JP2016158078A - ネットワークシステム及びネットワーク管理方法 - Google Patents

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誠由 高瀬
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清隆 高橋
良祐 西野
Ryosuke Nishino
良祐 西野
健二 藤平
Kenji Fujihira
健二 藤平
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Abstract

【課題】通信事業者の設備コストを抑えつつ、ネットワークリソースを最大限に活用して低コストで通信サービスを利用者に提供する。【解決手段】通信装置、及び通信装置を管理するネットワーク管理計算機を備えるネットワークシステムであって、ネットワークシステムは、プロトコルが異なる複数の通信サービスを収容し、通信装置は通信処理モジュールを有し、ネットワーク管理計算機は、処理機能がインストールされ、かつ、有効化された第1の状態の通信処理モジュールをリソースプールとして管理する制御部を有し、制御部は候補経路が経由する複数の通信装置毎に、第1の状態の通信処理モジュールが不足しているか否かを判定し、候補経路が経由する全ての通信装置について通信処理モジュールが不足していないと判定された場合、候補経路を新規通信サービスが使用する通信経路として決定する。【選択図】図1

Description

本発明は、ネットワークシステムに関する。
クラウドサービスが広く普及することによって、利用者(企業利用者等)が必要に応じてコンピュータ資源やストレージ資源を柔軟に調達できる環境が整った。一方、通信事業者が提供する事業者向けの通信サービスは、サービス申し込み後に通信サービスを利用開始までに時間が掛かる、サービス契約後は一定期間の利用が前提、需要に応じて柔軟に通信利用帯域を変更できないなど、クラウドサービスの柔軟性に追従できていない。
従来の通信サービスにクラウドサービスのような柔軟性がなかった背景には、通信事業者のネットワークが、装置ベンダからの出荷時に予めパケット処理機能及び性能が定められたある特定の通信機能に特化した通信装置で構成されているためである。そのため、前述したようなネットワークでは、急な需要変動に追従できないことからクラウドサービスのような柔軟性を実現できなかった。
通信事業者は、通信サービスの利用者の需要予測に基づいて、通信装置を装置ベンダから購入してネットワークを構築する。そのため、新規申し込みには新たな設備投資が必要な場合や、急激な需要の変動によって大量に遊休設備が発生するなどのリスクがあり、柔軟に通信サービスを提供できていなかった。
クラウドサービスと同等の柔軟性を持つ通信サービスを利用者に提供するためには、利用者ニーズに合わせて柔軟にネットワークを設計し、利用者の需要を満たすのに必要最低限のパケット処理性能を装置ベンダから都度購入することができる仕組み求められている。
このような課題を解決するために、通信サービス利用者の要求に合わせてネットワークを動的に設計する技術、及び通信装置の機能性能を柔軟に変化できる通信装置等が提供されている(例えば、特許文献1及び特許文献2参照)。
特許文献1には、「リソースにアクセスしまたはそれを使用するよう動作可能な複数装置間の共有リソースを割り付けるための共有リソース割付けシステム。システムは、各装置によるリソースへのアクセスまたはその使用を制御するための制御手段、および一つ以上の装置からの入札を受信するための手段を含む。各入札は、リソースの要求量、および要求量に対して提供された価格を示す。システムはまた、受信した入札を処理するための割付け手段も含み、適度なリソース割付けを決定する。また、決定された割付けに応じて共有リソースへのアクセスまたはその使用を制御する制御手段を命令するための命令手段も含む」ことが記載されている。
また、特許文献2には、「ノード装置において、スイッチを通じて複数のパケット処理部に接続し、各パケットとこれを処理可能なパケット処理部の情報とを対応づけるための対応付け情報を格納し、前記対応付け情報において第1のパケット処理部の情報に対応付けられたパケットを前記第1のパケット処理部に転送するインタフェース部を備える。又、ノード装置において、前記第1のパケット処理部が閾値以上の高負荷であると判定される場合に、前記対応付け情報において前記第1のパケット処理部で処理可能なパケットを第2のパケット処理部の情報にも対応付けるよう前記対応付け情報を更新する制御部を備える。インタフェース部は、前記更新された対応付け情報において前記第2のパケット処理部の情報に対応付けられたパケットを前記第2のパケット処理部に転送する」ことが記載されている。
特表2003−520496号公報 特開2013−62680号公報
特許文献1に記載の技術と特許文献2に記載の技術を適用したネットワークシステムでは、(1)ノード装置等が、ネットワークトポロジ及びリンクの空き状況を確認し、経路候補を選定する。(2)経路候補の通信装置に十分なパケット処理性能が不足している場合、処理性能が追加される。という構成を実現できる。これによって、動的に通信サービス利用者をネットワークに収容でき、かつ、需要に合わせて通信装置のパケット処理性能を変更することができる。
しかし、特許文献1に記載の技術では、ネットワークトポロジ、通信経路の伝送路(リンク)の最大通信帯域、及びリンクの利用状況(最大通信帯域は光モジュールの種別で決まる)を考慮して、通信サービス利用者を収容するネットワーク経路が決定されていたが、通信装置のラインカードに現時点でどれだけのパケット処理性能があるかを考慮した通信経路の選択ができない。
従来のネットワーク制御技術では、ラインカードの処理性能が考慮されておらず、通信経路のリンク帯域に空きがあった場合でもラインカードに、新規通信サービス利用者を収容するのに必要十分なパケット処理性能がない場合が考えられる(従来の通信装置はリンク帯域分の処理性能がラインカードにはあった)。この場合、新規通信サービス利用者を収容するためには、通信装置にパケット処理性能を追加する必要がある。
しかし、通信装置にパケット処理機能を追加した場合、通信事業者が装置ベンダに支払う通信装置費用及び消費電力が大きくなってしまう。
また、特許文献2に記載の通信装置は、新規サービスを導入するために、当該通信装置のラインカードに未使用のパケット処理性能があった場合でも、新たに装置を入れ替える必要がある。
本発明の第一の目的は、上記のような従来技術の問題点に鑑みて、通信事業者が新規通信利用者の通信サービスをネットワークに収容する場合に、現在のネットワークリソースを最大限に活用して低コストで通信サービスを利用者に提供することである。
本発明の第二の目的は、通信事業者が必要なときに必要なだけのパケット処理機能を装置ベンダから購入し、通信サービス利用者に通信サービスを提供することができるネットワークシステムを提供することである。
本発明の第三の目的は、同一のネットワークシステムに新規通信サービスを収容することを可能とするネットワークシステムを提供することである。
本願において開示される発明の代表的な一例を示せば以下の通りである。すなわち、複数の通信装置、及び前記複数の通信装置を管理するネットワーク管理計算機を備えるネットワークシステムであって、前記ネットワークシステムは、プロトコルが異なる複数の通信サービスを収容し、前記複数の通信装置の各々は、任意のプロトコルに対応した通信処理を実行する処理機能を実現するプログラムをインストールすることによって、任意のプロトコルの通信処理を実行する複数の通信処理モジュールを有し、前記複数の通信処理モジュールの各々は、任意の前記処理機能を実現するプログラムがインストールされ、かつ、当該処理機能が有効化された第1の状態、前記任意の処理機能を実現するプログラムがインストールされ、かつ、当該処理機能が無効化された第2の状態、及び前記任意の処理機能を実現するプログラムがインストールされていない第3の状態のいずれかの状態を取ることができ、前記ネットワーク管理計算機は、プロセッサ、前記プロセッサに接続されるメモリ、前記プロセッサに接続される記憶装置、及び前記プロセッサに接続されるインタフェースを有し、前記第1の状態の前記複数の通信処理モジュールをリソースプールとして管理する制御部と、前記ネットワークシステムにおける前記複数の通信装置の接続関係を管理するネットワークトポロジ管理情報と、前記複数の通信装置間を接続するリンクの使用帯域及び空き帯域を管理するネットワークリソース管理情報と、前記複数の通信装置毎に、前記複数の通信処理モジュールにおけるプロトコル毎の使用帯域、及び空き帯域を管理するモジュールリソース管理情報と、前記複数の通信装置毎に、前記複数の通信処理モジュールの各々の状態を管理するモジュール機能管理情報と、を有し、前記制御部は、前記通信サービスを収容するために使用する通信経路を検索する検索部を含み、前記検索部は、第1の通信サービスにおける通信経路のエッジ、前記第1の通信サービスで使用される第1のプロトコル、及び前記第1の通信サービスの第1の帯域を含む、前記第1の通信サービスの収容を指示する第1の要求を受信した場合、前記ネットワークトポロジ管理情報及び前記ネットワークリソース管理情報に基づいて、前記第1の通信サービスを収容可能な通信経路の候補である候補経路を検索し、前記第1の帯域に基づいて前記モジュールリソース管理情報を参照して、前記候補経路が経由する複数の通信装置毎に、前記第1のプロトコルに対応する前記第1の状態の通信処理モジュールが不足しているか否かを判定し、前記候補経路が経由する複数の通信装置の全てについて、前記第1のプロトコルに対応する第1の状態の通信処理モジュールが不足していないと判定された場合、前記候補経路を前記第1の通信サービスが使用する通信経路として決定し、前記制御部は、前記検索部が前記候補経路が経由する複数の通信装置のうち、少なくとも一つの通信装置について前記第1のプロトコルに対応する第1の状態の通信処理モジュールが不足していると判定した場合、前記モジュール機能管理情報に基づいて、前記候補経路が経由する複数の通信装置の各々に前記第1の状態の通信処理モジュールを追加する制御情報を生成し、前記候補経路が経由する複数の通信装置に前記制御情報を送信することによって、前記候補経路を前記第1の通信サービスが使用する通信経路として設定することを特徴とする。
本発明によれば、新規通信サービスの収容に必要な通信処理モジュールを有効かつ適切に管理できる。これによって高品質かつ高信頼な通信サービスの提供を実現し、また、ネットワークの設備コスト、及び、保守コストを抑止できる。上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施例の説明により明らかにされる。
実施例1のネットワークシステムの構成の一例を示す説明図である。 実施例1のNMSの構成の一例を示す説明図である。 実施例1の受付システムの構成の一例を示す説明図である。 実施例1の利用リソース管理システムの構成の一例を示す説明図である。 実施例1の通信装置の構成の一例を示す説明図である。 実施例1のNMSが備えるNWトポロジDBの一例を示す説明図である。 実施例1のNMSが備えるNWリソース管理DBの一例を示す説明図である。 実施例1のNMSが備えるモジュール数管理DBの一例を示す説明図である。 実施例1のNMSが備えるモジュールリソース管理DBの一例を示す説明図である。 実施例1のNMSが備えるモジュール状態管理DBの一例を示す説明図である。 実施例1のNMSが備える通信サービス管理DBの一例を示す説明図である。 実施例1のNMSが備えるモジュールプログラムDBの一例を示す説明図である。 実施例1の受付システムが備える利用者課金DBの一例を示す説明図である。 実施例1の利用リソース管理システムが備える使用モジュール管理DBの一例を示す説明図である。 実施例1のNMSが実行する処理を説明するフローチャートである。 実施例1のNMSが実行する処理を説明するフローチャートである。 実施例1のNMSが実行する処理を説明するフローチャートである。 実施例1のNMSが実行する処理を説明するフローチャートである。
以下、図面を用いて本発明の実施例を詳細に説明する。
[ネットワークシステム]
図1は、実施例1のネットワークシステムの構成の一例を示す説明図である。
本実施例のネットワークシステムは、様々な通信サービスをネットワーク(WAN155)に収容するためのシステムであり、ネットワーク管理システム100、受付システム110、利用リソース管理システム120、利用者システム160、データセンタ170、及び複数の通信装置130から構成される。以下、ネットワーク管理システム100をNMS100とも記載する。
本実施例では、複数の通信装置130を用いてWAN(Wide Area Network)155が構成される。ネットワーク管理システム100は、制御ネットワーク150を介してWAN155を構成する複数の通信装置130と接続する。また、利用者システム160及びデータセンタ170はWAN155に接続される。
本実施例では、WAN155の通信プロトコルには、MPLS−TP(Multi Protocol Label Switching − Transport Profile)を利用する。ただし、本実施例はWAN155の通信プロトコルに限定されず、MPLS−TP以外の通信プロトコルを利用したネットワークであっても本同等の効果を得ることができる。
本実施例では、通信装置130の装置ベンダが予め十分な数の複数の通信装置130を提供し、通信事業者が複数の通信装置130を用いてWAN155を構成する。通信事業者は、利用者からの利用申請に基づいて、複数の通信装置130を用いた通信サービスを提供し、また、通信サービスの利用料金を取得する。また、装置ベンダは、複数の通信装置130の各々のリソース利用量に応じて、通信事業者から利用料金を取得する。
NMS100は、WAN155を構成する複数の通信装置130の各々を制御する。NMS100の詳細な構成については図2を用いて後述する。NMS100には、当該NMS100を管理する通信事業者側の保守者が使用する保守者端末140が接続される。保守者端末140は、例えば、CPU、メモリ、及びネットワークインタフェース等を有する。なお、通信事業者側の保守者は、NMS100を直接操作してもよい。
受付システム110は、利用者システム160を運用する利用者からの利用申請を受け付ける。受付システム110の詳細な構成については図3を用いて後述する。
利用リソース管理システム120は、NMS100から受信したモジュール利用申請に基づいて、通信事業者に請求する利用料金を決定する。利用リソース管理システム120の詳細な構成については図4を用いて後述する。利用リソース管理システム120には、当該利用リソース管理システム120を管理する装置ベンダ側の保守者が使用する保守者端末145が接続される。保守者端末145は、例えば、CPU、メモリ、及びネットワークインタフェース等を有する。なお、装置ベンダ側の保守者は、利用リソース管理システム120を直接操作してもよい。
本実施例の利用リソース管理システム120は、後述するように、通信事業者によって利用されるモジュール種別毎の数、及び総利用時間を管理する。各モジュールには単位時間あたりの利用料金が定められており、利用リソース管理システム120は、利用するモジュール数及び利用時間に基づいて利用料金を決定する。
なお、利用リソース管理システム120は、装置ベンダが管理するシステム内に配置されてもよい。この場合、装置ベンダが保守者端末145を操作して、通信事業者のモジュール利用状況等の情報を取得して、利用リソース管理システム120に入力する。利用リソース管理システム120は取得された情報に基づいて利用料金を算出し、通信事業者に対して利用料金を請求できる。
装置ベンダは、これまで、通信事業者に対しての装置販売するビジネスの形態であった。しかし、図1に示すような利用リソース管理システム120を用いることによって装置レンタルビジネスなどの提供が可能となる。また、通信事業者についても、利用者に対する通信サービスの提供に必要な通信装置を購入する必要がなくなるため、初期投資を抑止できる。さらには、必要最小限の投資で最大限の通信サービスを提供できるため、ビジネスの利益率を向上できる。
利用者システム160は、通信事業者から通信サービスの提供をうける利用者が運用するシステムである。例えば、利用者システム160は、CPU、メモリ、ネットワークインタフェース、及び記憶媒体等を有する複数の計算機から構成される。
データセンタ170は、利用者の通信サービスに必要な計算機リソース及び通信サービスを提供するための施設であり、CPU、メモリ、及びネットワークインタフェース等を有する計算機、並びに、コントローラ及び記憶媒体を有するストレージ装置等から構成される。
[NMS100の構成]
図2は、実施例1のNMS100の構成の一例を示す説明図である。
NMS100は、受付システム110から送信されたネットワーク制御コマンドに基づくWAN155内の通信経路の候補の検索、通信経路の設定、変更、及び削除等を行う機能、通信装置130のパケット処理機能の追加、変更、及び削除等を行う機能、並びに、利用リソース管理システム120へのリソース利用状況の通知等を行う機能を備える。また、NMS100は、保守者端末140から送信された制御コマンドを受信する受信機能、現在の運用状況を保守者端末140に通知するステータス通知機能を備える。
NMS100は、後述するように、受付システム110から受信したコマンドを解析し、解析結果に基づいて通信装置130の制御を行う。NMS100が、通信装置130のパケット処理機能を柔軟に変更又は追加することによって、通信事業者の投資コストを抑えつつ、収容される通信サービスの入れ替えを容易になり、また、オペレーション負荷を低減できる。
実施例1のNMS100は、CPU200、複数のデータベース、及び複数のインタフェースを備える。また、NMS100は、図示しないメモリを備える。
CPU200は、図示しないメモリに格納されるプログラム等を実行することによって、NMS100の機能を実現する演算装置である。なお、演算機能を有する装置であれば、CPU200以外のプロセッサを用いてもよい。また、図2では、一つのCPU200のみを図示しているが、複数のCPU200を有する構成であってもよい。
本実施例では、CPU200によって、NMS100全体を制御する制御部201が実現される。なお、図示しないメモリには、制御部201を実現するプログラムが格納されるものとする。
制御部201は、後述する通信装置130のパケット処理モジュール504(図5参照)のうち、パケット処理機能がインストールされ、かつ、有効化されたパケット処理モジュール504をリソースプールとして管理し、リソースプールを用いて通信サービスを収容する通信経路を設定する。また、制御部201は、現在のリソースプールを用いて通信サービスを収容する通信経路を設定できない場合、パケット処理機能を所定のパケット処理モジュール504に追加することによって、リソースプールのリソース量を変更する。制御部201は、パケット処理モジュール決定部202、パケット処理モジュール設定部203、及びネットワークパス検索部204を含む。
なお、制御部201、パケット処理モジュール決定部202、パケット処理モジュール設定部203、及びネットワークパス検索部204は、別々に実現してもよい。この場合、メモリには、制御部201、パケット処理モジュール決定部202、パケット処理モジュール設定部203、及びネットワークパス検索部204のそれぞれを実現する四つのプログラム、又は、制御部201、パケット処理モジュール決定部202、パケット処理モジュール設定部203、及びネットワークパス検索部204を実現する一つのプログラムが格納される。
パケット処理モジュール決定部202は、各データベースに格納される情報に基づいて、通信装置130のパケット処理モジュール504に設定するパケット処理機能を決定する。パケット処理モジュール設定部203は、パケット処理モジュール決定部202によって決定された内容にしたがって、通信装置130のパケット処理モジュール504にパケット処理機能を設定する。ネットワークパス検索部204は、WAN155内の通信経路を検索する。
NMS100が備えるデータベースには、NWトポロジDB221、NWリソース管理DB222、モジュール数管理DB223、モジュールリソース管理DB224、モジュール状態管理DB225、通信サービス管理DB226、及び、モジュールプログラムDB227が含まれる。データベースに格納される情報の詳細は、図6から図12を用いて後述する。なお、パケット処理モジュール決定部202、パケット処理モジュール設定部203、及びネットワークパス検索部204は、データベースアクセスパスを介して後述する各種データベースと接続する。制御部201もデータベースアクセスパスを介して各種データベースと接続される。
本実施例では、一つの記憶媒体を用いてNWトポロジDB221等の一つのデータベースを実現するものとする。記憶媒体はHDD(Hard Disk Drive)又はSSD(Solid State Drive)等が考えられる。なお、一つの記憶媒体を用いて複数のデータベースを実現してもよい。また、複数の記憶媒体から構成されるRAIDボリュームを用いて一つ又は複数のデータベースを実現してもよい。
NMS100が備えるインタフェースには、第1連携インタフェース211、制御インタフェース212、接続インタフェース213、及び第2連携インタフェース214が含まれる。第1連携インタフェース211は、受付システム110と通信するためのインタフェースである。制御インタフェース212は、制御ネットワーク150を介して通信装置130と通信するためのインタフェースである。接続インタフェース213は、保守者端末140と通信するためのインタフェースである。また、第2連携インタフェース214は、利用リソース管理システム120と通信するためのインタフェースである。
[受付システム110の構成]
図3は、実施例1の受付システム110の構成の一例を示す説明図である。
受付システム110は、利用者からの利用申請を受け付ける機能、利用申請を解析してWAN155の通信経路設定のリクエストを生成し、NMS100に送信する機能、通信サービス利用者の課金情報の管理機能を有する。
従来、通信事業者のオペレータが、利用者から送信された利用申請を受け付けて、保守者端末140を用いてNMS100に設定していた。しかし、本実施例では、受付システム110が、利用申請の受付、及びネットワークの設定情報の出力等を自動的に実行するため、オペレーション負荷を低減できる。
実施例1の受付システム110は、CPU300、複数のデータベース、及び複数のインタフェースを備える。また、受付システム110は、図示しないメモリを備える。
CPU300は、図示しないメモリに格納されるプログラム等を実行することによって、受付システム110の機能を実現する演算装置である。なお、演算機能を有する装置であれば、CPU300以外のプロセッサを用いてもよい。また、図3では、一つのCPU300のみを図示しているが、複数のCPU300を有する構成であってもよい。
本実施例では、CPU300によって、課金算出部301、及び経路設定コマンド生成部302が実現される。なお、図示しないメモリには、課金算出部301、及び経路設定コマンド生成部302のそれぞれを実現する二つのプログラム、又は、課金算出部301、及び経路設定コマンド生成部302を実現する一つのプログラムが格納されるものとする。
課金算出部301、各データベースに格納される情報、及び各利用者の利用申請の内容に基づいて、各利用者に請求する利用料金を算出する。経路設定コマンド生成部302は、利用申請の内容を解析し、解析結果に基づいてWAN155内に通信経路を設定するための経路設定コマンドを生成する。また、経路設定コマンド生成部302は、生成された経路設定コマンドをNMS100に送信する。
受付システム110が備えるデータベースには、利用者課金DB321及びNWトポロジDB322が含まれる。NWトポロジDB322は、NWトポロジDB221と同一のものであるため説明を省略する。利用者課金DB321の詳細は図13を用いて後述する。なお、課金算出部301及び経路設定コマンド生成部302は、データベースアクセスパスを介して後述する各種データベースと接続する。
本実施例では、一つの記憶媒体を用いて一つのデータベースを実現するものとする。記憶媒体はHDD又はSSD等が考えられる。なお、一つの記憶媒体を用いて複数のデータベースを実現してもよい。また、複数の記憶媒体から構成されるRAIDボリュームを用いて一つ又は複数のデータベースを実現してもよい。
受付システム110が備えるインタフェースには、応答インタフェース311及び連携インタフェース312が含まれる。応答インタフェース311は、利用者システム160と通信するためのインタフェースである。連携インタフェース312は、NMS100と通信するためのインタフェースである。
[利用リソース管理システム120の構成]
図4は、実施例1の利用リソース管理システム120の構成の一例を示す説明図である。
利用リソース管理システム120は、装置ベンダが通信事業者に対してモジュール利用状況に基づいて課金する機能を有する。
利用リソース管理システム120は、CPU400、使用モジュール管理DB421、及び複数のインタフェースを備える。また、利用リソース管理システム120は、図示しないメモリを備える。
CPU400は、図示しないメモリに格納されるプログラム等を実行することによって、利用リソース管理システム120の機能を実現する演算装置である。なお、演算機能を有する装置であれば、CPU400以外のプロセッサを用いてもよい。また、図4では、一つのCPU400のみを図示しているが、複数のCPU400を有する構成であってもよい。
本実施例では、CPU400によって、モジュール利用時間算出部401が実現される。なお、図示しないメモリには、モジュール利用時間算出部401を実現するプログラムが格納されるものとする。
モジュール利用時間算出部401は、後述する使用モジュール管理DB421に格納される情報及びNMS100から受信したモジュール利用申請に基づいて、パケット処理モジュール504(図5参照)の利用時間を算出する。
使用モジュール管理DB421の詳細は、図14を用いて後述する。なお、モジュール利用時間算出部401は、データベースアクセスパスを介して後述する使用モジュール管理DB421と接続する。
本実施例では、一つの記憶媒体を用いて一つのデータベースを実現するものとする。記憶媒体はHDD又はSSD等が考えられる。なお、複数の記憶媒体から構成されるRAIDボリュームを用いて使用モジュール管理DB421を実現してもよい。
利用リソース管理システム120が備えるインタフェースには、連携インタフェース411及び接続インタフェース412が含まれる。連携インタフェース411は、NMS100と通信するためのインタフェースである。接続インタフェース412は、保守者端末145と通信するためのインタフェースである。
[通信装置130の構成]
図5は、実施例1の通信装置130の構成の一例を示す説明図である。図14では、通信装置130−1を例に説明するが、通信装置130−2、130−3、130−4、130−5、130−6、130−7についても同一の構成である。
通信装置130−1は、NMS100からの指示にしたがって、パケット処理モジュール504上で動作させるパケット処理機能を変更する機能、パケット処理モジュール504によって処理されるデータ量を示すカウント情報をNMS100に通知する機能、ラインカード131で発生したイベントをNMS100に通知する機能等を有する。また、通信装置130は、データパケットを受信した場合、データパケットを解析することによって利用者情報及び宛先情報を特定し、所定の通信経路にデータパケットを転送する機能を有する。
通信装置130−1は、複数のラインカード131、SW部132、及び装置コントローラ133を備える。
ラインカード131は、外部装置と接続し、かつ、各種通信サービスを収容する。ラインカード131は、例えば、様々な通信装置として利用できるNFV(Network Function Virtualization)サーバ、モバイルサービスを収容するモバイルサービス収容装置、企業向けのVPN(Virtual Private Network)サービスを収容する企業サービス収容装置等と接続することによって、各種通信サービスを一つの通信装置130−1に収容できる。なお、ラインカード131の詳細は後述する。
装置コントローラ133は、通信装置130−1全体を制御する。具体的には、装置コントローラ133は、NMS100との間で制御情報を送受信し、また、ラインカード131及びSW部132から情報を取得する。また、装置コントローラ133は、NMS100からの指示にしたがってラインカード131及びSW部132にパラメータを設定し、ラインカード131のパケット処理モジュール504に対するパケット処理機能のインストール処理及びアンインストール処理を実行する。
SW部132は、複数のラインカード131の各々と接続し、各ラインカード131から受信したデータパケットを他のラインカード131に転送する。
以下、ラインカード131の詳細について説明する。ラインカード131は、一つ以上の受信回路501、一つ以上の送信回路502、受信パケット振分け部503、一つ以上のパケット処理モジュール504、パケット多重部505、SW送信回路506、SW受信回路507、パケット振分け部508、カードコントローラ509、及び図示しない物理ポートを含む。
受信回路501は、物理ポートを介して、隣接する通信装置130又は利用者システム160等からデータパケットを受信し、受信したデータパケットを通信装置130内部で処理可能なフォーマットに変換する。受信回路501の数は、ラインカード131が有する物理ポートの数に依存する。例えば、一つのラインカード131のデータパケットの処理性能が100Gbit/sであり、かつ、10Gbit/sの物理ポートを複数有する場合は、ラインカード131に含まれる受信回路501の数は「10」となる。
送信回路502は、物理ポートを介して、隣接する通信装置130又は利用者システム160等にデータパケットを送信する。なお、送信回路502は、WAN155の外部へデータパケットを送信する場合、データパケットを装置内部で処理可能なフォーマットから所定のフォーマットに変換し、外部へ変換されたデータパケットを送信する。また、受信回路501と同様に、送信回路502の数は、ラインカード131が有する物理ポートの数に依存する。例えば、1枚のラインカード131のデータパケットの処理性能が100Gbit/sであり、かつ、10Gbit/sの物理ポートを複数有する場合、ラインカード131に含まれる送信回路502の数は「10」となる。
受信パケット振分け部503は、受信回路501からデータパケットを受信した場合、データパケットのヘッダを抽出し、ヘッダの宛先情報等に基づいて通信サービス及びユーザを特定し、また、処理可能なパケット処理モジュール504に当該データパケットを転送する。
受信パケット振分け部503は、図示していないが、パケット処理モジュール504が使用されているか否かを示す状態管理リスト、及び、使用中のパケット処理モジュール504にインストールされているパケット処理機能の管理リストを有する。受信パケット振分け部503は、当該リストを参照して、受信したデータパケットを所定のパケット処理モジュール504に転送する。
パケット処理モジュール504は、インストールされたパケット処理機能に応じて各種機能を実現するモジュールである。NMS100からの指示に基づいて、任意のパケット処理機能がパケット処理モジュール504にインストールされる。また、パケット処理モジュール504は、受信パケット振分け部503からデータパケットを受信した場合、インストールされたパケット処理機能に応じて、受信したデータパケットに対して異なるパケット処理を実行し、パケット多重部505にデータパケットを転送する。
なお、本実施例のパケット処理モジュール504は、パケット単位の通信データを処理する通信処理モジュールの一例であってこれに限定されない。
ここで、パケット処理モジュール504による通信装置130のパケット処理性能の拡張性、及び、パケット処理モジュール504の動作について説明する。まず、通信装置130のパケット処理性能の拡張性について説明する。
通信装置130は、NMS100からパケット処理機能のインストールを指示する制御情報を受信した場合、指定されたパケット処理モジュール504にNMS100からダウンロードしたパケット処理機能をインストールする。このとき、通信装置130は、状態管理リスト及びパケット処理機能の管理リストを更新する。また、通信装置130は、NMS100から、パケット処理機能のアンインストールを指示する制御情報を受信した場合、指示されたパケット処理モジュール504からパケット処理機能をアンインストールする。このとき、通信装置130は、状態管理リスト及びパケット処理機能の管理リストを更新する。
パケット処理モジュール504からパケット処理機能がアンインストールされた場合、受信パケット振分け部503のパケット処理機能の管理リストから、パケット処理機能がアンインストールされたパケット処理モジュール504の識別情報を削除することが望ましい。これによって、パケット処理モジュール504においてデータパケットの処理中にパケット処理機能がアンインストールされることが抑止できるため、パケット処理機能の入れ替えによるデータパケットの廃棄を回避できる。
また、通信装置130は、複数のパケット処理モジュール504の各々に任意のパケット処理機能をインストール及びアンインストールできるだけでなく、複数のパケット処理モジュール504の各々にインストールされたパケット処理機能の有効化及び無効化を設定できる。
例えば、通信装置130は、パケット処理機能の「有効化」を設定する指示をNMS100から受信した場合、所定のパケット処理モジュール504のパケット処理機能を有効化する。これによって、ラインカード131は、パケット処理機能が有効化されたパケット処理モジュール504に対してデータパケットの振分けを開始する。また、通信装置130は、パケット処理機能の「無効化」を設定する指示を受信した場合、所定のパケット処理モジュール504のパケット処理機能を無効化する。このとき、通信装置130は、状態管理リストから無効化されたパケット処理モジュールの識別情報を削除する。
前述したようにパケット処理モジュール504にパケット処理機能をインストールし、また、パケット処理モジュール504にインストールされたパケット処理機能を有効化することによって、通信装置130のパケット処理性能が拡張できる。
例えば、パケット処理性能が10Gbit/sである三つのパケット処理モジュールに同一のパケット処理機能(ここではMPLS−TPプロトコル処理機能とする)がインストールされている場合、ラインカード131は、30Gbit/s分のMPLS−TPデータを処理可能なパケット処理性能を有することになる。
ラインカード131に対して15Gbit/sのMPLS−TPデータパケットが流入している場合、通信装置130は、二つのパケット処理モジュールのみを有効化すれば受信した全てのMPLS−TPデータパケットを処理できる。この場合、通信装置130は、一つのパケット処理モジュール504のパケット処理機能を無効化する。これによって、パケット処理モジュール504への電力供給を停止することができるため、省電力効果が期待できる。また、通信事業者は、通信装置130に流入するデータパケットの処理に必要なパケット処理機能を必要な数だけを購入、すなわちインストールすればよい。また、通信事業者は、必要な数だけ通信装置のパケット処理モジュール504のパケット処理機能を有効化し、不要なパケット処理機能を無効化又は削除することによって、通信事業者のオペレーションコストの削減できる。
次に、パケット処理機能がインストールされたパケット処理モジュール504の動作について説明する。ここでは、パケット処理モジュール504にVLAN機能を実現するパケット処理機能がインストールされた場合を例に、当該パケット処理モジュール504の動作について説明する。
パケット処理モジュール504は、データパケットを受信した場合、受信したデータパケットのVLANタグの中に含まれるVIDをデータパケットから取得し、VIDから当該データパケットの送信元(例えば、送信者)を特定する。その後、パケット処理モジュール504は、送信元のデータパケットの転送先を特定し、データパケットを転送するMPLS−TPパス(WANに設定されたデータ通信経路)を特定する。パケット処理モジュール504は、MPLS−TPパスを特定した後、当該MPLS−TPパスを介してデータパケットを転送するためのMPLS−TPヘッダを生成することによって、データパケットをカプセル化する。このとき、パケット処理モジュール504は、ポリシング(Policing)及びカラーリング(Coloring)等のトラヒック制御を行うこともできる。
上記では、VLANを一例としてパケット処理モジュール504の動作を説明したが、前述したように通信装置130の各パケット処理モジュール504には任意のパケット処理機能をインストールできる。また、通信装置130の各パケット処理モジュール504から、一度インストールされたパケット処理機能をアンインストールできる。
パケット多重部505は、一つ以上のパケット処理モジュール504によって特定のパケット処理が実行されたデータパケットを受信し、受信したデータパケットを多重し、多重したデータパケットをSW送信回路506に転送する。
SW送信回路506は、データパケットをラインカード131からSW部132へ転送するためのフォーマットに変換する機能を有する。SW送信回路506は、パケット多重部505からデータパケットを受信した場合、受信したデータパケットのフォーマットを変換し、フォーマットが変換されたデータパケットをSW部132に転送する。
SW受信回路507は、SW部132からデータパケットを受信し、受信したデータパケットをラインカード131が処理可能なフォーマットに変換し、パケット振分け部508又は送信回路502に変換されたデータパケットを転送する。
パケット振分け部508は、SW受信回路507からデータパケットを受信した場合、データパケットの出力先の物理ポートを特定し、特定された物理ポートと接続する送信回路502にデータパケットを転送する。
カードコントローラ509は、ラインカード131全体を制御し、また、装置コントローラ133と通信する。具体的には、カードコントローラ509は、ラインカード131に含まれる各パケット処理モジュール504に対して特定の値を設定する。また、カードコントローラ509は、各パケット処理モジュール504のパケット処理機能の有効又は無効のいずれの状態であるかを示すステータス情報、及び各パケット処理モジュール504が保持する性能情報等を取得し、装置コントローラ133に取得された情報を通知する。
実施例1のネットワークシステムを構成する通信装置130のラインカード131は、前述したように、パケット処理機能の書換えが可能なパケット処理モジュール504を複数備える。通信装置130が収容する通信サービスに利用されるプロトコルに応じて、パケット処理モジュール504にインストールするパケット処理機能を変更することによって、一つのラインカード131にさまざまな通信サービスを収容できる。さらに、ラインカード131が収容する通信サービスのトラヒック量の増減に応じて、パケット処理モジュールにインストールするパケット処理機能の個数を変更することよって、ラインカード131を用いて、必要なパケット処理性能、すなわち、必要なリソースを柔軟に確保できる。
次に、NMS100が備えるデータベース、受付システム110が備えるデータベース、及び利用リソース管理システム120が備えるデータベースの詳細について説明する。まず、図6から図12を用いてNMS100が備えるデータベースについて説明する。
図6は、実施例1のNMS100が備えるNWトポロジDB221の一例を示す説明図である。
NWトポロジDB221は、WAN155を構成する複数の通信装置130の接続関係及び複数の通信装置130の各々に接続される周辺装置等との接続関係を管理するための情報を格納する。具体的には、NWトポロジDB221は、一つの通信装置130に対して一つのエントリを含み、当該エントリは、装置ID601及び装置接続情報602から構成される。
装置ID601は、通信装置130を一意に識別するための識別情報である。本実施例では、装置ID601が「1」のエントリは通信装置130−1に対応し、装置ID601が「2」のエントリは通信装置130−2に対応する。
装置接続情報602は、装置ID601に対応する通信装置130に接続される他の通信装置、又は周辺装置等の識別情報である。装置接続情報602に格納される番号は、装置ID601と同一のものであり、装置接続情報602に格納される「外部」は、通信装置130以外の周辺装置を示す。
NMS100は、NWトポロジDB221に基づいて、WAN155の物理的な構成を把握することができる。
図7は、実施例1のNMS100が備えるNWリソース管理DB222の一例を示す説明図である。
NWリソース管理DB222は、通信装置130間、及び通信装置130と周辺装置との間の通信帯域に関する情報、すなわち、ネットワークリソースを管理するための情報を格納する。具体的には、NWリソース管理DB222は、一つのリンクに対して一つのエントリを含み、当該エントリは、装置接続情報701、リンク帯域702、予約帯域703、及び残り帯域704から構成される。
装置接続情報701は、リンクによって接続される装置を示す情報である。例えば、一番上のエントリは、識別子が「1」である通信装置130の、識別子が「1」であるラインカード131から、識別子が「1」である物理ポートを介して周辺装置と接続されたリンクであることを示す。
リンク帯域702は、リンクの全帯域である。予約帯域703は、通信サービスを提供するために確保されている帯域である。残り帯域704は、予約されずに余っている帯域である。
図8は、実施例1のNMS100が備えるモジュール数管理DB223の一例を示す説明図である。
モジュール数管理DB223は、各通信装置130が備えるラインカード131の数、及びラインカード131にインストールされたパケット処理機能等を管理するための情報を格納する。具体的には、モジュール数管理DB223は、一つの通信装置130に対して一つのエントリを含み、当該エントリは、装置ID801、ラインカードID802、モジュール数803、機能種別804、利用モジュール数805、未利用モジュール数806、及びモジュール帯域807から構成される。
なお、一つのエントリのラインカードID802には、一つの通信装置130が備えるラインカード131の数だけ行が存在し、また、機能種別804には一つのラインカード131の行に対して当該ラインカード131にインストールされたパケット処理機能の数だけ行が存在する。
装置ID801は、装置ID601と同一のものである。ラインカードID802は、一つの通信装置130内のラインカード131を一意に識別するための識別情報である。なお、ラインカードID802は、通信装置130内の複数のラインカード131を識別するためのものであるため、通信装置130間で重複したものであってもよい。
モジュール数803は、一つのラインカード131に搭載されるパケット処理モジュール504の数である。機能種別804は、ラインカード131にインストールされているパケット処理機能(プロトコル)の種別である。利用モジュール数805は、機能種別804に対応するパケット処理機能がインストールされるパケット処理モジュール504の数である。未利用モジュール数806は、一つのラインカード131が備える複数のパケット処理モジュール504のうち、パケット処理機能がインストールされていないパケット処理モジュール504の数である。モジュール帯域807は、所定のパケット処理機能がインストールされた一つのパケット処理モジュール504における処理性能である。
図9は、実施例1のNMS100が備えるモジュールリソース管理DB224の一例を示す説明図である。
モジュールリソース管理DB224は、各通信装置130の一つのラインカード131におけるパケット処理機能毎の利用状態を管理するための情報を格納する。具体的には、モジュールリソース管理DB224は、一つの通信装置130に対して一つのエントリを含み、当該エントリは、装置ID901、ラインカードID902、機能種別903、利用可能帯域904、及び利用帯域905から構成される。
なお、一つのエントリのラインカードID902には、一つの通信装置130が備えるラインカード131の数だけ行が存在し、また、機能種別804には一つのラインカード131の行に対して当該ラインカード131にインストールされたパケット処理機能の数だけ行が存在する。
装置ID901、ラインカードID902、及び機能種別903は、装置ID601、ラインカードID802、及び機能種別804と同一のものである。
利用可能帯域904は、ラインカード131にインストールされた一つのパケット処理機能における利用可能な帯域である。利用帯域905は、ラインカード131にインストールされた一つのパケット処理機能における実際の利用帯域である。
なお、利用可能帯域904の値は、装置ID901、ラインカードID902、及び機能種別903が装置ID801、ラインカードID802、及び機能種別804と一致する行の、利用モジュール数805及びモジュール帯域807を乗算することによって算出できる。
図10は、実施例1のNMS100が備えるモジュール状態管理DB225の一例を示す説明図である。
モジュール状態管理DB225は、各通信装置130の一つのラインカード131における複数のパケット処理モジュール504の状態を管理するための情報を格納する。具体的には、モジュール状態管理DB225は、一つの通信装置130に対して一つのエントリを含み、当該エントリは、装置ID1001、ラインカードID1002、モジュールID1003、機能種別1004、及びステータス1005から構成される。
なお、一つのエントリのラインカードID1002には、一つの通信装置130が備えるラインカード131の数だけ行が存在し、また、モジュールID1003には、一つのラインカード131の行に対して当該ラインカード131に含まれるパケット処理モジュール504の数だけ行が存在する。
装置ID1001及びラインカードID1002は、装置ID601及びラインカードID802と同一のものである。
モジュールID1003は、ラインカード131内のパケット処理モジュール504を一意に識別するための識別情報である。なお、モジュールID1003は、ラインカード131内の複数のパケット処理モジュール504を識別するためのものであるため、ラインカード131間で重複したものであってもよい。
機能種別1004は、モジュールID1003に対応するパケット処理モジュール504にインストールされたパケット処理機能の種別である。なお、機能種別1004が「Empty」の場合、当該パケット処理モジュール504にはパケット処理機能がインストールされていないことを示す。
ステータス1005は、パケット処理モジュール504のパケット処理機能の状態である。パケット処理機能がインストールされたパケット処理モジュール504のステータス1005には、インストールされたパケット処理機能が有効化されていることを示す「有効」、又は、インストールされたパケット処理機能が無効化されていることを示す「無効」のいずれかが格納される。一方、パケット処理機能がインストールされていないパケット処理モジュール504のステータス1005は空欄となる。
図10に示すように、パケット処理モジュール504は、パケット処理機能がインストールされ、かつ、当該パケット処理機能が有効化された状態(第1の状態)、パケット処理機能がインストールされ、かつ、当該パケット処理機能が無効化された状態(第2の状態)、及びパケット処理機能がインストールされていない状態(第3の状態)のいずれかの状態を取ることになる。本実施例のNMS100は、第1の状態のパケット処理モジュール504をネットワークリソースとして管理する。また、NMS100は、後述するように、ネットワークリソースが不足している場合、第2の状態又は第3の状態のパケット処理モジュール504を第1の状態のパケット処理モジュール504に設定することによってネットワークリソースを追加する。
なお、本実施例では、モジュール数管理DB223、モジュールリソース管理DB224、及びモジュール状態管理DB225の三つのデータベースに分けてパケット処理モジュール504を管理しているが、一つ又は二つのデータベースとして管理してもよい。例えば、モジュールリソース管理DB224にモジュール帯域807のカラムを追加し、利用モジュール数805、及び未利用モジュール数806は、モジュール状態管理DB225から逐次算出すれば、モジュール数管理DB223を省略することができる。
図11は、実施例1のNMS100が備える通信サービス管理DB226の一例を示す説明図である。
通信サービス管理DB226は、通信事業者から通信サービスの提供を受ける利用者(利用者システム160)のWAN155内の通信経路に関する情報を格納する。具体的には、通信サービス管理DB226は一つの利用者システム(一人の利用者)に対して一つのエントリを含み、当該エントリは、利用者ID1101、優先度1102、経路情報1103、契約帯域1104、及び契約プロトコル1105から構成される。
なお、経路情報1103には、利用者の通信経路を介して送受信されるデータパケットが経由する通信装置130の数だけ行が存在する。
利用者ID1101は、利用者、すなわち、利用者システム160を一意に識別するための識別情報である。優先度1102は、WAN155内における利用者が送受信するトラヒックの優先順位である。本実施例では、数値が小さいほど優先順位が高いことを示す。
経路情報1103は、利用者システム160が送受信するデータパケットの通信経路が経由する通信装置130の情報である。経路情報1103は、さらに、装置ID1111、ラインカードID1112、及びポートID1113を含む。
装置ID1111は、通信経路に含まれる通信装置130の識別情報である。ラインカードID1112は、通信経路を構成するラインカード131の識別情報である。ポートID113は、通信経路上で送受信されるデータパケットの送信時に使用される物理ポートの識別情報である。
契約帯域1104は、利用者が通信サービスの利用申請時に申し込んだ帯域の情報である。契約プロトコル1105は、利用者の通信サービスを収容するエッジの通信装置130のラインカード131が、データパケットの送信元及び宛先を特定するために用いるプロトコルの種別である。例えば、契約プロトコル1105が「IPv4」の場合、利用者の通信サービスを収容するエッジの通信装置130のラインカード131は、IPv4の送信元IPアドレス又は宛先IPアドレスを参照することによって、送信元及び宛先を特定できる。
なお、データベース間の参照を容易にするために、契約プロトコル1105に格納される情報及び機能種別804に格納される情報には、同等の値を用いるものとする。例えば、契約プロトコル1105が「VLAN」の場合、VLANを用いた通信サービスであることを示し、機能種別804が「VLAN」の場合、VLANを処理するパケット処理機能であることを示す。
図12は、実施例1のNMS100が備えるモジュールプログラムDB227の一例を示す説明図である。
モジュールプログラムDB227は、パケット処理モジュールにインストールするパケット処理機能を実現する実行プログラムを管理する。具体的には、モジュールプログラムDB227は、一つのパケット処理機能に対して一つのエントリを含み、当該エントリは、機能種別1201及びファイル名1202から構成される。
機能種別1201は、機能種別804と同一のものである。ファイル名1202は、機能種別1201に対応するパケット処理機能を実現するプログラムの名称である。
次に、図13を用いて受付システム110が備える利用者課金DB321について説明する。図13は、実施例1の受付システム110が備える利用者課金DB321の一例を示す説明図である。
利用者課金DB321は、WAN155を用いた通信サービスの提供を受ける利用者に対する利用料金を管理する。具体的には、利用者課金DB321は、利用者ID1301、契約区間1302、契約帯域1303、契約期間1304、契約プロトコル1305、及び利用料金1306を含む。
利用者ID1301は、利用者ID1101と同一のものである。契約区間1302は、利用者の通信経路の区間を示す。本実施例では、通信経路のエッジとなる二つの通信装置130の識別情報が格納される。
なお、利用者が通信経路の区間を指定する場合、「東京」、「大阪」等の地点を指定することが考えられる。この場合、受付システム110が、NWトポロジDB322を参照して、それぞれの地点に設置された通信装置130の識別情報に変換し、当該通信装置130の識別情報を契約区間1302に設定する。
契約帯域1303は、契約区間1302に対応する区間において設定された通信経路の帯域である。契約期間1304は、通信経路を利用する期間である。契約期間1304には、時間、日、月などの日時の情報が格納される。契約プロトコル1305は、通信経路において、利用者のデータパケットの転送に用いられる通信プロトコルである。
利用料金1306は、契約区間1302、契約帯域1303、契約期間1304、及び契約プロトコル1305等に基づいて算出される利用料金である。
次に、図14を用いて利用リソース管理システム120が備える使用モジュール管理DB421について説明する。図14は、実施例1の利用リソース管理システム120が備える使用モジュール管理DB421の一例を示す説明図である。
使用モジュール管理DB421は、通信事業者によって使用される各パケット処理機能毎のパケット処理モジュール504の使用状態を管理するための情報を格納する。具体的には、使用モジュール管理DB421は、一つのパケット処理機能に対して一つのエントリを含み、当該エントリは、機能種別1401、利用モジュール数1402、総利用時間1403、及びモジュール利用料金1404から構成される。
機能種別1401は、機能種別804と同一のものである。利用モジュール数1402は、機能種別1401に対応するパケット処理機能がインストールされたパケット処理モジュール504のうち、通信事業者によって実際に使用されているパケット処理モジュール504の総数である。総利用時間1403は、機能種別1401に対応するパケット処理機能がインストールされ、かつ、通信事業者によって使用されたパケット処理モジュール504の使用時間である。モジュール利用料金1404は、機能種別1401に対応するパケット処理機能がインストールされた一つのパケット処理モジュール504の単位時間あたりの利用料金である。
次に、各システムの処理について説明する。まず、受付システム110の処理について説明する。
受付システム110は、応答インタフェース311を介して利用者システム160から利用申請を受け付ける。受付システム110は、利用申請の内容を解析し、新規通信経路の追加、帯域の追加(増速)、帯域の削減(減速)、及び通信経路の削除の四種類に利用申請の処理内容を分類する。
利用申請の処理内容が新規通信経路の追加である場合、受付システム110の課金算出部301は、利用申請から利用者システム160の識別情報、契約区間の情報、契約帯域、契約期間、及び契約プロトコル等を抽出し、抽出された情報に基づいて利用料金を算出する。また、課金算出部301は、利用者課金DB321にエントリを追加し、追加されたエントリの各カラムに利用申請から抽出された情報及び算出された利用料金を格納する。ここで、利用料金は、例えば、下式(1)を用いて算出することができる。
Figure 2016158078
なお、Lは契約区間の物理的な距離を示し、Bwは契約帯域を示し、Sは契約期間を示し、Yは1Gbpsあたりの基本通信料を示す。また、αは係数を示す。
例えばαを「1」に固定することによって、全ての利用者システム160に対して公平に課金できる。また、利用者の利用体系又は通信システムの状態に応じてαの値を変更することによって、利用料金を調整できる。
例えば、下式(2)に示すような料金体系が考えられる。
Figure 2016158078
式(2)の料金体系では、小口利用者には割高料金を課金し、大口利用者には割安料金を課金できる。
また、収容されている通信サービスの総帯域量を下式(3)で定義した場合、下式(4)に示すような料金体系が考えられる。
Figure 2016158078
Figure 2016158078
式(4)の料金体系では、閑散期には割安な価格で通信サービスを提供できるため利用者の集客力が高まり、繁盛期には限りある資源にプレミアム価格を支払うユーザにのみ通信サービスを提供できるため収益を拡大できる。また、多くの通信サービスを収容した場合、通信装置の稼働率が高くなることによってWAN全体の消費電力も高くなるため、上昇した消費電力分を利用料金に上乗せすることも可能となる。
さらに、式(4)の料金体系では、収容された全通信サービスの帯域の総量が70%以上の場合、同一の時間帯に利用申請を送信した利用者に、予めαの値として「2.0」以上の値を申告してもらい、大きなαの値を申告した利用者から順に通信サービスの契約を成立させる運用が考えられる。これによって、オークションのような形態で通信サービスの契約が可能となり、通信事業者の収益を拡大できる。
前述のような式を用いて利用料金が算出された後、受付システム110の経路設定コマンド生成部302は経路設定コマンドを生成し、連携インタフェース312を介してNMS100に生成された経路設定コマンドをネットワーク制御コマンドとして送信する。
利用申請の内容が帯域の追加、帯域の削減、又は通信経路の削除である場合、受付システム110は、利用申請から、帯域の追加、帯域の削除、又は通信経路の削除を指示するネットワーク制御コマンドを生成し、連携インタフェース312を介してNMS100に生成されたネットワーク制御コマンドを送信する。
なお、ネットワーク制御コマンドは、オーダ内容、利用者システム160の識別情報、通信区間、帯域、及びプロトコルから構成される。
オーダ内容は、ネットワーク制御コマンドの制御種別を通知するための情報であり、本実施例では「新規」、「増速」、「減速」、及び「削除」の四種類のオーダ内容がある。
「新規」は任意の利用者システム160に通信サービスを提供するための制御であることを示す。「増速」及び「減速」は、任意の利用者システム160に提供される通信サービスの契約帯域を変更するための制御であることを示す。「削除」は、任意の利用者システム160に提供される通信サービスの登録を削除するための制御であることを示す。
通信区間は、利用者システム160のネットワーク内の通信経路のエッジを示す情報である。例えば、エッジとなる通信装置130の識別情報、当該通信装置130が有するラインカード131の識別情報、及び当該ラインカード131のポートの識別情報等から構成される。なお、オーダ内容が「増速」、「減速」、及び「削除」である場合、通信区間は必ずしも必要ではない。
帯域は、通信経路の帯域の値を示す情報である。なお、オーダ内容が「削除」の場合、ネットワーク制御コマンドには帯域は含まれない。プロトコルは、通信サービスにおける通信プロトコルを示す情報である。
次に、NMS100が実行する処理について説明する。図15A、図15B、図15C、及び図15Dは、実施例1のNMS100が実行する処理を説明するフローチャートである。
NMS100は、第1連携インタフェース211を介して、受付システム110からネットワーク制御コマンドを受信すると処理を開始する。
NMS100の制御部201は、受信したネットワーク制御コマンドのオーダ内容が「新規」であるか否かを判定する(ステップS1501)。
オーダ内容が「新規」であると判定された場合、制御部201は、新たな通信サービスに使用する通信経路の候補、すなわち、候補経路を一つ以上検索する(ステップS1502)。具体的には、以下のような処理が実行される。
制御部201のネットワークパス検索部204が、ネットワーク制御コマンドに含まれる通信区間に基づいて、NWトポロジDB221及びNWリソース管理DB222を参照し、通信区間によって指定された複数の通信装置130等を接続する通信経路を検索する。通信経路の検索方法としては、ダイクストラ法及びベルマン−フォード法、及びこれらを改良した方法を利用できる。
ネットワークパス検索部204は、一つの通信経路に含まれる通信装置130の識別情報及び当該通信装置130のラインカード131の識別情報との組の集合を通信経路の情報として保持する。以上がステップS1502の処理の説明である。
次に、NMS100の制御部201は、検索された通信経路に含まれる通信装置130毎の空き帯域BW0を算出する(ステップS1503)。具体的には、以下のような処理が実行される。
ネットワークパス検索部204は、処理対象の候補経路を選択し、また、選択された候補経路に含まれる複数の通信装置130の中から処理対象の通信装置130を選択する。
ネットワークパス検索部204は、モジュールリソース管理DB224を参照し、装置ID901及びラインカードID902が通信装置130の識別情報及びラインカード131の識別情報と一致し、かつ、機能種別903がネットワーク制御コマンドに含まれるプロトコルに一致するエントリを検索する。
ネットワークパス検索部204は、検索されたエントリの利用可能帯域904及び利用帯域905の値を取得し、下式(5)にそれぞれの値を代入して空き帯域BW0を算出する。
Figure 2016158078
ネットワークパス検索部204は、選択された候補経路に含まれる全ての通信装置130に対して前述した処理を繰り返し実行する。その後、ネットワークパス検索部204は、選択された候補経路に含まれる全ての通信装置130の空き帯域BW0の中から最も小さい値を最小空き帯域BWm0として決定する。
ネットワークパス検索部204は、検索された全ての通信経路に対して前述した処理を繰り返し実行する。以上がステップS1503の処理の説明である。
次に、NMS100の制御部201は、候補経路の中に使用可能な通信経路が存在するか否かを判定する(ステップS1504)。
具体的には、ネットワークパス検索部204は、下式(6)を満たす通信経路が一つ以上存在するか否かを判定する。ここで、BW1は、ネットワーク制御コマンドに含まれる帯域の値を示す。式(6)を満たす通信経路が一つ以上存在する場合、ネットワークパス検索部204は、候補経路の中に使用可能な通信経路が存在すると判定する。
Figure 2016158078
候補経路の中に使用可能な通信経路が存在すると判定された場合、NMS100の制御部201は、使用可能な通信経路の中から実際に使用する通信経路を決定する(ステップS1505)。
具体的には、ネットワークパス検索部204は、式(6)を満たす通信経路について、下式(7)に示す値を算出する。ネットワークパス検索部204は、式(7)の値が最大の通信経路を使用する通信経路として決定する。また、ネットワークパス検索部204は、決定された通信装置130に通信経路を設定するための経路情報を生成する。
Figure 2016158078
次に、NMS100の制御部201は、各種DBを更新し、また、通信経路に含まれる通信装置130に経路情報を送信する(ステップS1506)。その後、NMS100の制御部201は、処理を終了する。具体的には、以下のような処理が実行される。
ネットワークパス検索部204は、モジュールリソース管理DB224を参照して、決定された通信経路に含まれる通信装置130に一致するエントリを検索する。なお、エントリの検索方法は、ステップS1503と同一である。ネットワークパス検索部204は、検索されたエントリの利用帯域905の値に、ネットワーク制御コマンドに含まれる帯域を加算する。
また、ネットワークパス検索部204は、通信経路の情報に基づいてNWリソース管理DB222を参照して、通信経路が通過するリンクに対応するエントリを検索する。具体的には、ネットワークパス検索部204は、二つの通信装置130の識別情報と、二つの通信装置130の各々のラインカード131の識別情報との組み合わせが装置接続情報701と一致するエントリを検索する。ネットワークパス検索部204は、検索されたエントリの残り帯域704の値からネットワークコマンドに含まれる帯域を減算する。
また、ネットワークパス検索部204は、通信サービス管理DB226にエントリを追加し、追加されたエントリの利用者ID1101、契約帯域1104、及び契約プロトコル1105のそれぞれにネットワーク制御コマンドに含まれる利用者システム160の識別情報、帯域、及びプロトコルを設定する。さらに、ネットワークパス検索部204は、追加されたエントリの経路情報1103に決定された通信経路の情報を設定する。以上がステップS1506の処理の説明である。
以上のように、NMS100は、ネットワークリソースが不足していない場合、現在のネットワークリソースを効率的に利用して新規通信サービスを収容できる。
ステップS1504において、候補経路の中に使用可能な通信経路が存在しないと判定された場合、本実施例のNMS100の制御部201は、所定の通信装置130のパケット処理モジュール504にパケット処理機能の追加することによって、通信サービスの収容を実現する。具体的には、ステップS1508からステップS1512の処理が実行される。まず、NMS100の制御部201は、候補経路の中から使用する通信経路を決定する(ステップS1507)。
具体的には、ネットワークパス検索部204は、式(7)の値が最小の通信経路を使用する通信経路として決定する。
次に、NMS100の制御部201は、決定された通信経路に含まれる全ての通信装置130に通信サービスの収容に必要なパケット処理機能がインストールされているか否かを判定する(ステップS1508)。具体的には、以下のような処理が実行される。
パケット処理モジュール決定部202は、モジュールリソース管理DB224を参照して、決定された通信経路に含まれる通信装置130の中から式(8)を満たす通信装置130を検索する。すなわち、パケット処理機能の追加が必要な通信装置130が検索される。
Figure 2016158078
パケット処理モジュール決定部202は、検索された通信装置130の中から処理対象の通信装置130を選択する。
パケット処理モジュール決定部202は、モジュール状態管理DB225を参照して、装置ID1001及びラインカードID1002が、選択された通信装置130の識別情報及びラインカード131の識別情報と一致する行(ラインカード131)を検索する。パケット処理モジュール決定部202は、検索された行の機能種別1004がネットワーク制御コマンドに含まれるプロトコルと一致する行を検索する。パケット処理モジュール決定部202は、検索された行の中に、ステータス1005が「無効」である行が存在するか否かを判定する。
検索された行の中に、ステータス1005が「無効」である行が存在しないと判定された場合、パケット処理モジュール決定部202は、選択された通信装置130には通信サービスの収容に必要なパケット処理機能がインストールされていないと判定する。
検索された行の中に、ステータス1005が「無効」である行が存在すると判定された場合、パケット処理モジュール決定部202は、モジュール数管理DB223を参照して、装置ID801、ラインカードID802、及び機能種別804が、装置ID1001、ラインカードID1002、及び機能種別1004と一致する行を検索する。パケット処理モジュール決定部202は、検索された行のモジュール帯域807の値を下式(9)に代入して、式(9)を満たすか否かを判定する。ここで、Kはステータス1005が「無効」である全ての行の数である。
Figure 2016158078
式(9)を満たさない場合、パケット処理モジュール決定部202は、選択された通信装置130には通信サービスの収容に必要なパケット処理機能がインストールされていないと判定する。この場合、パケット処理モジュール決定部202は、式(10)を用いてパケット処理機能を追加するパケット処理モジュール504の数を算出する。なお、式(10)の値が整数である場合、式(10)の値がパケット処理機能を追加するパケット処理モジュール504の数となる。一方、式(10)の値が整数でない場合、式(10)の値より大きい整数の中で最小の整数がパケット処理機能を追加するパケット処理モジュール504の数となる。
Figure 2016158078
一方、式(9)を満たす場合、パケット処理モジュール決定部202は、選択された通信装置130には通信サービスの収容に必要なパケット処理機能がインストールされていると判定する。このとき、パケット処理モジュール決定部202は、式(9)を満たす最小のKmを、有効化するパケット処理機能の数として算出する。さらに、パケット処理モジュール決定部202は、ステータス1005が「無効」である行の中から、Kmだけ行(パケット処理モジュール504)を選択する。これによって、パケット処理機能が有効化されるパケット処理モジュール504を決定できる。
なお、選択された通信装置130には通信サービスの収容に必要なパケット処理機能がインストールされていないと判定された場合、パケット処理モジュール決定部202は、ステータス1005が「無効」である全てのパケット処理モジュール504のパケット処理機能を有効化した場合に、新たにパケット処理機能を追加するパケット処理モジュール504の数を算出する。
具体的には、パケット処理モジュール決定部202は、下式(11)を用いてパケット処理機能を追加するパケット処理モジュール504の数を算出する。なお、式(11)の値が整数である場合、式(11)の値がパケット処理機能を追加するパケット処理モジュール504の数となる。一方、式(11)の値が整数でない場合、式(11)の値より大きい整数の中で最小の整数がパケット処理機能を追加するパケット処理モジュール504の数となる。
Figure 2016158078
算出された値が未利用モジュール数806より大きい場合、パケット処理モジュール決定部202は、ステップS1507に戻る。この場合、ネットワークパス検索部204は、式(7)の値が2番目に小さい通信経路を使用する通信経路として決定する。
その後、パケット処理モジュール決定部202は、モジュール状態管理DB225を参照して、装置ID1001、ラインカードID1002が選択された通信装置130の識別情報及びラインカード131の識別情報と一致する行を参照し、機能種別1004が「Empty」である行の中から、決定された数だけ行(パケット処理モジュール504)を選択する。これによって、パケット処理機能をインストールするパケット処理モジュール504を決定できる。
パケット処理モジュール決定部202は、通信経路に含まれる全ての通信装置130について前述した処理を繰り返し実行する。
通信サービスの収容に必要なパケット処理機能がインストールされていない通信装置130が一つ以上存在する場合、ネットワークパス検索部204は、ステップS1508の条件を満たさないと判定する。以上がステップS1508の処理の説明である。
ステップS1508の条件を満たすと判定された場合、NMS100の制御部201は、決定された通信経路に含まれる通信装置130のパケット処理機能を所定の数(Km)だけ有効化する(ステップS1509)。
具体的には、パケット処理モジュール設定部203は、ステップS1508において決定された通信装置130のパケット処理モジュール504のパケット処理機能を有効化するための制御情報を生成し、式(8)を満たす通信装置130に制御情報を送信する。通信装置130は、制御情報を受信した場合、当該制御情報によって指定されたパケット処理モジュール504のパケット処理機能を有効化する。
NMS100の制御部201は、モジュール数管理DB223及びモジュール状態管理DB225を更新し(ステップS1510)、その後、利用リソース管理システム120にネットワークリソースの追加を通知する(ステップS1511)。具体的には、以下のような処理が実行される。
パケット処理モジュール設定部203は、モジュール状態管理DB225を参照して、装置ID1001、ラインカードID1002、及びモジュールID1003が通信装置130の識別情報、ラインカード131の識別情報、及び有効化されたパケット処理モジュール504の識別情報と一致する行を検索する。パケット処理モジュール設定部203は、検索された行のステータス1005に「有効」を設定する。
パケット処理モジュール設定部203は、モジュール数管理DB223を参照し、装置ID801、ラインカードID802、及び機能種別804が、通信装置130の識別情報、ラインカード131の識別情報、及び有効化されたパケット処理機能の種別に一致する行を検索する。パケット処理モジュール設定部203は、検索された行の利用モジュール数805の値にパケット処理機能を有効化したパケット処理モジュール504の数を加算し、また、未利用モジュール数806の値からパケット処理機能を有効化したパケット処理モジュール504の数を減算する。
また、制御部201は、第2連携インタフェース214を介して、有効化されたパケット処理機能の種別、及びパケット処理モジュール504の数等を利用リソース管理システム120に通知する。
ステップS1508の条件を満たさないと判定された場合、NMS100の制御部201は、決定された通信経路に含まれる通信装置130の所定のパケット処理モジュール504へパケット処理機能をインストールする(ステップS1512)。具体的には以下のような処理が実行される。
式(9)を満たさない通信装置130の場合、パケット処理モジュール設定部203は、モジュールプログラムDB227を参照して所定のパケット処理機能に対応するプログラムを取得し、取得されたプログラムを含む制御情報を生成し、式(10)に基づいて決定された通信装置130に当該制御情報を送信する。当該制御情報には、パケット処理機能を追加するパケット処理モジュール504の識別情報等が含まれる。通信装置130は、制御情報を受信した場合、当該制御情報によって指定されたパケット処理モジュール504にパケット処理機能を追加する。
式(9)を満たす通信装置130の場合、パケット処理モジュール設定部203は、ステップS1508において決定された通信装置130のパケット処理モジュール504のパケット処理機能を有効化するための制御情報を通信装置130に送信する。また、パケット処理モジュール設定部203は、モジュールプログラムDB227を参照して所定のパケット処理機能に対応するプログラムを取得し、取得されたプログラムを含む制御情報を生成し、式(11)に基づいて決定された通信装置130に当該制御情報を送信する。通信装置130は、制御情報を受信した場合、当該制御情報によって指定されたパケット処理モジュール504のパケット処理機能を有効化し、また、指定されたパケット処理モジュール504にパケット処理機能を追加する。以上がステップS1512の処理の説明である。
NMS100の制御部201は、モジュール数管理DB223及びモジュール状態管理DB225を更新し(ステップS1510)、その後、利用リソース管理システム120にネットワークリソースの追加を通知する(ステップS1511)。具体的には、以下のような処理が実行される。
パケット処理モジュール設定部203は、モジュール状態管理DB225を参照して、装置ID1001、ラインカードID1002、及びモジュールID1003が通信装置130の識別情報、ラインカード131の識別情報、及び有効化されたパケット処理モジュール504の識別情報と一致する行を検索する。パケット処理モジュール設定部203は、検索された行の機能種別1004にインストールされたパケット処理機能の種別を設定し、また、当該行のステータス1005に「有効」を設定する。なお、パケット処理機能が有効化されたパケット処理モジュール504については、パケット処理モジュール設定部203は、対応する行のステータス1005に「有効」を設定する。
パケット処理モジュール設定部203は、モジュール数管理DB223を参照し、装置ID801、ラインカードID802、及び機能種別804が、通信装置130の識別情報、ラインカード131の識別情報、及びダウンロードされたパケット処理機能の種別に一致する行を検索する。パケット処理モジュール設定部203は、検索された行の利用モジュール数805の値にパケット処理機能がインストールされたパケット処理モジュール504の数を加算し、また、未利用モジュール数806の値からパケット処理機能がインストールされたパケット処理モジュール504の数を減算する。
なお、パケット処理機能が有効化されている場合、パケット処理モジュール設定部203は、パケット処理機能を有効化したパケット処理モジュール504の数とパケット処理機能がインストールされたパケット処理モジュール504の数の合計値を算出する。さらに、パケット処理モジュール設定部203は、検索された行の利用モジュール数805の値に合計値を加算し、また、未利用モジュール数806の値から合計値を減算する。
また、制御部201は、第2連携インタフェース214を介して、インストール及び有効化されたパケット処理機能の種別、及びパケット処理モジュール504の数等を利用リソース管理システム120に通知する。
ステップS1511の後に、NMS100の制御部201は、各種DBを更新し、また、通信経路に含まれる通信装置130に経路情報を送信する(ステップS1506)。その後、NMS100の制御部201は、処理を終了する。具体的には、以下のような処理が実行される。
パケット処理モジュール設定部203は、モジュールリソース管理DB224を参照して、決定された通信経路に含まれる通信装置130に一致するエントリを検索する。なお、エントリの検索方法は、ステップS1503と同一である。パケット処理モジュール設定部203は、検索されたエントリの利用帯域905の値に、ネットワーク制御コマンドに含まれる帯域を加算する。
パケット処理モジュール設定部203は、有効化されたパケット処理モジュール504の数及びパケット処理機能がインストールされたパケット処理モジュールの数の合計値に、モジュール帯域807の値を乗算して追加帯域を算出する。パケット処理モジュール設定部203は、利用可能帯域904の値に追加帯域を加算する。なお、パケット処理機能が有効化されたパケット処理モジュール504、及び、パケット処理機能がインストールされたパケット処理モジュール504が存在しない通信装置については前述した更新処理は実行されない。
パケット処理モジュール設定部203は、通信経路の情報に基づいてNWリソース管理DB222を参照して、通信経路が通過するリンクに対応するエントリを検索する。具体的には、パケット処理モジュール設定部203は、二つの通信装置130の識別情報と、二つの通信装置130の各々のラインカード131の識別情報との組み合わせが装置接続情報701と一致するエントリを検索する。パケット処理モジュール設定部203は、検索されたエントリの予約帯域703の値に追加帯域を加算し、また残り帯域704の値からネットワークコマンドに含まれる帯域を減算する。
また、パケット処理モジュール設定部203は、通信サービス管理DB226にエントリを追加し、追加されたエントリの利用者ID1101、契約帯域1104、及び契約プロトコル1105のそれぞれにネットワーク制御コマンドに含まれる利用者システム160の識別情報、帯域、及びプロトコルを設定する。さらに、パケット処理モジュール設定部203は、追加されたエントリの経路情報1103に決定された通信経路の情報を設定する。以上がステップS1506の処理の説明である。
以上のように、NMS100は、ネットワークリソースが不足している場合、使用するパケット処理モジュール504の数を最小限に抑えつつ、新規通信サービスを収容できる。そのため、通信事業者が支払う費用を低く抑え、かつ、効率的に利用者の通信サービスを収容できる。また、ベンダは、NMS100からの通知に基づいて、使用するパケット処理モジュール504の数を把握できるため、通信事業者から追加された数に応じた料金を徴収できる。
ステップS1501においてオーダ内容が「新規」でないと判定された場合、すでに収容されている通信サービスに対する設定であるため、NMS100の制御部201は、利用者システム160によって使用される通信経路の情報を取得する(ステップS1521)。具体的には、以下のような処理が実行される。
制御部201は、通信サービス管理DB226の利用者ID1101がネットワーク制御コマンドに含まれる利用者システム160の識別情報と一致するエントリを検索し、検索されたエントリの経路情報1103、契約帯域1104、及び契約プロトコル1105の値を取得する。
制御部201は、経路情報1103の一つの行を選択する。さらに、制御部201は、NWリソース管理DB222を参照し、選択された行の装置ID1111、ラインカードID1112、及びポートID1113の組み合わせが、装置接続情報701に対応するエントリを検索する。ネットワークパス検索部204は、検索されたエントリの残り帯域704の値を取得する。以上がステップS1521の処理の説明である。
次に、NMS100の制御部201は、受信したネットワーク制御コマンドのオーダ内容が「増速」であるか否かを判定する(ステップS1522)。
オーダ内容が「増速」であると判定された場合、NMS100の制御部201は、通信経路が経由するリンクに増速に必要な帯域を確保できるか否かを判定する(ステップS1523)。
具体的には、制御部201は、ステップS1521において取得された情報に基づいてNWリソース管理DB222を参照し、利用者システム160によって使用される通信経路に含まれる全てのリンクについて下式(12)を満たすか否かを判定する。すなわち、ステップS1523では、通信経路が経由する各リンクの残り帯域が増速に必要な帯域以上であるか否かが判定される。式(12)を満たさないリンクが一つでも存在する場合、ネットワークパス検索部204は、リンクに増速に必要な帯域を確保できないと判定する。
Figure 2016158078
リンクに増速に必要な帯域を確保できると判定された場合、NMS100の制御部201は、利用者システム160の通信経路に含まれる通信装置130毎の空き帯域BW0を算出する(ステップS1524)。具体的には、以下のような処理が実行される。具体的には、以下のような処理が実行される。
制御部201は、ステップS1521において特定された通信経路に含まれる複数の通信装置130の中から処理対象の通信装置130を選択する。制御部201は、モジュールリソース管理DB224を参照し、装置ID901及びラインカードID902が装置ID1111及びラインカードID1112と一致し、かつ、機能種別903がネットワーク制御コマンドに含まれるプロトコルに一致するエントリを検索する。
制御部201は、検索されたエントリの利用可能帯域904及び利用帯域905の値を取得し、式(5)にそれぞれの値を代入して空き帯域BW0を算出する。制御部201は、選択された候補経路に含まれる全ての通信装置130に対して前述した処理を繰り返し実行する。以上がステップS1503の処理の説明である。
次に、NMS100の制御部201は、通信経路に含まれる通信装置130の中に、ネットワーク制御コマンドに含まれるプロトコルに対応する帯域が不足している通信装置130が存在するか否かが判定される(ステップS1525)。
具体的には、制御部201は、下式(13)を満たす通信装置130が存在するか否かを判定する。式(13)を満たす通信装置130が存在する場合、制御部201は、ネットワーク制御コマンドに含まれるプロトコルに対応する帯域が不足している通信装置130が存在すると判定する。なお、制御部201は、式(13)を満たす通信装置130の装置ID901及びラインカードID902を一時的に保持する。
Figure 2016158078
ネットワーク制御コマンドに含まれるプロトコルに対応する帯域が不足している通信装置130が存在しないと判定された場合、NMS100の制御部201は、各種DBを更新し、また、通信経路に含まれる通信装置130に経路情報を送信する(ステップS1526)。その後、NMS100の制御部201は、処理を終了する。具体的には、以下のような処理が実行される。
制御部201は、モジュールリソース管理DB224を参照して、利用者システム160の通信経路に含まれる通信装置130に一致するエントリを検索する。なお、エントリの検索方法は、ステップS1524と同一である。制御部201は、検索されたエントリの利用帯域905の値に、ネットワーク制御コマンドに含まれる帯域を加算する。
また、制御部201は、通信経路の情報に基づいてNWリソース管理DB222を参照して、通信経路が通過するリンクに対応するエントリを検索する。具体的には、制御部201は、二つの通信装置130の識別情報と、二つの通信装置130の各々のラインカード131の識別情報との組み合わせが装置接続情報701と一致するエントリを検索する。制御部201は、検索されたエントリの残り帯域704の値からネットワークコマンドに含まれる帯域を減算する。
また、制御部201は、通信サービス管理DB226を参照し、ネットワーク制御コマンドに含まれる利用者システム160の識別情報に一致するエントリを検索する。制御部201は、検索されたエントリの契約帯域1104の値に、ネットワーク制御コマンドに含まれる帯域を加算する。以上がステップS1526の処理の説明である。
以上のように、NMS100は、ネットワークリソースが不足していない場合、現在のネットワークリソースを効率的に利用して通信サービスの帯域の追加設定を受け付けることができる。
ステップS1525において、ネットワーク制御コマンドに含まれるプロトコルに対応する帯域が不足している通信装置130が存在すると判定された場合、NMS100の制御部201は、利用者システム160の通信経路に含まれる全ての通信装置130に通信サービスの収容に必要なパケット処理機能がインストールされているか否かを判定する(ステップS1527)。具体的には、以下のような処理が実行される。
パケット処理モジュール決定部202は、式(13)を満たす通信装置130の中から処理対象の通信装置130を選択する。
パケット処理モジュール決定部202は、モジュール状態管理DB225を参照して、装置ID1001及びラインカードID1002が、式(13)を満たす通信装置130の装置ID901及びラインカードID902と一致する行(ラインカード131)を検索する。パケット処理モジュール決定部202は、検索された行の機能種別1004がネットワーク制御コマンドに含まれるプロトコルと一致する行を検索する。パケット処理モジュール決定部202は、検索された行の中に、ステータス1005が「無効」である行が存在するか否かを判定する。これ以降の処理はステップS1508と同一であるため説明を省略する。
ステップS1527の条件を満たすと判定された場合、NMS100の制御部201は、決定された通信経路に含まれる通信装置130のパケット処理機能を所定の数だけ有効化する(ステップS1528)。
具体的には、パケット処理モジュール設定部203は、ステップS1527において決定された通信装置130のパケット処理モジュール504のパケット処理機能を有効化するための制御情報を生成し、式(13)を満たす通信装置130に当該制御情報を送信する。
NMS100の制御部201は、モジュール数管理DB223及びモジュール状態管理DB225を更新し(ステップS1529)、その後、利用リソース管理システム120にネットワークリソースの追加を通知する(ステップS1530)。ステップS1529及びステップS1530の処理は、ステップS1510及びステップS1511の処理と同一である。
ステップS1527の条件を満たさないと判定された場合、NMS100の制御部201は、利用者システム160の通信経路に含まれる通信装置130の所定のパケット処理モジュール504へパケット処理機能をインストールする(ステップS1531)。ステップS1531の処理は、ステップS1512の処理と同一である。
NMS100の制御部201は、モジュール数管理DB223及びモジュール状態管理DB225を更新し(ステップS1529)、その後、利用リソース管理システム120にネットワークリソースの追加を通知する(ステップS1530)。ステップS1529及びステップS1530の処理は、ステップS1510及びステップS1511の処理と同一である。
ステップS1511の処理の実行後に、NMS100の制御部201は、各種DBを更新し、また、通信経路に含まれる通信装置130に経路情報を送信する(ステップS1526)。その後、NMS100の制御部201は、処理を終了する。具体的には、以下のような処理が実行される。
パケット処理モジュール設定部203は、モジュールリソース管理DB224を参照して、利用者システム160の通信経路に含まれる通信装置130に一致するエントリを検索する。なお、エントリの検索方法は、ステップS1524と同一である。パケット処理モジュール設定部203は、検索されたエントリの利用帯域905の値に、ネットワーク制御コマンドに含まれる帯域を加算する。
パケット処理モジュール設定部203は、有効化されたパケット処理モジュール504の数及びパケット処理機能がインストールされたパケット処理モジュールの数の合計値に、モジュール帯域807の値を乗算して追加帯域を算出する。ネットワークパス検索部204は、利用帯域905の値に追加帯域を加算する。なお、パケット処理機能が有効化されたパケット処理モジュール504、及び、パケット処理機能がインストールされたパケット処理モジュール504が存在しない場合、前述した更新処理は実行されない。
パケット処理モジュール設定部203は、通信経路の情報に基づいてNWリソース管理DB222を参照して、通信経路が通過するリンクに対応するエントリを検索する。具体的には、パケット処理モジュール設定部203は、二つの通信装置130の識別情報と、二つの通信装置130の各々のラインカード131の識別情報との組み合わせが装置接続情報701と一致するエントリを検索する。パケット処理モジュール設定部203は、検索されたエントリの予約帯域703の値に追加帯域を加算し、また残り帯域704の値からネットワークコマンドに含まれる帯域を減算する。
また、パケット処理モジュール設定部203は、通信サービス管理DB226を参照し、ネットワーク制御コマンドに含まれる利用者システム160の識別情報に一致するエントリを検索する。ネットワークパス検索部204は、検索されたエントリの契約帯域1104の値に、ネットワーク制御コマンドに含まれる帯域を加算する。以上がステップS1526の処理の説明である。
以上のように、NMS100は、ネットワークリソースが不足している場合、使用するパケット処理モジュール504の数を最小限に抑えつつ、新規通信サービスを収容できる。そのため、通信事業者が支払う費用を低く抑え、かつ、効率的に利用者の通信サービスを収容できる。また、ベンダは、NMS100からの通知に基づいて、使用するパケット処理モジュール504の数を把握できるため、通信事業者から追加された数に応じた料金を徴収できる。
ステップS1523において、リンクに増速に必要な帯域を確保できないと判定された場合、NMS100の制御部201は、増速後の通信サービスを収容可能な通信経路の候補、すなわち、候補経路を一つ以上検索する(ステップS1541)。具体的には、以下のような処理が実行される。
ネットワークパス検索部204は、通信サービス管理DB226を参照して、利用者ID1101が利用者システム160の識別情報と一致するエントリを検索する。ネットワークパス検索部204は、検索されたエントリの経路情報1103に基づいて利用者システム160の通信経路のエッジを特定する。さらに、ネットワークパス検索部204は、特定されたエッジによって指定される通信区間に基づいて、NWトポロジDB221及びNWリソース管理DB222を参照し、通信区間によって指定された複数の通信装置130等を接続する通信経路を検索する。
ネットワークパス検索部204は、一つの通信経路に含まれる通信装置130の識別情報及び当該通信装置130のラインカード131の識別情報との組の集合を通信経路の情報として保持してもよい。以上がステップS1541の処理の説明である。
次に、NMS100の制御部201は、検索された通信経路に含まれる通信装置130毎の空き帯域BW0を算出する(ステップS1542)。具体的には、以下のような処理が実行される。ステップS1542の処理はステップS1503の処理と同一である。
次に、NMS100の制御部201は、候補経路の中に使用可能な通信経路が存在するか否かを判定する(ステップS1543)。ステップS1543の処理はステップS1504の処理と同一である。
候補経路の中に使用可能な通信経路が存在すると判定された場合、NMS100の制御部201は、使用可能な通信経路の中から実際に使用する通信経路を決定する(ステップS1544)。ステップS1544の処理はステップS1505の処理と同一である。
次に、NMS100の制御部201は、各種DBを更新し、また、通信経路に含まれる通信装置130に経路情報を送信する(ステップS1545)。その後、NMS100の制御部201は、処理を終了する。具体的には、以下のような処理が実行される。
ネットワークパス検索部204は、通信サービス管理DB226を参照し、利用者ID1101がネットワーク制御コマンドに含まれる利用者システム160の識別情報と一致するエントリを検索する。これによって、ネットワークパス検索部204は、利用者システム160によって現在使用されている通信経路を把握することができる。
ネットワークパス検索部204は、モジュールリソース管理DB224を参照して、現在使用されている通信経路に含まれる通信装置130に一致するエントリを検索する。具体的には、装置ID901、ラインカードID902、及び機能種別903が、装置ID1111、ラインカードID1112、及び契約プロトコル1105に一致するエントリを検索する。ネットワークパス検索部204は、検索されたエントリの利用帯域905の値から、契約帯域1104の値を減算する。ネットワークパス検索部204は、検索されたエントリに含まれる全ての行について前述した処理を実行する。
ネットワークパス検索部204は、現在使用されている通信経路の情報に基づいてNWリソース管理DB222を参照して、当該通信経路が通過するリンクに対応するエントリを検索する。具体的には、ネットワークパス検索部204は、二つの通信装置130の識別情報と、二つの通信装置130の各々のラインカード131の識別情報との組み合わせが装置接続情報701と一致するエントリを検索する。ネットワークパス検索部204は、検索されたエントリの残り帯域704の値に契約帯域1104の値を加算する。
ネットワークパス検索部204は、通信サービス管理DB226から現在使用されている通信経路の情報を削除する。すなわち、ネットワークパス検索部204は、検索されたエントリの経路情報1103に設定された値を初期化する。
ネットワークパス検索部204は、通信サービス管理DB226から検索されたエントリの経路情報1103にステップS1544において決定された通信経路の情報を設定する。また、ネットワークパス検索部204は、検索されたエントリの契約帯域1104の値に、ネットワーク制御コマンドに含まれる帯域を加算する。これによって、新たに使用する通信経路の情報が設定される。
ネットワークパス検索部204は、モジュールリソース管理DB224を参照して、新たに使用する通信経路に含まれる通信装置130に一致するエントリを検索する。具体的には、装置ID901、ラインカードID902、及び機能種別903が、装置ID1111、ラインカードID1112、及び契約プロトコル1105に一致するエントリを検索する。ネットワークパス検索部204は、検索されたエントリの利用帯域905の値に、契約帯域1104の値を加算する。
ネットワークパス検索部204は、新たに使用する通信経路の情報に基づいてNWリソース管理DB222を参照して、当該通信経路が通過するリンクに対応するエントリを検索する。ネットワークパス検索部204は、検索されたエントリの残り帯域704の値から契約帯域1104の値を減算する。以上がステップS1545の処理の説明である。
ステップS1543において、候補経路の中に使用可能な通信経路が存在しないと判定された場合、本実施例のNMS100の制御部201は、所定の通信装置130のパケット処理モジュール504にパケット処理機能の追加することによって、通信サービスの収容を実現する。具体的には、ステップS1546からステップS1551の処理が実行される。まず、NMS100の制御部201は、候補経路の中から使用する通信経路を決定する(ステップS1546)。ステップS1546の処理はステップS1507の処理と同一である。
次に、NMS100の制御部201は、決定された通信経路に含まれる全ての通信装置130に通信サービスの収容に必要なパケット処理機能がインストールされているか否かを判定する(ステップS1547)。ステップS1547の処理はステップS1508の処理と同一である。
ステップS1547の条件を満たすと判定された場合、NMS100の制御部201は、決定された通信経路に含まれる通信装置130のパケット処理機能を所定の数だけ有効化する(ステップS1548)。ステップS1548の処理はステップS1509の処理と同一である。
NMS100の制御部201は、モジュール数管理DB223及びモジュール状態管理DB225を更新し(ステップS1549)、その後、利用リソース管理システム120にネットワークリソースの追加を通知する(ステップS1550)。ステップS1549の処理は、ステップS1509の処理の後に実行されるステップS1510の処理と同一である。ステップS1550の処理はステップS1511の処理と同一である。
ステップS1547の条件を満たさないと判定された場合、NMS100の制御部201は、決定された通信経路に含まれる通信装置130の所定のパケット処理モジュール504へパケット処理機能をインストールする(ステップS1551)。ステップS1551の処理はステップS1512の処理と同一である。
NMS100の制御部201は、モジュール数管理DB223及びモジュール状態管理DB225を更新し(ステップS1549)、その後、利用リソース管理システム120にネットワークリソースの追加を通知する(ステップS1550)。ステップS1549の処理は、ステップS1512の処理の後に実行されるステップS1510の処理と同一である。ステップS1550の処理はステップS1511の処理と同一である。
ステップS1550の処理の実行後に、NMS100の制御部201は、各種DBを更新し、また、通信経路に含まれる通信装置130に経路情報を送信する(ステップS1545)。その後、NMS100の制御部201は、処理を終了する。具体的には、以下のような処理が実行される。
パケット処理モジュール設定部203は、通信サービス管理DB226を参照し、利用者ID1101がネットワーク制御コマンドに含まれる利用者システム160の識別情報と一致するエントリを検索する。これによって、パケット処理モジュール設定部203は、利用者システム160によって現在使用されている通信経路を把握することができる。
パケット処理モジュール設定部203は、モジュールリソース管理DB224を参照して、現在使用されている通信経路に含まれる通信装置130に一致するエントリを検索する。具体的には、装置ID901、ラインカードID902、及び機能種別903が、装置ID1111、ラインカードID1112、及び契約プロトコル1105に一致するエントリを検索する。パケット処理モジュール設定部203は、検索されたエントリの利用帯域905の値から、契約帯域1104の値を減算する。パケット処理モジュール設定部203は、検索されたエントリに含まれる全ての行について前述した処理を実行する。
パケット処理モジュール設定部203は、現在使用されている通信経路の情報に基づいてNWリソース管理DB222を参照して、当該通信経路が通過するリンクに対応するエントリを検索する。具体的には、パケット処理モジュール設定部203は、二つの通信装置130の識別情報と、二つの通信装置130の各々のラインカード131の識別情報との組み合わせが装置接続情報701と一致するエントリを検索する。パケット処理モジュール設定部203は、検索されたエントリの残り帯域704の値に契約帯域1104の値を加算する。
パケット処理モジュール設定部203は、通信サービス管理DB226から現在使用されている通信経路の情報を削除する。すなわち、パケット処理モジュール設定部203は、検索されたエントリの経路情報1103に設定された値を初期化する。
パケット処理モジュール設定部203は、通信サービス管理DB226から検索されたエントリの経路情報1103にステップS1544において決定された通信経路の情報を設定する。また、パケット処理モジュール設定部203は、検索されたエントリの契約帯域1104の値に、ネットワーク制御コマンドに含まれる帯域を加算する。これによって、新たに使用する通信経路の情報が設定される。
パケット処理モジュール設定部203は、モジュールリソース管理DB224を参照して、新たに使用する通信経路に含まれる通信装置130に一致するエントリを検索する。具体的には、装置ID901、ラインカードID902、及び機能種別903が、装置ID1111、ラインカードID1112、及び契約プロトコル1105に一致するエントリを検索する。パケット処理モジュール設定部203は、検索されたエントリの利用帯域905の値に、契約帯域1104の値を加算する。
パケット処理モジュール設定部203は、有効化されたパケット処理モジュール504の数及びパケット処理機能がインストールされたパケット処理モジュールの数の合計値に、モジュール帯域807の値を乗算して追加帯域を算出する。パケット処理モジュール設定部203は、利用可能帯域904の値に追加帯域を加算する。なお、パケット処理機能が有効化されたパケット処理モジュール504、及び、パケット処理機能がインストールされたパケット処理モジュール504が存在しない通信装置については前述した更新処理は実行されない。
パケット処理モジュール設定部203は、新たに使用する通信経路の情報に基づいてNWリソース管理DB222を参照して、当該通信経路が通過するリンクに対応するエントリを検索する。パケット処理モジュール設定部203は、検索されたエントリの残り帯域704の値から契約帯域1104の値を減算する。以上がステップS1545の処理の説明である。
ステップS1522においてオーダ内容が「増速」でないと判定された場合、NMS100の制御部201は、利用者システム160の通信経路に含まれる通信装置130毎の利用帯域BW2を算出する(ステップS1561)。具体的には、以下のような処理が実行される。
制御部201は、通信サービス管理DB226を参照し、利用者ID1101がネットワーク制御コマンドに含まれる利用者システム160の識別情報と一致するエントリを検索する。制御部201は、検索されたエントリの経路情報1103、契約帯域1104、及び契約プロトコル1105の値を取得する。
制御部201は、経路情報1103の一つの行を選択する。さらに、制御部201は、モジュールリソース管理DB224を参照し、装置ID901及びラインカードID902が選択された行の装置ID1111及びラインカードID1112と一致し、かつ、機能種別903が契約プロトコル1105に一致するエントリを検索する。
制御部201は、検索されたエントリの利用帯域905の値を取得し、下式(14)に値を代入して選択された通信装置130の利用帯域BW2を算出する。以上がステップS1561の処理の説明である。
Figure 2016158078
次に、NMS100の制御部201は、利用者システム160の通信経路に含まれる各通信装置130において無効化できるパケット処理モジュール504が存在するか否かを判定する(ステップS1562)。具体的には、以下のような処理が実行される。
パケット処理モジュール決定部202は、通信サービス管理DB226を参照し、利用者ID1101がネットワーク制御コマンドに含まれる利用者システム160の識別情報と一致するエントリを検索する。パケット処理モジュール決定部202は、検索されたエントリの経路情報1103、契約帯域1104、及び契約プロトコル1105に格納される値を取得する。
パケット処理モジュール決定部202は、経路情報1103の一つの行を選択する。さらに、パケット処理モジュール決定部202は、モジュールリソース管理DB224を参照し、装置ID901及びラインカードID902が選択された行の装置ID1111及びラインカードID1112と一致し、かつ、機能種別903が契約プロトコル1105に一致するエントリを検索する。パケット処理モジュール決定部202は、検索されたエントリの利用可能帯域904の値を取得する。
また、パケット処理モジュール決定部202は、モジュール数管理DB223を参照し、装置ID801、ラインカードID802、及び機能種別804が、モジュールリソース管理DB224から検索されたエントリの装置ID901、ラインカードID902、及び機能種別903と一致するエントリを検索する。パケット処理モジュール決定部202は、検索されたエントリのモジュール帯域807の値を取得する。
パケット処理モジュール決定部202は、取得された利用可能帯域904の値及び取得されたモジュール帯域807の値を用いて下式(15)を満たすか否かを判定する。
Figure 2016158078
ここで、αは任意の係数である。通信事業者は、データパケットの処理性能の余力を考慮したネットワーク設計に応じてαの値を設定できる。例えば、αが「1」に設定されたとき、パケット処理モジュール504における余剰帯域がモジュール帯域807以上である場合、パケット処理モジュール決定部202は、無効化できるパケット処理モジュール504が存在すると判定する。
パケット処理モジュール決定部202は、式(15)を満たすパケット処理モジュール504が存在する場合、装置ID901、ラインカードID902、及び機能種別903の組み合わせを一時的に保存する。
また、パケット処理モジュール決定部202は、下式(16)を用いてパケット処理機能を削除するパケット処理モジュール504の数を算出する。なお、式(16)の値が整数である場合、式(16)の値がパケット処理機能を削除するパケット処理モジュール504の数となる。一方、式(16)の値が整数でない場合、式(16)の値より小さい整数の中で最大の整数がパケット処理機能を削除するパケット処理モジュール504の数となる。
Figure 2016158078
パケット処理モジュール決定部202は、式(15)を満たすパケット処理モジュール504の中から、式(16)に基づいて算出された数だけパケット処理機能を無効化するパケット処理モジュール504を選択する。以上がステップS1562の処理の説明である。
無効化できるパケット処理モジュール504が存在しないと判定された場合、NMS100の制御部201は、モジュールリソース管理DB224及びNWリソース管理DB222を更新し(ステップS1563)、その後、ステップS1567に進む。具体的には、以下のような処理が実行される。
パケット処理モジュール設定部203は、通信サービス管理DB226を参照し、利用者ID1101がネットワーク制御コマンドに含まれる利用者システム160の識別情報と一致するエントリを検索する。ネットワークパス検索部204は、検索されたエントリの経路情報1103、契約帯域1104、及び契約プロトコル1105に格納される値を取得する。
パケット処理モジュール設定部203は、経路情報1103の一つの行を選択する。さらに、ネットワークパス検索部204は、モジュールリソース管理DB224を参照し、装置ID901及びラインカードID902が選択された行の装置ID1111及びラインカードID1112と一致し、かつ、機能種別903が契約プロトコル1105に一致するエントリを検索する。パケット処理モジュール設定部203は、検索されたエントリの利用帯域905の値からネットワーク制御コマンドに含まれる帯域を減算する。
パケット処理モジュール設定部203は、NWリソース管理DB222を参照して、通信経路が通過するリンクに対応するエントリを検索する。具体的には、パケット処理モジュール設定部203は、二つの通信装置130の識別情報と、二つの通信装置130の各々のラインカード131の識別情報との組み合わせが装置接続情報701と一致するエントリを検索する。パケット処理モジュール設定部203は、検索されたエントリの残り帯域704の値にネットワーク制御コマンドに含まれる帯域を加算する。
パケット処理モジュール設定部203は、契約帯域を削減するための制御情報を生成し、通信経路に含まれる通信装置130に当該制御情報を送信する。以上がステップS1563の処理の説明である。
無効化できるパケット処理モジュール504が存在すると判定された場合、NMS100の制御部201は、通信経路に含まれる通信装置130のパケット処理機能を所定の数だけ無効化する(ステップS1564)。
具体的には、パケット処理モジュール設定部203は、ステップS1562において決定された通信装置130のパケット処理モジュール504のパケット処理機能を無効化するための制御情報を生成し、当該通信装置130に当該制御情報を送信する。なお、制御部201は、モジュール状態管理DB225を参照して、一定期間ステータス1005が無効であるパケット処理モジュール504からパケット処理機能をアンインストールするための制御情報を送信してもよい。
NMS100の制御部201は、モジュール数管理DB223及びモジュール状態管理DB225を更新し(ステップS1565)、その後、利用リソース管理システム120にネットワークリソースの削除を通知する(ステップS1566)。具体的には、以下のような処理が実行される。
パケット処理モジュール設定部203は、モジュール状態管理DB225を参照して、装置ID1001、ラインカードID1002、及びモジュールID1003がステップS1562において決定された通信装置130の装置ID901、ラインカードID902、及び機能種別903と一致する行を検索する。パケット処理モジュール設定部203は、検索された行のステータス1005に「無効」を設定する。このとき、パケット処理モジュール設定部203は、装置ID901、ラインカードID902、及び機能種別903の組み合わせと、パケット処理機能が無効化されたパケット処理モジュール504の数とを対応付けて一時的に保持する。
パケット処理モジュール設定部203は、モジュール数管理DB223を参照し、装置ID801、ラインカードID802、及び機能種別804がステップS1562において決定された通信装置130の装置ID901、ラインカードID902、及び機能種別903と一致する行を検索する。パケット処理モジュール設定部203は、検索された行の利用モジュール数805の値からパケット処理機能を無効化したパケット処理モジュール504の数を減算し、また、未利用モジュール数806の値にパケット処理機能を無効化したパケット処理モジュール504の数を加算する。
また、制御部201は、第2連携インタフェース214を介して、無効化されたパケット処理機能の種別、及びパケット処理モジュール504の数等を利用リソース管理システム120に通知する。以上がステップS1566の処理の説明である。
ステップS1566の処理が実行された後、NMS100の制御部201は、モジュールリソース管理DB224及びNWリソース管理DB222を更新し(ステップS1563)、その後、ステップS1567に進む。具体的には、以下のような処理が実行される。
パケット処理モジュール設定部203は、通信サービス管理DB226を参照し、利用者ID1101がネットワーク制御コマンドに含まれる利用者システム160の識別情報と一致するエントリを検索する。ネットワークパス検索部204は、検索されたエントリの経路情報1103、契約帯域1104、及び契約プロトコル1105に格納される値を取得する。
パケット処理モジュール設定部203は、経路情報1103の一つの行を選択する。さらに、パケット処理モジュール設定部203は、モジュールリソース管理DB224を参照し、装置ID901及びラインカードID902が選択された行の装置ID1111及びラインカードID1112と一致し、かつ、機能種別903が契約プロトコル1105に一致するエントリを検索する。
パケット処理モジュール設定部203は、ステップS1565の処理結果から、選択された行に対応する通信装置130においてパケット処理機能が無効化されたパケット処理モジュール504の数と、モジュール帯域807とを乗算することによって削除帯域を算出する。なお、モジュール帯域807は、装置ID801、ラインカードID、及び機能種別804が装置ID901、ラインカードID902、及び機能種別903と一致するエントリから取得される。
パケット処理モジュール設定部203は、モジュールリソース管理DB224から検索された行の利用可能帯域904の値から削除帯域を減算し、また、当該エントリの利用帯域905の値からネットワーク制御コマンドに含まれる帯域を減算する。
パケット処理モジュール設定部203は、NWリソース管理DB222を参照して、通信経路が通過するリンクに対応するエントリを検索する。具体的には、パケット処理モジュール設定部203は、二つの通信装置130の識別情報と、二つの通信装置130の各々のラインカード131の識別情報との組み合わせが装置接続情報701と一致するエントリを検索する。
パケット処理モジュール設定部203は、NWリソース管理DB222から検索されたエントリの予約帯域703の値から削除帯域を減算し、また、当該エントリの残り帯域704の値にネットワーク制御コマンドに含まれる帯域を加算する。
パケット処理モジュール設定部203は、契約帯域を削減するための制御情報を生成し、利用者システム160の通信経路に含まれる通信装置130に当該制御情報を送信する。以上がステップS1563の処理の説明である。
ステップS1563の処理が実行された後、NMS100の制御部201は、受信したネットワーク制御コマンドのオーダ内容が「減速」であるか否かを判定する(ステップS1567)。
オーダ内容が「減速」であると判定された場合、制御部201は、通信サービス管理DB226を更新し(ステップS1568)、その後、処理を終了する。
具体的には、制御部201は、通信サービス管理DB226を参照して、利用者ID1101がネットワーク制御コマンドに含まれる利用者システム160の識別情報と一致するエントリを検索する。制御部201は、検索されたエントリの契約帯域1104の値からネットワーク制御コマンドに含まれる帯域を減算する。
オーダ内容が「減速」でない、すなわち、オーダ内容が「削除」であると判定された場合、制御部201は、通信サービス管理DB226から利用者システム160の通信経路に関するエントリを削除し(ステップS1569)、その後、処理を終了する。
具体的には、ネットワークパス検索部204は、通信サービス管理DB226を参照して、利用者ID1101がネットワーク制御コマンドに含まれる利用者システム160の識別情報と一致するエントリを検索し、当該エントリを削除する。
次に、利用リソース管理システム120が実行する処理について説明する。利用リソース管理システム120のモジュール利用時間算出部401は、NMS100からの通知、又は、周期的に、パケット処理モジュール504の利用時間を算出し、利用モジュール管理データベース421の総利用時間1403を更新する。また、モジュール利用時間算出部401は、NMS100からの通知に基づいて利用モジュール数1402を更新する。
モジュール利用時間算出部401は、利用モジュール数1402の値が更新された場合、又は、周期的に、利用するモジュール数及び利用時間に基づいて利用料金を決定する。
以上で説明したように、本実施例によれば、通信事業者は利用者の通信サービスを収容するために必要な帯域が不足している場合、必要な数だけパケット処理モジュール504を使用することができる。また、装置ベンダは通信事業者からパケット処理モジュール504の使用数等に応じて利用料金を徴収できる。
なお、本実施例の通信装置130は、複数のラインカード131を有する構成であったがこれに限定されない。例えば、複数のパケット処理モジュール504のみを有する通信装置であってもよい。この場合、各DBのラインカード131のカラムは必要ない。また、各処理はラインカード131単位ではなくパケット処理モジュール504単位で実行される。
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。また、例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために構成を詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、各実施例の構成の一部について、他の構成に追加、削除、置換することが可能である。
また、上記の各構成、機能、処理部、処理手段等は、それらの一部又は全部を、例えば集積回路で設計する等によりハードウェアで実現してもよい。また、本発明は、実施例の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードによっても実現できる。この場合、プログラムコードを記録した記憶媒体をコンピュータに提供し、そのコンピュータが備えるCPUが記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出す。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施例の機能を実現することになり、そのプログラムコード自体、及びそれを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。このようなプログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、CD−ROM、DVD−ROM、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)、光ディスク、光磁気ディスク、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMなどが用いられる。
また、本実施例に記載の機能を実現するプログラムコードは、例えば、アセンブラ、C/C++、perl、Shell、PHP、Java(登録商標)等の広範囲のプログラム又はスクリプト言語で実装できる。
さらに、実施例の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを、ネットワークを介して配信することによって、それをコンピュータのハードディスクやメモリ等の記憶手段又はCD−RW、CD−R等の記憶媒体に格納し、コンピュータが備えるCPUが当該記憶手段や当該記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出して実行するようにしてもよい。
上述の実施例において、制御線や情報線は、説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。全ての構成が相互に接続されていてもよい。
100 ネットワーク管理システム
110 受付システム
120 利用リソース管理システム
130 通信装置
131 ラインカード
132 SW部
133 装置コントローラ
140、145 保守者端末
150 制御ネットワーク
155 WAN
160 利用者システム
170 データセンタ
201 制御部
202 パケット処理モジュール決定部
203 パケット処理モジュール設定部
204 ネットワークパス検索部
221 NWトポロジDB
222 NWリソース管理DB
223 モジュール数管理DB
224 モジュールリソース管理DB
225 モジュール状態管理DB
226 通信サービス管理DB
227 モジュールプログラムDB
301 課金算出部
302 経路設定コマンド生成部
321 利用者課金DB
322 NWトポロジDB
401 モジュール利用時間算出部
421 使用モジュール管理DB
501 受信回路
502 送信回路
503 受信パケット振分け部
504 パケット処理モジュール
505 パケット多重部
506 SW送信回路
507 SW受信回路
508 パケット振分け部
509 カードコントローラ

Claims (15)

  1. 複数の通信装置、及び前記複数の通信装置を管理するネットワーク管理計算機を備えるネットワークシステムであって、
    前記ネットワークシステムは、プロトコルが異なる複数の通信サービスを収容し、
    前記複数の通信装置の各々は、任意のプロトコルに対応した通信処理を実行する処理機能を実現するプログラムをインストールすることによって、任意のプロトコルの通信処理を実行する複数の通信処理モジュールを有し、
    前記複数の通信処理モジュールの各々は、任意の前記処理機能を実現するプログラムがインストールされ、かつ、当該処理機能が有効化された第1の状態、前記任意の処理機能を実現するプログラムがインストールされ、かつ、当該処理機能が無効化された第2の状態、及び前記任意の処理機能を実現するプログラムがインストールされていない第3の状態のいずれかの状態を取ることができ、
    前記ネットワーク管理計算機は、
    プロセッサ、前記プロセッサに接続されるメモリ、前記プロセッサに接続される記憶装置、及び前記プロセッサに接続されるインタフェースを有し、
    前記第1の状態の前記複数の通信処理モジュールをリソースプールとして管理する制御部と、
    前記ネットワークシステムにおける前記複数の通信装置の接続関係を管理するネットワークトポロジ管理情報と、
    前記複数の通信装置間を接続するリンクの使用帯域及び空き帯域を管理するネットワークリソース管理情報と、
    前記複数の通信装置毎に、前記複数の通信処理モジュールにおけるプロトコル毎の使用帯域、及び空き帯域を管理するモジュールリソース管理情報と、
    前記複数の通信装置毎に、前記複数の通信処理モジュールの各々の状態を管理するモジュール機能管理情報と、を有し、
    前記制御部は、収容される前記通信サービスが使用する通信経路を検索する検索部を含み、
    前記検索部は、
    第1の通信サービスにおける通信経路のエッジ、前記第1の通信サービスで使用される第1のプロトコル、及び前記第1の通信サービスの第1の帯域を含む、前記第1の通信サービスの収容を指示する第1の要求を受信した場合、前記ネットワークトポロジ管理情報及び前記ネットワークリソース管理情報に基づいて、前記第1の通信サービスを収容可能な通信経路の候補である候補経路を検索し、
    前記第1の帯域に基づいて前記モジュールリソース管理情報を参照して、前記候補経路が経由する複数の通信装置毎に、前記第1のプロトコルに対応する前記第1の状態の通信処理モジュールが不足しているか否かを判定し、
    前記候補経路が経由する複数の通信装置の全てについて、前記第1のプロトコルに対応する第1の状態の通信処理モジュールが不足していないと判定された場合、前記候補経路を前記第1の通信サービスが使用する通信経路として決定し、
    前記制御部は、
    前記検索部が前記候補経路が経由する複数の通信装置のうち、少なくとも一つの通信装置について前記第1のプロトコルに対応する第1の状態の通信処理モジュールが不足していると判定した場合、前記モジュール機能管理情報に基づいて、前記候補経路が経由する複数の通信装置の各々に前記第1の状態の通信処理モジュールを追加する制御情報を生成し、
    前記候補経路が経由する複数の通信装置に前記制御情報を送信することによって、前記候補経路を前記第1の通信サービスが使用する通信経路として設定することを特徴とするネットワークシステム。
  2. 請求項1に記載のネットワークシステムであって、
    前記モジュール機能管理情報は、前記通信装置の識別情報、前記通信処理モジュールの識別情報、前記処理機能の種別、及び前記処理機能が有効化されている状態を示す情報が対応付けられた複数のエントリを含み、
    前記制御部は、
    設定を変更する前記通信処理モジュールを決定する決定部と、
    前記決定部によって決定された前記通信処理モジュールに対する設定を変更する設定部と、を含み、
    前記検索部が前記候補経路が経由する複数の通信装置のうち、少なくとも一つの通信装置について前記第1のプロトコルに対応する第1の状態の通信処理モジュールが不足していると判定した場合、前記決定部は、前記モジュール機能管理情報の前記少なくとも一つの通信装置に対応するエントリを参照して、前記第1のプロトコルに対応する前記第2の状態の通信処理モジュールが存在するか否かを判定し、
    前記決定部は、前記第1のプロトコルに対応する第2の状態の通信処理モジュールが存在しないと判定された場合、前記第1の通信サービスを収容するために必要となる前記通信処理モジュールの数を算出し、
    前記モジュール機能管理情報の前記少なくとも一つの通信装置に対応するエントリを参照して、前記第3の状態の前記通信処理モジュールの中から前記算出された数だけ前記通信処理モジュールを選択し、
    前記設定部は、前記決定部によって選択された前記第3の状態の通信処理モジュールを前記第1のプロトコルに対応する第1の状態の通信処理モジュールに設定する前記制御情報を生成し、前記制御情報を前記少なくとも一つの通信装置に送信することを特徴とするネットワークシステム。
  3. 請求項2に記載のネットワークシステムであって、
    前記決定部は、
    前記第1のプロトコルに対応する第2の状態の通信処理モジュールが存在すると判定された場合、前記第1の通信サービスを収容するために必要となる前記通信処理モジュールの数を算出し、
    前記第1のプロトコルに対応する第2の状態の通信処理モジュールの数が、前記第1の通信サービスを収容するために必要な通信処理モジュールの数以上である場合、前記モジュール機能管理情報の前記少なくとも一つの通信装置に対応するエントリを参照して、前記第1のプロトコルに対応する第2の状態の中から前記算出された数だけ前記通信処理モジュールを選択し、
    前記設定部は、前記決定部によって選択された前記第1のプロトコルに対応する第2の状態の通信処理モジュールを前記第1のプロトコルに対応する第1の状態の通信モジュールに設定する前記制御情報を生成し、前記制御情報を前記少なくとも一つの通信装置に送信することを特徴とするネットワークシステム。
  4. 請求項3に記載のネットワークシステムであって、
    前記決定部は、
    前記第1のプロトコルに対応する第2の状態の通信処理モジュールの数が、前記第1の通信サービスを収容するために必要な通信処理モジュールの数より小さい場合、前記第1の通信サービスを収容するために必要な通信処理モジュールの数から前記第1のプロトコルに対応する第2の状態の通信処理モジュールの数を減算することによって追加数を算出し、前記第3の状態の前記通信処理モジュールの中から前記算出された追加数だけ前記通信処理モジュールを選択し、
    前記設定部は、第1のプロトコルに対応する第2の状態の通信処理モジュールの全て、及び前記決定部によって選択された前記第3の状態の通信処理モジュールを、前記第1のプロトコルに対応する第1の状態の通信処理モジュールに設定する前記制御情報を生成し、前記制御情報を前記少なくとも一つの通信装置に送信することを特徴とするネットワークシステム。
  5. 請求項4に記載のネットワークシステムであって、
    前記ネットワーク管理計算機は、前記通信サービス毎に、前記通信サービスの前記プロトコルの種別、前記通信サービスが使用する通信経路が経由する前記複数の通信装置の識別情報、及び前記通信経路の帯域を対応付けて管理する通信サービス管理情報を有し、
    前記制御部は、
    第2の通信サービスの識別情報と、前記第2の通信サービスに追加する追加帯域を含む、帯域の追加を指示する第2の要求を受信した場合、前記通信サービス管理情報を参照して、前記第2の通信サービスの前記プロトコル、前記第2の通信サービスが使用する通信経路が経由する前記複数の通信装置を特定し、
    前記ネットワークリソース管理を参照して、前記第2の通信サービスが使用する通信経路が経由する前記複数の通信装置の前記各リンクに、前記追加帯域以上の空き帯域が存在するか否かを判定し、
    前記第2の通信サービスが使用する通信経路が経由する前記複数の通信装置の前記各リンクに、前記追加帯域以上の空き帯域が存在する場合、前記追加帯域に基づいて前記モジュールリソース管理情報を参照して、第2の通信サービスが使用する通信経路が経由する複数の通信装置毎に、前記第2の通信サービスに対応する前記第1の状態の通信処理モジュールが不足しているか否かを判定することを特徴とするネットワークシステム。
  6. 請求項4に記載のネットワークシステムであって、
    前記ネットワーク管理計算機は、前記通信サービス毎に、前記通信サービスの前記プロトコルの種別、前記通信サービスに使用される通信経路が経由する前記複数の通信装置の識別情報、及び前記通信経路の帯域を対応付けて管理する通信サービス管理情報を有し、
    前記決定部は、
    第3の通信サービスの識別情報と、前記第3の通信サービスから削除される削除帯域を含む、帯域の削除を指示する第3の要求を受信した場合、前記通信サービス管理情報を参照して、前記第3の通信サービスの前記プロトコルである第3のプロトコル、前記第3の通信サービスが使用する通信経路が経由する前記複数の通信装置を特定し、
    前記モジュールリソース管理情報及び前記第3の要求に含まれる帯域に基づいて、前記第3の通信サービスが使用する通信経路が経由する複数の通信装置毎に、前記第3のプロトコルに対応する前記第1の状態の通信処理モジュールの中から、前記第3のプロトコルに対応する前記第2の状態の通信処理モジュールに変更できる前記通信処理モジュールの数を算出し、
    前記モジュール機能管理情報を参照して、前記第3の通信サービスが使用する通信経路が経由する複数の通信装置毎に、前記第3のプロトコルに対応する前記第1の状態の通信処理モジュールの中から前記算出された数だけ前記通信処理モジュールを選択し、
    前記設定部は、前記決定部によって選択された前記第3のプロトコルに対応する第1の状態の通信処理モジュールを前記第3のプロトコルに対応する第2の状態の通信処理モジュールに設定する前記制御情報を生成し、前記第2の通信サービスが使用する通信経路が経由する複数の通信装置に前記制御情報を送信することを特徴とするネットワークシステム。
  7. 請求項3に記載のネットワークシステムであって、
    前記通信サービスを収容に使用される前記第1の状態の通信処理モジュールの数に基づいて、前記複数の通信装置の利用料金を算出し、前記算出された前記複数の通信装置の利用料金を前記ネットワーク管理計算機に通知する利用リソース管理計算機を備え、
    前記利用リソース管理計算機は、前記プロトコルの種別毎に、利用されている前記第1の状態の通信処理モジュールの数、及び一つの前記第1の状態の通信処理モジュールの利用料金を対応付けた複数のエントリを含む利用モジュール管理情報を有し、
    前記制御部は、
    前記第1のプロトコルに対応する第2の状態の通信処理モジュールを有効化することによって前記第1のプロトコルに対応する第1の状態の通信処理モジュールとして設定した場合、有効化された前記第2の状態の通信処理モジュールの数、及び前記第1のプロトコルを通知し、
    前記決定部によって選択された前記第3の状態の通信処理モジュールに前記第1のプロトコルに対応するプログラムがインストールすることによって前記第1のプロトコルに対応する第1の状態の通信処理モジュールとして設定した場合、前記第1のプロトコルに対応するプログラムがインストールされた前記第3の状態の通信処理モジュールの数、及び前記第1のプロトコルを通知し、
    前記利用リソース管理計算機は、
    前記制御部からの通知を受信した場合、前記第1のプロトコルに対応するエントリの前記利用されている第1の状態の通信処理モジュールの数を更新し、前記複数の通信装置の利用料金を算出することを特徴とするネットワークシステム。
  8. 請求項1に記載のネットワークシステムであって、
    前記検索部は、
    前記候補経路が経由する複数の通信装置の中から対象の通信装置を選択し、
    前記モジュールリソース管理情報を参照して、前記対象の通信装置における前記第1のプロトコルに対応した通信の空き帯域を算出し、
    前記対象の通信装置における前記第1のプロトコルに対応した通信の空き帯域が前記使用帯域以上である場合、前記対象の通信装置について、前記第1のプロトコルに対応する第1の状態の通信処理モジュールが不足していないと判定することを特徴とするネットワークシステム。
  9. 請求項1に記載のネットワークシステムであって、
    前記検索部は、
    前記第1の通信サービスを収容可能な前記候補経路が複数存在する場合、前記第1の通信サービスを収容可能な候補経路毎に、前記モジュールリソース管理情報に基づいて、最小空き帯域を算出し、
    前記使用帯域と前記最小空き帯域との差が最大となる候補経路を前記第1の通信サービスが使用する通信経路として決定することを特徴とするネットワークシステム。
  10. 複数の通信装置、及び前記複数の通信装置を管理するネットワーク管理計算機を備えるネットワークシステムにおけるネットワーク管理方法であって、
    前記ネットワークシステムは、プロトコルが異なる複数の通信サービスを収容し、
    前記複数の通信装置の各々は、任意のプロトコルに対応した通信処理を実行する処理機能を実現するプログラムをインストールすることによって、任意のプロトコルの通信処理を実行する複数の通信処理モジュールを有し、
    前記複数の通信処理モジュールの各々は、任意の前記処理機能を実現するプログラムがインストールされ、かつ、当該処理機能が有効化された第1の状態、前記任意の処理機能を実現するプログラムがインストールされ、かつ、当該処理機能が無効化された第2の状態、及び前記任意の処理機能を実現するプログラムがインストールされていない第3の状態のいずれかの状態を取ることができ、
    前記ネットワーク管理計算機は、
    プロセッサ、前記プロセッサに接続されるメモリ、前記プロセッサに接続される記憶装置、及び前記プロセッサに接続されるインタフェースを有し、
    前記第1の状態の前記複数の通信処理モジュールをリソースプールとして管理する制御部と、
    前記ネットワークシステムにおける前記複数の通信装置の接続関係を管理するネットワークトポロジ管理情報と、
    前記複数の通信装置間を接続するリンクの使用帯域及び空き帯域を管理するネットワークリソース管理情報と、
    前記複数の通信装置毎に、前記複数の通信処理モジュールにおけるプロトコル毎の使用帯域、及び空き帯域を管理するモジュールリソース管理情報と、
    前記複数の通信装置毎に、前記複数の通信処理モジュールの各々の状態を管理するモジュール機能管理情報と、を有し、
    前記制御部は、収容される前記通信サービスが使用する通信経路を検索する検索部を含み、
    前記ネットワーク管理方法は、
    前記検索部が、第1の通信サービスにおける通信経路のエッジ、前記第1の通信サービスで使用される第1のプロトコル、及び前記第1の通信サービスの第1の帯域を含む、前記第1の通信サービスの収容を指示する第1の要求を受信した場合、前記ネットワークトポロジ管理情報及び前記ネットワークリソース管理情報に基づいて、前記第1の通信サービスを収容可能な通信経路の候補である候補経路を検索するステップと、
    前記検索部が、前記第1の帯域に基づいて前記モジュールリソース管理情報を参照して、前記候補経路が経由する複数の通信装置毎に、前記第1のプロトコルに対応する前記第1の状態の通信処理モジュールが不足しているか否かを判定するステップと、
    前記検索部が、前記候補経路が経由する複数の通信装置の全てについて、前記第1のプロトコルに対応する第1の状態の通信処理モジュールが不足していないと判定された場合、前記候補経路を前記第1の通信サービスが使用する通信経路として決定するステップと、
    前記制御部が、前記検索部によって前記候補経路が経由する複数の通信装置のうち、少なくとも一つの通信装置について前記第1のプロトコルに対応する第1の状態の通信処理モジュールが不足していると判定された場合、前記モジュール機能管理情報に基づいて、前記候補経路が経由する複数の通信装置の各々に前記第1の状態の通信処理モジュールを追加する制御情報を生成するステップと、
    前記制御部が、前記候補経路が経由する複数の通信装置に前記制御情報を送信することによって、前記候補経路を前記第1の通信サービスが使用する通信経路として設定するステップと、を含むことを特徴とするネットワーク管理方法。
  11. 請求項10に記載のネットワーク管理方法であって、
    前記モジュール機能管理情報は、前記通信装置の識別情報、前記通信処理モジュールの識別情報、前記処理機能の種別、及び前記処理機能が有効化されている状態を示す情報が対応付けられた複数のエントリを含み、
    前記制御部は、
    設定を変更する前記通信処理モジュールを決定する決定部と、
    前記決定部によって決定された前記通信処理モジュールに対する設定を変更する設定部と、を含み、
    前記ネットワーク管理方法は、
    前記決定部が、前記検索部によって前記候補経路が経由する複数の通信装置のうち、少なくとも一つの通信装置について前記第1のプロトコルに対応する第1の状態の通信処理モジュールが不足していると判定された場合、前記モジュール機能管理情報の前記少なくとも一つの通信装置に対応するエントリを参照して、前記第1のプロトコルに対応する前記第2の状態の通信処理モジュールが存在するか否かを判定するステップと、
    前記決定部が、前記第1のプロトコルに対応する第2の状態の通信処理モジュールが存在しないと判定された場合、前記第1の通信サービスを収容するために必要となる前記通信処理モジュールの数を算出するステップと、
    前記決定部が、前記モジュール機能管理情報の前記少なくとも一つの通信装置に対応するエントリを参照して、前記第3の状態の前記通信処理モジュールの中から前記算出された数だけ前記通信処理モジュールを選択するステップと、
    前記設定部が、前記決定部によって選択された前記第3の状態の通信処理モジュールを前記第1のプロトコルに対応する第1の状態の通信処理モジュールに設定する前記制御情報を生成し、前記制御情報を前記少なくとも一つの通信装置に送信するステップと、を含むことを特徴とするネットワーク管理方法。
  12. 請求項11に記載のネットワーク管理方法であって、
    前記決定部が、前記第1のプロトコルに対応する第2の状態の通信処理モジュールが存在すると判定された場合、前記第1の通信サービスを収容するために必要となる前記通信処理モジュールの数を算出するステップと、
    前記決定部が、前記第1のプロトコルに対応する第2の状態の通信処理モジュールの数が、前記第1の通信サービスを収容するために必要な通信処理モジュールの数以上である場合、前記モジュール機能管理情報の前記少なくとも一つの通信装置に対応するエントリを参照して、前記第1のプロトコルに対応する第2の状態の中から前記算出された数だけ前記通信処理モジュールを選択するステップと、
    前記設定部が、前記決定部によって選択された前記第1のプロトコルに対応する第2の状態の通信処理モジュールを前記第1のプロトコルに対応する第1の状態の通信モジュールに設定する前記制御情報を生成し、前記制御情報を前記少なくとも一つの通信装置に送信するステップと、
    前記決定部が、前記第1のプロトコルに対応する第2の状態の通信処理モジュールの数が、前記第1の通信サービスを収容するために必要な通信処理モジュールの数より小さい場合、前記第1の通信サービスを収容するために必要な通信処理モジュールの数から前記第1のプロトコルに対応する第2の状態の通信処理モジュールの数を減算することによって追加数を算出し、前記第3の状態の前記通信処理モジュールの中から前記算出された追加数だけ前記通信処理モジュールを選択するステップと、
    前記設定部が、第1のプロトコルに対応する第2の状態の通信処理モジュールの全て、及び前記決定部によって選択された前記第3の状態の通信処理モジュールを、前記第1のプロトコルに対応する第1の状態の通信処理モジュールに設定する前記制御情報を生成し、前記制御情報を前記少なくとも一つの通信装置に送信するステップと、を含むことを特徴とするネットワーク管理方法。
  13. 請求項12に記載のネットワーク管理方法であって、
    前記ネットワーク管理計算機は、前記通信サービス毎に、前記通信サービスの前記プロトコルの種別、前記通信サービスが使用する通信経路が経由する前記複数の通信装置の識別情報、及び前記通信経路の帯域を対応付けて管理する通信サービス管理情報を有し、
    前記ネットワーク管理方法は、
    前記制御部が、第2の通信サービスの識別情報と、前記第2の通信サービスに追加する追加帯域を含む、帯域の追加を指示する第2の要求を受信した場合、前記通信サービス管理情報を参照して、前記第2の通信サービスの前記プロトコル、前記第2の通信サービスが使用する通信経路が経由する前記複数の通信装置を特定するステップと、
    前記制御部が、前記ネットワークリソース管理を参照して、前記第2の通信サービスが使用する通信経路が経由する前記複数の通信装置の前記各リンクに、前記追加帯域以上の空き帯域が存在するか否かを判定するステップと、
    前記制御部が、前記第2の通信サービスが使用する通信経路が経由する前記複数の通信装置の前記各リンクに、前記追加帯域以上の空き帯域が存在する場合、前記追加帯域に基づいて前記モジュールリソース管理情報を参照して、第2の通信サービスが使用する通信経路が経由する複数の通信装置毎に、前記第2の通信サービスに対応する前記第1の状態の通信処理モジュールが不足しているか否かを判定するステップと、を含むことを特徴とするネットワーク管理方法。
  14. 請求項12に記載のネットワーク管理方法であって、
    前記ネットワーク管理計算機は、前記通信サービス毎に、前記通信サービスの前記プロトコルの種別、前記通信サービスに使用される通信経路が経由する前記複数の通信装置の識別情報、及び前記通信経路の帯域を対応付けて管理する通信サービス管理情報を有し、
    ネットワーク管理方法は、
    前記決定部が、第3の通信サービスの識別情報と、前記第3の通信サービスから削除される削除帯域を含む、帯域の削除を指示する第3の要求を受信した場合、前記通信サービス管理情報を参照して、前記第3の通信サービスの前記プロトコルである第3のプロトコル、前記第3の通信サービスが使用する通信経路が経由する前記複数の通信装置を特定するステップと、
    前記決定部が、前記モジュールリソース管理情報及び前記第3の要求に含まれる帯域に基づいて、前記第3の通信サービスが使用する通信経路が経由する複数の通信装置毎に、前記第3のプロトコルに対応する前記第1の状態の通信処理モジュールの中から、前記第3のプロトコルに対応する前記第2の状態の通信処理モジュールに変更できる前記通信処理モジュールの数を算出するステップと、
    前記決定部が、前記モジュール機能管理情報を参照して、前記第3の通信サービスが使用する通信経路が経由する複数の通信装置毎に、前記第3のプロトコルに対応する前記第1の状態の通信処理モジュールの中から前記算出された数だけ前記通信処理モジュールを選択するステップと、
    前記設定部が、前記決定部によって選択された前記第3のプロトコルに対応する第1の状態の通信処理モジュールを前記第3のプロトコルに対応する第2の状態の通信処理モジュールに設定する前記制御情報を生成し、前記第2の通信サービスが使用する通信経路が経由する複数の通信装置に前記制御情報を送信するステップと、を含むことを特徴とするネットワーク管理方法。
  15. 請求項12に記載のネットワーク管理方法であって、
    前記通信サービスを収容に使用される前記第1の状態の通信処理モジュールの数に基づいて、前記複数の通信装置の利用料金を算出し、前記算出された前記複数の通信装置の利用料金を前記ネットワーク管理計算機に通知する利用リソース管理計算機を備え、
    前記利用リソース管理計算機は、前記プロトコルの種別毎に、利用されている前記第1の状態の通信処理モジュールの数、及び一つの前記第1の状態の通信処理モジュールの利用料金を対応付けた複数のエントリを含む利用モジュール管理情報を有し、
    前記ネットワーク管理方法は、
    前記制御部が、前記第1のプロトコルに対応する第2の状態の通信処理モジュールを有効化することによって前記第1のプロトコルに対応する第1の状態の通信処理モジュールとして設定した場合、有効化された前記第2の状態の通信処理モジュールの数、及び前記第1のプロトコルを通知するステップと、
    前記制御部が、前記決定部によって選択された前記第3の状態の通信処理モジュールに前記第1のプロトコルに対応するプログラムがインストールすることによって前記第1のプロトコルに対応する第1の状態の通信処理モジュールとして設定した場合、前記第1のプロトコルに対応するプログラムがインストールされた前記第3の状態の通信処理モジュールの数、及び前記第1のプロトコルを通知するステップと、
    前記利用リソース管理計算機が、前記制御部からの通知を受信した場合、前記第1のプロトコルに対応するエントリの前記利用されている第1の状態の通信処理モジュールの数を更新し、前記複数の通信装置の利用料金を算出するステップと、を含むことを特徴とするネットワーク管理方法。
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