JP2016145683A - 排気熱交換器 - Google Patents

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悠 大船
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Abstract

【課題】部品点数および組付工数を低減するとともに、車両搭載性を向上させることができる排気熱交換器を提供する。
【解決手段】排気流路111の長手方向端部が接続された下流側コアプレート160と、コア部140を覆うように配置されるとともに、冷却水が流通する冷却水流路131を形成するケーシング130とを備え、コアプレート160は、ケーシング130に接合されており、コア部140には、排気が流通するとともに、排気流路111と連通するEGRバルブ4が接続されており、EGRバルブ4は、下流側コアプレート160におけるコア部140と反対側の面とEGRバルブ4の端部42との間にパッキン5が挟まれた状態で、下流側コアプレート160にカシメ固定により締結されており、ケーシング130は、EGRバルブ4の端部42をカシメ固定するためのカシメ用爪部132を有している。
【選択図】図4

Description

本発明は、燃焼により発生する排気と熱媒体との間で熱交換を行う排気熱交換器に関するものである。
近年、車両燃費の向上や排気中のNOXの低減のために、車両のエンジン(内燃機関)の排気の一部をEGR(Exhaust Gas Recirculation)ガスとしてエンジンの吸気通路におけるスロットルバルブの下流側に還流させ、吸入空気とEGRガスとの混合気を燃焼室で燃焼させるEGRシステム(内燃機関用排気再循環システム)の採用が増加している(例えば、特許文献1参照)。
このようなEGRシステムでは、エンジンの排気通路と吸気通路とを連通するEGR通路に、排気を冷却する排気熱交換器であるEGRクーラと、EGRクーラへの排気の導入・非導入を切り替える切替弁とが設けられている。
そして、このようなEGRシステムにおいて、EGRクーラと切替弁にそれぞれフランジを設けるとともに、2つのフランジの間にガスケットを配置した状態でネジ止めすることにより、EGRクーラと切替弁とを締結する技術が知られている。
特開2009−257208号公報
しかしながら、上述したように、EGRクーラと切替弁とをガスケットを介してネジ止めにより締結する場合、部品点数および組付工数が増加し、製品コストが増大するという問題がある。また、フランジを設けるためのスペースやネジ止めを行うための工具スペースが必要となるため、体格が大型化して車両搭載性が悪化するという問題もある。
本発明は上記点に鑑みて、部品点数および組付工数を低減するとともに、車両搭載性を向上させることができる排気熱交換器を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、内燃機関(1)から排出される排気が流通する排気流路(111)と、排気流路(111)の内部を流通する排気と排気流路(111)の外部を流通する熱媒体との間で熱交換を行うコア部(140)とを備える排気熱交換器において、排気流路(111)の長手方向端部が接続されたコアプレート(160)と、コア部(140)を覆うように配置されるとともに、熱媒体が流通する熱媒体流路(131)を形成する流路形成部材(130)とを備え、コアプレート(160)は、流路形成部材(130)に接合されており、コア部(140)には、排気が流通するとともに、排気流路(111)と連通する排気流通部品(4)が接続されており、排気流通部品(4)は、コアプレート(160)におけるコア部(140)と反対側の面と排気流通部品(4)の端部(42)との間に弾性部材(5)が挟まれた状態で、コアプレート(160)にカシメ固定により締結されており、流路形成部材(130)は、排気流路部品(4)の端部(42)をカシメ固定するためのカシメ部(132、133)を有していることを特徴とする。
これによれば、ネジ等の部品点数を増加させずに、コア部(140)と排気流通部品(4)との間のシール性を確保して、排気流通部品(4)を排気熱交換器のコア部(140)に締結することができる。このとき、ネジ止めを行う必要がないため、ネジ止め工程を廃止できるとともに、ネジ止め用の工具スペースが不要となる。したがって、部品点数および組付工数を低減するとともに、車両搭載性を向上させることができる。
また、請求項2に記載の発明では、内燃機関(1)から排出される排気が流通する排気流路(111)と、排気流路(111)の内部を流通する排気と排気流路(111)の外部を流通する熱媒体との間で熱交換を行うコア部(140)とを備える排気熱交換器において、排気流路(111)の長手方向端部が接続されたコアプレート(160)と、コア部(140)を覆うように配置されるとともに、熱媒体が流通する熱媒体流路(131)を形成する流路形成部材(130)とを備え、コアプレート(160)は、流路形成部材(130)に接合されており、コア部(140)には、排気が流通するとともに、排気流路(111)と連通する排気流通部品(4)が接続されており、排気流通部品(4)は、コアプレート(160)におけるコア部(140)と反対側の面と排気流通部品(4)の端部(42)との間に弾性部材(5)が挟まれた状態で、コアプレート(160)に溶接または圧入により締結されていることを特徴とする。
これによれば、ネジ等の部品点数を増加させずに、コア部(140)と排気流通部品(4)との間のシール性を確保して、排気流通部品(4)を排気熱交換器のコア部(140)に締結することができる。このとき、ネジ止めを行う必要がないため、ネジ止め工程を廃止できるとともに、ネジ止め用の工具スペースが不要となる。したがって、部品点数および組付工数を低減するとともに、車両搭載性を向上させることができる。
なお、この欄および特許請求の範囲で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
第1実施形態におけるEGRシステムの全体構成を示す概略図である。 第1実施形態に係るEGRクーラを示す正面図である。 第1実施形態におけるチューブを示す斜視図である。 図2のIV−IV断面図である。 第2実施形態に係るEGRクーラの要部を示す拡大断面図である。 図5のVI矢視図である。 第3実施形態に係るEGRクーラの要部を示す拡大断面図である。 第4実施形態に係るEGRクーラの要部を示す拡大断面図である。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、図中、同一符号を付してある。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態について図1〜図4に基づいて説明する。本実施形態では、本発明の排気熱交換器を、EGRシステムに搭載されるEGRクーラに適用した例を説明する。
図1に示すように、EGRシステムは、内燃機関としてのエンジン1の排気が流れる排気管(排気通路)11と、エアクリーナ12で濾過された吸入空気が流れている吸気管(吸気通路)13とに接続されたEGR通路2を備えている。このEGR通路2は、排気管11を流れる排気の一部を吸気管13に再循環させるためのものである。
EGR通路2には、EGRクーラ100が設けられている。EGRクーラ100は、熱媒体としての冷却水とエンジン1の排気との間で熱交換を行うことで排気を冷却する排気熱交換器である。
EGR通路2におけるEGRクーラ100の排気流れ下流側(吸気管13側)には、EGR通路2の通路開度を調整して、排気の循環量を制御するEGRバルブ4が設けられている。EGRバルブ4は、排気が流通するとともに、EGRクーラ100の後述する排気流路111と連通する排気流通部品である。
図2に示すように、EGRクーラ100は、チューブ110、フィン120、ケーシング130、コア部140、上流側コアプレート150、下流側コアプレート160、タンク部170、流入口180および流出口190等を備えている。上記各部材は、例えば耐熱性および耐腐食性に優れるステンレス材から形成されており、各部材の当接部が互いにろう付けによって接合されている。
チューブ110は、図3に示すように、内部にEGRガスが流通する排気流路111を形成する管部材である。チューブ110は、EGRガスの流通方向に交差する断面が矩形扁平状に形成されている。
チューブ110は、例えば断面が浅いコの字状にプレス成形された2枚のチューブプレート110A、110Bのコの字状開口側端部を互いに接合することにより形成されている。チューブ110は、扁平状断面の長辺側の面(以下、対向面と呼ぶ)が互いに対向するように複数積層されている。
フィン120は、EGRガスと冷却水との熱交換を促進する伝熱部材であり、チューブ110内、つまり排気流路111内に配設されている。本実施形態では、フィン120として、オフセットフィンを採用している。
具体的には、フィン120は、排気流路111を流通する排気の流れ方向に垂直な断面形状が、平面部121を一方側と他方側に交互に位置させて曲折する波形状となるように形成されている。また、フィン120は、排気の流れ方向で、部分的に切り起こされた切り起こし部(図示せず)を備えている。排気の流れ方向から見たときに、切り起こし部によって形成される波形状部分が、排気の流れ方向で隣接する波形状部分に対してオフセットしている。このフィン120は、平面部121がチューブ110の長辺側の内表面と接するように構成されている。
図2に戻り、ケーシング130は、チューブ110の積層体を内部に収納するとともに、チューブ110の積層体の周りに冷却水が流通する冷却水流路131を形成する流路形成部材である。冷却水流路131は、チューブ110とチューブ110との間、およびチューブ110とケーシング130との間に形成される通路である。なお、本実施形態の冷却水流路131が、本発明の熱媒体流路に相当している。
本実施形態のケーシング130は、2つの部材を組み合わせることにより構成されている。ケーシング130は、例えば断面が浅いコの字状にプレス成形された2枚のケーシングプレートのコの字状開口側端部を互いに接合することにより形成されている。
上述のようにチューブ110およびケーシング130等を構成することにより、排気流路111内部を流通する排気と排気流路111の外部(すなわち冷却水流路131)を流通する冷却水との間で熱交換を行うコア部140が構成されている。ケーシング130は、コア部140を覆うように配置されている。
上流側コアプレート150は、浅い腕状に形成されるとともに、腕状の底面側に複数のチューブ孔が穿設された板部材である。上流側コアプレート150のチューブ孔には、複数積層されたチューブ110の排気流れ上流側端部が貫通接合されている。これにより、複数のチューブ110の長手方向一端部が上流側コアプレート150に保持される。
そして、上流側コアプレート150は、ケーシング130における排気流れ上流側の開口端部の内周面に接合されている。上流側コアプレート150によって、ケーシング130内の冷却水流路131と、後述するタンク部170の内部空間とが区画されている。
下流側コアプレート160は、平板状に形成されるとともに、複数のチューブ孔が穿設されている。下流側コアプレート160のチューブ孔には、複数積層されたチューブ110の排気流れ下流側端部が貫通接合されている。これにより、複数のチューブ110の長手方向他端部が下流側コアプレート160に保持される。
そして、下流側コアプレート160は、ケーシング130における排気流れ下流側の開口端部の内周面に接合されている。下流側コアプレート160によって、ケーシング130内の冷却水流路131と、後述するEGRバルブ4のバルブハウジング41の内部空間とが区画されている。この下流側コアプレート160の詳細な構成については後述する。
タンク部170は、各チューブ110にEGRガスを分配供給する漏斗状の部材である。タンク部170における漏斗状の開口面積の大きい側の端部が、ケーシング130の排気流れ上流側の開口部に接合されている。具体的には、タンク部170における漏斗状の開口面積の大きい側の端部が、上流側コアプレート150の開口側内周面に接合されている。そして、タンク部170の漏斗状の開口面積の小さい側の端部には、EGR通路2を構成する配管の途中部位へ接続するためのジョイント部171が接合されている。
流入口180は、冷却水を冷却水流路131内に導入する管部材である。流入口180は、当該流入口180の内部とケーシング130の内部(冷却水流路131)とが連通するように、ケーシング130の排気流れ上流側に接合されている。流入口180は、その軸方向が積層されたチューブ110の対向面に沿う方向に設定されている。
流出口190は、冷却水流路131内を流通した冷却水を外部に流出させる管部材である。流出口190は、当該流出口190の内部とケーシング130の内部(冷却水流路131)とが連通するように、ケーシング130の排気流れ下流側に接合されている。流出口190は、その軸方向が積層されたチューブ110の対向面と直交する方向に設定されている。
次に、本実施形態の下流側コアプレート160近傍の詳細構成を、図4に基づいて説明する。図4に示すように、EGRバルブ4は、コア部140とEGRバルブ4とを接続する接続部としてのバルブハウジング41を有している。コア部140には、下流側コアプレート160を介して、バルブハウジング41が接続されている。
ところで、EGRクーラ100のコア部140は、排気流れ方向に直交する断面形状が矩形状である。また、EGRバルブ4は、排気流れ方向に直交する断面形状が円形状である。そして、バルブハウジング41における排気流れ方向の上流側端部(コア部140側の端部)は、排気流れ方向に直交する断面形状が矩形状である。バルブハウジング41における排気流れ方向の下流側端部(EGRバルブ4側の端部)は、排気流れ方向に直交する断面形状が円形状である。なお、本実施形態のバルブハウジング41は、アルミニウム材により構成されている。
より詳細には、下流側コアプレート160におけるコア部140と反対側の面(図4の紙面右側の面)の外周部には、環状のパッキン5が配置されている。下流側コアプレート160におけるパッキン5が配置される面には、後述するようにバルブハウジング41をカシメ固定する際に、パッキン5の面圧がかかるようになっている。
パッキン5は、下流側コアプレート160とバルブハウジング41との間をシールするシール部材である。また、パッキン5は、弾性変形可能なゴムまたはエラストマにより構成されており、本発明の弾性部材に相当している。本実施形態のパッキン5は、周方向に直交する断面が矩形状に形成されている。
下流側コアプレート160におけるコア部140と反対側の面には、パッキン5を介して、バルブハウジング41における排気流れ上流側の端部42が配置されている。本実施形態では、バルブハウジング41の端部42は、バルブハウジング41における端部42より排気流れ下流側の部位よりも板厚が厚くなっている。
バルブハウジング41は、下流側コアプレート160にカシメ固定により締結されている。具体的には、パッキン5を下流側コアプレート160とバルブハウジング41の端部42との間に挟んだ状態で、ケーシング130の後述するカシメ用爪部132をバルブハウジング41の端部42に押し付けるように塑性変形させて、バルブハウジング41を下流側コアプレート160にカシメ固定している。すなわち、バルブハウジング41は、下流側コアプレート160におけるコア部140と反対側の面とバルブハウジング41の端部42との間にパッキン5が挟まれた状態で、下流側コアプレート160に締結されている。
ところで、ケーシング130における排気流れ下流側の端部には、バルブハウジング41側に突出するように形成されたカシメ用爪部132が複数設けられている。カシメ用爪部132は、バルブハウジング41の端部42に対応する部位に配置されている。
そして、カシメ用爪部132をバルブハウジング41の端部42にカシメ固定することによって、バルブハウジング41は下流側コアプレート160に締結されている。このとき、バルブハウジング41の端部42が、下流側コアプレート160におけるコア部140と反対側の面に密着している。
上述したように、カシメ用爪部132は、ケーシング130の一部であり、バルブハウジング41の端部42をカシメ固定するための部分である。したがって、本実施形態のカシメ用爪部132が、本発明のカシメ部に相当している。
以上説明したように、本実施形態では、EGRクーラ4のバルブハウジング41を、下流側コアプレート160におけるコア部140と反対側の面とバルブハウジング41の端部42との間にパッキン5が挟まれた状態で、下流側コアプレート160にカシメ固定により締結している。
具体的には、下流側コアプレート160を設けることにより、コア部140の排気流れ下流側端面に平面を確保している。そして、下流側コアプレート160の当該平面とバルブハウジング41の端部42とでパッキン5を圧縮することで、ネジ等の部品点数を増加させずに、コア部140とバルブハウジング41との間のシール性を確保することができる。
これにより、EGRクーラ100とEGRバルブ4との締結にネジ止めが不要となるため、ネジ止め工程を廃止できるとともに、ネジ止め用の工具スペースが不要となる。また、EGRクーラ100とEGRバルブ4とを締結するためのフランジが不要となるため、フランジを設けるためのスペースも不要となる。したがって、部品点数および組付工数を低減するとともに、車両搭載性を向上させることができる。
ところで、EGRクーラ100により排気が冷却されることで、EGRクーラ100やEGRバルブ4の排気流路内で凝縮水が発生する可能性がある。この凝縮水には、硫酸イオンや硝酸イオン等が含まれている。このため、EGRクーラ100やEGRバルブ4の排気流路内に凝縮水が滞留すると、その水分が蒸発して凝縮水が濃縮され、EGRクーラ100やEGRバルブ4の構成部品を腐食させてしまうおそれがある。
これに対し、本実施形態では、バルブハウジング41と下流側コアプレート160とをカシメ固定させることで、バルブハウジング41の端部42を下流側コアプレート160に密着させている。このため、バルブハウジング41と下流側コアプレート160との間に凝縮水が滞留することを抑制できる。これにより、EGRクーラ100とEGRバルブ4との締結部の腐食を抑制することが可能となる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について図5および図6に基づいて説明する。本第2実施形態は、上記第1実施形態と比較して、ケーシング130のカシメ部分の形状が異なるものである。なお、図5は、上記第1実施形態の図4に対応する図面である。
図5に示すように、ケーシング130における排気流れ下流側の端部は、バルブハウジング41の端部42よりも排気流れ下流側に突出している。以下、ケーシング130のうち、バルブハウジング41の端部42よりも排気流れ下流側に突出している部位を突出部133という。
図6に示すように、EGRクーラ100を排気流れ下流側から見たときに、ケーシング130の突出部133は波状に形成されている。すなわち、突出部133の一部が、バルブハウジング41内の排気流路40(図5参照)の径方向内側に向かって押圧されている。
以下、突出部133のうち、排気流路40の径方向内側に向かって押圧されている部位を押圧部134といい、押圧されていない部位を非押圧部135という。押圧部134と非押圧部135とは、交互に配置されている。本実施形態では、押圧部134と非押圧部135とは、排気流路40の周方向の長さが等しくなるように形成されている。なお、押圧部134と非押圧部135とは、排気流路40の周方向の長さが互いに異なるように形成されていてもよい。
本実施形態のように、ケーシング130の突出部133の一部を排気流路40の径方向内側に向かって押圧することで、バルブハウジング41と下流側コアプレート160とをカシメ固定により締結することができる。
上述したように、突出部133は、ケーシング130の一部であり、バルブハウジング41の端部42をカシメ固定するための部分である。したがって、本実施形態の突出部133が、本発明のカシメ部に相当している。
その他の構成は、第1実施形態と同様である。したがって、本実施形態のEGRクーラ100によれば、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態について図7に基づいて説明する。本第3実施形態は、上記第1実施形態と比較して、EGRクーラ100とEGRバルブ4との締結方法が異なるものである。なお、図7は、上記第1実施形態の図4に対応する図面である。
図7に示すように、本実施形態のEGRバルブ4のバルブハウジング41は、EGRクーラ100に溶接により固定(締結)されている。具体的には、バルブハウジング41の端部42とケーシング130における排気流れ下流側の端部とが、溶接により固定されている。すなわち、バルブハウジング41の端部42は、溶接部7によって、ケーシング130における排気流れ下流側の端部に固定されている。このとき、パッキン5が、下流側コアプレート160におけるコア部140と反対側の面とバルブハウジング41の端部42との間に挟まれた状態となっている。
その他の構成は、第1実施形態と同様である。したがって、本実施形態のEGRクーラ100によれば、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
(第4実施形態)
次に、本発明の第4実施形態について図8に基づいて説明する。本第4実施形態は、上記第1実施形態と比較して、EGRクーラ100とEGRバルブ4との締結方法が異なるものである。なお、図8は、上記第1実施形態の図4に対応する図面である。
図8に示すように、本実施形態におけるケーシング130の板厚は、上記第1実施形態におけるケーシング130の板厚よりも厚い。具体的には、本実施形態におけるケーシング130の板厚は、チューブ110の板厚よりも厚い。
バルブハウジング41の端部42における、排気流れ上流側かつケーシング130に対向する側の角部43は、面取りされている。すなわち、バルブハウジング41の端部42における、排気流れ上流側の面とケーシング130に対向する面とで構成された角部43は、面取りされている。本実施形態では、バルブハウジング41の当該角部43は、テーパ状(直線状)に面取りされている。
本実施形態のEGRクーラ4のバルブハウジング41は、EGRクーラ100に圧入により固定(締結)されている。具体的には、バルブハウジング41の端部42が、ケーシング130における排気流れ下流側の端部の内部に収容されるように、圧入により固定されている。このとき、パッキン5が、下流側コアプレート160におけるコア部140と反対側の面とバルブハウジング41の端部42との間に挟まれた状態となっている。
その他の構成は、第1実施形態と同様である。したがって、本実施形態のEGRクーラ100によれば、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
(他の実施形態)
本発明は上述の実施形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で、例えば以下のように種々変形可能である。また、上記各実施形態に開示された手段は、実施可能な範囲で適宜組み合わせてもよい。
(1)上記実施形態では、チューブ110やケーシング130等のEGRクーラ100の構成部品およびバルブハウジング41の双方を、ステンレス材により構成した例について説明したが、EGRクーラ100の構成部品およびバルブハウジング41の材質はこれに限定されない。
例えば、EGRクーラ100の構成部品を、アルミニウムまたはアルミニウム合金により構成してもよい。また、バルブハウジング41を、アルミニウム、アルミニウム合金または樹脂により構成してもよい。
(2)上記実施形態では、パッキン5を、周方向に直交する断面が矩形状となるように形成した例について説明したが、パッキン5の構成はこれに限定されない。
例えば、パッキン5を、周方向に直交する断面が円形状となるように形成してもよい。また、パッキン5を、バルブハウジング41と一体に成形してもよい。
(3)上記実施形態では、排気流通部品としてEGRバルブ4を採用した例について説明したが、排気流通部品はこれに限定されない。例えば、排気流通部品として、EGRクーラ100への排気の導入・非導入を切り替える切替弁を採用してもよい。
(4)上記実施形態では、ケーシング130を、断面が浅いコの字状にプレス成形された2枚のケーシングプレートを組み合わせることにより形成した例について説明したが、ケーシング130の構成はこれに限定されない。
例えば、ケーシング130を、断面が深いコの字状にプレス成形された1枚のケーシングプレートと、平板状にプレス成形された1枚のケーシングプレートとを組み合わせることにより形成してもよい。
1 エンジン(内燃機関)
4 EGRバルブ(排気流通部品)
5 パッキン(弾性部材)
111 排気流路
130 ケーシング(流路形成部材)
131 冷却水流路(熱媒体流路)
132 カシメ用爪部(カシメ部)
140 コア部
160 下流側コアプレート(コアプレート)

Claims (6)

  1. 内燃機関(1)から排出される排気が流通する排気流路(111)と、
    前記排気流路(111)の内部を流通する排気と前記排気流路(111)の外部を流通する熱媒体との間で熱交換を行うコア部(140)とを備える排気熱交換器であって、
    前記排気流路(111)の長手方向端部が接続されたコアプレート(160)と、
    前記コア部(140)を覆うように配置されるとともに、前記熱媒体が流通する熱媒体流路(131)を形成する流路形成部材(130)とを備え、
    前記コアプレート(160)は、前記流路形成部材(130)に接合されており、
    前記コア部(140)には、前記排気が流通するとともに、前記排気流路(111)と連通する排気流通部品(4)が接続されており、
    前記排気流通部品(4)は、前記コアプレート(160)における前記コア部(140)と反対側の面と前記排気流通部品(4)の端部(42)との間に弾性部材(5)が挟まれた状態で、前記コアプレート(160)にカシメ固定により締結されており、
    前記流路形成部材(130)は、前記排気流路部品(4)の前記端部(42)をカシメ固定するためのカシメ部(132、133)を有していることを特徴とする排気熱交換器。
  2. 内燃機関(1)から排出される排気が流通する排気流路(111)と、
    前記排気流路(111)の内部を流通する排気と前記排気流路(111)の外部を流通する熱媒体との間で熱交換を行うコア部(140)とを備える排気熱交換器であって、
    前記排気流路(111)の長手方向端部が接続されたコアプレート(160)と、
    前記コア部(140)を覆うように配置されるとともに、前記熱媒体が流通する熱媒体流路(131)を形成する流路形成部材(130)とを備え、
    前記コアプレート(160)は、前記流路形成部材(130)に接合されており、
    前記コア部(140)には、前記排気が流通するとともに、前記排気流路(111)と連通する排気流通部品(4)が接続されており、
    前記排気流通部品(4)は、前記コアプレート(160)における前記コア部(140)と反対側の面と前記排気流通部品(4)の端部(42)との間に弾性部材(5)が挟まれた状態で、前記コアプレート(160)に溶接または圧入により締結されていることを特徴とする排気熱交換器。
  3. 前記流路形成部材(130)は、2つの部材を組み合わせることにより構成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の排気熱交換器。
  4. 前記排気流通部品(4)の前記端部(42)が、前記コアプレート(160)に密着していることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載の排気熱交換器。
  5. 前記排気流通部品は、前記内燃機関(1)の排気通路(11)と吸気通路(13)とを接続するEGR通路(2)の通路開度を調整するEGRバルブ(4)であることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1つに記載の排気熱交換器。
  6. 前記EGRバルブ(4)は、前記コア部(140)と前記EGRバルブ(4)とを接続する接続部(41)を有しており、
    前記コア部(140)は、前記排気の流れ方向に直交する断面形状が矩形状であり、
    前記EGRバルブ(4)は、前記排気の流れ方向に直交する断面形状が円形状であり、
    前記接続部(41)における前記排気の流れ方向の上流側端部は、前記排気の流れ方向に直交する断面形状が矩形状であり、
    前記接続部(41)における前記排気の流れ方向の下流側端部は、前記排気の流れ方向に直交する断面形状が円形状であることを特徴とする請求項5に記載の排気熱交換器。
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