JP2016136300A - 情報処理装置及び方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 検索内容に関連してトレンド情報を提供することにより、検索を補助する。【解決手段】 予め定められた所定語と対応付けて、前記所定語に関連する直近の動静を表す情報であるトレンド情報を記憶する記憶部と、ユーザ端末から受け付けた検索語が前記所定語を含む場合に、前記検索語に基づく検索結果と共に、前記所定語に対応して前記記憶部に記憶されている前記トレンド情報を表示する追加情報欄を前記ユーザ端末へ出力する制御部と、を備えたことを特徴とする情報処理装置。【選択図】図1

Description

本発明は、情報の検索に関する。
近年、ウェブ検索や画像検索においてユーザを補助するため、ユーザの入力した検索語などの検索条件(クエリなどと呼ばれる)を基に、関連クエリを提示する技術が提案されている。例えば、指定された検索語と同じ分野に属する他の語を、新たな検索語としてユーザに提示する提案がある(特許文献1参照)。
例えば、ファッションに関して検索する場合は、ファッションアイテムの名称(例えば「スカート」)を検索語として検索すると、検索語となったファッションアイテムの具体的種類名(例えば、「タイトスカート」「ロングスカート」など)をユーザに提示できる。これにより、ユーザは、自分では意識していなかったファッションアイテムを、新たな検索語として検索に利用することが出来る。
特開2010−003134号
しかし、従来技術では、検索の具体的な対象物に関する情報は得られても、対象物やその関連カテゴリについてトレンドに応じた情報を容易に得ることができなかった。ここで、対象物について「トレンドに応じた情報」とは、対象物に関連する直近の動静を表す情報であり、例えば、季節など時節柄に応じた対象物に関する情報や、直近の流行等に関する情報を意味する。特に、流行と密接に関連するファッションについて検索する場合、ファッションのトレンドに関する情報が重要である。
上記の課題に対し本発明の目的は、検索内容に関連してトレンド情報を提供することにより、検索を補助することである。
上記の目的をふまえ、本発明の一態様である情報処理装置は、予め定められた所定語と対応付けて、前記所定語に関連する直近の動静を表す情報であるトレンド情報を記憶する記憶部と、ユーザ端末から受け付けた検索語が前記所定語を含む場合に、前記検索語に基づく検索結果と共に、前記所定語に対応して前記記憶部に記憶されている前記トレンド情報を表示する追加情報欄を前記ユーザ端末へ出力する制御部と、を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、検索内容に関連してトレンド情報を提供することにより、検索を補助することができる。
本発明の実施形態について構成を示す機能ブロック図。 本発明の実施形態におけるデータの例を示す図。 本発明の実施形態におけるデータの例を示す図。 本発明の実施形態における画面表示の一例を示す図。 本発明の実施形態における画面表示の一例を示す図。 本発明の実施形態における処理の例を示すフローチャート。 本発明の実施形態における処理の例を示すフローチャート。 本発明の実施形態における画面表示の一例を示す図。 本発明の実施形態における画面表示の一例を示す図。
次に、本発明を実施するための形態(「実施形態」と呼ぶ)について図に沿って例示する。なお、背景技術や課題などで既に述べた内容と共通の前提事項は適宜省略する。
本実施形態の目的は、検索内容に関連してトレンド情報を提供することにより、検索を補助することである。
〔1.構成〕…図1
図1は、本実施形態の全体構成を示す。本実施形態は、通信ネットワークN(インターネット、携帯電話網など)を介してユーザ端末Tと接続される情報処理装置である検索サーバ1に関する。検索サーバ1は、コンピュータの構成として、CPUなどの演算制御部3と、主メモリや補助記憶装置等の記憶装置4と、通信ネットワークNとの通信装置5(通信機器や通信アダプタなど)と、を有する。
ユーザ端末Tは、スマートフォン、タブレットPC、携帯電話端末など、コンピュータを用いた携帯情報端末であり、図にかかわらずユーザ数に応じて多数存在する。ユーザ端末Tは、図示は省略するが、上記のコンピュータの構成に加え、通話、通信、タッチパネル画面等を介した入出力、GPS等による位置測位、内蔵充電池制御などのためのハードウェアおよびソフトウェアを備える。
また、検索サーバ1では、記憶装置4に記憶されているコンピュータプログラムを演算制御部3が実行することで、図1に示す以下の各要素を実現する。
〔2.作用の概要〕…図2〜図6
本実施形態では、予め定められた語(「所定語」と呼ぶ)と対応付けて、所定語に関連する直近の動静を表す情報であるトレンド情報を予め記憶し(図2、図3)、図4の画面表示例に示すように、所定語を含む検索語で検索を行うと(検索語入力欄Q)、検索結果Aと共に画面に、所定語に対応するトレンド情報が追加情報欄(以下、コーデモジュールBとする)に表示される。
トレンド情報は、例えば、季節など時節柄に応じた対象物に関する情報や、直近の流行等に関する情報を意味する。特に、流行と密接に関連するファッションについて検索する場合、ファッションのトレンドに関する情報が重要である。なお、図4において、縦横に配列されている矩形は、説明上、符号X、Y、A1、A2等を示しているが、実施においてはファッションアイテムなどの画像となる。
所定語は、例えばファッションの分野であればファッション用語(サロペット、ファーコートなどのファッションアイテム名)や、ファッションの流行を指し示す語(トレンド、ファッション等)、ファッションのコーディネートを指し示す語(コーデ、コーディネート、着こなし等)であり、数に上限はない。所定語に対応付けるトレンド情報は、一つでも複数でもよく、所定語とトレンド情報の対応については、1対多、多対多、多対1などの対応関係を複数多段に辿ることで最終的に確定される対応関係でもよい。
図2及び図3は、トレンド記憶部20の一例を示すもので、図2は、予め想定されている検索語(クエリ)毎に、所定語であることを示すフラグ(所定語の場合「1」)と、語の属するカテゴリと、対応するトレンド情報を示す識別情報であるトレンド情報IDと、を対応付けている。
また、図3は、図2におけるトレンド情報IDごとに、2階層のトレンド情報を対応付けている情報を示す。例えば、所定語「スキニーデニム」に対応付けられているトレンド情報(ID:01)は、第1階層トレンド情報としてファッションアイテムの画像「X.jpg」「Y.jpg」と対応付けられ、第1階層トレンド情報である例えば「X.jpg」は、第2階層トレンド情報である「X1.jpg」「X2.jpg」と対応付けられている。
図6は、上記のようなトレンド情報を用いて検索サーバ1が行う情報処理の手順を示すフローチャートである。すなわち、ユーザ端末Tでは、画像など情報を検索したいユーザは、アプリケーションプログラム(アプリ)の画面又は検索サーバ1にアクセスしているブラウザ画面の検索語入力欄で新たな検索語を入力する。
入力された検索語はユーザ端末Tから検索サーバ1へ送信され、検索サーバ1のクエリ受付部80が受け付け(ステップS60)、検索部70が、インデックス記憶部60に記憶されているインデックス情報から検索語に応じて検索した検索結果Aを、検索語と共に制御部40に渡す。
制御部40は、渡された検索語に所定語がなければ(ステップS61:「NO」)検索結果Aの画面情報をユーザ端末Tへ出力し(ステップS63)、渡された検索語に所定語があれば(ステップS61:「YES」)、トレンド情報のコーデモジュールBを検索結果Aに追加して配置した画面情報をユーザ端末Tへ出力する(ステップS62〜67)。
すなわち、制御部40は、ユーザ端末Tから受け付けた(ステップS60)検索語が所定語を含む場合に(図6のステップS61:「YES」)、その検索語に基づく検索結果Aと共に、所定語に対応してトレンド記憶部20に記憶されているトレンド情報を表示するコーデモジュールBをユーザ端末Tへ出力する(ステップS62、S67)。
このように、検索語に所定語が含まれるとき、所定語について抽出されたトレンド情報を検索結果と併せて表示することにより、検索内容に基づきトレンド情報を提供できる。このため、ユーザは一度の検索操作で、検索語に基づく通常の検索結果のみならず、その検索語に関連するトレンド情報までも確認することができる。
検索語が所定語を含まない場合(ステップS61:「NO」)、検索結果Aのみ出力され(ステップS63)、コーデモジュールBは表示されない。例えば、図5の例では、検索語が「クリーニング」のみで、この語はトレンド情報と関連しないため所定語となっておらず、コーデモジュールBが表示されていない。
なお、トレンド情報は、画像に限らず、動画、記事など各種のコンテンツのほか、ファッションアイテムの画像からコンテンツに対して設定されたハイパーリンクなど、他の種類でもよい。また、トレンド情報については、予め所定語と対応付けて記憶しておくのでもよいが、検索語から所定語が検出される都度、検索インデックスなどから抽出してもよい。
〔3.トレンド情報の拡張〕
コーデモジュールBに表示するトレンド情報は、検索語から検出された所定語に対応するものに限られない。すなわち、トレンド記憶部20は、所定語ごとに所定語が属するカテゴリの情報を対応付けて記憶し、制御部40は、検索語に含まれる所定語と同じカテゴリに属する他の所定語(関連語と呼ぶ)に対応してトレンド記憶部20に記憶されているトレンド情報もコーデモジュールBに表示する。
ここで、図7のフローチャートは、図6のステップS62(コーデモジュールを作成)を具体化したものである。すなわち、制御部40は、所定語に対応するトレンド情報をトレンド記憶部20から読み出してトレンド情報の候補へ追加するだけでなく(ステップS71)、所定語が属するカテゴリを特定し(ステップS72)、同じカテゴリに属する他の所定語を関連語として特定する(ステップS73)。
また、制御部40は、関連語に対応するトレンド情報を読み出してトレンド情報の候補へ追加し(ステップS74)、候補となっているトレンド情報から重複を削除したうえ(ステップS75)、優先順位に従い所定数を選択し(ステップS76)、コーデモジュールの画面データをHTML等のマークアップ言語などで作成する(ステップS77)。
図2の例では、検索語に含まれる所定語「スキニーデニム」がカテゴリ「パンツ(ズボン)」(下半身に着る衣類)に属するので、同じカテゴリ「パンツ」に属する他の所定語(例えば「チノパン」。他にも例えば「サロペット」「ワイドパンツ」「ショートパンツ」などでもよい)に対応するトレンド情報(「チノパン」の場合、トレンド情報ID:02)もコーデモジュールBに表示することができる。
〔4.表示する情報の種別〕
検索結果AやコーデモジュールBに表示される情報は、次のように複数の種別を含んでいてもよい。例えば、トレンド記憶部20は、第1経路から入力され検索結果又はトレンド情報の少なくとも一方として出力するための第1データを記憶し、第2記憶部30は、第1経路とは異なる第2経路から入力される第2データを記憶する。
第1データの例は、電子商取引における販売事業者により電子商取引用サーバEに登録された商品情報(特にファッションアイテムの画像など)であり、例えば、特定のスキニーデニムの商品画像である。第1データについて行われた更新は、例えば、通信ネットワークNを介し更新部10によりトレンド記憶部20の記憶内容に反映すなわち同期される。
第2データの例は、ファッション情報提供事業者(例えば、出版社や、情報サイト運営事業者)やブランド主体などのコンテンツ・プロバイダが、コンテンツとしてコンテンツサーバCに登録する最新トレンド記事や、記事で取り上げているファッションアイテムの商品画像などの情報である。
その例は、スキニーデニムを他のファッションアイテムと組み合わせ(コーディネート)した画像(コーデ画像などと呼ばれる)である。第2データについて行われた更新は、通信ネットワークNを介し更新部10により第2記憶部30の記憶内容に反映すなわち同期される。
なお、第2データとして、所定語やそのカテゴリなどを表すタグ(「コーディネート用タグ」と呼んでおく)を付与することで所定語と対応付けた画像を用いれば、そのような第2データをそのままトレンド情報として活用できる。逆に、検索サーバ1などの管理者が入力したトレンド情報を第2データとして活用することもできる。
そして、制御部40は、所定語が検出されなかった場合は、第1データを出力するが第2データは出力しない。また、制御部40は、所定語が検出された場合、検索結果又はコーデモジュールに含めることで第1データを出力すると共に、第2データも出力する。所定語が検出された場合、第2データは、第1データとともに検索結果Aに表示してもよいし、コーデモジュールBにトレンド情報として表示してもよいし、検索結果AとコーデモジュールBの双方に表示してもよい。
〔5.コーデモジュールの配置〕
ところで、図4の例では、検索結果Aの上方にコーデモジュールBが配置されているが、検索結果AとコーデモジュールBの位置関係は次のように切り替わる。すなわち、制御部40は、検索語が検索の具体的な対象物を指す語(「具体語」と呼ぶ)を含むか否か、及び、対象物のトレンドもしくは組合せに関する語(「抽象語」と呼ぶ)を含むか否か、の一方又は双方に基づいて、検索結果とコーデモジュールBの画面上の位置関係を変更した画面情報をユーザ端末Tに出力する。
具体語は、例えば、「スキニーデニム」「ミモレ丈スカート」などファッションアイテムの種類名のほか、ブランド名その他、具体的な外観に対応する語である。抽象語は、例えば、「トレンド」、「ファッション」、「コーデ」、「コーディネート」、「着こなし」など、具体的な外観に限定されない語又は具体的もしくは抽象的な複数の対象物と対応する語である。
配置の一例として、制御部40は、検索語が具体語を含まない場合(ステップS64:「NO」)、図4のように、コーデモジュールBを検索結果の上に配置(ステップS66)した画面情報をユーザ端末Tに出力する(ステップS67)。検索語が具体語を含まず、「トレンドファッション」のような抽象語のみの場合(例えば図4)、コーデモジュールBに表示されるトレンド情報の内容は特定の具体語やその属するカテゴリと関連する必要はない。
このため、検索語が抽象語のみの場合のコーデモジュールBについては、例えば「ビッグシルエットアウター」「ファーコート」「幾何学模様ワンピース」など、多様なカテゴリのトレンド情報の混在でよい。多様なカテゴリで混在させるトレンド情報はランダムに選択してもよい。また、コーデモジュールBのトレンド情報に第2データを含めてもよい。
上記のように、対象物を指す語を検索語が含まない場合、自分がどのような情報を得たいのかユーザ自身が判断がつかず又は迷っている可能性を前提として、情報の候補をサジェストするため、最初に目に入る検索結果の上に追加情報欄を配置する。これにより、ユーザをガイダンスして迷いを解消し、さらなる検索など後続のアクションを容易にすることができる。
一方、制御部40は、検索語が具体語を含む場合(ステップS64:「YES」)、コーデモジュールBを検索結果Aの下に配置(ステップS65)した画面情報をユーザ端末Tに出力する(ステップS67。例えば図9)。検索語が、具体語(例えば「ファーコート」)と抽象語(例えば「コーデ」)の双方を含む場合も、コーデモジュールBを検索結果Aの下に配置する。
このように、検索語が、対象物を指す語を含む場合、検索結果の下に追加情報欄を配置する。これにより、個別アイテムなどの対象物に注目しているユーザの検索意図を尊重しつつ、ユーザの邪魔にならないよう補助的に追加情報を提示することができる。
〔6.トレンド情報の内容と優先順〕
また、制御部40は、検索語が具体語を含む場合、トレンド情報であって具体語に関する情報を表示するコーデモジュールBをユーザ端末Tに出力する。例えば、検索語が具体語として、具体的なファッションアイテムの種類名である「スキニーデニム」を含む場合(図9)、スキニーデニムのコーデ(コーディネート、着こなし)に関するトレンド情報がコーデモジュールBに表示される。
また、各々選択肢となるトレンド情報をコーデモジュールBに左から右のように所定順序で並べる優先順は各種考えられるが、いくつかの例を示す。
一例として、制御部40は、トレンド記憶部20に記憶されているトレンド情報の新しさに基いた順序でトレンド情報をコーデモジュールBに表示する。ここで、トレンド情報の新しさは、具体的には、新しさを表す値で表される。
値の例としては、画像入稿など登場からの時間の短さを示す数値、登場後所定期間内であること(例えば、入稿、掲載又は更新から30日以内であることなど)を示す数値、ファッション、インテリア、料理などのトレンドが変わる半年や四季を単位として、季節が現在と一致している度合いを示す数値、それらを所定のウエイトで加算した評価値などが考えられるが、「トレンド情報の新しさに基いた順序」を定める具体的な条件は自由に定めることができる。また、各トレンド情報は、半年や四季の経過により自動除外されるようにしてもよい。なお、複数の条件をAND、OR、XORなどの論理演算や、スコアリングなどで複合的に組み合わせて条件化してもよい。
トレンド情報をコーデモジュールBに順列させる優先順の他の例として、制御部40は、トレンド記憶部20に記憶されているトレンド情報の、通信ネットワーク上におけるユーザ行動の実績値に基いた順序でトレンド情報をコーデモジュールBに表示してもよい。
トレンド情報の実績値は、例えば、画像の直近一週間における検索でのヒット数、閲覧数、クリック数、広告のCTR(クリック・スルー・レート:クリック率)、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)において肯定的評価(「イイネ」付与操作など)を得た量、電子商取引や資料請求などにおけるコンバージョン率、ファッション以外の一般の検索での登場量、ニュースへの登場量など選択可能であり、それらを複合的に組み合わせて条件化してもよい。
〔7.操作による表示内容の切替〕
本実施形態では、コーデモジュールBは、選択操作の対象となる複数の選択肢を含み、制御部40は、選択操作された選択肢に応じ(ステップS68:「YES」)検索結果Aの表示内容を変更する(ステップS69)。例えば、図4におけるコーデモジュールBは、タップ操作による選択の対象となる選択肢として、複数の画像X、Y、Z…を含む。
図4では画像XからZまでの3つの画像は全体が見えているが、コーデモジュールBはフリック等の操作による横方向スクロールが可能であり、画面右端に一部分見えている4つ目以降の画像は、コーデモジュールB内の画像を左スクロールさせると画面に順次現れる。検索結果Aについては縦方向にスクロールできることを想定するが、検索結果AについてもコーデモジュールBについてもスクロールは必須ではない。
そして、図4の状態でコーデモジュールB内の選択肢である画像Yをユーザが指Fでタッチ操作すると(図8)、検索結果Aの表示内容が、それまでの画像A1、A2…から、画像Yに対応した画像Y1、Y2…に変化する(図8)。
ユーザ端末Tの画面において(例えば図4)検索語入力欄Qで新たな検索語が入力されると(ステップS70:「YES」)、ユーザ端末Tから送信されるその検索語を検索サーバ1のクエリ受付部80が受け付け(ステップS60)、検索部70による検索や、所定語の有無に応じたコーデモジュールBの出力などの処理へ進む。
〔8.情報の更新〕
また、本実施形態におけるトレンド情報その他の情報は、更新部10により手動もしくは自動で適宜更新される。例えば、更新部10は、トレンド記憶部20に記憶されているトレンド情報を時流に応じて随時更新し、制御部40は、更新部10により更新されるトレンド情報に基づいて、コーデモジュールBに表示する選択肢及びその表示順序を決定する。
トレンド情報の時流に応じた更新は、検索サーバ1の管理者など人間のオペレータによるデータ入力等の操作や、他の情報処理装置から入力される情報に基づいて行ってもよいし、ウェブ検索や画像検索に用いる検索インデックスなどの情報から、定周期等所定タイミングもしくは所定条件に該当する更新があったときなどに、新規に追加または更新された情報の抽出によって行ってもよい。
上記のようにすれば、トレンド情報を更新するとともに、トレンド情報を基にコーデモジュールBの選択肢と表示順序を決定することで、形式内容ともに常に時流に応じた新鮮な情報表示が実現される。
〔9.効果〕
以上のように、本実施形態では、
(1)検索語に所定語が含まれるとき、所定語について抽出されたトレンド情報を検索結果と併せて表示することにより、検索内容に基づきトレンド情報を提供できる。このため、ユーザは一度の検索操作で、検索語に基づく通常の検索結果のみならず、その検索語に関連するトレンド情報までも確認することができる。
(2)特に、本実施形態では、ユーザ端末から受け付けた検索語と同じ分野すなわちカテゴリに属する他の所定語に対応するトレンド情報も追加情報欄に表示することにより、より多様な幅広い情報の選択肢をユーザに提供できる。
(3)また、本実施形態では、追加情報欄においてトレンド情報を情報の選択肢として複数表示し、そのうち操作された選択肢に応じて検索結果を変更することにより、トレンド情報のうち興味を持った内容に関する情報を、検索結果の画面で円滑に入手可能となる。
(4)また、本実施形態では、検索語に応じ、検索結果と追加情報欄の位置関係という画面構成をダイナミックに変えることにより、検索語に表れるユーザの検索意図に適合したわかりやすい情報提示が可能となる。
(5)また、本実施形態では、対象物を指す語を検索語が含まない場合、自分がどのような情報を得たいのかユーザ自身が判断がつかず又は迷っている可能性を前提として、情報の候補をサジェストするため、最初に目に入る検索結果の上に追加情報欄を配置する。これにより、ユーザをガイダンスして迷いを解消し、さらなる検索など後続のアクションを容易にすることができる。
(6)また、本実施形態では、検索語が、対象物を指す語を含む場合、検索結果の下に追加情報欄を配置する。これにより、個別アイテムなどの対象物に注目しているユーザの検索意図を尊重しつつ、ユーザの邪魔にならないよう補助的に追加情報を提示することができる。
(7)また、本実施形態では、対象物を指す語を検索語が含む場合、対象物を指す語に関するトレンド情報を提示することにより、ユーザが関心を持っている具体的な対象物に関する情報提供と大局的情報の提供を両立できる。
(8)また、本実施形態では、情報の鮮度に基づく順序でトレンド情報を追加情報欄に提示することにより、ファッションなど流行性の高い分野についても感度よく最新情報を提供できる。
(9)また、本実施形態では、トレンド情報について、そのトレンド情報に関連する通信ネットワーク上におけるユーザ行動の実績に基づいて追加情報欄に表示する。これにより、ユーザ行動を介して具体化する情報の価値が大きい有意義なトレンド情報をユーザに提供できる。
(10)また、本実施形態では、検索語が所定語を含む場合、検索結果として又は検索結果と共に出力する情報の入力経路を拡大することにより、特定の対象物に関するトレンド記事など、ユーザに提供する情報を充実できる。
〔10.他の実施形態〕
なお、上記実施形態や図の内容は例示に過ぎず、各要素の有無や配置、処理の順序や内容などは適宜変更可能である。このため、本発明は、以下に例示する変形例やそれ以外の他の実施態様も含むものである。例えば、本発明はファッションに限らず、インテリア、料理、食事メニューなど他の対象にも適用できる。例えば、インテリアの分野に適用する場合、所定語としては「インテリア」「インテリアコーディネート」「ソファ」「カウチソファ」「ソファベッド」などが考えられる。
「カウチソファ」と「ソファベッド」が同じカテゴリ「リビング」に属する場合、「カウチソファ」又は「ソファベッド」のいずれか一方のみが検索語として入力されても、検索結果と共に表示されるコーデモジュールには、他方に対応するトレンド情報が含まれることとなる。
また、本発明における記憶は、装置内のローカル記憶に限らず、ネットワーク・コンピューティング(クラウド)などリモート記憶でもよいし、データの格納領域だけでなくデータの入出力や管理などの機能を含んでもよい。また、本出願に示す記憶手段の単位は説明上の便宜によるもので、適宜、構成を分けたり一体化できる。また、明示する記憶手段以外にも、処理の対象、ワークエリアや結果などの記憶手段を適宜用いる。
なお、図中(例えば図1)の矢印は、データや制御などの流れについて主要な方向を補助的に示すもので、他の流れの否定や方向の限定を意味するものではない。また、記憶手段以外の各手段は、上記実施形態で説明した情報処理の機能・作用(例えば図1)を実現・実行する処理手段であるが、これらは説明のために整理した機能単位であり、実際のハードウェア要素やソフトウェアモジュールとの一致は問わない。
また、本発明の各態様は、明記しない他のカテゴリ(方法、プログラム、端末を含むシステムなど)としても把握できる。方法やプログラムのカテゴリでは、装置のカテゴリで示した「部」などの要素を「処理」や「ステップ」のように適宜読み替えるものとする。また、発明や実施形態の要素として示した「○○部」(ユニット、セクション、モジュール等)は、ハードウェア要素にもソフトウェア要素にも限られないので、全部または一部を「○○手段」と読み替えることができる。
また、実施形態に示した処理やステップについても、順序を変更したり、いくつかをまとめて実行しもしくは一部分ずつ分けて実行するなど変更可能である。また、個々の手段、処理やステップを実現、実行するCPU、コア、スレッドなどは共通でもよいし、手段、処理やステップごとにもしくはタイミングごとに異なってもよい。
また、本出願で示す個々の手段は、外部のサーバが提供している機能をAPI(アプリケーションプログラムインタフェース)やネットワーク・コンピューティング(いわゆるクラウドなど)で呼び出して実現してもよい。さらに、本発明に関する手段などの各要素は、コンピュータの演算制御部に限らず物理的な電子回路など他の情報処理機構で実現してもよい。
1 検索サーバ
3 演算制御部
4 記憶装置
5 通信装置
10 更新部
20 トレンド記憶部
30 第2記憶部
40 制御部
60 インデックス記憶部
70 検索部
80 クエリ受付部
C コンテンツサーバ
E 電子商取引用サーバ
F 指
N 通信ネットワーク
T ユーザ端末

Claims (11)

  1. 予め定められた所定語と対応付けて、前記所定語に関連する直近の動静を表す情報であるトレンド情報を記憶する記憶部と、
    ユーザ端末から受け付けた検索語が前記所定語を含む場合に、前記検索語に基づく検索結果と共に、前記所定語に対応して前記記憶部に記憶されている前記トレンド情報を表示する追加情報欄を前記ユーザ端末へ出力する制御部と、
    を備えたことを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記記憶部は、前記所定語ごとに前記所定語が属するカテゴリの情報を対応付けて記憶し、
    前記制御部は、前記検索語に含まれる前記所定語と同じ前記カテゴリに属する他の所定語に対応して前記記憶部に記憶されている前記トレンド情報を前記追加情報欄に表示することを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  3. 前記追加情報欄は、選択操作の対象となる複数の選択肢を含み、
    前記制御部は、前記選択操作された前記選択肢に応じ前記検索結果を変更することを特徴とする請求項1又は2記載の情報処理装置。
  4. 前記制御部は、前記検索語が検索の具体的な対象物を指す語を含むか否か、及び、前記対象物のトレンドもしくは組合せに関する語を含むか否か、の一方又は双方に基づいて、前記検索結果と前記追加情報欄の画面上の位置関係を変更した画面情報を前記ユーザ端末に出力することを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  5. 前記制御部は、対象物を指す語を前記検索語が含まない場合、前記追加情報欄を前記検索結果の上に配置した画面情報を前記ユーザ端末に出力することを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  6. 前記制御部は、対象物を指す語を前記検索語が含む場合、前記追加情報欄を前記検索結果の下に配置した画面情報を前記ユーザ端末に出力ことを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  7. 前記制御部は、対象物を指す語を前記検索語が含む場合、前記トレンド情報であって前記対象物を指す語に関する情報を表示する前記追加情報欄を前記ユーザ端末に出力することを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  8. 前記制御部は、前記記憶部に記憶されている前記トレンド情報の新しさに基いた順序で前記トレンド情報を前記追加情報欄に表示することを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  9. 前記制御部は、前記記憶部に記憶されている前記トレンド情報の通信ネットワーク上におけるユーザ行動の実績値に基いた順序で前記トレンド情報を前記追加情報欄に表示することを特徴とする請求項1から8のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  10. 前記記憶部は、第1経路から入力され前記検索結果又は前記トレンド情報の少なくとも一方として出力される第1データと、前記第1経路とは異なる第2経路から入力される第2データと、を記憶し、
    前記制御部は、前記所定語が検出された場合、前記第1データを出力すると共に、前記第2データも出力することを特徴とする請求項1から9のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  11. 予め定められた所定語と対応付けて、前記所定語に関連する直近の動静を表す情報であるトレンド情報を記憶部に記憶する処理と、
    ユーザ端末から受け付けた検索語が前記所定語を含む場合に、前記検索語に基づく検索結果と共に、前記所定語に対応して前記記憶部に記憶されている前記トレンド情報を表示する追加情報欄を前記ユーザ端末へ出力する制御処理と、
    をコンピュータが実行することを特徴とする情報処理方法。
JP2015010916A 2015-01-23 2015-01-23 情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラム Active JP6324326B2 (ja)

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