JP2016143654A - Led駆動装置及びこれを用いたled照明機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】昇圧型DC/DCコンバータを要することなく複数のLEDを均一に駆動する。
【解決手段】LED駆動装置は、n直列のLED20(1)〜20(n)(図4ではn=6)を含むLED発光部に供給される入力電圧VINの変動に応じてLEDの点灯数kを増減しつつ(状態Bではk=1、状態Cではk=2、…、状態Gではk=6)、0<k<nであるとき(状態B〜F)には、点灯対象となるLEDを時分割で変化させるように、各LED相互間の接続状態を切り替える制御部を有する。
【選択図】図4

Description

本発明は、LED[light emitting diode]駆動装置、及び、これを用いたLED照明機器に関する。
本願出願人による特許文献1には、複数のLEDを直列に接続して成るLEDストリングと、LEDストリングに供給される入力電圧の変動に応じてLEDの点灯数を変えながらLEDストリングに流れる駆動電流の定電流制御を行う発光制御部と、を有するLED照明機器が開示されている。
特開2013−225393号公報
特許文献1の従来技術であれば、入力電圧を十分に高めておくための昇圧型DC/DCコンバータを設ける必要がなくなるので、回路規模を縮小をすることが可能となる。
しかしながら、特許文献1の従来技術では、入力電圧が高いほどLEDストリングの上流側から順にLEDの点灯数を増やしていく構成(=入力電圧が低いほど下流側のLEDを点灯対象から除外する構成)が採用されていた。そのため、LEDストリングを形成する複数のLEDを個別に見ると、各々の点灯時間に偏りを生じるという課題があった。
本発明は、本願の発明者らにより見出された上記の課題に鑑み、昇圧型DC/DCコンバータを要することなく複数のLEDを均一に駆動することのできるLED駆動装置、及び、これを用いたLED照明機器を提供することを目的とする。
本明細書中に開示されているLED駆動装置は、n直列(ただしn≧2)のLEDを含むLED発光部に供給される入力電圧の変動に応じて前記LEDの点灯数kを増減しつつ0<k<nであるときには点灯対象となるLEDを時分割で変化させるように各LED相互間の接続状態を切り替える制御部を有する構成(第1の構成)とされている。
また、本明細書中に開示されているLED駆動装置は、n個(ただしn≧2)のLEDを含むLED発光部に供給される入力電圧の変動に応じて前記LEDの直列数iと並列数j(ただしi≦nかつj=n/i)の双方を変化させるように各LED相互間の接続状態を切り替える制御部を有する構成(第2の構成)とされている。
なお、第1または第2の構成から成るLED駆動装置は、前記LED発光部に駆動電流を供給する電流源をさらに有する構成(第3の構成)にするとよい。
また、第3の構成から成るLED駆動装置において、前記制御部は、前記駆動電流の監視結果に応じて前記電流源を制御する構成(第4の構成)にするとよい。
また、本明細書中に開示されたLED照明機器は、第1〜第4いずれかの構成から成るLED駆動装置と、前記LED駆動装置によって駆動されるLED発光部と、を有する構成(第5の構成)とされている。
なお、第5の構成から成るLED照明機器において、前記LED発光部に含まれる複数のLEDは、それぞれ、直列ないし並列に接続されたLED素子群である構成(第6の構成)にするとよい。
また、第5または第6の構成から成るLED照明機器は、交流電圧を整流して前記入力電圧を生成する整流器をさらに有する構成(第7の構成)にするとよい。
また、第7の構成から成るLED照明機器において、前記整流器は、前記交流電圧を全波整流して前記入力電圧を生成するダイオードブリッジである構成(第8の構成)にするとよい。
また、第5〜第8いずれかの構成から成るLED照明機器は、前記入力電圧を平滑化する平滑キャパシタをさらに有する構成(第9の構成)にするとよい。
また、第5〜第9いずれかの構成から成るLED照明機器は、電球形LEDランプ、環形LEDランプ、直管形LEDランプ、LEDシーリングライト、または、LEDダウンライトとして用いられる構成(第10の構成)にするとよい。
本明細書中に開示されている発明によれば、昇圧型DC/DCコンバータを要することなく複数のLEDを均一に駆動することのできるLED駆動装置、及び、これを用いたLED照明機器を提供することが可能となる。
LED照明機器1の第1実施形態を示す図 LED発光部20の第1駆動例(VIN≧1Vfのとき)を示す状態遷移図 LED発光部20の第1駆動例(VIN≧2Vfのとき)を示す状態遷移図 入力電圧VINとLED点灯状態との関係を示すタイミングチャート 第1実施形態における入力電圧VINと消費電力Pとの関係を示す図 回路規模の縮小効果を説明するためのブロック図 LED照明機器1の第2実施形態を示す図 LED発光部20の第2駆動例を示す状態遷移図 LED照明機器1の第3実施形態を示す図 第3実施形態における入力電圧VINと消費電力Pとの関係を示す図 LED照明機器1の一適用例を示す外観図
<第1実施形態>
図1は、LED照明機器1の第1実施形態を示す図である。本実施形態のLED照明機器1は、LED駆動装置10と、LED発光部20と、全波整流器30と、を有する。
LED発光部20は、LED駆動装置10によって発光駆動される光源であり、n直列(ただしn≧2)のLED20(1)〜20(n)を含む。なお、LED20(1)〜20(n)は、それぞれ、単一のLED素子でもよいし、直列ないし並列に接続されたLED素子群でもよい。LED20(1)〜20(n)は、それぞれ、昼光色(色温度6700K)、昼白色(色温度5000K)、白色(色温度4200K)、温白色(色温度3500K)、ないしは、電球色(色温度3000K)の光を発する発光素子であり、各々に流れる駆動電流ILEDが大きいほど高輝度で発光する。LED発光部20は、その取り扱いを容易とするためにモジュール化しておくことが望ましい。なお、電流源12での電圧降下を無視した場合、LED20(1)〜20(n)を全点灯するためには、n×Vf(ただし、VfはLED20(1)〜20(n)それぞれの順方向降下電圧)以上の入力電圧VINが必要となる。
全波整流器30は、商用交流電源PWから供給される交流電圧VACを全波整流して入力電圧VINを生成する。全波整流器30としては、本図で示したように、ダイオードブリッジを好適に用いることができる。なお、全波整流器30は、LED駆動装置10と共にモジュール化しておくことが望ましい。
LED駆動装置10は、全波整流器30から入力電圧VINの供給を受けて、後段に接続されるLED発光部20を駆動する主体であり、制御部11と電流源12とを含む。
制御部11は、入力電圧VINの周期的な変動に応じてLED20(1)〜20(n)相互間の接続状態を切り替えることにより、LED点灯数やLED点灯位置を適宜変更する機能を備えている(詳細は後述)。上記機能を実現すべく、制御部11には、LED発光部20の両端ノード(LED20(1)のアノードとLED20(n)のカソード)だけでなく、複数の中間ノード(LED20(1)〜20(n)相互間の接続ノード)が接続されている。また、制御部11は、駆動電流ILEDの監視結果に応じて電流源12を制御する機能も備えている。なお、制御部11は、半導体装置(いわゆるLEDドライバIC)として実装することが可能である。
電流源12は、入力電圧VINの印加端とLED発光部20(より具体的には、LED20(1)のアノード)との間に接続されており、LED発光部20に供給するための駆動電流ILEDを生成する。なお、本図では、電流源12をLED発光部20の上流側に設けているが、これとは逆に、電流源12をLED発光部20の下流側に設けることも可能である。また、本図では、制御部11と電流源12とを別個独立に設けているが、双方を単一の半導体装置に集積化することも可能である。
以下では、制御部11によるLED点灯数及びLED点灯位置の可変制御について、図2〜図4を参照しながら具体的に説明する。
図2は、LED発光部20の第1駆動例を示す状態遷移図であり、特に、1Vf≦VIN<2Vfである場合の挙動が示されている。1Vf≦VIN<2Vfである場合には、LED20(1)〜20(n)のうち、いずれか1つのみを点灯させることができる。ここで、制御部11は、(a)欄〜(c)欄で示すように、点灯対象となるLEDを時分割で変化させるように、各LED相互間の接続状態を切り替えていく。
より具体的に述べると、(a)欄では、LED20(1)のカソードが接地端に接続されて、他のノードがいずれもオープンとされている。このような接続により、駆動電流ILEDがLED20(1)のみに流れるので、LED20(1)のみが点灯される。
また、(b)欄では、LED20(2)のアノードが電流源12の出力端(LED20(1)のアノード)に接続されて、LED20(2)のカソードが接地端に接続されて、他のノードがいずれもオープンとされている。このような接続により、駆動電流ILEDがLED20(2)のみに流れるので、LED20(2)のみが点灯される。
また、(c)欄では、LED20(n)のアノードが電流源12の出力端(LED20(1)のアノード)に接続されて、LED20(n)のカソードが接地端に接続されて、他のノードがいずれもオープンとされている。このような接続により、駆動電流ILEDがLED20(n)のみに流れるので、LED20(n)のみが点灯される。
なお、LED20(3)〜20(n−1)のいずれか一つを点灯する場合には、上記の例示に倣い、点灯対象となるLED20(x)(ただし、x=3,4,…,(n−1))のアノードが電流源12の出力端(LED20(1)のアノード)に接続されて、LED20(x)のカソードが接地端に接続されて、他のノードがいずれもオープンとされるように、各LED相互間の接続状態を切り替えればよい。
このように、1Vf≦VIN<2Vfである場合、制御部11は、LED20(1)〜20(n)を1つずつ点灯させていく。各LEDの点灯順序は任意であり、例えば、LED発光部20の上流側から下流側(または下流側から上流側)に向けて点灯対象のLEDを順次切り替えてもよいし、或いは、乱数的に点灯対象のLEDを切り替えてもよい。
図3は、先の図2と同じく、LED発光部20の第1駆動例を示す状態遷移図であり、特に、2Vf≦VIN<3Vfである場合の挙動が示されている。2Vf≦VIN<3Vfである場合には、LED20(1)〜20(n)のうち、いずれか2つずつを同時に点灯させることができる。ここで、制御部11は、(a)欄〜(c)欄で示すように、点灯対象となる2つのLEDを時分割で変化させるように、各LED相互間の接続状態を切り替えていく。
より具体的に述べると、(a)欄では、LED20(2)のカソードが接地端に接続されて、他のノードがいずれもオープンとされている。このような接続により、駆動電流ILEDがLED20(1)及びLED20(2)に流れるので、LED20(1)及びLED20(2)が同時に点灯される。
また、(b)欄では、LED20(3)のアノードが電流源12の出力端(LED20(1)のアノード)に接続されて、LED20(4)のカソードが接地端に接続されて、他のノードがいずれもオープンとされている。このような接続により、駆動電流ILEDがLED20(3)及びLED20(4)に流れるので、LED20(3)及びLED20(4)が同時に点灯される。
また、(c)欄では、LED20(n−1)のアノードが電流源12の出力端(LED20(1)のアノード)に接続されて、LED20(n)のカソードが接地端に接続されて、他のノードがいずれもオープンとされている。このような接続により、駆動電流ILEDがLED20(n−1)及びLED20(n)に流れるので、LED20(n−1)及びLED20(n)が同時に点灯される。
このように、2Vf≦VIN<3Vfである場合、制御部11は、LED20(1)〜20(n)を2つずつ点灯させていく。なお、先と同じく各LEDの点灯順序は任意である。また、本図の例では、点灯対象となる2つのLEDが互いに隣接している場合を描写したが、両LEDの相対位置はこれに限定されるものではなく、点灯対象となる2つのLEDが互いに離れていても構わない。
図4は、入力電圧VINとLED点灯状態との関係を示すタイミングチャートであり、入力電圧VINの変動挙動とLED20(1)〜20(6)の点灯状態(図示の便宜上、n=6とし、ハイレベルをオン(点灯)、ローレベルをオフ(消灯)とする)が描写されている。なお、本図では、時刻t1〜t14に亘り、入力電圧VINが0Vから6Vfを上回る電圧レベルまで上昇した後、再び0Vまで低下していく様子が描写されている。
時刻t1〜t2(状態A)では、入力電圧VINが最も低い状態であり、0≦VIN<1Vfとなっている。従って、制御部11は、LED20(1)〜20(6)を1つも点灯させることができない。
時刻t2〜t3(状態B)では、入力電圧VINが上昇して、1Vf≦VIN<2Vfとなっている。従って、制御部11は、点灯対象となるLEDを周期T毎に変化させながら、LED20(1)〜20(6)を1つずつ順次点灯させていく(先の図2を参照)。本図では、時刻t2〜t3に亘って、LED20(1)→LED20(2)→LED20(3)の順で、点灯対象となるLEDが切り替えられている。
時刻t3〜t4(状態C)では、入力電圧VINがさらに上昇して、2Vf≦VIN<3Vfとなっている。従って、制御部11は、点灯対象となるLEDを周期T毎に変化させながら、LED20(1)〜20(6)を2つずつ順次点灯させていく(先の図3を参照)。本図では、時刻t3〜t4に亘って、LED20(4)及び20(5)→LED20(6)及び20(1)→LED20(2)及び20(3)→LED20(4)及び20(5)の順で、点灯対象となるLEDが切り替えられている。
上記したように、状態Cでは、その直前にLED20(3)が点灯対象とされていたことに鑑み、LED20(3)に隣接するLED20(4)及び20(5)が最初の点灯対象として選択されている。このような選択手法によれば、点灯対象となるLEDをシームレスに切り替えていくことが可能となる。
時刻t4〜t5(状態D)では、入力電圧VINがさらに上昇して、3Vf≦VIN<4Vfとなっている。従って、制御部11は、点灯対象となるLEDを周期T毎に変化させながら、LED20(1)〜20(6)を3つずつ順次点灯させていく。本図では、時刻t4〜t5に亘り、LED20(6)及び20(1)〜20(2)→LED20(3)〜20(5)→LED20(6)及び20(1)〜20(2)→LED20(3)〜20(5)の順で、点灯対象となるLEDが切り替えられている。
時刻t5〜t6(状態E)では、入力電圧VINがさらに上昇して、4Vf≦VIN<5Vfとなっている。従って、制御部11は、点灯対象となるLEDを周期T毎に変化させながら、LED20(1)〜20(6)を4つずつ順次点灯させていく。本図では、時刻t5〜t6に亘り、LED20(6)及び20(1)〜20(3)→LED20(4)〜20(6)及び20(1)→LED20(2)〜20(5)→LED20(6)及び20(1)〜20(3)の順で、点灯対象となるLEDが切り替えられている。
時刻t6〜t7(状態F)では、入力電圧VINがさらに上昇して、5Vf≦VIN<6Vfとなっている。従って、制御部11は、点灯対象となるLEDを周期T毎に変化させながら、LED20(1)〜20(6)を5つずつ順次点灯させていく。本図では、時刻t6〜t7に亘って、LED20(4)〜20(6)及び20(1)〜20(2)→LED20(3)〜20(6)及び20(1)→LED20(2)〜20(6)→LED20(1)〜20(5)→LED20(6)及び20(1)〜20(4)の順で点灯対象となるLEDが切り替えられている。
時刻t7〜t8(状態G)では、入力電圧VINがさらに上昇して、VIN≧6Vfとなっている。従って、制御部11は、LED20(1)〜20(6)を6つ全て点灯させることができる。
一方、時刻t8〜t14では、入力電圧VINが低下に転じ、VIN<6Vfとなっている。従って、制御部11は、LED点灯数及びLED点灯位置の可変制御を再開する。このとき、状態A〜Gは、図示の順序で変遷していく(G→F→E→D→C→B→A)。
上記したように、制御部11は、入力電圧VINの変動に応じてLED20(1)〜20(n)の点灯数kを増減しつつ、0<k<nであるとき(すなわち全消灯状態と全点灯状態以外)には、点灯対象となるLEDを時分割(周期T)で変化させるように、各LED相互間の接続状態を切り替える機能を備えている。
図5は、第1実施形態における入力電圧VINと消費電力Pとの関係を示す図である。本図で示すように、LED照明機器1の消費電力Pは、入力電圧VINの変動に合わせて周期的に増減する形となる。これは、既存の白熱電球に似た挙動であると言える。なお、LED点灯数の可変動作に伴い、LED発光部20全体の輝度には周期的な揺らぎが生じるが、この揺らぎは人間の目で視認されるものではない。
図6は、第1実施形態の採用に伴う回路規模の縮小効果を説明するためのブロック図である。(a)欄のLED照明機器100は、LED発光部120に含まれるLED全てを一定の輝度で同時点灯するための手段として、全波整流器130とLED駆動装置110との間に、昇圧型DC/DCコンバータ140やフィルタ回路150を必要とする。
一方、(b)欄で示す本実施形態のLED照明機器1は、LED発光部20に含まれるLED全てを一定の輝度で同時点灯することに固執せず、入力電圧VINの変動に応じて点灯可能なものだけを一定の輝度で点灯する構成とされている。このような構成とすることにより、昇圧型DC/DCコンバータ140やフィルタ回路150が不要となるので、LED照明機器1のコストダウンを実現することが可能となる。
また、先にも述べたように、本実施形態のLED照明機器1では、LED20(1)〜20(n)の全消灯時と全点灯時以外、点灯対象となるLEDが時分割で時々刻々と変化される。このような構成とすることにより、LED20(1)〜20(n)を均一に駆動することができるので、LED発光部20全体を偏りなく発光させることが可能となる。
<第2実施形態>
図7は、LED照明機器1の第2実施形態を示す図である。第2実施形態は、先出の第1実施形態(図1)とほぼ同様の構成であるが、制御部11に対して、電流源12の出力端、並びに、LED20(1)〜20(n)それぞれのアノード及びカソードが、それぞれ別個独立に接続されている点に特徴を有している。以下では、第2実施形態を採用することによりその実施が可能となるLED20(1)〜20(n)の第2駆動例について、図8を参照しながら詳細に説明する。
図8は、LED発光部20の第2駆動例を示す状態遷移図である。1Vf≦VIN<2Vfである場合、制御部11は、(a)欄の上段で示したように、LED20(1)〜20(n)のアノードをいずれも電流源12の出力端に接続すると共に、LED20(1)〜20(n)のカソードをいずれも接地端に接続する。このとき、LED20(1)〜20(n)は、(a)欄の下段で示したように、定電流源12の出力端と接地端との間にn並列された状態となる。このような接続状態において、LED20(1)〜20(n)には、それぞれ、駆動電流ILEDの1/nが流れる。従って、低輝度ではあるものの、LED20(1)〜20(n)全てが点灯される。
また、2Vf≦VIN<3Vfである場合、制御部11は、(b)欄の上段で示したように、LED20(p)(ただしp=1,3,…,(n−1))のアノードをいずれも電流源12の出力端に接続するとともに、LED20(p)のカソードとLED20(p+1)のアノードを相互に接続し、さらに、LED20(p+1)のカソードをいずれも接地端に接続する。このとき、LED20(1)〜20(n)は、(b)欄の下段で示したように、定電流源12の出力端と接地端との間に2直列n/2並列された状態となる。このような接続状態において、LED20(1)〜20(n)には、それぞれ、駆動電流ILEDの2/nが流れる。従って、(a)欄で示した接続状態(n並列)と比べて2倍の輝度でLED20(1)〜20(n)全てが点灯される。
また、VIN≧n×Vfである場合、制御部11は、(c)欄の上段で示したように、LED20(1)のアノードを電流源12の出力端に接続すると共に、LED20(q)(ただしq=1,2,…,n−1)のカソードとLED20(q+1)のアノードを相互に接続し、さらに、LED20(n)のカソードを接地端に接続する。このとき、LED20(1)〜20(n)は、(c)欄の下段で示した通り、定電流源12の出力端と接地端との間にn直列された状態となる。このような接続状態において、LED20(1)〜20(n)には、それぞれ、駆動電流ILEDが流れる。従って、(a)欄で示した接続状態(n並列)と比べてn倍の輝度でLED20(1)〜20(n)全てが点灯される。
上記のように、制御部11は、n個(ただしn≧2)のLED20(1)〜20(n)を含むLED発光部20に供給される入力電圧VINの変動に応じて、LEDの直列数iと並列数j(ただしi≦nかつj=n/i)の双方を変化させるように、各LED相互間の接続状態を切り替える機能を備えている。
すなわち、本実施形態のLED照明機器1は、LED20(1)〜20(n)を入力電圧VINの変動に応じた輝度で全点灯する構成とされている。このような構成とすることにより、先の第1実施形態と同様、昇圧型DC/DCコンバータ140やフィルタ回路150が不要となるので、LED照明機器1のコストダウンを実現することが可能となる。また、本実施形態のLED照明機器1では、LED点灯数が可変制御されないので、LED発光部20全体を偏りなく発光させることが可能となる。
<第3実施形態>
図9は、LED照明機器1の第3実施形態を示す図である。本実施形態は、先出の第1実施形態(図1)とほぼ同様の構成であるが、全波整流器30の出力端(=制御部11の電源端)と接地端との間に、入力電圧VINを平滑化するための平滑キャパシタ40が接続されている点に特徴を有する。
このような構成とすることにより、入力電圧VINがゼロ値またはその近傍値まで低下することを防止して、フリッカの要因となるLED発光部20の意図しない周期的な消灯を解消することが可能となる(図10を参照)。
なお、先出の第2実施形態(図7)をベースとして、平滑キャパシタ40を追加することも当然に可能である。
<LED照明機器の具体的な適用例>
図11は、LED照明機器1の一適用例を示す外観図である。本図の(A)欄には、電球形LEDランプ1a、環形LEDランプ1b、及び、直管形LEDランプ1cが示されている。また、本図の(B)欄には、LEDシーリングライト1dが示されており、本図の(C)欄には、LEDダウンライト1eが示されている。ただし、これらの図示はあくまでも例示であり、LED照明機器1は、多種多様な形態で用いることが可能である。
<その他の変形例>
本明細書中に開示されている種々の技術的特徴は、上記実施形態のほか、その技術的創作の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えることが可能である。すなわち、上記実施形態は、全ての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきであり、本発明の技術的範囲は、上記実施形態の説明ではなく、特許請求の範囲によって示されるものであり、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内に属する全ての変更が含まれると理解されるべきである。
本発明は、複数のLEDを駆動するLED駆動装置に利用することが可能である。
1 LED照明機器
1a 電球形LEDランプ
1b 環形LEDランプ
1c 直管形LEDランプ
1d LEDシーリングライト
1e LEDダウンライト
10 LED駆動装置
11 制御部
12 電流源
20 LED発光部
20(1)〜20(n) LED
30 全波整流器(ダイオードブリッジ)
40 平滑キャパシタ
PW 商用交流電源

Claims (10)

  1. n直列(ただしn≧2)のLED[light emitting diode]を含むLED発光部に供給される入力電圧の変動に応じて前記LEDの点灯数kを増減しつつ0<k<nであるときには点灯対象となるLEDを時分割で変化させるように各LED相互間の接続状態を切り替える制御部を有することを特徴とするLED駆動装置。
  2. n個(ただしn≧2)のLEDを含むLED発光部に供給される入力電圧の変動に応じて前記LEDの直列数iと並列数j(ただしi≦nかつj=n/i)の双方を変化させるように各LED相互間の接続状態を切り替える制御部を有することを特徴とするLED駆動装置。
  3. 前記LED発光部に駆動電流を供給する電流源をさらに有することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のLED駆動装置。
  4. 前記制御部は、前記駆動電流の監視結果に応じて前記電流源を制御することを特徴とする請求項3に記載のLED駆動装置。
  5. 請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載のLED駆動装置と、
    前記LED駆動装置によって駆動されるLED発光部と、
    を有することを特徴とするLED照明機器。
  6. 前記LED発光部に含まれる複数のLEDは、それぞれ、直列ないし並列に接続されたLED素子群であることを特徴とする請求項5に記載のLED照明機器。
  7. 交流電圧を整流して前記入力電圧を生成する整流器をさらに有することを特徴とする請求項5または請求項6に記載のLED照明機器。
  8. 前記整流器は、前記交流電圧を全波整流して前記入力電圧を生成するダイオードブリッジであることを特徴とする請求項7に記載のLED照明機器。
  9. 前記入力電圧を平滑化する平滑キャパシタをさらに有することを特徴とする請求項5〜請求項8のいずれか一項に記載のLED照明機器。
  10. 電球形LEDランプ、環形LEDランプ、直管形LEDランプ、LEDシーリングライト、または、LEDダウンライトとして用いられることを特徴とする請求項5〜請求項9のいずれか一項に記載のLED照明機器。
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