JP2016142651A - Power sensor - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、負荷で消費される電力を検出する電力センサーに関する。 The present invention relates to a power sensor that detects power consumed by a load.
従来、磁気抵抗素子を利用して負荷で消費される電力を測定できるようにした電力センサーが提案されている(例えば特許文献1)。この従来の電力センサーは、負荷に対して一次導体を直列に接続すると共に、その一次導体の近傍位置に配置した磁気抵抗素子を負荷と一次導体に対して並列に接続した構成である。そして一次導体が負荷に流れる電流に応じた磁界を発生させて磁気抵抗素子の抵抗値を変化させ、磁気抵抗素子の電圧を検出することにより負荷で消費される電力を測定する。 Conventionally, there has been proposed a power sensor that can measure power consumed by a load using a magnetoresistive element (for example, Patent Document 1). This conventional power sensor has a configuration in which a primary conductor is connected in series to a load, and a magnetoresistive element arranged in the vicinity of the primary conductor is connected in parallel to the load and the primary conductor. The primary conductor generates a magnetic field corresponding to the current flowing through the load, changes the resistance value of the magnetoresistive element, and measures the power consumed by the load by detecting the voltage of the magnetoresistive element.
しかしながら、上述した従来の電力センサーの場合、磁気抵抗素子の両端に現れる電圧に直流成分と交流成分とが含まれており、負荷で消費される電力が直流成分のみに現れるので、そのままでは出力信号が利用し難いという問題がある。そのため、従来の電力センサーは、出力段に高周波成分を除去するためのローパスフィルタを別途設けることが必要となり、回路規模が大きくなってしまうという問題がある。 However, in the case of the above-described conventional power sensor, the voltage appearing at both ends of the magnetoresistive element includes the DC component and the AC component, and the power consumed by the load appears only in the DC component. There is a problem that is difficult to use. For this reason, the conventional power sensor needs to be additionally provided with a low-pass filter for removing high-frequency components in the output stage, and there is a problem that the circuit scale becomes large.
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、出力段にローパスフィルタなどの特別な回路を設けることなく、負荷で消費される電力成分のみを含む電力信号を出力できるようにした電力センサーを提供することを目的とする。 The present invention has been made to solve the above-described problems, and can output a power signal including only a power component consumed by a load without providing a special circuit such as a low-pass filter in the output stage. An object of the present invention is to provide a power sensor.
上記目的を達成するため、第1に、本発明は、負荷で消費される電力を測定する電力センサーであって、接地電位を基準にした所定の正電圧が入力され、前記正電圧の極性を反転させた負電圧を出力するチャージポンプと、前記正電圧と前記負電圧とに基づいて動作し、前記負荷に流れる負荷電流を測定して前記接地電位を基準にした電流検知信号を出力する電流測定回路と、前記正電圧と前記負電圧とに基づいて動作し、前記負荷にかかる負荷電圧を測定して前記接地電位を基準にした電圧検知信号を出力する電圧測定回路と、前記電流検知信号と前記電圧検知信号とを乗算することにより、前記接地電位を基準にした電力信号を出力する乗算回路と、を備える構成である。 In order to achieve the above object, first, the present invention provides a power sensor for measuring power consumed by a load, wherein a predetermined positive voltage based on a ground potential is input, and the polarity of the positive voltage is set. A charge pump that outputs an inverted negative voltage, and a current that operates based on the positive voltage and the negative voltage, measures a load current flowing through the load, and outputs a current detection signal based on the ground potential A voltage measuring circuit that operates based on the positive voltage and the negative voltage, measures a load voltage applied to the load, and outputs a voltage detection signal based on the ground potential; and the current detection signal And a multiplication circuit that outputs a power signal based on the ground potential by multiplying the voltage detection signal by the voltage detection signal.
第2に、本発明は、上記第1の構成において、前記電流測定回路は、前記負荷電流が流れる第1の導体の近傍位置に配置され、前記第1の導体に流れる電流によって発生する第1の磁界を検出して前記負荷電流を測定することを特徴とする構成である。 Second, the present invention is the first configuration, wherein the current measurement circuit is disposed near the first conductor through which the load current flows, and is generated by the current flowing through the first conductor. The load current is measured by detecting the magnetic field.
第3に、本発明は、上記第1又は第2の構成において、前記電圧測定回路は、前記負荷電圧を所定の抵抗比で分圧した分圧値に基づいて前記負荷電圧を測定することを特徴とする構成である。 Third, in the first or second configuration, the voltage measuring circuit measures the load voltage based on a divided voltage value obtained by dividing the load voltage by a predetermined resistance ratio. This is a characteristic configuration.
第4に、本発明は、上記第1又は第2の構成において、前記電圧測定回路は、前記負荷電圧に応じた電流が流れる第2の導体の近傍位置に配置され、前記第2の導体に流れる電流によって発生する第2の磁界を検出して前記負荷電圧を測定することを特徴とする構成である。 Fourth, the present invention is the above first or second configuration, wherein the voltage measurement circuit is disposed in the vicinity of a second conductor through which a current corresponding to the load voltage flows, and the second conductor The load voltage is measured by detecting a second magnetic field generated by a flowing current.
第5に、本発明は、上記第4の構成において、前記電流測定回路及び前記電圧測定回路は、負荷が接続された回路と絶縁された回路構成であることを特徴とするものである。 Fifth, the present invention is characterized in that, in the fourth configuration, the current measurement circuit and the voltage measurement circuit are circuit configurations insulated from a circuit to which a load is connected.
本発明によれば、乗算回路から出力される電力信号が負荷で消費される電力成分のみを含む信号となり、余分な信号成分を含まないため、出力段にローパスフィルタなどの特別な回路を設ける必要がない。それ故、回路規模を小さくでき、電力センサーを小型化することができる。 According to the present invention, the power signal output from the multiplication circuit becomes a signal including only the power component consumed by the load, and does not include an extra signal component. Therefore, it is necessary to provide a special circuit such as a low-pass filter in the output stage. There is no. Therefore, the circuit scale can be reduced and the power sensor can be reduced in size.
以下、本発明に関する好ましい実施形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。尚、以下に説明する実施形態において互いに共通する部材には同一符号を付しており、それらについての重複する説明は省略する。 Hereinafter, preferred embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings. In the embodiments described below, members that are common to each other are denoted by the same reference numerals, and redundant descriptions thereof are omitted.
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態における電力センサー1の一構成例を示す図である。この電力センサー1は、負荷100が設けられた測定対象回路130の近傍位置に配置され、負荷100に流れる負荷電流Iiと、負荷100にかかる負荷電圧VLとを測定して乗算することにより、負荷100で消費される電力を測定した電力信号Voutを出力するセンサーである。測定対象回路130は、例えば、負荷100に電力を供給する電源101と、負荷100に対して直列に接続される第1の導体110と、2つの外部抵抗102,103とを有する。第1の導体110は、プリント基板などの基板上に形成された配線パターンやバスバーなどによって構成される。そして第1の導体110は、負荷電流Iiが流れることにより周囲に負荷電流Iiに応じた第1の磁界H1を発生させる。一方、外部抵抗102,103は、負荷100に応じた耐圧特性を有し、互いに直列に接続される。そして外部抵抗102,103は、負荷100に対して直列に接続されることにより負荷電圧VLを所定の抵抗比で分圧した分圧信号(分圧値)Vdを出力する。電力センサー1は、第1の導体110から発生する第1の磁界H1と、外部抵抗102,103から出力される分圧信号Vdとを検知することにより、負荷100で消費される電力を測定する。
(First embodiment)
FIG. 1 is a diagram illustrating a configuration example of the
電力センサー1は、電流測定回路2と、電圧測定回路3と、乗算回路4と、チャージポンプ6とを備える構成である。例えば電力センサー1は、それら複数の回路を1つの基板上に形成した1チップデバイスとして構成される。この電力センサー1は、外部接続端子として、負荷100で消費される電力を測定した測定信号Voutを出力する出力端子7と、グランドGND(接地電位)を基準に所定の正電圧VDDを出力する外部直流電源に接続される一対の電源端子8,9とを備えている。ここで、電源端子8は、所定の正電圧である電源電圧VDDを出力する電圧源に接続され、電源端子9はグランドGNDに接続される。尚、図示を省略しているが、電力センサー1には、外部接続端子として、外部抵抗102,103によって生成される分圧信号Vdを入力するための入力端子も設けられる。
The
電流測定回路2は、負荷電流Iiが流れる第1の導体110の近傍位置に配置され、第1の導体110に流れる負荷電流Iiによって発生する第1の磁界H1を検出して負荷電流Iiを測定する回路である。この電流測定回路2は、磁界検出部10と負荷電流検出部20とを備えている。磁界検出部10は、第1の導体110から生じる第1の磁界H1を検出し、第1の磁界H1に応じた信号を負荷電流検出部20へ出力する。負荷電流検出部20は、磁界検出部10から出力される信号に基づいて負荷電流Iiを検知し、負荷電流Iiに応じた電流検知信号V1を出力する。
The
電圧測定回路3は、外部抵抗102,103によって負荷電圧VLが分圧された分圧信号Vdに基づき、負荷電圧VLを測定する回路であり、負荷電圧VLに応じた電圧検知信号V2を出力する。
The
乗算回路4は、電流測定回路2から出力される電流検知信号V1と、電圧測定回路3から出力される電圧検知信号V2とを乗算することにより、負荷100で消費される電力を算出する回路である。そして乗算回路4は、負荷100で消費される電力を測定した測定信号(電力信号)Voutを出力する。
The
チャージポンプ6は、電源端子8から入力される所定の正電圧である電源電圧VDDに基づき、その電源電圧VDDの極性を反転させた負電圧−VDDを生成する回路である。そしてチャージポンプ6は、負電圧−VDDを電流測定回路2、電圧測定回路3及び乗算回路4に供給する。
The
図2は、電流測定回路2及び電圧測定回路3の詳細な構成を示す回路図である。第1の導体110は、図2に示すように概略U字状に構成される。そして第1の導体110は、所定の間隔で互いに平行に配置され、且つ、直列に接続された一対の第1配線パターン111,112を有しており、それら一対の第1配線パターン111,112にそれぞれ異なる方向の負荷電流Iiが流れるように構成される。
FIG. 2 is a circuit diagram showing a detailed configuration of the
電流測定回路2の磁界検出部10は、第1の導体110の近傍位置に設けられ、第1の導体110から生じる第1の磁界H1を非接触で検知する。この磁界検出部10は、複数の磁気抵抗素子13,14,15,16を備えて構成される第1のブリッジ回路11を有している。第1のブリッジ回路11では4つの磁気抵抗素子13,14,15,16がブリッジ接続されている。これらの磁気抵抗素子13,14,15,16は、磁気抵抗効果によって電気抵抗が変化する素子であり、第1の導体110から発生する第1の磁界H1に応じて抵抗値を変化させる。図3は、磁気抵抗素子13,14,15,16の抵抗特性の一例を示す図である。尚、図3は、異方性磁気抵抗効果を示すAMR素子の特性を示している。磁気抵抗素子13,14,15,16がAMR素子である場合、図3に示すように外部からの磁界Hが作用すると、その磁界Hの方向及び大きさに応じて抵抗値Rが変化する。また磁気抵抗素子13,14,15,16がAMR素子でない場合、特性曲線は図3とは異なるものになるが、磁界Hの方向及び大きさに応じて抵抗値Rが変化する点は同様である。そのため、磁気抵抗素子13,14,15,16は、AMR素子以外の素子(例えば巨大磁気抵抗効果を示すGMR素子など)であっても良い。
The
図2に戻り、磁気抵抗素子13,14,15,16は、感度方向を同一方向に揃えた状態でU字状に構成された第1の導体110の内側に配置される。具体的に説明すると、2つの磁気抵抗素子13,14は、U字形状において互いに平行に延びる2つの第1配線パターン111,112のうちの一方の第1配線パターン111の近傍位置に設けられ、別の2つの磁気抵抗素子15,16は、他方の第1配線パターン112の近傍位置に設けられる。そして4つの磁気抵抗素子13,14,15,16がブリッジ接続された第1のブリッジ回路11は、一端が電源電圧VDDに接続され、他端がチャージポンプ6によって生成される負電圧−VDDに接続される。また第1のブリッジ回路11は、磁気抵抗素子13,16を互いに接続すると共に、磁気抵抗素子15,14を互いに接続したクロス配線によって構成される。
Returning to FIG. 2, the
第1の導体110に負荷電流Iiが流れていないときには、第1のブリッジ回路11における2つの中点a,bの電位は互いに等しくなり、電位差は生じない。これに対し、第1の導体110に負荷電流Iiが流れると、第1の導体110の周囲には負荷電流Iiの方向に対して右回り方向に第1の磁界H1が発生する。このとき、一方の第1配線パターン111の近傍位置にある磁気抵抗素子13,14には、例えば図2に示すように右向き方向の磁界Haが作用し、他方の第1配線パターン112の近傍位置にある磁気抵抗素子15,16には、その磁界Haと大きさが等しく、且つ、逆向きの磁界Hbが作用する。そして一方の第1配線パターン111の近傍位置にある磁気抵抗素子13,14の抵抗値が磁界HaによってΔRだけ増加すると、他方の第1配線パターン112の近傍位置にある磁気抵抗素子15,16の抵抗値は磁界HbによってΔRだけ減少し、第1のブリッジ回路11の2つの中点a,bのうち、第1の中点aの電位が上がり、第2の中点bの電位が下がる。したがって、第1のブリッジ回路11の2つの中点a,bには第1の導体110に流れる負荷電流Iiに応じた電位差が現れる。
When the load current Ii does not flow through the
ところで、4つの磁気抵抗素子13,14,15,16には、第1の導体110から発生する第1の磁界H1(すなわち、Ha,Hb)だけではなく、外部環境からの外部磁界が作用する。しかし、そのような外部磁界は、4つの磁気抵抗素子13,14,15,16のそれぞれに対して同一方向で且つ均一に作用するため、各磁気抵抗素子13,14,15,16の抵抗値は、外部磁界に対して等しい割合で増減し、第1のブリッジ回路11の2つの中点a,bには外部磁界による電位差は生じない。すなわち、電流測定回路2は、外部磁界による影響を打ち消し、負荷電流Iiが流れる第1の導体110から発生する第1の磁界H1に対してのみ感度を有するように構成される。
Incidentally, not only the first magnetic field H1 generated from the first conductor 110 (that is, Ha and Hb) but also an external magnetic field from the external environment acts on the four
負荷電流検出部20は、差動アンプ21と、出力抵抗22と、4つのコイル(第1コイル)23,24,25,26とを備えており、第1のブリッジ回路11の2つの中点a,bに現れる電位差に基づき第1の導体110に流れる負荷電流Iiに応じた電流検知信号V1を出力する。4つのコイル23,24,25,26は、それぞれ同一の特性を有し、第1のブリッジ回路11を構成する4つの磁気抵抗素子13,14,15,16の近傍位置に1対1で設けられる。そして各コイル23,24,25,26は直列に接続された回路構成を有し、その回路の一端が出力抵抗22を介して差動アンプ21の出力端に接続され、他端がグランドGNDに接続される。差動アンプ21は、2つの中点a,bの電位差に応じて電流検知信号V1を出力することにより、出力抵抗22を介して4つのコイル23,24,25,26にコイル電流を流す。このコイル電流は、各コイル23,24,25,26から各磁気抵抗素子13,14,15,16に作用している第1の磁界H1を打ち消す磁界を発生させる。つまり、差動アンプ21は、2つの中点a,bの電位差が0になるようにコイル電流をフィードバックするのである。
The load
例えば、第1の導体110に負荷電流Iiが流れていないとき、磁気抵抗素子13,14,15,16には外部磁界だけが作用する。この外部磁界を例えば図3に示すXであると仮定する。第1の導体110に負荷電流Iiが流れ、第1の磁界H1が磁気抵抗素子13,14,15,16に作用すると、各磁気抵抗素子13,14,15,16の抵抗値は、図3に示す外部磁界Xに対応する抵抗値を中心(動作点)に、第1の磁界H1の大きさ及び方向に応じて変化する。そして磁気抵抗素子13,14,15,16は、第1のブリッジ回路11を構成することにより、外部磁界Xだけが作用している状態を中心とする抵抗変化を、線形とみなせる部分で動作させることができる。すなわち、第1の導体110に流れる負荷電流Iiにより磁気抵抗素子13,14,15,16の抵抗がそれぞれ線形に変化するので、負荷電流検出部20は、コイル23,24,25,26に流すコイル電流を正確に決めることができ、第1の磁界H1をコイル電流でキャンセルすることができる。これにより、4つの磁気抵抗素子13,14,15,16に対して常に外部磁界だけが作用している状態となる制御が行われ、磁気抵抗素子13,14,15,16の動作点を、例えば図3においてXで示す位置に固定することができる。したがって、第1の導体110に流れる負荷電流Iiが変化しても磁気抵抗素子13,14,15,16の抵抗値Rを安定させた状態で負荷電流Iiを測定することができる。
For example, when the load current Ii is not flowing through the
差動アンプ21は、電源電圧VDDと、チャージポンプ6によって生成される負電圧−VDDとを電源としており、グランドGNDを基準とした電流検知信号V1を出力する。つまり、差動アンプ21から出力される電流検知信号V1は、負荷100に流れる負荷電流Iiの方向及び大きさに応じてグランドGNDを基準にして正負双方向に変動する信号となり、負荷電流Iiが0のときには電流検知信号V1は接地電位(すなわち0V)の信号となる。したがって、負荷電流Iiに応じた電圧をViとすると、V1=Viとして表すことができる。
The
電圧測定回路3は、アンプ39を備えて構成される。アンプ39は、外部抵抗102,103によって負荷電圧VLが分圧された分圧信号Vdを入力し、その分圧信号Vdを所定の増幅率で増幅した電圧検知信号V2を出力する。このような電圧測定回路3は、電流測定回路2と比較すると部品数が少なく、回路規模が小さいので、小型化を図ることが可能である。アンプ39は、電源電圧VDDと、チャージポンプ6によって生成される負電圧−VDDとを電源としており、グランドGNDを基準とした電圧検知信号V2を出力する。つまり、アンプ39から出力される電圧検知信号V2は、負荷100にかかる負荷電圧VLの方向及び大きさに応じてグランドGNDを基準にして正負双方向に変動する信号となり、負荷電圧VLが0のときには電圧検知信号V2は接地電位(すなわち0V)の信号となる。したがって、負荷電圧VLに応じた電圧をVvとすると、V2=Vvとして表すことができる。
The
そして乗算回路4は、電流検知信号V1と電圧検知信号V2とを乗算することにより、グランドGNDを基準にした電力信号Voutを生成して出力する。すなわち、乗算回路4から出力される電力信号VoutはVout=V1・V2=Vi・Vvとなる。乗算回路4は、負荷100で消費される電力成分のみを含む電力信号Voutを出力することが可能であり、出力段にローパスフィルタなどの特別な回路を設ける必要がない。それ故、電力センサー1の小型化を図ることも可能である。尚、乗算回路4は、外部から入力される電源電圧VDDとチャージポンプ6によって生成される負電圧−VDDとを電源電圧として動作することにより、電流検知信号V1及び電圧検知信号V2が正負いずれの値であっても電力信号Voutを正常に出力することができる。
The
このように本実施形態の電力センサー1は、外部直流電源から出力される電源電圧VDDの極性を反転させた負電圧−VDDを出力するチャージポンプ6を備えており、電流測定回路2、電圧測定回路3及び乗算回路4のそれぞれが電源電圧VDDと負電圧−VDDとに基づいて動作し、グランドGNDを基準にした電流検知信号V1と電圧検知信号V2とを出力するため、乗算回路4ではそれらの電流検知信号V1と電圧検知信号V2とを単純に乗算するだけでグランドGNDを基準にした電力信号Voutを出力することができる。そして電力信号Voutは負荷100で消費される電力成分のみを含む信号であるため、電力信号Voutに対して余分な信号処理を行う必要がなく、回路規模を小さくできるという利点がある。
As described above, the
(第2実施形態)
次に本発明の第2実施形態について説明する。第1実施形態で説明した電力センサー1は、電圧測定回路3が外部抵抗102,103によって生成される分圧信号Vdを入力し、その分圧信号Vdに基づいて負荷電圧VLに応じた電圧検知信号V2を出力する。そのような電力センサー1は、測定対象回路130と絶縁されていないため、測定対象回路130に対してノイズが混入すると、そのノイズが電力センサー1の内部回路に入り込み、測定精度が低下する可能性がある。そこで、第2実施形態では、ノイズの影響を低減することが可能な構成例について説明する。
(Second Embodiment)
Next, a second embodiment of the present invention will be described. In the
図4は、第2実施形態における電力センサー1aの一構成例を示す図である。この電力センサー1aは、負荷100が設けられた測定対象回路130の近傍位置に配置され、負荷100に流れる負荷電流Iiと、負荷100にかかる負荷電圧VLとを非接触で測定して乗算することにより、負荷100で消費される電力を測定した電力信号Voutを出力するセンサーである。測定対象回路130は、例えば、負荷100に電力を供給する電源101と、負荷100に対して直列に接続される第1の導体110と、負荷100に対して並列に接続される第2の導体120と、第2の導体120に対して直列に接続される抵抗104とを有する。抵抗104は、負荷電圧VLに応じた電流Ivを第2の導体120に流すためのものである。第1及び第2の導体110,120は、プリント基板などの基板上に形成された配線パターンやバスバーなどによって構成される。そして第1の導体110には負荷100に流れる負荷電流Iiが流れ、第2の導体120には負荷100にかかる負荷電圧VLに応じた電流Ivが流れる。第1の導体110は、負荷電流Iiが流れることにより周囲に負荷電流Iiに応じた第1の磁界H1を発生させる。また第2の導体120は、負荷電圧VLに応じた電流Ivが流れることにより周囲に電流Ivに応じた第2の磁界H2を発生させる。電力センサー1aは、それら第1及び第2の磁界H1,H2を非接触で検知することにより、負荷100で消費される電力を測定する。
FIG. 4 is a diagram illustrating a configuration example of the
電力センサー1aは、第1実施形態と同様に、電流測定回路2と、電圧測定回路3と、乗算回路4と、チャージポンプ6とを備え、これらの各回路を1つの基板上に形成した1チップデバイスとして構成される。電流測定回路2、乗算回路4及びチャージポンプ6は、第1実施形態で説明したものと同様である。これに対し、電圧測定回路3は、第1実施形態と異なる構成である。すなわち、電圧測定回路3は、負荷電圧VLに応じた電流Ivが流れる第2の導体120の近傍位置に配置され、第2の導体120に流れる電流Ivによって発生する第2の磁界H2を検出して負荷電圧VLを測定する。この電圧測定回路3は、磁界検出部30と負荷電圧検出部40とを備えている。磁界検出部30は、第2の導体120から生じる第2の磁界H2を検出し、第2の磁界H2に応じた信号を負荷電圧検出部40へ出力する。負荷電圧検出部40は、磁界検出部30から出力される信号に基づいて負荷電圧VLを検知し、負荷電圧VLに応じた電圧検知信号V2を出力する。
Similar to the first embodiment, the
図5は、電流測定回路2及び電圧測定回路3の詳細な構成を示す回路図である。尚、図5において電流測定回路2を構成する磁界検出部10及び負荷電流検出部20の構成は第1実施形態で説明したものと同様である。図5に示すように電圧測定回路3は、電流測定回路2と同様の構成を有している。すなわち、第2の導体120は、概略U字状に構成され、所定の間隔で互いに平行に配置され、且つ、直列に接続された一対の第2配線パターン121,122を有しており、それら一対の第2配線パターン121,122にそれぞれ異なる方向の電流Ivが流れるように構成される。
FIG. 5 is a circuit diagram showing a detailed configuration of the
電圧測定回路3の磁界検出部30は、第2の導体120の近傍位置に設けられる。この磁界検出部30は、複数の磁気抵抗素子33,34,35,36を備えて構成される第2のブリッジ回路31を有している。第2のブリッジ回路31では4つの磁気抵抗素子33,34,35,36がブリッジ接続されている。これらの磁気抵抗素子33,34,35,36は、磁気抵抗効果によって電気抵抗が変化する素子であり、第2の導体120から発生する第2の磁界H2に応じて抵抗値を変化させる。また、これら4つの磁気抵抗素子33,34,35,36は、電流測定回路2に設けられた4つの磁気抵抗素子13,14,15,16と同じ特性を有している。
The
それら4つの磁気抵抗素子33,34,35,36は、感度方向を同一方向に揃えた状態でU字状に構成された第2の導体120の内側に配置される。具体的に説明すると、2つの磁気抵抗素子33,34は、U字形状において互いに平行に延びる2つの第2配線パターン121,122のうちの一方の第2配線パターン121の近傍位置に設けられ、別の2つの磁気抵抗素子35,36は、他方の第2配線パターン122の近傍位置に設けられる。そして4つの磁気抵抗素子33,34,35,36がブリッジ接続された第2のブリッジ回路31は、一端が電源電圧VDDに接続され、他端がチャージポンプ6によって生成される負電圧−VDDに接続される。また第2のブリッジ回路31は、磁気抵抗素子33,36を互いに接続すると共に、磁気抵抗素子35,34を互いに接続したクロス配線によって構成される。
The four
第2の導体120に負荷電圧VLに応じた電流Ivが流れていないときには、第2のブリッジ回路31における2つの中点c,dの電位は互いに等しくなり、電位差は生じない。これに対し、第2の導体120に負荷電圧VLに応じた電流Ivが流れると、第2の導体120の周囲には電流Ivの方向に対して右回り方向に第2の磁界H2が発生する。このとき、一方の第2配線パターン121の近傍位置にある磁気抵抗素子33,34には、例えば図5に示すように右向き方向の磁界Hcが作用し、他方の第2配線パターン122の近傍位置にある磁気抵抗素子35,36には、その磁界Hcと大きさが等しく、且つ、逆向きの磁界Hdが作用する。そして一方の第2配線パターン121の近傍位置にある磁気抵抗素子33,34の抵抗値が磁界HcによってΔRだけ増加すると、他方の第2配線パターン122の近傍位置にある磁気抵抗素子35,36の抵抗値は磁界HdによってΔRだけ減少し、第2のブリッジ回路31の2つの中点c,dのうち、第1の中点cの電位が上がり、第2の中点dの電位が下がる。したがって、第2のブリッジ回路31の2つの中点c,dには第2の導体120に流れる電流Ivに応じた電位差が現れる。
When the current Iv corresponding to the load voltage VL does not flow through the
また4つの磁気抵抗素子33,34,35,36には外部環境からの外部磁界も作用するが、第2のブリッジ回路31は、そのような外部磁界による影響を打ち消すことができるため、電流Ivによって第2の導体120から発生する第2の磁界H2に対してのみ感度を有する。
The four
負荷電圧検出部40は、差動アンプ41と、出力抵抗42と、4つのコイル(第2コイル)43,44,45,46とを備えており、第2のブリッジ回路31の2つの中点c,dに現れる電位差に基づき第2の導体120に流れる電流Ivに応じた電圧検知信号V2を出力する。4つのコイル43,44,45,46は、それぞれ同一の特性を有し、第2のブリッジ回路31を構成する4つの磁気抵抗素子33,34,35,36の近傍位置に1対1で設けられる。そして各コイル43,44,45,46は直列に接続された回路構成を有し、その回路の一端が出力抵抗42を介して差動アンプ41の出力端に接続され、他端がグランドGNDに接続される。差動アンプ41は、2つの中点c,dの電位差に応じて電圧検知信号V2を出力することにより、出力抵抗42を介して4つのコイル43,44,45,46にコイル電流を流す。このコイル電流は、各コイル43,44,45,46から各磁気抵抗素子33,34,35,36に作用している第2の磁界H2を打ち消す磁界を発生させる。つまり、差動アンプ41は、2つの中点c,dの電位差が0になるようにコイル電流をフィードバックするのである。これにより、4つの磁気抵抗素子33,34,35,36に対して常に外部磁界だけが作用している状態となる制御が行われ、磁気抵抗素子33,34,35,36の動作点を、例えば図3においてXで示す位置に固定することができる。したがって、負荷電圧VLの変化によって第2の導体120に流れる電流Ivが変化した場合であっても磁気抵抗素子33,34,35,36の抵抗値Rを安定させた状態で負荷電圧VLに応じた電流Ivを測定することができる。
The load
差動アンプ41は、電源電圧VDDと、チャージポンプ6によって生成される負電圧−VDDとを電源としており、グランドGNDを基準とした電圧検知信号V2を出力する。つまり、差動アンプ41から出力される電圧検知信号V2は、負荷100にかかる負荷電圧VLの方向及び大きさに応じてグランドGNDを基準にして正負双方向に変動する信号となり、負荷電圧VLが0のときには電圧検知信号V2は接地電位(すなわち0V)の信号となる。したがって、負荷電圧VLに応じた電圧をVvとすると、V2=Vvとして表すことができる。
The
そして乗算回路4は、第1実施形態と同様に、電流測定回路2から出力される電流検知信号V1と、電圧測定回路3から出力される電圧検知信号V2とを乗算することにより、グランドGNDを基準にした電力信号Voutを生成して出力する。そして本実施形態においても、乗算回路4から出力される電力信号VoutはVout=V1・V2=Vi・Vvとなり、負荷100で消費される電力成分のみを含む電力信号Voutを出力することができるため、出力段にローパスフィルタなどの特別な回路を設ける必要がない。それ故、電力センサー1aの小型化を図ることも可能である。
As in the first embodiment, the
図6は、電力センサー1aを1チップデバイスとして構成した場合の配置例を示す図である。例えば図6に示すように、電力センサー1aが実装される基板上において第1及び第2の導体110,120は、互いに絶縁された状態で上下方向に重ね合わせられ、第1の導体110を構成する一対の第1配線パターン111,112と、第2の導体120を構成する一対の第2配線パターン121,122とが直交するように交叉させた状態に配線される。そして1チップデバイスとして構成される電力センサー1aは、第1配線パターン111,112と第2配線パターン121,122とが交叉して形成される矩形領域の内側に配置される。そして磁気抵抗素子13〜16,33〜36は、1チップデバイスの周縁部に配置され、第1配線パターン111,112又は第2配線パターン121,122の近傍位置に設けられる。例えば、磁気抵抗素子13,14は一方の第1配線パターン111の近傍位置に配置され、磁気抵抗素子15,16は他方の第1配線パターン112の近傍位置に配置される。また磁気抵抗素子33,34は一方の第2配線パターン121の近傍位置に配置され、磁気抵抗素子35,36は他方の第2配線パターン122の近傍位置に配置される。このような配置によれば、磁気抵抗素子13,14は、第1配線パターン111から発生する磁界に対して高い感度を有し、他の配線パターン112,121,122から発生する磁界に対する感度が低くなるため、他の配線パターン112,121,122から発生する磁界と干渉することなく、第1配線パターン111から発生する磁界を検知することが可能である。また磁気抵抗素子15,16は、第1配線パターン112から発生する磁界に対して高い感度を有し、他の配線パターン111,121,122から発生する磁界に対する感度が低くなるため、他の配線パターン111,121,122から発生する磁界と干渉することなく、第1配線パターン112から発生する磁界を検知することが可能である。また磁気抵抗素子33,34は、第2配線パターン121から発生する磁界に対して高い感度を有し、他の配線パターン111,112,122から発生する磁界に対する感度が低くなるため、他の配線パターン111,112,122から発生する磁界と干渉することなく、第2配線パターン121から発生する磁界を検知することが可能である。さらに磁気抵抗素子35,36は、第2配線パターン122から発生する磁界に対して高い感度を有し、他の配線パターン111,112,121から発生する磁界に対する感度が低くなるため、他の配線パターン111,112,121から発生する磁界と干渉することなく、第2配線パターン122から発生する磁界を検知することが可能である。したがって、一対の第1配線パターン111,112と一対の第2配線パターン121,122とを互いに交叉させ、各磁気抵抗素子13〜16,33〜36を上記のように配置することにより、各磁気抵抗素子13〜16,33〜36は、第1の導体110又は第2の導体120に電流が流れることによって発生する磁界を良好に検知することができるようになる。また磁気抵抗素子以外の回路素子は、1チップデバイスの中央に配置される。尚、図6は、一対の第1配線パターン111,112と、一対の第2配線パターン121,122とが直交する場合を例示しているが、各磁気抵抗素子13〜16,33〜36において検知対象となる磁界を他の磁界と干渉させることなく検知することができるのであれば、一対の第1配線パターン111,112と一対の第2配線パターン121,122とは、必ずしも直交するものに限られない。
FIG. 6 is a diagram illustrating an arrangement example when the
上記のように構成される電力センサー1aは、センサー内部において、電流測定回路2、電圧測定回路3、乗算回路4及びチャージポンプ6のそれぞれを、負荷100が接続された測定対象回路130と絶縁させた回路構成である。そのため、測定対象回路130に対してノイズが混入した場合であっても、電力センサー1aは、そのようなノイズの影響を受け難く、負荷100で消費される電力の測定精度を向上させることができる。
The
(変形例)
以上、本発明に関する幾つかの実施形態について説明したが、本発明は上述したものに限定されるものではなく、種々の変形例が適用可能である。例えば、上記実施形態では、電流測定回路2と、電圧測定回路3と、乗算回路4と、チャージポンプ6とが1つの基板上に形成された1チップデバイスとして構成される場合を例示した。しかし、これに限られるものではなく、少なくとも電流測定回路2と電圧測定回路3とが1つのチップ上に形成されるものであれば良い。例えば、第2実施形態の電力センサー1aの場合、少なくとも電流測定回路2と電圧測定回路3とが1つのチップ上に形成されていれば、そのチップを図6に示したように配置することにより、負荷電流Iiと負荷電圧VLとを同時に非接触で測定することができるようになる。
(Modification)
As mentioned above, although several embodiment regarding this invention was described, this invention is not limited to what was mentioned above, A various modification is applicable. For example, in the above embodiment, the case where the
また上記第1及び第2実施形態において、第1及び第2のブリッジ回路11,31を構成する4つの抵抗が全て磁気抵抗素子13〜16,33〜36で構成される場合を例示したが、これに限られるものではなく、例えば第1及び第2のブリッジ回路11,31のそれぞれに磁気抵抗素子を2つずつ設けた構成としても良い。この場合、各ブリッジ回路11,31における他の2つの抵抗は固定抵抗として設けられる。各ブリッジ回路11,31に設ける磁気抵抗素子の数を2つにすれば、それら磁気抵抗素子の近傍に配置するコイルの数を低減することができるため、回路規模をより小さくできるという利点がある。ただし、磁気抵抗素子の数を2つにすると、各ブリッジ回路11,31において外部磁場の影響を良好に打ち消すことができなくなる。そのため、第1及び第2のブリッジ回路11,31は、4つの抵抗が全て磁気抵抗素子13〜16,33〜36で構成することが好ましい。
Moreover, in the said 1st and 2nd embodiment, although the four resistors which comprise the 1st and
1,1a…電力センサー、2…電流測定回路、3…電圧測定回路、4…乗算回路、6…チャージポンプ、11…第1のブリッジ回路、13〜16…磁気抵抗素子、23〜26…コイル(第1コイル)、31…第2のブリッジ回路、33〜36…磁気抵抗素子、43〜46…コイル(第2コイル)、110…第1の導体、111,112…第1配線パターン、120…第2の導体、121,122…第2配線パターン、100…負荷。
DESCRIPTION OF
Claims (5)
接地電位を基準にした所定の正電圧が入力され、前記正電圧の極性を反転させた負電圧を出力するチャージポンプと、
前記正電圧と前記負電圧とに基づいて動作し、前記負荷に流れる負荷電流を測定して前記接地電位を基準にした電流検知信号を出力する電流測定回路と、
前記正電圧と前記負電圧とに基づいて動作し、前記負荷にかかる負荷電圧を測定して前記接地電位を基準にした電圧検知信号を出力する電圧測定回路と、
前記電流検知信号と前記電圧検知信号とを乗算することにより、前記接地電位を基準にした電力信号を出力する乗算回路と、
を備えることを特徴とする電力センサー。 A power sensor that measures power consumed by a load,
A charge pump that receives a predetermined positive voltage based on the ground potential and outputs a negative voltage obtained by inverting the polarity of the positive voltage;
A current measuring circuit that operates based on the positive voltage and the negative voltage, measures a load current flowing through the load, and outputs a current detection signal based on the ground potential;
A voltage measuring circuit that operates based on the positive voltage and the negative voltage, measures a load voltage applied to the load, and outputs a voltage detection signal based on the ground potential;
A multiplication circuit that outputs a power signal based on the ground potential by multiplying the current detection signal and the voltage detection signal;
A power sensor comprising:
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2015019240A JP2016142651A (en) | 2015-02-03 | 2015-02-03 | Power sensor |
Applications Claiming Priority (1)
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Country | Link |
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2015
- 2015-02-03 JP JP2015019240A patent/JP2016142651A/en active Pending
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