JP2016140827A - Mud water treatment apparatus - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、泥水処理装置に関し、詳細には、泥水に対してフィルタープレスを行い脱水しケーキを取り出す泥水処理装置に関する。 The present invention relates to a muddy water treatment apparatus, and more particularly, to a muddy water treatment apparatus that performs a filter press on a muddy water to dehydrate and take out a cake.
従来、沈殿槽と、その沈殿槽の底部が長手方向中央部に連通しているシリンダ装置のシリンダ本体と、そのシリンダ本体内を往復運動するピストンと、そのピストンのピストンロッドとを備え、そのピストンは水を透過させるろ過体で構成され、前記ピストンロッドはロッド駆動装置に接続された脱水装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)この脱水装置において、ピストンはシリンダ本体内を仕切った一方の領域の圧力が所定値よりも高くなると、水を透過するろ過膜(フィルタ)が設けられている。シリンダ本体の長手方向両端部はそれぞれ開閉可能な蓋本体を有する蓋部材が設けられている。その蓋部材はピストンロッドが通る中空ガイド部を備え、その中空ガイド部にはそれぞれ蓋部材をシリンダ本体の端部を開放し閉塞する蓋開閉機構が設けられている。ピストンロッドを駆動するロッド駆動装置には負荷センサが設けられ、その負荷センサから信号を受けて前記ロッド駆動装置および蓋開閉機構を制御する制御装置を備え、その制御装置は前記負荷センサが設定値より高くなったことを検知したときに、蓋部材を開放し、蓋体が開放した側にピストンが移動する所定時間が経過した後に、蓋部材を閉鎖する機能を有している。 Conventionally, a settling tank, a cylinder body of a cylinder device in which the bottom of the settling tank communicates with a central portion in the longitudinal direction, a piston that reciprocates in the cylinder body, and a piston rod of the piston are provided. Is composed of a filter that allows water to pass through, and the piston rod is known as a dehydrator connected to a rod drive device (see, for example, Patent Document 1). In this dehydrator, the piston partitions the inside of the cylinder body. When the pressure in the other region is higher than a predetermined value, a filtration membrane (filter) that allows water to pass therethrough is provided. Lid members having lid bodies that can be opened and closed are provided at both ends in the longitudinal direction of the cylinder body. The lid member includes a hollow guide portion through which the piston rod passes, and each of the hollow guide portions is provided with a lid opening / closing mechanism that opens and closes the end of the cylinder body. The rod drive device that drives the piston rod is provided with a load sensor, and includes a control device that receives the signal from the load sensor and controls the rod drive device and the lid opening / closing mechanism. When it is detected that the height is higher, the lid member is opened, and after a predetermined time for the piston to move to the side where the lid is opened, the lid member is closed.
しかし、特許文献1に記載の脱水装置では、泥水がシリンダ内に入るので、ろ過膜(フィルタ)が泥で目詰まりし、ピストン内が高圧になり、シリンダの蓋部材が外れる虞があった。また、特許文献1に記載の脱水装置では、原液攪拌層には、石やコンクリート片を除去する装置が無い為、泥水に石やコンクリート片が入ったものは、処理できないという問題点があった。
However, in the dehydrating apparatus described in
本発明は、上記課題を解決するために成されたものであり、第一の目的は、フィルタの目詰まりを容易に解消できる泥水処理装置を提供することを目的とする。また、第二の目的は、ピストン内が高圧になった場合に圧を逃がすことの出来る泥水処理装置を提供することを目的とする。また、本発明の第三の目的は、石やコンクリート片が交じった泥水も処理できる泥水処理装置を提供することを目的とする。 The present invention has been made to solve the above-described problems, and a first object is to provide a muddy water treatment apparatus that can easily eliminate clogging of a filter. Another object of the present invention is to provide a muddy water treatment apparatus that can relieve pressure when the inside of a piston becomes high pressure. The third object of the present invention is to provide a muddy water treatment apparatus capable of treating muddy water mixed with stones and concrete pieces.
上記目的を達成するために、請求項1に記載の泥水処理装置は、泥水と凝集剤が投入され混合されるスラリータンクと、前記スラリータンクの下方に設けられたシリンダと、前記スラリータンクと前記シリンダとを接続する接続部と、前記接続部を開閉する接続部開閉手段と、前記シリンダの一端部に設けられた蓋部と、前記蓋部の内面側に設けられ前記泥水から水を通過させ泥を濾すフィルタと、前記蓋部の内面側に設けられ前記フィルタを移動可能に支持するフィルタ支持部と、前記フィルタを通過した水を外部に排出する排水口と、前記フィルタを前記蓋部の内面に沿って移動させるフィルタ移動機構と、前記シリンダ内において、前記フィルタと対向して往復移動するピストンと、前記ピストンを往復移動させるピストン移動手段とを備えたことを特徴とする。
In order to achieve the above object, a muddy water treatment apparatus according to
この構成の泥水処理装置では、蓋部の内面側に設けられたフィルタ支持部により支持されたフィルタをフィルタ移動機構により、容易に移動させて新しいフィルタにすることができる。従って、フィルタの目詰まりを容易に防止できる。 In the muddy water treatment apparatus with this configuration, the filter supported by the filter support portion provided on the inner surface side of the lid portion can be easily moved to a new filter by the filter moving mechanism. Therefore, clogging of the filter can be easily prevented.
請求項2に記載の泥水処理装置は、請求項1に記載の発明の構成に加え、前記フィルタ移動機構により前記フィルタ支持部の外側に移動した前記フィルタに対して、当該フィルタを洗浄する洗浄液を吐出するフィルタ洗浄機構を備えたことを特徴とする。この構成の泥水処理装置では、請求項1に記載の発明の効果に加え、フィルタ洗浄機構からフィルタに洗浄液を吐出するので、フィルタから泥を落として再利用できる。
In addition to the structure of the invention described in
請求項3に記載の泥水処理装置は、請求項1又は2に記載の発明の構成に加え、前記ピストンの周囲は、可撓性を有する部材から形成されていることを特徴とする。この構成の泥水処理装置では、請求項1又は2に記載の発明の効果に加え、フィルタの目詰まり等によりシリンダ内の圧力が高まりすぎた場合には、ピストンの周囲が撓んで、シリンダとピストンの間に隙間が出来、圧力を逃がすことができる。
The muddy water treatment apparatus according to
請求項4に記載の泥水処理装置は、請求項1〜3の何れかに記載の発明の構成に加え、前記スラリータンクの上部には、網を振動させて網目より大きい固形物を除去する振動ふるい装置が設けられていることを特徴とする。この構成の泥水処理装置では、請求項1〜3の何れかに記載の発明の効果に加え、振動ふるい装置が網を振動させて網目より大きい固形物を除去することができる。従って、スラリータンク及びシリンダ内に、石やコンクリート片等の固形物が入ることを防止できる。
In addition to the structure of the invention according to any one of
請求項5に記載の泥水処理装置は、請求項1〜4の何れかに記載の発明の構成に加え、前記蓋部を開閉する蓋部開閉機構を備えたことを特徴とする。この構成の泥水処理装置では、請求項1〜4の何れかに記載の発明の効果に加え、蓋部開閉機構により容易にシリンダの蓋部を開閉できる。
A muddy water treatment apparatus according to a fifth aspect is characterized in that, in addition to the configuration of the invention according to any one of the first to fourth aspects, a lid opening / closing mechanism for opening and closing the lid is provided. In the muddy water treatment apparatus with this configuration, in addition to the effect of the invention according to any one of
請求項6に記載の泥水処理装置は、請求項1〜5の何れかに記載の発明の構成に加え、前記スラリータンクに隣接して設けられ前記凝集剤を貯留する凝集剤タンクと、前記凝集剤タンクから前記凝集剤を前記スラリータンクに供給する凝集剤供給手段とを備えたことを特徴とする。この構成の泥水処理装置では、請求項1〜5の何れかに記載の発明の効果に加え、凝集剤タンクから凝集剤を凝集剤供給手段により容易にスラリータンクに供給できる。
In addition to the structure of the invention according to any one of
以下、本発明の一実施の形態である泥水処理装置1について、図面を参照して説明する。泥水処理装置1は、シルト、粘土分を含んだ泥水(スラリー)に、凝集剤を混入してフロックを形成し、当該フロックを加圧脱水(フィルタープレス)して、脱水ケーキを生成する。この脱水ケーキは乾燥されて乾燥煉瓦となる。
Hereinafter, a muddy
<泥水処理装置1の構造>
以下、図1乃至図9を参照して、泥水処理装置1の構造の詳細を説明する。まず、図1及び図2を参照して、泥水処理装置1の全体構成を説明する。この泥水処理装置1は、少なくとも、スラリータンク2、シリンダ3、ピストン4、凝集剤タンク5、フィルタ32、フィルタ移動機構6、油圧ポンプ7、発電機8、振動ふるい装置10等から構成される。発電機8は、後述する各モータに電力を供給する。尚、図1では、図の上・下・左・右を泥水処理装置1の上・下・前・後という。
<Structure of the muddy
Hereinafter, with reference to FIG. 1 thru | or FIG. 9, the detail of the structure of the muddy
<スラリータンク2の構造>
図1及び図2に示すように、スラリータンク2は、シルト、粘土分を含んだ泥水(スラリー)と凝集剤が投入されて混合されるタンクであり、円筒形の側壁21及び平面視円形の底板22を備え、上方は開放されている。スラリータンク2内には、攪拌羽24,24を一対備えた攪拌装置23が回転可能に設けられている。スラリータンク2の下部には、攪拌装置23をチェーン26により駆動するモータ25が設けられている。スラリータンク2の底板22には、シリンダ3への接続部として、略矩形の開口部22Aと、開口部22Aを開閉する為に底板22に対して水平に移動する開閉扉22Bが設けられている。開閉扉22Bは手動、又は、油圧シリンダ(図示外)により開閉されるようになっている。また、図2に示すように、スラリータンク2の左側面側には、梯子100が設けられている。
<Structure of
As shown in FIGS. 1 and 2, the
<振動ふるい装置10の構造>
図1及び図2に示すように、スラリータンク2の上部には、周知の振動ふるい装置10が設けられている。振動ふるい装置10は分離金網10A及び分離金網10Aの下面に一部に取り付けられた振動モータ(図示外)を備えた装置である。振動ふるい装置10の分離金網10Aは、水平に設けられている。図示外の振動モータの振動により分離金網10Aが振動する。この振動ふるい装置10は、分離金網10Aの網目より小さいシルト、粘土分等を含んだ泥水を通過させ、分離金網10Aの網目より大きい石、コンクリート片等を分離する。
<Structure of
As shown in FIGS. 1 and 2, a known
<凝集剤タンク5の構造>
図1及び図2に示すように、スラリータンク2の前側(左側)に隣接して凝集剤タンク5が設けられている。凝集剤タンク5には、粘土分を含んだ泥水(スラリー)に、混入されてフロックを形成する凝集剤が貯留される。凝集剤の一例としては、例えば、無機系凝集剤が用いられる。無機系凝集剤の一例としては、人工ゼオライトの主成分とした凝集剤が用いられる。例えば、センカ株式会社のサブサイダー250(商品名)を用いることができる。図1及び図2に示すように、凝集剤タンク5は、円筒形の側壁51及び平面視円形の底板52を備え、上方が開放されている。凝集剤タンク5内には、攪拌羽54,54を一対備えた攪拌装置53が回転可能に設けられている。スラリータンク2の下部には、攪拌装置53をチェーン56により駆動するモータ55が設けられている。また、図1に示すように、凝集剤タンク5には、凝集剤タンク5からスラリータンク2に凝集剤を送る凝集剤パイプ57が設けられている。凝集剤パイプ57の下部には、水中ポンプ57Aが設けられている。
<Structure of
As shown in FIGS. 1 and 2, a
<シリンダ3の構造>
図1に示すように、シリンダ3は、泥水処理装置1のスラリータンク2の下方に、図1に於ける左右方向に延設されている。シリンダ3は、横断面(シリンダ3の長手方向及び図1の紙面に垂直な断面)が、図3に示すように略正方形の角筒に形成されている。図1に示すように、シリンダ3前端部(左端部)には、シリンダ3の前端部(左端部)を塞ぐ、蓋部31が設けられている。蓋部31は、軸支部40を支点にして垂直状態から水平方法に開閉可能な開閉扉である。また、図1に示すように、蓋部31の後側(シリンダ3側)には、フィルタ32を支えるフィルタ支持網31Aが設けられている。フィルタ支持網31Aは、金属製の金網から構成され、シリンダ3の内部の横断面(図1の紙面に垂直な断面)よりは小さい略四角形に形成されている。フィルタ32はフィルタ支持網31Aに沿って移動可能である。尚、シリンダ3の下方には、排水タンク90,93が設けられ、排水タンク93からは、排水タンク90に向けて、上澄み液を還流するパイプ98が接続されている。
<Structure of
As shown in FIG. 1, the
<シリンダ3の蓋部31の構造>
図1、図5及び図6を参照して、蓋部31の構造を説明する。蓋部31は、軸支部40に軸支されて、図1及び図5に示す垂直方向と図6に示す水平方向との間で開閉可能になっている。蓋部31は、蓋部開閉機構41により開閉される。蓋部開閉機構41は、巻き上げモータ43と巻き上げモータ43を支持する支持腕42と巻き上げワイヤ46等により構成される。支持腕42は垂直フレーム30から水平に前方(左方)に延設されている。支持腕42の先端側(前側)には、巻き上げモータ43が固定されている。巻き上げモータ43の回転軸44には、プーリ45が固定されている。プーリ45は巻き上げワイヤ46を巻き上げる。巻き上げワイヤ46の下端部は、蓋部31の側端部の真ん中やや下に設けられた突起47に固定されている。蓋部31はロック機構60によりロックされる。ロック機構60の詳細は後述する。ロック機構60が解除された状態で巻き上げモータ43が駆動され回転軸44が反時計回りに回転すると、プーリ45が反時計回りに回転する。プーリ45が巻き上げワイヤ46を巻き上げると、蓋部31は、図5に示す垂直状態から図6に示す水平状態に開き、シリンダ3の前端部(左端部)が開放される。尚、図2に示すように、巻き上げモータ43の後部(左側)から延設する回転軸44にもプーリ45が設けられ、蓋部31の左側面にも突起47及びロック機構60が設けられている。従って、蓋部開閉機構41及びロック機構60は、蓋部31の左右両側端部に対応して一対設けられている。尚、図2では、ロック機構60の図示は省略している。
<Structure of the
The structure of the
<ロック機構60の構造>
次に、図7を参照して、ロック機構60の構造を説明する。ロック機構60は油圧シリンダ62と、フック63等から構成される。油圧シリンダ62は、泥水処理装置1の図示しないフレームに固定された軸部61に回転可能に支持されている。油圧シリンダ62は図示外の油圧ポンプにより駆動される。油圧シリンダ62の先端部62Aには、フック63が固定されている。フック63は下方に開口したコの字形状に形成されている。フック63には、蓋部31の側端部に設けられた円柱状の突起48に係合する係合部63Aが設けられている。フック63の先端部の下端部には、自由回転するプーリ63Bが設けられている。フック63は油圧シリンダ62により、前後方向に退出可能になっている。油圧シリンダ62には、支持板65が軸部64により回転可能に支持されている。軸部64には、弦巻ばね64Aが設けられ、弦巻ばね64Aの上端部は、油圧シリンダ62上のばね止め突起64Bに係止され、弦巻ばね64Aの上端部は、支持板65上のばね止め突起64Cに係止され、支持板65を反時計回りに付勢する。支持板65の前側(左側)には、係止板66が設けられ、泥水処理装置1の図示しないフレームに固定された軸部68に当接し、支持板65が軸部68から後方向(右方向)に外れないように規制する。
<Structure of
Next, the structure of the
図7に示すように、油圧シリンダ62の駆動により先端部62Aが前方向(左方向)に移動し、巻き上げモータ43の駆動により巻き上げワイヤ46がプーリ45に巻き上げられると、巻き上げワイヤ46がプーリ63Bを押し上げ、ロック機構60が持ち上げられて、フック63が突起48から外れる。このときに、支持板65が弦巻ばね64Aの付勢力により、支持板65が反時計回りに回転し、支持板65の下端部が軸部68に係止されてロック機構60のフック63が下方に落ちるのを防止する。ロック機構60により蓋部31をロックする場合には、巻き上げモータ43を時計回りに駆動し、プーリ45を時計回りに回して、巻き上げワイヤ46を緩めて、蓋部31を図5に示す垂直状態にする。次いで、図7に示す支持板65に設けられているつまみ部67を前方向に手で押して、支持板65を時計回り方向に回転すると、図7に破線で示すように、支持板65の下端部の軸部68による支持が解除される。ロック機構60は自重により、軸部61を中心に反時計回りに回転して、フック63が突起48に係合する。油圧シリンダ62の油を減らすように油圧ポンプを駆動すると、フック63が後方向(右方向)に移動して、フック63の係合部63Aが突起48に係合して、蓋部31がロックされる。
As shown in FIG. 7, when the
<ピストン4の構造>
次に、図1及び図8を参照して、ピストン4の構造を説明する。ピストン4は、前側(図1の左側)から見ると、略正方形であり、図8に示すように、略正方形の金属板141からなる前端部と、略正方形の金属板142を複数枚重ねてボルト144で固定したものである。金属板142の間のボルト144には、筒状のスペーサ145が設けられている。図8では、金属板142は、一例として5枚である。金属板142の間には、可撓性を有する樹脂板146が挟み込まれている。この可撓性を有する樹脂板146は、一例としてシリコン樹脂の板材である。例えば、ピストン4の筒内の1辺が1m×1mで有る場合には、ピストン4を構成する金属板142は、1辺が96cm×96cmで厚みが12mmであり、金属板は5枚重ねられている。金属板からは周囲に可撓性を有する樹脂板146が一例として2cmはみ出して、シリンダ3の壁面103との密閉性が担保される。従って、ピストン4の周囲は可撓性を有する樹脂から構成されている。ピストン4は、基部140に油圧シリンダ71の軸72が固定され、油圧ポンプ7の油圧により、前後方向に往復移動される。
<Structure of
Next, the structure of the
<フィルタ32の構造>
フィルタ32は、図4に示すシリンダ3の左右方向に幅を有する連続した布製の帯であり、シルトや粘土分を透過させず、水は透過させる目のフィルタである。フィルタ32は、図1及び図5に示す供給ローラ34Cに巻回されており、図5に示すように、案内ローラ34Eに案内され、フィルタ支持網31Aのシリンダ3側(右側)を通り、案内ローラ34FでUターンしてフィルタ支持網31Aの前側(左側)を通り、案内ローラ34G,34Hに案内され、巻き取りローラ34Dに巻き取られる。
<Structure of
The
<フィルタ移動機構6の構造>
次に、フィルタ移動機構6について説明する。図1及び図5に示すように、フィルタ移動機構6は、フィルタモータ34A、供給ローラ34C、巻き取りローラ34D、案内ローラ34E,34F,34G,34Hから構成される。図1及び図5に示すように、供給ローラ34C及び巻き取りローラ34Dは、凝集剤タンク5の左側の垂直フレーム30に上下2段に保持される。図5に示すように、フィルタモータ34Aは、凝集剤タンク5の近傍の垂直フレーム30に設けられている。フィルタモータ34Aの軸にはプーリ34Bが設けられ、プーリ34Bと供給ローラ34C、巻き取りローラ34Dには、駆動ベルト34Iが張り渡されている。蓋部31の中間部には、案内ローラ34Eが設けられ、蓋部31の下部には、案内ローラ34Fが設けられ、蓋部31の中間部の外側には、案内ローラ34Gが設けられている。案内ローラ34Eの上方には、案内ローラ34Hが設けられている。フィルタ32は、フィルタモータ34Aの駆動により、供給ローラ34Cから引き出され、案内ローラ34E,34F,34G,34Hにより案内されて、巻き取りローラ34Dに巻き取られる。案内ローラ34Eと,案内ローラ34Fとの間が、シリンダ3内に入る。
<Structure of
Next, the
<フィルタ洗浄機構36の構造>
次に、図1、図5及び図9を参照してフィルタ洗浄機構36の構造を説明する。図9に示すように、フィルタ洗浄機構36は、蓋部31内に設けられ、垂直に設けれらた一対の散水パイプ94A,94Aと、散水パイプ94Aに接続され、水平に設けられた4本の散水パイプ94Bと、散水パイプ94A,94Aに平行に設けられ空気を噴射するエアパイプ95,95から構成される。散水パイプ94A及び散水パイプ94Bには、水を噴射する孔96が複数形成されている。また、エアパイプ95にも空気を噴射する孔95Aが複数形成されている。図5に示すように、散水パイプ94Aはパイプ94に接続され、排水タンク90から水中ポンプ91によりくみ上げた水が供給される。また、エアパイプ95には図示しないエアポンプから圧縮空域が供給される。フィルタ洗浄機構36は、フィルタ支持網31Aの外側(前側)を通過するフィルタ32対して、水と圧縮空気を吹き付けてフィルタ32を洗浄する。図5に示すように、蓋部31の前側(左側)には、蓋部31の前側及び下部を覆うカバー31Bが設けられ、カバー31Bの下部は排水を受ける樋形状になっており排水口35が形成されている。
<Structure of
Next, the structure of the
<泥水処理装置1の動作>
次に、上記構造の泥水処理装置1の動作について説明する。図1に示すように、スラリータンク2の開口部22Aが開閉扉22Bにより閉鎖された状態で、振動ふるい装置10の分離金網10Aの網目を通過した、シルト、粘土分等を含んだ泥水(スラリー)が、スラリータンク2に既定量投入される。凝集剤タンク5から凝集剤が水中ポンプ57Aにより凝集剤パイプ57を介して、スラリータンク2に既定量投入される。攪拌装置23の攪拌羽24により、凝集剤が泥水(スラリー)に攪拌混合される。次いで、ピストン4を後方(右方)に下げた状態で、開閉扉22Bを開いて、シリンダ3内に、凝集剤が混合された泥水(スラリー)が注入される。次いで、開閉扉22Bを閉じて、油圧ポンプ7の油圧により、ピストン4は、前方(左方)の蓋部31方向に移動して、泥水(スラリー)を圧縮する。
<Operation of the muddy
Next, operation | movement of the muddy
泥水(スラリー)の水分は、フィルタ32及びフィルタ支持網31Aを通過して、脱水される。蓋部31側からの排水は、排水口35から排水受け92B、排水パイプ92を介して、排水タンク90に集められる。排水パイプ92は塩化ビニール等のパイプから形成され、先端部92Aには、樋状の排水受け92Bが固定され、蓋部31の下部の排水口35からの排水を受ける。シリンダ3の後側(右側)からの排水は、排水パイプ97を介して、排水タンク93に集められる。泥水(スラリー)には、フロックを形成する凝集剤が混合されているので、シリンダ3の蓋部31とピストン4との間には、ブロック状のフロックの塊が形成される。ロック機構60のロックを解除して、巻き上げモータ43の駆動により蓋部31を図2に示す水平状態に解放して、ブロック状のケーキを取り出す。従って、泥水処理装置1は、泥水に対してフィルタープレスを行い脱水しケーキを取り出すことができる。
The water of the muddy water (slurry) passes through the
本実施の形態の泥水処理装置1によれば、フィルタ32は、フィルタ移動機構6により一定量送られ、フィルタ洗浄機構36からの散水と圧縮空気により洗浄される。フィルタ洗浄機構36によるフィルタ32の洗浄は、使用者の判断により、図示しない操作パネルを操作して行われる。従って、フィルタ32から泥を落として再利用できる。フィルタ32の目詰まり等によりシリンダ内の圧力が高まりすぎた場合には、ピストン4の周囲が撓んで、シリンダ3とピストン4の間に隙間が出来、圧力を逃がすことができる。また、振動ふるい装置10が分離金網10Aを振動させて網目より大きい固形物を除去することができる。従って、スラリータンク2及びシリンダ3内に、石やコンクリート片等の固形物が入ることを防止できる。また、蓋部開閉機構41により容易にシリンダ3の蓋部31を容易に開閉できるので、ケーキの取り出しが容易である。
According to the muddy
尚、開口部22Aが、本発明の「接続部」の一例である。開閉扉22Bが、本発明の「接続部開閉手段」の一例である。フィルタ支持網31Aが本発明の「フィルタ支持部」の一例である。油圧ポンプ7及び油圧シリンダ71が本発明の「ピストン移動手段」の一例である。凝集剤パイプ57及び水中ポンプ57Aが「凝集剤供給手段」の一例である。
The
尚、本発明は、上記実施の形態に限られず、各種の変形が可能である。例えば、振動ふるい装置10は必ずしも設けなくても良い。また、図10に示すように、泥水処理装置1の下部にクローラ9を設けてもよい。この場合には、排水タンク90,93は、着脱式にして、使用時に図10に示すように装着しても良い。
The present invention is not limited to the above embodiment, and various modifications can be made. For example, the
1 泥水処理装置
2 スラリータンク
3 シリンダ
4 ピストン
5 凝集剤タンク
6 フィルタ移動機構
7 油圧ポンプ
9 クローラ
10 振動ふるい装置
10A 分離金網
31 蓋部
31A フィルタ支持網
32 フィルタ
36 フィルタ洗浄機構
41 蓋部開閉機構
60 ロック機構
90 排水タンク
93 排水タンク
94 排水パイプ
DESCRIPTION OF
Claims (6)
前記スラリータンクの下方に設けられたシリンダと、
前記スラリータンクと前記シリンダとを接続する接続部と、
前記接続部を開閉する接続部開閉手段と、
前記シリンダの一端部に設けられた蓋部と、
前記蓋部の内面側に設けられ前記泥水から水を通過させ泥を濾すフィルタと、
前記蓋部の内面側に設けられ前記フィルタを移動可能に支持するフィルタ支持部と、
前記フィルタを通過した水を外部に排出する排水口と、
前記フィルタを前記蓋部の内面に沿って移動させるフィルタ移動機構と、
前記シリンダ内において、前記フィルタと対向して往復移動するピストンと、
前記ピストンを往復移動させるピストン移動手段と
を備えたことを特徴とする泥水処理装置。 A slurry tank into which mud and flocculant are charged and mixed;
A cylinder provided below the slurry tank;
A connecting portion for connecting the slurry tank and the cylinder;
Connection part opening and closing means for opening and closing the connection part;
A lid provided at one end of the cylinder;
A filter that is provided on the inner surface side of the lid portion and passes the water from the muddy water to filter the mud,
A filter support portion provided on the inner surface side of the lid portion and movably supporting the filter;
A drain outlet for discharging water that has passed through the filter to the outside;
A filter moving mechanism for moving the filter along the inner surface of the lid;
A piston that reciprocates opposite to the filter in the cylinder;
A muddy water treatment apparatus comprising piston moving means for reciprocating the piston.
前記凝集剤タンクから前記凝集剤を前記スラリータンクに供給する凝集剤供給手段と
を備えたことを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載の泥水処理装置。
A flocculant tank provided adjacent to the slurry tank and storing the flocculant;
The muddy water treatment apparatus according to claim 1, further comprising a flocculant supply unit that supplies the flocculant from the flocculant tank to the slurry tank.
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