JP2016161610A - 撮像装置および方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】位相差像の蛍光像の両方を撮像し、かつタイリング撮像を行う撮像装置および方法において、培養液などの動揺に起因する位相差像のムラを抑制し、かつ撮像の効率化を図ることが可能な撮像装置および方法を提供する。
【解決手段】観察対象を含む撮像領域に照明光および励起光をそれぞれ照射し、撮像領域内において撮像対象範囲を移動させ、撮像対象範囲毎に、照明光の照射による位相差像と励起光の照射による蛍光像をそれぞれ撮像する撮像する際、撮像対象範囲毎に、予め設定されたパターンを有するオートフォーカス用照明光を照射してオートフォーカス用の像の撮像を行い、そのオートフォーカス用の像に基づいてオートフォーカス制御を行い、そのオートフォーカス制御された焦点位置で蛍光像の撮像を行った後、その焦点位置を維持したままで位相差像の撮像を行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、観察対象の位相差像および蛍光像を撮像する撮像装置および方法に関するものである。
従来、細胞群などの観察対象の位相差像と蛍光像との両方を撮像する顕微鏡装置が提案されている(たとえば特許文献1参照)。
このような顕微鏡装置において、たとえば蛍光像を撮像した後に位相差像を撮像する場合、蛍光像は微弱な蛍光を撮像したものであるため、これに基づいてオートフォーカス制御を行うと、高精度に合焦させることが難しく、その焦点位置を位相差像の撮像においてそのまま用いることができない。
これに対し、位相差像を撮像した後に蛍光像を撮像する場合、位相差像を用いて画像コントラストによるオートフォーカス制御を行うことができるので、高精度に合焦させることができ、その焦点位置を蛍光像の撮像でもそのまま用いることができる。したがって、蛍光像の撮像の際に、オートフォーカス制御を行う必要がなく、その分、撮像処理を高速化することができる。
特開2005−316383号公報 特開2003−015048号公報
ここで、顕微鏡装置を用いた撮像では、いわゆるタイリング撮像を行う場合がある。タイリング撮像とは、狭視野画像をオーバラップしないように複数撮像し、後処理においてその複数の狭視野画像を連結して広視野画像を生成する撮像方法である。
このようなタイリング撮像では、1枚の狭視野画像を撮像する毎に、観察対象が設置されたステージが移動するが、このステージの移動によって培養液液面が動揺し、位相差像を撮像するタイミングでも動揺が収まらずに、透過照明光の乱反射が起こることで視野内または視野間で明るさのムラが生じる問題がある。
この問題を解決するには、ステージの移動速度を培養液液面の動揺が発生しない程度まで遅くするか、または培養液液面の動揺が収まるまで位相差像の撮像を待てば良いが、このようにして位相差像を撮像した後に蛍光像を撮像したのでは、非効率であり、撮像時間が長くなってしまう。したがって、ステージを移動した後、蛍光像を撮像し、その後、培養液液面の動揺が収まった後に位相差像を撮像することが考えられるが、この場合、上述したように、蛍光像に基づいてオートフォーカス制御した焦点位置を位相差像の撮像においてそのまま用いることができないので、やはり非効率であり、撮像時間が長くなってしまう。なお、蛍光像は、位相差像のように透過照明光を撮像するものではないので、培養液液面の動揺の影響が少ない。
なお、特許文献2においては、観察対象の蛍光像を撮像する装置が提案されているが、位相差像と蛍光像との両方を撮像する際の効率的な撮像方法については、何も提案されていない。
本発明は、上記の問題に鑑み、位相差像と蛍光像の両方を撮像し、かつ上述したようなタイリング撮像を行う撮像装置および方法において、上述した培養液の動揺に起因する位相差像の明るさのムラを抑制することができ、かつ撮像処理の効率化を図ることができる撮像装置および方法を提供することを目的とする。
本発明の撮像装置は、観察対象を含む撮像領域に照明光を照射する照明光照射部と、撮像領域に励起光を照射する励起光照射部と、撮像領域に、予め設定されたパターンを有するオートフォーカス用照明光を照射するオートフォーカス用照明光照射部と、撮像領域内において撮像対象範囲を移動させ、撮像対象範囲毎に、照明光の照射による位相差像と励起光の照射による蛍光像とオートフォーカス用照明光によるオートフォーカス用の像とをそれぞれ撮像する撮像部であって、オートフォーカス制御される光学系を有する撮像部と、照明光照射部、励起光照射部、オートフォーカス用照明光照射部および撮像部を制御することによって、撮像対象範囲毎に、オートフォーカス用照明光を照射してオートフォーカス用の像の撮像を行い、そのオートフォーカス用の像に基づいて光学系のオートフォーカス制御を行い、そのオートフォーカス制御された焦点位置で蛍光像の撮像を行った後、焦点位置を維持したままで位相差像の撮像を行う制御部とを備えたことを特徴とする。
また、本発明の撮像装置においては、上記予め設定されたパターンは、縞状のパターンであることが好ましい。
また、本発明の撮像装置においては、制御部は、オートフォーカス用照明光の照射によるオートフォーカス用の像に基づくオートフォーカス制御を行い、そのオートフォーカス制御された焦点位置で蛍光像の撮像を行った後、焦点位置を維持したままで位相差像の撮像を行う第1の制御と、照明光照射部、励起光照射部および撮像部を制御することによって、照射範囲毎に、照明光を照射してコントラストオートフォーカス用の像の撮像を行い、そのコントラストオートフォーカス用の像に基づいて光学系のオートフォーカス制御を行い、そのオートフォーカス制御された焦点位置で位相差像の撮像を行った後、焦点位置を維持したままで蛍光像の撮像を行う第2の制御とを切り替え可能であることが望ましい。
また、上記本発明の撮像装置においては、観察対象と容器に収容される液体の液面の変動情報を取得する液面変動情報取得部を備え、制御部は、変動情報に基づいて、上記第1の制御と上記第2の制御とを切り替えることができる。
また、上記本発明の撮像装置においては、液面の変動を検出するセンサ部を備え、液面変動情報取得部は、センサ部による検出結果を変動情報として取得することができる。
また、上記本発明の撮像装置においては、液面変動情報取得部は、撮像対象範囲が移動した後から撮像開始までの時間情報を液面変動情報として取得することができる。
また、上記本発明の撮像装置においては、時間情報の設定入力を受け付ける時間情報受付部を備えることができる。
また、上記本発明の撮像装置においては、上記第1の制御と上記第2の制御とを切り替える指示信号を受け付ける制御切替指示受付部を備えることができる。
また、上記本発明の撮像装置においては、制御部が、オートフォーカス用の像に基づいてオートフォーカス制御を行う場合、観察対象が収容された容器の底面に焦点位置を合わせることができる。
本発明の撮像方法は、観察対象を含む撮像領域に照明光および励起光をそれぞれ照射し、撮像領域内において撮像対象範囲を移動させ、撮像対象範囲毎に、照明光の照射による位相差像と励起光の照射による蛍光像をそれぞれ撮像する撮像方法であって、撮像対象範囲毎に、照明光および励起光とは異なるオートフォーカス用照明光を照射してオートフォーカス用の像の撮像を行い、そのオートフォーカス用の像に基づいてオートフォーカス制御を行い、そのオートフォーカス制御された焦点位置で蛍光像の撮像を行った後、焦点位置を維持したままで位相差像の撮像を行うことを特徴とする。
本発明の撮像装置および方法によれば、観察対象を含む撮像領域に照明光および励起光をそれぞれ照射し、撮像領域内において撮像対象範囲を移動させ、撮像対象範囲毎に、照明光の照射による位相差像と励起光の照射による蛍光像をそれぞれ撮像する際、まず、照明光および励起光とは異なるオートフォーカス用照明光を照射してオートフォーカス用の像の撮像を行い、そのオートフォーカス用の像に基づいてオートフォーカス制御を行う。これにより微弱な光の蛍光像に基づいてオートフォーカス制御を行う場合と比較すると高精度に焦点位置を合わせることができる。そして、そのオートフォーカス制御された焦点位置で蛍光像の撮像を行った後、その焦点位置を維持したままで位相差像の撮像を行うので、焦点位置を流用することができ、その分、撮像時間を短縮することができる。さらに、位相差像を撮像する前に蛍光像を撮像するので、上述した培養液液面の動揺による位相差像の明るさのムラを抑制することができる。
すなわち、本発明の撮像装置および方法によれば、培養液液面の動揺に起因する位相差像の明るさのムラを抑制することができ、かつ撮像の効率化を図ることができる。
本発明の撮像装置の一実施形態を用いた顕微鏡システムにおける顕微鏡装置の概略構成を示す図 スリット板の構成を示す図 位相差レンズの位相板の構成を示す図 観察対象Sを含む撮像領域Rおよびその撮像領域R内における撮像対象領域IRの一例を示す模式図 本発明の撮像装置の一実施形態を用いた顕微鏡システムの概略構成を示すブロック図 本発明の撮像装置の一実施形態を用いた顕微鏡システムの作用を説明するためのフローチャート 位相差像のコントラストに基づくオートフォーカス制御と縞状のオートフォーカス用の像に基づくオートフォーカス制御とを切り替える場合の作用を説明するためのフローチャート 位相差像のコントラストに基づくオートフォーカス制御と縞状のオートフォーカス用の像に基づくオートフォーカス制御とを自動的に切り替える実施形態を用いた顕微鏡システムの概略構成を示すブロック図 培養液の液面を検出するセンサ部の一例を示す模式図
以下、本発明の撮像装置の一実施形態を用いた顕微鏡システムについて、図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、本実施形態の顕微鏡システムにおける顕微鏡装置1の概略構成を示す図である。
顕微鏡装置1は、図1に示すように、照明光照射部10と、励起光照射部20と、オートフォーカス用照明光照射部30と、光学系50およびオートフォーカス光検出部60を有する撮像部40と、制御部70とを備えている。
顕微鏡装置1の照明光照射部10は、観察対象Sを含む撮像領域に対して、いわゆる位相差計測のための照明光L1を照射するものであり、本実施形態では、その位相差計測用照明光としてリング状の照明光L1を照射するものである。具体的には、本実施形態の照明光照射部10は、白色光を出射する位相差計測用白色光源11と、リング形状のスリットを有し、位相差計測用白色光源11から出射された白色光が入射されてリング状の照明光L1を出射するスリット板12と、スリット板12から射出されたリング状の照明光L1が入射され、その入射されたリング状の照明光L1を観察対象Sに対して照射する第1の対物レンズ13とを備えている。
図2は、スリット板12の具体的な構成を示す図である。図2に示すように、スリット板12は、位相差計測用白色光源11から出射された白色光を遮光する遮光板12bに対して白色光を透過するリング形状のスリット12aが設けられたものであり、白色光がスリット12aを通過することによってリング状の照明光L1が形成される。
励起光照射部20は、観察対象Sを含む撮像領域に対して、励起光L2を照射するものである。具体的には、励起光照射部20は、励起光L2を出射する励起光源21と、励起光源21から出射された励起光L2を平行光とするコリメートレンズ22とを備えている。励起光源21としては、たとえば発光ダイオード、レーザダイオード、高圧水銀光源およびハロゲン光源などを用いることができる。励起光源21から射出される励起光L2は、位相差計測用白色光源11から出射される白色光とは異なる分光特性を有する光であり、観察対象Sを励起して蛍光を発生させる光である。具体的には、たとえば細胞群から自家蛍光を発生させる励起光や細胞群に標識された蛍光物質から蛍光を発生させる励起光などがある。
オートフォーカス用照明光照射部30は、観察対象Sを含む撮像領域に対して、照明光L1および励起光L2とは異なるオートフォーカス用照明光L3を照射するものである。オートフォーカス用照明光L3は、撮像部40におけるオートフォーカス制御を行う際に用いられる光である。本実施形態のオートフォーカス用照明光照射部30は、オートフォーカス用照明光L3として、縞状のパターンを有する照明光を照射するものである。具体的には、オートフォーカス用照明光照射部30は、白色光を出射するオートフォーカス用白色光源31と、オートフォーカス用白色光源31から出射された白色光を透過する線状部分と遮光する線状部分とから構成されるグリッド32と、グリッド32から出射された縞状の明暗のパターンを有するオートフォーカス用照明光L3を反射するミラー33とを備えている。
なお、本実施形態においては、グリッド32を用いることによって縞状の明暗のパターンを有するオートフォーカス用照明光L3を形成するようにしたが、オートフォーカス用照明光L3を形成する方法としては、これに限らず、たとえば空間光変調素子などを用いて縞状の明暗のパターンを形成するようにしてもよい。また、オートフォーカス用照明光L3が有する明暗のパターンとしては、縞状に限らず、2次元状に明暗のパターンが周期的に配列された格子パターンを用いるようにしてもよい。また、同心円状に明暗のパターンが配列された光または2次元状にドットパターンが配列された光をオートフォーカス用照明光L3として用いるようにしてもよい。また、オートフォーカス用照明光L3が有するパターンは、白黒のパターンでなくてもよく、互いに異なる色からなるカラーのパターンでもよい。
また、上述した励起光照射部20とオートフォーカス用照明光照射部30は、光源移動部25(図5参照)によって図1に示す矢印B方向に移動するものであり、観察対象Sの蛍光像を撮像する際には、励起光照射部20から出射された励起光L2が後述する第1のハーフミラー54に入射されるように移動し、オートフォーカス用の像を撮像する際には、オートフォーカス用照明光照射部30から出射されたオートフォーカス用照明光L3が第1のハーフミラー54に入射されるように移動する。
撮像部40は、観察対象Sを含む撮像領域内において撮像対象範囲を移動させ、その撮像対象範囲毎に、照明光L1の照射による位相差像と励起光L2の照射による蛍光像とオートフォーカス用照明光L3によるオートフォーカス用の像とをそれぞれ撮像するものである。
具体的には、撮像部40は、オートフォーカス制御される光学系50と、撮像素子41と、ステージ42およびステージ駆動部43(図5参照)とを備えている。
光学系50は、位相差レンズ51と、第1のハーフミラー54と、結像レンズ55とを備えている。
位相差レンズ51は、第2の対物レンズ52および位相板53を備えている。図3は、位相板53の具体的な構成を示す平面図である。図3に示すように、位相板53は、照明光L1の波長に対して透明な透明板53bに対して位相リング53aを形成したものである。なお、上述したスリット12aの大きさは、この位相リング53aと共役な関係にある。
位相リング53aは、入射された光の位相を1/4波長ずらす位相膜と、入射された光を減光する減光フィルタとがリング状に形成されたものである。位相リング53aに入射された直接光は、位相リング53aを通過することによって位相が1/4波長ずれるとともに、その明るさが弱められる。一方、観察対象Sによって回折された回折光は大部分が位相板53の透明板53bを通過し、その位相および明るさは変化しない。
位相差レンズ51は、光学系駆動部44(図5参照)によってZ方向(矢印A方向)に移動するものである。この位相差レンズ51のZ方向への移動によってオートフォーカス制御が行われ、撮像部40によって撮像される画像のコントラストが調整される。
第1のハーフミラー54は、観察対象Sの位相差像と蛍光像とオートフォーカス用の像とを透過し、かつオートフォーカス用照明光照射部30から出射されたオートフォーカス用照明光L3および励起光照射部20から出射された励起光L2を観察対象Sの方向に反射する光学特性を有するものである。
結像レンズ55は、第1のハーフミラー54を通過した位相差像および蛍光像が入射され、これらを撮像素子41に結像するものである。
撮像素子41は、結像レンズ55によって結像された位相差像および蛍光像を撮像するものである。撮像素子41としては、CCD(Charge-Coupled Device)イメージセンサやCMOS(Complementary Metal-Oxide Semiconductor)イメージセンサなどが用いられる。撮像素子としては、RGB(Red Green Blue)のカラーフィルタが設けられた撮像素子を用いてもよいし、モノクロの撮像素子を用いるようにしてもよい。
ステージ42は、照明光照射部10と光学系50との間に設けられており、このステージ42上に観察対象Sが収容された培養容器80が設置される。ステージ42は、ステージ駆動部43によって互いに直交するX方向およびY方向に移動するものである。なお、X方向およびY方向は、観察対象Sの設置面に平行な面上において互いに直交する方向である。
そして、ステージ42がX方向およびY方向へ移動することによって、観察対象Sを含む撮像領域内における撮像対象範囲が移動して変更される。図4は、観察対象Sを含む撮像領域Rおよびその撮像領域R内における撮像対象領域IRの一例を模式的に示した図である。ステージ42のX方向およびY方向への移動によって撮像対象領域IRの位置が変更され、撮像対象領域IR毎に位相差像、蛍光像およびオートフォーカス用の像が撮像される。
培養容器80としては、シャーレ、ディッシュまたはウェルプレートなどを用いることができる。また、培養容器80およびステージ42は、照明光照射部10から出射された照明光、励起光照射部20から出射された励起光およびオートフォーカス用照明光照射部30から出射されたオートフォーカス用照明光を透過する材料から形成されるものであり、たとえばガラスまたは透明な樹脂などから形成されるものである。
観察対象Sとしては、たとえば培養される細胞群があり、具体的には、iPS細胞およびES細胞といった多能性幹細胞、幹細胞から分化誘導された神経、皮膚、心筋または肝臓の細胞、もしくは人体から取り出された皮膚、網膜、心筋、血球、神経または臓器の細胞などがある。なお、観察対象Sは、上述したような細胞に限らず、微生物、食品または結晶などでもよい。また、培養容器80内には、観察対象Sとともに、観察対象Sを培養するための培養液Cとが収容される。
オートフォーカス光検出部60は、第2のハーフミラー61と、光路差プリズム62と、ラインセンサ63とを備えている。
第2のハーフミラー61は、オートフォーカス用照明光L3の培養容器80への照射によって培養容器80の底面から反射されたオートフォーカス用の像を光路差プリズム62の方向に反射し、かつ位相差像および蛍光像を透過するものである。
光路差プリズム62は、入射されたオートフォーカス用の像を2つの光路に分け、ラインセンサ63の異なる2箇所に結像するものである。ラインセンサ63は、2箇所で撮像された第1のオートフォーカス用の像の画像信号と第2のオートフォーカス用の像の画像信号とを制御部70に出力するものである。制御部70は、1のオートフォーカス用の像の画像信号と第2のオートフォーカス用の像の画像信号とに基づいて、位相差レンズ51をZ方向に移動させてオートフォーカス制御を行うものである。なお、本実施形態では、ラインセンサ63を用いて第1および第2のオートフォーカス用の像を検出するようにしたが、これに限らず、CMOSイメージセンサまたはCCDイメージセンサを用いてもよい。
なお、顕微鏡装置の構成については、図1に示す構成に限らず、観察対象Sに対して照明光L1、励起光L2およびオートフォーカス用照明光L3を照射できる構成であって、
照明光L1の照射による位相差像、励起光L2の照射による蛍光像およびオートフォーカス用照明光L3によるオートフォーカス用の像を撮像できる構成であれば、その他の構成を採用するようにしてもよい。
図5は、本実施形態の顕微鏡システムの概略構成を示すブロック図である。図5に示すように顕微鏡装置1は、CPU(Central Processing Unit)などを有する制御部70を備えており、この制御部70によって顕微鏡装置1全体が制御される。また、撮像部40の撮像素子41によって撮像された位相差像および蛍光像を表す画像信号は、制御部70において所定の信号処理が施された後、表示装置2に出力される。表示装置2は、入力された画像信号に基づいて、位相差像および蛍光像を表示するものである。
次に、本実施形態の顕微鏡システムの作用について、図6に示すフローチャートを参照しながら説明する。
まず、ステージ42上に観察対象Sおよび培養液Cが収容された培養容器80が設置される(S10)。そして、ステージ駆動部43によってステージ42が移動し、最初の撮像対象範囲IRが撮像される位置に設置される。
そして、まず、オートフォーカス用照明光照射部30からオートフォーカス用照明光L3が出射され、第1のハーフミラー54によって培養容器80に向けて反射される。オートフォーカス用照明光L3は位相差レンズ51を透過し、培養容器80内の撮像領域の最初の撮像対象範囲IRに照射される(S12)。
培養容器80へのオートフォーカス用照明光L3の照射によって、オートフォーカス用照明光L3が有する縞状のパターンが培養容器80の底面に投影され、その像が反射される。培養容器80の底面で反射されたオートフォーカス用の像は、位相差レンズ51および第1のハーフミラー54を透過し、第2のハーフミラー61によって反射される。第2のハーフミラー61によって反射されたオートフォーカス用の像は、光路差プリズム62に入射され、光路差プリズム62によって2つの光路に分けられる。そして、ラインセンサ63の異なる2箇所において、第1のオートフォーカス用の像と第2のオートフォーカス用の像とが撮像される(S14)。第1のオートフォーカス用の像と第2のオートフォーカス用の像の画像信号は制御部70に出力され、制御部70は、第1のオートフォーカス用の像の画像信号と第2のオートフォーカス用の像の画像信号とに基づいて、位相差レンズ51をZ方向に移動させてオートフォーカス制御を行う(S16)。具体的には、第1のオートフォーカス用の像のコントラスト(波形パターン)と第2のオートフォーカス用の像のコントラスト(波形パターン)が最も近似する位置に位相差レンズ51を移動させる。
上述したように、オートフォーカス用照明光L3が有する縞状のパターンを培養容器80の底面に投影し、その像に基づいてオートフォーカス制御を行うことによって、すなわち培養容器80の底面に焦点位置を合わせるようにオートフォーカス制御を行うことによって、微弱な光の蛍光像に基づいてオートフォーカス制御を行う場合と比較すると高精度に焦点位置を合わせることができる。また、培養液の液面の動揺の影響も受けることがない。
そして、上記のようにしてオートフォーカス制御が終了した後、次に、オートフォーカス用照明光照射部30と励起光照射部20とが入れ替わり、励起光照射部20から出射された励起光L2が第1のハーフミラー54に入射される。励起光L2は、第1のハーフミラー54によって培養容器80に向けて反射され、位相差レンズ51を透過して培養容器80内の撮像領域の最初の撮像対象範囲IRに照射される(S18)。そして、励起光L2の照射によって撮像対象範囲IRから発された蛍光像は、位相差レンズ51、第1のハーフミラー54および第2のハーフミラー61を透過し、結像レンズ55によって撮像素子41の撮像面に結像されて撮像される(S20)。撮像素子41によって撮像された蛍光像の画像信号は、メモリなどの記憶媒体に記憶される。
次に、上述したように蛍光像の撮像を行った後、位相差レンズ51を動かすことなく焦点位置を維持したままで位相差像の撮像が行われる。具体的には、照明光照射部10から位相差計測用のリング状の照明光L1が出射され、最初の撮像対象範囲IRに照明光L1が照射される(S22)。
そして、撮像対象範囲IRを通過した照明光L1の直接光および回折光が位相差レンズ51に入射される。
そして、位相差レンズ51に入射された直接光は、対物レンズ52によって集光されて位相リング53aを通過する。これにより直接光は、位相リング53aの位相膜によって位相が1/4波長ずらされるとともに、減光フィルタによって減光される。一方、回折光は、その大部分が位相板53の透明板53bを通過する。
そして、直接光と回折光は、第1のハーフミラー54および第2のハーフミラー61を透過し、結像レンズ55によって撮像素子41の撮像面に結像されて撮像される。撮像素子41によって撮像された位相差像の画像信号は、メモリなどの記憶媒体に記憶される。
次いで、全ての撮像対象範囲IRの蛍光像および位相差像の撮像が終了していない場合には(S26,NO)、ステージ駆動部43によってステージ42が移動し、次の撮像対象範囲IRが撮像される位置に設置される(S28)。
そして、再び、S12〜S24までの処理が繰り返して行われ、次の撮像対象範囲IRの蛍光像と位相差像とが撮像され、その画像信号が記憶される。
全ての撮像対象範囲IRの蛍光像および位相差像の撮像が終了するまで、S12〜S24までの処理が繰り返して行われ、各撮像対象範囲IRの蛍光像と位相差像とが撮像され、その画像信号が記憶される。そして、全ての撮像対象範囲IRの蛍光像および位相差像の撮像が終了した時点で撮像処理を終了する(S26,YES)。
上述したようにして撮像された各撮像対象範囲IRの蛍光像の画像信号は、制御部70によってタイリングされて撮像領域全体の蛍光像が生成され、表示装置2に表示される。また、各撮像対象範囲IRの位相差像の画像信号も、制御部70によってタイリングされて撮像領域全体の位相差像が生成され、表示装置2に表示される。
上記実施形態の顕微鏡システムによれば、撮像領域R内において撮像対象範囲IRを移動させ、撮像対象範囲IR毎に、照明光の照射による位相差像と励起光の照射による蛍光像をそれぞれ撮像する際、まず、オートフォーカス用照明光を照射してオートフォーカス用の像の撮像を行い、そのオートフォーカス用の像に基づいてオートフォーカス制御を行うようにしたので、微弱な光の蛍光像に基づいてオートフォーカス制御を行う場合と比較すると高精度に焦点位置を合わせることができる。そして、そのオートフォーカス制御された焦点位置で蛍光像の撮像を行った後、焦点位置を維持したままで位相差像の撮像を行うので、焦点位置を流用することができ、その分、撮像時間を短縮することができる。さらに、位相差像を撮像する前に蛍光像を撮像するので、上述した培養液の液面の動揺による位相差像の明るさのムラを抑制することができる。
ここで、上記実施形態においては、上述したようにオートフォーカス用照明光L3を培養容器80の底面に照射し、その底面に投影された像を検出することによってオートフォーカス制御を行うようにしている。すなわち培養容器80の底面に焦点位置を合わせるようにオートフォーカス制御を行っている。このようにオートフォーカス制御を行った場合、観察対象Sが培養容器80の底面近傍に固定された細胞群などである場合には問題ないが、たとえば観察対象Sの細胞群が浮遊細胞である場合には、培養容器80の底面近傍に存在しない場合があり、細胞群に焦点のあった蛍光像や位相差像を撮像できない可能性がある。
そこで、たとえば観察対象Sの位相差像のコントラストに基づくオートフォーカス制御(第2の制御)と、上述した縞状のオートフォーカス用の像に基づくオートフォーカス制御(第1の制御)とを切り替え可能に構成するようにしてもよい。以下、位相差像のコントラストに基づくオートフォーカス制御の場合について、図7に示すフローチャートを参照しながら説明する。
ユーザによって入力装置3(図5参照)を用いて位相差像のコントラストに基づくオートフォーカス制御(第2の制御)を選択する指示信号が入力された場合(S30,第2の制御)には、まず、照明光照射部10から位相差計測用のリング状の照明光L1が出射され、最初の撮像対象範囲IRに照明光L1が照射され(S32)、上記と同様にして、撮像素子41によって位相差像が撮像され、その位相差像の画像信号が制御部70に出力される(S34)。なお、ここでは、入力装置3は、本発明の制御切替指示受付部に相当するものである。
制御部70は、入力された位相差像の画像信号のコントラストを算出する。そして、制御部70は、位相差像の画像信号のコントラストが最大となるように位相差レンズ51をZ方向に移動させてオートフォーカス制御を行う(S36)。
そして、上記のようにしてオートフォーカス制御が終了した時点で、最終的な位相差像の撮像が行われ、その位相差像の画像信号が記憶される(S38)。
次に、上述したように位相差像の撮像を行った後、位相差レンズ51を動かすことなく焦点位置を維持したままで蛍光像の撮像が行われる。具体的には、励起光照射部20から励起光L2が出射され、最初の撮像対象範囲IRに励起光L2が照射され(S40)、上記と同様にして、撮像素子41によって蛍光像が撮像され、その蛍光像の画像信号が記憶される(S42)。
そして、全ての撮像対象範囲IRの位相差像および蛍光像の撮像が終了するまで、撮像対象範囲IRを移動させて上記と同様の処理が繰り返して行われる(S44、S46)。
そして、オートフォーカス用の像に基づくオートフォーカス制御(第1の制御)の場合と同様に、各撮像対象範囲IRの位相差像および蛍光像の画像信号は、制御部70によってタイリングされて撮像領域全体の位相差像および蛍光像が生成され、表示装置2に表示される。
上記のように、たとえば観察対象が浮遊細胞である場合、位相差像のコントラストに基づくオートフォーカス制御を行うようにすれば、浮遊細胞に高精度の焦点位置を合わせることができ、より鮮明な位相差像を取得することができる。
なお、上記説明では、ユーザが、縞状のオートフォーカス用の像に基づくオートフォーカス制御(第1の制御)を行うか、位相差像のコントラストに基づくオートフォーカス制御(第2の制御)を行うかを選択するようにしたが、これに限らず、自動的にこれらの制御を切り替えるようにしてもよい。
具体的には、図8に示すように、培養容器80に収容された培養液Cの液面の変動情報を取得する液面変動情報取得部90をさらに設け、制御部70が、液面変動情報取得部90によって取得された変動情報に基づいて、縞状のオートフォーカス用の像に基づくオートフォーカス制御(第1の制御)を行うか、位相差像のコントラストに基づくオートフォーカス制御(第2の制御)を行うかを選択するようにしてもよい。
液面変動情報取得部90によって取得される変動情報としては、たとえば液面の変動を検出するセンサ部から出力された検出信号を用いるようにすればよい。具体的には、たとえば、図9に示すように、培養容器80の上方に、培養液Cの液面の位置を光学的に検出するセンサ部91を設け、このセンサ部91による検出結果を用いるようにしてもよい。
センサ部91によって検出された液面の位置の変動が予め設定された閾値以上である場合には、縞状のオートフォーカス用の像に基づくオートフォーカス制御(第1の制御)を行い、閾値未満である場合には、位相差像のコントラストに基づくオートフォーカス制御(第2の制御)を行うようにすればよい。センサ部91としては、具体的には、レーザ変位計などを用いることができる。このようにオートフォーカス制御を切り替えることによって、液面の変動が少ない場合には、位相差像のコントラストに基づく高精度なフォーカス制御を行うことができ、液面の変動が大きい場合には、液面の変動に影響されない縞状のオートフォーカス用の像に基づくオートフォーカス制御を行うことができる。
なお、上述した位相差像のコントラストに基づくフォーカス制御と縞状のオートフォーカス用の像に基づくオートフォーカス制御との切り替えについては、撮像対象範囲IR毎に行うことが望ましい。
また、液面変動情報取得部90によって取得される変動情報として、撮像対象範囲IRが移動した後からその撮像対象範囲IRの撮像開始までの時間情報を取得し、その時間情報に基づいて、位相差像のコントラストに基づくフォーカス制御と縞状のオートフォーカス用の像に基づくオートフォーカス制御とを切り替えるようにしてもよい。上記時間情報は、ユーザが撮像条件の1つとして入力装置3を用いて設定入力されるものである。なお、この場合、入力装置3が、本発明の時間情報受付部に相当するものである。
上記時間情報が予め設定された閾値以上である場合には、位相差像のコントラストに基づくオートフォーカス制御(第2の制御)を行い、閾値未満である場合には、縞状のオートフォーカス用の像に基づくオートフォーカス制御(第1の制御)を行うようにすればよい。これにより、上記時間情報が液面の状態が落ち着くほど十分に長い場合には、位相差像のコントラストに基づく高精度なフォーカス制御を行うことができ、上記時間情報が液面の状態が落ち着かない短い時間である場合には、縞状のオートフォーカス用の像に基づくオートフォーカス制御を行うことができる。
1 顕微鏡装置
2 表示装置
3 入力装置
10 照明光照射部
11 位相差計測用白色光源
12 スリット板
12a スリット
12b 遮光板
13 第1の対物レンズ
20 励起光照射部
21 励起光源
22 コリメートレンズ
25 光源移動部
30 オートフォーカス用照明光照射部
31 オートフォーカス用白色光源
32 グリッド
33 ミラー
40 撮像部
41 撮像素子
42 ステージ
43 ステージ駆動部
44 光学系駆動部
50 光学系
51 位相差レンズ
52 対物レンズ
53 位相板
53a 位相リング
53b 透明板
54 第1のハーフミラー
55 結像レンズ
60 オートフォーカス光検出部
61 第2のハーフミラー
62 光路差プリズム
63 ラインセンサ
70 制御部
80 培養容器
90 液面変動情報取得部
91 センサ部

Claims (10)

  1. 観察対象を含む撮像領域に照明光を照射する照明光照射部と、
    前記撮像領域に励起光を照射する励起光照射部と、
    前記撮像領域に、予め設定されたパターンを有するオートフォーカス用照明光を照射するオートフォーカス用照明光照射部と、
    前記撮像領域内において撮像対象範囲を移動させ、該撮像対象範囲毎に、前記照明光の照射による位相差像と前記励起光の照射による蛍光像と前記オートフォーカス用照明光によるオートフォーカス用の像とをそれぞれ撮像する撮像部であって、オートフォーカス制御される光学系を有する撮像部と、
    前記照明光照射部、前記励起光照射部、前記オートフォーカス用照明光照射部および前記撮像部を制御することによって、前記撮像対象範囲毎に、前記オートフォーカス用照明光を照射して前記オートフォーカス用の像の撮像を行い、該オートフォーカス用の像に基づいて前記光学系のオートフォーカス制御を行い、該オートフォーカス制御された焦点位置で前記蛍光像の撮像を行った後、前記焦点位置を維持したままで前記位相差像の撮像を行う制御部とを備えたことを特徴とする撮像装置。
  2. 前記予め設定されたパターンが、縞状のパターンである請求項1記載の撮像装置。
  3. 前記制御部が、前記オートフォーカス用照明光の照射による前記オートフォーカス用の像に基づくオートフォーカス制御を行い、該オートフォーカス制御された焦点位置で前記蛍光像の撮像を行った後、前記焦点位置を維持したままで前記位相差像の撮像を行う第1の制御と、
    前記照明光照射部、前記励起光照射部および前記撮像部を制御することによって、前記照射範囲毎に、前記照明光を照射してコントラストオートフォーカス用の像の撮像を行い、該コントラストオートフォーカス用の像に基づいて前記光学系のオートフォーカス制御を行い、該オートフォーカス制御された焦点位置で前記位相差像の撮像を行った後、前記焦点位置を維持したままで前記蛍光像の撮像を行う第2の制御とを切り替え可能である請求項1または2記載の撮像装置。
  4. 前記観察対象と容器に収容される液体の液面の変動情報を取得する液面変動情報取得部を備え、
    前記制御部が、前記変動情報に基づいて、前記第1の制御と前記第2の制御とを切り替える請求項3記載の撮像装置。
  5. 前記液面の変動を検出するセンサ部を備え、
    前記液面変動情報取得部が、前記センサ部による検出結果を前記変動情報として取得する請求項4記載の撮像装置。
  6. 前記液面変動情報取得部が、前記撮像対象範囲が移動した後から撮像開始までの時間情報を前記液面変動情報として取得する請求項4記載の撮像装置。
  7. 前記時間情報の設定入力を受け付ける時間情報受付部を備えた請求項6記載の撮像装置。
  8. 前記第1の制御と前記第2の制御とを切り替える指示信号を受け付ける制御切替指示受付部を備えた請求項4記載の撮像装置。
  9. 前記制御部が、前記オートフォーカス用の像に基づいてオートフォーカス制御を行う場合、前記観察対象が収容された容器の底面に前記焦点位置を合わせる請求項1から8いずれか1項記載の撮像装置。
  10. 観察対象を含む撮像領域に照明光および励起光をそれぞれ照射し、前記撮像領域内において撮像対象範囲を移動させ、該撮像対象範囲毎に、前記照明光の照射による位相差像と前記励起光の照射による蛍光像をそれぞれ撮像する撮像方法であって、
    前記撮像対象範囲毎に、前記照明光および前記励起光とは異なるオートフォーカス用照明光を照射してオートフォーカス用の像の撮像を行い、該オートフォーカス用の像に基づいてオートフォーカス制御を行い、該オートフォーカス制御された焦点位置で前記蛍光像の撮像を行った後、前記焦点位置を維持したままで前記位相差像の撮像を行うことを特徴とする撮像方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021167044A1 (ja) * 2020-02-20 2021-08-26 ソニーグループ株式会社 顕微鏡システム、撮像方法、および撮像装置

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