JP2016152600A - 端末及び通信制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】キャリアアグリゲーション技術において、適切な品質のSCellを迅速に追加することができる技術を提供する。
【解決手段】キャリアアグリゲーションをサポートする移動通信システムにおいて基地局と通信を行う端末であって、前記基地局から受信する報知情報に含まれるセカンダリセルの候補を示す情報に基づいて、セルの品質を測定する測定手段と、前記測定手段により測定された前記セルの品質を示す情報を、前記基地局に通知する送信手段と、を有する端末を提供する。
【選択図】図6

Description

本発明は、端末及び通信制御方法に関する。
LTE(Long Term Evolution)システムでは、所定の帯域幅(最大20MHz)を基本単位として、複数のキャリアを同時に用いて通信を行うキャリアアグリゲーション(CA:Carrier Aggregation)が採用されている。キャリアアグリゲーションを用いることで、従来のLTE通信よりも広い帯域幅の利用が可能になり、通信の高速化及び大容量化を図ることができる。キャリアアグリゲーションにおいて基本単位となるキャリアはコンポーネントキャリア(CC:Component Carrier)と呼ばれる。
CAが行われる際には、端末に対して、接続性を担保する信頼性の高いセルであるPCell(Primary Cell:プライマリセル)及び付随的なセルであるSCell(Secondary Cell:セカンダリセル)が設定される。端末は、第1に、PCellに接続し、必要に応じて、SCellを追加することができる。
SCellは、PCellに追加されて端末に対して設定されるセルである。SCellの追加及び削除は、RRC(Radio Resource Control)シグナリングによって行われる。SCellは、端末に対して設定された直後は、非アクティブ状態(deactivate状態)であるため、アクティブ化することで初めて通信可能(スケジューリング可能)となるセルである。
図1はCAの概要を説明するための図である。キャリアアグリゲーション(以下、「CA」という)では、図1(a)に示すように、PCellとSCellとが重畳されるように通信エリアが形成される。「a」に示す範囲は、PCellのみが存在するエリアであり、「b」に示す範囲は、PCellとSCellとが重畳して存在するエリアである。「a」の範囲では、端末はPCellのみを用いて通信を行うが、「b」の範囲では、端末はCA状態に遷移することができる。なお、CA状態とは、PCellに加え、1つ以上のSCellを同時に利用して通信を行っている状態をいう。
図1(b)は、CAにおける端末の状態遷移を示している。LTEにおいて、端末は、RRC_Connectedと呼ばれる状態と、RRC_Idleと呼ばれる待ち受け中の状態との2つの状態をとり得る。RRC_Connectedと呼ばれる状態は、いずれかのセルを介して無線コネクションが確立されている状態であり、RRC_Idleと呼ばれる状態は、無線コネクションが切断されている状態である。
RRC_Idle状態の端末は、通信を開始する際に基地局との間で無線コネクションを確立(S1)し、RRC_Connected状態に遷移する。この状態では、端末は、PCellのみを用いて通信を行っている。続いて、CAが開始されてSCellが追加されると(S2)、端末は、CA状態に遷移する。続いて、CAが終了してSCellが削除されると(S3)、端末は再びPCellのみを用いて通信を行う。また、PCellの受信品質が劣化した等の理由により再接続が行われる場合も、SCellが削除され(S4)、端末は再びPCellのみを用いて通信を行うことになる。
以上説明したように、端末は、RRC_Connected状態において、PCellのみを用いて通信を行っている状態と、CA状態(PCell及びSCellを用いて通信を行っている状態)とをとり得る。
3GPP TS 36.331 V12.4.1 (2014−12)
しかしながら、従来のCA技術では、RRC_Idle状態の端末は、迅速かつ適切な品質のSCellが追加されたCA状態で通信を開始することができなかった。
図2は、課題を説明するための図である。図2に示す処理手順は、従来のCA技術において、SCellが追加されるまでの処理手順を示している。まず、端末と基地局との間で、通信開始準備手順Aが行われる(S11)。通信開始準備手順Aが完了することで、端末はRRC_Idleの状態からRRC_Connectedの状態に遷移する。
続いて、通信開始準備手順Bにおいて、端末と基地局との間で無線ベアラの設定等が行われる(S12)。また、通信開始準備手順Bにおいて、基地局は、端末に対してSCell候補セルの品質を測定させるように指示する。ここで、「SCell候補セル」とは、基地局が形成している複数のセルのうち、CAを行う際にSCellとして用いることができるセルのことである。
端末は、SCell候補セルの品質測定を開始する(S13)と共に、PCellを用いて基地局との間で通信を開始する(S14)。続いて、端末は、SCell候補セルの品質測定が完了すると、測定したSCell候補セルの品質測定結果を基地局に報告する(S15)。続いて、基地局は、端末から報告された品質測定結果から、適切な品質のSCellを選択し、選択したSCellを追加するように端末に指示する(S16)。続いて、端末は、PCellと、指示されたSCellとを用いてCAによる通信を開始する(S17)。
ここで、端末は、PCellを用いて通信を開始してから、CA状態で通信を開始するまでの時間(T1)は、CA状態での通信を行うことができなかった。すなわち、従来のCA技術では、RRC_Idle状態の端末は、一旦PCellのみを用いた状態で通信を開始し、所定の処理を行った後でCA状態での通信を開始する必要があった。
開示の技術は上記に鑑みてなされたものであって、キャリアアグリゲーション技術において、適切な品質のSCellを迅速に追加することを可能にする技術を提供することを目的とする。
開示の技術の端末は、キャリアアグリゲーションをサポートする移動通信システムにおいて基地局と通信を行う端末であって、前記基地局から受信する報知情報に含まれるセカンダリセルの候補を示す情報に基づいて、セルの品質を測定する測定手段と、前記測定手段により測定された前記セルの品質を示す情報を、前記基地局に通知する送信手段と、を有する。
開示の技術によれば、キャリアアグリゲーション技術において、適切な品質のSCellを迅速に追加することを可能にする技術を提供することができる。
CAの概要を説明するための図である。 課題を説明するための図である。 実施の形態に係る通信システムの構成を示す図である。 実施の形態に係る基地局の機能構成の一例を示す図である。 実施の形態に係る端末の機能構成の一例を示す図である。 実施の形態に係る通信システムの処理手順の一例を示すシーケンス図である。 実施の形態に係る基地局の処理手順の一例を示すフローチャートである。 実施の形態に係る端末の処理手順の一例を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。なお、以下で説明する実施の形態は一例に過ぎず、本発明が適用される実施の形態は、以下の実施の形態に限られるわけではない。本実施の形態では、LTEの移動通信システムを対象とするが、本発明はLTEに限らず他の移動通信システムにも適用可能である。また、本実施の形態では、キャリアアグリゲーション技術が導入されている移動通信システムである前提で説明するが、これに限定されるわけではない。
<システム全体構成>
図3は、実施の形態に係る通信システムの構成を示す図である。図3に示すように、本実施の形態における通信システムは、基地局1と端末2とを含む移動通信システムであり、基地局1と端末2との間でCAを行うことが可能である。基地局1は、2つのアンテナ3を有する。アンテナ3aはPCellを形成しており、アンテナ3bはSCellを形成している。
図3では、基地局1と端末2とはそれぞれ1つずつ示されているが、これは図示の便宜上のものであり、それぞれ複数存在するようにしてもよい。また、図3では、アンテナ3が2つ示されているが、これも図示の便宜上のものであり、3つ以上のアンテナ3が存在するようにしてもよい。また、図3では、SCellが1つ示されているが、これも図示の便宜上のものであり、複数のSCellが存在するようにしてもよい。また、基地局1とアンテナ3との間に、光ファイバ等で接続されるRRE(Remote Radio Equipment)が備えられる構成であってもよい。また、図3では、PCellが形成するエリアとSCellが形成するエリアとは同一範囲ではないが、PCellが形成するエリアとSCellが形成するエリアとが同一範囲となるように形成されていてもよいし、PCellが形成するエリアの中に、SCellが形成するエリアが全て含まれるように形成されていてもよい。また、図3では、PCellエリアとSCellエリアとが固定的に示されているが、これも図示の便宜上のものである。すなわち、端末2によっては、アンテナ3bが形成するセルがPCellになり、アンテナ3aが形成するセルがSCellになる場合もあり得る。
基地局1は、無線を通じて端末2との間で通信を行う。基地局1は、プロセッサなどのCPU、ROM、RAM又はフラッシュメモリなどのメモリ装置、端末2等と通信するためのアンテナ3、隣接する基地局及びコアネットワーク等と通信するための通信インターフェース装置などのハードウェアリソースにより構成される。基地局の各機能及び処理は、メモリ装置に格納されているデータやプログラムをプロセッサが処理又は実行することによって実現されてもよい。しかしながら、基地局1は、上述したハードウェア構成に限定されず、他の何れか適切なハードウェア構成を有してもよい。
端末2は、無線を通じて基地局1及びコアネットワーク等と通信を行う機能を有する。端末2は、例えば、携帯電話、スマートフォン、タブレット、モバイルルータ、ウェアラブル端末などである。端末2は、通信機能を有する機器であれば、どのような端末2であってもよい。端末2は、プロセッサなどのCPU、ROM、RAM又はフラッシュメモリなどのメモリ装置、基地局1と通信するためのアンテナ、RF(Radio Frequency)装置などのハードウェアリソースにより構成される。端末2の各機能及び処理は、メモリ装置に格納されているデータやプログラムをプロセッサが処理又は実行することによって実現されてもよい。しかしながら、端末2は、上述したハードウェア構成に限定されず、他の何れか適切なハードウェア構成を有してもよい。
<機能構成>
(基地局)
図4は、実施の形態に係る基地局の機能構成の一例を示す図である。図4に示すように、基地局1は、SCell候補セル情報記憶部101と、報知情報作成部102と、データ送信部103と、データ受信部104と、RRC処理部105と、SCell追加判定部106とを有する。図4は、基地局1において本発明の実施の形態に特に関連する機能部のみを示すものであり、少なくともLTEに準拠した動作を行うための図示しない機能も有するものである。また、図4に示す機能構成は一例に過ぎない。本実施の形態に係る動作を実行できるのであれば、機能区分や機能部の名称はどのようなものでもよい。
SCell候補セル情報記憶部101は、例えばRAM、ROM等を用いて実現され、SCell候補セルに関する情報(以下、「SCell候補セル情報」という)を格納する。CAは、複数のSCellを利用することが可能であるため、SCell候補セル情報には1以上のセルに関する情報が含まれ得る。
SCell候補セル情報は、例えば、管理者や保守者等により、保守システム等を介して予め設定されるようにしてもよい。SCell候補セル情報には、例えば、セルを一意に識別するセル識別子及びセルの周波数を示す情報等が、1以上のセルごとに対応づけられて格納される。
報知情報作成部102は、SCell候補セル情報記憶部101からSCell候補セル情報を読出し、読み出したSCell候補セル情報を含む報知情報を作成する。また、報知情報作成部102は、作成した報知情報を、データ送信部103を介して端末2に向けて送信する。
データ送信部103は、端末2に向けて各種データ又は制御信号等を送信する。データ受信部104は、端末2から各種データ又は制御信号等を受信する。
RRC処理部105は、端末2との間で送受信されるRRCメッセージの処理を行うとともに、CA情報の設定/変更/管理、構成変更等の処理を行う機能を有する。また、RRC処理部105は、端末2ごとのRRC状態(RRC_Idle状態及びRRC_Connected状態)を管理する。
SCell追加判定部106は、データ受信部104及びRRC処理部105を介して、端末2から各SCellの品質測定結果を受信し、受信した各SCellの品質測定結果に基づき、端末2に追加を指示するSCellを選択する。なお、SCell追加判定部106は、複数のSCellを選択するようにしてもよい。また、SCell追加判定部106は、選択したSCellを端末2に追加させるための制御信号を、RRC処理部105を介して端末2に送信する。
(端末)
図5は、実施の形態に係る端末の機能構成の一例を示す図である。図5に示すように、端末2は、データ受信部201と、データ送信部202と、RRC処理部203と、品質測定部204と、品質測定結果記憶部205とを有する。図5は、端末2において本発明の実施の形態に特に関連する機能部のみを示すものであり、少なくともLTEに準拠した動作を行うための図示しない機能も有するものである。また、図5に示す機能構成は一例に過ぎない。本実施の形態に係る動作を実行できるのであれば、機能区分や機能部の名称はどのようなものでもよい。
データ受信部201は、基地局1から各種データ又は制御信号等を受信する。データ送信部202は、基地局1に向けて各種データ又は制御信号等を送信する。
RRC処理部203は、端末2との間で送受信されるRRCメッセージの処理を行うとともに、CA情報の設定/変更/管理、構成変更等の処理を行う機能を有する。また、RRC処理部203は、CA設定において、基地局から指示されたSCellを追加する。また、RRC処理部203は、端末2のRRC状態(RRC_Idle状態及びRRC_Connected状態)を管理する。
品質測定部204は、報知情報に含まれるSCell候補セル情報に基づいて、端末2が受信可能なSCell候補セルの品質を測定し、品質測定結果を品質測定結果記憶部205に格納する。
品質測定結果記憶部205は、例えばRAM、ROM等を用いて実現され、品質測定部204で測定された、SCell候補セルの品質測定結果を記憶する。
<処理手順>
(処理シーケンス)
実施の形態に係る通信システムは、報知情報にSCell候補セル情報を含めるようにしておき、RRC_Idle状態の端末2が、RRC_Connected状態に遷移する前に予めSCell候補セルの品質を測定することができるようにする。更に、実施の形態に係る通信システムは、端末2が通信を開始する際に端末2と基地局1との間で送受信される制御信号を用いて、端末2が予め測定したSCell候補セルの品質と、CAに用いるSCellの指示を通知し合うようにする。
図6は、実施の形態に係る通信システムの処理手順の一例を示すシーケンス図である。図6を用いて、基地局1と端末2との間でCA状態での通信が開始されるまでの処理手順を説明する。
ステップS301で、基地局1の報知情報作成部102は、SCell候補セル情報記憶部101からSCell候補セル情報を読出し、読み出したSCell候補セル情報を含む報知情報を作成する。基地局1のデータ送信部103は、作成された報知情報を端末2に向けて送信する。なお、図3の例では、基地局1は2つのセルを形成している。この場合、アンテナ3aが形成するセルの報知情報に含まれるSCell候補セル情報には、アンテナ3bが形成するセルに関する情報が格納され、アンテナ3bが形成するセルの報知情報に含まれるSCell候補セル情報には、アンテナ3aが形成するセルに関する情報が格納されることになる。これは、どちらのセルをPCellとして用いるのかは、端末2ごとに異なることがあり得るためである。
ステップS302で、端末2の品質測定部204は、報知情報に含まれるSCell候補セル情報に基づいて、端末2が受信可能なSCell候補セルの品質を測定し、品質測定結果を品質測定結果記憶部205に格納する。品質測定部204が測定するセルの品質とは、例えば、セル毎のRSRP(Reference Signal Received Power)、及びRSRQ(Reference Signal Received Quality)である。
また、品質測定部204は、所定の時間間隔で、端末2が受信可能なSCell候補セルの品質を繰り返し測定するようにし、最新の測定結果を品質測定結果記憶部205に格納するようにしてもよい。端末2は移動することが前提であり、また、PCellが形成するエリアとSCellが形成するエリアとが必ずしも同一とは限られないため、報知情報を受信した場所において、SCell候補セルの品質を測定できない場合も想定され得るためである。
また、品質測定部204は、例えば、端末2が備えるGPS(Global Positioning System)や各種センサ等により端末2の移動距離を検出し、検出した移動距離に基づいて、所定の時間間隔を決定するようにしてもよい。例えば、品質測定部204は、検出された移動距離が短い場合、所定の時間間隔を長くするようにして、検出された移動距離が長い場合、所定の時間間隔を短くするようにしてもよい。
ステップS303で、端末2のRRC処理部203は、通信を開始するために、データ送信部202及びデータ受信部201を介して、基地局1との間で通信開始準備手順Aを開始する。端末2のRRC処理部203は、ステップS302で測定したSCell候補セルの品質測定結果を品質測定結果記憶部205から読出し、読出したSCell候補セルの品質測定結果を、通信開始準備手順Aにおける制御信号に含めて基地局1に通知する。
なお、端末2のRRC処理部203は、品質測定結果記憶部205にSCell候補セルの品質測定結果が格納されていない場合は、品質測定が完了していない旨を基地局1に通知するようにしてもよい。PCellエリアとSCellエリアが必ずしも同一範囲でなく、端末2は、SCell候補セルの品質を測定できない場合もあり得るからである。
なお、通信開始準備手順Aで送受信される制御信号は、例えば、端末2から基地局1に送信されるRRC Connection Request信号、基地局1から端末2に送信されるRRC Connection Setup信号、及び端末2から基地局1に送信されるRRC Connection Setup Complete信号である。端末2のRRC処理部203は、例えば、RRC Connection Request信号又はRRC Connection Setup Complete信号に、SCell候補セルの品質測定結果を含めるようにしてもよい。なお、ステップS303の処理手順が完了すると、端末2はRRC_Idle状態からRRC_Connected状態に遷移する。
ステップS304で、基地局1のSCell追加判定部106は、ステップS303で端末2から通知されたSCell候補セルの品質測定結果に基づき、適切な品質のSCellを選択する。なお、SCell追加判定部106は、複数のSCellを選択するようにしてもよい。
ステップS305で、基地局1のRRC処理部105は、データ送信部103及びデータ受信部104を介して、端末2との間で通信開始準備手順Bを開始する。通信開始準備手順Bでは無線ベアラの設定等が行われるが、同時に、基地局1のRRC処理部105は、端末2に対し、ステップS304で選択したSCellを追加するように指示する。
なお、通信開始準備手順Aで送受信される制御信号は、例えば、基地局1から端末2に送信されるRRC Connection Reconfiguration信号、及び端末2から基地局1に送信されるRRC Connection Reconfiguration Complete信号である。基地局1のRRC処理部105は、例えば、RRC Connection Reconfiguration信号に、ステップS304で選択したSCellを追加するように指示する信号を含めるようにしてもよい。
ステップS306で、端末2のRRC処理部203等は、ステップS305で追加するように指示されたSCellを追加する処理を行い、PCell及び追加したSCellを用いてCA状態での通信を開始する。
以上、基地局1と端末2との間でCA状態での通信が開始されるまでの処理手順を説明した。
(基地局の処理手順)
続いて、実施の形態に係る基地局1が行う処理手順について説明する。
図7は、実施の形態に係る基地局の処理手順の一例を示すフローチャートである。図7(a)は、報知情報作成部102が報知情報を作成して端末2に通知するまでの処理手順を示すフローチャートである。
ステップS401で、基地局1の報知情報作成部102は、SCell候補セル情報記憶部101からSCell候補セル情報を読み出す。
ステップS402で、基地局1の報知情報作成部102は、読み出したSCell候補セル情報を含む報知情報を作成する。
ステップS403で、基地局1の報知情報作成部102はRRC処理部105に報知情報を送信し、RRC処理部105はデータ送信部103を介して報知情報を端末2に向けて送信する。
図7(b)は、SCell追加判定部106が適切なSCellを選択して、RRC処理部105が選択されたSCellを端末2に通知する場合の処理手順を示すフローチャートである。
ステップS411で、SCell追加判定部106は、通信開始準備手順Aの中で端末2からSCell候補セルの品質測定結果を受信したか否かを確認する。通信開始準備手順Aの中で端末2からSCell候補セルの品質測定結果を受信していた場合はステップS412の処理手順に進み、通信開始準備手順Aの中で端末2からSCell候補セルの品質測定結果を受信していない場合は、ステップS413の処理手順に進む。
ステップS412で、SCell追加判定部106は、端末2から通知された品質測定結果に複数のSCell候補セルの品質が含まれている場合、複数のSCell候補セルの各々の品質を比較し、端末2がCAを行うのに適切な1以上のSCellを選択する。また、端末2から通知された品質測定結果に1つのSCell候補セルの品質のみが含まれている場合、当該SCellを、端末2がCAに用いるSCellとするようにしてもよい。続いて、SCell追加判定部106は、選択した1以上のSCellをRRC処理部105に通知する。RRC処理部105は、通信開始準備手順Bの中で、SCell追加判定部106により選択された1以上のSCellを端末2に通知する。
なお、SCell追加判定部106は、例えば、端末2から報告された品質測定結果次第では、端末2がCAを行うのに適切なSCellが存在しないと判断するようにしてもよい。通信条件によっては、SCellの受信レベルや受信品質が悪く、通信に用いるセルに適さない場合も想定され得るためである。この場合、RRC処理部105は、通常のLTE(CAを行わないLTE)における通信開始準備手順Bを行うようにしてもよいし、ステップS413と同一の処理手順を行っても良い。
ステップS413で、RRC処理部105は、図2に示す従来のCAにおける処理手順に基づき、通信開始準備手順Bの中で、SCell候補セルと、SCell候補セルの品質測定を指示する信号を端末2に通知するようにしてもよいし、通常のLTE(CAを行わないLTE)における通信開始準備手順Bを行うようにしてもよい。
以上、実施の形態に係る基地局1が行う処理手順について説明した。続いて、実施の形態に係る端末2が行う処理手順について説明する。
図8は、実施の形態に係る端末の処理手順の一例を示すフローチャートである。図8(a)は、品質測定部204が報知情報を受信して品質測定結果を品質測定結果記憶部205に格納するまでの処理手順を示すフローチャートである。なお、図8(a)のステップS501乃至ステップS504の処理手順は、所定の時間間隔で繰り返し行われるようにしてもよい。
ステップS501で、品質測定部204は、報知情報にSCell候補セル情報が含まれているかを確認する。報知情報にSCell候補セル情報が含まれている場合はステップS502の処理手順に進み、報知情報にSCell候補セル情報が含まれていない場合は処理を終了する。
ステップS502で、品質測定部204は、SCell候補セル情報に含まれる1以上のセルに対してセルサーチを行い、各セルの品質(例えば、RSRP及びRSRQ)を測定する。
ステップS503で、SCell候補セルのうち、少なくとも1つ以上のセルの品質が測定できた場合はステップS504の処理手順に進み、全てのSCell候補セルの品質が測定できなかった場合は処理を終了する。
ステップS504で、品質測定部204は、SCell候補セルの品質測定結果を品質測定結果記憶部205に格納する。
なお、図7(b)のステップS413で説明したように、従来のCAにおける処理手順に基づき、通信開始準備手順Bの中でSCell候補セルの品質測定を指示する信号が通知された場合、品質測定部204は、ステップS502乃至ステップS504の処理手順を行うようにしてもよい。また、この場合、RRC処理部203は、コネクション制御信号(例えばRRC Measurement Report信号)に、SCell候補セルの品質測定結果を含めて基地局1に送信するようにしてもよい。これにより、図2に示す従来のCAの処理手順(S15乃至S17)を用いることで、基地局1及び端末2は、CA状態での通信を開始することができる。
図8(b)は、図6に示す通信開始準備手順Aの中で、端末2がSCell候補セルの品質測定結果を基地局1に送信する際の処理手順を示すフローチャートである。
ステップS511で、端末2のRRC処理部203は、通信開始準備手順Aを開始する。
ステップS512で、端末2のRRC処理部203は、品質測定結果記憶部205に、SCell候補セルの品質測定結果が格納されているかを確認する。品質測定結果記憶部205に、SCell候補セルの品質測定結果が格納されている場合は、ステップS513の処理手順に進み、品質測定結果記憶部205にSCell候補セルの品質測定結果が格納されていない場合は、ステップS514の処理手順に進む。
ステップS513で、RRC処理部203は、通信開始準備手順Aにおける制御信号の中に、SCell候補セルの品質測定結果を含めて基地局1に送信する。
ステップS514で、RRC処理部203は、残りの通信開始準備手順Aを行う。
以上、実施の形態に係る端末2が行う処理手順について説明した。
<効果>
以上、実施の形態に係る通信システムは、報知情報にSCell候補セル情報を含めるようにしておき、RRC_Idle状態の端末2が、RRC_Connected状態に遷移する前に予めSCell候補セルの品質を測定することができるようにした。更に、実施の形態に係る通信システムは、端末2が通信を開始する際に基地局1と端末2との間で送受信される制御信号を用いて、端末2が予め測定したSCell候補セルの品質と、CAに用いるSCellの指示を通知し合うようにした。これにより、実施の形態に係る通信システムは、RRC_Idle状態の端末2がRRC_Connected状態に遷移して通信を開始する際に、迅速にCA状態で通信を開始することが可能になる。
従来のCA技術では、図2に示すように、PCellを用いて通信を開始してからCA状態で通信を開始するまでにT1時間を要していた。一方、実施の形態に係る通信システムは、図6に示すように、通信開始準備手順Bを完了した時点で、CA状態で通信を開始することができる。すなわち、RRC_Idle状態の端末2がCA状態で通信を開始するまでに必要な時間を、T1時間短縮することが可能になる。
また、実施の形態に係る通信システムは、端末2が予め測定したSCell候補セルの品質測定結果に基づき、端末2がCAを行うのに適切な1以上のSCellを選択するようにした。これにより、実施の形態に係る通信システムにおける端末2及び基地局1は、迅速かつ適切な品質のSCellが追加されたCA状態で通信を開始することができる。
また、実施の形態に係る通信システムは、所定の時間間隔でSCell候補セルの品質測定を行うようにした。これにより、実施の形態に係る通信システムは、端末2が移動してセルの電波状況が変化した場合であっても、最新のSCell候補セルの品質測定結果を得ることが可能になる。
また、実施の形態に係る通信システムは、端末2が備えるGPS(Global Positioning System)や各種センサ等により端末2の移動距離を検出し、検出した移動距離に基づいて、所定の時間間隔を決定するようにした。これにより、実施の形態に係る通信システムは、端末2が移動しない場合又は移動距離が短い場合は、SCell候補セルの品質測定を行う時間間隔を長くすることができ、端末2のバッテリー消費を抑えることが可能になる。
また、実施の形態に係る通信システムは、SCell候補セルの品質測定が出来ていない状態で通信開始準備手順Aが開始された場合、通信開始準備手順Bの中で、基地局1から端末2に対してSCell候補セルの品質測定を行うように指示し、指示を受けた端末2は、品質測定結果をコネクション制御信号に含めて基地局1に通知するようにした。これにより、実施の形態に係る通信システムは、従来のCAにおける処理手順に従ってCA状態での通信を開始することが可能になり、従来のCAにおける処理手順との互換性を保ちつつ、迅速かつ適切な品質のSCellが追加されたCA状態で通信を開始する技術を提供することができる。
<実施形態の補足>
以上、本発明の実施の形態を説明してきたが、開示される発明は実施の形態に限定されず、当業者は様々な変形例、修正例、代替例、置換例等を理解するであろう。発明の理解を促すため具体的な数値を用いて説明がなされたが、特に断りのない限り、それらの数値は単なる一例に過ぎず適切な如何なる値が使用されてもよい。上記の説明における項目の区分けは本発明に本質的ではなく、2以上の項目に記載された事項が必要に応じて組み合わせて使用されてよいし、ある項目に記載された事項が、別の項目に記載された事項に(矛盾しない限り)適用されてよい。機能構成図における機能部又は処理部の境界は必ずしも物理的な部品の境界に対応するとは限らない。複数の機能部の動作が物理的には1つの部品で行われてもよいし、あるいは1つの機能部の動作が物理的には複数の部品により行われてもよい。
以上、実施の形態の全部又は一部は、プログラムによって実装され得る。このプログラムは、ランダムアクセスメモリ(RAM)、フラッシュメモリ、読み取り専用メモリ(ROM)、EPROM、EEPROM、レジスタ、ハードディスク(HDD)、リムーバブルディスク、CD−ROM、データベース、サーバその他の適切な如何なる記憶媒体に保存されてもよい。
以上、実施の形態において、品質測定部204は、測定手段の一例である。品質測定結果は、セルの品質を示す情報の一例である。RRC処理部203及びデータ送信部202は、送信手段の一例である。品質測定結果記憶部205は、記憶手段の一例である。RRC Connection信号は、コネクション制御信号の一例である。RRC処理部203は、処理手段の一例である。
1 基地局
2 端末
3 アンテナ
101 SCell候補セル情報記憶部
102 報知情報作成部
103 データ送信部
104 データ受信部
105 RRC処理部
106 SCell追加判定部
201 データ受信部
202 データ送信部
203 RRC処理部
204 品質測定部
205 品質測定結果記憶部

Claims (9)

  1. キャリアアグリゲーションをサポートする移動通信システムにおいて基地局と通信を行う端末であって、
    前記基地局から受信する報知情報に含まれるセカンダリセルの候補を示す情報に基づいて、セルの品質を測定する測定手段と、
    前記測定手段により測定された前記セルの品質を示す情報を、前記基地局に通知する送信手段と、
    を有する端末。
  2. 前記測定手段は、当該端末が待ち受け状態である場合に、前記セルの品質を測定し、測定結果を記憶手段に格納する、請求項1に記載の端末。
  3. 前記測定手段は、所定の時間間隔で前記セルの品質を測定する、請求項1又は2に記載の端末。
  4. 前記基地局との間で送受信されるコネクション制御信号を処理する処理手段を有し、
    前記処理手段は、前記基地局から、前記セカンダリセルの候補であるセルのうち、いずれか1つ以上のセカンダリセルの追加を指示された場合、指示された1つ以上のセカンダリセルを追加する処理を行う、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の端末。
  5. 前記送信手段は、当該端末が待ち受け状態から無線コネクションが確立された状態に遷移するまでの間に、前記セルの品質を示す情報を前記基地局に通知する、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の端末。
  6. 前記送信手段は、前記セルの品質を示す情報をRRC Connection Request信号又はRRC Connection Setup Complete信号に含めて前記基地局に通知する、請求項1乃至5のいずれか一項に記載の端末。
  7. 前記測定手段は、セカンダリセルの候補であるセルの品質の測定を、コネクション制御信号を介して指示された場合、指示されたセルの品質を測定し、
    前記送信手段は、測定された前記指示されたセルの品質を示す情報を、前記基地局に通知する、請求項1乃至6のいずれか一項に記載の端末。
  8. キャリアアグリゲーションをサポートする移動通信システムにおいて基地局と通信を行う端末が行う通信制御方法であって、
    前記基地局から受信する報知情報に含まれるセカンダリセルの候補を示す情報に基づいて、セルの品質を測定する測定ステップと、
    前記測定ステップにより測定された前記セルの品質を示す情報を、前記基地局に通知する送信ステップと、
    を有する通信制御方法。
  9. キャリアアグリゲーションをサポートし、基地局と、前記基地局と通信を行う端末とを有する移動通信システムが行う通信制御方法であって、
    前記基地局が、セカンダリセルの候補を記憶手段に記憶する記憶ステップと、
    前記基地局が、前記セカンダリセルの候補を示す情報を含む報知情報を送信する送信ステップと、
    前記端末が、前記基地局から受信する報知情報に含まれる前記セカンダリセルの候補を示す情報に基づいて、セルの品質を測定する測定ステップと、
    前記端末が、前記測定ステップにより測定された前記セルの品質を示す情報を、前記基地局に通知する送信ステップと、
    を有する通信制御方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2021019680A1 (ja) * 2019-07-30 2021-02-04 ソフトバンク株式会社 端末、基地局及び無線通信方法

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