JP2016143331A - プロセス管理プログラム、プロセス管理方法及びプロセス管理装置 - Google Patents

プロセス管理プログラム、プロセス管理方法及びプロセス管理装置 Download PDF

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Abstract

【課題】自動的にプロセスを変更することが可能なプロセス管理プログラム、プロセス管理方法及びプロセス管理装置を提供する。【解決手段】外部システムから受け付けた情報が所定条件を満たすか否かを判定し、所定条件を満たす場合に、実行中の第一のプロセスの遷移先である第二のプロセスを定義したプロセス制御定義情報を記憶した記憶部を参照し、実行するプロセスを第一のプロセスから第二のプロセスへ変更する。【選択図】図1

Description

本発明は、プロセス管理プログラム、プロセス管理方法及びプロセス管理装置に関する。
近年では、業務の流れ(ビジネスプロセス)の管理等を行うBPMS(Business Process Management System)が知られている。このBPMSでは、ビジネスプロセスモデリング表記法(Business Process Model and Notation;BPMN)によりプロセスのフローが記述されており、記述された通りにプロセスが実行される。
特開2012−79289号公報 国際公開第2008/111428号 国際公開第2009/096519号 特表2007−526535号公報
従来のBPMSでは、プロセスは、実行が開始されると記述された通りにしか動作しない。このため、例えば何らかの外部要因が発生し、処理内容を変更したい場合でも、開始したプロセスを変更することができない。
また、従来のBPMSでは、プロセスの変更に備えてフロー中に分岐条件を記述することができるが、条件が複雑になるにつれてプロセスのフローも複雑になり、管理が煩雑になる。
開示の技術は、自動的にプロセスを変更することが可能なプロセス管理プログラム、プロセス管理方法及びプロセス管理装置を提供することを目的としている。
一様態によれば、外部システムから受け付けた情報が所定条件を満たすか否かを判定し、前記所定条件を満たす場合に、実行中の第一のプロセスの遷移先である第二のプロセスを定義したプロセス制御定義情報を記憶した記憶部を参照し、実行するプロセスを前記第一のプロセスから前記第二のプロセスへ変更する、処理をコンピュータに実行させる。
上記各処理は、上記各処理を実現する機能部、上記各処理を手順としてコンピュータにより実行させる方法、プログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体とすることもできる。
自動的にプロセスを変更できる。
プロセス管理装置におけるプロセスの変更について説明する図である。 本実施形態の主なプログラム構成を説明する図である。 本実施形態の主なプログラム構成を説明する図である。 プロセス管理装置の機能を説明する図である。 プロセス定義データベースの一例を示す図である。 プロセス実行履歴データベースの一例を示す図である。 プロセス制御定義データベースの一例を示す図である。 遷移履歴データベースの一例を示す図である。 監視処理部の処理を説明する第一のフローチャートである。 監視処理部の処理を説明する第二のフローチャートである。 監視処理部の処理を説明する第三のフローチャートである。 イベントの発生を通知する通知画面の例を示す図である。 イベントの発生を通知する通知画面の他の例を示す図である。 イベントの検索を行う検索画面の一例を示す図である。 プロセス管理システムを説明する図である。
以下に図面を参照して実施形態について説明する。図1は、プロセス管理装置におけるプロセスの変更について説明する図である。図1(A)は、プロセスの設計時の状態を示す図であり、図1(B)は、実行するプロセスの変更を説明する図である。
本実施形態のプロセス管理装置100は、図1(A)に示すように、設計時にプロセスを定義するプロセス定義情報10と、プロセスの変更を制御するプロセス制御定義情報20とが予め格納されている。
プロセス定義情報10は、プロセスと、プロセスに含まれるアクティビティとの対応付けを示す情報を含む。プロセスとは、業務の流れを示すものであり、アクティビティとは、プロセス内において実施される作業(処理)を示すものである。
プロセス制御定義情報20は、プロセスを変更する条件と、変更前のプロセスと変更後のプロセスとの対応付けを示す情報とが含まれる。プロセス定義情報10とプロセス制御定義情報20の詳細は後述する。
図1に示すプロセスは、例えば飛行機のチケットの予約業務を実現するものである。図1(A)に示すプロセスAは、飛行機のチケットの予約から、チケットを予約した利用者の搭乗までの業務を実行するものであり、プロセスBは予約のキャンセルの業務を実行するものである。
プロセスAは、4つのアクティビティ31〜34を含む。プロセスAにおいて、アクティビティ31は予約を取る処理を示しており、アクティビティ32は入金手続きの処理を示しており、アクティビティ33はチケットを発券する処理を示しており、アクティビティ34は搭乗手続きの作業を示している。
プロセスBには2つのアクティビティ41、42が含まれる。プロセスBにおいて、アクティビティ41は予約のキャンセルを行う作業を示し、アクティビティ42はチケット代の払い戻しを行う作業を示している。
本実施形態では、例えばプロセス管理装置100において、予約の取得要求が入力されると、プロセスAの実行が開始され、チケットの予約から搭乗手続きまでの処理が実行される。また、本実施形態のプロセス管理装置100において、予約のキャンセル要求が入力されると、プロセスBの実行が開始され、予約のキャンセルと払い戻しの処理が実行される。
次に、図1(B)を参照して、プロセスの変更について説明する。
本実施形態のプロセス管理装置100は、プロセスを変更する条件を満たすイベントが発生したか否かを監視している。そして、プロセス管理装置100は、該当するイベントが検出された場合に、プロセス制御定義情報20にしたがって実行中のプロセスを中断し、他のプロセスを実行する。すなわち、プロセス管理装置100は、実行するプロセスを、実行中のプロセスから他のプロセスへ変更させる。
図1(B)では、プロセスAの実行中にイベントが発生し、実行するプロセスをプロセスAからプロセスBに変更した場合を示している。
本実施形態のプロセス管理装置100は、プロセス制御定義情報20に含まれる条件を満たすイベントが外部要因により発生したか否かを監視する(ステップS1)。プロセス管理装置100、例えばプロセスAのアクティビティ33の実行前に、イベントを検出すると(ステップS2)、プロセスAの実行を中断し、プロセス制御定義情報20においてプロセスAからの遷移先のプロセスとして対応付けられたプロセスBを起動する(ステップS3)。このとき、プロセス管理装置100は、プロセスAにおいて取得したデータをプロセスBに渡し、プロセスBにデータを引き継がせる。
尚、図1(B)では、プロセスの変更する条件を満たすイベントを、例えば台風の接近等とした。台風の接近とは、すなわち飛行機の運休を示す。
したがって、図1(B)では、プロセスAを実行して飛行機のチケットを発券する前に、飛行機の運休を検出し、チケットの予約をキャンセルするプロセスBへ自動的に遷移させる。このため、図1(B)では、運休となる飛行機のチケットによる搭乗手続きを行う前に、自動的に予約したチケットをキャンセルし、払い戻しの処理まで実行することができる。このように、本実施形態では、外部要因によるイベントが発生した場合に、自動的にプロセスを変更できる。
図2は、本実施形態の主なプログラム構成を説明する図である。本実施形態は、主なプログラムとして、BPM(Business Process Management)プログラム200、監視プログラム300を有する。
本実施形態のBPMプログラム200は、業績を最適化するための補助となる一連のプロセスを実行するプログラムである。BPMプログラム200は、プロセスの実行を開始すると、プロセスに含まれるアクティビティを後述する外部システムに実行させる。本実施形態のBPMプログラム200は、監視プログラム300によって制御される。
本実施形態の監視プログラム300は、プロセスを変更する条件を満たすイベントが発生したか否かを監視し、該当するイベントが発生した場合に、BPMプログラム200を制御して、実行中のプロセスを中断し、他のプロセスを起動させる。
本実施形態のBPMプログラム200と監視プログラム300とは、それぞれが独立した装置に実装されていても良いし、それぞれが1つの装置に実装されていても良い。また、本実施形態のBPMプログラム200と監視プログラム300とは、プロセス管理プログラム400として1つの装置に実装されても良い。
以下の実施形態の説明では、BPMプログラム200と監視プログラム300とが、プログラム管理プログラムとしてプロセス管理装置100に実装された場合について説明する。
図3は、プロセス管理装置のハードウェア構成の一例を示す図である。本実施形態のプロセス管理装置100は、それぞれバスBで相互に接続されている入力装置1、出力装置2、ドライブ装置3、補助記憶装置4、メモリ装置5、演算処理装置6及びインターフェース装置7を有する。
入力装置1は、例えばマウスやキーボードであり、各種の情報を入力するために用いられる。出力装置2は、例えばディスプレイ等であり、各種信号の表示(出力)に用いられる。インターフェース装置7は、モデム,LANカード等を含み、ネットワークに接続する為に用いられる。
プロセス管理プログラム400は、プロセス管理装置100を制御する各種プログラムの少なくとも一部である。プロセス管理プログラム400は例えば記録媒体8の配布やネットワークからのダウンロードなどによって提供される。プロセス管理プログラム400を記録した記録媒体8は、CD−ROM、フレキシブルディスク、光磁気ディスク等の様に情報を光学的,電気的或いは磁気的に記録する記録媒体、ROM、フラッシュメモリ等の様に情報を電気的に記録する半導体メモリ等、様々なタイプの記録媒体を用いることができる。
また、プロセス管理プログラム400を記録した記録媒体8がドライブ装置3にセットされると、プロセス管理プログラム400は記録媒体8からドライブ装置3を介して補助記憶装置4にインストールされる。ネットワークからダウンロードされたプロセス管理プログラム400は、インターフェース装置7を介して補助記憶装置4にインストールされる。
補助記憶装置4は、インストールされたプロセス管理プログラム400を格納すると共に、必要なファイル、データ等を格納する。メモリ装置5は、コンピュータの起動時に補助記憶装置4からプロセス管理プログラム400を読み出して格納する。そして、演算処理装置6はメモリ装置5に格納された各プログラムに従って、後述するような各種処理を実現している。
次に、図4を参照して本実施形態のプロセス管理装置100の機能について説明する。図4は、プロセス管理装置の機能を説明する図である。
本実施形態のプロセス管理装置100は、プロセス定義データベース110、プロセス実行履歴データベース120、プロセス制御定義データベース130、遷移履歴データベース140を有する。
プロセス定義データベース110には、プロセス定義情報10が格納されている。プロセス実行履歴データベース120には、プロセスの実行履歴情報が格納されている。プロセス制御定義データベース130には、プロセス制御定義情報20が格納されている。遷移履歴データベース140には、プロセスを変更した際の遷移履歴情報が格納されている。各データベースの詳細は後述する。
また、本実施形態のプロセス管理装置100は、ユーザインターフェース部150、BPMエンジン部160、監視処理部170を有する。
本実施形態のユーザインターフェース部150は、実行されるアクティビティに応じた画面(ユーザインターフェース)を表示させる。
本実施形態のBPMエンジン部160は、プロセス管理装置100の演算処理装置6がBPMプログラム200を実行することで実現される。本実施形態の監視処理部170はプロセス管理装置100の演算処理装置6が監視プログラム300を実行することで実現される。
本実施形態のBPMエンジン部160は、プロセス定義データベース110を参照し、記述されたプロセスにしたがって、外部システム500に定義されたアクティビティを実行させる。本実施形態の外部システム500は、例えば航空機の予約やキャンセルを行うシステムや、入金や払い戻しを行うシステム等である。
また、本実施形態のBPMエンジン部160は、プロセスが実行されると、プロセスの実行履歴情報をプロセス実行履歴データベース120に格納する。また、本実施形態のBPMエンジン部160は、監視処理部170からの指示に応じて、実行中のプロセスを中断し、他のプロセスの実行を開始する。すなわち、BPMエンジン部160は、監視処理部170からの指示応じて実行するプロセスを変更する。
本実施形態の監視処理部170は、イベント収集・判定処理部171と、BPM制御処理部172と、通知制御処理部173と、を有する。
本実施形態のイベント収集・判定処理部171は、外部イベントデータベース600を監視し、プロセス制御定義データベース130に格納された、プロセスを変更する条件を満たすイベントが発生したか否かを判定する。尚、本実施形態の外部イベントデータベース600は、例えば気象情報が格納されたデータベースや、交通情報が格納されているデータベース等であり、プロセス管理装置100の外部で発生している事象(イベント)に関する情報が格納されたデータベースである。尚、図4の例では、外部イベントデータベース600を1つのデータベースとしたが、これに限定されない。外部イベントデータベース600は、イベントの種類に応じて複数設けられていても良い。
BPM制御処理部172は、プロセスを変更する条件を満たすイベントが検出された場合に、BPMエンジン部160に通知して実行するプロセスを変更させる。具体的には、BPM制御処理部172は、プロセス制御定義データベース130を参照し、変更先(遷移先)として起動されるプロセスと、実行中のプロセスから変更先のプロセスへ引き継ぐデータとをBPMエンジン部160に通知する。
通知制御処理部173は、プロセスを変更する条件を満たすイベントが発生した際に、イベントの発生を通知する。また、通知制御処理部173は、実行するプロセスを変更した際に、プロセスの遷移履歴情報を遷移履歴データベース140へ格納する。
次に、図5乃至8を参照して本実施形態のプロセス管理装置100の有する各データベースについて説明する。
図5は、プロセス定義データベースの一例を示す図である。本実施形態のプロセス定義データベース110は、プロセス一覧テーブル111、アクティビティ定義テーブル112、プロセス定義テーブル113を含む。
プロセス一覧テーブル111は、プロセスの一覧を示すものであり、情報の項目として、プロセスIDと、プロセス名を有する。図5の例では、プロセスID「001」のプロセス名が「航空券予約キャンセル」であり、プロセスID「003」のプロセス名が「航空券予約使用」である。
アクティビティ定義テーブル112は、プロセスに含まれるアクティビティを定義するものである。アクティビティ定義テーブル112は、情報の項目として、プロセスID、アクティビティID、アクティビティ名、ユーザインターフェース、外部システムを有する。項目「アクティビティID」の値は、アクティビティIDであり、項目「アクティビティ名」の値はアクティビティ名である。
項目「ユーザインターフェース」の値は、対応するアクティビティIDを実行する際に、ユーザインターフェース部150が表示させるユーザインターフェースを特定する識別子である。項目「外部システム」の値は、対応するアクティビティを実行する外部システム500を特定する外部システム500の識別子である。
図5の例では、プロセスID「001」、アクティビティID「001」の、アクティビティ名は「キャンセル」であり、予約キャンセルの処理を行う外部システム500の識別子は003である。
また、プロセスID「003」、アクティビティID「001」の、アクティビティ名は「予約」であり、ユーザインターフェース「001」で特定される予約画面がユーザインターフェースとして表示される。ここで、予約画面は、例えば外部システム500において、航空券の予約をするユーザに対して表示されても良い。
プロセス定義テーブル113は、プロセス毎に管理する情報を示す。プロセス定義テーブル113は、情報の項目として、プロセスID、属性ID、型、名前、初期値を有する。
項目「属性ID」の値は、管理される情報の属性を特定する識別子である。項目「型」の値は、属性の情報の型を示す。項目「名前」の値は、情報の名称を示す。項目「初期値」の値は、属性の値(以下、属性値と呼ぶ)の初期値を示す。
プロセス定義テーブル113では、項目「属性ID」の値と、その他の項目の値とが対応付けられており、項目「属性ID」の値と、その他の項目の値を含む情報をプロセスデータ定義情報と呼ぶ。
図5では、例えばプロセスID「001」には、属性ID「001」〜「003」で特定される情報が管理される。プロセスID「001」における属性ID「001」の型は、文字型(テキストデータ)であり、情報の名称は「利用者ID」である。
次に、図6を参照し、プロセス実行履歴データベース120について説明する。図6は、プロセス実行履歴データベースの一例を示す図である。
本実施形態のプロセス実行履歴データベース120は、プロセスインスタンス情報テーブル121と、プロセスインスタンスデータテーブル122とを有する。
プロセスインスタンス情報テーブル121は、情報の項目として、プロセスID、インスタンスID、ステータス、実行中アクティビティID、実行ユーザIDを有する。項目「インスタンスID」の値は、プロセス定義に則って実行される処理であるプロセスインスタンスを特定する識別子である。
項目「ステータス」の値は、対応するアクティビティの状態を示す。具体的には、アクティビティが実行中であるか否かを示す。項目「実行中アクティビティID」の値は、実行中のアクティビティIDを示す。項目「実行ユーザID」の値は、アクティビティによる処理対象となるユーザを示している。
プロセスインスタンス情報テーブル121では、項目「インスタンスID」の値と、その他の項目の値とが対応付けられており、項目「インスタンスID」の値と、その他の項目の値とを含む情報をプロセスインスタンス情報と呼ぶ。
図6の例では、プロセスID「003」において、ユーザ「User3」を対象として、アクティビティID「002」を実行中であり、この処理をインスタンスID「003」としている。
プロセスインスタンスデータテーブル122は、情報の項目として、プロセスID、インスタンスID、属性ID、属性値を有する。項目「属性値」の値は、属性IDにより特定される属性値を示す。
プロセスインスタンスデータテーブル122では、項目「インスタンスID」の値と、その他の項目の値とが対応付けられており、項目「インスタンスID」の値と、その他の項目の値とを含む情報をプロセスインスタンスデータと呼ぶ。
次に、図7を参照し、プロセス制御定義データベース130について説明する。図7は、プロセス制御定義データベースの一例を示す図である。
本実施形態のプロセス制御定義データベース130は、監視ルールテーブル131、アクティビティ遷移定義テーブル132、マッピング定義テーブル133を有する。
監視ルールテーブル131は、プロセスの変更を行う条件を示す。監視ルールテーブル131は、情報の項目として、ルールID、遷移条件を有する。
項目「ルールID」の値は、条件を特定する識別子である。項目「遷移条件」の値は、プロセスを変更する条件を示す。以下の本実施形態の説明では、プロセスを変更する条件を遷移条件と呼ぶ。
アクティビティ遷移定義テーブル132は、プロセスが変更された際に起動されるプロセス及びアクティビティを示している。以下の実施形態の説明では、プロセスが変更されて他のプロセスを起動させることを、「プロセスが他のプロセスへ遷移する」と表現する。また、以下の実施形態の説明では、変更前に実行されていたプロセスを遷移元プロセスと呼び、遷移元プロセスにおいて実行中であったアクティビティを遷移元アクティビティと呼ぶ。また、以下の実施形態の説明では、プロセスが他のプロセスに遷移した際に起動されるプロセスを遷移先プロセスと呼び、遷移先プロセスにおいて実行されるアクティビティを遷移先アクティビティと呼ぶ。
アクティビティ遷移定義テーブル132は、情報の項目として、ルールID、遷移元プロセスID、遷移元アクティビティID、遷移先プロセスID、遷移先アクティビティID、マッピングIDを有する。
項目「遷移元プロセスID」の値は、遷移元プロセスのプロセスIDを示す。項目「遷移元アクティビティID」の値は、遷移元アクティビティのアクティビティIDを示す。項目「遷移先プロセスID」の値は、遷移先プロセスのプロセスIDを示す。項目「遷移先アクティビティID」の値は、遷移先アクティビティのアクティビティIDを示す。項目「マッピングID」の値は、後述するマッピングIDを示す。
アクティビティ遷移定義テーブル132では、項目「ルールID」の値と、その他の項目の値とが対応付けられている。以下の実施形態の説明では、項目「ルールID」の値と、その他の項目の値とを含む情報をアクティビティ遷移定義情報と呼ぶ。本実施形態のアクティビティ遷移定義情報は、項目「ルールID」、「遷移元プロセスID」、「遷移元アクティビティID」の組合せで一意に特定される。
図7では、プロセスID「003」のプロセスにおけるアクティビティID「002」のアクティビティの実行中に、ルールID「001」の遷移条件を満たすイベントが発生した場合、実行するプロセスがプロセスID「001」のプロセスに遷移する。そしてプロセスID「001」において、アクティビティID「001」のアクティビティが実行される。
マッピング定義テーブル133は、遷移先のプロセスに引き継ぐ属性値を示している。すなわち、マッピング定義テーブル133は、遷移元のプロセスから遷移先のプロセスへ引き継ぐ情報を示している。すなわち、マッピング定義テーブル133は、遷移元のプロセスから遷移先のプロセスへ送るデータの種別情報が格納されている。
マッピング定義テーブル133は、情報の項目として、マッピングID、遷移元プロセスID、遷移元属性ID、遷移先プロセスID、遷移先属性IDを有する。マッピング定義テーブル133では、項目「マッピングID」の値と、その他の項目の値とが対応付けられている。以下の説明では、項目「マッピングID」の値と、その他の項目の値とを含む情報をマッピング定義情報と呼ぶ。
項目「マッピングID」の値は、マッピング定義情報を特定するための識別子である。項目「遷移元属性ID」の値は、遷移元プロセスIDのプロセスと対応付けられた属性IDを示す。項目「遷移先属性ID」の値は、遷移先プロセスIDのプロセスと対応付けられた属性IDを示す。
次に、図8を参照して、遷移履歴データベース140について説明する。図8は、遷移履歴データベースの一例を示す図である。
本実施形態の遷移履歴データベース140には、イベント発生履歴テーブル141、遷移履歴テーブル142、コピー履歴テーブル143が含まれる。
イベント発生履歴テーブル141は、遷移条件を満たすイベントの発生履歴を示す。イベント発生履歴テーブル141は、情報の項目として、イベントID、イベント発生日時、ルールIDを有し、項目「イベントID」の値と、その他の項目の値とが対応付けられている。以下の説明では、項目「イベントID」の値と、その他の項目の値とを含む情報をイベント発生履歴情報と呼ぶ。
項目「イベントID」の値は、発生したイベントを識別する識別子である。項目「イベント発生日時」の値は、イベントが発生した日時である。
遷移履歴テーブル142は、発生したイベント毎のプロセスの遷移履歴を示す。遷移履歴テーブル142は、情報の項目として、イベントID、遷移元インスタンスID、遷移元アクティビティID、遷移先インスタンスID、遷移先アクティビティIDを有する。
コピー履歴テーブル143は、プロセスの遷移における属性値の引き継ぎを示している。コピー履歴テーブル143は、情報の項目として、イベントID、マッピングID、遷移元インスタンスID、遷移元属性ID、遷移元属性値、遷移先インスタンスID、遷移先属性ID、遷移先属性値を有する。
項目「遷移元属性値」の値は、遷移元インスタンスIDのプロセスと対応する属性値の値である。項目「遷移先属性値」の値は、遷移先インスタンスIDのプロセスと対応する属性値の値である。
次に、図9乃至図11を参照して、本実施形態のプロセス管理装置100における監視処理部170の動作について説明する。
図9は、監視処理部の処理を説明する第一のフローチャートである。図9に示す処理は、監視処理部170のイベント収集・判定処理部171の処理である。図9に示す処理は、所定間隔毎に実行される処理である。
本実施形態の監視処理部170は、イベント収集・判定処理部171により、外部で発生したイベントの情報を取得する(ステップS91)。具体的にはイベント収集・判定処理部171は、例えば、所定間隔毎に各種のイベントの情報が格納された外部イベントデータベース600を参照し、イベントの情報を取得しても良い。また、イベント収集・判定処理部171は、外部イベントデータベース600から所定間隔毎に通知される各種のイベントの情報を取得しても良い。また、本実施形態のイベントの情報とは、イベントの内容を示す情報である。
続いて、イベント収集・判定処理部171は、プロセス制御定義データベース130の監視ルールテーブル131と、取得したイベントの情報とをつき合わせる(ステップS92)。続いて、イベント収集・判定処理部171は、監視ルールテーブル131において、イベントの情報と一致する遷移条件が存在するか否かを判定する(ステップS93)。
ステップS93において、該当する遷移条件が存在しない場合、イベント収集・判定処理部171は、処理を終了する。
ステップS93において、該当する遷移条件が存在する場合、イベント収集・判定処理部171は、監視ルールテーブル131から、該当する遷移条件と対応するルールIDを取得する。そして、イベント収集・判定処理部171は、BPM制御処理部172を起動させ、取得したルールIDをBPM制御処理部172へ渡し(ステップS94)、処理を終了する。
図10は、監視処理部の処理を説明する第二のフローチャートである。図10に示す処理は、監視処理部170のBPM制御処理部172の処理である。図10に示す処理は、イベント収集・判定処理部171がBPM制御処理部172を起動させる度に実行される処理である。
本実施形態の監視処理部170において、BPM制御処理部172は、アクティビティ遷移定義テーブル132を参照する。そして、BPM制御処理部172は、アクティビティ遷移定義テーブル132から、ルールIDの値がイベント収集・判定処理部171から受け取ったルールIDと一致するレコード(アクティビティ遷移定義情報)を取得する(ステップS1001)。
続いて、BPM制御処理部172は、ステップS1001で取得したアクティビティ遷移定義情報の数と同じ回数繰り返される、ステップS1003以降の処理を開始する(ステップS1002)。
BPM制御処理部172は、BPMエンジン部160を介してプロセスインスタンス情報テーブル121を検索し、下記のレコード(プロセスインスタンス情報)を取得する(ステップS1003)。より具体的には、BPM制御処理部172は、BPMエンジン部160が用意したAPI(Application Programming Interface)を介してプロセス実行履歴データベース120を参照し、プロセスインスタンス情報テーブル121を検索する。
ここで取得されるプロセスインスタンス情報は、プロセスIDが、ステップS1001で取得したアクティビティ遷移定義情報に含まれる遷移元プロセスIDと等しく、且つ、実行中アクティビティIDが、ステップS1001で取得したアクティビティ遷移定義情報に含まれる遷移元アクティビティIDと等しいものである。
続いて、BPM制御処理部172は、ステップS1003で取得したプロセスインスタンス情報の数と同じ回数繰り返される、ステップS1005以降の処理を開始する(ステップS1004)。
BPM制御処理部172は、ステップS1003で取得したプロセスインスタンス情報に含まれるステータスの値を「実行中」から「中断」と変更するように、BPMエンジン部160に要求する。BPMエンジン部160は、この要求を受けて、該当するステータスの値を「実行中」から「中断」とする(ステップS1005)。
続いて、BPM制御処理部172は、プロセスインスタンス情報テーブル121に対し、プロセスインスタンス情報を1件追加するように、BPMエンジン部160に要求する。BPMエンジン部160は、この要求を受けて、プロセスインスタンス情報テーブル121に対し、プロセスインスタンス情報を1件追加する(ステップS1006)。
尚、ここで追加されるプロセスインスタンス情報のインスタンスIDは、新たに付与されたものである。また、プロセスIDは、ステップS1001で取得したアクティビティ遷移定義情報に含まれる遷移先プロセスIDである。また、実行中アクティビティIDは、ステップS1001で取得したアクティビティ遷移定義情報に含まれる遷移先アクティビティIDである。また、ステータスは実行中であり、実行ユーザIDは、ステップS1003で取得したプロセスインスタンス情報に含まれる実行ユーザIDである。
続いて、BPM制御処理部172は、BPMエンジン部160を介してプロセス定義テーブル113を検索する。そして、BPM制御処理部172は、BPMエンジン部160により、プロセスIDが、ステップS1001で取得したアクティビティ遷移定義情報に含まれる遷移先プロセスIDと等しいレコード(プロセス定義情報)を取得する(ステップS1007)。
続いて、BPM制御処理部172は、ステップS1007で取得したプロセス定義情報の数と同じ回数繰り返される、ステップS1009以降の処理を開始する(ステップS1008)。
BPM制御処理部172は、プロセスインスタンスデータテーブル122に対し、プロセスインスタンスデータを1件追加するように、BPMエンジン部160に要求する。BPMエンジン部160は、この要求を受けて、プロセスインスタンスデータテーブル122に対し、プロセスインスタンス情報を1件追加する(ステップS1009)。
ここで追加されるプロセスインスタンスデータのプロセスIDは、ステップS1007で取得したプロセス定義情報に含まれるプロセスIDである。また、インスタンスIDは、ステップS1006で追加したプロセスインスタンス情報に含まれるインスタンスIDである。また、属性IDは、ステップS1007で取得したプロセス定義情報に含まれる属性IDであり、属性値は、ステップS1007で取得したプロセス定義情報に含まれる属性IDと対応する初期値である。
次に、BPM制御処理部172は、マッピング定義テーブル133において、以下のレコード(マッピング定義情報)を検索する(ステップS1010)。
ここで検索されるマッピング定義情報のマッピングIDは、ステップS1001で取得したアクティビティ遷移定義情報に含まれるマッピングIDである。また、遷移先プロセスIDは、ステップS1007で取得したプロセス定義情報に含まれるプロセスIDである。また、遷移先属性IDは、ステップS1007で取得したプロセス定義情報に含まれる属性IDである。
BPM制御処理部172は、マッピング定義テーブル133に該当するマッピング定義情報が存在するか否かを判定する(ステップS1011)。ステップS1011において、該当するマッピング定義情報が存在しない場合、BPM制御処理部172は、後述するステップS1014へ進む。
ステップS1011において、該当するマッピング定義情報が存在する場合、BPM制御処理部172は、BPMエンジン部160を介して、プロセスインスタンスデータテーブル122から、以下のレコード(プロセスインスタンスデータ)を検索する(ステップS1012)。
ここで検索されるプロセスインスタンスデータのインスタンスIDは、ステップS1003で取得したプロセスインスタンス情報に含まれるインスタンスIDである。プロセスIDは、ステップS1010の検索で得られたマッピング定義情報に含まれる遷移元プロセスIDである。属性IDは、ステップS1010の検索で得られたマッピング定義情報に含まれる遷移元属性IDである。
続いて、BPM制御処理部172は、ステップS1009で追加したプロセスインスタンスデータの属性値を、ステップS1012で検索されたプロセスインスタンスデータの属性値に更新するように、BPMエンジン部160に要求する。BPMエンジン部160は、この要求を受けて、該当するプロセスインスタンスデータの属性値に更新する(ステップS1013)。
続いて、BPM制御処理部172は、ステップS1007において開始された処理を終了する(ステップS1014)。続いて、BPM制御処理部172は、ステップS1014において開始された処理を終了する(ステップS1015)。続いて、BPM制御処理部172は、ステップS1002において開始された処理を終了する(ステップS1016)。
以上のように、本実施形態の監視処理部170では、遷移条件を満たすイベントの発生を検出すると、プロセス制御定義データベース130に基づき、実行中のプロセスを他のプロセスへ遷移させる。そして、監視処理部170は、プロセスの遷移により実行された他のプロセスの実行履歴が含まれるように、BPMエンジン部160に、プロセスインスタンス情報テーブル121と、プロセスインスタンスデータテーブル122とを更新させる。
以下に、図5乃至図7を参照し、図10で説明したBPM制御処理部172の処理を具体的に説明する。
ここでは、イベント収集・判定処理部171により、ルールID「001」のイベントが発生したものと判断された場合を示す。
この場合、BPM制御処理部172は、まず、アクティビティ遷移定義テーブル132から、ルールID「001」のアクティビティ遷移定義情報134を取得する(図7参照)。アクティビティ遷移定義情報134に含まれる遷移元プロセスIDは「003」であり、遷移元アクティビティIDは「002」である。また、アクティビティ遷移定義情報134に含まれる遷移先プロセスIDは「001」であり、遷移先アクティビティIDは「001」である。
続いて、BPM制御処理部172は、プロセスインスタンス情報テーブル121において、プロセスID「003」、実行中アクティビティID「002」のプロセスインスタンス情報123を、BPMエンジン部160を介して取得する(図6参照)。そして、BPM制御処理部172は、BPMエンジン部160により、プロセスインスタンス情報123のステータスを「実行中」から「中断」に変更する。
次に、BPM制御処理部172は、BPMエンジン部160により、プロセスインスタンス情報テーブル121に、プロセスインスタンス情報124を追加する。
追加されるプロセスインスタンス情報124のインスタンスIDは、新たに生成されたインスタンスID「00N」となる。また、プロセスインスタンス情報124のプロセスIDは、アクティビティ遷移定義情報134の遷移先プロセスIDである「001」となり、実行中アクティビティIDは、アクティビティ遷移定義情報134の遷移先アクティビティIDである「001」となる。
また、プロセスインスタンス情報124のステータスは「実行中」となり、実行ユーザIDは、プロセスインスタンス情報123に含まれる実行ユーザIDである「User3」となる。
次に、BPM制御処理部172は、BPMエンジン部160を介して、プロセス定義テーブル113から、プロセスIDが、アクティビティ遷移定義情報134に含まれる遷移先プロセスIDである「001」のプロセス定義情報を取得する。ここで取得されるプロセス定義情報は、プロセス定義情報114、115、116である(図5参照)。
BPM制御処理部172は、プロセス定義情報114、115、116のそれぞれについて、後述する処理を行う。まず、プロセス定義情報114について説明する。
BPM制御処理部172は、BPMエンジン部160により、プロセスインスタンスデータテーブル122に対し、プロセスインスタンスデータ161を追加する。
ここで、プロセスインスタンスデータ161のプロセスIDは、プロセス定義情報114に含まれるプロセスIDである「001」であり、インスタンスIDは、プロセスインスタンス情報124のインスタンスIDである「00N」である。また、プロセスインスタンスデータ161の属性IDは、プロセス定義情報114に含まれる属性IDである「001」であり、属性値は、プロセス定義情報114に含まれる初期値である「""」である。
次に、BPM制御処理部172は、マッピング定義テーブル133から、マッピングIDが「002」であり、遷移先プロセスIDが「001」であり、遷移先属性IDが「001」であるマッピング定義情報を検索し、マッピング定義情報135を得る。
尚、マッピング定義情報135のマッピングIDは、アクティビティ遷移定義情報134に含まれるマッピングIDであり、遷移先プロセスIDと遷移先属性IDは、プロセス定義情報114に含まれるプロセスIDと属性IDである。
次に、BPM制御処理部172は、プロセスインスタンスデータテーブル122において、インスタンスIDが「003」であり、プロセスIDが「003」であり、属性IDが「003」のプロセスインスタンスデータを、BPMエンジン部160を介して検索する。そして、BPM制御処理部172は、プロセスインスタンスデータ164を得る。
次に、BPM制御処理部172は、BPMエンジン部160により、プロセスインスタンスデータ161の属性値を、プロセスインスタンスデータ164の属性値に更新する。すなわち、プロセスインスタンスデータ161の属性値は、初期値「""」からプロセスインスタンスデータ164の属性値である「User3」に更新される。
本実施形態では、プロセス定義情報115、116についても同様の処理を行う。その結果、プロセスインスタンスデータテーブル122には、プロセスインスタンスデータ162、163が追加される。
以上のように、本実施形態では、プロセスがプロセスID「001」のプロセスから、プロセスID「003」のプロセスへ遷移した場合でも、遷移後のプロセスの実行履歴を生成する。
このように、本実施形態によれば、外部要因により、予め決められた遷移条件を満たすイベントが発生した場合に、自動的にプロセスを変更することができ、プロセスの管理に係る手間を低減することができる。
次に、図11を参照し、通知制御処理部173の処理について説明する。図11は、監視処理部の処理を説明する第三のフローチャートである。尚、本実施形態の通知制御処理部173は、BPM制御処理部172による処理が終了したあとに実行されても良い。
本実施形態の通知制御処理部173は、遷移条件を満たすイベントが発生すると、イベントIDを生成し、イベント発生履歴テーブル141を更新する(ステップS1101)。より具体的には、通知制御処理部173は、イベントIDを生成し、生成したイベントIDと、イベントが発生した日時と、イベントが満たす遷移条件と対応するルールIDとを対応付けたイベント発生履歴情報をイベント発生履歴テーブル141に格納する。
続いて、通知制御処理部173は、BPMエンジン部160を介して、プロセス実行履歴データベース120を参照し、遷移履歴テーブル142を更新する(ステップS1102)。具体的には、通知制御処理部173は、イベントIDと、遷移元プロセスIDと、遷移元アクティビティIDと、遷移先プロセスIDと遷移先アクティビティIDとを対応付けた遷移履歴情報を、遷移履歴テーブル142に格納する。
続いて、通知制御処理部173は、BPMエンジン部160を介して、プロセス実行履歴データベース120を参照する。また、通知制御処理部173は、プロセス制御定義データベース130を参照する。そして、通知制御処理部173は、コピー履歴テーブル143を更新する(ステップS1103)。具体的には、通知制御処理部173は、イベントIDと、マッピングIDと、遷移元インスタンスIDと、遷移元属性IDと、遷移元属性値と、遷移先インスタンスIDと遷移先属性IDと、遷移先属性値とを対応付けたコピー履歴情報を、コピー履歴テーブル143に格納する。
続いて、通知制御処理部173は、イベントが発生し、実行中のプロセスが中断され、他のプロセスに遷移したことを通知する通知画面の画面データを生成して表示させ(ステップS1104)、処理を終了する。尚、本実施形態では、通知画面を表示させるものとしたが、これに限定されない。例えば、他のプロセスに遷移したことを通知する際に、メールやメッセージ等を送信して通知しても良い。
以下に、図5乃至図8を参照して、本実施形態の通知制御処理部173の処理を具体的に説明する。
ここでは、ルールIDが「001」の遷移条件により、プロセスID「003」のプロセスが中断された場合について説明する。
通知制御処理部173は、イベントID「0111」を生成し、このイベントIDにルールID「001」と、イベント発生日時とを対応付けたイベント発生履歴情報144をイベント発生履歴テーブル141に格納する。
尚、本実施形態のイベント発生日時は、イベント収集・判定処理部171によりイベントが発生したと判定した日時であっても良いし、外部イベントデータベース600からイベントの通知ともに送信されるイベントの発生日時であっても良い。
次に、通知制御処理部173は、BPMエンジン部160を介して、プロセスインスタンス情報テーブル121において、ステータスが「中断」に変更されたプロセスインスタンス情報123の実行中アクティビティID「002」を取得する。
次に、通知制御処理部173は、アクティビティ遷移定義テーブル132において、新たに追加されたプロセスインスタンス情報124のインスタンスID「00N」と、実行中アクティビティID「001」を取得する。
そして、通知制御処理部173は、遷移元インスタンスIDと、遷移元アクティビティIDと、遷移先インスタンスIDと、遷移先アクティビティIDとをイベントIDと対応付け、遷移履歴情報145とする。
次に、通知制御処理部173は、遷移元属性値と遷移先属性値とを対応付ける。通知制御処理部173は、BPMエンジン部160を介して、プロセスインスタンスデータテーブル122において、追加されたプロセスインスタンスデータ161と、プロセスインスタンスデータ161へ属性値を引き継いだプロセスインスタンスデータ164とを参照する。また、通知制御処理部173は、アクティビティ遷移定義テーブル132を参照し、イベントIDと対応するルールID「0001」を含むアクティビティ遷移定義情報134から、マッピングID「002」を取得する。
次に、通知制御処理部173は、BPMエンジン部160を介して、プロセスインスタンスデータ164のインスタンスID、属性ID、属性値を、それぞれ遷移元インスタンスID、遷移元属性ID、遷移元属性値とする。また、プロセスインスタンスデータ161のインスタンスID、属性ID、属性値を、それぞれ遷移先インスタンスID、遷移先属性ID、遷移先属性値とする。
そして、通知制御処理部173は、イベントIDに、マッピングID「002」と、遷移元インスタンスID、遷移元属性ID、遷移元属性値、遷移先インスタンスID、遷移先属性ID、遷移先属性値を対応付けたコピー履歴情報146とする。
次に、図12及び図13を参照して、イベントの発生を通知する通知画面について説明する。図12は、イベントの発生を通知する通知画面の例を示す図である。
図12に示す通知画面12Aには、イベント情報表示欄12Bと、プロセス遷移情報欄12Cとが表示される。
イベント情報表示欄12Bには、イベントIDと、イベント発生日時と、遷移条件と、が表示される。
また、プロセス遷移情報欄12Cには、遷移元プロセスと遷移元アクティビティの内容と、遷移先プロセスと遷移先アクティビティの内容とが表示される。
図13は、イベントの発生を通知する通知画面の他の例を示す図である。図13に示す通知画面13Aにも、図12と同様に、イベント情報表示欄13Bと、プロセス遷移情報欄13Cとが表示される。
以上のように、本実施形態によれば、イベントが発生した際らに、イベントの内容と、遷移元のプロセスとアクティビティ及び遷移先のプロセスとアクティビティとを通知することができる。したがって、プロセス管理装置100によりプロセスフローを管理する管理者等は、自動的にプロセスが変更されたことを把握することができる。
尚、図12及び図13に示した通知画面は、イベントが発生してプロセスが遷移する度にプロセス管理装置100に表示されても良い。
また、通知画面は、例えばプロセス管理装置100の管理者等により、イベントが検索された際に表示されても良い。
図14は、イベントの検索を行う検索画面の一例を示す図である。本実施形態のプロセス管理装置100は、イベントの検索要求を受け付けると、図14に示す検索画面14Aを表示させる。検索画面14Aには、検索キー入力欄14Bと、検索結果表示欄14Cとが表示される。
検索キー入力欄14Bでは、検索キーとして、イベントの発生日時、ルールID等が入力される。検索結果表示欄14Cは、検索結果として得られたイベントIDと、イベント発生日時、と、遷移条件とが表示される。
尚、図14では示していないが、例えば検索結果表示欄14Cにおいて、イベントIDが選択されると、例えば図12や図13に示すような、選択されたイベントIDと対応するプロセスの遷移の履歴を表示する画面を表示させても良い。
本実施形態では、このようにイベントを検索することができるため、過去におきたイベントによるプロセスの遷移の履歴を任意のタイミングで閲覧することができる。
以上の実施形態の説明では、BPMプログラム200と監視プログラム300とが、プロセス管理プログラム400として1つの装置に実装された場合について説明したが、BPMプログラム200と監視プログラム300とを別々の装置に実装し、プロセス管理システムとしても良い。
図15は、プロセス管理システムを説明する図である。
図15に示すプロセス管理システム700では、プロセス管理装置100Aと、BPMシステム100Bと、を有する。プロセス管理装置100AとBPMシステム100Cは、例えばネットワークや公共の通信網等により接続される。
プロセス管理装置100Aは、監視プログラム300が実行されることで実現される監視処理部170と、プロセス制御定義データベース130、遷移履歴データベース140とを有する。
BPMシステム100Bは、BPMプログラム200が実行されることで実現されるBPMエンジン部160と、プロセス定義データベース110と、プロセス実行履歴データベース120とを有する。
図15の例では、監視処理部170のイベント収集・判定処理部171により、遷移条件を満たすイベントの発生が検知されると、BPM制御処理部172が実行中のプロセスを遷移させる遷移要求をBPMシステム100Bへ送信しても良い。BPMシステム100Bは、遷移要求を受けて、遷移先のプロセスを起動して実行する。
尚、図15では、BPMシステム100Bがプロセス定義データベース110と、プロセス実行履歴データベース120とを有するものとしたが、これに限定されない。プロセス定義データベース110と、プロセス実行履歴データベース120は、プロセス管理装置100Aに設けられていても良い。
尚、本実施形態では、プロセス定義データベース110及びプロセス実行履歴データベース120の管理は、BPMエンジン部160が行うものとしたが、これに限定されない。例えば、プロセス定義データベース110及びプロセス実行履歴データベース120の管理は、監視処理部170が行っても良いし、BPMエンジン部160と監視処理部170の両方が行っても良い。
言い換えると、本実施形態では、プロセス定義データベース110及びプロセス実行履歴データベース120の参照、検索及び変更(レコードの追加や更新を含む)は、BPMエンジン部160が行うものとしたが、これに限定されない。例えば、監視処理部170は、BPMエンジン部160を介さずに、プロセス定義データベース110及びプロセス実行履歴データベース120の参照、検索及び変更を行っても良い。
また、以上の実施形態の説明では、航空券の予約に関するプロセスを例としたが、本実施形態は、例えば旅行のコースのコーディネイト等にも適用できる。本実施形態は、外部要因により、実行するプロセスの変更が要求される業務について、適用することができる。
開示の技術では、以下に記載する付記のような形態が考えられる。
(付記1)
外部システムから受け付けた情報が所定条件を満たすか否かを判定し、
前記所定条件を満たす場合に、実行中の第一のプロセスの遷移先である第二のプロセスを定義したプロセス制御定義情報を記憶した記憶部を参照し、
実行するプロセスを前記第一のプロセスから前記第二のプロセスへ変更する、
処理をコンピュータに実行させるプロセス管理プログラム。
(付記2)
前記プロセス制御定義情報は、前記第一のプロセスから前記第二のプロセスに引き継ぐデータの種別情報を含み、
前記変更する処理は、
前記データの種別情報に基づいて、前記第一のプロセスから前記データの種別情報に対応する情報を前記第二のプロセスへ引き継ぐ処理を、前記コンピュータに実行させる付記1記載のプロセス管理プログラム。
(付記3)
前記プロセス制御定義情報は、
前記第一のプロセスに含まれるアクティビティ毎に、前記アクティビティの遷移先となる前記第二のプロセスのアクティビティを定義した情報を含む付記1又は2に記載のプロセス管理プログラム。
(付記4)
前記プロセス制御定義情報は、
前記所定条件を示す情報を含み、
前記外部システムから受け付けた情報は、外部要因により発生したイベントの内容を示す情報である付記1乃至3の何れか一項に記載のプロセス管理プログラム。
(付記5)
前記第一のプロセスから前記第二のプロセスへ変更したときに、
前記第一のプロセスにおいて実行中であったアクティビティを中断させる処理を、前記コンピュータに実行させる付記1乃至4の何れか一項に記載のプロセス管理プログラム。
(付記6)
前記第一のプロセスから前記第二のプロセスへ変更したときに、
前記第一のプロセスにおいて中断されたアクティビティと、前記第二のプロセスにおいて実行が開始されたアクティビティとを対応付けた履歴情報を生成する処理を、前記コンピュータに実行させる付記5記載のプロセス管理プログラム。
(付記7)
コンピュータによるプロセス管理方法であって、該コンピュータが、
外部システムから受け付けた情報が所定条件を満たすか否かを判定し、
前記所定条件を満たす場合に、実行中の第一のプロセスの遷移先である第二のプロセスを定義したプロセス制御定義情報を記憶した記憶部を参照し、
実行するプロセスを前記第一のプロセスから前記第二のプロセスへ変更する、プロセス管理方法。
(付記8)
外部システムから受け付けた情報が所定条件を満たすか否かを判定する判定部と、
前記所定条件を満たす場合に、実行中の第一のプロセスの遷移先である第二のプロセスを定義したプロセス制御定義情報を記憶した記憶部を参照し、実行するプロセスを前記第一のプロセスから前記第二のプロセスへ変更する制御部と、を有するプロセス管理装置。
本発明は、具体的に開示された実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲から逸脱することなく、種々の変形や変更が可能である。
100 プロセス管理装置
110 プロセス定義データベース
120 プロセス実行履歴データベース
130 プロセス制御定義データベース
140 遷移履歴データベース
150 ユーザインターフェース部
160 BPMエンジン部
170 監視処理部
171 イベント収集・判定処理部
172 BPM制御処理部
173 通知制御処理部

Claims (6)

  1. 外部システムから受け付けた情報が所定条件を満たすか否かを判定し、
    前記所定条件を満たす場合に、実行中の第一のプロセスの遷移先である第二のプロセスを定義したプロセス制御定義情報を記憶した記憶部を参照し、
    実行するプロセスを前記第一のプロセスから前記第二のプロセスへ変更する、
    処理をコンピュータに実行させるプロセス管理プログラム。
  2. 前記プロセス制御定義情報は、前記第一のプロセスから前記第二のプロセスに引き継ぐデータの種別情報を含み、
    前記変更する処理は、
    前記データの種別情報に基づいて、前記第一のプロセスから前記データの種別情報に対応する情報を前記第二のプロセスへ引き継ぐ処理を、前記コンピュータに実行させる請求項1記載のプロセス管理プログラム。
  3. 前記プロセス制御定義情報は、
    前記第一のプロセスに含まれるアクティビティ毎に、前記アクティビティの遷移先となる前記第二のプロセスのアクティビティを定義した情報を含む請求項1又は2に記載のプロセス管理プログラム。
  4. 前記プロセス制御定義情報は、
    前記所定条件を示す情報を含み、
    前記外部システムから受け付けた情報は、外部要因により発生したイベントの内容を示す情報である請求項1乃至3の何れか一項に記載のプロセス管理プログラム。
  5. コンピュータによるプロセス管理方法であって、該コンピュータが、
    外部システムから受け付けた情報が所定条件を満たすか否かを判定し、
    前記所定条件を満たす場合に、実行中の第一のプロセスの遷移先である第二のプロセスを定義したプロセス制御定義情報を記憶した記憶部を参照し、
    実行するプロセスを前記第一のプロセスから前記第二のプロセスへ変更する、プロセス管理方法。
  6. 外部システムから受け付けた情報が所定条件を満たすか否かを判定する判定部と、
    前記所定条件を満たす場合に、実行中の第一のプロセスの遷移先である第二のプロセスを定義したプロセス制御定義情報を記憶した記憶部を参照し、実行するプロセスを前記第一のプロセスから前記第二のプロセスへ変更する制御部と、を有するプロセス管理装置。
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