JP2016136316A - 情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム Download PDF

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育英 細田
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Abstract

【課題】装置が利用される状態または状況に応じて、当該装置が携行される状態と携行されていない状態とを、より好適な態様で切り替えて運用できる情報処理装置を提供する。
【解決手段】ユーザu1に関する情報を取得する取得部と、前記ユーザに関する情報に基づいて、ユーザが携行可能な機器10を、当該機器がユーザに携行されている携行状態と、ユーザに携行されていない非携行状態との間で変化するように、当該機器を移動させるための制御プロセスを実行する制御部と、を備える、情報処理装置。
【選択図】図1

Description

本開示は、情報処理装置、情報処理方法、及びプログラムに関する。
近年では、通信技術の進歩や各種デバイスの小型化に伴い、所謂情報処理装置と呼ばれる機器の種別も多様化してきており、PC(Personal Computer)等に限らず、スマートフォンやタブレット端末のように、ユーザが携行可能に構成された機器も普及してきている。また、近年では、携行可能に構成された機器として、ユーザが身体の一部に装着することで携行しながら使用可能に構成された、所謂ウェアラブル端末も提案されている。
また、上記に示した機器の中には、ユーザとコミュニケーションを取ることにより、当該ユーザの要望を認識し、要望に応じて各種機能を実行する機器(例えば、ロボット)も提案されており、このような情報処理装置の中には携行可能に構成されたものも含まれる。例えば、特許文献1には、ユーザとコミュニケーションを取ることが可能な機器を、ユーザが携行するための仕組みの一例が開示されている。
特開2004−193932号公報
このように、所謂情報処理装置のような機器の中には、高機能化、高性能化、及び小型化されたものも普及してきており、利用用途も多様化してきているため、当該機器が使用される頻度はより一層高くなることが予想される。
一方で、上記に示したような機器の利用方法は、必ずしも、ユーザが当該機器を携行しながら使用する状態が好ましいとは限らず、当該機器の利用シーン(即ち、機器が利用される状態または状況)によっては、例えば、ユーザが当該機器を携行せずに使用する状態(例えば、機器を装着せずに使用する状態)が望ましい場合も想定され得る。
そこで、本開示では、機器が利用される状態または状況に応じて、当該機器が携行される状態と携行されていない状態とを、より好適な態様で切り替えることが可能な、情報処理装置、情報処理方法、及びプログラムを提案する。
本開示によれば、ユーザに関する情報を取得する取得部と、前記ユーザに関する情報に基づいて、ユーザが携行可能な機器を、当該機器がユーザに携行されている携行状態と、ユーザに携行されていない非携行状態との間で変化するように、当該機器を移動させるための制御プロセスを実行する制御部と、を備える、情報処理装置が提供される。
また、本開示によれば、ユーザに関する情報を取得することと、プロセッサが、前記ユーザに関する情報に基づいて、ユーザが携行可能な機器を、当該機器がユーザに携行されている携行状態と、ユーザに携行されていない非携行状態との間で変化するように、当該機器を移動させるための制御プロセスを実行することと、を含む、情報処理方法が提供される。
また、本開示によれば、コンピュータに、ユーザに関する情報を取得することと、前記ユーザに関する情報に基づいて、ユーザが携行可能な機器を、当該機器がユーザに携行されている携行状態と、ユーザに携行されていない非携行状態との間で変化するように、当該機器を移動させるための制御プロセスを実行することと、を実行させる、プログラムが提供される。
以上説明したように本開示によれば、機器が利用される状態または状況に応じて、当該機器が携行される状態と携行されていない状態とを、より好適な態様で切り替えることが可能な、情報処理装置、情報処理方法、及びプログラムが提供される。
なお、上記の効果は必ずしも限定的なものではなく、上記の効果とともに、または上記の効果に代えて、本明細書に示されたいずれかの効果、または本明細書から把握され得る他の効果が奏されてもよい。
本開示の一実施形態に係る情報処理装置を適用したシステムの概要について説明するための説明図である。 同実施形態に係る情報処理装置を適用したシステムの概要について説明するための説明図である。 同実施形態に係る情報処理装置を適用したシステムの機能構成の一例を示したブロック図である。 同実施形態に係る情報処理装置の各種動作モード間の関係の一例を示した概略的な状態遷移図である。 本実施形態に係る情報処理装置の一連の動作の一例について示したフローチャートである。 本実施形態に係る情報処理装置の一連の動作の一例について示したフローチャートである。 変形例1に係る情報処理装置の動作の概要について説明するための説明図である。 変形例1に係る情報処理装置の動作の概要について説明するための説明図である。 変形例2に係る情報処理装置の動作の概要について説明するための説明図である。 変形例3に係る情報処理装置の動作の概要について説明するための説明図である。 同実施形態に係る情報処理装置のハードウェア構成の一例を示した図である。
以下に添付図面を参照しながら、本開示の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
なお、説明は以下の順序で行うものとする。
1.概要
2.機能構成
3.処理
4.変形例
4.1.変形例1:携行モードにおける動作の一例
4.2.変形例2:ユーザに応じた制御の一例
4.3.変形例3:複数の情報処理装置が連携する場合の一例
5.実施例
6.ハードウェア構成
7.まとめ
<1.概要>
まず、図1及び図2を参照して、本開示の一実施形態に係る情報処理装置を適用したシステムの概要について説明する。図1及び図2は、本実施形態に係る情報処理装置を適用したシステムの概要について説明するための説明図である。
図1に示すように、本実施形態に係る情報処理装置10は、駆動部17を備え、当該駆動部17を駆動させることで移動可能に構成されている。具体的な一例として、図1に示す例では、情報処理装置10は、駆動部17として、プロペラなどの飛行機構を備え、当該飛行機構により飛行することで移動するように構成されている。
そして、情報処理装置10は、認識されたユーザの行動、ユーザの状態、及び周囲の環境(外部環境)等の各種状態または状況(以降では、総じて「各種状態」と記載する場合がある)に応じて、動作モードが、ユーザが当該情報処理装置10を携行するためのモードと、当該モードとは異なる他のモードとの間で切り替えられる。なお、以降では、ユーザが情報処理装置10を携行するためのモードを、「携行モード」と記載する場合がある。
例えば、図1に示す例では、情報処理装置10は、例えば、ユーザが自宅に滞在中の場合には、バッテリーを充電するための充電台70に待機しており、ユーザu1が屋外に移動しようとする行動(例えば、玄関に向けて移動する行動等)を検知すると、動作モードを携行モードに遷移させる。なお、以降では、情報処理装置10が、充電台70等のような所定の条件を満たす位置に待機している状態を示すモードを、「待機モード」と記載する場合がある。
具体的な一例として、情報処理装置10は、画像を撮像するための撮像部14や、各種センサ等の検知デバイスを備え、当該撮像部14や検知デバイスにより取得される情報に基づき、ユーザの行動、ユーザの状態、及び周囲の環境(外部環境)等の各種状態を認識可能に構成されている。また、情報処理装置10は、撮像部14により撮像された画像を解析することで、ユーザu1を認識してもよい。
また、情報処理装置10は、無線または有線のネットワークを介して、他の情報処理装置と通信可能に構成され、当該他の情報処理装置により検知された情報に基づき、当該各種状態を認識してもよい。なお、以降では、情報処理装置10と連携可能に構成された他の情報処理装置を、情報処理装置10と区別するために、「情報処理装置30」と記載する場合がある。例えば、図1において、参照符号30a〜30dで示された各種デバイスは、情報処理装置10と通信可能に構成された情報処理装置30の一例を示している。
具体的には、情報処理装置30a及び30bは、ユーザu1が身体の一部に装着して使用する、所謂ウェアラブルデバイスとして構成された情報処理装置30の一例を示している。このように、ウェアラブルデバイスとして構成された情報処理装置30は、例えば、内蔵された各種センサにより、ユーザの行動や状態を認識するための情報を取得可能に構成されていてもよい。具体的な一例として、情報処理装置10は、情報処理装置30a及び30bに備えられた加速度センサや角速度センサの検出結果に基づき、ユーザu1が移動中(例えば、歩行中)か否かを認識してもよい。
また、一部の情報処理装置30については、鞄等のようなユーザの所持品に格納されることで携行可能に構成されていてもよい。例えば、情報処理装置30cは、ユーザu1が所持する鞄u11に格納されることで、当該鞄u11と共にユーザu1に携行される情報処理装置30の一例を示している。
また、一部の情報処理装置30については、必ずしもユーザに携行されるように構成されていなくてもよい。具体的な一例として、情報処理装置30dは、所定の場所に設置されることで、あらかじめ決められた情報をセンシングする、所謂センサ機器として構成された情報処理装置30の一例を示している。図1に示す例では、情報処理装置30dは、例えば、人感センサとして構成されており、玄関に設置されることで、玄関に移動したユーザu1を検知可能に構成されている。
また、他の一例として、情報処理装置10は、あらかじめ登録されたデータに基づき、ユーザの行動、ユーザの状態、及び周囲の環境(外部環境)等の各種状態を間接的に推定してもよい。例えば、情報処理装置10は、あらかじめ登録されたユーザu1のスケジュールを示したデータを参照し、当該スケジュールに基づきユーザu1の行動を推定してもよい。具体的な一例として、図1に示す例では、情報処理装置10は、ユーザu1の外出の予定を示すデータに基づき、当該ユーザu1が屋外に移動しようとする行動を推定してもよい。
以上のような構成に基づき、情報処理装置10は、ユーザの行動、ユーザの状態、及び周囲の環境(外部環境)等の各種状態を認識することが可能となる。
そして、各種状態の認識結果に基づき携行モードに遷移すると、情報処理装置10は、駆動部17を駆動させることで、ユーザが当該情報処理装置10を携行するためにあらかじめ決められた位置に移動し、当該位置に保持される。例えば、図1に示す例では、情報処理装置10は、待機モードから携行モードに遷移すると、ユーザの肩の近傍に設定された位置p11を検出して当該位置p11に移動し、当該位置p11に着地して保持される。
なお、情報処理装置10が、あらかじめ決められた位置p11を検出できれば、その方法は特に限定されない。例えば、情報処理装置10は、ユーザが携行する情報処理装置30(例えば、情報処理装置30a〜30c)により検知された、当該情報処理装置30の位置情報に基づき、ユーザu1の位置を検出してもよい。また、他の一例として、情報処理装置10は、例えば、玄関等の特定のエリアに設置された情報処理装置30によるユーザu1の検知結果に基づき、当該ユーザu1が当該エリアに位置していることを認識してもよい。
また、情報処理装置10は、撮像部14により撮像された画像に基づきユーザu1を認識してもよい。また、このとき情報処理装置10は、例えば、撮像された画像を解析し、解析結果から所定の形状特徴を検出することで、ユーザu1の所定の部位(例えば、肩)の位置を認識し、当該認識結果に基づき当該部位に設定された位置p11を検出してもよい。
また、情報処理装置10を携行するための機器を位置p11にあらかじめ保持させる(設置させる)ことで、情報処理装置10は、当該機器との通信結果に基づき、位置p11を検出してもよい。具体的な一例として、ビーコン等のような位置検出のための所定の電波(または電磁波)を送信する機器が位置p11に保持されることで、情報処理装置10は、当該機器からの電波に基づき、位置p11を検出することが可能となる。また、情報処理装置10が、位置p11を検出するための所謂マーカが、当該位置p11に設けられていてもよい。
なお、位置p11に情報処理装置10を保持するための構成や方法は特に限定されない。具体的な一例として、情報処理装置10に対して、当該情報処理装置10に近接する物体を把持するための機構を設けてもよい。これにより、情報処理装置10は、当該機構が位置p11に対応するユーザu1の部位(例えば、肩)を把持するように当該機構を制御することで、自身を位置p11に保持してもよい。
また、他の一例として、位置p11に情報処理装置10を固定するための部材を設け、情報処理装置10側に、当該部材と嵌合する嵌合部を設けてもよい。このような構成により、情報処理装置10は、位置p11に設けられた部材に、自身に設けられた嵌合部を嵌合させることで、自身を位置p11に保持してもよい。
以上のように、情報処理装置10は、各種状態のうち所定の条件を満たす状態(例えば、ユーザu1が屋外に移動しようとする行動等)の検知に応じて携行モードに遷移した場合に、ユーザu1が当該情報処理装置10を携行するためにあらかじめ設定された位置p11に移動して、当該位置p11に保持される。
このように、情報処理装置10は、携行モード時には、所定の位置p11に保持されることでユーザu1に携行される。即ち、携行モードへの遷移後(即ち、位置p11に保持された後)においては、情報処理装置10は、当該情報処理装置10自体が駆動部17を駆動させて移動を行わなくても、ユーザu1と共に移動することとなる。そのため、例えば、情報処理装置10が、駆動部17を駆動させることで、ユーザu1の移動に追従して移動するように動作させる場合のように、駆動部17を常時駆動させる必要がなくなるため、当該駆動部17の駆動に伴う電力の消費を抑えることが可能となる。
また、図2に示す例では、情報処理装置10は、自身を携行したユーザu1が、屋外から自宅に帰着したことを検知した場合には、待機モードに遷移する。待機モードに遷移すると、情報処理装置10は、駆動部17を駆動させることで、保持された位置p11から離脱し、待機するためにあらかじめ決められた条件を満たす位置に移動し、当該位置に保持される(もしくは、当該位置に待機する)。例えば、図2に示す例では、情報処理装置10は、ユーザu1が屋外から自宅に帰着したことで携行モードから待機モードに遷移すると、充電台70を検出して当該充電台70に移動し、当該充電台70に着地して保持される。
以上のように、情報処理装置10は、各種状態のうち所定の条件を満たす状態(例えば、ユーザu1が屋外に移動しようとする行動等)の検知に応じて待機モードに遷移した場合に、所定の条件を満たす位置(即ち、待機するための位置)に移動して当該位置に保持される。
また、情報処理装置10は、ユーザu1から離脱し、駆動部17を駆動させることで移動可能に構成されていてもよい。具体的な一例として、情報処理装置10は、ユーザu1からの指示や、撮像部14や各種センサに基づき認識された周囲の状態に基づき、駆動部17を駆動させることで自律的に移動可能に構成されていてもよい。また、他の一例として、情報処理装置10は、ユーザu1による操作デバイス(例えば、リモートコントローラを)介した操作を受けて、駆動部17を駆動させることで移動可能に構成されていてもよい。このような場合には、情報処理装置10の動作モードとして、当該情報処理装置10が、ユーザu1から離脱した状態で移動するためのモードが設けられていてもよい。なお、以降では、情報処理装置10が、駆動部17を駆動させることでユーザu1から離脱した状態で移動するための動作モードを、「駆動モード」と記載する場合がある。
即ち、情報処理装置10は、各種状態のうち所定の条件を満たす状態を検知した場合に、検知した状態に応じて、自身の動作モードを、携行モード、待機モード、及び駆動モードのいずれかに切り替え、当該動作モードに応じて動作するように構成されていてもよい。なお、携行モードが、「携行状態」の一例に相当する。また、待機モードや駆動モードが、「非携行状態」の一例に相当する。
このように、本実施形態に係る情報処理装置10は、認識された各種状態に基づき、ユーザu1が自身の携行を要する状態や状況を判別し、当該判別結果に応じて、ユーザu1により自身が携行される状態となるように自動で動作する。これにより、ユーザu1は、各種状態の変化(例えば、自身の行動や状態の変化)を認識して情報処理装置10を携行するといった動作を明示的に意識する必要がなくなり、例えば、外出に際して、情報処理装置10の携行を失念するといった事態を防止することも可能となる。
また、本実施形態に係る情報処理装置10は、ユーザu1が自身の携行を要しない(もしくは、自身が携行されない方が望ましい)状態や状況を判別し、当該判別結果に応じて、ユーザu1から自動で離脱してもよい。これにより、ユーザu1は、自身が各種状態の変化(例えば、周囲の環境の変化)を認識して、情報処理装置10を取りはずすといった煩わしい動作を明示的に意識する必要がなくなる。
即ち、本実施形態に係る情報処理装置10は、自身が利用される状態や状況(即ち、ユーザの行動、ユーザの状態、及び周囲の環境(外部環境)等の各種状態)に応じて、ユーザの明示的な動作を伴わずに(即ち、自動で)、自身が携行される状態と携行されていない状態とを切り替える。このような構成により、ユーザは、情報処理装置10の携行が必要か否かを明示的に意識することなく、情報処理装置10を利用する可能性がある状況下においては、当該情報処理装置10をより好適な態様で携行することが可能となる。
以上、図1及び図2を参照して、本実施形態に係る情報処理装置10を適用したシステムの概要について説明する。なお、以降では、本実施形態に係る情報処理装置10についてさらに詳しく説明する。
<2.機能構成>
次に、図3を参照して、本実施形態に係る情報処理装置10を適用したシステムの機能構成の一例について、特に、情報処理装置10及び30の機能構成の一例に着目して説明する。図3は、本実施形態に係る情報処理装置10を適用したシステムの機能構成の一例を示したブロック図である。なお、図3は、情報処理装置30として、情報処理装置30a〜30cが、情報処理装置10と連携して動作する場合の一例を示している。そこで、本説明では、情報処理装置30a〜30cを特に区別しない場合には、単に「情報処理装置30」と記載する場合がある。
図3に示すように、情報処理装置10と、情報処理装置30a〜30cのそれぞれとは、ネットワークN1を介して接続されることで、当該ネットワークN1を介した通信に基づき互いに連携して動作可能に構成されている。
なお、情報処理装置10と、情報処理装置30a〜30cのそれぞれとが互いに連携して動作可能(例えば、各装置間において各種情報を互いに送受信可能)であれば、ネットワークN1の種別は特に限定されない。具体的な一例として、ネットワークN1は、有線または無線のネットワークとして構成されていてもよい。無線のネットワークとしては、例えば、Bluetooth(登録商標)やWi-Fi(Wireless Fidelity)(登録商標)などの通信規格に基づくネットワークが挙げられる。また、ネットワークN1は、複数のネットワークを含んでいてもよく、無線のネットワークと有線のネットワークとの双方を含んでもよい。また、ネットワークN1は、所謂、インターネットであってもよいし、ホームネットワーク、社内ネットワーク、または車内ネットワーク等(例えば、LAN(Local Area Network)やWAN(Wide Area Network))であってもよい。
また、情報処理装置10と、情報処理装置30a〜30cとの間のネットワークN1の形成に、所謂アドホックネットワークのように、基地局、及び、基地局間をつなぐ固定網のような基盤設備に依存することなく、近接する機器間で自律的にルーティングを行う技術が利用されてもよい。アドホックネットワークを利用して、情報処理装置10と、情報処理装置30a〜30cとの間でネットワークN1が形成されることで、ネットワークN1への新たな情報処理装置30の参加や、当該ネットワークN1からの情報処理装置30の離脱の動的な制御が可能となる。
(情報処理装置10)
ここで、情報処理装置10の機能構成に着目して説明する。図3に示すように、情報処理装置10は、通信部11と、制御部12と、駆動部17とを含む。また、情報処理装置10は、検知部13と、撮像部14と、入力部15と、出力部16とのうち、少なくともいずれかを含んでもよい。
通信部11は、情報処理装置10の各構成(例えば、制御部12の各構成)が、ネットワークN1を介して接続された情報処理装置30との間で情報を送受信するためのインタフェースである。なお、情報処理装置10と情報処理装置30との間で情報を送受信することが可能であれば、前述したように、ネットワークN1の態様は特に限定されない。また、以降の説明では、情報処理装置10の各構成が、ネットワークN1を介して情報処理装置30との間で情報を送受信する場合には、特に記載が無い場合においても、通信部11を介して情報の送受信を行うものとする。
検知部13は、情報処理装置10の状態、当該情報処理装置10の外部環境、及び、当該情報処理装置10を使用するユーザu1の状態(または行動)のうち、少なくともいずれかを認識するための各種情報を取得する構成を含み得る。具体的な一例として、図3に示す例では、検知部13は、センサ131と、位置検出部133とを含んでいる。
センサ131としては、例えば、加速度センサや角速度センサ等の、所定の筐体(例えば、情報処理装置10の筐体)の位置や向きの変化を検出可能なセンサのように、情報処理装置10の状態を認識するための情報を取得する構成が含まれ得る。また、センサ131として、例えば、ユーザu1の体温を測定する温度センサや、心拍や脈拍を検知する脈波センサのように、ユーザu1の状態を認識するための情報を取得する構成が含まれてもよい。また、センサ131として、気温センサや気圧センサのように、情報処理装置10の外部環境(ひいては、ユーザu1の外部環境)の状態を認識するための情報を取得する構成が含まれてもよい。
位置検出部133は、情報処理装置10の位置を示す位置情報を取得するための構成である。なお、位置情報を取得するための技術の一例としては、例えば、GPS(Global Positioning System)等が挙げられる。
また、上記に示した検知部13に含まれる構成(例えば、センサ131や位置検出部133)は、あくまで一例である。即ち、情報処理装置10の状態、当該情報処理装置10の外部環境、及び、当該情報処理装置10を使用するユーザu1の状態のうち、少なくともいずれかを検知するための情報を取得できれば、検知部13に含まれる構成や、当該構成による情報の取得方法は特に限定されない。
具体的な一例として、検知部13は、情報処理装置10の外部の環境音を集音するための集音デバイス(例えば、マイクロフォン)を含んでもよい。
そして、検知部13は、検知した情報を、後述する監視部123に出力する。これにより、監視部123は、検知部13から取得した各種情報に基づき、情報処理装置10の状態、当該情報処理装置10の外部環境(ひいては、ユーザu1の外部環境)、及び、当該情報処理装置10を使用するユーザu1の状態(または行動)等の、各種状態を認識することが可能となる。
撮像部14は、CMOS(Complementary Metal-Oxide Semiconductor)イメージセンサやCCD(Charge Coupled Device)イメージセンサ等の撮像素子と、レンズ等の光学系とを含み、被写体の画像を撮像するための構成である。撮像部14は、撮像された画像を監視部123に出力してもよい。これにより、監視部123は、撮像部14から取得した画像に基づき、例えば、情報処理装置10の外部環境や、撮像領域中のユーザu1の状態等の各種状態を認識することが可能となる。
入力部15は、ユーザu1が情報処理装置10に対して各種情報を入力するための構成ある。入力部15の具体的な一例としては、ボタンやスイッチ等のような入力デバイスが挙げられる。
また、入力部15は、ユーザu1による音声入力を受け付け可能に構成されていてもよい。この場合には、入力部15は、例えば、マイクロフォン等のように、ユーザu1から発せられた音声を集音するための集音デバイスとして構成されていればよい。
入力部15は、ユーザu1からの入力を受け付けた場合に、当該入力の内容を示す情報を、後述する制御部12に出力してもよい。
出力部16は、ユーザに対して情報を通知するための構成である。出力部16は、例えば、通知対象となる情報を、映像情報(例えば、文字、静止画像、または動画像等)として提示するための表示部を含み得る。表示部は、例えば、液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)装置、有機EL(OLED:Organic Light Emitting Diode)ディスプレイ等により構成され得る。
また、出力部16は、通知対象となる情報を、音声等のような音響情報として出力するための音響出力部を含み得る。音響出力部は、例えば、スピーカ等により構成され得る。
なお、上記に示した出力部16の例は、あくまで一例であり、ユーザu1に対して所定の情報を通知することが可能であれば、出力部16の構成や、当該出力部16がユーザu1に対して情報を通知する方法は特に限定されない。
例えば、出力部16は、駆動部を駆動させることで位置や向きを制御可能な実オブジェクト(例えば、矢印等の指標)として構成されていてもよい。具体的な一例として、出力部16は、矢印等の指標として形成された実オブジェクトの向きを制御することで、ユーザu1に対して、方向を提示してもよい。
また、他の一例として、出力部16は、光源を備え、当該光源から照射される光により、ユーザu1に対して所定の情報を通知するように構成されていてもよい。具体的な一例として、出力部16は、指向性を有する可視光(例えば、レーザー光)を所望の方向に照射することで、ユーザu1に対して、方向を提示してもよい。
なお、図3には、検知部13、撮像部14、入力部15、及び出力部16が情報処理装置10に内蔵される例について示されているが、必ずしも図3に示す構成には限定されない。具体的な一例として、検知部13及び撮像部14のうち、少なくとも一部は、情報処理装置10に外付けされていてもよい。また、入力部15及び出力部16のうち少なくとも一部が情報処理装置10に含まれていなくてもよい。この場合には、情報処理装置10は、例えば、ネットワークを介して接続された他の外部機器と情報を送受信することで、当該外部機器を介してユーザu1から入力の取得や、ユーザu1に対する情報の提示を行えばよい。
また、制御部12は、通信制御部121と、監視部123と、モード制御部125と、処理実行部127とを含む。
通信制御部121は、通信部11の動作を制御するための構成である。通信制御部121は、ネットワークN1を介して接続された情報処理装置30との間で、所定の通信プロトコルを実行することで、当該情報処理装置30との間の通信を確立する。
所定の通信プロトコルの一例としては、Bluetooth(登録商標)に基づくペアリングの処理や、Wi-Fi(登録商標)規格に基づき、アクセスポイント(AP:Access Point)とステーション(ST:Station)とが互いを認識し通信を確立するための処理等が挙げられる。また、通信制御部121は、所謂、WPS−PBC(Wi-Fi Protected Setup-Push Button Configuration)等のように、情報処理装置10と情報処理装置30とのいずれかまたは双方に対する所定の操作(例えば、ボタンの押下)を受けて、当該情報処理装置10と情報処理装置30との間の通信を確立してもよい。
また、通信制御部121は、情報処理装置30との間で新たに通信を確立した場合に、当該通信の確立を、所定の通知先(例えば、後述する監視部123)に通知するように構成されていてもよい。例えば、通信制御部121から監視部123に対して、当該通信の確立が通知されることで、監視部123は、連携対象として新たに情報処理装置30が追加されたことを認識することが可能となる。
また、通信制御部121は、情報処理装置30との間で定期的に所定の情報を送受信することで、当該情報処理装置30との間の通信が継続されているか否かを監視してもよい。そして、通信制御部121は、一部の情報処理装置30との間で確立された通信が切断された場合(例えば、応答を得られない期間が所定時間以上継続された場合)に、監視結果に基づき当該通信の切断を検知し、検知結果を監視部123に通知してもよい。
このような構成により、当該通知を受けた監視部123は、連携対象となる情報処理装置30のうち、少なくとも一部の情報処理装置30との間の通信が切断された場合に、当該通信の切断を認識することが可能となる。換言すると、監視部123は、当該通知に基づき、一部の情報処理装置10が連携対象から外れたことを認識することが可能となる。
監視部123は、情報処理装置10の状態、当該情報処理装置10の外部環境(ひいては、ユーザu1の外部環境)、及び、当該情報処理装置10を使用するユーザu1の状態(または行動)のうち、少なくとも一部の状態を監視するための構成である。
監視部123は、検知部13、撮像部14、及び情報処理装置30のうち少なくとも一部の構成により取得された各種情報を入力情報として、所謂行動認識技術に基づき、ユーザu1の状態や、当該ユーザu1の行動を認識してもよい。
具体的な一例として、監視部123は、検知部13または情報処理装置30に含まれる加速度センサや角速度センサにより検知された情報を入力情報として、行動認識技術に基づき、ユーザu1が移動中(例えば、歩行中)か否かを認識してもよい。また、このとき監視部123は、加速度センサや角速度センサの検知結果に応じて(例えば、振動方向や振動周期等に応じて)、ユーザu1が歩行中か、もしくは、走行中かを判別してもよい。
また、監視部123は、ユーザu1自体が動いていないにも関わらず、GPS等により検知された位置情報(例えば、情報処理装置10または30の位置情報)に基づき、当該ユーザu1が移動していることを検知した場合には、当該ユーザu1が、クルマや電車等で移動中であるものと認識してもよい。また、この場合には、監視部123は、GPS等により検知された位置情報に基づきユーザu1の移動経路を認識し、認識した移動経路に基づき当該ユーザu1の移動手段(即ち、クルマ及び電車のいずれか)を認識(または、推測)してもよい。このように、監視部123は、GPS等のような所定の検知デバイスにより検知された情報(換言すると、ユーザにより明示的に入力されていない情報)に応じて、当該ユーザの行動や状態を認識(または、推測)してもよい。
また、監視部123は、検知部13、撮像部14、及び情報処理装置30の少なくともいずれかにより取得された各種情報に基づき、情報処理装置10の外部環境(換言すると、情報処理装置10を利用するユーザu1の外部環境)を認識してもよい。
具体的な一例として、監視部123は、GPS等により検知された位置情報に基づき、ユーザu1が位置する環境(例えば、自宅、会社等)を認識することが可能である。また、監視部123は、特定の時間帯におけるユーザu1の位置情報の履歴に基づき、当該ユーザu1の自宅や会社の位置を認識してもよい。具体的な一例として、監視部123は、夜間におけるユーザu1の位置情報の履歴に基づき、最もユーザu1が存在する頻度の高い位置を、当該ユーザu1の自宅の位置として認識してもよい。同様に、監視部123は、平日の昼間におけるユーザu1の位置情報の履歴に基づき、最もユーザu1が存在する頻度の高い位置を、当該ユーザu1の会社の位置として認識してもよい。
また、他の一例として、監視部123は、各種センサ(例えば、センサ131)により検知された、気温、温度、及び気圧等の情報に基づき、ユーザの周囲の気候や天気を推定してもよい。
また、監視部123は、集音デバイス(例えば、マイクロフォン)により集音された環境音に基づき、ユーザの周囲の状態を認識してもよい。具体的な一例として、監視部123は、集音デバイスにより集音された環境音のレベル(音量)やSN比(信号対雑音比)に基づき、ユーザの周囲における人の密集度を認識してもよい。また、他の一例として、監視部123は、集音デバイス(例えば、マイクロフォン)により集音された環境音のレベル(音量)やSN比に基づき、ユーザの周囲の環境が、静粛に振る舞うことが求められる環境(所謂、静かな環境)か否かを認識してもよい。
また、監視部123は、外部のサーバにアクセスすることで、当該サーバを介して、他の情報処理装置10(または、当該情報処理装置10と連携する情報処理装置30)で検知された情報を取得して利用してもよい。具体的な一例として、監視部123は、外部のサーバから他のユーザの位置情報を取得することで、GPS等の検知結果に基づき認識したユーザu1の位置の近傍に、人が密集しているか否かを認識してもよい(換言すると、人の密集度を認識してもよい)。
また、他の一例として、監視部123は、認識したユーザu1の位置情報に基づき、外部のサーバからユーザが位置するエリア(即ち、認識した位置情報が含まれるエリア)の天気の情報を取得してもよい。
また、監視部123は、情報処理装置10の動作や各種情報(例えば、各種パラメタ)を監視し、監視結果に基づき、当該情報処理装置10の状態を認識してもよい。特に、監視部123は、情報処理装置10の状態のうち、ユーザの使用状況に応じて変化する状態を監視対象としてもよい。具体的な一例として、監視部123は、情報処理装置10のバッテリー残量を監視し、当該監視結果に基づき、情報処理装置10がバッテリー駆動中か否かを認識してもよい。
また、監視部123は、バッテリーが充電中か否かのような情報処理装置10の状態の認識結果と、他の情報とを組み合わせることで、所定の状態を認識してもよい。具体的な一例として、監視部123は、バッテリーが充電中の場合における情報処理装置10の位置情報の履歴を記録しておき、当該履歴に基づき、充電頻度の高い位置をユーザu1の自宅として認識してもよい。
また、監視部123は、情報処理装置30の使用状態(即ち、ユーザが使用しているか否か)を認識してもよい。具体的な一例として、監視部123は、所謂スリープモードのように、一時的に停止している情報処理装置30については、ユーザに使用されていないものと認識してもよい。
また、所謂ウェアラブルデバイスのような情報処理装置30については、監視部123は、装着状態を検知可能な場合には、当該装着状態に応じて、当該情報処理装置30がユーザにされているか否かを認識してもよい。即ち、監視部123は、ウェアラブルデバイスとして構成された情報処理装置30が、ユーザに装着されている場合には、当該情報処理装置30がユーザに使用されているものと認識してもよい。
また、監視部123は、ユーザからの明示的な指示に基づき、ユーザが所望する状態を認識してもよい。具体的な一例として、ユーザが音声入力により情報処理装置10を呼んだ場合には、監視部123は、ユーザが情報処理装置10を必要としている(即ち、ユーザが情報処理装置10を携行しようとしている)ものと認識してもよい。
以上のようにして、監視部123は、情報処理装置10の状態、当該情報処理装置10の外部環境(ひいては、ユーザu1の外部環境)、及び、当該情報処理装置10を使用するユーザu1の状態(または行動)等の各種状態を監視する。
そして、監視部123は、各種状態の監視結果を、後述するモード制御部125に通知する。これにより、モード制御部125は、監視部123から通知された各種状態の監視結果に応じて、情報処理装置10の動作モードを制御することが可能となる。また、監視部123は、各種状態の監視結果を後述する処理実行部127に通知してもよい。これにより、処理実行部127は、監視部123からの通知に基づき各種状態を認識することが可能となる。なお、監視部123からモード制御部125に通知される監視結果、即ち、ユーザの行動、ユーザの状態、及び周囲の環境(外部環境)等の各種状態が、「ユーザに関する情報」の一例に相当する。
モード制御部125は、監視部123からの監視結果の通知を受けて、通知された各種状態に応じて、情報処理装置10の動作モードを制御する。例えば、図4は、本実施形態に係る情報処理装置10の各種動作モード間の関係の一例を示した概略的な状態遷移図である。図4に示す例では、情報処理装置10の各種動作モード間の関係の一例として、携行モードc11と、駆動モードc13と、待機モードc15との間の関係の一例を示している。
携行モードc11は、ユーザが情報処理装置10を携行するための動作モードを示している。モード制御部125は、監視部123から通知された監視結果に基づき、情報処理装置10がユーザに携行されている状態が望ましいと認識した場合に、当該情報処理装置10の動作モードを携行モードc11に遷移させる。
具体的な一例として、モード制御部125は、ユーザが自宅から外出しようとする行動を認識した場合に、情報処理装置10が当該ユーザに携行される状態となるように、当該情報処理装置10の動作モードを携行モードc11に遷移させる。
また、他の一例として、モード制御部125は、ユーザからの明示的な指示(例えば、ユーザによる音声入力)に基づき、当該ユーザが情報処理装置10の携行を所望していることを認識した場合に、情報処理装置10の動作モードを携行モードc11に遷移させてもよい。
携行モードc11に遷移すると、情報処理装置10は、例えば、図1を参照して前述したように、ユーザの身体の一部(部位)等のように、当該ユーザが情報処理装置10を携行するためにあらかじめ決められた位置に移動し、当該位置に保持される。
駆動モードc13は、情報処理装置10が駆動部17を駆動させることで移動するための動作モードである。モード制御部125は、監視部123から通知された監視結果に基づき、情報処理装置10がユーザから離脱して、駆動部17を駆動させることで移動する状態が望ましいと認識した場合に、当該情報処理装置10の動作モードを駆動モードc13に遷移させる。
具体的な一例として、モード制御部125は、ランニング中のようにユーザの身体が大きく振動し、当該ユーザの身体の一部に情報処理装置10を保持することが困難であると認識した場合に、当該情報処理装置10の動作モードを駆動モードc13に遷移させてもよい。この場合には、例えば、情報処理装置10は、駆動部17を駆動させることで、一時的にユーザから離脱し、当該ユーザに追従するように移動してもよい。
なお、駆動モードc13に遷移した場合には、情報処理装置10は、例えば、あらかじめ取得したユーザからの指示や、認識された周囲の状態に基づき自律的に移動してもよい。また、他の一例として、情報処理装置10は、ユーザによる操作デバイスを介した操作に基づき移動するように制御されてもよい。
待機モードc15は、情報処理装置10がユーザから離脱し、所定の条件を満たす位置に待機する(換言すると、当該位置に保持される)モードである。モード制御部125は、監視部123から通知された監視結果に基づき、情報処理装置10がユーザから離脱して(即ち、ユーザにより携行されていない状態で)、他の位置に待機している状態が望ましいと認識した場合に、当該情報処理装置10の動作モードを待機モードc15に遷移させる。
具体的な一例として、モード制御部125は、情報処理装置10を携行するユーザが自宅に帰宅したことを認識した場合に、当該情報処理装置10の動作モードを待機モードc15に遷移させる。
待機モードc15に遷移した場合には、情報処理装置10は、自身が待機可能な条件を満たす位置を検出し、検出された当該位置に移動して待機する。具体的な一例として、情報処理装置10は、バッテリーを充電するための充電台を検出し、当該充電台に移動して待機する。また、他の一例として、情報処理装置10は、ユーザが携行するための位置(例えば、ユーザの身体の一部)とは異なる位置で、かつ、一時的に待機可能な条件を満たす位置(例えば、テーブルの天面の上などの平坦な位置)を検出し、当該位置に移動して待機してもよい。
なお、モード制御部125は、監視部123から通知された各種状態と、情報処理装置10の各種動作モードとの間の対応関係を、例えば、事前に生成されたデータ(例えば、ルックアップテーブル)に基づき認識すればよい。なお、当該データをモード制御部125が読み出し可能であれば、当該データが記憶される位置は特に限定されない。具体的な一例として、当該各種状態と当該各種動作モードとの対応関係を示したデータは、情報処理装置10内の記憶部にあらかじめ記憶されていてもよい。また、他の一例として、当該データをサーバ等のような、情報処理装置10とは異なる外部の装置に記憶させてもよい。この場合には、情報処理装置10は、外部の装置との間で通信を確立することで、当該通信を介して当該外部の装置に記憶されたデータを取得すればよい。
そして、モード制御部125は、情報処理装置10の動作モードの制御結果に応じて、処理実行部127に、制御後の動作モードに応じた機能(例えば、アプリケーション)を実行させる。
また、モード制御部125は、監視部123から通知された各種状態のうち少なくとも一部の状態に基づき、遷移先として特定した動作モードに遷移可能か否かを、通知された各種状態のうち他の状態に基づき判定してもよい。
具体的な一例として、モード制御部125が、監視部123から通知された、ユーザの屋外に移動しようとする動作の検出結果から、遷移先の動作モードとして携行モードc11を特定したものとする。このとき、モード制御部125は、監視部123から通知された他の状態に基づき、ユーザがいる位置(例えば、玄関)まで情報処理装置10が移動できるか否かを判別し、当該判別結果に基づき携行モードc11に遷移可能か否かを判定してもよい。例えば、モード制御部125が、情報処理装置10のバッテリー残量が少ないことを認識した場合には、ユーザがいる位置まで情報処理装置10が移動することは困難であるものと認識、結果として、携行モードc11への遷移は困難であると判定してもよい。
また、モード制御部125は、遷移先として特定した動作モードに遷移することが困難であると判定した場合には、特定した動作モードへの遷移に係る制御を中止してもよい。また、このときモード制御部125は、特定した動作モードへの遷移を中止したこと(換言すると、特定した動作モードへの遷移が困難であること)を、出力部16を介して、ユーザに報知してもよい。
処理実行部127は、情報処理装置10の各種機能を実行するための構成である。処理実行部127は、モード制御部125からの指示を受けて、当該指示に応じた機能を実行する。なお、このとき処理実行部127は、モード制御部125からの指示に応じた機能の実行に伴い、検知部13、撮像部14、出力部16、及び駆動部17の少なくとも一部の動作を制御してもよい。また、このとき処理実行部127は、監視部123から各種状態の監視結果を取得してもよい。これにより、処理実行部127は、監視部123から通知された監視結果に基づき各種状態を認識し、認識した状態に応じて、検知部13、撮像部14、出力部16、及び駆動部17の少なくとも一部の動作を制御することも可能となる。
具体的な一例として、情報処理装置10の動作モードが、待機モードc15から携行モードc11に遷移したものとする。この場合には、処理実行部127は、例えば、撮像部14及び駆動部17の動作を制御することで、ユーザu1が情報処理装置10を携行するために設定された位置p11に、当該情報処理装置10を移動させる。
具体的には、処理実行部127は、撮像部14に情報処理装置10の周囲の画像を撮像させ、当該画像に基づくユーザu1の状態(例えば、ユーザu1の位置)の監視結果(換言すると、検出結果)を監視部123から取得する。また、このとき、処理実行部127は、検知部13による検知結果や、情報処理装置30の検知部33による検知結果に基づく、ユーザu1の状態の監視結果を監視部123から取得してもよい。そして、処理実行部127は、監視部123から取得したユーザu1の状態の監視結果に基づき、位置p11を検出し、駆動部17を駆動させることで、情報処理装置10を検出した位置p11に移動させる。
また、他の一例として、情報処理装置10の動作モードが、携行モードc11から待機モードc15に遷移したものとする。この場合には、処理実行部127は、例えば、撮像部14及び駆動部17の動作を制御することで、情報処理装置10が待機するための所定の条件を満たす位置(例えば、充電台70)を検出し、当該位置に当該情報処理装置10を移動させる。
また、他の一例として、情報処理装置10の動作モードが携行モードc11から駆動モードc13に遷移したものとする。この場合には、処理実行部127は、駆動部17の動作を制御することで、情報処理装置10をユーザから離脱させて移動可能な状態に遷移させた後、当該情報処理装置10の移動に係る動作を制御する。
なお、このとき、処理実行部127が、情報処理装置10をどのように移動させるか(即ち、情報処理装置10の移動に係る動作の制御内容)については特に限定されない。具体的な一例として、処理実行部127は、例えば、音声入力等のユーザからの指示に基づき、情報処理装置10の移動に係る動作の制御内容を決定してもよい。また、他の一例として、処理実行部127は、監視部123から通知される監視結果に基づき、各種状態(例えば、ユーザの状態、情報処理装置10の状態、または、情報処理装置10の周囲の環境)を認識し、認識結果に応じて情報処理装置10の動作を制御してもよい。
(情報処理装置30)
次に、情報処理装置30の機能構成に着目して説明する。情報処理装置30は、通信部31と、制御部32と、検知部33とを含む。
通信部31は、情報処理装置30の各構成(例えば、制御部32の各構成)が、ネットワークN1を介して接続された、他の情報処理装置(例えば、情報処理装置10または他の情報処理装置30)との間で情報を送受信するためのインタフェースである。なお、情報処理装置30と、他の情報処理装置との間で情報を送受信することが可能であれば、前述したように、ネットワークN1の態様は特に限定されない。また、以降の説明では、情報処理装置30の各構成が、ネットワークN1を介して他の情報処理装置との間で情報を送受信する場合には、特に記載が無い場合においても、通信部31を介して情報の送受信を行うものとする。
検知部33は、情報処理装置30の状態、当該情報処理装置30の外部環境、及び、当該情報処理装置30を使用するユーザu1の状態のうち、少なくともいずれかを認識するための各種情報を取得する構成を含み得る。具体的な一例として、検知部33は、前述した情報処理装置10の検知部13と同様に、センサ131及び位置検出部133のうち、少なくともいずれかを含んでもよい。
制御部32は、通信制御部321と、連携処理部323とを含む。
通信制御部321は、通信部31の動作を制御するための構成である。通信制御部321は、ネットワークN1を介して接続された外部の情報処理装置10との間で、所定の通信プロトコルを実行することで、当該外部の情報処理装置との間の通信を確立する。
連携処理部323は、外部の情報処理装置10からの指示に基づき動作する。具体的には、連携処理部323は、外部の情報処理装置10からの指示に応じて、検知部33により取得された情報を、当該情報処理装置10に送信する。
なお、上記に示した情報処理装置10及び30の機能構成はあくまで一例であり、必ずしも上記構成には限定されない。具体的な一例として、制御部12のうち少なくとも一部の構成(例えば、監視部123、モード制御部125、及び処理実行部127のうち少なくとも一部)が、情報処理装置10の外部(例えば、サーバ等)に設けられていてもよい。このような場合には、例えば、ユーザu1が携行する端末中に当該制御部12のうち少なくとも一部の構成が設けられ、当該端末が、無線通信を介して情報処理装置10の動作を制御してもよい。
以上、図3及び図4を参照して、本実施形態に係る情報処理装置10を適用したシステムの機能構成の一例について、特に、情報処理装置10及び30の機能構成の一例に着目して説明した。
<3.処理>
次に、図5を参照して、本実施形態に係る情報処理装置10の一連の動作の一例について、特に、情報処理装置10が動作モードを制御し、当該動作モードに応じて各種機能を実行する動作に着目して説明する。図5は、本実施形態に係る情報処理装置10の一連の動作の一例について示したフローチャートである。
(ステップS101)
情報処理装置10は、電源の投入等により動作を開始すると、まず初期状態における動作モードを設定する。このとき、情報処理装置10は、自身の動作モードを、あらかじめ決められた動作モード(例えば、待機モードc15)に設定してもよい。また、図4に示した各種動作モード(即ち、携行モードc11、駆動モードc13、及び待機モードc15)とは別に、初期状態を示す専用の動作モードが設けられていてもよい。
(ステップS103)
初期状態における動作モードの設定が完了すると、情報処理装置10の監視部123は、検知部13、撮像部14、及び他の情報処理装置30の少なくとも一部の構成により取得された各種情報の、当該一部の構成からの取得を開始する。なお、このとき情報処理装置10は、他の情報処理装置30との間で、通信を確立することで、当該通信を介して当該情報処理装置30から各種情報を取得してもよい。
そして、監視部123は、検知部13、撮像部14、及び他の情報処理装置30の少なくとも一部の構成により取得された各種情報を入力情報とした、ユーザの行動、ユーザの状態、及び周囲の環境(外部環境)等の各種状態の監視に係る動作を開始する。
具体的な一例として、監視部123は、取得された各種情報を入力情報として、所謂行動認識技術に基づき、ユーザの状態や、当該ユーザの行動を認識してもよい。また、他の一例として、監視部123は、取得された各種情報に基づき、情報処理装置10の外部環境(換言すると、情報処理装置10を利用するユーザの外部環境)を認識してもよい。また、このとき、監視部123は、外部のサーバにアクセスすることで、当該サーバから取得した情報を利用して、各種状態を監視してもよい。
以上のようにして、監視部123は、情報処理装置10の状態、当該情報処理装置10の外部環境(ひいては、ユーザの外部環境)、及び、当該情報処理装置10を使用するユーザの状態(または行動)等の各種状態を監視する。そして、監視部123は、各種状態の監視結果を、モード制御部125に通知する。
(ステップS200)
モード制御部125は、監視部123からの監視結果の通知に基づき所定の状態を検出した場合には(ステップS105、YES)、検出した状態に応じて、情報処理装置10の動作モードを制御する。
ここで、図6を参照して、情報処理装置10のモード制御に係る動作の一例について説明する。図6は、本実施形態に係る情報処理装置10の一連の動作の一例について説明するためのフローチャートであり、特に、情報処理装置10が動作モードを制御し、当該動作モードに応じて各種機能を実行する動作の一例について示している。
(ステップS201)
モード制御部125は、例えば、監視部123から通知された状態と、各種状態と各種動作モードとの対応関係を示したデータとを照合することで、遷移先の動作モードを特定する。
具体的な一例として、モード制御部125は、監視部123からの監視結果の通知に基づき、ユーザが屋外に移動しようとする行動を認識した場合に、当該情報処理装置10の動作モードの遷移先として携行モードc11を特定する。
また他の一例として、モード制御部125は、監視部123からの監視結果の通知に基づき、情報処理装置10を携行するユーザが自宅に帰宅したことを認識した場合に、当該情報処理装置10の動作モードの遷移先として待機モードc15を特定する。
(ステップS203)
遷移先の動作モードを特定すると、モード制御部125は、監視部123からの監視結果の通知に基づき、遷移先として特定した動作モードに遷移可能か否かを判定してもよい。
(ステップS207)
モード制御部125は、遷移先として特定した動作モードに遷移することが困難であると判定した場合には(ステップS203、NO)、特定した動作モードへの遷移に係る制御を中止する。また、このときモード制御部125は、特定した動作モードへの遷移を中止したこと(換言すると、特定した動作モードへの遷移が困難であること)を、出力部16を介して、ユーザに報知してもよい。
(ステップS205)
モード制御部125は、遷移先として特定した動作モードへの遷移が可能であると判定した場合には(ステップS203、YES)、情報処理装置10の動作モードを、特定した動作モードに遷移させる。そして、モード制御部125は、情報処理装置10の動作モードの制御結果に応じて、処理実行部127に、制御後の動作モードに応じた機能(例えば、アプリケーション)を実行させる。処理実行部127は、モード制御部125からの指示を受けて、当該指示に応じた機能を実行する。
具体的な一例として、情報処理装置10の動作モードが、待機モードc15から携行モードc11に遷移したものとする。この場合には、処理実行部127は、例えば、撮像部14及び駆動部17の動作を制御することで、ユーザu1が情報処理装置10を携行するために設定された位置p11に、当該情報処理装置10を移動させる。
また、他の一例として、情報処理装置10の動作モードが、携行モードc11から待機モードc15に遷移したものとする。この場合には、処理実行部127は、例えば、撮像部14及び駆動部17の動作を制御することで、情報処理装置10が待機するための所定の条件を満たす位置(例えば、充電台70)を検出し、当該位置に当該情報処理装置10を移動させる。
以上、図6を参照して、情報処理装置10のモード制御に係る動作の一例について説明した。なお、図5に示すように、監視部123からの監視結果の通知に基づき所定の状態が検出されない限りは(ステップS105、NO)、モード制御部125及び処理実行部127は、図6を参照して説明した一連の動作を実行しなくてもよいことは言うまでもない。
(ステップS107)
以上のようにして、一連の処理の終了が指示されるまで、監視部123により各種状態の監視が継続され、監視結果に応じて、モード制御部125により情報処理装置10の動作モードが制御される(ステップS107,NO)。
(ステップS109)
そして、監視部123は、電源のオフ等の処理の終了に係る指示を受けると、各種状態の監視に係る動作(例えば、検知部13、撮像部14、及び他の情報処理装置30からの情報の取得と、取得された情報に基づく各種状態の認識に係る動作)を終了する。
以上、図5及び図6を参照して、本実施形態に係る情報処理装置10の一連の動作の一例について、特に、情報処理装置10が動作モードを制御し、当該動作モードに応じて各種機能を実行する動作に着目して説明した。
<4.変形例>
次に、本開示の一実施形態に係る情報処理装置10を適用したシステムの変形例について説明する。
[4.1.変形例1:携行モードにおける動作の一例]
まず、変形例1として、図7を参照して、携行モードc11に遷移した場合の情報処理装置10の動作の一例について説明する。図7は、変形例1に係る情報処理装置10の動作の概要について説明するための説明図である。
前述した実施形態では、情報処理装置10は、携行モードc11に遷移した場合に、図1に示すように、あらかじめ設定された、ユーザu1が当該情報処理装置10を携行するための位置p11に移動し、当該位置p11に保持されていた。
一方で、携行モードc11に遷移した場合に、情報処理装置10が保持される位置の候補は、複数設けられていてもよい。例えば、図7に示す例では、情報処理装置10が保持される位置の候補として、位置p11〜p17が設けられている。なお、情報処理装置10が保持される位置の候補としては、位置p11〜p15のように、ユーザu1の身体の一部に設定されていてもよいし、位置p17のように、鞄等のようなユーザu1の所持品の一部に設定されていてもよい。なお、ユーザu1の所持品の一部に、情報処理装置10が保持される位置の候補を設定する場合には、例えば、当該所持品に対してビーコンやマーカを設置することで、情報処理装置10が、自身が保持される位置の候補として認識できるようにすればよい。
このように、情報処理装置10が保持される位置の候補が複数設定されている場合には、情報処理装置10は、認識されたユーザの行動、ユーザの状態、及び周囲の環境(外部環境)等の各種状態に応じて、自身が保持される位置を位置p11〜p17の中から選択してもよい。具体的には、携行モードc11として、互いに異なる複数のモードを設けておき、各モードと、各種状態のうち、携行モードc11に対応する状態とをあらかじめ対応付けておくとよい。これにより、情報処理装置10は、携行モードc11として設定された複数のモードのうち、いずれのモードに遷移させるかを、認識された状態に応じて決定すればよい。
より具体的な一例として、情報処理装置10は、認識されたユーザの姿勢に応じて、自身が保持される位置を決定してもよい。例えば、図8は、変形例1に係る情報処理装置10の動作の概要について説明するための説明図であり、情報処理装置10が、ユーザの姿勢に応じて、自身が保持される位置を決定する場合の一例について示している。
図8に示す例では、ユーザu2の姿勢は、腰を曲げた状態となっている。このような姿勢では、例えば、ユーザu2の肩の近傍に設定された位置p21に情報処理装置10が保持された場合に、当該情報処理装置10は、水平面に対して傾いた状態で保持されることとなり、必ずしも安定した状態であるとは限らない。
そのため、情報処理装置10は、図8に示すように、ユーザu2が腰を曲げたような姿勢であることを認識した場合には、より水平に近い状態で保持される位置として、ユーザu2の背中に設けられた位置p23を、自身が保持される位置として決定してもよい。即ち、このような場合には、携行モードc11として、ユーザの姿勢に応じた複数のモードを設け、当該各モードそれぞれに対して、情報処理装置10が保持される位置をあらかじめ対応付けておけばよい。
なお、情報処理装置10が保持される位置は、当該情報処理装置10を保持するための機構や、当該情報処理装置10の使用用途に応じて設定されるとよい。具体的な一例として、ユーザの肩の近傍のように、当該ユーザの頭部に近い位置に情報処理装置10が保持されることで、当該情報処理装置10は、当該ユーザの体感により近い情報(例えば、ユーザが視認する映像情報)を取得することが可能となる。また、情報処理装置10が保持される位置として、ユーザの身体の部位のうち、移動時に動作の比較的少ない位置(換言すると、情報処理装置10の姿勢がより安定する位置)が設定されることで、当該情報処理装置10が各種情報を取得する場合に、ユーザの移動に伴う振動等の影響を緩和することが可能となる。
また、情報処理装置10は、携行モードc11として設定された複数のモード間で動作モードが遷移した場合には、遷移後のモードに応じて、自身が保持される位置が変更されるように動作してもよい。具体的な一例として、情報処理装置10は、ユーザが腰を曲げて屈んだ状態では、背中に設定された位置に移動して保持され、その後、ユーザが立ち上がり直立した状態となったことを検出すると、肩の近傍に設定された位置に移動して保持されてもよい。
また、携行モードc11として設定された複数のモードのうち、遷移先のモードに応じて情報処理装置10の動作が切り替えられれば、切り替えの対象は、当該情報処理装置10が保持される位置には限定されない。例えば、情報処理装置10は、認識されたユーザの行動、ユーザの状態、及び周囲の環境(外部環境)等の各種状態に応じて、自身が保持される姿勢、及び自身の形態等のように、自身が保持される状態を制御してもよい。
具体的な一例として、情報処理装置10は、携行モードc11に遷移することでユーザの身体の一部に保持された場合に、認識されたユーザの状態(例えば、姿勢)に基づき、当該ユーザの視線と同じ方向を向くように、自身の姿勢を制御してもよい。なお、このとき情報処理装置10は、ユーザの視線と同じ方向を向くように自身の向く方向を制御してもよい。また、情報処理装置10は、ユーザの姿勢の変化にあわせて、自身(または、一部の部品等)を傾向させたり、直立するように制御してもよい。なお、この場合には、携行モードc11として、ユーザの姿勢や、情報処理装置10が保持される位置に応じた複数のモードが設けられ、当該モードごとに情報処理装置10の姿勢が関連付けられていてればよい。
また、他の一例として、情報処理装置10は、例えば、自身を保持するための構造等のような、一部の構成が変形させることで、自身の形態を制御可能に構成されていてもよい。このような場合には、情報処理装置10は、携行モードc11に遷移することでユーザの身体の一部に保持される際に、より安定するように、自身が保持される位置に応じて、自身の形態を制御してもよい。
なお、携行モードc11に限らず、他の動作モードについても、互いに異なる複数のモードが設定されていてもよい。
具体的な一例として、待機モードc15として、充電台70に待機するモードと、テーブルの天面の上などのように平坦な位置に一時的に待機するモードとが設けられていてもよい。このような場合には、例えば、情報処理装置10は、ユーザが自宅に帰宅したことを認識した場合に、充電台70に移動して待機してもよい。また、他の一例として、情報処理装置10は、外出先でユーザが座っている状態(例えば、飲食店のテーブル席に座っている状態等)を検出し、当該状態が一定時間以上継続した場合に、一時的に待機可能な位置を検出し、検出した位置に移動して待機してもよい。
以上、変形例1として、図7及び図8を参照して、携行モードc11に遷移した場合の情報処理装置10の動作の一例について説明した。
[4.2.変形例2:ユーザに応じた制御の一例]
次に、変形例2として、図9を参照して、情報処理装置10を複数ユーザで共有するような状況下において、当該情報処理装置10が各ユーザを認識し、認識したユーザに応じて制御を切り替える場合の一例について説明する。図9は、変形例2に係る情報処理装置10の動作の概要について説明するための説明図である。
図9に示す例では、情報処理装置10は、所謂個人認識技術に基づきユーザu1とユーザu2とのそれぞれを識別して認識し、認識したユーザに応じて、携行モードc11に遷移した場合に自身が保持される位置を切り替えている。
例えば、図9に示す例では、ユーザu1及びu2のそれぞれが情報処理装置10を携行して移動する際に、ユーザu1については、直立した姿勢で移動することが多く、ユーザu2については、腰を曲げた姿勢で移動することが多いものとする。このような状況下では、例えば、情報処理装置10は、自身を携行するユーザが「ユーザu1」であることを認識した場合には、ユーザu1の肩の近傍に設定された位置p11に移動し、当該位置p11に保持される。これに対して、情報処理装置10は、自身を携行するユーザが「ユーザu2」であることを認識した場合には、ユーザu2の背中に設定された位置p23に移動し、当該位置p23に保持される。
なお、情報処理装置10が、ユーザ個人を認識できれば、個人認識のための構成や仕組みは特に限定されない。具体的な一例として、情報処理装置10は、所謂顔認識技術のように、撮像部14により撮像されたユーザの画像を入力情報として、当該ユーザの身体的な特徴(例えば、顔のような身体の一部や、身体全体)に基づき、ユーザ個人を認識してもよい。また、情報処理装置10は、ユーザの年齢や性別等のような、ユーザに固有の情報を推定し、当該推定結果に基づきユーザ個人を識別してもよい。また、他の一例として、情報処理装置10は、集音デバイス(例えば、マイクロフォン)により集音されたユーザの声に基づき、当該ユーザ個人を認識してもよい。なお、情報処理装置10がユーザ個人を識別するために用いる、ユーザに固有の情報は、ユーザによりあらかじめ設定された情報(即ち、ユーザにより明示的に入力された情報)であってもよいし、情報処理装置10による認識結果に基づく情報(換言すると、ユーザにより明示的に入力されていない情報)であってもよい。
また、情報処理装置10は、あらかじめ登録されたデータに基づき、各ユーザを間接的に判別してもよい。具体的な一例として、情報処理装置10は、あらかじめ登録された複数ユーザのスケジュールを示すデータを参照し、当該スケジュールに基づき、現状態において、自身を携行する確率の高いユーザを推定してもよい。
また、情報処理装置10は、取得された映像情報や音響情報に基づき、ユーザ個人を識別するための情報(例えば、ユーザの名前等)が検出された場合には、検出された当該情報に基づき、自身を携行するユーザを推定してもよい。また、情報処理装置10は、ユーザが所持する端末から、当該ユーザ個人を識別するための情報(例えば、電子タグ等に記憶された情報)を取得し、取得した当該情報に基づき、自身を携行するユーザを識別してもよい。
また、図9に示す例は、あくまで一例であり、情報処理装置10による、携行モードc11への遷移時におけるユーザの認識結果に応じた制御の切り替えに係る動作は、必ずしも、当該情報処理装置10の保持位置のみには限定されない。例えば、情報処理装置10は、ユーザに対して各種情報を提案可能に構成されている場合には、認識されたユーザの趣向に応じて、提案内容が切り替わるように制御されてもよい。
以上、変形例2として、図9を参照して、情報処理装置10を複数ユーザで共有するような状況下において、当該情報処理装置10が各ユーザを認識し、認識したユーザに応じて制御を切り替える場合の一例について説明した。
[4.3.変形例3:複数の情報処理装置が連携する場合の一例]
次に、変形例3として、図10を参照して、ユーザが複数の情報処理装置10を携行するような状況下における、当該情報処理装置10の動作の一例について説明する。図10は、変形例3に係る情報処理装置10の動作の概要について説明するための説明図である。図10に示す例では、ユーザu1は、互いに異なる複数の情報処理装置10として、例えば、情報処理装置10a及び10bを携行している。
なお、ユーザu1が複数の情報処理装置10を携行する状況の具体的な一例としては、例えば、ユーザu1は、実行可能な機能や各種機能の性能が互いに異なる情報処理装置10を携行する場合が挙げられる。より具体的な一例として、ユーザu1は、仕事やプライベート等のように、状況や用途に応じて情報処理装置10を使い分けるような場合において、当該状況や用途に応じて特化した機能を実行可能な情報処理装置10を複数携行する場合が想定され得る。
また、他の一例として、ユーザu1は、認識された各種状態に応じた制御が互いに異なる(例えば、認識された状態に応じて実行する機能の判断基準が異なる)情報処理装置10を、複数携行してもよい。より具体的な一例として、ユーザu1は、ユーザu1の趣向にあわせて実行する機能の判断を行う情報処理装置10と、ユーザu1の健康状態にあわせて実行する機能の判断を行う情報処理装置10との双方を携行する場合が想定され得る。
もちろん、上記に示す状況はあくまで一例であり、ユーザu1が、複数の情報処理装置10を携行する状態や状況を限定するものではない。
このように、ユーザu1が複数の情報処理装置10を携行するような状況下では、当該複数の情報処理装置10のそれぞれは、他の情報処理装置10の状態に応じて、制御を切り替えてもよい。
例えば、図10に示す例では、動作モードが携行モードc11に遷移した情報処理装置10bが、ユーザu1の左肩の近傍に設定された位置p11に保持されている状態を示している。このような状況下において、情報処理装置10aの動作モードが携行モードc11に遷移したものとする。
このような場合には、情報処理装置10aは、例えば、撮像部14により撮像されたユーザu1の画像に基づき、位置p11に情報処理装置10bが保持されていることを認識し、認識結果に応じて自身が保持される位置を決定してもよい。具体的な一例として、情報処理装置10aは、位置p11に情報処理装置10bが保持されていることを認識した場合には、位置p11〜位置p17のうち位置p11以外の位置を、自身が保持されるための位置(即ち、自身が携行されるための位置)として特定してもよい。
なお、情報処理装置10a及び10bが、互いの状態を認識可能であれば、当該状態を認識するための構成や方法は特に限定されない。具体的な一例として、情報処理装置10a及び10bは、通信を確立することで、当該通信に基づき情報を送受信することで、互いの状態を認識してもよい。
また、情報処理装置10a及び10bは、携行モードc11、待機モードc15、及び駆動モードc13のうち少なくとも一部の動作モードに遷移するための条件として、互いに異なる条件が設定されていてもよい。具体的な一例として、ユーザu1が屋外に移動するような状況下において、平日の場合には、情報処理装置10aが携行モードc11に遷移し、休日の場合には、情報処理装置10bが携行モードc11に遷移するように構成されていてもよい。
また、情報処理装置10a及び10bは、自身を移動するための駆動部17の構成が互いに異なってもよい。このような構成においては、情報処理装置10a及び10bのそれぞれは、携行モードc11に遷移した場合に自身が保持される位置を、自身の駆動部17の構成に応じて決定してもよいし、他の情報処理装置10の駆動部17の構成に応じて決定してもよい。
具体的な一例として、情報処理装置10aは、飛行して移動するように駆動部17が構成され、情報処理装置10bは、地面を走行して移動するように駆動部17が構成されているものとする。このとき、情報処理装置10aは、例えば、情報処理装置10bの駆動部17の構成に基づき、ユーザu1が情報処理装置10を携行するために設定された複数の位置のうち、ユーザu1の足元に近い位置を、情報処理装置10bが保持されるための位置として認識してもよい。即ち、この場合には、情報処理装置10aは、ユーザu1の足元に近い位置を、自身が保持されるための位置の候補から外してもよい。
以上、変形例3として、図10を参照して、ユーザが複数の情報処理装置10を携行するような状況下における、当該情報処理装置10の動作の一例について説明した。
<5.実施例>
次に、実施例として、情報処理装置10による、検出された各種状態に応じた動作モードの制御の一例について、具体的な利用シーンの一例とあわせて説明する。
[状況に応じた動作モードの制御例]
まず、情報処理装置10が、自身が利用される状況を認識し、認識された状況に応じて動作モードを制御する場合の一例について説明する。具体的には、情報処理装置10は、認識された状況に応じて、ユーザが自身を携行する状態が好ましいか否かを認識し、認識結果に応じて動作モードを制御してもよい。
例えば、ドレスコードの設定された店舗にユーザが入店するような状況下において、当該ドレスコードにより、ユーザの身体の一部(例えば、肩)に情報処理装置10が保持されている状態が好ましくない場合がある。
このような状況を認識した場合には、情報処理装置10は、動作モードを待機モードc15に遷移させることで、ユーザから離脱し、自身が待機可能な位置を検出して、当該位置に待機するように動作してもよい。この場合には、情報処理装置10は、ユーザが店舗から退出したことを検知した場合に、再度、動作モードを携行モードc11に遷移させ、当該ユーザの身体の一部に保持されるように動作してもよい。
また、他の一例として、情報処理装置10は、自身がユーザの身体の一部に保持されている状態が好ましくない状況を認識した場合には、自身が保持される場所を、ユーザの所持品の一部に変更するように動作してもよい。
なお、情報処理装置10が、上記に示したような、自身がユーザの身体の一部に保持されている状態が好ましくないような状況を認識するための構成や方法については、特に限定されない。
具体的な一例として、店舗側に、ドレスコードの内容を示す情報を情報処理装置10に対して送信(配信)するためのデバイスが設置されていてもよい。このような場合には、情報処理装置10は、当該デバイスから配信される情報に基づき、自身がユーザの身体の一部に保持されている状態が好ましくないような状況であることを認識してもよい。
また、他の一例として、店舗側に、例えば、マーカ等のように、情報処理装置10がドレスコードの内容を認識するための情報が提示されていてもよい。このような場合には、情報処理装置10は、例えば、撮像部14により撮像された画像に基づき、店舗側により提示されたマーカを検出し、検出したマーカに基づき、自身がユーザの身体の一部に保持されている状態が好ましくないような状況であることを認識してもよい。また、マーカ等に限らず、例えば、情報処理装置10が、店舗側に設置されたドレスコードに関する但し書きを撮像部14により撮像し、撮像された但し書きを解析することで、当該ドレスコードの内容を認識してもよい。
また、他の一例として、情報処理装置10は、外部のサーバ等にアクセスすることで、ユーザが入店しようとしている店舗の情報を取得し、取得した情報に基づき、自身がユーザの身体の一部に保持されている状態が好ましくないような状況であることを認識してもよい。このような場合には、例えば、情報処理装置10は、GPS等により取得した位置情報や、撮像部14により撮像された画像等に基づき、当該店舗を特定してもよい。
[外部環境に基づく動作モードの制御例]
次に、情報処理装置10が、外部環境(例えば、自身やユーザの外部環境)を認識し、認識された外部環境に応じて動作モードを制御する場合の一例について説明する。具体的には、情報処理装置10は、自身が位置するエリアの天気を認識し、認識された天気に応じて動作モードを制御してもよい。
例えば、情報処理装置10は、雨天であることを認識した場合には、自身が濡れにくい位置を検出し、検出された位置に移動してもよい。具体的な一例として、情報処理装置10は、ユーザが傘をさしていることを認識した場合には、当該傘を保持している側の腕や肩の近傍に移動してもよい。
なお、情報処理装置10が、自身が位置するエリアの天気を認識する方法については、前述した通りである。即ち、情報処理装置10は、例えば、各種センサにより検知された、気温、温度、及び気圧等の情報に基づき、自身が位置するエリアの天気を推定してもよい。また、他の一例として、情報処理装置10は、認識したユーザの位置情報に基づき、外部のサーバから自身(または、ユーザ)が位置するエリア(即ち、認識した位置情報が含まれるエリア)の天気の情報を取得してもよい。もちろん、情報処理装置10が、自身が位置するエリアの天気を認識できれば、当該認識のための構成や方法は特に限定されない。
[駆動モードから他のモードへ遷移させる場合の制御例]
次に、駆動モードc13で動作中(移動中)の情報処理装置10を、携行モードc11や待機モードc15に遷移させる場合の制御の一例について説明する。
具体的な一例として、情報処理装置10は、ユーザからの指示を受けて駆動モードc13で動作している際に、バッテリーの残量が低下していることを認識した場合に、当該バッテリーを充電するために、自身の動作モードを他の動作モードに遷移させてもよい。
このような場合には、例えば、情報処理装置10は、動作モードを待機モードc15に遷移させ、充電台70を検出し、検出された充電台70に移動することで、バッテリーを充電してもよい。
また、他の一例として、携行モードc11において情報処理装置10が保持される位置(例えば、ユーザの身体の一部)に、情報処理装置10のバッテリーを充電するための構成が設けられていてもよい。具体的な一例として、ユーザが、情報処理装置10を自身の身体の一部に保持するためのユニットを装着するような利用形態では、当該ユニットに情報処理装置10のバッテリーを充電するための機構を設けておけばよい。
このような場合には、情報処理装置10は、動作モードを携行モードc11に遷移させ、自身のバッテリーを充電可能な位置を検出し、検出された位置に移動することで、当該バッテリーを充電すればよい。
また、他の一例として、情報処理装置10は、自身に設けられたデータの記憶領域の空き容量が低下した場合に、当該記憶領域に記憶されたデータを他の装置(例えば、サーバ)に転送するために、自身の動作モードを他の動作モードに遷移させてもよい。
このような場合には、例えば、情報処理装置10は、動作モードを待機モードc15に遷移させ、サーバにアクセス可能なインタフェースが設けられた位置を検出し、当該位置に移動することで、当該サーバにアクセスしてデータを転送してもよい。なお、サーバにアクセス可能なインタフェースの一例として、当該サーバに接続するためのコネクタや、当該サーバと通信するための通信デバイス等が挙げられる。
また、他の一例として、携行モードc11において情報処理装置10が保持される位置(例えば、ユーザの身体の一部)に、サーバにアクセス可能なインタフェースが設けられていてもよい。
このような場合には、情報処理装置10は、動作モードを携行モードc11に遷移させ、サーバにアクセス可能なインタフェースが設けられた位置を検出し、検出された位置に移動することで、当該サーバにアクセスしてデータを転送してもよい。
以上、実施例として、情報処理装置10による、検出された各種状態に応じた動作モードの制御の一例について、具体的な利用シーンの一例とあわせて説明した。
<6.ハードウェア構成>
次に、図11を参照して、本開示の各実施形態に係る情報処理装置10のハードウェア構成の一例について説明する。図11は、本開示の実施形態に係る情報処理装置10のハードウェア構成の一例を示した図である。
図11に示すように、本実施形態に係る情報処理装置10は、プロセッサ901と、メモリ903と、ストレージ905と、操作デバイス907と、報知デバイス911と、通信デバイス913と、検出デバイス915と、撮像デバイス917と、バス919とを含む。
プロセッサ901は、例えばCPU(Central Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)又はSoC(System on Chip)であってよく、情報処理装置10の様々な処理を実行する。プロセッサ901は、例えば、各種演算処理を実行するための電子回路により構成することが可能である。なお、前述した制御部12の各構成は、プロセッサ901により実現され得る。
メモリ903は、RAM(Random Access Memory)及びROM(Read Only Memory)を含み、プロセッサ901により実行されるプログラム及びデータを記憶する。ストレージ905は、半導体メモリ又はハードディスクなどの記憶媒体を含み得る。
操作デバイス907は、ユーザが所望の操作を行うための入力信号を生成する機能を有する。操作デバイス907は、例えば、タッチパネルとして構成され得る。また、他の一例として、操作デバイス907は、例えばボタン及びスイッチなどユーザが情報を入力するための入力部と、ユーザによる入力に基づいて入力信号を生成し、プロセッサ901に供給する入力制御回路などから構成されてよい。なお、前述した入力部15は、操作デバイス907により実現され得る。
報知デバイス911は、出力デバイスの一例であり、例えば、液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)装置、有機EL(OLED:Organic Light Emitting Diode)ディスプレイなどのデバイスであってよい。この場合には、報知デバイス911は、画面を表示することにより、ユーザに対して所定の情報を報知することができる。また、報知デバイス911は、スピーカ等のように、所定の音響信号を出力することで、所定の情報をユーザに報知するデバイスであってもよい。また、報知デバイス911は、所謂バイブレータのように、振動することで、所定の情報をユーザに報知するデバイスであってもよい。なお、前述した出力部16は、報知デバイス911により実現され得る。
また、上記に示した報知デバイス911の例はあくまで一例であり、ユーザに対して所定の情報を報知可能であれば、報知デバイス911の態様は特に限定されない。具体的な一例として、報知デバイス911は、LED(Light Emitting Diode)のように、点灯又は点滅のパターンにより、所定の情報をユーザに報知するデバイスであってもよい。
通信デバイス913は、情報処理装置10が備える通信手段であり、ネットワークを介して外部装置と通信する。通信デバイス913は、有線または無線用の通信インタフェースである。通信デバイス913を、無線通信インタフェースとして構成する場合には、当該通信デバイス913は、通信アンテナ、RF(Radio Frequency)回路、ベースバンドプロセッサなどを含んでもよい。
通信デバイス913は、外部装置から受信した信号に各種の信号処理を行う機能を有し、受信したアナログ信号から生成したデジタル信号をプロセッサ901に供給することが可能である。なお、前述した通信部11は、通信デバイス913により実現され得る。
検出デバイス915は、情報処理装置10の筐体の位置や向きの変化を検出するためのデバイスである。検出デバイス915は、例えば、加速度センサや角速度センサ等の各種センサにより構成され得る。なお、前述した検知部13は、検出デバイス915により実現され得る。
撮像デバイス917は、CMOS(Complementary Metal-Oxide Semiconductor)イメージセンサやCCD(Charge Coupled Device)イメージセンサ等の、被写体を撮像し、撮像画像のデジタルデータを得る撮像素子を含む。即ち、撮像デバイス917は、プロセッサ901の制御に従い、レンズ等の光学系を介して静止画像又は動画像を撮影する機能を有する。撮像デバイス917は、撮像した画像をメモリ903やストレージ905に記憶させてもよい。なお、前述した撮像部14は、撮像デバイス917により実現され得る。
バス919は、プロセッサ901、メモリ903、ストレージ905、操作デバイス907、表示デバイス909、通信デバイス913、検出デバイス915、及び撮像デバイス917を相互に接続する。バス919は、複数の種類のバスを含んでもよい。
また、コンピュータに内蔵されるプロセッサ、メモリ、及びストレージなどのハードウェアを、上記した情報処理装置10が有する構成と同等の機能を発揮させるためのプログラムも作成可能である。また、当該プログラムを記録した、コンピュータに読み取り可能な記憶媒体も提供され得る。
<7.まとめ>
以上、説明したように、本実施形態に係る情報処理装置10は、撮像部14、検知部13、及び他の情報処理装置30のうち少なくとも一部の構成により取得される情報に基づき、ユーザの行動、ユーザの状態、及び周囲の環境(外部環境)等の各種状態を認識する。そして、情報処理装置10は、認識された各種状態に基づき、ユーザが自身の携行を要する状態や状況を判別し、当該判別結果に応じて、ユーザにより自身が携行される状態となるように自動で動作する。
これにより、ユーザは、各種状態の変化(例えば、自身の行動や状態の変化)を認識して情報処理装置10を携行するといった動作を明示的に意識する必要がなくなり、例えば、外出に際して、情報処理装置10の携行を失念するといった事態を防止することも可能となる。
また、本実施形態に係る情報処理装置10は、ユーザが自身の携行を要しない(もしくは、携行しない方が望ましい)状態や状況を判別し、当該判別結果に応じて、ユーザから自動で離脱してもよい。これにより、ユーザは、各種状態の変化(例えば、周囲の環境の変化)を認識して情報処理装置10を取りはずすといった煩わしい動作を明示的に意識する必要がなくなる。
即ち、本実施形態に係る情報処理装置10は、自身が利用される状態や状況(即ち、ユーザの行動、ユーザの状態、及び周囲の環境(外部環境)等の各種状態)に応じて、ユーザの明示的な動作を伴わずに(即ち、自動で)、自身が携行される状態と携行されていない状態とを切り替える。このような構成により、ユーザは、情報処理装置10の携行が必要か否かを明示的に意識することなく、情報処理装置10を利用する可能性がある状況下においては、当該情報処理装置10をより好適な態様で携行することが可能となる。
以上、添付図面を参照しながら本開示の好適な実施形態について詳細に説明したが、本開示の技術的範囲はかかる例に限定されない。本開示の技術分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本開示の技術的範囲に属するものと了解される。
また、本明細書に記載された効果は、あくまで説明的または例示的なものであって限定的ではない。つまり、本開示に係る技術は、上記の効果とともに、または上記の効果に代えて、本明細書の記載から当業者には明らかな他の効果を奏しうる。
なお、以下のような構成も本開示の技術的範囲に属する。
(1)
ユーザに関する情報を取得する取得部と、
前記ユーザに関する情報に基づいて、ユーザが携行可能な機器を、当該機器がユーザに携行されている携行状態と、ユーザに携行されていない非携行状態との間で変化するように、当該機器を移動させるための制御プロセスを実行する制御部と、
を備える、情報処理装置。
(2)
前記機器は、当該機器の筐体を移動させるための駆動部を含み、
前記非携行状態は、前記駆動部の動作が制御される状態を含む、
前記(1)に記載の情報処理装置。
(3)
前記制御部は、前記非携行状態のうち少なくとも一部の状態において、前記駆動部の動作を制御する、前記(2)に記載の情報処理装置。
(4)
前記非携行状態は、前記機器が前記駆動部の動作を制御する状態を含む、
前記(2)に記載の情報処理装置。
(5)
前記携行状態において、検出された所定の条件を満たす位置に前記機器が移動するように、前記駆動部の動作が制御される、前記(2)〜(4)のいずれか一項に記載の情報処理装置。
(6)
前記ユーザに関する情報は、認識された当該ユーザの行動及び状態のうち少なくともいずれかに関する情報を含む、前記(1)〜(5)のいずれか一項に記載の情報処理装置。
(7)
前記ユーザに関する情報は、認識された当該ユーザの周囲の環境の状態を示す情報を含む、前記(6)に記載の情報処理装置。
(8)
前記ユーザに関する情報は、前記機器の使用に応じた、当該機器の状態を示す情報を含む、前記(7)に記載の情報処理装置。
(9)
前記ユーザの行動及び状態のうち少なくともいずれかに関する情報は、当該ユーザにより明示的に入力された情報を含む、前記(6)〜(8)のいずれか一項に記載の情報処理装置。
(10)
前記ユーザの行動及び状態のうち少なくともいずれかに関する情報は、当該ユーザにより明示的に入力されていない情報を含む、前記(6)〜(9)のいずれか一項に記載の情報処理装置。
(11)
前記ユーザに関する情報は、認識された当該ユーザの周囲の環境の状態を示す情報を含む、前記(1)〜(5)のいずれか一項に記載の情報処理装置。
(12)
前記ユーザに関する情報は、前記機器の使用に応じた、当該機器の状態を示す情報を含む、前記(1)〜(5)のいずれか一項に記載の情報処理装置。
(13)
前記携行状態は、互いに異なる複数の状態を含み、
前記制御部は、取得された前記ユーザに関する情報に基づき、前記機器の状態を、前記複数の状態のうち、当該情報にあらかじめ関連付けられた状態に切り替える、
前記(1)〜(12)のいずれか一項に記載の情報処理装置。
(14)
前記携行状態において、前記機器は、所定の条件を満たす位置に保持され、
前記制御部は、前記携行状態に含まれる前記複数のモードのうち、取得された前記ユーザに関する情報に関連付けられたモードに応じた前記位置に、前記機器が保持されるように、当該機器を制御する、前記(13)に記載の情報処理装置。
(15)
前記機器が保持される位置は、ユーザの身体の部位と、当該ユーザにより携行される前記機器とは異なる物体とのうちの少なくともいずれかに設定される、前記(14)に記載の情報処理装置。
(16)
前記制御部は、前記携行状態に含まれる前記複数の状態のうち、取得された前記ユーザに関する情報に関連付けられた状態に応じて、前記機器が保持される状態を制御する、前記(13)〜(15)のいずれか一項に記載の情報処理装置。
(17)
前記制御部は、前記機器が保持される状態として、前記機器が保持される姿勢、及び、前記機器が保持される形態のうち、少なくともいずれかを制御する、前記(16)に記載の情報処理装置。
(18)
前記非携行状態は、前記機器が、所定の条件を満たす位置に待機するように制御されるモードを含む、前記(1)〜(17)のいずれか一項に記載の情報処理装置。
(19)
ユーザに関する情報を取得することと、
プロセッサが、前記ユーザに関する情報に基づいて、ユーザが携行可能な機器を、当該機器がユーザに携行されている携行状態と、ユーザに携行されていない非携行状態との間で変化するように、当該機器を移動させるための制御プロセスを実行することと、
を含む、情報処理方法。
(20)
コンピュータに、
ユーザに関する情報を取得することと、
前記ユーザに関する情報に基づいて、ユーザが携行可能な機器を、当該機器がユーザに携行されている携行状態と、ユーザに携行されていない非携行状態との間で変化するように、当該機器を移動させるための制御プロセスを実行することと、
を実行させる、プログラム。
10 情報処理装置
11 通信部
12 制御部
121 通信制御部
123 監視部
125 モード制御部
127 処理実行部
13 検知部
131 センサ
133 位置検出部
14 撮像部
15 入力部
16 出力部
17 駆動部
30 情報処理装置
31 通信部
32 制御部
321 通信制御部
323 連携処理部
33 検知部

Claims (20)

  1. ユーザに関する情報を取得する取得部と、
    前記ユーザに関する情報に基づいて、ユーザが携行可能な機器を、当該機器がユーザに携行されている携行状態と、ユーザに携行されていない非携行状態との間で変化するように、当該機器を移動させるための制御プロセスを実行する制御部と、
    を備える、情報処理装置。
  2. 前記機器は、当該機器の筐体を移動させるための駆動部を含み、
    前記非携行状態は、前記駆動部の動作が制御される状態を含む、
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記制御部は、前記非携行状態のうち少なくとも一部の状態において、前記駆動部の動作を制御する、請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記非携行状態は、前記機器が前記駆動部の動作を制御する状態を含む、
    請求項2に記載の情報処理装置。
  5. 前記携行状態において、検出された所定の条件を満たす位置に前記機器が移動するように、前記駆動部の動作が制御される、請求項2に記載の情報処理装置。
  6. 前記ユーザに関する情報は、認識された当該ユーザの行動及び状態のうち少なくともいずれかに関する情報を含む、請求項1に記載の情報処理装置。
  7. 前記ユーザに関する情報は、認識された当該ユーザの周囲の環境の状態を示す情報を含む、請求項6に記載の情報処理装置。
  8. 前記ユーザに関する情報は、前記機器の使用に応じた、当該機器の状態を示す情報を含む、請求項7に記載の情報処理装置。
  9. 前記ユーザの行動及び状態のうち少なくともいずれかに関する情報は、当該ユーザにより明示的に入力された情報を含む、請求項6に記載の情報処理装置。
  10. 前記ユーザの行動及び状態のうち少なくともいずれかに関する情報は、当該ユーザにより明示的に入力されていない情報を含む、請求項6に記載の情報処理装置。
  11. 前記ユーザに関する情報は、認識された当該ユーザの周囲の環境の状態を示す情報を含む、請求項1に記載の情報処理装置。
  12. 前記ユーザに関する情報は、前記機器の使用に応じた、当該機器の状態を示す情報を含む、請求項1に記載の情報処理装置。
  13. 前記携行状態は、互いに異なる複数の状態を含み、
    前記制御部は、取得された前記ユーザに関する情報に基づき、前記機器の状態を、前記複数の状態のうち、当該情報にあらかじめ関連付けられた状態に切り替える、
    請求項1に記載の情報処理装置。
  14. 前記携行状態において、前記機器は、所定の条件を満たす位置に保持され、
    前記制御部は、前記携行状態に含まれる前記複数のモードのうち、取得された前記ユーザに関する情報に関連付けられたモードに応じた前記位置に、前記機器が保持されるように、当該機器を制御する、請求項13に記載の情報処理装置。
  15. 前記機器が保持される位置は、ユーザの身体の部位と、当該ユーザにより携行される前記機器とは異なる物体とのうちの少なくともいずれかに設定される、請求項14に記載の情報処理装置。
  16. 前記制御部は、前記携行状態に含まれる前記複数の状態のうち、取得された前記ユーザに関する情報に関連付けられた状態に応じて、前記機器が保持される状態を制御する、請求項13に記載の情報処理装置。
  17. 前記制御部は、前記機器が保持される状態として、前記機器が保持される姿勢、及び、前記機器が保持される形態のうち、少なくともいずれかを制御する、請求項16に記載の情報処理装置。
  18. 前記非携行状態は、前記機器が、所定の条件を満たす位置に待機するように制御されるモードを含む、請求項1に記載の情報処理装置。
  19. ユーザに関する情報を取得することと、
    プロセッサが、前記ユーザに関する情報に基づいて、ユーザが携行可能な機器を、当該機器がユーザに携行されている携行状態と、ユーザに携行されていない非携行状態との間で変化するように、当該機器を移動させるための制御プロセスを実行することと、
    を含む、情報処理方法。
  20. コンピュータに、
    ユーザに関する情報を取得することと、
    前記ユーザに関する情報に基づいて、ユーザが携行可能な機器を、当該機器がユーザに携行されている携行状態と、ユーザに携行されていない非携行状態との間で変化するように、当該機器を移動させるための制御プロセスを実行することと、
    を実行させる、プログラム。
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