JP2016142475A - 空気清浄機 - Google Patents
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Abstract
【課題】側面に開口が形成された縦型のダクトを備えて当該開口の面積を広くでき、静音性と風量を両立し、かつ、風路における圧損損失を低減可能である空気清浄機を提供する。
【解決手段】空気清浄機において、側面に開口である吸込口201が形成され長手の一端が閉塞され、内部に前記開口と通じる通風路203が形成された中空筒状のダクト200と、ダクト200の長手の他端の外側に設けられたシロッコファン300と、を備え、通風路203は、ダクト200の長手方向に沿って設けられ、シロッコファン300の回転軸301は、ダクト200の長手方向に平行、かつ、ダクト200の長手方向に直交する投影面上においてダクト200の内側に配置され、シロッコファン300の半径は、ダクト200の長手方向に直交する断面の内接円の半径よりも大きい構成とする。
【選択図】図4
【解決手段】空気清浄機において、側面に開口である吸込口201が形成され長手の一端が閉塞され、内部に前記開口と通じる通風路203が形成された中空筒状のダクト200と、ダクト200の長手の他端の外側に設けられたシロッコファン300と、を備え、通風路203は、ダクト200の長手方向に沿って設けられ、シロッコファン300の回転軸301は、ダクト200の長手方向に平行、かつ、ダクト200の長手方向に直交する投影面上においてダクト200の内側に配置され、シロッコファン300の半径は、ダクト200の長手方向に直交する断面の内接円の半径よりも大きい構成とする。
【選択図】図4
Description
この発明は、空気清浄機に関するものである。
従来における空気清浄機においては、床等の載置面から鉛直方向に自立する筒状体である本体(ダクト)と、この本体(ダクト)内に設けられたファンとを備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に示された従来における空気清浄機は、大きな設置空間を要しないコンパクトで、高い空気清浄能力を持つ空気清浄機構の提供を目的としたものであるが、本体(ダクト)内にファンを設けておりファン径をダクトよりも大きくすることができない。このため、大きな風量を得るにはファンの回転数を大きくする必要があり静音性が犠牲になる。また、逆に良好な静音性を得るにはファンの回転数を小さくして風量を犠牲にしなければならず、静音性と風量とを両立することが困難である。
この発明は、このような課題を解決するためになされたもので、側面に開口が形成された縦型のダクトを備えて当該開口の面積を広くすることができるとともに、静音性と風量を両立し、かつ、風路における圧損損失を低減することが可能である空気清浄機を得るものである。
この発明に係る空気清浄機においては、側面に開口が形成され、長手の一端が閉塞され、内部に前記開口と通じる通風路が形成された中空筒状のダクトと、前記ダクトの長手の他端の外側に設けられたシロッコファンと、を備え、前記通風路は、前記ダクトの長手方向に沿って設けられ、前記シロッコファンの回転軸は、前記ダクトの長手方向に平行、かつ、前記ダクトの長手方向に直交する投影面上において前記ダクトの内側に配置され、前記シロッコファンの半径は、前記ダクトの長手方向に直交する断面の内接円の半径よりも大きい構成とする。
この発明に係る空気清浄機においては、側面に開口が形成された縦型のダクトを備えて当該開口の面積を広くすることができるとともに、静音性と風量を両立し、かつ、風路における圧損損失を低減することが可能であるという効果を奏する。
この発明を添付の図面を参照しながら説明する。各図を通じて同符号は同一部分又は相当部分を示している。同符号の部分についての重複説明は適宜に簡略化あるいは省略する。
実施の形態1.
図1から図5は、この発明の実施の形態1に係るもので、図1は空気清浄機の外観斜視図、図2は空気清浄機の透視断面図、図3は空気清浄機の土台部の横断面図、図4は空気清浄機のダクトとシロッコファンの位置関係を説明する図、図5は図4の矢印Aの方向から見た矢視図である。
図1から図5は、この発明の実施の形態1に係るもので、図1は空気清浄機の外観斜視図、図2は空気清浄機の透視断面図、図3は空気清浄機の土台部の横断面図、図4は空気清浄機のダクトとシロッコファンの位置関係を説明する図、図5は図4の矢印Aの方向から見た矢視図である。
図1に示すように、この発明の実施の形態1に係る空気清浄機1は、土台部100及びダクト200を備えている。土台部100は、略直方体状を呈する。土台部100の上面には、ダクト200が取り付けられている。ダクト200は中空筒状を呈する。ここでは、ダクト200は、中空な略円筒状である。なお、ダクト200の形状はこれに限られず、例えば中空の角柱状等でもよい。
ダクト200は、土台部100の上面から上方に向けて立つように設けられている。すなわち、ダクト200の長手方向は、土台部100の上面に対し垂直に立てられている。ダクト200の側面には、開口である吸込口201が形成されている。吸込口201は、ダクト200の長手方向にわたって配置されている。吸込口201には、格子状の枠体にメッシュ状のプレフィルタが設けられた吸込口カバーが取り付けられている。
ダクト200の上端には、閉塞体202が取り付けられている。中空なダクト200の長手の一端は、この閉塞体202により閉塞されている。一方、ダクト200の長手の他端には、前述した土台部100が接続されている。土台部100の一側面には、吹出口101が形成されている。吹出口101は、吸込口201とは別の開口である
図2及び図3を参照しながら、空気清浄機1の構成について説明を続ける。ダクト200の内部には、通風路203が形成されている。通風路203は、ダクト200に形成された開口である吸込口201と通じている。土台部100の内の空間には、シロッコファン300が収容されている。また、土台部100の内部には、モータ400も収容されている。モータ400は、シロッコファン300を回転させるためのものである。
シロッコファン300が収容された土台部100内の空間は、ダクト200の通風路203と通じている。また、シロッコファン300が収容された空間は、土台部100の内部に形成された送風路102に通じている。そして、この送風路102は、吹出口101へと通じている。このようにして、ダクト200の吸込口201から、通風路203、シロッコファン300及び送風路102を経由して、吹出口101までが通じている。
図3に示すように、土台部100内には、スクロールケーシング103が設けられている。シロッコファン300は、このスクロールケーシング103の内側に配置されている。スクロールケーシング103は、シロッコファン300が収容される空間と送風路102の側壁を形成している。また、シロッコファン300は、回転軸301を中心にしてモータ400により回転される。
なお、前述したように、ダクト200の長手の一端は閉塞体202により閉塞される一方で、ダクト200の長手の他端には土台部100が接続されている。そして、土台部100には、シロッコファン300が収容されていることから、シロッコファン300は、ダクト200の長手の他端側におけるダクト200の外側に設けられているということができる。
図4は、ダクト200の長手方向に直交する投影面上におけるダクト200及びシロッコファン300を示している。この図4上に示す前記投影面上におけるダクト200は、ダクト200の長手方向に直交する断面の形状でもある。ダクト200の内部には、フィルタ210が取り付けられている。フィルタ210は、例えばHEPA(High Efficiency Particulate Air)フィルタである。
フィルタ210は、ダクト200の長手方向と平行に配置されている。フィルタ210の前記長手方向の寸法は、吸込口201の前記長手方向の寸法以上である。ダクト200の内部空間は、フィルタ210により吸込口201側と通風路203側とに分割されている。換言すれば、フィルタ210は、吸込口201と通風路203との間に配置されている。ダクト200の前記断面すなわち前記投影面上において、フィルタ210の外形は、おおむね直方形を呈する。
シロッコファン300の回転軸301は、前記投影面上においてダクト200の内側に配置されている。さらに言えば、シロッコファン300の回転軸301は、前記投影面上においてダクト200の内側、かつ、フィルタ210の前記投影面上の中心(フィルタ中心211)よりも吸込口201側に配置されている。
シロッコファン300の半径は、ダクト200の前記断面の形状における内接円の半径よりも大きい。シロッコファン300の半径は図4中にRで示す長さである。ここで、前述したようにダクト200は中空の略円筒状であるため、ダクト200の前記断面の形状は略円形である。よって、ダクト200の前記断面の形状における内接円とはダクト200の前記断面の形状である。このことから、ここでは、ダクト200の前記断面の形状における内接円の半径は図4中にrで示す長さとなる。なお、例えばダクト200が中空の角柱状であれば、当然にダクト200の前記断面の形状における内接円と、ダクト200の前記断面の形状とは異なったものになる。
また、図4に示すように、前記投影面上において、シロッコファン300の回転軸301、フィルタ中心211及びダクト200の前記断面の形状の内接円の中心(ダクト中心204)は、一直線上に並んでいる。
次に、図5は、図4中の矢印Aの方向から、ダクト200及びシロッコファン300を見た図である。この図5に示すように、シロッコファン300の回転軸301は、ダクト200の長手方向に平行になるように配置されている。
以上のように構成された空気清浄機1において、モータ400によりシロッコファン300を回転させると、吸込口201から空気が吸い込まれる。吸込口201から空気が吸い込まれた空気は、フィルタ210を通過し、通風路203内に入る。通風路203内に入った空気は、通風路203内を通りシロッコファン300へと流れる。そして、シロッコファン300から送風路102を経て吹出口101から排出される。
この際、シロッコファン300をダクト200の長手の外側に設けた上で、シロッコファン300の半径をダクト200の長手方向に直交する断面の内接円の半径よりも大きくすることで、シロッコファン300の半径を大きくして静音性が高く、かつ、風量を大きくすることができ、すなわち静音性と風量を両立することが可能である。また、シロッコファン300のベルマウスの開口面積を通風路203の断面積以上とすることができるため、吸気圧損を低減することができる。
また、シロッコファン300の回転軸301を、ダクト200の長手方向に平行、かつ、ダクトの長手方向に直交する投影面上においてダクト200の内側に配置することで、通風路203の出口とシロッコファン300の入口とが近接していてもシロッコファン300の入口における圧力損失を少なく抑えることができる。
また、通風路203を縦型のダクト200の長手方向に沿って設け、ダクト200の側面に長手方向にわたって開口である吸込口201を設けることで、空気清浄機1の設置面積を小さく抑えつつ吸込口201の開口面積を広くすることができる。この際、吸込口201の後ろ側にダクト200の長手方向にわたってフィルタ210を設けることで、フィルタ面積を平面的に広くすることができ、フィルタ210の通過風速を比較的遅くしつつも風量を確保することができるため、フィルタ210での清浄効率を向上し、効率の高い空気清浄機1を得ることができる。
この際、シロッコファン300の回転軸301を、前記投影面上においてダクト200の内側、かつ、フィルタ210の前記投影面上の中心(フィルタ中心211)よりも吸込口201側に配置することで、前記投影面上における通風路203とシロッコファン300との重なる面積を大きくすることができ、通風路203からシロッコファン300に流れる空気の圧力損失を低減することが可能である。
さらに、前記投影面上においては、シロッコファン300、フィルタ210及び通風路203は当該直線に対して線対称に配置されている。そして、シロッコファン300の回転軸、フィルタ中心211及びダクト200の前記断面の前記内接円の中心(ダクト中心204)を、前記投影面上において一直線上に並ぶように配置することで、前記投影面上における通風路203とシロッコファン300との重なる面積をさらに大きくすることができ、通風路203からシロッコファン300に流れる空気の圧力損失をより一層低減することが可能である。
加えて、縦に長いダクト200の下端に土台部100を設け、この土台部100に比較的に重量のあるシロッコファン300及びこのシロッコファン300を駆動するモータ400を収容することで、土台部100側を重くして空気清浄機1全体の重心を低くし、設置時の安定性を向上することができる。
1 空気清浄機、 100 土台部、 101 吹出口、 102 送風路、 103 スクロールケーシング、 200 ダクト、 201 吸込口、 202 閉塞体、 203 通風路、 204 ダクト中心、 210 フィルタ、 211 フィルタ中心、 300 シロッコファン、 301 回転軸、 400 モータ
Claims (5)
- 側面に開口が形成され、長手の一端が閉塞され、内部に前記開口と通じる通風路が形成された中空筒状のダクトと、
前記ダクトの長手の他端の外側に設けられたシロッコファンと、を備え、
前記通風路は、前記ダクトの長手方向に沿って設けられ、
前記シロッコファンの回転軸は、前記ダクトの長手方向に平行、かつ、前記ダクトの長手方向に直交する投影面上において前記ダクトの内側に配置され、
前記シロッコファンの半径は、前記ダクトの長手方向に直交する断面の内接円の半径よりも大きい空気清浄機。 - 前記ダクトの内部における前記開口と前記通風路との間に、前記ダクトの長手方向と平行に設けられたフィルタを備え、
前記シロッコファンの回転軸は、前記投影面上において、前記フィルタの中心よりも前記開口側かつ前記ダクトの内側に配置される請求項1に記載の空気清浄機。 - 前記シロッコファンの回転軸、前記フィルタの中心及び前記ダクトの前記断面の前記内接円の中心は、前記投影面上において一直線上に並ぶ請求項2に記載の空気清浄機。
- 前記ダクトの長手の前記他端側に設けられ、内部に前記シロッコファン及び前記シロッコファンを駆動するモータを収容する土台部を備えた請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の空気清浄機。
- 前記ダクトは中空円筒状である請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の空気清浄機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015019518A JP2016142475A (ja) | 2015-02-03 | 2015-02-03 | 空気清浄機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2015019518A JP2016142475A (ja) | 2015-02-03 | 2015-02-03 | 空気清浄機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2016142475A true JP2016142475A (ja) | 2016-08-08 |
Family
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2015019518A Pending JP2016142475A (ja) | 2015-02-03 | 2015-02-03 | 空気清浄機 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2016142475A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR20220036050A (ko) * | 2020-09-15 | 2022-03-22 | 엘지전자 주식회사 | 에어클린팬 |
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2015
- 2015-02-03 JP JP2015019518A patent/JP2016142475A/ja active Pending
Cited By (2)
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KR20220036050A (ko) * | 2020-09-15 | 2022-03-22 | 엘지전자 주식회사 | 에어클린팬 |
KR102409238B1 (ko) * | 2020-09-15 | 2022-06-14 | 엘지전자 주식회사 | 에어클린팬 |
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