JP2016161828A - 地図情報表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】地図情報上の特定の位置情報から目的に適合したエリアを推定し、推定されたエリアを地図情報上に表示させることができる地図情報表示装置を提供する。【解決手段】本実施形態による地図情報表示装置は、ユーザによって選択された目的情報に従って、該目的情報に対応する位置情報を地図情報上に表示させる地図情報表示装置である。記憶部は、情報ソースから或る属性に従って抽出された抽出位置情報に基づいて、地図情報に関する所定の地理的ルールに従ってエリアを推定するエリア推定アルゴリズムを格納する。演算部は、目的情報に従ってエリア推定アルゴリズムを選択し、該選択されたエリア推定アルゴリズムを実行する。出力部は、エリア推定アルゴリズムの実行によって推定された推定エリアを地図情報とともにユーザ側端末へ出力する。【選択図】図1
Description
本発明による実施形態は、地図情報表示装置に関する。
地図上の特定の位置情報に他の情報を重ね合わせて表示するマッシュアップ技術がある。従来のマッシュアップ技術では、位置情報は、緯度および経度で示される特定の位置情報として表示されていた。また、特定の位置情報から或る範囲のエリアを表示させるためには、位置情報に関連付けられたエリアを予め登録しておく必要があった。例えば、或るサイトでは、ユーザの現在位置の近傍にある店舗やエリアをリストとして提示可能とする。しかし、これらの店舗やエリアの情報は、位置情報に関連付けて、そのサイトのサーバ等に予め登録しておく必要があった。
地図情報上の特定の位置情報から目的に適合したエリアを推定し、推定されたエリアを地図情報上に表示させることができる地図情報表示装置を提供する。
本実施形態による地図情報表示装置は、ユーザによって選択された目的情報に従って、該目的情報に対応する位置情報を地図情報上に表示させる地図情報表示装置である。記憶部は、情報ソースから或る属性に従って抽出された抽出位置情報に基づいて、地図情報に関する所定の地理的ルールに従ってエリアを推定するエリア推定アルゴリズムを格納する。演算部は、目的情報に従ってエリア推定アルゴリズムを選択し、該選択されたエリア推定アルゴリズムを実行する。出力部は、エリア推定アルゴリズムの実行によって推定された推定エリアを地図情報とともにユーザ側端末へ出力する。
以下、図面を参照して本発明に係る実施形態を説明する。本実施形態は、本発明を限定するものではない。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態による地図情報表示装置10およびその周辺の構成の一例を示すブロック図である。地図情報表示装置10は、ネットワーク1を介してユーザ側端末20、地図情報サーバ30、および、位置情報サーバ40と通信可能に接続されている。
図1は、第1の実施形態による地図情報表示装置10およびその周辺の構成の一例を示すブロック図である。地図情報表示装置10は、ネットワーク1を介してユーザ側端末20、地図情報サーバ30、および、位置情報サーバ40と通信可能に接続されている。
ネットワーク1は、例えば、LAN(Local Area Network)、または、インターネットのようなWAN(Wide Area Network)のいずれでもよい。また、ネットワーク1は、有線または無線のいずれのネットワークでもよい。
地図情報表示装置10(以下、単に、表示装置10ともいう)は、ユーザによって選択された目的情報に対応する推定エリアを、地図情報上に重ね合わせて表示させる(マッシュアップ表示させる)装置である。表示装置10は、例えば、サーバとして構成されており、記憶部11と、演算部12と、出力部13とを備えている。
尚、位置情報サーバ40のユーザは、ユーザ側端末20および表示装置10のユーザと異なる。位置情報サーバ40のユーザとユーザ側端末20のユーザとを区別するために、以下、位置情報サーバ40のユーザをU40とし、ユーザ側端末20のユーザをU20とする。
記憶部11は、複数のエリア推定アルゴリズム1〜4と、属性情報とを少なくとも格納している。
エリア推定アルゴリズムは、位置情報サーバ40(例えば、インターネット上の特定のサイト)の情報ソースから抽出された抽出位置情報に基づいて、エリアを推定するために用いられるプログラムである。エリア推定アルゴリズムは、地図情報に関する所定の地理的ルールを含み、地理的ルールに従って抽出位置情報から或るエリアを規定(推定)する。本実施形態において、地理的ルールは、地図情報に含まれるエリアを限定するルールである。例えば、地理的ルールは、地図情報に基づいて、抽出位置情報の地点から所定の距離範囲内に限定されたエリア等を推定エリアとして規定する。
本実施形態において、抽出位置情報が津波の被災地の位置を示している場合、表示装置10は、その被災地の位置から所定の距離範囲内および所定の標高範囲内のエリアを被災エリアと推定する。表示装置10は、その推定された被災エリアを地図情報に重ねて表示する。
属性情報は、位置情報サーバ40の情報ソースから抽出位置情報を抽出(検索)するための基準を示す情報である。情報ソースは、例えば、インターネット上の所定サイトから得られ、該サイトのユーザU40が該サイトを利用したときの位置を示すユーザ位置情報を含む。位置情報サーバ40が一般的なインターネット上の投稿情報サービスまたはSNS(Social Networking Service)等のサイトである場合、不特定多数のユーザU40から投稿された情報ソースには不要な情報(ノイズ)が多く含まれている。従って、このような情報ソースから必要な情報を抽出(検索)するために属性情報が必要となる。
属性情報は、例えば、目的情報に含まれるキーワード、ユーザU40が位置情報サーバ(サイト)40を利用した時期、ユーザ位置情報、位置情報サーバ40において同じ内容を含む情報の数(投稿数)、あるいは、位置情報サーバ(サイト)40またはユーザU40の信頼性等の基準を示す。具体的には、属性情報は、ユーザU20が選択した目的情報に関連するキーワードでもよい。属性情報は、ユーザU40が位置情報サーバ(サイト)40を利用した時期を所定期間に限定する情報であってもよい。属性情報は、情報ソースのユーザ位置情報を所定のエリアに限定する情報であってもよい。属性情報は、同じ内容を含む投稿数が所定値以上に限定する情報であってもよい。さらに、属性情報は、信頼性の高い特定のサイトまたは信頼性の高い特定のユーザU40に限定する情報であってもよい。尚、キーワード、所定期間、所定のエリア、投稿数の閾値、特定サイトのURL等の属性情報は、エリア推定アルゴリズムと関連付けて記憶部11に予め登録されている。
記憶部11は、複数の属性情報を含む。抽出に用いられる属性情報は、エリア推定アルゴリズムに予め規定されている。従って、エリア推定アルゴリズムが選択されると、抽出に用いられる属性情報も決定される。
演算部12は、ユーザU20によって入力された目的情報に従ってエリア推定アルゴリズムを選択し、該選択されたエリア推定アルゴリズムを実行する。また、演算部12は、エリア推定アルゴリズムによって特定された属性情報に従って、位置情報サーバ4の情報ソースからユーザ位置情報を抽出する。この抽出されたユーザ位置情報が抽出位置情報としてエリアの推定に利用される。演算部12は、抽出位置情報に基づいて、エリア推定アルゴリズムに規定された地理的ルールに従ってエリアを推定する。
出力部13は、例えば、ネットワーク1に接続された入出力インタフェースであり、エリア推定アルゴリズムの実行によって推定された推定エリアをユーザ側端末20へ出力する。
ユーザ側端末20(以下、単に、端末20ともいう)は、表示装置10を利用しようとするユーザU20が操作する端末である。端末20は、例えば、パーソナルコンピュータ、スマートフォン等の携帯端末でよい。
地図情報サーバ30は、地図情報を格納し、提供しているサーバである。例えば、地図情報サーバ30は、インターネット上で利用可能な地理情報システム(GIS(Geographic information System))でよい。地図情報サーバ30に格納される地図情報は、表示装置10において推定エリアを規定する際に用いられる。また、地図情報は、推定エリアを重ねて表示させる(マッシュアップ表示させる)ために用いられる。
位置情報サーバ40は、インターネット上の投稿情報サービスまたはSNS(Social Networking Service)等のサイトにおいて情報を格納するサーバでよい。位置情報サーバ40に格納される情報は、上述のように、情報ソースとして用いられる。
次に、本実施形態による表示装置10の動作を説明する。
図2は、第1の実施形態による表示装置10の動作の一例を示すフロー図である。この具体例では、ユーザU20は、地図情報において津波被災エリア(推定エリア)を端末20に表示させること所望していると仮定する。
まず、ユーザU20がユーザ側端末20を用いて、表示装置10にアクセスする。ユーザU20は、表示装置10において目的情報として津波被災エリアを選択する(S10)。選択動作は、端末20に付属するマウスのクリック、キーボードへの入力、タッチパネルへのタップ等でよい。
次に、表示装置10は、津波被災エリアの選択を受けて、津波被災エリアに対応するエリア推定アルゴリズムを実行する(S20)。演算部12は、エリア推定アルゴリズムに基づいて記憶部11から属性情報を得る。演算部12は、この属性情報を用いて、位置情報サーバ40の情報ソースから抽出位置情報を得る(S22)。例えば、演算部12は、投稿情報サイト(例えば、Twitter(登録商標))において、キーワード「津波」に関する投稿を検索する。さらに、演算部12は、津波に関する投稿のうち、地震の直後の時点から所定期間内に投稿された情報に限定し、投稿者(ユーザU40)の位置を震源地から所定距離(所定エリア)に限定する。さらに、演算部12は、津波に関して同内容を含む情報の数(例えば、リツイート数)が所定値を超えている情報に限定する。このようにして、演算部12は、位置情報サーバ40の情報ソースから上記属性情報に適合した特定のユーザ位置情報を抽出位置情報として抽出する。尚、演算部12は、複数の属性情報を用いて情報ソースを限定して抽出位置情報を絞り込んでもよく、あるいは、属性情報を用いて情報ソースから得た情報を抽出位置情報に付加してもよい。
次に、演算部12は、地図情報サーバ30から地図情報を得る(S30)。例えば、演算部12は、例えば、Google(登録商標)が提供する地理情報システムから地図情報を得る。
次に、演算部12は、エリア推定アルゴリズムに規定された地理的ルールに従って抽出位置情報および地図情報から推定エリアを規定する(S40)。例えば、地理的ルールは、地図情報に含まれる地形情報に基づいており、抽出位置情報の地点から所定距離の範囲内であること、抽出位置情報の地点よりも標高が低いこと、抽出位置情報の地点から海側であること等を規定する。演算部12は、これらの地理的ルールに適合するエリアを地図情報において検索し、これらの地理的ルールに適合するエリアを推定エリアと規定する。
次に、出力部13が、端末20において地図情報上に推定エリアを重ねて表示(マッシュアップ表示)するように推定エリアの情報を出力する(S50)。
図3は、端末20において、地図情報上に推定エリアを重ねて表示したイメージ図である。推定エリアAが津波被災エリアとして地図情報M上にマッシュアップ表示されている。P1〜P3は、抽出位置情報の地点を示す。
このように、本実施形態による表示装置10は、属性情報に基づいて抽出された抽出位置情報を用いて、地理的ルールに従ったエリアを推定エリアとしてユーザU20へ提供することができる。これにより、表示装置10は、例えば、津波の発生が報告された特定の位置情報だけでなく、津波が発生したと推定されるエリアあるいは津波がこれから発生すると推測されるエリアを地図情報上に表示させることができる。
(第2の実施形態)
第2の実施形態では、表示装置10は、地震発生後に土壌の液状化現象が発生しているエリア(以下、液状化エリアともいう)を推定する。従って、第2の実施形態では、エリア推定アルゴリズムおよび属性情報が第1の実施形態のそれらと異なる。しかし、表示装置10の基本的な構成は、図1に示す構成と同様でよい。
第2の実施形態では、表示装置10は、地震発生後に土壌の液状化現象が発生しているエリア(以下、液状化エリアともいう)を推定する。従って、第2の実施形態では、エリア推定アルゴリズムおよび属性情報が第1の実施形態のそれらと異なる。しかし、表示装置10の基本的な構成は、図1に示す構成と同様でよい。
第2の実施形態において、エリア推定アルゴリズムに規定される地理的ルールは、地図情報に含まれる地質情報に基づいて、抽出位置情報の地点から所定の距離範囲内において、類似の地質を有するエリアを推定エリアとして規定する。
属性情報は、例えば、「液状化」というキーワードであってもよく、地震の直後の時点から所定期間内の投稿に限定する情報であってもよい。また、属性情報は、投稿者(ユーザU40)の位置を震源地から所定距離に限定する情報でもよい。さらに、演算部12は、液状化に関して同内容を含む情報の数(例えば、リツイート数)の閾値であってもよい。あるいは、属性情報は、位置情報サーバ40の信頼性または投稿者の信頼性を基準としてもよい。例えば、位置情報サーバ40が公的機関のサイトである場合に、演算部12は、そのサイトの情報の信頼性が高いと判断し、そのサイト内の情報を抽出位置情報に付加する。また、例えば、位置情報サーバ40のユーザが公的機関に属する者である場合に、演算部12は、そのユーザによって投稿された情報の信頼性が高いと判断すし、そのユーザによって投稿された情報を抽出位置情報に付加する。このようにして、演算部12は、位置情報サーバ40の情報ソースから抽出位置情報を得ることができる。
次に、第2の実施形態による表示装置10の動作を説明する。
図4は、目的情報が液状化エリアである場合の表示装置10の動作の一例を示すフロー図である。この具体例では、ユーザU20は、地図情報において液状化エリア(推定エリア)を端末20に表示させること所望していると仮定する。
まず、ユーザU20が端末20を用いて、表示装置10にアクセスする。ユーザU20は、表示装置10において目的情報として液状化エリアを選択する(S11)。
次に、表示装置10は、液状化エリアの選択を受けて、液状化エリアに対応するエリア推定アルゴリズムを実行する(S21)。演算部12は、エリア推定アルゴリズムに基づいて記憶部11から属性情報を得る。演算部12は、この属性情報を用いて、位置情報サーバ40の情報ソースから抽出位置情報を得る(S23)。例えば、演算部12は、投稿情報サイト(例えば、Twitter(登録商標))において、キーワード「液状化」に関する投稿を検索する。さらに、演算部12は、液状化に関する投稿のうち、地震の直後の時点から所定期間内に投稿された情報に限定し、投稿者(ユーザU40)の位置を震源地から所定距離に限定する。さらに、演算部12は、津波に関して同内容を含む情報の数(例えば、リツイート数)が所定値を超えている情報に限定する。さらに、位置情報サーバ40が公的機関のサイトである場合に、演算部12は、そのサイト内の情報を抽出位置情報に付加する。位置情報サーバ40のユーザが公的機関に属する者である場合に、演算部12は、そのユーザによって投稿された情報を抽出位置情報に付加する。このように、演算部12は、位置情報サーバ40の情報ソースから上記属性情報に適合した特定のユーザ位置情報を抽出位置情報として抽出する。
次に、演算部12は、地図情報サーバ30から地図情報を得る(S31)。地図情報は、図2のステップS30で説明したものと同様でよい。
次に、演算部12は、エリア推定アルゴリズムに規定された地理的ルールに従って抽出位置情報および地図情報から推定エリアを規定する(S41)。例えば、地理的ルールは、抽出位置情報の地点から所定距離の範囲内であること、抽出位置情報の地点の地質と類似すること等である。演算部12は、これらの地理的ルールに適合するエリアを地図情報において検索し、これらの地理的ルールに適合するエリアを推定エリアと規定する。
次に、出力部13が、端末20において地図情報上に推定エリアを重ねて表示するように推定エリアの情報を出力する(S51)。
図5は、端末20において、地図情報上に推定エリアを重ねて表示したイメージ図である。推定エリアAが液状化エリアとして地図情報M上にマッシュアップ表示されている。P11〜P13は、抽出位置情報の地点を示す。
このように、第2の実施形態による表示装置10は、属性情報に基づいて抽出された抽出位置情報を用いて、地理的ルールに従ったエリアを推定エリアとしてユーザU20へ提供することができる。これにより、表示装置10は、例えば、液状化現象の発生が報告された特定の位置情報だけでなく、液状化現象が発生したと推定されるエリアを地図情報上に表示させることができる。
(第3の実施形態)
第3の実施形態では、表示装置10は、人が集中し賑わっているエリア(以下、賑わいエリアともいう)を推定する。第3の実施形態では、エリア推定アルゴリズムおよび属性情報が第1および第2の実施形態のそれらと異なる。しかし、表示装置10の基本的な構成は、図1に示す構成と同様でよい。
第3の実施形態では、表示装置10は、人が集中し賑わっているエリア(以下、賑わいエリアともいう)を推定する。第3の実施形態では、エリア推定アルゴリズムおよび属性情報が第1および第2の実施形態のそれらと異なる。しかし、表示装置10の基本的な構成は、図1に示す構成と同様でよい。
第3の実施形態において、エリア推定アルゴリズムに規定される地理的ルールは、地図情報に含まれる構造物情報に基づいて、所定数以上の抽出位置情報(即ち、ユーザ位置情報(投稿数))がある構造物のエリアを推定エリアとして規定する。さらに、地理的ルールは、所定数以上の抽出位置情報を含む構造物情報と連続した(接続した)構造物情報のあるエリアも推定エリアとして規定してよい。
属性情報は、例えば、観光地の名称、イベント名等のキーワードであってもよい。属性情報は、目的情報の入力時の前後における所定期間内(目的情報の入力時に近い時間帯)の投稿に限定する情報であってもよい。また、属性情報は、投稿者(ユーザU40)の位置を観光地またはイベント会場等から所定距離に限定する情報でもよい。さらに、演算部12は、観光地またはイベント等に関し、同内容を含む情報の数(例えば、リツイート数)の閾値であってもよい。これにより、演算部12は、位置情報サーバ40の情報ソースから抽出位置情報を得ることができる。尚、第3の実施形態では、位置情報サーバ40は、例えば、観光案内サイト、イベント情報サイト等でよい。
次に、第3の実施形態による表示装置10の動作を説明する。
図6は、目的情報が賑わいエリアである場合の表示装置10の動作の一例を示すフロー図である。この具体例では、ユーザU20は、地図情報において賑わいエリア(推定エリア)を端末20に表示させること所望していると仮定する。
まず、ユーザU20が端末20を用いて、表示装置10にアクセスする。ユーザU20は、表示装置10において目的情報として賑わいエリアを選択する(S12)。
次に、表示装置10は、賑わいエリアの選択を受けて、賑わいエリアに対応するエリア推定アルゴリズムを実行する(S25)。演算部12は、エリア推定アルゴリズムに基づいて記憶部11から属性情報を得る。演算部12は、この属性情報を用いて、位置情報サーバ40の情報ソースから抽出位置情報を得る(S26)。例えば、演算部12は、観光案内サイトにおいて、目的情報の入力時の前後における所定期間内に投稿された情報に限定する。さらに、演算部12は、観光地またはイベント等に関して同内容を含む情報の数(例えば、リツイート数)が所定値を超えている情報に限定する。これにより、演算部12は、位置情報サーバ40の情報ソースから上記属性情報に適合した特定のユーザ位置情報を抽出位置情報として抽出する。
次に、演算部12は、地図情報サーバ30から地図情報を得る(S32)。地図情報は、図2のステップS30で説明したものと同様でよい。
次に、演算部12は、エリア推定アルゴリズムに規定された地理的ルールに従って抽出位置情報および地図情報から推定エリアを規定する(S42)。地理的ルールは、所定数以上の抽出位置情報を含む構造物のエリアを推定エリアとする。例えば、構造物が道路であり、その道路に所定数以上の抽出位置情報(投稿数)がある場合、その道路は、多数の人で賑わっていると推定できる。従って、演算部12は、所定数以上の抽出位置情報を含む道路を推定エリアとする。また、地理的ルールは、所定数以上の抽出位置情報を含む構造物の付近にあり、該構造物に接続された他の構造物も推定エリアに含めてもよい。例えば、構造物が道路であり、その道路に所定数以上の抽出位置情報(投稿数)がある場合、その道路の付近にあり、かつ、その道路に接続されたイベント会場は、その道路とともに多数の人で賑わっていると推定できる。演算部12は、これらの地理的ルールに適合するエリアを地図情報において検索し、これらの地理的ルールに適合するエリアを推定エリアと規定する。
次に、出力部13が、端末20において地図情報上に推定エリアを重ねて表示するように推定エリアの情報を出力する(S52)。
図7は、端末20において、地図情報上に推定エリアを重ねて表示したイメージ図である。推定エリアA1、A2が賑わいエリアとして地図情報M上にマッシュアップ表示されている。P21〜P23は、抽出位置情報の地点を示す。推定エリアA1は、道路が賑わっているとして推定された結果である。推定エリアA2は、道路および道路に接続した構造物も含めて賑わっていると推定された結果である。表示装置10は、推定エリアA1、A2のいずれか一方または両方を端末20へ出力してもよい。また、表示装置10は、ユーザU20によって推定エリアA1、A2のいずれかを選択可能にしてもよい。
このように、第3の実施形態による表示装置10は、属性情報に基づいて抽出された抽出位置情報を用いて、地理的ルールに従ったエリアを推定エリアとしてユーザU20へ提供することができる。これにより、表示装置10は、例えば、人が集まって賑わっている特定の位置情報だけでなく、賑わっていると推定されるエリアを地図情報上に表示させることができる。
尚、表示装置10は、目的情報、地理的ルール、属性情報等についてユーザU20によってより詳細に設定可能または選択可能にしてもよい。それにより、エリア推定アルゴリズムは、ユーザU20によってカスタマイズされるので、表示装置10は、ユーザU20が所望する推定エリアを表示することができる。
本実施形態による表示装置10におけるエリア推定アルゴリズムの少なくとも一部は、ハードウェアで構成してもよいし、ソフトウェアで構成してもよい。ソフトウェアで構成する場合には、エリア推定アルゴリズムの少なくとも一部の機能を実現するプログラムをフレキシブルディスクやCD−ROM等の記録媒体に収納し、コンピュータに読み込ませて実行させてもよい。記録媒体は、磁気ディスクや光ディスク等の着脱可能なものに限定されず、ハードディスク装置やメモリなどの固定型の記録媒体でもよい。また、エリア推定アルゴリズムの少なくとも一部の機能を実現するプログラムを、インターネット等の通信回線(無線通信も含む)を介して頒布してもよい。さらに、同プログラムを暗号化したり、変調をかけたり、圧縮した状態で、インターネット等の有線回線や無線回線を介して、あるいは記録媒体に収納して頒布してもよい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1・・・ネットワーク、10・・・地図情報表示装置、20・・・ユーザ側端末、30・・・地図情報サーバ、40・・・位置情報サーバ、11・・・記憶部、12・・・演算部、13・・・出力部
Claims (9)
- ユーザによって選択された目的情報に従って、該目的情報に対応する位置情報を地図情報上に表示させる地図情報表示装置であって、
情報ソースから或る属性に従って抽出された抽出位置情報に基づいて、前記地図情報に関する所定の地理的ルールに従ってエリアを推定するエリア推定アルゴリズムを格納する記憶部と、
前記目的情報に従って前記エリア推定アルゴリズムを選択し、該選択されたエリア推定アルゴリズムを実行する演算部と、
前記エリア推定アルゴリズムの実行によって推定された推定エリアを前記地図情報とともにユーザ側端末へ出力する出力部とを備えた地図情報表示装置。 - 前記地理的ルールは、前記地図情報に含まれる地形情報、地質情報または構造物情報に基づいて、前記抽出位置情報に含まれる地点を含むエリアを前記推定エリアとして規定する、請求項1に記載の地図情報表示装置。
- 前記地理的ルールは、前記地図情報に含まれる地形情報に基づいて、前記抽出位置情報の地点から所定の距離範囲内および所定の標高範囲内のエリアを前記推定エリアとして規定する、請求項1または請求項2に記載の地図情報表示装置。
- 前記地理的ルールは、前記地図情報に含まれる地質情報に基づいて、前記抽出位置情報の地点から所定の距離範囲内において類似の地質を有するエリアを前記推定エリアとして規定する、請求項1または請求項2に記載の地図情報表示装置。
- 前記地理的ルールは、前記地図情報に含まれる構造物情報に基づいて、前記抽出位置情報の地点のある構造物のエリアを前記推定エリアとして規定する、請求項1または請求項2に記載の地図情報表示装置。
- 前記情報ソースは、インターネット上の所定サイトから得られ、該サイトのユーザが該サイトを利用したときの位置を示すユーザ位置情報を含み、
前記属性は、前記目的情報に含まれるキーワード、前記サイトのユーザが該サイトを利用した時期、前記ユーザ位置情報、前記サイトに投稿された同内容を含む情報の数、あるいは、前記サイトまたは該サイトのユーザの信頼性、のいずれかの基準を示す情報である、請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の地図情報表示装置。 - 前記属性は、前記サイトのユーザが該サイトを利用した時期が所定の期間内であり、前記ユーザ位置情報の位置が所定エリア内であり、かつ、前記サイトに投稿された同内容を含む情報の数が所定値以上であることであり、
前記演算部は、前記情報ソースから前記属性に適合した前記ユーザ位置情報を前記抽出位置情報として抽出する、請求項6に記載の地図情報表示装置。 - 前記属性は、少なくとも前記サイトまたは該サイトのユーザが公的機関に属することであり、
前記演算部は、前記情報ソースから前記属性に適合した前記ユーザ位置情報を前記抽出位置情報として抽出する、請求項6に記載の地図情報表示装置。 - 前記演算部は、前記サイトのユーザが該サイトを利用した時期が所定の期間内であり、かつ、前記サイトに投稿された同内容を含む情報の数が所定値以上であることであり、
前記演算部は、前記情報ソースから前記属性に適合した前記ユーザ位置情報を前記抽出位置情報として抽出する、請求項6に記載の地図情報表示装置。
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JP2020201560A (ja) * | 2019-06-06 | 2020-12-17 | 株式会社日立製作所 | 情報検索装置および情報検索方法 |
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