JP2016160624A - Sliding door - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、引戸に関する。 The present invention relates to a sliding door.
従来、開口部に設けられた枠体の有する下枠に形成された溝に沿って障子を水平方向に走行させる引戸が知られている。このような引戸の下枠に形成された溝は、障子が開放されている状態においては上向きに開口している。障子が開放されている際に、下枠に形成された溝が開口していると、特に車椅子を使用する者の通行に支障が生じてしまう場合がある。 2. Description of the Related Art Conventionally, there is known a sliding door that allows a shoji to travel in a horizontal direction along a groove formed in a lower frame of a frame provided in an opening. The groove formed in the lower frame of the sliding door opens upward in a state where the shoji is open. When the shoji is opened, if the groove formed in the lower frame is open, it may interfere with the passage of the person who uses the wheelchair.
このような問題に対して、障子が開放されている際に、下枠に形成された溝を塞ぐ技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。具体的には、この技術では、障子の開閉に伴って回動する閉鎖体を溝の延びる方向に延設することで、障子が開放されている状態において、この閉鎖体が下枠に形成された溝を塞ぐようにしている。 In order to solve such a problem, a technique for closing a groove formed in the lower frame when the shoji is opened is known (for example, see Patent Document 1). Specifically, in this technique, by extending a closing body that rotates in accordance with the opening and closing of the shoji in the extending direction of the groove, the closing body is formed on the lower frame when the shoji is open. I try to close the groove.
しかしながら、特許文献1で開示された技術では、障子が閉鎖された状態から開放された状態に移動する途中で、あるいは逆に障子が開放された状態から閉鎖された状態に移動する途中で、閉鎖体が下枠の上方に立ち上がってしまう。障子の移動中に閉鎖体が立ち上がると、歩行者等の通行の妨げとなる。
However, in the technique disclosed in
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、障子が開放された状態において下枠に形成された溝の開口が塞がれることから円滑に出入りできる上に、障子の移動中であっても歩行者等の通行が妨げられることのない引戸を提供することを目的とする。 The present invention has been made in view of the above problems, and since the opening of the groove formed in the lower frame is blocked in the state in which the shoji is opened, the shoji can be moved in and out smoothly. The purpose is to provide a sliding door that does not hinder the passage of pedestrians.
本発明は、上枠(例えば、後述の上枠21,21A)と、下枠(例えば、後述の下枠22,22A,22B,22C,22D)と、左右の縦枠(例えば、後述の縦枠23,23,23A,23A)と、により枠組みされた枠体(例えば、後述の枠体2)と、該枠体内に配置され左右方向に走行可能な障子と、を備える引戸(例えば、後述の引戸1,1A,1B,1C,1D)であって、前記下枠は、上向きに開口し且つ前記障子が走行可能な溝(例えば、後述の溝227,227A,227B,227C,227D)が形成された下枠本体(例えば、後述の下枠本体221,221A,221B,221C,221D)と、前記下枠本体内に配置され、前記障子の走行に伴って前記溝の開口に対して進退可能に構成されるとともに、前記障子が開放された状態において前記溝の開口を塞ぐ溝塞ぎ部材(例えば、後述の溝塞ぎ部材222,222A,222B,222C,222D)と、を備える引戸に関する。
The present invention includes an upper frame (for example,
この発明では、引戸において、下枠が、上向きに開口し且つ障子が走行可能な溝が形成された下枠本体と、下枠本体内に配置され、障子の走行に伴って溝の開口に対して進退可能に構成されるとともに、障子が開放された状態において溝の開口を塞ぐ溝塞ぎ部材と、を備えるものとする。
これにより、障子が開放した状態において、下枠本体に形成された溝が溝塞ぎ部材によって塞がれることから円滑に出入りできる。更に、溝塞ぎ部材が下枠本体内に配置されるので、障子の移動中であっても溝塞ぎ部材が下枠本体の上面よりも上に突出することがなく、歩行者等の通行が妨げられない。
According to the present invention, in the sliding door, the lower frame is disposed in the lower frame main body in which the lower frame is opened upward and the groove for allowing the shoji to travel is formed, and the opening of the groove with respect to the shoji is running. And a groove closing member that closes the opening of the groove when the shoji is open.
Thereby, in the state which the shoji was open | released, since the groove | channel formed in the lower frame main body is block | closed by the groove closing member, it can go in and out smoothly. Furthermore, since the groove closing member is disposed in the lower frame main body, the groove closing member does not protrude above the upper surface of the lower frame main body even while the shoji is moving, thereby preventing the passage of pedestrians and the like. I can't.
また、前記下枠は、前記障子が閉鎖された状態において、前記溝塞ぎ部材を前記障子の下端の見付面に向けて付勢する付勢部材(例えば、後述の付勢部材6,6B,6C,6D)を更に備えることが好ましい。
The lower frame includes a biasing member (for example, biasing
また、前記溝塞ぎ部材は、その進行方向の先端に気密材(例えば、後述のモヘア部材228,228B,228C及び気密材228A)を備えることが好ましい。
In addition, the groove closing member preferably includes an airtight material (for example,
前記障子が閉鎖された状態において前記障子の戸先側に当接する縦材(例えば、後述の縦材33,33D)は、その下端に前記溝塞ぎ部材の端部に向かって前記溝塞ぎ部材の近傍まで突出する突出部(例えば、後述の突出部332,332D)を備えることが好ましい。
A vertical member (for example,
本発明によれば、障子が開放された状態において下枠に形成された溝の開口が塞がれることから円滑に出入りできる上に、障子の移動中であっても歩行者等の通行が妨げられることのない引戸を提供できる。 According to the present invention, since the opening of the groove formed in the lower frame is closed when the shoji is opened, it is possible to smoothly enter and exit, and even when the shoji is moving, the passage of pedestrians and the like is hindered. It can provide a sliding door that is never used.
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら詳しく説明する。なお、本明細書において、「見付方向」とは、建物に形成された開口部に納められた引戸の上枠、下枠の長手方向(すなわち、ガラスや障子の面内水平方向)を意味し、「見込方向」とは、屋内外方向(すなわち、奥行き方向)を意味する。 Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings. In the present specification, the “finding direction” means the longitudinal direction of the upper and lower frames of the sliding door housed in the opening formed in the building (that is, the horizontal direction in the plane of the glass or shoji). The “expected direction” means the indoor / outdoor direction (that is, the depth direction).
<第1実施形態>
まず、本発明の第1実施形態に係る引戸1について説明する。
図1は、第1実施形態に係る引戸1を屋内側から見た正面図である。引戸1は、例えば住宅の壁100に形成された開口部10に納められる。
引戸1は、建物の開口部10に取り付けられる枠体2と、枠体2内の左右方向の中心に配置されて固定される中心側FIX部3と、中心側FIX部3の見付方向外側の枠体2内に配置され且つ外側にスライド可能な障子4,4と、障子4の見付方向外側の枠体2内に配置されて固定される外側FIX部5,5と、を備える。また、開口部10の左右で、見付方向において外側FIX部5,5と重複する位置には、障子4,4が収納される戸袋101,101が形成される。このように引戸1は、左右対称に構成される。なお、図1は、障子4,4が閉鎖された状態を示す。
<First Embodiment>
First, the sliding
The sliding
枠体2は、上枠21と、下枠22と、左右の縦枠23,23と、により矩形に枠組みされる。枠体2を構成する上枠21、縦枠23,23は、屋内側からは壁100に覆われる。また、枠体2を構成する下枠22は、床面102よりも下に配置される。
The
中心側FIX部3は、中心側FIX部枠体30と、中心側FIX部枠体30の内部に嵌め込まれるガラスパネル35と、を備える。中心側FIX部枠体30は、上材31と、下材32と、縦材33,33と、を枠組みすることで構成される。中心側FIX部枠体30を構成する上材31は、屋内側からは壁100に覆われる。また、中心側FIX部枠体30を構成する下枠22は、床面102よりも下に配置されるので、屋内側から視認できない。更に、縦材33は、障子4,4が閉鎖された状態においては、屋内側からは後述する戸先框44によって覆われる。
The center-
障子4は、框体40の内部に嵌め込まれるガラスパネル45と、を備える。框体40は、上框41と、下框42と、召合せ框43と、戸先框44と、を框組みすることで構成される。框体40を構成する上框41及び召合せ框43は、屋内側からは壁100に覆われる。また、框体40を構成する下框42は、床面102よりも下に配置されるので、屋内側から視認できない。
The
外側FIX部5は、屋内側から見て全面が壁100に覆われる。外側FIX部5は、外側FIX部枠体50と、外側FIX部枠体50の内部に嵌め込まれるガラスパネル55と、を備える。外側FIX部枠体50は、上材51と、下材52と、見付方向外側の縦材53と、見付方向内側の縦材54と、を枠組みすることで構成される。
The entire
図2は、引戸1の縦断面図であって、図1のA−A線断面図である。
図2に示すように、ガラスパネル45は、屋内側の板ガラス451と屋外側の板ガラス452とを、スペーサ453を介在させることによって所定の間隔を開けて配置した複層ガラスパネルである。
FIG. 2 is a longitudinal sectional view of the sliding
As shown in FIG. 2, the
上枠21は、屋外側に配置され且つ中空部を有するホロー構造である上枠本体211と上枠本体211の屋内側に固定されるレール部材212と、を備える。上枠本体211は、締結部材213,214によって壁100に固定される。レール部材212は、締結部材215によって上枠本体211に固定される固定部216と、固定部216の下端から屋内側に延出するレール部217と、を備える。
上枠本体211及びレール部材212は、例えば、アルミニウムを押し出し成型することによって形成することができる。
The
The
上框41は、レール部217の上方に配置され回動可能な戸車部材411と、戸車部材411の屋内側に係合される上框本体412と、を備える。戸車部材411には、屋内側に被係合部413が形成される。上框本体412は、下側に開口する溝部414と、溝部414の屋内側から上方に延出する延出部415と、を備える。延出部415の先端には、被係合部413に係合する係合部416が形成される。
上框本体412は、例えば、アルミニウムを押し出し成型することによって形成することができる。
The
The
ガラスパネル45の上端部は、溝部414内において、バックアップ材417,417によって挟まれる。更にバックアップ材417,417の下方には、シール材418,418が塗工される。
なお、上枠21及び上框41の屋内側には、障子4の走行を補助するリニアモータ駆動装置46が配置される。
The upper end portion of the
A linear
下框42は、上側に開口する溝の形成された部材である。下框42は、例えば、アルミニウムを押し出し成型することによって形成することができる。
ガラスパネル45は、下框42の内部に配置されるアングル421によって支持される。また、アングル421とガラスパネル45との間には、弾性部材422が配置される。ガラスパネル45の下端部は、下框42内において、バックアップ材423,423によって挟まれる。更にバックアップ材423,423の上方には、シール材424,424が塗工される。
The
The
下枠22は、下枠本体221と、溝塞ぎ部材222と、押さえ部材223を備える。下枠本体221は、障子4の下側に配置される下側部材224と、下側部材224の屋外側に配置される屋外側部材225と、下側部材224の屋内側に配置される屋内側部材226と、を備えて構成される。屋外側部材225の屋内側には、気密材220が配置される。
The
下枠本体221には、上向きに開口し且つ前記障子4が走行可能な溝227が形成される。溝塞ぎ部材222は、下枠本体221内に配置される。溝塞ぎ部材222は、障子4が閉鎖された状態において、障子4(下框42)よりも屋内側に配置される。溝塞ぎ部材222は、その屋外側の先端に気密材としてのモヘア部材228と、下側に固定されることで溝塞ぎ部材222の本体の下端と下枠本体221との間に空間を形成するスペーサ229と、を備える。
The lower frame
図2に示すように、障子4が閉鎖された状態において、床面102、下枠22の上面及び下框42の上部は、面一になるように構成される。
As shown in FIG. 2, when the
図3は、下枠22の障子4が開放された状態における縦断面図である。
図3に示すように、溝塞ぎ部材222は、障子4が開放された状態において、障子4が閉鎖された状態における位置よりも屋外側に配置され、溝227の開口を塞ぐ。溝塞ぎ部材222の屋外下側の端部は、障子4が開放された状態において、押さえ部材223の屋内側に当接する。また、モヘア部材228は、障子4が開放された状態において気密材220に当接する。溝塞ぎ部材222の動作については後段で詳述する。
FIG. 3 is a longitudinal sectional view in a state where the
As shown in FIG. 3, the
図4は、引戸1の横断面図であって、図1のB−B線断面図である。
図4に示すように、ガラスパネル35及びガラスパネル55も、ガラスパネル45と同様に、2枚の板ガラスを、スペーサを介在させることによって所定の間隔を開けて配置した複層ガラスパネルである。具体的には、ガラスパネル35は、板ガラス351と板ガラス352との間にスペーサ353を介在させた複層ガラスパネルであり、ガラスパネル55は、板ガラス551と板ガラス552との間にスペーサ553を介在させた複層ガラスパネルである。
4 is a cross-sectional view of the sliding
As shown in FIG. 4, the
縦枠23は、壁100の開口部10側に固定される。
縦材53は、縦枠23に締結部材534によって固定され且つ中空部を有するホロー構造である屋外側縦材531と、屋外側縦材531の屋内側に樹脂材535を介して連結され且つ中空部を有するホロー構造である屋内側縦材532と、屋外側縦材531の屋外側に固定される表面材533と、を備える。
The
The
屋外側縦材531及び屋内側縦材532は、例えば、アルミニウムを押し出し成型することによって形成することができる。
ガラスパネル55の見付方向外側の端部は、屋外側縦材531及び屋内側縦材532によって形成される溝の内部に配置される。
The outdoor side
The end of the
縦材54は、中空部を有するホロー構造であり、見付方向外側(図4の左側)に開口した溝を形成する。縦材54は、屋外側に形成される外煙返し部541を備える。外煙返し部541は、上下に亘って通しで延びて形成される。縦材54は、例えば、アルミニウムを押し出し成型することによって形成することができる。
ガラスパネル55の見付方向内側(図4の右側)の端部は、縦材54によって形成される溝の内部に配置される。
The
An end of the
召合せ框43は、縦材54の屋内側に配置される。召合せ框43は、見付方向内側に向けて開口する溝の形成された溝部431と、溝部431よりも屋外側に設けられた内煙返し部432と、溝部431よりも屋内側に設けられた屋内部433と、を備える。内煙返し部432は、上下に亘って通しで延び且つ見付け方向において外煙返し部541と重複するラップ代を有するように形成される。屋内部433は、中空部を有するホロー構造である。図4に示すように、障子4が閉鎖された状態において、屋内部433の見付方向内側の面は、壁100の屋内側の開口部10側の面と、面一となるように構成される。
The summon
召合せ框43は、例えば、アルミニウムを押し出し成型することによって形成することができる。
ガラスパネル45の見付方向外側の端部は、溝部431によって形成される見付方向内側に開口する溝の内部に配置される。
The summon
An end portion of the
戸先框44は、戸先框本体441と、化粧カバー442と、を有し、断面L字状に形成される。戸先框本体441は、見付方向外側に開口する溝部443と、溝部443の屋内側に配置され且つ中空部を有するホロー構造である屋内部444と、を備える。化粧カバー442は、屋内部444の見込面及び屋内側の面を覆うように配置される、断面C字状の部材である。
The
戸先框本体441は、例えば、アルミニウムを押し出し成型することによって形成することができる。
ガラスパネル45の見付方向内側の端部は、溝部443によって形成される見付方向外側に開口する溝の内部に配置される。
The door toe
An end portion of the
縦材33は、障子4が閉鎖された状態において障子4の戸先側(見付方向内側)に当接する。縦材33は、見付方向内側に開口した溝の形成された縦材本体331と、縦材本体331から障子側に突出する突出部332と、を備える。縦材本体331は、中空部を有するホロー構造である。縦材本体331は、屋内部444の屋外側に配置され、障子4が閉鎖された状態において溝部443の見付方向の先端と突き合わされる。突出部332は、障子4と左右方向(障子4の走行方向)で重複する。
The
戸先框44及び縦材33は、障子4が閉鎖された状態において、断面が略矩形状に形成される。縦材本体331は、例えば、アルミニウムを押し出し成型することによって形成することができる。
ガラスパネル35の端部は、縦材本体331によって形成される溝の内部に配置される。
The
The edge part of the
なお、図4に示すように、溝塞ぎ部材222は、障子4が閉鎖された状態において、屋内部433の下から屋内部444の下まで見付方向(左右方向)に延びて設けられる。溝塞ぎ部材222は、その両端部が屋外側から屋内側に向かって幅が広がるように傾斜して形成される。
As shown in FIG. 4, the
図5は、引戸1の、障子4が開放された状態における縦断面図である。
図5に示すように、障子4は、戸袋101の内部に収納されて開放される。図5に示すように、障子4が開放された状態において、戸先框44の見付方向内側の面は、壁100の屋内側の開口部10側の面と、面一となるように構成される。
FIG. 5 is a longitudinal sectional view of the sliding
As shown in FIG. 5, the
溝塞ぎ部材222は、障子4が開放された状態において、下枠22の上方から視認することができる。突出部332は、溝塞ぎ部材222の端部に向かって溝塞ぎ部材222の近傍まで突出する。突出部332は、平面視において、先端側に向かって幅が狭くなるように屋内側が傾斜して形成される。溝塞ぎ部材222の見付方向内側と突出部332とは、互いに相補的な形状に形成される。
The
図6は、縦材33の下端周辺の斜視図である。
図6に示すように、突出部332は、縦材33の下端から見付方向に突出する。
FIG. 6 is a perspective view around the lower end of the
As shown in FIG. 6, the protruding
続いて、図7A及び図7Bも参照しながら、下枠22の構造及び溝塞ぎ部材222の動作について説明する。
図7Aは、引戸1の、障子4が閉鎖された状態における溝塞ぎ部材222周辺の横断面図である。図7Bは、引戸1の、障子4が開放された状態における溝塞ぎ部材222周辺の横断面図である。なお、図7A及び図7Bにおいては、便宜的に、下枠本体221を点線で表して透視した。
図7Aに示すように、下枠22は、複数の付勢部材6,6を更に備える。複数の付勢部材6,6は、見付方向に並んで配置される。
Next, the structure of the
FIG. 7A is a cross-sectional view of the sliding
As shown in FIG. 7A, the
付勢部材6は、見付方向に延び且つ下枠本体221に固定されるベース部材61と、ベース部材61の一端側に基端側が軸支されるアーム部材62と、アーム部材62の回動軸部621に配置されるねじりバネ63と、を有する。アーム部材62の先端側は、溝塞ぎ部材222に対して、図示しない締結手段によって固定される。ねじりバネ63は、アーム部材62をベース部材61との角度が広がる方向に付勢する。従って、付勢部材6は、障子4が閉鎖された状態において、障子4の下端(下框42)の屋内側の見付面に向けて溝塞ぎ部材222を付勢する。
The urging
図7Bに示すように、障子4が溝227を見付方向外側(図7A及び図7Bにおける左側)に走行することで開放されると、付勢部材6の屋外側に障子4が位置しなくなる。これにより、アーム部材62が回動軸部621回りに回動することにより、溝塞ぎ部材222も回動軸部621回りに回動する。溝塞ぎ部材222は、回動軸部621回りに回動して屋外側に移動することで溝227の開口を塞ぐ。溝塞ぎ部材222は、溝227の開口を塞いだ状態において押さえ部材223と当接することで、見込方向の位置決めがなされる。
As shown in FIG. 7B, when the
逆に、障子4は、開放された状態から、見付方向内側(図7A及び図7Bにおける右側)に走行することで閉鎖される。障子4が閉鎖される際には、戸先框44の下端が、溝塞ぎ部材222の見付方向外側に形成された傾斜を手掛かりにして塞ぎ部材222を屋内側に押し戻す。これにより、障子4が溝227走行して閉鎖されるとともに、塞ぎ部材222が障子4の屋内側に退く(図7A)。
このように、溝塞ぎ部材222は、障子4の走行に伴って溝227の開口に対して見込方向に進退可能に構成される。
On the contrary, the
Thus, the
本発明の第1実施形態によれば、以下の効果が奏される。
(1)第1実施形態では、引戸1において、下枠22が、上向きに開口し且つ障子4が走行可能な溝227が形成された下枠本体221と、下枠本体221内に配置され、障子4の走行に伴って溝227の開口に対して進退可能に構成されるとともに、障子4が開放された状態において溝227の開口を塞ぐ溝塞ぎ部材222と、を備えるものとした。
これにより、障子4が開放した状態において、下枠本体221に形成された溝227が溝塞ぎ部材222によって塞がれることから円滑に出入りできる。更に、溝塞ぎ部材222が下枠本体221内に配置されるので、障子4の移動中であっても溝塞ぎ部材222が下枠本体221の上面よりも上に突出することがなく、歩行者等の通行が妨げられない。
According to the first embodiment of the present invention, the following effects are exhibited.
(1) In 1st Embodiment, in the sliding
Thereby, in the state where the
(2)第1実施形態では、下枠22が、障子4が閉鎖された状態において、溝塞ぎ部材222を障子4の下端の見付面に向けて付勢する付勢部材6を更に備えるものとした。
これにより、障子4が開放されることで、溝塞ぎ部材222が付勢部材6の付勢力によって溝227の開口に向かって進む。従って、上記実施形態によれば、容易に溝227の開口を塞ぐことができる。
(2) In the first embodiment, the
As a result, when the
(3)第1実施形態では、溝塞ぎ部材222が、その進行方向の先端に気密材としてのモヘア部材228を備えるものとした。
これにより、障子4が閉鎖された状態において、モヘア部材228が障子4の下端の見付面に押し付けられる。従って、上記実施形態によれば、障子4が閉鎖された状態における引戸1の気密性を向上させることができる。
(3) In 1st Embodiment, the
Thereby, in a state where the
(4)第1実施形態では、縦材33が、その下端に溝塞ぎ部材222の端部に向かって溝塞ぎ部材222の近傍まで突出する突出部332を備えるものとした。
これにより、溝塞ぎ部材222と縦材33との間に形成された隙間を突出部332によって埋めることができるので、障子4が開放された状態における下枠22の意匠性が向上する。また、障子4が閉鎖された状態において、突出部332によって障子4が見込方向に振れるのを防止できる。
(4) In the first embodiment, the
Thereby, since the clearance gap formed between the
<第2実施形態>
続いて、本発明の第2実施形態に係る引戸1Aについて説明する。第2実施形態に係る引戸1Aについては、第1実施形態に係る引戸1と類似した構成については、引戸1と同様の符号を付して説明を省略し、引戸1とは異なる特徴について詳細に説明する。
図8は、引戸1Aの縦断面図である。図9は、障子4Aが開放された状態における下枠22Aの縦断面図である。図10は、引戸1Aの横断面図である。引戸1は、両袖の障子4が戸袋101に引き込まれるタイプの引戸であったが、引戸1Aは、内動の片開きタイプの引戸である。
Second Embodiment
Next, the sliding
FIG. 8 is a longitudinal sectional view of the sliding
図8及び図10に示すように、溝塞ぎ部材222Aは、障子4Aが閉鎖された状態において、障子4A(下框42A)よりも屋外側に配置される。溝塞ぎ部材222Aは、その屋外側の先端に気密材228Aを備える。障子4Aが閉鎖された状態において、溝塞ぎ部材222Aは、図8〜図10においては図示しない付勢部材6Aによって、障子4Aの下端(下框42A)の屋外側の見付け面に向けて付勢される。
As shown in FIGS. 8 and 10, the
図9に示すように、溝塞ぎ部材222Aは、障子4Aが開放された状態において、障子4Aが閉鎖された状態における位置よりも屋内側に配置され、溝227Aの開口を塞ぐ。溝塞ぎ部材222Aの屋外下側の端部は、障子4Aが開放された状態において、押さえ部材223Aの屋内側に当接する。また、気密材228Aは、障子4Aが開放された状態において気密材220Aに当接する。
なお、引戸1Aは、障子4Aの屋外側に配置される収納網戸9Aを備える。
As shown in FIG. 9, the
The sliding
本発明の第2実施形態によれば、上記の効果(1)〜(3)に加えて以下の効果が奏される。
第2実施形態では、溝塞ぎ部材222Aを、障子4Aが閉鎖された状態において、障子4Aの下端よりも屋外側に配置した。
これにより、障子4Aが閉鎖された状態において、気密材228Aが屋外側から障子4Aの下端の見付面に押し付けられる。従って、障子4Aが閉鎖された状態において、屋外側から障子4Aにかかった雨水等の水が、下枠22Aの内部に侵入し難い。以上より、引戸1Aは水密性が高い。
According to 2nd Embodiment of this invention, in addition to said effect (1)-(3), the following effects are show | played.
In the second embodiment, the
Thereby, in a state where the
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれる。
付勢部材6の備えるアーム部材62が、溝塞ぎ部材222に対して、締結手段によって固定されるものとしたが、本発明はこれに限定されない。図11Aは、第1実施形態の変形例に係る引戸1Bの備える下枠22Bの、障子4Bが開放された状態における縦断面図である。図11Bは、第1実施形態の変形例に係る引戸1Cの備える下枠22Cの、障子4Cが開放された状態における縦断面図である。図11A及び図11Bにおいては、第1実施形態に係る引戸1と同じ構成については、引戸1と同様の符号を付して説明を省略し、引戸1とは異なる特徴について説明する。
It should be noted that the present invention is not limited to the above-described embodiment, and modifications, improvements, etc. within a scope that can achieve the object of the present invention are included in the present invention.
Although the
付勢部材6Bの備えるアーム部材62Bの先端側には、凸部64Bが形成される。溝塞ぎ部材222Bの下側には、凸部64Bの挿し込まれる孔65Bが形成される。
付勢部材6Cの備えるアーム部材62Cの先端側には、凸部64Cが形成される。溝塞ぎ部材222Cの下側には、内部に凸部64Cの先端側が嵌合される凹部65Cが形成される。
このように、アーム部材62B,62Cの先端は、それぞれ溝塞ぎ部材222B,222Cに対して固定されず、溝塞ぎ部材222B,222Cは付勢部材6B,6Cから容易に着脱可能に構成される。これにより、砂埃や泥によって汚れやすい下枠本体221B,221Cに形成された溝の内部のクリーニングやメンテナンスを容易に行うことができる。
A
A
As described above, the ends of the
また、図12は、第1実施形態の変形例に係る引戸1Dの、障子4Dが開放された状態における溝塞ぎ部材222D周辺の横断面図である。図12においては、第1実施形態に係る引戸1と同じ構成については、引戸1と同様の符号を付して説明を省略し、引戸1とは異なる特徴について説明する。
図12に示すように、一対の付勢部材6D,6Dの備える一対のアーム部材62D,62Dの先端同士は、バー材66Dによって繋がれる。溝塞ぎ部材222Dの下側には、上記の変形例の凹部65Cのような凹部65Dが形成され、その凹部65Dの内部にバー材66Dが配置される。凹部65Dは、上記の変形例の孔65Bのような孔としてもよい。
FIG. 12 is a cross-sectional view of the sliding
As shown in FIG. 12, the ends of the pair of arm members 62D, 62D included in the pair of urging
複数のアーム部材62Dが別々に動く場合、溝塞ぎ部材222Dの取外しや取付けを行うのが難しくなる。一方、上記の変形例においては、一対のアーム部材62D,62Dの先端同士がバー材66Dによって繋がれて連動する。従って、引戸1Dにおいては、溝塞ぎ部材222Dの取外しや取付けを容易に行うことができる。
When the plurality of arm members 62D move separately, it becomes difficult to remove and attach the
また、上記第1実施形態においては、障子4が閉鎖された状態において、床面102、下枠22の上面及び下框42の上部が、面一になるように構成したが、本発明はこれに限定されない。本発明においては、下框の上部が、下枠の上面よりも上側に位置していてもよい。
In the first embodiment, the
また、上記第1実施形態においては、溝塞ぎ部材222が、障子4が開放された状態において、押さえ部材223に当接するものとしたが、本発明はこれに限定されない。本発明においては、下枠本体221自体を、溝塞ぎ部材222を押さえることができる形状に形成してもよい。
In the first embodiment, the
また、上記第1及び第2実施形態においては、溝塞ぎ部材222,222Aが水平方向に進退するものとしたが、本発明はこれに限定されない。本発明においては、障子が閉鎖された状態において下枠の下側に溝塞ぎ部材を配置し、その溝塞ぎ部材を溝の開口に対して上下方向に進退させる構成としてもよい。
また、本発明に係る引戸は、上記第1及び第2実施形態に係る引戸のタイプに限定されない。
In the first and second embodiments, the
Moreover, the sliding door which concerns on this invention is not limited to the type of the sliding door which concerns on the said 1st and 2nd embodiment.
1,1A,1B,1C,1D…引戸
2…枠体
21,21A…上枠
22,22A,22B,22C,22D…下枠
221,221A,221B,221C,221D…下枠本体
222,222A,222B,222C,222D…溝塞ぎ部材
227,227A,227B,227C,227D…溝
228,228B,228C…モヘア部材
228A…気密材
23,23,23A,23A…縦枠
33,33D…縦材
332,332D…突出部
6,6B,6C,6D…付勢部材
1, 1A, 1B, 1C, 1D ... Sliding
Claims (4)
前記下枠は、
上向きに開口し且つ前記障子が走行可能な溝が形成された下枠本体と、
前記下枠本体内に配置され、前記障子の走行に伴って前記溝の開口に対して進退可能に構成されるとともに、前記障子が開放された状態において前記溝の開口を塞ぐ溝塞ぎ部材と、を備える引戸。 A sliding door comprising a frame framed by an upper frame, a lower frame, and left and right vertical frames, and a shoji that is arranged in the frame and can run in the left-right direction,
The lower frame is
A lower frame body that is open upward and has a groove in which the shoji can run;
A groove closing member that is arranged in the lower frame body and configured to be able to advance and retreat with respect to the opening of the groove as the shoji runs, and that closes the opening of the groove in a state in which the shoji is opened; Sliding door with.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015039219A JP2016160624A (en) | 2015-02-27 | 2015-02-27 | Sliding door |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (1)
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Citations (3)
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---|---|---|---|---|
JPS61184076U (en) * | 1985-05-07 | 1986-11-17 | ||
JPH09268834A (en) * | 1996-03-27 | 1997-10-14 | Tostem Corp | Hanging sliding door |
JP2012184630A (en) * | 2011-03-08 | 2012-09-27 | Shibutani:Kk | Sealing device for door bottom |
-
2015
- 2015-02-27 JP JP2015039219A patent/JP2016160624A/en active Pending
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