JP2016149703A - 符号化装置、復号化装置、符号化方法、及び復号化方法 - Google Patents

符号化装置、復号化装置、符号化方法、及び復号化方法 Download PDF

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Abstract

【課題】
符号長が短い領域にて優れた訂正能力をもつ多元LDPC符号において符号化ビット毎の訂正能力に強弱をつけることができる。
【解決手段】
符号化器1は、符号化の対象となる入力データから生成行列9を用いて多元LDPC符号による符号語を生成する符号化部13を有する符号化器であって、生成行列9は復号器2で復号に用いられる検査行列10から生成される行列であり、検査行列10は、同一列ブロック1021に含まれる正則行列102、104内の列順序が、正則行列102、104と同一行に含まれる正則行列101から104を連結した行列についての最小行ハミング距離の符号語に含まれる回数に基づいて共通の大小関係で並べた順番である。
【選択図】 図1

Description

本発明は、符号化装置、復号化装置、符号化方法、及び復号化方法に関し、特に、多元低密度パリティチェック符号(LDPC)符号化方式を用いる符号化装置、復号化装置、符号化方法、及び復号化方法に関する。
近年、シャノン限界に近い強力な誤り訂正能力を有する符号クラスが注目を集めており、LDPC符号はその一つである。LDPC符号とは、検査行列内の非零が疎に分布した符号である。
通信の大容量化及び高速化の要望に応える通信システムとして、上記のような強力な誤り訂正符号と多値変調方式を備えた通信システムが広く利用されている。多値変調方式とは、1シンボルに複数ビットを割り当てる変調方式である。多値変調方式を備えた送信装置では、誤り訂正符号化によって入力データから符号語を生成し、符号語を複数ビット列毎に並び替えることでシンボルを生成し、各シンボルのビット列に従ってコンスタレーション上の信号点を選択し、選択された信号点に対応する変調信号を生成し、送信信号として送信する。
伝送路ノイズの影響によって、コンスタレーション上で受信される受信信号は、元の送信信号点と異なる位置で受信される。仮に、受信信号を誤った信号点として判定してしまう場合、ノイズの性質上、元の送信信号点からの距離が近い信号点として判定される確率が高い。
各シンボルのビット列とコンスタレーション上の信号点を対応させるマッピング方法は、上記ノイズの性質を考慮し、誤るビット数を最小にすることを目的とした、Grayマッピングが一般に利用される。Grayマッピングの特徴は、隣り合う信号点間のビット列が1ビット反転した関係にあることである。しかしながら、隣り合う信号点間でのビット反転頻度がシンボル内のビットの位置によって異なるため、シンボル内のビット誤り発生率は異なってしまう。反転頻度の高いビットはノイズ耐性が弱いビットであり、逆に、反転頻度の低いビットはノイズ耐性が高いビットである。上記は、不均一誤りと呼ばれる。
不均一誤りを考慮した符号化技術は、不均一誤り保護(UEP)技術と呼ばれる。
例えば特許文献1には、LDPC符号における各ビットのうち分離距離の小さいビットを、変調における保護能力の強いビットにマッピングする変調装置を提案している。
これに対し符号長が短い領域(符号長一万ビット以下)にてLDPC符号よりも優れた訂正能力をもつ多元LDPC符号が注目されている。多元LDPC符号は、検査行列内の非零がガロア体(2)上の1であるLDPC符号に対し、非零をガロア体(2)上の{0,1}を成分とするM行M列の正則行列(Mは自然数)としたものである。
例えば非特許文献1に多元LDPC符号の設計方法が開示されている。非特許文献1には、最小行ハミング距離の長い正則行列の組を各行ブロックに配置することで、訂正能力の改善があることが開示されている。
ここで行ハミング距離とは、行ブロック内の正則行列dc個を連結したM×(M×dc)行列を新たな検査行列と見なした際のハミング距離である。また上記のM×(M×dc)行列に対する最小ハミング距離は、最小行ハミング距離という。また上記のM×(M×dc)行列に対するハミング距離の符号語は、行ハミング距離の符号語という。
国際公開WO2007/108471号公報
Charly Poulliat,Marc Fossorier,and DavidDeclercq,"Design of Regular(2,dc)−LDPC Codes over GF(q) Using Their Binary Images,"IEEETransactions on Communications,vol.56,NO.10,pp.1626−1635,October 2008.
しかしながら非特許文献1に開示される多元LDPC符号の技術は、単に最小行ハミング距離の長い正則行列の組を各行ブロックに配置するため、符号化ビット毎の訂正能力に強弱をつけることまではできなかった。
本発明は、符号長が短い領域にて優れた訂正能力をもつ多元LDPC符号において符号化ビット毎の訂正能力に強弱をつけることができる符号化装置、復号化装置、符号化方法、及び復号化方法を提供することを目的とする。
本発明の1つの側面によれば、符号化装置は、符号化の対象となる入力データから生成行列を用いて多元LDPC符号による符号語を生成する符号化部を有する符号化装置であって、前記生成行列は検査行列から生成されるものであり、前記検査行列は、同一列ブロックに含まれる正則行列内の列順序が、前記正則行列と同一行ブロックに含まれる正則行列を連結した行列についての最小行ハミング距離の符号語に含まれる回数に基づいて共通の大小関係で並べた順番である。
本発明の他の1つの側面によれば、復号装置は、復号の対象となる多元LDPC符号による符号語から検査行列を用いて前記符号語推定ビット列を生成する復号部を有する復号装置であって、前記検査行列は、同一列ブロックに含まれる正則行列の列順序が、前記正則行列と同一行ブロックに含まれる正則行列を連結した行列についての最小行ハミング距離の符号語に含まれる回数に基づいた共通の大小関係で並べた順番である。
本発明によれば、符号長が短い領域にて優れた訂正能力をもつ多元LDPC符号において符号化ビット毎の訂正能力に強弱をつけることができる。
図1は、一実施形態である符号化装置の構成を示すブロック図である。 図2は、図1に対応する復号装置の構成を示すブロック図である。 図3は、図1及び図2の検査行列の構成の一例を示す図である。 図4は、図3の正則行列の例を示す図である。 図5は、図3の列ブロック1021の正則行列102内の列順序を説明する図である。 図6は、図3の列ブロック1021の正則行列104内の列順序を説明する図である。 図7は、他の実施形態である送信装置の構成を示すブロック図である。 図8は、図7のビットインターリーバの動作を示す図である。 図9は、図7に対応する受信装置の構成を示すブロック図である。
発明を実施するための形態について図面を参照して詳細に説明する。図1は、一実施形態である符号化装置の構成を示すブロック図である。
本実施形態の符号化器1は、多元LDPC符号化方式を採用している。符号化器1は、図1に示すように、N−Pビット(P、Nは整数であり、PはNより小さい。)の入力データ(x)を入力する入力部11と、生成行列9を記憶する記憶部12と、入力部11に入力された入力データ(x)から生成行列9を用いてPビットの冗長を生成することで、Nビットの符号語(c)を生成する符号化部13と、生成された符号語(c)を出力する出力部14を備えている。
符号語(c)は、P×Nの検査行列(H)10との間に、式(1)を満たすNビット列である。
Hc=0・・・式(1)
符号語(c)の生成では、式(2)のように、符号化部13は入力データ(x)と生成行列(G)9の行列積によって符号語(c)を生成する。前記生成行列(G)9は(N−P)×Nの行列であり、検査行列(H)10から式(3)を満たす行列として構築することができる。
c=xG・・・式(2)
HG=0・・・式(3)
受信側である復号器において行われる復号処理は、式(4)を満たすような推定ビット列(u)を元の送信信号の各ビットが0であったか、1であったを表す確率値N個から求めることである。復号に成功する場合、推定ビット列(u)は送信側の符号化器1から出力され送信された符号語(c)と一致する。一方で、復号に失敗する場合、推定ビット列(u)は送信側の符号化器1から出力され送信された符号語(c)とは異なる符号語に向けた推定の結果として、誤りが発生する。
Hu=0・・・式(4)
図2は、一実施形態である復号装置の構成を示すブロック図である。復号器2は、多元LDPC符号化方式を採用している。復号器2は、図2に示すように、確率値N個を入力する入力部21と、本発明の特徴である検査行列10を記憶する記憶部22と、入力部21に入力された確率値N個から検査行列10を用いてN−Pビットの推定ビット列(u)を生成する復号部23と、生成された推定ビット列を出力する出力部24を備えている。
次に本発明の特徴である検査行列10の構成について説明する。図3は、図2の検査行列10の構成の一例を示す図である。検査行列10は、例えば、図3に示すように、P×Nサイズの行列である。検査行列10は、多元LDPC符号化方式を採用しており、M×Mサイズ(MはP、Nより小さい自然数)の1又は0を要素とする正則行列と、要素がすべて0であるO行列を、行方向、列方向に並べた行列である。列方向の位置が同一の正則行列101から104を含むM行を行ブロックという。また行方向の位置が同一の正則行列102、104を含むM列を列ブロックという。
検査行列10は、例えば、図3に示すように、行ブロック1011のMビット行内と、他の行ブロック1012のMビット行内に正則行列101から104が含まれている。また列ブロック1021のMビット列内に複数の正則行列102、104が含まれているものとする。
図4は図3の正則行列の例を示す図である。また図5は、図3の列ブロック1021の正則行列102内の列順序、図6は、図3の列ブロック1021の正則行列104内の列順序、を説明する図である。最小行ハミング距離とは、上述したように行ブロック内の正則行列dc個(dcは自然数、図3の行ブロック1011、1012については4個)を連結したM行(M×dc)列の行列を新たな検査行列と見なした際のハミング距離である。またこの行ブロック1011、1012内の正則行列を連結した行列を新たな検査行列と見なした際の最小ハミング距離を、行ブロック1011、1012の最小行ハミング距離という。また行ブロック1011、1012内の正則行列を連結した行列を新たな検査行列と見なした際のハミング距離kの符号語は、行ハミング距離kの符号語という。
行ブロック1011、1012内の6×6サイズ正則行列を連結した行列の最小行ハミング距離は3であり、列ブロック1021の正則行列102及び104内の列順序の各列は、図5、図6に示すようにすべて行ハミング距離3の符号語に含まれる回数に基づいて例えば、回数が多い順、など、共通の大小関係で並べた順番である。また上記回数が同一の複数列に対しては、より長いハミング距離である行ハミング距離4の符号語に含まれる回数に基づいて同様に規定され、例えば、回数が多い順、など、共通の大小関係で並べた順番である。行ハミング距離が長さkであるとは、図4の正則行列101から104の4つを連結した6×24の行列からk個の列の組み合わせを選択した時に、列のビット毎のXORが零となることをいう。上記の列の組み合わせは行ハミング距離kの符号語に対応する。
ここで各列が行ハミング距離kの符号語に含まれる回数について説明する。行ハミング距離kの符号語の探索は、行ブロック内の正則行列4個を連結したM行(M×4)列の行列を新たな検査行列と見なし、k個の1を含む符号語を探索することで実現できる。そして、上記と式(1)の関係から、行ハミング距離kの符号語の探索は、M行(M×4)列の行列内の列のうちk個の列を選択するときこの列ベクトルのXORが全零となる列の組み合わせ探索することで実現できる。
例えば、簡単な例を示す。検査行列Hが
Figure 2016149703
の場合、符号語c=(1,1,1,0)は式(1)のHc=0を満たす。
一方、符号語の最初からaビット目が検査行列の左からa列目に対応するので、上記の符号語c=(1,1,1,0)に対応する、検査行列の左から1,2,3列目の列ベクトル、
Figure 2016149703
のXORは零ベクトルとなる。このように行ハミング距離kの符号語の探索は、行ブロック1011、1012の検査行列内の列のうちk個の列を選択するときの列ベクトルのXORが全零となる列の組み合わせを探索することで探索することができる。このことから探索された組み合わせに含まれる列は、行ハミング距離kの符号語に含まれるという。
最小行ハミング距離の符号語の探索は、最小行ハミング距離、例えば図4、5の行ブロック1011、1012では3であることをあらかじめ求めておき、検査行列内の列のうち3個の列を選択するときの列ベクトルのXORが全零となる列の組み合わせを探索することで実現できる。そして列ベクトルのXORが全零となる列の組み合わせから、対応する符号語を求めることができる。
図5、図6に示すように正則行列102、104の行列内部の列順序を、最小行ハミング距離の符号語に含まれる回数等が多い順とした検査行列による多元LDPC符号を用いた符号化によって、符号語Mビット毎のビット訂正能力は、左から順に訂正能力が低いビットから高いビットの順に並ぶことになる。
なぜなら例えば、送信した符号語をc0、それ以外の符号語の一つをc1とすると、c0とc1のXORパターンは、両符号語の異なるビット列であり、したがって通信路ノイズによって、上記で探索した最小行ハミング距離の符号語と同一のエラーパターンが加わると、c0はc1に間違われるからである。すなわち最小行ハミング距離の符号語に含まれる回数が多いということは、エラーパターンに含まれる確率が高いことになるからである。なお、本実施形態の検査行列の同一列ブロック内に含まれる複数の正則行列の各行列内部の列順序は、図5、図6のように最小行ハミング距離の符号語に含まれる回数が多い順とするものに限らず、複数の正則行列で共通した列順序とすればよい。
このように本実施形態によれば、検査行列の同一列ブロック内に含まれる複数の正則行列の各行列内部の列順序が、それぞれの行ブロックの最小行ハミング距離の符号語に含まれる回数等に基づいた共通の列順序となっている。正則行列の列の順序を列ブロック内で共通とすることにより、最小行ハミング距離及びそれに準ずる行ハミング距離の符号語に含まれる回数が少ない正則行列の列と含まれる回数が多い正則行列の列を検査行列全体として列方向に統一して並べることで、訂正能力の高低の差異を大きくすることができる。この構成により符号長が短い領域にて優れた訂正能力をもつ多元LDPC符号の符号化装置1及び復号装置2において符号化ビット毎の訂正能力に強弱をつけることができる。
次に、上記の多元LDPC符号の符号化装置1を送信装置に用いた実施形態について説明する。図7は本実施形態の送信装置の構成図である。図7に示すように、送信装置3は、符号化器1、ビットインターリーバ31、コンスタレーションマッパ32、変調器33を備える。
符号化器1では、図1、3から5、6に示したように、各列ブロック内の正則行列の列順序が、最小行ハミング距離及びそれに準ずる行ハミング距離の符号語に含まれる回数において共通の大小関係に従うことを特徴とした検査行列10から式(3)を満たす行列として生成された生成行列9と入力データから符号語を生成する。
検査行列10内の正則行列は、M×Mサイズの正則行列であり、図5、図6に示したように上記正則行列の列は、最小行ハミング距離、及びそれに準ずる行ハミング距離の符号語に含まれる回数が多い順に左から並ぶとする。
上記の多元LDPC符号を用いた符号化によって、符号語Mビット毎のビット訂正能力は、左から順に訂正能力が低いビットから高いビットの順に並ぶ。
次に、ビットインターリーバ31に関して説明する。ビットインターリーバ31は、訂正能力が高い符号化ビットをコンスタレーション上のノイズ耐性が弱いビットに、訂正能力が低い符号化ビットをコンスタレーション上のノイズ耐性が強いビットに、対応させるための符号語の並び替えを行う。コンスタレーション上の信号点がKビット表記のGrayマッピングに従い、Kビットがノイズ耐性の強いビットから弱いビットの順に左から並ぶ場合を考える。前述のように、符号語はMビット毎に訂正能力の低いビットから高いビットの順に並ぶとする。
上記の場合のビットインターリーバの構成の一例を図8に示す。ビットインターリーバ31は、読み書き用メモリ311と読み書き用メモリ312を備える。読み書き用メモリ311のサイズは、r×Mビット、読み書き用メモリ312のサイズは、K×sビット、とする。各メモリサイズは、インターリーバの入出力ビット数が同じとなるようにするため、式(5)を満たすとする。Kはコンスタレーション上の信号点に割り当てられたビット数である。
r×M=K×s・・・式(5)
ビットインターリーバ31への入力は、M×rビットの符号語であり、Mビット単位で訂正能力の低いビットから高いビットの順に左から並ぶとする。
読み書き用メモリ311への書き込みについて説明する。図5のように、左から右に向けた書き込みを上の行から下の行へと進めることで、訂正能力の高いビットから低いビットの順に左から並ぶ。
次に、読み書き用メモリ311の読み込み動作について説明する。図8のように、上から下に向けた読み込みを左の列から右の列へと進めることで、訂正能力の高いビットr個から低いビットr個を順に読み込みことができる。
次に、読み書き用メモリ312の書き込み動作について説明する。図8のように、左から右に向けた書き込みを上の行から下の行へと進めることで、訂正能力の高いビットs個から低いビットs個を順に書き込むことができる。
次に、読み書き用メモリ312の読み込み動作について説明する。図8のように、上から下に向けた読み込みを左の列から右の列へと進めることで、訂正能力の高いビットから低いビットの順に並んだKビットs個を順に読み込むことができる。
したがって、ビットインターリーバ31の出力は、訂正能力の低いビットから高いビットの順に並んだKビットs個となる。
次に、コンスタレーションマッパ32について詳細に説明する。具体例として、コンスタレーション上の各信号点はKビットで表され、上位ビットほどノイズ耐性が強く、下位ビットほどノイズ耐性が弱いとする。前述のビットインターリーバ31に関する説明から、コンスタレーションマッパ32への入力は、訂正能力の低いビットから高いビットの順に並んだKビットs個となる。コンスタレーションマッパ32は、s個のKビットをコンスタレーション上の信号点へ対応付けを行い、s個の信号点の座標を出力する。
次に、変調器33について詳細に説明する。変調器33への入力は、前述のコンスタレーションマッパ32から出力された、s個の信号点の座標である。変調器33は、信号点の座標に合わせて変調信号を形成する。変調器33はs個の変調信号を出力する。
次に、上記の多元LDPC符号の復号装置2に対応する受信装置の実施形態について説明する。図9は本実施形態の受信装置の構成図である。図9に示すように、受信装置4は、復調器41、コンスタレーションデマッパ42、デインターリーバ43、復号器2を備える。
復調器41について詳細に説明する。受信したs個の変調信号が入力される。復調器41は、受信した変調信号の信号点の座標を特定し、s個の信号点の座標を出力する。
次に、コンスタレーションデマッパ42について詳細に説明する。コンスタレーションデマッパ42は、入力されたコンスタレーション上のs個の信号点の座標から、元の送信信号Kビットの各ビットが送信側で0であったか、1であったかを確率値として出力する。
次に、デインターリーバ43に関して説明する。デインターリーバ43には、コンスタレーションデマッパ42からN個の確率値が順次入力される。デインターリーバ43は、送信装置3のビットインターリーバ31による並び替えと逆の並び替えを行って、N個の確率値の並びを符号語のビット列の並びに対応させる。
次に、復号器2に関して説明する。復号器2の復号部23で使用される検査行列10内の正則行列は、M×Mサイズの正則行列であり、例えば、図5に示したように上記正則行列の列は、最小行ハミング距離、及びそれに準ずる行ハミング距離の符号語に含まれる回数が多い順に左から並ぶ。復号器2の復号部23は、デインターリーバ43によって並び替えられた符号語の各ビットが0であるか、1であるかに関する確率値N個と検査行列10を入力とし、式(4)を満たす条件の下で、送信側で生成された確率の高い推定ビット列を求める。
上述の実施形態では、符号化装置、復号装置は不揮発性メモリ(不図示)に記憶されているプログラムを実行することで符号化及び復号等の機能を実現することができる。この場合、符号化装置、復号装置が実行するプログラムはコンピュータ読取り可能な記録媒体に記憶してもよく、通信回線を介してサーバからダウンロードするようにしてもよい。また、符号化装置、復号装置は内部にコンピュータシステムを有しており、その処理手順はプログラム形式でコンピュータ読取り可能な記録媒体によって記憶されており、コンピュータシステムが当該プログラムを読み出して実行することにより符号化及び復号等を実現することができる。尚、「コンピュータシステム」とはCPU、メモリ、周辺機器などのハードウェア、オペレーティングシステム(OS)などのソフトウェアを包含する。
また、上述のフローチャートに表された符号化及び復号を実現するプログラムをコンピュータ読取り可能な記録媒体に記録して、当該プログラムをコンピュータシステムに読み込ませて実行するようにしてもよい。「コンピュータ読取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、フラッシュメモリなどの書込可能な不揮発性メモリ、CD−ROMなどの可搬記録媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスクなどの記憶装置を意味する。
また、上述のプログラムは本発明に係る符号化及び復号等の一部を実現するものであってもよい。或いは、上述のプログラムはコンピュータシステムに既に記録されているプログラムとの組合せで本発明の機能を実現するような差分プログラム(又は、差分ファイル)としてもよい。
以上、実施形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記実施形態に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
例えば、上記実施形態において、符号語(c)の生成では、符号化器1の符号化部13が、入力データ(x)と生成行列(G)9から符号語(c)を生成するものとして説明したが、検査行列(H)10から式(1)を満たす符号語(c)を求めてもよい。
また例えば、上記実施形態において行ブロックに含まれる正則行列を同じ4つの正則行列として説明したが、すべての行ブロックに同じ正則行列が含まれるものに限られず、また列ブロック及び行ブロックに含まれる正則行列の数も同数に限られない。
本発明によれば、多値変調方式を備えた通信システム、といった用途に適用できる。
1 符号化器
9 生成行列
10 検査行列
11 入力部
12 記憶部
13 符号化部
14 出力部
2 復号器
21 入力部
22 記憶部
23 復号部
24 出力部
3 送信装置
31 ビットインターリーバ
32 コンスタレーションマッパ
33 変調器
311、312 読み書き用メモリ
4 受信装置
41 復調器
42 コンスタレーションデマッパ
43 デインターリーバ

Claims (10)

  1. 符号化の対象となる入力データから生成行列を用いて多元LDPC符号による符号語を生成する符号化部を有する符号化装置であって、前記生成行列は検査行列から生成されるものであり、前記検査行列は、同一列ブロックに含まれる正則行列内の列順序が、前記正則行列と同一行ブロックに含まれる正則行列を連結した行列についての最小行ハミング距離の符号語に含まれる回数に基づいて共通の大小関係で並べた順番であることを特徴とする符号化装置。
  2. 前記検査行列は、前記同一列ブロックに含まれる正則行列内の列順序が、前記最小行ハミング距離の符号語に含まれる回数が同一の複数列に対しては、より長いハミング距離の符号語に含まれる回数に基づいて共通の大小関係で並べた順番であることを特徴とする請求項1に記載の符号化装置。
  3. 前記検査行列は、前記同一列ブロックに含まれる正則行列内の列順序が、前記最小行ハミング距離の符号語に含まれる回数が多い順とすることを特徴とする請求項1又は2に記載の符号化装置。
  4. 復号の対象となる多元LDPC符号による符号語から検査行列を用いて推定ビット列を生成する復号部を有する復号装置であって、前記検査行列は、同一列ブロックに含まれる正則行列内の列順序が、前記正則行列と同一行ブロックに含まれる正則行列を連結した行列についての最小行ハミング距離の符号語に含まれる回数に基づいて共通の大小関係で並べた順番であることを特徴とする復号装置。
  5. 符号化の対象となる入力データから、同一列ブロックに含まれる正則行列内の列順序が前記正則行列と同一行ブロックに含まれる正則行列を連結した行列についての最小行ハミング距離の符号語に含まれる回数に基づいて共通の大小関係で並べた順番である検査行列から生成される生成行列を用いて多元LDPC符号による符号語を生成することを特徴とする符号化方法。
  6. 復号の対象となる多元LDPC符号による符号語から、同一列ブロックに含まれる正則行列内の列順序が前記正則行列と同一行ブロックに含まれる正則行列を連結した行列についての最小行ハミング距離の符号語に含まれる回数に基づいて共通の大小関係で並べた順番である検査行列を用いて推定ビット列を生成することを特徴とする復号方法。
  7. 請求項1の符号化装置と、符号語のビット並び替えを行うビットインターリーバと、並び替えられたビットをコンスタレーション上の信号点への対応付けるコンスタレーションマッパと、信号点に合わせて変調信号を形成する変調器とを有する送信装置。
  8. 前記ビットインターリーバは、訂正能力が高い符号化ビットをコンスタレーション上のノイズ耐性が弱いビットに、訂正能力が低い符号化ビットをコンスタレーション上のノイズ耐性が強いビットに、対応させるための符号語のビット並び替えを行うことを請求項7に記載の特徴とする送信装置。
  9. 受信した変調信号を復調して信号点を出力する復調器と、信号点に対応するビットを順次出力するコンスタレーションデマッパと、送信装置のビット並び替えと逆の並び替えを行うデインターリーバと、請求項4の復号装置とを有する受信装置。
  10. 符号化装置のコンピュータに、符号化の対象となる入力データから、同一列ブロックに含まれる正則行列内の列順序が前記正則行列と同一行ブロックに含まれる正則行列を連結した行列についての最小行ハミング距離の符号語に含まれる回数に基づいて共通の大小関係で並べた順番である検査行列から生成される生成行列を用いて多元LDPC符号による符号語を生成する処理を実行させる符号化プログラム。
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