JP2016145679A - 換気装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】換気装置において、設置される建物の標高や、季節、天候、外風圧によって所定の風量が得られないこと。【解決手段】本発明の換気装置は、強制的に室内の空気を排気できるファンモータ2と、大気圧を検知する気圧センサ9と、ファンモータ2による排気風量を制御する制御部12を備えた換気装置であって、気圧センサ9によって検知された大気圧に基づいてファンモータ2の排気風量を補正制御することによって、精度の高い風量制御を実現する。【選択図】図9
Description
本発明は、住宅の換気装置の風量制御方法に関するものである。
近年、高気密住宅などのような気密性の高い家屋においては、新鮮空気を給気しながら常に一定の換気量を確保することができ、かつ必要な換気風量を得ながら無駄な換気をしない省エネの換気装置の要望が高まってきている。従来、この種の住宅の換気装置では室内外の温度差を利用したパッシブ換気システムが主流であるが、その一例として内外温度差から漏気による住居内の換気量或いは漏気量を考慮し、更にその内外温度差による換気量の変動を検知して換気装置の換気量を制御することで空気質を維持しつつエネルギー損失を最小限にすることが出来る住居の換気装置が知られている。(例えば下記特許文献1)
しかしながら、この従来の換気装置では、気密住宅の隙間によって生じる漏気量を季節や時刻に応じて予測するために、あらかじめその地域の季節に応じた外気風や温度変化などの地域情報をCPU装置に記憶させる作業が必要となる。そのため家屋がある地域だけでなく家屋内の構成を事前に把握しておくことが前提であり、換気量調整には非常に手間がかかるという課題がある。
本発明では、家屋がある地域や家屋内の構成に影響されることなく、どのような環境でも適正な換気風量を一定の精度で確保しかつエネルギー消費を最小限にすることが出来る住居の換気装置を提供するものである。
そして、この目的を達成するために、本発明の換気装置は、強制的に室内の空気を排気できる排気用ファンと、大気圧を検知する気圧検知器と、前記排気用ファンによる排気風量を制御する制御部を備えた換気装置であって、前記気圧検知器によって検知された大気圧に基づいて前記排気用ファンの排気風量を補正制御する構成としたものである。
本発明によれば、強制的に室内の空気を排気できる排気用ファンと、大気圧を検知する気圧検知器と、前記排気用ファンによる排気風量を制御する制御部を備えた換気装置であって、前記気圧検知器によって検知された大気圧に基づいて前記排気用ファンの排気風量を補正制御するもので、家屋が建てられる地域の標高や階数だけでなく天候の変化も大気圧の変化から読み取り、その検出結果から必要な換気量を算出して風量を増減させることができる。よって家屋の地域情報を事前に把握する必要がなく容易に適正な換気風量を確保することができエネルギー消費を抑えることができるという効果を得ることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。
(第1の実施の形態)
本発明の第1の実施の形態における換気装置は、図1〜図3に示すように、室内と室外を連通するように壁部に設けられる風洞パイプ1と、内部にファンモータ2を設け前記風洞パイプ1内に装着できる筒状部3と、正面に開口部4を設け着脱自在に取り付け可能な室内グリル7と室外グリル8を有する。図3に示すように、この換気装置本体5は家屋13の壁面に面して室内グリル7を室内側に有し、室外側には室外グリル8を有している。そして、ファンモータ2が回転することで室内の空気が開口部4を通じて吸引され、さらに風洞パイプ1と室外グリル8を通じて屋外へ排気される構成である。
本発明の第1の実施の形態における換気装置は、図1〜図3に示すように、室内と室外を連通するように壁部に設けられる風洞パイプ1と、内部にファンモータ2を設け前記風洞パイプ1内に装着できる筒状部3と、正面に開口部4を設け着脱自在に取り付け可能な室内グリル7と室外グリル8を有する。図3に示すように、この換気装置本体5は家屋13の壁面に面して室内グリル7を室内側に有し、室外側には室外グリル8を有している。そして、ファンモータ2が回転することで室内の空気が開口部4を通じて吸引され、さらに風洞パイプ1と室外グリル8を通じて屋外へ排気される構成である。
また、換気装置本体5の室内側に取り付けられた室内温度センサ17は、室内の温度tを計測する。筒状部3内部には、室外温度センサ16が設けられ、室外の温度Tを計測する。
気圧センサ9は、室内グリル7の開口部であるセンサ窓10を通して室内に面している。図4に示すように、この気圧センサ9は、ピエゾ抵抗型半導体圧力センサで構成されており、室内の大気圧に応じて内部のダイヤフラム11が歪みを生じ、ピエゾ抵抗R1、R2、R3、R4の抵抗値が変化するよう構成されている。
そして、図5で示すように、換気装置本体5内部には、室内温度センサ17、室外温度センサ16、気圧センサ9の検出値を入力し、ファンモータ2に対して回転数の制御を行う制御部12が設けられている。
気圧センサ9は、ピエゾ抵抗R1、R2、R3、R4をホイートストンブリッジ回路で構成し、そこに電流Iを印加することで、大気圧に比例した出力電位差VOを得ることが可能となる。ここで出力電位差VOは、次の式1によって示すことができる。
VO=(R1×R3−R2×R4)/(R1+R2+R3+R4)×I・・・・式1
そしてここで得られた出力電位差VOを増幅回路を通じて制御部12で比較、演算することにより、室内の大気圧Pを検出することが可能となる。
VO=(R1×R3−R2×R4)/(R1+R2+R3+R4)×I・・・・式1
そしてここで得られた出力電位差VOを増幅回路を通じて制御部12で比較、演算することにより、室内の大気圧Pを検出することが可能となる。
ここで換気装置本体5が室内の大気圧Pからどのように換気風量を補正するかについて説明する。まず室内の空気密度ρは下記式2で求められる。
ρ=1.293×273/(273+t)
×(P−0.378×h×Pt)/1.013×105・・・式2
ρ・・・空気密度 kg/m3
t ・・・空気温度℃
P・・・大気圧(Pa)
h・・・相対湿度
Pt・・・t℃時の飽和水蒸気圧
一般的に空気密度ρは、温度t、大気圧P、相対湿度h、温度t℃時の飽和水蒸気圧Ptによって決定される。空気密度ρは比重でもあり、例えば同じ比重でも空気密度ρが低い場合は、空気は大きく膨張していることを示し、また逆に空気密度ρが高い場合は空気が圧縮されていることになる。そのため換気装置が排出する換気風量を空気密度を使って空気の体積に換算してみれば、同じ換気装置であっても空気密度が低ければ換気風量は増え、空気密度が高ければ換気風量は減ることが分かる。
ρ=1.293×273/(273+t)
×(P−0.378×h×Pt)/1.013×105・・・式2
ρ・・・空気密度 kg/m3
t ・・・空気温度℃
P・・・大気圧(Pa)
h・・・相対湿度
Pt・・・t℃時の飽和水蒸気圧
一般的に空気密度ρは、温度t、大気圧P、相対湿度h、温度t℃時の飽和水蒸気圧Ptによって決定される。空気密度ρは比重でもあり、例えば同じ比重でも空気密度ρが低い場合は、空気は大きく膨張していることを示し、また逆に空気密度ρが高い場合は空気が圧縮されていることになる。そのため換気装置が排出する換気風量を空気密度を使って空気の体積に換算してみれば、同じ換気装置であっても空気密度が低ければ換気風量は増え、空気密度が高ければ換気風量は減ることが分かる。
ここで空気密度ρにおいて、温度tと相対湿度hを一定値として変化しないと条件付けした場合、空気密度ρは大気圧Pのみに依存することになる。この大気圧Pは、測定される地域の標高や天候の変化によって変化することは周知の事実である。逆を言えば、大気圧Pを求めることができればその地域の標高や天候の変化を把握することができ、また換気風量も大気圧Pによって算出できることになる。
そこで、まず空気密度ρの数式において、相対湿度hと飽和水蒸気圧Ptは、換気風量へ与える影響は小さいことから省略する。そして、換気装置本体5の本来の目標換気風量を基準換気風量Vとして、空気密度ρからその基準換気風量Vを計算する。さらに基準換気風量Vに大気圧Pと温度tを変数として補正する計算式を加えたのが下記式3となる。
VR=V×1.013×105×(273+t)/(P×273)・・・式3
ここで基準換気風量Vとは、換気装置本体5を標高50mの地域でかつ空気温度25℃時の条件で測定した際の換気風量を示すもので、VRはその基準換気風量Vが温度tと大気圧Pの影響により変化したときの換気風量を示したものである。また筒状部3は、直径15cm、筒状部3の筒長さは15cmで一定とし、以降の説明においてこれらは変化がないものとする。
さらに、設置される部屋の条件として、換気装置の目標とする基準換気風量Vを100m3/hとする。そして、換気装置本体5が取り付けられる家屋の標高によってどのように換気風量VRが変化するかを示したグラフが図6である(空気温度tは25℃で一定)。
図6から、例えば東京の三鷹市は標高50mであり、三鷹市に換気装置本体5を取り付けた場合は本来の目標である換気風量100m3/hとなる。一方、標高750mの長野県諏訪市では、その換気風量は108m3/hと大きくなり換気過多となることが分かる。図6が示すように、地域によって異なる標高が気圧差を生むことで、本来の換気装置の能力に影響を与え、目標換気風量が大きく変わってしまうという課題があることが分かる。
図7は、ファンモータ2の回転数と換気量の関係を、気圧(標高に対応)を変化させて示したものである。例えば、基準となる気圧1007hPa、風量100m3/hを得るのにファンモータ2は、250RPMで運転すればよい。しかし、同じ回転数250RPMでも、大気圧が916hPaの場合は、換気風量は110m3/hとなり、基準風量に比べて換気過多の状態になることを示している。
また逆に大気圧が1117hPaに上昇した場合、250RPMでファンモータ2を運転すると、換気風量は90m3/hとなり、基準風量に比べて換気不足の状態となることが分かる。
本発明の換気装置は上記の換気過多や換気不足の課題を解決するものであり、大気圧Pに応じてファンモータ2の回転数を調整することを特徴とする。図8は換気装置本体5が気圧センサ9によって計測する大気圧Pとファンモータ2の回転数制御値の関係を示したもので、大気圧毎に目標換気風量である100m3/hを満足するために必要な回転数を実測して求め、それをグラフ化したものである。本発明の換気装置は制御部12にこの図8に示す大気圧P毎の回転数を記憶させることで、気圧センサ9の計測結果からファンモータ2の回転数を決定させる。
図9に示すフローチャートに基づいて本発明の換気装置の動作を説明する。まず、STEP21で気圧センサ9にて室内大気圧Pを計測する。STEP22では、室内大気圧が基準大気圧1007hPaより負圧かどうかを判断する。ここで室内大気圧Pが基準大気圧より負圧と判断した場合、STEP23では、気圧センサ9で計測した大気圧の回転数までファンモータ2の回転数を低下させて換気風量を低下させる。またSTEP22で室内大気圧Pが基準大気圧より負圧でないと判断した場合は、STEP24で室内大気圧Pが基準大気圧よりも正圧かどうか判断する。ここで、室内大気圧Pが正圧と判断した場合は、STEP25にて気圧センサ9で計測した大気圧の回転数までファンモータ2の回転数を増加させて換気風量を増加させる。また、STEP24で室内大気圧Pが基準大気圧よりも正圧でない判断した場合はSTEP26で室内大気圧Pと基準大気圧に差がないと判断し、STEP27で現行の回転数を維持するよう働く。ここでファンモータ2を制御するモータは回転数のばらつきや目標の回転数を精度よく制御するためにDCモータを使う構成にしてもよい。
このような動作により、例えば図7における大気圧916hPa時の換気過多の問題においては、換気装置本体5はファンモータ2の回転数を225RPMまで落とし、目標の換気風量100m3/hを確保するように働く。また図7における大気圧1117hPa時の換気不足の問題においては、換気装置本体5はファンモータ2の回転数を275RPMまで上げて目標の換気風量100m3/hを確保するように働く。
本発明の換気装置はこのようなファンモータの回転数の補正を行うことにより、大気圧の変化に関わらず目標とする換気風量を確保し、換気不足や換気過多による無駄な電気エネルギー消費の問題を回避することが可能となる。
また、大気圧に変化を与える天候も換気量に影響する。従って、季節や天候による大気圧変化も気圧センサ9によって検出し、その検出結果に基づいて同様に換気量を補正することが可能となる。
また、さらに家屋13全体の換気風量を考慮した場合、建築基準法にて定められるように家屋の必要換気回数を満足させる必要がある。このような場合においては機械換気だけでなく自然換気風量も換気量として見込むことでさらなる省エネを見込むことができる。このような自然換気風量を取り入れた場合の換気回数は一般的に図10に示すように室内外の温度差から求めることが可能である。このような自然換気風量を取り込むために室外温度センサ16と室内温度センサ17からの室内外の温度差を算出し、その大気圧Pと室内外の温度差に基づいて換気装置本体5の換気風量を補正することで、さらなる省エネ効果を得ることが可能である。
(第2の実施の形態)
本発明の第2の実施の形態における換気装置は、図11〜図13に示すように、室内と室外を連通するように壁部に設けられる風洞パイプ50と、内部にファンモータ52と、前記風洞パイプ1内に装着できる筒状部53とで構成される。風洞パイプ50には風洞パイプ50内部の静圧を測定する差圧センサ56が設けられる。換気装置本体55には、図14に示す換気風量を手動で設定可能な風量設定SW54と、室内の温度を測定可能な温度センサ57が備えられている。そして、換気装置本体55は、家屋13の壁面に面して室内グリル7を室内側に、室外側には室外グリル8を取り付ける。換気装置本体55は、ファンモータ52が回転することで室内の空気が開口部4を通じて吸引され、さらに風洞パイプ50と室外グリル8を通じて屋外へ排気される構成となる。
本発明の第2の実施の形態における換気装置は、図11〜図13に示すように、室内と室外を連通するように壁部に設けられる風洞パイプ50と、内部にファンモータ52と、前記風洞パイプ1内に装着できる筒状部53とで構成される。風洞パイプ50には風洞パイプ50内部の静圧を測定する差圧センサ56が設けられる。換気装置本体55には、図14に示す換気風量を手動で設定可能な風量設定SW54と、室内の温度を測定可能な温度センサ57が備えられている。そして、換気装置本体55は、家屋13の壁面に面して室内グリル7を室内側に、室外側には室外グリル8を取り付ける。換気装置本体55は、ファンモータ52が回転することで室内の空気が開口部4を通じて吸引され、さらに風洞パイプ50と室外グリル8を通じて屋外へ排気される構成となる。
差圧センサ56は、内部に圧力によって変形するダイヤフラムを設け、その変形によって変化する静電容量から圧力を換算・検出するものである。換気時において換気の風路となる筒状部3内部の2点間の差圧量を求め、その差圧量に基づいた差圧信号を制御部62へ送信する。
まず、あらかじめ実測によって、換気装置の差圧量信号と換気風量の関係を把握しておく。この関係をもとにして、制御部62は、差圧センサ56からの差圧量信号から換気装置の換気風量を算出する。さらに、制御部62は、目標換気風量に到達しているか否かを判断し、到達していなければファンモータ52の回転数を制御し、目標換気風量に到達するように動作させる。
しかしながら、換気装置の実使用においては、あらかじめ実測によって差圧量信号と換気風量の関係を把握していても大気圧や温度によって空気密度ρが変化する。そのため、差圧量信号と換気風量の関係には非常にばらつきが大きいという課題がある。特に差圧センサ56においては風路内のある2点間の差圧量という相対値検知であり、空気密度ρの変化を加味することができない課題がある。そのため、差圧センサ56からの差圧量信号を使って正確に換気風量を読み取るためには、差圧量信号に対して空気密度ρの変化を制御部62で加味して補正することが必要となる。
そこで、室内温度25℃でかつ室内大気圧が1007hPaを基準大気圧とし、その条件下での差圧量信号を目標差圧Sと定義する。次に、大気圧Pと室内温度tが変化した条件下での差圧量信号を実差圧SRとすると、
SR=S×1.013×105×(273+t)/(P×273) ・・・式4
として求めることができる。ここで換気装置の風洞パイプ50の断面積はΦ15cm、風洞パイプ50の筒長さは15cmで一定とし、以降の説明においてもこれらは変化しないものとする。
SR=S×1.013×105×(273+t)/(P×273) ・・・式4
として求めることができる。ここで換気装置の風洞パイプ50の断面積はΦ15cm、風洞パイプ50の筒長さは15cmで一定とし、以降の説明においてもこれらは変化しないものとする。
図15は大気圧毎の換気風量と差圧センサ56の差圧量信号の関係を示したものである。上記で説明したように差圧センサ56の差圧量信号は、同じ換気風量であっても基準大気圧1007hPa下とそれ以外の大気圧下において異なる。そのため、制御部62は、まずこの差圧センサ56からの差圧量信号と、気圧センサ9で測定された大気圧Pと、温度センサ57で測定された温度tを用いて実際の換気風量に対応する実差圧SRを求め、目標差圧Sと比較することで実際の換気風量が目標換気風量に達成しているかどうかを間接的に把握することができる。
以下、本発明の第2の実施の形態の換気装置の動作を図16のフローチャートに基づいて説明する。まず制御部62はSTEP30において気圧センサ9と温度センサ57で室内気圧Pと室内温度tを計測し、STEP31で式4に基づいて実差圧SRを求める。次に、STEP32で実差圧SRと目標差圧Sを比較し、実差圧SR>目標差圧Sの場合はSTEP33で換気装置の換気風量を減らすようにファンモータ52の回転数を低下させる。
また、STEP32で実差圧SR>目標差圧S以外の場合は、STEP34で実差圧SRと目標差圧Sを比較し、実差圧SR<Sの場合は、STEP35で換気装置の換気風量を増加するようにファンモータ52の回転数を増加させる。
一方、STEP34で実差圧SR<目標差圧S以外の場合は、STEP36でSR=Sと判断し、STEP37で現状のファンモータ52の回転数を維持するよう働く。
上記動作により、本発明の換気装置は気圧センサ9によって大気圧Pと、温度センサ57によって室内温度tを計測し、空気密度ρの変化を加味して実際の換気風量における実差圧SRを算出し、実差圧SRと目標差圧Sとの差を埋めるようにファンモータ52を制御することで、実際の換気風量を目標換気風量に近けるように補正制御することが可能となるものである。
本発明にかかる建物に取り付けられる換気装置は、建物の標高や、季節、天候、外風圧に拘わりなく所定の風量が得られる製品のおいて広く有用である。
1 風洞パイプ
2 ファンモータ
3 筒状部
4 開口部
5 換気装置本体
7 室内グリル
8 室外グリル
9 気圧センサ
10 センサ窓
12 制御部
13 家屋
16 室外温度センサ
17 室内温度センサ
50 風洞パイプ
52 ファンモータ
53 筒状部
54 風量設定SW
55 換気装置本体
62 制御部
56 差圧センサ
57 温度センサ
2 ファンモータ
3 筒状部
4 開口部
5 換気装置本体
7 室内グリル
8 室外グリル
9 気圧センサ
10 センサ窓
12 制御部
13 家屋
16 室外温度センサ
17 室内温度センサ
50 風洞パイプ
52 ファンモータ
53 筒状部
54 風量設定SW
55 換気装置本体
62 制御部
56 差圧センサ
57 温度センサ
Claims (8)
- 強制的に室内の空気を排気できる排気用ファンと、
大気圧を検知する気圧検知器と、
前記排気用ファンによる排気風量を制御する制御部を備えた換気装置であって、
前記気圧検知器によって検知された大気圧に基づいて前記排気用ファンの排気風量を補正制御する換気装置。 - 前記制御部は基準とする基準大気圧とその基準大気圧時の排気用ファンの回転数をあらかじめ記憶し、
前記気圧検知器によって検知された大気圧と前記基準大気圧を比較して前記排気用ファンの回転数を制御し、排気風量を補正制御する請求項1記載の換気装置。 - 室内温度を検知する温度検知器を備え、
前記制御部は前記気圧検知器によって検知された大気圧と前記温度検知器によって検知された室内温度に基づいて排気風量を補正制御する請求項1または2記載の換気装置。 - 予め記憶された基準大気圧よりも前記気圧検知器によって得られる大気圧が大きい場合は前記排気用ファンの回転数を増加して排気風量を増加させることを特徴とした請求項1〜3いずれかひとつに記載の換気装置。
- 予め記憶された基準大気圧よりも前記気圧検知器によって得られる大気圧が小さい場合は前記排気用ファンの回転数を減少して排気風量を減少させることを特徴とした請求項1〜4いずれかひとつに記載の換気装置。
- 前記気圧検知器は室内の気圧を検知することを特徴とした請求項1〜5いずれかひとつに記載の換気装置。
- 室内の温度を検知する第一の温度検知器と屋外の温度を検知する第二の温度検知器を備え、前記制御部は前記温度検知器によって得られる室内外の温度差と、前記気圧検知器によって検知された大気圧の変化から排気風量を補正制御する請求項1記載の換気装置。
- 前記排気用ファンは、筒状の風路を形成するパイプ内に設けられ、
前記パイプ内で空気の流れが発生したときにパイプ内の差圧を計測する差圧センサを設け、
この差圧センサの出力から、前記排気用ファンの排気風量を算出する請求項1〜7いずれかひとつに記載の換気装置。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
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- 2015-02-09 JP JP2015022834A patent/JP2016145679A/ja active Pending
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