JP2016152363A - 温度差発電装置 - Google Patents

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貴之 田上
Takayuki Tagami
貴之 田上
三昭 小林
Mitsuaki Kobayashi
三昭 小林
広樹 瀬戸口
Hiroki Setoguchi
広樹 瀬戸口
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East Japan Railway Co
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Abstract

【課題】熱エネルギーの利用効率が高く、省スペースで、製造コストを低減することを可能にした温度差発電装置を提供する。
【解決手段】第1の平面型ヒートパイプ4Aは、下部水平面部41Aで蒸発した熱媒体が上部水平面部42Aに移動して、温水の熱を熱電変換素子5Aに伝達するため、熱の移動方向が下から上となり、熱伝達効率が良い。また、破線矢印で示すように、第2の平面型ヒートパイプ6Aも、下部水平面部61Aで蒸発した熱媒体が上部水平面部62Aに移動して凝縮し、冷水に熱を伝達するため、熱の移動方向が下から上となり、熱伝達効率が良い。また、高温側筐体2A、低温側筐体3A、第1の平面型ヒートパイプ4A、第2の平面型ヒートパイプ6Aを上下に積み重ねる構造を採用できるため、面積を増やさずに発電量を増やすことができるため、面積効率を向上させることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、温泉等の排熱エネルギーの温度差を利用して電気エネルギーに変換する温度差発電装置に関する。さらに詳しくは、熱エネルギーの利用効率が高く、省スペースで、製造コストを低減することを可能にした温度差発電装置に関する。
モータ、ポンプ等の回転駆動部がなく、少量のエネルギーにも対応し、熱から直接電気が得られる利点がある発電装置として、ゼーベック効果を伴う熱電変換素子を組み込んだ発電装置が注目されている。特許文献1の温度差発電装置は、温度差により熱エネルギーを電気エネルギーに変換する熱電変換素子を、2つのヒートパイプの一端で挟んで貼り合わせることにより、配管工事等のコストの高い設備を必要とすることなく、低コストで構成した温度差発電装置である。
図4は、特許文献1の温度差発電装置を示す縦断面図である。図4に示すように、特許文献1の温度差発電装置は、ゼーベック素子(熱電変換素子)009を2つのヒートパイプ010、011で挟んで固定した構成になっていて、この2つのヒートパイプ010、011の各々の上端010a、011aがゼーベック素子009側に設置され、各々の下端010b、011bが温泉に浸る構成になっている。ゼーベック素子009は、銅製の保持体012を介して2つのヒートパイプ010、011に各々接続されている。即ち、高温側のヒートパイプ010は中間部が屈曲して外方に開き、上端010aはゼーベック素子009に相対し取り付けられ、下端010bは高温の温泉007に浸っている。低温側のヒートパイプ011も同様構成で、上端011aがゼーベック素子009に相対して取り付けられ、下端011bが低温の温泉008に浸っている。ゼーベック素子009の下部には遮断壁014が設けられ、温泉を高温側と低温側とに二分している。又、このゼーベック素子009を含め2つのヒートパイプ010、011の外周は全体に断熱材013で被覆されており、熱の発散を防止している。
重力によって、熱は下から上に移動しやすい性質を持っている。特許文献1の温度差発電装置は、図4の実線矢印で示すように、高温側のヒートパイプ010は、下端010bで蒸発した熱媒体が上端010aに移動して、高温の温泉007の熱をゼーベック素子009側に伝達するため効率が良い。しかし、破線矢印で示すように、低温側のヒートパイプ011は、上端011aで蒸発した熱媒体が下端011bに移動して凝縮し、低温の温泉008側に熱を伝達するため、熱の流れ方向が重力に逆らうことになり、効率が悪い。また、特許文献1の温度差発電装置は、上下に積み重ねる構造を採用することが難しいため、発電量を増やすためには、面積を増やすしか方法が無く、面積効率を向上させることが難しい。
特開2012−164815号公報
本発明は、以上のような背景で発明されたものであり、以下の目的を達成するものである。本発明の目的は、熱エネルギーの利用効率が高く、省スペースで、製造コストを低減することを可能にした温度差発電装置を提供することにある。
本発明は、前記課題を解決するために、次の手段を採る。
即ち、本発明1の温度差発電装置は、温度差により熱エネルギーを電気エネルギーに変換する熱電変換素子と、高温側流体が流入する中空の高温側筐体と、前記高温側筐体の高温側流体に浸される下部水平面部と、前記下部水平面部の水平方向の端部を垂直面内でU字型に折り曲げて、前記高温側筐体から上部に突出させ、前記熱電変換素子の下面に貼り合わされる上部水平面部とを有する第1の平面型ヒートパイプと、前記高温側筐体の上部に積み重ねて取り付けられ、低温側流体が流入する中空の低温側筐体と、前記低温側筐体の低温側流体に浸される上部水平面部と、前記上部平面部の水平方向の端部を垂直面内でU字型に折り曲げて、前記低温側筐体から下部に突出させ、前記熱電変換素子の上面に貼り合わされる下部水平面部とを有する第2の平面型ヒートパイプとからなることを特徴とする。
本発明2の温度差発電装置は、本発明1において、前記低温側筐体の上部には、前記構造の高温側筐体、第1の平面型ヒートパイプ、低温側筐体、第2の平面型ヒートパイプが更に積み重ねて取り付けられていることを特徴とする。
本発明3の温度差発電装置は、温度差により熱エネルギーを電気エネルギーに変換する熱電変換素子と、高温側流体が流入する中空の高温側筐体と、前記高温側筐体の高温側流体に浸される下部水平面部と、前記下部水平面部の水平方向の端部を垂直面内でU字型に折り曲げて、前記高温側筐体から上部に突出させ、前記熱電変換素子の下面に貼り合わされる上部水平面部とを有する平面型ヒートパイプと、前記高温側筐体の上部に積み重ねて取り付けられた空冷用のヒートシンクと、前記ヒートシンクに上端が接続され、下端が前記熱電変換素子の上面に貼り合わされるヒートパイプと、前記高温側筐体の上部に積み重ねて取り付けられ、前記ヒートシンクを包囲するとともに、低温側流体が流入可能な中空の低温側筐体と、設定値以上に気温が高い時に、前記低温側筐体に低温側流体を流入させるための切り換え弁とからなることを特徴とする。
本発明4の温度差発電装置は、本発明3において、前記気温が前記低温側流体の温度よりも設定値以上高い時に、前記切り換え弁を切り換えて前記低温側筐体に前記低温側流体を流入させることを特徴とする。
本発明の温度差発電装置は、高温側筐体の上部に低温側筐体を積み重ねて取り付け、平面型ヒートパイプを垂直面内でU字型に折り曲げているため、熱の移動方向が下から上となり、熱伝達効率が良くなるため、発電量を向上させることができる。また、上下に積み重ねる構造を採用しているため、面積を増やさずに発電量を増やすことができ、面積効率を向上させることができる。
図1は、本発明の第1の実施の形態の温度差発電装置を示し、図1(a)は縦断面図、図1(b)は図1(a)のP矢視図である。 図2は、本発明の第2の実施の形態の温度差発電装置を示し、図2(a)は縦断面図、図2(b)は図2(a)のQ矢視図である。 図3は、本発明の第3の実施の形態の温度差発電装置を示し、図3(a)は縦断面図、図3(b)は図3(a)の一部を断面したR矢視図である。 図4は、従来の温度差発電装置を示す縦断面図である。
〔温度差発電装置の第1の実施の形態〕
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明の第1の実施の形態の温度差発電装置1を示し、図1(a)は縦断面図、図1(b)は図1(a)のP矢視図である。図1に示すように、本発明の第1の実施の形態の温度差発電装置1は、矩形箱状の高温側筐体2Aと、高温側筐体2Aの上部に積み重ねて取り付けられた矩形箱状の低温側筐体3Aを有している。低温側筐体3Aは、上下方向に長い4本のボルト24Aによって、高温側筐体2Aの四隅に固定されている。高温側筐体2A、低温側筐体3Aは中空で、高温側筐体2Aの中空部21Aには、温水(高温側流体、例えば温泉水、工場の温排水等)が供給口22Aから流入し、排出口23Aから排出される。同様に、低温側筐体3Aの中空部31Aには、冷水(低温側流体、例えば河川水、温泉排水、井戸水等)が供給口32Aから流入し、排出口33Aから排出される。
高温側筐体2Aの温水に下部が浸された第1の平面型ヒートパイプ4Aは、図1(b)に示すように、2個並列に配置され、材質がアルミニウムで、厚さが3.0mm、幅が60mmの平板状である。また、第1の平面型ヒートパイプ4Aは、24個のトンネル状の穴が明いた多穴管であり、穴部の高さが2.0mm、肉厚が0.5mmである。第1の平面型ヒートパイプ4Aは、各穴を仕切る隔壁によって曲げに対する強度が保たれるため、10R程度の小さな曲げでも穴が閉塞することがない。従って、ヒートパイプとしての性能を損なうことなく自在に曲げることができる。図1に示すように、第1の平面型ヒートパイプ4Aは、高温側筐体2Aの温水に浸された下部水平面部41Aを有している。、また、第1の平面型ヒートパイプ4Aは、下部水平面部41Aの水平方向の左端を垂直面内でU字型に折り曲げて、高温側筐体2Aから上部に突出させ、熱電変換素子(例えばゼーベック素子)5Aの下面に貼り合わされた上部水平面部42Aを有している。第1の平面型ヒートパイプ4Aは、断面形状がシンプルな平板状である。従って、第1の平面型ヒートパイプ4Aの高温側筐体2Aからの突出部の隙間のシールが簡単である。
また、低温側筐体3Aの冷水に上部が浸された第2の平面型ヒートパイプ6Aも、図1(b)に示すように、2個並列に配置され、上記した第1の平面型ヒートパイプ4Aと材質、形状が同一で、低温側筐体3Aの冷水に浸された上部水平面部62Aを有している。上部水平面部62Aの水平方向の右端は低温側筐体3Aから右側方に突出し、さらに、上部水平面部62Aの水平方向の右端は垂直面内でU字型に折り曲げられて、上記した熱電変換素子5Aの上面に貼り合わされた下部水平面部61Aを有している。第2の平面型ヒートパイプ6Aも、断面形状がシンプルな平板状である。従って、第2の平面型ヒートパイプ6Aの低温側筐体3Aからの突出部の隙間のシールが簡単である。
本発明の第1の実施の形態の温度差発電装置1は、図1の実線矢印で示すように、第1の平面型ヒートパイプ4Aは、下部水平面部41Aで蒸発した熱媒体が上部水平面部42Aに移動して、温水の熱を熱電変換素子5Aに伝達するため、熱の移動方向が下から上となり、熱伝達効率が良い。また、破線矢印で示すように、第2の平面型ヒートパイプ6Aも、下部水平面部61Aで蒸発した熱媒体が上部水平面部62Aに移動して凝縮し、冷水に熱を伝達するため、熱の移動方向が下から上となり、熱伝達効率が良くなるため、発電量を向上させることができる。また、高温側筐体2A、低温側筐体3A、第1の平面型ヒートパイプ4A、第2の平面型ヒートパイプ6Aを上下に積み重ねる構造を採用しているため、面積を増やさずに発電量を増やすことができ、面積効率を向上させることができる。さらに、1個の平面型ヒートパイプで多数の筒型ヒートパイプと同様の熱伝達能力が有るため、製造コストを低減することが可能となる。
〔温度差発電装置の第2の実施の形態〕
次に、本発明の第2の実施の形態を図面に基づいて説明する。図2は、本発明の第2の実施の形態の温度差発電装置10を示し、図2(a)は縦断面図、図2(b)は図2(a)のQ矢視図である。第2の実施の形態の温度差発電装置10は、第1の実施の形態の温度差発電装置1を二段重ねにした例である。すなわち、図2に示すように、本発明の第2の実施の形態の温度差発電装置10は、矩形箱状の高温側筐体2A、矩形箱状の低温側筐体3A、矩形箱状の高温側筐体2B、矩形箱状の低温側筐体3Bが、この順序で順次積み重ねて取り付けられている。低温側筐体3A、高温側筐体2B、低温側筐体3Bは、上下方向に長い4本のボルト24B(第1の実施の形態のボルト24Aよりも長い)によって、高温側筐体2Aの四隅に固定されている。
高温側筐体2A、低温側筐体3A、高温側筐体2B、低温側筐体3Bは中空で、高温側筐体2Aの中空部21Aには、温水(高温側流体)が供給口22Aから流入し、排出口23Aから排出される。排出口23Aから排出された温水は、温水用配管25を経由し、供給口22Bから高温側筐体2Bの中空部21Bに流入し、排出口23Bから排出される。温水用配管25は、断熱材で被覆され、温泉水の温度低下を防止している。同様に、最上部の低温側筐体3Bの中空部31Bには、冷水(低温側流体)が供給口32Bから流入し、排出口33Bから排出される。排出口33Bから排出された冷水は、冷水用配管34を経由し、供給口32Aから低温側筐体3Aの中空部31Aに流入し、排出口33Aから排出される。冷水用配管34の外周には、冷却フィンが形成され、冷水の温度上昇を防止している。
最下段の高温側筐体2Aに取り付けられた第1の平面型ヒートパイプ4A、その上の低温側筐体3Aに取り付けられた第2の平面型ヒートパイプ6Aの構造は、第1の実施の形態の温度差発電装置1と同一であり、図2(b)に示すように2個並列に配置されている。また、上段の高温側筐体2Bには、上記した第1の平面型ヒートパイプ4Aと材質、形状が同一の第1の平面型ヒートパイプ4Bが、図2(b)に示すように2個並列に配置されている。第1の平面型ヒートパイプ4Bは、高温側筐体2Bの温水に浸された下部水平面部41Bと、下部水平面部41Bの水平方向の左端を垂直面内でU字型に折り曲げて、高温側筐体2Bから上部に突出させ、熱電変換素子5Bの下面に貼り合わされた上部水平面部42Bとを有している。
また、第2の平面型ヒートパイプ6Bも、図2(b)に示すように、2個並列に配置され、上記した第2の平面型ヒートパイプ6Aと材質、形状が同一で、低温側筐体3Bの冷水に浸された上部水平面部62Bを有している。上部水平面部62Bの水平方向の右端は低温側筐体3Bから右側方に突出し、さらに、上部水平面部62Bの水平方向の右端は垂直面内でU字型に折り曲げられて、熱電変換素子5Bの上面に貼り合わされた下部水平面部61Bを有している。
本発明の第2の実施の形態の温度差発電装置10は、第1の実施の形態の温度差発電装置1で説明した効果に加えて、高温側筐体2B、低温側筐体3B、第1の平面型ヒートパイプ4B、第2の平面型ヒートパイプ6Bを更に積み重ねているため、面積を増やさずに発電量を更に増やすことができ、面積効率をさらに向上させることができる。
〔温度差発電装置の第3の実施の形態〕
次に、本発明の第3の実施の形態を図面に基づいて説明する。図3は、本発明の第3の実施の形態の温度差発電装置100を示し、図3(a)は縦断面図、図3(b)は図3(a)の一部を断面したR矢視図である。第3の実施の形態の温度差発電装置100は、第1の実施の形態の温度差発電装置1及び第2の実施の形態の温度差発電装置10の水冷方式を空冷方式に変更した例である。図3に示すように、本発明の第3の実施の形態の温度差発電装置100は、矩形箱状の高温側筐体2Aと、高温側筐体2Aの上部に積み重ねて取り付けられた矩形箱状の低温側筐体3Cを有している。低温側筐体3Cは、上下方向に長い4本のボルト24Cによって、高温側筐体2Aの四隅に固定されている。高温側筐体2A、低温側筐体3Cは中空で、高温側筐体2Aの中空部21Aには、温水(高温側流体)が供給口22Aから流入し、排出口23Aから排出される。
高温側筐体2Aに取り付けられた第1の平面型ヒートパイプ4Aの構造は、第1の実施の形態の温度差発電装置1と同一であり、図3(b)に示すように2個並列に配置されている。第1の平面型ヒートパイプ4Aは、高温側筐体2Aの温水に浸された下部水平面部41Aを有している。また、第1の平面型ヒートパイプ4Aは、下部水平面部41Aの水平方向の左端を垂直面内でU字型に折り曲げて、高温側筐体2Aから上部に突出させ、熱電変換素子(例えばゼーベック素子)5Cの下面に貼り合わされた上部水平面部42Aを有している。
低温側筐体3Cは上記した第1の実施の形態の温度差発電装置1及び第2の実施の形態の温度差発電装置10とは異なり、上面に開口部35Cが形成され、その内部空間36Cには、冷水が開口部35Cから流入し、排出口33Cから排出される。冷水は、電磁切り換え弁37Cを介して開口部35Cに流入する。U字型に折り曲げられた筒型のヒートパイプ7の下端が熱電変換素子5Cの上面に貼り合わされ、保持体71によって熱電変換素子5Cに固定されている。図3(b)に示すように、ヒートパイプ7は2個並列に配置されている。ヒートパイプ7の上端には、フィン状の空冷用のヒートシンク72が接続されている。ヒートシンク72は、低温側筐体3Cに包囲され、その上側の約半分が低温側筐体3Cの開口部35Cから突出している。
図示しないが、第3の実施の形態の温度差発電装置100では、温度差発電装置100が設置された環境の気温を計測するセンサーと、低温側筐体3Cに流入する冷水の温度を計測するセンサーが取り付けられている。冬、春、秋等の気温が比較的低い季節には、ヒートシンク72を空冷する。空冷効果が低下する夏には、上記したセンサーの計測結果をフィードバックして、水冷効果を加える。すなわち、気温が冷水よりも設定値以上高い時に、電磁切り換え弁37Cを切り換えて、冷水を開口部35Cから低温側筐体3Cの内部空間36Cに流入させ、水冷効果を加える。本発明の第3の実施の形態の温度差発電装置100は、気温と水温の計測結果をフィードバックして、効果的な冷却を行うため、発電効率を向上させることができる。
以上、本発明の実施例を説明したが、本発明はこの実施例に限定されることはない。例えば、前述した実施例では、第1の平面型ヒートパイプ4A、第2の平面型ヒートパイプ6A、ヒートパイプ7は2列設置されているが、必要な発電量に応じて任意の列数のヒートパイプを設置すればよい。また、第3の実施の形態の温度差発電装置100の低温側筐体3Cを上下移動可能にし、空冷時には低温側筐体3Cの開口部35Cからヒートシンク72を全て露出して空冷効果を良くし、水冷時には、低温側筐体3Cの内部空間36Cにヒートシンク72を全て収納して水冷効果を良くしてもよい。さらに別の例として、第3の実施の形態の温度差発電装置100の低温側筐体3Cを取り外し可能にし、空冷時には低温側筐体3Cを取り外して空冷効果を良くし、水冷時には、低温側筐体3Cを取り付けて水冷効果を加えてもよい。
1、10、100…温度差発電装置
2A、2B…高温側筐体
21A、21B…中空部
22A、22B…供給口
23A、23B…排出口
24A、24B、24C…ボルト
25…温水用配管
3A、3B、3C…低温側筐体
31A、31B…中空部
32A、32B…供給口
33A、33B、33C…排出口
34…冷水用配管
35C…開口部
36C…内部空間
37C…電磁切り換え弁
4A、4B…第1の平面型ヒートパイプ
41A、41B…下部水平面部
42A、42B…上部水平面部
5A、5B、5C…熱電変換素子
6A、6B…第2の平面型ヒートパイプ
61A、61B…下部水平面部
62A、62B…上部水平面部
7…ヒートパイプ
71…保持体
72…ヒートシンク
007…高温の温泉
008…低温の温泉
009…ゼーベック素子(熱電変換素子)
010、011…ヒートパイプ
010a、011a…上端
010b、011b…下端
012…保持体
013…断熱材
014…遮断壁

Claims (4)

  1. 温度差により熱エネルギーを電気エネルギーに変換する熱電変換素子と、
    高温側流体が流入する中空の高温側筐体と、
    前記高温側筐体の高温側流体に浸される下部水平面部と、前記下部水平面部の水平方向の端部を垂直面内でU字型に折り曲げて、前記高温側筐体から上部に突出させ、前記熱電変換素子の下面に貼り合わされる上部水平面部とを有する第1の平面型ヒートパイプと、
    前記高温側筐体の上部に積み重ねて取り付けられ、低温側流体が流入する中空の低温側筐体と、
    前記低温側筐体の低温側流体に浸される上部水平面部と、前記上部平面部の水平方向の端部を垂直面内でU字型に折り曲げて、前記低温側筐体から下部に突出させ、前記熱電変換素子の上面に貼り合わされる下部水平面部とを有する第2の平面型ヒートパイプとからなる
    ことを特徴とする温度差発電装置。
  2. 請求項1に記載の温度差発電装置において、
    前記低温側筐体の上部には、前記構造の高温側筐体、第1の平面型ヒートパイプ、低温側筐体、第2の平面型ヒートパイプが更に積み重ねて取り付けられている
    ことを特徴とする温度差発電装置。
  3. 温度差により熱エネルギーを電気エネルギーに変換する熱電変換素子と、
    高温側流体が流入する中空の高温側筐体と、
    前記高温側筐体の高温側流体に浸される下部水平面部と、前記下部水平面部の水平方向の端部を垂直面内でU字型に折り曲げて、前記高温側筐体から上部に突出させ、前記熱電変換素子の下面に貼り合わされる上部水平面部とを有する平面型ヒートパイプと、
    前記高温側筐体の上部に積み重ねて取り付けられた空冷用のヒートシンクと、
    前記ヒートシンクに上端が接続され、下端が前記熱電変換素子の上面に貼り合わされるヒートパイプと、
    前記高温側筐体の上部に積み重ねて取り付けられ、前記ヒートシンクを包囲するとともに、低温側流体が流入可能な中空の低温側筐体と、
    設定値以上に気温が高い時に、前記低温側筐体に低温側流体を流入させるための切り換え弁とからなる
    ことを特徴とする温度差発電装置。
  4. 請求項3に記載の温度差発電装置において、
    前記気温が前記低温側流体の温度よりも設定値以上高い時に、前記切り換え弁を切り換えて前記低温側筐体に前記低温側流体を流入させる
    ことを特徴とする温度差発電装置。
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