JP2016159616A - 造形装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、液滴で構成される層上での液滴の移動を抑制する抑制部を層上に形成せずに液滴を層上に吐出して層を重ねて立体物を造形する造形装置に比べて、高精度の立体物を造形することができる造形装置の提供を目的とする。【解決手段】造形装置は、硬化性樹脂を含む液滴を吐出し、前記液滴で構成される層を重ねて立体物を形成する吐出手段と、前記吐出手段により吐出された前記液滴の前記層上での移動を抑制する抑制部を前記層に形成する形成手段と、を備えている。【選択図】図1

Description

本発明は、造形装置に関する。
特許文献1には、立体成形情報に基づいて光硬化型樹脂液の小滴をステージ面に向けて噴出し積層させるとともに、前記光硬化型樹脂液を硬化させ、光硬化型樹脂による立体成形品を形成する装置が記載されている。
特開平3−39234号公報
吐出手段により硬化性樹脂を含む液滴を吐出し、液滴で構成される層を重ねて立体物を造形する造形装置が知られている。この造形装置により液滴で構成される層上に複数の液滴を吐出し、前記層上で複数の液滴同士が接触すると、複数の液滴が前記層上で移動する虞がある。
本発明は、液滴で構成される層上での液滴の移動を抑制する抑制部を層上に形成せずに液滴を層上に吐出して層を重ねて立体物を造形する造形装置に比べて、高精度の立体物を造形することができる造形装置の提供を目的とする。
請求項1の造形装置は、硬化性樹脂を含む液滴を吐出し、前記液滴で構成される層を重ねて立体物を形成する吐出手段と、前記吐出手段により吐出された前記液滴の前記層上での移動を抑制する抑制部を前記層に形成する形成手段と、を備えている。
請求項2の造形装置は、請求項1記載の造形装置であって、前記形成手段は、前記抑制部としての複数の凸部であって、隣接する凸部同士の間隔が前記液滴の着弾径の2倍以下の複数の凸部を形成する。
請求項3の造形装置は、請求項2記載の造形装置であって、前記形成手段は、突起を有し、前記液滴で構成される前記層を前記突起で変形させて、前記層に複数の前記凸部を形成する。
請求項4の造形装置は、請求項3記載の造形装置であって、前記液滴を硬化する硬化手段を備え、前記形成手段は、前記硬化手段が硬化した前記液滴で構成される前記層に複数の前記凸部を形成する。
請求項5の造形装置は、請求項2記載の造形装置であって、前記液滴は、硬化後に透明とされ、前記形成手段は、前記液滴で構成される前記層に粉体を付着させて、前記層に複数の前記凸部を形成する。
請求項1の造形装置によれば、液滴で構成される層上での液滴の移動を抑制する抑制部を層上に形成せずに液滴を層上に吐出して層を重ねて立体物を造形する造形装置に比べて、高精度の立体物を造形することができる。
請求項2の造形装置によれば、抑制部としての複数の凸部であって、隣接する凸部同士の間隔が液滴の着弾径の2倍より大きい複数の凸部を形成する形成手段を備えた造形装置に比べて、高精度の立体物を造形することができる。
請求項3の造形装置によれば、層を変形させて複数の凸部を形成することができる。
請求項4の造形装置によれば、層に複数の凸部を形成した後に層を硬化する造形装置に比べて、形状が安定した複数の凸部を形成することができる
請求項5の造形装置によれば、粉体の色の立体物を造形することができる。
第1実施形態の造形装置が立体物を造形している状態を示す概略図(正面図)である。 第1実施形態の造形装置が立体物を造形している状態を示す図であって、造形装置の一部を示す概略図(上面図)である。 第1実施形態の造形装置を構成する接触ロールの一部を示す斜視図である。 第1実施形態の造形装置により立体物を造形する工程において、層上に凸部を形成している状態を示す概略図(正面図)である。 第1実施形態の造形装置により立体物を造形する工程において、層上に凸部が形成された層を示す模式図である。 第1実施形態の造形装置により立体物を造形する工程において、層上に凸部が形成された層に液滴を吐出している状態を示す模式図である。 第1実施形態の造形装置により立体物を造形する工程において、層上に凸部が形成された層に吐出され隣接する複数の液滴が一体化している状態を示す模式図である。 第1実施形態の造形装置により立体物を造形する工程において、層上で一体化した液滴に光を照射して硬化している状態を示す模式図である。 比較形態(第1比較形態)の造形装置により立体物を造形する工程を示す図であって、(A)は2つの液滴のうちの一方が層上に着弾し、他方が層上に到達する直前の状態、(B)は層上に着弾した2つの液滴が一体化した状態及び(C)は一体化した2つの液滴が移動して停止した状態を示す模式図である。 (A)は層上の液滴が停止している状態(平衡状態)での接触角を示す模式図、(B)は層上を移動している液滴状態の接触角の関係を示す模式図である。 第1実施形態の造形装置により立体物を造形する工程を示す図であって、(A)は2つの液滴のうちの一方が層上に着弾し、他方が層上に到達する直前の状態、(B)は層上に着弾した2つの液滴が一体化した状態及び(C)は一体化した2つの液滴が移動して停止した状態を示す模式図である。 第1実施形態の造形装置により立体物を造形する工程において凸部が形成された層上に着弾した2つの液滴の挙動を示す図であって、(A)は2つの液滴が層上に着弾した直後の状態、(B)は層上に着弾した2つの液滴が一体化して停止した状態を示す模式図である。 第1実施形態の造形装置により立体物を造形する工程において凸部が形成された層上に着弾した2つの液滴の挙動を示す図であって、(A)は2つの液滴が層上に着弾した直後の状態及び(B)は層上に着弾した2つの液滴のうち一方の液滴と他方の液滴の一部とが一体化して停止した状態を示す模式図である。 第1実施形態の変形例の造形装置を構成する接触ロールの一部を示す斜視図である。 第2実施形態の造形装置により立体物を造形する工程において、層上に粉体を付着させている状態を示す概略図(正面図)である。 第2実施形態の造形装置により立体物を造形する工程において、層上に粉体が付着された層を示す模式図である。 第2実施形態の造形装置により立体物を造形する工程において、層上に粉体が付着された層に液滴を吐出している状態を示す模式図である。 第2実施形態の造形装置により立体物を造形する工程において、層上に粉体が付着された層に吐出され隣接する複数の液滴が一体化している状態を示す模式図である。 第2実施形態の造形装置により立体物を造形する工程において、層上で一体化した液滴に光を照射して硬化している状態を示す模式図である。
≪概要≫
以下、実施形態について説明する。まず、第1実施形態及びその変形例についで説明し、次いで、第2実施形態について説明する。なお、図中の±Z方向を装置高さ方向(Z方向を上側、−Z方向を下側)、±X方向を装置幅方向(X方向を一端側、−X方向を他端側)、±Z方向及び±X方向に交差する方向(±Y方向)を装置奥行き方向(Y方向を億側、−Y方向を手前側)として説明する。
≪第1実施形態≫
以下、第1実施形態の造形装置10について図面を参照しつつ説明する。まず、本実施形態の造形装置10の構成について説明する。次いで、本実施形態の造形装置10による立体物VMの造形方法について説明する。次いで、本実施形態の作用について説明する。
<第1実施形態の造形装置の構成>
本実施形態の造形装置10は、液滴Dを吐出し、液滴Dで構成される層LRを重ねて立体物VMを造形する機能を有する(図1及び図2参照)。
造形装置10は、図1及び図2に示されるように、台BDと、吐出部20と、照射部30と、接触部40と、移動部50と、制御部70と、を含んで構成されている。
[台]
台BDは、図1及び図2に示されるように、装置幅方向及び装置奥行き方向に沿う上面が形成された板とされている。台BDの上面には、立体物VMが造形されるようになっている。
[吐出部]
吐出部20は、液滴Dを吐出し、液滴Dで構成される層LRを重ねて立体物VMを形成する機能を有する。ここで、吐出部20は、吐出手段の一例である。
吐出部20は、図1及び図2に示されるように、長尺とされており、その長手方向が装置奥行き方向に沿った状態で配置されている。吐出部20は、台BDに向く下面20Aを有している。下面20Aには、長手方向の一端側から他端側に亘って複数のノズルNが千鳥状に配列されている。そして、吐出部20は、外部装置(図示省略)から受け取ったデータに応じて、装置幅方向一端側から他端側に移動しながら、複数のノズルNから液滴Dを吐出するようになっている。ここで、上記データには、立体物VMのデータが含まれている。吐出部20が吐出する液滴Dは、光硬化性樹脂を含む透明な液体の粒とされている。また、液滴Dは、後述する照射部30により光LBを照射された後も透明である。ここで、光硬化性樹脂は、硬化性樹脂の一例である。なお、本実施形態の光硬化性樹脂は、一例として紫外線を吸収して硬化する性質を有する。また、吐出部20は、図1に示されるように、照射部30及び接触部40とともにケースCSに収容されており、吐出部20は、後述する移動部50によりケースCSごと(照射部30及び接触部40とともに)装置幅方向に移動するようになっている。すなわち、吐出部20は、照射部30及び接触部とともに、一体的に移動可能に構成されている。
なお、図1は、本実施形態の造形装置10が立体物VMを造形している状態を示す概略図であるが、理解の容易性を考慮し、立体物VMの各層LRの厚み及び液滴Dは、実際の各層LRの厚み及び液滴Dよりも誇張されて図示されている。本実施形態の液滴Dの大きさ(径)は一例として約50μm程度であり、層LRの厚みは一例として約30μmとされている。また、本実施形態では、層LR上に着弾して平衡状態となった後の液滴Dの平均径(平均着弾径)dは、一例として約75μmとされている。
[照射部]
照射部30は、吐出部20とともに装置幅方向一端側から他端側に移動しながら、吐出部20が吐出した液滴Dに光LBを照射して、液滴Dを硬化する機能を有する。ここで、照射部30は、硬化手段の一例である。なお、本実施形態の照射部30が照射する光LBは、一例として紫外線とされている。
照射部30は、図1及び図2に示されるように、長尺とされており、その長手方向を吐出部20の長手方向に沿わせた状態で、吐出部20に対して装置幅方向一端側に隣接して配置されている。照射部30は、台BDの上面側に向けて、長手方向の一端側から他端側に亘って、光LBを照射するようになっている。なお、照射部30は、それぞれ吐出部20における装置奥行き方向両端のノズルNよりも装置奥行き方向手前側及び奥側まで光LBを照射可能とされている。
[接触部]
接触部40は、液滴Dで構成される層LR(ここでは、基礎層という。)に別の層LRを形成する際、吐出部20が吐出し基礎層上に着弾した液滴Dの移動を抑制する凸部CX(図11(A)、(B)及び(C)参照)を形成する機能を有する。すなわち、接触部40は、吐出部20により吐出された液滴Dの層LR(基礎層)上での移動を抑制する凸部CXを基礎層に形成する機能を有する。なお、接触部40は、吐出部20とともに装置幅方向一端側から他端側に移動しながら、後述する接触ロール60の外周に形成されている格子状の突起66(図3参照)で基礎層を加圧しながら基礎層を変形させて、凸部CXを形成するようになっている。ここで、凸部CXは、抑制部の一例である。また、接触ロール60は、形成手段の一例である。
接触部40は、図1及び図2に示されるように、接触ロール60と、駆動源(図示省略)と、を含んで構成されている。
接触ロール60は、長尺とされており、その軸方向を照射部30の長手方向に沿わせた状態で、照射部30に対して装置幅方向一端側に隣接して配置されている。接触ロール60は、図3に示されるように、回転軸62と、円筒部64と、を備えている。円筒部64は、その両端から回転軸62の両端がはみ出した状態で、回転軸62の外周に固定されている。なお、回転軸62の片側の端部は、駆動源に連結されて、軸周りに回転されるようになっている。
円筒部64の外周全域には、図3に示されるように、格子状の突起66が形成されている。格子状の突起66は、円筒部64の軸方向に沿う複数の突起66Aと、円筒部64の周方向に沿う複数の突起66Bと、で構成されている。なお、複数の突起66Aは円筒部64の周方向に対して、複数の突起66Bは円筒部64の軸方向に対して、それぞれ等間隔(距離2d、すなわち、液滴Dの平均着弾径dの2倍の間隔)で配置されている。また、円筒部64の両端は、それぞれ吐出部20における装置奥行き方向両端のノズルNよりも装置奥行き方向手前側及び奥側まではみ出している。
ここで、接触部40について補足する。接触ロール60は、前述のとおり、吐出部20の装置幅方向一端側から他端側への移動に伴い層LRに凸部CXを形成するようになっている。そして、この場合、接触ロール60の周速は、吐出部20の移動速度と逆向きで同等とされている。つまり、接触ロール60の周速と接触ロール60の装置幅方向への移動速度とは、相対速度が0の関係とされている。また、接触ロール60は、軸周りに回転しながら格子状の突起66を層LRに食い込ませて、装置幅方向に沿って移動するようになっている。以上の構成により、接触ロール60が装置幅方向一端側から他端側に移動すると、層LRには、格子状の突起66に対応する格子状の凹みHG(図5参照)が形成される。そして、層LRに格子状の凹みHGが形成されることに伴い、格子状の凹みHGの周縁に隣接する凸部CXが形成される。
[移動部]
移動部50は、ケースCSを装置幅方向に沿って移動させる機能と、ケースCSを装置高さ方向に沿って移動させる機能と、を有する。移動部50は、図1及び図2に示されるように、複数のガイドレール52と、駆動源(図示省略)と、を含んで構成されている。そして、移動部50は、ケースCSを装置幅方向及び装置高さ方向に沿って移動可能に構成されている。
[制御部]
制御部70は、造形装置10を構成する制御部70以外の各部を制御する機能を有する。なお、制御部70は、外部装置(図示省略)から受け取ったデータに応じて、制御部70以外の各部を制御するようになっている。制御部70の具体的な機能については、後述する造形装置10の動作の中で説明する。
[補足]
ケースCSは、造形装置10が造形動作を行わない期間、すなわち、造形動作の終了後かつ造形動作の開始前の期間、制御部70に制御される移動部50によりホームポジションに配置されている。ここで、ホームポジションとは、装置幅方向一端側の端かつ装置高さ方向下側の端とされる位置である。なお、ケースCSがホームポジションに配置されている状態では、ケースCS内に収容されている吐出部20、照射部30及び接触部40は、台BDの上面から離間している。
以上が、本実施形態の造形装置10の構成についての説明である。
<第1実施形態の造形装置による立体物の造形方法>
次に、本実施形態の造形装置10による立体物VMの造形方法(以下、本実施形態の造形方法という。)について図面を参照しつつ説明する。
[データの変換]
まず、制御部70が外部装置からのデータを受け取ると、制御部70は、データに含まれる立体物VMのデータ(すなわち、3次元のデータ)を複数の層LRのデータ(すなわち、2次元のデータ)に変換する。
[1層目の形成]
次いで、制御部70は、移動部50によりホームポジションに配置されているケースCSを装置幅方向一端側から他端側に移動させながら、吐出部20に液滴Dを吐出させる。また、制御部70は、吐出部20とともに移動する照射部30に、光LBを照射させる。また、制御部70は、接触部40の駆動源を駆動させ、吐出部20とともに移動する接触ロール60を軸周りに回転させる。制御部70による以上の動作により、吐出部20が吐出した液滴Dは、台BDに着弾した直後に光LBにより硬化されて、接触ロール60の格子状の突起66により加圧されながら変形される(図4及び図5参照)。そして、制御部70が、ケースCSを装置幅方向他端側の端まで移動させると、台BDには、複数の凸部CXが形成された1層目の層LRが形成される。
次いで、制御部70は、移動部50によりケースCSを装置高さ方向上側の位置に移動させ、更に、移動部50によりケースCSを装置幅方向一端側の端に移動させる。なお、ケースCSが移動部50により移動される装置高さ方向上側の位置は、ケースCS内に収容されている吐出部20、照射部30及び接触部40が1層目の層LRから離間した位置とされる。
[2層目以降の形成]
2層目以降の層LRの形成は、前述の1層目の層LRの形成を繰り返す。2層目以降の層LRの形成では、吐出部20から吐出される液滴Dは、複数の凸部CXが形成された層LR上に着弾し(図6参照)、隣接する液滴D同士は一体化して(図7参照)、照射部30により光LBが照射されて硬化する(図9参照)。そして、制御部70がデータの立体物VMのデータから変換したすべての層LRの形成が終了したら、制御部70は、ケースCSをホームポジションに移動させて、本実施形態の造形方法が終了となる。なお、造形装置10が最後の層LR(最も上側の層LR)を形成する場合、移動部50は、接触ロール60の格子状の突起66が吐出部20により吐出されて照射部30により硬化された液滴Dに接触しない位置で、ケースCSを装置幅方向一端側から他端側に移動させる。そのため、最後の層LRには、凸部CXが形成されない。
以上が、本実施形態の造形方法についての説明である。
<第1実施形態の作用>
次に、本実施形態の作用(第1〜第6の作用)について図面を参照しつつ説明する。
[第1の作用]
第1の作用について、本実施形態の造形装置10を以下に説明する第1比較形態の造形装置(図示省略)と比較して説明する。なお、以下の説明において、第1比較形態に本実施形態で用いた部品等と同じ部品等を用いる場合、その部品等の符号をそのまま用いて行う。
第1比較形態の造形装置は、本実施形態の造形装置10と異なり、接触部40を備えていない。そのため、第1比較形態の造形装置は、形成した各層LRに凸部CXを形成することなく層LRを重ねて、立体物VMを造形するようになっている。第1比較形態の造形装置は、上記の点以外は、本実施形態の造形装置10と同様の構成とされている。
第1比較形態の造形装置を用いて層LR上に液滴Dを着弾させるとどのような現象が起きるかについて、図9(A)〜(C)を参照しながら説明する。
図9(A)〜(C)は、層LR上で隣接する2つの液滴D(液滴D1及び液滴D2とする。)を着弾させた場合の2つの液滴Dの挙動を説明するための模式図である。まず、先に着弾した液滴D1は、層LR上で濡れ広がる(図9(A))。次いで、層LR上の液滴D1に隣接する位置に着弾する液滴D2は、層LR上で濡れ広がり、液滴D1に接触する。そうすると、液滴D1と液滴D2とは、互いに表面張力により引っ張られる(図9(B))。次いで、液滴D1及び液滴D2は、それぞれの液滴D1、D2が着弾した位置とずれた位置に移動して、一体化した液滴D3となる(図9(C))。そして、層LR上の液滴D3は、照射部30から照射される光LBにより硬化される。なお、図中の位置D1Aは液滴D1の着弾位置の中心、位置D2Aは液滴D1の着弾位置の中心を示している。
以上のとおり、第1比較形態の造形装置を用いて層LR上に隣接する液滴D1、D2を着弾させると、液滴D1、D2は、それぞれの着弾位置DA1、DA2とずれた位置に移動して硬化される虞がある。なお、層LR上で移動している状態の液滴Dは、図10(B)に示されるように、液滴Dの移動する方向側の接触角(前進接触角θaという。)が平衡接触角θe(図10(A)参照)以上、かつ、液滴Dの移動する方向と反対側の接触角(後退接触角θrという。)が平衡接触角θe以下の関係にある。
これに対して、本実施形態の造形装置10は、第1比較形態の造形装置と異なり、形成した層LRに複数の凸部CXを形成する接触部40を備えている。そのため、本実施形態の造形装置10を用いて層LR上に隣接する液滴Dを着弾させると、これらの液滴Dは、図11(A)の液滴D1のように、層LRに形成された凸部CXによりピン止めされて濡れ広がり難い。また、層LR上の液滴D1に隣接する位置に着弾する液滴D2は、着弾後隣接する液滴D1に接触して液滴D1と一体化しようとするが、液滴D1に接触する側と反対側の凸部CXにピン止めされているため、液滴D1側に移動し難い(図11(B)参照)。そして、液滴D1及び液滴D2は互いに一体化して液滴D3となるが、液滴D3は、両端側の凸部CXにピン止めされている。そのため、本実施形態の場合、第1比較形態の場合に比べて、液滴D1、D2がそれぞれの着弾位置DA1、DA2とずれた位置に移動し難い。
なお、液滴D1、D2、D3が凸部CXにピン止めされるとは、液滴D1、D2、D3が凸部CXから離れることができない状態をいう。そして、本実施形態の場合、液滴D3が凸部CXにピン止めされるのは、図11(C)に示されるように、液滴D3が凸部CXに対して接触角θ2を形成するため、接触角θ2が後退接触角θr以上となり難いことに起因する。
したがって、本実施形態の造形装置10は、液滴Dで構成される層LR上での液滴Dの移動を抑制する抑制部を形成せずに液滴Dを層LR上に吐出して層LRを重ねて立体物を造形する造形装置に比べて、高精度の立体物を造形することができる。
[第2の作用]
次に、第2の作用について、本実施形態の造形装置10を以下に説明する第2比較形態の造形装置(図示省略)と比較して説明する。なお、以下の説明において、第2比較形態に本実施形態で用いた部品等と同じ部品等を用いる場合、その部品等の符号をそのまま用いて行う。
第2比較形態の造形装置は、本実施形態の造形装置10と異なり、接触ロールが、層LR上に形成する複数の凸部CXの間隔が液滴Dの平均着弾径dの2倍よりも大きい間隔となるように複数の凸部CXを形成するようになっている。第2比較形態の造形装置は、上記の点以外は、本実施形態の造形装置10と同様の構成とされている。なお、第2比較形態の造形装置は、本発明の技術的範囲に含まれる。
第2比較形態の造形装置は、前述の第1の作用を有する。しかしながら、第2比較形態の造形装置を用いて立体物VMを形成すると、層LRに着弾した液滴Dが凸部CXに接触しない場合がある。そして、この液滴Dは、凸部CXによりピン止めされない。
これに対して、本実施形態の場合、複数の凸部CXは、液滴Dの平均着弾径dの2倍の間隔で配置されている。そのため、本実施形態の場合、層LR上に隣接する液滴D1、D2を着弾させると、図12(A)及び図13(B)に示されるように、液滴D1、D2は、層LR上に形成されている複数の凸部CXの何れか1つに接触した状態となる。その結果、液滴D1、D2は、図12(B)のように一体化する場合又は図13(B)のように分離する場合の何れの場合であっても、凸部CXにピン止めされている。
したがって、本実施形態の造形装置10によれば、接触部が隣接する凸部CXの間隔が液滴Dの着弾径の2倍より大きいとされる複数の凸部CXを形成する造形装置に比べて、高精度の立体物VMを造形することができる。なお、本実施形態の場合、前述のとおり、層LRには、複数の凸部CXが液滴Dの平均着弾径dの2倍の間隔で配置されているが、複数の凸部CXが液滴Dの平均着弾径dの2倍の間隔よりも小さい間隔で配置されている場合も、本作用を奏することは言うまでもない。
[第3の作用]
次に、第3の作用について説明する。本実施形態の造形装置10は、図3及び図4に示されるように、接触ロール60により層LRを加圧しながら層LRを変形させて、層LRに凸部CXを形成するようになっている。そのため、本実施形態の造形装置10は、層LRを変形させて層LRに複数の凸部CXを形成することができる。
[第4の作用]
次に、第4の作用について、本実施形態の造形装置10を以下に説明する第3比較形態の造形装置(図示省略)と比較して説明する。なお、以下の説明において、第3比較形態に本実施形態で用いた部品等と同じ部品等を用いる場合、その部品等の符号をそのまま用いて行う。
第3比較形態の造形装置は、本実施形態の造形装置10と異なり、照射部30と接触ロール60とが入れ替わった状態で配置されている。すなわち、ケースCSには、吐出部20、接触ロール60、照射部30の記載順で、これらの部材が並んで収容されている。
第3比較形態の造形装置は、上記の点以外は、本実施形態の造形装置10と同様の構成とされている。なお、第3比較形態の造形装置は、本発明の技術的範囲に含まれる。
第3比較形態の造形装置を用いて立体物VMを形成する場合、接触ロール60の格子状の突起66が照射部30からの光LBを照射されて硬化する前の液滴Dを加圧して変形させてから、照射部30が液滴Dに光LBを照射することになる。そのため、液滴Dは、接触ロール60により変形された後照射部30により光LBを照射されて硬化するまでの間、変形した形状を保つことができない。なお、第3比較形態の造形装置は、前述の第1及び第2の作用を有する。
したがって、本実施形態の造形装置10によれば、層LRに複数の凸部CXを形成した後に層LRを硬化する造形装置に比べて、形状が安定した複数の凸部CXを形成することができる。
[第5の作用]
次に、第5の作用について、本実施形態の造形装置10を以下に説明する第4比較形態の造形装置(図示省略)と比較して説明する。なお、以下の説明において、第4比較形態に本実施形態で用いた部品等と同じ部品等を用いる場合、その部品等の符号をそのまま用いて行う。
第4比較形態の造形装置は、本実施形態の造形装置10と異なり、接触部が、長尺の板に装置幅方向に向く複数の刃が設けられた部材とされている。第4比較形態の造形装置は、上記の点以外は、本実施形態の造形装置10と同様の構成とされている。なお、第4比較形態の造形装置は、本発明の技術的範囲に含まれる。
第4比較形態の造形装置を用いて立体物VMを形成すると、層LRにケースCSの移動方向(複数の刃が向く方向)に沿った複数の凸部を形成することは可能である。しかしながら、第4比較形態の接触部は、層LRを装置幅方向一端側から他端側に移動しながらケースCSの移動方向と異なる方向(例えば、装置奥行き方向)に沿って引っ掻いて、凸部を形成することができない。なお、第4比較形態の造形装置は、前述の第1〜第4の作用を有する。
これに対して、本実施形態の接触ロール60の円筒部64の外周には、格子状の突起66が形成されている。そして、格子状の突起66は、接触ロール60の軸周りの回転に伴い、層LRに接触して加圧し、層LRに複数の方向(本実施形態の場合、一例として装置幅方向及び装置奥行き方向の2方向)を向く格子状の凸部CXを形成する。
したがって、本実施形態の造形装置10によれば、層LRに複数の方向を向く複数の凸部CXを同時に形成することができる。
[第6の作用]
次に、第6の作用について、本実施形態の造形装置10を以下に説明する第5比較形態の造形装置(図示省略)と比較して説明する。なお、以下の説明において、第5比較形態に本実施形態で用いた部品等と同じ部品等を用いる場合、その部品等の符号をそのまま用いて行う。
第5比較形態の造形装置は、本実施形態の造形装置10と異なり、接触部が、ケースCS内に収容されていない。そして、第5比較形態の接触部は、片面に格子状の突起が形成された板とされている。なお、第5比較形態の造形装置では、吐出部20が液滴Dを吐出して層LRを形成し、次いで、照射部30により層LRに光LBを照射して層LRを硬化させた後、上記接触部を層LRの上側から押し当てることで、層LRに複数の凸部CXを形成するようになっている。第5比較形態の造形装置は、上記の点以外は、本実施形態の造形装置10と同様の構成とされている。なお、第5比較形態の造形装置は、本発明の技術的範囲に含まれる。
第5比較形態の造形装置を用いて立体物VMを形成すると、層LRに複数の凸部CXを形成することは可能である。しかしながら、第5比較形態の造形装置は、吐出部20による液滴Dの吐出動作及び照射部30による層LRの硬化動作に伴って層LRに複数の凸部CXを形成することができない。第5比較形態の場合、複数の凸部CXを形成するためには、吐出部20による液滴Dの吐出動作及び照射部30による層LRの硬化動作の後のタイミングで行う必要がある。
これに対して、本実施形態の場合は、前述のとおり、吐出部20、照射部30及び接触部40は、ケースCSに収容され、ケースCSの移動に伴い、それぞれの動作が平衡して行われるようになっている。したがって、本実施形態の造形装置10は、接触部が、吐出部20及び照射部30とともに移動可能に構成されておらず、かつ、片面に突起が形成された板とされている造形装置に比べて、短時間で立体物VMを造形することができる。
≪第1実施形態の変形例≫
次に、第1実施形態の変形例の造形装置10Aについて図面を参照しつつ説明する。まず、変形例の造形装置10Aの構成について説明する。次いで、変形例の造形装置10Aによる動作について説明する。次いで、変形例の作用について説明する。なお、以下の説明において、変形例に第1実施形態で用いた部品等と同じ部品等を用いる場合、その部品等の符号をそのまま用いて行う。
<変形例の造形装置の構成>
変形例の造形装置10Aは、図14に示されるように、第1実施形態の造形装置10における接触ロール60に形成されている格子状の突起66に換えて、接触部40Aを構成する接触ロール60Aの外周には、複数の針状の突起66Cが形成されている。なお、複数の針状の突起66Cは、円筒部64Aの周方向及び軸方向に対して、それぞれ等間隔(距離2d、すなわち、液滴Dの平均着弾径dの2倍の距離)で配置されている。変形例の造形装置10Aは、上記の点以外は、第1実施形態の造形装置10と同様の構成とされている。
<変形例の造形装置による立体物の造形方法>
変形例の造形方法は、第1実施形態の造形方法と同様の順(データ変換の後、各層LRの形成を経て終了するという順)で行われる。
<変形例の作用>
変形例の作用は、第1実施形態の作用と同様である。
≪第2実施形態≫
次に、第2実施形態の造形装置10Bについて図面を参照しつつ説明する。まず、本実施形態の造形装置10Bの構成について説明する。次いで、本実施形態の造形装置10Bによる動作について説明する。次いで、本実施形態の作用について説明する。なお、以下の説明において、本実施形態に第1実施形態及びその変形例で用いた部品等と同じ部品等を用いる場合、その部品等の符号をそのまま用いて行う。
<第2実施形態の造形装置の構成>
本実施形態の造形装置10Aは、図15に示されるように、第1実施形態の造形装置10における接触部40に換えて、接触部40Bを備えている。接触部40Bは、接触ロール60Bと、粒子TPを接触ロール60Bの上側から落下させる落下手段90と、駆動源(図示省略)と、を含んで構成されている。ここで、接触ロール60Bは、形成手段の一例である。また、粒子TPは、抑制部及び凸部の一例である。ここで、落下手段90は、粒子TPを収容する容器92と、容器92の下側に形成され、接触ロール60Bの軸方向に沿って、間隔2dで配置されている複数の穴94と、複数の穴94を定められたタイミングで塞ぐシャッター96と、を有している。なお、複数の穴94は、粒子TPを通過可能とされている。本実施形態の造形装置10Bは、上記の点以外は、第1実施形態の造形装置10と同様の構成とされている。
<第2実施形態の造形装置による立体物の造形方法>
本実施形態の造形方法は、第1実施形態の造形方法と同様の順(データ変換の後、各層LRの形成を経て終了するという順)で行われる。ここでは、本実施形態が第1実施形態と異なる点、すなわち、粒子TPを層LRに付着させる点について説明する。本実施形態の接触部40Bは、ケースCSの移動に伴い、装置幅方向一端側から他端側に沿って移動している期間、制御部70は、シャッター96を定められたタイミング(一例として、接触ロール60Bが2d分だけ周方向に回転するタイミング)で動かす。そして、落下手段90は、接触ロール60Bの外周の周方向に、間隔2dで粒子TPを配置させる(図15参照)。そうすると、接触ロール60Bの外周に配置された粒子TPは、接触ロール60Bと層LRとのニップで層LRに付着され、層LR上に間隔2dで粒子TPが配置される(図16参照)。その結果、層LR上に配置された粒子TPは、層LPに凸部を形成する。なお、吐出部20から吐出される液滴Dは、粒子TPが付着された層LR上に着弾し(図17参照)、隣接する液滴D同士は一体化して(図18(A)及び(B)参照)、照射部30により光LBが照射されて硬化する(図19参照)。
<第2実施形態の作用>
前述のとおり、本実施形態の液滴Dを構成する液体は透明である。そのため、本実施形態の場合、粒子TPの色により、その色の立体物VMを造形することができる。本実施形態のその他の作用は、第1実施形態及びその変形例の場合と同様である。
なお、本実施形態の場合、前述の第3比較形態のように、照射部30と接触ロール60Bとが入れ替わった状態で配置させて、粒子TPを液滴Dに付着させた後、照射部30により液滴Dに光LBを照射させて、液滴Dを硬化させ層LRを形成してもよい。この場合、粒子TPの一部が自重により硬化前の液滴Dに埋まって、粒子TPの密着性が向上する。
以上のとおり、本発明を特定の実施形態について詳細に説明したが、本発明は前述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実施形態が可能である。
例えば、各実施形態の説明では、吐出部20、照射部30及び接触部40は、ケースCSに収容され、装置幅方向に沿って一体的に移動するとして説明した。しかしながら、それぞれ別個に移動するように構成してもよい。
また、各実施形態の説明では、硬化性樹脂の一例として光硬化性樹脂とした。しかしながら、本発明の技術的範囲に含まれる別の態様として、光硬化性樹脂に換えて熱硬化性樹脂を用いた造形装置であってもよい。この場合、熱硬化性樹脂を含んで構成される層を光により加熱してもよいし、温風等により加熱してもよい。
また、各実施形態の説明では、硬化性樹脂の一例として光硬化性樹脂とした。しかしながら、本発明の技術的範囲に含まれる別の態様として、光硬化性樹脂に換えて熱可塑性樹脂を用いた造形装置であってもよい。この場合、ヘッドにヒーターを設けてヘッド内の液体を加熱した状態で液滴として吐出し、自然冷却した液滴で層を形成することができる。そのため、熱可塑性樹脂を含む液滴で立体物VMを造形する造形装置では、形成した層に光を照射する照射手段や熱を付与する手段が不要となる。
10 造形装置
10A 造形装置
10B 造形装置
20 吐出部(吐出手段の一例)
30 照射部(硬化手段の一例)
60 接触ロール(形成手段の一例)
60A 接触ロール(形成手段の一例)
60B 接触ロール(形成手段の一例)
66 突起
66C 突起
D 液滴
LB 光
LP 層
TP 粒子
VM 立体物

Claims (5)

  1. 硬化性樹脂を含む液滴を吐出し、前記液滴で構成される層を重ねて立体物を形成する吐出手段と、
    前記吐出手段により吐出された前記液滴の前記層上での移動を抑制する抑制部を前記層に形成する形成手段と、
    を備えた造形装置。
  2. 前記形成手段は、前記抑制部としての複数の凸部であって、隣接する凸部同士の間隔が前記液滴の着弾径の2倍以下の複数の凸部を形成する、
    請求項1記載の造形装置。
  3. 前記形成手段は、突起を有し、前記液滴で構成される前記層を前記突起で変形させて、前記層に複数の前記凸部を形成する、
    請求項2記載の造形装置。
  4. 前記液滴を硬化する硬化手段を備え、
    前記形成手段は、前記硬化手段が硬化した前記液滴で構成される前記層に複数の前記凸部を形成する、
    請求項3記載の造形装置。
  5. 前記液滴は、硬化後に透明とされ、
    前記形成手段は、前記液滴で構成される前記層に粉体を付着させて、前記層に複数の前記凸部を形成する、
    請求項2記載の造形装置。
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