JP2016144109A - 通信装置、通信システム、通信方法及びプログラム - Google Patents

通信装置、通信システム、通信方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】端末の属性、種別によって、端末が複数種類の無線方式にアクセスできない場合においても、通信トラフィックの新たなオフロード技術を提供する。
【解決手段】通信装置は、端末の属性に基づいて、第1のオペレータが管理する第1のネットワークと、第2のオペレータが管理する第2のネットワークとを含む複数のネットワークのうち、端末に対応するネットワークを識別する第一の手段と、識別されたネットワークにおいて所定の信号処理を実行するネットワークノードと端末とが接続されるように、端末からの通信を処理する第二の手段と、を備える。第一の手段は、第2のオペレータの加入者端末に対して、端末からの通信データを用いて所定のサービスを提供可能なサービス提供手段を含む第2のネットワークを識別する。
【選択図】図18

Description

本発明は、通信装置、通信システム、通信方法及びプログラムに関する。
近年、スマートフォンやスマートデバイス等の普及により、通信トラフィックが急激に増加している。また、今後、M2M(Machine to Machine)通信が増加すると想定され、通信トラフィックは更に増加する可能性がある。
通信トラフィックの急増によるネットワークの輻輳を緩和するため、通信トラフィックをオフロードする技術が検討されている。
例えば、特許文献1には、ネットワークの輻輳状態に応じて、複数種類の無線方式(例えば、セルラ通信と無線LAN(Local Area Network))を切り替えることで、通信トラフィックをオフロードする技術が開示されている。特許文献1では、例えば、セルラ通信のトラフィックが無線LANネットワークに切り替えられることによって、トラフィックがオフロードされる。
特開2009−118356号
特許文献1では、異なる無線方式間で通信トラフィックの経路が切り替えられることによって、通信トラフィックがオフロードされる。
しかし、例えば端末の属性・種別によっては、端末が複数種類の無線方式にアクセスできない場合がありうる。このような場合、特許文献1の技術による通信トラフィックのオフロードは困難となる。
本発明の目的は、新たなトラフィックオフロード技術を提供することである。
本発明の一態様における通信装置は、端末の属性に基づいて、第1のオペレータが管理する第1のネットワークと、第2のオペレータが管理する第2のネットワークとを含む複数のネットワークのうち、当該端末に対応するネットワークを識別する第一の手段と、識別された前記ネットワークにおいて所定の信号処理を実行するネットワークノードと、前記端末とが接続されるように、当該端末からの通信を処理する第二の手段と、を備え、前記第一の手段は、前記第2のオペレータの加入者端末に対して、前記端末からの通信データを用いて所定のサービスを提供可能なサービス提供手段を含む前記第2のネットワークを識別可能であることを特徴とする。
本発明の一態様における通信システムは、ネットワークに接続可能な端末と、端末の属性に基づいて、第1のオペレータが管理する第1のネットワークと、第2のオペレータが管理する第2のネットワークとを含む複数のネットワークのうち、当該端末に対応するネットワークを識別する第一の手段と、識別された前記ネットワークにおいて所定の信号処理を実行するネットワークノードと、前記端末とが接続されるように、当該端末からの通信を処理する第二の手段と、を備える通信装置と、を含み、前記第一の手段は、前記第2のオペレータの加入者端末に対して、前記端末からの通信データを用いて所定のサービスを提供可能なサービス提供手段を含む前記第2のネットワークを識別可能であることを特徴とする。
本発明の一態様における通信方法は、端末の属性に基づいて、第1のオペレータが管理する第1のネットワークと、第2のオペレータが管理する第2のネットワークとを含む複数のネットワークのうち、当該端末に対応するネットワークを識別する第1のステップと、識別された前記ネットワークにおいて所定の信号処理を実行するネットワークノードと、前記端末とが接続されるように、当該端末からの通信を処理する第2のステップと、を含み、前記第1のステップにおいて、前記第2のオペレータの加入者端末に対して、前記端末からの通信データを用いて所定のサービスを提供可能なサービス提供手段を含む前記第2のネットワークを識別可能であることを特徴とする。
本発明の一態様におけるプログラムは、端末の属性に基づいて、第1のオペレータが管理する第1のネットワークと、第2のオペレータが管理する第2のネットワークとを含む複数のネットワークのうち、当該端末に対応するネットワークを識別する工程と、識別された前記ネットワークにおいて所定の信号処理を実行するネットワークノードと、前記端末とが接続されるように、当該端末からの通信を処理する工程と、前記第2のオペレータの加入者端末に対して、前記端末からの通信データを用いて所定のサービスを提供可能なサービス提供手段を含む前記第2のネットワークを識別する工程とをコンピュータに実行させることを特徴とする。
本発明の目的は、新たなトラフィックオフロード技術を提供することである。
第1の実施形態の通信システムの構成例である。 第1の実施形態の基地局2の構成例である。 第1の実施形態の端末1の構成例である。 第1の実施形態の動作例を示すシーケンス図である。 第1の実施形態の通信システムの他の構成例である。 第1の実施形態のHSS(Home Subscriber Server)の構成例である。 第2の実施形態の通信システムの構成例である。 第2の実施形態における通信装置の構成例を示す図である。 第2の実施形態の動作例を示すシーケンス図である。 第2の実施形態の他の動作例を示すシーケンス図である。 第2の実施形態の他の動作例を示すシーケンス図である。 第2の実施形態の他の動作例を示すシーケンス図である。 第2の実施形態のMME(Mobiliry Management Entity)の構成例である。 第2の実施形態の通信システムの他の構成例である。 第3の実施形態の通信システムの構成例である。 第3の実施形態のRRHの構成例である。 第3の実施形態のBBUの構成例である。 第4の実施形態の通信システムの構成例である。 第4の実施形態における実施例1の通信システムの構成例である。 第4の実施形態における実施例2の通信システムの構成例である。 第4の実施形態における実施例3の通信システムの構成例である。
以下、本発発明の実施形態及び実施例について、図面を参照して説明する。各実施形態及び各実施例は、例示であり、本発明は各実施形態及び各実施例に限定されるものではない。なお、この概要に付記した図面参照符号は、理解を助けるための一例として各要素に便宜上付記したものであり、この概要の記載はなんらの限定を意図するものではない。
<第1の実施形態>
本発明の第1の実施形態について、図面を参照して説明する。
図1は、第1の実施形態の通信システムの構成例である。図1はLTE(Long Term Evolution)の通信システムを例示するが、本発明の通信システムは図1の例に限定されない。例えば、本発明は、GPRS(General Packet Radio Service)、UMTS(Universal Mobile Telecommunication System)、WiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access)等にも適用可能である。
図1において、第1の実施形態の通信システムは、携帯電話、PC(Personal Computer)、モバイルルータ、スマートデバイス(例えば、家庭の消費電力をモニタするスマートメータ、スマートテレビ、ウェアラブル端末)、M2M(Machine to Machine)デバイス等の端末1を含む。M2Mデバイスは、例えば、上記のデバイスに加え、産業機器、車、ヘルスケア機器、家電等を含む。
第1の実施形態の通信システムは、レガシーネットワークと、MVNO(Mobile Virtual Network Operator)ネットワークにより構成される。レガシーネットワークとMVNOネットワークは、EPC(Evolved Packet Core)等のバックボーンネットワークである。レガシーネットワークとMVNOネットワークは、端末1が、基地局2を介してインターネット等の外部ネットワークと通信するためのバックボーンネットワークである。
図1に例示する通信システムは、レガシーネットワークを1つ含んでいるが、通信ネットワークに含まれるレガシーネットワークの数は1つに限られず、複数であってもよい。また、図1に例示する通信システムは、MVNOネットワークを1つ含んでいるが、通信システムに含まれるMVNOネットワークの数は1つに限られず、複数であってもよい。
管理する管理する レガシーネットワークは、例えば、通信ネットワークを管理する移動体通信事業者(MNO:Mobile Network Operator)によって管理される。MVNOネットワークは、例えば、仮想移動体通信事業者(MVNO)によって管理される。
MNOは、例えば、端末1と基地局2との間の無線通信に用いる無線帯域(周波数)のライセンスを受けている通信事業者である。MVNOは、例えば、端末1と基地局2との間の無線通信に用いる無線帯域(周波数)のライスセンスを受けていない通信事業者である。
MNOは、例えば、MVNOに対して、当該MNOが管理する通信ネットワークの一部又は全部を貸し出す。MNOは、例えば、MVNOに対して、通信サービスを提供するためのネットワークノード(例えば、基地局(eNB)2、SGW(Serving Gateway)3、PGW(PDN Gateway)4、MME(Mobiliry Management Entity)5)を貸し出す。MNOは、例えば、MVNOに対して、当該MNOがライセンスを受けた無線帯域(周波数)を貸し出す。
MVNOは、例えば、MNOがライセンスを受けた無線帯域(周波数)、すなわちライセンスドバンドを利用して、通信サービスを提供する。MVNOは、MNOが管理するライセンスドバンドの一部又は全部を借りて、通信サービスを提供する。MVNOの加入者端末は、例えば、MNOから借りたライセンスドバンドを利用して、基地局2との間で無線通信を行う。なお、MVNOの加入者端末は、アンライセンスドバンドの周波数帯域を使用して、基地局2との間で無線通信を行ってもよい。
MVNOは、例えば、MNOが管理するネットワークノードを利用して、MVNOの加入者端末に通信サービスを提供する。MVNOは、例えば、MNOが管理するネットワークノードの一部又は全部を借りて、通信サービスを提供する。
レガシーネットワークは、端末1に通信サービスを提供するための複数のネットワークノード(例えば、基地局(eNB)2、SGW3、PGW4、MME5)を含む。各ネットワークノードは、例えば、所定の通信機能を有する通信装置である。
端末1は、例えば、基地局2と接続し、SGW3とPGW4を経由して、インターネット等のネットワークにアクセスする。
図1の通信システムは、レガシーネットワークとMVNOネットワーク以外の他のネットワークを含んでもよい。また、レガシーネットワークとMVNOネットワークは、それぞれ、複数種類のネットワークを含んでもよい。例えば、レガシーネットワークとMVNOネットワークは、それぞれ、LTEネットワーク、GPRSネットワーク、UMTSネットワーク等の複数種類のネットワークを含んでもよい。
図1に例示された各ネットワークノードは、所定の信号処理を実行する。各ネットワークノードは、例えば、信号処理に関する以下の機能を含む。
PGW4:
・パケットを処理する機能(User−Plane機能)
・通信に応じた課金状態を管理する機能(PCEF:Policy and Charg
ing Enforcement Function)
・QoS等のポリシーを制御する機能(PCRF:Policy and Chargi
ng Rule Function)
SGW3:
・パケットを処理する機能(User−Plane機能)
・制御シグナリングを処理する機能(C−Plane機能)
・通信を傍受するための合法的傍受(LI:Lawful Interception)
機能
MME5:
・制御シグナリングを処理する機能(C−Plane機能)
・HSS(Home Subscriber Server)と連携して、通信システム
の加入者情報を管理する機能
MVNOネットワークは、端末1に通信サービスを提供するための複数のネットワークノード(例えば、SGW3A、PGW4A、MME5A)を含む。なお、MVNOネットワークに含まれる各ネットワークノード(例えば、SGW3A、PGW4A、MME5Aなど)の機能は、レガシーネットワークに含まれる各ネットワークノード(例えば、SGW3、PGW4、MME5)の機能と同様であるため、詳細な説明は省略される。
図1に例示する通信システムにおいて、基地局2は、レガシーネットワークを管理するMNOによって管理される。第1の実施形態において、基地局2は、レガシーネットワークとMVNOネットワークとの間で通信トラフィックを分散する。すなわち、通信トラフィックは、端末1と基地局2との間の無線ネットワークのバックボーンを構成する複数のネットワーク(例えば、レガシーネットワークとMVNOネットワーク)に分散される。つまり、例えば端末1が無線LAN等の無線ネットワークにアクセスできない場合であっても、バックボーンネットワークにおいて通信トラフィックがオフロードされる。従って、基地局2は、端末の無線環境に依らないトラフィックオフロードを実行できる。
図2は、基地局2の構成例を示す。基地局2は、識別部20、ネットワーク切替部21を含む。
識別部20は、端末1に対応するネットワークを識別する。識別部20は、レガシーネットワークのネットワークノードとMVNOネットワークを含む複数のネットワークから、端末1に対応するネットワークを識別する。また、識別部20は、端末1に対応するネットワークに含まれるネットワークノードを識別してよい。識別部20は、通信トラフィックの種別や端末1の属性・種別を識別してもよい。この場合、識別部20は、識別した通信トラフィックや端末1に対応するネットワークを、レガシーネットワークとMVNOネットワークを含む複数のネットワークから選択する。識別部20は、識別した通信トラフィックや端末1に対応するネットワークノードを、レガシーネットワークのネットワークノードとMVNOネットワークのネットワークノードを含む複数のネットワークノードから選択してもよい。
識別部20は、例えば、所定の情報に基づいて、通信トラフィックの属性や端末1の属性を識別できる。識別部20は、例えば、所定の情報に基づいて、MVNOネットワークで処理すべき通信トラフィックを識別する。識別部20は、例えば、所定の情報に基づいて、端末1がMVNOネットワークで処理すべき属性の端末1か否かを識別してもよい。
識別部20は、例えば、端末1が、所定のネットワークに対応する端末であると識別してもよい。識別部20は、例えば、端末1が、MVNOネットワークに対応する端末であると識別する。また、識別部20は、例えば、端末1が、所定の移動体通信事業者(MNO)に対応する端末であると識別してもよい。この場合、識別部20は、端末1が、MVNOに対応する端末であると識別する。また、識別部20は、例えば、端末1が、所定のMNOと契約している端末であると識別してもよい。識別部20は、例えば、端末1が、MVNOと契約している端末であると識別してもよい。
識別部20は、例えば、通信システムに複数のMVNOネットワークが含まれる場合、所定の情報に基づいて、当該複数のMVNOネットワークのうち端末1に対応するMVNOネットワークを選択してもよい。
識別部20は、例えば、端末1からの接続要求に含まれる所定の情報に基づいて、当該端末1又は当該端末1の通信トラヒックに対応するネットワークを識別できる。識別部20は、例えば、端末1に対応するネットワークを特定可能な情報に基づいて、当該端末1又は当該端末1の通信トラヒックに対応するネットワークを識別する。
識別部20は、例えば、端末1がMVNOネットワークに対応する端末であることを示す情報に基づいて、端末1又は端末1の通信トラヒックに対応するネットワークを、MVNOと識別する。識別部20は、例えば、端末1が契約するMVNO(又は、MNO)を特定する情報に基づいて、当該端末1や当該端末1の通信トラヒックに対応するネットワークを、MVNO(又は、MNO)と識別してもよい。識別部20は、例えば、端末1がMVNO(又は、MNO)と契約していることを示す情報に基づいて、端末1又は端末1の通信トラヒックに対応するネットワークを、MVNO(又は、MNO)と識別してもよい。
識別部20は、例えば、端末1からの接続要求に含まれるPLMN(Public Land Mobile Network)に基づいて、端末1又は端末1の通信トラヒックに対応するネットワークを識別できる。PLMNは、移動体通信事業者(又は、仮想移動体通信事業者)又は通信ネットワーク(レガシーネットワーク又はMVNOネットワーク)のネットワーク識別番号であり、例えば、MNO(又は、MVNO)ごと又は通信ネットワークごとに割り当てられる。
PLMNは、例えば、端末1からの“RRC Connection Setup Request”に含まれる。PLMNは、例えば、端末1からの“RRC Connection Setup Complete”に含まれる。識別部20は、例えば、端末1からの“RRC Connection Setup Complete”に含まれるPLMNに基づいて、当該端末1又は当該端末1の通信トラヒックに対応するネットワークを識別できる。
ネットワーク切替部21は、識別部20の識別結果に応じて、端末1が接続するネットワークを切り替える。ネットワーク切替部21は、例えば、端末1に関する通信トラフィックが識別されたネットワーク(例えば、レガシーネットワーク又はMVNOネットワーク)を経由するように、通信トラフィックの転送経路を切り替える。ネットワーク切替部21は、端末1に対応すると識別されたネットワークに、当該端末1の通信トラフィックを転送する。ネットワーク切替部21は、例えば、MVNOネットワークに対応すると識別部20により識別された特定の端末1の通信トラフィックを、MVNOネットワークに転送する。
ネットワーク切替部21は、例えば、レガシーネットワークのネットワークノード(例えば、SGW3、PGW4、MME5)と、MVNOネットワークのネットワークノード(例えば、SGW3A、PGW4A、MME5A)とを、互いに区別して管理する。ネットワーク切替部21は、例えば、レガシーネットワークのネットワークノードに関する識別情報(例えば、ネットワークノードのアドレス等)と、MVNOネットワークのネットワークノードに関する識別情報とを、互いに区別して管理する。また、ネットワーク切替部21は、例えば、各ネットワークノードの識別情報に、当該ネットワークノードがMVNOネットワーク(又は、レガシーネットワーク)に含まれるネットワークノードであるか否かを示すフラグを関連付けてもよい。ネットワーク切替部21は、例えば、MVNOネットワークに転送すべき通信トラフィックを、MVNOネットワーク上のネットワークノードに送信できる。
ネットワーク切替部21は、例えば、端末1の通信トラヒックを、識別された通信ネットワークに転送する。ネットワーク切替部21は、例えば、識別部20の識別結果に応じて、該端末1の通信トラヒックを所定の通信ネットワークに転送してもよい。ネットワーク切替部21は、例えば、端末1の通信トラヒックを、識別されたMNOが管理するレガシーネットワークに転送する。ネットワーク切替部21は、例えば、識別部20の識別結果に応じて、該端末1の通信トラヒックを所定のMNOが管理するネットワークに転送してもよい。
識別部20は、例えば、PLMNに基づいて、所定のネットワークに対応する端末1を識別してもよい。ネットワーク切替部21は、例えば、端末1の通信トラヒックを、識別された所定のネットワークに転送する。識別部20は、例えば、PLMNに基づいて、MVNOネットワーク(又は、レガシーネットワーク)に対応する端末1を識別する。ネットワーク切替部21は、例えば、MVNOネットワークに対応すると識別された端末1のトラヒックを、当該MVNOネットワークに転送する。
なお、識別部20は、例えば、端末1に対応する所定のネットワーク(レガシーネットワーク又はMVNOネットワーク)を識別してもよい。この場合、ネットワーク切替部は、例えば、端末1からの通信トラヒックを、識別された所定のネットワーク(レガシーネットワーク又はMVNOネットワーク)に転送する。
図2では、基地局2が、識別部20、ネットワーク切替部21の機能を有する例が示されたが、MME5が、識別部20、ネットワーク切替部21の機能を有してもよい。MME5は、例えば、IMSI(Internatinal Mobile Subscriber Identity)に基づいて、端末の属性・種別を識別してもよい。IMSIは、端末の識別情報である。
図3は、第1の実施形態の端末1の構成例を示す。図3に例示するように、端末1は、メッセージ生成部10、通信部11を含む。
メッセージ生成部10は、基地局2がネットワークを選択するためのメッセージを生成する。メッセージ生成部10は、例えば、端末1に対応するネットワークを特定可能な情報を含むメッセージを生成する。メッセージ生成部10は、例えば、端末1がMVNOネットワーク(又は、レガシーネットワーク)に対応する端末であることを示す情報を含むメッセージを生成する。メッセージ生成部10は、例えば、端末1が契約する所定のMNO(又は、MVNO)を特定する情報を含むメッセージを生成する。メッセージ生成部10は、例えば、端末1がMNO(又は、MVNO)と契約していることを示す情報を含むメッセージを生成する。
通信部11は、生成されたメッセージを基地局2に送信する。
図4は、第1の実施形態の動作例を示すシーケンス図である。
端末1は、基地局2に対して、ネットワークへの接続要求を通知する(S1−1)。端末1は、例えば、電源が投入された場合や、セルラ通信機能がオンにされた場合等に、基地局2に対してネットワークへの接続要求を通知する。
基地局2は、端末1からの接続要求に応じて、端末1が接続するネットワークを選択する(S1−2)。基地局2は、例えば、レガシーネットワーク又はMVNOネットワークを含む複数のネットワークから、端末1に対応するネットワークを選択する。基地局2は、例えば、端末1に対応するネットワークを識別し、識別したネットワークを、当該端末1が接続するネットワークとして選択する。基地局2は、例えば、接続要求を通知した端末1がMVNOと契約している端末であることに応じて、端末1に対してMVNOネットワークを選択する。
基地局2は、選択したネットワークに端末1を接続する(S1−3)。基地局2は、レガシーネットワーク及びMVNOネットワークを含む複数のネットワークから、端末1に対応するネットワークと当該端末1とを接続する。
図5は、第1の実施形態の通信システムの他の構成例である。図5に例示する通信システムは、例えば、端末1と、基地局2と、レガシーネットワークと、MVNOネットワークとを含む。
レガシーネットワークは、例えば、アクセスネットワークと、HSS6と、通信装置7とを含む。
アクセスネットワークは、MME5を含む。MME5は、通信システムの加入者情報を管理するHSS6と連携して、制御シグナリングを処理する。
HSS6は、通信システムの加入者情報を管理する。HSS6は、例えば、通信システムの加入者に関する情報を記憶しており、端末1のユーザの認証と認可を実行する。HSS6は、例えば、端末1の位置情報やIP情報を、他の装置(例えばMME5)に対して提供する。
図6は、HSS6の構成例を示す図である。図6に例示するように、HSS6は、加入者情報データベース60と、制御部61と、インターフェース62とを備える。
加入者情報データベース60は、通信システムのユーザ情報・加入者情報を保持する。加入者情報データベース60は、例えば、ユーザの識別に用いられるIMSIや、ユーザの電話番号に対応するMSISDN(Mobile Subcriber Integrated Services Digital Network Number)を保持する。加入者情報データベース60は、例えば、IMPI(IP Multimedia Private Identity)や、IMPU(IP Multimedia Public Identity)を保持する。加入者情報データベース60は、その他にも、ユーザや加入者に関する情報を保持する。
加入者情報データベース60は、例えば、所定MNOと契約している端末のIMSIを管理する。加入者情報データベース60は、例えば、MNOと契約している端末のIMSIを管理する。加入者情報データベースは、例えば、MVNOと契約している端末のIMSIを管理する。加入者情報データベース60は、例えば、MNOごとに、当該MNOと契約している端末のIMSIを管理してもよい。加入者情報データベース60は、例えば、MNOと契約している端末のIMSIと、MVNOと契約している端末のIMSIとを区別して管理してもよい。
制御部61は、C−Planeに相当する機能を有する。制御部61は、インターフェース62を介して、制御シグナリングを送受信する。制御部61は、例えば、加入者情報データベース60を参照して、端末1のユーザの認証と認可を実行する。制御部61は、例えば、加入者情報データベース60を参照して、端末1の位置情報やIP情報を、他の装置(例えばMME5)に対して提供する。
インターフェース62は、MME5や、通信装置7等と通信するためのインターフェースである。HSS6は、インターフェース62を介して、所定のプロトコルでMME5や、通信装置7等と通信できる。HSS6は、例えば、インターフェース62を介して、Diameterプロトコルで、通信装置7と通信できる。
通信装置7は、IMS(IP(Internet Protocol) Multimedia Subsystem)ネットワークにおいてセッション制御機能を提供するCSCF(Call Session Control Function)である。通信装置7は、例えば、S−CSCF(Serving−CSCF)70やP−CSCF(Proxy−CSCF)71、I−CFCF(Interrogating−CSCF)72である。S−CSCF70と、P−CSCF71と、I−CFCF72とは、それぞれ、SIP(Session Initiation Protocol)信号を処理可能である。
S−CSCF70は、HSS6から得た通信システムの加入者情報(ユーザ情報)を用いて、セッション制御やユーザ認証を行う。S−CSCF70は、例えば、端末1からセッション起動信号を受信し、サービスに応じたアプリケーションサーバ(AS:Application Server)を選択し、当該アプリケーションサーバにSIP信号を中継する機能を有する。S−CSCF70は、例えば、端末1が通信相手を電話番号で指定した場合に、当該電話番号に基づいたルーティングを実行する機能を有する。
S−CSCF70は、例えば、音声や映像などのメディア制御のため、アプリケーションサーバ(AS)から、メディア制御の機能を提供するMRF(Media Resource Function)に含まれるMRFC(MRF Controller)に、SIP信号を中継する。
S−CSCF70は、例えば、呼制御プロトコルの変換を行うMGCF(Media Gateway Controller Function)との間で、他のネットワークとの間のSIP信号を送受信する。
P−CSCF71は、IMSネットワークと、アクセスネットワークとの接続点に配置される。P−CSCF71は、例えば、アクセスネットワークがLTE(Long term Evolution)及びEPC(Evolved Packet Core)の場合、P−GW3と接続する。P−CSCF71は、例えば、アクセスネットワークが、W−CDMA(Wideband CDMA(Code Division Multiple Access))の場合、GGSN(Gateway GPRS(General Packet Radio Service) Support Node)と接続する。なお、GGSNは、端末1からの接続要求にしたがって、外部IP(Internet Protocol)ネットワークとの接続を制御する機能を有する。
P−CSCF71は、例えば、端末1と、S−CSCF70と、I−CSCF72との間で送受信されるSIP信号を中継する。P−CSCF71は、例えば、端末1から送信されたSIP信号の正当性確認を実行し、当該SIP信号に対して、セッション制御に必要な情報(例えば課金情報など)をS−CSCF70向けに付加する。P−CSCF71は、例えば、IMSにおいてQoS(Quality of Service)制御を行うために必要なアプリケーション種別を、ポリシおよび課金を実施する機能を提供するPCRF(Policy and Charging Enforcement Function)に通知する。
I−CSCF72は、例えば、他のネットワークとS−CSCF70との間で送受信されるSIP信号を中継する。I−CSCF72は、例えば、IMSネットワークへの登録やセッション制御時に、HSS6のユーザ情報に従って、S−CSCF70を選択する。
MVNOネットワークは、例えば、アクセスネットワークと、HSS6Aと、通信装置7Aとを含む。なお、アクセスネットワークに含まれるMME5Aと、HSS6Aと、通信装置7Aとは、レガシーネットワークに含まれるMME5と、HSS6と、通信装置7のそれぞれと同様の構成であるため、詳細な説明は省略される。
上記のとおり、第1の実施形態の通信システムは、レガシーネットワークとMVNOネットワークとの間で通信トラフィックを分散できる。すなわち、通信トラフィックは、端末1と基地局2との間の無線ネットワークのバックボーンを構成する複数のネットワーク(例えば、レガシーネットワークとMVNOネットワーク)に分散される。つまり、例えば端末1が無線LAN等の無線ネットワークにアクセスできない場合であっても、バックボーンネットワークにおいて通信トラフィックがオフロードされる。従って、第1の実施形態の通信システムは、端末の無線環境に依らないトラフィックオフロードを実行できる。
<第2の実施形態>
本発明の第2の実施形態では、MVNOネットワークに含まれるネットワークノードの機能の少なくとも一部が、ソフトウェア等により仮想的に運用される。なお、第2の実施形態の技術は、第1の実施形態、後述の実施形態のいずれにも適用可能である。
第2の実施形態の通信システムでは、MVNOネットワークに含まれるネットワークノードは、ソフトウェア等により仮想的に運用される。従って、MVNOネットワークを管理するMNOは、EPC等のバックボーンネットワークの機能を提供するネットワークノードを、ソフトウェアにより容易かつ低コストで構築することが可能である。
図7は、本発明の第2の実施形態の通信システムの構成例を示す。
図7において、端末1Aは、レガシーネットワークに対応する端末である。端末1Aは、例えば、レガシーネットワークを管理するMNOと契約している端末である。端末1Bは、MVNOネットワークに対応する端末である。端末1Bは、例えば、MVNOの加入者端末(MVNOと契約している端末)である。なお、図8に例示される端末1Aと端末1Bの構成例は、第1の実施形態の端末1の構成例と同様なので、詳細な説明は省略される。
端末1Bは、例えば、MTCデバイスであってもよい。MTCデバイスは、例えば、スマートデバイス(家庭の消費電力をモニタするスマートメータ、スマートテレビ、ウェアラブル端末)、産業機器、車、ヘルスケア機器、家電、医療機器、生体インプラント等である。MTCは、例えばスマートメータなど、必ずしも人間の介入を必要としないデータ通信の形態を意味する。つまり、MTCデバイスは、通信相手の機器と自律通信が可能である。MTCは、技術標準仕様書(3GPP TS22.368等)で標準化が進められている。MTCデバイスは、特定の時間(例えば、“毎日、PM12:00”や“毎週金曜日、AM3:00”等)に通信を行う場合が想定される。この場合、多数の同種のMTCデバイス(例えば、スマートメータ)が、同じ時間に通信を開始し、大量のトラフィックが特定の時間に発生することが想定される。このような大量のトラフィックにより、レガシーネットワークに大きな負荷が発生する。そこで、このような大量のトラフィックを例えばMVNOネットワークで処理することにより、レガシーネットワークの負荷が低減できる。
図7に例示する通信システムにおいて、基地局2は、レガシーネットワークを管理するMNOによって管理される。図7に例示されるように、基地局2は、端末1Aをレガシーネットワークに接続することができる。また、基地局2は、端末1BをMVNOネットワークに接続することができる。なお、図7に例示される基地局2の構成例は、第1の実施形態の基地局2の構成例と同様なので、詳細な説明は省略される。
第2の通信システムにおいて、MVNOの加入者端末である端末1Bは、アンライセンスドバンドの周波数帯域を使用して、基地局2との間で無線通信を行ってもよい。
図7に例示されるように、レガシーネットワークは、複数のネットワークノード(例えば、SGW3A、PGW4A、MME5A)を含む。図7に例示されたネットワークノード(SGW3、PGW4、MME5)の機能は、第1の実施形態で説明された機能と同様であり、詳細な説明は省略される。
図7に例示されるように、MVNOネットワークでは、ネットワークノードの機能の少なくとも一部が、ソフトウェアにより仮想的に運用される。ネットワークノードの機能は、例えば、仮想マシン上のアプリケーションで運用される。仮想ネットワークは、例えば、サーバや通信機器(ルータ等)で構成されるデータセンターに構築される。仮想ネットワークでは、ネットワークノードの機能(例えば、MMEの機能)が仮想マシン等のソフトウェアで運用されてもよい。
MVNOネットワークは、例えば、仮想マシンの動的なスケールアウト・スケールインにより構築される。例えば、MVNOネットワークのオペレータは、MVNOネットワークにおける通信トラフィックの状況に応じて、仮想マシンを動的に起動することで、MVNOネットワークを構築できる。また、MVNOネットワークのオペレータは、例えば、所定の時間帯に仮想マシンを動的に起動することで、MVNOネットワークを構築することもできる。MVNOネットワークのオペレータは、所定の通信トラフィックや、端末1Bの通信トラフィックに対応する仮想マシンを起動し、動的にMVNOネットワークを構築することができる。MVNOネットワークのオペレータは、通信トラフィックの処理に対する要求条件(例えば、SLA:Service Level Agreement)を満たすように仮想マシンを起動し、動的にMVNOネットワークを構築することができる。
MVNOネットワークのオペレータは、例えば、通信トラフィックが少ない所定の時間帯に、仮想マシンを停止することで、MVNOネットワークに割り当てるリソースを抑え、データセンターの消費電力を抑止することもできる。
第2の実施形態では、例えば、MVNOネットワークは、端末1Bの通信データの処理に関する要求条件に応じて動的に構築された仮想マシンにより運用される仮想ネットワークノードを含む。要求条件は、例えば、端末1Bの通信データの処理に要求される性能・通信帯域、MTCデバイスである端末1Bの通信に対して要求されるSLA、端末1Bによる通信が発生する時間帯等である。
図8は、第2の実施形態の通信装置100の構成例を示す。通信装置100は、例えば、サーバ、スイッチ、ルータ等である。通信装置100は、仮想ネットワークにおける仮想ネットワークノード(例えば、仮想SGW3A、仮想PGW4A、仮想MME5A等)の機能を提供する仮想マシンを運用する。
通信装置100は、制御部110、仮想ネットワーク機能(VNF:Virtual Network Function)120を含む。
制御部110は、仮想ネットワークノードの機能を提供するVNF120を仮想マシン上で運用することができる。制御部110は、例えば、ハイパーバイザ(Hypervisor)等、コンピュータの仮想化を実行可能な制御ソフトウェアにより構成されてもよい。
制御部110は、VNF120を運用する仮想マシンの起動、停止、移行(仮想マシンを他の通信装置100に移行する)の少なくとも1つを実行できる。
仮想ネットワークノードの各々は、例えば以下の機能を有する。
仮想P−GW4A:
・パケットを処理する機能(User−Plane機能)
・通信に応じた課金状態を管理する機能(PCEF:Policy and Charging Enforcement Function)
・QoS等のポリシーを制御する機能(PCRF:Policy and Charging Rule Function)
仮想S−GW3A:
・パケットを処理する機能(User−Plane機能)
・制御シグナリングを処理する機能(C−Plane機能)
・通信を傍受するための合法的傍受(LI:Lawful Interception)機能
仮想MME5A:
・制御シグナリングを処理する機能(C−Plane機能)
・HSS(Home Subscriber Server)と連携して、通信システムの加入者情報を管理する機能
VNF120は、仮想マシン上で、上述の仮想ネットワークノードとして動作する。上述の実施形態では、VNF120は、仮想ネットワークノード毎に構築されるが、VNF120は、各仮想ネットワークノードが有する機能毎に構築されてもよい。例えば、VNF120は、仮想マシン上で、仮想PGW4AのU−Plane機能として動作してもよい。
なお、図7の例において、レガシーネットワークに含まれるネットワークノードが、ソフトウェア等により仮想的に運用されてもよい。この場合、レガシーネットワークとMVNOネットワークとが、例えば、同一のデータセンター内に構築されていてもよい。レガシーネットワークとMVNOネットワークとが同一のデータデンター内に構築される場合、レガシーネットワークとMVNOネットワークとは、互いに区別して構築される。レガシーネットワークとMVNOネットワークとは、例えば、マルチテナントを構築可能なデータセンター内において、互いに異なるテナントとして区別して構築される。
図9は、第2の実施形態の動作例を示す。図9は、3GPP(3rd Generation Partnership Project)の仕様書(TS23.401 v12.3.0)の5.3.2章に記載された“Attach Procedure”に本発明の技術を適用した動作例を示す。
端末1Aは、基地局2からの“RRC Connection Setup”への応答として、基地局2に“RRC Connection Setup Complete”を送信する(S2−1)。
基地局2は、“RRC Connection Setup Complete”の受信に応じて、端末1Aを接続するMMEを選択する(S2−2)。基地局2の識別部20は、例えば、“RRC Connection Setup Complete”に含まれる情報に基づいて、端末1Aに対応するネットワークを識別してもよい。
識別部20は、例えば、“RRC Connection Setup Complete”に含まれるPLMNに基づいて、端末1Aに対応するネットワークを識別し、当該端末1Aに対して識別したネットワークに含まれるMMEを選択する。端末1Aから送信された“RRC Connection Setup Completet”に含まれるPLMNは、レガシーネットワーク又はレガシーネットワークを管理するMNOのネットワーク番号を示す。よって、S2−2において、識別部20は、例えば、端末1Aがレガシーネットワークを管理するMNOと契約している端末であると識別し、当該端末1Aに対してレガシーネットワークに含まれるMME5を選択する。
端末1Aは、ネットワークへの接続を要求するメッセージ(“Attach Request”)を基地局2に送信する。基地局2のネットワーク切替部21は、端末1Aから送信された“Attach Request”を、当該端末1Aに対応するレガシーネットワークのMME5に送信する(S2−3)。
“Attach Request”の受信に応じて、レガシーネットワークのMME5は、EPSベアラの確立手順を開始する(S2−4)。MME5によるEPSベアラの確立手順の開始により、SGW3、PGW4、MME5および基地局2の間で制御信号が交換される。制御信号が各ノード間で交換されることにより、EPSベアラが確立される。端末1Aは、確立されたEPSベアラを介して通信する。基地局2のネットワーク切替部21は、端末1Aに関する通信データを、EPSベアラを介して送受信する。
端末1Bは、基地局2に“RRC Connection Setup Complete”を送信する(S2−5)。
基地局2は、“RRC Connection Setup Complete”の受信に応じて、端末1Bを接続するMMEを選択する(S2−6)。基地局2の識別部20は、端末1Bに対応するネットワークを識別してもよく、この場合、MVNOネットワークを当該端末1Bに対応するネットワークとして識別してもよい。
端末1Bから送信された“RRC Connection Setup Completet”に含まれるPLMNは、MVNOネットワーク又はMVNOネットワークを管理するMVNOのネットワーク識別番号を示す。よって、S2−5において、識別部20は、例えば、端末1Bが、MVNOと契約している端末であると識別し、当該端末1Bに対して、MVNOネットワークに含まれる仮想MME5Aを選択する。
端末1Bは、ネットワークへの接続を要求するメッセージ(“Attach Request”)を基地局2に送信する。基地局2のネットワーク切替部21は、端末1Bから送信された“Attach Request”を、選択されたMVNOネットワークの仮想MME5Aに送信する(S2−7)。
“Attach Request”受信に応じて、仮想MME5Aは、EPSベアラの確立手順を開始する(S2−8)。仮想MME5AによるEPSベアラの確立手順の開始により、仮想SGW3A、仮想PGW4A、仮想MME5Aおよび基地局2の間で制御信号が交換される。制御信号が各ノード間で交換されることにより、EPSベアラが確立される。端末1Bは、確立されたEPSベアラを介して通信する。基地局2のネットワーク切替部21は、端末1Bに関する通信データを、EPSベアラを介して送受信する。
図10乃至図12は、第2の実施形態の他の動作例を示す。図10乃至図12は、MME5が、端末1の属性・種別を識別する場合の動作例である。図10乃至図12は、3GPPの仕様書(TS23.401 v12.3.0)の5.3.2章に記載された“Attach Procedure”に本発明の技術を適用した動作例を示す。
図10は、レガシーネットワークに対応する端末1Aの動作例を示す。
端末1Aは、“Attach Request”を基地局2に送信する(S3−1)。基地局2は、“Attach request”を、レガシーネットワークのMME5に送信する。
MME5は、“Attach Request”の受信に応じて、端末の認証手順を実行する(S3−2)。
MME5は、認証手順において、端末の属性・種別の識別を実行する(S3−3)。MME5は、“Attach Request”に含まれるIMSI(Internatinal Mobile Subscriber Identity)に基づいて、端末の属性・種別を識別する。IMSIは、端末の識別情報である。
図12は、認証手順において、MME5が端末属性・種別を識別する動作例を示す。図12の例では、HSS6が、MME5からの“Authentication Information Request“に応じて、当該認証手順を実行する。なお、MME5が、HSS6を参照して、当該認証手順を実行してもよい。
MME5は、HSS6に、“Authentication Information Request“を送信する(S3−10)。”Authentication Information Request“にはIMSIが含まれる。
HSS6は、通信システムの加入者情報を管理する。HSS6は、例えば、ネットワークの加入者に関する情報を記憶しており、端末1のユーザの認証を実行する。HSS6は、例えば、端末1の位置情報やIP情報を、他の装置(例えばMME5)に対して提供する。
HSS6は、MME5から受信する“Authentication Information Request“に含まれるIMSIと、記憶しているネットワークの加入者に関する情報とに基づいて、端末1のユーザの認証を実行する(S3−11)。
HSS6は、“Authentication Information Request”の受信に応じて、端末1のユーザの認証を実行する。HSS6は、例えば、“Authentication Information Request”に含まれるIMSIを検索し、当該検索結果に応じて、端末1Aのユーザの認証を実行する。HSS6の制御部61は、例えば、“Authentication Information Request”に含まれるIMSIが、加入者情報データベース60に保持されているか否かを検索する。制御部61は、例えば、“Authentication Information Request”に含まれるIMSIに基づき、加入者情報データベースを参照して、端末1Aのユーザが契約しているMNOを検索してもよい。制御部61は、例えば、当該検索結果に応じて、端末1のユーザの認証を実行する。
HSS6は、端末1Aのユーザが契約しているMNOに関する検索結果を、“Authentication Information Answer”に含めてMME5に送信する(S3−12)。
MME5は、HSS6から受信する“Authentication Information Answer”に基づいて、端末1Aがレガシーネットワークに対応すると識別する。
MME5は、上述の識別手順により端末1Aがレガシーネットワークに対応すると識別し、EPSベアラの確立手順を開始する(S3−4)。EPSベアラの確立手順は、図9の動作例と同様なので、詳細な説明は省略される。
図11は、MVNOネットワークに対応する端末1Bの動作例を示す。
端末1Bは、“Attach Request”を基地局2に送信する(S3−5)。基地局2は、“Attach request”を、レガシーネットワークのMME5に送信する。
MME5は、“Attach Request”の受信に応じて、端末の認証手順を実行する(S3−6)。MME5は、認証手順において、“Attach Request”に含まれるIMSIに基づいて、端末の属性・種別を識別する(S3−7)。なお、MME5が端末属性・種別を識別する認証手順は、図9に示す認証手順と同様なので、詳細な説明は省略される。
MME5は、上述の識別手順により端末1BがMVNOネットワークに対応すると識別し、基地局2に対して、MMEを再選択させる(S3−8、“MME Reselection Indication”)。
MME5は、例えば、基地局2に再選択させるMMEに関する情報を“MME Reselection Indication”に含めて、基地局2に送信する。MME5は、例えば、MVNOネットワークのMME(仮想MME5A)のIPアドレスを、“MME Reselection Indication”に含める。
基地局2は、“MME Reselection Indication”の受信に応じて、再選択したMMEに対して“Attach Request”を送信する(S3−9)。例えば、基地局2は、仮想MME5Aを再選択する。基地局2は、再選択した仮想MME5Aに対して、“Attach Request”を送信する。
“Attach Request”の受信に応じて、仮想MME5Aは、MVNOネットワークにおけるEPSベアラの構築手順を開始する(S3−10)。EPSベアラの確立手順は、図10の動作例と同様なので、詳細な説明は省略される。端末1Bは、仮想ネットワークに構築されたEPSベアラを介して、インターネット等と通信する。
図13は、第2の実施形態のMME5の構成例を示す。MME5は、端末に対応するネットワーク(又は通信事業者)や端末の属性・種別に応じて、基地局2にMMEの再選択を指示する機能を有する。
MME5は、仮想エンティティ管理部50、制御部51を含む。
仮想エンティティ管理部50は、例えば、MVNOネットワークに配置された仮想MME5Aのアドレス(IPアドレス等)を管理する。
制御部51は、“Attach Request”をMME5に送信した端末が、MVNOネットワークに対応する端末である場合、MVNOエンティティ管理部50から仮想MME5Aのアドレスを取得する。制御部51は、取得したIPアドレスを基地局2に送信し、MMEの再選択を指示する。基地局2は、制御部51から通知されたIPアドレスの仮想MME5Aに対して、“Attach Request”を再送信する。
図14は、第2の実施形態の通信システムの他の構成例である。図14に例示する通信システムは、例えば、端末1と、基地局2と、レガシーネットワークと、MVNOネットワークとを含む。
レガシーネットワークは、例えば、アクセスネットワークと、HSS6と、通信装置7(例えば、S−CSCF70、P−CSCF71、I−CFCF72)とを含む。アクセスネットワークは、MME5を含む。MME5は、通信システムの加入者情報を管理するHSS6と連携して、制御シグナリングを処理する。通信装置7は、IMSネットワークにおいてセッション制御機能を提供するCSCFである。なお、MME5と、HSS6と、通信装置7とは、図5に示すMME5、HSS6、通信装置7のそれぞれと同様の構成であるので、詳細な説明は省略される。
MVNOネットワークは、例えば、アクセスネットワークと、HSS6Aと、通信装置7A(例えば、S−CSCF70A、P−CSCF71A、I−CFCF72A)とを含む。アクセスネットワークは、MME5Aを含む。MME5Aと、HSS6Aと、通信装置7Aとは、レガシーネットワークに含まれるMME5と、HSS6と、通信装置7のそれぞれと同様の構成であるため、詳細な説明は省略される。
上述の第2の実施形態の例では、MVNOネットワークに含まれるネットワークノードが、ソフトウェア等により仮想的に運用される。従って、MVNOネットワークを管理するMNOは、EPC等のバックボーンネットワークの機能を提供するネットワークノードを、ソフトウェアにより容易かつ低コストで構築することが可能である。
<第3の実施形態>
本発明の第3の実施形態では、基地局2の機能の一部が、ソフトウェア等により仮想的に運用される。なお、第2の実施形態の技術は、第1および第2の実施形態、後述の実施形態のいずれにも適用可能である。
図15は、第3の実施形態の通信システムの構成例を示す。
図15に例示されるように、第3の実施形態の通信システムは、RRH(Remote Radio Head:無線部)22と、BBU(Base Band Unit:ベースバンド処理部)23とを含む。図15に例示する通信システムにおいて、RRH22はレガシーネットワークを管理するMNOによって管理され、BBU23はMVNOによって管理される。RRH22は、レガシーネットワークを管理するMNOではなく、MVNOによって管理されてもよい。なお、BBU23は、複数のRRH22と接続されていてもよい。 RRH22は、アナログRadio Frequency(RF)信号処理を行う。BBUは、アナログRadio Frequency(RF)信号処理を行う。
RRH22は、アナログRF信号処理を担当し、移動局にエア・インタフェースを提供する。アナログRF信号処理は、D/A変換、A/D変換、周波数アップコンバージョン、周波数ダウンコンバージョン、増幅などを含む。
図16は、第3の実施形態のRRH22の構成例を示す。図17に例示するように、RRH22は、管理部220と、通信部221とを含む。
管理部220は、MVNOが管理するBBU23に関する情報を管理する。管理部220は、例えば、BBU23に関する識別情報(例えば、BBU23のアドレス等)を管理する。また、管理部220は、例えば、BBU23の識別情報に、BBU23がMVNOネットワークに含まれるネットワークノードであるか否かを示すフラグを関連付けてもよい。
通信部221は、管理部220を参照し、MVNOが運用するBBU23と通信する。通信部221は、管理部220を参照し、端末1Bからの通信トラヒックを、BBU23に転送する。通信部221は、例えば、管理部220を参照し、端末1Bからの接続要求に含まれる所定の情報に基づいて、当該端末1Bからの通信トラヒックを、BBU23に転送する。通信部221は、例えば、管理部220を参照し、端末1Bからの接続要求に含まれるPLMNに基づいて、当該端末1Bからの通信トラヒックを、BBU23に転送する。
BBU23は、上位ネットワーク(e.g.MNOのバックホールネットワークやコアネットワーク)に接続され、無線基地局の制御・監視とデジタルベースバンド信号処理を実行する。デジタルベースバンド信号処理は、レイヤ2信号処理とレイヤ1(物理レイヤ)信号処理を含む。レイヤ2信号処理は、(i)データ圧縮/復元、(ii)データ暗号化、(iii)レイヤ2ヘッダの追加/削除、(iv)データのセグメンテーション/コンカテネーション、及び(v)データの多重/分離による転送フォーマットの生成/分解、のうち少なくとも1つを含む。具体例の1つとしてのE−UTRAの場合、レイヤ2信号処理は、Radio Link Control(RLC)及びMedia Access Control(MAC)の処理を含む。物理レイヤ信号処理は、伝送路符号化/復号化(Channel Coding/Decoding)、変調/復調(Modulation/Demodulation)、拡散/逆拡散(Spreading/De−spreading)、リソースマッピング、及びInverse Fast Fourier Transform(IFFT)によるOFDMシンボルデータ(ベースバンドOFDM信号)の生成などを含む。
BBU23で実行される機能は、仮想マシン等のソフトウェアにより実行可能である。BBU23が提供する機能は、例えば、VNF120として、仮想マシン上で運用することができる。BBU23は、例えば、MVNOが、データセンター内で運用することができる。
図17は、第3の実施形態のBBU23の構成例を示す。図17に例示するように、BBU23は、管理部230と、制御部231とを含む。
管理部231は、MVNOが運用する仮想ネットワーク(MVNOネットワーク)に関する情報を管理する。管理部231は、例えば、MVNOネットワークに含まれるネットワークノードに関する情報を管理する。管理部231は、例えば、MVNOネットワークに含まれるネットワークノードに関する識別情報(例えば、仮想MME5Aのアドレス等)を管理する。
制御部231は、管理部223を参照し、端末1Bが契約しているMVNOが運用する仮想MME5Aに、NAS(Non Access Stratum)メッセージを送信する。
なお、第3の実施形態の通信システムにおいて、MVNOが、RRH22を管理してもよい。この場合において、レガシーネットワークを管理するMNOは、例えば、MVNOに対してライセンスドバンドを貸し出してもよい。MVNOが管理するRRH22は、例えば、レガシーネットワークを管理するMNOが貸し出した当該ライセンスドバンドを使用して、端末1Bと通信する。
RRH22は、例えば、MVNOによって、複数の地点に設置されてもよい。MVNOは、提供する通信サービスや、当該通信サービスに付属するサービスの利用状況、利用地域、利用範囲等に応じて、例えば多数の地点にRRH22を設置してもよい。MVNOは、例えば、MVNOと契約している加入者などに対して、RRH22を低廉で(極端には無料で)提供してもよい。
第3の実施形態の通信システムにおいて、MVNOが管理するRRH22は、アンライセンスドバンドの周波数帯域を使用して、端末1Bと通信してもよい。
第3の実施形態の動作例は、図4で示す第1の実施形態の動作例、又は、図9乃至図12で示す第2の実施形態の動作例と同様であるため、詳細な説明は省略される。なお、図4、又は、図9乃至図12における基地局2の機能は、RRH22及びBBU23により実行される。
本発明の第3の実施形態では、上記のように、基地局2の機能の一部を、ソフトウェア等により仮想的に運用することができる。
<第4の実施形態>
本発明の第4の実施形態では、MVNOネットワークが、所定のサービスを提供可能なアプリケーションを含む。なお、第4の実施形態は、第1乃至第3の実施形態のいずれにも適用可能である。
第4の実施形態の通信システムにおいて、MVNOネットワークが、当該MVNOの加入者端末の通信データを用いて所定のサービスを提供するアプリケーションを含む。MVNOネットワーク内に所定のサービスを提供するアプリケーションを含むので、MVNOは、レガシーネットワークを介さずに収集した当該MVNOの加入者端末の通信データを用いて、所定のサービスを提供することができる。よって、MVNOは、MNOに対して当該MVNOの加入者端末の通信データを渡すことなく、当該通信データを用いた所定のサービスを提供することができる。すなわち、第4の実施形態は、様々なサービスを提供するクラウド事業者がMVNOネットワークを保有する(管理する)場合の実施形態である。
MVNOは、例えば、複数の当該MVNOの加入者端末が送信する通信データを用いて、所定のサービスを提供してもよい。MVNOは、例えば、複数の加入者端末から収集した大量の通信データを用いて、所定のサービスを提供することができる。MVNOは、例えば、加入者端末から収集した通信データを用いて提供するサービスから収入を得る代わりに、当該MVNOの加入者端末の通信料(利用料金)を低廉又は無料にしてもよい。MVNOは、例えば、当該MVNOの加入者端末の通信料を、MNOに比べて低廉にすることができ、MNOに対する差別化要因とすることができる。
図18は、第4の実施形態の通信システムの構成例を示す。
図18において、端末1Bは、所定のデータを収取可能なデバイスである。端末1Bは、例えば、監視カメラ等の動画データを収集可能なデバイスである。端末1Bは、例えば、センサ等の所定のデータを収集可能なデバイスである。センサは、例えば、人や動物等を感知可能なセンサや、自動車等の物体を感知可能なセンサであってもよい。端末1Bは、例えば、スマートメータであってもよい。端末1Bは、自動車やロボット、ドローン、医療機器等であってもよい。端末1Bは、これらの例に限られず、所定の情報を収集可能なデバイであれば、どのようなデバイスであってもよい。
端末1Bは、収集した所定のデータを、通信データとして基地局2に送信する。端末1Bは、例えば、所定の周期で、収集した所定のデータを通信データとして送信する。端末1Bは、例えば、所定のタイミングで、収集した所定のデータを通信データとして送信する。端末1Bは、例えば、常時、収集した所定のデータを通信データとして送信する。なお、端末1Bが収集した所定のデータを通信データとして送信するタイミングは、これらの例示限られず、例えば要求があった場合に送信するなど、どのようなタイミングであってもよい。
図18において、MVNOネットワークは、アプリケーション8を含む。アプリケーション8は、例えば、モバイル端末(端末1)の通信データを用いて所定のサービスを提供可能なサービス提供手段である。アプリケーション8は、例えば、モバイル端末(端末1)の通信データを収集し、収集したデータのデータ解析結果に応じて所定のサービスを提供可能なサービス提供手段である。
なお、図18に例示されるその他の構成(例えば、基地局2など)は、第1の実施形態や第2の実施形態、第3の実施形態と同様なので、詳細な説明は省略される。
図18に例示する通信システムにおいて、アプリケーション8が提供するサービスは、例えば、以下のサービスを含む。
・ユーザの嗜好を分析し、ECサイトから推奨商品をレコメンドするサービス
・ユーザの行動履歴に応じた飲食店をレコメンドするサービス
・電車や道路の混在状況を分析し、目的地までの到達時間を提示するサービス
・複数の端末の物理的な位置に応じてタクシーのニーズを予測し、タクシー会社やタクシーの運転手、タクシーのユーザに提供するサービス
・電車やバスの遅延状況を分析し、予測した電車やバスの待ち時間をユーザに提供するサービス
・ユーザのバイタル情報(体温、血圧、心拍、視力、歩数、歩行距離、体重、血液に関する情報(例えば、血糖値や血液中の酸素濃度)、骨密度など)を分析し、当該ユーザの健康に関する情報を提供するサービス
・複数のユーザのバイタル情報(体温、血圧、心拍、視力、歩数、歩行距離、体重、血液に関する情報(例えば、血糖値や血液中の酸素濃度)、骨密度など)を分析し、地域ごとに整理した情報を提供するサービス
・監視カメラ等から得た動画データを分析し、不審者や不審物に関するデータを提供するサービス
・監視カメラ等から得た動画データを分析し、災害の発生を通知するサービス
・スマートメータ等から得た消費電力を分析し、電力消費を最適化するサービス
・複数の自動車の位置情報を分析し、渋滞に関する情報を提供するサービス
・介護用のロボットなどから得たデータを分析し、被介護者の健康状態を、家族や医師などの関係者に通知するサービス
以下では、第4の実施形態の実施例について、図面を参照して説明する。
<実施例1>
図19は、第4の実施形態の実施例1における通信システムの構成例である。
図19に例示する通信システムにおいて、端末1Bは、例えば、監視カメラ等の動画データを収集可能なデバイスである。端末1Bは、動画データを収集し、当該収集した動画データを通信データとして基地局2に送信する。監視カメラ等である端末1Bは、例えば、所定の監視エリアを撮影し、当該撮影した動画データを、通信データとして基地局2に送信する。なお、図19に例示する通信システムは、複数の監視カメラ等(端末1B)を含んでいてもよい。複数の監視カメラ等(端末1B)は、それぞれ、異なる地点の動画データを収集し、当該収集した動画データを通信データとして基地局2に送信する。
第4の実施形態の実施例1において、監視カメラ等である端末1Bは、例えば、MVNOネットワークを保有するクラウド事業者からサービスの提供を受ける企業や自治体、警察、個人などである。クラウド事業者からサービスの提供を受ける企業や自治体、警察、個人などは、自己が保有する監視カメラ等である端末1BをMVNOに利用させる代わりに、MVNOから対価を受けてもよい。また、クラウド事業者であるMVNOは、サービスを提供する企業や自治体、警察、個人などが端末1Bとは別にMVNOの加入者端末を保有している場合、当該加入者端末の通信料を低廉に(または無料に)してもよい。また、監視カメラ等である端末1Bは、例えば、MVNOによって保有されてもよいし、MVNOによって低額で(または無料で)企業や自治体、警察、個人に配布されてもよい。
図19に例示するように、実施例1の通信システムにおいて、MVNOネットワークは、画像解析アプリ8Aと、地図アプリ8Bとを含む。
画像解析アプリ8Aは、例えば、監視カメラ等の動画データを解析する機能を含む。画像解析アプリ8Aは、例えば、監視カメラ等で撮影される動画データに、監視対象の物体(人物や動物、自動車など)が含まれているか否かを特定する。画像解析アプリ8Aは、例えば、監視カメラ等で撮影される動画データに、異常な物体(例えば、顔の一部を隠している人物、通常は検出されない物体(不審物)など)が含まれているか否かを特定する。画像解析アプリ8Aは、例えば、監視カメラ等で撮影される動画データから、異常な動きを行う物体(例えば、所定の速度以上で移動する物体、突然静止(停止)した物体、一定期間静止(停止)している物体など)を検出する。
画像解析アプリ8Aは、例えば、監視カメラ等で撮影される動画から、通常とは異なる状態(例えば、火災や煙の発生、河川の増水、交通渋滞の発生など)を検知してもよい。
画像解析アプリ8Aは、例えば、複数の監視カメラ等で撮影される動画データを解析してもよい。画像解析アプリ8Aは、例えば、異なる地点を監視する複数の監視カメラ等で撮影される動画データから、監視対象の物体(人物や動物、自動車など)の移動を追跡してもよい。画像解析アプリ8Aは、例えば、異なる地点に設置された複数の監視カメラ等で撮影される動画データから、通常とは異なる状態が発生している範囲(例えば、交通渋滞の発生範囲など)を検知してもよい。
なお、画像解析アプリ8Aが、監視カメラ等で撮影される動画データから解析する内容は、これらの例に限られず、動画データを用いて解析可能な内容であれば、どのようなものであってもよい。
地図アプリ8Bは、例えば、画像解析アプリ8Aの解析結果を地図上に表示した地図データを作成する機能を含む。地図アプリ8Bは、例えば、端末1B(監視カメラ等)の位置と、画像解析アプリ8Aの解析結果とに基づいて、監視対象の物体や異常な物体、異常な動きを行う物体が検知された地点を地図上に表示した地図データを作成する。地図アプリ8Bは、例えば、通常とは異なる状態が発生した地点を地図上に表示した地図データを作成してもよい。地図アプリ8Bは、例えば、複数の端末1B(監視カメラ等)の位置と、画像解析アプリ8Aの解析結果とに基づいて、監視対象の物体の移動(追跡)状況や、通常とは異なる状態(例えば、災害など)が発生している範囲を地図上に表示した地図データを作成してもよい。
なお、地図アプリ8Bが作成する地図データにおいて、画像解析アプリ8Aの解析結果を地図上に表示する方法・内容はこれらの例に限られず、どのような方法・内容であってもよい。
図19に例示するように、実施例1の通信システムにおいて、地図アプリ8Bが作成した地図データは、端末1Aに送信される。地図アプリ8Bが作成した地図データは、例えば、レガシーネットワークを介して、MNOの加入者端末である端末1Aに送信される。なお、端末1AがMVNO加入者端末である場合、地図アプリ8Bが作成した地図データは、MVNOネットワークを介して、当該端末1Aに通知される。端末1Aは、MVNOネットワークを介して通知された地図データを、画面等に表示する。端末1Aは、携帯端末やPC(Personal Computer)、TV(Television)、スクリーン、モニタなど、地図データを表示できる画面等を備えていれば、どのようなデバイスであってもよい。
MVNOネットワークが、Google(登録商標)などのクラウド事業者によって保有(管理)される場合、例えば、地図アプリ8BはGoogle Map等で用いられる地図データを作成する。端末1Aは、地図アプリ8Bによって作成された地図データを、Google Map等の地図に関するアプリケーションにより表示する。
例えば、監視カメラ等である複数の端末1Bは、ショッピングセンター等の商業施設に設置される。複数の端末1Bの各々は、例えば、設置された場所における人物の往来に関する動画データを、MVNOネットワークに送信する。画像解析アプリ8Aは、複数の端末1Bから収集された動画データから、ショッピングセンターを訪れた特定の人物について、当該特定の人物のショッピングセンター内での移動(例えば、どのように移動するか、どの店舗(テナント)に立ち寄るか)に関して解析する。この場合、画像解析アプリ8Aは、例えば、顔認識技術により、複数の端末1Bから収集した動画データから、特定の人物の動きを特定してもよい。画像解析アプリ8Aは、複数の人物に関するショッピングセンター内での移動を解析し、例えば、年代ごとに、及び/又は、性別ごとに統計情報を求める。例えば、画像解析アプリ8Aは、ショッピングセンターに訪れた20代の男性が、どのように移動するか、どの店舗(テナント)に立ち寄るか、などに関する統計情報を求める。地図アプリ8Bは、画像解析アプリ8Aから通知された統計情報に基づいて、例えば、年代ごとに、及び/又は、性別ごとのショッピングセンター内における移動状況を、当該ショッピングセンターの地図上に表示するための地図データを作成する。地図アプリ8Bは、作成した地図データを、例えば、ショッピングセンターを運営する企業が保有する端末1Aに送信する。ショッピングセンターを運営する企業は、端末1Aに表示されたショッピングセンター内における人物の移動状況に基づいて、店舗の配置の変更や、表示する広告の変更等を実施することができる。ショッピングセンターを運営する企業は、例えば、ショッピングセンター内における20代の男性が訪れる店舗(テナント)を密集させることや、女性が訪れる店舗と店舗の間に、喫茶店等の女性の利用が多い店舗を設置することなどを判断することが可能となる。また、ショッピングセンターを運営する企業は、例えば、50代の男性が訪れる店舗の周辺のデジタルサイネージに、当該50代の男性向けの広告を表示することなどを判断することもできる。このように、MVNOネットワークを保有(管理)するクラウド事業者は、例えば、ショッピングセンターを運営する企業等に、マーケティングに関する情報を提供することができる。
<実施例2>
図20は、第4の実施形態の実施例2における通信システムの構成例である。実施例2は、例えば、クラウド事業者がサービスとしてエネルギーマネジメントシステムを提供する場合の実施例である。
図20に例示する通信システムにおいて、端末1Bは、例えば、スマートメータ等の電力(消費電力や蓄電電力、発電電力)に関する情報を収集可能なデバイスである。電力に関する情報は、例えば、電力量や予測電力量、単位時間当たりの電力量など、電力に関する情報であればどのような情報であってもよい。また、端末1Bは、例えば、消費電力や発電電力等から求めた余剰電力に関する情報を収集可能なデバイスであってもよい。
端末1Bは、例えば、住宅(家庭)や企業、所定の建物(ビルや店舗)内の所定の装置の消費電力に関する情報、又は、当該住宅(家庭)や企業、所定の建物(ビルや店舗)における消費電力に関する情報を収集し、当該収集した消費電力に関する情報を基地局2に送信する。スマートメータ等の端末1Bは、例えば、消費電力の予測値(推定値)に関する情報を収集可能なデバイであってもよい。端末1Bは、当該消費電力の予測値(推定値)に関する情報を基地局2に送信する。
端末1Bは、例えば、住宅(家庭)や企業、所定の建物(ビルや店舗)において、所定の発電装置(太陽光発電装置、風力発電装置など)により発電された電力(発電電力)に関する情報を収集可能なデバイスであってもよい。また、端末1Bは、例えば、住宅(家庭)や企業、所定の建物(ビルや店舗)において、蓄電システム(例えば、蓄電池やEV(Electric Vehicle)内の電池など)により蓄電された電力に関する情報を収集可能なデバイスであってもよい。端末1Bは、発電された電力(発電電力)に関する情報や、蓄電された電力(蓄電電力)に関する情報を、基地局2に送信する。
端末1Bは、例えば、住宅(家庭)や企業、所定の建物(ビルや店舗)における消費電力や蓄電電力、発電電力から求められた余剰電力に関する情報を収集可能なデバイであってもよい。端末1Bは、例えば、当該余剰電力に関する情報を、基地局2に送信する。
図20に例示するように、実施例1の通信システムにおいて、MVNOネットワークは、EMS(Energy Management System)アプリ8Cを含む。EMSアプリ8Cは、EMSを実現する機能を備える。
EMSは、ICT(Information Communication Technology:情報通信技術)を用いて、住宅(家庭)やオフィスビル、工場などの電力使用を最適化するシステムである。EMSは、例えば、照明や空調などに対する消費電力量や、蓄電装置による蓄電電力量、発電装置等による発電電力量などを監視し、当該監視した電力量に基づいて、住宅やビル、工場などの建物内(又は企業内)のエネルギー状況を管理する。EMSは、例えば、管理したエネルギー状況に基づいて、建物内(又は、企業内)における電力需要を予測する。EMSは、例えば、当該予測した電力需要に基づいて、建物内(又は、企業内)の電力を消費するデバイス(照明や空調など)を制御し、当該建物内(又は、企業内)の電力消費の最適化(例えば、消費電力の最小化など)を図る。なお、EMSには、家庭内(住宅内)を対象とするHEMS(Home EMS)と、オフィスビルなどを対象とするBEMS(Building EMS)とがある。実施例2において、EMSアプリ8Cは、HEMSであっても、BEMSであってもよい。なお、EMSアプリ8Cは、例えば都市を対象にしたEMSなど、どのようなEMSであってもよい。
EMSアプリ8Cは、例えば、スマートメータ等の端末1Bから収集した電力に関する情報に基づいて、家庭内(住宅内)、又は、オフィスビル内(店舗内、企業内など)の電力消費を最適化する機能を備える。
EMSアプリ8Cは、例えば、スマートメータ等の端末1Bから収集した消費電力に関する情報に基づいて、住宅(家庭)や企業、所定の建物(ビルや店舗)における消費電力状況を表示する表示データを作成し、端末1Cに通知する。EMSアプリ8Cは、例えば、収集した消費電力に関する情報に基づいて、住宅(家庭)や企業、所定の建物(ビルや店舗)における消費電力の予測値を求め、当該予測値を表示する表示データを作成し、端末1Cに送信してもよい。端末1Cは、通知された表示データを表示することにより、消費電力の実測値や予測値の見える化を実現することができる。
EMSアプリ8Cは、例えば、端末1Bから収集した電力に関する情報に基づいて、端末1Cに対して、電力に関する指示を送信してもよい。EMSアプリ8Cは、例えば、電力の需要又は供給に関する実測値や予測値に基づいて、蓄電デバイスである端末1Cに対して、蓄電した電力の販売や、蓄電の開始を指示する。EMSアプリ8Cは、例えば、端末1Cに対して、消費電力が少ない時間帯において蓄電の開始を指示し、消費電力が多い時間帯において放電(電力の販売など)の開始を指示することで、全体的な(例えば、住宅や企業、所定の建物全体において)消費電力の最適化を行うことができる。これにより、EMSアプリ8Cは、例えば、住宅やビル、工場などの建物内(又は企業内)において、消費電力が多い時間帯のピーク電力を低減することが可能となる。
EMSアプリ8Cは、例えば、EV充電デバイスである端末1Cに対して、電力の需要又は供給に関する実測値や予測値に基づいて、充電の開始を指示する。EMSアプリ8Cは、消費電力が少ない時間帯においてEVに対する充電の開始を指示し、消費電力が多い時間帯において充電の停止を指示することで、例えばEV充電デバイスを保有する家庭内(住宅内)や企業、所定の建物における電力の消費を最適化することができる。
EMSアプリ8Cは、例えば、スマートハウス内の蓄電デバイス(家庭用蓄電池など)や発電デバイス(太陽光発電装置など)である端末1Cに対して、電力の需要又は供給に関する実測値や予測値に基づいて、電力の販売の開始を指示する。また、EMSアプリ8Cは、例えば、電力の需要又は供給に関する実測値や予測値に基づいて、蓄電デバイスやEV充電デバイスなどに充電の開始を指示する。EMSアプリ8Cは、例えば、消費電力が少ない時間帯において蓄電又は充電の開始を指示し、消費電力が多い時間帯において蓄電又は充電の停止、あるいは放電(電力の販売など)の開始を指示することで、スマートハウス内における全体としての消費電力の最適化を行うことが可能となる。
EMSアプリ8Cは、例えば、複数の端末1Bから収集した電力に関する情報に基づいて、複数の端末1Cに対して、電力に関する指示を行ってもよい。この場合、EMSアプリ8Cは、例えば、端末1Cを含む複数の建物における消費電力の最適化が可能となる。EMSアプリ8Cは、都市全体における消費電力の管理・制御を行い(スマートシティ)、例えば、当該都市において電力が不足している地域に対して、電力が余剰している地域から電力を供給することで、広範囲における消費電力の最適化が可能となる。
EMSアプリ8Cは、端末1Bから収集した消費電力に関する情報と、収集した時刻とを対応付けたデータ(情報)を、外部のEMSサーバに通知してもよい。外部のEMSサーバは、消費電力に関する情報と、収集した時刻とを対応付けたデータ(情報)を、履歴データとして記憶する。なお、EMSアプリ8Cは、複数の端末1Bから消費電力に関する情報を収集し、外部のEMSサーバに対して、複数の端末1Bに関して、消費電力に関する情報と、収集した時刻とを対応付けたデータ(情報)を通知してもよい。この場合、外部のEMSサーバは、複数の端末1Bごとに、消費電力に関する情報と、収集した時刻とを対応付けたデータ(情報)を、履歴データとして記憶する。外部のEMSサーバは、例えば、記憶している履歴データに基づいて、端末1Cに対して電力に関する指示を行う。外部のEMSサーバは、当該履歴データに基づいて指示を行うので、当該端末1Cの消費電力を最適化することができる。
EMSアプリ8Cは、例えば、端末1Bから収集した消費電力に関する情報を、外部のEMSサーバが利用可能な形式のデータに変換して、当該外部のEMSサーバに対して通知してもよい。EMSアプリ8Cがデータの形式の変換を行うので、EMSアプリ8Cを管理するクラウド事業者は、外部のEMSサーバを管理する管理者に対して、端末1Bから収集した消費電力に関する情報を提供することができる。なお、EMSアプリ8Cと、外部のEMSサーバとにおいて、データの形式が同一の場合は、データの形式の変換を行う必要はない。
EMSアプリ8Cは、例えば、レガシーネットワークを介して、MNOの加入者端末である端末1Cに電力に関する指示を行う。なお、端末1AがMVNO加入者端末である場合、EMSアプリ8Cは、MVNOネットワークを介して、電力に関する指示を通知してもよい。また、EMSアプリ8Cは、レガシーネットワーク又はMVNOネットワークを介して、外部のEMSサーバに消費電力に関するデータ(情報)を通知する。
<実施例3>
図21は、第4の実施形態の実施例3における通信システムの構成例である。
図21に例示する通信システムにおいて、端末1Bは、例えば、自動車等に備えられ、当該自動車等の位置情報を検知・収集可能なデバイスである。端末1Bは、例えば、自動車等に備えられ、当該自動車等の燃費情報や燃料残量等の燃料に関する情報を検知・収集可能なデバイスである。端末1Bは、位置情報や燃料に関する情報などの所定の情報を収集し、当該収集した所定の情報を通信データとして基地局2に送信する。 図21に例示するように、実施例3の通信システムにおいて、MVNOネットワークは、情報解析アプリ8D、サービスアプリ8Eを含む。また、図21に例示するように、実施例3の通信システムは、端末1Cを含む。
情報解析アプリ8Dは、例えば、端末1Bからの情報を解析する機能を含む。情報解析アプリ8Dは、例えば、端末1Bから通知された自動車等の位置情報を解析し、当該自動車等の現在位置を決定する。情報解析アプリ8Dは、例えば、端末1Bから通知された自動車等の燃料に関する情報を解析し、当該燃料がなくなる時間や位置を推定する。
情報解析アプリ8Dは、例えば、端末1Bから通知された電気自動車の電池に関する情報(電池の残量、電池の空き容量など)に基づいて、当該電気自動車の電池を充電すべき時間や位置(電池が切れる時間や位置)を推定してもよい。また、情報解析アプリ8Dは、例えば、端末1Bから通知された燃料自動車の燃料(水素)に関する情報(水素の残量、水素の空き容量)に基づいて、当該燃料(水素)がなくなる時間や位置を推定してもよい。
サービスアプリ8Eは、例えば、端末1Bからの情報又は/及び情報解析アプリ8Dの解析結果に基づいて、所定のサービスを提供する機能を含む。サービスアプリ8Eは、例えば、自動車等の位置に関する情報の解析結果に基づいて、当該自動車等の目的地までの最適ルート(例えば、最短ルートや最安ルート)を求め、当該最適ルートを案内するためのデータを作成する。サービスアプリ8Eは、作成した最適ルートを案内するためのデータを、携帯端末やPC、カーナビゲーションシステム(カーナビゲーションを提供する装置)である端末1Aに通知する。
サービスアプリ8Eは、例えば、自動車等の位置に関する情報に基づいて、当該自動車等を自動運転するための制御データを作成し、端末1Bである自動車等に通知してもよい。端末1Bである自動車等は、自動運転するための制御データに基づいて、自動運転を行う。
サービスアプリ8Eは、例えば、端末1Bからの自動車等の燃料(ガソリンや水素)に関する情報の解析結果に基づいて、給油ステーション(又は、水素スタンド)の位置を表示するためのデータを作成し、携帯端末やカーナビゲーションシステムである端末1Aに通知する。サービスアプリ8Eは、当該自動車の現在位置から給油ステーション(又は水素スタンド)までの最適ルートを求め、当該最適ルートを案内するためのデータを作成してもよい。サービスアプリ8Eは、例えば、作成した最適ルートを案内するためのデータを、端末1Aに通知してもよい。
サービスアプリ8Eは、例えば、端末1Bからの電気自動車に電池に関する情報の解析結果に基づいて、電気スタンドの位置を表示するためのデータを作成し、端末1Aに通知してもよい。サービスアプリ8Eは、電気自動車の現在位置から、充電スタンドまでの最適ルートを求め、当該最適ルートを案内するためのデータを作成してもよい。
サービスアプリ8Eは、自動車等の位置に関する情報と、当該自動車等の燃料又は電池に関する情報と、地図データとに基づいて、給油ステーション(又は、水素スタンド、充電スタンド)の候補を表示するためのデータを作成し、端末1Aに通知してもよい。
情報解析アプリ8Dは、例えば、複数の端末1B(例えば、自動車等)からの情報を解析する機能を含み、サービスアプリ8Eは、複数の端末1Bからの情報の解析結果に基づいてサービスを提供する機能を含んでいてもよい。情報解析アプリ8Dは、例えば、複数の自動車等の位置に関する情報に基づいて、渋滞状況などを解析する。サービスアプリ8Eは、例えば、情報解析アプリ8Dが解析した渋滞状況に基づいて、渋滞状況や迂回経路に関する情報を、所定のシステム(例えば、Twitter(登録商標)や交通情報システムなど)に通知するためのデータを作成する。サービスアプリ8Eは、例えば、作成したデータを、所定のシステム(例えば、カーナビゲーションシステムなど)を提供する端末1Aに通知する。
情報解析アプリ8Dは、例えば、端末1Bから収集した自動車等の位置に関する情報を蓄積し、当該自動車等の走行情報を解析してもよい。情報解析アプリ8Dは、例えば、複数の端末1Bから収集した複数の自動車等の位置に関する情報を蓄積及び解析することで、走行可能な道路の状況を得ることができる。サービスアプリ8Eは、例えば、情報解析アプリ8Dが求めた走行可能な道路の状況を、地図上に表示するための地図データを作成し、端末1Aに通知する。端末1Aは、サービスアプリ8Dから通知された道路運行状況を、例えばGoogle MAP等の地図上に表示することで、例えば、地震や台風、津波などの震災後、あるいは、紛争地域における通行可能な道路に関する情報(通行実績情報)を自動車等のユーザに提供できる。
また、情報解析アプリ8Dは、例えば、複数の端末1Bから収集した複数の自動車等の位置に関する情報と、当該情報を収集した時刻とを対応付けた情報を蓄積し、時間ごとに、当該自動車等の走行情報を解析してもよい。情報解析アプリ8Dは、例えば、時間ごとに、所定の道路における自動車等の運行状況を得ることができる。サービスアプリ8Eは、例えば、時間ごとに(例えば、昼と夜などの時間帯ごとでもよい)、所定の道路における自動車等の運行状況を表示するためのデータを作成し、端末1Aに通知する。端末1Aが、時間ごと(又は時間帯ごと)に、所定の道路における自動車等の運行状況を表示することにより、当該端末1Aのユーザは、時間ごとに(時間帯ごとに)、例えば治安の良い(自動車等の運行が多い)/悪い(自動車等の運行が少ない)などを判断することができる。
第4の実施形態の実施例3において、端末1Bは、例えば、無人航空機(Drone:ドローン)や自動走行車であり、荷物の配達や集荷を行うデバイスであってもよい。端末1Bは、例えば、Amazon(登録商標)が荷物を配送するための小型無人飛行機(ドローン)である。ドローンや自動走行車である端末1Bは、例えば、当該端末1Bの位置情報を検知(収集)し、通信データとして基地局2に送信する。ドローンや自動走行車である端末1Bは、例えば、当該端末1Bの運行状況に関する情報を収集し、基地局2に送信する。ドローンや自動走行車である端末1Bは、例えば、当該端末1Bの電池残量を検知し、検知した情報を基地局2に送信する。
情報解析アプリ8Dは、例えば、端末1Bから通知された当該端末1Bの位置情報に基づいて、当該端末1Bの現在位置を特定する。サービスアプリ8Eは、例えば、情報解析アプリ8Dが特定した端末1Bの現在位置に基づいて、ドローンや自動走行車である端末1Bの飛行又は走行を制御するデータを作成する。サービスアプリ8Eは、ドローンや自動走行車の飛行又は走行を制御するデータを、当該ドローンや自動走行車である端末1Bに通知する。ドローンや自動走行車である端末1Bは、通知された制御データに基づいて、自動走行を行う。サービスアプリ8Eは、例えば、情報解析アプリ8Dが特定した端末1Bの現在位置に基づいて、当該端末1Bの現在位置を地図上に表示するためのデータを作成する。サービスアプリ8Eは、例えば、端末1Bの現在位置を地図上に表示するためのデータを、携帯電話やPC、モニタ等の端末1Aに通知する。端末1Aは、通知されたデータに基づいて、端末1Bの現在位置を地図上に表示する。
サービスアプリ8Eは、例えば、荷物(宅配物)の集荷・配送状況に基づいて、ドローンや自動走行車である端末1Bを、集荷場所や配送場所に移動させるための制御データを作成してもよい。サービスアプリ8Eは、例えば、外部装置(図示していない)から荷物(宅配物)の集荷・配送状況に関する情報の通知を受け、例えば、特定された端末1Bの現在位置から、荷物の集荷依頼のあった地点や地域(住宅や建物など)に、端末1Bを派遣する(移動させる)ための制御データを作成し、端末1Bに通知する。ドローンや自動走行車である端末1Bは、通知された制御データに基づいて、荷物の集荷依頼のあった地点や地域に移動する。
情報解析アプリ8Dは、例えば、複数の端末1Bから通知された当該端末1Bの運行状況に関する情報に基づいて、複数の端末1Bの運行状況を検知・特定してもよい。サービスアプリ8Eは、例えば、複数の端末1Bの運行状況と、外部装置(図示していない)から荷物(宅配物)の集荷・配送状況に関する情報とに基づいて、荷物の集荷依頼のあった場所や地域(住宅や建物など)に派遣させる端末1Bを決定する。サービスアプリ8Eは、決定した端末1Bに対して、荷物の集荷依頼のあった場所や地域(住宅や建物など)に、端末1Bを派遣する(移動させる)ための制御データを作成し、ドローンや自動走行車である端末1Bに通知する。
情報解析アプリ8Dは、例えば、端末1Bから通知された電池残量状況のデータに基づいて、当該端末1Bの電池の交換又は充電が必要な時間や、当該電池が切れる場所を、解析(予測)してもよい。サービスアプリ8Eは、電池の交換又は充電が必要な時間に基づいて、ドローンや自動走行車である端末1Bの電池の充電場所や充電時間を決定し、当該端末1Bの飛行又は走行を制御するための制御データを作成する。サービスアプリ8Eは、作成した制御データを端末1Bに通知する。ドローンや自動走行車である端末1Bは、通知された制御データに基づいて、電池の充電のために、所定の時間に所定の場所に移動する。
情報解析アプリ8Dは、ドローンや自動走行車である端末1Bが行っているセルラ通信に関する情報の通知を受け、当該端末1Bが飛行禁止区域(例えば空港周辺など)又は走行禁止区域(例えば私有地など)に進入しているか否かを解析してもよい。サービスアプリ8Eは、ドローンや自動走行車である端末1Bが飛行禁止区域や走行禁止区域に進入している場合に、当該禁止区域から離れる(移動する)ための制御データを作成し、当該端末1Bに通知する。ドローンや自動走行車である端末1Bは、通知された制御データに基づいて、自動的に当該禁止区域から離れる。
第4の実施形態の実施例3において、端末1Bは、例えば、ロボットや医療機器でもあってもよい。ロボットは、産業用のロボットや、家庭の介護用ロボットなどである。例えば、端末1Bが家庭用の介護用ロボットである場合、当該端末1Bは家庭内又は病院内に配置され、被介護者に関する情報を収集し、基地局2に送信する。端末1Bが医療用機器である場合、当該端末1Bは、被験者の検査情報のデータ(体温、血圧、心拍、視力、歩数、歩行距離、体重、血液に関する情報(例えば、血糖値や血液中の酸素濃度など)、骨密度など)を収集し、基地局2に送信する。例えば、医療機器である端末1Bは、パルスオキシメータであり、被験者の血液中の酸素濃度に関する情報を収集する。また、端末1Bは、例えば、ウェアラブルデバイスであってもよく、腕時計型のウェアラブルデバイス(ユーザが身に付けることができるデバイスなど)から、ユーザのバイタル情報(体温、血圧、心拍、視力、歩数、歩行距離、体重、血液に関する情報(例えば、血糖値や血液中の酸素濃度など)、骨密度など)を取集し、基地局2に送信する。また、端末1Bは、例えば、生体にインプラントされた通信モジュールであってもよい。この場合、端末1Bは、例えば、生体情報(例えば、脈拍など)のデータを収集し、基地局2に送信する。
情報解析アプリ8Dは、例えば、端末1Bから通知された被介護者に関する情報を解析し、当該被介護者に関する情報(例えば、被介護者の健康状態に関する情報)を作成し、サービスアプリ8Eに通知する。サービスアプリ8Eは、例えば、情報解析アプリ8Dから通知された情報に基づいて、当該被介護者に関する情報を表示するための表示データを作成し、携帯電話やPC、モニタ等の端末1Aに通知する。端末1Aは、例えば、被介護者の家族や医師など、当該被介護者の関係者が保有する。端末1Aは、通知されたデータに基づいて、被介護者に関する情報(例えば、被介護者の健康状態に関する情報)を表示する。
情報解析アプリ8Dは、例えば、端末1Bから通知された被験者の検査情報や生体情報を解析し、当該被験者に関する情報(例えば、被験者の健康状態に関する情報)を作成し、サービスアプリ8Eに通知する。サービスアプリ8Eは、例えば、情報解析アプリ8Dから通知された情報に基づいて、被験者に関する情報を表示するための表示データを作成し、当該被験者が所有する携帯電話やPC、モニタ等の端末1Aに通知する。端末1Aは、通知されたデータに基づいて、被験者に関する情報(例えば、被験者の健康状態に関する情報)を表示する。
サービスアプリ8Eは、例えば、例えば、レガシーネットワークを介して、MNOの加入者端末である端末1Aに所定のデータを通知する。なお、端末1AがMVNO加入者端末である場合、サービスアプリ8Eは、MVNOネットワークを介して、所定のデータを通知してもよい。
上記のとおり、第4の実施形態の通信システムは、MVNOネットワークが、当該MVNOの加入者端末の通信データを用いて所定のサービスを提供するアプリケーションを含む。よって、MVNOは、レガシーネットワークを介さずに収集した当該MVNOの加入者端末の通信データを用いて、所定のサービスを提供することができる。従って、MVNOは、MNOに対して当該MVNOの加入者端末の通信データを渡すことなく、当該通信データを用いた所定のサービスを提供することができる。また、MVNOは、例えば、加入者端末から収集した通信データを用いて提供するサービスから収入を得る代わりに、当該MVNOの加入者端末の通信料(利用料金)を低廉又は無料にしてもよい。MVNOは、例えば、当該MVNOの加入者端末の通信料を、MNOに比べて低廉にすることができ、MNOに対する差別化要因とすることができる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は、上記したそれぞれの実施形態に限定されるものではない。本発明は、各実施形態の変形・置換・調整に基づいて実施できる。また、本発明は、各実施形態を任意に組み合わせて実施することもできる。即ち、本発明は、本明細書の全ての開示内容、技術的思想に従って実現できる各種変形、修正を含む。また、本発明は、SDN(Software−Defined Network)の技術分野にも適用可能である。
また、本発明において、端末1、ネットワークノード(基地局(eNB)2、SGW3、PGW4、MME5)、又は、通信装置100のコンピュータ、CPU(Central Processing Unit)又はMPU(Micro−Processing Unit)等が、上述した各実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を実行してもよい。端末1又は各ネットワークノードは、例えばCD−R(Compact Disc Recordable)等の各種記憶媒体又はネットワークを介して、上述した各実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を取得してもよい。端末1、各ネットワークノード、又は、通信装置100が取得するプログラムや該プログラムを記憶した記憶媒体は、本発明を構成することになる。なお、該ソフトウェア(プログラム)は、例えば、端末1、各ネットワークノード、又は、通信装置100に含まれる所定の記憶部に、予め記憶されていてもよい。端末1又は各ネットワークノードのコンピュータ、CPU又はMPU等は、取得したソフトウェア(プログラム)のプログラムコードを読み出して実行してもよい。したがって、端末1、各ネットワークノード、又は、通信装置100は、上述した各実施形態における端末1、各ネットワークノード、又は、通信装置100の処理と同一の処理を実行する。
1、1A、1B、1C 端末
2 基地局
3 SGW
3A 仮想SGW
4 PGW
4A 仮想PGW
5 MME
5A 仮想MME
6 HSS
6A 仮想HSS
7 CSCF
7A 仮想CSCF
8 アプリケーション
8A 画像解析アプリ
8B 地図アプリ
8C EMSアプリ
8D 情報解析アプリ
8E サービスアプリ
10 メッセージ生成部
11 通信部
20 識別部
21 ネットワーク切替部
22 RRH
23 BBU
50 仮想エンティティ管理部
51 制御部
60 加入者情報データベース
61 制御部
62 インターフェース
70 S−CSCF
70A 仮想S−CSCF
71 P−CSCF
71A 仮想P−CSCF
72 I−CSCF
72A 仮想I−CSCF
100 通信装置
110 制御部
120 仮想ネットワーク機能
220 管理部
221 通信部
230 管理部
231 制御部

Claims (20)

  1. 端末の属性に基づいて、第1のオペレータが管理する第1のネットワークと、第2のオペレータが管理する第2のネットワークとを含む複数のネットワークのうち、当該端末に対応するネットワークを識別する第一の手段と、
    識別された前記ネットワークにおいて所定の信号処理を実行するネットワークノードと、前記端末とが接続されるように、当該端末からの通信を処理する第二の手段と、を備え、
    前記第一の手段は、前記第2のオペレータの加入者端末に対して、前記端末からの通信データを用いて所定のサービスを提供可能なサービス提供手段を含む前記第2のネットワークを識別可能である
    ことを特徴とする通信装置。
  2. 前記第一の手段は、前記第2のオペレータの加入者端末に対して、複数の前記端末から収集された通信データの解析結果に応じて所定のサービスを提供可能な前記サービス提供手段を含む第2のネットワークを識別可能である
    ことを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記第一の手段は、前記第2のオペレータの加入者端末に対して、前記第1のオペレータが提供する前記ネットワークノードを利用して通信サービスを提供する当該第2のオペレータが管理する前記第2のネットワークを識別可能である
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の通信装置。
  4. 前記第一の手段は、前記第2のオペレータの加入者端末に対して、前記第1のオペレータが提供する無線帯域を利用して通信サービスを提供する当該第2のオペレータが管理する前記第2のネットワークを識別可能である
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の通信装置。
  5. 前記第一の手段は、前記第2のオペレータの加入者端末に対して、前記ネットワークノードの機能を仮想マシンにより運用する仮想ネットワークノードを含む前記第2のネットワークを識別可能である
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の通信装置。
  6. 前記第一の手段は、前記第2のオペレータの加入者端末に対して、当該加入者端末からの通信データの処理に対する要求条件に応じて動的に構築された仮想マシンにより運用する前記仮想ネットワークノードを含む前記第2のネットワークを識別可能である
    ことを特徴とする請求項5に記載の通信装置。
  7. 前記第一の手段は、前記端末が加入するネットワークを識別可能な識別情報に基づいて、当該端末の属性を識別可能である
    ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の通信装置。
  8. 前記第一の手段は、前記端末が加入するオペレータを識別可能な識別情報に基づいて、当該端末の属性を識別可能である
    ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の通信装置。
  9. 前記第一の手段は、前記メッセージに含まれるPLMN ID(Public Land Mobile Network IDentifier)に基づいて、当該端末の属性を識別可能である ことを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の通信装置。
  10. ネットワークに接続可能な端末と、
    端末の属性に基づいて、第1のオペレータが管理する第1のネットワークと、第2のオペレータが管理する第2のネットワークとを含む複数のネットワークのうち、当該端末に対応するネットワークを識別する第一の手段と、
    識別された前記ネットワークにおいて所定の信号処理を実行するネットワークノードと、前記端末とが接続されるように、当該端末からの通信を処理する第二の手段と、を備える通信装置と、を含み、
    前記第一の手段は、前記第2のオペレータの加入者端末に対して、前記端末からの通信データを用いて所定のサービスを提供可能なサービス提供手段を含む前記第2のネットワークを識別可能である
    ことを特徴とする通信システム。
  11. 端末の属性に基づいて、第1のオペレータが管理する第1のネットワークと、第2のオペレータが管理する第2のネットワークとを含む複数のネットワークのうち、当該端末に対応するネットワークを識別する第1のステップと、
    識別された前記ネットワークにおいて所定の信号処理を実行するネットワークノードと、前記端末とが接続されるように、当該端末からの通信を処理する第2のステップと、を含み、
    前記第1のステップにおいて、前記第2のオペレータの加入者端末に対して、前記端末からの通信データを用いて所定のサービスを提供可能なサービス提供手段を含む前記第2のネットワークを識別可能である
    ことを特徴とする通信方法。
  12. 前記第1のステップにおいて、前記第2のオペレータの加入者端末に対して、複数の前記端末から収集された通信データの解析結果に応じて所定のサービスを提供可能な前記サービス提供手段を含む第2のネットワークを識別可能である
    ことを特徴とする請求項11に記載の通信方法。
  13. 前記第1のステップにおいて、前記第2のオペレータの加入者端末に対して、前記第1のオペレータが提供する前記ネットワークノードを利用して通信サービスを提供する当該第2のオペレータが管理する前記第2のネットワークを識別可能である
    ことを特徴とする請求項11又は12に記載の通信方法。
  14. 前記第1のステップにおいて、前記第2のオペレータの加入者端末に対して、前記第1のオペレータが提供する無線帯域を利用して通信サービスを提供する当該第2のオペレータが管理する前記第2のネットワークを識別可能である
    ことを特徴とする請求項11乃至13のいずれかに記載の通信方法。
  15. 前記第1のステップにおいて、前記第2のオペレータの加入者端末に対して、前記ネットワークノードの機能を仮想マシンにより運用する仮想ネットワークノードを含む前記第2のネットワークを識別可能である
    ことを特徴とする請求項11乃至14のいずれかに記載の通信方法。
  16. 前記第1のステップにおいて、前記第2のオペレータの加入者端末に対して、当該加入者端末からの通信データの処理に対する要求条件に応じて動的に構築された仮想マシンにより運用する前記仮想ネットワークノードを含む前記第2のネットワークを識別可能である
    ことを特徴とする請求項15に記載の通信方法。
  17. 前記第1のステップにおいて、前記端末が加入するネットワークを識別可能な識別情報に基づいて、当該端末の属性を識別可能である
    ことを特徴とする請求項11乃至16のいずれかに記載の通信方法。
  18. 前記第1のステップにおいて、前記端末が加入するオペレータを識別可能な識別情報に基づいて、当該端末の属性を識別可能である
    ことを特徴とする請求項11乃至17のいずれかに記載の通信方法。
  19. 前記第1のステップにおいて、前記メッセージに含まれるPLMN ID(Public Land Mobile Network IDentifier)に基づいて、当該端末の属性を識別可能である
    ことを特徴とする請求項11乃至18のいずれかに記載の通信方法。
  20. 端末の属性に基づいて、第1のオペレータが管理する第1のネットワークと、第2のオペレータが管理する第2のネットワークとを含む複数のネットワークのうち、当該端末に対応するネットワークを識別する工程と、
    識別された前記ネットワークにおいて所定の信号処理を実行するネットワークノードと、前記端末とが接続されるように、当該端末からの通信を処理する工程と、
    前記第2のオペレータの加入者端末に対して、前記端末からの通信データを用いて所定のサービスを提供可能なサービス提供手段を含む前記第2のネットワークを識別する工程と
    をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
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