JP2016155205A - Chattering vibration preventing jig for workpiece - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、機械加工における被加工物のびびり振動を防止するための被加工物のびびり振動防止治具に関する。 The present invention relates to a workpiece chatter vibration preventing jig for preventing chatter vibration of a workpiece in machining.
被加工物に対して切削等の機械加工を施す場合には、工具から受ける力によって被加工物にいわゆるびびり振動が生じるおそれがあり、騒音の発生や加工精度の低下等の問題を生じるおそれがあることから、この対策が従来から検討されている。例えば、特許文献1には、図7に示すように、頭部51の端部に磁石52が設けられたボルト53と、端部に磁石54を有し内周面にねじ溝を有する筒状の治具本体55とを備え、治具本体55にボルト53を螺合して、固定ナット56により所望の長さで固定することができるびびり防止治具50が開示されている。
When machining a workpiece such as cutting, there is a risk of so-called chatter vibration on the workpiece due to the force received from the tool, which may cause problems such as noise generation and reduced machining accuracy. For this reason, this measure has been studied in the past. For example, in
このびびり防止治具50を使用する際には、図7に示すようにボルト53を治具本体55に螺合した状態で、図8に示すように、工作機械60に固定された被加工物70と、工作機械60の搬送台61に載置された角マス62との間に挿入し、治具本体55の磁石54を角マス62に吸着固定する。ついで、ボルト53を回転させてびびり防止治具50の全長を伸ばし、磁石52を被加工物70に吸着固定する。この後、固定ナット56を締め付けることにより、びびり防止治具50を、角マス62と被加工物70との間に固定することができる。
When the
上記従来のびびり防止治具50は、両端に配置された磁石52,54が被加工物70および角マス62にそれぞれ強固に吸着するため、被加工物70の上下双方向の撓みを防止することができ、加工中の被加工物70のびびり振動を抑制することができる。
The conventional
ところが、びびり振動を確実に防止するため磁石52,54の磁力を強力にすると、びびり防止治具50が角マス62や被加工物70に不意に吸着し易くなって、被加工物70に対するびびり防止治具50の位置決めが困難になるおそれがあり、更に、びびり防止治具50の位置を微調整する際には、ボルト53の螺合による被加工物70からの磁石52の取り外しが困難であるため、作業性が悪いという問題があった。
However, if the magnetic force of the
そこで、本発明は、被加工物のびびり振動を容易且つ確実に防止することができる被加工物のびびり振動防止治具の提供を目的とする。 Therefore, an object of the present invention is to provide a workpiece vibration preventing jig that can easily and reliably prevent chatter vibration of a workpiece.
本発明の前記目的は、軸方向に伸縮可能な伸縮体と、前記伸縮体の軸方向両端にそれぞれ設けられた第1の吸着体および第2の吸着体と、前記伸縮体の伸縮を固定する固定部材とを備え、前記第1の吸着体は、磁石体と、前記磁石体による吸着力を変化させる切換手段とを備える被加工物のびびり振動防止治具により達成される。 The object of the present invention is to fix an expansion / contraction body that can be expanded and contracted in the axial direction, a first adsorbent body and a second adsorbent body that are respectively provided at both axial ends of the expansion body, and expansion and contraction of the expansion body. The first attracting member is achieved by a chatter vibration preventing jig for a workpiece including a magnet body and switching means for changing the attracting force by the magnet body.
この被加工物のびびり振動防止治具において、前記切換手段は、前記磁石体を回動させる操作部材を備えることが好ましい。 In the workpiece chatter vibration preventing jig, the switching means preferably includes an operation member for rotating the magnet body.
また、前記第1の吸着体は、球面軸受を介して前記伸縮体に連結されていることが好ましく、前記第1の吸着体と前記伸縮体との間にOリングが介在されることが好ましい。 The first adsorbent is preferably connected to the expandable body via a spherical bearing, and an O-ring is preferably interposed between the first adsorbent and the expandable body. .
本発明に係る被加工物のびびり振動防止治具によれば、被加工物のびびり振動を容易且つ確実に防止することができる。 According to the workpiece chatter vibration preventing jig according to the present invention, the chatter vibration of the workpiece can be easily and reliably prevented.
以下、本発明の実施の形態について、添付図面を参照して説明する。図1および図2は、本発明の第1の実施形態に係る被加工物のびびり振動防止治具の側面図および断面図である。図1および図2に示すように、被加工物のびびり振動防止治具1は、軸線L方向に伸縮可能な伸縮体10と、伸縮体10の軸線L方向の両端にそれぞれ設けられた第1の吸着体20および第2の吸着体30と、伸縮体10の伸縮を固定する固定部材40とを備えている。
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the accompanying drawings. FIG. 1 and FIG. 2 are a side view and a sectional view of a chatter vibration preventing jig for a workpiece according to the first embodiment of the present invention. As shown in FIG. 1 and FIG. 2, a chatter
伸縮体10は、第1の筒状体11と、第2の筒状体12とを備えている。第1の筒状体11は、先端が球面軸受13を介して第1の吸着体20に連結されており、球面軸受13を中心として全方向に回動自在となるように支持されている。第1の筒状体11と第1の吸着体20との間には、球面軸受13を取り囲むようにOリング14が介在されている。Oリング14は、第1の筒状体11の先端近傍の外周面から外方に張り出す鍔部11aに保持されている。第1の筒状体11の基端側は、第2の筒状体12の内部に入れ子式に挿入されることにより、伸縮体10が伸縮する。
The
第2の筒状体12は、先端に第2の吸着体30が一体的に形成されている。 第2の筒状体12の外周面にはネジ部12aが形成され、ネジ部12aから基端に向けてテーパ部12bが設けられており、ナットからなる固定部材40がネジ部12aに螺合する。テーパ部12bは、放射状に形成されたスリットにより周方向に複数に分割されており、固定部材40の締結により押圧されて縮径し、第1の筒状体11を固定する。
The second
第1の筒状体11および第2の筒状体12の内部には、コイルばね等からなるバネ部材15が挿入されている。バネ部材15は、一端側が第1の筒状体11の内周面に形成された係止部11bに係止され、他端側が第2の吸着体30の内面に当接しており、伸縮体10を縮めた状態から伸長させる方向に付勢する。
A
第1の吸着体20は、軸線L方向の先端に吸着部21を有するマグネットベースからなり、吸着部21における吸着のオンオフを切り換える切換手段としての操作部材22を備えている。
The first attracting
図3は、第1の吸着体20の概略構成図である。図3に示すように、第1の吸着体20は、径方向に着磁された円柱状の永久磁石からなる磁石体23と、磁石体23を保持するケーシング24とを備えている。磁石体23は、操作部材22(図1および図2参照)に連結されており、操作部材22の回動操作により、ケーシング24内において回動させることができる。ケーシング24は、鉄などの磁性材料からなる一対のブロック25,26の間に非磁性体27,28を介在させて構成されており、一方の非磁性体28側に吸着部21が形成されている。
FIG. 3 is a schematic configuration diagram of the first adsorbent 20. As shown in FIG. 3, the
このように構成された第1の吸着体20は、図3に示すように、磁石体23のN極およびS極がそれぞれ非磁性体27,28に対向する状態では、磁石体23の磁力線M1が一対のブロック25,26の一方のみを通過し、各ブロック25,26内に閉じ込められるため、吸着部21に当接する磁性体(図示せず)との間に生じる磁力は非常に小さなものとなる。一方、図3に示す磁石体23を矢示方向に90°回動させると、図4に示すように、磁力線M2が一対のブロック25,26の双方を通過するようになり、吸着部21に当接する磁性体(図示せず)との間に強い磁力が生じる。こうして、操作部材22の操作による磁石体23の回動により、吸着部21における吸着力を変化させることができる。
As shown in FIG. 3, the first adsorbing
第2の吸着体30は、図2に示すように、軸線L方向の先端に、浅い凹部からなる吸着部31が形成されている。吸着部31は、周囲がOリング32に取り囲まれており、連通路33を介して吸引装置の吸引管Vに接続することにより、内部を負圧にして被吸着体(図示せず)を吸着することができる。
As shown in FIG. 2, the second adsorbent 30 has an
上記の構成を備える被加工物のびびり振動防止治具1は、従来のものと同様に、例えば図8に示す角マス62と被加工物70との間に介在させて使用することができる。びびり振動防止治具1は、予め操作部材22の操作により第1の吸着体20の吸着をオフにすると共に、固定部材40を緩めておく。そして、伸縮体10をバネ部材15の付勢力に抗して縮めた状態で、びびり振動防止治具1を、第1の吸着体20が下方となるように角マス62と被加工物70との間に介挿する。伸縮体10はバネ部材15の付勢力により伸長し、第1の吸着体20の吸着部21が角マス62の上面に当接すると共に、第2の吸着体30の吸着部31が被加工物70の下面に当接する。
The workpiece chatter
ついで、びびり振動防止治具1を角マス62の上面に沿って移動させ、所望の位置で吸引装置(図示せず)を作動させて第2の吸着体30による吸引を開始し、第2の吸着体30を被加工物70に吸着固定する。この後、操作部材22の操作により第1の吸着体20の吸着をオンにして、吸着部21を角マス62に磁力により吸着させる。最後に、固定部材40を締結して、伸縮体10の長さを固定する。こうして、びびり振動防止治具1を、角マス62と被加工物70との間に強固に固定することができ、被加工物70の加工中におけるびびり振動を抑制することができる。本実施形態においては、第2の吸着体30を被加工物70に固定した後に第1の吸着体20を角マス62に固定しているが、先に第1の吸着体20を角マス62に固定してから、第2の吸着体30を被加工物70に固定してもよい。
Next, the chatter
本実施形態の被加工物のびびり振動防止治具1は、操作部材22の操作により磁石体23を回動させて、第1の吸着体20の吸着部21における吸着力を変化させることができるので、吸着部21の吸着をオンからオフに切り換えることにより、被加工物70に対する位置決めや吸着後の取り外しを容易に行うことができ、作業性を向上させることができる。
The chatter
また、第1の吸着体20は、球面軸受13を介して伸縮体10に連結されているので、被加工物70に歪みが生じている場合にも、伸縮体10が球面軸受13を中心として回動することにより、被加工物70の歪みに第1の吸着体20を容易に追従させることができる。また、伸縮体10と第1の吸着体20との間に介在されたOリング14が、伸縮体10の回動に伴い弾性変形することにより、びびり振動防止治具1の取り付けを確実に行うことができる。
Further, since the
以上、本発明の一実施形態について詳述したが、本発明の具体的な態様は上記実施形態には限定されない。例えば、本実施形態においては、伸縮体10を構成する第1の筒状体11および第2の筒状体12の内部にバネ部材15を挿入し、バネ部材15の付勢力により伸縮体10を伸長させることで、伸縮体10の長さ調整を迅速容易に行うことができるように構成しているが、バネ部材15を使用せずに、図5に示すように第1の筒状体11の外周面にネジ部11cを形成し、第2の筒状体12の内周面との螺合により伸縮体10の伸縮長さを調整できるように構成してもよい。
As mentioned above, although one Embodiment of this invention was explained in full detail, the specific aspect of this invention is not limited to the said embodiment. For example, in the present embodiment, the
また、本実施形態においては、第2の吸着体30を真空吸着方式にすることで、ステンレス等の非磁性材料からなる被吸着物に対しても確実に吸着可能となるように構成しているが、図6に示すように、第2の吸着体30’の吸着部31’に永久磁石からなる磁石体34’を備える構成であってもよい。なお、図5および図6において、図2と同様の構成部分には、同一の符号を付している。図6に示す構成の被加工物のびびり振動防止治具は、吸着のオンオフの切り換えが可能な第1の吸着体20が、被加工物に吸着するように配置することが好ましい。
In the present embodiment, the
1 被加工物のびびり振動防止治具
10 伸縮体
13 球面軸受
14 Oリング
20 第1の吸着体
21 吸着部
22 操作部材
23 磁石体
30 第2の吸着体
DESCRIPTION OF
Claims (3)
前記伸縮体の軸方向両端にそれぞれ設けられた第1の吸着体および第2の吸着体と、
前記伸縮体の伸縮を固定する固定部材とを備え、
前記第1の吸着体は、磁石体と、前記磁石体による吸着力を変化させる切換手段とを備える被加工物のびびり振動防止治具。 A stretchable body that can stretch in the axial direction;
A first adsorbent and a second adsorbent respectively provided at both axial ends of the stretchable body;
A fixing member for fixing expansion and contraction of the elastic body,
The first attracting body is a chatter vibration preventing jig for a workpiece, comprising a magnet body and switching means for changing the attracting force by the magnet body.
前記第1の吸着体と前記伸縮体との間にOリングが介在される請求項1または2に記載の被加工物のびびり振動防止治具。 The first adsorbent is connected to the stretchable body via a spherical bearing,
3. The chatter vibration preventing jig for a workpiece according to claim 1, wherein an O-ring is interposed between the first adsorbent and the stretchable body.
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