JP2016143923A - ユーザ装置 - Google Patents

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徹 内野
一樹 武田
Kazuki Takeda
一樹 武田
高橋 秀明
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秀明 高橋
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Abstract

【課題】多数のCCを束ねるCAを行う場合に、CC制御を効率的に行う技術を提供する。
【解決手段】キャリアアグリゲーションをサポートする移動通信システムにおいて、基地局と通信を行うユーザ装置であって、前記基地局から受信するメッセージに基づいて、前記キャリアアグリゲーションにおけるセルグループ及びセルを設定する設定部と、前記基地局から、特定のセルグループに属するいずれか1つのセルをアクティブ化又は非アクティブ化する制御信号を受信し、前記特定のセルグループに属するいずれかの1つのセルをアクティブ化又は非アクティブ化する制御部と、を有するユーザ装置を提供する。
【選択図】図11

Description

本発明は、ユーザ装置が基地局と通信を行うように構成される移動通信システムに関連するものである。
LTEシステムでは、所定の帯域幅(最大20MHz)を基本単位として、複数のキャリアを同時に用いて通信を行うキャリアアグリゲーション(CA:Carrier Aggregation)が採用されている。キャリアアグリゲーションにおいて基本単位となるキャリアはコンポーネントキャリア(CC:Component Carrier)と呼ばれる。
CAが行われる際には、ユーザ装置UEに対して、接続性を担保する信頼性の高いセルであるPCell(Primary cell)及び付随的なセルであるSCell(Secondary cell)が設定される。ユーザ装置UEは、第1に、PCellに接続し、必要に応じて、SCellを追加することができる。PCellは、RLM(Radio Link Monitoring)及びSPS(Semi-Persistent Scheduling)等をサポートする単独のセルと同様のセルである。
SCellは、PCellに追加されてユーザ装置UEに対して設定されるセルである。SCellの追加及び削除は、RRC(Radio Resource Control)シグナリングによって行われる。SCellは、ユーザ装置UEに対して設定された直後は、非アクティブ状態(deactivate状態)であるため、アクティブ化することで初めて通信可能(スケジューリング可能)となるセルである。
図1に示すように、LTEのRel−10のCAでは、同一基地局eNB配下の複数のCCを用いている。また、Rel−10のCAでは、例えば図2に示すように、最大で5つのCCを束ねることで、広帯域化により高速なデータレートを実現している。また、Rel−11では、Inter−band CAを行うCC間で独立かつ異なるタイミング制御を可能とするMultiple TA(MTA)を導入し、Non−co−locatedなCCによるCAの最適化を実現している。例えば、図3には、タイミング制御を行う単位であるTAG(Timing Advance Group)が2つ(TAG#1、TAG#2)割り当てられていることが示されている。
一方、Rel−12では、異なる基地局eNB配下のCCを用いて同時通信を行い、高スループットを実現するDual connectivity(二重接続)が提案されている(非特許文献1)。つまり、Dual connectivityでは、ユーザ装置UEは、2つの物理的に異なる基地局eNBの無線リソースを同時に使用して通信を行う。
Dual connectivityはCAの一種であり、Inter eNB CA(基地局間キャリアアグリゲーション)とも呼ばれ、Master−eNB(MeNB)と、Secondary−eNB(SeNB)が導入される。図4に、Dual connectivityの例を示す。図4の例では、MeNBがCC#1でユーザ装置UEと通信を行い、SeNBがCC#2でユーザ装置UEと通信を行うことでDual connectivity(以下、DC)を実現している。
DCにおいて、MeNB配下のセル(1つ又は複数)で構成されるセルグループをMCG(Master Cell Group、マスターセルグループ)、SeNB配下のセル(1つ又は複数)で構成されるセルグループをSCG(Secondary Cell Group、セカンダリセルグループ)と呼ぶ。SCGのうちの少なくとも1つのSCellにはULのCCが設定され、そのうちの1つにPUCCHが設定される。このSCellをPSCell(primary SCell)と呼ぶ。
例えば、図5には、CG#1にTAG#1、TAG#2が設定され、CG#2にTAG#3が設定されている例が示されている。
3GPP TR 36.842 V12.0.0 (2013−12)
従来のLTEの仕様では、ユーザ装置UEあたりConfigure可能なCCの数は、最大で5である。
一方、Rel.13のLTEでは、より柔軟かつ高速な無線通信を実現するため、及び、連続する超広帯域のアンライセンスバンドで、多数のCCを束ねられるようにするために、CAにおいて束ねられる最大5CCの制限を取るCA enhancementが検討されている。例えば、最大で32CCを束ねるCAが検討されている。一例として、図6に、16CCを束ねる例を示す。
上記のように、CAでサポートするCCの数を増加させることで、アクティブ化/非アクティブ化コマンドのビット数を増加させる必要がある等のインパクトが生じる。このようなインパクトを低減するために、複数のCC(セル)をいくつかのセルグループ(CG)にマッピングしてCG単位で制御を行うことが検討されている。
なお、以下では、CGに含まれるものをセル(例:SCell)とする。各セルは、例えば、1つのCC、もしくは、下りCCと上りCCとの組とからなるが、以下の説明では、各セルはCCと同義と考えてよい。
まず、第一の課題について説明する。CAでは、ユーザ装置UEに設定されているSCellを、MAC制御信号(MAC Control element(以下、「MAC CE」という)を用いて、SCellごとにアクティブ化又は非アクティブ化することができる。
図7に、SCellのアクティブ化又は非アクティブ化に用いられるMAC CEのフォーマットを示す。アクティブ化又は非アクティブ化に用いられるMAC CEは、1オクテットで構成されており、予約ビット(R)と、SCellを識別するためのC1〜C7までのビットを有する。
しかしながら、現状のSCellのアクティブ化又は非アクティブ化に用いられるMAC CEのフォーマットでは、C1〜C7のビットでSCellを識別している。すなわち、現状のMAC CEのフォーマットでは、最大で7つのSCellしか制御することができず、Rel.13のLTEのように最大で32CCを束ねるCAには対応することができない。
次に、第二の課題について説明する。ユーザ装置UEは、CCごとの最大送信電力(Pcmax,c)とPH(Power Headroom)とを含むMAC CEを、PUSCH(Physical Uplink Shared Channel)を介して基地局eNBに報告している。
図8に、最大送信電力及びPHの報告に用いられるMAC CEのフォーマットを示す。最大送信電力及びPHの報告に用いられるMAC CEは、複数のオクテットで構成されており、最初の1オクテットに、SCellを識別するためのC1〜C7までのビットを有する。例えば、C1〜C7のビットが「1」である場合、それぞれのビットに対応するSCellの最大送信電力及びPHがMAC CEに含まれていることを示し、C1〜C7のビットが「0」である場合、それぞれのビットに対応するSCellの最大送信電力及びPHがMAC CEに含まれていないことを示す。
しかしながら、現状の最大送信電力及びPHの報告に用いられるMAC CEのフォーマットでは、最大で7つのSCellに対応する最大送信電力及びPHしか報告することができず、Rel.13のLTEのように、最大で32CCを束ねるCAには対応することができない。
次に、第三の課題について説明する。基地局eNBは、ユーザ装置UEから送信されるアップリンク(UL)信号に対してまとめてFFT処理を行い、信号の復調処理を行っている。しかし、各ユーザ装置UEから基地局eNBに到達する信号の伝搬遅延は、ユーザ装置UEの位置や移動速度によって異なる。従って、各ユーザ装置UEがダウンリンク(DL)信号を受信したタイミングでUL送信を行ってしまうと、基地局eNBで受信されるUL信号のタイミングが揃わず、所望のタイミングでFFT処理を行うことができない。従って、LTEでは、各ユーザ装置UEと基地局eNBとの間の伝搬遅延を吸収し、基地局eNBで各ユーザ装置UEから受信するUL信号のタイミングを合わせるために、基地局eNBからユーザ装置UEに対してUL信号の送信タイミングを指示するTiming Advance(TA)制御を行っている。また、異種波のセルでUL CA(アップリンクCA)を行う場合、セル毎に無線特性(例えば、遅延特性や減衰特性)が異なることから、異なる無線特性を持つセルごとに、無線特性に応じたTA制御を行う必要がある。具体的には、Rel.11のLTEのように、Inter−bandCAを行う際に、PCellとSCellとを無線特性が同一であるグループ(Timing Advance group:TAG)ごとに分け、それぞれのTAG単位でTA制御が行われるようにしている。
図9に、TA制御に用いられるMAC CEのフォーマットを示す。TA制御に用いられるMAC CEは、1オクテットで構成されており、TAGを識別するTAGidを格納するビット(2ビット)と、TAGごとのTA制御を行うコマンドを格納するためのビット(6ビット)とを有する。
しかしながら、TA制御に用いられるMAC CEのフォーマットでは、最大で4つのTAGしか識別することができず、Rel.13のLTEのように、最大で32CCを束ねるCAには対応することができない。
開示の技術は上記に鑑みてなされたものであって、多数のCCを束ねるCAを行う場合に、CC制御を効率的に行う技術を提供することを目的とする。
開示の技術のユーザ装置は、キャリアアグリゲーションをサポートする移動通信システムにおいて、基地局と通信を行うユーザ装置であって、前記基地局から受信するメッセージに基づいて、前記キャリアアグリゲーションにおけるセルグループ及びセルを設定する設定部と、前記基地局から、特定のセルグループに属するいずれか1つのセルをアクティブ化又は非アクティブ化する制御信号を受信し、前記特定のセルグループに属するいずれかの1つのセルをアクティブ化又は非アクティブ化する制御部と、を有する。
開示の技術によれば、多数のCCを束ねるCAを行う場合に、CC制御を効率的に行う技術が提供される。
Rel−10LTEのCAを説明するための図である。 Rel−10LTEにおいてCCを束ねる例を示す図である。 Rel−11LTEにおいてCCを束ねる例を示す図である。 Rel−12で導入されたDual connectivityの例を示す図である。 Rel−12LTEにおいてCCを束ねる例を示す図である。 Rel−13LTEにおいてCCを束ねる例を示す図である。 SCellのActivation又はdeactivationに用いられるMAC CEのフォーマットを示す図である。 最大送信電力及びPHの報告に用いられるMAC CEのフォーマットを示す。 TA制御に用いられるMAC CEのフォーマットを示す。 本発明の実施の形態におけるシステムの構成図である。 第1の実施の形態におけるユーザ装置UEの構成図である。 第1の実施の形態における基地局eNBの構成図である。 アクティブ化又は非アクティブ化制御(その1)の一例を示す図である。 アクティブ化又は非アクティブ化制御(その2)の一例を示す図である。 アクティブ化又は非アクティブ化制御(その3)の一例を示す図である。 アクティブ化又は非アクティブ化制御(その4)の一例を示す図である。 アクティブ化又は非アクティブ化制御(その5)の一例を示す図である。 最大送信電力及びPHの報告に係る制御(その1)の一例を示す図である。 最大送信電力及びPHの報告に係る制御(その2)の一例を示す図である。 最大送信電力及びPHの報告に係る制御(その3)の一例を示す図である。 TA制御(その1)の一例を示す図である。 TA制御(その2)の一例を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。なお、以下で説明する実施の形態は一例に過ぎず、本発明が適用される実施の形態は、以下の実施の形態に限られるわけではない。本実施の形態では、LTEの移動通信システムを対象とするが、本発明はLTEに限らず他の移動通信システムにも適用可能である。また、本実施の形態では、CGに含まれるセルはSCellであることを想定しているが、PCellについてもアクティブ化/非アクティブ化の制御を行えるようにするために、CGに含まれるセルはSCellに限定されず、PCellが含まれていてもよい。また、本明細書及び特許請求の範囲における「LTE」の3GPP規格書のリリースは、CAにおける「セルグループ」が導入されているリリースであるものとするが、これに限定されるわけではない。
<システム全体構成>
図10に、本発明の実施の形態(第一の実施の形態と第二の実施の形態と第三の実施の形態とに共通)における通信システムの構成図を示す。図10に示すように、本実施の形態における通信システムは、基地局eNBとユーザ装置UEとを含む移動通信システムであり、基地局eNBとユーザ装置UEとでCA通信を行うことが可能である。図10では、基地局eNBとユーザ装置UEはそれぞれ1つずつ示されているが、これは図示の便宜上のものであり、それぞれ複数存在するようにしてもよい。
また、図10の例では、1つのセルが示されているが、これも図示の便宜上のものであり、CAが設定される際には複数のセルが存在する。また、例えば、基地局eNBから離れた場所に、基地局eNBと光ファイバ等で接続されるRREが備えられる構成であってもよい。また、複数の基地局eNBを備えるDual Connectivityの構成であってもよい。Dual Connectivityを対象とする場合、ユーザ装置UEにRRCメッセージ等を送信する基地局eNBは、MeNBであることを想定しているが、これに限られるわけではない。
基地局eNBは、無線を通じてユーザ装置UEとの間で通信を行う。基地局eNBは、プロセッサなどのCPU、ROM、RAM又はフラッシュメモリなどのメモリ装置、ユーザ装置UE等と通信するためのアンテナ、隣接する基地局eNB及びコアネットワーク等と通信するための通信インターフェース装置などのハードウェアリソースにより構成される。基地局eNBの各機能及び処理は、メモリ装置に格納されているデータやプログラムをプロセッサが処理又は実行することによって実現されてもよい。しかしながら、基地局eNBは、上述したハードウェア構成に限定されず、他の何れか適切なハードウェア構成を有してもよい。
ユーザ装置UEは、無線を通じて基地局eNB及びコアネットワーク等と通信を行う機能を有する。ユーザ装置UEは、例えば、携帯電話、スマートフォン、タブレット、モバイルルータ、ウェアラブル端末などである。ユーザ装置UEは、通信機能を有する機器であれば、どのような端末であってもよい。ユーザ装置UEは、プロセッサなどのCPU、ROM、RAM又はフラッシュメモリなどのメモリ装置、基地局eNBと通信するためのアンテナ、RF(Radio Frequency)装置などのハードウェアリソースにより構成される。ユーザ装置UEの各機能及び処理は、メモリ装置に格納されているデータやプログラムをプロセッサが処理又は実行することによって実現されてもよい。しかしながら、ユーザ装置UEは、上述したハードウェア構成に限定されず、他の何れか適切なハードウェア構成を有してもよい。
以下、前述した第一の課題に対応する第一の実施の形態と、第二の課題に対応する第二の実施の形態と、第三の課題に対応する第三の実施の形態とについて説明する。以下では、第一の実施の形態と第二の実施の形態と第三の実施の形態とを分けて説明するが、第一の実施の形態と第二の実施の形態と第三の実施の形態とを組み合わせて実施することも可能である。すなわち、第一の実施の形態で説明するユーザ装置UEは、第二の実施の形態又は第三の実施の形態で説明するユーザ装置UEの機能を含んでもよく、第二の実施の形態で説明するユーザ装置UEは、第一の実施の形態又は第三の実施の形態で説明するユーザ装置UEの機能を含んでもよく、第三の実施の形態で説明するユーザ装置UEは、第一の実施の形態又は第二の実施の形態で説明するユーザ装置UEの機能を含んでもよい。また、第一の実施の形態で説明する基地局eNBは、第二の実施の形態又は第三の実施の形態で説明する基地局eNBの機能を含んでもよく、第二の実施の形態で説明する基地局eNBは、第一の実施の形態又は第三の実施の形態で説明する基地局eNBの機能を含んでもよく、第三の実施の形態で説明する基地局eNBは、第一の実施の形態又は第二の実施の形態で説明する基地局eNBの機能を含んでもよい。
なお、各実施の形態は、ダウンリンク通信に限らず、アップリンク通信にも適用することができる。また、各実施の形態は、ダウンリンク通信及びアップリンク通信に対して異なる処理手順が適用されるようにすることもできる。
[第一の実施の形態]
第一の実施の形態に係る基地局eNB及びユーザ装置UEは、複数のCGに含まれる任意のSCellをアクティブ化又は非アクティブ化する。以下、図を用いて、基地局eNB及びユーザ装置UEの機能構成、及び複数のCGに含まれる任意のSCellをアクティブ化又は非アクティブ化する際の処理手順について説明する。
<機能構成>
(ユーザ装置)
図11に、本実施の形態に係るユーザ装置UEの機能構成図を示す。図11に示すように、ユーザ装置UEは、DL信号受信部101、UL信号送信部102、RRC(無線リソース制御)処理部103、及び制御部104を含む。図11は、ユーザ装置UEにおいて本発明の実施の形態に特に関連する機能部のみを示すものであり、少なくともLTEに準拠した動作を行うための図示しない機能も有するものである。また、図11に示す機能構成は一例に過ぎない。本実施の形態に係る動作を実行できるのであれば、機能区分や機能部の名称はどのようなものでもよい。
DL信号受信部101は、基地局eNBから各種の信号を無線受信し、受信した物理レイヤの信号からより上位のレイヤの信号を取得する機能を含む。UL信号送信部102は、ユーザ装置UEから送信されるべき上位のレイヤの信号から、物理レイヤの各種信号を生成し、無線送信する機能を含む。DL信号受信部101及びUL信号送信部102はそれぞれ、複数のCCを束ねて通信を行うCAを実行する機能を含む。
DL信号受信部101とUL信号送信部102はそれぞれ、パケットバッファを備え、レイヤ1(PHY)及びレイヤ2(MAC、RLC、PDCP)の処理を行うことを想定している。ただし、これに限られるわけではない。
RRC処理部103は、基地局eNBとの間でRRCメッセージの送受信を行うとともに、CGとセルのマッピング情報等を含むCA情報の設定/変更/管理、構成変更等の処理を行う機能を含む。RRC処理部103は、CAの設定を行う機能部であるので、設定部と呼んでもよい。RRC処理部103が行うCAの設定は、例えば、RRCメッセージに含まれる設定情報(CGとそれに対応する複数セル等)をメモリ等の記憶手段に格納することを含む。
制御部104は、MAC CEによる特定のCG及びセルを指定したアクティブ化(又は非アクティブ化)コマンドにより、指定されたCG内のセルをアクティブ化(又は非アクティブ化)させる制御を実行する。例えば、制御部104(又はRRC処理部103)は、CG毎に、セル毎にアクティブ化/非アクティブ化されているかどうかを示す情報をメモリ等の記憶手段に格納しており、これにより、制御部104は、現時点で各CGの各セルの状態(アクティブ化/非アクティブ化)を把握できる。
なお、ユーザ装置UEにおいて、セルをアクティブ化するとは、例えば、DL信号受信部101及び/又はUL信号送信部102に対して、当該セルを構成するCCを用いて通信を行う(例:PDCCH、PDSCHの受信を行う)ことを指示するとともに、上記の記憶手段等に、該当セルがアクティブ化されたことを示す情報を記憶することである。セルを非アクティブ化するとは、当該セルを構成するCCを用いた通信を停止することを指示するとともに、上記の記憶手段等に、該当セルが非アクティブ化されたことを示す情報を記憶することである。
(基地局)
図12に、本実施の形態に係る基地局eNBの機能構成図を示す。図12に示すように、基地局eNBは、UL信号受信部201、DL信号送信部202、RRC処理部203、及び制御部204を含む。図12は、基地局eNBにおいて本発明の実施の形態に特に関連する機能部のみを示すものであり、少なくともLTEに準拠した動作を行うための図示しない機能も有するものである。また、図12に示す機能構成は一例に過ぎない。本実施の形態に係る動作を実行できるのであれば、機能区分や機能部の名称はどのようなものでもよい。
UL信号受信部201は、各ユーザ装置UEから各種の信号を無線受信し、受信した物理レイヤの信号からより上位のレイヤの信号を取得する機能を含む。DL信号送信部202は、基地局eNBから送信されるべき上位のレイヤの信号から、物理レイヤの各種信号を生成し、無線送信する機能を含む。UL信号受信部201及びDL信号送信部202はそれぞれ、複数のCCを束ねて通信を行うCAを実行する機能を含む。また、UL信号受信部201及びDL信号送信部202は、RREのように、基地局eNBの本体(制御部)から遠隔に設置された無線通信部であってもよい。
UL信号受信部201とDL信号送信部202はそれぞれ、パケットバッファを備え、レイヤ1(PHY)及びレイヤ2(MAC、RLC、PDCP)の処理を行うことを想定している。ただし、これに限られるわけではない。
RRC処理部203は、ユーザ装置UEとの間でRRCメッセージの送受信を行うとともに、CGとセルのマッピング情報等を含むCA情報の設定/変更/管理、構成変更等の処理を行う機能を含む。RRC処理部203は、CAの設定を行う機能部であるので、設定部と呼んでもよい。
制御部204は、MAC CEによる特定のCG及びセルを指定したアクティブ化(又は非アクティブ化)コマンドにより、ユーザ装置UEに対して、指定されたCG内のセルをアクティブ化(又は非アクティブ化)させる制御を実行する。
<処理手順>
(その1)
図13は、アクティブ化又は非アクティブ化制御(その1)の一例を示す図である。図13を用いて、複数のCGに含まれるSCellに対してアクティブ化又は非アクティブ化の制御を行う場合の処理手順(その1)について説明する。
本処理手順では、ユーザ装置UEは、MAC CEを受信した場合、当該MAC CEを受信したセルに対応するCGに含まれるSCellに対してアクティブ化又は非アクティブ化の制御が行われると認識するようにする。
図13(a)を用いて具体例を説明する。まず、ユーザ装置UEの制御部104は、MAC CEをCG#1のPCellで受信すると、当該MAC CEは、CG#1に含まれるSCell#0又はSCell#1に対するアクティブ化又は非アクティブ化制御であると認識する。続いて、ユーザ装置UEの制御部104は、MAC CEに含まれるC1〜C7のビットを確認する。図13(a)の例では、C7のビットが「1」であるため、ユーザ装置UEの制御部104は、MAC CEはCG#1に含まれるSCell#0に対するアクティブ化制御であると認識し、CG#1のSCell#0をアクティブ化する。
次に、図13(b)を用いて別の具体例を説明する。なお、CG#2のSCell#0以外の各SCellは全て非アクティブ化されている前提とする。
まず、ユーザ装置UEの制御部104は、MAC CEをCG#2のSCell#0で受信すると、当該MAC CEは、CG#2に含まれるSCell#0〜SCell#2のいずれかのSCellに対するアクティブ化又は非アクティブ化制御であると認識する。
続いて、ユーザ装置UEの制御部104は、MAC CEに含まれるC1〜C7のビットを確認する。図13(b)の例では、C6のビットが「1」であるため、ユーザ装置UEの制御部104は、MAC CEはCG#2に含まれるSCell#1に対するアクティブ化制御であると認識し、CG#2のSCell#1をアクティブ化する。
なお、本処理手順において、制御部104は、現時点における各CGの各セルの状態(アクティブ化/非アクティブ化)を把握している。従って、仮に、MAC CEに含まれるC1〜C7のビットのうち、「0」であるビットに該当するSCellがアクティブ化されている場合、当該SCellを非アクティブ化する。
また、本処理手順において、SCellのみを有するCGに含まれるセルのうち、いずれか1つのSCellは常にアクティブ化されるようにしてもよい。SCellのみを有するCGに含まれる全てのセルが非アクティブ化されている場合、ユーザ装置UEは、当該CGを介してMAC CEを受信することが出来ないためである。なお、常にアクティブ化されているセルは、例えば、セルの識別子(CellIndex、又はSCellIndex)が最も大きい又は小さいセルでもよいし、PUCCHが設定されているセルでもよいし、基地局eNBから指定されたものでもよい。
(その2)
図14は、アクティブ化又は非アクティブ化制御(その2)の一例を示す図である。図14を用いて、複数のCGに含まれるSCellに対してアクティブ化又は非アクティブ化の制御を行う場合の処理手順(その2)について説明する。
まず、基地局eNB及びユーザ装置UEは、2つの異なるCGを1対1で対応づける情報(Cross Carrier情報)を、例えばRRC信号等を用いて基地局eNBからユーザ装置UEに送信することで、お互いに記憶しておく。例えば、CG#1〜CG#4が存在すると仮定した場合、基地局eNB及びユーザ装置UEは、CG#1及びCG#2と、CG#3及びCG#4とをそれぞれ対応づける情報をお互いに記憶しておくようにしてもよいし、CG#1及びCG#3と、CG#2及びCG#4とをそれぞれ対応づける情報をお互いに記憶しておくようにしてもよいし、CG#1及びCG#4と、CG#2及びCG#3とをそれぞれ対応づける情報をお互いに記憶しておくようにしてもよい。
次に、基地局eNB及びユーザ装置UEは、SCellのアクティブ化又は非アクティブ化に用いられるMAC CEに含まれる予約ビットを用いて、対応づけられた2つのCGのうち、どちらのCGに含まれるSCellに対する制御なのかを識別できるようにする。また、基地局eNBは、対応づけられた2つのCGに含まれるいずれかのSCell(又はPCell)を介して、MAC CEをユーザ装置UEに送信するようにする。
例えば、CG#1及びCG#2と、CG#3及びCG#4とがそれぞれ対応づけられていると仮定する。基地局eNB及びユーザ装置UEは、予約ビットが「0」の場合、CG#1又はCG#3に対する制御であると認識し、予約ビットが「1」の場合、CG#2又はCG#4に対する制御であると認識するようにする。また、ユーザ装置UEは、CG#1及びCG#2に含まれるSCellを介してMAC CEを受信した場合は、CG#1及びCG#2に含まれるSCellに対する制御であると認識し、CG#3及びCG#4に含まれるSCellを介してMAC CEを受信した場合は、CG#1及びCG#2に含まれるSCellに対する制御であると認識するようにする。
図14(a)を用いて具体例を説明する。なお、各SCellは全て非アクティブ化されており、CG#1及びCG#2が対応付けられている前提とする。まず、ユーザ装置UEの制御部104は、MAC CEをCG#1のPCellで受信すると、MAC CEに含まれる予約ビットの値を確認する。図14(a)の例では、当該予約ビットは「0」に設定されているため、ユーザ装置UEの制御部104は、MAC CEはCG#1に含まれるSCell#0又はSCell#1に対するアクティブ化又は非アクティブ化制御であると認識する。
続いて、ユーザ装置UEの制御部104は、MAC CEに含まれるC1〜C7のビットを確認する。図14(a)の例では、C7のビットが「1」であるため、ユーザ装置UEの制御部104は、MAC CEはCG#1に含まれるSCell#0に対するアクティブ化制御であると認識し、CG#1のSCell#0をアクティブ化する。
次に、図14(b)を用いて別の具体例を説明する。まず、ユーザ装置UEの制御部104は、MAC CEをCG#1のPCellで受信すると、MAC CEに含まれる予約ビットの値を確認する。図14(b)の例では、当該予約ビットは「1」に設定されているため、ユーザ装置UEの制御部104は、MAC CEはCG#2に含まれるSCell#0〜SCell#2に対するアクティブ化又は非アクティブ化制御であると認識する。
続いて、ユーザ装置UEの制御部104は、MAC CEに含まれるC1〜C7のビットを確認する。図14(b)の例では、C7のビットが「1」であるため、ユーザ装置UEの制御部104は、MAC CEはCG#2に含まれるSCell#0に対するアクティブ化制御であると認識し、CG#2のSCell#0をアクティブ化する。
なお、本処理手順において、制御部104は、現時点における各CGの各セルの状態(アクティブ化/非アクティブ化)を把握している。従って、仮に、MAC CEに含まれるC1〜C7のビットのうち、「0」であるビットに該当するSCellがアクティブ化されている場合、当該SCellを非アクティブ化する。
なお、上記に係る処理手順は、PCellが含まれるCGについては、Cross Carrier化されることを禁止するようにしてもよい。すなわち、Cross Carrier情報は、PCellを含まないCGの間で対応づけられるようにしてもよい。
(その3)
図15は、アクティブ化又は非アクティブ化制御(その3)の一例を示す図である。図15を用いて、複数のCGに含まれるSCellに対してアクティブ化又は非アクティブ化の制御を行う場合の処理手順(その3)について説明する。
まず、基地局eNB及びユーザ装置UEは、PCellを含むCGのうちのいずれかのSCellと、PCellを含まないCGとを対応づける情報を、例えばRRC信号等を用いて基地局eNBからユーザ装置UEに送信することで、お互いに記憶しておく。例えば、CG#1にSCell#0とSCell#1が存在し、CG#2にSCell#0〜SCell#2が存在する場合、基地局eNB及びユーザ装置UEは、CG#1のSCell#0とCG#2とが対応づけられる情報をお互いに記憶しておくようにしてもよい。更に、CG#3にSCell#0〜SCell#2が存在する場合、基地局eNB及びユーザ装置UEは、CG#1のSCell#1とCG#3とが対応づけられる情報をお互いに記憶しておくようにしてもよい。
次に、基地局eNB及びユーザ装置UEは、SCellのアクティブ化又は非アクティブ化に用いられるMAC CEに含まれる予約ビットを用いて、いずれのCGに含まれるSCellに対する制御なのかを識別する。
例えば、CG#1のSCell#0とCG#2とが対応づけられている場合において、CG#1のSCell#0を介して受信したMAC CEの予約ビットが「0」の場合、ユーザ装置UEは、CG#1に含まれるSCellに対する制御であると認識するようにする。同様に、予約ビットが「1」の場合、ユーザ装置UEは、CG#2に含まれるSCellに対する制御であると認識するようにする。なお、本処理手順において、CG#2のSCellに対するアクティブ化(或いは、非アクティブ化)のためのMAC CEを送信する場合、CG#2と関連付けられている(PCellが含まれるCG#1の)SCell#0は予めアクティブ化されておく必要がある。(PCellが含まれるCGの)当該SCell#0が非アクティブ化されている場合、ユーザ装置UEは、当該SCell#0を介してMAC CEを受信することが出来ないためである。つまり、(PCellが含まれるCG#1の)SCell#0及び、CG#2のSCellの両方が非アクティブの場合で、当該CG#2のSCellをアクティブ化する際、基地局は、まず(PCellが含まれるCG#1の)SCell#0をアクティブ化し、その後、当該アクティブ化した(PCellが含まれるCG#1の)SCell#0を介して、関連つけられたCG#2のSCellに対するアクティブ化を指示する必要がある。
また、CG#1のSCell#1とCG#3とが対応づけられている場合において、CG#1のSCell#1を介して受信したMAC CEの予約ビットが「0」の場合、ユーザ装置UEは、CG#1に含まれるSCellに対する制御であると認識するようにする。同様に、予約ビットが「1」の場合、ユーザ装置UEは、CG#3に含まれるSCellに対する制御であると認識するようにする。
図15(a)を用いて具体例を説明する。まず、ユーザ装置UEの制御部104は、CG#1のSCell#0で受信したMAC CEに含まれる予約ビットの値を確認する。図15(a)の例では、当該予約ビットは「0」に設定されているため、ユーザ装置UEの制御部104は、MAC CEはCG#1に含まれるSCell#0又はSCell#1に対するアクティブ化又は非アクティブ化制御であると認識する。
続いて、ユーザ装置UEの制御部104は、MAC CEに含まれるC1〜C7のビットを確認する。図15(a)の例では、C6のビットが「1」であるため、ユーザ装置UEの制御部104は、MAC CEはCG#1に含まれるSCell#1に対するアクティブ化制御であると認識し、CG#1のSCell#1をアクティブ化する。
次に、図15(b)を用いて具体例を説明する。なお、CG#1のSCell#0とCG#2とが対応づけられている前提とする。
まず、ユーザ装置UEの制御部104は、CG#1のSCell#0で受信したMAC CEに含まれる予約ビットの値を確認する。図15(b)の例では、当該予約ビットは「1」に設定されているため、ユーザ装置UEの制御部104は、MAC CEはCG#2に含まれるSCell#0〜SCell#2に対するアクティブ化又は非アクティブ化制御であると認識する。
続いて、ユーザ装置UEの制御部104は、MAC CEに含まれるC1〜C7のビットを確認する。図15(b)の例では、C6のビットが「1」であるため、ユーザ装置UEの制御部104は、MAC CEはCG#2に含まれるSCell#1に対するアクティブ化制御であると認識し、CG#2のSCell#1をアクティブ化する。
なお、本処理手順において、制御部104は、現時点における各CGの各セルの状態(アクティブ化/非アクティブ化)を把握している。従って、仮に、MAC CEに含まれるC1〜C7のビットのうち、「0」であるビットに該当するSCellがアクティブ化されている場合、当該SCellを非アクティブ化する。
なお、本処理手順において、PCellを含まないCGと対応づけられたSCellが非アクティブ化された場合、対応づけられているCGの全てのセルが非アクティブ化されるようにしてもよい。
(その4)
図16は、アクティブ化又は非アクティブ化制御(その4)の一例を示す図である。図16を用いて、複数のCGに含まれるSCellに対してアクティブ化又は非アクティブ化の制御を行う場合の処理手順(その4)について説明する。
本処理手順では、基地局eNB及びユーザ装置UEは、アクティブ化又は非アクティブ化に用いられるMAC CEに含まれる予約ビットが「1」の場合、当該MAC CEに含まれるC1〜C7のビットを、CGを指定するビットに読み替えるようにする。例えば、C6のビットは、CG#2に含まれるいずれかのSCellをアクティブ化又は非アクティブ化することを示すようにし、C5のビットは、CG#3に含まれるいずれかのSCellをアクティブ化又は非アクティブ化することを示すようにしてもよい。基地局eNB及びユーザ装置UEは、MAC CEに含まれるC1〜C7のビットが、どのCGに対応づけられているのかを示す情報を、例えばRRC信号等を用いて基地局eNBからユーザ装置UEに送信することで、お互いに記憶しておく。
また、本処理手順では、既存のMAC CEの代わりに、アクティブ化又は非アクティブ化するCGを指定するための新たなMAC CEを規定するようにしてもよいし、RRC信号により、アクティブ化又は非アクティブ化するCGを指定するようにしてもよい。
また、本処理手順では、指定されたCGに含まれるSCellのうち、例えば、セルの識別子(CellIndex、又はSCellIndex)が最も大きい又は小さいセルをアクティブ化又は非アクティブ化するようにしてもよいし、PUCCHが設定されているセルをアクティブ化又は非アクティブ化するようにしてもよい。
図16(a)を用いて具体例を説明する。まず、ユーザ装置UEの制御部104は、CG#1のSCell#0で受信したMAC CEに含まれる予約ビットの値を確認する。図16(a)の例では、当該予約ビットは「1」に設定されているため、ユーザ装置UEの制御部104は、MAC CEに含まれるC7〜C1のビットは、CGを指定するビットに読み替える必要があると認識する。
続いて、ユーザ装置UEの制御部104は、MAC CEに含まれるC1〜C7のビットを確認する。図16(a)の例では、C6のビットが「1」であるため、ユーザ装置UEの制御部104は、CG#2に含まれるSCellに対するアクティブ化制御であると認識する。これにより、例えば、CG#2のSCell#1がアクティブ化される。
図16(b)は、新たなMAC CEのフォーマットの一例を示している。本処理手順では、図16(b)のように、各ビットの各々にCGが対応づけられた新たなMAC CEのフォーマットを定義するようにしてもよい。
なお、本処理手順において、予約ビットが「1」であるMAC CE(すなわち、C7〜C1の各ビットを、CGを指定するビットに読み替えるMAC CE)と、予約ビットが「0」であるMAC CE(すなわち、通常のMAC CE)とが多重されるようにしてもよい。
なお、本処理手順は、SCellを非アクティブ化する場合にも適用することができる。
なお、本処理手順では、上記のようにCGを指定したアクティブ化制御が行われた後で、SCellを指定するMAC CEを受け付けるようにしてもよい。また、上記のようにCGを指定したアクティブ化制御が行われる前にSCellを指定するMAC CEを受け付けた場合、当該制御を無視するようにしてもよい。
(その5)
図17は、アクティブ化又は非アクティブ化制御(その5)の一例を示す図である。図17を用いて、複数のCGに含まれるSCellに対してアクティブ化又は非アクティブ化の制御を行う場合の処理手順(その5)について説明する。
本処理手順では、基地局eNB及びユーザ装置UEは、同一のビットを含むMAC CEの多重度に基づいて、どのCGに対するアクティブ化又は非アクティブ化の制御であるかを認識するようにする。
図17(a)を用いて具体例を説明する。まず、ユーザ装置UEの制御部104は、同一のビットを含むMAC CEがいくつ多重されているかを確認する。図17(a)の例では、MAC PDUの中に、同一ビット列を有するMAC CEが2つ格納されている。従って、ユーザ装置UEの制御部104は、CG#2に対するアクティブ化又は非アクティブ化の制御であると認識する。
続いて、ユーザ装置UEの制御部104は、MAC CEに含まれるC1〜C7のビットを確認する。図17(a)の例では、C7ビットが「1」であるため、ユーザ装置UEの制御部104は、SCell#0に対するアクティブ化又は非アクティブ化の制御であると認識する。
続いて、ユーザ装置UEの制御部104は、CG#2のSCell#0をアクティブ化する。
次に、図17(b)を用いて具体例を説明する。まず、ユーザ装置UEの制御部104は、同一のビットを含むMAC CEがいくつ多重されているかを確認する。図17(b)の例では、MAC PDUの中に、同一ビット列を有するMAC CEが2つ格納されている。従って、ユーザ装置UEの制御部104は、CG#2に対するアクティブ化又は非アクティブ化の制御であると認識する。
続いて、ユーザ装置UEの制御部104は、MAC CEに含まれるC1〜C7のビットを確認する。図17(b)の例では、C6ビットが「1」であるため、ユーザ装置UEの制御部104は、SCell#1に対するアクティブ化又は非アクティブ化の制御であると認識する。
続いて、ユーザ装置UEの制御部104は、CG#2のSCell#1をアクティブ化する。
なお、本処理手順は、SCellを非アクティブ化する場合にも適用することができる。
<効果>
以上、第一の実施の形態によれば、所定のCGに含まれる任意のSCellに対してアクティブ化及び非アクティブ化を行う場合、既存のMAC CEフォーマットを流用して制御することが可能になる。これにより、単純にMAC CEのフォーマット長を拡大した場合と比較して、無線レイヤの信号量を削減することが可能になる。
また、第一の実施の形態によれば、所定のCGに含まれる任意のSCellに対してアクティブ化及び非アクティブ化を行う場合、新たなMAC CEフォーマット又はRRC信号を用いて制御することが可能になる。これにより、単純にMAC CEのフォーマット長を拡大した場合と比較して、無線レイヤの信号量を削減することが可能になる。
[第二の実施の形態]
次に、第二の実施の形態について図面に基づいて説明する。
なお、第一の実施の形態と同一構成部分についての説明は省略する。また、特に言及しない点については、第一の実施の形態と同様でよい。
第二の実施の形態に係るユーザ装置UEは、複数のCGに含まれるセルに関する最大送信電力及びPHの報告を基地局eNBに報告する。以下、図を用いて、基地局eNB及びユーザ装置UEの機能構成、及び複数のCGに含まれるセルに関する最大送信電力及びPHを基地局eNBに報告する際の処理手順について説明する。
<機能構成>
(ユーザ装置)
第二の実施の形態に係るユーザ装置UEは、図11に示すように、DL信号受信部101、UL信号送信部102、RRC(無線リソース制御)処理部103、及び制御部104を含む。
制御部104は、MAC CEによる特定のCG及びセルを指定したコマンドを用いて、基地局eNBに最大送信電力及びPHを報告する。ユーザ装置UEの送信電力は、所定の計算式に基づいて基地局eNBにより決定される。送信電力を算出には、各セルの伝搬損が用いられるが、各セルの伝搬損はユーザ装置UEが把握している。従って、ユーザ装置UEの制御部104は、セルごとの最大送信電力及びPHを基地局eNBに報告する。
DL信号受信部101、UL信号送信部102、及びRRC(無線リソース制御)処理部103は、第一の実施の形態と同一であるため説明は省略する。
(基地局)
第二の実施の形態に係る基地局eNBは、図12に示すように、UL信号受信部201、DL信号送信部202、RRC処理部203、及び制御部204を含む。
制御部204は、ユーザ装置UEから報告されたセルごとの最大送信電力及びPHを用いて、所定の計算式に基づいてユーザ装置UEの送信電力を算出する。
UL信号受信部201、DL信号送信部202、及びRRC処理部203は、第一の実施の形態と同一であるため説明は省略する。
<処理手順>
(その1)
図18は、最大送信電力及びPHの報告に係る制御(その1)の一例を示す図である。図18を用いて、ユーザ装置UEが、複数のCGに含まれる各セルに関する最大送信電力及びPHを基地局eNBに報告する場合の処理手順(その1)について説明する。
従来のLTEの仕様によれば、同一のTTI(Transmission Time Interval)において、複数セルでPUSCH送信が指示されている場合、ユーザ装置UEがどのPUSCHを介して最大送信電力及びPHを基地局eNBに報告するのかは、ユーザ装置UEの実装に任されていた。
本処理手順では、PHの報告がトリガされ、かつUL grantを受信している場合、PUSCH送信を行うセルに対応するCGに含まれるセルに関する最大送信電力及びPHのみをMAC CEに格納するようにする。
図18を用いて具体例を説明する。例えば、CG#1にてPHの報告がトリガされ、PCellを介して基地局eNBに最大送信電力及びPHを送信する場合、ユーザ装置UEの制御部104は、MAC CEにはCG#1の各セルに関する最大送信電力及びPHのみを含めて送信する。図18の例では、PCellのPUSCHを介して基地局eNBに送信されるMAC CEにおいて、当該MAC CEに含まれるC7〜C1のビットのうち、C6及びC7のビットが「1」に設定されている。すなわち、当該MAC CEには、PCell、SCell#1及びSCell#2に関する最大送信電力及びPHが含まれていることを意味している。(尚、Rel-12までのPHR MAC CEのプロトコルフォーマットではPCellに関するCiフィールドは含まれないが、以降は便宜上PCellに対してもCiフィールドが設定される前提とする)また、当該MAC CEは、PCellを介して基地局eNBに伝えられる。従って、基地局eNBの制御部204は、当該MAC CEはCG#1の各セルに関する最大送信電力及びPHの報告であると認識することができる。
次に、CG#2にてPHの報告がトリガされ、CG#2に含まれる各セルのうち、PUSCH送信が可能なSCell#0を介して基地局eNBに最大送信電力及びPHを送信する場合、ユーザ装置UEの制御部104は、MAC CEにはCG#2のセルに関する最大送信電力及びPHのみを含めて送信する。図18の例では、CG#2のSCell#0に設定されているPUSCHを介して基地局eNBに送信されるMAC CEにおいて、当該MAC CEに含まれるC7〜C1のビットのうち、C7のビットが「1」に設定されている。すなわち、当該MAC CEには、SCell#0に関する最大送信電力及びPHが含まれていることを意味している。また、当該MAC CEは、CG#2のSCell#0を介して基地局eNBに伝えられる。従って、基地局eNBの制御部204は、当該MAC CEはCG#2の各セルに関する最大送信電力及びPHの報告であると認識することができる。
(その2)
図19は、最大送信電力及びPHの報告に係る制御(その2)の一例を示す図である。図19を用いて、ユーザ装置UEが、複数のCGに含まれる各セルに関する最大送信電力及びPHを基地局eNBに報告する場合の処理手順(その2)について説明する。
本処理手順では、最大送信電力及びPHの報告に用いられるMAC CEの予約ビットを用いることで、基地局eNB及びユーザ装置UEは、どのCGに含まれるセルに関する最大送信電力及びPHの報告であるかを認識するようにする。例えば、MAC CEに含まれる予約ビットが「0」の場合、当該MAC CEはCG#1に含まれるセルに関する最大送信電力及びPHを報告するようにし、MAC CEに含まれる予約ビットが「1」の場合、当該MAC CEはCG#2に含まれるセルに関する最大送信電力及びPHを報告するようにする。また、基地局eNB及びユーザ装置UEは、予約ビットとCGとの対応付けを示す情報を、例えばRRC信号等を用いて基地局eNBからユーザ装置UEに送信することで、お互いに記憶しておく。
図19を用いて具体例を説明する。CG#2のSCell#0に関する最大送信電力及びPHを基地局eNBに報告する場合、ユーザ装置UEは、MAC CEに含まれる予約ビットを「1」に設定すると共に、C7のビットを「1」に設定して、CG#1のPCellを介して基地局eNBに送信する。これにより、基地局eNBは、ユーザ装置UEから送信されたMAC CEに含まれる最大送信電力及びPHは、CG#2のSCell#0に関する最大送信電力及びPHであると認識することができる。
(その3)
図20は、最大送信電力及びPHの報告に係る制御(その3)の一例を示す図である。図20を用いて、ユーザ装置UEが、複数のCGに含まれる各セルに関する最大送信電力及びPHを基地局eNBに報告する場合の処理手順(その3)について説明する。
最大送信電力及びPHの報告に用いられるMAC CEは、PUSCHが割り当てられているセルを介してユーザ装置UEから基地局eNBに通知される。従って、ユーザ装置UEは、PUSCHが割り当てられていないセルを介してMAC CEを基地局eNBに送信することができない。しかしながら、PUCCH送信実施されるセルが存在する場合、ユーザ装置UEは、当該セルに関する最大送信電力及びPHを基地局eNBに報告する必要がある。
例えば図20(a)に示すように、CG#1のPCell、SCell#0及びSCell#1にはPUSCHが割り当てられており、更に、CG#2のSCell#0にはPUCCH送信がトリガされている。このような場合、ユーザ装置UEは、CG#2のSCell#0を介してMAC CEを基地局eNBに送信することができない。すなわち、処理手順(その1)で説明したように、ユーザ装置UEから基地局eNBにMAC CEを送信する場合に、PUSCH送信を行うセルに対応するCGに含まれるセルのみに関する最大送信電力及びPHを、MAC CEに含めるようにして基地局eNBに通知することができない。
そこで、本処理手順では、PUCCH送信のみがトリガされているセルに関する最大送信電力及びPHを、他のCGのセルを介して基地局eNBに通知するようにする。
図20(b1)を用いて具体例を説明する。図20(b1)は、ユーザ装置UE及び基地局eNBの間に設定されている全てのCGに関するType2のPHが含まれるMAC CEフォーマットの一例を示している。最大送信電力及びPHの報告に用いられるMAC CEのうち、Pcmax,cを格納する領域には、予約ビット(図20(b1)のEに示す位置)が存在する。従って、この予約ビットに「1」が設定されている場合、後続の1オクテットには他のCGに関するType2 PHが順に格納されていることを示すようにする。図20(b1)に示すMAC CEフォーマットを用いることで、ユーザ装置UEは、PUSCHが割り当てられているセルを介して、全てのCGに関する最大送信電力及びPHを基地局eNBに報告することが可能になる。尚、図20(b1)に示すMAC CEフォーマットを用いる場合、常に複数のCGのType2 PHを含めるため、オーバヘッドの観点で懸念がある。そこで、他のType2 PHを含める際に、所定の条件を用いてオーバヘッドの懸念を解消することも考えられる。例えば、PHを報告するセルのPUSCH送信に十分なビットが割り当てられている場合(例えば、トランスポートブロックサイズが所定サイズ以上の場合)にのみ他CGのType2 PHを含めたり、CG数が3つ以上の場合には予めCG間の関連付けを行っておき、関連付けられているCGのType2 PHのみを含めることで周波数的に、或いは、時間的に報告を行うリソースが変更・分散されてもよい。
続いて、図20(b2)を用いて、他の具体例を説明する。例えば、PUCCHが割り当てられているセルが存在しないCGについては、ユーザ装置UEは基地局eNBにType2 PHを報告する必要がない。そこで、MAC CEのうち、Pcmax,cを格納する領域に存在する予約ビットを用いて、どのCGに関するType2 PHなのかを指定可能にする。これにより、MAC CEに格納されるデータの量を削減することができる。
図20(b2)に示すように、例えば、Pcmax,cを格納する領域に存在する予約ビットに「1、0」が設定されている場合、後続のオクテットにはCG#2に関するType2 PHが格納されていることを示すようにする。また、Pcmax,cを格納する領域に存在する予約ビットに「1、1」が設定されている場合、後続のオクテットにはCG#3に関するType2 PHが格納されていることを示すようにする。なお、予約ビットとCGとの対応付けについては、図20(b2)に示される場合に限られない。例えば、予約ビットが「0、1」である場合はCG#2を示し、「1、0」である場合はCG#3を示し、「1、1」である場合はCG#4を示すようにしてもよい。
<効果>
以上、第二の実施の形態によれば、各CGに含まれるセルに関する最大送信電力及びPHの報告において、基地局eNB及びユーザ装置UEは、既存のMAC CEフォーマットを流用しつつ、どのCGに含まれるセルの最大送信電力及びPHであるかを識別することが可能になる。これにより、単純にMAC CEのフォーマット長を拡大した場合と比較して、無線レイヤの信号量を削減することが可能になる。
[第三の実施の形態]
次に、第三の実施の形態について図面に基づいて説明する。
なお、第一の実施の形態又は第二の実施の形態と同一構成部分についての説明は省略する。また、特に言及しない点については、第一の実施の形態又は第二の実施の形態と同様でよい。
第三の実施の形態に係る基地局eNBは、複数のCGで異なるTAGが設定されている場合において、基地局eNBがユーザ装置UEにTA Commandに関するMAC CEを送信する際、どのCGのTAGに対するTA Commandなのかを識別可能にする。以下、図を用いて、基地局eNB及びユーザ装置UEの機能構成、及び基地局eNBがTA Commandをユーザ装置UEに送信する際の処理手順について説明する。
<機能構成>
(ユーザ装置)
第三の実施の形態に係るユーザ装置UEは、図11に示すように、DL信号受信部101、UL信号送信部102、RRC(無線リソース制御)処理部103、及び制御部104を含む。
制御部104は、MAC CEによる特定のCG及びTAGを指定したTA Commandコマンドを基地局eNBから受信し、指定されたタイミングでUL送信を行うように制御する。
DL信号受信部101、UL信号送信部102、及びRRC(無線リソース制御)処理部103は、第一の実施の形態と同一であるため説明は省略する。
(基地局)
第三の実施の形態に係る基地局eNBは、図12に示すように、UL信号受信部201、DL信号送信部202、RRC処理部203、及び制御部204を含む。
制御部204は、MAC CEによる特定のCG及びTAGを指定したTA Commandコマンドを用いて、ユーザ装置UEに対してTA制御を行う。
UL信号受信部201、DL信号送信部202、及びRRC処理部203は、第一の実施の形態と同一であるため説明は省略する。
<処理手順>
(その1)
図21は、TA制御(その1)の一例を示す図である。本処理手順では、ユーザ装置UEは、TA制御に関するMAC CEを受信した場合、当該MAC CEを受信したセルに対応するCGに設定されているTAGに対してTA制御が指示されたと認識するようにする。
図21(a)を用いて具体例を説明する。例えば、基地局eNBから、CG#1のSCell#0を介してTA制御に関するMAC CEが送信された場合、ユーザ装置UEの制御部104は、当該TA制御はCG#1に含まれるTAG#0〜TAG#2に関するTA制御であると認識する。
続いて、ユーザ装置UEの制御部104は、MAC CEに含まれている、TAGを識別するビット(TAGid)を参照する。図21(a)では、TAGを識別するビットに「0、0」が設定されていることから、ユーザ装置UEの制御部104は、当該TA制御はTAG#0に関するTA制御であると認識する。これにより、ユーザ装置UEの制御部104は、CG#1のTAG#0に係るセルのUL送信タイミングを制御することができる。
次に、図21(b)を用いて別の具体例を説明する。例えば、基地局eNBから、CG#2のSCell#1を介してTA制御に関するMAC CEが送信された場合、ユーザ装置UEの制御部104は、当該TA制御はCG#2に含まれるTAG#0〜TAG#2に関するTA制御であると認識する。
続いて、ユーザ装置UEの制御部104は、MAC CEに含まれるTAGを示すビットを参照する。図21(b)では、TAGを示すビットに「0、1」が設定されていることから、ユーザ装置UEの制御部104は、当該TA制御はTAG#1に関するTA制御であると認識する。これにより、ユーザ装置UEの制御部104は、CG#2のTAG#1に係るセルのUL送信タイミングを制御することができる。
(その2)
図22は、TA制御(その2)の一例を示す図である。本処理手順では、基地局eNB及びユーザ装置UEは、同一のビットを含むMAC CEの多重度に基づいて、どのCGに対するTA制御であるかを認識するようにする。
図22を用いて具体例を説明する。まず、ユーザ装置UEの制御部104は、同一のビット列を含むMAC CEがいくつ多重されているかを確認する。図22(a)の例では、MAC PDUの中に、同一ビット列を有するMAC CEが1つ格納されている。従って、ユーザ装置UEの制御部104は、CG#1に対するTA制御であると認識する。
続いて、ユーザ装置UEの制御部104は、MAC CEに含まれるTAGを識別するビット(TAGid)を参照する。図22(a)の例では、TAGを識別するビットに「0、0」が設定されていることから、ユーザ装置UEの制御部104は、当該TA制御はTAG#0に関するTA制御であると認識する。これにより、ユーザ装置UEの制御部104は、CG#1のTAG#0に係るセルのUL送信タイミングを制御することができる。
次に、図22(b)を用いて別の具体例を説明する。まず、ユーザ装置UEの制御部104は、同一のビット列を含むMAC CEがいくつ多重されているかを確認する。図22(b)の例では、MAC PDUの中に、同一ビット列を有するMAC CEが2つ格納されている。従って、ユーザ装置UEの制御部104は、CG#2に対するTA制御であると認識する。
続いて、ユーザ装置UEの制御部104は、MAC CEに含まれている、TAGを識別するビットを参照する。図22(b)の例では、TAGを識別するビットに「0、0」が設定されていることから、ユーザ装置UEの制御部104は、当該TA制御はTAG#0に関するTA制御であると認識する。これにより、ユーザ装置UEの制御部104は、CG#2のTAG#0に係るPCellのUL送信タイミングを制御することができる。
<効果>
以上、第三の実施の形態によれば、各CGに含まれるTAGに関するTA制御において、基地局eNB及びユーザ装置UEは、既存のMAC CEフォーマットを流用しつつ、どのCGに含まれるTAGに対するTA制御であるかを識別することが可能になる。これにより、単純にMAC CEのフォーマット長を拡大した場合と比較して、無線レイヤの信号量を削減することが可能になる。
<実施形態の補足>
以上、本発明の実施の形態を説明してきたが、開示される発明はそのような実施形態に限定されず、当業者は様々な変形例、修正例、代替例、置換例等を理解するであろう。発明の理解を促すため具体的な数値例を用いて説明がなされたが、特に断りのない限り、それらの数値は単なる一例に過ぎず適切な如何なる値が使用されてもよい。上記の説明における項目の区分けは本発明に本質的ではなく、2以上の項目に記載された事項が必要に応じて組み合わせて使用されてよいし、ある項目に記載された事項が、別の項目に記載された事項に(矛盾しない限り)適用されてよい。機能ブロック図における機能部又は処理部の境界は必ずしも物理的な部品の境界に対応するとは限らない。複数の機能部の動作が物理的には1つの部品で行われてもよいし、あるいは1つの機能部の動作が物理的には複数の部品により行われてもよい。説明の便宜上、ユーザ装置UE及び基地局eNBは機能的なブロック図を用いて説明されたが、そのような装置はハードウェアで、ソフトウェアで又はそれらの組み合わせで実現されてもよい。本発明の実施の形態に従ってユーザ装置UEが有するプロセッサにより動作するソフトウェア及び本発明の実施の形態に従って基地局eNBが有するプロセッサにより動作するソフトウェアはそれぞれ、ランダムアクセスメモリ(RAM)、フラッシュメモリ、読み取り専用メモリ(ROM)、EPROM、EEPROM、レジスタ、ハードディスク(HDD)、リムーバブルディスク、CD−ROM、データベース、サーバその他の適切な如何なる記憶媒体に保存されてもよい。
本発明は上記実施形態に限定されず、本発明の精神から逸脱することなく、様々な変形例、修正例、代替例、置換例等が本発明に包含される。
UE ユーザ装置
eNB 基地局
101 DL信号受信部
102 UL信号送信部
103 RRC処理部
104 制御部
201 UL信号受信部
202 DL信号送信部
203 RRC処理部
204 制御部

Claims (10)

  1. キャリアアグリゲーションをサポートする移動通信システムにおいて、基地局と通信を行うユーザ装置であって、
    前記基地局から受信するメッセージに基づいて、前記キャリアアグリゲーションにおけるセルグループ及びセルを設定する設定部と、
    前記基地局から、特定のセルグループに属するいずれか1つのセルをアクティブ化又は非アクティブ化する制御信号を受信し、前記特定のセルグループに属するいずれかの1つのセルをアクティブ化又は非アクティブ化する制御部と、
    を有するユーザ装置。
  2. 前記制御信号は、前記特定のセルグループと前記特定のセルグループとは異なるセルグループとを識別する第一の情報と、セルを特定する第二の情報とを含み、
    前記制御部は、前記第一の情報に基づいて、前記第二の情報で特定されるセルのセルグループを識別する、請求項1に記載のユーザ装置。
  3. 前記制御信号は、セルを特定する情報を含み、
    前記設定部は、複数のセルグループを設定し、
    前記制御部は、前記制御信号で特定されるセルを、前記制御信号を受信したセルが属するセルグループに含まれているセルであると認識する、請求項1に記載のユーザ装置。
  4. 前記設定部は、前記特定のセルグループに含まれるセルのうちいずれか1つの第一のセルと、前記特定のセルグループとは異なる第二のセルグループとを対応づけて記憶し、
    前記制御部は、前記制御信号を前記第一のセルで受信した場合に、前記第二のセルグループに含まれるセルをアクティブ化又は非アクティブ化する、請求項1に記載のユーザ装置。
  5. 前記制御信号は、セルグループを指定する情報を含み、
    前記制御部は、前記制御信号で指定されるセルグループに含まれるセルのうち、いずれか一つのセルをアクティブ化又は非アクティブ化する、請求項1に記載のユーザ装置。
  6. キャリアアグリゲーションをサポートする移動通信システムにおいて、基地局と通信を行うユーザ装置であって、
    前記基地局から受信するメッセージに基づいて、前記キャリアアグリゲーションにおけるセルグループ及びセルを設定する設定部と、
    前記基地局に対して、セルの余剰電力に関する情報を含む制御信号を、当該セルが属する所定のセルグループが特定されるように送信する送信部と、
    を有するユーザ装置。
  7. 前記送信部は、前記制御信号を、前記所定のセルグループに含まれるセルのうち、いずれか1つのセルを介して送信する、請求項6に記載のユーザ装置。
  8. 前記制御信号は、前記所定のセルグループに含まれるセルの送信電力と、前記所定のセルグループとは異なるセルグループに含まれるセルの送信電力とを含み、
    前記送信部は、前記制御信号を、前記所定のセルグループに含まれるセルを介して送信する、請求項6に記載のユーザ装置。
  9. キャリアアグリゲーションをサポートする移動通信システムにおいて、基地局と通信を行うユーザ装置であって、
    前記基地局から受信するメッセージに基づいて、前記キャリアアグリゲーションにおけるセルグループ及びセルを設定する設定部と、
    前記基地局から、所定のセルグループに含まれる複数のタイミングアドバンスグループのうち、いずれか1つのタイミングアドバンスグループを制御するコマンドが含まれる制御信号を受信し、当該制御信号に含まれるコマンドに従ってアップリンク信号の送信タイミングを制御する制御部と、
    を有するユーザ装置。
  10. 前記制御部は、前記所定のセルグループを、前記制御信号を受信したセルが属するセルグループであると認識する、請求項9に記載のユーザ装置。
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