JP2016161302A - 事故点標定装置及び方法、電力系統監視システム、設備計画支援システム - Google Patents

事故点標定装置及び方法、電力系統監視システム、設備計画支援システム Download PDF

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邦彦 恒冨
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雅浩 渡辺
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健太 古川
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Abstract

【課題】電力系統監視システムで求めた事故点と実際の事故点の間の誤差(標定誤差)の範囲を得ることのできる事故点標定装置を提供する。
【解決手段】事故点標定装置1は、電力系統に設置されるセンサにより測定した事故前後における測定電圧値及び電流値を含むセンサ値2と、センサ値2の測定におけるセンサの誤差範囲を表すセンサ誤差3と、電力系統のインピーダンス4と、インピーダンス4の変動範囲を決定する為のインピーダンス変動パラメタ5とに基づいて、センサ値2のセンサ値範囲計算手段6及びインピーダンス4の変動範囲を求めるインピーダンス範囲計算手段7と、範囲計算手段で求めた変動範囲に基づいて、センサ値2及びインピーダンス4が取り得る値の組合せを作成する組合せ生成手段8と、組合せに基づいて前記センサから事故点までの距離を示す事故点範囲を計算する事故点標定手段9とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、電力系統の系統事故時における事故点を推定する事故点標定装置及び方法に関する。また、前記事故点標定装置と通信する電力系統監視システムや系統設備の設置計画支援を行う設備計画支援システムに関する。
本技術分野の背景技術として、米国特許第4313169号(特許文献1)がある。この特許には、「電力系統の故障点を事故点抵抗に影響されずに標定するため、系統の片端に設置されたセンサが、事故発生時の線路の電流,電圧を測定し、センサと事故点間の距離を測定値と系統のインピーダンスから計算する。」ことと記載されている(要約参照)。
また、「C37.114-2004 IEEE Guide for Determining Fault Location on AC Transmission and Distribution Lines」(非特許文献1)がある。この文献では、特許文献1に記載の事故点標定方式を解説している。
この非特許文献1に記載の原理を、図7に示す系統の事故点評定を例にとり説明する。系統の配電変電所201から、負荷207までのインピーダンスをZLとする。配電変電所201のブス203に、電流センサ210、電圧センサ209を設置し、事故発生前の電流Ipreを計測する。そして、事故点205で抵抗Rfの地絡事故、または短絡事故発生時の電流Ig、電圧Vgを計測する。このとき、ブス203から事故点205までの距離mは、(数1)(数2)のように求めることができる。
ただし、ΔIg*は、ΔIgの共役複素数であることを表し、Imは、式の虚数部分であることを表す。使用する電圧Vg、電流Ig, Ipreは、事故種別により異なる。1線地絡の場合は、地絡相の相電圧、相電流、を用いる。3線地絡、3線短絡、2線短絡、2線地絡の場合は、事故が発生した線の線間電圧、線間電流を使用する。
米国特許第4313169号
C37.114-2004 IEEE Guide for Determining Fault Location on AC Transmission and Distribution Lines
特許文献1に示す事故点標定方式を実装した電力系統監視システムは、事故点位置をセンサからの距離として、ある一点を求める。しかし、センサに使用される電流センサ210や電圧センサには誤差があるため、電力系統監視システムで求めた事故点と実際の事故点の間の誤差、すなわち、標定誤差が発生する問題がある。また、系統のインピーダンスは、系統状態によって変動する。例えば、送配電線の温度が上昇すれば、単位当たりの抵抗が増加し、系統の亘長も長くなる。この変動が、従来の事故点標定方式の標定誤差を増大させるという問題もある。
電力系統監視システムにおいて、標定誤差が大きいと、保守員が事故点を探索する時間が延びるため、停電時間が増大する。また、標定誤差の範囲が分からないと、保守員の最適な割り当てができず、保守コストが増大する。また、標定誤差を小さくするために高精度の高価なセンサを設置すると、設備コストが増大する。
上記課題を解決する為に本発明は、電力系統における事故点を推定する事故点標定装置において、前記電力系統に設置されるセンサにより測定した事故前後における測定電圧値及び電流値を含むセンサ値と、前記センサ値の測定における前記センサの誤差範囲を表すセンサ誤差と、前記電力系統のインピーダンスと、前記インピーダンスの変動範囲を決定する為のインピーダンス変動パラメタとに基づいて、前記センサ値及び前記インピーダンスの変動範囲を求める変動範囲計算手段と、前記変動範囲計算手段で求めた変動範囲に基づいて、前記センサ値及び前記インピーダンスが取り得る値の組合せを作成する組合せ作成手段と、前記組合せに基づいて前記センサから事故点までの距離を示す事故点範囲を計算する事故点標定手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、センサ誤差やインピーダンス変動があっても、故障点の存在範囲が分かるので、保守員が事故点を探索する時間を正確に見積れる効果がある。したがって、探索時間を短縮し、目標の停電時間に収めるために、最適な保守員数を割り当てることができ、保守コストを削減できる。また、発明を電力系統を監視し、設備計画を支援するシステム等に適用すれば、センサの選定段階から標定誤差を見積もれるため、最低限の誤差の低価格センサを選択し、設備コストを削減することも可能になる。
事故点標定装置1のソフトウェア構成を示す。 電力系統監視システムのソフトウェア構成を示す。 設備計画支援システムのソフトウェア構成を示す。 事故点標定装置1のハードウェア構成を示す。 電力系統監視システムのハードウェア構成を示す。 設備計画支援システムのソフトウェア構成を示す。 電力系統全体図を示す。 インピーダンステーブルを示す。
以下、実施例を、図面を用いて説明する。
図1は、本実施例の事故点標定装置1のソフトウェア構成図の例である。図1において、センサ値2、センサ誤差3、インピーダンス4、インピーダンス変動パラメタ5は、事故点標定システム21の入力値である。また、事故点範囲11、判定不能フラグ12は事故点標定装置1の出力値である。センサ値範囲計算手段6、インピーダンス範囲計算手段7、組合せ生成手段8、事故点標定手段9、判定手段10は、本発明の処理である。まず、入力値、出力値の説明を以下に示す。
センサ値2は、図7の電圧センサ209で計測された事故時の電圧Vg、事故時の電流Ig、事故前の電流Ipreがある。これらの値はコントローラ212により系統周波数の8倍以上の周期で細かく保存され、通信、または、USBメモリなどの記録媒体を通じて、事故点標定システム21にコピーされる。なお、コントローラ212では、事故時の電流Igと事故前の電流Ipreを保存するために、事故発生を検出する必要がある。この検出は、あらかじめ設定された正常電流の範囲を逸脱しているかどうかで行う。
センサ誤差3は、図7の電圧センサ209、電流センサ210の測定値と真値の差を正規化した値であり、0から1の値である。インピーダンス4は、図7でブス203から負荷207までの電力系統のインピーダンス4である。インピーダンス変動パラメタ5は、温度、または、時刻である。インピーダンス範囲計算手段7により、どちらか一方が使用される。温度の場合は、図7の温度センサ211により測定された、ブス203、または、送配電線、または、それらの周囲の温度が保存される。時刻の場合は、図5に示す、事故点標定装置1のタイマ103の値を用いる。
次に、本実施例の処理を、処理順に説明する。
まず、センサ値範囲計算手段6が、事故前の電流最小値Ipremin、事故前の電流最大値Ipremax、事故後の電流最小値Igmin、事故後の電流最大値Igmax、事故後の電圧最小値Vgmin、事故後の電圧最大値Vgmax、を、(数3)〜(数8)を用いて計算する。ただし、電流センサ210の誤差E1(0≦E1≦1)、電圧センサ209の誤差E2 (0≦E2≦1)とする。
最後に、求めた事故時の電流範囲[Igmin, Igmax]、事故前の電流範囲[Ipremin, Ipremax]、事故時の電圧範囲[Vgmin, Vgmax]を組合せ生成手段8に送る。
つぎに、インピーダンス範囲計算手段7が、インピーダンス最小値ZLmin、インピーダンス最大値ZLmaxを計算する。まず、インピーダンス変動パラメタ5を、温度とする実施例を考える。インピーダンスは、温度により線形に変化すると考えてよいので、気温Tのとき、ZL=f(T)で求まるとする。また、温度センサ211にセンサ誤差E3があるとすると、ZLmin、ZLmaxは、(数9)(数10)のように求まる。
また、関数f(t)の代わりに、インピーダンス範囲計算手段7の内部に、図8に示すインピーダンステーブル109をもつ実施例も考えられる。配電線の温度は気温により左右され、気温は時刻Tにより変化するので、インピーダンステーブル109には、時間ごとのインピーダンス最小値ZLmin、インピーダンス最大値ZLmax保存する。実施例では1時間ごとであるが、より細かい刻み幅(たとえば10分単位)や、より大まかな刻み幅(たとえば1カ月)でもよい。最後に、求めたインピーダンス範囲[ZLmin, ZLmax]を組合せ生成手段8に送る。
次に、組合せ生成手段8により、事故点標定手段9の入力パラメタの組合せ{事故時電流,事故前電流,事故時電圧,インピーダンス}を作成する。組合せ生成手段8は、事故時の電流範囲[Igmin, Igmax]、事故前の電流範囲[Ipremin, Ipremax]、事故時の電圧範囲[Vgmin, Vgmax]、インピーダンス範囲[ZLmin, ZLmax]より、各々1つの値を選んで組合せを作成する。本実施例では、各値の最小値、最大値の16通りを選ぶ。より精度がよく故障区間を計算するために、閉区間を指定された数の区間に刻み、各々の値の組み合わせを作成することも可能である。最後に、作成した{事故時電流,事故前電流,事故時電圧,インピーダンス}の組合せを、全て事故点標定手段9に送る。
次に、事故点標定手段9は、事故点アルゴリズムにしたがい、ブス203から事故点までの距離mを計算する。非特許文献1に示す通り、多数の事故点アルゴリズムが対案されているが、本発明では、いずれの方式も適用可能である。本発明は、非特許文献1記載の方式を採用する。この場合、(数1)に{事故時電流Ig,事故前電流Ipre,事故時電圧Vg,インピーダンスZL}を代入すれば、距離mが求まる。数1を、組合せ生成手段8で求めた全組み合わせについて実行し、求まった全距離mを判定手段10に送付する。
最後に、判定手段10では、上記で求めたmのうち、最大値と最小値を求める。本実施例では16個のmが求まるので、バブルソートなどを用いて、mの最大値と最小値を求める。これを、事故点範囲11として出力する。また、mの最大値と最小値の時のインピーダンス、事故時電流、事故前電流、事故時電圧を出力してもよい。もし、事故点範囲11のmが、m<0または、m>1の場合、配電系統上に故障点がないことになり、異常な値といえる。この時は、インピーダンス、事故時電流、事故前電流、事故時電圧のいずれか、1つ以上が誤っている可能性がある。したがって、これを通知するため、判定不能フラグ12を出力する。また、デバックのため、インピーダンス、事故時電流、事故前電流、事故時電圧を出力してもよい。
図4は、本実施例の事故点標定装置1のハードウェア構成図の例である。図4において、CPU101、RAM102、タイマ103、通信装置104、プログラムファイル107、データファイル106が、システムバス105で接続されたコンピュータにより、事故点標定システム21を構成している。このコンピュータのCPU101は、プログラムファイル107の事故点標定システム21を実行する。RAM102は、事故点標定システム21の計算途中結果データを一旦格納するメモリである。
プログラムファイル107、データファイル106は、フラッシュなどの不揮発性メモリや磁気ディスクで構成される。プログラムファイル107には、CPU101で実行される事故点標定システム21が格納される。事故点標定システム21は、センサ値範囲計算手段6、インピーダンス範囲計算手段7、組合せ生成手段8、事故点標定手段9、判定手段10より構成される。データファイル106には、事故点標定システム21の入力である、センサ値2、センサ誤差3、インピーダンス4、インピーダンス変動パラメタ5が保存される。また事故点標定システム21の出力である、事故点範囲11、判定不能フラグ12が保存される。通信装置104は、イーサネット(登録商標)、CAN、LINなどの有線ネットワークでもよいし、IEEE802.11aやZigbee(登録商標)のような無線通信でもよい。公共通信網の整備状況やコストにより選択する。
本実施例では、実施例1の事故点標定システム21を、電力系統監視システム13に組み込んだ時の実施例を示す。電力系統監視システム13は、図7のように、電力系統の電圧センサ209や電流センサ210などのオンライン情報を用いて、リアルタイムに電圧、電流をモニタ108に表示し、事故点評定を行うシステムである。
図2は、本実施例の電力系統監視システム13のソフトウェア構成図の例である。図2において、電圧センサ209、電流センサ210、温度センサ211は、電力系統監視システム13の入力装置である。インピーダンス変動パラメタ5として、温度を使用しない場合は、温度センサ211は省略できる。モニタ108は出力装置である。通信手段14、事故判定手段15、事故点標定システム21、表示手段16は、本発明の処理である。事故点標定システム21は、実施例1と同一処理である。まず、入力装置の説明を以下に示す。
電圧センサ209は事故時の電圧Vgを計測する。電流センサ210は、事故時の電流Ig、事故前の電流Ipreを計測する。また、温度センサ211は、ブス203、送配電線、周囲温度のいずれかを測定する。これらの値は、コントローラ212により系統周波数の8倍以上の周期で細かく保存され、通信を通じて、電力系統監視システム13に送付される。
次に、本実施例の処理を、処理順に説明する。
通信手段14は、コントローラ212との通信を通して、事故時の電圧Vg、事故時の電流Ig、事故前の電流Ipre、温度Tの情報を収集する。コントローラ212は、電圧センサ209、電流センサ210、温度センサ211を、系統周波数の8倍以上の周期で電流センサ210をポーリングし、電流が指定された範囲から逸脱していたら事故と判定し、Ig、Vgを更新する。事故が取り除かれれば、Ig,Vgを0クリアする。通信手段14は、タイマ103を使い、所定の周期で常にポーリングする。
次に、事故判定手段15により、新たな事故が発生したかどうかを判定する。コントローラ212では、実施例1に示しているように、事故時の電流Igと事故前の電流Ipreを保存するために、事故発生を検出しているため、この結果を用いてもよい。すなわち、事故時の電流Ig、事故時の電圧Vgが、0クリアされていなければ、事故発生と判断できる。事故が発生していれば、Vg、Ig、Ipreをセンサ値2にライトする。また、温度Tまたは現在のタイマ103をインピーダンス変動パラメタ5にライトする。その後、事故点標定システム21を起動する。
次に、事故点標定システム21が、実施例1と同一処理で、事故点範囲11、判定不能フラグ12を出力する。
最後に、表示手段16が、事故点範囲11と判定不能フラグ12をモニタ108に表示する。事故点範囲11は、mの数値の範囲を表示しても良いし、図7に示す系統図に図示しても良いし、地図上に図示しても良い。
図5は、本実施例の電力系統監視システム13のハードウェア構成図の例である。図5は、実施例1の図4とほぼ同じであるが、モニタ108がシステムバス105に接続される点と、通信手段14、事故判定手段15、表示手段16がプログラムファイル107に保存されている点が異なる。通信手段14は通信装置104を通して、ネットワークに接続されるコントローラ212と通信できる。また、表示手段16は、モニタ108に文字、画像を表示できる。
本実施例では、実施例1の事故点標定システムを、設備計画支援システム17に組み込んだ時の実施例を示す。
設備計画支援システム17は、電圧センサ209や電流センサ210のログなどのオフライン情報を用いて、シミュレーションにより将来の電力潮流や事故発生時の事故点標定の精度を求め、設備投資計画を支援するシステムである。
図3は、本実施例の設備計画システムのソフトウェア構成図の例である。図3において、センサ実績データ18、ユーザ作成データ19は、設備計画支援システム17の入力である。モニタ108は出力装置である。パラメタ生成手段20、事故点標定システム21、表示手段16は、本発明の処理である。事故点標定システム21は、実施例1と同一処理である。まず、入力装置の説明を以下に示す。
センサ実績データ18は、電圧センサ209、電流センサ210、温度センサ211のログである。事故点標定の精度を評価するためには、事故発生時のログを使用する。具体的には、一線地絡、二線短絡、二線地絡、三線地絡、三線短絡のときの、各相の電圧、電流を時系列順に持つ。時間の刻み幅は、系統周波数の8倍以上とる。ユーザ作成データ19も、センサ実績データ18と同じく、事故時の各相の電圧、電流、温度の時系列データである。ユーザ作成データ19は、ログできなかった電圧変動や電流変動についての事故点標定の精度評価を行うために、ユーザが作成したデータである。
次に、本実施例の処理を、処理順に説明する。
パラメタ生成手段20は、センサ実績データ18を走査し、電流が指定された範囲を逸脱していないか判定する。逸脱している電流があれば事故発生と判定し、そのデータを、事故時の電圧Vg、事故時の電流Ig、温度Tとしてを抽出する。また、そのデータの直前の電流を、事故前の電流Ipreとして抽出する。そして、Vg、Ig、Ipreをセンサ値2にライトする。また、温度Tまたは時刻をインピーダンス変動パラメタ5にライトする。その後、事故点標定システム21を起動する。
事故点標定システム21、表示手段16の処理は、実施例2と同じである。
図6は、本実施例の設備計画支援システム17のハードウェア構成図の例である。図6は、実施例1の図4とほぼ同じであるが、モニタ108がシステムバス105に接続される点と、センサ値生成手段、表示手段16がプログラムファイル107に保存されている点が異なる。表示手段16は、モニタ108に文字、画像を表示できる。
1 事故点標定装置
2 センサ値
3 センサ誤差
4 インピーダンス
5 インピーダンス変動パラメタ
6 センサ値範囲計算手段
7 インピーダンス範囲計算手段
8 組合せ生成手段
9 事故点標定手段
10 判定手段
11 事故点範囲
12 判定不能フラグ
13 電力系統監視システム
14 通信手段
15 事故判定手段
16 表示手段
17 設備計画支援システム
18 センサ実績データ
19 ユーザ作成データ
20 パラメタ生成手段
21 事故点標定システム
101 CPU
102 RAM
103 タイマ
104 通信装置
105 システムバス
106 データファイル
107 プログラムファイル
108 モニタ
109 インピーダンステーブル
201 配電変電所
202 背後インピーダンス
203 ブス
204 ブスから事故点までのインピーダンス
205 事故点
206 事故点から負荷までのインピーダンス
207 負荷
208 事故点の抵抗
209 電圧センサ
210 電流センサ
211 温度センサ
212 コントローラ
213 通信ネットワーク

Claims (6)

  1. 電力系統における事故点を推定する事故点標定装置において、
    前記電力系統に設置されるセンサにより測定した事故前後における測定電圧値及び電流値を含むセンサ値と、前記センサ値の測定における前記センサの誤差範囲を表すセンサ誤差と、前記電力系統のインピーダンスと、前記インピーダンスの変動範囲を決定する為のインピーダンス変動パラメタとに基づいて、前記センサ値及び前記インピーダンスの変動範囲を求める変動範囲計算手段と、
    前記変動範囲計算手段で求めた変動範囲に基づいて、前記センサ値及び前記インピーダンスが取り得る値の組合せを作成する組合せ作成手段と、
    前記組合せに基づいて前記センサから事故点までの距離を示す事故点範囲を計算する事故点標定手段と、
    を備えることを特徴とする事故点標定装置。
  2. 請求項1記載の事故点標定装置は、
    前記事故点標定手段で求めた最大の事故点距離と、最小の事故点距離の差を計算し前記事故点の範囲情報として保存する判定手段を更に備えることを特徴とする事故点標定装置。
  3. 請求項2記載の事故点標定装置において、
    前記判定手段は、前記事故点範囲がフィーダの範囲外のときは、判定不能フラグを出力することを特徴とする事故点標定装置。
  4. 請求項1記載の事故点標定装置と通信する電力系統監視システムにおいて、
    前記センサから事故時のセンサ値を受信し、前記センサ値を前記事故点標定装置に送信し、前記事故点標定装置から前記事故点範囲を受信し、操作画面に表示する表示部を備えることを特徴する電力系統監視システム。
  5. 請求項1記載の事故点標定装置と通信する設備計画支援システムにおいて、
    前記電力系統における電流又は電圧変動、センサ精度及びインピーダンスに関する情報を保存するデータベースを備え、前記データベースから事故時の情報を受信し、前記事故点標定装置に送信し、前記事故点標定装置から前記事故点範囲を受信し、操作画面に表示する表示部を備えることを特徴する設備計画支援システム。
  6. 電力系統における事故点を推定する事故点標定方法において、
    前記電力系統に設置されるセンサにより測定した事故前後における測定電圧値及び電流値を含むセンサ値と、前記センサ値の測定における前記センサの誤差範囲を表すセンサ誤差と、前記電力系統のインピーダンスと、前記インピーダンスの変動範囲を決定する為のインピーダンス変動パラメタとに基づいて、前記センサ値及び前記インピーダンスの変動範囲を求めるステップと、
    前記で求めた変動範囲に基づいて、前記センサ値及び前記インピーダンスが取り得る値の組合せを作成するステップと、
    前記組合せに基づいて前記センサから事故点までの距離を示す事故点範囲を計算するステップと、
    を含むことを特徴とする事故点標定方法。
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