なくとも1つの第1端末装置から前記ソフトウェアの少なくとも一部分に係る送信用データを受信した第2端末装置に対して前記追加データを送信する通信部と、を備える。
第20の態様に係る端末装置は、サーバおよび1以上の第1端末装置との通信が可能であり、前記1以上の第1端末装置の少なくとも1つの第1端末装置からソフトウェアの少なくとも一部分に係る送信用データを取得する通信部と、前記少なくとも1つの第1端末装置から受信した前記送信用データおよび前記ソフトウェアの少なくとも一方を記憶する記憶部と、を備え、前記通信部が、前記ソフトウェアの利用を可能とするための追加データを前記サーバから取得する。
第1から第14の何れの態様に係るソフトウェア配信システムによっても、端末間における通信によって得られるソフトウェアに係る送信用データとサーバから得られる追加データとによってソフトウェアが利用可能となるため、端末装置においてソフトウェアが快適に取得され得る。また、例えば、ソフトウェアの不正な複製が抑制され得る。
第2および第3の何れの態様に係るソフトウェア配信システムによっても、ソフトウェアの不正な複製が容易に抑制され得る。
第3の態様に係るソフトウェア配信システムによれば、サーバから端末装置へ送信されるデータの量が低減され得るため、端末装置からサーバへのアクセスが集中し難い。
第4および第5の何れの態様に係るソフトウェア配信システムによっても、端末間における送信用データの送受信が、サーバによって管理されるため、ソフトウェアの不正な複製が抑制され得る。
第5の態様に係るソフトウェア配信システムによれば、端末間において送信用データを送信した送信元の端末装置に報酬が付与されることで、端末間における送信用データの送信が活性化される。その結果、端末装置からサーバへのアクセスの集中が低減され得る。
第6および第7の何れの態様に係るソフトウェア配信システムによっても、送信先の端末装置からの識別情報の送信に応じて、サーバからソフトウェアの利用を可能とする追加データが送信先の端末装置に送信される。このため、ソフトウェアの不正な複製がさらに抑制され得る。
第7の態様に係るソフトウェア配信システムによれば、サーバによって送信先の端末装置に対する課金が管理され得るため、ソフトウェアの不正な複製が低減され得る。
第8の態様に係るソフトウェア配信システムによれば、送信元の端末装置および送信先の端末装置の双方から得られた情報が対応していれば、ソフトウェアの利用を可能とする追加データがサーバから送信先の端末装置に送信される。このため、ソフトウェアの不正な複製の防止効果が向上し得る。
第9の態様に係るソフトウェア配信システムによれば、端末間における通信によって途中まで得られたデータが有効利用され得るため、端末装置におけるソフトウェアの取得がより迅速化され得る。
第10の態様に係るソフトウェア配信システムによれば、送信先の端末装置において、ソフトウェアが再取得される際に、ソフトウェアの利用を可能とする追加データの取得が不要となるため、端末装置においてより迅速なソフトウェアの利用が可能となる。
第11および第12の何れの態様に係るソフトウェア配信システムによっても、複数台の送信元の端末装置から送信先の端末装置へソフトウェアに係る送信用データが送信されるため、ソフトウェアの取得に要する時間が短縮され得る。
第12の態様に係るソフトウェア配信システムによれば、複数台の送信元の端末装置における使用状態に応じた送信用データの送信によって、端末間における送信用データの送受信が高速化され得る。
第13の態様に係るソフトウェア配信システムによれば、送信元の端末装置にバインドされたソフトウェアに係る送信用データが送信されることで、端末間において送信が可能なデータが容易に準備され得る。
第14の態様に係るソフトウェア配信システムによれば、送信元の端末装置において、ソフトウェアそのものとは別に、該ソフトウェアに係る送信用データが記憶されるため、端末間における送信用データの送受信の高速化が図られ得る。
第15の態様に係るソフトウェア配信方法によれば、第1の態様に係るソフトウェア配信装置と同様な効果が得られる。
第16の態様に係るプログラムによれば、端末間におけるソフトウェアに係る送信用データの送受信によって、端末装置においてソフトウェアが快適に取得され得る。
第17および第18の何れの態様に係るプログラムによっても、端末間における通信によって得られるソフトウェアに係る送信用データとサーバから得られる追加データとによってソフトウェアが利用可能となるため、端末装置においてソフトウェアが快適に取得され得る。また、例えば、ソフトウェアの不正な複製が抑制され得る。
第19の態様に係るサーバによれば、サーバからソフトウェアを利用可能とする追加データが得られるため、端末装置において端末間における通信によってソフトウェアが取得され得る。その結果、端末装置においてソフトウェアが快適に取得され得る。また、例えば、ソフトウェアの不正な複製が抑制され得る。
第20の態様に係る端末装置によれば、端末間における通信によってソフトウェアに係る送信用データが得られ、該送信用データとサーバから得られるデータとによってソフトウェアが利用可能となるため、端末装置においてソフトウェアが快適に取得され得る。また、例えば、ソフトウェアの不正な複製が抑制され得る。
一実施形態に係る配信システムの概略構成を例示する図である。 配信システムにおける動作の概要を示す図である。 管理用サーバの構成を例示するブロック図である。 DL元端末としての端末装置の構成を例示するブロック図である。 DL先端末としての端末装置の構成を例示するブロック図である。 サーバ制御部で実現される機能的な構成を例示するブロック図である。 第1制御部で実現される機能的な構成を例示するブロック図である。 ソフトウェアに係るデータの一例を模式的に示すイメージ図である。 送信用データの一例を模式的に示すイメージ図である。 送信用データの他の一例を模式的に示すイメージ図である。 第2制御部で実現される機能的な構成を示すブロック図である。 送信用データの受信が中断された箇所の一例を示す図である。 複数の端末装置から送信用データを受信する一態様を例示する図である。 複数の端末装置から送信用データを受信する一態様を例示する図である。 ソフトウェアの配信に係る動作フローの一例を示すフローチャートである。 ソフトウェアの配信に係る動作フローの一例を示すフローチャートである。 ソフトウェアの配信に係る動作フローの一例を示すフローチャートである。 第1変形例に係る第1制御部の機能的な構成を例示するブロック図である。 第2変形例に係る動作フローの一例を示すフローチャートである。 第3変形例に係るDL元端末としての端末装置の構成を例示するブロック図である。
以下、本発明の一実施形態および各種変形例を図面に基づいて説明する。なお、図面においては同様な構成および機能を有する部分については同じ符号が付されており、下記説明では重複説明が省略される。また、図面は模式的に示されたものであり、各図における各種構造のサイズおよび位置関係等については適宜変更され得る。
<(1)一実施形態>
<(1−1)ソフトウェア配信システムの概略構成>
図1は、一実施形態に係るソフトウェア配信システム(以下、「配信システム」と略称する)1の概略構成を例示する図である。
図1で示されるように、配信システム1は、主に、ソフトウェアの配信を管理するサーバ(管理用サーバとも言う)2、管理用サーバ2を管理するための端末装置(管理用端末とも言う)3、および複数の端末装置4を備えている。
管理用サーバ2と管理用端末3とは、信号の送受信が可能な態様で接続されている。接続の形式は、例えば、有線および無線の何れの形式であっても良い。また、管理用サーバ2と複数の端末装置4とが通信回線NW1を介した通信が可能な態様で接続されている。通信回線NW1は、有線および無線の何れの回線であっても良い。端末装置4同士の無線回線を介した通信は、例えば、無線LANを利用したWi−Fi等によって実現され得る。ここで、端末装置4同士の通信は、グローバルなネットワークおよびローカルなネットワークの何れの形態によっても実現され得る。そして、例えば、端末装置4同士の通信がローカルなネットワークによって実現される場合に、管理用サーバ2と端末装置4との間における通信が、グローバルなネットワークによって実現されても良いし、ローカルなネットワークによって実現されても良い。
本実施形態に係る配信システム1では、2以上の端末装置4の間においてソフトウェアに係るデータのダウンロード(端末間DLとも言う)が可能である。このため、サーバに過度な負担を掛けることなく、ダウンロード先の端末装置(DL先端末とも言う)4においてソフトウェアに係るデータを快適にダウンロードすることができる。また、DL先端末4では、サーバが機能しない状態(ダウン状態とも言う)に陥っていても、端末間DLによってダウンロード元の端末装置(DL元端末とも言う)4からソフトウェアに係るデータが取得され得る。これにより、ソフトウェアを配信するサービスが完全に停止する不具合が生じ難い。
但し、配信システム1では、ソフトウェアの実行に必要なデータが、端末間DLにおいてダウンロードが可能なデータ(DL可能データとも言う)と、端末間DLにおいてダウンロードが不可能なデータ(DL不可データとも言う)とに分けられて管理される。そして、DL先端末4では、端末間DLによって受信されるDL可能データとしてのソフトウェアに係るデータがそのままでは利用ができないデータとなっている。そこで、DL先端末4では、管理用サーバ2からDL不可データとしてのソフトウェアの利用を可能とするデータが取得され、DL可能データとしてのソフトウェアに係るデータとDL不可データとによってソフトウェアの利用が可能とされる。これにより、ソフトウェアの不正な複製および利用が抑制され得る。
以下、本実施形態に係る配信システム1の機能的な構成ならびに動作について説明する。ここでは、6台の端末装置4に同様な構成を有する端末装置4a〜4fが含まれ、1以上の第1端末装置としての端末装置4a〜4eの少なくとも1つの端末装置4がDL元端末であり、第2端末装置としての端末装置4fがDL先端末である例を挙げて説明する。つまり、第2端末装置としての端末装置4fが、管理用サーバ2および1以上の第1端末装置としての端末装置4a〜4eとの通信が可能に接続されている例について説明する。なお、本実施形態では、6台の端末装置4の間において通信回線NW1を介した通信が可能である例が挙げられているが、これに限られず、例えば、2台以上の任意の数の端末装置4の間において通信回線NW1を介した通信が可能であれば良い。
<(1−2)ソフトウェアの配信動作の概要>
図2は、配信システム1におけるソフトウェアの配信動作の概要を示す図である。図2で示されるように、ソフトウェアの配信動作においては、主に6つのステップ(ステップ1〜6)が順に行われる。
〔1〕ステップ1では、端末装置(DL先端末)4fによって、端末装置4a〜4eの少なくとも1つの端末装置(DL元端末)4に対して、端末間DLの実行が要求される。例えば、DL先端末4fによって、DL元端末4が有している1以上のソフトウェアが列挙されたリストがDL元端末4から得られ、DL先端末4fにおいて該リスト上で所望のソフトウェアが指定されると、該所望のソフトウェアの端末間DLの実行が要求される。
また、ステップ1では、DL元端末4によって、DL先端末4fからの端末間DLの要求に応じて、DL先端末4fの認証が行われる。このとき、DL元端末4によって、DL先端末4fからの端末間DLの要求が拒否されても良い。例えば、DL元端末4の入力部45および出力部46において端末間DLの許可または拒否の何れか一方が選択され得る態様が考えられる。なお、DL元端末4およびDL先端末4fが、例えば、友人同士等、顔見知り同士の端末装置4であれば、DL先端末4fのユーザによって、DL元端末4のユーザが特定され得る。その結果、ソフトウェアのダウンロードの安全性が向上し得る。
〔2〕ステップ2では、DL元端末4によって、DL先端末4fからの端末間DLの要求に応答して、管理用サーバ2に対してDL先端末4fとの間における端末間DLの許可が要求される。このとき、DL元端末4によって、端末間DLに係る情報(第1端末間DL情報とも言う)が管理用サーバ2に送信される。第1端末間DL情報には、例えば、DL元端末4に係る識別情報、DL先端末4fに係る識別情報、および端末間DLの対象であるソフトウェアに係る識別情報等が含まれ得る。
〔3〕ステップ3では、管理用サーバ2によって、DL元端末4に対してDL先端末4fとの間における端末間DLが許可される。例えば、第1端末間DL情報に応じて、端末間DLの許否が決定され得る。
〔4〕ステップ4では、ステップS3における端末間DLの許可に応答して、端末間DLが開始される。これにより、DL可能データとしてのソフトウェアに係るデータ(送信用データとも言う)が、DL元端末4からDL先端末4fに送信される。ここで、送信用データは、ソフトウェアの少なくとも一部分に係るものであり、DL元端末4とDL先端末4fとの間における端末間DLによって送信および受信するためのソフトウェアに係るデータである。
〔5〕ステップ5では、ステップ4における端末間DLの終了に応答して、DL先端末4fによって、管理用サーバ2に対して、DL不可データとしてのソフトウェアの利用を可能とするデータ(追加データとも言う)の送信が要求される。このとき、DL先端末4fによって、端末間DLに係る情報(第2端末間DL情報とも言う)が管理用サーバ2に送信される。第2端末間DL情報には、例えば、DL先端末4fに係る識別情報、および端末間DLの対象としてのソフトウェアに係る識別情報等が含まれ得る。
〔6〕ステップ6では、管理用サーバ2によって、DL先端末4fに対して追加データが送信される。このとき、管理用サーバ2では、DL先端末4fから得た第2端末間DL情報と、DL元端末4から得た第1端末間DL情報との照合が行われる。そして、第1端末間DL情報と第2端末間DL情報とが対応していれば、管理用サーバ2からDL先端末4fに対して追加データが送信される。このとき、例えば、管理用サーバ2では、ソフトウェアのダウンロードに対して課される料金に係るデータ(課金データとも言う)Ac1が生成され得る。ここでは、ソフトウェアの利用を可能とする追加データの取得に対して料金が課されることで、ソフトウェアのダウンロードに対して料金が課され得る。
このようにして、DL先端末4fでは、端末間DLによって得られる送信用データ、および管理用サーバ2から得られる追加データの両方が揃って、初めてソフトウェアの利用が可能となる。このため、ソフトウェアの不正な複製の防止効果が向上し得る。また、管理用サーバ2に対するアクセスの集中も生じ難い。その結果、DL先端末4fにおいてソフトウェアが快適に取得され得る。
また、一般的なP2P方式の通信方式が採用される配信システムとは異なり、本実施形態に係る配信システム1では、DL元端末4およびDL先端末4fが管理用サーバ2によって管理され得る。これにより、例えば、端末間DLが行われるDL元端末4およびDL先端末4fの両方の身元が確認され得る。さらに、例えば、ステップ2およびステップ3の動作が行われれば、端末間DLの対象としてのソフトウェアが、正規のルートで得られたソフトウェアである否かが確認され得る。すなわち、ソフトウェアのダウンロードの安全性が向上し得る。
<(1−3)配信システムの機能的な構成>
<(1−3−1)管理用サーバの機能的な構成>
図3は、管理用サーバ2の構成の一例を示すブロック図である。図3で示されるように、管理用サーバ2は、サーバ制御部21、記憶部22、通信部(サーバ通信部とも言う)23および入出力(I/O)部24を備えている。
サーバ制御部21は、例えば、プロセッサを含むCPU211および情報を一時的に記憶するメモリ212等を有する。CPU211は、記憶部22に格納されているプログラムPg1を読み込んで実行することで、管理用サーバ2の各種機能および情報処理等を実現する。この管理用サーバ2の各種機能によって、ユーザの端末装置4としてのDL先端末4fでは、管理用サーバ2からソフトウェアSf1の利用を可能とするための追加データAd1が取得される。これにより、DL先端末4fでは、端末間DLで取得される送信用データTd2に係るソフトウェアSf1の利用が可能となる。その結果、DL先端末4fによってソフトウェアSf1が快適に取得され得る。また、例えば、ソフトウェアSf1の不正な複製が抑制され得る。ここで、サーバ制御部21における各種情報処理によって一時的に得られる各種情報は、メモリ212等に記憶される。
記憶部22は、各種の情報を記憶する部分であり、例えば、ハードディスク等の記憶媒体を含む。記憶部22の構成としては、例えば、1つの記憶媒体を有する構成、2以上の記憶媒体を一体的に有する構成、ならびに2以上の記憶媒体を2以上の部分に分けて有する構成の何れの構成が採用されても良い。
記憶部22には、例えば、プログラムPg1、ソフトウェアSf1、追加データAd1、課金データAc1、報酬データRd1およびその他の各種データが格納され得る。プログラムPg1は、CPU211で読み込まれて実行されることで、管理用サーバ2の機能を実現するものである。ソフトウェアSf1には、例えば、アプリケーションプログラム等の各種プログラム、ならびに画像、映像および音楽等に係る各種コンテンツ(データの集合)等が含まれ得る。換言すれば、ソフトウェアSf1には、コンピュータを動作させる命令および処理の手順がまとめられたコンピュータプログラム、およびコンピュータプログラムによる処理の対象となるデータ等が含まれ得る。追加データAd1は、例えば、ソフトウェアSf1の利用を可能とするためのデータである。課金データAc1は、端末装置4におけるソフトウェアSf1のダウンロードに対して課される代金を示すデータである。報酬データRd1は、端末間DLによって送信用データTd2を送信したDL元端末4に対する報酬を示すデータである。
サーバ通信部23は、管理用端末3および端末装置4等と言った外部装置との間におけるデータの送受信を行う部分である。サーバ通信部23では、例えば、専用のケーブルあるいはLAN回線等を介して管理用端末3との間におけるデータの授受が行われ、通信回線NW1を介して、端末装置4との間におけるデータの授受が行われ得る。例えば、サーバ通信部23によって、送信用データTd2を用いてソフトウェアSf1の利用を可能とするための追加データAd1が管理用サーバ2からDL先端末4fに送信される。
I/O部24は、例えば、可搬性の記憶媒体D2の脱着が可能な部分である。I/O部24では、例えば、記憶媒体D2が装着されている状態で、記憶媒体D2とサーバ制御部21との間におけるデータの授受が行われ得る。また、プログラムPg1が格納された記憶媒体D2がI/O部24に装着されることで、記憶媒体D2から記憶部22内にプログラムPg1が読み込まれて記憶される態様が採用されても良い。
<(1−3−2)端末装置の機能的な構成>
図4および図5は、端末装置4の構成を示すブロック図である。具体的には、図4は、第1端末装置としての端末装置4a〜4eの構成の一例を示すブロック図であり、図5は、第2端末装置としての端末装置4fの構成の一例を示すブロック図である。本実施形態では、端末装置4a〜4fは、ほぼ同様な構成を有しているが、端末装置4a〜4eの少なくとも1つの端末装置4がDL元端末として働き、端末装置4fがDL先端末として働く。このため、端末装置4a〜4eと端末装置4fとの間で、制御部41で実現される機能および記憶部42に記憶される情報が異なる。
各端末装置4は、制御部41、記憶部42、通信部(端末通信部とも言う)43、入出力(I/O)部44、入力部45および出力部46を備えている。
制御部41は、例えば、プロセッサを含むCPU411および情報を一時的に記憶するメモリ412等を有する。CPU411は、記憶部42に格納されているプログラムPg2またはプログラムPg3を読み込んで実行することで、端末装置4の各種機能および情報処理等を実現する。この端末装置4の各種機能によって、DL先端末4fでは、端末間DLでソフトウェアSf1に係る送信用データTd2が受信される。そして、DL先端末4fでは、管理用サーバ2からソフトウェアSf1の利用を可能とする追加データAd1が取得される。これにより、DL先端末4fでは、端末間DLで取得される送信用データTd2に係るソフトウェアSf1の利用が可能となる。その結果、DL先端末4fによってソフトウェアSf1が快適に取得され得る。また、例えば、ソフトウェアSf1の不正な複製が抑制され得る。ここで、制御部41における各種情報処理によって一時的に得られる各種情報は、メモリ412等に記憶される。
記憶部42は、各種の情報を記憶する部分であり、例えば、ハードディスク等の記憶媒体を含む。記憶部42の構成としては、例えば、1つの記憶媒体を有する構成、2以上の記憶媒体を一体的に有する構成、ならびに2以上の記憶媒体を2以上の部分に分けて有する構成の何れの構成が採用されても良い。
記憶部42には、例えば、プログラムPg2またはプログラムPg3、ソフトウェアSf1、送信用データTd2、追加データAd1、識別情報Id1ならびにその他の各種データが格納され得る。プログラムPg2は、CPU411で読み込まれて実行されることで、端末装置4a〜4eの機能を実現し、プログラムPg3は、CPU411で読み込まれて実行されることで、端末装置4fの機能を実現するものである。送信用データTd2は、ソフトウェアSf1の少なくとも一部分に係るものであり、端末間DLによって送信および受信するためのソフトウェアSf1に係るデータである。識別情報Id1は、各端末装置4を識別可能とするための情報である。
本実施形態では、DL元端末4の記憶部(第1記憶部とも言う)42aには、例えば、ソフトウェアSf1が記憶される。また、DL先端末4の記憶部(第2記憶部とも言う)42fには、例えば、送信用データTd2およびソフトウェアSf1のうちの少なくとも一方が記憶され得る。
端末通信部43は、管理用サーバ2および他の端末装置4等と言った外部装置との間におけるデータの送受信を行う部分である。端末通信部43では、例えば、通信回線NW1を介して、管理用サーバ2および他の端末装置4との間におけるデータの授受が行われ得る。
ここで、DL元端末4の端末通信部43aは、例えば、管理用サーバ2およびDL先端末4fとの通信が可能であり、送信用データTd2をDL先端末4fに送信する。一方、DL先端末4fの端末通信部43fは、例えば、管理用サーバ2および1以上の端末装置4a〜4eとの通信が可能であり、1以上の端末装置4a〜4eの少なくとも1つのDL元端末4から送信用データTd2を取得することができる。また、端末通信部43fは、例えば、ソフトウェアSf1の利用を可能とするための追加データAd1を管理用サーバ2から取得することができる。
I/O部44は、例えば、可搬性の記憶媒体M4の脱着が可能な部分である。I/O部44では、例えば、記憶媒体M4が装着されている状態で、記憶媒体M4と制御部41との間におけるデータの授受が行われ得る。また、プログラムPg2,Pg3が格納された記憶媒体M4がI/O部44に装着されることで、記憶媒体M4から記憶部42内にプログラムPg2,Pg3が読み込まれて記憶される態様が採用されても良い。
入力部45は、端末装置4のユーザ等の動作に応じた信号を入力する。入力部45には、例えば、操作に応じた信号を入力する各種ボタン等を含む操作部、音声に応じた信号を入力する音声認識部、および動きの認識に応じた信号を入力する動き認識部等が含まれ得る。
出力部46は、各種情報をユーザが認識可能な態様で出力する部分である。出力部46には、例えば、各種情報を可視的に出力する表示部、および各種情報を可聴的に出力するスピーカー部等が含まれる。また、例えば、入力部45と出力部46とが一体化されたタッチパネルが採用されても良い。
<(1−4)各制御部で実現される機能的な構成>
次に、管理用サーバ2のサーバ制御部21、DL元端末4a〜4eの制御部(第1制御部とも言う)41a、およびDL先端末4fの制御部(第2制御部とも言う)41fにおいてそれぞれ実現される機能的な構成について説明する。
<(1−4−1)サーバ制御部で実現される機能的な構成>
図6は、サーバ制御部21においてプログラムPg1の実行によって実現される機能的な構成を例示する図である。サーバ制御部21は、実現される機能的な構成として、サーバ通信制御部211s、ダウンロード(DL)許可部212s、照合部213s、報酬データ生成部214sおよび課金データ生成部215sを有している。
サーバ通信制御部211sは、サーバ通信部23による通信を制御する。例えば、サーバ通信制御部211sの制御によって、サーバ通信部23が、少なくとも1つのDL元端末4から送信用データTd2を受信したDL先端末4fに対して追加データAd1を送信する。
DL許可部212sは、端末装置4a〜4eのうちの少なくとも1つのDL元端末4からの識別情報の受信に応じて、該少なくとも1つのDL元端末4に対して、DL先端末4fへの送信用データTd2の送信を許可する部分(送信許可部とも言う)である。このように、例えば、端末間における送信用データTd2の送信が、DL元端末4からの情報に応じて許可されることで、ソフトウェアSf1の不正な複製が抑制され得る。ここで受信される識別情報には、例えば、DL元端末4に係る識別情報(第1識別情報とも言う)Id1、DL先端末4fに係る識別情報(第2識別情報とも言う)Id2、およびソフトウェアSf1に係る識別情報(第3識別情報とも言う)のうちの少なくとも1つの識別情報が含まれ得る。
第1識別情報Id1としては、例えば、DL元端末4に固有の識別情報としての端末ID、およびDL元端末4のユーザに固有の識別情報としてのユーザID等が採用され得る。第2識別情報Id2としては、例えば、DL先端末4に固有の識別情報としての端末ID、およびDL先端末4のユーザに固有の識別情報としてのユーザID等が採用され得る。第3識別情報としては、例えば、ソフトウェアSf1の種類を識別するための情報、およびソフトウェアSf1が正規のものであるか否かを確認するための情報が採用され得る。ソフトウェアSf1が正規のものであるか否かを確認するための情報としては、例えば、ソフトウェアSf1に付属された識別情報、ならびにソフトウェアSf1から算出されるチェックサムおよびハッシュ値(ダイジェスト値)等と言ったその他の識別情報等が採用され得る。
また、サーバ通信制御部211sが、DL先端末4fから受信した第2識別情報Id2と第3識別情報とに応じて、サーバ通信部23によってDL先端末4fに対して追加データAd1を送信するようにしても良い。このように、例えば、DL先端末4fからの識別情報の送信に応じて、管理用サーバ2からソフトウェアSf1の利用を可能とする追加データAd1がDL先端末4fに送信されることで、ソフトウェアSf1の不正な複製がさらに抑制され得る。
また、サーバ通信制御部211sは、少なくとも1つのDL元端末4から受信したDL先端末4fに係る第2識別情報Id2と、DL先端末4fから受信した該DL先端末4fに係る第2識別情報Id2とが対応していることに応じて、サーバ通信部23によってDL先端末4fに追加データAd1を送信する。これにより、ソフトウェアSf1の不正な複製の防止効果が向上し得る。
照合部213sは、少なくとも1つのDL元端末4から受信した第2識別情報Id2と、DL先端末4fから受信した該DL先端末4fに係る第2識別情報Id2とが対応しているか否かの照合を行う。ここでは、例えば、少なくとも1つのDL元端末4から受信した第2識別情報Id2と、DL先端末4fから受信した該DL先端末4fに係る第2識別情報Id2とが一致あるいは対応していれば、サーバ通信制御部211sがサーバ通信部23によってDL先端末4fに追加データAd1を送信する。このように、DL元端末4およびDL先端末4fの双方から得られた情報が対応していれば、追加データAd1が管理用サーバ2からDL先端末4fに送信されることで、ソフトウェアSf1の不正な複製の防止効果が向上し得る。
また、ここでは、例えば、照合部213sにおいて、DL先端末4fから受信したソフトウェアSf1に係る第3識別情報が用いられて、ソフトウェアSf1が正規のものであることが確認された上で、サーバ通信部23によって追加データAd1がDL先端末4fに送信されても良い。
報酬データ生成部214sは、DL先端末4fからの少なくとも1つのDL元端末4に係る第1識別情報Id1の受信に応じて、該少なくとも1つのDL元端末4に対する報酬を示すデータ(報酬データとも言う)Rd1を生成する。このように、端末間における送信用データTd2の送信に応じてDL元端末4に報酬が付与されることで、端末間における送信用データTd2の送信が活性化される。その結果、端末装置4から管理用サーバ2へのアクセスの集中が低減され得る。なお、ここでは、例えば、DL先端末4fが、送信用データTd2とともに第1識別情報Id1をDL元端末4から受信する構成が採用され得る。
ここで、報酬としては、各種のポイント、各種の割引特典、およびアプリケーションプログラムのオプション等が挙げられる。アプリケーションプログラムのオプションには、例えば、サービスプログラム、サービスコンテンツ、および稀少コンテンツ等が含まれ得る。なお、アプリケーションプログラムがゲームのプログラムであれば、報酬が、各種アイテムおよび稀少アイテム等であれば、端末間DLの促進が図られ得る。
なお、ここで、第1識別情報Id1として、DL元端末4のユーザに固有の識別情報としてのユーザIDが用いられていれば、ユーザ毎に報酬データRd1が生成され得る。また、このとき、ユーザの登録情報が利用されて、DL元端末4における端末間DL、およびDL元端末4による端末間DLに対する報酬の付与について、許容されるユーザの年齢に制限が設けられても良い。
課金データ生成部215sは、DL先端末4fから受信した該DL先端末4fに係る第2識別情報Id2およびソフトウェアSf1に係る第3識別情報に応じて、DL先端末4fに対する課金を示すデータ(課金データとも言う)Ac1を生成する。このような端末間における送信用データTd2の受信に応じた課金によって、ソフトウェアSf1の不正な複製が低減され得る。
<(1−4−2)第1制御部で実現される機能的な構成>
図7は、第1制御部41aにおいてプログラムPg2の実行によって実現される機能的な構成を例示する図である。第1制御部41aは、実現される機能的な構成として、第1通信制御部411a、端末認証部412a、DL許可要求部413a、および送信データ準備部414aを有している。
第1通信制御部411aは、DL元端末4における第1通信部としての端末通信部43aによる通信を制御する。例えば、第1通信制御部411aの制御によって、端末通信部43aが送信用データTd2をDL先端末4fに送信する。ここでは、送信用データTd2には、ソフトウェアSf1の一部が削除された形態、ソフトウェアSf1の少なくとも一部が暗号化された形態、およびソフトウェアSf1の利用に許可データを要する形態のうちの少なくとも1つの形態のデータが含まれ得る。これにより、ソフトウェアSf1の不正な複製が容易に抑制され得る。
ソフトウェアSf1の一部が削除された形態は、例えば、ソフトウェアSf1の一部としてのプログラムコードおよびデータの少なくとも一方が該ソフトウェアSf1から除かれることで実現され得る。また、許可データとしては、例えば、ソフトウェアSf1のインストールに要するライセンスキー等が挙げられる。これにより、ソフトウェアSf1の購入と同時にライセンスキーが購入される従来の購入のモデルから、ソフトウェアSf1に係る送信用データTd2の端末間DLによる取得後にライセンスとしての許可データが購入される新しいモデルへと変化し得る。
また、第1通信制御部411aの制御によって、例えば、少なくとも1つのDL元端末4に係る第1識別情報、DL先端末4fに係る第2識別情報、およびソフトウェアSf1に係る第3識別情報の少なくとも1つの識別情報が、端末通信部43aから管理用サーバ2に送信される。
端末認証部412aは、DL先端末4fからのソフトウェアSf1に係る端末間DLの要求に応じて、DL先端末4fの認証を行う。例えば、DL先端末4fから該DL先端末4fの電子証明書等に係るデータがDL元端末4に送信され、該電子証明書に基づいて、DL先端末4fが予め設定された特定のハードウェアであるか否かが認証される。特定のハードウェアには、例えば、サービス会社あるいはメーカーが提供する正規の携帯式の通信端末等が含まれる。
DL許可要求部413aは、管理用サーバ2に対して端末間DLに係る第1端末間DL情報を送信して、DL先端末4fとの間における端末間DLの許可を要求する。第1端末間DL情報には、例えば、DL元端末4に係る第1識別情報Id1、DL先端末4fに係る第2識別情報Id2、およびソフトウェアSf1に係る第3識別情報が含まれ得る。そして、DL許可要求部413aによる要求に対して、DL許可部212sによってDL先端末4fへの送信用データTd2の送信が許可され得る。
送信データ準備部414aは、ソフトウェアSf1に基づいて送信用データTd2を準備する。例えば、ソフトウェアSf1のうちの一部の削除、およびソフトウェアSf1の少なくとも一部の暗号化等によって、送信用データTd2が準備され得る。なお、ソフトウェアSf1の暗号化は、例えば、ソフトウェアSf1の一部の暗号化であっても良いし、ソフトウェアSf1の全体の暗号化であっても良い。
図8は、ソフトウェアSf1に係るデータを模式的に示すイメージ図である。図9は、送信用データTd2の一例を模式的に示すイメージ図である。図10は、送信用データTd2の他の一例を模式的に示すイメージ図である。図9には、図8で示されるソフトウェアSf1の一部De1が削除されることで生成された送信用データTd2が示されている。図10には、図8で示されるソフトウェアSf1の一部Dc1が暗号化されることで生成された送信用データTd2が示されている。
ここで、例えば、端末間DLが行われる際に、送信データ準備部414aによるソフトウェアSf1に係るデータの少なくとも一部の暗号化によって、送信用データTd2が準備される構成が考えられる。このような構成が採用される場合、DL元端末4における暗号化鍵の取得方法およびDL先端末4fにおける復号鍵の取得方法としては、例えば、次の3つの方法(方法1〜3)が考えられる。
〔方法1〕上記ステップ1において、DL元端末4においてDL先端末4fの認証が行われる際に、DL元端末4とDL先端末4fとの間で、暗号化鍵および復号鍵が決定される。本方法1は、例えば、SSL(Secure Sockets Layer)の暗号化通信等の技術の適用によって実現され得る。なお、本方法1が採用される場合、DL先端末4fでは、端末間DLの実行前に復号鍵が得られる。このため、DL先端末4fでは、例えば、端末間DLによって暗号化されたソフトウェアSf1に係るデータとしての送信用データTd2が受信されつつ、該暗号化された送信用データTd2に対する復号化が行われ得る。その結果、DL先端末4fの記憶部42fに復号化されたソフトウェアSf1に係るデータが記憶され得る。本方法1が採用される場合には、DL元端末4とDL先端末4fとの間で決定された復号鍵以外に、追加データAd1が必要となる。
〔方法2〕管理用サーバ2で暗号化鍵および復号鍵が準備される。そして、上記ステップ3において、管理用サーバ2によってDL元端末4とDL先端末4fとの間における端末間DLが許可される際に、管理用サーバ2からDL元端末4に暗号化鍵が付与され得る。一方、例えば、ステップ3とステップ4との間に、管理用サーバ2からDL先端末4fに復号鍵が付与されるステップが追加され得る。なお、本方法2が採用される場合にも、DL先端末4fでは、端末間DLの実行前に復号鍵が得られる。このため、DL先端末4fでは、例えば、端末間DLによって暗号化されたソフトウェアSf1に係るデータとしての送信用データTd2が受信されつつ、該暗号化された送信用データTd2に対する復号化が行われ得る。その結果、DL先端末4fの記憶部42fに復号化されたソフトウェアSf1に係るデータが記憶され得る。本方法2では、復号鍵が追加データAd1とされても良い。
〔方法3〕管理用サーバ2で暗号化鍵および復号鍵が準備される。そして、上記ステップ3において、管理用サーバ2によってDL元端末4とDL先端末4fとの間における端末間DLが許可される際に、管理用サーバ2からDL元端末4に暗号化鍵が付与され得る。一方、例えば、上記ステップ6において、管理用サーバ2からDL先端末4fに復号鍵が付与され得る。この場合、DL先端末4fでは、例えば、端末間DLによって暗号化されたソフトウェアSf1に係るデータとしての送信用データTd2が取得されて、記憶部42fに送信用データTd2が記憶された後に、管理用サーバ2からDL先端末4fに暗号化鍵が付与される。その結果、端末間DLの終了後に、記憶部42fに記憶された送信用データTd2が復号化され得る。本方法3では、復号鍵が追加データAd1とされ得る。
<(1−4−3)第2制御部で実現される機能的な構成>
図11は、第2制御部41fにおいてプログラムPg3の実行によって実現される機能的な構成を例示する図である。第2制御部41fは、実現される機能的な構成として、第2通信制御部411f、DL要求部412f、ソフト利用化部413f、位置特定部414f、削除制御部415fおよび分担設定部416fを有している。
第2通信制御部411fは、DL先端末4fにおける第2通信部としての端末通信部43fによる通信を制御する。例えば、第2通信制御部411fの制御によって、端末通信部43fが、少なくとも1つのDL元端末4から送信用データTd2を取得する。また、第2通信制御部411fの制御によって、端末通信部43fが、第2端末間DL情報を管理用サーバ2に送信する。第2端末間DL情報には、DL先端末4fに係る第2識別情報Id2およびソフトウェアSf1に係る第3識別情報が含まれ得る。ここでは、第2端末間DL情報の送信に応じて、管理用サーバ2から追加データAd1がDL先端末4fに送信される。その結果、第2通信制御部411fの制御によって、端末通信部43fが、管理用サーバ2から追加データAd1を取得する。
ここで、追加データAd1には、例えば、ソフトウェアSf1のうちの削除された一部、ソフトウェアSf1のうちの暗号化された少なくとも一部を復号するための復号鍵、およびソフトウェアSf1の利用に要する許可データのうちの少なくとも1つを含む。これにより、管理用サーバ2からDL先端末4fへ送信されるデータの量が低減される。その結果、端末装置4から管理用サーバ2へのアクセスが集中し難い。
DL要求部412fは、DL元端末4に対してソフトウェアSf1に係る端末間DLを要求する。このとき、端末間DLに係る認証のために、例えば、DL先端末4fの電子証明書に係るデータがDL元端末4に送信される。
また、少なくとも1つのDL元端末4からの送信用データTd2の受信が途中で中断されている場合には、例えば、DL要求部412fが、送信用データTd2の受信を途中から再開するための要求をDL元端末4に対して行っても良い。具体的には、例えば、再開要求部としてのDL要求部412fが、1以上のDL元端末4の少なくとも1つのDL元端末4または該少なくとも1つのDL元端末4とは異なる他の少なくとも1つのDL元端末4に、送信用データTd2のうちの受信が中断された箇所(中断箇所とも言う)に係る位置を示す情報(位置情報とも言う)を送信する。これにより、送信用データTd2の中断部分からの受信の再開が要求され得る。このような構成では、端末間DLによって途中まで得られたデータが有効利用され得る。その結果、端末装置4におけるソフトウェアSf1の取得がより迅速化され得る。
ここでは、途中まで送信用データTd2を送信した少なくとも1つのDL元端末4と、中断部分から送信用データTd2を送信する少なくとも1つのDL元端末4とが、例えば、完全に同一であっても、一部が異なっていても、完全に異なっていても良い。また、送信用データTd2のうちの中断部分以降のデータについては、例えば、DL先端末4fが管理用サーバ2から取得しても良い。このような構成が採用されると、送信用データTd2のうちの中断部分よりも前の部分のデータについては、端末間DLによってデータの取得の迅速化が図られ得る。
なお、送信用データTd2の受信が途中で中断されるケースとしては、例えば、DL先端末4fによって、DL元端末4としての友人の端末装置4から送信用データTd2が受信されている途中で、友人がDL元端末4としての端末装置4の電源を切って、該端末装置4を持ち帰ってしまうケース等が挙げられる。
ソフト利用化部413fは、DL元端末4から得られた送信用データTd2と、管理用サーバ2から得られた追加データAd1とに基づいて、ソフトウェアSf1の利用を可能とする。ここでは、例えば、送信用データTd2が、ソフトウェアSf1の一部が除かれた形態のものであり、追加データAd1が、ソフトウェアSf1のうちの削除された一部であれば、送信用データTd2に追加データAd1が追加されることで、利用可能なソフトウェアSf1が取得され得る。
また、例えば、送信用データTd2が、ソフトウェアSf1の少なくとも一部が暗号化された形態のものであり、追加データAd1が、ソフトウェアSf1のうちの暗号化された少なくとも一部を復号するための復号鍵であれば、送信用データTd2が、追加データAd1によって復号化されることで、利用可能なソフトウェアSf1が取得され得る。
また、例えば、送信用データTd2が、利用に許可データを要するソフトウェアSf1であり、追加データAd1が、ソフトウェアSf1の利用に要する許可データであれば、送信用データTd2と許可データとによって、利用可能なソフトウェアSf1が取得され得る。なお、ここで、例えば、管理用サーバ2から受信した追加データAd1に照合用の情報が含まれており、ソフト利用化部413fにおいて、ソフトウェアSf1に係る第3識別情報と、照合用の情報との照合結果に応じて、送信用データTd2と許可データとによって、ソフトウェアSf1の利用が可能となる例も考えられる。
ソフト利用化部413fにおいてソフトウェアSf1の利用を可能とする処理は、例えば、ソフトウェアSf1の利用を初めて開始する際に実行されても良いし、ソフトウェアSf1を利用する度に実行されても良い。ここで、ソフト利用化部413fにおけるソフトウェアSf1の利用を可能とする処理がソフトウェアSf1の利用を初めて開始する際に実行される構成では、例えば、利用可能な形態のソフトウェアSf1が記憶部42fに書き込まれて記憶され得る。また、例えば、ソフト利用化部413fにおけるソフトウェアSf1の利用を可能とする処理がソフトウェアSf1を利用する度に実行される構成では、例えば、ソフトウェアSf1を利用する際には、利用可能な形態のソフトウェアSf1が記憶部42fに記憶され、ソフトウェアSf1の利用が終了すれば、利用可能な形態のソフトウェアSf1が記憶部42fから削除されれば良い。
位置特定部414fは、少なくとも1つのDL元端末4からの送信用データTd2の受信が中断されたことに応答して、送信用データTd2のうちの受信が中断された中断箇所に係る位置情報を記憶部42fに記憶させる。図12は、送信用データTd2の受信が中断された中断箇所Po1に係る位置情報の一例を示す図である。図12で示されるように、送信用データTd2のうち、既に受信が完了したデータの領域(既受信データ領域とも言う)Tf1の外縁が実線で示され、未だ受信が完了していないデータの領域(未受信データ領域とも言う)Tn1の外縁が破線で示されている。
削除制御部415fは、例えば、入力部45からの入力に応じて、記憶部42fから送信用データTd2およびソフトウェアSf1のうちの少なくとも一方を削除する際に、記憶部42fに追加データAd1を残存させる。これにより、DL先端末4fにおいて、ソフトウェアSf1が再取得される際に、上記ステップ6等における追加データAd1の取得が不要となる。その結果、端末装置4においてより迅速なソフトウェアSf1の利用が可能となる。また、管理用サーバ2に対するアクセス量が低減され、さらに追加データAd1を取得するための料金が複数回課されないようにすることも可能である。
分担設定部416fは、例えば、少なくとも1つのDL元端末4が、N(Nは2以上の整数)台のDL元端末4を含んでいる場合に、送信用データTd2をN個の領域に区分し、該N個の領域をN台のDL元端末4に割り振る。ここで、N個の領域は、例えば、送信用データTd2が単純にN個の領域に分割されたものであっても良いし、送信用データTd2がN個を超える領域に分割された上で、一塊の領域または2個以上の領域からなる一群の領域によって、N個の領域の各領域が構成されても良い。
このとき、N台のDL元端末4が、分担設定部416fによる領域の割り振りの結果に従って、端末通信部43aによって送信用データTd2をDL先端末4に送信する。換言すれば、第2通信制御部411fの制御によって、DL先端末4fの端末通信部43fが、分担設定部416fによる領域の割り振りの結果に従って、N台のDL元端末4から送信用データTd2を受信する。これにより、複数台のDL元端末4からDL先端末4fへソフトウェアSf1に係る送信用データTd2が送信されることで、ソフトウェアSf1の取得に要する時間が短縮され得る。
また、分担設定部416fが、例えば、N台のDL元端末4から、該N台のDL元端末4それぞれの使用状態に係る情報を取得し、該N台のDL元端末4の使用状態に係る情報に応じて、送信用データTd2をN個の領域に区分して、該N個の領域をN台のDL元端末4に割り振る。例えば、N台のDL元端末4の使用状態に応じて、送信用データTd2が区分されたN個の領域の割合が設定される態様が考えられる。これにより、複数台のDL元端末4における使用状態に応じた送信用データTd2の送受信によって、端末間における送信用データTd2の送受信が高速化され得る。
図13および図14は、複数の端末装置4から送信用データTd2を受信する一態様を示す図である。図13で示されるように、DL先端末4fが、3台の端末装置4a〜4cから送信用データTd2を受信する具体例を挙げて説明する。この例では、DL先端末4fは、3台のDL元端末4a〜4cから送信用データTd2を分割してダウンロードする。このような構成が採用される場合、DL元端末4において送信用データTd2の送信に対して各種データ処理が必要であれば、1台のDL元端末4から送信用データTd2をダウンロードするよりも、端末間における送信用データTd2の送受信が高速化され得る。
また、各DL元端末4では、送信用データTd2に係るデータの送信に際して、CPU411においてデータの送信以外の各種データ処理に処理能力が割かれることがある。このため、DL先端末4fの分担設定部416fによって、3台のDL元端末4それぞれの使用状態に係る情報が取得される。ここでは、図14で示されるように、例えば、分担設定部416fによれば、3台のDL元端末4それぞれの使用状態に係る情報に応じた重み付けによって、送信用データTd2が3つの領域Ar1〜Ar3に区分される。このとき、例えば、分担設定部416fによって、3つの領域Ar1〜Ar3が3台のDL元端末4a〜4cに割り振られる。そして、DL先端末4fでは、例えば、3台のDL元端末4a〜4cからの送信用データTd2の受信が時分割で行われる。
ここで、使用状態には、例えば、アプリケーションソフトが実行されている状態(第1状態とも言う)、DL元端末4が起動しているがアプリケーションソフトが実行されていない状態(第2状態とも言う)、およびDL元端末4がスタンバイの状態(第3状態とも言う)等が含まれ得る。例えば、DL元端末4aが第1状態にあり、DL元端末4bが第2状態にあり、DL元端末4cが第3状態にある場合に、送信用データTd2が、データの量の割合が概ねX1:X2:X3となるように、送信用データTd2が3つの領域Ar1〜Ar3に区分される。つまり、3つの領域Ar1〜Ar3それぞれのデータ量とアドレスが設定される。例えば、X1:X2:X3=10:40:50と設定されれば、この割合に応じて、例えば、分担設定部416fによって、領域Ar1がDL元端末4aに割り振られ、領域Ar2がDL元端末4bに割り振られ、領域Ar3がDL元端末4cに割り振られる。そして、例えば、DL先端末4fでは、DL元端末4aから領域Ar1に係るデータDa1が受信され、DL元端末4bから領域Ar2に係るデータDa2が受信され、DL元端末4cから領域Ar3に係るデータDa3が受信される。このとき、例えば、3台のDL元端末4a〜4cからの送信用データTd2の受信が時分割で行われる。
<(1−5)配信システムの動作フロー>
図15から図17は、配信システム1におけるソフトウェアSf1の配信に係る動作フローの一例を示すフローチャートである。ここでは、1以上の端末装置4a〜4eの少なくとも1つの端末装置4がDL元端末4となり、端末装置4fがDL先端末4となる例を挙げて説明する。なお、本動作フローの開始時には、1以上の端末装置4a〜4eが、記憶部42aにソフトウェアSf1に係るデータを記憶しているものとして説明する。
まず、図15のステップST1では、各端末装置4の端末通信部43によって、情報が受け付けられる。
ステップST2では、1以上の端末装置4a〜4eの少なくとも1つの端末装置4における第1通信制御部411aによって、DL先端末4fのDL要求部412fによる端末間DLの要求があったか否が判定される。ここでは、DL先端末4fから端末間DLの要求がなければ、ステップST1に戻り、DL先端末4fから端末間DLの要求があれば、ステップST3に進む。
ステップST3では、ステップST2で端末間DLが要求された少なくとも1つの端末装置(DL元端末)4における端末認証部412aによって、DL先端末4fの認証が行われる。
ステップST4では、少なくとも1つのDL元端末4における端末認証部412aによって、ステップST3におけるDL先端末4fの認証が良好であったか否かが判定される。ここで、DL先端末4fの認証が良好でなければ、ステップST1に戻り、DL先端末4fの認証が良好であれば、ステップST5に進む。
ステップST5では、少なくとも1つのDL元端末4におけるDL許可要求部413aによって、管理用サーバ2に対し、少なくとも1つのDL元端末4とDL先端末4fとの間における端末間DLの許可が要求される。このとき、少なくとも1つのDL元端末4から管理用サーバ2に対して、端末間DLに係る第1端末間DL情報が送信される。
ステップST6では、管理用サーバ2のDL許可部212sによって、第1端末間DL情報に応じて端末間DLが許可されるか否かが判定される。ここで、端末間DLが許可されなければ、ステップST1に戻り、端末間DLが許可されれば、図16のステップST11に進む。
ステップST11では、少なくとも1つのDL元端末4における第1通信制御部411aおよびDL先端末4fの第2通信制御部411fによって、1以上の端末装置4の少なくとも1つの端末装置4とDL先端末4fとの間における端末間DLが開始される。これにより、1以上の端末装置4の少なくとも1つのDL元端末4によって、ソフトウェアSf1の少なくとも一部分に係る送信用データTd2がDL先端末4fに送信される。換言すれば、DL先端末4fによって、送信用データTd2が受信される。
ステップST12では、第2通信制御部411fによって、端末間DLが中断されたか否かが判定される。ここで、端末間DLが中断されなければ、ステップST13に進み、端末間DLが中断されれば、ステップST14に進む。
ステップST13では、第1通信制御部411aおよび第2通信制御部411fによって、端末間DLが完了されたか否かが判定される。ここで、端末間DLが完了されていなければ、ステップST12に戻り、端末間DLが完了されていれば、図17のステップST21に進む。
ステップST14では、位置特定部414fによって、送信用データTd2のうちの受信が中断された中断箇所に係る位置情報が記憶部42fに記憶される。
図17のステップST21では、第2通信制御部411fによって、DL先端末4fが管理用サーバ2から追加データAd1を既に受信したか否かが判定される。ここで、追加データAd1を未だ受信していなければ、ステップST22に進み、追加データAd1を既に受信していれば、ステップST26に進む。
ステップST22では、第2通信制御部411fによって、管理用サーバ2に対して第2端末間DL情報が送信される。
ステップST23では、管理用サーバ2の照合部213sによって、少なくとも1つのDL元端末4から受信した第1端末間DL情報に含まれる第2識別情報Id2と、DL先端末4fから受信した第2端末間DL情報に含まれる第2識別情報Id2とが対応しているか否かの照合が行われる。
ステップST24では、管理用サーバ2の照合部213sによって、ステップST23における照合の結果から、第1端末間DL情報の第2識別情報Id2と第2端末間DL情報の第2識別情報Id2とが対応関係にあるか否かが判定される。ここで、情報が対応関係にあれば、ステップST25に進み、情報が対応関係になければ、本動作フローが終了される。
ステップST25では、管理用サーバ2のサーバ通信制御部211sによって、追加データAd1が、DL先端末4fに送信される。これにより、第2通信制御部411fの制御で、端末通信部43fによって追加データAd1が受信され得る。
ステップST26では、ソフト利用化部413fによって、DL元端末4から得られた送信用データTd2と、管理用サーバ2から得られた追加データAd1とに基づいて、ソフトウェアSf1の利用が可能とされる。ステップST26の処理が終了されると、本動作フローも終了される。
<(1−6)ソフトウェアの配信の具体例>
ここで、本実施形態に係るソフトウェアSf1の配信の具体例について説明する。
例えば、人気のソフトウェア(以下、人気ソフトと略称する)の発売日には、該人気ソフトのダウンロードのサービスを提供するサーバ(DLサーバとも言う)には、端末装置からのアクセスが過度に集中する。このとき、DLサーバが機能しないダウン状態に陥ること、および人気ソフトのダウンロードの速度の低下等と言った不具合を招き、端末装置からDLサーバにアクセスしているユーザにストレスを与えてしまう。
そこで、本実施形態では、例えば、ユーザの端末装置において、人気ソフトのダウンロードを済ませている友人の端末装置から、人気ソフトに係るデータの大部分(例えば、送信用データTd2)を直接ダウンロードさせて貰える構成が採用されている。これにより、DLサーバに過度な負荷が掛かることなく、人気ソフトに係るデータが配信され得る。
但し、単純に人気ソフトに係るデータが端末間で配信されれば、人気ソフトに係るデータの不正な複製が横行する虞がある。そこで、本実施形態では、端末間におけるダウンロード(端末間DL)では、例えば、ソフトウェアに係るデータの全てが送受信されるのではなく、ソフトウェアのコアとなるプログラムコード等のダウンロードが禁止される。一方、友人の端末装置からのソフトウェアのダウンロードが実行されたユーザの端末装置では、例えば、ソフトウェアの利用を許可する管理用サーバへのアクセスが実施される。この管理用サーバからは、ソフトウェアのコアとなるプログラムコードおよびソフトウェアの利用を可能とするためのライセンス等が取得され得る。これにより、ユーザの端末装置では、利用可能な態様のソフトウェアが入手され得る。このとき、ユーザに対する課金が適宜実行され得る。
このような配信の形態によってソフトウェアの入手が可能となる技術は、例えば、友人の持っているソフトウェアが面白いかまたは面白そうであったため、ユーザ自身も当該ソフトウェアを有償で入手したいと言った場面に有効に適用され得る。そして、このような場面においても、ユーザの端末装置によっては、DLサーバにアクセスされずに、友人の端末装置からソフトウェアに係るデータの大部分が短時間でダウンロードされ得る。これにより、ソフトウェアのダウンロードに要する時間が大幅に短縮され得る。
また、サーバを介さないソフトウェアのダウンロードの形態としては、P2P方式のダウンロードが存在している。しかしながら、P2P方式のソフトウェアのダウンロードでは、ソフトウェアが正規のものか否か、ソフトウェアにウイルスが仕込まれているか否か、ダウンロード元の端末装置が安全か否か等と言ったセキュリティの面で必ずしも安心できない部分がある。
これに対して、本実施形態では、ユーザの端末装置において、信頼できる友人の端末装置から所望のソフトウェアをダウンロードすることが可能である。このため、セキュリティ面で安心を得ることが出来ると言ったユーザにとってのメリットが存在し得る。
<(1−7)まとめ>
以上のように、本実施形態に係る配信システム1および該配信システム1におけるソフトウェアSf1の配信方法では、DL先端末4fにおいて端末間DLによってソフトウェアSf1に係る送信用データTd2が得られる。そして、該送信用データTd2と管理用サーバ2から得られる追加データAd1とによってソフトウェアSf1の利用が可能となる。このため、ユーザの端末装置4においてソフトウェアSf1が快適に取得され得る。また、例えば、ソフトウェアSf1の不正な複製が抑制され得る。また、DL先端末4では、管理用サーバ2が機能しないダウン状態に陥っても、端末間DLによってDL元端末4からソフトウェアSf1に係るデータが取得され得る。これにより、ソフトウェアSf1の配信を行うサービスが完全に停止する不具合が生じ難い。そして、管理用サーバ2がダウン状態から復旧した後に、管理用サーバ2から追加データAd1が取得されれば、ユーザの端末装置4に対するソフトウェアSf1の配信が速やかに完了し得る。その結果、ユーザの端末装置4においてソフトウェアSf1が快適に取得され得る。
<(2)変形例>
なお、本発明は上述の一実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更、改良等が可能である。
<(2−1)第1変形例>
上記一実施形態では、ソフトウェアSf1の実行に必要なデータが、端末間DLが可能なDL可能データと端末間DLが不可能なDL不可データとに分けられて管理されたが、これに限られない。例えば、DL元端末4において、DL可能データの準備および送信が行われる代わりに、ソフトウェアSf1に係るデータの一部がDL元端末4にバインドされる構成が採用されても良い。ここでは、各DL元端末4が、DL元端末4に固有の情報によってソフトウェアSf1の一部をDL元端末4にバインドさせた状態で、ソフトウェアSf1を記憶部42aに記憶する。例えば、DL元端末4に固有の暗号化鍵によって、ソフトウェアSf1に係るデータの一部が暗号化されることで、ソフトウェアSf1の一部がDL元装置4にバインドされる態様等が考えられる。DL元端末4に固有の暗号化鍵は、例えば、DL元端末4によって、DL元端末4に固有の端末IDに基づいて生成されても良いし、管理用サーバ2等から入手されても良い。
図18は、本変形例に係る第1制御部41aにおいてプログラムPg2の実行によって実現される機能的な構成を示す図である。図18で示されるように、本変形例に係る第1制御部41aで実現される機能的な構成は、上記一実施形態に係る第1制御部41aで実現される機能的な構成がベースとされて、送信データ準備部414aがバインド部414aAに置換されたものである。バインド部414aAは、ソフトウェアSf1に係るデータの一部をDL元端末4にバインドさせる機能的な構成である。
このような構成が採用される場合、端末間DLで送受信される送信用データTd2には、ソフトウェアSf1のDL元端末4にバインドされた一部が削除されたデータ、およびソフトウェアSf1の一部がDL元端末4にバインドされたデータの少なくとも一方のデータが含まれ得る。つまり、例えば、ソフトウェアSf1に係るデータのうちのDL元端末4にバインドされていない部分、またはDL元端末4にバインドされている部分も含めてソフトウェアSf1に係るデータの全体が、端末間DLによってDL元端末4からDL先端末4fに送信され得る。更に換言すれば、例えば、ソフトウェアSf1に係るデータが、DL先端末4fで使用することができるデータ(使用可能データとも言う)と、DL先端末4fで使用することができないデータ(使用不可データとも言う)とに分けられている。これにより、DL元端末4にバインドされたソフトウェアSf1に係る送信用データTd2が送信される。その結果、端末間で送信が可能なデータが容易に準備され得る。
そして、例えば、DL先端末4fでは、管理用サーバ2から使用不可データの使用を可能とするための追加データAd1が取得されれば良い。これにより、DL先端末4fでは、ソフトウェアSf1の利用が可能な形態となる。このとき、例えば、利用可能な形態のソフトウェアSf1に係るデータの一部がDL先端末4fにバインドされ得る。
なお、バインドの態様としては、ソフトウェアSf1に係るデータの一部が暗号化される態様に限られない。例えば、取得された追加データAd1が、DL先端末4にバインドされても良い。
<(2−2)第2変形例>
上記一実施形態では、ステップ2およびステップ3の処理によって、管理用サーバ2によって、DL元端末4に対してDL先端末4fとの端末間DLが許可されたが、これに限られない。例えば、ステップ2およびステップ3の処理が省略されても良い。当該構成が採用されれば、端末間DLが開始される際に、DL元端末4が管理用サーバ2に接続されていなくても良い。そして、処理の簡略化によって、端末間DLが迅速に実行され得る。その結果、ユーザの端末装置4においてソフトウェアSf1が快適に取得され得る。なお、このような構成が採用される場合には、図19で示されるように、図15で示される動作フローのうちのステップST5,ST6が省略された動作フローが採用されれば良い。
<(2−3)第3変形例>
上記一実施形態では、端末間DLによって送信用データTd2が送信される際に、送信データ準備部414aによってソフトウェアSf1から送信用データTd2が準備されたが、これに限られない。図20で示されるように、例えば、各DL元端末4の記憶部42aに、ソフトウェアSf1とは別に、該ソフトウェアSf1に基づいて生成された送信用データTd2が記憶されていても良い。送信用データTd2は、例えば、各DL元端末4でソフトウェアSf1が取得された際に、送信データ準備部414aによって生成され得る。このような構成が採用されれば、端末間DLによって送信用データTd2が送信される際に、送信データ準備部414aによって送信用データTd2が準備される必要がない。その結果、端末間における送信用データTd2の送受信の高速化が図られ得る。
また、例えば、DL元端末4において、送信用データTd2の暗号化を行うための暗号化鍵が管理用サーバ2から取得される構成であれば、端末間DLが実行される際に、DL元端末4から管理用サーバ2へのアクセスの量が低減され得る。これにより、端末間における送信用データTd2の送受信の更なる高速化が図られ得る。
なお、例えば、DL元端末4において、送信用データTd2が、ソフトウェアSf1の少なくとも一部が暗号化された状態で記憶部42aに記憶されており、DL元端末4におけるソフトウェアSf1の利用時に、その都度、送信用データTd2が復号化される構成が採用されても良い。このような構成が採用されても、端末間DLによって送信用データTd2が送信される際に、送信データ準備部414aによって送信用データTd2が準備される必要がない。その結果、端末間における送信用データTd2の送受信の高速化が図られ得る。したがって、DL元端末4の記憶部42aには、例えば、送信用データTd2およびソフトウェアSf1のうちの少なくとも一方が記憶されていれば良い。
<(2−4)その他の変形例>
例えば、上記一実施形態では、ソフトウェアSf1のうちの一部の削除、およびソフトウェアSf1の少なくとも一部の暗号化等によって、送信用データTd2が準備されたが、これに限られない。例えば、ソフトウェアSf1に係るデータのうちの2以上の部分が予め設定されたルール(入替ルールとも言う)に従って入れ替えられることで、送信用データTd2が準備されても良い。このような場合には、追加データAd1として、例えば、ソフトウェアSf1に係るデータのうちの入れ替えられた2以上の部分を元の状態に戻すための入替ルールを示すデータが採用され得る。
また、上記一実施形態では、DL先端末4fが、複数のDL元端末4から送信用データTd2を受信することが可能であったが、これに限られない。例えば、DL先端末4が、1つのDL元端末4から送信用データTd2を受信する構成が採用されても良い。
また、上記一実施形態では、5台の端末装置4a〜4eの少なくとも1つの端末装置4がDL元端末となったが、これに限られない。例えば、1以上の端末装置4の少なくとも1つの端末装置4がDL元端末となれば良い。
また、上記一実施形態では、照合部213sによる第2識別情報Id2の照合の結果、DL元端末4およびDL先端末4fの双方から得られた情報が対応していれば、追加データAd1が管理用サーバ2からDL先端末4fに送信されたが、これに限られない。例えば、照合部213sによる第2識別情報Id2の照合が行われることなく、追加データAd1が管理用サーバ2からDL先端末4fに送信されても良い。
また、上記一実施形態では、DL元端末4からの送信用データTd2の受信が途中で中断されている場合には、送信用データTd2の受信が中断箇所から再開されたが、これに限られない。例えば、送信用データTd2が、複数のデータ領域の集合体である場合には、送信用データTd2の受信が中断された際に既に受信が完了した1以上のデータ領域(受信完了データ領域とも言う)の末尾の箇所が中断箇所とされても良い。
つまり、例えば、位置特定部414fによって、少なくとも1つのDL元端末4からの送信用データTd2の受信が中断されたことに応答して、該送信用データTd2のうちの受信が中断された中断箇所および受信が完了した受信完了データ領域のうちの少なくとも一方に係る位置情報が記憶部42fに記憶されれば良い。このとき、DL要求部412fによって、1以上の端末装置4a〜4eのうちの少なくとも1つのDL元端末4fまたは該少なくとも1つのDL元端末4とは異なる他の少なくとも1つのDL元端末4に対して、位置情報が送信されることで、送信用データTd2のうちの中断箇所または受信完了データ領域以降の受信の再開が要求され得る。
また、例えば、DL元端末4からの送信用データTd2の受信が途中で中断されていても、送信用データTd2の受信が再開される際には、送信用データTd2の受信が最初からやり直されても良い。
なお、上記一実施形態および各種変形例をそれぞれ構成する全部または一部を、適宜、矛盾しない範囲で組み合わせ可能であることは、言うまでもない。
1 配信システム
2 管理用サーバ
4,4a〜4f 端末装置
21 サーバ制御部
22,42,42a,42f 記憶部
23 サーバ通信部
41 制御部
41a 第1制御部
41f 第2制御部
43,43a,43f 端末通信部
211,411 CPU
211s サーバ通信制御部
212s ダウンロード(DL)許可部
213s 照合部
214s 報酬データ生成部
215s 課金データ生成部
411a 第1通信制御部
411f 第2通信制御部
412a 端末認証部
412f ダウンロード(DL)要求部
413a ダウンロード(DL)許可要求部
413f ソフト利用化部
414a 送信データ準備部
414aA バインド部
414f 位置特定部
415f 削除制御部
416f 分担設定部
Id1 第1識別情報
Id2 第2識別情報
Pg1〜Pg3 プログラム
Po1 中断箇所
Sf1 ソフトウェア
Td2 送信用データ

Claims (20)

  1. サーバと、
    1以上の第1端末装置と、
    前記サーバおよび前記1以上の第1端末装置との通信が可能な第2端末装置と、
    を備え、
    各前記第1端末装置が、
    ソフトウェアの少なくとも一部分に係る送信用データおよび該ソフトウェアのうちの少なくとも一方を記憶する第1記憶部を有し、
    前記1以上の第1端末装置のうちの少なくとも1つの第1端末装置が、
    前記送信用データを前記第2端末装置に送信する第1通信部を有し、
    前記サーバが、
    前記送信用データを用いて前記ソフトウェアの利用を可能とするための追加データを、前記第2端末装置に送信するサーバ通信部を有し、
    前記第2端末装置が、
    前記送信用データおよび前記ソフトウェアのうちの少なくとも一方を記憶する第2記憶部を有している、ソフトウェア配信システム。
  2. 請求項1に記載のソフトウェア配信システムであって、
    前記送信用データが、
    前記ソフトウェアの一部が削除された形態、前記ソフトウェアの少なくとも一部が暗号化された形態、および前記ソフトウェアの利用に許可データを要する形態のうちの少なくとも1つの形態の前記ソフトウェアに係るデータを含んでいる、ソフトウェア配信システム。
  3. 請求項2に記載のソフトウェア配信システムであって、
    前記追加データが、
    前記ソフトウェアのうちの削除された一部、前記ソフトウェアのうちの暗号化された少なくとも一部を復号するための復号鍵、および前記許可データのうちの少なくとも1つを含む、ソフトウェア配信システム。
  4. 請求項1から請求項3の何れか1つの請求項に記載のソフトウェア配信システムであって、
    前記少なくとも1つの第1端末装置が、
    前記第1通信部によって、該少なくとも1つの第1端末装置に係る第1識別情報、前記第2端末装置に係る第2識別情報、および前記ソフトウェアに係る第3識別情報のうちの少なくとも1つの識別情報を前記サーバに送信し、
    前記サーバが、
    前記少なくとも1つの第1端末装置からの前記少なくとも1つの識別情報の受信に応じて、前記少なくとも1つの第1端末装置に対し、前記第2端末装置への前記送信用データの送信を許可する送信許可部を有する、ソフトウェア配信システム。
  5. 請求項4に記載のソフトウェア配信システムであって、
    前記第2端末装置が、
    前記少なくとも1つの第1端末装置に係る前記第1識別情報を前記サーバに送信し、
    前記サーバが、
    前記第2端末装置からの前記第1識別情報の受信に応じて、前記少なくとも1つの第1端末装置に対する報酬を示す報酬データを生成する報酬データ生成部を有する、ソフトウェア配信システム。
  6. 請求項1から請求項3の何れか1つの請求項に記載のソフトウェア配信システムであって、
    前記第2端末装置が、
    該第2端末装置に係る第2識別情報および前記ソフトウェアに係る第3識別情報、を前記サーバに送信し、
    前記サーバが、
    前記第2端末装置から受信した前記第2識別情報と前記第3識別情報とに応じて、前記サーバ通信部によって前記第2端末装置に対して前記追加データを送信するサーバ通信制御部を有する、ソフトウェア配信システム。
  7. 請求項6に記載のソフトウェア配信システムであって、
    前記サーバが、
    前記第2端末装置から受信した前記第2識別情報と前記第3識別情報とに応じて、前記第2端末装置に対する課金を示す課金データを生成する課金データ生成部を有する、ソフトウェア配信システム。
  8. 請求項6または請求項7に記載のソフトウェア配信システムであって、
    前記少なくとも1つの第1端末装置が、
    前記第2端末装置に係る第2識別情報、および前記ソフトウェアに係る第3識別情報、を前記サーバに送信し、
    前記サーバ通信制御部が、
    前記少なくとも1つの第1端末装置から受信した前記第2識別情報と、前記第2端末装置から受信した前記第2識別情報とが対応していることに応じて、前記サーバ通信部によって前記第2端末装置に対して前記追加データを送信する、ソフトウェア配信システム。
  9. 請求項1から請求項8の何れか1つの請求項に記載のソフトウェア配信システムであって、
    前記第2端末装置が、
    前記少なくとも1つの第1端末装置からの前記送信用データの受信が中断されたことに応答して、前記送信用データのうちの受信が中断された中断箇所および受信が完了した受信完了データ領域のうちの少なくとも一方に係る位置情報を前記第2記憶部に記憶させる位置特定部と、
    前記1以上の第1端末装置のうちの前記少なくとも1つの第1端末装置または該少なくとも1つの第1端末装置とは異なる他の少なくとも1つの第1端末装置に対して、前記位置情報を送信することで、前記送信用データの前記中断箇所または前記受信完了データ領域以降の受信の再開を要求する再開要求部と、を有する、ソフトウェア配信システム。
  10. 請求項1から請求項9の何れか1つの請求項に記載のソフトウェア配信システムであって、
    前記第2端末装置が、
    前記第2記憶部から前記送信用データを削除する際に、前記第2記憶部に前記追加データを残存させる削除制御部を有する、ソフトウェア配信システム。
  11. 請求項1から請求項10の何れか1つの請求項に記載のソフトウェア配信システムであって、
    前記少なくとも1つの第1端末装置が、N(Nは2以上の整数)台の第1端末装置を含み、
    前記第2端末装置が、
    前記送信用データをN個の領域に区分し、該N個の領域を前記N台の第1端末装置に割り振る分担設定部、を有し、
    前記N台の第1端末装置が、
    前記分担設定部による領域の割り振りの結果に従って、前記第1通信部によって前記送信用データを前記第2端末装置に送信する、ソフトウェア配信システム。
  12. 請求項11に記載のソフトウェア配信システムであって、
    前記分担設定部が、
    前記N台の第1端末装置から、該N台の第1端末装置それぞれの使用状態に係る情報を取得し、該N台の第1端末装置それぞれの使用状態に係る情報に応じて、前記送信用データを前記N個の領域に区分して、前記N個の領域を前記N台の第1端末装置に割り振る、ソフトウェア配信システム。
  13. 請求項1から請求項12の何れか1つの請求項に記載のソフトウェア配信システムであって、
    各前記第1端末装置が、
    該第1端末装置に固有の情報によって前記ソフトウェアの一部を該第1端末装置にバインドさせた状態で、前記ソフトウェアを前記第1記憶部に記憶し、
    前記送信用データが、
    前記ソフトウェアのうちの前記第1端末装置にバインドされた一部が削除されたデータ、および前記ソフトウェアのうちの一部がバインドされたデータのうちの少なくとも一方のデータを含む、ソフトウェア配信システム。
  14. 請求項1から請求項12の何れか1つの請求項に記載のソフトウェア配信システムであって、
    各前記第1端末装置の前記第1記憶部が、
    前記ソフトウェアとは別に、該ソフトウェアに基づいて生成される前記送信用データを記憶する、ソフトウェア配信システム。
  15. (a)1以上の第1端末装置が、それぞれ第1記憶部にソフトウェアに係るデータを記憶するステップと、
    (b)前記1以上の第1端末装置の少なくとも1つの第1端末装置が、前記ソフトウェアの少なくとも一部分に係る送信用データを第2端末装置に送信するステップと、
    (c)サーバが、前記ステップ(b)で送信された前記送信用データを用いて前記ソフトウェアの利用を可能とするための追加データを、前記第2端末装置に送信するステップと、
    を有する、ソフトウェア配信方法。
  16. 端末装置に含まれるプロセッサで実行されることで、前記端末装置を請求項1から請求項14の何れか1つの請求項に記載の第1端末装置として機能させる、プログラム。
  17. 端末装置に含まれるプロセッサで実行されることで、前記端末装置を請求項1から請求項14の何れか1つの請求項に記載の第2端末装置として機能させる、プログラム。
  18. サーバに含まれるプロセッサで実行されることで、前記サーバを請求項1から請求項14の何れか1つの請求項に記載のサーバとして機能させる、プログラム。
  19. ソフトウェアの利用を可能とするための追加データを記憶する記憶部と、
    少なくとも1つの第1端末装置から前記ソフトウェアの少なくとも一部分に係る送信用データを受信した第2端末装置に対して前記追加データを送信する通信部と、
    を備える、サーバ。
  20. サーバおよび1以上の第1端末装置との通信が可能であり、前記1以上の第1端末装置の少なくとも1つの第1端末装置からソフトウェアの少なくとも一部分に係る送信用データを取得する通信部と、
    前記少なくとも1つの第1端末装置から受信した前記送信用データおよび前記ソフトウェアの少なくとも一方を記憶する記憶部と、を備え、
    前記通信部が、
    前記ソフトウェアの利用を可能とするための追加データを前記サーバから取得する、端末装置。
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