JP2016149374A - 回路基板用電気コネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】端子によって良好なロック機能が得られる回路基板用電気コネクタを提供する。【解決手段】回路基板の実装面上に配され該実装面に対して直角な方向をコネクタ挿抜方向として相手コネクタ2が挿抜される回路基板用電気コネクタ1であって、上記実装面に対して平行な一方向を配列方向として配列された端子20,30と、該端子20,30を配列保持するハウジング10とを有する回路基板用電気コネクタ1において、端子20,30は、信号端子20と電源端子30とを有しており、該信号端子20及び該電源端子30は、相手コネクタ2とのロックのためのロック部23A−1,35Aをそれぞれ有しており、電源端子30のロック部35Aは、上記配列方向で信号端子20のロック部23A−1よりも大きくなっている。【選択図】図1

Description

本発明は、回路基板の実装面上に配され該実装面に対して直角な方向をコネクタ挿抜方向として相手コネクタが挿抜される回路基板用電気コネクタに関し、特に、相手コネクタに対してコネクタ抜出方向でロック可能な端子を有する回路基板用電気コネクタに関する。
この種の回路基板用電気コネクタとして、例えば、特許文献1に記載のレセプタクルコネクタ及びプラグコネクタが知られている。特許文献1では、レセプタクルコネクタは、回路基板上の実装面上に配され該実装面に対して平行な一方向を長手方向として延びるハウジングと、該長手方向を端子配列方向としてハウジングに配列保持される複数の端子とを有している。
上記レセプタクルコネクタの端子は、金属板の平坦面を維持したまま該金属板を打ち抜いて作られていて、全ての端子が同じ形状をなしている。一方、上記プラグコネクタの端子は、金属板を打ち抜いて得られた帯状片を板厚方向に屈曲して作られていて、全ての端子が同じ形状をなしている。上記レセプタクルコネクタの端子にはロック突部がそして上記プラグコネクタの端子には被ロック凹部が形成されており、コネクタ嵌合状態にて該ロック突部と被ロック凹部が係止し合ってロックがなされることにより、コネクタ同士の抜けが防止されるようになっている。
特開2013−206771
特許文献1では、上述したように、レセプタクルコネクタの全ての端子が同じ形状であるとともに、プラグコネクタの全ての端子も同じ形状であるので、端子同士のロック量(係止面積)は全ての端子において同じである。そして、各端子同士のロック量はレセプタクルコネクタの端子のロック突部の板厚分に対応している。
本発明は、このような事情に鑑み、端子によって良好なロック機能が得られる回路基板用電気コネクタを提供することを課題とする。
本発明に係る回路基板用電気コネクタは、回路基板の実装面上に配され該実装面に対して直角な方向をコネクタ挿抜方向として相手コネクタが挿抜される回路基板用電気コネクタであって、上記実装面に対して平行な一方向を配列方向として配列された端子と、該端子を配列保持するハウジングとを有する。
かかる回路基板用電気コネクタにおいて、本発明では、端子は、信号端子と電源端子とを有しており、該信号端子及び該電源端子は、相手コネクタとのロックのためのロック部をそれぞれ有しており、電源端子のロック部は、上記配列方向で信号端子のロック部よりも大きくなっていることを特徴としている。
本発明において、電源端子のロック部は、配列方向に見たときに信号端子のロック部と同じ形状をなしていてもよい。また、本発明において、電源端子のロック部は、コネクタ挿抜方向で信号端子のロック部と同じ位置に設けられていてもよい。
本発明の回路基板用電気コネクタでは、端子によって良好なロック機能が得られる。
本発明の第一実施形態に係るレセプタクルコネクタ及びこれに対して上方から嵌合されるプラグコネクタの斜視図であり、コネクタ嵌合前の状態を示している。 図1のレセプタクルコネクタ及びプラグコネクタを、ハウジングを省略して示した斜視図である。 図1のレセプタクルコネクタのレセプタクルロック金具及びプラグコネクタのプラグロック金具を示す斜視図である。 (A)は図1のプラグコネクタを上下反転させて示した斜視図であり、(B)は(A)のプラグコネクタのハウジングを省略して示した斜視図であり、(C)は(A)のプラグコネクタのプラグロック金具のみを示す斜視図である。 図1のレセプタクルコネクタ及びプラグコネクタの配列方向に対して直角な面での断面図であり、上記配列方向におけるロック金具の位置での断面を示している。 (A)は第二実施形態に係るレセプタクルロック金具を示す斜視図であり、(B)は第三実施形態に係るレセプタクルロック金具を示す斜視図である。
以下、添付図面にもとづき、本発明の実施形態について説明する。
<第一実施形態>
図1は、本発明の第一実施形態に係るレセプタクルコネクタ1及びこれに対して上方から嵌合されるプラグコネクタ2の斜視図であり、コネクタ嵌合前の状態を示している。本実施形態におけるレセプタクルコネクタ1及びプラグコネクタ2は、それぞれ異なる回路基板(図示せず)の実装面上に配される回路基板用電気コネクタであり、各回路基板の実装面に対して直角な方向(図1での上下方向)を挿抜方向とするコネクタ組立体を構成している。本実施形態では、レセプタクルコネクタ1に対するプラグコネクタ2の嵌合方向、すなわち図1でプラグコネクタ2を下方へ向けて移動させる方向を「コネクタ嵌合方向」とし、その反対方向、すなわち図1での上方へ向かう方向を「コネクタ抜出方向」として説明する。また、プラグコネクタ2に対する相手コネクタであるレセプタクルコネクタ1の嵌合方向および抜出方向は、それぞれ上述のプラグコネクタ2の「コネクタ嵌合方向」および「コネクタ抜出方向」の反対方向になる。
[レセプタクルコネクタ1の構成]
レセプタクルコネクタ1は、図1に見られるように、略直方体外形をなすハウジング10と、上記実装面に対して平行をなすハウジング10の長手方向を配列方向として該ハウジング10に一体モールド成形により配列保持される複数のレセプタクル信号端子20(以下、単に「レセプタクル端子20」という)及びレセプタクルロック金具30とを有している。上記配列方向の「配列」とは、レセプタクルコネクタ1をハウジング10の短手方向に見たときに、単にレセプタクル端子20及びレセプタクルロック金具30が上記長手方向で互いに異なる位置に設けられていることを意味しており、レセプタクルコネクタ1を上記長手方向に見たときに、レセプタクル端子20及びレセプタクルロック金具30が同位置に配されていることまでは要求されない。
図1に見られるように、レセプタクル端子20は、上記配列方向でのハウジング10の中央寄り範囲にて、コネクタ幅方向で対称な二列をなして設けられており、各列に二本ずつ配列されている。また、レセプタクルロック金具30は、上記配列方向でのレセプタクル端子20の配列範囲に対して両方の外側位置でハウジング10の端部に設けられている。レセプタクルコネクタ1は、図1で示される姿勢で、回路基板上に配置実装される。
図1に見られるように、ハウジング10は、樹脂等の電気絶縁材で作られており、取付対象面である回路基板(図示せず)の実装面に対して平行な底面をもち上記配列方向を長手方向として延びる底壁11と、底壁11から起立するとともに上記配列方向に延びる突壁12と、底壁11から起立し突壁12を囲む周壁13とを有している。該周壁13は、互いに対向して上記配列方向に延びる二つの側壁14と、該二つの側壁14の端部同士を連結し上記配列方向に対して直角なコネクタ幅方向(ハウジング10の短手方向)に延びる二つの端壁15とを有している。周壁13と突壁12との間で上方に開口した四角環状の空間は、プラグコネクタ2の嵌合部を受け入れるための受入部16を形成している。
突壁12は、上記配列方向でのレセプタクル端子20に対応する位置に信号用溝部12Aが、そしてレセプタクルロック金具30に設けられた後述の接触腕部に対応する位置に電源用溝部12Bが、突壁12の側面(コネクタ幅方向に対して直角な面)から没するとともに上下方向に延びて貫通形成されている(電源用溝部12Bに関しては図5をも参照)。図1に見られるように、信号用溝部12Aは突壁12の両側の側面に形成され、電源用溝部12Bは、突壁12の片側の側面に形成されている。また、上記配列方向での突壁12の一端側に設けられた電源用溝部12Bと他端側に設けられた電源用溝部12Bとは、互いに反対側の側面に形成されている。信号用溝部12Aはレセプタクル端子20の後述の信号接触腕部22を収容し、電源用溝部12Bにはレセプタクルロック金具30の後述の電源接触腕部43を収容する。
周壁13の内面(受入部16側に位置する面)の上部には、受入部16に向かうにつれて下方へ傾斜する案内面17が形成されている。該案内面17は、側壁14の内面に形成された側方案内面17Aと、端壁15の内面に形成された端案内面17Bと、側壁14と端壁15との境界部分の内面に形成された隅案内面17Cとを有している。図1に見られるように、側方案内面17Aは、側壁14における上記配列方向での複数位置に間欠的に形成されている。端案内面17Bは、端壁15のコネクタ幅方向に延びる一つの面として形成されている。隅案内面17Cは、上記配列方向での最外位置の側方案内面17Aと上記端案内面17Bとを連結している。
図2は、図1のレセプタクルコネクタ1及びプラグコネクタ2を、ハウジング10を省略して示した斜視図である。以下、図1及び図2に基いて、レセプタクル端子20の構成を説明する。レセプタクル端子20は、帯状の金属板条片を板厚方向で屈曲して作られていて、ハウジングの底壁11に沿ってコネクタ幅方向に延びる基底部21と、該基底部21の突壁12側の端部から上方へ向けて延びる信号接触腕部22と、基底部21の側壁14側の端部で上方へ向けて延びてから下方へ向けて折り返された逆U字状の被保持部23と、該被保持部23の下端からコネクタ幅方向外方へ向けて延びる接続部24とを有している。
基底部21は、コネクタ幅方向で受入部16を含む範囲にわたって延びており、該基底部21の上面が受入部16内に向けて露呈した状態で、底壁11に一体モールド成形により保持されている。信号接触腕部22は、突壁12の信号用溝部12A内に収容されており、その板厚方向(コネクタ幅方向)で弾性変位可能となっている。該信号接触腕部22は、その自由端側たる上端側部分が側壁14に向けて凸湾曲しており、その凸湾曲した部分が後述のプラグコネクタ2のプラグ端子60と接触するための信号接触突部22Aとして形成されている。信号接触腕部22は、自由状態にて、信号接触突部22Aの湾曲頂部がハウジング10の信号用溝部12Aから突出して受入部16内に位置している。
被保持部23は、基底部21の側壁14側の端部から該側壁14の内面に沿って上方へ向けて延びる内側腕部23Aと、該内側腕部23Aの上端から連続して該内側腕部23Aよりもコネクタ幅方向外側位置で下方へ向けて折り返される移行部23Bと、該移行部23Bを経て下方へ向けて延びる外側腕部23Cとを有しており、側壁14に一体モールド成形により保持されている。図1に見られるように、該被保持部の上端、換言すると移行部23Bの上端は、上下方向にて側方案内面17Bの下縁とほぼ同じ高さに位置している。
内側腕部23Aは、受入部16内に向けて板面が露呈しており、該板面から矩形状に没したロック凹部23A−1が形成されている。該ロック凹部23A−1は、例えば、プレス加工等により形成されており、その幅寸法(上記配列方向での寸法)は内側腕部23Aの幅寸法より小さくなっている。該ロック凹部23A−1は、後述するプラグコネクタ2のプラグ端子60の被ロック段部61A−1に係止することにより、コネクタ嵌合状態を維持してコネクタ同士の抜けを防止するとともに、該被ロック段部61A−1との係止時に接触して電気的に導通することにより、上記信号接触突部22Aを補助する役割も果たす。
移行部は、図1に見られるように、その上面の一部が側方案内面17A同士間から露呈している。外側腕部23Cは、側壁14から露呈することなく該側壁14内に埋設保持されている。また、該外側腕部23Cは、図2によく見られるように、下部の幅寸法(上記配列方向での寸法)が他部の幅寸法よりも小さくなっている。
接続部24は、図2に見られるように、基底部21と同じ高さ位置で、外側腕部23Cの下端からコネクタ幅方向外方へ向けて側壁14の外面とほぼ同位置にまで直状に延びており、ハウジング10の底壁11から露呈している。該接続部24は、回路基板の対応信号回路部に半田接続されるようになっている。
次に、図1ないし図3に基づいてレセプタクルロック金具30の構成について説明する。図3は、図1のレセプタクルコネクタ1のレセプタクルロック金具30及びプラグコネクタ2のプラグロック金具70を示す斜視図である。本実施形態では、レセプタクルロック金具30は、ロック金具としての機能のみならず、後述するように電源端子としての機能をも有している。ただし、レセプタクルロック金具30に電源端子としての機能を備えることは必須ではない。
レセプタクルロック金具30は、金属板部材を板厚方向に屈曲して作られており、上方から見て、突壁12の位置に設けられる部分と、二つの側壁14のそれぞれの位置に設けられる部分と、端壁15の位置に設けられる部分と、受入部16の位置に設けられる部分に大別される。
レセプタクルロック金具30における、突壁12の位置に設けられる部分は、図1に見られるように、突壁12の起立面としての側面(コネクタ幅方向に対して直角な面)に沿って延びる側方起立面補強板部31と、突壁12の他の起立面としての端面(配列方向に対して直角な面)に沿って延びる端起立面補強板部32と、突壁12の頂面(上面)に沿って延びる頂面補強板部33と、後述の延出部42から突壁12の電源用溝部12B内で上方へ向けて延びる電源接触腕部43とを有している。
頂面補強板部33は、図1に見られるように、突壁12の端部の頂面を上方から見たときに、該頂面における電源用溝部12B以外の領域でL字状に延びており、図1及び図2に見られるように、側方起立面補強板部31及び端起立面補強板部32の上端同士を連結している。側方起立面補強板部31、端起立面補強板部32及び頂面補強板部33は、それぞれ突壁12の側面、端面そして頂面から板面が露呈しており、該突壁12によって保持されている。本実施形態では、側方起立面補強板部31、端起立面補強板部32及び頂面補強板部33がそれぞれ突壁12の側面、端面そして頂面を覆っているので、コネクタ挿抜過程にて、突壁12の側面、端面そして頂面がプラグコネクタとの干渉によって損傷することを防止できる。
電源接触腕部43は、レセプタクル端子20の信号接触腕部22と同列をなして位置し、板厚方向(コネクタ幅方向)で弾性変位して、後述のプラグロック金具70に設けられた対応電源接触部としての内側板部73A(図4(A)ないし(C)参照)と接圧をもって接触可能となっている。該電源接触腕部43は、その自由端側たる上端側部分が側壁14に向けて凸湾曲して、その凸湾曲した部分が上記内側板部73と接触するための電源接触突部43Aとして形成されている。電源接触腕部43は、自由状態にて、電源接触突部43Aの湾曲頂部がハウジング10の電源用溝部12Bから突出して受入部16内に位置している。なお、レセプタクルロック金具30に電源端子としての機能を設けない場合には、電源接触腕部43は省略される。
レセプタクルロック金具30における、側壁14の位置に設けられる部分は、該側壁14の内面にそって延びるロック板部35と、該ロック板部35の上端から下方へ向けて折り返される移行部36と、該移行部36を経て側壁14の内部を下方へ向けて延びる側方被保持部37と、該側方被保持部37の下縁からコネクタ幅方向外方へ向けて延びる側方固定部38とを有している。ロック板部35は、受入部16側に位置する板面が側壁14の内面から露呈した状態で該側壁14に保持されており、その露呈した板面から矩形状に没したロック凹部35Aが形成されている。
移行部36は、上方へ向けて凸湾曲しており、図1に見られるように、その上面の一部が側方案内面17A同士間から露呈している。側方被保持部37は、図2に見られるように、孔部37Aが板厚方向に貫通形成されており、ハウジング10との一体モールド成形の際に、該孔部37A内に樹脂が流れ込むことによりハウジング10によるレセプタクルロック金具30の保持をより強固なものとしている。側方被保持部37は、側壁14から露呈することなく該側壁14に埋設保持されている。
側方固定部38は、図1に見られるように、ハウジング10の底壁11から露呈しており、その下面で回路基板の対応電源回路部と半田接続されて固定される。該側方固定部38は、コネクタ幅方向にて側壁14の外面とほぼ同位置にまで延びている。
レセプタクルロック金具30における、端壁15の位置に設けられる部分は、コネクタ幅方向に延び側方被保持部37の側縁部(上下方向に延びる縁部)同士を連結する連結部39と、該連結部39のコネクタ幅方向での中間位置で該連結部39から端壁15の外面に沿って上方へ延びる端被保持部40と、連結部39のコネクタ幅方向両端寄り位置で該連結部39から配列方向外方へそしてコネクタ幅方向外方へ向けて延びる端固定部41とを有している。
連結部39は、上下方向に対して直角な板面をもちコネクタ幅方向に延びる連結基部39Aと、該連結基部39Aの両端で屈曲されて上方へ向けて延びる連結端部39Bとを有している。基部39Aは、底壁11に沿って延びており該底壁11に保持されている。連結端部39Bは、コネクタ幅方向で側方被保持部37と同位置に設けられており、側壁14から露呈することなく該側壁14に埋設保持されている。本実施形態では、連結部39によって側方被保持部37同士が連結されることしたが、これに代えて、例えば、ロック板部35同士が連結されていてもよい。
端被保持部40は、連結基部39Aの二つの側縁部(コネクタ幅方向に延びる縁部)のうち上記配列方向での外側に位置する側縁部から上方へ向けて延びている。端被保持部40は、端壁15の外面から板面が露呈しており、該端壁15によって保持されている。端固定部41は、端被保持部40の両側位置で、連結基部39Aの上記配列方向外側の側縁部から上記配列方向外方さらにはコネクタ幅方向外方へ向けて延びており、上方から見たときにL字状をなしている。端固定部41は、図1に見られるように、ハウジング10の底壁11から露呈しており、その下面で回路基板の対応部に対して半田接続により固定される。該端固定部41は、コネクタ幅方向にて側壁14の外面とほぼ同位置にまで延びている。
レセプタクルロック金具30における、受入部16の位置に設けられる部分は、側方起立面補強板部31そして該側方起立面補強板部31に対向する一方のロック板部35の下端部同士を連接する連接底部34と、電源接触腕部43そして該電源接触腕部43に対向する他方のロック板部35の下端部同士を連接する延出部42とを有している。連接底部34及び延出部42は、底壁11に沿ってコネクタ幅方向に延びその上面が受入部16に露出した状態で該底壁11に保持されている。延出部42は、上記配列方向での突壁12の電源用溝部12Bと同位置にて、ロック板部35の下縁から突壁12側へ向けて延出している。なお、レセプタクルロック金具30に電源端子としての機能を設けない場合には、延出部42を省略してもよい。
[プラグコネクタ2の構成]
次に、図1ないし図4(A)〜(C)に基づいてプラグコネクタ2の構成について説明する。図4(A)は図1のプラグコネクタ2を上下反転させて示した斜視図であり、図4(B)は図4(A)のプラグコネクタ2のハウジング50を省略して示した斜視図であり、図4(C)は図4(A)のプラグコネクタ2のプラグロック金具70のみを示す斜視図である。
プラグコネクタ2は、レセプタクルコネクタ1の受入部16に適合した枠状の嵌合部(図4(A)参照)を有しており、該嵌合部が受入部16内に嵌入することにより、コネクタ1,2同士が嵌合接続されるようになっている。プラグコネクタ2は、略直方体外形をなすハウジング50と、回路基板(図示せず)の実装面に対して平行をなすハウジング50の長手方向を配列方向として該ハウジング50に一体モールド成形により配列保持される複数のプラグ信号端子60(以下、単に「プラグ端子60」という)及びプラグロック金具70とを有している。
ハウジング50は、樹脂等の電気絶縁材で作られており、図1に見られるように、取付対象面である回路基板(図示せず)の実装面に対して平行な底面をもち上記配列方向を長手方向として延びる底壁51と、該底壁51から下方(図4(A)では上方)へ起立する嵌合部としての周壁53とを有している。該周壁53は、互いに対向して配列方向に延びる二つの側壁54と、該二つの側壁54の端部同士を連結し上記配列方向に対して直角なコネクタ幅方向(ハウジング50の短手方向)に延びる二つの端壁55とを有している。周壁53によって囲まれ図1での下方(図4(A)では上方)に開口した空間は、レセプタクルコネクタ1の突壁12を受け入れるための受入部56(図4(A)参照)を形成している。
プラグ端子60は、上記配列方向でのハウジング50の中央寄り範囲にて、コネクタ幅方向で対称な二列をなして設けられており、各列に二本ずつ配列されている。該プラグ端子60は、帯状の金属板条片を板厚方向に屈曲して作られており、図2及び図4(B)によく見られるように、側壁54に保持されるU字状のU字状部61と、該U字状部61の二つの腕部のうち受入部56側に位置する一方の腕部(後述の内側腕部61C)の図2での上端(図4(B)での下端)から、コネクタ幅方向外方へ向けて延び回路基板の対応信号回路部に接続される接続部62とを有している。プラグ端子60は、U字状部61で、ハウジング50との一体モールド成形により保持されている。
U字状部61は、コネクタ嵌合状態にて、レセプタクルコネクタ1のレセプタクル端子20の信号接触腕部22と内側腕部23Aとの間に突入する部分であり、側壁54を下方(図4(A),(B)での上方)から跨ぐようにして該側壁54に埋設されている。該U字状部61は、図1及び図2によく見られるように、側壁54の外面に沿って下方へ延びる外側腕部61Aと、該外側腕部61Aの下端からコネクタ幅方向内側位置で上方へ向けて折り返される移行部61Bと、該移行部61Bを経て上方へ向けて延びる内側腕部61Cとを有している。コネクタ幅方向でのU字状部61の寸法は、レセプタクル端子20の信号接触突部22Aと該信号接触突部22Aに対向する内側腕部23Aの板面との間隔よりも若干大きくなっている。
U字状部61の外側腕部61Aは、図1に見られるように、側壁54の外面から板面が露呈していている。その露呈した板面には、該板面の上部が没して形成された段状をなし該外側腕部61Aの幅方向(上記配列方向)に延びる被ロック段部61A−1が形成されており、該被ロック段部61A−1がレセプタクル端子20のロック凹部23A−1と係止するようになっている。移行部61Bは、図2に見られるように、コネクタ幅方向に延びており、該移行部61Bの下面(図4(A)では上面)が側壁54から露呈している。内側腕部61Cは、図4(A)に見られるように、受入部56側の板面が側壁54の内面から露呈していて、その露呈した板面が、コネクタ嵌合状態にてレセプタクル端子20の信号接触突部22Aと接圧をもって接触する対応信号接触部として形成されている。
接続部62は、図2に見られるように、内側腕部61Cの上端から底壁51の底面に沿ってコネクタ幅方向外方へ向けて直状に延び、ハウジング50外へ延出しており(図1をも参照)、回路基板の対応信号回路部に半田接続可能となっている。
プラグロック金具70は、図2及び図4(A)に見られるように、レセプタクルコネクタ1のレセプタクルロック金具30に対応して、上記配列方向でのハウジング10の各端部に一つずつ設けられている。該プラグロック金具70は、レセプタクルロック金具30とロックするロック機能に加えて、該レセプタクルロック金具30の電源接触腕部43と接触して電気的に導通する電源端子としての機能をも有している。ただし、プラグロック金具70に電源端子としての機能を備えることは必須ではない。
プラグロック金具70は、金属板部材を板厚方向に屈曲して作られており、図1及び図2に示されるように、ハウジング50の側壁54の外面に沿って延びる外側板部71と、該外側板部71の下端からコネクタ幅方向内方へ向けて延びる移行部72と、該移行部72を経て側壁54の内面に沿って上方へ延びる内側板部73と、該内側板部73の上端からコネクタ幅方向外方へ延びる側方固定部74と、コネクタ幅方向に延び二つの内側板部73同士を連結する連結部75と、連結部75の下縁から配列方向内方へ向けて延びる端被保持部76と、連結部75の上縁から配列方向外方へ向けて延びる端固定部77とを有している。
外側板部71は、図1に見られるように、側壁54の外面から板面が露呈しており、その露呈した板面には、該板面の上部が没して形成された段状をなし該外側板部71の幅方向(上記配列方向)に延びる被ロック段部71Aが形成されている。該被ロック段部71Aは、プラグ端子60の外側腕部61Aの被ロック段部61A−1と同じ高さ位置に形成されている。該被ロック段部71Aは、レセプタクルコネクタ1との嵌合状態にて、レセプタクルロック金具30のロック凹部35Aとロックし合うようになっている。
移行部72は、側壁54の下面(図4(A)では上面)に沿ってコネクタ幅方向に延びており、該移行部72の下面(図4(A)では上面)が側壁54から露呈している(図4(A)参照)。内側板部73は、側壁54の内面から板面が露呈している。本実施形態では、プラグロック金具30に設けられた二つの内側板部73のうち、レセプタクルロック金具30の電源接触腕部43に対応して位置する内側板部73は、該電源接触腕部43と接圧をもって接触する対応電源接触部として形成されている。
側方固定部74は、図2に見られるように内側板部73の上端(図4(A)ないし(C)では下端)からコネクタ幅方向外方へ延びて、図1に見られるように、ハウジング50外へ延出しており、回路基板の対応回路部に半田接続可能となっている。また、該側方固定部74は、図2に見られるように、上記配列方向で内側板部73よりも外側位置にまで及んで延びており、これによって、上記対応回路部に対して半田接続可能な実装面積が大きく確保されている。
連結部75は、図2に見られるように、上記配列方向に対して直角な板面をもちコネクタ幅方向に延びる連結基部75Aと、該連結基部75Aの両端で屈曲されて上記配列方向内方へ向けて延びる連結端部75Bとを有している。該連結部75は、端壁55に保持されており、図1に見られるように、コネクタ幅方向中央域の板面が端壁55の外面から露呈している。
端被保持部76は、端壁55によって保持されており、図4(A)に見られるように、端壁55の上面(図1の下面)から板面が露呈している。端固定部77は、図1に見られるように、ハウジング50の底壁51から上記配列方向に突出しており、その上面(図4(A)では下面)で回路基板の対応部と半田接続されて固定される。
[コネクタの嵌合動作]
次に、図1及び図5に基づいて、コネクタ1,2の嵌合動作について説明する。図5は、図1のレセプタクルコネクタ1及びプラグコネクタ2の配列方向に対して直角な面での断面図であり、上記配列方向におけるロック金具30,70の位置での断面を示している。
まず、レセプタクルコネクタ1のレセプタクル端子20の接続部24及びレセプタクルロック金具30の側方固定部38をそれぞれ回路基板の対応回路部へ半田接続するとともに、レセプタクルロック金具30の端固定部41を回路基板の対応部へ半田接続して、レセプタクルコネクタ1を回路基板に実装する。また、プラグコネクタ2のプラグ端子60の接続部62及びプラグロック金具70の側方固定部74をそれぞれ他の回路基板の対応回路部へ半田接続するとともに、プラグロック金具70の端固定部77を上記他の回路基板の対応部へ半田接続して、プラグコネクタ2を上記他の回路基板に実装する。
次に、図1及び図5に見られるように、レセプタクルコネクタ1を受入部16が上方へ開口した姿勢とするとともに、プラグコネクタ2を受入部56が下方へ開口した姿勢として該レセプタクルコネクタ1の上方位置へもたらす。そして、図1及び図5にて矢印で示されるように、プラグコネクタ2を下方へ移動させ、該プラグコネクタ2の嵌合部をレセプタクルコネクタ1の受入部16内へ嵌入させる。
この結果、プラグコネクタ2のプラグ端子60のU字状部61は、レセプタクルコネクタ1のレセプタクル端子20の信号接触突部22Aおよびロック凹部23A−1との間を押し拡げて突入する。そして、信号接触腕部22がコネクタ幅方向で内方へ向けて弾性変位する。さらに、U字状部61の突入が進行すると、コネクタ嵌合状態にて、信号接触突部22AがU字状部61の内側腕部61C(対応信号接触部)と接圧をもって接触するとともに、U字状部61の外側腕部61Aの被ロック段部61A−1がロック凹部23A−1内に突入し、該ロック凹部23A−1の上縁に対してコネクタ抜出方向で係止可能に位置する。この結果、コネクタ1,2の端子20,60同士が電気的に導通するとともに互いにロックされる。
また、電源接触突部43Aが、該電源接触腕部43に対応して位置するプラグロック金具70の内側板部73(対応電源接触部)と接圧をもって接触する。また、コネクタ嵌合状態にて、プラグロック金具70の被ロック段部71Aが、レセプタクルロック金具30のロック凹部35A内に突入し、該ロック凹部35Aの上縁に対してコネクタ抜出方向で係止可能に位置する。この結果、ロック金具30,70同士が電気的に導通するとともに互いにロックされる。このようにして、コネクタ1,2同士の嵌合接続動作が完了する。
本実施形態では、レセプタクルロック金具30のロック板部35は、ハウジング10の側壁14に保持されているので、コネクタ嵌合前後においてロック板部35が弾性変位することはない。したがって、プラグコネクタ2に対してコネクタ抜出方向での過大な抜出力が不用意に作用しても、ロック板部35が変形して損傷することがない。その結果、ロック状態が維持され、プラグコネクタ2の不用意な抜けが防止される。
また、本実施形態では、側壁14に保持される側方被保持部37が移行部36を介してロック板部35と連結されている。したがって、ロック金具30は、該側方被保持部37及び該移行部36の分だけ、側壁14で保持される部位が増えることとなるので、不用意な抜出力に対してさらに大きい力で対抗でき、ロック板部35の変形そして損傷をより確実に防止できる。
さらに、ロック板部35は、ハウジング10の突壁12に保持されている側方起立面補強板部31に連接底部34を介して連接されていて、側方起立面補強板部31とロック板部35とが互いに補強し合うようになっている。したがって、プラグコネクタ2に過大な抜出力が不用意に作用しても、ロック板部35にて上記抜出力に対してより大きい力で対抗でき、ロック板部35の変形そして損傷を防止できる。
また、本実施形態では、側方起立面補強板部31だけでなく、該側方起立面補強板部31に連結された頂面補強板部33、そして該頂面補強板部33に連結された端起立面補強板部32も、突壁12によって保持されている。したがって、ロック金具30は、該頂面補強板部33及び端起立面補強板部32の分だけ、突壁12で保持される部位が増えることとなるので、不用意な抜出力に対してさらに大きい力で対抗でき、ロック板部35の変形そして損傷をより確実に防止できる。
<第二実施形態>
第一実施形態では、レセプタクルロック金具30は、ロック板部35と側方起立面補強板部31とが連接底部34を介して連接されていたが、第二実施形態では、ロック板部と端起立面補強板部とが連接底部を介して連接されており、この点で第一実施形態と異なっている。
図6(A)は、第二実施形態に係るレセプタクルロック金具130を示す斜視図である。以下、図6(A)に基づいて第二実施形態を説明する。本実施形態では、第一実施形態と異なっている部分を中心に説明し、第一実施形態と同じ部分については、第一実施形態での符号にそれぞれ「100」を加えた符号を付して説明を省略する。
図6(A)に見られるように、本実施形態におけるレセプタクルロック金具130は、ハウジング(図示せず)の側壁で保持されるロック板部135(以下、「側方ロック板部135」という)に加えて、端壁で保持されるロック板部146(以下、「端ロック板部146」という)をも有している。
端ロック板部146は、連結部139の連結基部139Aの二つの側縁部(コネクタ幅方向に延びる側縁部)のうち配列方向外側の側縁部から上方へ延びており、その板面が端壁の内面から受入部へ向けて露呈した状態で該端壁に保持されている。該端ロック部146の露呈した板面には、該板面から矩形状に没したロック凹部146Aが形成されている。該ロック凹部146Aは、コネクタ嵌合状態にて、該ロック凹部146Aに対応してプラグロック金具に形成された被ロック段部を受け入れることにより、該被ロック段部に対して係止可能なロック状態となる。
また、本実施形態では、既述したように、端ロック板部146は端壁に保持される端被保持部としての機能をも有している。図6(A)に見られるように、連結部139の連結基部139Aは、コネクタ幅方向での両端部(連結端部139Bと連結されている部分)を除き、該連結端部139Bよりも配列方向内側に位置している。したがって、連結基部139Aの上記配列方向外側の側縁部から起立する端ロック板部146は、上記配列方向で端壁の内面と同位置に設けられている。該端ロック板部146は、端壁の内面から板面が露呈するように保持されており、この点で、端壁の外面から露呈するように保持される第一実施形態の端被保持部40と異なっている。
本実施形態では、図6(A)に見られるように、端起立面補強板部132の下端が、連結部139の連結基部139Aの上記配列方向内側の側縁部に連接されている。換言すると、連結基部139Aは、連接底部としての機能をも有しており、端ロック板部146及び端起立面補強板部132の下端同士を連接している。このようにして端ロック板部146と端起立面補強板部132とが連接されることにより、両者は互いに補強し合う関係となっている。したがって、コネクタ嵌合状態にて、プラグコネクタに過大な抜出力が不用意に作用しても、端ロック板部146にて上記抜出力に対してより大きい力で対抗でき、端ロック板部146の変形そして損傷を防止できる。
また、本実施形態のレセプタクルロック金具130は、側方ロック板部135に加えて、端ロック板部146をも有しているので、第一実施形態のレセプタクルロック金具30と比べて、端ロック板部146の分だけ、コネクタ全体のロック強度が増大し、コネクタ同士の不用意な抜けを防止することができる。ただし、側方ロック板部135及び端ロック板部146の両方を有していることは必須ではない。例えば、端ロック板部146だけでも十分なロック強度を得られる場合には、側方ロック板部135から側方ロック凹部135Aを省略して、該側方ロック板部135にロック機能をもたせないこととしてもよい。
<第三実施形態>
第一実施形態では、レセプタクルロック金具30の側方起立面補強板部31は突壁12の一方の側面側にのみ設けられており、他方の側面側(電源接触腕部43が設けられている側)には設けられておらず、該他方の側面と対面するロック板部は、突壁12で保持されるロック金具部分に連接されていなかった。これに対し、第三実施形態では、突壁12の上記他方の側面側にも側方起立面補強板部が設けられ、該他方の側面と対面するロック板部が該側方起立面補強板部と連接されており、この点で、第一実施形態と異なっている。
図6(B)は、第三実施形態に係るレセプタクルロック金具230を示す斜視図である。以下、図6(B)に基づいて第三実施形態を説明する。本実施形態では、第一実施形態と異なっている部分を中心に説明し、第一実施形態と同じ部分については、第一実施形態での符号にそれぞれ「200」を加えた符号を付して説明を省略する。
本実施形態では、レセプタクルロック金具230は、配列方向で電源接触腕部243に隣接して位置する側方起立面補強板部244と、該側方起立面補強板部244及びロック板部235同士を連接する連接底部245とを、第一実施形態のレセプタクルロック金具30に対してさらに設けたような形態をなしている。
本実施形態では、必要に応じて、電源接触腕部243が設けられていない側に位置する側方起立面補強板部231、連接底部234及びロック板部235をそれぞれ、「第一側方起立面補強板部231」、「第一連接底部234」、「第一ロック板部235」といい、電源接触腕部243が設けられている側に位置する側方起立面補強板部244、連接底部245及びロック板部235をそれぞれ、「第二側方起立面補強板部244」、「第二連接底部245」、「第二ロック板部235」という。
図6(B)に見られるように、第二側方起立面補強板部244は、第一側方起立面補強板部231よりも幅寸法(上記配列方向での寸法)が小さく形成されている。該第二側方起立面補強板部244は、上記配列方向で電源接触腕部243よりも外側位置でハウジングの突壁(図示せず)の側面に沿って上下方向に延びており、その上端が頂面補強板部233と連結され、下端が後述の第二連接底部245と連結されている。該第二側方起立面補強板部244は、上記突壁の側面から板面が露出しており該突壁に保持されている。
第二連接底部245は、上記配列方向での第二側方起立面補強板部244と同位置にて、該第二側方起立面補強板部244と同じ幅寸法で形成されている。該第二連接底部245は、ハウジングの底壁に沿ってコネクタ幅方向に延び第二側方起立面補強板部244及び第二ロック板部235の下端部同士を連接している。該連接底部34は、上記底壁の上面から板面が露出しており該底壁に保持されている。
また、本実施形態では、図6(B)に見られるように、連結部239の連結端部239Bは、第二ロック板部235側の端部には設けられておらず、該連結部239が第二ロック板部235と分離されている。ただし、連結部239と第二ロック板部235とが分離されていることは必須ではない。
本実施形態では、電源接触腕部243が設けられていない側においてのみならず、電源接触腕部243が設けられている側においても、第二ロック板部235が第二連接底部245を介して第二側方起立面補強板部244に連接されており、第二側方起立面補強板部244と第二ロック板部235とが互いに補強し合うようになっている。したがって、レセプタクルロック金具30の二つのロック板部235のいずれにおいても、プラグコネクタに作用し得る過大な抜出力に対して対抗できる。つまり、一方のロック板部35にて上記抜出力に対抗可能な第一実施形態と比べて、より確実にプラグコネクタの不用意な抜けを防止できる。
第一ないし第三実施形態では、レセプタクルロック金具はハウジングに一体モールド成形により保持されているが、これに代えて、例えば、ハウジングに保持溝部を設けて該保持溝部内へロック金具を圧入することにより該ロック金具を保持することとしてもよい。
1 レセプタクルコネクタ
2 プラグコネクタ
10 ハウジング
11 底壁
12 突壁
13 周壁
14 側壁
15 端壁
16 受入部
20 レセプタクル端子
30,130,230 レセプタクルロック金具
31,131,231 側方起立面補強板部
32,132,232 端起立面補強板部
33,133,233 頂面補強板部
34,234 連接底部
35,135,146,235 ロック板部
36,136,236 移行部
37,137,237 側方被保持部
39,139,239 連結部
42,142,242 延出部
43,143,243 電源接触腕部
244 第二側方起立面補強板部
245 第二連接底部

Claims (3)

  1. 回路基板の実装面上に配され該実装面に対して直角な方向をコネクタ挿抜方向として相手コネクタが挿抜される回路基板用電気コネクタであって、
    上記実装面に対して平行な一方向を配列方向として配列された端子と、該端子を配列保持するハウジングとを有する回路基板用電気コネクタにおいて、
    端子は、信号端子と電源端子とを有しており、
    該信号端子及び該電源端子は、相手コネクタとのロックのためのロック部をそれぞれ有しており、
    電源端子のロック部は、上記配列方向で信号端子のロック部よりも大きくなっていることを特徴とする回路基板用電気コネクタ。
  2. 電源端子のロック部は、配列方向に見たときに信号端子のロック部と同じ形状をなしていることとする請求項1に記載の回路基板用電気コネクタ。
  3. 電源端子のロック部は、コネクタ挿抜方向で信号端子のロック部と同じ位置に設けられていることとする請求項1又は請求項2に記載の回路基板用電気コネクタ。
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