JP2016135942A - Work vehicle - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、フロントローダやショベル、レーキ、穴堀機等のフロント作業装置を、接続ブラケットを介して装着するトラクタ等の作業車両に関する。 The present invention relates to a work vehicle such as a tractor on which a front work device such as a front loader, an excavator, a rake, or a drilling machine is mounted via a connection bracket.
従来、ボンネットで覆われるエンジンの後部と、クラッチハウジングの前部を接続し、且つエンジンの左右下部に沿って前後方向に固設されるエンジン支持フレーム(フロントアクスルブラケット)乃至エンジンベースの後部と、クラッチハウジングの左右下部とを、フロントローダを取付け自在なローダ支持ブラケット(接続ブラケット)によって接続するトラクタが既に公知である。(例えば、特許文献1参照)
上記トラクタの左右のローダ支持ブラケットは、アングル部材から形成され、その上面にローダフレームを着脱する取付部を有して、内側には前記エンジン支持フレームの後端部にボルト締めで取付けできる取付片を設けていると共に、外側後部にはクラッチハウジングの外側面にボルト締めで取付ける取付片を設けた構成になっている。さらに、ローダ支持ブラケットは、上端部側を連結プレートを介しクラッチハウジング上部側のリヤプレートとボルト締め等で連結する補強構造と、下端部の取付片間をクラッチハウジングの下側を経る連結杆で連結する補強構造によって支持する構成となっている。
Conventionally, the rear part of the engine covered with a bonnet, the front part of the clutch housing and the engine support frame (front axle bracket) or the rear part of the engine base fixed in the front-rear direction along the left and right lower parts of the engine, A tractor for connecting the left and right lower portions of the clutch housing with a loader support bracket (connection bracket) to which a front loader can be attached is already known. (For example, see Patent Document 1)
The left and right loader support brackets of the tractor are formed of angle members, and have a mounting portion for attaching and detaching the loader frame on the upper surface thereof, and a mounting piece that can be bolted to the rear end of the engine support frame on the inside And an attachment piece that is attached to the outer side surface of the clutch housing by bolting. In addition, the loader support bracket includes a reinforcing structure that connects the upper end portion with a rear plate on the upper side of the clutch housing via a connecting plate by bolting and the like, and a connecting rod that passes between the mounting pieces on the lower end portion through the lower side of the clutch housing. It is the structure supported by the reinforcement structure to connect.
上記特許文献1に示されるトラクタは、予め走行機体(車体)の左右にローダ支持ブラケットを常装備しているので、フロント作業を要するときフロントローダ等を即時的に取付けて作業を行うことができる利点がある。然しながら、アングル部材から形成されるローダ支持ブラケットは、接続ブラケット用の前記取付部や取付片並びにクラッチハウジングの外側面にボルト締めで取付ける取付片等を一体化構成にする上で、厚肉鉄板をプレス加工によって形成するほか、一体プレス加工が困難な部品の溶接作業を必要とするので、煩雑な部品製造工程及び加工技術を要すると共にコスト高になること、及び左右の取付片間をクラッチハウジングの下側を経る連結杆で連結する等の種々の補強要部品を必要とする課題がある。 Since the tractor shown in Patent Document 1 is always equipped with loader support brackets on the left and right sides of the traveling machine body (vehicle body) in advance, when a front work is required, the front loader or the like can be immediately attached to perform the work. There are advantages. However, a loader support bracket formed of an angle member is a thick-walled iron plate for integrating the mounting portion and the mounting piece for the connection bracket and the mounting piece to be attached to the outer surface of the clutch housing by bolting. In addition to forming by pressing, it requires welding work for parts that are difficult to integrally press, which necessitates complicated parts manufacturing processes and processing techniques, and increases the cost. There exists a subject which requires various reinforcement essential parts, such as connecting with the connecting rod which passes below.
上記課題を解決する本発明は、第1に、ボンネット6で覆われるエンジン5の後部と、上方に操縦部7のダッシュボード7bが配設されるクラッチハウジング11の前部を連結し、且つエンジン5の左右下部に沿って前後方向に固設されるエンジン支持フレーム10の後部と、クラッチハウジング11の左右下部とを、フロント作業装置15を取付け自在な接続ブラケット13によって接続する作業車両1において、
前記接続ブラケット13を、エンジン支持フレーム10の後部とクラッチハウジング11の下部とを接続する厚肉板状のブラケット本体部13aと、該ブラケット本体部13aの中途部から外側方に向けて突出する筒状の横支持筒部13bと、該横支持筒部13bの筒中途部から後方側に向けて突出し、ボンネット6とダッシュボード7bの間に立設される隔壁16の下部を取付け自在とする隔壁用ブラケット13dとを、一体化させた単一構造体にすると共に、上記横支持筒部13bの端部側にフロント作業装置15を取付け自在とする装置用ブラケット13cを一体的に形成したことを特徴としている。
第2に、前記接続ブラケット13を、鋳造手段によって製造される鋳造物となして単一構造体にすることを特徴としている。
The present invention that solves the above-mentioned problem firstly connects the rear part of the
A thick plate-like bracket
Secondly, the
請求項1に係る発明によれば、作業車両のエンジンの後部両側とクラッチハウジングの前部両側を接続して、フロント作業装置を取付け自在とする接続ブラケットを、エンジン支持フレームの後部とクラッチハウジングの下部とを接続する厚肉板状のブラケット本体部と、該ブラケット本体部の中途部から外側方に向けて突出する筒状の横支持筒部と、該横支持筒部の筒中途部から後方側に向けて突出し、ボンネットとダッシュボードの間に立設される隔壁の下部を取付け自在とする隔壁用ブラケットとを、一体化させた単一構造体にすると共に、上記横支持筒部の端部側にフロント作業装置を取付け自在とする装置用ブラケットとを一体的に形成したことにより、
接続ブラケットは、厚肉なブラケット本体部の中途部に大径な横支持筒部の基部を一体化させて平面視T字状に突出させるため、両者の強度を相乗的に高めながらシンプルで製造し易い剛体構造にすることができ、またフロント作業装置及び隔壁等を撓み変形を生じることなく安定的に取付支持することができる。そして、クラッチハウジングの両側下部に取付ける接続ブラケットは、横支持筒部の中途部で隔壁用ブラケットを介して隔壁を簡単に取付けることができると共に、フロント作業装置を横支持筒部の外側端に装置用ブラケットを介して簡単且つ能率よく取付けることができる。
請求項2に係る発明によれば、前記接続ブラケットを、鋳造手段によって製造される鋳造物となして単一構造体にすることにより、鋳造物からなる接続ブラケットは、ブラケット本体部と装置用ブラケットと隔壁用ブラケットとを精度よく一体的に簡単に製造することができると共に、長期の使用においても各ブラケットと各取付け部品とに歪等を伴うことなく精度を維持することができる。また横支持筒部は所定の肉厚を有して内部に横軸方向の中空孔を簡単に形成することができるため、鋳造部材の省資材化と軽量化を図りながら、外径を可及的に大径となし強度を高めた剛体構造の接続ブラケットにすることができる。
According to the first aspect of the present invention, the connection bracket for connecting the rear side of the engine of the work vehicle and the front side of the clutch housing so that the front working device can be freely attached is provided between the rear part of the engine support frame and the clutch housing. A thick plate-like bracket main body connecting the lower part, a cylindrical horizontal support cylinder projecting outward from the middle part of the bracket main body part, and a rear side from the middle cylinder part of the horizontal support cylinder part The partition wall bracket that protrudes toward the side and that allows the lower part of the partition wall standing between the bonnet and the dashboard to be freely mounted is integrated into a single structure, and the end of the horizontal support cylinder portion. By integrally forming the bracket for the device that allows the front work device to be freely mounted on the part side,
The connecting bracket is simple and manufactured while synergistically increasing the strength of the two parts, since the base of the large-diameter horizontal support cylinder is integrated into the middle part of the thick-walled bracket body and protrudes into a T-shape in plan view. It is possible to make a rigid structure that is easy to perform, and it is possible to stably attach and support the front working device and the partition wall without causing deformation. The connection brackets attached to the lower portions on both sides of the clutch housing can easily attach the partition wall via the partition wall bracket in the middle part of the horizontal support cylinder part, and the front working device is installed on the outer end of the horizontal support cylinder part. It can be easily and efficiently mounted via the bracket.
According to the invention which concerns on
本発明の一実施の形態を図面に基づいて説明する。図面において符号1は作業車両の一例として示す農業用のトラクタであり、前輪2と後輪2aとを前後左右に有する走行機体3に、前側からエンジン5を搭載してボンネット6で覆い、その後方にハンドル7a、ダッシュボード7b、操縦ステップ部7c、運転座席7d等からなる操縦部7を配設してキャビン8で覆い、機体後部にロアリンク及びトップリンク並びに油圧シリンダ等からなる3点リンク機構9を備えている。これによりトラクタ1は、3点リンク機構9に耕耘作業機等の各種リア作業機を装着自在とし、走行機体3側に設置される油圧作動機器とパイピング接続される油圧シリンダの伸縮作動によって耕耘作業機等を昇降動作自在に支持して対地作業を行う。
An embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings. In the drawings, reference numeral 1 denotes an agricultural tractor shown as an example of a work vehicle. A
このトラクタ1の走行機体3は、エンジン5の下部両側にボルト固定されて前輪2を支持する左右のエンジン支持フレーム10と、該エンジン5の後部に着脱自在に連結固定されるクラッチハウジング11と、該クラッチハウジング11に接続されて、ケース後部に後輪2aを軸支すると共に、変速操作を司るトランスミッションの駆体を構成する伝動ケース(トランスミッションケース)12等によって車体フレームを形成している。
The
また走行機体3は、左右のエンジン支持フレーム10の後部と、クラッチハウジング11の前部左右とを、本発明に係わる左右対称形状の各接続ブラケット13によって接続し、車体フレームの剛体構造化を図っている。接続ブラケット13は単一構造体としており、フロントローダ等フロント作業装置15を装着自在な作業機取付部材と、ボンネット6とダッシュボード7bとの間に介装される隔壁16を立設支持する隔壁取付部材等を兼用させることにより、機体構造の簡潔化と低コスト化を可能にしている。
Further, the
隔壁16は図1〜3に示すように、ボンネット6の輪郭に沿って逆U字状に形成される隔壁フレーム16aと、該隔壁フレーム16a内に張設されてエンジンルーム後部を閉鎖する隔壁板16bとからなり、左右の接続ブラケット13に取付けて立設した状態において、ハンドル7aのコラムポストを囲うように形成されるダッシュボード7bを取付けることができる。また隔壁フレーム16aの左右の下部には、接続ブラケット13に取付ける取付部16cと、前記操縦部底フレーム18(操縦ステップ部7c)の前部を防振部材16dを介して取付ける取付部16eとを設けている。(図2)
As shown in FIGS. 1 to 3, the
ここで、上記フロント作業装置15と、操縦ステップ部7c及び運転座席部並びに左右の後輪2aを覆うフェンダ17等を形成する操縦部底フレーム18、並びにキャビン8について説明する。先ず、フロント作業装置15は図1に2点鎖線で示すように、先端にバケット等の作業部(図示を省略)を備えるアーム15aの基部側と、該アーム15aの上下動作を司る油圧シリンダ15bの基部側を、左右の装置フレーム19に軸支したユニット構造体としている。これによりフロント作業装置15は、各種トラクタ用のアタッチメント型作業機として製作し流通される。実施形態のフロント作業装置15はフロントローダとしており、後述するように前記接続ブラケット13に取付けて立設される取付ベース20の上部に対し、装置フレーム19の下端部を載置した状態でボルト締結等の取付け手段によって着脱自在に取付けられる。また油圧シリンダ15b等の油圧アクチュエータは、走行機体3側の前記油圧機器とパイピング接続されて操縦部7側から操作自在に構成される。
Here, the
操縦部底フレーム18は、在来のものと同様に操縦ステップ部7cと、運転座席7dを支持する座席フレームと、該座席フレームの両側で左右のフェンダ17を取付ける取付面とを、鉄板プレス加工等によって一連に形成することにより底部フレーム本体を構成している。そして、操縦部底フレーム18は、その前部左右を隔壁16から下方に延長される隔壁フレーム16aに後述する構成によって取付支持し、且つ後部を伝動ケース12の後部トランスミッションケース側に、それぞれゴムマウント式等の防振構造を介し載置した状態で取付支持する。
The control
一方、この実施形態の操縦部底フレーム18は、図1,6に示すように、左右のフェンダ17を底部フレーム本体に対し別個に製作し取付けると共に、該フェンダ17の取付け位置を上下及び前後方向に調節自在に取付けるようにしている。これによりトラクタ1は、タイヤ径が異なる後輪2aを装着する場合に、従来のもののように、操縦部底フレーム18の底部フレーム本体を変更することなく、フェンダ17の位置調節をすることにより、タイヤ外周との間隔を適正に保持して覆うと共に、キャビン8の設置も簡単に行うようにしている。
On the other hand, as shown in FIGS. 1 and 6, the control
即ち、上記フェンダ17は図1に示すように、縦向き平板状の取付板部17aと、その上辺部からタイヤ外周面に沿って外向きに突出形成されて後輪2aの上方を覆うタイヤカバー部17bとからなり、取付板部17aはその前後面に複数の取付孔17cと、複数の縦向き長孔状の取付孔17dを穿設している。これによりフェンダ17は、操縦部底フレーム18の底部フレーム本体の両側に形成される円弧状をなすフェンダフレーム18a側又は車体側に対し、図1に示す取付け位置から所定の取付孔17cと取付孔17dを選択してボルト17eによって締着することができる。これによりフェンダ17は図6で示すように、大径タイヤに替えて小径タイヤの後輪2aが装着される場合に、該後輪2aのタイヤ外周と所定の覆い間隔を有して覆うことができる。従って、上記フェンダ取付構造を備えるトラクタ1は、従来のものように、車体の大きさやタイヤ径の異なる後輪2a毎に、位置対応させたフェンダ17を備える操縦部底フレーム18を製造準備することなく、操縦部底フレーム18の基本となる底部フレーム本体を兼用させて、フェンダ17の取付け位置を変更するだけで、複数型の操縦部底フレーム18を簡単且つ安価に製造し、且つ各種タイヤ径の後輪2aに対応することができる。
That is, as shown in FIG. 1, the
一方、この走行機体3に設置されるキャビン8は、在来のものと同様な箱体状としており、前後左右の支柱と各支柱の上下を連結する上下横フレームからなるキャビンフレーム8aは、その上面部に天井板を張設し、前後面部に窓部を設け、左右面部に後部を支点に開閉自在なドア3bを有して立体構造体のキャビンルームを形成している。これによりキャビン8は、操縦部7の全体を上方から囲うように操縦部底フレーム18の底部フレーム本体の外周輪郭に沿って載置され、キャビンフレーム8aの下部を操縦部底フレーム18の底部フレーム本体並びに走行機体3側の所定箇所に位置決め固定して組み付けられる。このときキャビン8の前面窓部の下縁は、前記隔壁16の外周形状に沿って嵌合状態になり、両者間に挿入されるシール部材を介しキャビンルームを気密構造にする。
On the other hand, the
また上記キャビン8は、前記キャビンフレーム8aの下横フレームを前記板状の操縦部底フレーム18と兼用構造にしたい場合に、この操縦部底フレーム18も前記フェンダ取付構造と同じ構造にすると、キャビン支柱や操縦部底フレーム18の底部フレーム本体部及びドア8b等を変更することなく、フェンダ17の取付け位置を変えるだけで、異なるタイヤ径の後輪2aの外周を適正間隔を保持して覆うことができる。従って、従来のものように、車体の大きさやタイヤ径の異なる後輪2a毎に、フェンダ17の位置を固定的に構成した各種キャビン8を製造することなく、基本となるキャビン8の底部フレーム本体とフェンダ17を兼用しながら、キャビン8を簡潔で安価な構成にすることができるものである。尚、フェンダ取付構造は、上記手段に限定することなく、例えば操縦部底フレーム18の底部フレーム本体の後部両側に対し、大きさ及び形状の異なるフェンダ17とフェンダ取付片とからなるフェンダユニットフレームを、後輪2aのタイヤ径に合わせて着脱交換自在に構成してもよく、この場合も同様な効果を奏することができるものである。
Further, when the lower frame of the
次に、図2〜5を参照し接続ブラケット13について説明する。図示する接続ブラケット13は、鋳鉄による鋳造手段によって剛性を有する単一構造体の鋳造物となるように、ブラケット本体部13aの前後方向の中途部に円筒状の横支持筒部13bを突設した平面視でT字形状としており、該横支持筒部13bの側端部に鍔状の装置用ブラケット13cと、横支持筒部13bの筒中途部から後方側に向けて前記隔壁16の取付部16cに面接当させる隔壁用ブラケット13dを一体的に突設している。
Next, the
これにより鋳造された鋳造物状態の接続ブラケット13は、ブラケット本体部13aの前後取付け面と、装置用ブラケット13cの取付け面と、隔壁用ブラケット13dの取付け面を各切削仕上げ加工をしたのち、各面に対する所定箇所に適数の取付孔25並びにボルト穴25aの穿設加工が行われる。これにより接続ブラケット13は、各取付け部品との取付け精度を加工歪等を伴うことなく高くすることができ、且つ長期間の使用によっても歪や変形を生じない、単一構造体の完成部品にすることができる。
The
また実施形態の接続ブラケット13は、厚肉にしたブラケット本体部13aの中途部から大径な横支持筒部13bの基部を一体化させて平面視T字状に突出させ、両者の強度を相乗的に高めるようにしている。これにより接続ブラケット13は、ブラケット本体部13aから片持ち状に突出される横支持筒部13bに、装置用ブラケット13cを介し上下及び前後方向に大きな荷重が加わる場合でも、鉄板製のものに比して安易に撓み変形を生じることのない片持支持部材にすることができる。また横支持筒部13bは所定の肉厚を有して内部に横軸方向の中空孔13eを簡単に形成することができるため、鋳造部材の省資材化と軽量化を図りながら外径を可及的に大径にすることができるので、接続ブラケット13を高強度の剛構造にすることができる。尚、図示例の接続ブラケット13の製造は、強度を有して簡単且つ安価に製造できる在来の鋳造法による製造手段としているが、これに限定することなく他の製造手段を選択してもよい。
In addition, the
次に、図2,3を参照し接続ブラケット13の使用態様及び作用について説明する。
先ず、エンジン5とクラッチハウジング11を多数のボルト締結によって連結し、エンジン5にエンジン支持フレーム10を取付けた状態において、接続ブラケット13の取付け作業を行う。このとき接続ブラケット13は、エンジン支持フレーム10から側方に向けて突設されるブロック状の取付片10aの端面に、ブラケット本体部13aの前部取付面を接当させ、且つ後部取付面をクラッチハウジング11の取付部11aの端面に接当させ、次いで取付片10aと取付部11aとの各ボルト穴に各取付孔25を位置合わせをしたのち各ボルト26を挿入締着する。
Next, referring to FIGS. 2 and 3, the usage mode and operation of the
First, the connection work of the
これにより左右の接続ブラケット13は、ブラケット本体部13aがエンジン5とクラッチハウジング11を強固に補強連結して走行機体3の剛体構造化を高めると共に、接続ブラケット13自身も機体側に強固に取付け支持された状態になる。従って、接続ブラケット13は、ブラケット本体部13aから外側方に長いスパンを有して突設される横支持筒部13bの先端に加えられる、上下及び前後方向の大きな荷重負荷に対しても強度を有し安定的に支持することができる。
As a result, the left and
次いで、上記のように取付けた接続ブラケット13に対し、クラッチハウジング11の後部上方を跨いで嵌挿される隔壁16の取付けを行う。この場合に隔壁16は、隔壁フレーム16aの取付部16cを、図2に示すように隔壁用ブラケット13dに接当させた状態で、背後からボルト26を差し込みボルト穴25aに締着する。これにより隔壁16は、隔壁フレーム16aの左右端が左右の横支持筒部13bの取付部16cに接合され、広い左右幅(横スパン)を有した立設姿勢で安定よく強固に支持されると共に、ダッシュボード7bの取付けを容易且つ確実にすることができる。
Next, the
また接続ブラケット13は、横支持筒部13bにフロント作業装置15の自重及び作業時負荷が掛かるとき、隔壁16が側方に突出する横支持筒部13bを上方から吊り下げ状に支持するため、下向き荷重を分散支持するステー部材として機能し、横支持筒部13bの補強を簡単な構成によって行うことができる。次いで、上記構成において隔壁フレーム16aの前記取付部16eに対し、防振部材16dを介しステップフレーム18の前部を取付けることにより、接続ブラケット13に対する各構成部品の取付けを完了しトラクタ1を完成することができる。
Further, the
上記ステップフレーム18の取付け作業は、左右で対をなす接続ブラケット13の隔壁用ブラケット13d間の長さ(左右接続幅)とステップフレーム18の前側幅とを略同じにしているため、接続ブラケット13に対する隔壁16の取付けと、ステップフレーム18の前部側の取付け作業を、ステップフレーム18の下方奥側に手を差入れることなく、接続ブラケット13の外側から簡単且つ容易に行うことができる。さらに上記取付け構造によれば、接続ブラケット13は横支持筒部13bの略全長を、ステップフレーム18の左右前端部の前方下方から近接状態で臨ませるため、横支持筒部13bをステップフレーム18のプロテクタ作用を奏するガード部材として、視界を妨げることなく兼用することができる等の特徴もある。
In the mounting operation of the
次に、上記構成によるトラクタ1に、フロント作業装置15を装着する作業態様及びその構成について説明する。先ず、左右の接続ブラケット13の装置用ブラケット13cに対し、外側方から取付ベース20を所定姿勢に接当して位置決めし、その各取付孔20aにボルト27を差込みボルト穴23に挿入締着すると、取付ベース20は装置用ブラケット13cから立設姿勢となるので簡単に取付けを完了することができる。次いで、フロント作業装置15の装置フレーム19を左右に立設した取付ベース20の上部に載置し、ボルト又はピン等によって取付けられる。こののちフロント作業装置15の油圧シリンダ15b等のアクチュエ−タと走行機体3側の油圧機器とをパイピングし、フロント作業装置15の取付けを完了する。
Next, a working mode and configuration of mounting the front working
これにより作業者は、フロント作業装置15を操縦部7から操作してローダ作業等の対象作業を行う。またフロント作業を完了したのちは、フロント作業装置15を逆順の作業によって簡単に取外すことができる。このとき、接続ブラケット13は、フロント作業装置15の構成部材である取付ベース20を、装置用ブラケット13cから取り外した取外状態と、装置用ブラケット13cに装着したままの装着状態とを、作業者がトラクタ1の使用計画に対応させた選択を行い易くすることができる。つまり作業者は、フロント作業頻度が極めて少なく専らリヤ作業を行う場合は、取付ベース20を取外した状態で行い、フロント作業頻度が多い場合は、取付ベース20を装着したままリヤ作業を行う。
As a result, the worker operates the
即ち、接続ブラケット13を備えるトラクタ1は、取付ベース20を装着したままでリヤ作業や走行を行うとき、ステップフレーム18の側方に短い長さで立設する板部材からなる取付ベース20は、ボンネット6との間に大きな空間スペースを形成するため、取付ベース20が操縦部7からの前方視界を妨げることなく、各種作業を支障なく行うことができる利点がある。さらに、ステップフレーム18の前部外側寄りに位置する装置用ブラケット13c或は取付ベース20は、例えば、機側をガードするガード部材や運搬用の荷台或は排土板作業機のアーム等の作業部材を取付ける取付部材としても利便性を有して利用することができる。
That is, when the tractor 1 including the
また接続ブラケット13の中空孔13eは、取付ベース20や上記作業部材から内向きに突出させた取付け用の突起部材を挿入支持させる取付補助部として活用することができる。また横支持筒部13bは、ステップフレーム18の前部延長方向に横設状態で臨ませるため、踏み台としても利用することができるので、エンジンルーム内のメンテナンス作業やボンネット6及びキャビン8の清掃等を行い易くすることができる等の特徴がある。
Further, the
1 トラクタ(作業車両)
3 走行機体
5 エンジン
6 ボンネット
7 操縦部
7b ダッシュボード
10 エンジン支持フレーム
11 クラッチハウジング
13 接続ブラケット
13a ブラケット本体部
13b 横支持筒部
13d 隔壁用ブラケット
15 フロント作業装置
20 取付ベース(作業機取付部材)
1 Tractor (work vehicle)
DESCRIPTION OF
Claims (2)
前記接続ブラケット(13)を、エンジン支持フレーム(10)の後部とクラッチハウジング(11)の下部とを接続する厚肉板状のブラケット本体部(13a)と、該ブラケット本体部(13a)の中途部から外側方に向けて突出する筒状の横支持筒部(13b)と、該横支持筒部(13b)の筒中途部から後方側に向けて突出し、ボンネット(6)とダッシュボード(7b)の間に立設される隔壁(16)の下部を取付け自在とする隔壁用ブラケット(13d)とを、一体化させた単一構造体にすると共に、上記横支持筒部(13b)の端部側にフロント作業装置(15)を取付け自在とする装置用ブラケット(13c)を一体的に形成したことを特徴とする作業車両。 The rear part of the engine (5) covered with the bonnet (6) and the front part of the clutch housing (11) in which the dashboard (7b) of the control part (7) is arranged are connected, and the engine (5) The rear part of the engine support frame (10) fixed in the front-rear direction along the left and right lower parts of the clutch and the left and right lower parts of the clutch housing (11) are connected by a connection bracket (13) to which the front working device (15) can be attached. In the work vehicle (1) to be connected,
The connection bracket (13) includes a thick plate-like bracket body (13a) for connecting the rear portion of the engine support frame (10) and the lower portion of the clutch housing (11), and a halfway of the bracket body (13a). A cylindrical lateral support cylinder portion (13b) projecting outward from the portion, and projecting from the middle portion of the lateral support cylinder portion (13b) toward the rear side, the bonnet (6) and the dashboard (7b) And a partition wall bracket (13d) that can be freely attached to the lower portion of the partition wall (16), and is integrated into a single structure, and the end of the horizontal support tube portion (13b). A work vehicle characterized in that an apparatus bracket (13c) is formed integrally on the part side so that the front work apparatus (15) can be freely attached.
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