JP2016150084A - 体温監視方式 - Google Patents
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Abstract
【課題】 乳幼児や高齢者等、体温計測装置を自ら操作困難な被計測者に対して長時間の体温計測を行いその推移を看護者に伝達して健康状態の常時監視を行うことが困難であった。【解決手段】長時間の計測でも被計測者の運動や健康を比較的害するおそれのない指先や身体表面等の部位に設置する心拍数計測装置を備えた生体情報計測部と、得られた心拍数の推移から身体深部の体温を推測する計算処理部から構成されることを特徴とする。【選択図】図1
Description
本発明は、心拍数を利用して体温を推測する体温監視方式に関するものである。
任意の時間における体温を計測する場合、なるべく体内に近い腋窩や口腔、耳等に体温計測器のセンサー部を設置して計測し、得られた温度から体温を推測している。
体温を長期間の時間帯で自動的に計測して記録および変化を監視する場合、計測対象者の運動を妨げたり身体への損傷を与えないようにするため比較的身体表面に近い部分で計測を行う方式が存在する。
体温以外の生体情報である心拍数や活動量等は体表面においての測定が可能であるため計測対象者の生活を妨げたり身体を損傷することなく長期の時間帯で自動的に計測し記録および推移の監視を行う装置は広く普及しており安価かつ容易に入手可能である。
発熱時において酸素需要が増大することにより心拍数との相関関係が認められている。
例えば体温37度以上でおよそ心拍数の増加10あたり体温0.5度上昇という相関関係がある。
例えば体温37度以上でおよそ心拍数の増加10あたり体温0.5度上昇という相関関係がある。
体温を測定する方法として一般に腋窩や口腔、耳等、体内に近い身体の部位に体温計などの温度測定装置を一定期間固定して接触させて計測する必要があるが、乳幼児や高齢者等、自らが容易に計測装置を操作できない場合は看護者がこれを操作する必要があるため長時間連続して体温を測定することは困難であった。
また看護者が計測に付き添わない場合、身体の深部に計測装置を長時間固定すると同様に被計測者が装置を管理する能力がない場合は長時間の接触により身体への損傷をきたすおそれが高い。
あるいは身体の表面において長期間の温度を計測し監視する装置は存在するが、身体深部の体温とは大きく異なる温度しか得られず、また一般に普及していない。
これらの理由から体温計測装置を自ら操作困難な被計測者に対して長時間の体温計測を行いその推移による健康状態の常時監視を行うことは困難であった。
また看護者が計測に付き添わない場合、身体の深部に計測装置を長時間固定すると同様に被計測者が装置を管理する能力がない場合は長時間の接触により身体への損傷をきたすおそれが高い。
あるいは身体の表面において長期間の温度を計測し監視する装置は存在するが、身体深部の体温とは大きく異なる温度しか得られず、また一般に普及していない。
これらの理由から体温計測装置を自ら操作困難な被計測者に対して長時間の体温計測を行いその推移による健康状態の常時監視を行うことは困難であった。
本発明は、長時間の計測でも被計測者の運動や健康を比較的害するおそれのない指先や腕等、身体の先端あるいは表面等の部位に設置する心拍数測定装置および活動量測定装置他の生体情報計測装置、あるいは心拍数計測装置のみを備えた生体情報計測部と、
それらの装置より有線または無線により伝達された心拍数のみあるいは他の生体情報値も利用しあわせて計算により身体の深部体温を推測する計算処理部からなる構成を特徴とする。
それらの装置より有線または無線により伝達された心拍数のみあるいは他の生体情報値も利用しあわせて計算により身体の深部体温を推測する計算処理部からなる構成を特徴とする。
本発明の体温監視方式は、指や腕等の長時間身体に装着しても害の少ない部位に装着可能な生体情報計測部の心拍数計測装置から得た心拍数と心拍と体温の相関関係から体温を推測し、その際に活動量計測装置を備えていれば活動量の変異から運動による心拍数への影響を考慮して補正あるいは除外し、さらに温度計測装置等、その他の生体情報の計測可能な装置を備えていればそれらも合わせて補正に利用することにより、身体深部の体温の推測の精度をより高めることができるため発熱を検出する等の健康管理を目的とした長時間における体温の常時監視が可能となる効果がある。
身体の先端部や表面等、被計測者の生活を妨げたり損傷のおそれのより少ない任意の部位に設置される心拍数計測装置を備えた生体情報計測部と、得られた心拍数から計算により体温を推測し表示装置や通信装置等、外部装置へ受け渡す計算処理部から構成される。
被計測者の生活を妨げないために腕に装着する生体情報計測部(1)において心拍計測装置により心拍数の計測を行い、短距離通信(4)により計算処理部(2)へ計測値を伝達する。
計算処理部(2)において数式2から体温を推測し、推測された体温の推移の表示を行ったり、あるいは広域通信網への通信(5)により遠隔地にいる看護者へ体温の推測値の推移を伝達する。
計算処理部(2)において数式2から体温を推測し、推測された体温の推移の表示を行ったり、あるいは広域通信網への通信(5)により遠隔地にいる看護者へ体温の推測値の推移を伝達する。
生体情報計測部(1)が活動量計測装置を備えている場合には活動量を短距離通信(3)により計算処理部(2)に伝達する。
活動量が高い場合は健康であっても心拍数が高くなるため、数式2から推測された体温上昇値から活動量による上昇を考慮して補正あるいはその時間帯の計測値を除外することにより異常発熱の検出の精度を向上することができる。
活動量が高い場合は健康であっても心拍数が高くなるため、数式2から推測された体温上昇値から活動量による上昇を考慮して補正あるいはその時間帯の計測値を除外することにより異常発熱の検出の精度を向上することができる。
発熱時の心拍数Pと体温Tとの相関関係の代表的な例として数式1にあらわす。
体温Tを心拍数Pの関数として数式1から導かれる数式2であらわす。本発明はこれにより主に心拍数の計測値から体温を推測可能とすることを特徴とする。
なお、実装する際にはそれまでに集積された心拍数や体温の実測値およびその他の生体情報値から必要に応じて各係数の補正や数式の改変を行うものとする。
体温Tを心拍数Pの関数として数式1から導かれる数式2であらわす。本発明はこれにより主に心拍数の計測値から体温を推測可能とすることを特徴とする。
なお、実装する際にはそれまでに集積された心拍数や体温の実測値およびその他の生体情報値から必要に応じて各係数の補正や数式の改変を行うものとする。
上記の数式において、P0は計測初期あるいは平常時の心拍数、T0は計測初期あるいは平常時の体温、λpは心拍数の変動係数、λtは体温の変動係数である。
1 生体情報計測部
2 計算処理部
3 身体の一部
4 短距離通信
5 広域通信網への通信
2 計算処理部
3 身体の一部
4 短距離通信
5 広域通信網への通信
Claims (2)
- 長時間装着しても被計測者の生活を妨げたり損傷の恐れのより少ない任意の部位に設置された心拍数計測装置を備えた生体情報計測部と、得られた心拍数から計算により身体深部の体温を推測し表示装置や通信装置等外部装置へ受け渡す計算処理部から構成される体温監視方式。
- 上記の生体情報計測部が活動量計測装置を備えていれば、心拍数から推測した体温に対して、活動量の計測値の変異による心拍数への影響を考慮して体温の推測値を補正したり除外する等により監視の精度を高める体温監視方式。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015028363A JP2016150084A (ja) | 2015-02-17 | 2015-02-17 | 体温監視方式 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015028363A JP2016150084A (ja) | 2015-02-17 | 2015-02-17 | 体温監視方式 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016150084A true JP2016150084A (ja) | 2016-08-22 |
Family
ID=56694900
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015028363A Pending JP2016150084A (ja) | 2015-02-17 | 2015-02-17 | 体温監視方式 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2016150084A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2021049573A1 (ja) * | 2019-09-10 | 2021-03-18 | 学校法人産業医科大学 | 深部体温推定装置、深部体温推定方法、深部体温推定プログラム |
WO2023109550A1 (zh) * | 2021-12-15 | 2023-06-22 | 华为技术有限公司 | 体温测量方法及电子设备 |
WO2023199697A1 (ja) * | 2022-04-11 | 2023-10-19 | 博明 坂本 | 作業者負担判定装置及び作業者負担判定方法 |
-
2015
- 2015-02-17 JP JP2015028363A patent/JP2016150084A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2021049573A1 (ja) * | 2019-09-10 | 2021-03-18 | 学校法人産業医科大学 | 深部体温推定装置、深部体温推定方法、深部体温推定プログラム |
WO2023109550A1 (zh) * | 2021-12-15 | 2023-06-22 | 华为技术有限公司 | 体温测量方法及电子设备 |
WO2023199697A1 (ja) * | 2022-04-11 | 2023-10-19 | 博明 坂本 | 作業者負担判定装置及び作業者負担判定方法 |
JP2023155770A (ja) * | 2022-04-11 | 2023-10-23 | 博明 坂本 | 作業者負担判定装置及び作業者負担判定方法 |
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